JP5774280B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5774280B2
JP5774280B2 JP2010067356A JP2010067356A JP5774280B2 JP 5774280 B2 JP5774280 B2 JP 5774280B2 JP 2010067356 A JP2010067356 A JP 2010067356A JP 2010067356 A JP2010067356 A JP 2010067356A JP 5774280 B2 JP5774280 B2 JP 5774280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
pulse sequence
microphone
magnetic resonance
executed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010067356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011194178A (ja
Inventor
佑介 浅羽
佑介 浅羽
友也 溝部
友也 溝部
康行 隠浪
康行 隠浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority to JP2010067356A priority Critical patent/JP5774280B2/ja
Publication of JP2011194178A publication Critical patent/JP2011194178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5774280B2 publication Critical patent/JP5774280B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明は、被検体から磁気共鳴信号を収集するためのパルスシーケンスを実行する磁気共鳴イメージング装置に関する。
従来より、スキャン中であっても被検体がオペレータと話せるように、被検体の音声を入力するマイクと、マイクに入力された音声を出力しオペレータに伝えるスピーカとを備えた磁気共鳴イメージング装置が知られている。しかし、スキャン中は、コイルの振動によって大きな騒音が発生するので、マイクには、被検体の音声の他に、騒音によるノイズも入力されてしまい、被検体の音声をクリアに聞くことができないことがある。そこで、ノイズキャンセル機能を備えた磁気共鳴イメージング装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009-188858号公報
特許文献1では、患者の音声を取得する患者用マイクの他に、ノイズを取得する別のマイクも用意しなければならず、コストが高くなる。そこで、このような別のマイクを備えなくてもノイズキャンセルが可能な磁気共鳴イメージング装置が望まれる。
被検体から磁気共鳴信号を収集するためのパルスシーケンスを複数回実行する磁気共鳴イメージング装置であって、
前記被検体の音声を取得するマイクと、
n(1以上の整数)回目の前記パルスシーケンスを実行している間に前記マイクで受信されたノイズに基づいて、n+j(jは1以上の整数)回目の前記パルスシーケンスを実行している間に前記マイクで受信された音に含まれるノイズを低減するノイズ低減手段と、
前記ノイズが低減された音を出力するスピーカと、
を有する。
n回目の前記パルスシーケンスを実行している間に前記マイクで受信されたノイズに基づいて、n+j回目の前記パルスシーケンスを実行している間に前記マイクで受信された音に含まれるノイズを低減するので、高い精度でノイズキャンセルをすることができる。
本発明の第1の実施形態の磁気共鳴イメージング装置1を示す図である。 第1の実施形態において実行されるスキャンの説明図である。 音声処理部32においてノイズを低減する方法を説明する図である。 ノイズN〜Nの一部のみをキャンセルする場合の説明図である。 第2の実施形態のMRI装置100を示す概略図である。 第2の実施形態において実行されるスキャンの説明図である。 音声処理部32においてノイズを低減する方法を説明する図である。
以下、発明の実施するための形態について説明するが、発明を実施するための形態は、以下の形態に限定されることはない。
(1)第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態の磁気共鳴イメージング装置1を示す図である。
