JP2015173375A - ミドルサーバ、ネットワークシステム及びその通信品質劣化箇所と原因の絞り込み方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
通信品質劣化の検知に応じて、通信品質劣化の箇所と原因を絞り込む。
【解決手段】
ネットワークシステムは、アプリケーションサーバとフィールド機器間の制御通信を転送するミドルサーバにおいて、アプリケーションサーバからフィールド機器への周期的な往復の制御通信を転送する転送部、転送部による転送時間から記往復通信の完了時間を測定する通信遅延測定部、完了時間が劣化した場合は、その劣化のパターンと設定されたパターンとをマッチングして通信品質劣化を分析して、通信品質劣化の分析の結果に基づいて、通信品質劣化の箇所と原因を絞り込む。
【選択図】図2
通信品質劣化の検知に応じて、通信品質劣化の箇所と原因を絞り込む。
【解決手段】
ネットワークシステムは、アプリケーションサーバとフィールド機器間の制御通信を転送するミドルサーバにおいて、アプリケーションサーバからフィールド機器への周期的な往復の制御通信を転送する転送部、転送部による転送時間から記往復通信の完了時間を測定する通信遅延測定部、完了時間が劣化した場合は、その劣化のパターンと設定されたパターンとをマッチングして通信品質劣化を分析して、通信品質劣化の分析の結果に基づいて、通信品質劣化の箇所と原因を絞り込む。
【選択図】図2
Description
本発明は、ネットワークシステムに係り、特にキャリアネットワークを介した社会インフラ向けの制御システムにおいて、通信品質劣化発生時にその箇所と原因を絞り込む技術に関する。
情報通信ネットワークは、広域化、高速化、無線通信の普及などに伴い適用分野が拡大しており、従来は地理的に限定された場所でシステムが構築されてきたが、近年は広域ネットワークを介した大規模なネットワークシステムが考えられている。このような情報通信ネットワークを利用する例としては、各家に設置された電力を制御するホームゲートウェイを介して必要な電力の監視を行い、監視結果に応じた給電を行うことで地域の電力効率を最適化するスマートシティに代表される社会インフラ向けの制御システムが考えられている。
近年は既設のキャリアネットワークを利用して低工数かつ高速にサービスを行う取り組みがある。スマートシティに代表される社会インフラ向けの制御システムも、既設のキャリアネットワークを利用した広域なネットワークシステムとして構築する取り組みがある。
このような広域なネットワークシステムの通信要件として、スマートシティでは、ホームゲートウェイのようなフィールド機器とアプリケーションサーバとが、定期的にデータのやり取りや生死監視といった制御通信を行っている。一般的に通信量は小さいが遅延には厳しく、制御通信を所定時間内に完了できるよう通信遅延を所定値以内に抑えられるような通信品質の確保が重要である。
既設のキャリアネットワークのような無線ネットワークは、一般的に、有線ネットワークに比べて通信品質が劣化し通信遅延が増大するリスクが高い。通信品質が劣化したことを検知した場合は、優先度制御により高優先度データに絞った送信、経路制御による通信品質が劣化したネットワークの迂回などの処理が行われることが多い。しかし、常にそれらの処理を制御システムに含まれる全ての機器に対して行うと、通信品質劣化の影響を受けていない機器までが制御処理に含まれてしまい、逆に処理のオーバーヘッド等で全体性能が落ちてしまう可能性がある。また、通信品質劣化の原因によって、適切な対応方法は異なる。従って、通信品質劣化時に、通信品質の劣化を起こした箇所と原因を明確にすることが重要である。
特許文献1と2では、End-to-Endの測定結果とトポロジ情報とを分析し、通信品質の劣化を起こしたノードを明らかにする方法が開示されている。
スマートシティに代表される社会インフラ向けの制御システムでは、周期的に通信が多く発生するため、各通信処理は所定時間以内に完了することが求められる。従って、通信品質が劣化時には、通信品質劣化の箇所と原因を特定し、それに応じて優先度制御や経路制御などの対応を選択し、通信品質を維持する必要がある。
特許文献1と2に開示された方法では、キャリアネットワークでの通信品質劣化の有無とその原因となったノードの切分を行うことが出来る。スマートシティのような社会インフラ向けの制御システムに代表される広域なネットワークシステムでは、通信品質劣化の箇所と原因はキャリアネットワークのみではない。通信品質劣化の箇所の例としては、例えば無線基地局、フィールドに設置された機器の無線モジュール、各機器のミドルウェアやソフトウェアなどが考えられる。通信品質劣化の原因の例としては、機器障害や輻輳の他に、局所的なクロストラフィックの影響、電波強度の劣化、ドーマントスリープによる待機時間、呼制御の遅れ、などが考えられる。このように通信品質劣化の箇所と原因の候補は非常に広く、通信品質が劣化したことは確認出来ても、その箇所と原因を絞り込めない課題がある。
本発明は、広域なネットワークシステムでアプリケーションサーバとキャリアネットワークとの間に位置するミドルサーバにおいて、通信品質劣化を検知し、検知した通信品質劣化の箇所と原因を絞り込むことを目的とする。
開示するネットワークシステムは、アプリケーションサーバとフィールド機器間の制御通信を転送するミドルサーバにおいて、アプリケーションサーバからフィールド機器への周期的な往復の制御通信を転送する転送部、転送部による転送時間から記往復通信の完了時間を測定する通信遅延測定部、完了時間が劣化した場合は、その劣化のパターンと設定されたパターンとをマッチングして通信品質劣化を分析して、通信品質劣化の分析の結果に基づいて、通信品質劣化の箇所および原因を絞り込む分析部を有する。
開示されるネットワークシステムによれば、アプリケーションサーバとキャリアネットワークとの間に位置するミドルサーバにおいて、通信品質劣化の検知に応じて、検知した通信品質劣化の箇所と原因を絞り込むことができる。
本発明の実施形態をいくつかの実施例に基づいて説明する。
本実施例を、図1〜図25を用いて説明する。図1は、本実施例におけるネットワークシステムの構成図である。ネットワークシステムは、アプリケーションサーバ110がミドルサーバ120を中継し、キャリアネットワーク130と基地局140−a〜bを介して、無線モジュール151−a〜cを備えるフィールド機器150−a〜cと接続される。
フィールド機器150はスマートシティシステムにおいて現場に設置される機器の総称であり、例えば、スマートメータ、ホームゲートウェイ、分散配電制御装置、電気自動車の充電設備などであり、多様なものが存在する。
アプリケーションサーバ110で動作するアプリケーションは、フィールド機器150と通信を行い、スマートシティでの制御を実行するアプリケーションであり、例えば、スマートメータ管理、配電制御、電気自動車管理などであり、多様なものが存在する。
キャリアネットワーク130は、キャリア(通信事業者)が敷設しているネットワークである。通信規格としては3GやLTEなど多様なものが存在する。
基地局140は、キャリアネットワーク130の末端に位置する無線通信装置であり、電波を受信あるいは発信してフィールド機器150が備える無線モジュール151との無線通信路を確立し、フィールド機器150がキャリアネットワーク130との通信を可能とする。フィールド機器150が備える無線モジュール151は、基地局140と無線通信を行うものであり、形としては通信カードやUSB通信モジュールや無線ルータなど多様なものが存在し、規格としてはキャリアの違いや通信規格(3GやLTEなど)の違いに応じた多様なものが存在する。
ミドルサーバ120は、アプリケーションサーバ110とフィールド機器150との間の通信を転送し、転送する通信が周期的な通信かどうかを判定し、通信を転送する際の時間を記録することで通信完了時間を測定し、通信遅延パターンおよび影響範囲を分析して、その分析結果に応じて対応方法を選択する。なお、転送機能としては、リピータ、L3ルーティング、ミドルサーバで受信完了してから転送するなどの多様な方式が存在する。このように、ミドルサーバ120は、既存のネットワークシステムにおける転送装置として容易に導入可能であり、ミドルサーバ120がアプリケーションサーバ110とフィールド機器150との間の通信を転送しつつ分析を行うことで、通信品質劣化時の箇所と原因を絞り込むことが可能となる。
なお、アプリケーションサーバ110、キャリアネットワーク130、基地局140、フィールド機器150の数は、図1に限定されない。
図2は、本実施例におけるミドルサーバ120の構成図である。ミドルサーバ120は、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)230、メインメモリ210、記憶装置250、結果出力部(Interface:I/F)270、ネットワークI/F271、記憶装置I/F272などのハードウェアを備える。CPU230は、各種演算処理を実行する処理部である。メインメモリ210は、各種プログラムおよびデータを記録する記録部である。記憶装置250は、各種設定項目を記録する記録部である。結果出力I/F270は、分析結果などを表示するI/Fである。ネットワークI/F271は、アプリケーションサーバ110やキャリアネットワーク130と通信するためのI/Fである。記憶装置I/F272は、記憶装置250にアクセスするI/Fである。
CPU230上では、周期通信特定部231、通信遅延測定部232、通信遅延パターンによる分析部233、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234、通信品質劣化時対応部235、転送部241がそれぞれ動作する。
メインメモリ210上では、周期通信特定用の通信記録テーブル211、周期通信特定の結果テーブル212、通信遅延測定の結果テーブル213、通信遅延パターンによる分析の結果テーブル214、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215のそれぞれのデータが記録される。
記憶装置250上では、周期通信情報の設定テーブル251、周期通信特定の特定時間設定テーブル252、通信遅延パターンの設定テーブル253、通信遅延パターンによる分析の設定テーブル254、位置情報の設定テーブル255、影響範囲の設定テーブル256、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257、通信品質劣化時対応設定テーブル258のそれぞれのデータが記録される。
図3は、本実施例における周期通信情報の設定テーブル251の一例である。周期通信情報の設定テーブル251は、ミドルサーバ120の記憶装置250に記録される。
周期通信情報の設定テーブル251は、インデックス(#)301、周期302、周期ずれマージン303、往路dst IP304、往路dst port305、往路src IP306、往路src port307、復路dst IP308、復路dst port309、復路src IP310、復路src port 311、機器ID312を含む。
インデックス301には、各エントリに振られる番号が保存される。周期302には、周期通信の周期が保存される。なお、単位は[sec]に限らない。周期ずれマージン303には、周期通信をモニタリング時に、想定する周期通信発生時間からずれても周期内とみなして良い最大値が保存される。
項目304〜313は、周期通信の情報として、往路と復路それぞれの方向について、dst(Destination)には相手側、src(Source)には送り手側の、それぞれIPアドレス(以下、IP)とsrc port番号(送り手側のポート番号)を指定する。なお、決定が困難な項目にはワイルドカードとして*などを指定しても構わない。特にsrc port番号は通信の際に自動的に割り当てられることが多い。また、IPに関しては、上位何bitまで有効とするようなマスクを行ったり、ホスト名やドメイン名などIPアドレス以外の表し方を行っても構わない。図3では、IPアドレスが192.168.1.10のアプリケーションサーバ110から、それぞれIPアドレスが192.168.10.10〜12のフィールド機器150への、周期通信を示している。
機器ID312には、そのエントリで通信相手となるフィールド機器150のIDが保存される。
図4は、本実施例における周期通信特定の特定時間設定テーブル252の一例である。周期通信特定の特定時間設定テーブル252は、ミドルサーバ120の記憶装置250に記録される。周期通信特定の特定時間設定テーブル252は、インデックス401、周期通信情報402、特定時間403を含む。
インデックス(#)401には、各エントリに振られる番号が保存される。周期通信情報402には、対応する周期通信を示す番号として、周期通信情報の設定テーブル251のインデックス301の番号が保存される。特定時間403には、周期通信情報402が示す周期通信の特定を行う時間が保持される。なお、単位は[sec]に限らない。図4のように特定時間が300[sec]の場合は、300秒の間、通信を監視し続けて周期通信が出現する基準となる時間を特定する。
図5は、本実施例における、周期通信特定のシーケンス図である。図5のシーケンス図において、ミドルサーバ120の処理は、周期通信特定部231と転送部241によって実施される。
ミドルサーバ120の周期通信特定部231は、最初に、周期通信情報の設定テーブル251の設定内容を全て読み込み(501)、周期通信特定の特定時間設定テーブル252の設定内容を全て読み込む(502)。
その後、特定時間403が経過するまで以下の処理を行う。アプリケーションサーバ110からミドルサーバ120への制御通信521−aを受信した際に、転送部241がキャリアネットワーク130への制御通信521−bに転送を行う(522−a)とともに、周期通信特定部231が周期通信特定処理を実施し(503)、結果を周期通信特定用の通信記録テーブル211(図7)に記録する(511)。キャリアネットワーク130に転送された制御通信521−bは、キャリアネットワーク130により基地局140への制御通信521−cに転送され(522−b)、基地局140により無線モジュール151への制御通信521−dに転送(522−c)され、無線モジュール151によりフィールド機器150への制御通信521−eに転送され(522−d)、最終的にフィールド機器150が制御通信521を受信する。
特定時間403経過後、ミドルサーバ120の周期通信特定部231は、周期通信特定用の通信記録テーブル211を参照し(512、504)、その結果を周期通信特定の結果テーブル212に記録する(513)。
図6は、本実施例における、周期通信特定部231のフローチャートである。周期通信特定部231は、周期通信情報の設定テーブル251の設定内容を全て読み込み(501)、周期通信特定の特定時間設定テーブル252の設定内容を全て読み込む(502)。
周期通信特定部231は、通信の監視を開始する(610)。図5の制御通信521のような通信を受信し、転送した時に検知できるよう監視を行う。
周期通信特定部231は、周期通信特定の特定時間設定テーブル252に指定された特定時間403以内か否か判定を行い、判定結果がYESの場合はステップ612に移行し、判定結果がNOの場合はステップ618に移行する(611)。ステップ611はステップ610で開始された通信監視中に実施するものであり、監視中に1回に限らず継続的に行っても構わない。
周期通信特定部231は、通信検知を待つ(612)。通信検知の方法は、例えばミドルサーバ120の転送ログの参照や、ミドルサーバ120の送受信パケットのスニファなど、ミドルサーバ120の転送方法によって多様なものが存在する。
周期通信特定部231は、通信がアプリケーションサーバ110からフィールド機器150の方向か否かを判定し、判定結果がYESの場合はステップ614に移行し、判定結果がNOの場合はステップ611に移行する(613)。ステップ613の通信方向の判定は、監視対象の周期通信の往路方向の通信が発生したかどうかを判定するものである。
周期通信特定部231は、検知した通信のsrcとdstそれぞれのIPとportを調査し、該当する通信が周期通信情報の設定テーブル251に含まれるか否かを判定し、判定結果がYESの場合はステップ615に移行し、判定結果がNOの場合はステップ611に移行する(614)。
周期通信特定部231は、検知した通信の詳細を周期通信特定用の通信記録テーブル211に登録する(615)。
周期通信特定部231は、周期通信特定用の通信記録テーブル211に登録されたエントリに対して、通信発生時刻702(図7)の通信発生時刻から周期(302)の周期ずれマージン(303)以内の前後に、周期通信情報703が同様である通信があれば、前通信候補704と後通信候補705を対象のエントリ701の番号を指すよう記録する(616)。
周期通信特定部231は、周期通信特定用の通信記録テーブル211に登録されたエントリに対して、前通信候補704と後通信候補705が存在するエントリに対して、周期通信判断706を〇とし、そのうち各周期通信情報703が示す種類のうち、最も新しいエントリのみ周期通信の先頭候補707を〇とする。
周期通信特定部231は、周期通信特定用の通信記録テーブル211のうち、周期通信の先頭候補707が〇のエントリの、周期通信情報703を周期通信特定の結果テーブル212の周期通信情報802に、通信発生時間702を同テーブル212の通信発生時間基準803に記録する(618)。
図6のフローチャートのうち、ステップ612から617が図5のシーケンスの処理503、ステップ618が図5のシーケンスの処理504に相当する。
図7は、本実施例における周期通信特定用の通信記録テーブル211の一例である。周期通信特定用の通信記録テーブル211は、ミドルサーバ120のメインメモリ210に記録される。周期通信特定用の通信記録テーブル211は、インデックス701、通信発生時間702、周期通信情報703、前通信候補704、後通信候補705、周期通信判断706、周期通信の先頭候補707を含む。
インデックス701には、各エントリに振られる番号が保存される。通信発生時間702には、そのエントリの通信が検知された時間が保存される。周期通信情報703には、対応する周期通信を示す番号として、周期通信情報の設定テーブル251のインデックス301の番号が保存される。前通信候補704と後通信候補705には、そのエントリが周期通信とした場合に、ひとつ前の周期通信とひとつ後の周期通信の候補のインデックス701の番号が保存される。周期通信判断706には、前通信候補704と後通信候補705の判定から、周期通信であるかそうでないかを示す情報が保存される。周期通信の先頭候補707には、周期通信判断706で周期通信と判断された通信のうち、それぞれの周期通信情報703で最も新しい通信かどうかを示す情報が保存される。
図8は、本実施例における周期通信特定の結果テーブル212の一例である。周期通信特定の結果テーブル212は、ミドルサーバ120のメインメモリ210に記録される。周期通信特定の結果テーブル212は、インデックス801、周期通信情報802、通信発生時間基準803を含む。
インデックス801には、各エントリに振られる番号が保存される。周期通信情報802には、対応する周期通信を示す番号として、周期通信情報の設定テーブル251のインデックス301の番号が保存される。通信発生時間基準803には、その周期通信が実ネットワークシステムで発生した基準となる時間が保存される。一例として、周期通信特定用の通信記録テーブル211の周期通信の先頭候補707が〇であるエントリの通信発生時間702の値を用いる。
図9は、本実施例における、通信遅延測定のシーケンス図である。図9のシーケンス図において、ミドルサーバ120の処理は、通信遅延測定部232と、転送部241によって実施される。
ミドルサーバ120の通信遅延測定部232は、以下の処理をループで行う。アプリケーションサーバ110からミドルサーバ120への制御通信921−aを受信した際に、転送部241がキャリアネットワーク130への制御通信921−bに転送を行う(922−a)とともに、通信遅延測定部232が通信遅延測定処理を実施し(901)、結果を通信遅延測定結果テーブル213に記録する(911)。キャリアネットワーク130に転送された制御通信921−bは、その後、キャリアネットワーク130と基地局140と通信モジュール151が転送処理922を行ってフィールド機器への制御通信921−eとなり、フィールド機器は応答の制御通信923−aを返信し、無線モジュール151と基地局140とキャリアネットワーク130が転送処理924を行ってミドルサーバ120への制御通信923−dとなる。ミドルサーバ120は、制御通信923−dをアプリケーションサーバ110への制御通信923−eに転送すると同時に、通信遅延測定処理902を行い、結果を通信遅延結果テーブル213に記録する(912)。
図10は、本実施例における、通信遅延測定部232のフローチャートである。
通信遅延測定部232は、周期通信情報の設定テーブル251の設定内容を全て読み込み(1001)、周期通信特定の結果テーブル212の内容を全て読み込む(1002)。
通信遅延測定部232は、通信監視を開始(1011)し、通信を検知(1012)するまで待機する。
通信遅延測定部232は、検知した通信のsrcとdstそれぞれのIPとportを調査し、該当する通信が周期通信情報の設定テーブル251に含まれるか否かを判定し、判定結果がYESの場合はステップ1014に移行し、判定結果がNOの場合はステップ1012に移行する(1013)。
通信遅延測定部232は、通信の通信方向を判断し、通信方向がアプリケーションサーバ110からフィールド機器150の方向の場合はステップ1015移行し、通信方向がフィールド機器150からアプリケーションサーバ110の方向の場合はステップ1017に移行する(1014)。
通信遅延測定部232は、通信の検知時間と、周期通信特定の結果テーブル212の通信発生基準時間803+周期(302)×nとの差の絶対値が、周期ずれマージン差(303)以内に収まるかどうかを判定し、判定結果がYESの場合はステップ1016に移行し、判定結果がNOの場合はステップ1012に移行する(1015)。通信遅延測定部232は、通信遅延測定の結果テーブル213にエントリを作成し、往路通信発生時間1103に通信検知時間を記録する(1016)。
通信遅延測定部232は、通信遅延測定の結果テーブル213に、周期通信情報1102が同様で、往路通信発生時間1103が記録され、復路通信発生時間1104が未記録のエントリがあるかどうかを判定し、判定結果がYESの場合はステップ1018に移行し、判定結果がNOの場合はステップ1012に移行する(1017)。通信遅延測定部232は、通信遅延測定の結果テーブル213の復路通信発生時間1104に通信を検知した時間を記録し、遅延1105に復路通信発生時間1104と往路通信発生時間1103との差を記録する。
図10のフローチャートのうち、ステップ1012から1016が図9のシーケンスの処理901、ステップ1012から1018が図9のシーケンスの処理902に相当する。
図11は、本実施例における、通信遅延測定の結果テーブル213の一例である。通信遅延測定の結果テーブル213は、ミドルサーバ120のメインメモリ210に記録される。通信遅延測定の結果テーブル213は、インデックス1101、周期通信情報1102、往路通信発生時間1103、復路通信発生時間1104、遅延1105を含む。
インデックス1101には、各エントリに振られる番号が保存される。周期通信情1102には、対応する周期通信を示す番号として、周期通信情報の設定テーブル251のインデックス301の番号が保存される。往路通信発生時間1103には、周期通信の往復のうち、往路の時間が保存される。復路通信発生時間1104には、周期通信の往復のうち、復路の時間が保存される。遅延1105には、周期通信の往復の完了時間として、復路通信時間1104と往路通信発生時間1103との差が保存される。
図12は、本実施例における、通信遅延パターンの設定テーブル253の一例である。通信遅延パターンの設定テーブル253は、ミドルサーバ120の記憶装置250に記録される。通信遅延パターンの設定テーブル253は、インデックス1201、遅延下限1202、遅延上限1203、出現率下限1204、出現率上限1205、分析実施間隔1206、分析対象とする通信遅延の区間1207を含む。
インデックス1201には、各エントリに振られる番号が保存される。遅延下限1202には、そのエントリの通信遅延パターンが含む通信遅延の下限値が保存される。遅延上限1203には、そのエントリの通信遅延パターンが含む通信遅延の上限値が保存される。出現率下限1204には、そのエントリの通信遅延パターンにおいて、通信遅延の値が遅延下限1202と遅延上限1203間となる率の下限値が保存される。出現率上限1205には、そのエントリの通信遅延パターンにおいて、通信遅延の値が遅延下限1202と遅延上限1203間となる率の上限値が保存される。分析実施間隔1206には、そのエントリの通信遅延パターンを用いて分析を実施するインターバル時間が保存される。分析対象とする通信遅延の区間1207には、そのエントリの通信遅延パターンを用いて分析を行う際に、分析対象とする測定範囲が保存される。
図13は、本実施例における、通信遅延パターンによる分析の設定テーブル254の一例である。通信遅延パターンによる分析の設定テーブル254は、ミドルサーバ120の記憶装置250に記録される。通信遅延パターンによる分析の設定テーブル254は、インデックス1301、通信遅延パターン1302、箇所候補1303、原因候補1304を含む。
インデックス1301には、各エントリに振られる番号が保存される。通信遅延パターン1302には、対応する通信遅延パターンを示す番号として、通信遅延パターンの設定テーブル253のインデックス1201の番号が保存される。箇所候補1303には、そのエントリの通信遅延パターン1302発生時に、そのような通信遅延が現れる要因となった箇所の候補が保存される。原因候補1304には、そのエントリの通信遅延パターン1302発生時に、そのような通信遅延が現れた原因の候補が保存される。
本実施例での箇所候補1303と原因候補1304の設定例を説明する。通信遅延パターン1302が通信遅延パターンの設定テーブル253のインデックス1201が#1の通信遅延パターンの場合は、通信遅延の増大が観測された出現率上限1205は10%と低めであり、電波干渉や散乱による原因を候補として採用している。#2の通信遅延パターンの場合は、通信遅延の増大が観測された出現率が過去30分以内で10%〜30%であり、継続的ではなく一定時間のみの事象が発生したことが考えられるため、一時的なクロストラフィックを原因として採用している。#3の通信遅延パターンの場合は、通信遅延の増大が観測された出現率が30%以上と継続した通信遅延増大が発生しているととらえ、原因は無線モジュール151と基地局140とキャリアネットワーク130それぞれに他の原因が考えられる。#4の通信遅延パターンの場合は、不通が発生しているととらえ、原因は無線モジュール151と基地局140とキャリアネットワーク130それぞれに他の原因が考えられる。
図14は、本実施例における、通信遅延パターンによる分析のシーケンス図である。図14のシーケンス図において、ミドルサーバ120の処理は、通信遅延パターンによる分析部233によって実施される。
ミドルサーバ120の通信遅延パターンによる分析部233は、通信遅延パターンの設定テーブル253の設定内容を全て読み込み(1401)、通信遅延パターンによる分析の設定テーブル254の設定内容を全て読み込む(1402)。
通信遅延パターンによる分析部233は、以下の処理を、各遅延パターンの分析間隔1206毎に、ループで行う。通信遅延測定の結果テーブル213から分析対象とする通信遅延の区間1207に測定した通信遅延値を読み込み(1411)、通信遅延パターンによる分析処理を行い(1403)、分析処理の結果を通信遅延パターンによる分析の結果テーブル214に書き込む(1412)。
図15は、本実施例における、通信遅延パターンによる分析部233のフローチャートである。
通信遅延パターンによる分析部233は、まず、通信遅延パターンの設定テーブル253の設定内容を全て読み込み(1401)、通信遅延パターンによる分析の設定テーブル254の設定内容を全て読み込む(1402)。
通信遅延パターンによる分析部233は、各通信遅延パターンの分析実施間隔1206まで待機する(1511)。通信遅延パターンによる分析部233は、ステップ1511で対象とする通信遅延パターンの分析対象とする通信遅延の区間1207に測定された通信遅延の値を読み込む(1512)。
通信遅延パターンによる分析部233は、ステップ1512で読み込んだ通信遅延値のうち、ステップ1511で対象とする通信遅延パターンの遅延下限1202と遅延上限1203の間に出現する確率が、出現率下限1204と出現率上限1205の間にあるか否かの判定を行い、判定結果がYESの場合はステップ1514に移行し、判定結果がNOの場合はステップ1511に移行する(1513)。通信遅延パターンによる分析部233は、通信遅延パターンによる分析の結果テーブル214に、ステップ1513で当てはまった通信遅延パターンを更新する(1514)。
図16は、本実施例における、通信遅延パターンによる分析の結果テーブル214の一例である。通信遅延パターンによる分析の結果テーブル214は、ミドルサーバ120のメインメモリ210に記録される。通信遅延パターンによる分析の結果テーブル214は、インデックス1601、機器ID1602、通信遅延パターン1603、箇所候補1604、原因候補1605が含まれる。
インデックス1601には、各エントリに振られる番号が保存される。機器ID1602には、対応する機器IDを表す値として、周期通信情報の設定テーブル251の機器ID312の値が保存される。通信遅延パターン1603には、対応する通信遅延パターンを表す番号として、通信遅延パターンの設定テーブル253のインデックス1201の番号が保存される。箇所候補1604には、通信遅延パターンによる分析の設定テーブル254の箇所候補1303を参照して、通信遅延パターン1602に対応する箇所の候補が保存される。原因候補1605には、通信遅延パターンによる分析の設定テーブル254の原因候補1304を参照して、通信遅延パターン1602に対応する原因の候補が保存される。
図17は、本実施例における、位置情報の設定テーブル255の一例である。位置情報の設定テーブル255は、ミドルサーバ120の記憶装置250に記録される。位置情報の設定テーブル255は、インデックス1701、機器ID1702、IPアドレス1703、経度1704、緯度1705が含まれる。
インデックス1701には、各エントリに振られる番号が保存される。機器ID1702には、対応する機器IDを表す値として、周期通信情報の設定テーブル251の機器ID312の値が保存される。IPアドレス1703には、対応する機器のIPアドレスが保存される。なお、図3に示す周期通信情報の設定テーブル251と同様に、上位何bitまで有効とするようなマスクを行ったり、ホスト名やドメイン名などIPアドレス以外の表し方を行っても構わない。
経度1704には、対応する機器の設置位置の経度情報が保存される。緯度1705には、対応する機器の設置位置の緯度情報が保存される。
図18は、本実施例における、影響範囲の設定テーブル256の一例である。影響範囲の設定テーブル256は、ミドルサーバ120の記憶装置250に記録される。影響範囲の設定テーブル256は、インデックス1801、範囲内の最小距離1802、範囲内の最大距離1803、範囲内に他通信遅延パターンを含んで良い割合1804が含まれる。
インデックス1801には、各エントリに振られる番号が保存される。範囲内の最小距離1802には、そのエントリの影響範囲の大きさが、少なくともこの値以上でなくてはならない最低距離情報が保存される。範囲内の最大距離1803には、そのエントリの影響範囲の大きさが、この値を超えてはならない最大距離情報が保存される。
範囲内に他通信遅延パターンを含んで良い割合1804には、そのエントリの影響範囲内に、異なる通信遅延パターンを含んで良い割合が保存される。通信遅延増大時、その要因によって、殆どの機器が同様の通信遅延パターンになったり、異なる通信遅延パターンが入り混じったりすると考えられるからである。例えば、基地局140に要因がある場合は、該当基地局に接続しているフィールド機器150のみ通信遅延が増大するが、設置位置が近くても別の基地局140に接続しており通信遅延は増大していないフィールド機器150が存在する可能性がある。また、別の例として、キャリアネットワーク130に異常が認められる場合は、広範囲に設置された多くのフィールド機器150に対して通信遅延が増大すると考えられる。
図19は、本実施例における、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の一例である。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257は、ミドルサーバ120の記憶装置250に記録される。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257は、インデックス1901、通信遅延パターン1902、影響範囲1903、箇所候補1904、原因候補1905を含む
インデックス1901には、各エントリに振られる番号が保存される。通信遅延パターン1902には、対応する通信遅延パターンを示す番号として、通信遅延パターンの設定テーブル253のインデックス1201の番号が保存される。影響範囲1903には、対応する影響範囲を示す番号として、影響範囲の設定テーブル256のインデックス番号が保存される。箇所候補1904には、そのエントリの通信遅延パターン1902と影響範囲1903にあてはまる現象が発生時に、要因となった箇所の候補が保存される。原因候補1905には、そのエントリの通信遅延パターン1902と影響範囲1903にあてはまる現象が発生時に、要因となった原因の候補が保存される。
インデックス1901には、各エントリに振られる番号が保存される。通信遅延パターン1902には、対応する通信遅延パターンを示す番号として、通信遅延パターンの設定テーブル253のインデックス1201の番号が保存される。影響範囲1903には、対応する影響範囲を示す番号として、影響範囲の設定テーブル256のインデックス番号が保存される。箇所候補1904には、そのエントリの通信遅延パターン1902と影響範囲1903にあてはまる現象が発生時に、要因となった箇所の候補が保存される。原因候補1905には、そのエントリの通信遅延パターン1902と影響範囲1903にあてはまる現象が発生時に、要因となった原因の候補が保存される。
図19の通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の設定例は、図13の通信遅延パターンによる分析の設定テーブル254の設定例と比較して、通信遅延パターン1902が#3の継続的な遅延増大や#4の不通の場合に、より原因を絞り込むことが可能となっている。
図20は、本実施例における、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析のシーケンス図である。通信遅延パターンと影響範囲の2面から分析することによって、通信遅延パターンからのみの分析(図14のシーケンス図)よりも、要因をより特定可能となる。図20のシーケンス図において、ミドルサーバ120の処理は、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部214によって実施される。
ミドルサーバ120の通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部214は、通信遅延パターンの設定テーブル253の設定内容を全て読み込み(2001)、位置情報の設定テーブル255の設定内容を全て読み込み(2002)、影響範囲の設定テーブル256の設定内容を全て読み込む(2003)。さらに、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部214は、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の設定内容を全て読み込む(2004)。
通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部214は、以下の処理を、各遅延パターンの分析間隔1206毎に、ループで行う。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部214は、通信遅延測定の結果テーブル213から分析対象とする通信遅延の区間1207に測定した通信遅延値を読み込み(2011)、通信遅延パターンによる分析処理を行い(2005)、分析処理の結果を通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215に書き込む(2012)。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部214は、位置情報の設定テーブル255の設定内容から各機器の位置情報1704および1705を参照し(2013)、影響範囲による分析処理を行い(2006)、分析処理の結果を通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215に更新する(2014)。
図21は、本実施例における、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234のフローチャートである。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234は、通信遅延パターンの設定テーブル253の設定内容を全て読み込み(2001)、位置情報の設定テーブル255の設定内容を全て読み込み(2002)、影響範囲の設定テーブル256の設定内容を全て読み込み(2003)、さらに、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の設定内容を全て読み込む(2004)。
通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234は、通信パターンの分析実施間隔1206まで待機する(2101)。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234は、図15のフローチャートの1512〜1514までのステップと同様に通信遅延パターンによる分析を実施する。分析結果は、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215に書き込む(2102)。
通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234は、同様な通信遅延パターンが現れたフィールド機器150の、それぞれの位置情報1704と1705の情報から影響範囲の大きさを計算し、計算した影響範囲が、影響範囲の設定テーブル256にあてはまるものがあるか否かの判定(通信遅延パターンのマッチング)を行い、判定結果がYESの場合はステップ2104に移行し、判定結果がNOの場合はステップ2105に移行する(2103)。
通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234は、影響範囲の設定テーブル256のあてはまるエントリの、インデックス1801の番号を、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215の影響範囲列2204に書き込む(2104)。一方、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234は、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215の影響範囲列2204に、単体と書き込む(2105)。
通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234は、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215の箇所候補2205と原因候補2206を、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257を参照して更新する(2106)。
図22は、本実施例における、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215の一例である。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215は、ミドルサーバ120のメインメモリ210に記録される。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215は、インデックス2201、機器ID2202、通信遅延パターン2203、影響範囲2204、箇所候補2205、原因候補2206を含む。
インデックス2201には、各エントリに振られる番号が保存される。機器ID2202には、機器IDを示す番号として、対応する機器IDを表す値として、周期通信情報の設定テーブル251の機器ID312の値が保存される。通信遅延パターン2203には、対応する通信遅延パターンを示す番号として、通信遅延パターンの設定テーブル253のインデックス1201の番号が保存される。影響範囲2204には、対応する影響範囲を示す番号として、影響範囲の設定テーブル256のインデックス1801の番号が保存される。箇所候補2205には、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の箇所候補1904を参照して、通信遅延パターン2203および影響範囲2204に対応する箇所の候補が保存される。原因候補2206には、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の原因候補1905を参照して、通信遅延パターン2203および影響範囲2204に対応する原因の候補が保存される。
図23は、本実施例における、通信品質劣化時対応設定テーブル258の一例である。通信品質劣化時対応設定テーブル258は、ミドルサーバ120の記憶装置250に記録される。通信品質劣化時対応設定テーブル258は、インデックス2301、箇所候補2302、原因候補2303、対応処理2304、対応処理詳細2305を含む。
インデックス2301には、各エントリに振られる番号が保存される。箇所候補2302には、対応する箇所候補を示す文字列として、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の箇所候補1904の文字列が格納される。原因候補2303には、対応する箇所候補を示す文字列として、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の原因候補1905の文字列が格納される。対応処理2304と対応処理詳細2305には、箇所候補2302と原因候補2303に応じた対応方法とその詳細が格納される。
図24は、本実施例における、通信遅延劣化時対応部235のフローチャートである。通信遅延劣化時対応部235は、通信品質劣化時対応設定テーブル258の設定内容を全て読み込む(2401)。通信遅延劣化時対応部235は、遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215の、箇所候補2205と原因候補2206の更新が確認できるまで待つ(2402)。通信遅延劣化時対応部235は、通信品質劣化時対応設定テーブル258を参照して対応方法2304を選択し実行する(2403)。
図25は、本実施例における、通信品質劣化状況を表す画面イメージ2500の一例である。画面イメージ2500は、ミドルサーバ120の結果出力I/F270が出力する。
画面イメージ2500は、マップ情報2510、通信品質劣化状況2520を含む。
マップ情報2510は、フィールド機器150−a〜eと影響範囲情報2511とを地図上にマッピングし、各影響範囲情報2511に事象ポップアップ2512を対応付けて表示する。
通信品質劣化状況2520は、事象ID2521、機器ID2522、通信遅延パターン2523、影響範囲2524、箇所候補2525、原因候補2526、対応処理2527を表示する。
事象ID2521は、マップ情報2510の事象ポップアップ2512と対応付けるためのIDを表示する。機器ID2522は、対応する機器IDを表す値として、周期通信情報の設定テーブル251の機器ID312の値を表示する。通信遅延パターン2523には、対応する通信遅延パターンを示す番号として、通信遅延パターンの設定テーブル253のインデックス1201の番号を表示する。影響範囲2524は、対応する影響範囲を示す番号として、影響範囲の設定テーブル256のインデックス番号を表示する。箇所候補2525は、そのエントリの通信遅延パターン1902と影響範囲1903にあてはまる現象が発生時に、要因となった箇所の候補を表示する。原因候補2526は、そのエントリの通信遅延パターン1902と影響範囲1903にあてはまる現象が発生時に、要因となった原因の候補を表示する。対応処理2527は、箇所候補2525と原因候補2526に応じた対応方法を、通信品質劣化時対応設定テーブル258の対応処理2304から選択して表示する。
本実施例を、図26〜図28を用いて説明する。本実施例では、図1に示すネットワークシステムにおいて、同時に複数の通信品質劣化が発生した場合、それぞれの通信品質劣化に対して対策優先度を提示する。
図26は、本実施例における、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の一例である。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257は、第2の実施形態では第1の実施形態に追加して、優先度2601と対策順序決定基準2602を含む。
優先度2601には、各箇所候補1904と原因候補1905に対応した対策の優先度が保存される。第2の実施形態では、一例として優先度の高い方から緊急、重要、警告、注意を設定している。対策順序決定基準2602には、箇所候補1904と原因候補1905が同じと考えられる通信品質劣化が複数のフィールド機器150に発生した場合の対策順序の決定基準が保存される。第2の実施形態では、一例として通信遅延パターンの出現率の高さ、影響範囲の広さといった分析結果で差をつけるものや、過去数ヶ月前からの通信遅延パターンの出現率の変化の大きさといった、過去のデータを鑑みての判断を設定している。
図27は、本実施例における、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234のフローチャートである。
通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234は、図21のステップ2101〜ステップ2106までと同様の方法で通信遅延パターンおよび影響範囲による分析を行い、結果テーブル215を更新する(2701)。
通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部234は、図26に示すような通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル257の優先度2601と対策順序2602を参照し、優先度と対策順序を決定し、結果テーブル215を更新する(2702)。
図28は、本実施例における、通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215の一例である。通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル215は、第2の実施形態では第1の実施形態に追加して、優先度2801と対策順序2802を含む。
優先度2801には、各箇所候補1904と原因候補1905に対応した対策の優先度が保存する。対策順序2802には、箇所候補2205と原因候補2206が同じと考えられる通信品質劣化が複数のフィールド機器150に発生した場合の対策順序が保存される。
本実施例では、以上のように、通信品質劣化に対して優先度を設定し、対策の判断を容易にする。また、1つのフィールド機器150に複数の通信品質劣化の要因がありうる場合、それら一覧を優先度情報と共に表示しても構わない。優先度情報を付与することで、通信品質劣化の要因を1つに絞り込めなくとも、対策の判断を容易に保ったまま多くの情報を伝えられる。
本実施例を、図29〜図31を用いて説明する。本実施例では、ネットワークシステムにおける通信要件が明らかにされず、周期通信の周期が不明である場合に、パラメタとして周期および通信遅延増大の判断基準(説明する通信遅延パターンにカウントするスレシホルド、不通とカウントするスレシホルドなど)を、実績通信の監視結果を元に作成する方式の一例を示す。
図29は、本実施例における、周期通信情報の設定テーブル251の一例である。周期通信情報の設定テーブル251は、本実施例では、実施例1に追加して、周期決定基準2901、通信遅延増大決定基準2902、不通決定基準2903を含む。周期302は、本実施例では不明となっている。
周期決定基準2901には、周期の決定基準が保存される。本実施例では、中間値の秒以下を四捨五入とする例を示している。つまり、n回通信間隔を計測してその結果をソートし、n/2番目の測定値を四捨五入して周期として用いる。これは、フィールド機器150が自動的に制御通信を行うネットワークシステムではイベント通信と周期通信が混在しているが、イベント通信は何かしらの現象が確認された時のみに行われるのに対し、周期通信は常に等間隔で行われているため、周期通信の回数が多くを占めると想定するためである。
通信遅延増大決定基準2902には、通信遅延がこれ以上増大した場合は、通信遅延パターンにカウントするスレシホルドの決定基準が保存される。すなわち、図12に示す通信遅延パターンの設定テーブル253の#1〜#3(遅延増大とみなす通信遅延パターン)の遅延下限1202に相応する。本実施例では、95%の値の秒以下を四捨五入し3[sec]プラスする例を示している。つまり、n回通信間隔を計測してその結果をソートし、短い方から0.95×n番目の測定値を四捨五入して2[sec]プラスして基準として用いる。これは、最悪値ではデータロスト等が発生する可能性があるため、その近い値として95%の値を採用し、マージンを2[sec]持たせて判断基準とする例である。通信遅延増大決定基準は2902、通信環境や監視ポリシによって異なり、本例の設定に限るものでは無い。
不通決定基準2903には、通信遅延がこれ以上増大した場合には、不通とカウントするスレシホルドの決定基準が保存される。すなわち、図12に示す通信遅延パターンの設定テーブル253の#4(不通とみなす通信遅延パターン)の遅延下限1202に相応する。本実施例では30[sec]としている。不通決定基準2903は、通信環境や監視ポリシによって異なり、本例の設定に限るものでは無い。
図30は、本実施例における、周期通信用の通信記録テーブル211の一例である。周期通信用の通信記録211テーブルは、第2の実施形態に追加して、前通信との通信間隔3001を含む。
図31は、本実施例における、周期通信特定部231のフローチャートである。周期通信特定部231は、周期通信特定時間(周期通信特定の時間設定テーブル252の特定時間403。本実施例では、なるべく多くの通信を監視して周期を決定することが望ましいので、特定時間も多く設定することが望ましい)の間、通信を監視して、その結果を図30に示す周期通信用の通信記録テーブル211に記録する(3101)。
周期通信特定部231は、周期決定基準(2901)から周期を決定し、周期通信情報の設定テーブル251を更新し(3102)、通信遅延増大決定基準(2902)から通信遅延増大の基準を決定し、通信遅延パターンの設定テーブル253の、通信遅延増大と判断するパターンの遅延下限1202を更新する(3103)。
さらに、周期通信特定部231は、不通決定基準(2903)から普通の基準を決定し、通信遅延パターンの設定テーブル253の、不通と判断するパターンの遅延下限1202を更新する(3104)。
本実施例では、以上のように、周期や通信遅延増大の基準や不通の基準を自動的に設定し、通信要件やネットワークの調査の手間を削減することが可能となる。本実施例で示した設定方法は、ミドルサーバによる監視を実施する前に行っても構わないし、監視を実施した結果から設定値にフィードバックをかけるように行っても構わない。
本実施例を、図32〜図36を用いて説明する。本実施例では、往復の周期通信が存在せず、フィールド機器150からアプリケーションサーバ110への片道の周期通信のみ存在する場合を対象とする。具体的には、ミドルサーバ120は片道の周期通信を転送する時間を監視して、その時間が周期からどの程度増大するかを測定し、通信遅延の増大を推定する。通信遅延パターンによる分析の方法は、実施例1と同様である。
図32は、本実施例におけるミドルサーバ120の構成を、実施例1におけるミドルサーバ120の構成との差分として示す。ミドルサーバ120は、本実施例では実施例1に追加して、CPU230上に通信遅延増減測定部3231、メインメモリ210上に通信遅延増減測定の設定テーブル3211と通信遅延増減測定の結果テーブル3212を含む。
図33は、本実施例における、通信遅延増減測定の設定テーブル3211の一例である。通信遅延増減測定の設定テーブル3211は、ミドルサーバ120のメインメモリ210上に記録される。通信遅延増減測定の設定テーブル3211は、インデックス3301、周期3302、通信情報のdstとsrcのIPアドレスとport情報3304〜3307、機器ID3308、通信発生基準時間3309を含む。
インデックス3301には、各エントリに振られる番号が保存される。周期3302には、周期通信の周期の間隔が保存される。なお、単位は[sec]に限らない。項目3304〜3307には、周期通信の情報として、dstには相手側、srcには送り手側の、それぞれIPとsrc port番号が保存される。なお、決定が困難な項目にはワイルドカードとして*などを指定しても構わない。特にsrc port番号は通信の際に自動的に割り当てられることが多い。また、IPに関しては、上位何bitまで有効とするようなマスクを行ったり、ホスト名やドメイン名などIPアドレス以外の表し方を行っても構わない。
機器ID3308には、そのエントリで通信相手となるフィールド機器150のIDが保存される。通信発生時間基準3309には、周期通信が実施された基準となる時間が保存される。この時間は、図6の周期通信特定部231のフローチャートと同様な方法で決定される。
図34は本実施例における、通信遅延増減測定のシーケンス図である。図34のシーケンス図において、ミドルサーバ120の処理は、通信遅延増減測定部3231および転送部241によって実施される。
ミドルサーバ120の通信遅延増減測定部3231は、通信遅延増減測定の設定テーブル3211の設定内容を全て読み込む(3401)。
通信遅延増減測定部3231は、フィールド機器150からの制御通信3421が、無線モジュール151と基地局140とキャリアネットワーク130によって転送3422が行われて、ミドルサーバ120への制御通信3421−dとなって転送された際に、ミドルサーバ120の転送部241がアプリケーションサーバ110への制御通信3421−eに転送処理を行う(3422−d)と共に、通信遅延増減測定部3231が、通信遅延増減測定を行い(3402)、結果テーブル3212に記録(3411)する。
図35は、本実施例における、通信遅延増減測定部3231のフローチャートである。通信遅延増減測定部3231は、通信遅延増減測定の設定テーブル3211の設定内容を全て読み込み(3401)、通信監視を開始し、通信を検知するまで待機する(3511)。
通信遅延増減測定部3231は、通信を検知した後、通信のIPアドレスとportに該当するエントリが通信遅延増減の設定テーブル3211に存在するか否か判定を行い、判定結果がYESの場合はステップ3513に移行し、判定結果がNOの場合はステップ3512の通信を検知する前に移行する(3512)。通信遅延増減測定部3231は、通信遅延増減測定の結果テーブル3212に、通信を検知した時間と、通信が行われると期待する通信発生基準時間3309+周期3302×nの時間と、その差とを記録する(3513)。
図36は、本実施例における、通信遅延増減測定の結果テーブル3212の一例である。通信遅延増減測定の結果テーブル3212は、ミドルサーバ120のメインメモリ210に記録される。通信遅延増減測定の結果テーブル3212は、インデックス3601、周期通信情報3602、通信検知時間3603、周期基準3604、通信遅延増減3605を含む。
インデックス3601には、各エントリに振られる番号が保存される。周期通信情報3602には、対応する周期通信を示す番号として、通信遅延測定の設定テーブル3211のインデックス番号3301の値が保存される。通信検知時間3603には、対象の通信を検知した時間が保存される。周期基準3604には、通信が行われると期待する通信発生基準時間3309+周期3302×nの時間が保存される。通信遅延増減3605には、周期基準3604と通信検知時間3603との差から算出した、通信が検知された時間と通信が行われるはずの時間とのずれが保存される。
本実施例では、以上のように通信遅延の増減を測定し、以降は実施例1と同様に通信遅延パターンの分析を行っていく。本実施例では、周期通信以外のイベント通信が行われた際に、それが周期外の通信であるか遅延が増大した結果かを判断することが困難であり、ノイズが増加する可能性があるが、通信要件が最小限に絞られたネットワークシステムでも適用可能であり、おおよその通信品質の監視とその箇所と原因の候補を絞り込めるメリットがある。
本実施例を、図37〜図44を用いて説明する。本実施例は、ミドルサーバ120と連動する機能を備えた通信ミドルをフィールド機器150に導入可能であった場合である。この場合は、実際の通信要件に関わらず、ミドルサーバ120とフィールド機器150の通信ミドルとが独自の通信を行って通信遅延を測定することが可能となる。
図37は、本実施例における、フィールド機器150の構成図である。フィールド機器150は、本実施形態では、CPU3710上に、フィールド機器の制御機能をなすフィールド機器プログラム3711と、ミドルサーバ120と連動する機能を備えた通信ミドル3712が搭載される。
図38は、本実施例におけるミドルサーバ120の構成を、実施例1におけるミドルサーバ120の構成との差分として示す。ミドルサーバ120は、本実施例では、実施例1に追加して、CPU230上にテストパケットによる通信遅延測定部3831を含み、メインメモリ210上にテストパケットによる通信遅延測定の設定テーブル3811とテストパケットによる通信遅延測定の結果テーブルを含む。
図39は、本実施例における、テストパケットによる通信遅延測定の設定テーブル3811の一例である。テストパケットによる通信遅延測定の設定テーブル3811は、ミドルサーバ120のメインメモリ210上に記録される。テストパケットによる通信遅延測定の設定テーブル3811は、インデックス3901、測定間隔3902、測定先の情報のdstとsrcそれぞれのIPアドレスとport番号3903〜3907、機器ID3908を含む。
インデックス3901には、各エントリに振られる番号が保存される。測定間隔3902には、テストパケットによる通信遅延測定のインターバルが保存される。項目3903〜3907には、測定先情報として、dstには相手側、srcには送り手側の、それぞれIPとsrc port番号が保存される。機器ID3908には、そのエントリで通信相手となるフィールド機器150のIDが保存される。
図40は、本実施例において、通信遅延測定時にミドルサーバ120と通信ミドル3712との間で通信される、テストパケット4000のフォーマットの一例である。テストパケット4000は、テストパケット識別子4001、シーケンス番号4002、送信時タイムスタンプ4003、返信時タイムスタンプ4004を含む。
テストパケット識別子4001には、テストパケットであることを識別するためのデータ列が保存される。データ列の形式は問わず、特定の文字列や16進数の並びなどが適用可能である。シーケンス番号4002には、テストパケットを一意に特定するシーケンス番号が保存される。
送信時タイムスタンプ4003には、送信時のタイムスタンプが保存される。返信時タイムスタンプ4004には、返信時のタイムスタンプが保存される。テストパケット4000を用いて往復通信を行った場合、往路の通信時間は返信時タイムスタンプと送信時タイムスタンプの差、復路の通信時間は返信の受信時間と返信時タイムスタンプの差となる。
図41は、本実施例における、テストパケットによる通信遅延測定のシーケンス図である。図41のシーケンス図において、ミドルサーバ120の処理は、テストパケットによる通信遅延測定部3831によって行われる。
ミドルサーバ120のテストパケットによる通信遅延測定部3831は、テストパケットによる通信遅延測定の設定テーブル3811の設定内容を全て読み込み(4101)、以下の処理を測定間隔3902毎に実施する。
テストパケットによる通信遅延測定部3831は、テストパケット4000をキャリアネットワーク130に向けて送信する(4102)。往路のテストパケットの通信4121は、キャリアネットワーク130と基地局140と無線モジュール151がそれぞれ転送を行い(4122)、通信ミドル3712が受信する。
通信ミドル3712は、テストパケット4000の返信を行う(4103)。復路のテストパケットの通信4123は、無線モジュール151と基地局140とキャリアネットワーク130がそれぞれ転送(4124)を行い、ミドルサーバ120が受信する。テストパケットによる通信遅延測定部3831は、テストパケット4000を受信して通信遅延時間を計算(4104)し、結果テーブル3812へ記録する(4111)。
図42は、本実施例における、ミドルサーバ120のテストパケットによる通信遅延測定部3831のフローチャートである。テストパケットによる通信遅延測定部3831は、テストパケットによる通信遅延測定の設定テーブル3811の設定内容を全て読み込み(4101)、測定間隔3902まで待機する(4201)。
テストパケットによる通信遅延測定部3831は、テストパケット4000のテストパケット識別子4001とシーケンス番号4002と送信時タイムスタンプ4003を設定して送信を行う(4203)。テストパケットによる通信遅延測定部3831返信されたテストパケット4000を受信し、内容を結果テーブル3812に書き込み、通信遅延を計算する。
図43は、本実施例における、フィールド機器150の通信ミドル(テストパケットによる通信遅延測定部)3712のフローチャートである。通信ミドル3712は、テストパケット4000を受信するまで待機する(4301)。通信ミドル3712は、テストパケット4000を受信すると、返信時タイムスタンプ4004を設定して返信を行う(4302)。
図44は、本実施例における、テストパケットによる通信遅延測定の結果テーブル3812の一例である。テストパケットによる通信遅延測定の結果テーブル3812は、ミドルサーバ120のメインメモリ210に記録される。テストパケットによる通信遅延測定の結果テーブル3812は、インデックス4401、テストパケット情報4402、シーケンス番号4403、送信時タイムスタンプ4404、返信時タイムスタンプ4405、受信時タイム4406、通信遅延4407を含む。
インデックス4401には、各エントリに振られる番号が保存される。テストパケット情報4402には、対応するテストパケットを示す番号として、テストパケットによる通信遅延測定の設定テーブル3811のインデックス番号3901の番号が保存される。シーケンス番号4403には、テストパケット4000のシーケンス番号4002の内容が保存される。送信時タイムスタンプ4404には、テストパケット4000の送信時タイムスタンプ4003の内容(図41シーケンス図の4102の時間)が保存される。返信時タイムスタンプ4405には、テストパケット4000の返信時タイムスタンプ4004の内容(図41シーケンス図の4103の時間)が保存される。受信時タイム4406には、ミドルサーバ120がテストパケット4000を受信した時間(図41シーケンス図の4104の時間)が保存される。通信遅延4407には、受信時タイム4406と送信時タイムスタンプ4404との差が、往復の通信遅延の値として保存される。なお、往路と復路とで通信経路が異なるなど通信品質劣化の要因が異なる場合は、片道の通信遅延を取得しての分析が必要であり、その場合は返信時タイムスタンプ4405の値を用いる。
本実施例では、以上のようにミドルサーバ120と通信ミドル3712が、本来の通信要件にかかわらずにテストパケット4000を送受信して、通信遅延を測定する。通信遅延パターンによる分析は実施例1と同様である。また、フィールド機器150に搭載された通信ミドル3712を介して、電波の強弱や、接続基地局情報など、通信品質に関連する情報を取得可能となることもある。それらの通信品質に関連する情報は、稼動時に常時監視することは困難でも、通信品質の劣化を検出して原因を絞り込んだ後に参照することで、より原因の絞込みに有用に働く。
本実施例を、図45〜図50を用いて説明する。本実施形態は、実施5と同様にミドルサーバ120と連動する機能を備えた通信ミドル3712をフィールド機器150に導入可能である場合を対象とする。実施例5のように、ミドルサーバ120と通信ミドル3712とがテストパケット4000を送受信すると、本来行う制御通信に加えて余剰に通信が発生し、帯域の圧迫や通信料金の高騰に繋がる可能性がある。本実施形態では、余剰の通信を抑えるため、ミドルサーバ120や通信ミドル3712は、従来の制御通信を転送する際に、テストパケット相当の情報をヘッダとして付与して転送して通信遅延を計測する。
図45は、本実施例におけるミドルサーバ120の構成を、実施例1におけるミドルサーバ120の構成との差分として示す。ミドルサーバ120は、本実施例では、実施例に追加して、CPU230上に転送およびタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定部4531、メインメモリ210上にタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定の結果テーブル4511を含む。
図46は、本実施例において、データ転送時に付与するタイムスタンプヘッダ4600のフォーマットの一例である。タイムスタンプヘッダ4600は、ヘッダ識別子4601、シーケンス番号4602、送信時タイムスタンプ4603、返信時タイムスタンプ4604を含む。
ヘッダ識別子4601には、タイムスタンプヘッダであることを識別するためのデータ列が保存される。シーケンス番号4602には、タイムスタンプヘッダを一意に特定するシーケンス番号が保存される。送信時タイムスタンプ4603には、送信時のタイムスタンプが保存される。返信時タイムスタンプ4604には、送信時のタイムスタンプが保存される。
図47は、本実施例における、タイムスタンプヘッダによる通信遅延測定のシーケンス図である。図47のシーケンス図では、以下の処理が繰り返し実施される。
ミドルサーバ120の転送およびタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定部4531は、アプリケーションサーバ110からの制御通信4721−aを受信し、タイムスタンプヘッダ4600を付与してキャリアネットワーク130へ転送する(4701)。転送された、タイムスタンプヘッダ4600付きの制御通信4721は−bは、キャリアネットワーク130と基地局140と無線モジュール151が転送(4722)を行い、通信ミドル3712が受信する。通信ミドル3712は、タイムスタンプヘッダ4600を削除してフィールド機器プログラム3711に4721−fの転送を行い(4702)、応答の制御通信4723−aを受信すると再びタイムスタンプヘッダ4600を付与し、返信時タイムスタンプ4604を設定して無線モジュール151に転送を行う(4703)。転送された、タイムスタンプヘッダ4600付きの制御通信4723は−bは、無線モジュール151と基地局140とキャリアネットワーク130が転送(4724)を行い、ミドルサーバ120が受信する。ミドルサーバ120は、タイムスタンプヘッダ4600を削除してアプリケーションサーバ110に4723−fの転送を行い、結果テーブル4511に記録する(4704、4711)。
図48は、本実施例における、ミドルサーバ120の転送およびタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定部4531のフローチャートである。転送およびタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定部4531は、通信を検知するまで待機する(4801)。
転送およびタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定部4531は、通信を検知すると、その通信の種類の判定を行い、往路方向でタイムスタンプヘッダ4600がなければステップ4803に移行し、復路方向でタイムスタンプヘッダ4600があればステップ4804に移行し、それ以外ならばステップ4805に移行する(4802)。
転送およびタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定部4531は、通信内容にタイムスタンプヘッダ4600を付与し、シーケンス番号4602と送信時タイムスタンプ4603を設定して転送する(4803)。
転送およびタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定部4531は、タイムスタンプヘッダ4600のシーケンス番号4602、送信時タイムスタンプ4603、返信時タイムスタンプ4604の内容と、その通信の検知時間と、通信遅延時間を結果テーブル4511に書き込み、タイムスタンプヘッダ4600を削除して転送する(4804)。
転送およびタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定部4531は、データをそのまま転送する(4805)。
図49は、本実施例における通信ミドル(タイムスタンプヘッダによる通信遅延測定部)3712のフローチャートである。通信ミドル3712は、通信を検知するまで待機する(4901)。
通信ミドル3712は、通信を検知すると、その通信の種類の判定を行い、往路方向でタイムスタンプヘッダ4600があればステップ4903に移行し、復路方向でタイムスタンプヘッダ4600がなければステップ4904に移行し、それ以外ならばステップ4905に移行する。
通信ミドル3712は、タイムスタンプヘッダ4600の情報を一時的に記録して、タイムスタンプヘッダ4600を削除して転送する(4903)。
通信ミドル3712は、タイムスタンプヘッダ4600を付与し、返信時タイムスタンプ4604を設定して転送する(4904)。
通信ミドル3712は、データをそのまま転送する(4905)。
図50は、本実施例におけるタイムスタンプヘッダによる通信遅延測定の結果テーブル4511の一例である。タイムスタンプヘッダによる通信遅延測定の結果テーブル4511は、インデックス5001、相手機器ID5002、シーケンス番号5003、送信時タイムスタンプ5004、返信時タイムスタンプ5005、受信時タイム5006、通信遅延5007を含む。
インデックス5001には、各エントリに振られる番号が保存される。相手機器ID5002には、そのエントリで通信相手となるフィールド機器150のIDが保存される。シーケンス番号5003には、タイムスタンプヘッダ4600のシーケンス番号4602の内容が保存される。送信時タイムスタンプ5004には、タイムスタンプヘッダ4600の送信時タイムスタンプ4603の内容(図47シーケンス図の4701の時間)が保存される。返信時タイムスタンプ5005には、タイムスタンプヘッダ4600の返信時タイムスタンプ4604の内容(図47シーケンス図の4703の時間)が保存される。受信時タイム5006には、ミドルサーバ120がタイムスタンプヘッダ4600付与の応答データを受信した(図47シーケンス図の4704)の時間が保存される。通信遅延5007には、受信時タイム5006と送信時タイムスタンプ5004との差が、往復の通信遅延の値として保存される。返信時タイムスタンプ5005の扱いは、実施例5と同様である。
本実施例では、以上のように通信遅延を測定する。通信遅延パターンによる分析以降は実施例1と同様である。
説明した実施形態によれば、アプリケーションサーバと複数のフィールド機器とが、無線を含む広域ネットワークによって接続され定期的に制御通信が行われる社会インフラ向けの制御システムにおいて、通信品質が劣化し制御通信の完了に平常以上の時間がかかるようになったことを検知し、通信品質劣化に繋がった箇所と原因とを絞り込めるため、自動的に適切な対応方法を選択したり、システム管理者やサービサが適切な対応を行うことが可能になる。
110:アプリケーションサーバ、120:ミドルサーバ、130:キャリアネットワーク、140:基地局、150:フィールド機器、151:無線モジュール、210:メインメモリ、211:周期通信特定用の通信記録テーブル、212:周期通信特定の結果テーブル、213:通信遅延測定の結果テーブル、214:通信遅延パターンによる分析の結果テーブル、215:通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の結果テーブル、230:CPU、231:周期通信特定部、232:通信遅延測定部、233:通信遅延パターンによる分析部、234:通信遅延パターンおよび影響範囲による分析部、235:通信品質劣化時対応部、241:転送部、250:記憶装置、251:周期通信情報の設定テーブル、252:周期通信特定の特定時間設定テーブル、253:通信遅延パターンの設定テーブル、254:通信遅延パターンによる分析の設定テーブル、255:位置情報の設定テーブル、256:影響範囲の設定テーブル、257:通信遅延パターンおよび影響範囲による分析の設定テーブル、258:通信品質劣化時対応設定テーブル、270:結果出力部、271:ネットワークI/F、272:記憶装置I/F。
Claims (12)
- アプリケーションサーバ、無線モジュールを備えたフィールド機器、前記無線モジュールと接続する基地局、前記基地局と接続する広域網、および、前記広域網と前記アプリケーションサーバとに接続するミドルサーバを有するネットワークシステムであって、前記ミドルサーバは、
前記アプリケーションサーバの前記フィールド機器宛の周期的な通信を転送する転送部、
前記転送部による転送時間から前記通信の完了時間を測定する通信遅延測定部、
前記完了時間の劣化を検知したときの前記完了時間の値と劣化した前記完了時間の出現確率のパターンを、設定されたパターンとのマッチングにより通信品質劣化を分析し、前記通信品質劣化の分析の結果に基づいて、前記通信品質劣化の箇所および原因を絞り込む分析部、および、
絞り込んだ前記通信品質劣化の前記箇所および前記原因を表示する出力部を含むことを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
前記分析部は、前記マッチングの際に、劣化した前記完了時間の値と劣化した前記完了時間の出現確率のパターンが同様である前記フィールド機器の範囲のパターンを、前記フィールド機器の位置情報を用いて作成し、作成した前記範囲のパターンを、設定された前記パターンとマッチングすることを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項2に記載のネットワークシステムであって、
前記ミドルサーバは、絞り込んだ前記通信品質劣化の前記箇所および前記原因に応じて、対応処理を選択する通信品質劣化時対応部をさらに含むことを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項2に記載のネットワークシステムであって、
前記分析部は、絞り込んだ前記通信品質劣化の前記箇所および前記原因が複数の場合に、複数の前記通信品質劣化の前記箇所および前記原因に対策の優先度を付けることを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
前記ミドルサーバは、前記分析部が前記完了時間の劣化の検知に必要なパラメタを、実績通信の監視結果に基づいて設定するパラメタ設定部をさらに備えることを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークスステムであって、
前記転送部は、前記アプリケーションサーバからの前記フィールド機器宛の周期的な片道通信を転送し、
前記分析部は、前記完了時間の値に代えて、前記通信遅延測定部が求めた、前記片道通信の周期から算出した時間と実際の転送時間との差を用いることを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項2に記載のネットワークシステムであって、
前記フィールド機器は前記ミドルサーバとタイムスタンプを含むテストパケットを送受信する通信ミドルを含み、
前記通信遅延測定部は、前記通信ミドルとの間の前記テストパケットの送受信による前記往復通信の前記完了時間を測定することを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項2に記載のネットワークシステムであって、
前記転送部は、タイムスタンプを含むヘッダを周期的な前記往復通信に付与し、
前記通信遅延測定部は、前記ヘッダを参照して前記往復通信の前記完了時間を測定することを特徴とするネットワークシステム。 - アプリケーションサーバ、無線モジュールを備えたフィールド機器前記無線モジュールが接続する基地局、前記基地局と接続する広域網、前記広域網と前記アプリケーションサーバとに接続するミドルサーバを有するネットワークシステムにける通信品質劣化の箇所および原因の絞り込み方法であって、
前記ミドルサーバは、前記アプリケーションサーバの前記フィールド機器宛の周期的な通信を転送し、
前記往復通信の転送の転送時間から前記通信の完了時間を測定し、
前記完了時間が劣化したときの前記完了時間の値と劣化した前記完了時間の出現確率のパターンを、設定されたパターンとのマッチングにより通信品質劣化を分析し、
前記通信品質劣化の分析の結果に基づいて、前記通信品質劣化の箇所および原因を絞り込むことを特徴とする通信品質劣化の箇所および原因の絞り込み方法。 - 請求項9に記載の前記通信品質劣化の箇所および原因の絞り込み方法であって、
前記ミドルサーバは、
前記マッチングの際に、
劣化した前記完了時間の値と劣化した前記完了時間の出現確率のパターンが同様である前記フィールド機器の範囲のパターンを、前記フィールド機器の位置情報を用いて作成し、
作成した前記範囲のパターンを、設定された前記パターンとマッチングすることを特徴とする通信品質劣化の箇所および原因の絞り込み方法。 - アプリケーションサーバと、前記アプリケーションサーバと通信するフィールド機器とに接続するミドルサーバであって、前記ミドルサーバは、
前記アプリケーションサーバの前記フィールド機器宛の周期的な通信を転送する転送部、
前記転送部による転送時間から前記通信の完了時間を測定する通信遅延測定部、
前記完了時間の劣化を検知したときの前記完了時間の値と劣化した前記完了時間の出現確率のパターンを、設定されたパターンとのマッチングにより通信品質劣化を分析し、前記通信品質劣化の分析の結果に基づいて、前記通信品質劣化の箇所および原因を絞り込む分析部、および、
絞り込んだ前記通信品質劣化の前記箇所および前記原因を表示する出力部を含むことを特徴とするミドルサーバ。 - 請求項11に記載のミドルサーバであって、
前記分析部は、前記マッチングの際に、劣化した前記完了時間の値と劣化した前記完了時間の出現確率のパターンが同様である前記フィールド機器の範囲のパターンを、前記フィールド機器の位置情報を用いて作成し、作成した前記範囲のパターンを、設定された前記パターンとマッチングすることを特徴とするミドルサーバ。
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