JP5783291B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、とくに遊技内容に応じた画面演出を表示する液晶表示装置を備えた遊技機に関する。
パチンコ機などの遊技機においては、液晶表示装置を備えて画面演出を表示するようにしたものが知られている。例えば本出願人による特開2007−319717号公報に開示した遊技機でも、遊技面の中央に複数種類の特別図柄等を予め定められた配列で変動表示するための液晶表示装置を備え、電動チューリップ等で構成される始動口に球が入賞することに基づいて液晶表示装置において特別図柄の変動表示を行い、特別図柄の停止時の停止態様に応じて、大当たりなど特別遊技状態を現出可能となっている。
特開2007−319717号公報
液晶表示装置は一般に、2枚の偏光フィルタの間に液晶およびカラーフィルタを挟んで構成した透過液晶パネルと、この透過液晶パネルの背面に配置したバックライトとからなり、透過液晶パネルの映像表示エリア各部位において、液晶に電圧を印加または遮断することにより、バックライトからの光を所定のカラーフィルタを通して透過または遮断させて所定の映像を表示する。
バックライトには、透過液晶パネルの映像表示エリアをカバーする導光板の端縁に例えば冷陰極管などの光源を配置したエッジライト方式や、光源を透過液晶パネルの裏面に並べて透過液晶パネルとの間に拡散板を配置した直下型方式などがあるが、エッジライト方式では導光板内で無数の進行角度で反射を繰り返し、直下型方式では拡散板で散乱されて、全面がほぼ均等ではあるがいずれも光源からの直接照射に比較して輝度が低下した光を出力する。
ところで、液晶表示装置に表示する画面演出において大きなインパクトを与えるため、映像内の一部が光って見えるような場面、すなわちそれ自体が発光源のような印象を与える図柄(以下、発光源様図柄という)を含む映像も望まれる。このような例としては、例えば主映像に副映像として例えば稲妻を重ねて表示する場合や、刀を振り下ろした際の空気を斬る切先の軌跡を強調表示する場合などが挙げられる。
このような場合、従来の液晶表示装置では主映像のなかで稲妻や刀の切先の軌跡とする領域を副映像として比較的に明るいとされる白あるいは黄系統の薄色で表示してきたが、単に白線などに見えるに止まり、いまだ十分満足のいくものとは言えない。
そこで、稲妻などの輝度を上げるため、例えばエッジライト方式のバックライトにおいて導光板の端縁に設ける光源の出力光量を増大させても、画面全体が明るくなるだけで映像の一部のみを強く光らせることにはならない。
一方、直下型方式のバックライトでは、画面内の特定部分のみの光量を増大させることは不可能ではないが、そのためには各光源をそれぞれ独立して制御しなければならず、複雑な制御システムを必要とする。しかも、そもそも全体の画面表示にムラができるのを防止するため光源と透過液晶パネルとの間に拡散板を配置することが必須であるため、一部分の光量を増大させても透過液晶パネルを透過する前に光は拡散板によって減じられるから、効果が薄い。
したがって本発明は、上記の問題点に着目し、遊技者の興趣を一層向上させるため、よりインパクトのある画面演出が可能な液晶表示装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
このため、本発明は、画面演出を表示する表示手段を備えた遊技機において、
前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置された板状の光量変化手段とを有し、
該光量変化手段は、高分子に液晶の液滴を分散させた高分子分散型の液晶シートの一方の面に少なくとも1つの第1電極と他方の面に複数の第2電極を備える液晶シャッタであり、
前記液晶シートでは、前記第1電極が前記第2電極のそれぞれと対向するように配置され、第1電極および第2電極のそれぞれ所定の電極間に電圧を印加した場合に、当該所定の電極が対向するブロックが透明となるように構成され、
前記表示手段は、前記透明となるブロックの形成と同期して、前記映像表示パネルの映像における前記透明となるブロックに重なる領域を薄色表示とするよう構成した。
本発明の遊技機によれば、光照射手段の光が光量を減じることなく液晶シャッタの透明領域を通過して直接透過液晶パネルを照射することにより、遊技者には透明領域の形状が発光源様図柄として強く光って見えるので、映像表示パネルの映像に重ねて一部が発光源のように強く光って見え、インパクトのある画面演出が得られる。
発明が適用される実施の形態のスロットマシンの外観図である。 液晶表示装置の基本構成を示す斜視図である。 液晶シャッタの動作原理を示す説明図である。 第1の実施例の液晶シャッタにおける透明電極の配置例を示す図である。 液晶シャッタが開いた状態を示す図である。 透過液晶パネルの映像中の薄色表示領域を示す説明図である。 光源盤における発光ダイオードの配置例を示す図である。 発光源様図柄が提示された液晶表示装置の画面を示す図である。 第2の実施例の液晶シャッタにおける透明電極の配置例を示す図である。 液晶シャッタが開いた状態を示す図である。 発光源様図柄が提示された液晶表示装置の画面を示す図である。 第3の実施例における液晶表示装置の基本構成を示す斜視図である。 第3の実施例の液晶シャッタにおける透明電極の配置例を示す図である。 マトリクスによる液晶シャッタの駆動例を示す説明図である。 液晶シャッタの不要ブロックが開く事象例を示す説明図である。 液晶シャッタの不要ブロックの開きを防止する駆動要領を示す説明図である。 液晶シャッタが開いた状態のバックライトを示す図である。 透過液晶パネルの映像中の薄色表示領域を示す説明図である。 発光源様図柄が提示された液晶表示装置の画面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例により説明する。
図1は本発明をスロットマシンに適用した第1の実施例を示す図である。
マシン本体1の遊技面2である前面の中央部には、内部に設置された3列の回転リール(4a、4b、4c)に対応させて視認窓6が配置され、各列の回転リール外周に付与された変動図柄の一部を遊技者から視認可能となっている。
視認窓6の下方に設けられた操作盤10には、メダル投入口11、スタートレバー12、回転リールの各列に対応させたストップボタン13(13a、13b、13c)等が配置され、操作盤の下方にはメダル払い出し口14が設けられている。
メダル投入口11にメダルを投入すると、変動図柄にかかる仮想の有効ラインが決定され、スタートレバー12を操作すると、回転リール4が回転を始める。ストップボタン13を任意の時点で順次に押すことにより回転リール4が停止して、各列の変動図柄が停止する。視認窓6に現れた停止図柄の状態、例えば有効ライン上に所定の図柄の組合せが停止すると入賞となり、メダル払い出し口14にメダルが払い出される特典や遊技状態が移行される特典等が遊技者に付与される。
さらに、視認窓6の上側には液晶表示装置20が設置されている。液晶表示装置20には、制御装置18(図2参照)により、遊技状態や遊技者が得る特典等に関連させて、遊技者の興趣を高めるための映像が画面演出として表示されるようになっている。
図2は液晶表示装置20の構成を示す。
液晶表示装置20は、制御装置18からの映像信号により映像を表示する透過液晶パネル22と、この透過液晶パネル22の背面側に配置したバックライト24を備える。
バックライト24は、基板27上に多数の単色の発光ダイオード(LED)28を実装した光源盤26と、この光源盤26の透過液晶パネル22側に配置される液晶シャッタ30とからなっている。発光ダイオード(LED)28は透過液晶パネル22の映像表示エリア23に対応する範囲全体をカバーするように並べられ、全体として面状を呈している。
図2では、理解を容易にするため、透過液晶パネル22、液晶シャッタ30および光源盤26の各部材をそれぞれ離間させて示してあるが、これらの各部材は可能な限度で互いに近接、あるいは当接させて1ユニットとして組み立てられる。
なお、各部材における外部との配線端子はそれぞれの辺縁部に設けられるが図示省略してある。
液晶シャッタ30としては、例えば高分子分散型の液晶シート32の所定部位を一対の透明電極34a、34bからなる電極組33で挟んだものが好適であり、図3にその動作原理を示す。
この液晶シャッタ30では、液晶シート32が高分子100に液晶の液滴102が包み込まれた構造をなしており、透明電極34a、34b間に電圧が印加されない無電場の状態では(a)に示すように、液晶分子104が液滴102内でランダムな方向を向いており、入射した光は散乱してしまう。一方、透明電極34a、34b間に電圧が印加されると(b)に示すように、液晶分子104の方向が揃って、入射した光をそのまま透過することが可能となる。なお、図中、106は電源、108はスイッチである。
したがって、電圧を印加しない状態では全面が不透明な乳白色を呈して、拡散板として機能する。また、透明電極34a、34b間に電圧を印加すると当該透明電極に挟まれた領域のみが透明になる。
以下、簡単のため、「透明電極34a、34b間に電圧を印加する」を「電極組33に電圧を印加する」とも言う。
電極組33に電圧を印加して透明電極34a、34b間に挟まれた領域が透明になった状態が、当該領域を開いた液晶シャッタ30の駆動状態である。
図4は、液晶シャッタ30における透明電極の配置例を示す。
ここでは発光源様図柄を稲妻とする。
電極組33において、その各透明電極34a、34b(図3参照)の平面形状がそれぞれ同一の稲妻形状に形成されており、両透明電極34a、34b(の稲妻形状)は高分子分散型の液晶シート32に垂直な方向から見たとき互いに一致するように重なっている。
なお、透明電極34aへの配線34ahと透明電極34bへの配線34bhとは引き出し方向を異ならせて互いに重ならないように設定されている。配線34ah、34bhも例えば透明電極34a、34bと同時に形成するなどして透明にするのが、影を作らないので、液晶シャッタ30が非駆動時に均一な照明を行う拡散板として機能する上で好ましい。配線34ah、34bhは重ならないので、当該配線部分で液晶シート32が透明になることはなく、透明電極を34a、34bを例えば中央に配置して映像表示エリア23の周辺から離間した発光源様図柄を形成することもできる。
図4には透過液晶パネル22における映像表示エリア23を2点鎖線で重ねて示している。
映像表示エリア23に対応する範囲には、電極組33のほか、互いに離間した位置に複数の電極組35、37も設定され、それぞれ電極組33と同じく、透明電極で液晶シート32を挟むように構成されている。
電極組35、37への配線は図示省略している。
以上の構成になる液晶表示装置20では、液晶シャッタ30が駆動されない間は当該液晶シャッタ30が拡散板となり、光源盤26と液晶シャッタ30からなるバックライト24が透過液晶パネル22の映像表示エリア23に対して全面平準化された面光源を与えるので、均質で安定した高品質の映像を表示する。
一方、画面演出の必要タイミングにおいて、制御装置18は液晶シャッタ30へ駆動信号を出力し、例えば電極組33に電圧を印加する。
これにより、透過液晶パネル22側からバックライト24を見たとき、図5に示すように、液晶シャッタ30の透明に開いた電極組33の領域(透明領域T)において発光ダイオード28が直接視認される。
上記必要タイミングに同期させて、透過液晶パネル22への映像信号は、図6に示すように、映像中の液晶シャッタ30の電極組33に対応する部位を、当該電極組33の平面形状(稲妻)と同一の例えば白色などの薄色表示領域Uとし、したがって白っぽい稲妻を表示するよう設定されている。
したがって、発光ダイオード28の光が散乱することなく、透過液晶パネル22における映像の薄色表示領域を直接透過して、あたかも発光源のような印象を与える稲妻の図柄が遊技者の目に入ることになる。
なお、発光源様図柄を稲妻とする場合、光源盤26における発光ダイオード28の配置は密であるほど好ましく、並び方向も任意であるが、液晶表示装置20の設置姿勢において、図7に示すように、発光ダイオード列が斜め45°および135°方向に延びる斜め格子状にするとより効果的である。
稲妻も斜めに延びるよう表示設定されることが多いので、この場合、液晶シャッタ30の例えば電極組33に電圧が印加されて生じる透明領域Tに発光ダイオード28が最も密に連続して臨むこととなり、発光ダイオード28からの光が途切れのない均質な集合として遊技者の目に入る。
液晶シャッタ30の透明領域Tが透過液晶パネル22に表示された映像中の薄色表示領域と同一の稲妻形状をなし、当該領域Tに多数の発光ダイオード28が並んでいるので、遊技者には発光ダイオード28の光が全体として稲妻形状の強い光として認識される。すなわち、図8に示すように、電極組33に電圧が印加されたときは、液晶表示装置20の映像上に発光源様図柄として光る稲妻FL1が走ったような画面演出が得られる。
なお、透過液晶パネル22の映像における薄色表示領域の色としては、先に白色を例示したが、強い光を提示するという狙いから、要は発光ダイオード28からの光量減少度合いができるだけ小さく、かつ全体として稲妻の形状が識別される程度に、他の映像部分との対比で選択すればよい。
以上、電極組33に電圧を印加した場合について説明したが、他の電極組35あるいは37に電圧を印加した場合も同様である。なお、図4に示した電極組33、35、37はいずれも映像表示エリア23に対応する領域の上辺から下辺にわたる長さの稲妻形状としてあるが、これに限定されず、映像表示エリア23の上下幅より短いサイズであってもよく、また映像表示エリア23の側辺から延びる形状など、稲妻形状は任意に設定される。
また、液晶シャッタ30には複数の電極組33、35あるいは37を備えているので、遊技の進捗や特典に応じた映像に合わせて、これら複数の電極組に同時、あるいは異なるタイミングで電圧を印加することにより、種々の態様で稲妻を提示することができる。
