JP5778241B2 - 視聴情報集計装置、視聴情報集計システム、視聴情報集計方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

視聴情報集計装置、視聴情報集計システム、視聴情報集計方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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本発明は、視聴情報集計装置、視聴情報集計システム、視聴情報集計方法、プログラム、および記録媒体に関する。
従来、テレビ局から放送された番組コンテンツの各々について、複数の視聴機器から収集した視聴情報に基づいて、その視聴率が算出されている。当該視聴率は、番組コンテンツの視聴度を判断するための一つの判断基準となっている。そして、当該視聴率は、例えば、テレビ局においては番組の存続期間の判断基準となったり、スポンサー企業においては宣伝効果の指標となったりする等、重要な情報であるため、より公平かつ信頼性の高いものでなければならない。
そこで、従来、より実際の視聴状況に近い視聴率を算出することを目的とした技術が考案されている。例えば、下記特許文献1には、放送受信装置において視聴予約または録画予約が行われると、番組予約情報をコンピュータセンターに送信する技術が開示されている。
さらに、下記特許文献1には、録画された番組が再生されると、再生された旨の通知をコンピュータセンターに送信する技術も開示されている。この技術によれば、番組制作者および番組編成者は、録画された番組が視聴されたがどうかがわかるため、有意義な番組データを得ることができるとされている。
特開2007−228536号公報(公開日:2007年9月6日)
しかしながら、上記特許文献1の技術は、録画された番組のどの部分がどのように視聴されたかまでを把握することができない。このため、上記特許文献1の技術では、例えば、番組の視聴区間毎の視聴度を算出したり、番組の視聴区間毎に重み付けを行ったりすることができず、よって、有用且つ信頼性の高い視聴度情報を提供することができない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、より有用且つ信頼性の高い視聴度情報を提供することが可能なシステムを実現することにある。
上記した課題を解決するため、本発明の一態様に係る視聴情報集計装置は、データベースに登録されている複数の視聴情報を番組毎に集計することにより、番組毎の視聴度を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された複数の番組の前記視聴度を、表示可能に出力する出力手段とを備え、前記算出手段は、前記番組毎に、録画視聴に関する視聴度およびリアルタイム視聴に関する視聴度をそれぞれ算出し、前記出力手段は、前記算出手段によって算出された複数の番組の、前記録画視聴に関する視聴度および前記リアルタイム視聴に関する視聴度の少なくとも一方を、表示可能に出力することを特徴とする。
本発明によれば、より有用且つ信頼性の高い視聴度情報を提供することが可能なシステムを実現することができる。
本実施形態に係る視聴情報集計システムの装置構成を示す。 本実施形態に係る視聴情報集計システムを構成する各装置の主要なハードウェア構成を示す。 本実施形態に係る視聴情報集計システムの機能構成を示す。 本実施形態に係る視聴情報集計システムによる処理の手順を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るテレビによる、リアルタイム視聴情報生成処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るテレビによる、録画処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るテレビにおいて扱われる録画データの構成を示す。 本実施形態に係るテレビによる、録画番組視聴情報生成処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る視聴情報集計システムにおいて扱われる録画番組視聴情報の構成を示す。 本実施形態に係る視聴情報蓄積サーバによる、視聴情報登録処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 本実施例1に係る視聴ランキングサーバによるランク情報生成処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 本実施例2に係る視聴ランキングサーバによるランク情報生成処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 本実施例3に係る視聴ランキングサーバによるランク情報生成処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 本実施例4に係る視聴ランキングサーバによるランク情報生成処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るテレビにおいて生成された録画再生視聴情報の具体例を示す。 本実施形態に係る視聴情報データベースに蓄積された視聴情報の具体例を示す。 本実施形態に係る視聴ランキングサーバによって生成されたランク情報の具体例(第1例)を示す。 本実施形態に係る視聴ランキングサーバによって生成された、集計データの具体例を示す。 本実施形態に係る視聴ランキングサーバによって生成されたランク情報の具体例(第2例)を示す。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
〔視聴情報集計システム10の構成〕
図1は、本実施形態に係る視聴情報集計システム10の装置構成を示す。
図1に示すように、視聴情報集計システム10は、テレビ100、HDD110、視聴情報蓄積サーバ120、視聴情報データベース122、視聴ランキングサーバ130、および番組情報データベース132を備えている。テレビ100、視聴情報蓄積サーバ120、および視聴ランキングサーバ130は、インターネット20に接続されている。HDD110は、テレビ100に接続されている。視聴情報データベース122は、視聴情報蓄積サーバ120に接続されている。番組情報データベース132は、視聴ランキングサーバ130に接続されている。
(テレビ100)
テレビ100は、放送局から放送された番組コンテンツ(地上デジタル放送、BS/CSデジタル放送、ケーブルTV、インターネット配信等)を視聴可能な装置である。テレビ100は、番組コンテンツをHDD110へ録画することが可能であり、HDD110に録画された番組コンテンツを視聴することも可能である。
(視聴情報蓄積サーバ120)
視聴情報蓄積サーバ120は、番組情報の視聴に関する情報である視聴情報をテレビ100から受信し、当該視聴情報を視聴情報データベース122へ逐次登録することにより、当該視聴情報を視聴情報データベース122に蓄積してゆく。
視聴情報データベース122に蓄積される視聴情報は、録画番組視聴情報とリアルタイム視聴情報とに分類される。録画番組視聴情報とは、番組コンテンツの録画番組視聴に関する視聴情報である。録画番組視聴とは、HDD110に録画されている番組コンテンツを、視聴者が任意のタイミングで視聴する視聴形態である。一方、リアルタイム視聴情報とは、番組コンテンツのリアルタイム視聴に関する視聴情報である。リアルタイム視聴とは、放送された番組コンテンツを、視聴者が直ちに視聴する視聴形態である。
図1では、1台の視聴機器(テレビ100)が図示されているが、実際には、視聴情報集計システム10は、複数の視聴機器を備えている。そして、視聴情報蓄積サーバ120は、これら複数の視聴機器の各々から、インターネット20を介して、視聴情報(録画番組視聴情報およびリアルタイム視聴情報の少なくともいずれか一方)を取得することが可能となっている。
(視聴ランキングサーバ130)
視聴ランキングサーバ130は、視聴情報データベース122に蓄積されている録画番組視聴情報およびリアルタイム視聴情報に基づいて、番組情報データベース132に登録されている複数の番組コンテンツのランクを決定する。そして、視聴ランキングサーバ130は、決定されたランクを示すランク情報を、上記複数の視聴機器へ配信する。ランク情報の配信先は、視聴機器に限らず、例えば、パーソナルコンピュータ、広告用ディスプレイ、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等、少なくともランク情報を表示可能な機器全般が含まれる。
〔各装置のハードウェア構成〕
図2は、本実施形態に係る視聴情報集計システム10を構成する各装置の主要なハードウェア構成を示す。
〔テレビ100〕
図2に示すように、テレビ100は、チューナ202、CPU204、ROM(Read Only Memory)206、RAM(Random Access Memory)208、操作入力デバイス210、ディスプレイ212、スピーカ214、レコーダ216、外部機器インタフェース218、および通信インタフェース220を備える。
(チューナ202)
チューナ202は、放送局によって放送された映像コンテンツ(すなわち、番組コンテンツ)を受信する。チューナ202によって受信された映像コンテンツは、直ちにテレビ100において再生され、その映像がディスプレイ212に表示されるとともに、その音声データがスピーカ214から出力される。または、チューナ202によって受信された映像コンテンツは、レコーダ216の制御により、外部機器インタフェース218と接続されたHDD110へ録画される。
(CPU204、ROM206、RAM208)
ROM206およびRAM208は、各種プログラムおよび各種データを、一時的または恒久的に格納するメモリである。CPU204は、ROM206またはRAM208に記憶されているプログラムを実行することにより、テレビ100の各部を制御したり、テレビ100の各機能を実行したりする。
(操作入力デバイス210)
操作入力デバイス210は、当該操作入力デバイス210の操作(例えば、選局操作、録画操作、再生操作、音量調整操作、電源切り替え操作、入力切り替え操作、各種メニュー操作等)に応じた操作信号を、テレビ100に対して入力する。テレビ100は、入力された操作信号に応じた処理を実行する。例えば、操作入力デバイス210は、リモコン、ボタン等が採用され得る。
(ディスプレイ212)
ディスプレイ212は、各種映像(例えば、番組コンテンツの映像、各種設定画面、番組表等)を表示する。例えば、ディスプレイ212として、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ等が採用され得る。
(スピーカ214)
スピーカ214は、各種音声(例えば、映像コンテンツの音声、各種案内音声、読み上げ音声等)を出力する。
(レコーダ216)
レコーダ216は、チューナ202によって受信された番組コンテンツを、HDD110へ録画する。例えば、レコーダ216は、予め設定された予約時刻が到来すると、予約された番組コンテンツを録画する。また、レコーダ216は、ユーザがある番組コンテンツを視聴中に、ユーザによって録画指示がなされると、それ以降、その番組コンテンツを録画することができる。
(外部機器インタフェース218)
外部機器インタフェース218は、外部機器(HDD110)が接続され、当該外部機器との通信を制御する。例えば、外部機器インタフェース150には、USB、Bluetooth(登録商標)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)等が採用され得る。
(通信インタフェース220)
通信インタフェース220は、通信ネットワーク(インターネット20)に接続され、当該通信ネットワークを介した通信を制御する。例えば、通信インタフェース140には、LANインタフェース、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等が採用され得る。
〔視聴情報蓄積サーバ120〕
一方、視聴情報蓄積サーバ120は、CPU222、ROM224、RAM226、通信インタフェース228、および外部機器インタフェース229を備える。CPU222は、ROM224またはRAM226に記憶されているプログラムを実行することにより、視聴情報蓄積サーバ120の各部を制御したり、視聴情報蓄積サーバ120の各機能を実行したりする。通信インタフェース228は、通信ネットワーク(インターネット20)に接続され、当該通信ネットワークを介した通信を制御する。外部機器インタフェース229は、外部機器(視聴情報データベース122)が接続され、当該外部機器との通信を制御する。なお、視聴情報蓄積サーバ120と視聴情報データベース122との接続は、通信インタフェース228を介したものであってもよく、さらには、インターネット20を介したものであってもよい。
〔視聴ランキングサーバ130〕
同様に、視聴ランキングサーバ130は、CPU232、ROM234、RAM236、通信インタフェース238、および外部機器インタフェース239を備える。CPU232は、ROM234またはRAM236に記憶されているプログラムを実行することにより、視聴ランキングサーバ130の各部を制御したり、視聴ランキングサーバ130の各機能を実行したりする。通信インタフェース238は、通信ネットワーク(インターネット20)に接続され、当該通信ネットワークを介した通信を制御する。外部機器インタフェース239は、外部機器(番組情報データベース132)が接続され、当該外部機器との通信を制御する。視聴ランキングサーバ130と番組情報データベース132との接続は、通信インタフェース238を介したものであってもよく、さらには、インターネット20を介したものであってもよい。
〔視聴情報集計システム10の機能構成〕
図3は、本実施形態に係る視聴情報集計システム10の機能構成を示す。
〔テレビ100〕
図3に示すように、テレビ100は、リアルタイム再生部302、リアルタイム視聴情報生成部304、録画番組再生部306、録画番組視聴情報生成部308、視聴情報送信部310、ランク情報受信部312、およびランク情報表示部314を備える。
(リアルタイム再生部302)
リアルタイム再生部302は、チューナ202によって受信された番組コンテンツを、リアルタイム再生する。例えば、リアルタイム再生部302は、チューナ202が受信可能な複数の番組コンテンツの中から、ユーザによって選択(選局)された番組コンテンツを、リアルタイム再生する。
(リアルタイム視聴情報生成部304)
リアルタイム視聴情報生成部304は、リアルタイム再生部302が行ったリアルタイム再生に関する視聴情報(すなわち、リアルタイム視聴情報)を生成する。
リアルタイム視聴情報には、少なくとも、視聴番組を特定するための情報(例えば、放送局名、チャンネル、番組名等)、および、視聴時間を特定するための情報(例えば、視聴開始時刻、視聴終了時刻等)が含まれる。
ここで、リアルタイム視聴時において、例えば、視聴を一旦終了したり、放送局を切り替えたりする等、視聴状態が変更される場合がある。この場合、リアルタイム視聴情報生成部304は、一視聴区間毎に、当該視聴区間のリアルタイム視聴の詳細が示された一つのリアルタイム視聴情報を生成する。
例えば、番組コンテンツAをリアルタイム視聴中、一旦電源がOFFに切り替えられ、再度番組コンテンツA(番組コンテンツA’とする)がリアルタイム視聴された場合、リアルタイム視聴情報生成部304は、番組コンテンツAの視聴区間のリアルタイム視聴情報と、番組コンテンツA’の視聴区間のリアルタイム視聴情報とを、それぞれ作成する。
また、番組コンテンツAのリアルタイム視聴から、番組コンテンツBのリアルタイム視聴に切り替えられた場合、リアルタイム視聴情報生成部304は、番組コンテンツAの視聴区間のリアルタイム視聴情報と、番組コンテンツBの視聴区間のリアルタイム視聴情報とを、それぞれ作成する。
(録画番組再生部306)
録画番組再生部306は、HDD110に録画されている番組コンテンツを再生する。例えば、録画番組再生部306は、HDD110に録画されている複数の番組コンテンツの中から、ユーザによって選択された番組コンテンツを、再生する。
(録画番組視聴情報生成部308)
録画番組視聴情報生成部308は、録画番組再生部306が行った録画番組再生に関する視聴情報(すなわち、録画番組視聴情報)を生成する。
録画番組視聴情報には、少なくとも、視聴番組を特定するための情報(例えば、放送局名、チャンネル、番組名等)、および、視聴時間を特定するための情報(例えば、視聴開始時刻、視聴終了時刻等)が含まれる。さらに、録画番組視聴情報には、番組コンテンツの実放送時間を特定可能な情報が含まれる。
ここで、録画番組視聴時において、例えば、視聴を一旦終了したり、早送りしたり、番組コンテンツを切り替えたりする等、視聴状態が変更される場合がある。この場合、録画番組視聴情報生成部308は、一視聴区間毎に、当該視聴区間の録画視聴の詳細が示された一つの録画番組視聴情報を生成する。
例えば、番組コンテンツAを録画番組視聴中、一旦再生が停止され、再度番組コンテンツA(番組コンテンツA’とする)が録画番組視聴された場合、録画番組視聴情報生成部308は、番組コンテンツAの視聴区間の録画番組視聴情報と、番組コンテンツA’の視聴区間の録画番組視聴情報とを、それぞれ作成する。
また、番組コンテンツAを録画番組視聴中、当該番組コンテンツA(番組コンテンツA’とする)が一旦早送り再生され、その後、さらに当該番組コンテンツA(番組コンテンツA’’とする)が録画番組視聴された場合、録画番組視聴情報生成部308は、番組コンテンツAの視聴区間の録画番組視聴情報と、番組コンテンツA’の視聴区間の録画番組視聴情報と、番組コンテンツA’’の視聴区間の録画番組視聴情報とを、それぞれ作成する。
また、番組コンテンツAの録画番組視聴から、番組コンテンツBの録画番組視聴に切り替えられた場合、録画番組視聴情報生成部308は、番組コンテンツAの視聴区間の録画番組視聴情報と、番組コンテンツBの視聴区間の録画番組視聴情報とを、それぞれ作成する。
(視聴情報送信部310)
視聴情報送信部310は、リアルタイム視聴情報生成部304によって生成されたリアルタイム視聴情報、および、録画番組視聴情報生成部308によって生成された録画番組視聴情報を、視聴情報蓄積サーバ120へ送信する。
視聴情報送信部310は、視聴情報が生成される毎に、当該視聴情報を直ちに送信してもよく、複数の視聴情報をメモリに蓄積しておき、所定のタイミングでまとめて送信してもよい。
(ランク情報受信部312、ランク情報表示部314)
ランク情報受信部312は、視聴ランキングサーバ130から配信されたランク情報を受信する。ランク情報表示部314は、ランク情報表示部314によって受信されたランク情報を表示する。
ランク情報とは、視聴ランキングサーバ130によって生成されるものであり、複数の番組コンテンツの順位が示されているものである。複数の番組コンテンツの順位は、視聴情報データベース122に登録されている複数の視聴情報に基づいて、視聴ランキングサーバ130によって決定される。
〔視聴情報蓄積サーバ120〕
視聴情報蓄積サーバ120は、視聴情報受信部322および視聴情報登録部324を備える。視聴情報受信部322は、テレビ100から送信された視聴情報を受信する。視聴情報登録部324は、視聴情報受信部322によって受信された視聴情報を、視聴情報データベース122へ登録する。視聴情報登録部324は、視聴区間毎の視聴情報がテレビ100から送られてきた場合、視聴区間毎に、当該視聴区間の視聴の詳細が示された視聴情報を視聴情報データベース122に登録する。例えば、視聴情報登録部324は、ある視聴区間の録画視聴情報がテレビ100から送られてきた場合、当該視聴区間の録画視聴の詳細が示された録画視聴情報を視聴情報データベース122に登録する。同様に、視聴情報登録部324は、ある視聴区間のリアルタイム視聴情報がテレビ100から送られてきた場合、当該視聴区間のリアルタイム視聴の詳細が示された録画視聴情報を視聴情報データベース122に登録する。
〔視聴ランキングサーバ130〕
視聴ランキングサーバ130は、ランク決定部332およびランク情報配信部334を備える。ランク決定部332は、視聴情報データベース122に登録されている複数の視聴情報に基づいて、複数の番組コンテンツのランクを決定する。ランク情報配信部334は、ランク決定部332によって決定されたランクが示されたランク情報を配信する。
例えば、ランク決定部332は、複数の番組コンテンツの各々について、複数の視聴機器による録画番組視聴時間の積算時間と、複数の視聴機器によるリアルタイム視聴時間の積算時間とを足し合わせることにより総視聴時間を算出し、当該総視聴時間に基づいて、ランクを決定する。
なお、ランク情報配信部334は、ランク決定部332によってランクが決定された後、当該ランクが示されたランク情報を、直ぐに配信してもよく、予め定められたタイミングで配信してもよく、または、端末装置から配信要求を受け取った場合に配信してもよい。
特に、本実施形態の視聴情報データベース122は、視聴区間毎にその詳細(再生区間、再生時間、再生状態等)が示された視聴情報が登録されている。このため、ランク決定部332は、上記のように番組単位でランクを決定することできるだけでなく、例えば、視聴区間毎にランクを決定したり、視聴区間毎にその再生状態に応じた重みづけ(例えば、早送り再生された場合は通常再生よりも重み値を小さくし、スロー再生された場合は通常再生よりも重み値を大きくする等)を行ったりすることもできる。すなわち、視聴ランキングサーバ130は、信頼性の高い視聴度情報を視聴区間単位で提供することができる。
〔視聴情報集計システム10による処理の手順〕
図4は、本実施形態に係る視聴情報集計システム10による処理の手順を示すシーケンス図である。
(録画番組視聴情報登録)
まず、テレビ100において、録画番組再生部306が、HDD110に録画されている番組コンテンツを再生した場合には(ステップS402)、録画番組視聴情報生成部308が、当該録画番組再生が行われている視聴区間に関する録画番組視聴情報を生成する(ステップS404)。そして、視聴情報送信部310が、当該録画番組視聴情報を、視聴情報蓄積サーバ120へ送信する(ステップS406)。
視聴情報蓄積サーバ120においては、視聴情報受信部322が、テレビ100から送信された録画番組視聴情報を受信すると(ステップS408)、視聴情報登録部324が、当該録画番組視聴情報を、視聴情報データベース122へ登録する(ステップS410)。
(リアルタイム視聴情報登録)
一方、テレビ100において、リアルタイム再生部302が、チューナ202によって受信された番組コンテンツをリアルタイム再生した場合には(ステップS412)、リアルタイム視聴情報生成部304が、当該リアルタイム再生が行われている視聴区間に関するリアルタイム視聴情報を生成する(ステップS414)。そして、視聴情報送信部310が、当該リアルタイム視聴情報を、視聴情報蓄積サーバ120へ送信する(ステップS416)。
視聴情報蓄積サーバ120においては、視聴情報受信部322が、テレビ100から送信されたリアルタイム視聴情報を受信すると(ステップS418)、視聴情報登録部324が、当該リアルタイム視聴情報を、視聴情報データベース122へ登録する(ステップS420)。
(ランク情報配信)
視聴ランキングサーバ130においては、予め定められたタイミングで、ランク決定部332が、視聴情報データベース122に登録されている複数の視聴情報(録画番組視聴情報およびリアルタイム視聴情報)に基づいて、複数の番組コンテンツのランクを決定し(ステップS422)、ランク情報配信部334が、当該ランクが示されたランク情報をテレビ100等へ配信する(ステップS424)。
そして、テレビ100においては、ランク情報受信部312が、視聴ランキングサーバ130から配信されたランク情報を受信すると(ステップS426)、ランク情報表示部314が、当該ランク情報を表示する(ステップS428)。
このように、本実施形態の視聴情報集計システム10においては、視聴情報データベース122には、リアルタイム視聴情報のみならず、録画番組視聴情報もが蓄積されてゆく。そして、視聴情報集計システム10は、視聴情報データベース122に蓄積されたリアルタイム視聴情報および録画番組視聴情報に基づいて、番組コンテンツのランクを決定する。これにより、視聴情報集計システム10は、リアルタイム視聴と録画番組視聴との双方が考慮された、より信頼性の高いランク情報を提供することができる。
〔各処理の具体的な手順〕
以下、図5〜図14を参照して、視聴情報集計システム10において実行される各処理の具体的な手順を説明する。
〔リアルタイム視聴情報生成処理〕
図5は、本実施形態に係るテレビ100による、リアルタイム視聴情報生成処理の具体的な手順を示すフローチャートである。
まず、テレビ100において、電源がONに切り替えられた場合、または、入力切り替えがチューナに切り替えられた場合、リアルタイム再生部302が、番組コンテンツのリアルタイム再生を開始する(ステップS502)。そして、リアルタイム視聴情報生成部304が、当該リアルタイム再生が行われている視聴区間に関するリアルタイム視聴情報を生成する(ステップS504)。当該リアルタイム視聴情報は、テレビ100が備えるメモリに記憶される。
その後、視聴情報送信部310が、一定時間が経過したか否かを判断する(ステップS506)。
ステップS506において、“一定時間が経過した”と判断された場合(ステップS506:YES)、視聴情報送信部310は、メモリに記憶されている未送信のリアルタイム視聴情報を、視聴情報蓄積サーバ120へ送信する(ステップS508)。そして、テレビ100は、ステップS506へ処理を戻す。
一方、ステップS506において、“一定時間が経過していない”と判断された場合(ステップS506:NO)、リアルタイム視聴情報生成部304が、視聴状態が変更されたか否かを判断する(ステップS510)。
ステップS510において、“視聴状態が変更された”と判断された場合(ステップS510:YES)、テレビ100は、ステップS504へ処理を戻し、変更後の視聴区間に関する、リアルタイム視聴情報を生成する。
一方、ステップS510において、“視聴状態が変更されていない”と判断された場合(ステップS510:NO)、テレビ100は、リアルタイム再生が停止されたか否かを判断する(ステップS512)。例えば、電源がOFFに切り替えられた場合、または、入力切り替えがチューナ以外のものに切り替えられた場合、テレビ100は、“リアルタイム再生が停止された”と判断する。
ステップS512において、“リアルタイム再生が停止されていない”と判断された場合(ステップS512:NO)、テレビ100は、ステップS506へ処理を戻す。一方、ステップS512において、“リアルタイム再生が停止された”と判断された場合(ステップS512:YES)、テレビ100は、図5に示す一連の処理を終了する。
〔録画処理〕
図6は、本実施形態に係るテレビ100による、録画処理の具体的な手順を示すフローチャートである。
テレビ100において、録画開始イベント(例えば、予約時刻到来、録画ボタン押下等)が発生すると、レコーダ216は、番組コンテンツの録画を開始し(ステップS602)、当該番組コンテンツのインデックス情報を、HDD110へ記録する(ステップS604)。続いて、レコーダ216は、当該番組コンテンツの映像ストリームおよび音声ストリームを、HDD110へ記録する(ステップS606)。そして、テレビ100は、図6に示す一連の処理を終了する。
〔録画データの構成〕
図7は、本実施形態に係るテレビ100において扱われる録画データの構成を示す。図7に示す例では、録画データは、データ項目として、「放送局情報」、「録画開始時刻」、「映像ストリーム」、および「音声ストリーム」を含んでいる。「放送局情報」および「録画開始時刻」は、インデックス情報である。レコーダ216が番組コンテンツの録画を行うと、HDD110には、図7に示す構成を有する録画データが記録される。
「放送局情報」には、録画された番組コンテンツの放送局を識別するための情報が設定される。例えば、「放送局情報」には、放送局名、チャンネル番号等が設定される。「録画開始時刻」には、番組コンテンツの録画が開始された時刻が設定される。「映像ストリーム」には、録画された番組コンテンツの実体的な映像データが格納される。「音声ストリーム」には、録画された番組コンテンツの実体的な音声データが格納される。
〔録画番組視聴情報生成処理〕
図8は、本実施形態に係るテレビ100による、録画番組視聴情報生成処理の具体的な手順を示すフローチャートである。
まず、録画番組再生部306が、番組コンテンツの録画番組再生を開始すると(ステップS802)、録画番組視聴情報生成部308が、当該録画番組再生が行われている視聴区間に関する録画番組視聴情報を生成する(ステップS804)。当該録画番組視聴情報は、テレビ100が備えるメモリに記憶される。
その後、視聴情報送信部310が、一定時間が経過したか否かを判断する(ステップS806)。
ステップS806において、“一定時間が経過した”と判断された場合(ステップS806:YES)、視聴情報送信部310は、メモリに記憶されている録画番組視聴情報を、視聴情報蓄積サーバ120へ送信する(ステップS808)。そして、テレビ100は、ステップS806へ処理を戻す。
一方、ステップS806において、“一定時間が経過していない”と判断された場合(ステップS806:NO)、録画番組視聴情報生成部308が、視聴状態が変更されたか否かを判断する(ステップS810)。“視聴状態が変更される”とは、早送りボタンが押下されたり、一時停止ボタンが押下されたりすることにより、番組コンテンツの再生状態が変更された場合のことを指す。
ステップS810において、“視聴状態が変更された”と判断された場合(ステップS810:YES)、テレビ100は、ステップS804へ処理を戻し、変更後の視聴区間に関する、録画番組視聴情報を生成する。
一方、ステップS810において、“視聴状態が変更されていない”と判断された場合(ステップS810:NO)、テレビ100は、録画番組再生が停止されたか否かを判断する(ステップS812)
ステップS812において、“録画番組再生が停止されていない”と判断された場合(ステップS812:NO)、テレビ100は、ステップS806へ処理を戻す。
一方、ステップS812において、“録画番組再生が停止された”と判断された場合(ステップS812:YES)、録画番組視聴情報生成部308が、電源OFFの直前の録画番組再生に関する録画番組視聴情報を生成し(ステップS814)。視聴情報送信部310が、当該録画番組視聴情報を含む未送信の録画番組視聴情報を、視聴情報蓄積サーバ120へ送信する(ステップS816)。そして、テレビ100は、図8に示す一連の処理を終了する。
〔録画番組視聴情報の構成〕
図9は、本実施形態に係る視聴情報集計システム10において扱われる録画番組視聴情報の構成を示す。図9に示す例では、録画番組視聴情報は、データ項目(詳細情報)として、「再生時の実時間」、「放送局情報」、「録画開始時刻」、「再生時間」、「再生状態」、および「送信済みフラグ」を含んでいる。テレビ100が番組コンテンツの録画番組再生を行うと、テレビ100は、図9に示す構成を有する録画番組視聴情報を生成し、当該録画番組視聴情報を視聴情報蓄積サーバ120へ送信する。特に、本実施形態のテレビ100は、番組コンテンツの視聴区間毎に、図9に示す構成を有する録画番組視聴情報を生成し、当該録画番組視聴情報を視聴情報蓄積サーバ120へ送信する。
「再生時の実時間」には、番組コンテンツの当該視聴区間の再生が開始された時刻が設定される。「放送局情報」には、番組コンテンツの放送局を識別するための情報が設定される。例えば、「放送局情報」には、放送局名、チャンネル番号等が設定される。
「録画開始時刻」には、番組コンテンツの録画が開始された時刻が設定される。「再生時間」には、番組コンテンツの当該視聴区間の再生開始時間(番組コンテンツの先頭からの相対的な時間)が設定される。「録画開始時刻」と「再生時間」とから、当該視聴区間の実放送時間を算出することができる。例えば、「録画開始時刻」が「2012/7/24 19:00:00」であり、「再生時間」が「0:07:15」であれば、当該視聴区間の実放送時間は、「2012/7/24 19:07:15」を始期とするものであることがわかる。
「再生状態」には、番組コンテンツの当該視聴区間の再生状態が設定される。例えば、再生状態とは、「通常再生」、「早送り」、「スロー再生」、「一時停止」、「停止」等である。「一時停止」および「停止」は、再生が停止されている状態であるが、一つの視聴区間の概念に含まれる。「送信済みフラグ」には、主に二重送信を防止するための、当該録画番組視聴情報がすでに送信されているか否かを識別するための送信済みフラグが設定される。
〔視聴情報登録処理〕
図10は、本実施形態に係る視聴情報蓄積サーバ120による、視聴情報登録処理の具体的な手順を示すフローチャートである。
視聴情報蓄積サーバ120は、視聴情報の受信を常時待機しており、視聴情報受信部322が、視聴情報を受信すると(ステップS1002)、視聴情報登録部324が、当該視聴情報が録画番組視聴情報であるか否かを判断する(ステップS1004)。例えば、視聴情報登録部324は、視聴情報に示されているフラグや、視聴情報のデータ構造等により、視聴情報登録部324が、当該視聴情報が録画番組視聴情報であるか否かを判断する。
ステップS1004において、“録画番組視聴情報ではない”と判断された場合(ステップS1004:NO)、視聴情報登録部324は、当該視聴情報をリアルタイム視聴情報として、視聴情報データベース122へ登録する(ステップS1012)。そして、視聴情報蓄積サーバ120は、図10に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS1004において、“録画番組視聴情報である”と判断された場合(ステップS1004:YES)、視聴情報登録部324は、当該視聴情報が示す番組コンテンツの実放送時間を算出し(ステップS1006)、当該実放送時間を当該視聴情報に設定した後に(ステップS1008)、当該視聴情報を録画番組視聴情報として、視聴情報データベース122へ登録する(ステップS1010)。そして、視聴情報蓄積サーバ120は、図10に示す一連の処理を終了する。上記実放送時間の算出方法は、図9を用いて説明したとおりである。
視聴情報蓄積サーバ120が、図10に示す視聴情報登録処理を、視聴情報毎に実行することにより、複数の視聴情報(複数の録画番組視聴情報および複数のリアルタイム視聴情報)が、視聴情報データベース122に蓄積されることとなる。
<実施例1>
以下、本実施形態に係る視聴ランキングサーバ130による、ランク情報生成処理の実施例1を説明する。
〔第1のランク情報生成処理〕
図11は、本実施例1に係る視聴ランキングサーバ130によるランク情報生成処理(以下、「第1のランク情報生成処理」と称する。)の具体的な手順を示すフローチャートである。第1のランク情報生成処理とは、現在放送されている複数の番組の視聴情報(リアルタイム視聴情報)に基づいて、上記複数の番組の現在のランクを決定し、当該ランクが示されたランク情報を生成する処理である。
まず、ランク決定部332は、現在放送されている番組に関する複数のテレビ視聴情報を、視聴情報データベース122から抽出する(ステップS1102)。ここでは、リアルタイム視聴情報のみが抽出対象となる。
次に、ランク決定部332は、ステップS1102で抽出された複数のテレビ視聴情報に基づいて、チャンネル毎に、視聴機器数を集計する(ステップS1104)。
次に、ランク決定部332は、上記チャンネル毎に、対応する番組情報を、番組情報データベース132から取得する(ステップS1106)。
そして、ランク決定部332は、ステップS1104で得られた各チャンネルの視聴機器数に基づいて、各チャンネルのランクを決定するとともに、各チャンネルに対して、ステップS1106で得られた対応する番組情報を割り当てることにより、現在放送されている複数の番組の各々のランクを決定する(ステップS1108)。
そして、ランク決定部332が、ステップS1108で決定されたランクが示されたランク情報を生成し(ステップS1110)、視聴ランキングサーバ130は、図11に示す一連の処理を終了する。
<実施例2>
以下、本実施形態に係る視聴ランキングサーバ130による、ランク情報生成処理の実施例2を説明する。
〔第2のランク情報生成処理〕
図12は、本実施例2に係る視聴ランキングサーバ130によるランク情報生成処理(以下、「第2のランク情報生成処理」と称する。)の具体的な手順を示すフローチャートである。第2のランク情報生成処理とは、ある過去の時点に放送されていた複数の番組の視聴情報(リアルタイム視聴情報および録画番組視聴情報)に基づいて、上記過去の時点における上記複数の番組のランクを決定し、当該ランクが示されたランク情報を生成する処理である。
まず、ランク決定部332は、過去の時点で放送されていた番組に関する複数のテレビ視聴情報を、視聴情報データベース122から抽出する(ステップS1202)。ここでは、リアルタイム視聴情報および録画番組視聴情報の双方が抽出対象となる。
次に、ランク決定部332は、ステップS1202で抽出された複数のテレビ視聴情報に基づいて、チャンネル毎に、リアルタイム視聴情報に基づく第1の視聴機器数と、録画番組視聴情報に基づく第2の視聴機器数とを、それぞれ集計する(ステップS1204)。
次に、ランク決定部332は、上記チャンネル毎に、対応する番組情報を、番組情報データベース132から取得する(ステップS1206)。
そして、ランク決定部332は、ステップS1204で得られた各チャンネルの視聴機器数(上記第1の視聴機器数および上記第2の視聴機器数の一方または双方)に基づいて、各チャンネルのランクを決定するとともに、各チャンネルに対して、ステップS1206で得られた対応する番組情報を割り当てることにより、過去の時点で放送されていた複数の番組の各々のランクを決定する(ステップS1208)。
そして、ランク決定部332が、ステップS1208で決定されたランクが示されたランク情報を生成し(ステップS1210)、視聴ランキングサーバ130は、図12に示す一連の処理を終了する。
<実施例3>
以下、本実施形態に係る視聴ランキングサーバ130による、ランク情報生成処理の実施例3を説明する。
〔第3のランク情報生成処理〕
図13は、本実施例3に係る視聴ランキングサーバ130によるランク情報生成処理(以下、「第3のランク情報生成処理」と称する。)の具体的な手順を示すフローチャートである。第3のランク情報生成処理とは、ある対象期間(例えば1日)に放送されていた複数の番組の、上記対象期間内の視聴情報(リアルタイム視聴情報)に基づいて、上記対象期間における上記複数の番組のランクを決定し、当該ランクが示されたランク情報を生成する処理である。
(1.第1の総視聴時間算出)
まず、ランク決定部332は、対象期間内に放送されていた番組毎に、リアルタイム視聴の総視聴時間である第1の総視聴時間を算出する(ステップS1302)。
具体的には、「第1の総視聴時間」とは、上記対象期間内に放送された番組毎に、当該番組をリアルタイム視聴した全ての視聴機器による、当該番組のリアルタイム視聴時間を合計したものである。例えば、上記対象期間内において、ある番組を「10分」視聴していた視聴機器が「5台」存在し、「5分」視聴していた視聴機器が「10台」存在していた場合、その番組の「第1の総視聴時間」は100分となる。
ここで、例えば第1のランク情報生成処理(図11参照)により、所定の単位時間毎(例えば1分毎)に、各番組の視聴機器数が既に算出されており、且つ、当該視聴機器数がメモリに記憶されている場合、番組毎に、次の手順による処理を行うことにより、総視聴時間を算出してもよい。
(1)上記対象期間内に算出された上記単位時間毎の視聴機器数を、上記メモリから読み出す。(2)上記手順(1)によって読み出された上記単位時間毎の視聴機器数を足し合わせる。(3)上記手順(2)によって算出された値に対して、上記単位時間を乗算する。
(2.最大視聴機器数特定)
次に、ランク決定部332は、対象期間内に放送されていた番組毎に、最大視聴機器数を特定する(ステップS1304)。「最大視聴機器数」とは、上記対象期間内において、当該番組が最も多くの視聴機器によって視聴されていた時の、視聴機器数のことである。例えば、ランク決定部332は、対象期間内に放送されていた番組毎に、上記対象期間内における上記単位時間毎の視聴機器数を算出またはメモリから読み出し、その内の最大のものを、当該番組の「最大視聴機器数」として特定する。
(3.放送時間特定)
次に、ランク決定部332は、対象期間内に放送されていた番組毎に、放送時間を特定する(ステップS1306)。例えば、ランク決定部332は、番組情報データベース132を参照することにより、当該放送時間を特定することができる。
(4.集計データ保存)
ランク決定部332は、ステップS1302で算出された第1の総視聴時間、ステップS1304で算出された最大視聴機器数、および、ステップS1306で算出された放送時間を、上記対象期間の集計データとして、メモリに保存する(ステップS1308)。
(5.ランク決定)
そして、ランク決定部332は、上記集計データに基づいて、上記対象期間内に放送されていた複数の番組のランクを決定し(ステップS1310)、視聴ランキングサーバ130は、図12に示す一連の処理を終了する。もっとも単純なランクの決定方法としては、第1の総視聴時間がより多い番組ほど、より高順位とすることであるが、これに限らない。
<実施例4>
以下、本実施形態に係る視聴ランキングサーバ130による、ランク情報生成処理の実施例4を説明する。
〔第4のランク情報生成処理〕
図14は、本実施例4に係る視聴ランキングサーバ130によるランク情報生成処理(以下、「第4のランク情報生成処理」と称する。)の具体的な手順を示すフローチャートである。第4のランク情報生成処理とは、ある対象期間(例えば1日)に放送されていた複数の番組の視聴情報(リアルタイム視聴情報と録画番組視聴情報との双方)に基づいて、上記対象期間における上記複数の番組のランクを決定し、当該ランクが示されたランク情報を生成する処理である。すなわち、第4のランク情報生成処理は、対象とする視聴情報が、リアルタイム視聴情報と録画番組視聴情報との双方となっている点で、第3のランク情報生成処理(図13参照)と異なる。
(1.第1の総視聴時間算出)
まず、ランク決定部332は、対象期間内に放送されていた番組毎に、リアルタイム視聴の総視聴時間である第1の総視聴時間を算出する(ステップS1402)。第1の総視聴時間を算出方法は、第3のランク情報生成処理と同様である。
(2.第2の総視聴時間算出)
次に、ランク決定部332は、対象期間内に放送されていた番組毎に、録画再生視聴の総視聴時間である第2の総視聴時間を算出する(ステップS1404)。
具体的には、「第2の総視聴時間」とは、上記対象期間内に放送された番組毎に、当該番組を録画再生視聴した全ての視聴機器による、当該番組の録画再生視聴時間を合計したものである。
したがって、ランク決定部332は、上記対象期間内に放送されていた番組毎に、(1)当該番組の録画再生視聴に関する、複数の録画再生視聴情報を視聴情報データベース122から読み出し、(2)各録画再生視聴情報から抽出した視聴時間を合算することにより、第2の総視聴時間を算出することができる。
(3.最大視聴機器数特定)
次に、ランク決定部332は、対象期間内に放送されていた番組毎に、最大視聴機器数を特定する(ステップS1406)。
(4.放送時間特定)
次に、ランク決定部332は、対象期間内に放送されていた番組毎に、放送時間を特定する(ステップS1408)。
(5.集計データ保存)
ランク決定部332は、ステップS1402で算出された第1の総視聴時間、ステップS1404で算出された第2の総視聴時間、ステップS1406で算出された最大視聴機器数、および、ステップS1408で算出された放送時間を、上記対象期間の集計データとして、メモリに保存する(ステップS1410)。
(6.ランク決定)
そして、ランク決定部332は、上記集計データに基づいて、上記対象期間内に放送されていた複数の番組のランクを決定し(ステップS1412)、視聴ランキングサーバ130は、図14に示す一連の処理を終了する。もっとも単純なランクの決定方法としては、第1の総視聴時間と第2の総視聴時間との合計時間がより多い番組ほど、より高順位とすることであるが、これに限らない。例えば、第1の総視聴時間のみに基づいてランクを決定してもよく、第2の総視聴時間のみに基づいてランクを決定してもよい。
なお、上記集計処理が行われた後に、上記対象期間内の番組が録画番組視聴され、当該番組の第2の総視聴時間が実質的に増加する場合がある。そこで、視聴ランキングサーバ130は、定期的(例えば、予め定められた期間毎)に上記集計処理を実行し、その都度上記集計データを更新することが好ましい。これにより、視聴ランキングサーバ130は、上記集計データを常に最新の状態としておくこと可能となるため、より信頼性の高いランク情報を提供することが可能となる。
なお、同一の対象期間について、2回目以降の集計データを生成する場合、前回生成時の集計データからの増加分(すなわち、前回生成時以降に視聴情報データベース122に追加された録画再生視聴情報の視聴時間)を、前回生成時の集計データに追加することにより、当該2回目以降の集計データの生成処理を簡略化することができる。
さらに、上記集計データには、上記対象期間内に放送された番組毎に、当該番組を視聴した視聴機器の識別情報を、含めておくことが好ましい。これにより、ランク決定部332は、同一の視聴機器による2回目以降の録画番組視聴情報を、第2の総視聴時間の算出処理の対象外とすることができる。
〔録画再生視聴情報の具体例〕
図15は、本実施形態に係るテレビ10において生成された録画再生視聴情報の具体例を示す。図15に例示する録画再生視聴情報群は、テレビ10による同一の番組コンテンツの録画番組視聴に関する、視聴区間毎(再生状態毎)の、複数の録画番組視聴情報を含んでいる。
ここで、これら複数の録画番組視聴情報において、「放送局情報」および「録画開始時刻」には、互いに同一の値(「帝都テレビ」および「2012/7/24 19:00」)が設定されている。これにより、これら複数の録画番組視聴情報が、同一の番組コンテンツに関するものであることがわかる。
また、各録画番組視聴情報には、「再生時間」が設けられており、当該「再生時間」には、当該視聴区間の開始位置が、録画番組の先頭(「0:00:00」)からの時間によって示されている。
また、各録画番組視聴情報には、「再生状態」が設けられており、当該「再生状態」には、当該視聴区間の再生状態が示されている。図15に示す例では、当該「再生状態」には、「通常再生」、「早送り」、「一時停止」、または「停止」が設定されている。
そして、各録画番組視聴情報には、「送信済みフラグ」が設けられており、当該「送信済みフラグ」には、送信済みであることを示す「済」、または、未送信であることを示す「未」が設定されている。これにより、テレビ10は、既に送信済みの録画再生視聴情報をメモリに残しておく場合であっても、当該送信済みの録画再生視聴情報を再送信してしまうことを防止することができる。
〔視聴情報データベース122に蓄積された視聴情報の具体例〕
図16は、本実施形態に係る視聴情報データベース122に蓄積された視聴情報の具体例を示す。図16に示すように、視聴情報データベース122には、複数の視聴機器から送信された、視聴区間毎の視聴情報が登録される。また、視聴情報データベース122には、録画番組視聴情報と、リアルタイム視聴情報との双方が登録される。
視聴情報データベース122において、各視聴情報は「視聴状態補足」を含んでおり、録画番組視聴情報については、その旨が「視聴状態補足」に記されるため、録画番組視聴情報であることを容易に判別することが可能となっている。
また、視聴情報データベース122において、各視聴情報は「テレビID」、「開始時刻」、「終了時刻」、および「視聴内容」を含んでいる。「テレビID」には、当該視聴情報に係る番組が視聴された視聴機器の識別情報が設定される。「開始時刻」には、当該視聴情報が録画番組視聴情報であるかリアルタイム視聴情報であるかを問わず、当該視聴区間の実放送開始時刻が設定される。同様に、「終了時刻」には、当該視聴情報が録画番組視聴情報であるかリアルタイム視聴情報であるかを問わず、当該視聴区間の実放送終了時刻が設定される。「視聴内容」には、放送局名が設定される。各視聴情報は、これらの情報を含んでいることにより、視聴機器、番組コンテンツ、および視聴区間を特定することが可能となっている。
録画番組視聴情報の場合、上記「開始時刻」に設定される値は、視聴機器から送信されてきた当該録画番組視聴情報に含まれている「録画開始時刻」に「再生時間」を加算することにより、求めることができる。一方、上記「終了時刻」に設定される値は、上記「録画開始時刻」に、次の録画番組視聴情報に含まれている「再生時間」を加算することにより、求めることができる。
〔ランク情報の具体例(第1例)〕
図17は、本実施形態に係る視聴ランキングサーバ130によって生成されたランク情報の具体例(第1例)を示す。
図17(a)に示すランク情報は、視聴情報データベース122に蓄積されているリアルタイム視聴情報のうち、現在放送されている番組のリアルタイム視聴情報を集計し、その集計データに基づいて生成されたランク情報である。図17(a)に示す例では、ランク情報は、複数の番組情報(上位5つの番組情報)を含んでおり、これら複数の番組情報は、視聴台数の多い順にソートされている。各番組情報は、データ項目として、「チャンネル」、「番組名」、および「視聴台数」を含んでいる。「視聴台数」には、当該番組をリアルタイム視聴した視聴機器数が設定される。このランク情報が、視聴ランキングサーバ130から配信されると、配信先の機器においては、図17(b)に示すように、上記複数の番組情報が、視聴台数の多い順に表示される。
〔集計データの具体例〕
図18は、本実施形態に係る視聴ランキングサーバ130によって生成された、集計データの具体例を示す。図18に示す集計データは、ある放送日(1日)を集計対象期間とする集計データであり、上記放送日に放送された複数の番組の各々の集計データを含んでいる。各集計データは、データ項目として、「チャンネル」、「番組名」、「最大視聴台数」、「延べ視聴時間(リアルタイム視聴)」、「放送時間」、「延べ視聴時間(録画番組視聴)」、および「視聴済テレビ」を含んでいる。
「最大視聴台数」には、上記放送日において、当該番組が最も多くの視聴機器によって視聴されていた時の、視聴機器数(最大視聴機器数)が設定される。「延べ視聴時間(リアルタイム視聴)」には、当該番組に対するリアルタイム視聴の総視聴時間である第1の総視聴時間が設定される。「放送時間」には、当該番組の放送時間が設定される。「延べ視聴時間(録画番組視聴)」には、当該番組に対する録画再生視聴の総視聴時間である第2の総視聴時間が設定される。「視聴済テレビ」には、上記放送日に、当該番組を視聴した視聴機器の識別情報が設定される。これら設定値の算出方法については、第4のランク情報生成処理(図14)の説明を参照されたい。
なお、実施例4で説明したように、視聴ランキングサーバ130は、定期的(例えば、1日毎)に集計処理(図14参照)を実行し、その都度、集計データを更新することが好ましい。これにより、視聴ランキングサーバ130は、集計データが生成された後に、ある番組が録画番組視聴された場合、この録画番組視聴の視聴時間を、集計データ(「延べ視聴時間(録画番組視聴)」)に反映することができる。すなわち、視聴ランキングサーバ130は、上記集計データを常に最新の状態としておくことが可能となるため、より信頼性の高いランク情報を提供することが可能となる。
〔ランク情報の具体例(第2例)〕
図19は、本実施形態に係る視聴ランキングサーバ130によって生成されたランク情報の具体例(第2例)を示す。図19に示すランク情報は、図18に例示した集計データに基づいて生成されたランク情報の表示例である。
図19(a)に示すランク情報は、上記集計データにおける「最大視聴台数」に基づいて生成されたランク情報である。すなわち、図19(a)に示すランク情報は、リアルタイム視聴情報のみに基づいて生成されたランク情報である。図19(a)に示すランク情報において、複数の番組(上位5つの番組)の各々の表示欄には、アイコンの数によって、その番組の概ねの最大視聴台数が示されている。
一方、図19(b)に示すランク情報は、上記集計データにおける「延べ視聴時間(リアルタイム視聴)」、「延べ視聴時間(録画番組視聴)」、および「放送時間」に基づいて生成されたランク情報である。すなわち、図19(b)に示すランク情報は、リアルタイム視聴情報および録画番組視聴情報の双方に基づいて生成されたランク情報である。
具体的には、図19(b)に示すランク情報は、複数の番組情報が、総平均視聴台数の多い順に表示されている。上記各番組の総平均視聴台数は、以下の手順により算出される。
(1)「延べ視聴時間(リアルタイム視聴)」を「放送時間」で除することにより、当該番組のリアルタイム視聴に関する平均視聴台数を求める。
(2)「延べ視聴時間(録画番組視聴)」を「放送時間」で除することにより、当該番組の録画番組視聴に関する平均視聴台数を求める。
(3)上記リアルタイム視聴に関する平均視聴台数と、上記録画番組視聴に関する平均視聴台数とを合算することにより、当該番組の総平均視聴台数を求める。
図19(b)に示すランク情報において、複数の番組(上位5つの番組)の各々の表示欄には、アイコンの数によって、その番組の概ねの平均視聴台数が示されている。特に、図19(b)に示すランク情報においては、リアルタイム視聴に関する平均視聴台数を表すアイコンを赤色(図中では、塗りつぶしによってこれを表現している。)で示し、録画番組視聴に関する平均視聴台数を表すアイコンを青色(図中では、白抜きによってこれを表現している。)で示している。これにより、図19(b)に示すランク情報においては、上記総平均視聴台数だけでなく、上記リアルタイム視聴に関する平均視聴台数、および、上記録画番組視聴に関する平均視聴台数を、それぞれ視覚的に把握することが可能となっている。
〔ソフトウェアによる実現例〕
視聴情報集計システム10が備える各装置の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、視聴情報集計システム10が備える各装置は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔補足事項〕
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、また、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
(システム構成について)
実施形態(図3)で説明した視聴情報集計システム10の各機能は、システム全体として、何らかの主体によって実現されればよく、すなわち、実施形態に示した主体とは異なる他の主体によって実現されてもよい。この場合、当該他の主体は、実施形態に示したものであってもよく、実施形態に示されていないものであってもよい。
例えば、視聴情報データベース122は、視聴情報蓄積サーバ120の内部に設けられていてもよい。また、番組情報データベース132は、視聴ランキングサーバ130の内部に設けられていてもよい。また、視聴情報データベース122および視聴ランキングサーバ130は、同一のサーバ装置によって実現されてもよく、異なるサーバ装置によって実現されてもよい。
〔まとめ〕
以上のように、本発明の一態様に係る視聴情報集計装置(視聴情報蓄積サーバ120)は、複数の視聴機器の各々から、番組コンテンツの視聴に関する視聴情報を取得する視聴情報取得手段(視聴情報受信部322)と、視聴情報を蓄積するデータベース(視聴情報データベース122)に対し、前記視聴情報取得手段によって取得された前記視聴情報を登録する視聴情報登録手段(視聴情報登録部324)とを備え、前記視聴情報登録手段は、前記番組コンテンツにおいて視聴された視聴区間毎に、当該視聴区間の視聴の詳細が示された前記視聴情報を前記データベースに登録することを特徴とする。
上記構成によれば、番組視聴に関する情報がデータベースに蓄積されるため、当該データベースに蓄積された情報に基づいて、番組視聴を考慮した視聴度の算出が可能となる。よって、上記構成によれば、より信頼性の高い視聴度情報を提供することが可能なシステムを実現することができる。なお、上記構成を実現するため、上記複数の視聴機器は、上記視聴情報を送信可能な構成を有していることが好ましい。
特に、上記構成によれば、番組の視聴区間毎に、その詳細が示された視聴情報を上記データベースに登録することができるため、上記データベースに蓄積された情報に基づいて、例えば、番組の視聴区間毎(例えば、番組のコーナー毎)の視聴度を算出したり、特定の区間(例えばCM)を除いた区間の視聴度を算出したりすることが可能となる。よって、上記構成によれば、より有用且つ信頼性の高い視聴度情報を提供することが可能なシステムを実現することができる。なお、上記構成を実現するため、上記複数の視聴機器は、上記視聴区間毎に上記視聴情報を送信可能な構成を有していることが好ましい。
上記視聴情報集計装置において、前記視聴情報登録手段は、前記番組コンテンツにおける視聴区間毎に、当該視聴区間の再生状態が示された前記視聴情報を、前記データベースに登録することが好ましい。
上記構成によれば、視聴区間毎に、どのような視聴がなされたかを把握することが可能となり、例えば、再生状態に応じた重み付け(例えば、早送り再生の場合は、通常再生よりも重み付けを小さくする、等)を行うなど、再生状態を考慮した視聴度を算出することが可能となる。よって、上記構成によれば、より有用且つ信頼性の高い視聴度情報を提供することが可能なシステムを実現することができる。なお、上記構成を実現するため、上記複数の視聴機器は、上記視聴区間毎に上記再生状態が示された上記視聴情報を送信可能な構成を有していることが好ましい。
上記視聴情報集計装置において、前記視聴情報登録手段は、前記番組コンテンツにおける視聴区間毎に、当該視聴区間の実放送時間を特定するための情報を含んだ前記視聴情報を、前記データベースに登録することが好ましい。
上記構成によれば、実放送時間を特定するための情報を視聴情報に含めたことにより、例えば、データベースに蓄積された複数の視聴情報に基づいて、実放送時間毎の視聴度の算出を、容易に実現することが可能となる。よって、上記構成によれば、より信頼性の高い視聴度情報を提供することが可能なシステムを実現することができる。なお、視聴情報に対する、上記実放送時間を特定するための情報の設定は、当該視聴情報の送信元の視聴機器によって設定されてもよく、視聴情報集計装置によって設定されてもよい。
上記視聴情報集計装置において、前記視聴情報取得手段は、前記複数の視聴機器の各々から、番組コンテンツの録画視聴に関する視聴情報、および、番組コンテンツのリアルタイム視聴に関する視聴情報の少なくともいずれか一方を取得し、前記視聴情報登録手段は、前記データベースに対し、前記視聴情報取得手段によって取得された、前記録画視聴に関する視聴情報、および、前記リアルタイム視聴に関する視聴情報の少なくともいずれか一方を登録することが好ましい。
上記構成によれば、例えば、データベースに蓄積された情報に基づいて、各番組コンテンツについて、録画番組視聴とリアルタイム視聴との双方が考慮された、総合的な視聴度を算出することが可能となる。よって、上記構成によれば、より信頼性の高い視聴度情報を提供することが可能なシステムを実現することができる。
また、本発明の一態様に係る視聴情報集計システムは、上記視聴情報集計装置と、前記データベースに登録されている、前記視聴情報に基づいて、複数の番組コンテンツの各々のランクを決定するランク決定手段と、前記ランク決定手段によって決定された前記複数の番組コンテンツの各々の前記ランクが示されたランク情報を配信するランク情報配信手段とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、データベースに蓄積された情報に基づいて、各番組コンテンツについて、番組視聴が考慮された、総合的なランク情報を生成および配信することができる。よって、上記構成によれば、より信頼性の高い視聴度情報を提供することが可能なシステムを実現することができる。
上記視聴情報集計システムにおいて、前記ランク決定手段は、予め指定された集計期間毎に、前記データベースに登録されている録画視聴に関する視聴情報を集計することにより、録画視聴に関する集計データを生成し、生成された最新の前記録画視聴に関する集計データに基づいて、前記複数の番組コンテンツの各々のランクを決定することが好ましい。
上記構成によれば、集計データが生成された後に、ある番組が録画番組視聴された場合、この録画番組視聴の視聴時間を、集計データに反映することができる。すなわち、上記構成によれば、集計データを常に最新の状態としておくことが可能となるため、より信頼性の高いランク情報を提供することが可能となる。
上記視聴情報集計システムにおいて、前記ランク決定手段は、予め指定された集計期間毎に、前記データベースに登録されているリアルタイム視聴に関する視聴情報を集計することにより、リアルタイム視聴に関する集計データを生成し、生成された最新の前記リアルタイム視聴に関する集計データに基づいて、前記複数の番組コンテンツの各々のランクを決定することが好ましい。
上記構成によれば、集計データが生成された後に、ある番組のリアルタイム視聴に関する視聴情報が新たに登録された場合、このリアルタイム番組視聴の視聴時間を、集計データに反映することができる。すなわち、上記構成によれば、集計データを常に最新の状態としておくことが可能となるため、より信頼性の高いランク情報を提供することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る視聴機器は、番組コンテンツを視聴可能な視聴機器であって、前記番組コンテンツにおいて視聴された視聴区間毎に、当該視聴区間の視聴の詳細が示された視聴情報を、視聴情報集計装置に送信することにより、当該視聴情報集計装置を介して、視聴情報を蓄積するデータベースに対し、当該視聴情報を登録する視聴情報送信手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る視聴情報集計方法は、複数の視聴機器の各々から、番組コンテンツの視聴に関する視聴情報を取得する視聴情報取得工程と、視聴情報を蓄積するデータベースに対し、前記視聴情報取得工程において取得された前記視聴情報を登録する視聴情報登録工程とを含み、前記視聴情報登録工程では、前記番組コンテンツにおいて視聴された視聴区間毎に、当該視聴区間の視聴の詳細が示された前記視聴情報を前記データベースに登録することを特徴とする。
上記視聴機器および上記視聴情報集計方法によれば、上記視聴情報集計装置と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明の各態様に係る視聴情報集計装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記視聴情報集計装置として機能させるためのプログラムであって、コンピュータを上記視聴情報集計装置が備える上記各手段として機能させるプログラム、および、当該プログラムを記録しているコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
10 視聴情報集計システム
20 インターネット
100 テレビ(視聴機器)
110 HDD
120 視聴情報蓄積サーバ(視聴情報集計装置)
122 視聴情報データベース(データベース)
130 視聴ランキングサーバ(視聴情報集計装置)
132 番組情報データベース
302 リアルタイム再生部
304 リアルタイム視聴情報生成部
306 録画番組再生部
308 録画番組視聴情報生成部
310 視聴情報送信部
312 ランク情報受信部
314 ランク情報表示部
322 視聴情報受信部(視聴情報取得手段)
324 視聴情報登録部(視聴情報登録手段)
332 ランク決定部(ランク決定手段、算出手段)
334 ランク情報配信部(出力手段)

Claims (8)

  1. データベースに登録されている複数の視聴情報を番組毎に集計することにより、番組毎の視聴度を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された複数の番組の前記視聴度を、表示可能に出力する出力手段と
    を備え、
    前記算出手段は、
    前記番組毎に、任意に指定された対象期間の、録画視聴に関する視聴度およびリアルタイム視聴に関する視聴度として、前記対象期間内における総視聴時間をそれぞれ算出し、
    前記出力手段は、
    前記算出手段によって算出された複数の番組の、前記録画視聴に関する視聴度および前記リアルタイム視聴に関する視聴度の少なくとも一方を、表示可能に出力する
    ことを特徴とする視聴情報集計装置。
  2. 前記出力手段は、
    前記算出手段によって算出された複数の番組の、前記録画視聴に関する視聴度および前記リアルタイム視聴に関する視聴度の双方を、互いに区別して表示可能に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の視聴情報集計装置。
  3. 前記出力手段は、
    前記算出手段によって算出された複数の番組の、前記録画視聴に関する視聴度および前記リアルタイム視聴に関する視聴度の双方を、互いに異なる図形によって区別して表示可能に出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の視聴情報集計装置。
  4. 前記算出手段によって算出された複数の番組の、前記録画視聴に関する視聴度および前記リアルタイム視聴に関する視聴度の少なくとも一方に基づいて、前記番組毎に、視聴度に関するランクを決定するランク決定手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の視聴情報集計装置。
  5. データベースに登録されている複数の視聴情報を番組毎に集計することにより、番組毎の視聴度を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された複数の番組の前記視聴度を、表示可能に出力する出力手段と
    を備え、
    前記算出手段は、
    前記番組毎に、任意に指定された対象期間の、録画視聴に関する視聴度およびリアルタイム視聴に関する視聴度として、前記対象期間内における総視聴時間をそれぞれ算出し、
    前記出力手段は、
    前記算出手段によって算出された複数の番組の、前記録画視聴に関する視聴度および前記リアルタイム視聴に関する視聴度の少なくとも一方を、表示可能に出力する
    ことを特徴とする視聴情報集計システム。
  6. データベースに登録されている複数の視聴情報を番組毎に集計することにより、番組毎の視聴度を算出する算出工程と、
    前記算出工程において算出された複数の番組の前記視聴度を、表示可能に出力する出力工程と
    を含み、
    前記算出工程では、
    前記番組毎に、任意に指定された対象期間の、録画視聴に関する視聴度およびリアルタイム視聴に関する視聴度として、前記対象期間内における総視聴時間をそれぞれ算出し、
    前記出力工程では、
    前記算出工程において算出された複数の番組の、前記録画視聴に関する視聴度および前記リアルタイム視聴に関する視聴度の少なくとも一方を、表示可能に出力する
    ことを特徴とする視聴情報集計方法。
  7. コンピュータを請求項1からのいずれか一項に記載の視聴情報集計装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記視聴情報集計装置が備える前記各手段として機能させるプログラム。
  8. 請求項に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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