JP5784225B2 - 制御装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents
制御装置、制御方法及び制御プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5784225B2 JP5784225B2 JP2014514326A JP2014514326A JP5784225B2 JP 5784225 B2 JP5784225 B2 JP 5784225B2 JP 2014514326 A JP2014514326 A JP 2014514326A JP 2014514326 A JP2014514326 A JP 2014514326A JP 5784225 B2 JP5784225 B2 JP 5784225B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- request
- phase
- input
- operation request
- generated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 38
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 50
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 35
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 15
- 230000006870 function Effects 0.000 description 223
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 94
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 22
- 238000013461 design Methods 0.000 description 6
- 230000009993 protective function Effects 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 238000011161 development Methods 0.000 description 4
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 2
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 2
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 2
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/04—Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
- G05B19/042—Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers using digital processors
- G05B19/0423—Input/output
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/04—Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
- G05B19/042—Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers using digital processors
- G05B19/0426—Programming the control sequence
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/20—Pc systems
- G05B2219/25—Pc structure of the system
- G05B2219/25221—Identification of messages and their relative priority
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/20—Pc systems
- G05B2219/26—Pc applications
- G05B2219/2613—Household appliance in general
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Programmable Controllers (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
元々、家電製品がマイクロコンピュータを搭載していない時代には、デバイスの制御はハードウェア回路により実現されていた。しかし、マイクロコンピュータの出現に伴い、デバイスの制御は組込ソフトウェアによる制御に移り変わった。ハードウェア回路から組込ソフトウェアへ制御を移行する際、ハードウェア回路のハードワイアードロジックが、デバイスを制御するプログラムに置き換えられた。
少ない機能の製品であれば、こうしたやり方でもプログラムの作成は比較的容易である。しかし、数多くの機能がデバイスへ多様な要求を出す製品では、要求が競合した場合にどの機能の要求を有効にして、どの機能の要求を無効にするかという条件が非常に複雑になる。
この場合には、最初に組込ソフトウェアを開発した開発者しか、複雑な条件を実現するプログラムの仕組が理解できず、他の開発者が改修を行うのは非常に難しい。他の開発者が、条件を実現するプログラムの理解が不十分なまま無理に改修を行って、不具合が増えてしまう場合もある。これは、数多くの機能が1つのデバイスに対して密接な関係を持つため、1つの機能だけに着目して改修を行うと、一見関係ないと思われた機能にまで知らずに影響が及んでいることがあるためである。
この発明は、競合する要求を調停する処理構造を単純にすることを目的とする。
複数のAPP(アプリケーションプログラム)から出力された競合する動作要求を調停してデバイスを制御する制御装置であり、
順序が設定された複数のフェーズのうち、APP毎に予め定められたフェーズへ、各APPが出力した動作要求を入力する要求入力部と、
前記フェーズ毎に、調停情報を記憶し、前記複数のフェーズのうちの遷移フェーズについては、前記デバイスの動作状態と、入力された動作要求との組合せに応じて、生成される動作要求を定めた状態遷移情報を前記調停情報として記憶した調停情報記憶部と、
先頭のフェーズから順に、前記調停情報記憶部が記憶した調停情報に従い、入力された動作要求の競合を調停した動作要求を生成し、生成した動作要求を次のフェーズへ入力することにより、段階的に動作要求の競合を調停し、前記遷移フェーズにおいては、状態遷移情報に従い、入力された動作要求から新たに動作要求を生成し、生成した動作要求を次のフェーズへ入力する要求生成部と、
最後のフェーズで前記要求生成部が生成した動作要求に従い、前記デバイスの動作を制御するデバイス制御部と
を備えることを特徴とする。
図1は、実施の形態1に係る制御装置100の構成図である。
制御装置100は、家電製品を制御する。制御装置100は、アプリケーション部10、ミドルウェア部20、デバイス制御部30、デバイスドライバ40を備える。
基本運転実行部11は、家電製品の基本運転を実現するAPPである。基本運転実行部11は、家電製品の電源が入っている場合には、利用者の操作や外部の環境等に関わらず動作する。
機能実行部12は、家電製品の付加機能を実現するAPPである。機能実行部12は、付加機能毎に設けられ、利用者の操作や外部の環境等に応じて動作する。
ミドルウェア部20は、順序が設定された複数のフェーズ(ここでは、フェーズ1〜4)を有しており、基本運転実行部11及び各機能実行部12から出力された1次要求をいずれかのフェーズに入力する。そして、ミドルウェア部20は、上位のフェーズから順に、入力された1次要求を調停して、調停した1次要求を次のフェーズへ入力することを繰り返し、最終的に2次要求を生成する。
ミドルウェア部20は、要求入力部21、調停情報記憶部22、要求生成部23を備える。
要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した1次要求を先頭のフェーズ1へ入力する。また、要求入力部21は、複数のフェーズのうち、機能実行部12毎に予め定められたフェーズへ各機能実行部12が出力した1次要求を入力する。
