JP5783268B2 - 照明制御システム、照明システム、端末操作機器、及びプログラム - Google Patents

照明制御システム、照明システム、端末操作機器、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、照明光源の点灯状態を制御する技術に関する。
照明光源によって得られる光環境を検出する光センサの検出値と光環境の目標値との差分から補正量を算出し、補正量に基づいて照明光源の点灯状態を制御する技術が知られている。
例えば、特許文献1では、計測器による色温度及び照度の測定値とこれらの目標値との差分に補正係数を乗じた補正値が算出される。この補正値に基づいて調光信号が生成され、光源の出力が調光信号によって調整される。
特開2006−236706号公報
しかしながら、例えば、照明光源と光センサとの相対的な位置関係が変化した場合などには、同一の調光信号による照明光源の出力であっても光センサに届く光の量が変化する。このため、照明光源と光センサとの相対的な位置関係に応じて、補正値と調光信号との適切な関係が存在するが、上記特許文献1ではこれが考慮されていない。従って、上記特許文献1のような補正では、測定値を短時間で目標値に収束させることが難しかった。そして、このような問題は、光センサの位置が可変であるか固定されているかに関わらず、外光が大きく変化するような場合にも同様に生じる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、光センサの測定値を従来よりも短時間で目標値に収束させるように光源からの光を調整できる技術を提供することを目的とする。
第1の態様は、照明制御システムであって、発光状態を調整可能な光源からの光によって得られる光環境を測定する光センサと、前記光源の出力を所定の変化規則に従って変化させて、前記出力の変化と前記光センサの測定値の変化との相関関係を求める事前調整と、前記相関関係に基づいて、前記測定値が目標値になるように前記光源の出力を調整する本調整とを行う照明調整部とを備え、前記光源は複数の単位光源で構成されており、前記所定の変化規則は、前記複数の単位光源のそれぞれの出力変化を、異なる出力配分で複数種類に変化させる規則であることを特徴とし、前記照明調整部は、前記事前調整において、前記測定値が前記目標値に近づく方向に、複数段階で前記出力変化を与え、前記複数段階のそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第1の算出態様を採用したことを特徴とする
の態様は、第の態様に係る照明制御システムであって、前記光環境の指標は相関色温度と照度とで構成されており、前記事前調整前の状態を基準状態として、前記事前調整は、前記光源の色温度と前記光源によって生じる照度とのうち、前記色温度のみを変化させる色温度調整と、前記照度のみを変化させる照度調整と、の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
の態様は、第の態様に係る照明制御システムであって、前記照明調整部は、前記色温度調整時に、前記基準状態における前記複数の単位光源の出力比率を維持して前記複数の単位光源の出力合計を複数通りに変化させ、前記複数通りの変化のそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第2の算出態様を前記第1の算出態様に代えて採用したことを特徴とする。
の態様は、第の態様に係る照明制御システムであって、前記照明調整部は、前記照度調整時に、前記基準状態における前記複数の単位光源の出力合計を維持して前記複数の単位光源の出力比率を複数通りに変化させ、前記複数通りの変化のそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第3の算出態様を前記第1の算出態様に代えて採用したことを特徴とする。
の態様は、第の態様に係る照明制御システムであって、前記照明調整部は、前記照度調整時に、前記基準状態に対して、前記色温度調整と前記照度調整とのうち一方を行う第1段階調整と、前記第1段階調整完了時点での状態を新たな基準として前記色温度調整と前記照度調整とのうちの他方を行う第2段階調整と、を行い、前記照明調整部は、前記第1段階調整と前記第2段階調整とのそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第4の算出態様を前記第1の算出態様に代えて採用したことを特徴とする。
の態様は、第1の態様ないし第の態様のいずれか一つに記載の照明制御システムであって、前記光センサと前記照明調整部とは、前記光源とは別体で構成されて前記光源との間で通信可能とされた可搬型の端末操作機器に設けられている。
の態様は、照明システムであって、第1の態様ないし第の態様のいずれか一つに記載の照明制御システムと、前記照明調整部からの指示に基づき前記光源からの光を照射する照明部と、を備える。
の態様は、プログラムであって、コンピュータにインストールされて実行されることにより、前記コンピュータを、第1の態様ないし第5の態様のいずれか一つに記載の照明制御システムにおける照明調整部として機能させることを特徴とする。
第9の態様は、発光状態を調整可能な複数の単位光源からの光を照射する照明部とは別体で設けられ、前記照明部との間で通信可能な可搬型の端末操作機器であって、前記複数の単位光源によって得られる光環境を測定する光センサと、前記複数の単位光源の出力を調整するための通信を前記照明部との間で行う通信部と、前記複数の単位光源の出力を所定の変化規則に従って変化させて、前記出力の変化と前記光センサの測定値変化量との相関関係を求める事前調整と、前記相関関係に基づいて前記測定値が目標値になるように、前記通信部を介して前記複数の単位光源の出力を調整する本調整とを行う照明調整部とを備え、前記所定の変化規則は、前記複数の単位光源のそれぞれの出力変化を、異なる出力配分で複数種類に変化させる規則であることを特徴とし、前記照明調整部は、前記事前調整において、前記測定値が前記目標値に近づく方向に、複数段階で前記出力変化を与え、前記複数段階のそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第1の算出態様を採用したことを特徴としている。

この発明の態様によれば、光源の出力変化と光センサの測定値の変化量との相関関係を事前に把握可能であるため、測定値と目標値との差分が大きくても、短時間で測定値を目標値に収束させるように光源の出力を調整することが可能である。
図1は第1の実施形態における照明制御システムの斜視図である。 図2は第1の実施形態における照明制御システムの機能的構成を表すブロック図である。 図3は照明調整部のハードウェア構成を表すブロック図である。 図4は第1の実施形態における処理の一例を表す図である。 図5は処理の流れを示すフローチャートである。 図6は第2の実施形態における処理の一例を表す図である。
以下、添付の図面を参照しながら実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<1.第1の実施形態>
<1−1.照明制御システムの構成>
はじめに、本発明の第1の実施形態に係る照明制御システム10について説明する。図1には、照明制御システム10を用いて構成した照明システムLSが示されている。また、図2には、照明制御システム10と照明部20との各部分を機能的に表すブロック図が示されている。
この照明システムLSは、発光状態を調整可能な光源200を含む照明部20と、その照明制御を行う照明制御システム10と、を備える。照明制御システム10は、照明部20との間で通信可能な可搬型の端末操作機器30を主に備える。
具体的に、図1(a)には、照明システムLSが、部屋などの所定の空間150に採用された場合が示されている。光センサ31が可搬型の端末操作機器30に搭載されており、照明部20が部屋の天井に設けられている。また、図1(b)には、照明システムLSが、電気スタンドのようなタスクランプ250に採用された場合が示されている。図1(b)では、台部220から延び出た脚部210の先端に照明部20が設けられており、光センサ31が可搬型の端末操作機器30に搭載されている。
この照明部20に取り付けられた光源200の点灯状態は、光センサ31の測定値に基づいて制御される。つまり、光センサ31が配置された位置における光環境に応じて、光源200の出力が調整され、所望の光環境が得られる。なお、光センサ31は、端末操作機器30に搭載される形態に限られず、固定設置されている形態であっても構わない。
具体的に、照明部20及び端末操作機器30について説明する。
照明部20に取り付けられる光源200には、例えば、白熱電球、蛍光灯又はLED(Light Emitting Diode)など、種々の形態を採用可能であり、これらは所定の色温度及び光色を有する。光源200に白熱電球、又は蛍光灯が使われている場合には、印加される電圧、又は電流の大きさによって、光源200の発光状態は可変である。また、光源200が、例えばLEDの集合の場合には、それら複数のLEDの点灯する数が調節されることによって、その発光状態は可変である。
発光状態の光源200によって、光源200からの位置毎の光環境の分布を表す配光分布が得られる。この光環境を規定する指標には、例えば光の照度及び相関色温度などが挙げられる。配光分布における光環境値、即ち色温度及び光色の値は、光源200の近傍付近における所定の3次元的な範囲で最大値を示し、当該範囲から外方に向かうにつれて減衰する。つまり、光環境値は、光源200からの相対的な位置(空間的な場所)に応じて異なる。
照明部20が備える照明側通信部21は、このような光源200に対して所定の信号を送信する部分である。このような信号は、端末操作機器30において演算された結果に基づいて算出される。この信号によって光源200で出力の調整が行われる。
続いて、端末操作機器30について説明する。端末操作機器30は、照明部20とは別体で、照明部20との間でワイヤレス信号を通信可能な可搬型のデバイスである。このような端末操作機器30として、例えばリモートコントローラ、又はスマートフォンなどが挙げられる。
この端末操作機器30は、表示部95と操作部96とを備える。表示部95は、カラーLCDのようなディスプレイ等を備え、各種のデータや動作状態を可変表示する。また、操作部96は、複数の入力ボタンによって構成された入力デバイスであり、コマンドや各種データの入力といった使用者の操作を受け付ける。操作部96が受けた操作は信号として後述するCPU91に入力される。
本実施形態における端末操作機器30は、光環境を測定する光センサ31、光センサ31の測定値に基づいて演算処理を行う照明調整部32、及び照明側通信部21との間で通信処理を行う端末側通信部33で構成されている。
光センサ31は、その配置位置における光環境、即ち、照度及び相関色温度を検出するデバイスである。光センサ31には、例えば光電子増倍管、フォトダイオード、フォトレジスタなどが採用可能である。このような光センサ31が、端末操作機器30に搭載された状態で、光環境の調整が所望される位置に自在に配置される。
端末側通信部33は、光源200の出力を調整するための通信を照明部20との間で行う部分である。この端末側通信部33から送信された信号が照明側通信部21で受信され、光源200へと送信される。この端末側通信部33が、本発明における通信部に相当する。
照明調整部32は、光源200の出力を所定の変化規則で変化させて、光源200の出力変化と光センサ31の測定値変化との相関関係(以下「PL相関関係」(Power-Light Correlation)と略称する)を求め、このPL相関関係に基づいて測定値が目標値に収束するように、端末側通信部33を介して、光源200の出力を調整する部分である。このPL相関関係は可変であり、実測に基づいて変更することができる。
図3には、照明調整部32を備える端末操作機器30のハードウェア構成がブロック図で示されている。
端末操作機器30は、マイクロコンピュータ等、即ちCPU91、ROM92、メモリ93、メディアドライブ94等で構成されている。これらのハードウェアは、それぞれバスライン97によって電気的に接続された構成である。なお、表示部95と操作部96とについても、バスライン97と電気的に接続されている。
CPU91は、ROM92に記憶されたプログラム(または、メディアドライブによって読み込まれたプログラム)Pに基づいて、上記ハードウェア各部を制御し、照明調整部32の機能を実現する。
ROM92は、照明調整部32の制御に必要なプログラムP及びデータを予め格納した読み出し専用の記憶装置である。
メモリ93は、読み出しと書き込みとが可能な記憶装置であり、CPU91による演算処理の際に発生するデータなどを一時的に記憶する。メモリ93は、SRAM、DRAMなどで構成される。
メディアドライブ94は、記録媒体(より具体的には、カード型の可搬性半導体メモリなど)Mからその中に記憶されている情報を読み出す機能部である。
ここで、図2に示される照明調整部32の機能的構成について説明する。
照明調整部32は、光環境目標値記憶部321、信号出力記憶部322、処理演算部325、調整信号送信部324及び光環境記憶部323を備える。これらの各部の機能は、ROM92に予め格納されたプログラムP、あるいはメディアドライブ94によって記録媒体Mに記録されているプログラムPが読み出され、CPU91において実行されることによって実現する。
光環境目標値記憶部321は、端末操作機器30が配置された位置、より詳しくは光センサ31が配置された位置での目標値となる光環境値が記憶されている部分である。目標値は、予めデフォルト値として、照明システムLSの製造段階で光環境目標値記憶部321に記憶されている。この光環境目標値記憶部321から目標値となる光環境に関する信号が読み出され、光センサ31が検出した測定値との比較に使用される。
調整信号送信部324は、処理演算部325の指示を受けて、端末側通信部33を介して照明部20に調整信号を送信する部分である。この調整信号に応じて、光源200の出力が調整され、光環境は変化する。なお、本実施形態では、調整信号送信部324は、光センサ31の測定値に基づいて光源200の出力を調整する信号である本調整信号と、光センサ31の測定値によらず、光源200の出力を所定量だけ調整する信号である事前調整信号とを送信する。これらについては後に詳述する。
信号出力記憶部322は、調整信号送信部324が送信する調整信号と、その調整信号による光源200の出力との関係が記憶されている部分である。なお、光源200が複数の単位光源で構成されている場合には、それぞれの単位光源への調整信号と各単位光源の出力とが記憶されている。
本実施形態における光源200の出力は、全点灯状態における光源200の出力に対する、所定の点灯状態における光源200の出力、つまり出力割合で表される。従って、本実施形態では、光源200の出力は、0から1までの範囲の値で表される。ここで、光源200の出力割合の値が0の場合が消灯状態であり、光源200の出力割合の値が1の場合が全点灯状態を表している。このような光源200の出力割合は、上述のように、光源200への印加電圧、又は電流を変化させることによって自在に調整される。
調整信号と光源200の出力との相関関係(以下「SP相関関係」(Signal-Power Correlation)と略称する」が線形である場合には、光源200への調整信号に、例えば相関係数を乗じた値が、光源200の出力として表される。また、光源200の出力が調整信号の値そのもので表されても構わない。
また、調整信号と光源200の出力とが、非線形なSP相関関係を有する場合には、照明システムLSの製造元での試験において、調整信号を変化させつつ、光源200の出力の測定が繰り返され、調整信号と光源200の出力とのSP相関関係が数値の組あるいは関数として特定される。このような数値の組あるいは関数に基づいて、調整信号と光源200の出力とが所定の数値テーブルで表され、記憶されている。この数値テーブルにおいて、例えば、調整信号の差分が用いられるなどして、光源200の出力が調整信号から換算される。
光環境記憶部323は、光源200の出力変化量と光センサ31の測定値変化量とのPL相関関係を記憶する部分である。PL相関関係は、照明システムLSが設置された段階で、後述する事前調整処理が行われることによって、光環境記憶部323に記憶される。そして、事前調整処理が実施される都度、光環境記憶部323に記憶されているこれらの関係は更新される。これについては後に詳述する。
処理演算部325は、目標値と光センサ31の測定値との比較、及び補正量の算出等を行う部分である。また、調整信号送信部324が送信する調整信号を算出する部分でもある。この処理演算部325で行われる調整信号を算出する処理には、本調整信号を算出する本調整処理と、事前調整信号を算出する事前調整処理とが挙げられる。
本調整処理は、光センサ31の測定値が目標値に収束するように、光源200の出力を調整する信号である本調整信号を算出する演算処理である。具体的には、処理演算部325が、光センサ31の測定値と、光環境目標値記憶部321から読み出された目標値との差分を算出する。そして、その差分を補償可能な光源200の出力が、光環境記憶部323に記憶されているPL相関関係に基づいて特定される。読み出された光源200の出力が得られる調整信号が、信号出力記憶部322に記憶されている光源200の出力と調整信号とのSP相関関係から特定される。このようにして処理演算部325は、光センサ31の測定値と目標値との差分を補償可能な調整信号を読み出し、この調整信号を光源200に送信するように調整信号送信部324に指示する。
本実施形態では、このような測定値と目標値との差分の補償を目的として出力される調整信号が本調整信号に相当する。なお、測定値が目標値に収束するとは、測定値が目標値と完全に一致するだけでなく、目標値の許容範囲内に測定値が収まる場合も含むものとする。また、本調整処理は、上述の形態に限られるものではなく、光センサ31の測定値が目標値に収束するように光源200の出力を調整する処理であればよい。
続いて、事前調整処理について説明する。事前調整処理は、例えば光センサ31の配置位置が変化した場合、又は日光などの外光が光センサ31の配置位置に差し込んだ場合など、光センサ31の測定値と目標値との差分が所定の閾値よりも大きくなった場合に行われる処理である。この場合には、事前調整処理が行われた後で、本調整処理が実施される。なお、処理演算部325が検出した差分が閾値よりも小さい場合には、事前調整処理は省略されて、本調整処理のみが実施される。
事前調整処理は、上述の本調整信号を算出するために行われる処理である。以下において、具体的に、光源200が単位光源200a,200bで構成されている場合に行われる事前調整処理について説明する。なお、単位光源200a,200bは、光源200を構成する実際のデバイスに相当し、独立してそれぞれの出力調整が可能である。
はじめに、処理演算部325が、信号出力記憶部322から所定の調整信号の2つの成分値を読み出すとともに、調整信号送信部324が、読み出されたこれらの調整信号の2つの値を単位光源200a,200bそれぞれに送信する。その調整信号の2つの値は、後述する出力変化指標値d1、d2の値からなる組を反映した信号値である。つまり、ここでの調整信号の値は光センサ31の検出結果等に基づくフィードバック制御値ではなく、所定の出力変化規則によってあらかじめ定められた量だけ各単位光源200a,200bの出力を変化させるものである。
単位光源200aと単位光源200bとに送信される事前調整信号の成分値は互いに独立して設定することができる。この事前調整信号の成分値をそれぞれ受信した単位光源200a,200bは、第1の事前調整信号の対応する成分値に応じた、つまり、信号出力記憶部322で記憶されている変化幅だけ、現在の単位光源出力を変化させて発光する。これによって得られる光環境が光センサ31によって検出され、測定値が処理演算部325に送られる。
この実施形態では、照度と色温度との双方の調整が行われる。そのために、光センサ31としては、それに照射される光のRGB3原色を色成分ごとに検出可能なカラーセンサが使用されている。そして光センサ31の測定値から、各色成分の合成値としての照度の値と、RGBあるいはそれ以外の所定の表色系での3成分値とが取得可能である。以下ではこれらの色の3成分をXYZの記号でそれぞれ表現するが、これらはXYZ表色系での三刺激値XYZに限るものではなく、他の表色系での成分を有するものであってもよい。ただし、ここで想定する表色系は、後述する数式を利用する際にはXYZ表色系へと変換可能な表色系であるとする。
ここで、そのような色温度変化までも考慮したときの、各単位光源200a,200bの出力変化と、光センサ31での測定値の変化との相関関係は、一般に次の(式1)のように表すことができる。
Figure 0005783268
ここで、
X1,Y1,Z1: 単位光源200aの出力をゼロ(完全消灯)から最大値(全点灯)まで変化させたときに、単位光源200aから光センサ31に届く光の色成分ごとの変化量、
X2,Y2,Z2: 単位光源200bの出力をゼロ(完全消灯)から最大値(全点灯)まで変化させたときに、単位光源200bから光センサ31に届く光の色成分ごとの変化量、
dX,dY,dZ: 単位光源200a,200bからの光センサ31が測定する光の色成分値の変化量(測定値変化量)、
d1,d2: 単位光源200a,200bのそれぞれの出力の変化幅(出力変化指標値)、
