JP5783291B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このような場合、従来の液晶表示装置では主映像のなかで稲妻や刀の切先の軌跡とする領域を副映像として比較的に明るいとされる白あるいは黄系統の薄色で表示してきたが、単に白線などに見えるに止まり、いまだ十分満足のいくものとは言えない。
一方、直下型方式のバックライトでは、画面内の特定部分のみの光量を増大させることは不可能ではないが、そのためには各光源をそれぞれ独立して制御しなければならず、複雑な制御システムを必要とする。しかも、そもそも全体の画面表示にムラができるのを防止するため光源と透過液晶パネルとの間に拡散板を配置することが必須であるため、一部分の光量を増大させても透過液晶パネルを透過する前に光は拡散板によって減じられるから、効果が薄い。
前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置された板状の光量変化手段とを有し、
該光量変化手段は、高分子に液晶の液滴を分散させた高分子分散型の液晶シートの一方の面に少なくとも1つの第1電極と他方の面に複数の第2電極を備える液晶シャッタであり、
前記液晶シートでは、前記第1電極が前記第2電極のそれぞれと対向するように配置され、第1電極および第2電極のそれぞれ所定の電極間に電圧を印加した場合に、当該所定の電極が対向するブロックが透明となるように構成され、
前記表示手段は、前記透明となるブロックの形成と同期して、前記映像表示パネルの映像における前記透明となるブロックに重なる領域を薄色表示とするよう構成した。
マシン本体1の遊技面2である前面の中央部には、内部に設置された3列の回転リール(4a、4b、4c)に対応させて視認窓6が配置され、各列の回転リール外周に付与された変動図柄の一部を遊技者から視認可能となっている。
視認窓6の下方に設けられた操作盤10には、メダル投入口11、スタートレバー12、回転リールの各列に対応させたストップボタン13(13a、13b、13c)等が配置され、操作盤の下方にはメダル払い出し口14が設けられている。
さらに、視認窓6の上側には液晶表示装置20が設置されている。液晶表示装置20には、制御装置18(図2参照)により、遊技状態や遊技者が得る特典等に関連させて、遊技者の興趣を高めるための映像が画面演出として表示されるようになっている。
液晶表示装置20は、制御装置18からの映像信号により映像を表示する透過液晶パネル22と、この透過液晶パネル22の背面側に配置したバックライト24を備える。
バックライト24は、基板27上に多数の単色の発光ダイオード(LED)28を実装した光源盤26と、この光源盤26の透過液晶パネル22側に配置される液晶シャッタ30とからなっている。発光ダイオード(LED)28は透過液晶パネル22の映像表示エリア23に対応する範囲全体をカバーするように並べられ、全体として面状を呈している。
なお、各部材における外部との配線端子はそれぞれの辺縁部に設けられるが図示省略してある。
この液晶シャッタ30では、液晶シート32が高分子100に液晶の液滴102が包み込まれた構造をなしており、透明電極34a、34b間に電圧が印加されない無電場の状態では(a)に示すように、液晶分子104が液滴102内でランダムな方向を向いており、入射した光は散乱してしまう。一方、透明電極34a、34b間に電圧が印加されると(b)に示すように、液晶分子104の方向が揃って、入射した光をそのまま透過することが可能となる。なお、図中、106は電源、108はスイッチである。
以下、簡単のため、「透明電極34a、34b間に電圧を印加する」を「電極組33に電圧を印加する」とも言う。
電極組33に電圧を印加して透明電極34a、34b間に挟まれた領域が透明になった状態が、当該領域を開いた液晶シャッタ30の駆動状態である。
ここでは発光源様図柄を稲妻とする。
電極組33において、その各透明電極34a、34b(図3参照)の平面形状がそれぞれ同一の稲妻形状に形成されており、両透明電極34a、34b(の稲妻形状)は高分子分散型の液晶シート32に垂直な方向から見たとき互いに一致するように重なっている。
なお、透明電極34aへの配線34ahと透明電極34bへの配線34bhとは引き出し方向を異ならせて互いに重ならないように設定されている。配線34ah、34bhも例えば透明電極34a、34bと同時に形成するなどして透明にするのが、影を作らないので、液晶シャッタ30が非駆動時に均一な照明を行う拡散板として機能する上で好ましい。配線34ah、34bhは重ならないので、当該配線部分で液晶シート32が透明になることはなく、透明電極を34a、34bを例えば中央に配置して映像表示エリア23の周辺から離間した発光源様図柄を形成することもできる。