調停情報記憶部22は、フェーズ毎に、1次要求の競合を調停するための調停情報を記憶装置に記憶する。ここでは、調停情報は、各1次要求についての優先度である。
要求生成部23は、先頭のフェーズから順に、入力された1次要求から、調停情報が示す優先度が最も高い1次要求を選択する。要求生成部23は、最終フェーズ以外のフェーズでは、選択した1次要求を次のフェーズへ入力する。要求生成部23は、最終フェーズでは、選択した1次要求を2次要求としてデバイス制御部30へ出力する。
家電製品の電源が入れられると、制御装置100が起動し、処理が開始する。
すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した1次要求をフェーズ1へ入力するとともに、各機能実行部12が出力した1次要求を予め定められたフェーズへ入力する(S11)。
次に、要求生成部23は、フェーズを表す変数iを1に初期化する(S12)。そして、要求生成部23は、フェーズiについて、入力された1次要求から優先度が最も高い1次要求を選択する(S13)。要求生成部23は、フェーズiが最終フェーズであるか否かを判定し(S14)、最終フェーズでない場合、選択した1次要求を次のフェーズi+1へ入力し(S15)、変数iに1を加えて(S16)、処理をS13へ戻す。一方、要求生成部23は、最終フェーズである場合、選択した1次要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S17)。
要求生成部23は、2次要求を出力すると、所定の時間が経過した後、再びS11から処理を実行する。
一般に、冷蔵庫には、圧縮機(デバイスの一例)が備えられており、圧縮機の動作速度(回転速度rpmや回転周波数Hz)を変更することにより、庫内の温度を制御することができる。ここでは、制御装置100が冷蔵庫の圧縮機の動作速度を制御する例を説明する。
なお、ここでは、圧縮機の動作速度は、停止状態の0速から、最高速度の10速まであるものとする。
また、冷蔵庫は、庫内を急速に冷やす急冷機能や、氷を速やかに製造する製氷機能を有する。急冷機能や製氷機能は、それぞれ急冷ボタンや製氷ボタンが押下された場合に実行され、所定の条件を満たすと終了する。さらに、冷蔵庫は、圧縮機等の故障を防止するために、圧縮機の動作を抑制する保護機能弱、強を有する。保護機能弱、強はそれぞれ、所定の保護条件を満たす場合に実行され、保護条件を満たさなくなると終了する。急冷機能、製氷機能、各保護機能を実行するのが各機能実行部12である。ここでは、機能実行部12Aが急冷機能を実行し、機能実行部12Bが製氷機能を実行し、機能実行部12Cが保護機能弱を実行し、機能実行部12Dが保護機能強を実行する。
また、機能実行部12Aが出力した1次要求である急冷要求と、機能実行部12Bが出力した1次要求である製氷要求とは、フェーズ1に入力され、機能実行部12Cが出力した1次要求である保護弱要求と、機能実行部12Dが出力した1次要求である保護強要求とは、フェーズ2に入力される。
また、基本運転実行部11が出力した1次要求である基本要求は4速での運転を要求し、急冷要求は7速での運転を要求し、製氷要求は5速での運転を要求し、保護弱要求は2速での運転を要求し、保護強要求は0速での運転を要求する。
図5に示す調停情報は、基本要求と急冷要求と製氷要求との優先度である。ここでは、基本要求の優先度が最も低く、急冷要求の優先度が次に低く、製氷要求の優先度が最も高いことが示されている。
図6に示す調停情報は、フェーズ1で生成された1次要求と保護弱要求と保護強要求との優先度である。ここでは、フェーズ1で生成された1次要求の優先度が最も低く、保護弱要求の優先度が次に低く、保護強要求の優先度が最も高いことが示されている。
ここでは、冷蔵庫の運転が開始され(ステージ1)、その後しばらくして急冷ボタンが押下され(ステージ2)、急冷運転中に製氷ボタンが押下され(ステージ3)、急冷及び製氷運転中に保護機能弱が動作する(ステージ4)場合について説明する。
冷蔵庫の電源が入れられ、制御装置100が起動する。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した1次要求である基本要求をフェーズ1へ入力する(S11)。この時点では、付加機能は動作しておらず、他の1次要求は入力されない。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S12)、フェーズ1についての競合を調停する(S13)。ここでは、基本運転実行部11が出力した基本要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、基本運転実行部11が出力した基本要求を選択する。フェーズ1は最終フェーズではないため(S14でNO)、要求生成部23は、S13で選択された基本要求をフェーズ2へ入力する(S15)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS13へ戻す(S16)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S13)。ここでは、フェーズ1から入力された基本要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、フェーズ1から入力された基本要求を選択する。フェーズ2は最終フェーズであるため(S14でYES)、要求生成部23は、S13で選択された基本要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S17)。
つまり、この時点では、基本要求がそのままデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が4速で動作する。
その後、急冷ボタンが押下される。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが出力した急冷要求とをフェーズ1へ入力する(S11)。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S12)、フェーズ1についての競合を調停する(S13)。ここでは、基本要求と急冷要求とが入力されたため、要求生成部23は、図5に示す調停情報に従い、競合を調停する。その結果、優先度が高い急冷要求が選択される。フェーズ1は最終フェーズではないため(S14でNO)、要求生成部23は、S13で選択された急冷要求をフェーズ2へ入力する(S15)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS13へ戻す(S16)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S13)。ここでは、フェーズ1から入力された急冷要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、フェーズ1から入力された急冷要求を選択する。フェーズ2は最終フェーズであるため(S14でYES)、要求生成部23は、S13で選択された急冷要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S17)。
つまり、この時点では、急冷要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が7速で動作する。
その後、急冷運転中に製氷ボタンが押下される。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが出力した急冷要求と、機能実行部12Bが出力した製氷要求とをフェーズ1へ入力する(S11)。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S12)、フェーズ1についての競合を調停する(S13)。ここでは、基本要求と急冷要求と製氷要求とが入力されたため、要求生成部23は、図5に示す調停情報に従い、競合を調停する。その結果、優先度が高い製氷要求が選択される。フェーズ1は最終フェーズではないため(S14でNO)、要求生成部23は、S13で選択された製氷要求をフェーズ2へ入力する(S15)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS13へ戻す(S16)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S13)。ここでは、フェーズ1から入力された製氷要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、フェーズ1から入力された製氷要求を選択する。フェーズ2は最終フェーズであるため(S14でYES)、要求生成部23は、S13で選択された製氷要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S17)。
つまり、この時点では、製氷要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が5速で動作する。
その後、製氷運転中に保護機能弱が動作する。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが出力した急冷要求と、機能実行部12Bが出力した製氷要求とをフェーズ1へ入力し、機能実行部12Cが出力した保護弱要求をフェーズ2へ入力する(S11)。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S12)、ステージ3と同様に、フェーズ1についての競合を調停し、急冷要求をフェーズ2へ入力する(S13−S15)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS13へ戻す(S16)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S13)。ここでは、フェーズ1から入力された製氷要求と、機能実行部12Cから出力された保護弱要求とが入力されたため、要求生成部23は、図6に示す調停情報に従い、競合を調停する。その結果、優先度が高い保護弱要求が選択される。フェーズ2は最終フェーズであるため(S14でYES)、要求生成部23は、S13で選択された保護弱要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S17)。
つまり、この時点では、保護弱要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が2速で動作する。
そのため、アプリケーション部10において、各機能を実現する基本運転実行部11、機能実行部12は、実現する機能だけが実装されていればよく、デバイス制御に関しては単に動作要求を出力するだけでよい。そして、競合する動作要求を調停する機能については、各機能とは別にミドルウェア部20において実装すればよい。
特に、競合する動作要求を調停する機能については、各機能から出力される動作要求を複数のフェーズに分けて段階的に処理する。そのため、各フェーズにおいて、競合する動作要求を調停する機能を単純な構成とすることができる。具体的には、各フェーズにおいて、競合する動作要求を調停する機能を、図5や図6に示す優先度により表すことが可能である。
その結果、従来の組込ソフトウェアとは異なり、各機能を実現する機能部に、競合する動作要求を調停する機能を含めないので、各機能部が密接に関連し合うことがなくなる。
実施の形態1では、各フェーズで、入力された1次要求から優先度が最も高い1次要求を選択することについて説明した。しかし、2つ以上の1次要求を同時に満たすことが可能な場合も考えられる。上述した冷蔵庫の例であれば、急冷要求と製氷要求とは、圧縮機の速度を速くすることにより同時に実現可能である。
実施の形態2では、2つ以上の1次要求を同時に満たすことが可能なフェーズでは、入力された1次要求から優先度が最も高い1次要求を選択するのではなく、2つ以上の1次要求を同時に実現する新しい1次要求を生成することを説明する。
実施の形態2に係る制御装置100は、フェーズ毎に、選択フェーズと組合せフェーズとのいずれかであることが定められている点が、実施の形態1に係る制御装置100と異なる。
選択フェーズは、実施の形態1で説明したフェーズである。つまり、選択フェーズでは、入力された複数の1次要求から1つの1次要求が選択される。
組合せフェーズは、2つ以上の1次要求を同時に実現する新しい1次要求を生成するフェーズである。組合せフェーズでは、入力された動作要求の組合せに応じて新しい1次要求が生成される。
調停情報記憶部22は、選択フェーズについては、実施の形態1と同様に、調停情報として優先度を記憶する。しかし、調停情報記憶部22は、組合せフェーズについては、調停情報として、入力された1次要求の組合せに応じて、新たに生成される1次要求を定めた組合せ情報を記憶する。
調停情報が組合せ情報である場合、要求生成部23は、組合せ情報に従い、入力された1次要求の組合せに応じて新たに1次要求を生成する。
S21からS22は、図3に示すS11からS12と同様であり、S24からS27は図3に示すS14からS17と同様である。
S23では、要求生成部23は、フェーズiが選択フェーズであれば、入力された1次要求から優先度が最も高い1次要求を選択する。要求生成部23は、フェーズiが組合せフェーズであれば、組合せ情報に従い、入力された1次要求の組合せに応じて、新しい1次要求を生成する。
但し、フェーズ1は組合せフェーズであり、フェーズ2は選択フェーズであるとする。フェーズ1についての調停情報は、図9に示す調停情報である。図9に示す調停情報は、基本運転実行部11と、急冷機能と、製氷機能とから出力された1次要求の組合せに応じて新たに生成される1次要求を示す組合せ情報である。但し、基本要求は、常に出力されているため、基本要求が出力されていない場合については省略した。
ステージ1の後、急冷ボタンが押下される。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが出力した急冷要求とをフェーズ1へ入力する(S21)。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S22)、フェーズ1についての競合を調停する(S23)。ここでは、基本要求と急冷要求とが入力されたため、要求生成部23は、図9に示す調停情報に従い、競合を調停する。その結果、基本&急冷要求に対応する急冷要求が生成される。フェーズ1は最終フェーズではないため(S24でNO)、要求生成部23は、S23で生成した急冷要求をフェーズ2へ入力する(S25)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS23へ戻す(S26)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S23)。ここでは、フェーズ1から入力された急冷要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、フェーズ1から入力された急冷要求を選択する。フェーズ2は最終フェーズであるため(S24でYES)、要求生成部23は、S23で選択された急冷要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S27)。
つまり、この時点では、急冷要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が7速で動作する。
その後、急冷運転中に製氷ボタンが押下される。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが出力した急冷要求と、機能実行部12Bが出力した製氷要求とをフェーズ1へ入力する(S21)。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S22)、フェーズ1についての競合を調停する(S23)。ここでは、基本要求と急冷要求と製氷要求とが入力されたため、要求生成部23は、図9に示す調停情報に従い、競合を調停する。その結果、基本&急冷&製氷要求に対応する急冷&製氷要求が生成される。フェーズ1は最終フェーズではないため(S24でNO)、要求生成部23は、S23で生成した急冷&製氷要求をフェーズ2へ入力する(S25)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS23へ戻す(S26)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S23)。ここでは、フェーズ1から入力された急冷&製氷要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、フェーズ1から入力された急冷&製氷要求を選択する。フェーズ2は最終フェーズであるため(S24でYES)、要求生成部23は、S23で選択された急冷&製氷要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S27)。
つまり、この時点では、急冷&製氷要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が10速で動作する。
その後、急冷及び製氷運転中に保護機能弱が動作する。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが出力した急冷要求と、機能実行部12Bが出力した製氷要求とをフェーズ1へ入力し、機能実行部12Cが出力した保護弱要求とをフェーズ2へ入力する(S21)。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S22)、ステージ3と同様に、フェーズ1についての競合を調停し、急冷&製氷要求をフェーズ2へ入力する(S23−S25)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS3へ戻す(S26)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S23)。ここでは、フェーズ1から入力された急冷&製氷要求と、機能実行部12Cから出力された保護弱要求とが入力されたため、要求生成部23は、図6に示す調停情報に従い、競合を調停する。その結果、優先度が高い保護弱要求が選択される。フェーズ2は最終フェーズであるため(S24でYES)、要求生成部23は、S23で選択された保護弱要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S27)。
つまり、この時点では、保護弱要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が2速で動作する。
そのため、実施の形態1と同様に、競合する動作要求を調停する機能を単純な構成としつつ、実施の形態1よりも柔軟な制御を行うことが可能である。
実施の形態1,2では、各フェーズにおいて、入力された1次要求のみに基づき、競合を調停することについて説明した。実施の形態3では、入力された1次要求だけでなく、デバイスの動作状態に基づき、競合を調停することについて説明する。
実施の形態3に係る制御装置100は、フェーズ毎に、選択フェーズと組合せフェーズと遷移フェーズとのいずれかであることかが定められている点が、実施の形態1,2に係る制御装置100と異なる。
遷移フェーズは、デバイスの動作状態と、入力された1次要求とに応じて新しい1次要求を生成するフェーズである。
調停情報記憶部22は、選択フェーズと組合せフェーズとについては、実施の形態2と同様に、それぞれ優先度と組合せ情報とを記憶する。しかし、調停情報記憶部22は、遷移フェーズについては、調停情報として、デバイスの状態と新たに入力された1次要求とに応じて、生成する1次要求を定めた状態遷移情報を記憶する。
調停情報が状態遷移情報である場合、要求生成部23は、状態遷移情報に従い、デバイスの状態と新たに入力された1次要求とに応じて新たに1次要求を生成する。要求生成部23は、新たに1次要求が入力されない場合、その時のデバイスの状態を維持する1次要求を生成する。
S31からS32は、図8に示すS21からS22と同様であり、S34からS37は図8に示すS24からS27と同様である。
S33では、要求生成部23は、フェーズiが選択フェーズであれば、入力された1次要求から優先度が最も高い1次要求を選択する。要求生成部23は、フェーズiが組合せフェーズであれば、組合せ情報に従い、入力された1次要求の組合せに応じて、新しい1次要求を生成する。要求生成部23は、フェーズiが遷移フェーズであれば、状態遷移情報に従い、デバイスの動作状態と、入力された1次要求とに応じて、新しい1次要求を生成する。
但し、フェーズ1は遷移フェーズであり、フェーズ2は選択フェーズであるとする。フェーズ1についての調停情報は、図12に示す調停情報である。図12に示す調停情報は、圧縮機の動作状態と、入力された1次要求とに応じて新たに生成される1次要求を示す。なお、ここでは、簡単のため保護機能弱、強が動作している場合については省略した。また、図12には示していないが、冷蔵庫の起動時には、基本要求だけが入力され、通常運転が開始される。
ステージ1の後、急冷ボタンが押下される。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが入力した急冷要求とをフェーズ1へ入力する(S31)。つまり、新たに急冷要求がフェーズ1へ入力される。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S32)、フェーズ1についての競合を調停する(S33)。ここでは、圧縮機の動作状態が通常(4速)であり、新たに急冷要求が入力されたため、要求生成部23は、図12に示す調停情報に従い、急冷要求を生成する。フェーズ1は最終フェーズではないため(S34でNO)、要求生成部23は、S33で生成した急冷要求をフェーズ2へ入力する(S35)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS33へ戻す(S36)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S33)。ここでは、フェーズ1から入力された急冷要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、フェーズ1から入力された急冷要求を選択する。フェーズ2は最終フェーズであるため(S34でYES)、要求生成部23は、S33で選択された急冷要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S37)。
つまり、この時点では、急冷要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が7速で動作する。
その後、急冷運転中に製氷ボタンが押下される。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが入力した急冷要求と、機能実行部12Bが出力した製氷要求を新たにフェーズ1へ入力する(S31)。つまり、新たに製氷要求がフェーズ1へ入力される。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S32)、フェーズ1についての競合を調停する(S33)。ここでは、圧縮機の動作状態が急冷(7速)であり、製氷要求が入力されたため、要求生成部23は、図12に示す調停情報に従い、急冷&製氷要求を生成する。フェーズ1は最終フェーズではないため(S34でNO)、要求生成部23は、S33で生成した急冷&製氷要求をフェーズ2へ入力する(S35)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS33へ戻す(S36)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S33)。ここでは、フェーズ1から入力された急冷&製氷要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、フェーズ1から入力された急冷&製氷要求を選択する。フェーズ2は最終フェーズであるため(S34でYES)、要求生成部23は、S33で選択された急冷&製氷要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S37)。
つまり、この時点では、急冷&製氷要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が10速で動作する。
その後、急冷及び製氷運転中に保護機能弱が動作する。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが出力した急冷要求と、機能実行部12Bが出力した製氷要求とをフェーズ1へ入力し、機能実行部12Cが出力した保護弱要求とをフェーズ2へ入力する(S31)。つまり、新たに保護弱要求がフェーズ2へ入力される。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S32)、フェーズ1についての競合を調停する(S33)。ここでは、新たに入力された1次要求がないので、現在の圧縮機の動作状態を維持する急冷&製氷要求が生成される。フェーズ1は最終フェーズではないため(S34でNO)、要求生成部23は、S33で生成した急冷&製氷要求をフェーズ2へ入力する(S35)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS33へ戻す(S36)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S33)。ここでは、フェーズ1から入力された急冷&製氷要求と、機能実行部12Cから出力された保護弱要求とが入力されたため、要求生成部23は、図6に示す調停情報に従い、競合を調停する。その結果、優先度が高い保護弱要求が選択される。フェーズ2は最終フェーズであるため(S34でYES)、要求生成部23は、S33で選択された保護弱要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S37)。
つまり、この時点では、保護弱要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が2速で動作する。
そのため、実施の形態1,2と同様に、競合する動作要求を調停する機能を単純な構成としつつ、実施の形態1,2よりも柔軟な制御を行うことが可能である。
つまり、遷移フェーズにおける状態遷移情報は、デバイスの動作状態として、1次要求で制御するパラメータ以外の情報や、1次要求で制御するデバイス以外のデバイスの情報であってもよい。
実施の形態1−3では、各フェーズにおいて、入力された複数の1次要求から1つの1次要求を選択する、あるいは、入力された1次要求等に応じて新しい1次要求を生成した。
実施の形態4では、機能実行部12から入力された1次要求により、前のフェーズから入力された1次要求を補正するフェーズを含めた場合について説明する。
実施の形態4に係る制御装置100は、フェーズ毎に、選択フェーズと組合せフェーズと遷移フェーズと補正フェーズとのいずれかであることが定められている点が、実施の形態1−3に係る制御装置100と異なる。
補正フェーズは、機能実行部12から入力された1次要求により、基本運転実行部11から出力された1次要求、あるいは、前のフェーズから入力された1次要求が補正され、新しい1次要求を生成するフェーズである。
実施の形態4に係るミドルウェア部20は、補正情報記憶部24を備える点が、実施の形態1−3に係るミドルウェア部20と異なる。
補正情報記憶部24は、補正フェーズ毎に、1次要求の補正の方法を示す補正情報を記憶する。補正情報は、例えば、機能実行部12から入力された1次要求が示す補正値を、基本運転実行部11から出力された1次要求、あるいは、前のフェーズから入力された1次要求に加算することや、乗算すること等を示す。
なお、調停情報記憶部22は、選択フェーズと組合せフェーズと遷移フェーズとについては、実施の形態3と同様に、それぞれ優先度と組合せ情報と状態遷移情報とを記憶する。調停情報記憶部22は、補正フェーズについては、調停情報として、優先度と組合せ情報と状態遷移情報とのいずれかを記憶する。但し、調停の対象は、機能実行部12から入力された1次要求だけであり、基本運転実行部11から出力された1次要求や、前のフェーズから入力された1次要求は含まれない。
要求生成部23は、補正フェーズでは、調停情報に従い機能実行部12から入力された1次要求の競合を調停した1次要求を生成する。そして、要求生成部23は、補正情報に従い、生成した1次要求が示す補正値で、基本運転実行部11から出力された1次要求、あるいは、前のフェーズから入力された1次要求を補正して、新しい1次要求を生成する。
S41からS42は、図11に示すS31からS32と同様であり、S44からS47は図11に示すS34からS37と同様である。
S43では、要求生成部23は、フェーズiが選択フェーズであれば、入力された1次要求から優先度が最も高い1次要求を選択する。要求生成部23は、フェーズiが組合せフェーズであれば、組合せ情報に従い、入力された1次要求の組合せに応じて、新しい1次要求を生成する。要求生成部23は、フェーズiが遷移フェーズであれば、状態遷移情報に従い、デバイスの動作状態と、入力された1次要求とに応じて、新しい1次要求を生成する。要求生成部23は、フェーズiが補正フェーズであれば、機能実行部12から入力された1次要求により、基本運転実行部11から出力された1次要求、あるいは、前のフェーズから入力された1次要求を補正し、新しい1次要求を生成する。
但し、フェーズ1は補正フェーズであり、フェーズ2は選択フェーズであるとする。フェーズ1についての調停情報は、図16に示す調停情報である。図16に示す調停情報は、急冷要求と製氷要求との優先度である。ここでは、急冷要求の優先度が低く、製氷要求の優先度が高いことが示されている。
また、補正情報記憶部24は、フェーズ1についての補正情報として、基本要求へ補正値を加算することを記憶している。
また、基本運転実行部11が出力した1次要求である基本要求は4速での運転を要求し、保護弱要求は2速での運転を要求し、保護強要求は0速での運転を要求する。急冷要求は補正値として3速を示し、製氷要求は補正値として1速を示す。
ステージ1の後、急冷ボタンが押下される。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが入力した急冷要求とをフェーズ1へ入力する(S41)。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S42)、フェーズ1についての競合を調停する(S43)。ここでは、基本要求以外に、急冷要求が入力されたため、要求生成部23は急冷要求を選択する。そして、要求生成部23は、補正情報に従い、選択した急冷要求が示す補正値3速を、基本要求が示す4速に加え、7速で運転することを要求する急冷要求を生成する。フェーズ1は最終フェーズではないため(S44でNO)、要求生成部23は、S43で選択された急冷要求をフェーズ2へ入力する(S45)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS43へ戻す(S46)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S43)。ここでは、フェーズ1から入力された急冷要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、フェーズ1から入力された急冷要求を選択する。フェーズ2は最終フェーズであるため(S44でYES)、要求生成部23は、S43で選択された急冷要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S47)。
つまり、この時点では、急冷要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が7速で動作する。
その後、急冷運転中に製氷ボタンが押下される。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが出力した急冷要求と、機能実行部12Bが出力した製氷要求とをフェーズ1へ入力する(S41)。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S42)、フェーズ1についての競合を調停する(S43)。ここでは、基本要求以外に、急冷要求と製氷要求とが入力されたため、要求生成部23は、図16に示す調停情報に従い、競合を調停する。その結果、優先度が高い製氷要求が選択される。そして、要求生成部23は、補正情報に従い、選択した製氷要求が示す補正値1速を、基本要求が示す4速に加え、5速で運転することを要求する製氷要求を生成する。フェーズ1は最終フェーズではないため(S44でNO)、要求生成部23は、S43で選択された製氷要求をフェーズ2へ入力する(S45)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS43へ戻す(S46)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S43)。ここでは、フェーズ1から入力された製氷要求以外に1次要求がないため、1次要求の競合は発生しない。したがって、要求生成部23は、フェーズ1から入力された製氷要求を選択する。フェーズ2は最終フェーズであるため(S44でYES)、要求生成部23は、S43で選択された製氷要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S47)。
つまり、この時点では、製氷要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が5速で動作する。
その後、製氷運転中に保護機能弱が動作する。すると、要求入力部21は、基本運転実行部11が出力した基本要求と、機能実行部12Aが出力した急冷要求と、機能実行部12Bが出力した製氷要求とをフェーズ1へ入力し、機能実行部12Cが入力した保護弱要求をフェーズ2へ入力する(S41)。
要求生成部23は、変数iを1に初期化し(S42)、ステージ3と同様に、フェーズ1についての競合を調停し、製氷要求をフェーズ2へ入力する(S43−S45)。そして、要求生成部23は、変数iに1加算して2として、処理をS43へ戻す(S46)。
要求生成部23は、フェーズ2についての競合を調停する(S43)。ここでは、フェーズ1から入力された製氷要求と、機能実行部12Cから出力された保護弱要求とが入力されたため、要求生成部23は、図6に示す調停情報に従い、競合を調停する。その結果、優先度が高い保護弱要求が選択される。フェーズ2は最終フェーズであるため(S44でYES)、要求生成部23は、S43で選択された保護弱要求を2次要求として、デバイス制御部30へ出力する(S47)。
つまり、この時点では、保護弱要求がデバイス制御部30へ出力され、圧縮機が2速で動作する。
そのため、実施の形態1−3と同様に、競合する動作要求を調停する機能を非常に単純な構成としつつ、より柔軟な制御を行うことが可能である。
この場合、実施の形態4で説明したように、急冷機能や製氷機能等の付加機能が動作する場合に、付加機能に応じた補正値で現在の動作速度を補正することにより、適切な制御が可能になる。
一方で、保護機能のように、現在の動作速度に関わらず、一定の速度に制御する必要がある付加機能もある。この場合には、実施の形態1で説明したように、現在の動作速度に関わらず、付加機能で指定した動作速度で制御することにより、適切な制御が可能となる。
実施の形態1−4では、制御装置100が冷蔵庫に実装されている場合を想定した例を用いて、制御装置100の処理について説明した。しかし、制御装置100は、冷蔵庫以外の家電製品や、他の機器に実装されることも考えられる。
実施の形態5では、制御装置100が他の機器に実装されている場合を想定した例について説明する。
一般に、エアコンには、圧縮機(デバイスの一例)が備えられており、圧縮機の動作速度(回転速度rpmや回転周波数Hz)を変更することにより、室内の温度を制御することができる。ここでは、制御装置100が冷房運転時のエアコンの圧縮機の動作速度を制御する例を説明する。
また、エアコンは、他に様々な機能(機能実行部12)を備えている。ここでは、エアコンは、付加機能1(ハイパワー運転)、付加機能2(任意周波数制御)、保護機能1(吐出温度過昇防止)、保護機能2(凝縮温度過昇防止)、保護機能3(MIN周波数保護)、保護機能4(停止振動対策)、保護機能5(吐出過昇停止)の機能を備えている。
ハイパワー運転(付加機能1)は、利用者が空調性能を強くするため、操作ボタンを操作すると動作する機能である。付加機能1は、圧縮機の動作速度に、所定の補正値を加え、圧縮機の動作速度を速くする。
任意周波数制御(付加機能2)は、工場での出荷時における検査等で用いられる機能である。付加機能2は、圧縮機を予め決められた動作速度に設定して動作させる。
吐出温度過昇防止(保護機能1)は、吐出ガスの温度や圧力が過剰に上昇して圧縮機が壊れないようにするための機能である。保護機能1は、センサにより温度や圧力の異常上昇を検知した場合、圧縮機の動作速度から所定の補正値を減じ、圧縮機の動作速度を遅くする。
凝縮温度過昇防止(保護機能2)は、高圧側の圧力上昇を抑制して冷媒系(圧縮機、熱交換機)が壊れないようにするための機能である。保護機能2は、センサにより圧力の異常上昇を検知した場合、圧縮機の動作速度から所定の補正値を減じ、圧縮機の動作速度を遅くする。
MIN周波数保護(保護機能3)は、必要以上に遅い動作速度になると却って圧縮機に負担がかかるため、最低速度を維持して冷媒循環量を確保できるようにする機能である。保護機能3は、一定の速度を下回った場合、圧縮機の動作速度を最低速度に設定する。
停止振動対策(保護機能4)は、圧縮機を停止させる際に発生する振動により配管が切断することを防止する機能である。保護機能4は、圧縮機の停止前に圧縮機の動作速度を一定時間所定の速度に設定する。
吐出過昇停止(保護機能5)は、センサにより吐出ガスの温度、圧力の異常上昇を検知した場合、圧縮機を緊急停止をさせる機能である。保護機能5は、圧縮機の動作速度を0に設定する。
なお、フェーズ3では、保護機能1だけが実行されている場合には、保護機能1の補正値が選択され、保護機能2だけが実行されている場合には、保護機能2の補正値が選択され、保護機能1,2が同時に実行されている場合には、2つの補正値の両方が選択される組合せ情報が調停情報として設定されている。
フェーズ1では、基本運転で設定される圧縮機の速度F0が動作の前提となる。付加機能1が実行されている場合には、速度F0に速度ΔF1が加算される。したがって、フェーズ1からは、速度F0又は速度F0+ΔF1が出力される。
フェーズ2では、フェーズ1で出力された速度(速度F0又は速度F0+ΔF1)と、付加機能2から出力された速度F2とのいずれかが出力される。したがって、フェーズ2からは、速度F0と速度F0+ΔF1と速度F2とのいずれかが出力される。
フェーズ3では、フェーズ2で出力された速度に対して、保護機能1のみが動作している場合には、速度−ΔF3Aで補正がされる。保護機能2のみが動作している場合には、速度−ΔF3Bで補正がされる。保護機能1,2の両方が動作している場合には、速度−ΔF3Aと速度−ΔF3Bとの両方で補正がされる。その結果、組合せに応じた9通りの速度のいずれかが出力される。
フェーズ4では、フェーズ3で出力された速度と、保護機能3,4,5から出力された速度とのいずれかが出力される。
したがって、付加機能や保護機能の実行状態に応じて合計15通りの速度が出力される。
一般的な制御装置では、各機能が、内部で他の機能の実行状態を見て、デバイスドライバへ動作要求を出力するか否かを判定している。そのため、各機能には、非常に複雑な条件判定が含まれており、保守性、再利用性、拡張性が低い。
これに比べて、図17に示すように、制御装置100を用いた場合、デバイスドライバへ動作要求を出力するか否かの条件判定は、整理されており、保守性、再利用性、拡張性が高い。
自動運搬車は、モータ(デバイスの一例)が備えられており、モータへ印加する電圧を変更することにより、モータの動作速度が変更され、自動運搬車の移動速度を制御することができる。
自動運搬車は、単純な直線移動により荷物を運搬する。自動運搬車は、モータに付随してトルクセンサ、速度センサ、温度センサを備えるとともに、進行方向の前方には前方障害物センサ、進行方向の後方には後方障害物センサを備える。
ここでは、制御装置100が自動運搬車のモータの動作速度を制御する例を説明する。
また、自動運搬車は、他に様々な機能(機能実行部12)を備えている。ここでは、自動運搬車は、付加機能1(速度維持)、付加機能2(省エネ運転)、付加機能3(高速運転)、付加機能4(安全運転)、保護機能1(後方障害加速)、保護機能2(過負荷減速)、保護機能3(前方障害停止)、保護機能4(緊急停止)の機能を備えている。
付加機能1(速度維持)は、定速で走行時に、その速度を維持する機能である。付加機能1は、速度センサの情報に従い、電圧値を補正して速度を調整する。
付加機能2(省エネ運転)は、省エネ運転を実現する機能である。付加機能2は、電圧値から補正値を減じて電圧値を下げる。
付加機能3(高速運転)は、効率的に運搬を行う場合等に、高速で運転させる機能である。付加機能3は、最高電圧を出力して加速させる。
付加機能4(安全運転)は、荷崩れの危険性のある場合等に、低速で運転させ安全を図る機能である。付加機能4は、低い電圧を出力して減速させる。
保護機能1(後方障害加速)は、後方障害物センサにより後方に障害物を検知した場合に危険を回避するための機能である。保護機能1は、後方に障害物を検知した場合に、現在の電圧値に補正値を加えて加速させる。
保護機能2(過負荷減速)は、トルクセンサにより過負荷状態を検知して、モータ破壊を防止する機能である。保護機能2は、過負荷状態を検知した場合に、現在の電圧値から補正値を減じて減速させる。
保護機能3(前方障害停止)は、前方障害物センサにより前方に障害物を検知した場合に衝突を防止する機能である。保護機能3は、前方に障害物を検知した場合に、電圧値0を出力して、急ブレーキをかける。
保護機能4(緊急停止)は、温度センサでモータの異常温度上昇を検知した場合にモータの破損を防止する機能である。保護機能4は、モータの異常温度上昇を検知した場合に、電圧値0を出力して、モータを緊急停止させる。
なお、フェーズ1では、付加機能1,2が同時に実行されている場合には、2つの補正値の両方により補正がされるように調停情報が設定されている。
フェーズ2では、フェーズ1で出力された電圧値と、付加機能3,4から出力された電圧値とのいずれかが選択される。
フェーズ3では、フェーズ2で出力された電圧値に対して、保護機能1,2から出力された電圧値のいずれかにより補正がされる。
フェーズ4では、フェーズ3で出力された電圧値と、保護機能3,4から出力された電圧値とのいずれかが選択される。
しかし、制御値に限らず、例えば、通常処理、初期化処理、緊急停止処理、デモモード処理等の各種処理を示す情報が2次要求として、ミドルウェア部20からデバイス制御部30へ出力されてもよい。この場合、デバイス制御部30は、2次要求が示す処理に応じた制御パラメータをデバイスドライバ40へ出力して、その処理をデバイスに実行させる。
しかし、デバイス制御部30は、2次要求を単にパラメータとしてデバイスドライバ40へ出力するだけでなく、2次要求から他のデバイスを制御するパラメータを計算する等してもよい。例えば、上述した冷蔵庫の例では、デバイス制御部30は、2次要求が示す速度をパラメータとして圧縮機のデバイスドライバ40へ出力するだけでなく、2次要求が示す速度に応じたファンの回転数を計算して、計算した回転数をパラメータとしてファンのデバイスドライバ40へ出力してもよい。デバイス制御部30は、その他にも、2次要求が示す速度に応じたランプを点灯させるパラメータを、ランプのデバイスドライバ40へ出力してもよい。
しかし、共通の条件により制御できるデバイスがある。例えば、上述したエアコンの例では、空気を室内へ送り出すためのファンモータの速度制御については、圧縮機と同じ制御により実現できる。このように共通の条件により制御できるデバイスについては、1次要求を同じフェーズへ入力するとともに、同じ調停情報を用いて制御することが可能である。これにより、調停情報を記憶する記憶装置の記憶領域を節約することができる。
図22に示すように、制御装置100は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
ファイル群917には、上記の説明において「動作要求」、「調停情報」、「補正情報」等の情報が記憶される。「ファイル」や「データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPU911の動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPU911の動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、上記の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「〜手段」、「〜機能」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。また、「〜装置」として説明するものは、「〜回路」、「〜機器」、「〜手段」、「〜機能」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。さらに、「〜処理」として説明するものは「〜ステップ」であっても構わない。すなわち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、ROM913等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、上記で述べた「〜部」としてコンピュータ等を機能させるものである。あるいは、上記で述べた「〜部」の手順や方法をコンピュータ等に実行させるものである。
Claims (7)
- 複数のAPP(アプリケーションプログラム)から出力された競合する動作要求を調停してデバイスを制御する制御装置であり、
順序が設定された複数のフェーズのうち、APP毎に予め定められたフェーズへ、各APPが出力した動作要求を入力する要求入力部と、
前記フェーズ毎に、調停情報を記憶し、前記複数のフェーズのうちの遷移フェーズについては、前記デバイスの動作状態と、入力された動作要求との組合せに応じて、生成される動作要求を定めた状態遷移情報を前記調停情報として記憶した調停情報記憶部と、
先頭のフェーズから順に、前記調停情報記憶部が記憶した調停情報に従い、入力された動作要求の競合を調停した動作要求を生成し、生成した動作要求を次のフェーズへ入力することにより、段階的に動作要求の競合を調停し、前記遷移フェーズにおいては、状態遷移情報に従い、入力された動作要求から新たに動作要求を生成し、生成した動作要求を次のフェーズへ入力する要求生成部と、
最後のフェーズで前記要求生成部が生成した動作要求に従い、前記デバイスの動作を制御するデバイス制御部と
を備えることを特徴とする制御装置。 - 前記調停情報記憶部は、前記複数のフェーズのうちの選択フェーズについては、入力される動作要求についての優先度を前記調停情報として記憶し、
前記要求生成部は、前記選択フェーズにおいては、入力された動作要求から、優先度の高い1つの動作要求を選択して、選択した動作要求を次のフェーズへ入力する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記調停情報記憶部は、前記複数のフェーズのうちの組合せフェーズについては、入力された動作要求の組合せに応じて、生成される動作要求を定めた組合せ情報を前記調停情報として記憶し、
前記要求生成部は、前記組合せフェーズにおいては、組合せ情報に従い、入力された動作要求から新たに動作要求を生成し、生成した動作要求を次のフェーズへ入力する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。 - 前記調停情報記憶部は、前記複数のフェーズのうちの補正フェーズについては、前記APPから出力された動作要求についての優先度を前記調停情報として記憶し、
前記要求生成部は、前記補正フェーズにおいては、前記APPから出力された動作要求から優先度の高い1つの動作要求を選択して、選択した動作要求で前のフェーズで生成した動作要求を補正し、補正した動作要求を次のフェーズへ入力する
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の制御装置。 - 前記要求入力部は、優先度の高い動作要求ほど前のフェーズあるいは後のフェーズへ入力する
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の制御装置。 - 複数のAPP(アプリケーションプログラム)から出力された競合する動作要求を調停してデバイスを制御する制御方法であり、
処理装置が、順序が設定された複数のフェーズのうち、APP毎に予め定められたフェーズへ、各APPが出力した動作要求を入力する要求入力工程と、
処理装置が、フェーズ毎に予め記憶装置に記憶した調停情報であって、前記複数のフェーズのうちの遷移フェーズについては、前記デバイスの動作状態と、入力された動作要求との組合せに応じて、生成される動作要求を定めた状態遷移情報である前記調停情報に従い、先頭のフェーズから順に、入力された動作要求の競合を調停した動作要求を生成し、生成した動作要求を次のフェーズへ入力することにより、段階的に動作要求の競合を調停し、前記遷移フェーズにおいては、状態遷移情報に従い、入力された動作要求から新たに動作要求を生成し、生成した動作要求を次のフェーズへ入力する要求生成工程と、
処理装置が、最後のフェーズで前記要求生成工程が生成した動作要求に従い、前記デバイスの動作を制御するデバイス制御工程と
を備えることを特徴とする制御方法。 - 複数のAPP(アプリケーションプログラム)から出力された競合する動作要求を調停してデバイスを制御する制御プログラムであり、
順序が設定された複数のフェーズのうち、APP毎に予め定められたフェーズへ、各APPが出力した動作要求を入力する要求入力処理と、
フェーズ毎に予め記憶装置に記憶した調停情報であって、前記複数のフェーズのうちの遷移フェーズについては、前記デバイスの動作状態と、入力された動作要求との組合せに応じて、生成される動作要求を定めた状態遷移情報である前記調停情報に従い、先頭のフェーズから順に、入力された動作要求の競合を調停した動作要求を生成し、生成した動作要求を次のフェーズへ入力することにより、段階的に動作要求の競合を調停し、前記遷移フェーズにおいては、状態遷移情報に従い、入力された動作要求から新たに動作要求を生成し、生成した動作要求を次のフェーズへ入力する要求生成処理と、
最後のフェーズで前記要求生成処理が生成した動作要求に従い、前記デバイスの動作を制御するデバイス制御処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2012/062130 WO2013168280A1 (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 制御装置、制御方法及び制御プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5784225B2 true JP5784225B2 (ja) | 2015-09-24 |
JPWO2013168280A1 JPWO2013168280A1 (ja) | 2015-12-24 |
Family
ID=49550362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014514326A Expired - Fee Related JP5784225B2 (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 制御装置、制御方法及び制御プログラム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5784225B2 (ja) |
CN (1) | CN104272203B (ja) |
SG (1) | SG11201407199YA (ja) |
TW (1) | TWI452455B (ja) |
WO (1) | WO2013168280A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104457129B (zh) * | 2014-10-31 | 2016-08-31 | 青岛海尔股份有限公司 | 一种app智能调节冰箱工作状态的方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3889195B2 (ja) * | 1999-02-03 | 2007-03-07 | 株式会社東芝 | 画像処理装置、画像処理システムおよび画像処理方法 |
JP2000315106A (ja) * | 1999-05-06 | 2000-11-14 | Yaskawa Electric Corp | プログラマブルコントローラ |
JP2005031975A (ja) * | 2003-07-11 | 2005-02-03 | Mitsubishi Electric Corp | 情報提供システム |
JP2006110707A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-04-27 | Sony Corp | ロボット装置 |
EP1703347B1 (en) * | 2005-03-15 | 2018-10-17 | Omron Corporation | Programmable logic controller device and programmable logic controller system |
WO2007105268A1 (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Fujitsu Limited | 記録装置、記録装置の制御方法、プログラム及びコンピュータ読取可能記録媒体 |
TWI340877B (en) * | 2007-08-16 | 2011-04-21 | Delta Electronics Inc | Plc with queue function and method for the same |
TW201024021A (en) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | Pinnacle Machine Tool Co Ltd | Programmable control method for rotary nozzle of machine tool and device thereof |
JP2010282405A (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-16 | Renesas Electronics Corp | データ処理システム |
TWM382509U (en) * | 2010-02-01 | 2010-06-11 | Sowatt Automation Technology Co Ltd | Monitoring recorder for micro computer programmable controller |
JP5445312B2 (ja) * | 2010-04-30 | 2014-03-19 | 富士通株式会社 | 動作制御方法、インタラクティブデバイス及びプログラム |
-
2012
- 2012-05-11 SG SG11201407199YA patent/SG11201407199YA/en unknown
- 2012-05-11 JP JP2014514326A patent/JP5784225B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2012-05-11 WO PCT/JP2012/062130 patent/WO2013168280A1/ja active Application Filing
- 2012-05-11 CN CN201280073101.0A patent/CN104272203B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2012-07-16 TW TW101125508A patent/TWI452455B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2013168280A1 (ja) | 2015-12-24 |
TWI452455B (zh) | 2014-09-11 |
CN104272203B (zh) | 2016-10-12 |
CN104272203A (zh) | 2015-01-07 |
WO2013168280A1 (ja) | 2013-11-14 |
TW201346473A (zh) | 2013-11-16 |
SG11201407199YA (en) | 2014-12-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5318519B2 (ja) | 空調機の運転制御装置及び空調機の運転制御方法 | |
US10857903B2 (en) | Power control system for electric vehicle | |
JP4928763B2 (ja) | 電動圧縮機の制御装置 | |
US12126291B2 (en) | Control device, electric compressor, ripple voltage abnormality cause determination method and program | |
JP5784225B2 (ja) | 制御装置、制御方法及び制御プログラム | |
KR20180020237A (ko) | 열 기관의 예측 시동을 위한 방법 | |
CN112944573A (zh) | 空调控制方法、装置、计算机可读存储介质及处理器 | |
CN107962925B (zh) | 针对声学舒适度的基于温度的鼓风机策略 | |
JP2011219026A (ja) | アイドルストップ制御装置 | |
WO2017158693A1 (ja) | 空気調和機 | |
JP6330643B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP5408449B2 (ja) | モータ駆動システム | |
CN114619870B (zh) | 一种格栅控制方法、装置、设备和介质 | |
JP4737534B2 (ja) | ヒートポンプシステム | |
CN110454937B (zh) | 空调器及其控制方法和装置 | |
JP2015137032A (ja) | 車両 | |
JP6890072B2 (ja) | 電動圧縮機の制御装置、電動圧縮機、移動体用の空気調和装置及び電動圧縮機の制御方法 | |
JP5013189B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
CN111854088A (zh) | 变频空调器的控制方法及装置和变频空调器 | |
US11609765B2 (en) | Control system, mobile object, computer-readable storage medium, and control method | |
US20100036532A1 (en) | Refrigerant cycle and method of controlling the same | |
CN111854083B (zh) | 变频空调器的控制方法及装置和变频空调器 | |
JP7406538B2 (ja) | 装置システム | |
CN111854101B (zh) | 变频空调器的控制方法及装置和变频空调器 | |
JP2024155520A (ja) | 車両用空調システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150623 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150721 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5784225 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |