JP5775391B2 - 排気浄化装置 - Google Patents
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Description
(1)排気流路に配置されており、かつ卑金属粒子が金属酸化物担体上に担持されてなる、卑金属担持NOx浄化触媒、
上記NOx浄化触媒の下流側で排気流路に配置されている、酸素センサー、及び
上記NOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を制御するための、空燃比制御部
を備えており、かつ
上記NOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を、上記空燃比制御部によって、燃料リッチと燃料リーンとの間で切り換え、そして上記NOx浄化触媒から流出する排気の酸素濃度を上記酸素センサーで測定することによって、上記NOx浄化触媒の酸素吸蔵量を測定し、上記酸素吸蔵量が、所定の値よりも大きい場合には、上記NOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を、上記空燃比制御部によって燃料リッチに制御して、上記排気中のNOxを還元浄化し、かつ上記酸素吸蔵量が、所定の値以下である場合には、上記NOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を、上記空燃比制御部によって燃料リーンに制御して、上記NOx浄化触媒の再生処理を行う、
排気浄化装置。
(2)上記酸素吸蔵量の測定を、1分以上の間隔を空けて行う、上記(1)に記載の排気浄化装置。
(3)上記卑金属が遷移金属である、上記(1)又は(2)に記載の排気浄化装置。
(4)上記卑金属が銅である、上記(3)に記載の排気浄化装置。
(5)上記金属酸化物担体が、アルミナ、ジルコニア、セリア、セリア−ジルコニア、シリカ、及びチタニアからなる群より選択される、上記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
(6)再生処理を行う際に、上記排気が500℃以上の温度を有するようにする、上記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
(7)再生処理を行う際に、上記排気が3mol%以上の酸素濃度を有するようにする、上記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
(8)上記排気浄化装置が、少なくとも2つの上記NOx浄化触媒を有し、
上記少なくとも2つのNOx浄化触媒が、上記排気流路において並列に配置されており、かつ
少なくとも1つの上記NOx浄化触媒の再生処理を行っている間に、他の少なくとも1つの上記NOx浄化触媒においてNOxを還元浄化する、
上記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
本発明の排気浄化装置では、卑金属担持NOx浄化触媒の酸素吸蔵量を、この触媒の劣化の程度の指標として用いている。すなわち、本発明の排気浄化装置では、卑金属担持NOx浄化触媒の酸素吸蔵量が、所定の値以下である場合に、卑金属担持NOx浄化触媒のNOx浄化性能が劣化していると判断して、再生処理を行っている。したがって、本発明の排気浄化装置によれば、一般的に用いられており、かつ高い信頼性が実証されている酸素センサーを用いて、卑金属担持NOx浄化触媒の劣化の程度を判断することができる。
本発明の排気浄化装置では、卑金属担持NOx浄化触媒の酸素吸蔵量が、所定の値よりも大きい場合には、NOx浄化触媒が劣化していないと判断し、このNOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を、空燃比制御部によって燃料リッチに制御して、排気中のNOxを還元浄化する。また、本発明の排気浄化装置では、卑金属担持NOx浄化触媒の酸素吸蔵量が、所定の値以下である場合には、NOx浄化触媒が劣化していると判断し、このNOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を、空燃比制御部によって燃料リーンに制御して、このNOx浄化触媒の再生処理を行う。
本発明の排気浄化装置は、内燃機関のような燃焼装置からの排気中におけるNOxの還元浄化のために用いることができる。このような内燃機関としては特に、自動車用エンジン、例えば自動車用ガソリン及びディーゼルエンジンを挙げることができる。
本発明に関して、卑金属担持NOx浄化触媒は、卑金属粒子が金属酸化物担体に担持されているNOx浄化触媒である。
本発明に関して、酸素センサーは、排気中の酸素濃度を測定可能な任意のセンサーであってよい。このような酸素センサーとしては、自動車からの排気中の酸素濃度を測定するために用いられている酸素センサー、特にジルコニアを酸素イオン伝導体として用いる酸素センサーを挙げることができる。
本発明に関して、空燃比制御部は、電子制御ユニット(ECU)、例えば内燃機関に供給される混合気の空燃比を調節することによって排気の空燃比を調節する電子制御ユニットであってよい。ここで、このような混合気の空燃比の調節は、燃料噴射弁から噴射される燃料の量を調節すること、混合気に含有される空気の量を調節すること等によって達成できる。
以下、図面を参照して、本発明の排気浄化装置の好ましい実施態様についてより詳しく説明するが、以下の説明は、本発明の好ましい実施態様の単なる例示を意図するものであって、本発明をこのような特定の実施態様に限定することを意図するものではない。
図2は、内燃機関からの排気の浄化に関する本発明の排気浄化装置の第1の実施態様を模式的に示した図である。
この実施態様では、卑金属担持NOx浄化触媒12の酸素吸蔵量を、酸素センサー14によって測定する。このように測定された酸素吸蔵量が、所定の値よりも大きい場合には、NOx浄化触媒が劣化していないと判断して、電子制御ユニット15によって排気の空燃比を燃料リッチに制御して、NOx浄化触媒12によって排気中のNOxを還元浄化する。また、このように測定された酸素吸蔵量が、所定の値以下である場合には、NOx浄化触媒12が劣化していると判断して、電子制御ユニット15によって排気の空燃比を燃料リーンに制御して、NOx浄化触媒12の再生処理を行う。
図3は、内燃機関からの排気の浄化に関する本発明の排気浄化装置の第2の実施態様を模式的に示した図である。
図4は、本発明の排気浄化装置の第2の実施態様についての、操作のフローチャートである。
この実施例では、燃料リッチ及び燃料リーン雰囲気における熱処理が、銅担持アルミナ触媒の銅粒子の粒子径に与える影響について評価した。
この実施例では、燃料リーン雰囲気における再生処理条件が、銅担持アルミナ触媒の銅粒子の粒子径に与える影響について評価した。
この実施例では、銅担持アルミナ触媒を使用する雰囲気が、銅担持アルミナ触媒によるNOx浄化性能に与える影響について評価した。
この実施例では、NOx浄化触媒の酸素吸蔵量とNOx浄化性能との相関について検討した。
2 担体
3 粗大卑金属粒子
6 微細卑金属粒子を有する卑金属担持NOx浄化触媒
7 粗大卑金属粒子を有する卑金属担持NOx浄化触媒
10 内燃機関
11、13 排気流路
12 卑金属担持NOx浄化触媒
14 酸素センサー
15 空燃比制御部としての電子制御ユニット
Claims (5)
- 排気流路に配置されており、かつ銅粒子が、アルミナ、ジルコニア、シリカ、及びチタニアからなる群より選択される金属酸化物担体上に担持されてなる、銅担持NOx浄化触媒、
前記NOx浄化触媒の下流側で排気流路に配置されている、酸素センサー、及び
前記NOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を制御するための、空燃比制御部
を備えており、かつ
前記NOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を、前記空燃比制御部によって、燃料リッチと燃料リーンとの間で切り換え、そして前記NOx浄化触媒から流出する排気の酸素濃度を前記酸素センサーで測定することによって、前記NOx浄化触媒の酸素吸蔵量を測定し、前記酸素吸蔵量が、所定の値よりも大きい場合には、前記NOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を、前記空燃比制御部によって燃料リッチに制御して、前記排気中のNOxを還元浄化し、かつ前記酸素吸蔵量が、所定の値以下である場合には、前記NOx浄化触媒に流入する排気の空燃比を、前記空燃比制御部によって燃料リーンに制御して、前記NOx浄化触媒の再生処理を行う、
排気浄化装置。 - 前記酸素吸蔵量の測定を、1分以上の間隔を空けて行う、請求項1に記載の排気浄化装置。
- 再生処理を行う際に、前記排気が500℃以上の温度を有するようにする、請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
- 再生処理を行う際に、前記排気が3mol%以上の酸素濃度を有するようにする、前記請求項1〜3のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
- 前記排気浄化装置が、少なくとも2つの前記NOx浄化触媒を有し、
前記少なくとも2つのNOx浄化触媒が、前記排気流路において並列に配置されており、かつ
少なくとも1つの前記NOx浄化触媒の再生処理を行っている間に、他の少なくとも1つの前記NOx浄化触媒においてNOxを還元浄化する、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
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