磁気共鳴イメージング(MRI(Magnetic Resonance Imaging))装置1は、磁場発生装置2と、テーブル3と、クレードル4と、受信コイル5などを有している。
磁場発生装置2は、被検体13が収容されるボア21と、超伝導コイル22と、勾配コイル23と、送信コイル24とを有している。超伝導コイル22は静磁場B0を印加し、勾配コイル23は勾配パルスを印加し、送信コイル24はRFパルスを送信する。尚、超伝導コイル22の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
クレードル4は、テーブル3からボア21に移動できるように構成されている。クレードル4によって、被検体13はボア21に搬送される。
受信コイル5は、被検体13の腹部13aに取り付けられており、腹部13aからの磁気共鳴信号を受信する。
また、MRI装置1は、シーケンサ6、送信器7、勾配磁場電源8、受信器9、中央処理装置10、入力装置11、表示装置12などを有している。
シーケンサ6は、中央処理装置10の制御を受けて、RFパルスの情報(中心周波数、バンド幅など)を送信器7に送り、勾配磁場の情報(勾配磁場の強度など)を勾配磁場電源8に送る。
送信器7は、シーケンサ6から送られた情報に基づいて、送信コイル24を駆動する。
勾配磁場電源8は、シーケンサ6から送られた情報に基づいて、勾配コイル23を駆動する。
受信器9は、受信コイル5で受信された磁気共鳴信号に、デジタル化処理を含む各種の処理を施し、中央処理装置10に伝送する。
中央処理装置10は、シーケンサ6および表示装置12に必要な情報を伝送したり、受信器9から受け取った信号に基づいて画像を再構成するなど、MRI装置1の各種の動作を実現するように、MRI装置1の各部の動作を制御する。中央処理装置10は、例えばコンピュータ(computer)によって構成される。
入力装置11は、オペレータ14の操作に応じて、種々の命令を中央処理装置10に入力する。表示装置12は種々の情報を表示する。
MRI装置1は、更に、被検体13の音声をオペレータ14に伝えるための音声伝送装置30を有している。音声伝送装置30は、マイク31、音声処理部32、およびスピーカ33を有している。
マイク31は、被検体13が発声した音声を受信する。
音声処理部32は、マイク31で受信された音声を処理する。音声処理部32は、録音手段321およびノイズ低減手段322を有している。録音手段321は、マイク31で受信されたコイルの振動などによるノイズ(騒音)を録音する。ノイズ低減手段322は、録音手段321が録音したノイズに基づいて、マイク31で受信された音に含まれるノイズを低減し、スピーカ33に送信する。尚、音声処理部32の動作については、後で詳しく説明する。
スピーカ33は、音声処理部32から伝送された音を出力する。
上記のように構成されたMRI装置1を用いて、被検体13を撮影する。
次に、被検体13を撮影するときに実行されるスキャンについて説明する。
図2は、第1の実施形態において実行されるスキャンの説明図である。
図2(a)は、被検体13の腹部13aを撮影するためのパルスシーケンスPS(i=1〜z)を示す図である。
パルスシーケンスPSは、繰返時間TRの周期で、繰り返し実行される。図2(a)には、パルスシーケンスPSの一例として、グラディエントエコー系のパルスシーケンスが示されている。ただし、パルスシーケンスPSは、スピンエコー系など、別のシーケンスであってもよい。
図2(b)は、パルスシーケンスPSが実行されている間にマイク31に入力される音を概略的に示す図である。
パルスシーケンスPSを実行すると、勾配コイル23および送信コイル24の振動によって騒音が発生する。この騒音は、ノイズN(i=1〜z)として、マイク31に入力される。第1の実施形態では、パルスシーケンスPS〜PSが実行されるので、マイク31には、パルスシーケンスPS〜PSにより発生した騒音が、ノイズN〜Nとして入力される。パルスシーケンスPS1〜PSzは、繰返時間TRで繰り返し実行されるので、ノイズN〜Nも、繰返時間TRの周期で繰り返し発生する。尚、パルスシーケンスPS1〜PSzは、勾配磁場の大きさが異なるものの、実質的には同一のシーケンスであるので、発生するノイズN〜Nの波形も、実質的に同一波形と見なすことができる。
上記のように、パルスシーケンスPS1〜PSzが実行されている間、マイク31は、繰返時間TRの周期で、ノイズN〜Nを受信する。したがって、スキャン中に被検体13が何か異常を感じ、例えば、パルスシーケンスPS〜PSj+3が実行されている間に音声Vを発しても、マイク31には、被検体13が発した音声Vだけでなく、ノイズN〜Nj+3も入力される。このため、音声VとノイズN〜Nj+3との両方がスピーカ33(図1参照)に伝送されてしまい、操作者14は、被検体13が発した音声Vをクリアに聞き取ることができないことがある。そこで、第1の実施形態では、音声処理部32は、ノイズを低減する処理を実行している。以下に、音声処理部32が、ノイズをどのようにして低減しているかについて説明する(図3参照)。
図3は、音声処理部32においてノイズを低減する方法を説明する図である。
図3(a)は、パルスシーケンスPS(i=1〜z)を示す図、図3(b)は、パルスシーケンスPSが実行されている間にマイク31に入力される音を概略的に示す図、図3(c)は、音声処理部32のノイズ低減手段322が生成する逆位相ノイズを概略的に示す図、図3(d)は、スピーカ33から出力される音声を概略的に示す図である。
1回目のパルスシーケンスPS(図3(a)参照)が実行されると、ノイズNが発生し、マイク31に入力される(尚、1回目のパルスシーケンスPSが実行されている間は、被検体13は声を発していないとする)。マイク31に入力されたノイズNは、音声処理部32を経由して、スピーカ33から出力される(図3(d)参照)。このとき、音声処理部32の録音手段321は、ノイズNを録音しておく。
1回目のパルスシーケンスPSが実行された後、2回目のパルスシーケンスPSが実行される。
2回目のパルスシーケンスPSが実行されると、ノイズNが発生し、マイク31に入力される。マイク31に入力されたノイズNは、音声処理部32に伝送される。一方、音声処理部32のノイズ低減手段322は、2回目のパルスシーケンスPSが実行されるタイミング(例えば、パルスシーケンスPSの勾配磁場が印加されるタイミング)に同期して、録音されたノイズNの逆位相のノイズ(以下、「逆位相ノイズ」と呼ぶ。)N′を生成し、逆位相ノイズN′を、音声処理部32に伝送されてきたノイズNに加算する(図3(b)および(c)参照)。したがって、ノイズNと逆位相ノイズN′とが互いに打ち消しあい、スピーカ33からは、実質的に、ノイズNによる騒音が聞こえないようにすることができる(図3(d)参照)。
尚、MRI装置1の騒音の主な原因の一つは、勾配コイル23(図1参照)の振動であるので、パルスシーケンスPSの勾配磁場が印加されるタイミングに同期して、逆位相ノイズN′を生成することによって、ノイズキャンセルの効果を高めることができる。
2回目のパルスシーケンスPSが実行された後、3回目のパルスシーケンスPSが実行される。
3回目のパルスシーケンスPSが実行されると、ノイズN3が発生し、マイク31に入力される。マイク31に入力されたノイズN3は、音声処理部32に伝送される。一方、音声処理部32のノイズ低減手段322は、3回目のパルスシーケンスPSが実行されるタイミングに同期して、録音されたノイズNの逆位相ノイズN′を生成し、逆位相ノイズN′を、音声処理部32に伝送されてきたノイズN3に加算する(図3(b)および(c)参照)。したがって、ノイズN3と逆位相ノイズN′とが互いに打ち消しあい、スピーカ33からは、実質的に、ノイズN3による騒音が聞こえないようにすることができる(図3(d)参照)。
以下同様に、i(i≧4)回目のパルスシーケンスPSが実行されるごとに、ノイズNが発生し、マイク31に入力されるが、音声処理部32のノイズ低減手段322は、i回目のパルスシーケンスPSが実行されるタイミングに同期して、録音されたノイズNの逆位相ノイズN′を生成し、逆位相ノイズN′を、音声処理部32に伝送されてきたノイズNに加算する。したがって、スピーカ33からは、実質的に、ノイズNによる騒音が聞こえないようにすることができる。
ただし、j回目〜j+3回目のパルスシーケンスPS〜PSj+3では、ノイズN〜Nj+3だけでなく、被検体13の音声Vが受信されている。ノイズN〜Nj+3については、逆位相ノイズN′が加算されるので、ノイズN〜Nj+3と逆位相ノイズN′とが互いに打ち消しあい、スピーカ33からは、ノイズN〜Nj+3の騒音はほとんど出力されないようにすることができる。一方、被検体13の発した音声Vは、逆位相ノイズN′による影響を受けないので、スピーカ33からは、被検体13の音声Vが出力される。したがって、マイク31は、ノイズN〜Nj+3と被検体13の音声Vとの両方を同時に受信しているが、スピーカ33から発せられる音は、ノイズN〜Nj+3が十分に低減されているので、操作者14は、スピーカ33を通じて、被検体13の音声Vをはっきりと聞き取ることができる。
また、マイク31で取得したノイズNの逆位相ノイズN’を生成することによりノイズを低減している。したがって、マイク31の他に、ノイズを取得するための専用のマイクが不要となり、コストの削減を図ることができる。