である。
これらのうち、数値列(X1,Y1,Z1)は、単位光源200aと光センサ31との幾何学的位置関係に応じて変化する。例えば光センサ31が単位光源200aから遠い場合には、単位光源200aの出力をゼロ(完全消灯)から最大値(全点灯)まで変化させても、それによる測定値の変化量は比較的小さいため、数値列(X1,Y1,Z1)のそれぞれの成分値は比較的小さくなる。同様に、数値列(X2,Y2,Z2)の値は、単位光源200bと光センサ31との幾何学的位置関係に応じて変化する。
一方、出力変化指標値d1,d2はそれぞれ、単位光源200a,200bの出力をどの程度の幅で変化させるかという意味を持つ。例えば単位光源200aの出力を10%程度に変化させれば、単位光源200aから光センサ31に到達して光センサ31で測定される値の変化量は、数値列(X1,Y1,Z1)で示される最大変化量の10%程度になる。このような場合における出力変化はd1=0.1とすることによって表現できる。
従って、上記の(式1)は、「単位光源200a,200bの出力変化指標値d1,d2をそれぞれ「0〜1」の範囲で指定すると、「d1:d2」の比率で、単位光源200a,200bからの光の変化が混合され、光センサ31での測定値変化量が(dX,dY,dZ)となる」という関係を表現している。
従って、その時点での光源200に対する端末操作機器30の位置関係において、この(式1)における数値列(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2)の具体的な値が決定されていれば、単位光源200a,200bの出力変化指標値(d1,d2)の具体的な値が指定された場合に、測定値変化量(dX,dY,dZ)がどのような値になるか判明する。
つまり、相関色温度及び照度を目標値として設定する場合には、それに対応して単位光源200a,200bの出力変化指標値(d1,d2)をどのような値にすればよいかが判明する。この場合、2つの未知数(d1,d2)に対して相関色温度に関する方程式が1つ、照度に関する方程式が1つの合計2つの方程式が得られるため、方程式を解くことができる。つまり、2つの未知数(d1,d2)それぞれが算出される。
即ち、数値列(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2)の値が決定されることによって、(式1)の関係が具体的に特定され、各単位光源200a,200bの出力変化と光センサ31での測定値変化とのSP相関関係が求められる。
また、光センサ31の位置が変化したような場合には、この関係式中の値の組(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2)が新たに決定しなおされることによって、PL相関関係を動的に更新することができる。
数値列(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2)の決定にあたっては、まず、第1の事前調整信号として「d1=d11,d2=d12」(d11,d12はそれぞれ具体的な値)を与えることにより、出力変化指標値d11,d12に応じた量だけ、単位光源200a、単位光源200bの出力を変化させる。そして、光センサ31の測定値が取り込まれ、第1の事前調整信号を送信する前の状態(基準状態)からの測定値変化量:
(dX,dY,dZ)=(dX1,dY1,dZ1)
が、算出及び記憶される。
次に、第2の事前調整信号のための値の組として「d1=d21,d2=d22」(d21,d22はそれぞれ具体的な値)を与えることにより、それに応じた出力変化量だけ単位光源200a、単位光源200bのそれぞれの出力を変化させる。この変化は、第1の事前調整信号を送信した後の状態を基準とした追加の変化量で表現されてもよく、第1の事前調整信号送信前の基準状態に基づく変化量であってもよいが、ここでは説明の便宜上、後者の場合を例として説明する。
この場合、第2の事前調整信号のための値の組「d21,d22」は、第1の事前調整信号のための値の組「d11,d12」とは異なる値の組であるが、部分的には一致していてもよい(例えばd21=d12であってもよい)。
そして、第2の事前調整信号を送信した後の光センサ31の測定値が取り込まれ、第1の事前調整信号を送信する前の状態(基準状態)からの測定値変化量:
(dX,dY,dZ)=(dX2,dY2,dZ2)
が、算出及び記憶される。
これによって、(式1)で表現される関係式につき、2組の具体的な方程式が(式2)、(式3)のように得られる。
Figure 0005783268
Figure 0005783268
これらの(式2)、(式3)のうち、
(d11,d12),(dX1,dY1,dZ1);
(d21,d22),(dX2,dY2,dZ2);
が数値として得られるため、6個の未知数:
(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2);
に対して6個の線形連立方程式が特定され、これらを解くことよって
(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2);
の具体的な値が定まる。
これらの値を(式1)に戻せば、単位光源200a,200bの出力変化量を指定する出力変化指標値(d1,d2)と、光センサ31の測定値変化量(dX,dY,dZ)と、の相関関係、即ちPL相関関係が具体的に特定されたことになる。
このPL相関関係は、値の組(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2)を特徴量として含み、これらの値が光環境記憶部323に記憶される。
また、得られた(式1)のPL相関関係を、(dX,dY,dZ)の値の組と(d1,d2)の値の組との対応数値テーブルとして作成して光環境記憶部323に記憶しておき、次に更新されるまでそのテーブル値を維持しておいてもよい。
即ち、少なくともどちらか一方の値がゼロでない異なる値の組(d11,d12)および(d21,d22)を用いてそれぞれの単位光源200a,200bの部分点灯が行われ、そのときの光センサ31の測定値:
(dX1,dY1,dZ1)
(dX2,dY2,dZ2)
を代入して、未知数:
(X1,Y1,Z1)(X2,Y2,Z2)
のそれぞれの値が決定する。未知数が6個であり方程式も6個であるから、これらの未知数は一義的に定まる。
以上の処理(すなわち、事前調整信号を用いたPL相関関係の特定)は処理演算部325の制御によって自動的に行われる。
端末操作機器30の移動や外光の大きな変化に際しては相関係数配列の再決定(更新)がなされるが、光環境の軽微な変動に対しては、その時点で記憶されている相関係数配列ないしは数値テーブルを参照して光源200の出力調整が行われる。
なお、本実施形態では、単位光源200a,200b自体の出力割合と、光センサ31の配置位置における光環境値とが線形な関係にある場合が想定されている。単位光源200a,200b自体の出力割合と光センサ31の配置位置における光環境値とが非線形な関係にある場合には、上述のように事前調整処理の前に測定を繰り返し行うことによって、これらの関係が数値の組、又は関数などで特定された状態で、事前調整処理が行われる。
事前調整によるPL相関関係の決定が完了した後、処理演算部325は、事前に装置内に記憶されていた光環境の目標値とPL相関関係とを用いて、単位光源200a,200bのそれぞれの出力変化指標値(d1,d2)が算出される。この出力変化指標値(d1,d2)の比は各単位光源200a,200bの寄与度に相当し、合成光としては同じ照度を与える場合であっても、単位光源200a,200bの配置位置、又は単位光源200a,200bによって発せられる光の波長の差異などに応じて異なった値となる。
そして、決定した単位光源200a,200bの出力変化指標値(d1,d2)だけの出力変動を実現する調整信号の値が、信号出力記憶部322にあらかじめ記憶されているSP相関関係が参照されて決定される。このSP相関関係は関数関係として記憶されていてもよく、また数値テーブルとして記憶されていてもよい。この信号/発光量関係は、単位光源200a,200bに「どれだけの出力信号を与えてどれだけの電流を流せばどれだけの発光量が生じるか」という関係であって、光源200の出力と光センサ31の測定値との間についてのPL相関関係とは異なり、端末操作機器30の位置や外光の強さには依存しない関係である。このためSP相関関係は、単位光源200a,200bが経年変化などにより劣化した場合や、新たなものに交換するなどの変更がない限り、継続的に記憶して利用できる。
そして、調整信号送信部324が、PL相関関係から特定される出力変化を与えた調整信号を単位光源200a,200b各々に送信することによって、単位光源200a,200bはそれぞれの調整信号に応じた出力で発光する。つまり、本調整処理が行われる。
ところで、上記の事前調整の説明では、第1の事前調整信号と第2の事前調整信号とは、互いに異なるという以外の条件を付していない。しかしながら、単位光源200a,200bの出力変化が任意に行われると、事前調整時に室内の明るさや照明の色が(短時間ではあるが)大きく変動する場合もあり得る。この場合、室内の使用者に違和感を生じさせる可能性があることから、そのような違和感を抑制した事前調整であることが好ましい。
そのためには、事前調整を行う前、具体的には事前調整信号の送信前の状態(基準状態)での光環境(以下「基準状態の光環境」)に応じて、事前調整時における光源200の発光状態の変化を決定することが好ましい。
そのような変化規則は、複数の単位光源のそれぞれの出力変化を、異なる出力配分で複数種類に変化させる規則である。より具体的な態様としては、
(1) 基準状態の光環境での照度を維持しつつ色温度だけを変化させる;
(2) 基準状態の光環境での色温度を維持しつつ照度だけを変化させる;
(3) 上記(1)(2)の時間的な直列化(同時に変化させずに、一方の変化だけの第1変化ステップを行った後に、他方の変化だけの第2変化ステップを行う)、
(4) 基準状態の光環境からの変化量の微小段階化;
などがある。
ただし、ここで言う「維持」とは、完全な一致までも要求するものではなく、照度および色温度の変化のうち一方を他方に対して実質的に無視できる程度にまで抑制することを含む。
これらのうち、照度維持の態様(1)は、室内の明るさの短時間変動を防ぐためのものであり、具体的には出力変化指標値(d1,d2)の和S=(d1+d2)をほぼゼロにして基準状態の光環境での照度とほぼ同じ照度に維持しつつ、比r=(d1/d2)を2通り(第1の事前調整信号と第2の事前調整信号とにそれぞれ対応する)に変化させて、事前調整が行われる。
つまりここでは、単位光源200a,200bの出力合計を一定に維持しつつ、単位光源200a,200bの出力比率が複数通りに変化するように、出力変化指標値(d1,d2)のそれぞれの値を複数通りに変化させて、事前調整が行われる。
単位光源200a,200bの発光量に違いがある場合には、その相違を反映して、より大きな発光能力を持つ単位光源のウエイトを高めた加重和均:
S=(k1・d1+k2・d2)
をほぼゼロにして色温度を変化させればよい。
このような態様(1)は、単位光源200a,200bの色発光特性が似ている場合に特に有効である。
色温度維持の態様(2)は、室内の照明色の短時間変動を防ぐためのものであり、具体的には出力変化指標値(d1,d2)と基準状態での出力指標値(D10、D20)との和:
D1=D10+d1、
D2=D20+d2、
について、それらの比率(つまり単位光源200a,200bのそれぞれの出力比率)「D1:D2」を基準状態での比率と同じ値「D10:D20」に維持しつつ、出力変化指標値(d1,d2)の出力合計が複数通りに変化するように、出力変化指標値(d1,d2)のそれぞれの値を2通りに変化させて、事前調整が行われる。
つまりここでは、単位光源200a,200bの出力比率を一定に維持しつつ、単位光源200a,200bの出力合計が複数通りに変化するように、出力変化指標値(d1,d2)のそれぞれの値を複数通りに変化させて、事前調整が行われる。
これは特に、単位光源200a,200bの色発光特性が大きく異なっているような場合、典型例としては、複数色のLED照明デバイスを組み合わせてほぼ白色環境を実現しているような場合に特に有効である。
また態様(3)は、色温度と照度とを同時には変化させないで個別の段階で時間的に直列的に変化させるような態様である。室内の色と照度とが同時に変化すると使用者の違和感が特に大きいため、このような態様が有効である。
その場合、基準状態の光環境での照度を維持しつつ色温度のみの変化に相当する態様(1)を先に行い、その後に、(態様(1)による変更後の)色温度を維持しつつ照度のみの変化に相当する態様(2)を行うことが好ましい。それは、人間の目は明るさの変化に対する感度の方が高いため、いきなり照度を変化させるよりも、比較的影響が少ない色温度の変化を先に与えて心理的な準備をさせた方が違和感の軽減につながりやすいためである。この態様(3)は、態様(1)での1通りの変化と態様(2)での1通りの変化との組み合わせであるから、数式を用いた説明は省略する。
なお、この態様(3)でも、事前調整での第1段階での出力変化が完了した状態を基礎として、事前調整の第2段階を行うこと(つまり事前調整での第1段階での出力変化が完了した後、いったん基準状態に戻すことなく第2段階を行うこと)が好ましい。
また、態様(4)は、色温度と照度とを同時に変化させる場合であっても、比較的小さな変化幅での段階的な変化であれば視覚的な違和感が小さいことを利用している。この場合、変化幅が過剰に小さいと、2回の測定での差が出にくく、その結果、PL相関関係の特定における誤差が大きくなる。このため、あらかじめ光センサ31の変化における応答の許容誤差を定めておき、種々の光環境で実験的にその許容誤差におさまるように、変化幅の下限値を定めておき、その下限値を下回らない範囲でできるだけ小幅な変化とすることが好ましい。
特に、基準状態での光センサ31の測定値(現在値)から、所定の目標値に近づく方向に、事前調整信号の信号値を時間順次に複数段階で変化させることが好ましい。これに反して、事前調整の際に、現在値を出発点として目標値から遠ざかる方向に変化させると、本調整の際に「後戻りする」必要が生じてしまい、照明状態の変動が大きくなるためである。
これらいずれの態様でも、事前調整処理によって、調整信号による単位光源200a,200bの出力割合と、光センサ31の測定値とのPL相関関係が判明する都度、光環境記憶部323に記憶されている、これらのPL相関関係を表現した数値テーブルが更新される。この更新された数値テーブルが、以後の本調整処理に使用される。
本実施形態では、光源200が単位光源200a,200bで構成されているため、事前調整処理では、2ステップの処理、即ち、数値配列の組(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2)の特定と、それを通じたPL相関関係の特定のための、2組の事前調整信号の送信処理が行われる。また、その後の本調整処理において、1ステップの処理、即ち本調整信号の送信処理が行われ、光センサ31の測定値が目標値になるように光源200の出力が調整される。このように、本実施形態では、3ステップの処理で光センサ31が配置された位置において目標値の光環境を実現できる。
光源200を構成する単位光源については、2つに限られず、それ以上多くても構わない。また、光源200は1つの単位光源によって構成される形態であってもよい。
事前調整信号の値の組がいくつ必要かは、
1) これらの単位光源の数(より正確には独立して出力調整可能な単位光源または単位光源群の数)と、
2) どこまで詳細に光調整を行うか、
に依存する。
一般に、単位光源の数が増えると、その数に対応した数だけの事前調整信号の値の組を準備しておけば、より詳細な照明制御が可能である。例えば単位光源が3つの場合は(式2)及び(式3)の右辺に、第3の単位光源の出力変化指標値d3に比例する項が加わる。そのため、相関色温度及び照度を目標値として設定した場合には、この目標値を満足させる(d1、d2、d3)の組を複数得ることができるため、所定の基準によって1つの組を選択できる。なお、ここでの所定の基準としては、例えば、(d1、d2、d3)の出力比率のそれぞれの値が極力均等となること、又は(d1、d2、d3)での各単位光源の出力に伴う消費電力の合計が最も小さくなることなどが挙げられる。
また、例えば、天井面に多くの単位光源が分散配置されており、複数の光センサを複数箇所に配置しておくような場合には、事前調整信号の値の組を3以上準備しておくことによって、室内の照明の空間分布まで調整できる。これは、例えば窓際だけが外光の差し込みが生じたような場合に、窓際側の単位光源の発光量だけを下げるというような制御に相当する。もっとも、平均的な照度だけを調整すれば足りるような場合には、単位光源の数が複数であっても、光源200が1つのみの単位光源から構成されている場合と同様に、事前調整信号の値はひとつだけであってもよい。
ここで、調整処理が行われる際の測定値の変化について具体的に説明する。図4には、上記の態様(3)の好ましい例として、照度維持の第1ステップを先に行い、その後で色温度維持の第2ステップを行う場合の調整処理の際の測定値の変化を表す図が示されている。具体的に、図4(a)には、経過時間に対する光環境値、即ち照度又は色温度の関係の一例が示されている。また、図4(b)には、調整処理における色温度と照度との関係の一例が示されている。
図4(a)に示されるように、事前調整処理が実施される前の段階(基準状態)での光センサ31の測定値(以下において、測定値A1と称する。)と、第1の事前調整信号と第2の事前調整信号とが時間順次に送られることによって、光源200の出力が変化した後の光センサ31の測定値(以下において、経過時間が小さい順に、測定値A2、及び測定値A3と称する。)とは、人間が視覚的に知覚しにくい範囲での変化幅を有している。具体的に、この変化幅は、測定値A1を基準値として、色温度ではプラスマイナス100Kの範囲であって、照度ではプラスマイナス50ルクスの範囲である。このように、人間が視覚的に知覚し難い範囲で光環境を変化させることによって、事前調整が行われ、光センサ31の測定値は目標値である測定値A4に収束する。
また、この場合における光環境値の変化については、図4(b)に示されるように、はじめに色温度を変化させた後で、照度を変化させて、事前調整による光センサ31の測定値を得る。より具体的に図4(b)では、測定値A1の照度を維持しつつ、色温度のみを変化させることで、測定値A2が得られる。また、測定値A2の色温度を維持しつつ、照度のみを変化させることで測定値A3が得られる。つまり、照度と色温度とのうち、いずれか一方の指標のみを変化させることによって、使用者が視覚的に違和感を覚えにくくなる。特に、先に色温度を変化させ、その後で照度を変化させるようにして、光源100の出力を変化させることによって、事前調整中であっても、使用者はより違和感を覚えにくくなる。
<1−2.処理の流れ>
図5には、本実施形態における処理の流れを示すフローチャートが示されている。この図5を用いて、処理の流れについて説明する。
はじめに、単位光源200a,200bが点灯する(ステップS1)。そして、光環境目標値記憶部321から光環境の目標値が読み出され、処理演算部325で設定される。なお、光環境の目標値は、デフォルト値として予め光環境目標値記憶部321に記憶されている。
光センサ31が、単位光源200a,200bによって得られる光環境を測定する(ステップS2)。そして、光センサ31の測定値と目標値とが比較され、差分が算出される。
この差分と閾値とが処理演算部325において比較される(ステップS3)。差分が閾値よりも小さい場合には、本調整処理が実施される。つまり、光センサ31の測定値が、目標値になるように、本調整信号が単位光源200a,200bそれぞれに送信され、単位光源200a,200bの出力を調整する処理が行われる。このときには、通常のフィードバック制御を用いてもよく、過去に特定して記憶しているPL相関関係を使用してもよい。
この差分が閾値よりも大きい場合には、本調整処理の前に事前調整処理が行われる。上述のように、差分が大きくなる場合とは、光源200に対して光センサ31の位置が相対的に変化した場合、又は外部から光センサ31に対して日光が照射する場合などが挙げられる。
事前調整処理では、まず第1の事前調整信号が処理演算部325によって設定され、調整信号送信部324によって単位光源200a,200bにそれぞれ送信される(ステップS4)。なお、この場合の事前調整信号は、光源200を構成する全ての単位光源と同数設定されるものとする。単位光源200a,200bは、この第1の事前調整信号に応じてその出力を変化させ、それに応じた点灯状態になる(ステップS5)。
この所定の点灯状態の単位光源200a,200bによって得られる光環境が光センサ31によって測定される(ステップS6)。そして、光センサ31の測定値が処理演算部325に送られる。
続いて、事前調整処理を再び行うか否かが判定される(ステップS7)。事前調整処理は、光源200を構成する単位光源の数だけ行われるため、この場合には再度事前調整処理が行われる。
つまり、処理演算部325は、第1の事前調整信号とは異なる第2の事前調整信号を算出し、調整信号送信部324がこの第2の事前調整信号を単位光源200a,200bに送信する(ステップS4)。単位光源200a,200bは、第2の事前調整信号に応じてその出力を変化させ、それに応じた点灯状態になる(ステップS5)。
この所定の点灯状態の単位光源200a,200bによって得られる光環境が光センサ31によって測定される(ステップS6)。そして、この測定値が処理演算部325に送られる。
処理演算部325は、第1の事前調整信号を送信したことによって得られた光センサ31の測定値と第2の事前調整信号を送信したことによって得られた光センサ31の測定値とから、光源200の出力割合と、その出力割合によって得られる光環境についての光センサ31の測定値とのPL相関関係を得る(ステップS8)。このPL相関関係に基づいて、光センサ31の測定値が目標値になるために設定される単位光源200a,200bの出力割合が算出される。
単位光源200a,200bの出力割合が得られる調整信号(本調整信号)が、信号出力記憶部322に記憶されている調整信号と単位光源200a,200bの出力割合との関係から算出される。調整信号送信部324によって送信された本調整信号は、端末側通信部33及び照明側通信部21を介して、単位光源200a,200bに送信される。これによって、単位光源200a,200bの出力割合は変化する(ステップS9)。そして、光センサ31の測定値が目標値に収束したか否かが判定される(ステップS10)。測定値が目標値に収束していない場合には、再びステップ3が行われる。このようにして、調整処理が行われる。
ただし、本調整信号を受けた単位光源200a,200bがそのとおりの出力を行えない場合には、照明側通信部21及び端末側通信部33を介して照明調整部32にエラーを返すようにしてもよい。例えば、「光量を上げる」という指令に対して、それ以上光量を上げられない場合などである。
以上のように、本実施形態では、光源200の出力を任意に変化させて、光源200の出力と光センサ31の測定値とのPL相関関係を事前に求め、相関関係に基づいて光センサ31の測定値が目標値になるように光源200の出力が調整される。従って、例えば、光センサ31と光源200との相対的な位置関係が変化した場合など、外部要因によって、測定値と目標値との差分が大きくなる場合であっても、光源200の出力と光センサ31の測定値とのPL相関関係が短時間で求められる。従って、光センサ31の測定値が目標値になるための光源200の出力を短時間で把握し、出力を調整することができる。
本実施形態では、これを実現するために、光センサ31の検出結果にも基づいたフィードバック制御に全面的に依存するのではなく、所定の変化規則で光源200の出力を変化させるような能動的な調整信号(事前調整信号)を送信し、その結果としての光センサ31の測定値(より正確には測定値変化量)を用いてPL相関関係を特定した上で、光源200の出力を変化させる。これによって、光源200の出力の変化と光センサ31の測定値との変化傾向を把握することが可能であり、これが応答性の向上をもたらす。
即ち、端末操作機器30の位置変化などによってフィードバックループでの伝達関数(伝達特性)に変化が生じるが、その事情を考慮せずに全面的にフィードバックが行われる場合には、変化後の伝達関数の情報が取り込まれていないために、応答性や収束性が悪い。これに対してこの発明の特徴に応じて構成された本実施形態では、事前調整によるPL相関関数の更新によって、実質的に伝達関数の変化を取り込んだ制御特性となっており、応答性が高い。従って、長時間にわたって収束しないこと、又は過大なオーバーシュートが生じるようなことも抑制できる。
また、本実施形態では、照明調整部32が端末操作機器30に設けられている。従って、通信機能を有する既設の光源に対して、本実施形態における端末操作機器30が用いられることによって、照明制御システム10を容易に実現することが可能である。また、光センサ31が端末操作機器30に搭載されているため、任意の場所における光センサ31の測定値が目標値に収束するように光源の出力を調整できる。
また、この実施形態では、事前調整処理が行われている間の光源200の出力は、事前調整処理が行われる前の段階での光センサ31の測定値を基準として、色温度では、プラスマイナス100Kの範囲で、かつ照度ではプラスマイナス50ルクスの範囲で調整されている。これらの光環境の変化量は、人間には視覚的に知覚し難い範囲であるため、事前調整処理が行われていることに対して人間が視覚的に違和感を覚えにくい。
そして、本実施形態では、光源200が複数の単位光源で構成されている場合に、複数の単位光源のそれぞれの出力変化を、異なる出力配分で複数種類に変化させることから、照度以外の量の調整も可能となる。
すなわち、色温度のみを変化させる色温度調整と照度のみを変化させる照度調整との少なくとも一方を含む構成においては、照明色温度調整と照度調整とを同時に行う場合と比較して、事前調整処理が行われても、使用者は視覚的に違和感を覚えにくい。
例えば、上記態様(1)のように、複数の単位光源の出力合計を維持して複数の単位光源の出力合計を複数通りに変化させて前記相関関係を求めることにより、事前調整処理が行われても、使用者は視覚的に違和感を覚えにくい。
また、上記態様(2)のように、複数の単位光源の出力比率を維持して複数の単位光源の出力合計を複数通りに変化させて前記相関関係を求めることにより、事前調整処理が行われても、使用者は視覚的に違和感を覚えにくい。
また、上記態様(3)のように、照度調整と色温度調整とのうちの一方と他方とを時間順次に行うため、事前調整処理が行われても、使用者は視覚的に違和感を覚えにくい。
また、上記態様(4)のように、測定値が目標値に近づく方向に、事前調整信号の信号値を時間順次に変化させる。このため、基準値から目標値に至るまで、光環境値を変化させながら事前調整処理を行うことができる。よって、事前調整処理が行われても、使用者は視覚的に違和感を覚えにくい。
さらに、この実施形態では、光センサ31が可搬型の端末操作機器30に設けられているため、任意の場所における光センサ31の測定値が目標値に収束するように光源の出力を調整できる。そして、この照明制御システム10の構築に利用可能な可搬型の端末操作機器30となっている。
<2.第2の実施形態>
図6には、第2の実施形態における調整処理の結果が示されている。具体的には、図6(a)には、第2の実施形態における経過時間と光環境値との関係を示す図が示されている。また、図6(b)には、第2の実施形態における、光環境の指標を構成する色温度と照度との関係を示す図が示されている。この図6は既述した態様(4)に相当する例となっている。
第2の実施形態では、事前調整信号の送信前における光環境の測定値を基準値(測定値A11)として、光センサ31の測定値(測定値A12,A13)が、基準値(測定値A11)よりも大きく、かつ目標値(測定値A14)よりも小さい値であるとともに、経過時間に応じて単調に増加している。つまり、目標値に近づく方向に、測定値A11から測定値A14までが右肩上がりで表されている。
このように、事前調整処理によって得られる光センサ31の測定値が単調増加する傾向にあることによって、光環境値は基準値から目標値までスムーズに移行するため、使用者に違和感を覚えさせることなく、所望の光環境を得ることができる。
