JP5774635B2 - 音響機器及びその使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、補聴器等の音響機器及びその使用方法に関する。
従来、振動体を耳の耳珠等の耳介に接触させることで音を聞かせる、骨伝導の技術を用いた音響機器がある(例えば特許文献1)。骨伝導の技術を用いた音響機器は、聴覚神経に直接振動を伝えるので鼓膜への負担が少ない点で、骨伝導の技術を用いないイヤホンやヘッドホン等の音響機器と比較して優れている。
特開2005−348193号公報
しかしながら骨伝導の技術を用いた従来の音響機器は、音がこもってしまい高音が出力しづらいという問題がある。これはこのような従来の音響機器によって出力される音に含まれる倍音が少ないことに起因する。倍音とは、出力する音(基音という。)の周波数に対して、2以上の整数倍の周波数の音である。一般に音響機器が発する音に含まれる倍音が少ない場合、当該音は丸く輪郭のぼやけたような暗くこもった音になる。一方で音響機器が発する音に含まれる倍音が多い場合、当該音は鋭く輪郭のはっきりした明るく良く通る音になる。さらに高い周波数の倍音の音圧が高い場合、硬くはっきりした音になり、一方で低い倍音の音圧が高い場合、やわらかく強い音になる。
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、骨伝導等の振動伝達により音をユーザに伝える音響機器において、倍音を発生させ明るく良く通る音が知覚される音響機器及びその使用方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る音響機器は、
圧電素子と、当該圧電素子によって直接的に曲げられて湾曲するパネル部を備える振動体の当該パネル部ユーザ耳珠押し当てて、振動伝達により新たにユーザの耳で発生した気導音をユーザに伝える音響機器において、
人工耳介及び人工外耳道を備えた耳型部と、当該人工外耳道内における気導音を計測するマイク部とを備えた計測システムにより、前記音響機器を前記耳型部に接触させた状態で可聴周波数帯域における所定の周波数の基音を出力して前記気音を計測したときに、
前記基音の音量に対して、−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されることを特徴とする。
本発明における音響機器及びその使用方法によれば、倍音を発生させ明るく良く通る音が知覚される。
本発明の第1実施の形態に係る計測システムの概略構成を示す図である。 図1の耳型部の部分詳細図である。 図1の測定部の要部の構成を示す機能ブロック図である。 図3の振動検出素子の出力とマイクの出力との位相関係を説明するための図である。 図1の計測システムによるアプリケーション画面及び計測結果の一例を示す図である。 図1の計測システムによる測定動作の一例を示すシーケンス図である。 図5の計測結果を得た音響機器についての従来の計測法による振動量の計測結果を示す図である。 本発明の第1実施の形態に係る音響機器を示すブロック図である。 本発明の第1実施の形態に係る音響機器のパネル及び圧電素子の湾曲を示す模式図である。 押付部材を外した場合の音響機器の状態を示す図である。 本発明の第1実施の形態に係る音響機器の振動体の厚さ方向の側面図である。 本発明の第1実施の形態に係る音響機器をユーザの耳に装着した状態を示す図である。 本発明の第1実施の形態に係る音響機器からの音の伝達を示す概略図である。 各経路の音響特性の概要を示す図である。 本発明の第1実施の形態に係る音響機器に係る音響特性の実測値を示す図である。 本発明の第1実施の形態に係る音響機器の振動体とマイク部の関係図である。 本発明の第1実施の形態に係る計測システムによる、音響機器の気導音及び人体振動音の計測結果である。 本発明の第1実施の形態に係る計測システムによる、音響機器の人体振動音の計測結果である。 本発明の第1実施の形態に係る計測システムによる、音響機器の気導音の計測結果である。 比較例(従来技術)に係る、音響機器の気導音及び人体振動音の計測結果である。 別の比較例(従来技術)に係る、音響機器の気導音及び人体振動音の計測結果である。 本発明の第1実施の形態に係る計測システムによる、音響機器のパネルのサイズを変更した場合の気導音及び人体振動音の計測結果のグラフである。 本発明の第1実施の形態に係る計測システムによる、音響機器のパネルのサイズを変更した場合の気導音及び人体振動音の計測結果のデータである。 本発明の第2実施の形態に係る音響機器の構成を示す概要図である。 本発明の第2実施の形態に係る音響機器が耳珠に当接している部分を示す図である。 本発明の第2実施の形態に係る音響機器の振動部の厚さ方向の側面図である。 本発明の第2実施の形態に係る音響機器に係る音響特性の実測値を示す図である。 凹部の替わりに凸部を設けた場合の実測値を示す図である。 凹部又は凸部を設けた場合の実測値の比較を示す図である。 本発明の第3実施の形態に係る計測システムの要部の概略構成を示す図である。 図30の計測システムの部分詳細図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
本発明に係る音響機器は、以下詳細に説明する計測システムにより計測したときに、所定の倍音が計測されることを特徴とする。まず、本発明に係る計測システムについて説明する。
(計測システムの構成と動作)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る計測システム10の概略構成を示す図である。本実施の形態に係る計測システム10は、音響機器装着部20と、測定部200とを備える。音響機器装着部20は、基台30に支持された耳型部50と、測定対象の音響機器1を保持する保持部70とを備える。なお、図1に示す音響機器1は、補聴器や、あるいは矩形状の筐体の表面に、人の耳よりも大きい矩形状のパネルを有するスマートフォン等の携帯電話で、パネルが振動体として振動するものである。先ず、音響機器装着部20の構成について説明する。
耳型部50は、人体の耳を模したもので、人工耳介51と、該人工耳介51に結合された人工外耳道部52とを備える。人工外耳道部52は、人工耳介51を覆う大きさを有し、中央部に人工外耳道53が形成されている。耳型部50は、人工外耳道部52の周縁部において、支持部材54を介して基台30に支持されている。
耳型部50は、例えば人体模型のHATS(Head And Torso Simulator)やKEMAR(ノウルズ社の音響研究用の電子マネキン名)等に使用される平均的な人工耳介の素材と同様の素材、例えば、IEC60318―7に準拠した素材からなる。この素材は、例えば硬度35から55のゴム等の素材で形成することができる。なお、ゴムの硬さは、例えばJIS K 6253やISO 48 などに準拠した国際ゴム硬さ(IRHD・M 法)に準拠して測定されるとよい。また、硬さ計測システムとしては、株式会社テクロック社製 全自動タイプIRHD・M法マイクロサイズ 国際ゴム硬さ計GS680が好適に使用される。なお、耳型部50は、年齢による耳の硬さのばらつきを考慮して、大まかに、2から3種類程度、硬さの異なるものを準備し、これらを付け替えて使用するとよい。
人工外耳道部52の厚さ、つまり人工外耳道53の長さは、人の鼓膜(蝸牛)までの長さに相当するもので、例えば20mmから40mmの範囲で適宜設定される。本実施の形態では、人工外耳道53の長さを、ほぼ30mmとしている。
耳型部50には、人工外耳道部52の人工耳介51側とは反対側の端面において、人工外耳道53の開口周辺部に位置するように振動計測部55が配置されている。振動計測部55は、音響機器1の振動体を耳型部50に当てた際に人工外耳道部52を経て伝わる振動量を検出する。つまり、振動計測部55は、音響機器1の振動体を人体の耳に押し当てた際に、音響機器1の振動体の振動が直接内耳を揺らし、鼓膜を経由しないで聴く人体振動音成分に相当する振動量を検出する。ここで人体振動音とは、振動する物体に接触する利用者の体の一部(例えば外耳の軟骨)を介して利用者の聴覚神経に伝わる音である。振動計測部55は、例えば、音響機器1の測定周波数範囲(例えば、0.1kHz〜30kHz)においてフラットな出力特性を有し、軽量で微細な振動でも正確に計測できる振動検出素子56により構成される。このような振動検出素子56は、例えば、圧電式加速度ピックアップ等の振動ピックアップ、例えばリオン社製の振動ピックアップPV−08A等が使用可能である。
図2(a)は、耳型部50を基台30側から見た平面図である。図2(a)では、人工外耳道53の開口周辺部を取り囲むようにリング状の振動検出素子56を配置した場合を例示しているが、振動検出素子56は、1個だけでなく、複数個であってもよい。複数個の振動検出素子56を配置する場合は、人工外耳道53の周辺部に適時の間隔で配置してもよいし、人工外耳道53の開口周辺部を取り囲むように円弧状の2個の振動検出素子を配置してもよい。なお、図2(a)において、人工外耳道部52は矩形状を成しているが、人工外耳道部52は任意の形状とすることができる。
さらに、耳型部50には、音圧測定部60が配置されている。音圧測定部60は、人工外耳道53を経て伝播される音の音圧を測定する。つまり、音圧測定部60は、音響機器1の振動体を人体の耳に押し当てた際に、音響機器1の振動体の振動により空気が振動して直接鼓膜を経由して聴く気導音に相当する音圧、及び、音響機器1の振動体の振動により外耳道内部が振動して耳自体で発生した音を鼓膜経由で聴く気導音に相当する音圧を測定する。ここで気導音とは、物体の振動に起因する空気の振動が外耳道を通って鼓膜に伝わり、鼓膜が振動することによって利用者の聴覚神経に伝わる音である。
音圧測定部60は、図2(b)に図2(a)のb−b線断面図を示すように、人工外耳道53の外壁(穴の周壁)から、リング状の振動検出素子56の開口部を通して延在するチューブ部材61に保持されたマイク部62を備える。マイク部62は、例えば、音響機器1の測定周波数範囲においてフラットな出力特性を有し、自己雑音レベルの低い計測用コンデンサマイクにより構成される。このようなマイク部62は、例えばリオン社製のコンデンサマイクロホンUC−53A等が使用可能である。マイク部62は、音圧検出面が人工外耳道部52の端面にほぼ一致するように配置される。なお、マイク部62は、例えば、人工外耳道部52や基台30に支持して、人工外耳道53の外壁からフローティング状態で配置してもよい。
次に、保持部70について説明する。保持部70は、音響機器1の両側面部を支持する支持部71を備える。支持部71は、音響機器1を耳型部50に対して押圧する方向に、y軸と平行な軸y1を中心に回動調整可能にアーム部72の一端部に取り付けられている。アーム部72の他端部は、基台30に設けられた移動調整部73に結合されている。移動調整部73は、アーム部72を、y軸と直交するx軸と平行な方向で、支持部71に支持される音響機器1の上下方向x1と、y軸及びx軸と直交するz軸と平行な方向で、音響機器1を耳型部50に対して押圧する方向z1とに移動調整可能に構成されている。
これにより、支持部71に支持された音響機器1は、軸y1を中心に支持部71を回動調整することで、又は、アーム部72をz1方向に移動調整することで、振動体の耳型部50に対する押圧力が調整される。本実施の形態では、0Nから10Nの範囲で押圧力が調整される。もちろん軸y1に加え、他の軸を中心に支持部71を回動自在に構成されてもよい。
ここで、0Nから10Nの範囲は、人間が電子機器を耳に押し当てて通話等の使用をする際に想定される押し当て力よりも十分な広い範囲での測定を可能とすることを目的としている。なお、0Nの場合として、例えば耳型部50に接触しているが押し当てていない場合のみならず、耳型部50から1cmきざみで離間させて保持でき、それぞれの離間距離において測定ができるようにしてもよい。これにより、気導音の距離による減衰の度合いもマイク部62による測定により可能となり、計測システムとしての利便性が向上する。
また、アーム部72をx1方向に移動調整することで、耳型部50に対する音響機器1の接触姿勢が、例えば、振動体が耳型部50のほぼ全体を覆う姿勢や、図1に示されるように、振動体が耳型部50の一部を覆う姿勢に調整される。なお、アーム部72を、y軸と平行な方向に移動調整可能に構成したり、x軸やz軸と平行な軸回りに回動調整可能に構成したりして、耳型部50に対して音響機器1を種々の接触姿勢に調整可能に構成してもよい。なお、振動体は、パネルのような耳を幅広く覆うものに限られず、耳型部50の一部、例えば耳珠の部位だけに対して振動を伝達させるような突起や角部を有する音響機器であっても本発明の測定対象となりうる。
次に、図1の測定部200の構成について説明する。図3は、測定部200の要部の構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態では、測定対象の音響機器1の振動によって耳型部50を介して伝わる振動量と音圧、つまり人体振動音と気導音とが合成された体感音圧を測定するもので、感度調整部300、信号処理部400、PC(パーソナルコンピュータ)500及びプリンタ600を備える。
振動検出素子56及びマイク部62の出力は、感度調整部300に供給される。感度調整部300は、振動検出素子56の出力の振幅を調整する可変利得増幅回路301と、マイク部62の出力の振幅を調整する可変利得増幅回路302とを備える。そして、それぞれの回路に対応するアナログの入力信号の振幅を、手動又は自動により所要の振幅に独立して調整する。これにより、振動検出素子56の感度及びマイク部62の感度の誤差を補正する。なお、可変利得増幅回路301,302は、入力信号の振幅を例えば±20dBの範囲で調整可能に構成される。
感度調整部300の出力は、信号処理部400に入力される。信号処理部400は、A/D変換部410、周波数特性調整部420、位相調整部430、出力合成部440、周波数解析部450、記憶部460、及び、信号処理制御部470を備える。A/D変換部410は、可変利得増幅回路301の出力をデジタル信号に変換するA/D変換回路(A/D)411と、可変利得増幅回路302の出力をデジタル信号に変換するA/D変換回路(A/D)412とを備える。そして、それぞれの回路に対応するアナログの入力信号をデジタル信号に変換する。なお、A/D変換回路411,412は、例えば16ビット以上、ダイナミックレンジ換算で96dB以上に対応できる。またA/D変換回路411,412は、ダイナミックレンジが変更可能に構成することができる。
A/D変換部410の出力は、周波数特性調整部420に供給される。周波数特性調整部420は、A/D変換回路411の出力である振動検出素子56による検出信号の周波数特性を調整するイコライザ(EQ)421と、A/D変換回路412の出力であるマイク部62による検出信号の周波数特性を調整するイコライザ(EQ)422とを備える。そして、それぞれの入力信号の周波数特性を、手動又は自動により人体の聴感に近い周波数特性に独立して調整する。なお、イコライザ421,422は、例えば複数バンドのグラフィカルイコライザ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ等から構成される。尚、イコライザ(EQ)とA/D変換回路とは配列順序が逆であってもよい。
周波数特性調整部420の出力は、位相調整部430に供給される。位相調整部430は、イコライザ421の出力である振動検出素子56による検出信号の位相を調整する可変遅延回路431を備える。すなわち、耳型部50の材質を伝わる音速と人体の肉や骨を伝わる音速とは全く同じではないので、振動検出素子56の出力とマイク部62の出力との位相関係が、特に高い周波数で人体の耳とのずれが大きくなることが想定される。
このように、振動検出素子56の出力とマイク部62の出力との位相関係が大きくずれると、後述する出力合成部440での両出力の合成時に、実際とは異なる値において振幅のピークやディップが現れたり、合成出力が増減したりする場合がある。例えば、振動検出素子56で検出される振動の伝達速度に対して、マイク部62で検出される音の伝達速度が0.2ms遅れる場合、2kHzの正弦波振動による両者の合成出力は、図4(a)に示すようになる。これに対し、両者の伝達速度にずれがない場合の合成出力は、図4(b)に示すようになり、本来起こらないタイミングで振幅のピークやディップが現れることになる。なお、図4(a),(b)において、太線は振動検出素子56での振動検出波形を示し、細線はマイク部62での音圧検出波形を示し、破線は合成出力波形を示している。
そのため、本実施の形態では、測定対象の音響機器1の測定周波数範囲に応じて、イコライザ421の出力である振動検出素子56による検出信号の位相を、可変遅延回路431により所定の範囲で調整する。例えば、音響機器1の測定周波数範囲が100Hz〜10kHzの場合、可変遅延回路431により±10ms(±100Hz相当)程度の範囲で、少なくとも0.1ms(10kHz相当)より小さい単位で振動検出素子56による検出信号の位相を調整する。なお、人体の耳の場合でも、人体振動音と気導音との位相ずれは生じるので、可変遅延回路431による位相調整は、振動検出素子56及びマイク部62の両者の検出信号の位相を合わせるという意味ではなく、両者の位相を耳による実際の聴感に合わせるという意味である。
位相調整部430の出力は、出力合成部440に供給される。出力合成部440は、可変遅延回路431により位相調整された振動検出素子56による検出信号と、位相調整部430を通過したマイク部62による検出信号とを合成する。これにより、測定対象の音響機器1の振動によって伝わる振動量と音圧、つまり人体振動音と気導音とが合成された体感音圧を人体に近似させて得ることが可能となる。
出力合成部440の合成出力は、周波数解析部450に入力される。周波数解析部450は、出力合成部440からの合成出力を周波数解析するFFT(高速フーリエ変換)451を備える。これにより、FFT451から、人体振動音(vib)と気導音(air)とが合成された体感音圧(air+vib)に相当するパワースペクトルデータが得られる。
さらに、本実施の形態において、周波数解析部450は、出力合成部440で合成される前の信号、すなわち、位相調整部430を経た振動検出素子56による検出信号とマイク部62による検出信号とをそれぞれ周波数解析するFFT452,453を備える。これにより、FFT452から、人体振動音(vib)に相当するパワースペクトルデータが得られ、FFT453から、気導音(air)に相当するパワースペクトルデータが得られる。
なお、FFT451〜453は、音響機器1の測定周波数範囲に応じて周波数成分(パワースペクトル)の解析ポイントが設定される。例えば、音響機器1の測定周波数範囲が100Hz〜10kHzの場合は、測定周波数範囲の対数グラフにおける間隔を100〜200等分した各ポイントの周波数成分を解析するように設定される。
FFT451〜453の出力は、記憶部460に記憶される。記憶部460は、FFT451〜453による解析データ(パワースペクトルデータ)をそれぞれ複数保持できるダブルバッファ以上の容量を有する。そして、後述するPC500からのデータ送信要求タイミングで、常に最新データを送信できるように構成することができる。
信号処理制御部470は、例えば、USB,RS−232C,SCSI、PCカード等のインターフェース用の接続ケーブル510を介してPC500に接続される。そして、PC500からのコマンドに基づいて、信号処理部400の各部の動作を制御する。なお、信号処理部400は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)によって構成したりすることができる。
PC500は、計測システム10による音響機器1の評価アプリケーションを有する。評価アプリケーションは、例えば、CD−ROMやネットワーク等を介してダウンロードされる。そして、PC500は、例えば、評価アプリケーションに基づくアプリケーション画面を表示部520に表示する。また、該アプリケーション画面を介して入力される情報に基づいて信号処理部400にコマンドを送信する。また、PC500は、信号処理部400からのコマンド応答やデータを受信し、受信したデータに基づいて所定の処理を施して、アプリケーション画面に測定結果を表示する。また、必要に応じて測定結果をプリンタ600に出力して印刷する。
なお、図3において、感度調整部300及び信号処理部400は、例えば音響機器装着部20の基台30上に搭載し、PC500及びプリンタ600は、基台30から離れて設置して、信号処理部400とPC500とを接続ケーブル510を介して接続することができる。
図5は、表示部520に表示されるアプリケーション画面の一例を示す図である。図5に示すアプリケーション画面521は、「Calibration」アイコン522、「Measure Start」アイコン523、「Measure Stop」アイコン524、測定結果表示領域525、測定レンジ変更アイコン526、測定結果表示選択領域527、ファイルアイコン528、測定タイプアイコン529、及び、ヘルプアイコン530を有する。以下、各機能について簡単に説明する。
「Calibration」アイコン522は、振動検出素子56及びマイク部62の感度の誤差を校正する。この校正モードでは、保持部70に標準機がセットされて、耳型部50の標準位置に当てられる。そして、標準機を所定の振動モード(例えば、純音又はマルチサイン)で振動させた場合に、振動検出素子56による検出信号のパワースペクトルデータ及びマイク部62による検出信号のパワースペクトルデータがそれぞれ対応する正常誤差範囲となるように、可変利得増幅回路301,302により振動検出素子56及びマイク部62の感度が調整される。
「Measure Start」アイコン523は、測定開始コマンドを信号処理部400に送信し、測定終了までデータを受信し続ける。「Measure Stop」アイコン524は、測定終了コマンドを信号処理部400に送信し、データの受信を終了する。測定結果表示領域525には、受信したデータに基づいて測定タイプアイコン529で選択された測定モードに対応する測定結果が表示される。図5は、パワースペクトル測定モードによるvib(人体振動音)、air(気導)、air+vib(体感音圧)のパワースペクトルの測定結果が、測定結果表示領域525に表示された場合を例示している。測定レンジ変更アイコン526は、測定結果表示領域525へ表示するパワースペクトルの測定レンジ幅を10dB単位で上下にシフトすると共に、測定レンジ変更コマンドを信号処理部400に送信する。これにより、信号処理部400は、測定レンジ変更コマンドに応じて、A/D変換回路411,412のA/D変換のレンジを変更する。
測定結果表示選択領域527は、測定結果表示領域525に表示可能なパワースペクトルの種類及びその選択ボックスを表示すると共に、パワースペクトルの現在値(Now)、測定中の最大値(Max)、測定中の平均値(Average)の表示領域及びその選択ボックスを表示して、選択ボックスで選択された情報について、パワースペクトルや高周波ひずみ率を対応する領域に表示する。ファイルアイコン528は、例えば表示中のアプリケーション画面を印刷したり、測定結果をCSVやEXCEL等の形式で出力したりする。測定タイプアイコン529は、パワースペクトル測定モード、高周波ひずみ率測定モード等の測定モードを切り替える。なお、測定結果表示選択領域527に表示する高周波ひずみ率は、高周波ひずみ率測定モードにおいて、信号処理部400での測定データに基づいてPC500で演算することができる。ヘルプアイコン530は、計測システム10の使用方法のヘルプを表示する。
本実施の形態に係る計測システム10は、測定対象の音響機器1の振動体を、例えば圧電素子により振動させながら、振動検出素子56及びマイク部62の合成出力の周波数成分を解析して音響機器1を評価する。ここで、振動体を構成する圧電素子は、所定の測定周波数範囲、例えば上記の100Hz〜10kHzの範囲で、100Hz毎の駆動信号を合成したマルチ駆動信号波で駆動することができる。
以下、本実施の形態に係る計測システム10による音響機器1の測定動作の一例について、図7に示すシーケンス図を参照しながら説明する。なお、ここでは、周波数解析部450のFFT451〜453により、それぞれ100ポイントの「air+vib」データ、「vib」データ及び「air」データを得るものとする。
先ず、PC500は、図5のアプリケーション画面521の「Measure Start」アイコン523が操作されると、信号処理部400に対して測定開始コマンドを送信する。信号処理部400は、測定開始コマンドを受信すると、音響機器1の測定を実行する。これにより、信号処理部400は、振動検出素子56及びマイク部62の出力を、感度調整部300で感度調整した後、A/D変換部410でデジタル信号に変換し、さらに、周波数特性調整部420で周波数特性を調整した後、位相調整部430で位相を調整して出力合成部440で合成する。そして、信号処理部400は、出力合成部440での合成出力を、周波数解析部450のFFT451で周波数解析して、100ポイントのパワースペクトルデータすなわち「air+vib」データを記憶部460に記憶する。
同時に、信号処理部400は、位相調整部430の可変遅延回路431で位相調整された振動検出素子56による検出信号をFFT452で周波数解析して、100ポイントのパワースペクトルデータすなわち「vib」データを記憶部460に記憶する。同様に、信号処理部400は、位相調整部430を通過したマイク部62による検出信号をFFT453で周波数解析して、100ポイントのパワースペクトルデータすなわち「air」データを記憶部460に記憶する。
信号処理部400は、FFT451〜453によるFFT処理を所定のタイミングで繰り返して、その結果を記憶部460に記憶する。これにより、記憶部460は、FFT451〜453からのデータを順次更新しながら記憶して、常に最新のデータを保持する。
その後、PC500は、所定のタイミングでタイマを起動させて、信号処理部400に対してデータ送信要求のコマンドを送信する。信号処理部400は、PC500からのデータ送信要求を受信すると、記憶部460に記憶されているそれぞれ100ポイントの最新の「vib」データ、「air」データ、及び「air+vib」データをPC500に順次送信する。
PC500は、信号処理部400に対して測定終了コマンドを送信するまでの間、信号処理部400に対してタイマの設定時間毎にデータ送信要求のコマンドを送信して、それぞれ最新の「vib」データ、「air」データ、及び「air+vib」データを取得する。そして、PC500は、信号処理部400からデータを取得する毎に、取得したデータに基づいて図5のアプリケーション画面521に測定結果を表示する。
その後、PC500は、図5のアプリケーション画面521の「Measure Stop」アイコン524が操作されると、信号処理部400に対して測定終了コマンドを送信する。これにより、PC500及び信号処理部400は、測定動作を終了する。また、上記の音響機器1の測定結果は、当該音響機器1の測定中又は測定終了後に、必要に応じてプリンタ600から出力される。
ここで、図5に示した本実施の形態に係る計測システム10による測定結果について、従来の測定法と比較して説明する。図7は、図5と同一の測定対象の音響機器1についての従来の測定法により測定した振動量のパワースペクトルを示す図である。なお、図7において、太線は振動ピックアップを測定対象の振動体に押し当てて測定したパワースペクトルを示し、細線は人工マストイドを介して測定したパワースペクトルを示す。
図5及び図7から明らかなように、本実施の形態において、振動検出素子56の出力に基づいて測定される人体振動音成分に相当するパワースペクトルは、従来の人工マストイド法と比較すると、人工マストイド法によるパワースペクトルよりも大きい。また、従来の振動ピックアップによる直接測定法と比較すると、ある値を超える周波数帯域で、直接測定法よりも小さくなる。つまり、本実施の形態により測定される人体振動音成分に相当するパワースペクトルは、人体の耳の振動伝達の特徴が重み付けされたものとなる。
また、本実施の形態において、マイク部62は、耳型部50を経由した音圧を測定する。したがって、マイク部62の出力に基づいて測定される気導成分に相当するパワースペクトルは、音響機器1の振動により空気が振動して直接鼓膜を経由して聴く気導成分に相当する音圧と、音響機器1の振動により外耳道内部が振動して耳自体で発生した音を鼓膜経由で聴く気導成分に相当する音圧とが合成されたものとなる。つまり、本実施の形態により測定される気導成分に相当するパワースペクトルは、人体の耳の音圧伝達の特徴が重み付けされたものとなる。
しかも、本実施の形態による計測システム10では、振動検出素子56からの人体振動音成分に相当する出力及びマイク部62からの気導成分に相当する出力の位相が位相調整部430で調整されてから、両出力が出力合成部440で合成されて、周波数解析部450で周波数解析される。したがって、測定対象の音響機器1の振動によって人体に伝わる振動量と音圧とが合成された体感音圧を人体に近似させて測定できる。これにより、音響機器1を高精度で評価することが可能となり、計測システム10の信頼性を高めることができる。
また、本実施の形態では、周波数解析部450により、振動検出素子56からの人体振動音成分に相当する出力及びマイク部62からの気導成分に相当する出力を独立して周波数解析するようにしたので、音響機器1をより詳細に評価することが可能となる。さらに、感度調整部300により、振動検出素子56及びマイク部62の感度を調整するようにしたので、年齢等に応じた体感音圧を測定することができる。したがって、音響機器1を個人の耳の機能に応じて評価することが可能となる。また、周波数特性調整部420により、振動検出素子56からの人体振動音成分に相当する出力及びマイク部62からの気導成分に相当する出力の周波数特性を独立して調整可能に構成したので、音響機器1を個人の耳の機能に応じてより高精度で評価することが可能となる。
また、測定対象の音響機器1は、耳型部50に対する押圧力を可変できるとともに、接触姿勢も可変できるので、音響機器1を種々の態様で評価することが可能となる。
(音響機器の構成)
次に、本発明の音響機器について説明する。図8は本発明の一実施形態に係る音響機器1のブロック図である。音響機器1は、例えば補聴器1であって、振動体10aと、マイク部20aと、制御部30aと、音量・音質調整インタフェース部40aと、記憶部50aとを備える。
振動体10aは、湾曲する圧電素子101aと該圧電素子101aによって直接的に曲げられて振動するパネル102aとを備える。図9(a)に圧電素子101aによりパネル102aが湾曲する様子を模式的に示す。振動体10aは、振動による気導音と人体振動音とをユーザに対して聞かせる。図9(b)は、パネル102aの端部(図9(a)の左端部)、中央部、もう一方の端部(図9(a)の右端部)における、圧電素子101aによってパネル102aが曲げられた場合のz方向の変位量を示す。図9(b)に示すように、パネル102aの位置に応じてz方向の変位量が異なり、したがってパネル102aが波打っていることが分かる。
圧電素子101aは、電気信号(電圧)を印加することで、構成材料の電気機械結合係数に従い伸縮または屈曲(湾曲)する素子である。これらの素子は、例えばセラミック製や水晶からなるものが用いられる。圧電素子101aは、ユニモルフ、バイモルフまたは積層型圧電素子であってよい。積層型圧電素子には、ユニモルフを積層した(たとえば16層または24層積層した)積層型ユニモルフ素子、またはバイモルフを積層した(例えば16層または24層積層した)積層型バイモルフ素子が含まれる。積層型の圧電素子は、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなる複数の誘電体層と、該複数の誘電体層間に配置された電極層との積層構造体から構成される。ユニモルフは、電気信号(電圧)が印加されると伸縮し、バイモルフは、電気信号(電圧)が印加されると屈曲する。好適には圧電素子101aのパネル102aと接触する面(以下、主面という。)のサイズは、幅が4.0mm、長さが17.5mmである。以下、圧電素子101aの主面のサイズは幅が4.0mm、長さが17.5mmであるものとして説明する。
パネル102aは、例えばガラス、またはアクリル等の合成樹脂により形成される。好適にはパネル102aの形状は板状であり、以下パネル102aの形状が板状であるものとして説明する。
マイク部20aは音源からの音、具体的にはユーザの耳に到来した音を集音する。
制御部30aは、補聴器1に係る各種制御を行う。制御部30aは、圧電素子101aに所定の電気信号(音信号に応じた電圧)を印加する。具体的には制御部30aにおいて、マイク部20aで集音した音信号を、アナログデジタル変換部31がデジタル信号に変換する。そして信号処理部32は、音量・音質調整インタフェース部40aによる音量や音質に係る情報及び記憶部50aに格納された情報に基づき、振動体10aを駆動するデジタル信号を出力する。デジタルアナログ変換部33aは当該デジタル信号をアナログの電気信号に変換し、圧電アンプ34により増幅処理をして電気信号を圧電素子101aに印加する。制御部30aが圧電素子101aに対して印加する電圧は、例えば、人体振動音ではなく気導音による音の伝導を目的とした所謂パネルスピーカの印加電圧である±5Vよりも高い、±15Vであってよい。これにより、パネル102aに十分な振動を発生させ、利用者の体の一部を介する人体振動音を発生させることができる。なお、どの程度の印加電圧を用いるかは、パネル102aの固定強度もしくは圧電素子101aの性能に応じて適宜調整可能である。制御部30aが圧電素子101aに電気信号を印加すると、圧電素子101aは長手方向に伸縮または屈曲する。
このとき、圧電素子101aが取り付けられたパネル102aは、圧電素子101aの伸縮または屈曲にあわせて変形し、パネル102aが振動する。パネル102aは、圧電素子101aの伸縮または屈曲によって湾曲する。パネル102aは、圧電素子101aによって直接的に曲げられる。ここで「パネル102aが圧電素子101aによって直接的に曲げられる」とは、従来のパネルスピーカで採用されているような、圧電素子101aをケーシング内に配設して構成される圧電アクチュエータの慣性力によりパネル102aの特定の領域が加振されてパネル102aが変形する現象とは異なる。「パネル102aが圧電素子101aによって直接的に曲げられる」とは、圧電素子101aの伸縮または屈曲(湾曲)が、接合部材を介して直にパネル102aを曲げることを意味する。
以上説明したようにパネル102aが振動するため、パネル102aは、気導音を発生させるとともに、利用者が耳珠を接触させた場合、耳珠を介する人体振動音を発生させる。好適にはパネル102aは、当該パネル102aの両端近傍を節、中央を腹として振動し、パネル102aの中央近傍が耳珠や対耳珠に接触させる。このようにすることで、パネル102aの振動を効率よく耳珠や対耳珠に伝達することができる。
図10は、本発明の一実施形態に係る補聴器1の構成を示す概略図である。図10に示すように、振動体10aは、押付部材11aと、押付部材の取付部12aとを備える。押付部材11aは振動体10a取り付けられ、例えば振動体10aがユーザの耳珠に接触する場合、耳珠に対向する外耳道の一部、例えば対耳珠近傍に接触させることにより、振動体10aを耳珠の接触する位置に押し付ける。ここで振動体10aがユーザの耳に接触する位置は、例えば耳珠、対耳珠、耳甲介、耳介であってもよい。以下、本実施の形態では、ユーザの耳に接触する位置が耳珠(耳珠側の外耳道内壁)である例について説明する。
押付部材の取付部12aは、振動体10aに押付部材11aを取り付けるための部材である。押付部材11aと取付部12aは、互いに嵌合する形状である。好適には押付部材11aは凹形状の切込部111aを有し、取付部12aは、当該切込部111aと嵌合する凸形状である。押付部材11aは、幅方向にスライドして振動体10aに着脱可能である。好適には振動体10aの大きさは、厚さ(D)が4mm、幅(W)が15mm以内である。この大きさの範囲内である場合、性別年齢を限らず(幼児以下は除く)、ユーザの耳の外耳道内に振動体10aを収めることができる。また好適には押付部材11aは、3種類のサイズ(小サイズ、中サイズ、大サイズ)があり、ユーザの耳の大きさに合わせて押付部材11a、11b、11cのいずれかを選択して押付部材の取付部12aに取り付けるようにする。
保持部60aは、支持部61aと、耳かけ部62aと、本体部63aとを備え、振動体10aがユーザの耳に接触する位置(耳珠側の外耳道内壁)に振動体10aを保持する。支持部61aの端部は振動体10aに接続される。支持部61aは中空構造であり、振動体10aへのリード処理は当該中空構造を通して行う。また支持部61aは、振動体10aの角度が変わらない程度の剛性を有する。支持部61aの他端は耳かけ部62aの端部に接続される。
耳かけ部62aは、ユーザの耳介の外側に当接し、補聴器1をユーザの耳に装着する。好適には耳かけ部62aはユーザの耳介に沿うフック形状とし、補聴器1がユーザの耳に安定的に装着されるようにする。耳かけ部62aの他端は本体部63aに接続される。本体部63aは、マイク部20a、制御部30a、音量・音質調整インタフェース部40a、及び記憶部50aを内蔵する。
図11は、振動体10aを厚さ方向からみた側面図である。上述したように振動体10aは、圧電素子101aと、パネル102aとを備える。好適には図11に示すように圧電素子101aは板状である。
圧電素子101aはパネル102aに、接合部材により接合される。接合部材は、圧電素子101aの主面とパネル102aの主面との間に設けられる。接合部材は、非加熱型硬化性の接着材、または両面テープであるとよい。
また圧電素子101aのうち、パネル102aとの接合面以外はモールド103aにより覆われる。モールド103aの上部には、押付部材11a及び押付部材の取付部12aが備えられる。
好適にはパネル102aの耳と接触する面(主面)は、圧電素子101aの主面の面積の0.8倍から10倍の面積を有する。パネル102aの主面が圧電素子101aの主面の0.8倍から10倍の範囲の面積であれば、圧電素子101aの伸縮または屈曲にあわせて変形でき、かつユーザの耳への接触面積が十分に確保できる。なお、圧電素子と、パネルの面積は、例えば0.8倍から5倍がより好適である。したがって例えばパネル102aの主面のサイズは、幅が10mm、長さが18mmとする。以下、パネル102aの主面のサイズは、幅が10mm、長さが18mmであるものとして説明する。
図12は、本発明の一実施形態に係る補聴器1をユーザの耳に装着した状態を示す図である。図12(a)は耳を正面から見た図であり、図12(b)は顔側の側面から見た図である。本発明に係る補聴器1は、振動体10aをユーザの耳の内側から、ユーザの耳珠や対耳珠に接触させ、振動を耳珠や対耳珠に伝達させることにより音をユーザに聞かせる。ここで振動体10aを「ユーザの耳の内側から、ユーザの耳珠や対耳珠に接触させ」るとは、耳の外耳道内に振動体10aを埋入させた時に、外耳道入り口付近から耳珠や対耳珠に接触させることをいう。図12に示す例では、振動体10aをユーザの耳の内側からユーザの耳珠に接触させている。またこのとき押付部材11aは、耳珠に対向する外耳道の一部に接触している。
また図12(a)に示すように振動体10aは、保持部60aの自重、すなわち耳かけ部62aの端部に接続された本体部63aの自重により、支持部61aを介して矢印601の方向に引っ張られる。図12(b)に示すように、振動体10aは耳珠に引っ掛かるように接触しているため、振動体10aが引っ張られると、振動体10aがユーザの耳に接触させる方向(矢印602の方向)の力が働く。つまり保持部60aの自重により、振動体10aがユーザの耳に接触させる方向の力(押付力)を生じさせる。このように保持部60aは、振動体10aに押付力を生じさせ、振動体10aの振動による音の伝達をより確実にする。
好適には振動体10aは、ユーザの耳に0.1Nから3Nの力で押圧される。振動体10aが0.1Nから3Nの範囲で押圧される場合、振動体10aによる振動が耳に十分伝達される。また押圧が3N未満の小さい力であれば、補聴器1を長時間装着してもユーザの疲労感は少なく、装着時の快適性を維持することができる。
また図12(a)に示すように、本発明の補聴器1は、振動体10a及び押付部材11aにより外耳道が密閉されていない。このため本発明の補聴器1は、こもり感が生じず、装着時の快適性を維持することができる。
続いて本発明の一実施形態に係る補聴器1について、図13から図15を用いて音響特性を説明する。
図13は、本発明の一実施形態に係る補聴器1からの音の伝達を示す概略図である。図13では補聴器1については振動体10a及びマイク部20aのみを図示している。マイク部20aは、音源からの音を集音し、振動体10aは、マイク部20aが集音した音を、振動によりユーザに聞かせる。
図13に示すように、音源からの音は、振動体10aにより覆われていない部分から外耳道を通って、直接鼓膜に到来する(経路I)。また振動体10aの振動による気導音が、外耳道を通って鼓膜に到来する(経路II)。また振動体10aの振動により少なくとも外耳道内壁が振動し、当該外耳道の振動による気導音(外耳道放射音)が鼓膜に到来する(経路III)。さらに振動体10aの振動により人体振動音が、鼓膜を介さずに聴覚神経に直接到来する(経IV)。なお振動体10aから生じた一部の気導音は、外界へ逃げる(経路V)。
図14は、各経路の音響特性の概要図を示す。図14(a)は、経路Iの音の音響特性であり、図14(b)は、経路II及びIIIによる音の音響特性である。経路II及びIIIによる音は、経路Vにより低音が逃げてしまうため、低音の領域の音圧が低い。図14(c)は経IVの音響特性である。図14(c)に示すように、人体振動音は、低音即ち周波数の低い領域の振動であるため、減衰しにくく、従って、高音に比較して伝達されやすい。従って相対的に、低音が十分に伝達する。図14(d)は、経路IかIVの音の合成、すなわち補聴器1を装着しているユーザが聞く実際の音響特性である。図14(d)に示すように、経路Vで低音の音圧が外界へ逃げてしまうものの、人体振動音により低音の音圧、特に、本実施例においては1kHz以下の低音の音圧が確保できるため、音量感を維持することができる。
図15は、本発明の補聴器1の周波数特性の実測値である。“air”は図13における経路II及び経路IIIの音の周波数特性であり、“vib”は、図13における経路IVの音の周波数特性である。また“air+vib”は、経路IIから経路IVの音を合成した音の周波数特性である。また“外部からの音”は、図13における経路Iの音の周波数特性である。これらの実測値が示すように、低音の音圧が人体振動音により伝達されるため、音量感を損なうことを抑制することができる。
図16は、本発明の一実施形態に係る補聴器1の振動体10aとマイク部20aの関係を示す図である。マイク部20aは、保持部60aの本体部63aに備えられるため、耳介の外側に位置する。図16(a)は振動体10aを、ユーザの耳の外側からユーザの耳珠に接触させている例である。この場合、振動体10aにより発せられた気導音は、マイク部20aまで遮蔽するものがないため、マイク部20aに戻る帰還量が多く、ハウリングがしやすくなり、補聴器1の性能(増幅量)を上げることができない。
これに対して図16(b)は振動体10aを、ユーザの耳の内側からユーザの耳珠に接触させている。この場合、マイク部20aと振動体10aとの間に、ユーザの耳(主に耳珠、耳輪脚)が位置することになる。そのため、振動体10aにより発せられた音は、ユーザの耳により反射が起こり、マイク部20aに音が直接帰還する量が、図16(a)の場合よりも少ない。そのため、ハウリングがしにくくなり、補聴器1の性能を上げることができる。
ここでマイク部20aと振動体10aとの間に、ユーザの耳が位置する好適な例としては、耳輪、耳介結節、耳垂等の耳の外周部が、間に存在していればよい。或いは、外周部の他に、対耳輪下脚、対耳輪等も間に存在していてもよい。
そして本発明の補聴器1によれば、振動体10aの振動によりユーザの耳に音を聞かせるため、低音の音圧が人体振動音により確保でき音量感を損なうことを抑制することができるとともに、低音が逃げることを防止するためのベントを備える必要がないため、装着時の快適性を損なうことを抑制することができる。
(音響機器の計測システムによる測定)
次に、上述の計測システム10による音響機器1の測定結果について説明する。好適には音響機器1の振動体10aは計測システム10の耳型部50に対して0.05Nから3Nの力で押圧される。当該範囲は、音響機器1の振動体10aが人の耳に押圧される範囲である。さらにより好適には振動体10aは、耳型部50に対して0.1Nから2Nの力で押圧される。当該範囲で音響機器1の振動体10aが人の耳に押圧される可能性が高いためである。つまり振動体10aが耳型部50に対して0.1Nから2Nの力で押圧されることにより、現実の使用態様により適合した計測結果が得られる。
好適には音響機器1の振動体10aの計測システム10の耳型部50に対して接触する面積(以下、接触面積という。)は、0.1cm〜4cmとする。当該接触面積の範囲は、音響機器1の振動体10aが人の耳に接触する範囲である。さらにより好適には、接触面積は0.3cm〜3cmとする。当該範囲で音響機器1の振動体10aが人の耳に接触する可能性が高いためである。つまり接触面積を0.3cm〜3cmとすることにより、現実の使用態様により適合した計測結果が得られる。
図17から図19は、音響機器1の振動体10aを計測システム10の耳型部50の耳珠に接触させた状態で500Hzの基音を出力した場合に、計測システム10により測定された気導音及び/又は人体振動音のパワースペクトルを示す。
図17は、気導音及び人体振動音の合成された音のパワースペクトルを示す。図17に示すように、500Hzの基音に加えて、複数の倍音が現れているパワースペクトルが計測される。具体的には、2次の倍音(1000Hz)や3次の倍音(1500Hz)が現れている。さらに6次以上の倍音も複数計測されており、ノイズフロアよりS/N(シグナル・ノイズ比)が10dB以上の倍音の数をカウントするものとする。このようにして倍音の個数をカウントすると、基音の音量に対して−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されている。ここで基音に対して−45dBを上回る音量とは、基音が例えば90dBのときに、45dBを超える音量をいう。また、ノイズフロアよりS/N(シグナル・ノイズ比)が10dB以上の倍音とは、ノイズフロアが例えば25dBのときに、35dB以上の倍音をいう。
また、図17においては、基音の音量を2で割った音量を上回る6次以上の倍音が3つ以上、計測されている。ここで基音の音量を2で割った音量とは、例えば基音が90dBのときに、90dBを2で割った音量、つまり45dBである。この場合、合成音における倍音の個数のカウントは、基音における振動成分と気導成分とを合成した音(air+vib)が75dB以上であるときにおいて、カウントすることを条件とする。或いは、気導音における倍音の個数のカウントは、基音における気導成分の音(air)が70dB以上の出力があるときにおいて、カウントすることを条件としてもよい。
次に図18は、人体振動音のパワースペクトルを示す。図18に示すように、500Hzの基音は計測されるものの、倍音はほとんど現れない。つまり、図17とは相違して、図18の測定結果では基音の計測値に対して−50dBを上回る計測値を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されることがない。また、基音の計測値を2で割った値を上回る6次以上の倍音が3つ以上、計測されることがない。尚、ここでいう人体振動音は、パネル102aが発した振動エネルギー(概念的には、少なくとも図13のIII及びIV)そのものではない。即ち、パネル102aが発生させた振動エネルギーのうち、人口外耳道部52等において気導成分へと変換されたエネルギー(概念的には、図13のIII)等を除き、振動検出素子56にて計測された成分(概念的には、図13のIV)をいう。これにより、人は振動成分によっては十分な倍音を聞いていないことがわかる。
続いて図19は、気導音のパワースペクトルを示す。図19に示すように、500Hzの基音に加えて、複数の倍音が現れているパワースペクトルが計測される。具体的には、2次の倍音(1000Hz)や3次の倍音(1500Hz)が現れている。さらに6次以上の倍音も複数計測されており、基音の音量に対して−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されている。また、図17においては、基音の音量を2で割った音量を上回る6次以上の倍音が3つ以上、計測されている。尚、ここでいう気導音は、マイク部62が計測した気導音であるため、パネル102aから気導音として発生した成分と人口外耳道内壁から気導音への変換された気導音成分(図13におけるIIとIII)との合算による音量である。
以上よりパワースペクトルにおける倍音は、気導音により発生しており、人体振動音によってそれほど発生していないことが分かる。
尚、計測システムから耳型部50を取り除き、マイク部62を露出させた状態で、パネル102aから気導音として発生した成分(概念的には図13のII)だけを測定した結果は特に示していないが、発明者の実験によれば、上述したサイズのパネル102aでは、図13のIIにあたる気導音は、図3のIIIにたいして十分に小さいため、人体に聴覚への影響を無視してよいことがわかった。尚、上記の気導音(概念的には図13のII)が十分に小さいことが問題なのではなく、現実に十分に小さいことの知見が得られたことを報告するものである(例えば気導音(図13の)。従って、音響機器自体が気導音(図13のII)による倍音を発生させることができるならそれでもよい。
従って、上述の結果から、少なくともパネル102aが発生させた振動成分のうち、気導音へと変換された成分(図13のIII)が倍音発生の中心的な役割を果たしていると思われる。さらに倍音は、主として人口耳介或いは人口外耳道において発生しているものと推量できる。
比較例として、図20、21に、各々従来の骨伝導ヘッドフォンであるAFTERSHOKZ(登録商標)及び骨伝導集音器イヤーを耳珠に接触させた状態で500Hzの基音を出力した場合に、計測システム10により測定された気導音及び/又は人体振動音のパワースペクトルの計測結果を示す。図20、21のいずれも、上述で述べたカウントの所定条件における6次以上の倍音はほとんど発生していない。具体的には基音の音量に対して−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されない。また、基音の計測値を2で割った値を上回る6次以上の倍音が3つ以上、計測されることがない。
続いて、図22、及び図23に音響機器1のパネル102aの主面のサイズを幅10mm、長さ18mm(“10×18”とする)から変更させた場合の計測結果を示す。図22及び23では、幅が15mm、長さが18mm(“15×18”とする)から、幅が8mm、長さが18mm(“8×18”とする)までの複数パターンの計測結果を示している。図22に示すように、いずれの場合も上述で述べたカウントの所定条件における6次以上の倍音が複数発生していることが分かる。また図23に示すように、パネル102aの主面がいずれのサイズであっても、基音の音量に対して−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されている。例えばパネルの主面が幅14mm、長さ18mmの場合(“14×18”の場合)、基音の音量は79.8dBである。そして例えば6次、9次、及び12次の倍音の音量はそれぞれ38.9dB、44.6dB、及び43.0dBである。これらはいずれも基音の音量に対して−45dBの値、つまり34.8dBを上回る値であり、基音の音量に対して−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されている。また、例えば7次、9次、及び11次の倍音はそれぞれ42.3dB、44.6dB、及び42.0dBである。したがって、基音の音量を2で割った音量を上回る6次以上の倍音が3つ以上、計測されている。
尚、上述で述べたカウントの所定条件においてカウントされる倍音の数が4つ以上であればさらにこのましい。また上述で述べたカウントの所定条件においてカウントされる倍音の数が5つ以上であればさらにこのましい。尚、倍音が発生する周波数帯域は、可聴域内であることが望ましい。
さらに上述の6次以上の倍音が、300Hzから1kHzの基音に対して、3kHzから10kHz内に3つ以上あることが好ましい。さらに上述の6次以上の倍音が、300Hzから1kHzの基音に対して、3kHzから10kHz内に4つ以上あることが好ましい。さらに上述の6次以上の倍音が、300Hzから1kHzの基音に対して、3kHzから10kHz内に5つ以上あることが好ましい。
このように、本発明に係る音響機器1によれば、6次以上の倍音が高い音量(レベル)で発生している。そのため本発明に係る音響機器1によれば、明るく良く通る音が知覚される。
なお、本実施の形態では、音響再生機器が補聴器1である例を示したが、これに限られない。例えば音響再生機器はヘッドフォンやイヤホンであってもよく、この場合マイク部20aは備えない。またこの場合、音響再生機器の内部メモリに記憶された音楽データに基づく音や、外部サーバ等に記憶されている音楽データに基づく音がネットワークを介して音響再生機器により再生されるようにしてもよい。
なお本実施の形態では、音響機器1の振動体10aを計測システム10の耳型部50の耳珠に接触させた状態で計測したがこれに限られず、計測システム10の耳型部50のいずれの部位に接触させてもよい。例えば、振動体10aを計測システム10の耳型部50の耳介に接触させるようにしてもよい。
なお本実施の形態では、音響機器1により発生させる基音を500Hzとしたがこれに限られない。例えば400Hzや800Hz等、300Hz以上、1000Hz以下の範囲における任意の所定の周波数の音を基音としてもよい。
(第2実施の形態)
以下、本発明の第2実施の形態について説明する。第2実施の形態は第1実施の形態と比較して、音響機器1の構成が相違する。その他の構成は第1実施の形態と同一である。また第1実施の形態と同様に音響機器1が補聴器1である例について説明する。第1実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明は省略する。
図24は、本発明の一実施形態に係る補聴器1の構成を示す概略図である。図24に示すように、振動体10aを、ユーザの耳の外側からユーザの耳珠に接触させている。そのため、保持部60bを備えている。図25は、振動体10aが耳珠に接触している部分を別の角度から示している。図25に示すように、振動体10aは、突出している耳珠に接触させるため、耳珠に接触させる部位に、後述する凹部104bが備えられることにより、耳珠を大きく潰さなくても、振動体10aと耳珠との接触面積を十分に確保することができる。以下本実施の形態では、ユーザの耳に接触させる位置が耳珠である例について説明する。
図24に示すように、保持部60bは、支持部61bと、耳かけ部62bと、本体部63aとを備え、振動体10aがユーザの耳に接触させる位置(耳珠)に振動体10aを保持する。支持部61bの端部は振動体10aに接続される。支持部61bは中空構造であり、振動体10aへのリード処理は当該中空構造を通して行う。また支持部61bは、振動体10aの角度が変わらない程度の剛性を有する。支持部61bの他端は耳かけ部62bの端部に接続される。
耳かけ部62bは、ユーザの耳介の外側に当接し、補聴器1をユーザの耳に装着する。好適には耳かけ部62bはユーザの耳介に沿うフック形状とし、補聴器1がユーザの耳に安定的に装着されるようにする。耳かけ部62bの他端は本体部63aに接続される。本体部63aは、マイク部20a、制御部30a、音量・音質調整インタフェース部40a、及び記憶部50aを内蔵する。
図26は、振動体10aを厚さ方向からみた側面図である。上述したように振動体10aは、圧電素子101aと、パネル102aとを備える。好適には図26に示すように圧電素子101aは板状である。
圧電素子101aはパネル102aに、接合部材により接合される。接合部材は、圧電素子101aの主面とパネル102aの主面との間に設けられる。接合部材は、非加熱型硬化性の接着材、または両面テープであるとよい。圧電素子101aのうち、パネル102aとの接合面以外はモールド103aにより覆われる。
パネル102aの主面は、凹部104bを備える。凹部104bはパネル102aの中央部分をくぼませた部位である。ここで耳珠は突出しているため、平面を接触させた場合は、耳珠を大きく押し潰すことにより接触面積を得る必要がある。一方で本発明に係る補聴器1は、凹部104bを備えており、凹部104bが耳珠に接触されるため、耳珠を大きく押し潰さずに接触面積を得ることができる。耳珠を大きく押し潰す必要がないため、保持部60bは簡易な構造でよく、また耳珠が大きく押し潰されないため補聴器1を装着するユーザの快適性も維持することができる。
振動体10aのパネル102aは、ユーザの耳に0.1Nから3Nの力で押圧される。パネル102aが0.1Nから3Nの範囲で押圧される場合、パネル102aによる振動が耳に十分伝達される。また押圧が3N未満の小さい力であれば、補聴器1を長時間装着してもユーザの疲労感は少なく、装着時の快適性を維持することができる。
好適にはパネル102aの凹部104bのうち、ユーザの耳(例えば耳珠)に接触する部位と接触しない部位とを有する。パネル102aのうち、ユーザの耳に接触しない部位があることにより、当該部位から気導音を発生させることもできる場合がある。
好適にはパネル102aの主面は、圧電素子101aの主面の面積の0.8倍から10倍の面積を有する。パネル102aの主面が圧電素子101aの主面の0.8倍から10倍の範囲の面積であれば、圧電素子101aの伸縮または屈曲にあわせて変形でき、かつユーザの耳への接触面積が十分に確保できる。尚、圧電素子と、パネルの面積は、例えば0.8から5倍がより好適である。
実施の形態2に係る補聴器1の音の伝達は、図13に示す実施の形態1に係る補聴器1の概略と同様である。図27は、本発明の補聴器1の周波数特性の実測値である。“air”は図13における経路II及び経路IIIの音の周波数特性であり、“vib”は、図13における経路IVの音の周波数特性である。“air+vib”は、経路IIから経路IVの音を合成した音の周波数特性である。これらの実測値が示すように、低音の音圧、特に本実施例においては、1kHz以下の低音の音圧が人体振動音により確保できているため、音量感を損なうことを抑制することができる。
図28に、パネル102aに凹部104bの替わりに凸部105bを設けた場合(図28(a))の実測値を示す。“air”は図13における経路II及び経路IIIの音の周波数特性であり、“vib”は、図13における経路IVの音の周波数特性である。“air+vib”は、経路IIから経路IVの音を合成した音の周波数特性である。図29は、パネル102aに凹部104bと凸部105bとを備えた場合の、それぞれの“air+vib”の周波数特性を示す図である。図29に示すように、パネル102aに凹部104bを備える構成の方が、多くの周波数領域において音圧が高く、音響特性が優れている。
実施の形態2に係る音響機器1(補聴器1)を計測システム10により測定した場合も、実施の形態1に係る音響機器と同様、気導音に関して基音の音量に対して上述のカウント条件において、−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されている。また、基音の音量を2で割った音量を上回る6次以上の倍音が3つ以上、計測される。人体振動音に関しても実施の形態1に係る音響機器と同様に、基音の計測値に対して−45dBを上回る計測値を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されることがない。また、基音の計測値を2で割った値を上回る6次以上の倍音が3つ以上、計測されることがない。したがって、実施の形態2に係る音響機器1も、気導音及び人体振動音が合成された音に関して、基音の音量に対して−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されている。また、基音の音量を2で割った音量を上回る6次以上の倍音が3つ以上、計測される。
(第3実施の形態)
以下、本発明の第3実施の形態について説明する。第3実施の形態は第1実施の形態及び第2実施の形態と比較して、計測システム10の構成が相違する。その他の構成は第1実施の形態又は第2実施の形態と同一である。第1実施の形態又は第2実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明は省略する。
図30は、本発明の第3実施の形態に係る計測システムの要部の概略構成を示す図である。本実施の形態に係る計測システム110は、音響機器装着部120の構成が第1実施の形態における音響機器装着部20と異なるもので、その他の構成は第1実施の形態と同様である。したがって、図24においては、第1実施の形態で示した測定部200の図示を省略してある。音響機器装着部120は、人体の頭部模型130と、測定対象の音響機器1を保持する保持部150とを備える。頭部模型130は、例えばHATSやKEMAR等からなる。頭部模型130の人工耳131は、頭部模型130に対して着脱自在である。
人工耳131は、耳型部を構成するもので、図31(a)に頭部模型130から取り外した側面図を示すように、第1実施の形態の耳型部50と同様の人工耳介132と、該人工耳介132に結合され、人工外耳道133が形成された人工外耳道部134とを備える。人工外耳道部134には、人工外耳道133の開口周辺部に、第1実施の形態の耳型部50と同様に、振動検出素子を備える振動検出部135が配置されている。また、頭部模型130の人工耳131の装着部には、図31(b)に人工耳131を取り外した側面図を示すように、中央部にマイクを備える音圧測定部136が配置されている。音圧測定部136は、頭部模型130に人工耳131が装着されると、人工耳131の人工外耳道133を経て伝播される音の音圧を測定するように配置されている。なお、音圧測定部136は、第1実施の形態の耳型部50と同様に、人工耳131側に配置してもよい。振動検出部135を構成する振動検出素子及び音圧測定部136を構成するマイクは、第1実施の形態と同様に測定部に接続される。
保持部150は、頭部模型130に着脱自在に取り付けられるもので、頭部模型130への頭部固定部151と、測定対象の音響機器1を支持する支持部152と、頭部固定部151及び支持部152を連結する多関節アーム部153と、を備える。保持部150は、多関節アーム部153を介して、支持部152に支持された音響機器1の人工耳131に対する押圧力及び接触姿勢を、第1実施の形態の保持部70と同様に調整可能に構成されている。
本実施の形態に係る計測システム110によると、第1実施の形態の計測システム10と同様の測定結果が得られる。特に、本実施の形態では、人体の頭部模型130に、振動検出用の人工耳131を着脱自在に装着して音響機器1を評価するので、頭部の影響が考慮された実際の使用態様により即した評価が可能となる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各部材等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段や部材等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 音響機器(補聴器)
10、110 計測システム
20 音響機器装着部
30 基台
31 アナログデジタル変換部
32 信号処理部
33 デジタルアナログ変換部
34 圧電アンプ
50 耳型部
51 人工耳介
52 人工外耳道部
53 人工外耳道
54 支持部材
55 振動計測部
56 振動検出素子
60 音圧測定部
61 チューブ部材
62 マイク部
70 保持部
71 支持部
72 アーム部
73 移動調整部
10a 振動体
11a 押付部材
12a 取付部
20a マイク部
30a 制御部
40a 音量・音質調整インタフェース部
50a 記憶部
60a、60b 保持部
61a、61b 支持部
62a、62b 耳かけ部
63a 本体部
101a 圧電素子
102a パネル
103a モールド
104b 凹部
105b 凸部
111a 切込部
120 音響機器装着部
130 頭部模型
131 人工耳
132 人工耳介
132 該人工耳介
133 人工外耳道
134 人工外耳道部
135 振動検出部
136 音圧測定部
150 保持部
151 頭部固定部
152 支持部
153 多関節アーム部
200 測定部
300 感度調整部
301、302 可変利得増幅回路
400 信号処理部
410 A/D変換部
411、412 A/D変換回路
420 周波数特性調整部
421 イコライザ
430 位相調整部
431 可変遅延回路
440 出力合成部
450 周波数解析部
460 記憶部
470 信号処理制御部
500 PC
510 接続ケーブル
520 表示部
521 アプリケーション画面
522〜524 アイコン
525 測定結果表示領域
526 測定レンジ変更アイコン
527 測定結果表示選択領域
528 ファイルアイコン
529 測定タイプアイコン
530 ヘルプアイコン
600 プリンタ
601、602 矢印

Claims (20)

  1. 圧電素子と、当該圧電素子によって直接的に曲げられて湾曲するパネル部を備える振動体の当該パネル部ユーザの耳珠押し当てて、振動伝達により新たにユーザの耳で発生した気導音をユーザに伝える音響機器において、
    人工耳介及び人工外耳道を備えた耳型部と、当該人工外耳道内における気導音を計測するマイク部とを備えた計測システムにより、前記音響機器を前記耳型部に接触させた状態で可聴周波数帯域における所定の周波数の基音を出力して前記気音を計測したときに、
    前記基音の音量に対して−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、第1の所定のカウント条件において計測される音響機器。
  2. 圧電素子と、当該圧電素子によって直接的に曲げられて湾曲するパネル部を備える振動体の当該パネル部をユーザの耳珠に押し当てて、振動伝達により新たにユーザの耳で発生した気導音をユーザに伝える音響機器において、
    人工耳介及び人工外耳道を備えた耳型部と、当該人工外耳道内における気導音を計測するマイク部とを備えた計測システムにより、前記音響機器を前記耳型部に接触させた状態で可聴周波数帯域における所定の周波数の基音を出力して前記気音を計測したときに、
    前記基音の音量を2で割った音量を上回る6次以上の倍音が3つ以上、第2の所定のカウント条件において計測される音響機器。
  3. 圧電素子と、当該圧電素子によって直接的に曲げられて湾曲するパネル部を備える振動体の当該パネル部をユーザの耳珠に押し当てて、振動伝達により新たにユーザの耳で発生した気導と、耳に伝達された振動とをユーザに伝える音響機器において、
    人工耳介及び人工外耳道を備えた耳型部と、当該人工外耳道内における気導音を計測するマイク部と、前記耳型部における振動を計測する振動計測部とを備えた計測システムにより、前記音響機器を前記耳型部に接触させた状態で可聴周波数帯域における所定の周波数の基音を出力して、前記マイク部の計測値と前記振動計測部との計測値に基づいて合成される音量を計測したときに、
    前記基音の音量に対して−45dBを上回る音量を有する6次以上の倍音が3つ以上、第1の所定のカウント条件において計測される音響機器。
  4. 圧電素子と、当該圧電素子によって直接的に曲げられて湾曲するパネル部を備える振動体の当該パネル部をユーザの耳珠に押し当てて、振動伝達により新たにユーザの耳で発生した気導音と、耳に伝達された振動とをユーザに伝える音響機器において、
    人工耳介及び人工外耳道を備えた耳型部と、当該人工外耳道内における気導音を計測するマイク部と、前記耳型部における振動を計測する振動計測部と、を備えた計測システムにより、前記音響機器を前記耳型部に接触させた状態で可聴周波数帯域における所定の周波数の基音を出力して、前記マイク部と前記振動計測部との計測値に基づいて合成される音量を計測したときに、
    前記基音の音量を2で割った音量を上回る6次以上の倍音が3つ以上、第3の所定のカウント条件において計測される音響機器。
  5. 前記振動体は、前記耳型部に対して、0.05Nから3Nの力で押圧されている
    請求項1乃至4のいずれかに記載の音響機器。
  6. 前記振動体は、前記耳型部に対して、0.1Nから2Nの力で押圧されている
    請求項1乃至4のいずれかに記載の音響機器。
  7. 前記耳型部は、IEC60318−7に準拠した素材からなる
    請求項1乃至6のいずれかに記載の音響機器。
  8. 前記振動体の前記耳型部に対する接触面積は、0.1cm〜4cmである
    請求項1乃至7のいずれかに記載の音響機器。
  9. 前記振動体の前記耳型部に対する接触面積は、0.3cm〜3cmである
    請求項1乃至7のいずれかに記載の音響機器。
  10. 前記耳型部における振動を計測する振動計測部をさらに備え、
    前記音響機器を前記耳型部に接触させた状態で前記基音を出力して前記振動を計測したときに、
    前記基音の計測値に対して−45dBを上回る計測値を有する6次以上の倍音が3つ以上、計測されることがない
    請求項1に記載の音響機器。
  11. 前記耳型部における振動を計測する振動計測部をさらに備え、
    前記音響機器を前記耳型部に接触させた状態で前記基音を出力して前記振動を計測したときに、
    前記基音の計測値を2で割った値を上回る6次以上の倍音が3つ以上、所定のカウント条件において計測されることがない
    請求項2に記載の音響機器。
  12. 前記音響機器を前記耳型部に接触させた状態で前記基音を出力して前記振動を計測したときに、
    前記基音の計測値に対して−45dBを上回る計測値を有する6次以上の倍音が3つ以上、所定のカウント条件において計測されることがない
    請求項3に記載の音響機器。
  13. 前記音響機器を前記耳型部に接触させた状態で前記基音を出力して前記振動を計測したときに、
    前記基音の計測値を2で割った値を上回る6次以上の倍音が3つ以上、所定のカウント条件において計測されることがない
    請求項4記載の音響機器。
  14. 前記基音は300Hz以上1000Hz以下の所定の周波数であることを特徴とする、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の音響機器。
  15. 前記第1の所定のカウント条件は、ノイズフロアよりS/N(シグナル・ノイズ比)が10dB以上の倍音の数をカウントすることである請求項1または3に記載の音響機器。
  16. 前記第2の所定のカウント条件は、基音の音量を70dB以上とすることである請求項2に記載の音響機器。
  17. 前記第3の所定のカウント条件は、基音の音量を75dB以上とすることである請求項に記載の音響機器。
  18. 前記倍音を計測する周波数帯域は、50Hzから20kHzの可聴帯域である請求項1乃至17のいずれかに記載の音響機器。
  19. 前記倍音を計測する周波数帯域は、3kHzから10kHzの可聴帯域である請求項1乃至17のいずれかに記載の音響機器。
  20. 請求項1乃至請求項19のいずれかに記載の音響機器を、ユーザの耳珠に当てて音を聞く音響機器の使用方法。
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