尚、第1の実施形態では、1回目のパルスシーケンスPSが実行されることにより発生したノイズNの逆位相ノイズN′を、2回目以降のパルスシーケンスが実行されることにより発生したノイズN〜Nに加算して、ノイズキャンセルを行っている。しかし、被検体13の発生した音声Vをクリアに聞き取ることができるのであれば、必ずしもノイズN〜Nの全てをキャンセルする必要はない(図4参照)。
図4は、ノイズN〜Nの一部のみをキャンセルする場合の説明図である。
図4では、パルスシーケンスPS(mは2以上の偶数)に同期して逆位相ノイズN′を生成するが、パルスシーケンスPSm+1に対しては逆位相ノイズN′を生成しない場合の例が示されている。この場合、ノイズNj-1およびNj-3はキャンセルすることはできないが、ノイズNjおよびNj-2はキャンセルされる。このように、一部のノイズのみしかキャンセルしない場合でも、被検体13の発生した音声Vをクリアに聞き取ることができるのであれば、ノイズN〜Nの一部のみをキャンセルしてもよい。
また、第1の実施形態では、1回目のパルスシーケンスPSが実行されることにより発生したノイズNの逆位相ノイズN′を用いて、ノイズキャンセルを行っている。しかし、k(k≧2)回目のパルスシーケンスPSが実行されることにより発生したノイズNkの逆位相ノイズNk′を、k+1回目以降のパルスシーケンスにより発生したノイズに加算して、ノイズキャンセルを行ってもよい。しかし、この場合、1回目〜(k−1)回目のパルスシーケンスPS〜PSk-1が実行されることにより発生したノイズN〜Nk-1はキャンセルすることができない。したがって、k回目のパルスシーケンスが実行される前に被検体13が音声Vを発した場合、オペレータ14は被検体13の音声Vをはっきりと聞き取ることができない恐れがある。このような理由から、1回目のパルスシーケンスPSが実行されることにより発生したノイズNの逆位相ノイズN′を用いてノイズキャンセルを行うことが望ましい。
(2)第2の実施形態
第2の実施形態では、心拍同期法で撮影する場合について説明する。
図5は、第2の実施形態のMRI装置100を示す概略図である。
第2の実施形態のMRI装置100は、脈波センサ41と、脈波信号処理部42とを備えているが、その他は、第1の実施形態のMRI装置1と同じである。
脈波センサ4は、被検体13の脈波を検出する。
脈波信号処理部42は、脈波センサ41からの脈波信号に、デジタル化処理を含む各種の処理を施し、シーケンサ6および音声処理部32に伝送する。
次に、第2の実施形態において、被検体13を撮影するときに実行されるスキャンについて説明する。
図6は、第2の実施形態において実行されるスキャンの説明図である。
図6(a)は、脈波信号、図6(b)は、パルスシーケンスPS(i=1〜z)、および図6(c)は、パルスシーケンスPSが実行されている間にマイク31に入力される音を示す図である。
パルスシーケンスPSは、脈波信号のピークから遅延時間TDだけ遅れて実行される(図6(a)および(b)参照)。したがって、撮影中に脈波信号のピーク間隔が変動した場合、パルスシーケンスPSの繰返時間TRも変動するので、パルスシーケンスPSを実行することにより発生するノイズN(i=1〜z)の繰返時間TRも変動する(図6(c)参照)。図6では、脈波信号は、ピーク間隔A(ピークP1〜Pk+1)から、ピーク間隔B(ピークPk+1とピークPk+2との間)に変化し、その後、ピーク間隔C(ピークPk+2以降)に変動している。この結果、撮影中に発生するノイズNの繰返時間TRが、TRa、TRb、TRcと変化する。しかし、第2の実施形態では、ノイズNの繰返時間TRが変動する場合であっても、ノイズを十分に低減することができる。以下に、第2の実施形態において、音声処理部32がノイズをどのようにして低減しているかについて説明する(図7参照)。
図7は、音声処理部32においてノイズを低減する方法を説明する図である。
図7(a)は、脈波センサ41で検出される脈波信号を示す図、図7(b)は、パルスシーケンスPSを示す図、図7(c)は、パルスシーケンスPSが実行されている間にマイク31に入力される音を概略的に示す図、図7(d)は、音声処理部32のノイズ低減手段322が生成する逆位相ノイズを示す図、図7(e)は、スピーカ33から出力される音声を示す図である。
脈波信号のピークP(図7(a)参照)に同期して、1回目のパルスシーケンスPS(図7(b)参照)が実行されると、ノイズNが発生し(図7(c)参照)、マイク31に入力される(尚、1回目のパルスシーケンスPSが実行されている間は、被検体13は声を発していないとする)。マイク31に入力されたノイズNは、音声処理部32を経由して、スピーカ33から出力される(図7(d)参照)。このとき、音声処理部32の録音手段321は、ノイズNを録音しておく。