図8は、先の図4に示した複数の電極組に時間間隔を置いて所定の順序で電圧を印加させて、(a)−(b)−(c)の順で複数の稲妻FL1、FL3、FL2を異なる位置に表示させた提示例を示す。提示例としてはもちろん全部あるいは選択した複数の稲妻を同時に提示させることもできる。
本実施例では、液晶表示装置20が発明における表示手段に該当し、透過液晶パネル22が映像表示パネルに該当する。
基板27上に多数の発光ダイオード28を実装した光源盤26が発明における光照射手段に該当し、液晶シャッタ30が光量変化手段に該当する。
そして、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示され、強く光って見える稲妻が発光源様図柄に該当する。
第1の実施例は以上のように構成され、液晶表示装置20が、映像信号により映像を表示する透過液晶パネル22と、透過液晶パネル22の背面側に設けられた光源盤26と、透過液晶パネル22と光源盤26の間に配置されて稲妻形状の透明電極34a、34bからなる電極組33で液晶シート32を両面から挟んだ液晶シャッタ30とを有し、電極組33に電圧を印加したとき液晶シャッタ30の電極組33に挟まれた領域が透明になるものとしたので、光源盤26からの光が光量を減じることなく液晶シャッタ30の透明領域Tを通過して直接透過液晶パネル22を照射するので、遊技者には発光源様図柄として稲妻形状が発光源のように強く光って見え、インパクトのある刺激が与えられる。
また、液晶シャッタ30には高分子分散型の液晶シート32を用いているので、無電場の状態では入射した光を散乱するから、電極組33に電圧を印加していないときは拡散板として機能し、透過液晶パネル22に表示される映像が均質で安定した高品質となる。
そして、光源盤26上の発光ダイオード28の並び列方向を傾斜させてあるので、電極組33(透明電極)の斜めのシルエットを持つ稲妻形状に略対応し、電圧印加時には発光ダイオード28が水平または垂直に並んでいる場合と比較してより多くの発光ダイオードが透明領域Tに臨むから、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示される稲妻の光り程度が一層向上する。
さらに、電極組33に加えて稲妻形状の電極組35、37が液晶シート32の異なる位置に設けられ、これら複数の電極組にそれぞれ所定のタイミングで電圧を印加することにより、発光源様図柄としての稲妻が複数提示可能となっているので、これらの稲妻を同時にあるいは異なるタイミングで個別に提示することにより多様な画面演出が得られる。
また、液晶表示装置20は、液晶シャッタ30の電極組33や電極組35、37への電圧印加と同期して、透過液晶パネル22の映像における各電極組の稲妻形状に重なる領域を薄色表示とするので、光源盤26の光が透過液晶パネル22を透過する際の光量低下がとくに小さく、遊技者に提示される稲妻が際立って光り、興趣の向上が著しい。
そして、光源盤26が透過液晶パネル22の映像表示のためのバックライトをなすとともに、発光源様図柄を提示する光源をも兼ねているので、個別に光源を設ける必要がなく、全体構成の簡単化とコスト低減に寄与している。
次に第2の実施例について説明する。
上述の第1の実施例では、液晶表示装置20の液晶シャッタ30における透明電極34a、34bを、発光源様図柄として1つの稲妻ごとに独立した1対の電極組33(あるいは電極組35、37)として設定したが、第2の実施例では複数の透明電極の組み合わせにより、一部重なる位置に異なる発光源様図柄を表示するようにしたものである。
図9は、第2の実施例における液晶表示装置20Aの液晶シャッタ30Aの透明電極配置例を示す。
なお、本実施例の液晶表示装置20Aは液晶シャッタのみ異なるので、他の構成については第1の実施例における参照番号を用いて説明する。
ここでは、発光源様図柄として空気を斬る刀の切先の軌跡が、互いに交差する位置に2本設定されるものとして、液晶シャッタ30Aの高分子分散型の液晶シート32の両面には、上記2本の軌跡を形成するための透明電極が配置される。
第1の実施例と同様に、液晶シート32の両面において互いに対向する一対の透明電極を、以下、電極組として説明する。
一方の軌跡を形成する透明電極は電極組40、41および42から構成され、他方の軌跡を形成する透明電極は電極組45、41および46から構成されている。すなわち、電極組41が2本の軌跡が交差して重なる領域に対応して設定されており、他の電極組40、42および電極組45、46は電極組41を間に挟んで分離している。
電極組40、41および42が全体として一方の軌跡のシルエットを呈し、電極組45、41および46が全体として他方の軌跡のシルエットを呈する。
ここでは各電極組の対をなす透明電極への配線は図示省略してあるが、前実施例と同様に液晶シート32に垂直な方向から見たとき互いに重ならないように設定される。
各電極組は、第1の実施例と同様に、透過液晶パネル22に映像信号を出力する制御装置18に接続されている。
制御装置18は、画面演出の必要タイミングにおいて、液晶シャッタ30Aへ駆動信号を出力して所定の電極組に電圧を印加させるのと同期させて、透過液晶パネル22へは、映像における液晶シャッタ30Aの電圧を印加した電極組に対応する部位を、当該電極組と同一の軌跡形状をもつ薄色表示領域とする映像信号を出力する。
他の構成は第1の実施例と同じである。
制御装置18により、電極組40、41および42のグループに電圧を印加させると、図10の(a)に示すように、液晶シャッタ30Aは一方の軌跡形状を形成する領域が透明となり、透過液晶パネル22側からは、液晶シャッタ30Aを見たとき、その透明領域T1において発光ダイオード28が直接視認される。
また、電極組45、41および46のグループに電圧を印加させると、図10の(b)に示すように、液晶シャッタ30Aは他方の軌跡形状を形成する領域が透明となり、透過液晶パネル22側からは、液晶シャッタ30Aの透明領域T2において発光ダイオード28が直接視認される。
したがって、それぞれ発光ダイオード28の光が散乱することなく、透過液晶パネル22の映像において、同期して薄色表示領域を直接透過して、強い光の軌跡KL1、KL2(図11参照)として遊技者の目に入ることになる。
なお、透過液晶パネル22の映像中の薄色表示領域は分離した電極組のとおりに分断するのではなく、例えば電圧印加される電極組40、41および42が全体として示す軌跡に対応して連続した1つの領域とするのが好ましい。
人の眼で識別可能な短い時間間隔で上記電圧印加する電極組のグループを切り替えると、発光源様図柄としての軌跡KL1、KL2により、図11に示すいわゆるX斬りのような演出を得ることができる。図中、細線で示した軌跡KL1は残像を示している。
本実施例では、液晶表示装置20Aが発明における表示手段に該当し、液晶シャッタ30Aが光量変化手段に該当する。
電極組40、41および42の輪郭で形成される領域が発明における一の発光源様図柄に対応する所定形状の領域を形成する分割領域に該当し、電極組45、42および46の輪郭で形成される領域が他の発光源様図柄に対応する所定形状の領域を形成する分割領域に該当して、とくに電極組41が所定の分割領域に該当している。
その他、第1の実施例と同じく、透過液晶パネル22が映像表示パネルに該当し、光源盤26が光照射手段に該当する。
そして、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示され、強く光って見える刀の切先の軌跡が発光源様図柄に該当する。
第2の実施例は以上のように構成され、液晶表示装置20Aが映像信号により映像を表示する透過液晶パネル22と、透過液晶パネル22の背面側に設けられた光源盤26(発光ダイオード28)と、透過液晶パネル22と光源盤26の間に配置されて刀の切先の軌跡を形成する透明電極からなる電極組40、41、42でそれぞれ液晶シート32を両面から挟んだ液晶シャッタ30Aとを有し、これらの電極組に電圧を印加したとき液晶シャッタ30Aの当該電極組に挟まれた領域が透明領域T1になるものとしたので、光源盤26からの光が液晶シャッタ30Aの透明領域T1を光量を減じることなく通過して直接透過液晶パネル22を照射するので、遊技者には発光源様図柄として刀の切先の軌跡KL1が発光源のように強く光って見え、インパクトのある刺激が与えられる。
また、液晶シャッタ30Aには高分子分散型の液晶シート32を用いているので、無電場の状態では入射した光を散乱するから、電極組40、41、42に電圧を印加していないときは拡散板として機能し、透過液晶パネル22に表示される映像が均質で安定した高品質となる。
そして、光源盤26上の発光ダイオード28の並び列方向を傾斜させてあるので、電極組40、41、42の斜めのシルエットを持つ刀の切先の軌跡形状に略対応し、電圧印加時には発光ダイオード28が水平または垂直に並んでいる場合と比較してより多くの発光ダイオード28が透明領域T1に臨むから、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示される刀の切先の軌跡KL1の光り程度が一層向上する。
液晶シート32には一の軌跡形状を形成する電極組40、41、および42に加えて、さらに電極組45、46を設けて、電極組45、41、および46によって刀の切先の他の軌跡形状を形成するように設定されているので、電極組41を共有して、発光源様図柄として刀の切先の相異なる軌跡KL1、KL2を互いに交わる位置に選択的に提示可能である。
また、液晶表示装置20Aは、液晶シャッタ30Aの電極組40、41、および42、あるいは電極組45、42、および46への電圧印加と同期して、透過液晶パネル22の映像における電圧印加した電極組が形成する軌跡形状に重なる領域を薄色表示とするので、光源盤26(発光ダイオード28)の光が透過液晶パネル22を透過する際の光量低下がとくに小さく、遊技者に提示される刀の切先の軌跡KL1、KL2が一層光って見えるため、興趣の向上が著しい。
以上説明した第1の実施例と第2の実施例において、とくに発光源様図柄について、第1の実施例では3つの稲妻FL1〜FL3が表示される例を示したが、稲妻の数や同時表示を含む表示順序等は任意に設定できる。稲妻の形状も図示例に限定されない。
また、第2の実施例では発光源様図柄として刀の切先の軌跡KL1、KL2が表示される例を示したが、同様に、切先軌跡の数や同時表示を含む表示順序等は任意に設定できる。軌跡の形状も図示例に限定されない。
さらに、発光源様図柄はこれら稲妻や刀の切先の軌跡に限定されず、透過液晶パネル22に表示される映像やそのストーリーに合わせて任意の絵や模様等を設定することができる。
さらには、液晶シャッタ30、30Aの電極組(透明電極)は稲妻や刀の切先の軌跡など透過液晶パネル22の映像表示エリア23内の一部を画する形状を有するものとしたが、電極組を液晶シャッタの全面をカバーするものとすることもできる。この場合でも、電圧を印加しない場合液晶シャッタ30、30Aが拡散板として機能して均質な照明下で映像が見えるに対して、電圧を印加することにより液晶シャッタの全面が透明となり、光源盤26上の発光ダイオード28ごとに当該発光ダイオードに対応する映像表示エリア23の各部分が周囲に比較して強い光を見せることができる。
次に第3の実施例について説明する。これも液晶表示装置における液晶シャッタの構成を異ならせたものである。
図12は液晶表示装置20Bの構成を示す。
液晶表示装置20Bは、制御装置18からの映像信号により映像を表示する透過液晶パネル22と、この透過液晶パネル22の背面側に配置したバックライト24Bを備える。
バックライト24Bは、基板27上に多数の単色の発光ダイオード(LED)28を実装した光源盤26Bと、この光源盤26Bの透過液晶パネル22側に配置される液晶シャッタ30Bとからなっている。発光ダイオード(LED)28は透過液晶パネル22の映像表示エリア23に対応する範囲全体をカバーするように縦方向および横方向に並べられ、全体として面状を呈している。
図12では、理解を容易にするため、透過液晶パネル22、液晶シャッタ30Bおよび光源盤26Bの各部材をそれぞれ離間させて示してあるが、これらの各部材は可能な限度で互いに近接、あるいは当接させて1ユニットとして組み立てられる。
なお、各部材における外部との配線端子はそれぞれの辺縁部に設けられるが図示省略してある。
液晶シャッタ30Bは、例えば高分子分散型の液晶シート32の両面に透明電極を配置して構成され、その動作原理は第1の実施例で図3により説明したとおりである。
図13は、液晶シャッタ30Bにおける透明電極の具体的な配置例を示す。
液晶シート32の両面にはそれぞれ、透過液晶パネル22の映像表示エリア23全体をカバーする面積にわたって、多数の細幅帯状の透明電極が一定間隔で平行に並べて配置されている。
すなわち、液晶シート32の透過液晶パネル22に対向する前面には、横方向に並べられた透明電極X1、X2、X3・・・(以下、総称して横軸電極X)が設けられ、光源盤26Bに対向する背面には縦方向に並べられた透明電極Y1、Y2、Y3、・・・(以下、総称して縦軸電極Y)が設けられている。横軸電極Xと縦軸電極Yは互いに並び方向が90°異なっており、液晶シート32の面に垂直な方向から透視したとき、マトリクスM(図14参照)を形成している。
なお、各透明電極の並び方向は液晶シート32の前面と背面で上記と逆になっていてもよい。
ここでは、横軸電極Xが図3における透明電極34a、34bの一方に対応し、縦軸電極Yが他方に対応している。
映像表示エリア23のサイズを例えば縦横146mm×242mmとするとき、横軸電極Xは例えば800本、縦軸電極Yは480本とする。
とくに図示しないが、横軸電極X(X1、X2、X3、・・、X800)のそれぞれは液晶シート32の辺縁に設けられた不図示のコネクタを介して、制御装置18により選択的に電源の一端(例えば+端子)に接続され、縦軸電極Y(Y1、Y2、Y3、・・、Y480)のそれぞれも不図示のコネクタを介して選択的に電源の他端(例えば−端子)に接続される。これにより、マトリクスMのなかで、それぞれ電源に接続された横軸電極Xと縦軸電極Yとが交わった部位(ブロックB)において、液晶シート32に電圧が印加されることになり、当該ブロックBが透明になる。
図14はマトリクスMによる液晶シャッタの動作説明図である。
図14のマトリクスにおいて、例えば横軸電極X3、X4およびX5が電源に接続され、縦軸電極Y3が電源に接続されると、各電極の交差部に電圧が印加され、横軸電極X3と縦軸電極Y3が重なった略正方形のブロックB1と、横軸電極X4と縦軸電極Y3が重なった略正方形のブロックB2と、横軸電極X5と縦軸電極Y3が重なった略正方形のブロックB3とが透明になる。図中、各電極の長手方向に延びるハッチングは電源接続状態を示す。
したがって、電源に接続する横軸電極Xと縦軸電極Yを選択することにより、透明なブロックB(B1、B2、B3)の集合からなる任意の図柄が形成される。
選択した横軸電極Xと縦軸電極Yとを電源に接続して、両電極が重なったブロックBが透明になる状態が当該領域を開いた液晶シャッタ30Bの駆動状態である。
なお、図柄の形成に当って、必要なブロックだけでなく、不要なブロックまで透明になる場合がある。
例えば、図15に示すようにブロックB4とB5が透明な図柄としたいとき、横軸電極X3、X5と縦軸電極Y2、Y4とをそれぞれ同時に電源に接続すると、まず、ブロックB4に対応する横軸電極X3と縦軸電極Y4の交差部、およびブロックB5に対応する横軸電極X5と縦軸電極Y2の交差部に電圧が印加される。しかしそれだけでなく、横軸電極X3と縦軸電極Y2の交差部、および横軸電極X5と縦軸電極Y4の交差部にも電圧が印加されて、図柄として不要なブロックB6とB7までもが透明となってしまう。
そこで、このような場合には、図16の(a)に示すように、まず横軸電極X3と縦軸電極Y4とを電源に接続して、両者が重なったブロックB4を透明にし、所定時間後に、(b)に示すように、横軸電極X3と縦軸電極Y4との電源接続を遮断するとともに、横軸電極X5と縦軸電極Y2とを電源に接続する。
これにより、(a)では横軸電極X3が電源に接続していても縦軸電極Y2が電源から遮断(破線ハッチング)されているから横軸電極X3と縦軸電極Y2の交差部のブロックB6は透明とならず、同様に、(b)では横軸電極X5が電源に接続していても縦軸電極Y4が電源から遮断(破線ハッチング)されているから横軸電極X5と縦軸電極Y4の交差部のブロックB7は透明とならない。
以上のように、図柄を構成する各ブロックBに対応する横軸電極Xと縦軸電極Yの電源接続のタイミングをずらせることにより、意図する図柄に不要なブロックが透明になってしまうことを避けることができる。
以上の構成になる液晶表示装置20Bでは、液晶シャッタ30Bが駆動されない間は当該液晶シャッタ30Bが拡散板となり、光源盤26Bと液晶シャッタ30Bからなるバックライト24Bが透過液晶パネル22の映像表示エリア23に対して全面平準化された面光源を与えるので、均質で安定した高品質の映像を表示する。
一方、画面演出の必要タイミングにおいて、制御装置18は液晶シャッタ30Bへ駆動信号を出力し、選択した所定の横軸電極Xと縦軸電極Yを電源に接続して、当該横軸電極Xと縦軸電極Yの交差するブロックBを透明にする。
これにより、透過液晶パネル22側からバックライト24Bを見たとき、図17に示すように、ブロックBの集合からなり全体として所定の図柄(ここでは多枝状の稲妻)をもつ透明領域Tが形成される。透明領域Tは液晶シャッタ30Bの開いた領域であり、この透明領域Tにおいて発光ダイオード28が直接視認される。
マトリクスを形成している各透明電極(X、Y)の間隔は人の眼にとっては微小である一方、透明のブロックに臨む発光ダイオード28からは強い光が出ているので、互いに隣接する透明のブロック部分は連続している図柄に見える。
なお、前述の不要の透明ブロックを発生させないために横軸電極Xと縦軸電極Yの電源接続をブロック別にずらせるタイミングは、発光ダイオード28の光の残像が残る範囲で短時間に設定する。
上記必要タイミングに同期させて、透過液晶パネル22への映像信号は、図18に示すように、映像中の液晶シャッタ30Bの透明領域Tに対応する部位を、当該透明領域Tと同一の図柄の例えば白色などの薄色表示領域Uとし、したがって白っぽい稲妻を表示するよう設定されている。
透明領域Tに多数の発光ダイオード28が並び、その光が液晶シャッタ30Bで散乱することなく、透過液晶パネル22における映像の薄色表示領域Uを直接透過するので、図19に示すように、液晶表示装置20Bの映像上に発光源様図柄として光る稲妻FLが走ったような画面演出が得られる。
なお、透過液晶パネル22の映像における薄色表示領域の色としては、白色を例示したが、強い光を提示するという狙いから、要は発光ダイオード28からの光量減少度合いができるだけ小さく、かつ全体として稲妻の形状が識別される程度に、他の映像部分との対比で選択すればよい。
なお、図17に例示した図柄は多枝状の稲妻としたが、液晶シャッタ30Bにおける透明領域Tの図柄は、マトリクスにおける横軸電極Xと縦軸電極Yの選択により決定されるから、制御装置の制御プログラムにより映像表示エリア23内に任意の形状、位置、個数を設定することができる。
本実施例では、液晶表示装置20Bが発明における表示手段に該当し、透過液晶パネル22が映像表示パネルに該当する。
基板27上に多数の発光ダイオード28を実装した光源盤26Bが発明における光照射手段に該当し、液晶シャッタ30Bが光量変化手段に該当する。
そして、横軸電極Xが第1電極に、縦軸電極Yが第2電極に該当する。
また、透過液晶パネル22の映像に重ねて提示され、強く光って見える稲妻FLが発光源様図柄に該当している。
第3の実施例は以上のように構成され、液晶表示装置20Bが、映像信号により映像を表示する透過液晶パネル22と、透過液晶パネル22の背面側に設けられた光源盤26B(発光ダイオード28)と、透過液晶パネル22と光源盤26Bの間に配置されてそれぞれ多数の細幅帯状の透明電極を平行に並べた横軸電極Xと縦軸電極Yで液晶シート32を両面から挟んだ液晶シャッタ30Bとを有し、横軸電極Xと縦軸電極Yの並び方向は互いに直交してマトリクスを形成し、横軸電極Xと縦軸電極Yのそれぞれから選択された所定の透明電極間に電圧を印加したとき液晶シート32における当該透明電極が交差するブロックBが透明になるものとして、透明なブロックBの集合からなる図柄の透明領域Tが液晶シャッタ30Bに形成されるものとしたので、光源盤26Bの光が光量を減じることなく液晶シャッタ30Bの透明領域Tを通過して直接透過液晶パネル22を照射することにより、遊技者には発光源様図柄として例えば稲妻FLが発光源のように強く光って見え、インパクトのある刺激が与えられる。
そして、液晶シャッタ30Bの透明領域Tの形状はマトリクスの横軸電極Xと縦軸電極Yのそれぞれにおける透明電極の選択により決定されるので、発光源様図柄は固定的なものではなく、液晶表示装置20Bをスロットマシンに搭載したままで、制御装置18の制御プログラムにより遊技の進捗や特典に応じた映像に合わせて、異なる図柄、すなわち任意の形状、位置、個数の図柄を異なるタイミングで提示することができる。
したがってまた、強く光って見える発光源様図柄を種々の態様で移動しているように提示することもできる。
また、液晶シャッタ30Bには高分子分散型の液晶シート32を用いているので、無電場の状態では入射した光を散乱するから、横軸電極Xと縦軸電極Y間に電圧を印加していないときは拡散板として機能し、透過液晶パネル22に表示される映像が均質で安定した高品質となる。
さらに、透明なブロックBの生成に際しては、必要に応じて電圧印加のタイミングを対応するブロック間でずらすことにより、複雑な発光源様図柄でも当該図柄に不要なブロックが透明になることが回避される。
また、液晶表示装置20Bは、液晶シャッタ30Bの透明領域Tの形成と同期して、透過液晶パネル22の映像における液晶シャッタ30Bの透明領域Tに重なる領域を薄色表示とするので、発光ダイオード28の光が透過液晶パネル22を透過する際の光量低下がとくに小さく、遊技者に提示される発光源様図柄としての稲妻が際立って光り、興趣の向上が著しい。
さらには、液晶シャッタ30Bに生成する透明領域Tは一部の横軸電極Xと縦軸電極Y間への電圧印加により稲妻など透過液晶パネル22の映像表示エリア23内の一部を画する形状を有するものとしたが、液晶シャッタ30Bの全面をカバーするすべての横軸電極Xおよび縦軸電極Y間に電圧を印加することもできる。この場合でも、電圧を印加しない場合液晶シャッタ30Bが拡散板として機能して均質な照明下で映像が見えるに対して、電圧を印加することにより液晶シャッタ30Bの全面が透明となり、光源盤26B上の発光ダイオード28ごとに当該発光ダイオードに対応する映像表示エリア23の各部分が周囲に比較して強い光を見せることができる。
また、図示した横軸電極Xと縦軸電極Yはそれぞれ細い等幅の帯状で等間隔に並ぶとともに、互いに直交してマトリクスを形成しているものとしたが、これに限定されない。
すなわち、横軸電極Xは1本ごとにそれ自体が等幅でなくてもよいし、直線の代わりに曲線を呈するものであってもよい。また、横軸電極X同士が互いに同幅でなくてもよく、平行でなくてもよいし、等間隔である必要もない。
縦軸電極Yも同様に、1本ごとにそれ自体が等幅でなくてもよいし、直線の代わりに曲線を呈するものであってもよい。また、縦軸電極Y同士が互いに同幅でなくてもよく、平行でなくてもよいし、等間隔である必要もない。
そして、横軸電極Xと縦軸電極Yが互いに直交せず、透視したとき斜めに交差する配置であってもよい。
直交するマトリクスの場合も、当然横軸電極Xと縦軸電極Yの数は例示の本数に限定されない。
なお、第1から第3の実施例にわたる実施の形態において、図示した光源盤26、26Bにおける発光ダイオード28の配置は例示であって、その配置密度は発光ダイオード28の出力その他を勘案して決定すればよい。また、図12における発光ダイオード28の配置密度は、簡略のため、図17に示した発光ダイオード28の配置密度と合致していない。
また、発光ダイオード28の並び列の方向も、光源盤26と26Bとでは異ならせてあるが、発光源様図柄に応じて任意に設定することができる。
さらには、光源盤26、26Bは基板27に単品の発光ダイオード28を多数実装したものとしたが、多数の発光ダイオードを面状に集積形成したものでもよい。
また、実施の形態では、液晶シャッタ30、30Aの透明電極あるいは液晶シャッタ30Bの透明電極(横軸電極X、縦軸電極Y)に電圧を印加して透明領域TやT1、T2を発生させるのと同期して、透過液晶パネル22に表示される主映像中にも透明領域と対応する部位を同一形状の薄色表示領域Uとするものとしたが、これに限定されず、主映像中に透明電極と同一形状の薄色表示領域を生成することなく、所定のタイミングに液晶シャッタのみを駆動(透明電極に電圧を印加)するよう構成した場合も、主映像として表示されている種々の色彩や濃淡を保持しながら、従来にない強く光る部分が含まれた発光源様図柄が観取されるから、発光源様図柄全体が均質に光って見えるのとは異なる興趣が得られる。
この場合、光源盤26、26B上に面状に配置した発光ダイオード28としてフルカラーの発光ダイオードを用いれば、透明領域T等に臨む発光ダイオード28の発光色を透過液晶パネル22の映像における当該透明領域に重なる部位ごとの色に合致させるように制御することにより、透過液晶パネル22に表示されている映像の部分的な色彩を強調して光る発光源様図柄を提示して、インパクトのある刺激を与えることもできる。
実施の形態では透過液晶パネル22、液晶シャッタ30、30A、30Bおよび光源盤26、26Bをそれぞれ矩形の平板状のものとしたので、これらを組み立てた液晶表示装置20、20A、20Bも映像表示エリア23が矩形のフラットなものとなるが、液晶表示装置の外形はこれに限定されず、映像表示エリア23を円形や楕円形にしてもよく、また透過液晶パネル22、液晶シャッタ30、30A、30Bおよび光源盤26、26B等をそれぞれ凸面または凹面に形成して、映像表示エリア23を湾曲させたものとしてもよい。
なおまた、実施の形態では、光照射手段として、直下型方式を採用し、基板27上に透過液晶パネル22の裏面に面して多数の発光ダイオード28を実装した光源盤26、26Bの形態をとるものとしたが、光照射手段としてはこれに限定されず、エッジライト方式の採用によっても、液晶シャッタ30、30A、30Bの駆動によりその透明領域を通して強い光を提示することができ、発光源自体の配置は任意である。
さらに、実施の形態は遊技機としてスロットマシンに適用した例を示したが、本発明はこれに限定されず、異なるタイプの遊技機、具体的には遊技媒体として遊技球を用いる弾球式の遊技機、いわゆるパチンコ機等に適用してもよい。例えば、特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機として実施するようにしてもよい。
また、弾球式でない遊技機、例えば、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部および取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機として実施するようにしてもよい。
また実施の形態の液晶表示装置20、20A、20Bはスロットマシンの主表示部である視認窓に対して副表示部として設けられたものとしたが、液晶表示装置は遊技機の主表示部として設けられるものであってもよい。
以下、上述した実施の形態から抽出される発明の特長を、必要に応じて効果等とともに示す。
(1)画面演出を表示する表示手段を備えた遊技機において、
前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置され、前記映像表示パネルにおける映像表示エリアの一部のみを占める所定形状の領域を通過する前記光照射手段からの光の量を増大させる光量変化手段とを有して、
前記映像表示エリアに前記所定形状の発光源様図柄が提示されることを特徴とする遊技機。
映像表示パネルに表示された映像に重ねて上記所定形状の領域が発光源のように強く光って提示される。
(2)前記所定形状の領域が前記映像表示エリアの異なる位置に複数設定され、
前記光量変化手段がそれぞれ所定のタイミングで前記所定形状の領域を通過する前記光の量を増大させることにより、前記発光源様図柄が複数提示されることを特徴とする(1)に記載の遊技機。
複数の発光源様図柄が同時にあるいは異なるタイミングで個別に提示されることにより多様な画面演出が得られる。
(3)複数の前記発光源様図柄にそれぞれ対応する前記所定形状の領域がそれぞれ複数の分割領域に分割され、
所定の分割領域が一の発光源様図柄に対応する所定形状の領域と他の発光源様図柄に対応する所定形状の領域とに共有されていることを特徴とする(1)に記載の遊技機。
所定の分割領域を共有することにより、異なる発光源様図柄を互いに交わる位置に選択的に提示することができる。
(4)前記光量変化手段が液晶シートを一対の透明電極からなる電極組で両面から挟んだ液晶シャッタであり、
前記電極組の形状が前記所定形状の領域に対応しており、
前記電極組に電圧を印加した場合に当該電極組に挟まれた領域が透明領域となることを特徴とする(1)から(3)のいずれか1に記載の遊技機。
所定形状の領域が透明となるので、映像表示パネルに表示された映像に重ねて提示される発光源様図柄がとくに強く光ってインパクトが大きい。
(5)画面演出を表示する液晶表示装置を備えた遊技機において、
前記液晶表示装置は、映像信号により映像を表示する透過液晶パネルと、該透過液晶パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記透過液晶パネルと光照射手段の間に配置され、前記透過液晶パネルにおける映像表示エリアの少なくとも一部を通過する前記光照射手段からの光の量を変化させる光量変化手段とを有していることを特徴とする遊技機。
液晶表示装置において映像表示エリアの例えば一部の通過光量を、光量変化手段で他の映像部分と比較してとくに大きくすることにより、当該一部が発光源のように強く光って見せることができ、インパクトのある画面演出が得られる。
(6)画面演出を表示する液晶表示装置を備えた遊技機において、
前記液晶表示装置は、映像信号により映像を表示する透過液晶パネルと、該透過液晶パネルの背面側に設けられ、発光ダイオードを複数列に配置した光源盤と、前記透過液晶パネルと光源盤の間に配置され、液晶シートを一対の透明電極からなる電極組で両面から挟んだ液晶シャッタとを有し、
該液晶シャッタは前記電極組に電圧を印加した場合に当該電極組に挟まれた領域が透明領域となるよう構成されていることを特徴とする遊技機。
液晶シャッタの電極組に電圧を印加することにより、透明領域に並ぶ多数の発光ダイオードからの光が透過液晶パネルを透過するので、透過液晶パネルに表示された映像に重ねて上記電極組に挟まれた領域が発光源のように強く光って提示される。
(7)前記液晶シートが高分子に液晶の液滴を分散させた高分子分散型であることを特徴とする(6)に記載の遊技機。
高分子分散型の液晶シートは無電場の状態では入射した光を散乱するので、液晶シャッタはその電極組に電圧を印加していない場合は拡散板として機能し、透過液晶パネルに表示される映像が均質で安定した高品質となる。
(8)前記電極組が前記透過液晶パネルにおける映像表示エリアの一部のみを占める所定形状を有して、
前記電極組に電圧を印加した場合に、前記映像表示エリアに前記所定形状の発光源様図柄が提示されることを特徴とする(6)または(7)に記載の遊技機。
(9)前記液晶表示装置の設置姿勢において、前記透明電極の所定形状が斜めに延びる部分を含み、前記光源盤上の発光ダイオードの並び列方向が傾斜させてあることを特徴とする(8)に記載の遊技機。
発光源様図柄が稲妻や刀の切っ先の軌跡などの場合、発光ダイオードの列の向きが液晶シャッタの電極組(透明電極)の斜めの形状に略対応しているので、電圧印加時には発光ダイオードが水平または垂直に並んでいる場合と比較してより多くの発光ダイオードが透明領域に臨むから、透過液晶パネルの映像に重ねて提示される発光源様図柄の光り程度が一層向上する。
(10)前記電極組が前記液晶シートの異なる位置に複数設けられ、
各電極組にそれぞれ所定のタイミングで電圧を印加することにより、発光源様図柄が複数提示されることを特徴とする(8)または(9)に記載の遊技機。
複数の発光源様図柄が同時にあるいは異なるタイミングで個別に提示されることにより多様な画面演出が得られる。
(11)複数の前記発光源様図柄にそれぞれ対応する各電極組がそれぞれ複数の分割電極組に分割され、
所定の分割電極組が一の発光源様図柄に対応する電極組と他の発光源様図柄に対応する電極組とに共有されていることを特徴とする(8)または(9)に記載の遊技機。
所定の分割電極組を共有することにより、異なる発光源様図柄を互いに交わる位置に選択的に提示することができる。
(12)前記液晶表示装置は、液晶シャッタの前記電極組への電圧印加と同期して、前記透過液晶パネルの映像における前記電圧が印加される電極組に重なる領域を薄色表示とするよう構成されていることを特徴とする(6)から(11)のいずれか1に記載の遊技機。
光源盤(発光ダイオード)の光が液晶シャッタの透明領域を通って透過液晶パネルを透過する際の光量低下がとくに小さくなるので、映像表示エリアに提示される発光源様図柄などの光り程度が一層向上する。
(13)画面演出を表示する表示手段を備えた遊技機において、
前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置され、前記映像表示パネルにおける映像表示エリアの少なくとも一部を通過する前記光照射手段からの光の量を変化させる光量変化手段とを有していることを特徴とする遊技機。
表示手段において映像表示エリアの例えば一部の通過光量を、光量変化手段で他の映像部分と比較してとくに大きくすることにより、当該一部が発光源のように強く光って見え、インパクトのある画面演出が得られる。
(14)画面演出を表示する表示手段を備えた遊技機において、
前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置された板状の光量変化手段とを有し、
該光量変化手段は、一方の面に複数の第1電極と他方の面に複数の第2電極を備えるとともに、前記第1電極が前記第2電極のそれぞれと対向するように配置され、第1電極および第2電極のそれぞれ所定の電極間に電圧を印加した場合に、当該所定の電極が対向するブロックを通過する前記光照射手段からの光の量を変化させて、
当該通過する光の量を変化させたブロックの集合から図柄が形成されることを特徴とする遊技機。
第1電極および第2電極それぞれの電圧を印加する電極の選択により、種々の複雑な形状の図柄を適時に任意の箇所に複数形成することが可能となる。
(15)前記所定の電極間への電圧印加は、対応する前記ブロック間でタイミングをずらせて行われることを特徴とする(14)に記載の遊技機。
多数のブロックにより図柄を形成する場合に、意図する図柄に不要なブロックまで通過する光の量が変化してしまうことを避けることができる。
(16)前記光照射手段が複数のフルカラーの発光ダイオードを面状に配置したものであることを特徴とする(14)または(15)に記載の遊技機。
通過する光の量を変化させるブロックに臨む発光ダイオードの発光色を、例えば映像表示パネルの映像における当該ブロックに重なる部位ごとの色に合致させるなどしてインパクトのある刺激を与えることができる。
(17)画面演出を表示する液晶表示装置を備えた遊技機において、
前記液晶表示装置は、映像信号により映像を表示する透過液晶パネルと、該透過液晶パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記透過液晶パネルと光照射手段の間に配置され、前記透過液晶パネルにおける映像表示エリアの少なくとも一部を通過する前記光照射手段からの光の量を変化させる光量変化手段とを有し、
前記光量変化手段が、それぞれ複数の帯状の透明電極を平行に並べた横軸電極と縦軸電極からなるマトリクスで液晶シートを両面から挟んだ液晶シャッタであり、
前記横軸電極および縦軸電極のそれぞれ所定の透明電極間に電圧を印加したとき前記液晶シートにおける当該所定の透明電極が交差するブロックが透明になるものとして、前記液晶シャッタに透明な前記ブロックの集合からなる図柄の透明領域が形成されることを特徴とする遊技機。
光照射手段の光が光量を減じることなく液晶シャッタの透明領域を通過して直接透過液晶パネルを照射することにより、遊技者には透明領域の形状が発光源様図柄として強く光って見える。
(18)前記液晶シートが高分子に液晶の液滴を分散させた高分子分散型であることを特徴とする(17)に記載の遊技機。
高分子分散型の液晶シートは無電場の状態では入射した光を散乱するので、液晶シャッタは横軸電極と縦軸電極間に電圧を印加していないときは拡散板として機能し、透過液晶パネルに表示される映像が均質で安定した高品質となる。
(19)前記液晶表示装置は、液晶シャッタの前記透明領域の形成と同期して、前記透過液晶パネルの映像における前記透明領域に重なる領域を薄色表示とするよう構成されていることを特徴とする(17)または(18)に記載の遊技機。
光照射手段からの光が液晶シャッタの透明領域を通って透過液晶パネルを透過する際の光量低下がとくに小さくなるので、映像表示エリアに提示される発光源様図柄などの光り程度が一層向上する。
(20)映像信号により映像を表示する透過液晶パネルと、該透過液晶パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記透過液晶パネルと光照射手段の間に配置され、それぞれ複数の帯状の透明電極を平行に並べた横軸電極と縦軸電極からなるマトリクスで液晶シートを両面から挟んだ液晶シャッタとを配置し、前記横軸電極および縦軸電極のそれぞれ所定の透明電極間に電圧を印加したとき前記液晶シートにおける当該所定の透明電極が交差するブロックが透明になるものとして、前記液晶シャッタに透明な前記ブロックの集合からなる図柄の透明領域が形成されるように構成された液晶表示装置を備える遊技機において、
前記所定の透明電極の選択により、異なる図柄の前記透明領域を形成させて、前記液晶表示装置に異なる発光源様図柄を提示することを特徴とする遊技機の画面演出方法。
マトリクスの横軸電極と縦軸電極のそれぞれにおける透明電極の選択により透明領域の形状を任意に設定して、液晶シャッタを交換することなく、遊技の進捗や特典に応じた映像に合わせて、発光源様図柄を変化させて提示することができる。
(21)映像信号により映像を表示する透過液晶パネルと、該透過液晶パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記透過液晶パネルと光照射手段の間に配置され、それぞれ複数の帯状の透明電極を平行に並べた横軸電極と縦軸電極からなるマトリクスで液晶シートを両面から挟んだ液晶シャッタとを配置し、前記横軸電極および縦軸電極のそれぞれ所定の透明電極間に電圧を印加したとき前記液晶シートにおける当該所定の透明電極が交差するブロックが透明になるものとして、前記液晶シャッタに透明な前記ブロックの集合からなる図柄の透明領域が形成されるように構成された液晶表示装置を備える遊技機において、
前記所定の透明電極の選択により、前記図柄の透明領域が移動するように設定して、液晶表示装置に移動する発光源様図柄を提示することを特徴とする遊技機の画面演出方法。
強く光って見える発光源様図柄が動くことにより、遊技者に一層のインパクトが与えられる。
1 マシン本体
6 視認窓
10 操作盤
12 スタートレバー
13a、13b、13c ストップボタン
18 制御装置
20、20A、20B 液晶表示装置
22 透過液晶パネル
23 映像表示エリア
24、24B バックライト
26、26B 光源盤
27 基板
28 発光ダイオード
30、30A、30B 液晶シャッタ
32 液晶シート
33、35、37 電極組
34a、34b 透明電極
40、41、42、45、46 電極組
B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7 ブロック
FL、FL1、FL2、FL3 稲妻
KL1、KL2 軌跡
T、T1、T2 透明領域
U 薄色表示領域
X、X1、X2、X3、・・ 横軸電極
Y、Y1、Y2、Y3、・・ 縦軸電極

Claims (1)

  1. 画面演出を表示する表示手段を備えた遊技機において、
    前記表示手段は、映像信号により映像を表示するとともに光透過可能な映像表示パネルと、該映像表示パネルの背面側に設けられた光照射手段と、前記映像表示パネルと光照射手段の間に配置された板状の光量変化手段とを有し、
    該光量変化手段は、高分子に液晶の液滴を分散させた高分子分散型の液晶シートの一方の面に少なくとも1つの第1電極と他方の面に複数の第2電極を備える液晶シャッタであり、
    前記液晶シートでは、前記第1電極が前記第2電極のそれぞれと対向するように配置され、第1電極および第2電極のそれぞれ所定の電極間に電圧を印加した場合に、当該所定の電極が対向するブロックが透明となるように構成され、
    前記表示手段は、前記透明となるブロックの形成と同期して、前記映像表示パネルの映像における前記透明となるブロックに重なる領域を薄色表示とするよう構成されていることを特徴とする遊技機。
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