映像表示エリア23に対応する範囲には、電極組33のほか、互いに離間した位置に複数の電極組35、37も設定され、それぞれ電極組33と同じく、透明電極で液晶シート32を挟むように構成されている。
電極組35、37への配線は図示省略している。
一方、画面演出の必要タイミングにおいて、制御装置18は液晶シャッタ30へ駆動信号を出力し、例えば電極組33に電圧を印加する。
これにより、透過液晶パネル22側からバックライト24を見たとき、図5に示すように、液晶シャッタ30の透明に開いた電極組33の領域(透明領域T)において発光ダイオード28が直接視認される。
したがって、発光ダイオード28の光が散乱することなく、透過液晶パネル22における映像の薄色表示領域を直接透過して、あたかも発光源のような印象を与える稲妻の図柄が遊技者の目に入ることになる。
稲妻も斜めに延びるよう表示設定されることが多いので、この場合、液晶シャッタ30の例えば電極組33に電圧が印加されて生じる透明領域Tに発光ダイオード28が最も密に連続して臨むこととなり、発光ダイオード28からの光が途切れのない均質な集合として遊技者の目に入る。
図8は、先の図4に示した複数の電極組に時間間隔を置いて所定の順序で電圧を印加させて、(a)−(b)−(c)の順で複数の稲妻FL1、FL3、FL2を異なる位置に表示させた提示例を示す。提示例としてはもちろん全部あるいは選択した複数の稲妻を同時に提示させることもできる。
基板27上に多数の発光ダイオード28を実装した光源盤26が発明における光照射手段に該当し、液晶シャッタ30が光量変化手段に該当する。
そして、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示され、強く光って見える稲妻が発光源様図柄に該当する。
そして、光源盤26上の発光ダイオード28の並び列方向を傾斜させてあるので、電極組33(透明電極)の斜めのシルエットを持つ稲妻形状に略対応し、電圧印加時には発光ダイオード28が水平または垂直に並んでいる場合と比較してより多くの発光ダイオードが透明領域Tに臨むから、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示される稲妻の光り程度が一層向上する。
上述の第1の実施例では、液晶表示装置20の液晶シャッタ30における透明電極34a、34bを、発光源様図柄として1つの稲妻ごとに独立した1対の電極組33(あるいは電極組35、37)として設定したが、第2の実施例では複数の透明電極の組み合わせにより、一部重なる位置に異なる発光源様図柄を表示するようにしたものである。
図9は、第2の実施例における液晶表示装置20Aの液晶シャッタ30Aの透明電極配置例を示す。
なお、本実施例の液晶表示装置20Aは液晶シャッタのみ異なるので、他の構成については第1の実施例における参照番号を用いて説明する。
第1の実施例と同様に、液晶シート32の両面において互いに対向する一対の透明電極を、以下、電極組として説明する。
電極組40、41および42が全体として一方の軌跡のシルエットを呈し、電極組45、41および46が全体として他方の軌跡のシルエットを呈する。
ここでは各電極組の対をなす透明電極への配線は図示省略してあるが、前実施例と同様に液晶シート32に垂直な方向から見たとき互いに重ならないように設定される。
制御装置18は、画面演出の必要タイミングにおいて、液晶シャッタ30Aへ駆動信号を出力して所定の電極組に電圧を印加させるのと同期させて、透過液晶パネル22へは、映像における液晶シャッタ30Aの電圧を印加した電極組に対応する部位を、当該電極組と同一の軌跡形状をもつ薄色表示領域とする映像信号を出力する。
他の構成は第1の実施例と同じである。
したがって、それぞれ発光ダイオード28の光が散乱することなく、透過液晶パネル22の映像において、同期して薄色表示領域を直接透過して、強い光の軌跡KL1、KL2(図11参照)として遊技者の目に入ることになる。
人の眼で識別可能な短い時間間隔で上記電圧印加する電極組のグループを切り替えると、発光源様図柄としての軌跡KL1、KL2により、図11に示すいわゆるX斬りのような演出を得ることができる。図中、細線で示した軌跡KL1は残像を示している。
電極組40、41および42の輪郭で形成される領域が発明における一の発光源様図柄に対応する所定形状の領域を形成する分割領域に該当し、電極組45、42および46の輪郭で形成される領域が他の発光源様図柄に対応する所定形状の領域を形成する分割領域に該当して、とくに電極組41が所定の分割領域に該当している。
その他、第1の実施例と同じく、透過液晶パネル22が映像表示パネルに該当し、光源盤26が光照射手段に該当する。
そして、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示され、強く光って見える刀の切先の軌跡が発光源様図柄に該当する。
そして、光源盤26上の発光ダイオード28の並び列方向を傾斜させてあるので、電極組40、41、42の斜めのシルエットを持つ刀の切先の軌跡形状に略対応し、電圧印加時には発光ダイオード28が水平または垂直に並んでいる場合と比較してより多くの発光ダイオード28が透明領域T1に臨むから、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示される刀の切先の軌跡KL1の光り程度が一層向上する。
また、第2の実施例では発光源様図柄として刀の切先の軌跡KL1、KL2が表示される例を示したが、同様に、切先軌跡の数や同時表示を含む表示順序等は任意に設定できる。軌跡の形状も図示例に限定されない。
さらに、発光源様図柄はこれら稲妻や刀の切先の軌跡に限定されず、透過液晶パネル22に表示される映像やそのストーリーに合わせて任意の絵や模様等を設定することができる。
図12は液晶表示装置20Bの構成を示す。
液晶表示装置20Bは、制御装置18からの映像信号により映像を表示する透過液晶パネル22と、この透過液晶パネル22の背面側に配置したバックライト24Bを備える。
バックライト24Bは、基板27上に多数の単色の発光ダイオード(LED)28を実装した光源盤26Bと、この光源盤26Bの透過液晶パネル22側に配置される液晶シャッタ30Bとからなっている。発光ダイオード(LED)28は透過液晶パネル22の映像表示エリア23に対応する範囲全体をカバーするように縦方向および横方向に並べられ、全体として面状を呈している。
なお、各部材における外部との配線端子はそれぞれの辺縁部に設けられるが図示省略してある。
液晶シャッタ30Bは、例えば高分子分散型の液晶シート32の両面に透明電極を配置して構成され、その動作原理は第1の実施例で図3により説明したとおりである。
液晶シート32の両面にはそれぞれ、透過液晶パネル22の映像表示エリア23全体をカバーする面積にわたって、多数の細幅帯状の透明電極が一定間隔で平行に並べて配置されている。
すなわち、液晶シート32の透過液晶パネル22に対向する前面には、横方向に並べられた透明電極X1、X2、X3・・・(以下、総称して横軸電極X)が設けられ、光源盤26Bに対向する背面には縦方向に並べられた透明電極Y1、Y2、Y3、・・・(以下、総称して縦軸電極Y)が設けられている。横軸電極Xと縦軸電極Yは互いに並び方向が90°異なっており、液晶シート32の面に垂直な方向から透視したとき、マトリクスM(図14参照)を形成している。
なお、各透明電極の並び方向は液晶シート32の前面と背面で上記と逆になっていてもよい。
ここでは、横軸電極Xが図3における透明電極34a、34bの一方に対応し、縦軸電極Yが他方に対応している。
とくに図示しないが、横軸電極X(X1、X2、X3、・・、X800)のそれぞれは液晶シート32の辺縁に設けられた不図示のコネクタを介して、制御装置18により選択的に電源の一端(例えば+端子)に接続され、縦軸電極Y(Y1、Y2、Y3、・・、Y480)のそれぞれも不図示のコネクタを介して選択的に電源の他端(例えば−端子)に接続される。これにより、マトリクスMのなかで、それぞれ電源に接続された横軸電極Xと縦軸電極Yとが交わった部位(ブロックB)において、液晶シート32に電圧が印加されることになり、当該ブロックBが透明になる。
図14のマトリクスにおいて、例えば横軸電極X3、X4およびX5が電源に接続され、縦軸電極Y3が電源に接続されると、各電極の交差部に電圧が印加され、横軸電極X3と縦軸電極Y3が重なった略正方形のブロックB1と、横軸電極X4と縦軸電極Y3が重なった略正方形のブロックB2と、横軸電極X5と縦軸電極Y3が重なった略正方形のブロックB3とが透明になる。図中、各電極の長手方向に延びるハッチングは電源接続状態を示す。
したがって、電源に接続する横軸電極Xと縦軸電極Yを選択することにより、透明なブロックB(B1、B2、B3)の集合からなる任意の図柄が形成される。
選択した横軸電極Xと縦軸電極Yとを電源に接続して、両電極が重なったブロックBが透明になる状態が当該領域を開いた液晶シャッタ30Bの駆動状態である。
例えば、図15に示すようにブロックB4とB5が透明な図柄としたいとき、横軸電極X3、X5と縦軸電極Y2、Y4とをそれぞれ同時に電源に接続すると、まず、ブロックB4に対応する横軸電極X3と縦軸電極Y4の交差部、およびブロックB5に対応する横軸電極X5と縦軸電極Y2の交差部に電圧が印加される。しかしそれだけでなく、横軸電極X3と縦軸電極Y2の交差部、および横軸電極X5と縦軸電極Y4の交差部にも電圧が印加されて、図柄として不要なブロックB6とB7までもが透明となってしまう。
以上のように、図柄を構成する各ブロックBに対応する横軸電極Xと縦軸電極Yの電源接続のタイミングをずらせることにより、意図する図柄に不要なブロックが透明になってしまうことを避けることができる。
一方、画面演出の必要タイミングにおいて、制御装置18は液晶シャッタ30Bへ駆動信号を出力し、選択した所定の横軸電極Xと縦軸電極Yを電源に接続して、当該横軸電極Xと縦軸電極Yの交差するブロックBを透明にする。
マトリクスを形成している各透明電極(X、Y)の間隔は人の眼にとっては微小である一方、透明のブロックに臨む発光ダイオード28からは強い光が出ているので、互いに隣接する透明のブロック部分は連続している図柄に見える。
なお、前述の不要の透明ブロックを発生させないために横軸電極Xと縦軸電極Yの電源接続をブロック別にずらせるタイミングは、発光ダイオード28の光の残像が残る範囲で短時間に設定する。
透明領域Tに多数の発光ダイオード28が並び、その光が液晶シャッタ30Bで散乱することなく、透過液晶パネル22における映像の薄色表示領域Uを直接透過するので、図19に示すように、液晶表示装置20Bの映像上に発光源様図柄として光る稲妻FLが走ったような画面演出が得られる。
基板27上に多数の発光ダイオード28を実装した光源盤26Bが発明における光照射手段に該当し、液晶シャッタ30Bが光量変化手段に該当する。
そして、横軸電極Xが第1電極に、縦軸電極Yが第2電極に該当する。
また、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示され、強く光って見える稲妻FLが発光源様図柄に該当している。
したがってまた、強く光って見える発光源様図柄を種々の態様で移動しているように提示することもできる。
すなわち、横軸電極Xは1本ごとにそれ自体が等幅でなくてもよいし、直線の代わりに曲線を呈するものであってもよい。また、横軸電極X同士が互いに同幅でなくてもよく、平行でなくてもよいし、等間隔である必要もない。
縦軸電極Yも同様に、1本ごとにそれ自体が等幅でなくてもよいし、直線の代わりに曲線を呈するものであってもよい。また、縦軸電極Y同士が互いに同幅でなくてもよく、平行でなくてもよいし、等間隔である必要もない。
そして、横軸電極Xと縦軸電極Yが互いに直交せず、透視したとき斜めに交差する配置であってもよい。
直交するマトリクスの場合も、当然横軸電極Xと縦軸電極Yの数は例示の本数に限定されない。
また、発光ダイオード28の並び列の方向も、光源盤26と26Bとでは異ならせてあるが、発光源様図柄に応じて任意に設定することができる。
さらには、光源盤26、26Bは基板27に単品の発光ダイオード28を多数実装したものとしたが、多数の発光ダイオードを面状に集積形成したものでもよい。
(1)画面演出を表示する表示手段を備えた遊技機において、
前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置され、前記映像表示パネルにおける映像表示エリアの一部のみを占める所定形状の領域を通過する前記光照射手段からの光の量を増大させる光量変化手段とを有して、
前記映像表示エリアに前記所定形状の発光源様図柄が提示されることを特徴とする遊技機。
映像表示パネルに表示された映像に重ねて上記所定形状の領域が発光源のように強く光って提示される。
前記光量変化手段がそれぞれ所定のタイミングで前記所定形状の領域を通過する前記光の量を増大させることにより、前記発光源様図柄が複数提示されることを特徴とする(1)に記載の遊技機。
複数の発光源様図柄が同時にあるいは異なるタイミングで個別に提示されることにより多様な画面演出が得られる。
(3)複数の前記発光源様図柄にそれぞれ対応する前記所定形状の領域がそれぞれ複数の分割領域に分割され、
所定の分割領域が一の発光源様図柄に対応する所定形状の領域と他の発光源様図柄に対応する所定形状の領域とに共有されていることを特徴とする(1)に記載の遊技機。
所定の分割領域を共有することにより、異なる発光源様図柄を互いに交わる位置に選択的に提示することができる。
前記電極組の形状が前記所定形状の領域に対応しており、
前記電極組に電圧を印加した場合に当該電極組に挟まれた領域が透明領域となることを特徴とする(1)から(3)のいずれか1に記載の遊技機。
所定形状の領域が透明となるので、映像表示パネルに表示された映像に重ねて提示される発光源様図柄がとくに強く光ってインパクトが大きい。
前記液晶表示装置は、映像信号により映像を表示する透過液晶パネルと、該透過液晶パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記透過液晶パネルと光照射手段の間に配置され、前記透過液晶パネルにおける映像表示エリアの少なくとも一部を通過する前記光照射手段からの光の量を変化させる光量変化手段とを有していることを特徴とする遊技機。
液晶表示装置において映像表示エリアの例えば一部の通過光量を、光量変化手段で他の映像部分と比較してとくに大きくすることにより、当該一部が発光源のように強く光って見せることができ、インパクトのある画面演出が得られる。
前記液晶表示装置は、映像信号により映像を表示する透過液晶パネルと、該透過液晶パネルの背面側に設けられ、発光ダイオードを複数列に配置した光源盤と、前記透過液晶パネルと光源盤の間に配置され、液晶シートを一対の透明電極からなる電極組で両面から挟んだ液晶シャッタとを有し、
該液晶シャッタは前記電極組に電圧を印加した場合に当該電極組に挟まれた領域が透明領域となるよう構成されていることを特徴とする遊技機。
液晶シャッタの電極組に電圧を印加することにより、透明領域に並ぶ多数の発光ダイオードからの光が透過液晶パネルを透過するので、透過液晶パネルに表示された映像に重ねて上記電極組に挟まれた領域が発光源のように強く光って提示される。
高分子分散型の液晶シートは無電場の状態では入射した光を散乱するので、液晶シャッタはその電極組に電圧を印加していない場合は拡散板として機能し、透過液晶パネルに表示される映像が均質で安定した高品質となる。
(8)前記電極組が前記透過液晶パネルにおける映像表示エリアの一部のみを占める所定形状を有して、
前記電極組に電圧を印加した場合に、前記映像表示エリアに前記所定形状の発光源様図柄が提示されることを特徴とする(6)または(7)に記載の遊技機。
発光源様図柄が稲妻や刀の切っ先の軌跡などの場合、発光ダイオードの列の向きが液晶シャッタの電極組(透明電極)の斜めの形状に略対応しているので、電圧印加時には発光ダイオードが水平または垂直に並んでいる場合と比較してより多くの発光ダイオードが透明領域に臨むから、透過液晶パネルの映像に重ねて提示される発光源様図柄の光り程度が一層向上する。
各電極組にそれぞれ所定のタイミングで電圧を印加することにより、発光源様図柄が複数提示されることを特徴とする(8)または(9)に記載の遊技機。
複数の発光源様図柄が同時にあるいは異なるタイミングで個別に提示されることにより多様な画面演出が得られる。
所定の分割電極組が一の発光源様図柄に対応する電極組と他の発光源様図柄に対応する電極組とに共有されていることを特徴とする(8)または(9)に記載の遊技機。
所定の分割電極組を共有することにより、異なる発光源様図柄を互いに交わる位置に選択的に提示することができる。
光源盤(発光ダイオード)の光が液晶シャッタの透明領域を通って透過液晶パネルを透過する際の光量低下がとくに小さくなるので、映像表示エリアに提示される発光源様図柄などの光り程度が一層向上する。
前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置され、前記映像表示パネルにおける映像表示エリアの少なくとも一部を通過する前記光照射手段からの光の量を変化させる光量変化手段とを有していることを特徴とする遊技機。
表示手段において映像表示エリアの例えば一部の通過光量を、光量変化手段で他の映像部分と比較してとくに大きくすることにより、当該一部が発光源のように強く光って見え、インパクトのある画面演出が得られる。
前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置された板状の光量変化手段とを有し、
該光量変化手段は、一方の面に複数の第1電極と他方の面に複数の第2電極を備えるとともに、前記第1電極が前記第2電極のそれぞれと対向するように配置され、第1電極および第2電極のそれぞれ所定の電極間に電圧を印加した場合に、当該所定の電極が対向するブロックを通過する前記光照射手段からの光の量を変化させて、
当該通過する光の量を変化させたブロックの集合から図柄が形成されることを特徴とする遊技機。
第1電極および第2電極それぞれの電圧を印加する電極の選択により、種々の複雑な形状の図柄を適時に任意の箇所に複数形成することが可能となる。
多数のブロックにより図柄を形成する場合に、意図する図柄に不要なブロックまで通過する光の量が変化してしまうことを避けることができる。
(16)前記光照射手段が複数のフルカラーの発光ダイオードを面状に配置したものであることを特徴とする(14)または(15)に記載の遊技機。
通過する光の量を変化させるブロックに臨む発光ダイオードの発光色を、例えば映像表示パネルの映像における当該ブロックに重なる部位ごとの色に合致させるなどしてインパクトのある刺激を与えることができる。
前記液晶表示装置は、映像信号により映像を表示する透過液晶パネルと、該透過液晶パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記透過液晶パネルと光照射手段の間に配置され、前記透過液晶パネルにおける映像表示エリアの少なくとも一部を通過する前記光照射手段からの光の量を変化させる光量変化手段とを有し、
前記光量変化手段が、それぞれ複数の帯状の透明電極を平行に並べた横軸電極と縦軸電極からなるマトリクスで液晶シートを両面から挟んだ液晶シャッタであり、
前記横軸電極および縦軸電極のそれぞれ所定の透明電極間に電圧を印加したとき前記液晶シートにおける当該所定の透明電極が交差するブロックが透明になるものとして、前記液晶シャッタに透明な前記ブロックの集合からなる図柄の透明領域が形成されることを特徴とする遊技機。
光照射手段の光が光量を減じることなく液晶シャッタの透明領域を通過して直接透過液晶パネルを照射することにより、遊技者には透明領域の形状が発光源様図柄として強く光って見える。
高分子分散型の液晶シートは無電場の状態では入射した光を散乱するので、液晶シャッタは横軸電極と縦軸電極間に電圧を印加していないときは拡散板として機能し、透過液晶パネルに表示される映像が均質で安定した高品質となる。
光照射手段からの光が液晶シャッタの透明領域を通って透過液晶パネルを透過する際の光量低下がとくに小さくなるので、映像表示エリアに提示される発光源様図柄などの光り程度が一層向上する。
前記所定の透明電極の選択により、異なる図柄の前記透明領域を形成させて、前記液晶表示装置に異なる発光源様図柄を提示することを特徴とする遊技機の画面演出方法。
マトリクスの横軸電極と縦軸電極のそれぞれにおける透明電極の選択により透明領域の形状を任意に設定して、液晶シャッタを交換することなく、遊技の進捗や特典に応じた映像に合わせて、発光源様図柄を変化させて提示することができる。
前記所定の透明電極の選択により、前記図柄の透明領域が移動するように設定して、液晶表示装置に移動する発光源様図柄を提示することを特徴とする遊技機の画面演出方法。
強く光って見える発光源様図柄が動くことにより、遊技者に一層のインパクトが与えられる。
6 視認窓
10 操作盤
12 スタートレバー
13a、13b、13c ストップボタン
18 制御装置
20、20A、20B 液晶表示装置
22 透過液晶パネル
23 映像表示エリア
24、24B バックライト
26、26B 光源盤
27 基板
28 発光ダイオード
30、30A、30B 液晶シャッタ
32 液晶シート
33、35、37 電極組
34a、34b 透明電極
40、41、42、45、46 電極組
B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7 ブロック
FL、FL1、FL2、FL3 稲妻
KL1、KL2 軌跡
T、T1、T2 透明領域
U 薄色表示領域
X、X1、X2、X3、・・ 横軸電極
Y、Y1、Y2、Y3、・・ 縦軸電極
Claims (1)
- 画面演出を表示する表示手段を備えた遊技機において、
前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置された板状の光量変化手段とを有し、
該光量変化手段は、高分子に液晶の液滴を分散させた高分子分散型の液晶シートの一方の面に少なくとも1つの第1電極と他方の面に複数の第2電極を備える液晶シャッタであり、
前記液晶シートでは、前記第1電極が前記第2電極のそれぞれと対向するように配置され、第1電極および第2電極のそれぞれ所定の電極間に電圧を印加した場合に、当該所定の電極が対向するブロックが透明となるように構成され、
前記表示手段は、前記透明となるブロックの形成と同期して、前記映像表示パネルの映像における前記透明となるブロックに重なる領域を薄色表示とするよう構成されていることを特徴とする遊技機。
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