<3.変形例>
照明制御システム10は、上記実施形態に記載されている形態には限られない。例えば、上記実施形態では、光環境目標値記憶部に記憶されている目標値は、デフォルト値であったが、このような形態には限られない。図示しない光環境目標値記憶部が例えば可搬型の端末操作機器30に設けられており、この光環境目標値記憶部を介して光環境の目標値を取得可能であってもよい。具体的には光環境の目標値は、例えば使用者が、端末操作機器30の操作部96及び表示部95を介して入力することにより、更新可能であってよい。
使用者は、光環境の目標値を任意の値に変更可能であるため、例えば、季節、時間、天候及び気温などの状況に応じて、光環境の目標値を適切な値に設定することができる。
また、上記実施形態では、照明調整部32が端末操作機器30に設けられていたが、このような形態には限られない。照明調整部32が照明部20に設けられていても構わない。つまり、端末操作機器30に搭載されていた光センサ31の測定値に関する信号が端末側通信部33を介して照明部20の照明側通信部21に送られ、照明側通信部21から照明調整部32に送信される形態であってもよい。この場合、光センサ31の測定値に基づく照明調整部32で算出された信号は、直接光源200に送信される。
上記の各実施形態では、可搬型の端末操作機器30に光センサなどを搭載している例を中心に説明したが、壁面などに端末操作機器(従って、光センサ)が固定されているシステムなどでも利用可能である。この場合、端末操作機器の移動に伴う変化は生じないが、外光の時間変動などの影響はセンサ固定型でも生じるものであり、特に、急に日差しが弱まったような場合などの応答性を高めるには、この発明は有効である。
10 照明制御システム
20 照明部
30 端末操作機器
31 光センサ
32 照明調整部
33 端末側通信部
200 光源
324 調整信号送信部
325 処理演算部
LS 照明システム

Claims (9)

  1. 発光状態を調整可能な光源からの光によって得られる光環境を測定する光センサと、
    前記光源の出力を所定の変化規則に従って変化させて、前記出力の変化と前記光センサの測定値の変化との相関関係を求める事前調整と、前記相関関係に基づいて、前記測定値が目標値になるように前記光源の出力を調整する本調整とを行う照明調整部とを備え、
    前記光源は複数の単位光源で構成されており、
    前記所定の変化規則は、前記複数の単位光源のそれぞれの出力変化を、異なる出力配分で複数種類に変化させる規則であることを特徴とし、
    前記照明調整部は、前記事前調整において、
    前記測定値が前記目標値に近づく方向に、複数段階で前記出力変化を与え、
    前記複数段階のそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第1の算出態様を採用したことを特徴とする、照明制御システム。
  2. 請求項1に記載の照明制御システムであって、
    前記光環境の指標は相関色温度と照度とで構成されており、
    前記事前調整前の状態を基準状態として、前記事前調整は、前記光源の色温度と前記光源によって生じる照度とのうち、
    前記色温度のみを変化させる色温度調整と、
    前記照度のみを変化させる照度調整と、
    の少なくとも一方を含むことを特徴とする、照明制御システム。
  3. 請求項2に記載の照明制御システムであって、
    前記照明調整部は、前記色温度調整時に、前記基準状態における前記複数の単位光源の出力比率を維持して前記複数の単位光源の出力合計を複数通りに変化させ、
    前記複数通りの変化のそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第2の算出態様を前記第1の算出態様に代えて採用したことを特徴とする、照明制御システム。
  4. 請求項2に記載の照明制御システムであって、
    前記照明調整部は、前記照度調整時に、前記基準状態における前記複数の単位光源の出力合計を維持して前記複数の単位光源の出力比率を複数通りに変化させ、
    前記複数通りの変化のそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第3の算出態様を前記第1の算出態様に代えて採用したことを特徴とする、照明制御システム。
  5. 請求項2に記載の照明制御システムであって、
    前記照明調整部は、前記照度調整時に、
    前記基準状態に対して、前記色温度調整と前記照度調整とのうち一方を行う第1段階調整と、
    前記第1段階調整完了時点での状態を新たな基準として前記色温度調整と前記照度調整とのうちの他方を行う第2段階調整と、
    を行い、
    前記照明調整部は、前記第1段階調整と前記第2段階調整とのそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第4の算出態様を前記第1の算出態様に代えて採用したことを特徴とする、照明制御システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の照明制御システムであって、
    前記光センサと前記照明調整部とは、前記光源とは別体で構成されて前記光源との間で通信可能とされた可搬型の端末操作機器に設けられている照明制御システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の照明制御システムと、
    前記照明調整部からの指示に基づき前記光源からの光を照射する照明部と、
    を備える、照明システム。
  8. コンピュータにインストールされて実行されることにより、前記コンピュータを、請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の照明制御システムにおける照明調整部として機能させることを特徴とするプログラム。
  9. 発光状態を調整可能な複数の単位光源からの光を照射する照明部とは別体で設けられ、前記照明部との間で通信可能な可搬型の端末操作機器であって、
    前記複数の単位光源によって得られる光環境を測定する光センサと、
    前記複数の単位光源の出力を調整するための通信を前記照明部との間で行う通信部と、
    前記複数の単位光源の出力を所定の変化規則に従って変化させて、前記出力の変化と前記光センサの測定値変化量との相関関係を求める事前調整と、前記相関関係に基づいて前記測定値が目標値になるように、前記通信部を介して前記複数の単位光源の出力を調整する本調整とを行う照明調整部とを備え、
    前記所定の変化規則は、前記複数の単位光源のそれぞれの出力変化を、異なる出力配分で複数種類に変化させる規則であることを特徴とし、
    前記照明調整部は、前記事前調整において、
    前記測定値が前記目標値に近づく方向に、複数段階で前記出力変化を与え、
    前記複数段階のそれぞれにおける前記光センサの測定値の変化量を用いて前記相関関係を求める第1の算出態様を採用したことを特徴とする、端末操作機器。
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