JP5782913B2 - 監視装置、監視方法、および監視プログラム - Google Patents

監視装置、監視方法、および監視プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを監視する監視装置、監視方法、および監視プログラムに関する。
近年、情報技術の発展に伴い、パケット通信ネットワークを介しての双方向通信が活発である。例えば、パケット化した音声データを、パケット通信ネットワークを介して送受信することによって、インターネット経由での音声通話を可能にするVoIP(Voice over Internet Protocol)機能を使用したIP電話が普及している。サービス事業者にとって、IP電話の通話品質の監視・管理が重要になる。
パケット通信ネットワークには、無線区間が含まれ、パケット通信ネットワークの端末として無線通信装置が使用される場合がある。この場合、無線区間でのパケットの遅延が発生することが想定される。しかし、無線区間のどの部分が遅延の原因であるかを特定するためには、無線区間に流れるときのパケットにのみ含まれる情報が必要となる。そのため、有線区間でのパケットをキャプチャしても、無線区間のどの部分が遅延の原因であるかはわからない。
従来、エンド端末でのパケット受信数と、ゲートウェイでのパケット通過数と、に基づいて、エンド端末が原因の遅延を特定する技術がある(例えば、下記特許文献1参照)。また、関連する技術として、無線ネットワーク内のセンサノードの間欠動作の間隔に基づいて、障害原因の特定処理の実行間隔を決定して、省電力化を図る技術がある(例えば、下記特許文献2参照)。
特開2010−220048号公報 特開2008−15722号公報
しかしながら、上述した従来技術では、エンド端末になる無線通信装置など、パケット通信ネットワークのうちの無線区間でパケットを監視する必要がある。結果として、通信ネットワークの下流になる無線区間に監視装置を設置する必要があり、監視装置の数が膨大になるため、コストが増大する。
一方、無線区間から有線区間へ流れるパケットを中継する中継機器を通過する際に、無線区間を流れるときのパケットが有していた情報がなくなる。そのため、ネットワークの上流である有線区間でパケットを監視しても、無線区間のどの部分が遅延の原因であるか特定できない。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、有線区間での監視により無線区間にある障害原因を特定できる監視装置、監視方法、および監視プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、規則的に送信処理をおこなう通信装置から送信される一連のデータを取得し、取得された一連のデータのそれぞれの遅延時間を算出し、一連のデータの中から、算出された遅延時間が閾値以上になるデータ集合を抽出し、抽出されたデータ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータのパターンを特定し、特定されたパターンに該当する複数のデータの各々のデータを特定する情報を出力する監視装置、監視方法、および監視プログラムが提案される。
本発明の一側面によれば、有線区間での監視により無線区間にある障害原因を特定できるという効果を奏する。
図1は、監視装置による障害原因特定の内容を示す説明図である。 図2は、実施の形態にかかる監視装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、パケットDB230の記憶内容を示す説明図である。 図4は、図2に示したRAM203に記憶される階級DB240の記憶内容を示す説明図である。 図5は、監視装置100の機能的構成を示すブロック図である。 図6は、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における階級DB240に基づくパケットP集合の抽出の具体例を示す説明図である。 図7は、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における障害原因特定の内容を示す説明図である。 図8は、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における障害原因特定処理の詳細を示すフローチャートである。 図9は、ステップS807におけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔の特定処理の詳細を示すフローチャートである。 図10は、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における品質解析の具体例を示す説明図である。 図11は、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における階級DB240に基づくパケットP集合の抽出の具体例を示す説明図である。 図12は、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における障害原因特定の内容を示す説明図である。 図13は、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における障害原因特定処理の詳細を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる監視装置、監視方法、および監視プログラムの実施の形態を詳細に説明する。監視装置は、有線区間に流れるパケット群をキャプチャして、キャプチャしたパケット群の中から、ネットワーク内の無線通信装置におけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットを特定する。
ここで、無線通信装置におけるパワーマネジメントには、一定時間間隔で大きな遅延を発生させるという性質がある。そのため、監視装置は、まず、キャプチャしたパケット群のそれぞれの遅延時間を算出する。次に、監視装置は、キャプチャしたパケット群のそれぞれの遅延時間に基づいて、キャプチャしたパケット群の中から、遅延が大きいパケット集合を抽出する。
そして、監視装置は、遅延が大きいパケット集合の中から、等間隔にキャプチャされているパケットを特定する。これにより、監視装置は、無線通信装置でのパワーマネジメントに起因して遅延したパケットを特定することができる。
(監視装置による障害原因特定の内容を示す説明図)
まず、無線通信装置が、ネットワークに向けて一定時間間隔でパケットの送信処理をおこなった場合を例に挙げて、監視装置による障害原因特定の内容について説明する。
図1は、監視装置による障害原因特定の内容を示す説明図である。図1では、通信システムCは、無線通信装置WTと、アクセスポイントAPと、ネットワークNと、を含む。通信システムCでは、無線通信装置WTから、アクセスポイントAPを介してネットワークNにパケットPが送信されている。監視装置100は、アクセスポイントAPと、ネットワークNと、の間の有線区間において、通信路に流れるパケットP群をキャプチャしている。
(1)無線通信装置WTは、一定時間間隔でパケットPの送信処理をおこなっている。なお、一定時間間隔でパケットPの送信処理をおこなうサービスとしては、例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)機能を用いたIP電話が挙げられる。ここで、無線通信装置WTは、パワーマネジメントを実行している。パワーマネジメントには、一定時間間隔で大きな遅延を発生させるという性質がある。
(2)次に、監視装置100は、無線通信装置WTから送信されてきたパケットP群をキャプチャする。図1では、キャプチャされたパケットP群として、例に挙げている。ただし、パケットP群に、無線通信装置WTとは異なる他の無線通信装置WTが送信したパケットPが含まれている場合、他の無線通信装置WTが送信したパケットPはパケットP群から除外しておく。そして、監視装置100は、キャプチャしたパケットP群のそれぞれの遅延時間を算出する。具体的には、連続して受信された2つのパケットPの受信時刻(キャプチャした時刻)の差分を遅延時間として算出する。
(3)ここで、キャプチャされたパケットP群には、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して、一定時間間隔ごとに大きな遅延が発生している。そのため、監視装置100は、キャプチャしたパケットP群のそれぞれの遅延時間に基づいて、キャプチャしたパケットP群の中から、遅延が大きいパケットP集合を抽出する。そして、監視装置100は、遅延が大きいパケットP集合の中から、一定時間間隔でキャプチャされているパケットPを特定する。
(4)これにより、監視装置100は、無線通信装置WTでのパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定することができる。この際、監視装置100は、パケットPの遅延時間から障害原因を特定するため、無線区間とは異なりパワーマネジメントがおこなわれたことを示す情報がパケットPに含まれない有線区間でのパケットPからでも、障害原因を特定できる。
結果として、有線区間において無線区間にある障害原因の特定ができるため、無線区間に監視装置100を設置しなくてよくなり、監視装置100の設置数を減少させることができる。また、監視装置100は、特定したパケットPを、ネットワークNの品質解析の標本にしないようにして、ネットワークNの品質をより精度よく解析できる。
(監視装置100のハードウェア構成例)
次に、図2を用いて、監視装置100のハードウェア構成例について説明する。
図2は、実施の形態にかかる監視装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、監視装置100は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read‐Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、磁気ディスクドライブ204と、磁気ディスク205と、光ディスクドライブ206と、光ディスク207と、ディスプレイ208と、I/F(Interface)209と、キーボード210と、マウス211と、スキャナ212と、プリンタ213と、を備えている。また、各構成部はバス220によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、監視装置100の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。また、RAM203は、パケットDB230と、階級DB240と、を記憶している。
磁気ディスクドライブ204は、CPU201の制御にしたがって磁気ディスク205に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク205は、磁気ディスクドライブ204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ206は、CPU201の制御にしたがって光ディスク207に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク207は、光ディスクドライブ206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク207に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、例えば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
インターフェース(以下、「I/F」と略する。)209は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワークNに接続され、このネットワークNを介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワークNと内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、例えばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード210は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス211は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ212は、画像を光学的に読み取り、監視装置100内に画像データを取り込む。なお、スキャナ212は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ213は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ213には、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(パケットDB230の記憶内容)
次に、図3を用いて、図2に示したRAM203に記憶されるパケットDB230の記憶内容について説明する。
図3は、パケットDB230の記憶内容を示す説明図である。図3に示すように、パケットDB230は、RTP(Real−time Transport Protocol)シーケンス番号項目と、送信側タイムスタンプ項目と、受信側タイムスタンプ項目と、送信元IPアドレス項目と、宛先IPアドレス項目と、送信元ポート項目と、宛先ポート項目と、SSRC識別子(Synchronization Source identifier)項目と、を有し、パケットPを受信するごとにレコードを構成する。
RTPシーケンス番号項目には、キャプチャしたパケットPのRTPヘッダに含まれているシーケンス番号が記憶されている。シーケンス番号は、送信元で、パケットPが送信される度にインクリメントされる16ビットの番号である。そのため、監視装置100は、シーケンス番号に基づいて、パケットロスを検知できる。ただし、シーケンス番号は、32ビットに拡張されてもよい。
送信側タイムスタンプ項目には、キャプチャしたパケットPのRTPヘッダに含まれているタイムスタンプの値が記憶されている。タイムスタンプの値は、送信元がパケットPの先頭バイトを送信した時刻を示す32ビットの値である。受信側タイムスタンプ項目には、監視装置100が、パケットPをキャプチャした時刻(受信時刻)を示す値が記憶されている。送信元がパケットPの先頭バイトを送信した時刻と、監視装置100がパケットPをキャプチャした時刻と、に基づいて、監視装置100は、パケットPの遅延時間を算出することができる。
送信元IPアドレス項目には、キャプチャしたパケットPのIPヘッダに含まれている送信元の無線通信装置WTのIPアドレスを示す32ビットの値が記憶されている。宛先IPアドレス項目には、キャプチャしたパケットPのIPヘッダに含まれている宛先の通信装置のIPアドレスを示す32ビットの値が記憶されている。
送信元ポート項目には、キャプチャしたパケットPのUDP(User Datagram Protocol)ヘッダに含まれている送信元のポート番号を示す16ビットの値が記憶されている。宛先ポート項目には、キャプチャしたパケットPのUDPヘッダに含まれている送信元のポート番号を示す16ビットの値が記憶されている。
SSRC識別子項目には、キャプチャしたパケットPのRTPヘッダに含まれているセッション(1通話)ごとに変わる一時的な送信元識別子が記憶されている。送信元IPアドレスと、宛先IPアドレスと、送信元ポート番号と、宛先ポート番号と、SSRCに基づいて、監視装置100は、パケットPをセッションごとに分けることができる。
(階級DB240の記憶内容)
次に、図4を用いて、図2に示したRAM203に記憶される階級DB240の記憶内容について説明する。なお、階級DB240の記憶内容は、いわゆる度数分布表である。
図4は、図2に示したRAM203に記憶される階級DB240の記憶内容を示す説明図である。図4に示すように、階級DB240は、階級名項目に対応付けて、度数項目を有し、監視装置100がキャプチャしたパケットP群の各々の遅延時間から度数分布表を作成する際にレコードを構成する。
階級名項目には、遅延時間の区間が記憶されている。度数項目には、各区間に含まれる遅延時間になるパケットPの数が記憶されている。例えば、監視装置100により遅延時間が0以上10未満であるパケットPが138個キャプチャされた場合には、階級名項目の「0以上10未満」に対応する度数項目に「138」が記憶される。
なお、監視装置100は、階級DB240に基づいて、遅延が大きいパケットP集合を抽出する。具体的には、監視装置100は、度数が0になる区間400の中央値を閾値に決定し、遅延時間が閾値以上であるパケットP集合を抽出する。例えば、図4の階級DB240に基づいて、監視装置100は、閾値を110に決定し、遅延時間が110以上の4つのパケットPを抽出する。
(監視装置100の機能的構成例)
まず、図5を用いて、監視装置100の機能的構成例について説明する。
図5は、監視装置100の機能的構成を示すブロック図である。監視装置100は、取得部501と、算出部502と、抽出部503と、特定部504と、出力部505と、解析部506と、を含む構成である。この制御部となる機能(取得部501〜解析部506)は、具体的には、例えば、図2に示したROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F209により、その機能を実現する。
取得部501は、規則的に送信処理をおこなう通信装置から送信される一連のデータを、取得する機能を有する。ここで、規則的に送信処理をおこなう通信装置とは、上述した無線通信装置WTである。データとは、上述したパケットPである。具体的には、例えば、取得部501は、有線区間に接続し、通信路を流れるパケットP群をキャプチャする。
ただし、キャプチャしたパケットP群に、複数の無線通信装置WTから送信されたパケットP、または、複数のセッションにおいて送信されたパケットPが含まれる場合を想定する。この場合、取得部501は、キャプチャしたパケットP群の中から、いずれか一つの無線通信装置WTから送信された一つのセッションにおける一連のパケットPを抽出して取得する。これにより、取得部501は、通信路上を流れる一つのセッションにおける一連のパケットPをキャプチャできる。
なお、取得部501の処理内容は、一つのセッションに対するものであるが、複数のセッションがある場合、それぞれのセッションに対して同じ処理を行ってもよい。なお、取得されたデータは、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
算出部502は、取得部501によって取得された一連のデータのそれぞれの遅延時間を算出する機能を有する。具体的には、例えば、算出部502は、取得部501によって取得された一連のパケットPのそれぞれの送信時刻と受信時刻とに基づいて、それぞれの遅延時間を算出する。より具体的には、例えば、算出部502は、連続してキャプチャされた先行パケットPと後続パケットPとの送信間隔および受信間隔を算出し、「送信間隔−受信間隔」を後続パケットPの遅延時間として算出する。
これにより、算出部502は、取得部501が取得した一連のパケットPのそれぞれの遅延時間を算出することができる。ただし、上述した算出式では、一連のパケットPのうち先頭のパケットPの遅延時間は算出されない。なお、算出結果は、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
抽出部503は、一連のデータの中から、算出部502によって算出された遅延時間が閾値以上になるデータ集合を抽出する機能を有する。ここで、データ集合とは、上述したパケットP集合である。具体的には、例えば、抽出部503は、算出部502によって算出された遅延時間に基づいて、階級DB240(度数分布表)を作成し、作成した階級DB240に基づいて閾値を算出する。そして、抽出部503は、取得部501によって取得されたパケットP群の中から、算出部502によって算出された遅延時間が、算出した閾値以上になるパケットP集合を抽出する。
これにより、抽出部503は、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを抽出することができる。ただし、ここで抽出されたパケットP集合には、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントとは異なる原因によって遅延したパケットPも含まれる場合がある。
また、抽出部503は、一連のデータの中から遅延の原因が特定されているデータを除いた残余のデータの中から、算出部502によって算出された遅延時間が閾値以上になるデータ集合を抽出する機能を有する。ここで、遅延の原因が特定されているデータとは、例えば、パケットロスにより大きく遅延したパケットPである。
具体的には、例えば、抽出部503は、シーケンス番号の抜け落ちを発見することにより、パケットロスにより大きく遅延したパケットPを特定する。次に、抽出部503は、算出部502によって算出された遅延時間の中からパケットロスによる遅延時間を除いた残余の遅延時間に基づいて、階級DB240(度数分布表)を作成し、作成した階級DB240に基づいて閾値を算出する。そして、抽出部503は、取得部501によって取得されたパケットP群の中からパケットロスにより大きく遅延したパケットPを除いた残余のパケットPの中から、算出部502によって算出された遅延時間が、算出した閾値以上になるパケットP集合を抽出する。
これにより、抽出部503は、遅延の原因が特定されているパケットPを抽出せずに、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを抽出することができる。なお、抽出されたデータは、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
特定部504は、抽出部503によって抽出されたデータ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータのパターンを特定する機能を有する。ここで、パターンとは、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して等間隔に遅延したパケットPの出現のパターンである。ただし、データが出現する間隔が一定の範囲に収まっていれば、等間隔とみなしてよい。例えば、データの出現する間隔が、290ms(millisecond)から310msまでの間に散らばっていても、等間隔とみなしてよい。また、データの出現する間隔は、シーケンス番号に基づいて判断してもよい。例えば、データの出現する間隔として、10番ごとの間隔を採用してもよい。
具体的には、例えば、特定部504は、パケットP集合のそれぞれのパケットPの受信時刻に基づいて、パケットP集合の中から、2以上連続して300msごとにパケットPが出現するというパターンを特定する。これにより、特定部504は、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して等間隔に遅延したパケットPの出現のパターンを特定することができる。
また、特定部504は、データ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータ群のパターンを特定する機能を有する。具体的には、例えば、特定部504は、パケットP集合の中から、受信時刻の近いパケットP群をグループ化する。そして、特定部504は、グループ化した複数のパケットP群の受信時刻に基づいて、2以上連続して300msごとにグループ化したパケットP群が出現するというパターンを特定する。
これにより、特定部504は、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して等間隔に遅延したパケットP群の出現のパターンを特定することができる。なお、特定結果は、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
出力部505は、特定部504によって特定されたパターンに該当する複数のデータの各々のデータを特定する情報を出力する機能を有する。データを特定する情報とは、例えば、上述したパケットPのシーケンス番号である。具体的には、例えば、出力部505は、約300msごとに出現する複数のパケットPの各々のパケットPのシーケンス番号を出力する。これにより、出力部505は、抽出部503によって抽出されたパケットP集合に含まれる無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延した複数のパケットPの各々のパケットPを特定する情報を出力できる。
また、出力部505は、特定部504によって特定されたパターンに該当する複数のデータ群の各々のデータを特定する情報を出力する機能を有する。具体的には、例えば、出力部505は、約300msごとに出現する複数のパケットP群の各々のパケットPのシーケンス番号を出力する。これにより、出力部505は、抽出部503によって抽出されたパケットP集合に含まれる無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延した複数のパケットPの各々のパケットPを特定する情報を出力できる。なお、出力形式としては、例えば、ディスプレイ208への表示、プリンタ213への印刷出力、I/F209による外部装置への送信がある。また、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶することとしてもよい。
解析部506は、取得部501によって取得された一連のデータの中から、出力部505によって出力された情報により特定されるデータを除いた残余のデータに基づいて、ネットワークNの品質解析をおこなう機能を有する。ここで、品質解析とは、例えば、ジッター値(ms)の最大値や最小値や平均値の算出である。なお、1セッションにおける最大値/最小値/平均値を算出してもよいし、一定時間ごとの最大値/最小値/平均値を算出してもよい。
具体的には、例えば、解析部506は、取得部501によって取得された一連のパケットPのそれぞれからジッター値を算出する。なお、i番目のパケットPから算出されるジッター値J(i)の算出式は、J(i)=J(i−1)+(|D(i−1,i)|−J(i−1))/16である。ここで、D(i,j)はi番目のパケットPの遅延時間を示しており、遅延時間D(i,j)の算出式は、D(i,j)=(Rj−Ri)−(Sj−Si)=(Rj−Sj)−(Ri−Si)である。ここで、Sは、送信元がパケットPの先頭バイトを送信した時刻を示し、Rは監視装置100がパケットPをキャプチャした受信時刻を示している。そして、算出したジッター値のうち、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPから算出されたジッター値を除いた残余のジッター値に基づいて、ジッター値の最大値や最小値や平均値を算出する。
これにより、ネットワークNそのものの品質には関係しない無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを除いて、ネットワークNそのものの品質解析を精度よくおこなうことができる。なお、解析結果は、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。また、解析結果は、例えば、ディスプレイ208へ表示してもよいし、プリンタ213へ印刷出力してもよいし、I/F209により外部装置へ送信してもよい。
(遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における監視装置100による障害原因特定の内容)
次に、図6〜図8を用いて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における監視装置100による障害原因特定の具体例について説明する。ここでは、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延には、等間隔に1つずつパケットPを遅延させる性質があると想定する。
(遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における階級DB240に基づくパケットP集合の抽出の具体例)
次に、図6を用いて、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における監視装置100による階級DB240に基づくパケットP集合の抽出の具体例について説明する。ここで、監視装置100は、有線区間を流れるパケットP群をキャプチャして、パケットDB230を作成していると想定する。
図6は、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における階級DB240に基づくパケットP集合の抽出の具体例を示す説明図である。まず、監視装置100は、パケットDB230の中から、送信元IPアドレスと、宛先IPアドレスと、送信元ポート番号と、宛先ポート番号と、SSRCと、に基づいて、一つのセッションにおける一連のパケットPのレコードを抽出する。
そして、監視装置100は、抽出した一連のパケットPのレコードから、階級DB240(度数分布表)を作成する。例えば、監視装置100は、一連のパケットPの中に、遅延時間が0以上10未満であるパケットPが138個ある場合には、階級DB240の階級名項目の「0以上10未満」に対応する度数項目に「138」を記憶する。この階級DB240をグラフ化した表(いわゆるヒストグラム)が図6である。
ここで、監視装置100は、遅延が大きいパケットP集合を抽出する。具体的には、監視装置100は、度数が0になる区間600の中央値を閾値に決定し、遅延時間が閾値以上であるパケットP集合を抽出する。例えば、階級DB240に基づいて、監視装置100は、閾値を110に決定し、遅延時間が110以上のパケットP集合を抽出する。
ただし、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の大きさが判明している場合、監視装置100は、判明している遅延の大きさに基づいて、閾値を決定してもよい。
(遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における障害原因特定の内容)
次に、図7を用いて、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における監視装置100による障害原因特定の内容について説明する。
図7は、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における障害原因特定の内容を示す説明図である。まず、監視装置100は、パケットP集合に基づいて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔を特定する。ここで、監視装置100は、約1分間隔でパケットP集合のパケットPが出現することに基づいて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔を、約1分間隔と特定する。
そして、監視装置100は、パケットP集合の中の約1分間隔で出現する複数のパケットPを、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPと特定する。このように、監視装置100は、パワーマネジメントに起因する遅延の間隔を特定し、特定した遅延の間隔に基づいて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定できる。
ただし、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔が判明している場合、監視装置100は、判明している遅延の間隔に基づいて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定してもよい。
(遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における障害原因特定処理の詳細)
次に、図8を用いて、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における障害原因特定処理の詳細について説明する。障害原因特定処理は、図6および図7に示した内容を実行する処理である。
図8は、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における障害原因特定処理の詳細を示すフローチャートである。まず、取得部501は、有線区間を流れるパケットP群をキャプチャする(ステップS801)。次に、取得部501は、キャプチャしたパケットP群のそれぞれのパケットPから情報を取り出して、パケットDB230を作成する(ステップS802)。そして、取得部501は、パケットDB230を、セッションごとに分類する(ステップS803)。
次に、取得部501は、いずれかのセッションに対応する一連のパケットPに関するレコードから、受信時刻を取得する(ステップS804)。そして、算出部502は、取得した受信時刻から、いずれかのセッションに対応する一連のパケットPのそれぞれの遅延時間を算出する(ステップS805)。
次に、抽出部503は、遅延時間の大きいパケットPを抽出する(ステップS806)。そして、特定部504は、パワーマネジメントに起因する遅延の間隔を特定し、特定した遅延の間隔で出現するパケットPを特定する(ステップS807)。
次に、特定部504は、ステップS807で特定したパケットPを、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPに特定する(ステップS808)。これにより、監視装置100は、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定できる。なお、上述した取得部501〜特定部504の処理は、CPU201によって実行される。
(パワーマネジメントに起因する遅延の間隔の特定処理の詳細)
ここで、図9を用いて、ステップS807におけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔の特定処理の詳細について説明する。
図9は、ステップS807におけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔の特定処理の詳細を示すフローチャートである。まず、特定部504は、パワーマネジメントに起因する遅延の間隔の推定値になる変数sに10をセットする(ステップS901)。また、特定部504は、パケットPが連続して出現した数を示す変数iに0をセットする(ステップS902)。
次に、特定部504は、変数rにいずれかのパケットPの受信時刻をセットする(ステップS903)。そして、特定部504は、時刻rにパケットP(ステップS806で抽出した遅延時間の大きいパケット)が出現しているか否かを判定する(ステップS904)。ここで、パケットPが出現していない場合(ステップS904:No)、特定部504は、遅延の間隔の特定処理を終了する。
一方、パケットPが出現している場合(ステップS904:Yes)、特定部504は、変数iをインクリメントし(ステップS905)、変数rに変数sを加算する(ステップS906)。そして、特定部504は、変数iが所定数以上になったか否かを判定する(ステップS907)。ここで、所定数未満の場合(ステップS907:No)、特定部504は、ステップS904に戻る。
一方、所定数以上の場合(ステップS907:Yes)、特定部504は、変数sの値をパワーマネジメントに起因する遅延の間隔に決定し(ステップS908)、遅延の間隔の特定処理を終了する。これにより、監視装置100は、パワーマネジメントに起因する遅延の間隔を特定することができる。なお、上述した特定部504の処理は、CPU201によって実行される。
ただし、監視装置100は、パワーマネジメントに起因する遅延の間隔が特定できなかった場合、変数sまたは変数rの値を変更して再び遅延の間隔の特定処理をおこなってもよい。また、監視装置100は、時刻rの前後の一定範囲にパケットPが出現していれば、時刻rにパケットPが出現しているとみなしてもよい。
(遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における品質解析の具体例)
次に、図10を用いて、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における監視装置100による品質解析の具体例について説明する。図6〜図9に示したように、監視装置100は、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定できる。結果として、監視装置100は、キャプチャした一連のパケットPの中から特定したパケットPを除いた残余のパケットPに基づいて、ネットワークNそのものの品質解析を精度よくおこなうことができる。
図10は、遅延したパケットPが等間隔に1つずつ出現する場合における品質解析の具体例を示す説明図である。図10に示すように、監視装置100は、ネットワークNそのものの品質を解析できる。具体的には、キャプチャした一連のパケットPのそれぞれのジッター値を算出して、ジッター値の最大値(MAX)と最小値(MIN)と平均値(AVG)とを算出する。ここで、監視装置100は、ジッター値の最大値(MAX)と最小値(MIN)と平均値(AVG)との算出には、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPから算出されたジッター値1010を使用しない。そのため、監視装置100は、ネットワークNそのものの品質1020(ジッター値の最大値(MAX)と最小値(MIN)と平均値(AVG))を精度よく算出することができる。そして、監視装置100は、算出したネットワークNそのものの品質を出力する。
また、監視装置100は、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPから算出されたジッター値1010も使用して、受信品質1030(ジッター値の最大値(MAX)と最小値(MIN)と平均値(AVG))を算出してもよい。そして、監視装置100は、ネットワークNそのものの品質に加えて、算出した受信品質も出力してもよい。なお、監視装置100は、パケットPが無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延した旨を出力してもよい。
(遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における監視装置100による障害原因特定の内容)
次に、図11〜図13を用いて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における監視装置100による障害原因特定の具体例について説明する。ここでは、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延には、等間隔に複数個ずつパケットPを遅延させる性質があると想定する。
(遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における階級DB240に基づくパケットP集合の抽出の具体例)
次に、図11を用いて、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における監視装置100による階級DB240に基づくパケットP集合の抽出の具体例について説明する。ここで、監視装置100は、有線区間を流れるパケットP群をキャプチャして、パケットDB230を作成していると想定する。
図11は、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における階級DB240に基づくパケットP集合の抽出の具体例を示す説明図である。まず、監視装置100は、パケットDB230の中から、送信元IPアドレスと、宛先IPアドレスと、送信元ポート番号と、宛先ポート番号と、SSRCと、に基づいて、一つのセッションにおける一連のパケットPのレコードを抽出する。そして、監視装置100は、抽出した一連のパケットPのレコードから、階級DB240(度数分布表)を作成する。この階級DB240をグラフ化した表(いわゆるヒストグラム)が図11である。
ここで、監視装置100は、遅延が大きいパケットP集合を抽出する。具体的には、監視装置100は、度数が0になる区間1100の中央値を閾値に決定し、遅延時間が閾値以上であるパケットP集合を抽出する。例えば、階級DB240に基づいて、監視装置100は、閾値を75に決定し、遅延時間が75以上のパケットP集合を抽出する。
ただし、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の大きさが判明している場合、監視装置100は、判明している遅延の大きさに基づいて、閾値を決定してもよい。
(遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における障害原因特定の内容)
次に、図12を用いて、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における監視装置100による障害原因特定の内容について説明する。
図12は、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における障害原因特定の内容を示す説明図である。まず、監視装置100は、パケットP集合から、受信時刻が近いパケットP群をグループ化する。そして、監視装置100は、グループ化されたパケットP群に基づいて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔を特定する。ここで、監視装置100は、約1分間隔でパケットP集合のパケットP群が出現することに基づいて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔を、約1分間隔と特定する。
そして、監視装置100は、パケットP集合の中の約1分間隔で出現する複数のパケットP群のそれぞれのパケットPを、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPと特定する。このように、監視装置100は、パワーマネジメントに起因する遅延の間隔を特定し、特定した遅延の間隔に基づいて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定できる。
ただし、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔が判明している場合、監視装置100は、判明している遅延の間隔に基づいて、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定してもよい。
(遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における障害原因特定処理の詳細)
次に、図13を用いて、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における障害原因特定処理の詳細について説明する。障害原因特定処理は、図11および図12に示した内容を実行する処理である。
図13は、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における障害原因特定処理の詳細を示すフローチャートである。ここでは、図8に示した処理と同様の処理には、図8と同一の符号を付し、説明を省略する。
抽出部503は、ステップS806の後、ステップS1301に移行する。そして、抽出部503は、抽出したパケットPのうち、受信時刻が近いパケットP群をグループ化する(ステップS1301)。次に、特定部504は、パワーマネジメントに起因する遅延の間隔を特定し、特定した遅延の間隔で出現するグループ化したパケットP群を特定する(ステップS1302)。
そして、特定部504は、ステップS1302で特定したパケットP群のそれぞれのパケットPを、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPに特定する(ステップS1303)。これにより、監視装置100は、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットP群を特定できる。なお、上述した取得部501〜特定部504の処理は、CPU201によって実行される。
なお、ステップS1302におけるパワーマネジメントに起因する遅延の間隔の特定処理は、図9に示した遅延の間隔の特定処理と同様の処理であるため、説明を省略する。例えば、図9のステップS903において、変数rにグループ化したパケットP群の平均受信時刻をセットすれば、パワーマネジメントに起因する遅延の間隔を特定できる。
(遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における品質解析の具体例)
次に、遅延したパケットPが等間隔に複数個ずつ出現する場合における監視装置100による品質解析の具体例について説明する。図11〜図13に示したように、監視装置100は、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因して遅延したパケットP群を特定できる。結果として、図10と同様に、監視装置100は、キャプチャした一連のパケットPの中から特定したパケットP群のそれぞれのパケットPを除いた残余のパケットPに基づいて、ネットワークNそのものの品質解析を精度よくおこなうことができる。
以上説明したように、監視装置、監視方法、および監視プログラムによれば、有線区間においてキャプチャした一連のパケットPのそれぞれの遅延を算出する。そして、監視装置100は、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の性質と、算出した一連のパケットPのそれぞれの遅延と、に基づいて、無線通信装置WTでのパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定することができる。
このように、監視装置100は、パケットPの遅延時間に基づいて、無線区間にある障害原因を特定する。そのため、監視装置100は、無線区間を流れるときのパケットPに特有の情報が欠落してしまう有線区間でのパケットPの監視であっても、無線区間にある障害原因を特定することができる。無線区間を流れるときのパケットPに特有の情報とは、無線通信装置WTが省電力をおこなったことを示す情報である。
結果として、監視装置100が有線区間において無線区間にある障害原因を特定できるため、無線区間にはパケットを監視する装置を設置しなくてよくなる。そのため、ネットワークN全体におけるパケットを監視する装置の設置数を減少させて、コストを削減することができる。
また、監視装置100がネットワークNの上流になる有線区間において無線区間にある障害原因を特定できるため、無線通信装置WTが可搬であるために通信が複数の中継機器にまたがっておこなわれる場合にも、正確に無線区間にある障害原因を特定できる。
また、監視装置100は、所定数以上連続して等間隔に出現するパケットPのパターンを特定するため、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延に、等間隔に1つずつパケットPを遅延させる性質がある場合に適応することができる。
また、監視装置100は、所定数以上連続して等間隔に出現するパケットP群のパターンを特定するため、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延に、等間隔に複数個ずつパケットPを遅延させる性質がある場合にも適応することができる。
また、監視装置100は、遅延の原因が既に特定されているパケットPを、無線通信装置WTでのパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPの候補から除外する。そのため、監視装置100は、より正確に無線通信装置WTでのパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定することができる。
また、監視装置100は、特定したパケットPを、ネットワークNの品質解析の標本にしないようにして、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の影響を除外したネットワークNそのものの品質をより精度よく解析できる。
また、監視装置100は、予め、無線通信装置WTにおけるパワーマネジメントに起因する遅延の性質を取得しておくことにより、より正確に無線通信装置WTでのパワーマネジメントに起因して遅延したパケットPを特定することができる。
なお、本実施の形態で説明した監視方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本監視プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)規則的に送信処理をおこなう通信装置から送信される一連のデータを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された一連のデータのそれぞれの遅延時間を算出する算出手段と、
前記一連のデータの中から、前記算出手段によって算出された遅延時間が閾値以上になるデータ集合を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出されたデータ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータのパターンを特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定されたパターンに該当する複数のデータの各々のデータを特定する情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする監視装置。
(付記2)前記特定手段は、
前記データ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータ群のパターンを特定し、
前記出力手段は、
前記特定手段によって特定されたパターンに該当する複数のデータ群の各々のデータを特定する情報を出力することを特徴とする付記1に記載の監視装置。
(付記3)前記抽出手段は、
前記一連のデータの中から遅延の原因が特定されているデータを除いた残余のデータの中から、前記算出手段によって算出された遅延時間が閾値以上になるデータ集合を抽出することを特徴とする付記1または2に記載の監視装置。
(付記4)前記取得手段によって取得された一連のデータの中から、前記出力手段によって出力された情報により特定されるデータを除いた残余のデータに基づいて、ネットワークの品質解析をおこなう解析手段を備えることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の監視装置。
(付記5)前記特定手段は、
予め取得しておいた前記通信装置に関する情報に基づいて、前記パターンを特定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の監視装置。
(付記6)コンピュータが、
規則的に送信処理をおこなう通信装置から送信される一連のデータを取得し、
取得された一連のデータのそれぞれの遅延時間を算出し、
前記一連のデータの中から、算出された遅延時間が閾値以上になるデータ集合を抽出し、
抽出されたデータ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータのパターンを特定し、
特定されたパターンに該当する複数のデータの各々のデータを特定する情報を出力する、
ことを特徴とする監視方法。
(付記7)コンピュータに、
規則的に送信処理をおこなう通信装置から送信される一連のデータを取得し、
取得された一連のデータのそれぞれの遅延時間を算出し、
前記一連のデータの中から、算出された遅延時間が閾値以上になるデータ集合を抽出し、
抽出されたデータ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータのパターンを特定し、
特定されたパターンに該当する複数のデータの各々のデータを特定する情報を出力する、
処理を実行させることを特徴とする監視プログラム。
100 監視装置
WT 無線通信装置
P パケット
501 取得部
502 算出部
503 抽出部
504 特定部
505 出力部
506 解析部

Claims (6)

  1. 一定時間間隔で送信処理をおこなう通信装置から送信される1つのセッションでの一連のデータを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された一連のデータのそれぞれの送信間隔からの取得間隔のずれを示す値を算出する算出手段と、
    前記一連のデータの中から、前記算出手段によって算出されたずれを示す値が閾値以上になるデータ集合を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出されたデータ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータのパターンを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定されたパターンに該当する複数のデータの各々のデータを特定する情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする監視装置。
  2. 前記特定手段は、
    前記データ集合の中から、データまたはデータ群が所定数以上連続して等間隔に出現するパターンを特定し、
    前記出力手段は、
    前記特定手段によって特定されたパターンに該当する複数のデータ群の各々のデータを特定する情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記抽出手段は、
    前記一連のデータの中から遅延の原因が特定されているデータを除いた残余のデータの中から、前記算出手段によって算出されたずれを示す値が閾値以上になるデータ集合を抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の監視装置。
  4. 前記取得手段によって取得された一連のデータの中から、前記出力手段によって出力された情報により特定されるデータを除いた残余のデータに基づいて、ネットワークの品質解析をおこなう解析手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の監視装置。
  5. コンピュータが、
    一定時間間隔で送信処理をおこなう通信装置から送信される1つのセッションでの一連のデータを取得し、
    取得された一連のデータのそれぞれの送信間隔からの取得間隔のずれを示す値を算出し、
    前記一連のデータの中から、算出されたずれを示す値が閾値以上になるデータ集合を抽出し、
    抽出されたデータ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータのパターンを特定し、
    特定されたパターンに該当する複数のデータの各々のデータを特定する情報を出力する、
    ことを特徴とする監視方法。
  6. コンピュータに、
    一定時間間隔で送信処理をおこなう通信装置から送信される1つのセッションでの一連のデータを取得し、
    取得された一連のデータのそれぞれの送信間隔からの取得間隔のずれを示す値を算出し、
    前記一連のデータの中から、算出されたずれを示す値が閾値以上になるデータ集合を抽出し、
    抽出されたデータ集合の中から、所定数以上連続して等間隔に出現するデータのパターンを特定し、
    特定されたパターンに該当する複数のデータの各々のデータを特定する情報を出力する、
    処理を実行させることを特徴とする監視プログラム。

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