本発明の下での技術的解決策をより明確にするために、以下は、添付図面を参照して本発明の実施形態を述べる。明らかに、以下で提供される実施形態は、網羅的でなく、当業者は、創造的な努力なしでこうした実施形態から本発明の他の実施形態を導出しうる。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態で提供されるアクセス制御方法は、
ステップ101:ターゲットアクセスNEのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得すること、
ステップ102:ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうか、および/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを制御すること、
を含む。
「ターゲットアクセスNEのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得する(Obtain the CSG ID of the ターゲットアクセスNE and the 許可されたCSGリスト of the UE)」は、本明細書で、「ターゲットアクセスNEのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを学習する(learn the CSG ID of the ターゲットアクセスNE and the 許可されたCSGリスト of the UE)」を指す、すなわち、用語「学習する(learn)」は、本明細書の説明では「取得する(obtain)」と等価である。以下同じ。
備考:本明細書で述べるターゲットアクセスNEのCSG IDは、ターゲットエリアのCSG IDの1つのタイプである。CSG ID情報はターゲットセル、ターゲットトラッキングエリア、またはターゲットルーティングエリアなどの他のターゲットエリア内のCSG IDであってよい。すなわち、本明細書で述べるターゲットエリアは、ターゲットアクセスNE、ターゲットセル、ターゲットトラッキングエリア、およびターゲットルーティングエリアを含む。説明を容易にするために、ターゲットアクセスNEのCSG IDは、本明細書で提供される全ての実施形態における例として考えられる。しかし、本発明の下での技術的解決策はまた、他のターゲットエリアのシナリオに適用可能である。
備考:UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ステップ101は、ターゲットエリアがCSGエリアであること、および、UEの許可されたCSGリストが存在しないことを取得することであり、ステップ102は、ターゲットエリアがCSGエリアであるという事実、および、UEの許可されたCSGリストが存在しないという事実に従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットエリアへのUEのアクセスを制御することである。
第1の実施形態で提供される技術的解決策は、アクセス制御についての因子として、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを使用し、CSGメカニズムの下でハンドオーバ中にEMCサービスを処理するメカニズムを提供する。すなわち、ハンドオーバ中に、この実施形態で提供されるEMCサービスを処理するメカニズムは、UEのEMCサービスを中断することなく、UEに関してアクセス制御を実行し、したがって、EMCサービスの連続性が保証される。
この実施形態では、ハンドオーバシナリオは、技術的解決策を述べるための例として考えられる。この実施形態で述べるハンドオーバは、ソースアクセスNEからターゲットアクセスNEへのUEのハンドオーバを指す。こうしたハンドオーバは、同じロケーションエリアでまたは異なるロケーションエリア間で起こる可能性がある、または、他のシナリオで、たとえば、UEがロケーション更新プロシージャを始動するときの新しいセルへのUEのアクセスで起こる可能性がある。以下同じ。
以下は、本発明の第2の実施形態におけるハンドオーバシナリオのアクセス制御方法を述べる。この方法は、少なくとも以下のシナリオにおいて適用される。
シナリオ1:ターゲットネットワークのコア管理NEが、ハンドオーバ中にアクセス制御を実施する。
ネットワークトポロジおよびハンドオーバプロシージャに応じて、シナリオ1は2つのモードを含む。
モード1:図3は、モード1のネットワークの構造および方法のプロシージャを示す。このプロシージャは、以下のステップを含む。
ステップ31:ソースアクセスNEは、ハンドオーバ決定を行う、すなわち、ターゲットアクセスNEに対してUEをハンドオーバすることを決定する。ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEにHandover Requestメッセージを送出する。
ターゲットアクセスNEは、ホームアクセスシステムアーキテクチャまたはCSG機能を有するWAP(たとえば、ノードBか、eノードBか、または非3GPP WAP)内のホームWAP(ショートレンジ用(for short)HNBであるホームノードBか、ショートレンジ用HeNBであるホーム進化型ノードBか、またはホーム非3GPP WAPなど)であってよい。
本発明の下の技術的解決策をより明確にするために、図2は、ホームアクセスシステムアーキテクチャを示す。このアーキテクチャでは、HNBは、UTRANスペクトラム上で動作するホームWAPであり、HeNBは、E-UTRANスペクトラム上で動作するホームWAPであり、ホーム非3GPP WAPは、CDMA/WiMAX/WLAN/HRPDネットワークなどの非3GPPネットワークのスペクトラム上で動作するホームWAPである。
HNB GW、HeNB GW、およびホーム非3GPP WAP GWは、汎用IPアクセスネットワークを通して、HNB、HeNB、およびホーム非3GPP WAPにそれぞれ接続されるホームWAP GWである。
ホームWAP GWは、ホームWAPについて管理およびアクセス制御を実施すること、ホームWAPを統合すること、モバイルネットワーク内のNEとホームWAPとの間でシグナリングデータを経路指定し転送することなどの機能を有する。
モバイルネットワーク内のNEは、E-UTRAN内のMME、GPRS/UMTS内のSGSN、および非3GPPネットワーク内の非3GPP GW(ショートレンジ用のMAGであるモバイルアクセスゲートウェイとしても知られる)を含む。非3GPP GWの例は、WLANネットワーク内の進化型パケットデータゲートウェイ(EPDG)、WiMAXネットワーク内のアクセスサービスネットワークゲートウェイ(ASN GW)、CDMAネットワーク内のアクセスゲートウェイ(AGW)、およびHRPDネットワーク内のHRPDサービングゲートウェイ(HSGW)である。
ホーム加入者サーバ(HSS)は、UEの加入情報を格納するように構成される。認証(Authentication)、承認(Authorization)、および課金(Accounting)(AAA)サーバは、UEのアクセス認証、承認、および課金を実施するように構成される。
ホーム管理サーバ(HMS)は、ホームWAPを管理する役割を果たす。HMSは、独立型かまたはHSSなどの別のNE内に統合されてもよい。HMSは、ホームアクセスポイント(AP)のゲートウェイに接続されてもよく、または、ホームWAPに直接接続されてもよい。図2は、HMSとホームAPのゲートウェイとの間の接続関係を示す。
さらに、上記は、ホームアクセスシステムアーキテクチャの例に過ぎない。別のホームアクセスシステムアーキテクチャでは、ホームAPは、モバイルネットワーク内のNEに直接接続されてもよい。
この実施形態で述べるコア管理NEは、SGSN、MME、および非3GPP GWを含む。
ステップ32:ターゲットアクセスNEは、ソースアクセスNEにHandover Request Ackメッセージを返送する。
ステップ33:ソースアクセスNEは、UEがターゲットアクセスNEにハンドオーバされることを指令するHandover CommandメッセージをUEに送出する。
ステップ34:UEは、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされ、ターゲットアクセスNEにHandover Confirmメッセージを送出する。
ステップ35:ターゲットアクセスNEは、コア管理NEにPath Switch Requestメッセージを送出する。あるいは、ターゲットアクセスNEは、Path Switch RequestメッセージにターゲットアクセスNEのCSG IDを付加する。
ターゲットAGWがネットワーク内に存在するとき、Path Switch Requestメッセージは、ターゲットAGWを通してコア管理NEに送出される。図3は、ターゲットAGWが存在するシナリオを示す。
ステップ36:コア管理NEは、ターゲットアクセスNEにPath Switch Request Ackメッセージを返送する。
ステップ37:コア管理NEは、ハンドオーバ決定を行う。このステップは、
ステップ371:ターゲットネットワークのコア管理NEが、ターゲットアクセスNEのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得すること、
を含む。
コア管理NEは、HSSからUEの許可されたCSGリストを取得する。たとえば、コア管理NEは、HSSにUpdate Locationメッセージを送出し、HSSは、コア管理NEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するUpdate Location Ackメッセージを返送する。
備考:UEの加入情報が、許可されたCSGリストを全く含まない場合、HSSからコア管理NEによって取得されるUE加入情報は、UEの許可されたCSGリストを全く含まない(すなわち、コア管理NEは、UEの許可されたCSGリストを全く持たない)。
コア管理NEは、以下の方法のうち少なくとも1つの方法でターゲットアクセスNEのCSG IDを取得してもよい。
(1)ターゲットアクセスNEから、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するPath Switch Requestメッセージを受信する。
(2)ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルを探索し、ターゲットアクセスNEのIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得し、ここで、ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルは、コア管理NEにおいて設定される。
(3)ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルを探索し、ターゲットアクセスNEのIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得し、ここで、ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルは、HMSまたはオペレーションサポートシステム(Operation Support system)(OSS)、ビジネスおよびオペレーションサポートシステム(Business and Operation Support System)(BOSS)、オペレーションおよびメンテナンスセンタ(Operation and Maintenance Center)(OMC)などの通信事業者のバックエンドアドミニストレーションモジュール(Backend Administration Module)(BAM)システムにおいて設定される。
備考:通信事業者のBAMシステムは、通信事業者の「管理プラットフォーム(management platform)」と名付けられてもよい。本明細書の名前は、本発明に対する限定として解釈されないものとする。
(4)ターゲットアクセスNEのセルIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得し、ここで、セルIDは、ターゲットアクセスNEのCSG IDを含み、Path Switch Requestメッセージを通してターゲットネットワークのコア管理NEに報告される。
ステップ372:ターゲットネットワークのコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうか、および/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを制御する。
コア管理NEは、以下の方法のうち少なくとも1つの方法で、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断する。
(1)コア管理NEは、取得されたCSG IDに従って、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうか(すなわち、許可されたCSGリストがCSG IDを含むかどうか)をチェックする。
(2)コア管理NEは、ターゲットアクセスNEのセルIDを取得し、最大値原理(maximum principle)に従って、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかをチェックする。たとえば、許可されたCSGリスト内では、CSG IDは、20ビットからなる。コア管理NEは、ターゲットアクセスNEのセルID内のCSG IDの20ビット(一般的に、最初の20ビット)が、CSG IDと同じかどうかをチェックし、同じである場合、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在すると判定する。
コア管理NEは、以下の方法のうち任意の方法を使用することによって、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断する。
(1)コア管理NEは、UEのベアラ(bearer)によって使用されるアクセスポイント名(アクセス Point Name)(APN)を問い合わせる。特定のAPN(緊急APNなど)を発見した場合、コア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在すると判定する。
(2)コア管理NEは、緊急インジケーションがUEのベアラ内に存在するかどうかを判断し、緊急インジケーションがUEのベアラ内に存在する場合、EMCサービスがUE上に存在すると判定する。
(3)コア管理NEは、UEのベアラによって使用される割当ておよび保持優先度(Allocation and Retention Priority)(ARP)を判断する。特定のARP(緊急ARPなど)を発見した場合、コア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在すると判定する。
(4)コア管理NEは、UEのベアラによって使用されるサービス品質クラス識別子(Quality of Service Class Identifier)(QCI)を判断する。特定のQCI(緊急QCIなど)を発見した場合、コア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在すると判定する。
コア管理NEは、以下の方法で、すなわち、
EMCサービスがUE上に存在する場合、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可すること、または
ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可すること、または、
上述の条件のうち少なくとも一方が満たされない場合、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを拒否すること、
によってターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを制御する。
コア管理NEは、多くの方法で上記2つの条件に従って制御を実施し、上記2つの条件のいずれが最初に判断されるかを問題にしない、すなわち、コア管理NEは、EMCがUE上に存在するかどうかを最初に判断してもよく、または、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを最初に判断してもよい。
好ましくは、コア管理NEは、この実施形態では、以下の方法でターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを制御する。
コア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを最初に判断する。EMCサービスがUE上に存在する場合、コア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在してもしなくても、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可する(すなわち、コア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断しない)。EMCサービスがUE上に存在しない場合、コア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断し、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可するか、または、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを拒否する。
コア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを最初に判断してもよい。ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、コア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断することなく、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可する。ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、コア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断し、EMCサービスが存在する場合、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可するか、または、EMCサービスが存在しない場合、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを拒否する。
シナリオ1のモード1では、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在しない場合、コア管理NEは、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、更新プロシージャを始動し、アクセス可能セルに移動するようにUEに指令する。デタッチプロシージャまたは更新プロシージャは、ハンドオーバ中のUEについてのアクセス制御メカニズムがCSGメカニズムに整合することを保証する。
備考: UEの許可されたCSGリストがコア管理NE内に存在せず、コア管理NEがターゲットエリアのCSG IDを取得した(または、換言すれば、コア管理NEが、ターゲットエリアがCSGエリアであることを取得する、以下同じ)場合、コア管理NEは、ターゲットエリアへのUEのアクセスを拒否する。
あるいは、EMCサービスがUE上に存在する場合、コア管理NEは、UEがターゲットエリアにアクセスすることを許可する。EMCサービスがUE上に存在せず、UEの許可されたCSGリストがコア管理NE内に存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアである場合、コア管理NEは、ターゲットエリアへのUEのアクセスを拒否する。
コア管理NEによって始動されるUEデタッチプロシージャは以下のステップを含む。
ステップ38:コア管理NEは、UEにDetach Requestメッセージを送出する。Detach Requestメッセージは、デタッチ要求が、制限されたCSGアクセスによってトリガーされることを指示するインジケーションを伝達してもよい。たとえば、Detach Requestメッセージは、原因値(cause value)「CSG Not Allowed」を伝達する。
ステップ39:UEはDetach Requestを受け入れ、コア管理NEにDetach Acceptメッセージを返送する。
ステップ38にてDetach Requestメッセージで伝達されるインジケーションが、制限されたCSGアクセスによってデタッチ要求がトリガーされたことを指示する場合、UEは、アクセスするためのアクセス可能セル、たとえば、マクロセルなどの非CSGセルまたはアクセス可能CSGセル(すなわち、ターゲットアクセスNEのCSG IDを除く、許可されたCSGリスト内に含まれるCSG IDに対応するCSGセル)を選択しうる。このインジケーションは、アタッチプロシージャを始動し、選択されたセルを通して通信事業者のモバイルネットワークを登録するようにUEに指令する。UEの許可されたCSGリストがターゲットアクセスNEのCSG IDを含む場合、UEは、UEの許可されたCSGリストからターゲットアクセスNEのCSG IDを削除する。Detach Requestメッセージで伝達されるインジケーションは、アクセスが拒否されるターゲットアクセスNEからUEがデタッチされた後、アクセスを許可するターゲットアクセスNEにUEがアクセスすることを保証する。
コア管理NEによって始動されるロケーション更新プロシージャは、以下のステップを含む。
ステップ40:コア管理NEは、ターゲットアクセスNEにRelease Commandメッセージを送出する。
Release Commandメッセージは、異なるネットワークアーキテクチャによって変わる。たとえば、E-UTRANの場合、MMEは、アクセスNEにUE Context Release Commandメッセージを送出し、GERAN/UTRANの場合、SGSNは、アクセスNEにIu Release Commandメッセージを送出し、非3GPPネットワークの場合、非3GPP GWは、アクセスNEにResource Release Commandメッセージを送出する。
Release Commandメッセージは、アクセスが制限されているため、ロケーション更新が始動される必要があることを指示するインジケーションを伝達する。たとえば、Release Commandメッセージは、原因値「アクセス Restricted LU Required」を伝達する。
ステップ41:ターゲットアクセスNEは、UEにRelease Requestメッセージを送出する。
Release Requestメッセージは、異なるネットワークアーキテクチャによって変わる。たとえば、3GPPネットワークの場合、ターゲットアクセスNEは、UEにRRC Connection Release Requestメッセージを送出し、非3GPPネットワークの場合、ターゲットアクセスNEは、UEにResource Release Request メッセージを送出する。
Release Requestメッセージは、アクセスが制限されているため、ロケーション更新が始動される必要があることを指示するインジケーションを伝達する。たとえば、Release Requestメッセージは、原因値「アクセス Restricted LU Required」を伝達する。
インジケーションを受信した後、UEは、アクセス可能セル、たとえば、マクロセルなどの非CSGセルまたはアクセス可能CSGセル(すなわち、ターゲットアクセスNEのCSG IDを除く、許可されたCSGリスト内に含まれるCSG IDに対応するCSGセル)を選択し、次いでロケーション更新プロシージャを始動する。
ステップ42:UEは、ターゲットアクセスNEにRelease Ackメッセージを返送する。
ステップ43:ターゲットアクセスNEは、コア管理NEにRelease Completeメッセージを返送する。
ステップ44:UEは、ロケーション更新プロシージャを始動し、コア管理NEにUpdate Requestメッセージを送出する。
たとえば、E-UTRANネットワークの場合、UEは、MMEにTracking エリア Update(TAU) Requestメッセージを送出し、GERAN/UTRANネットワークの場合、UEは、SGSNにRouting エリア Update(RAU) Requestメッセージを送出する。
ステップ45:コア管理NEは、UEにUpdate Acceptメッセージを返送する。
ロケーションエリアを更新するときに、ステップ41においてロケーション更新プロシージャを始動するための適切なセルが利用可能でないことをUEが見出した場合、プロシージャは、さらに以下のステップを含む。
ステップ46:UEは、現在アクセスされているモバイルネットワークからUEをデタッチするデタッチプロシージャを始動する。UEは、コア管理NEにDetach Requestメッセージを送出する。
ステップ47:コア管理NEは、UEをデタッチし、UEにDetach Acceptメッセージを返送する。
上記の更新プロシージャを通して、コア管理NEは、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを拒否した後、コア管理NEは更新プロシージャを始動し、アクセスを許可するターゲットアクセスNEに移動するようにUEに指令し、したがって、CSGメカニズムの下でアクセス制御が実施され、UEの進行中のサービスの中断が回避され、ユーザ体験が改善される。
あるいは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ステップ48が実施され、コア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。すなわち、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、コア管理NEは、EMCサービスによって使用されるベアラだけがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可し、非EMCサービスによって使用されるベアラがターゲットアクセスNEにアクセスすることを拒否し、したがって、ハンドオーバ中にUEに適用されるアクセス制御メカニズムがCSGメカニズムと同じであることを最大限に保証する。
備考:パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gateway)(PGW)は、3GPPアクセスネットワークと非3GPPアクセスネットワークとの間のユーザアンカー(user anchor)であり、パケットデータネットワーク(Packet Data Network)(PDN)に対するインタフェースを打切るゲートウェイである。
備考:コア管理NEがUEの許可されたCSGリストを持たず、ターゲットエリアがCSGエリアであり、EMCサービスがUE上に存在する場合、プロシージャは、代わりに、ステップ48を含む。
さらに、EMCサービスがUE上に存在するため、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可される場合、UEのEMCサービスの終了後に、ステップ49が実施される。すなわち、
(1)上記のステップで、EMCサービスがUE上に存在すること、および、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないことを、UEまたはコア管理NEが見出したす場合、EMCサービスの終了後に、UEまたはコア管理NEは、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットアクセスNEからアクセス可能セルへUEを移動させるロケーション更新プロシージャを始動させる。
備考: UEまたはコア管理NEがUEの許可されたCSGリストを持たず、ターゲットエリアがCSGエリアであり、EMCサービスがUE上に存在する場合、EMCサービスの終了後に、UEまたはコア管理NEは、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットアクセスNEからアクセス可能セル(すなわち、ターゲットセル、以下同じ)へUEを移動させるロケーション更新プロシージャを始動させる。
たとえば、UEまたはコア管理NEは、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスが制限されることを指示するUEの文脈のインジケーション(たとえば、インジケーションは「CSG Not Allowed」)を設定する。EMCサービスが打切られた後、UEまたはコア管理NEは、UEの文脈のインジケーションを発見し、したがって、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットアクセスNEからアクセス可能セルへUEを移動させるロケーション更新プロシージャを始動させる。
または、(2)EMCサービスが打切られた後、UEまたはコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断する。ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、UEまたはコア管理NEは、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットアクセスNEからアクセス可能セルへUEを移動させるロケーション更新プロシージャを始動させる。
備考: EMCサービスが打切られた後、UEまたはコア管理NEがUEの許可されたCSGリストを持たず、ターゲットエリアがCSGエリアである場合、UEまたはコア管理NEは、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットアクセスNEからアクセス可能セルへUEを移動させるロケーション更新プロシージャを始動させる。
あるいは、UEまたはコア管理NEは、タイマを始動させることができる。タイマの終了後に、UEまたはコア管理NEは、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットアクセスNEからアクセス可能セルへUEを移動させるロケーション更新プロシージャを始動させる。
コア管理NEは、多くの方法で、EMCサービスの進行を取得する。たとえば、EMCサービスによって使用されるベアラを削除することをコア管理NEに要求するbearer deletion requestを受信した後、コア管理NEは、UEのEMCサービスが打切られていると認識する。
備考:ターゲットアクセスNEのCSG IDは、この実施形態では、別のターゲットエリア(たとえば、ターゲットセル)のCSG IDであってよい。この場合、処理モードは、ターゲットアクセスNEのCSG IDが別のターゲットエリアのCSG IDと置換されることを除いて同じである。
結論として、本発明の第2の実施形態は、ハンドオーバ中にEMCサービスを処理するメカニズムを提供し、こうしたメカニズムは、CSGメカニズムの下でアクセス制御を実施している間に、EMCサービスの連続性を保証する。
モード2:図4は、モード2のネットワークの構造および方法のプロシージャを示す。このプロシージャは、以下のステップを含む。
ステップ401:ソースアクセスNEは、ハンドオーバ決定を行う、すなわち、ターゲットアクセスNEにUEをハンドオーバすることを決定する。ソースアクセスNEは、ソースコア管理NEにHandover Requiredメッセージを送出する。あるいは、ソースアクセスNEは、このメッセージにターゲットアクセスNEのCSG IDを付加する。
ステップ402:ソースコア管理NEは、ターゲットコア管理NEにForward Relocation Requestメッセージを送出する。あるいは、ソースコア管理NEは、このメッセージにターゲットアクセスNEのCSG IDを付加する。あるいは、ソースコア管理NEは、このメッセージにUEの許可されたCSGリストを付加する。
ステップ403:ターゲットコア管理NEは、ターゲットアクセスNEにHandover Requestメッセージを送出する。
ターゲットアクセスNEは、ホームWAP(HNBか、HeNBか、またはホーム非3GPP WAPなど)またはCSG機能を有するWAP(たとえば、ノードBか、eノードBか、または非3GPP WAP)であってよい。
ステップ404:ターゲットアクセスNEは、ターゲットコア管理NEにHandover Request Ackメッセージを返送する。あるいは、ターゲットアクセスNEは、このメッセージにターゲットアクセスNEのCSG IDを付加する。
ターゲットAGWがネットワーク内に存在するとき、Handover Requestメッセージは、ターゲットAGWを通してコア管理NEに送出される。図4は、ターゲットAGWが存在するシナリオを示す。
ステップ405:ターゲットコア管理NEは、ハンドオーバ決定を行う。このステップは、以下のステップを含む。
ステップ4051:ターゲットコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得する。
ターゲットコア管理NEは、HSSからUEの許可されたCSGリストを取得してもよく、また、上記のステップ371と同じ方法でターゲットアクセスNEのCSG IDを取得してもよい。さらに、モード2では、ターゲットコア管理NEは、ソースネットワークのコア管理NEから、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するForward Relocation Requestメッセージを受信することによって、ターゲットアクセスNEのCSG IDを取得してもよい。
または、ターゲットコア管理NEは、ターゲットアクセスNEから、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するHandover Request Ackメッセージを受信する。
ステップ4052:ターゲットコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうか、また、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従ってターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを制御する。
ステップ4052は、モード1で、UEがターゲットアクセスNEに最初にハンドオーバされ、コア管理NEが、単にUEをデタッチするデタッチプロシージャを始動すること、または、アクセス可能セルにUEを移動させるロケーション更新プロシージャを始動することによってアクセスを拒否することを除いて、上記ステップ372と同じであり、モード2で、コア管理NEは、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを直接拒否すること、あるいは、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを最初に許可し、次に、デタッチプロシージャまたはロケーション更新プロシージャを始動することによってターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを拒否する。
あるいは、ターゲットコア管理NEが、上記ステップ402を通してターゲットアクセスNEのCSG IDを取得する場合、このステップは、ステップ402の後に起こる可能性がある。すなわち、このステップは、ターゲットコア管理NEがソースコア管理NEからForward Relocation Requestメッセージを受信した後に起こる可能性がある。
ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在しない場合で、かつ、ターゲットコア管理NEがUEハンドオーバを拒否する場合、ターゲットコア管理NEは、ソースコア管理NEに対するハンドオーバ拒否を指示するForward Relocation Responseメッセージを直接返送し、ステップ403およびステップ404が省略される。ターゲットコア管理NEによって送出されるForward Relocation Responseメッセージは、制限されたCSGアクセスによって、ハンドオーバ拒否がトリガーされることを指示するインジケーションを伝達する。たとえば、メッセージは、原因値「CSG Not Allowed」を伝達する。
備考:UEの許可されたCSGリストがターゲットコア管理NE内に存在せず、ターゲットコア管理NEがターゲットエリアのCSG IDを取得した(または、換言すれば、ターゲットコア管理NEが、ターゲットエリアがCSGエリアであることを取得する、以下同じ)場合、ターゲットコア管理NEは、ターゲットエリアへのUEのアクセスを拒否する。
または、EMCサービスがUE上に存在する場合、コア管理NEは、UEがターゲットエリアにアクセスすることを許可し、EMCサービスがUE上に存在せず、UEの許可されたCSGリストがターゲットコア管理NE内に存在せず、ターゲットコア管理NEがターゲットエリアのCSG IDを取得した(または、換言すれば、ターゲットコア管理NEが、ターゲットエリアがCSGエリアであることを取得する、以下同じ)場合、ターゲットコア管理NEは、ターゲットエリアへのUEのアクセスを拒否する。
ステップ406:ターゲットコア管理NEは、ソースコア管理NEにForward Relocation Responseメッセージを返送する。
ターゲットコア管理NEは、Forward Relocation Responseメッセージを通してソースコア管理NEにハンドオーバ決定(すなわち、ハンドオーバ成功またはハンドオーバ拒否)を通知する。
ステップ407:ターゲットコア管理NEがハンドオーバ成功を指示する場合、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEにHandover Commandメッセージを送出する。
ターゲットコア管理NEがハンドオーバ拒否を指示する場合、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEにHandover Rejectメッセージを送出する。Handover Rejectメッセージは、制限されたCSGアクセスによってハンドオーバ拒否がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達してもよい。たとえば、メッセージは、原因値「CSG Not Allowed」を伝達する。
ステップ408:ソースアクセスNEは、Handover Commandメッセージを受信した場合、ターゲットアクセスNEにUEがハンドオーバされることを指令するHandover CommandメッセージをUEに送出する。ソースアクセスNEによって受信されたHandover Rejectメッセージが、制限されたCSGアクセスによってハンドオーバ拒否がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達する場合、ソースアクセスNEは、その後、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEをもはや選択しないことになる。
ステップ409:ターゲットコア管理NEが、UEがターゲット管理NEにアクセスすることを許可する場合、UEは、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされ、ターゲットアクセスNEにHandover Confirmメッセージを送出する。
ステップ410:ターゲットアクセスNEは、ターゲットコア管理NEに、UEがターゲットアクセスNEにハンドオーバされたことを指示するHandover Notifyメッセージを送出する。
ターゲットコア管理NEが、ターゲットアクセスNEにUEがハンドオーバされることを最初に許可し、次に、デタッチプロシージャを始動する場合、以下のステップが含まれる。すなわち、
ステップ411:ターゲットコア管理NEは、UEにDetach Requestメッセージを送出する。Detach Requestメッセージは、制限されたCSGアクセスによってデタッチ要求がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達してもよい。たとえば、Detach Requestメッセージは、原因値「CSG Not Allowed」を伝達する。
ステップ412:UEは、Detach Requestを受け入れ、ターゲットコア管理NEにDetach Acceptメッセージを返送する。
ステップ411およびステップ412は、上記ステップ38およびステップ39と同様である。
ターゲットコア管理NEが、ターゲットアクセスNEにUEがハンドオーバされることを最初に許可し、次に、ロケーション更新プロシージャを始動する場合、以下のステップが含まれる。すなわち、
ステップ413〜420:上記ステップ40〜47と同様。
さらに、EMCサービスがUE上に存在するため、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可される場合、UEのEMCサービスの終了後に、上記ステップ48およびステップ49と同様であるステップ420およびステップ421が含まれる。
備考:ターゲットコア管理NEは、ハンドオーバプロシージャにおいてUEの許可されたCSGリストを取得しない場合、ハンドオーバプロシージャにおいてアクセス制御を実施しない。ハンドオーバの終了後、UEは、ロケーション更新プロシージャを始動し、ターゲットコア管理NEにUpdate Requestメッセージを送出する。ロケーション更新プロシージャでは、ターゲットコア管理NEは、HSSからUEの許可されたCSGリストを取得し、その後、アクセス制御を実施する。アクセス制御の方法は、上述した方法と同じである。
結論として、本発明の第2の実施形態は、EMCサービスを処理するメカニズムを提供し、こうしたメカニズムは、CSGメカニズム下でのアクセス制御を実施している間に、EMCサービスの連続性を保証する。
さらに、本発明の第2の実施形態は、UEが新しいセルに移動し、ロケーション更新プロシージャを始動するときに実施されるアクセス制御方法を提供する。
備考:さらに、本発明の第2の実施形態は、UEがアイドル状態から接続状態に変化し、サービス要求プロシージャを始動するときに実施されるアクセス制御方法を提供する。
この場合、ターゲットネットワークのコア管理NEは、UEのためのアクセス制御を実施する。アクセス制御方法は、以下を含む。
ターゲットネットワークのコア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在する場合、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可する。
または、ターゲットネットワークのコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可する。
または、ターゲットネットワークのコア管理NEは、上述の条件の少なくとも一方が満たされない場合、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを拒否する。
ターゲットネットワークのコア管理NEは、以下の差異を除いて、上述した方法と同じ方法でターゲットアクセスNEのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得する。
ターゲットネットワークのコア管理NEは、ハンドオーバシナリオにおけるメッセージ対話を通してターゲットアクセスNEのCSG IDまたはUEの許可されたCSGリストを取得することができないが、ロケーション更新プロシージャにおけるメッセージ対話を通してターゲットアクセスNEのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得する。たとえば、UEは、ロケーション更新プロシージャを始動し、ターゲットコア管理NEにUpdate Requestメッセージを送出する。ターゲットアクセスNEによってターゲットコア管理NEに送出されるUpdate Requestメッセージは、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達する。
備考:UEは、サービス要求プロシージャを始動し、ターゲットコア管理NE(すなわち、UEによってアクセスされるコア管理NE)にservice requestメッセージを送出する。ターゲットアクセスNE(すなわち、UEによってアクセスされるアクセスNE)によって送出されるservice requestメッセージは、ターゲットコア管理NEに対するターゲットエリア(すなわち、UEによってアクセスされるエリア)のCSG IDを伝達する。
備考:ターゲットアクセスNEによって送出される初期UEメッセージは、ターゲットコア管理NEに対するUpdate Requestメッセージを伝達し、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達する。
ターゲットアクセスNEによって送出される初期UEメッセージは、ターゲットコア管理NEに対するservice requestメッセージを伝達し、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達する。
ターゲットネットワークのコア管理NEは、Update Requestメッセージに従ってHSSにUpdate Locationメッセージを送出する。
Update Locationメッセージを受信した後、HSSは、ターゲットネットワークのコア管理NEにUpdate Location Ackメッセージを送出し、Update Location Ackメッセージは、UEの許可されたCSGリストを伝達する。
備考:サービス要求プロシージャでは、UE加入情報がターゲットコア管理NE内に既に存在するため、ターゲットコア管理NEは、HSSとメッセージを交換する必要はない。
許可されたCSGリストがUE加入情報上に存在しない場合、HSSからターゲットコア管理NEによって取得される加入情報は、UEの許可されたCSGリストを含まない。
備考:ターゲットアクセスNEのCSG IDは、この実施形態では、別のターゲットエリア(ターゲットセルなど)のCSG IDであってよい。この場合、処理モードは、ターゲットアクセスNEのCSG IDが別のターゲットエリアのCSG IDと置換されることを除いて同じである。
シナリオ2:ソースネットワークのNEは、ロケーションエリアハンドオーバ中にアクセス制御を実施する。
ネットワークトポロジおよびハンドオーバプロシージャに応じて、シナリオ2は2つのモードを含む。
モード1:図5は、モード1のネットワークの構造および方法のプロシージャを示す。このプロシージャは、以下のステップを含む。
ステップ501:ソースアクセスNEは、UEの許可されたCSGリストを取得する。ソースアクセスNEは、以下の方法でUEの許可されたCSGリストを取得してもよい。
(1)UEがコア管理NEにアクセスするとき、コア管理NEは、ソースアクセスNEにUEの許可されたCSGリストを送出する。
たとえば、アクセスプロシージャでは、E-UTRANの場合、MMEは、ソースアクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するInitial Context Setup Requestメッセージを送出し、UTRANの場合、SGSNは、ソースアクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するInformation Transfer Indicationメッセージを送出する。
または、(2) HMSまたは通信事業者のBAMシステムは、アクセスNEにメッセージを送出する。UEの許可されたCSGリストは、HMSまたは通信事業者のBAMシステム(OSS、BOSS、またはOMCなど)において設定される。
たとえば、アクセスNEは、パワーオンされた後、HMSまたは通信事業者のBAMシステムにRegister Requestメッセージを送出する。HMSまたは通信事業者のBAMシステムは、アクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するRegister Responseメッセージを返送する。
備考:UEの加入情報が許可されたCSGリストを含まない場合、ソースアクセスNEは、UEの許可されたCSGリストを取得できない。
ステップ502:ソースアクセスNEは、ハンドオーバ決定を行う。このステップは、以下を含む。
ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうか、および/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEにUEをハンドオーバするかどうかを決定する。
(1)ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動することができ、UEは、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされうる。
(2)EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動することができ、UEは、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされうる。
(3)EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択することができない。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットエリアを選択することができない。
または、EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットエリアを選択することができない。
ソースアクセスNEは、多くの方法で、上記2つの条件に従ってハンドオーバプロシージャを始動するためにターゲットアクセスNEを選択してもよく、2つの条件のいずれが最初に判断されるかは問題にしない。好ましくは、この実施形態は、以下の方法で、2つの条件を判断する。
ソースアクセスNEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを最初に判断する。EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在してもしなくても、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択する(すなわち、ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断しない)。EMCサービスがUE上に存在しない場合、ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断し、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択するか、または、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択できない。
ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを最初に判断し、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択することができる(すなわち、ソースアクセスNEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断しない)。ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ソースアクセスNEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断し、EMCサービスがUE上に存在する場合、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択するか、または、EMCサービスがUE上に存在しない場合、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択できない。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットエリアを選択できない。
または、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバを始動するためにターゲットエリアを選択することができ、EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットエリアを選択できない。
ソースアクセスNEは、コア管理NEがステップ372にてEMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断するのと同じ方法でEMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断する。
ソースアクセスNEが、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択するとき、以下のステップが含まれる。
ステップ503:ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEにHandover Requestメッセージを送出する。
あるいは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEによって送出されるこのメッセージは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達してもよい。
備考:あるいは、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在せず、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEによって送出されるこのメッセージは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達してもよい。
ターゲットアクセスNEは、ホームWAP(HNBか、HeNBか、またはホーム非3GPP WAPなど)またはCSG機能を有するWAP(たとえば、ノードBか、eノードBか、または非3GPP WAP)であってよい。
ステップ504:ターゲットアクセスNEは、ソースアクセスNEにHandover Request Ackメッセージを返送する。
ステップ505:ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEにUEがハンドオーバされることを指令するHandover CommandメッセージをUEに送出する。
ステップ506:UEは、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされ、ターゲットアクセスNEにHandover Confirmメッセージを送出する。
ステップ507:ターゲットアクセスNEは、コア管理NEにPath Switch Requestメッセージを送出する。
ターゲットアクセスNEは、このメッセージにターゲットアクセスNEのCSG IDを付加してもよい。ステップ2にてターゲットアクセスNEにソースアクセスNEによって送出されるメッセージが、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達する場合、このステップでターゲットアクセスNEによって送出されるメッセージは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報、たとえばベアラによって使用されるアクセスNEのトンネルエンドポイント識別子(Tunnel End Point Identifier)(TEID)だけを伝達する。
備考:ターゲットAGWが存在する場合、このメッセージは、ターゲットAGWを通してコア管理NEに送出される。
ステップ508:コア管理NEは、ターゲットアクセスNEにPath Switch Request Ackメッセージを返送する。
ステップ509:ステップ503にてターゲットアクセスNEによって送出されるメッセージがEMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達する場合、または、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在すると、コア管理NEが判定する場合、コア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除する(すなわち、EMCサービスによって使用されるベアラだけを留保する)ベアラ削除プロシージャを始動してもよい。すなわち、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、EMCサービスによって使用されるベアラだけが、ターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可され、非EMCサービスによって使用されるベアラはターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可されず、したがって、ハンドオーバ中のUEについてのアクセス制御メカニズムがCSGメカニズムに整合することが最大限に保証される。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストがコア管理NE内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在する場合、コア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除する(すなわち、EMCサービスによって使用されるベアラだけを留保する)ベアラ削除プロシージャを始動してもよい。
備考:非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するプロシージャはまた、ソースアクセスNEによって始動されてもよい。ソースアクセスNEは、ステップ502にて、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在すると判定する場合、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するようにコア管理NEに指令し、コア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。ソースアクセスNEは、Handover Request Ackメッセージが受信された後、ステップ502またはステップ504にて非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するようにコア管理NEに指令してもよい。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストがソースアクセスNE内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するようにコア管理NEに指令し、コア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。
ステップ510:UEのEMCサービスが打切られ、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないとき、UEまたはコア管理NEは、上記ステップ38〜49で詳述したように、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットアクセスNEからアクセス可能セルへUEを移動させる更新プロシージャを始動させる。
備考:UEのEMCサービスが打切られ、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストがUEまたはコア管理NE上に存在しないとき、UEまたはコア管理NEは、上記ステップ38〜49で詳述したように、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットエリアからアクセス可能セルへUEを移動させる更新プロシージャを始動させる。
備考:ターゲットアクセスNEのCSG IDは、この実施形態では、別のターゲットエリア(ターゲットセルなど)のCSG IDであってよい。この場合、処理モードは、ターゲットアクセスNEのCSG IDが別のターゲットエリアのCSG IDと置換されることを除いて同じである。
備考:この実施形態で述べるメカニズムはまた、ハンドオーバ決定を行うためにソースアクセス側ゲートウェイに適用されてもよい。処理方法は、ソースアクセスNEがソースアクセス側ゲートウェイと置換されることを除いて上記のステップと同じである。ソースアクセス側ゲートウェイは、ホームWAP GW(HNB GWかHeNB GWか、ホーム非3GPP WAP GWなど)であってよい。
この実施形態では、ソースアクセスNEは、UEの許可されたCSGリストおよびターゲットアクセスゲートウェイのCSG IDを取得し、こうした情報に従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従ってターゲットアクセスNEにUEをハンドオーバするかどうかを決定する。ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在しない場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択せず、したがって、CSGメカニズムの下でアクセス制御が実施される。
ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択でき、したがって、UEがターゲットアクセスNEのカバレッジエリアに移動し、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされると、EMCサービスの連続性が保証される。
モード2:図6は、モード2のネットワークの構造および方法のプロシージャを示す。図6に示すネットワークアーキテクチャでは、ソースアクセスNEまたはソースコア管理NEは、ハンドオーバ決定を行ってもよい。ソースアクセスNEがハンドオーバ決定を行う方法の場合、本発明の第2の実施形態のシナリオ2のモード1を参照されたい。
以下は、ソースコア管理NEが図6に示すネットワークアーキテクチャにおいてハンドオーバ決定を行う方法を述べる。この方法は以下のステップを含む。
ステップ601:ソースアクセスNEは、ハンドオーバ決定を行う、すなわち、ターゲットアクセスNEにUEをハンドオーバすることを決定する。ソースアクセスNEは、ソースコア管理NEにHandover Requiredメッセージを送出する。あるいは、ソースアクセスNEによって送出されるこのメッセージは、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するか、または、ターゲットアクセスNEのセルIDを伝達する。
ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEによって送出されるHandover Requiredメッセージは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報を、ソースコア管理NEが、ターゲットコア管理NEに送出する必要があるだけであることを指示するインジケーションを伝達してもよい。たとえば、メッセージは、ベアラセットアップリスト情報要素(Information Element)(IE)を運び、このIEは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達する。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストがソースアクセスNE内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEによって送出されるHandover Requiredメッセージは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報を、ソースコア管理NEが、ターゲットコア管理NEに送出する必要があるだけであることを指示するインジケーションを伝達してもよい。たとえば、メッセージは、ベアラセットアップリストIEを運び、このIEは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達する。
ステップ602:ソースコア管理NEは、ハンドオーバ決定を行う。このステップは、以下のステップを含む。
ステップ6021:ソースコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得する。
ソースコア管理NEは、HSSからUEの許可されたCSGリストを取得する。
ソースコア管理NEは、以下の方法で、すなわち、
ソースアクセスNEによって送出される、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するHandover Requiredメッセージを受信すること、または
ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルを探索し、ターゲットアクセスNEのIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得すること、ここで、ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルは、ソースコア管理NEか、HMSか、または通信事業者のBAMシステムにおいて設定されること、または、
ターゲットアクセスNEのセルIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得すること、
によってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得してもよい。セルIDは、ターゲットアクセスNEのCSG IDを含み、Handover Requiredメッセージを通してソースコア管理NEに報告される。
備考:UEの許可されたCSGリストがUE加入情報上に存在しない場合、ソースコア管理NEは、UEの許可されたCSGリストを取得しない。
ステップ6022:ソースコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかに従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従ってターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを制御する。
ソースコア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在する場合、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可する。
または、ソースコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可する。
または、ソースコア管理NEは、上述の条件の少なくとも一方が満たされない場合、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを拒否する。
ソースコア管理NEは、多くの方法で上記2つの条件に従ってターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを制御し、2つの条件のいずれが最初に判断されるかを問題にしない。好ましくは、この実施形態は、以下の方法で2つの条件を判断する。
ソースコア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを最初に判断する。EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在してもしなくても、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを受け入れる(すなわち、ソースコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断しない)。EMCサービスがUE上に存在しない場合、ソースコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断し、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを受け入れ、または、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを拒否する。
ソースコア管理NEは、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを最初に判断し、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを受け入れてもよい(すなわち、ソースコア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断しない)。ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ソースコア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断し、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを受け入れ、または、EMCサービスがUE上に存在しない場合、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを拒否する。
備考:UEの許可されたCSGリストがソースコア管理NE内に存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアである場合、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを拒否する。
または、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを受け入れ、EMCサービスがUE上に存在せず、UEの許可されたCSGリストがソースコア管理NE内に存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアである場合、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを拒否する。
ステップ603:ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを拒否する場合、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEにHandover Rejectメッセージを送出する。
Handover Rejectメッセージは、制限されたCSGアクセスによって拒否がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達してもよく(たとえば、メッセージは、原因値「CSG Not Allowed」を伝達する)、または、Handover Rejectメッセージは、UEの許可されたCSGリストを伝達し、したがって、ソースアクセスNEは、その後、ハンドオーバのためにこのターゲットアクセスNEを選択しないことになる。
あるいは、ソースコア管理NEが、ソースアクセスNEのHandover Requiredメッセージを受け入れ、または、上記のハンドオーバ決定を行わない(しかし、ソースアクセスNEが、代わりにハンドオーバ決定を行う)場合、ステップ603は、
ソースコア管理NEが、ターゲットコア管理NEにForward Relocation Requestメッセージを送出するものであってよい。
ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在する場合、Forward Relocation Requestメッセージは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達してもよい。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、Forward Relocation Requestメッセージは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達してもよい。
UEがソースコア管理NEを登録すると、ソースコア管理NEは、HSSからUEの許可されたCSGリストを取得してもよい。たとえば、ソースコア管理NEは、HSSにUpdate Locationメッセージを送出し、HSSは、ソースコア管理NEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するUpdate Location Ackメッセージを返送する。
備考:許可されたCSGリストがUE加入情報上に存在しない場合、HSSからソースコア管理NEによって取得される加入情報は、UEの許可されたCSGリストを含まない。
ステップ604:ターゲットコア管理NEは、ターゲットアクセスNEにHandover Requestメッセージを送出する。
ターゲットアクセスNEは、ホームWAP(HNBか、HeNBか、またはホーム非3GPP WAPなど)またはCSG機能を有するWAP(たとえば、ノードBか、eノードBか、または非3GPP WAP)であってよい。
ステップ605:ターゲットアクセスNEは、ターゲットコア管理NEにHandover Request Ackメッセージを返送する。ターゲットアクセスNEは、このメッセージにターゲットアクセスNEのCSG IDを付加することができる。
備考:AGWが存在する場合、ターゲットアクセスNEは、ターゲットAGWを通してターゲットコア管理NEと交信する。
ステップ606:ターゲットコア管理NEは、ソースコア管理NEにForward Relocation Responseメッセージを返送する。
ステップ607:ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEにHandover Commandメッセージを送出する。
ステップ608:ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEにUEがハンドオーバされることを指令するHandover CommandメッセージをUEに送出する。
ステップ609:UEは、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされ、ターゲットアクセスNEにHandover Confirmメッセージを送出する。
ステップ610:ターゲットアクセスNEは、UEがターゲットアクセスNEにハンドオーバされたことを指示するHandover Notifyメッセージを、ターゲットコア管理NEに送出する。
ステップ611:ステップ603にてターゲットアクセスNEによって送出されたメッセージが、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報を伝達する場合、または、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在すると、ターゲットコア管理NEが判定する場合、ターゲットコア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除する(すなわち、EMCサービスによって使用されるベアラだけを留保する)ベアラ削除プロシージャを始動してもよい。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在せず、EMCサービスがUE上に存在する場合、ターゲットコア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除する(すなわち、EMCサービスによって使用されるベアラだけを留保する)ベアラ削除プロシージャを始動してもよい。
備考:非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するプロシージャはまた、ソースアクセスNEによって始動されてもよい。ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在すると、ステップ601にてソースアクセスNEが判定する場合、ソースアクセスNEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するようにソースコア管理NEに指令し、ソースコア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。ソースアクセスNEは、Handover Commandメッセージが受信された後、ステップ601またはステップ607にて非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するようにソースコア管理NEに指令してもよい。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在せず、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するようにソースコア管理NEに指令し、ソースコア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。
非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するプロシージャはまた、ソースコア管理NEによって始動されてもよい。ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在すると、ステップ602にてソースコア管理NEが判定する場合、ソースコア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。ソースコア管理NEは、Forward Relocation Responseメッセージが受信された後、ステップ602またはステップ606にて非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動してもよい。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在せず、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースコア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。
ステップ612:UEのEMCサービスが打切られ、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないとき、UEまたはターゲットコア管理NEは、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットアクセスNEからアクセス可能セルにUEを移動させる更新プロシージャを始動する。
備考:UEのEMCサービスが打切られ、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しないとき、UEまたはターゲットコア管理NEは、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、ターゲットエリアからアクセス可能セルにUEを移動させる更新プロシージャを始動する。
この実施形態では、ソースネットワークのNEは、UEの許可されたCSGリストを取得し、こうした情報に従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従ってターゲットアクセスNEにUEをハンドオーバするかどうかを決定する。
ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在しない場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択しないか、または、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEのハンドオーバ要求を拒否し、したがって、CSGメカニズムの下でアクセス制御が実施される。
ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ソースアクセスNEは、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEを選択することができる、または、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEのハンドオーバ要求を受け入れ、したがって、UEが、ターゲットアクセスNEのカバレッジエリアに移動し、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされると、EMCサービスの連続性が保証される。
備考:ターゲットアクセスNEのCSG IDは、この実施形態では、別のターゲットエリア(たとえば、ターゲットセル)のCSG IDであってよい。この場合、処理モードは、ターゲットアクセスNEのCSG IDが別のターゲットエリアのCSG IDと置換されることを除いて同じである。
シナリオ3:ターゲットアクセスNEは、ハンドオーバ中にアクセス制御を実施する。
ネットワークトポロジおよびハンドオーバプロシージャに応じて、シナリオ3は2つのモードを含む。
モード1:図13は、モード1のネットワークの構造および方法のプロシージャを示す。このプロシージャは、以下のステップを含む。
ステップ131:ソースアクセスNEは、ハンドオーバ決定を行う、すなわち、ターゲットアクセスNEに対してUEをハンドオーバすることを決定する。ソースアクセスNEは、ターゲットアクセスNEにHandover Requestメッセージを送出する。あるいは、ソースアクセスNEは、Handover RequestメッセージにターゲットエリアのCSG IDを付加してもよい。ソースアクセスNEのHandover Requestメッセージは、UEの許可されたCSGリストを伝達する。
備考:UEの許可されたCSGリストがソースアクセスNE内に存在しない場合、Handover Requestメッセージは、UEの許可されたCSGリストを伝達しない。
ステップ132:ターゲットアクセスNEは、ハンドオーバ決定を行う。このステップは、以下のステップを含む。
ステップ1321:ターゲットアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得する。
UEの許可されたCSGリストは、ソースアクセスNEによってターゲットアクセスNEに送出される。
ターゲットアクセスNEは、以下の方法のうち少なくとも1つの方法で、ターゲットエリアのCSG IDを取得してもよい。
(1)ソースアクセスNEから、ターゲットエリアのCSG IDを伝達するHandover Requestメッセージを受信する。
(2)ターゲットエリアのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルを探索し、ターゲットエリアのIDに従ってターゲットエリアのCSG IDを取得し、ここで、ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルは、ターゲットアクセスNEにおいて設定されるか、または、HMSまたは通信事業者のBAMシステムからターゲットアクセスNEによって取得される。
(3)ターゲットエリアのセルIDに従ってターゲットエリアのCSG IDを取得する。セルIDは、ターゲットエリアのCSG IDを含み、ソースアクセスNEによってHandover Requestメッセージを通してターゲットアクセスNEに通知される。
備考:ソースアクセスNEが、ターゲットアクセスNEにUEの許可されたCSGリストを通知しない場合、ターゲットアクセスNEは、UEの許可されたCSGリストを取得しない。
ステップ1322:ターゲットアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかに従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットエリアへのUEのアクセスを制御する。
(1)ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを受け入れ、UEが、ターゲットエリアにハンドオーバされうる。
(2)EMCサービスがUE上に存在する場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを受け入れ、UEが、ターゲットエリアにハンドオーバされうる。
(3)EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
または、EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
ターゲットアクセスNEは、以下の方法でハンドオーバ決定を行う。
ターゲットアクセスNEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断し、EMCサービスがUE上に存在する場合、Handover Requestメッセージを受け入れる。EMCサービスがUE上に存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断し、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、Handover Requestメッセージを受け入れ、または、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、Handover Requestメッセージを拒否する。
または、ターゲットアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断し、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、Handover Requestメッセージを受け入れる。ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断し、EMCサービスがUE上に存在する場合、Handover Requestメッセージを受け入れ、またはEMCサービスがUE上に存在しない場合、Handover Requestメッセージを拒否する。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
または、EMCサービスがUE上に存在する場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを受け入れ、EMCサービスがUE上に存在せず、UEの許可されたCSGリストが存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアである場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
ターゲットアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDがステップ372にてUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかをコア管理NEが判断するのと同じ方法で、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断する。
ターゲットアクセスNEは、EMCサービスがステップ372にてUE上に存在するかどうかをコア管理NEが判断するのと同じ方法で、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断する。
ステップ133:ターゲットアクセスNEは、ステップ132にてHandover Requestメッセージを受け入れる場合、ソースアクセスNEにHandover Request Ackメッセージを返送し、ターゲットアクセスNEは、ステップ132にてHandover Requestメッセージを拒否する場合、ソースアクセスNEにHandover Rejectメッセージを返送する。Handover Rejectメッセージは、制限されたCSGアクセスによって拒否がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達してもよく(たとえば、メッセージは原因値「CSG Not Allowed」を伝達する)、したがって、ソースアクセスNEは、その後、ハンドオーバのためにこのターゲットエリアを選択しないことになる。
ステップ134:ソースアクセスNEは、ステップ133にてHandover Request Ackメッセージを受信する場合、UEがターゲットアクセスNEにハンドオーバされることを指令するHandover CommandメッセージをUEに送出する。
ステップ135:UEは、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされ、ターゲットアクセスNEにHandover Confirmメッセージを送出する。
ステップ136:ターゲットアクセスNEは、コア管理NEにPath Switch Requestメッセージを送出する。
ターゲットAGWがネットワーク内に存在する場合、Path Switch Requestメッセージは、ターゲットAGWを通してコア管理NEに送出される。
あるいは、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ターゲットアクセスNEによって送出されるPath Switch Requestメッセージは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達する。
備考:あるいは、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ターゲットアクセスNEによって送出されるPath Switch Requestメッセージは、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達する。
ステップ137:コア管理NEは、ターゲットアクセスNEにPath Switch Request Ackメッセージを返送する。
あるいは、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ステップ138が実施され、コア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。
または、ターゲットアクセスNEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動するようにコア管理NEに指令する。ターゲットアクセスNEは、ステップ132またはステップ135にてHandover Confirmメッセージを受信した後、ベアラ削除プロシージャを始動するようにコア管理NEに指令してもよい。
備考:あるいは、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ステップ138が実施され、コア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。
または、ターゲットアクセスNEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動するようにコア管理NEに指令する。ターゲットアクセスNEは、ステップ132またはステップ135にてHandover Confirmメッセージを受信した後、ベアラ削除プロシージャを始動するようにコア管理NEに指令してもよい。
さらに、EMCサービスがUE上に存在するため、UEが、ターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可される場合、UEのEMCサービスの終了後に、ステップ139が実施される。ステップ139は、ステップ49と同じである。
備考:この実施形態で述べるメカニズムはまた、ハンドオーバ決定を行うために、ターゲットアクセス側ゲートウェイに適用されてもよい。処理方法は、ターゲットアクセスNEがターゲットアクセス側ゲートウェイと置換されることを除いて、上記のステップと同じである。ターゲットアクセス側ゲートウェイは、ホームWAP GW(HNB GWかHeNB GWか、ホーム非3GPP WAP GWなど)であってよい。
モード2:図14は、モード2のネットワーク構造および方法プロシージャを示す。このプロシージャは、以下のステップを含む。
ステップ1401:ソースアクセスNEは、ハンドオーバ決定を行う、すなわち、UEをターゲットアクセスNEにハンドオーバすることを決定する。ソースアクセスNEは、ソースコア管理NEにHandover Requiredメッセージを送出する。あるいは、ソースアクセスNEは、このメッセージにターゲットエリアのCSG IDを付加する。
ステップ1402:ソースコア管理NEは、ターゲットコア管理NEにForward Relocation Requestメッセージを送出する。あるいは、ソースコア管理NEは、このメッセージにターゲットエリアのCSG IDを付加する。あるいは、ソースコア管理NEは、このメッセージにUEの許可されたCSGリストを付加する。
ステップ1403:ターゲットコア管理NEは、ターゲットアクセスNEにHandover Requestメッセージを送出する。あるいは、ターゲットコア管理NEは、Handover RequestメッセージにターゲットエリアのCSG IDを付加する。ターゲットコア管理NEのHandover Requestメッセージは、UEの許可されたCSGリストを伝達する。
ステップ1404:ターゲットアクセスNEは、ハンドオーバ決定を行う。このステップは、以下のステップを含む。
ステップ14041:ターゲットアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得する。
UEの許可されたCSGリストは、ターゲットアクセスNEにターゲットコア管理NEによって通知される。
備考:UEの許可されたCSGリストがUE加入情報上に存在しない場合、ターゲットAGWは、UEの許可されたCSGリストを取得しない。
ターゲットアクセスNEは、以下の方法のうち少なくとも1つの方法でターゲットエリアのCSG IDを取得してもよい。
(1)ターゲットコア管理NEから、ターゲットエリアのCSG IDを伝達するHandover Requestメッセージを受信する。
(2)ターゲットエリアのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルを探索し、ターゲットエリアのIDに従ってターゲットエリアのCSG IDを取得し、ここで、ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルは、ターゲットアクセスNEにおいて設定されるか、または、HMSまたは通信事業者のBAMシステムからターゲットアクセスNEによって取得される。
(3)ターゲットエリアのセルIDに従ってターゲットエリアのCSG IDを取得する。セルIDは、ターゲットエリアのCSG IDを含み、ターゲットコア管理NEによってHandover Requestメッセージを通してターゲットアクセスNEに通知される。
ステップ14042:ターゲットアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかに従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットエリアへのUEのアクセスを制御する。
(1)ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを受け入れ、UEが、ターゲットエリアにハンドオーバされうる。
(2)EMCサービスがUE上に存在する場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを受け入れ、UEが、ターゲットエリアにハンドオーバされうる。
(3)EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
備考:ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
または、EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
ターゲットアクセスNEは、以下の方法でハンドオーバ決定を行う。
ターゲットアクセスNEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断し、EMCサービスがUE上に存在する場合、Handover Requestメッセージを受け入れる。EMCサービスがUE上に存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断し、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、Handover Requestメッセージを受け入れ、または、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、Handover Requestメッセージを拒否する。
または、ターゲットアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断し、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、Handover Requestメッセージを受け入れる。ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ターゲットアクセスNEは、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断し、EMCサービスがUE上に存在する場合、Handover Requestメッセージを受け入れ、または、EMCサービスがUE上に存在しない場合、Handover Requestメッセージを拒否する。
備考: UEの許可されたCSGリストが存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアである場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
または、EMCサービスがUE上に存在する場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを受け入れ、EMCサービスがUE上に存在せず、UEの許可されたCSGリストが存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアである場合、ターゲットアクセスNEは、Handover Requestメッセージを拒否する。
ターゲットアクセスNEは、ステップ372にてターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかをコア管理NEが判断するのと同じ方式で、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかを判断する。
ターゲットアクセスNEは、ステップ372にてEMCサービスがUE上に存在するかどうかをコア管理NEが判断するのと同じ方法で、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを判断する。
ステップ1405:ターゲットアクセスNEは、ステップ1404にてHandover Requestを受け入れる場合、ターゲットコア管理NEにHandover Request Ackメッセージを返送する。ターゲットアクセスNEは、ステップ1404にてHandover Requestを拒否する場合、ターゲットコア管理NEにHandover Rejectメッセージを返送する。Handover Rejectメッセージは、制限されたCSGアクセスによって拒否がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達してもよい(たとえば、メッセージは原因値「CSG Not Allowed」を伝達する)。
ステップ1406:ターゲットコア管理NEは、ソースコア管理NEにForward Relocation Responseメッセージを返送する。
ターゲットコア管理NEは、ステップ1405にてHandover Rejectメッセージを受信する場合、ソースコア管理NEに、ハンドオーバ拒否を指示するForward Relocation Responseメッセージを送出する。Forward Relocation Responseメッセージは、制限されたCSGアクセスによってハンドオーバ拒否がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達してもよい。たとえば、メッセージは原因値「CSG Not Allowed」を伝達する。
ステップ1407:ターゲットコア管理NEがハンドオーバ成功を指示する場合、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEにHandover Commandメッセージを送出する。
ターゲットコア管理NEがハンドオーバ拒否を指示する場合、ソースコア管理NEは、ソースアクセスNEにHandover Rejectメッセージを送出する。Handover Rejectメッセージは、制限されたCSGアクセスによってハンドオーバ拒否がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達してもよい。たとえば、メッセージは、原因値「CSG Not Allowed」を伝達する。
ステップ1408:ソースアクセスNEは、Handover Commandメッセージを受信した場合、ターゲットアクセスNEにUEがハンドオーバされることを指令するHandover CommandメッセージをUEに送出する。ソースアクセスNEによって受信されたHandover Rejectメッセージが、制限されたCSGアクセスによってハンドオーバ拒否がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達する場合、ソースアクセスNEは、その後、ハンドオーバプロシージャを始動するためにこのターゲットアクセスNEをもはや選択しないことになる。
ステップ1409:ターゲットコア管理NEが、UEがターゲット管理NEにアクセスすることを許可する場合、UEは、ターゲットアクセスNEにハンドオーバされ、ターゲットアクセスNEにHandover Confirmメッセージを送出する。
ステップ1410:ターゲットアクセスNEは、ターゲットコア管理NEに、UEがターゲットアクセスNEにハンドオーバされたことを指示するHandover Notifyメッセージを送出する。
あるいは、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ステップ1411が実施され、コア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。
または、ターゲットアクセスNEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動するようにターゲットコア管理NEに指令する。ターゲットアクセスNEは、ステップ1404またはステップ1409にてHandover Confirmメッセージを受信した後、ベアラ削除プロシージャを始動するようにコア管理NEに指令してもよい。
備考:あるいは、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、ステップ1411が実施され、コア管理NEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動する。
または、ターゲットアクセスNEは、非EMCサービスによって使用されるベアラを削除するベアラ削除プロシージャを始動するようにターゲットコア管理NEに指令する。ターゲットアクセスNEは、ステップ1404またはステップ1409にてHandover Confirmメッセージを受信した後、ベアラ削除プロシージャを始動するようにコア管理NEに指令してもよい。
さらに、EMCサービスがUE上に存在するため、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可される場合、UEのEMCサービスの終了後に、上記ステップ49と同様のステップ1412が実施される。
結論として、本発明の第2の実施形態は、EMCサービスを処理するメカニズムを提供し、こうしたメカニズムは、CSGメカニズムの下でアクセス制御を実施している間に、EMCサービスの連続性を保証する。
ロケーションエリアハンドオーバ中に適用されるアクセス制御装置は、本発明の第3の実施形態で提供される。図7に示すように、アクセス制御装置は、
ターゲットアクセスNEのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得するように構成された取得ユニット71と、
ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうか、および/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを制御するように構成されたアクセス制御ユニット72とを含む。
取得ユニット71は、アクセス制御装置のネットワークトポロジに応じて、多くの方法でターゲットアクセスNEのCSG IDを取得する。
たとえば、アクセス制御装置のネットワークトポロジでは、ソースコア管理NEおよびターゲットコア管理NEが1つのNEに統合される場合、取得ユニット71は、以下の方法で、すなわち、
ターゲットアクセスNEから、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するPath Switch Requestメッセージを受信すること、または
ソースネットワークのコア管理NEから、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するForward Relocation Requestメッセージを受信すること、または
ターゲットアクセスNEから、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するHandover Request Ackメッセージを受信すること、または
ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルを探索し、ターゲットアクセスNEのIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得すること、ここで、ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルは、ターゲットネットワークのコア管理NEか、HMSか、または通信事業者のBAMシステムにおいて設定されること、または、
ターゲットアクセスNEのセルIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得すること、ここで、セルIDは、ターゲットアクセスNEのCSG IDを含み、Path Switch Requestメッセージか、Forward Relocation Requestメッセージか、Handover Request Ackメッセージを通してターゲットネットワークのコア管理NEに報告されること、
によってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得してもよい。
たとえば、アクセス制御装置のネットワークトポロジでは、ソースコア管理NEおよびターゲットコア管理NEが異なるNEで構成される場合、取得ユニット71は、以下の方法で、すなわち、
ソースアクセスNEによって送出される、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するHandover Requiredメッセージを受信すること、または
ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルを探索し、ターゲットアクセスNEのIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得すること、ここで、ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルは、ソースコア管理NEか、HMSか、または通信事業者のBAMシステムにおいて設定されること、または、
ターゲットアクセスNEのセルIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得すること、ここで、セルIDは、ターゲットアクセスNEのCSG IDを含み、Handover Requiredメッセージを通してソースコア管理NEに報告されること、
によってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得してもよい。
取得ユニット71は、HSSからUEの許可されたCSGリストを取得してもよい。たとえば、取得ユニット71は、HSSにUpdate Locationメッセージを送出し、HSSは、取得ユニット71に、UEの許可されたCSGリストを伝達するUpdate Location Ackメッセージを返送する。
アクセス制御ユニット72は、
EMCサービスがUE上に存在し、かつ/または、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可するように構成されたアクセス許可モジュール721と、
EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを拒否するように構成されたアクセス拒否モジュール722とを含む。
否定または拒否のモードに応じて、アクセス拒否モジュール722は、UEがターゲットアクセスNEへのアクセスをハンドオーバされることを拒否するように構成されたハンドオーバ拒否モジュールを含む。ハンドオーバ拒否モジュールは、EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、ターゲットアクセスNEにアクセスしていないUEに、ターゲットアクセスNEにアクセスしないように指令する。
あるいは、アクセス拒否モジュール722は、最初にUEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可することによって、アクセスを拒否してもよい。この場合、アクセス拒否モジュール722はさらに、ターゲットアクセスNEにアクセスしたUEをデタッチするように構成されるデタッチモジュール、または、ロケーション更新プロシージャを始動するようにUEに指令し、アクセス可能セルを選択し、ロケーション更新プロシージャを始動するようにUEに指令するように構成される更新指令モジュールを含む。
デタッチモジュールは、UEにDetach Requestメッセージを送出する。Detach Requestメッセージは、制限されたCSGアクセスによってデタッチ要求がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達してもよい。たとえば、Detach Requestメッセージは、原因値「CSG Not Allowed」を伝達する。このインジケーションは、アタッチプロシージャを始動し、選択されたセルを通して通信事業者のモバイルネットワークを登録するようにUEに指令する。UEの許可されたCSGリストがターゲットアクセスNEのCSG IDを含む場合、UEは、UEの許可されたCSGリストからターゲットアクセスNEのCSG IDを削除する。
Detach Requestメッセージで伝達されるインジケーションは、アクセスが拒否されるターゲットアクセスNEからUEがデタッチされた後、アクセスを許可するターゲットアクセスNEにUEがアクセスすることを保証する。
更新指令モジュールは、ターゲットアクセスNEにRelease Commandメッセージを最初に送出する。Release Commandメッセージは、アクセスが制限されるため、ロケーション更新が始動されることが必要であることを指示するインジケーションを伝達する。たとえば、Release Commandメッセージは、原因値「アクセス Restricted LU Required」を伝達する。インジケーションを受信した後、UEは、アクセス可能セル、たとえば、マクロセルなどの非CSGセルまたはアクセス可能CSGセル(すなわち、ターゲットアクセスNEのCSG IDを除く、許可されたCSGリスト内に含まれるCSG IDに対応するCSGセル)を選択し、その後、ロケーション更新プロシージャを始動する。
ネットワークトポロジに応じて、上記の装置は、ソースネットワーク内のNE、たとえばソースアクセスNEまたはソースコア管理NE、あるいは、ターゲットネットワーク内のNE、たとえばコア管理NEまたはターゲットコア管理NEであってよい。
装置の実施形態における各機能エンティティの詳細な作動方法については、方法の実施形態を参照されたい。
ロケーションエリアハンドオーバ中に適用される別のアクセス制御装置が提供される。図7に示すように、このアクセス制御装置は、
ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しないことを取得するように構成された取得ユニット71と、
ターゲットエリアがCSGエリアである事実およびUEの許可されたCSGリストが存在しない事実に従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットエリアへのUEのアクセスを制御するように構成されたアクセス制御ユニット72とを含む。
アクセス制御ユニット72は、
ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、UEがターゲットエリアにアクセスすることを許可するように構成されたアクセス許可モジュール721と、
ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在せず、EMCサービスがUE上に存在しない場合、ターゲットエリアへのUEのアクセスを拒否するか、または、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ターゲットエリアへのUEのアクセスを拒否するように構成されたアクセス拒否モジュール722とを含む。
否定または拒否のモードに応じて、アクセス拒否モジュール722は、UEがターゲットアクセスNEにハンドオーバされることを拒否するように構成されたハンドオーバ拒否モジュールを含む。ハンドオーバ拒否モジュールは、EMCサービスがUE上に存在せず、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、または、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ターゲットアクセスNEにアクセスしていないUEに、ターゲットアクセスNEにアクセスしないように指令する。
あるいは、アクセス拒否モジュール722は、最初にUEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可することによって、アクセスを拒否してもよい。この場合、アクセス拒否モジュール722はさらに、ターゲットアクセスNEにアクセスしたUEをデタッチするように構成されるデタッチモジュール、または、ロケーション更新プロシージャを始動するようにUEに指令し、アクセス可能セルを選択し、ロケーション更新プロシージャを始動するようにUEに指令するように構成される更新指令モジュールを含む。
デタッチモジュールは、UEにDetach Requestメッセージを送出する。Detach Requestメッセージは、制限されたCSGアクセスによってデタッチ要求がトリガーされたことを指示するインジケーションを伝達してもよい。たとえば、Detach Requestメッセージは、原因値「CSG Not Allowed」を伝達する。このインジケーションは、アタッチプロシージャを始動し、選択されたセルを通して通信事業者のモバイルネットワークを登録するようにUEに指令する。UEの許可されたCSGリストがターゲットアクセスNEのCSG IDを含む場合、UEは、UEの許可されたCSGリストからターゲットアクセスNEのCSG IDを削除する。
結論として、アクセス制御装置は、本発明の第3の実施形態では、EMCサービスを処理するメカニズムを提供し、こうしたメカニズムは、CSGメカニズムの下でアクセス制御を実施している間に、EMCサービスの連続性を保証する。
図8に示すように、本発明の第4の実施形態で提供される通信システムは、ターゲットネットワークのターゲットアクセスNE82およびコア管理NE83を含む。
ターゲットアクセスNE82は、UEにアクセスするように構成される。
ターゲットネットワークのコア管理NE83は、ターゲットアクセスNE82のCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得し、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうかに従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットアクセスNE82へのUEのアクセスを制御するか、あるいは、ターゲットエリアがCSGエリアであるという事実、および、UEの許可されたCSGリストが存在しないという事実に従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットアクセスNE82へのUEのアクセスを制御するように構成される。
ターゲットネットワークのコア管理NE83は、以下の方法で、すなわち、
ターゲットアクセスNEから、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するPath Switch Requestメッセージを受信すること、または
ソースネットワークのコア管理NEから、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するForward Relocation Requestメッセージを受信すること、または
ターゲットアクセスNEから、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するHandover Request Ackメッセージを受信すること、または
ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルを探索し、ターゲットアクセスNEのIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得すること、ここで、ターゲットアクセスNEのIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルは、ターゲットネットワークのコア管理NEか、HMSか、または通信事業者のBAMシステムにおいて設定されること、または、
ターゲットアクセスNEのセルIDに従ってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得すること、ここで、セルIDは、ターゲットアクセスNEのCSG IDを含み、Path Switch Requestメッセージか、Forward Relocation Requestメッセージか、Handover Request Ackメッセージを通してターゲットネットワークのコア管理NEに報告されること、
によってターゲットアクセスNE82のCSG IDを取得してもよい。
ターゲットネットワークのコア管理NE83は、HSSからUEの許可されたCSGリストを取得してもよい。たとえば、ターゲットネットワークのコア管理NE83は、HSSにUpdate Locationメッセージを送出し、HSSは、ターゲットネットワークのコア管理NE83に、UEの許可されたCSGリストを伝達するUpdate Location Ackメッセージを返送する。
第4の実施形態で提供される通信システムでは、ターゲットネットワークのコア管理NEは、ターゲットアクセスNEにアクセスすることをUEが許可されるかどうかを判断する。すなわち、ターゲットネットワークのコア管理NEは、EMCサービスがUE上に存在するか、または、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合にだけ、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることを許可し、そうでなければ、ターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを拒否する。
すなわち、ターゲットアクセスNEのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在せず、EMCサービスがUE上に存在しない場合、ターゲットネットワーク内のコア管理NEは、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、更新プロシージャを始動し、アクセス可能セルに移動するようにUEに指令する。デタッチプロシージャまたは更新プロシージャは、ハンドオーバ中のUEについてのアクセス制御メカニズムがCSGメカニズムに整合することを保証する。
あるいは、ターゲットコア管理NEが、ターゲットエリアがCSGエリアである事実およびUEの許可されたCSGリストが存在しない事実に従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットエリアへのUEのアクセスを制御し、制御方法は、
ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しない場合、ターゲットエリアへのUEのアクセスを拒否すること、または
ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在しないが、EMCサービスがUE上に存在する場合、UEがターゲットエリアにアクセスすることを許可すること、または、
ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在せず、EMCサービスがUE上に存在しない場合、ターゲットエリアへのUEのアクセスを拒否することを含む。
図8に示すように、上記の通信システムのネットワークトポロジは、さらにソースアクセスNE81を含む。
ソースアクセスNEからターゲットアクセスNEにUEがハンドオーバされるシナリオでは、ソースアクセスNE81は、ターゲットアクセスNE82にHandover Requestメッセージを送出するように構成される。
ターゲットアクセスNE82は、Handover Requestメッセージを受信した後、ターゲットネットワークのコア管理NEに、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するPath Switch Requestメッセージを送出するように構成される。
備考:この場合、ソースコア管理NEおよびターゲットコア管理NEは1つのNEに統合される。本発明の第4の実施形態では、統合されたコア管理NE83は、ターゲットコア管理NEの機能を実施するように構成される。
あるいは、図9に示すように、ソースアクセスNE81からターゲットアクセスNE82にUEがハンドオーバされるシナリオでは、通信システムはさらに、ソースアクセスNE81およびソースコア管理NE84を含む。この場合、ソースコア管理NE84およびターゲットコア管理NE83は、ソースネットワークおよびターゲットネットワーク内に別々に位置する2つの異なるNEである。
ソースアクセスNE81は、ソースコア管理NE84に、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するHandover Requiredメッセージを送出するように構成される。
ソースコア管理NE84は、Handover Requiredメッセージに従って、ターゲットネットワークのコア管理NE83に、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するForward Relocation Requestメッセージを送出するように構成される。
UEがロケーション更新シナリオにあるとき、ターゲットコア管理NEは、UEの許可されたCSGリストを取得するために、HSSと交信し、その後、上述したアクセス制御方法に従ってターゲットアクセスNEへのUEのアクセスを制御する。
結論として、通信システムは、本発明の第4の実施形態では、EMCサービスを処理するメカニズムを提供し、こうしたメカニズムは、CSGメカニズムの下でアクセス制御を実施している間に、EMCサービスの連続性を保証する。
本発明の第5の実施形態で提供される通信システムは、ソースアクセスNE101およびターゲットアクセスNE102を含む。ソースアクセスNE101は、ターゲットアクセスNE102にアクセスすることをUEが許可されるかどうかを判断する。この実施形態は、ソースアクセスNE101からターゲットアクセスNE102にUEがハンドオーバされるシナリオを扱う。
ターゲットアクセスNE102は、UEにアクセスするように構成される。
ソースアクセスNE101は、ターゲットアクセスNE102のCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを最初に取得し、EMCサービスがUE上に存在するかまたはターゲットアクセスNE102のCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、ハンドオーバプロシージャを始動するためにターゲットアクセスNE102を選択するか、ターゲットエリアがCSGエリアであること、および、UEの許可されたCSGリストが存在しないがEMCサービスがUE上に存在することを取得する場合、ハンドオーバプロシージャを始動するためにターゲットアクセスNE102を選択するか、そうでなければ、ハンドオーバプロシージャを始動するためにターゲットアクセスNE102を選択することをあきらめるように構成される。
ソースアクセスNE101は、UEがハンドオーバプロシージャを始動するとき、ターゲットアクセスNEのCSG IDを取得する。ソースアクセスNE101は、以下の方法でUEの許可されたCSGリスト情報を取得してもよい。
(1)UEがコア管理NEにアクセスするとき、コア管理NEは、ソースアクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを送出する。
たとえば、アクセスプロシージャでは、E-UTRANネットワークの場合、MMEは、ソースアクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するInitial Context Setup Requestメッセージを送出し、UTRANネットワークの場合、SGSNは、ソースアクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するInformation Transfer Indicationメッセージを送出する。
または、(2)HMSまたは通信事業者のBAMシステムは、アクセスNEにメッセージを送出する。UEの許可されたCSGリストは、HMSまたは通信事業者のBAMシステム(OSS、BOSS、またはOMCなど)において設定される。
たとえば、アクセスNEは、パワーオンされた後、HMSまたは通信事業者のBAMシステムにRegister Requestメッセージを送出する。HMSまたは通信事業者のBAMシステムは、アクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するRegister Responseメッセージを返送する。
本発明の第5の実施形態の通信システムは、2つのタイプのトポロジを含む。第1のトポロジでは、ソースコア管理NEおよびターゲットコア管理NEは、同じNE内に統合され、第2のトポロジでは、ソースコア管理NEおよびターゲットコア管理NEは、2つの異なるネットワークエンティティである。
第1のトポロジでは、図10に示すように、通信システムは、統合されたコア管理NE103を含む。統合されたコア管理NE103は、ソースアクセスNE101がUEの許可されたCSGリストを取得すると、主に、ソースコア管理NEの機能を実施し、UEがネットワークにアクセスすると、統合されたコア管理NE103は、主に、ターゲットコア管理NEの機能を実施し、このコア管理NEか、HMSか、または通信事業者のBAMシステムは、ソースアクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを送出する。
第2のトポロジでは、図11に示すように、通信システムは、別個であるソースコア管理NE104およびターゲットコア管理NE103を含む。ソースアクセスNE101が、ハンドオーバプロシージャを始動するために、ターゲットアクセスNE102を選択するとき、処理メカニズムは、さらに以下を含む。
ソースアクセスNE101は、ソースコア管理NE104に、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達するHandover Requiredメッセージを送出する。
ソースコア管理NE104は、Handover Requiredメッセージに従って、ターゲットコア管理NE103に、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達するForward Relocation Requestメッセージを送出する。
ターゲットコア管理NE103は、UEにアクセスするターゲットアクセスNEを制御する。
結論として、通信システムは、本発明の第5の実施形態では、EMCサービスを処理するメカニズムを提供し、こうしたメカニズムは、CSGメカニズムの下でアクセス制御を実施している間に、EMCサービスの連続性を保証する。
図12に示すように、本発明の第6の実施形態で提供される通信システムは、ターゲットアクセスNE122およびソースコア管理NE124を含む。
ソースコア管理NE124は、ターゲットアクセスNE122にアクセスすることをUEが許可されるかどうかを判断する。詳細な処理方法は、次の通りである。
ターゲットアクセスNE122は、UEにアクセスするように構成される。
ソースコア管理NE124は、EMCサービスがUE上に存在するかまたはターゲットアクセスNE122のCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在する場合、UEがターゲットアクセスNE122にアクセスすることを許可するか、ターゲットエリアがCSGエリアであること、および、UEの許可されたCSGリストが存在しないがEMCサービスがUE上に存在することを取得する場合、UEがターゲットアクセスNE122にアクセスすることを許可するか、そうでなければ、ターゲットアクセスNE122へのUEのアクセスを拒否するように構成される。
すなわち、ターゲットアクセスNE122のCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在しない場合、または、ターゲットエリアがCSGエリアであり、UEの許可されたCSGリストが存在せず、EMCサービスがUE上に存在しない場合、ソースコア管理NE124は、UEをデタッチするデタッチプロシージャを始動するか、または、更新プロシージャを始動し、アクセス可能セルに移動するようにUEに指令する。デタッチプロシージャまたは更新プロシージャは、ハンドオーバ中のUEについてのアクセス制御メカニズムがCSGメカニズムに整合することを保証する。
ソースコア管理NE124は、HSSからUEの許可されたCSGリストを取得する。
ソースコア管理NE124は、以下の方法で、すなわち、
ソースアクセスNE121によって送出される、ターゲットアクセスNEのCSG IDを伝達するHandover Requiredメッセージを受信すること、または
ターゲットアクセスNE122のIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルを探索し、ターゲットアクセスNEのIDに従ってターゲットアクセスNE122のCSG IDを取得すること、ここで、ターゲットアクセスNE122のIDとCSG IDとの間の関係をマッピングするテーブルは、ソースコア管理NEか、HMSか、または通信事業者のBAMシステムにおいて設定されること、または、
ターゲットアクセスNE122のセルIDに従ってターゲットアクセスNE122のCSG IDを取得すること、ここで、セルIDは、ターゲットアクセスNE122のCSG IDを含み、Handover Requiredメッセージを通してソースコア管理NE124に報告されること、
によってターゲットアクセスNEのCSG IDを取得してもよい。
通信システムは、本発明の第6の実施形態では、さらにターゲットコア管理NE123を含む。CSGメカニズムの下でアクセス制御方法との整合を維持するために、UEがターゲットアクセスNEにアクセスすることをソースコア管理NE124が許可すると、ターゲットコア管理NE123は、ソースコア管理NE124から、EMCサービスによって使用されるベアラに関する情報だけを伝達するForward Relocation Requestメッセージを受信する。
結論として、通信システムは、本発明の第6の実施形態では、EMCサービスを処理するメカニズムを提供し、こうしたメカニズムは、CSGメカニズムの下でアクセス制御を実施している間に、EMCサービスの連続性を保証する。
本発明の第7の実施形態で提供される通信システムは、ターゲットアクセスNEを含み、ターゲトアクセスNEは、ターゲットエリアのCSG IDおよびUEの許可されたCSGリストを取得し、ターゲットエリアのCSG IDがUEの許可されたCSGリスト内に存在するかどうか、および/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットエリアへのUEのアクセスを制御するように構成されるか、あるいは、ターゲットエリアがCSGエリアであること、および、UEの許可されたCSGリストが存在しないことを取得し、ターゲットエリアがCSGエリアであるという事実、および、UEの許可されたCSGリストが存在しないという事実に従って、かつ/または、EMCサービスがUE上に存在するかどうかに従って、ターゲットエリアへのUEのアクセスを制御するように構成される。
第7の実施形態で提供される通信システムは、2つのネットワーク構造になる。1つのネットワーク構造は、図8に示され、ソースコア管理NEおよびターゲットコア管理NEが1つのNE内に統合され、他のネットワーク構造は図9に示される。
第7の実施形態では、ターゲットアクセスNEはソースアクセスNEからHandover Requestメッセージを受信することによってUEの許可されたCSGリストを取得してもよい。このHandover Requestメッセージは、UEの許可されたCSGリストを伝達する。この場合、システムは、さらに、ターゲットアクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するHandover Requestメッセージを送出するように構成されるソースアクセスNEを含む。
ターゲットアクセスNEはさらに、ターゲットコア管理NEからHandover Requestメッセージを受信することによってUEの許可されたCSGリストを取得するように構成される。このHandover Requestメッセージは、UEの許可されたCSGリストを伝達する。
この場合、システムは、
ターゲットコア管理NEにForward Relocation Requestメッセージを送出するように構成されたソースコア管理NEをさらに含み、ここで、Forward Relocation Requestメッセージは、UEの許可されたCSGリストを伝達し、
ターゲットアクセスNEに、UEの許可されたCSGリストを伝達するHandover Requestメッセージを送出するように構成されたターゲットコア管理NEをさらに含む。
システムの実施形態における各機能エンティティの詳細な作動方法については、本明細書の方法の実施形態を参照されたい。
要約すると、本発明の下の技術的解決策は、アクセス制御についての因子として、EMCサービスがUE上に存在するかどうかを使用し、CSGメカニズムの下でEMCサービスを処理するメカニズムを提供する。すなわち、この処理メカニズムは、UEのEMCサービスを中断することなく、UEに関してアクセス制御を実行し、したがって、EMCサービスの連続性が保証される。
本発明の実施形態による方法のステップの全てまたは一部が、関連するハードウェアに指令するプログラムによって実施されてもよいことを当業者は理解することが可能である。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。
上記説明は、本発明の範囲を限定することを意図するのではなく、本発明の例示的な実施形態に過ぎない。当業者によって容易に導出されうる任意の変更、変形、または置換は、本発明の範囲内に入るべきである。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲に従う。