1回目のパルスシーケンスPSが実行された後、脈波信号のピークPに同期して、2回目のパルスシーケンスPSが実行される。
2回目のパルスシーケンスPSが実行されると、ノイズNが発生し、マイク31に入力される。マイク31に入力されたノイズNは、音声処理部32に伝送される。一方、音声処理部32のノイズ低減手段322は、脈波信号処理部42から伝送された脈波信号のピークPに同期して(脈波信号のピークPから遅延時間TDだけ遅れて)、録音されたノイズNの逆位相ノイズN′を生成し、逆位相ノイズN′を、音声処理部32に伝送されてきたノイズNに加算する。したがって、ノイズNと逆位相ノイズN′とが互いに打ち消しあい、スピーカ33からは、実質的に、ノイズNによる騒音が聞こえないようにすることができる(図7(e)参照)。
2回目のパルスシーケンスPSが実行された後、脈波信号のピークPに同期して、
3回目のパルスシーケンスPSが実行される。
3回目のパルスシーケンスPSが実行されると、ノイズN3が発生し、マイク31に入力される。マイク31に入力されたノイズN3は、音声処理部32に伝送される。一方、音声処理部32のノイズ低減手段322は、脈波信号処理部42から伝送された脈波信号のピークPに同期して(脈波信号のピークPから遅延時間TDだけ遅れて)、録音されたノイズNの逆位相ノイズN′を生成し、逆位相ノイズN′を、音声処理部32に伝送されてきたノイズN3に加算する。したがって、ノイズN3と逆位相ノイズN′とが互いに打ち消しあい、スピーカ33からは、実質的に、ノイズN3による騒音が聞こえないようにすることができる(図7(e)参照)。
以下同様に、i(i≧4)回目のパルスシーケンスPSが実行されることによりノイズNが発生するが、ノイズNと逆位相ノイズN′とが互いに打ち消しあい、スピーカ33からは、実質的に、ノイズNによる騒音が聞こえないようにすることができる(図7(e)参照)。
尚、パルスシーケンスPSは脈波信号のピークに同期して実行されるので、図7に示すように、被検体13の心拍が乱れると、パルスシーケンスPSにより発生するノイズNの繰返時間が変動する。しかし、音声処理部32のノイズ低減手段322は、脈波信号処理部42から伝送された脈波信号のピークに同期して逆位相ノイズN′を生成しているので、撮影中にノイズNの繰返時間が変動しても、逆位相ノイズの繰返時間を、ノイズNの繰返時間に合わせることができ、ノイズNと逆位相ノイズN′とを互いに打ち消すことができる。
ただし、j回目〜j+3回目のパルスシーケンスPS〜PSj+3では、ノイズN〜Nj+3だけでなく、被検体13の音声Vが受信されている。ノイズN〜Nj+3については、逆位相ノイズN′が加算されるので、ノイズN〜Nj+3と逆位相ノイズN′とが互いに打ち消しあい、スピーカ33からは、ノイズN〜Nj+3の騒音はほとんど出力されないようにすることができる。一方、被検体13の発した音声Vは、逆位相ノイズN′による影響を受けないので、スピーカ33からは、被検体13の音声Vが出力される。したがって、マイク31は、ノイズN〜Nj+3と被検体13の音声Vとの両方を同時に受信しているが、スピーカ33から発せられる音は、ノイズN〜Nj+3が十分に低減されているので、操作者14は、スピーカ33を通じて、被検体13の音声Vをはっきりと聞き取ることができる。
第2の実施形態では、脈波信号に同期してパルスシーケンスを実行する例について説明されている。しかし、本発明は、脈波信号以外の別の生体信号(例えば、呼吸信号、心電信号)に同期してパルスシーケンスを実行する場合にも適用することができる。例えば、呼吸信号又は心電信号に同期してパルスシーケンスを実行する場合には、呼吸信号又は心電信号に同期して逆位相ノイズN′を生成することによって、ノイズNと逆位相ノイズN′とを互いに打ち消すことができる。呼吸信号は、ベローズや、ナビゲータエコー法を用いて収集することができる。
1 MRI装置
2 磁場発生装置
3 テーブル
4 クレードル
5 受信コイル
6 シーケンサ
7 送信器
8 勾配磁場電源
9 受信器
10 中央処理装置
11 入力装置
12 表示装置
13 被検体
14 オペレータ
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 送信コイル
30 音声伝送装置
31 マイク
32 音声処理部
33 スピーカ
41 脈波センサ
42 脈波信号処理部
321 録音手段
322 ノイズ低減手段

Claims (6)

  1. 被検体から磁気共鳴信号を収集するためのパルスシーケンスを複数回実行する磁気共鳴イメージング装置であって、
    複数回のパルスシーケンスが実行されている間に、前記被検体の音声を取得するマイクと、
    前記複数回のパルスシーケンスのうち、n(1以上の整数)回目の前記パルスシーケンスを実行している間に前記マイクで受信されたノイズに基づいて、n+j(jは1以上の整数)回目の前記パルスシーケンスを実行している間に前記マイクで受信された音に含まれるノイズを低減するノイズ低減手段と、
    前記ノイズが低減された音を出力するスピーカと、
    を有する、磁気共鳴イメージング装置。
  2. n回目の前記パルスシーケンスを実行している間に前記マイクで受信されたノイズを録音する録音手段を有し、
    前記ノイズ低減手段は、
    前記録音手段により録音されたノイズの逆位相のノイズを生成し、前記逆位相のノイズを、n+j(j≧1)回目の前記パルスシーケンスを実行している間に前記マイクで受信された音に加算する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記ノイズ低減手段は、
    前記パルスシーケンスが実行されるタイミングに同期して、前記録音手段により録音されたノイズの逆位相のノイズを生成し、前記逆位相のノイズを前記マイクで受信された音に加算する、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記ノイズ低減手段は、
    前記パルスシーケンスの勾配磁場が印加されるタイミングに同期して、前記録音手段により録音されたノイズの逆位相のノイズを生成し、前記逆位相のノイズを前記マイクで受信された音に加算する、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記パルスシーケンスは、前記被検体の生体信号に同期して実行され、
    前記ノイズ低減手段は、
    前記生体信号に同期して、前記録音手段により録音されたノイズの逆位相のノイズを生成し、前記逆位相のノイズを前記マイクで受信された音に加算する、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記生体信号は、脈波信号、心電信号、又は呼吸信号である、請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
JP2010067356A 2010-03-24 2010-03-24 磁気共鳴イメージング装置 Expired - Fee Related JP5774280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010067356A JP5774280B2 (ja) 2010-03-24 2010-03-24 磁気共鳴イメージング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010067356A JP5774280B2 (ja) 2010-03-24 2010-03-24 磁気共鳴イメージング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011194178A JP2011194178A (ja) 2011-10-06
JP5774280B2 true JP5774280B2 (ja) 2015-09-09

Family

ID=44873097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010067356A Expired - Fee Related JP5774280B2 (ja) 2010-03-24 2010-03-24 磁気共鳴イメージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5774280B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101499831B1 (ko) 2012-09-25 2015-03-18 삼성전자 주식회사 자기공명영상장치 및 그 제어방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4696030A (en) * 1985-12-16 1987-09-22 Elscint Ltd. Patient operator intercom arrangements for magnetic resonance imaging systems
JPH07246193A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置
JPH11206737A (ja) * 1998-01-28 1999-08-03 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus 磁気共鳴撮影装置
JP2009188858A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 National Institute Of Information & Communication Technology 音声出力装置、音声出力方法、及びプログラム
JP2010227500A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 National Institute Of Information & Communication Technology ノイズキャンセルシステム、ノイズキャンセル方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011194178A (ja) 2011-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2860544B1 (en) Audio apparatus and method of reducing noise
JP5144968B2 (ja) 導体の振動を抑えたrfコイルおよびその製造方法
CN104247307B (zh) 超声接收器前端
JP5803913B2 (ja) 超音波診断装置及びプログラム
Lee et al. Frequency-domain active noise control for magnetic resonance imaging acoustic noise
GB2413917A (en) Reducing auditory perception of noise associated with a medical imaging process
EP4088664A1 (en) Multi-user system for the acquisition, generation and processing of ultrasound images
JP5774280B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US9552803B2 (en) Communication method, communication system, and magnetic resonance apparatus
KR20060122744A (ko) 자기 공명 화상 촬영 장치 및 화상 촬영 장치
JP5171021B2 (ja) Rfパルス用周波数シンセサイザ、mri装置、およびrfパルス生成方法
KR100849287B1 (ko) 초음파 진단 장치
CN108324323B (zh) 一种超声成像方法及超声成像设备
Rudd et al. In situ active noise cancellation applied to magnetic resonance imaging
CN111462723B (zh) 主动降噪方法及装置
US11719794B2 (en) Ultrasound probe and processing method
JP2016041158A (ja) 光音響画像化装置
JP4343830B2 (ja) 予め決められた波動場を発生させるための方法
JP2008099823A (ja) 磁気共鳴イメージング装置及びそのパルスシーケンス方法
Lee et al. A method of using open-loop and adaptive control for reducing MRI noise
JP4638999B2 (ja) 送信パルス信号生成方法、送信方法、受信信号処理方法および超音波診断装置
JPH10216101A (ja) 核磁気共鳴検査装置
Lin et al. Real-time active noise control of magnetic resonance imaging acoustic noise.
JP2018015283A (ja) 超音波診断装置
JP5951931B2 (ja) 信号処理装置および磁気共鳴イメージング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20121016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5774280

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees