JP5772746B2 - リテーナおよびバルブスプリング取付方法および取付工具 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示される組付装置は、チルト台をチルト動作させながらこのような取付動作を行うことで、吸気側および排気側のバルブを適宜鉛直姿勢にし、バルブスプリングおよびコッタ付きリテーナを取り付ける。
すなわち、ビーハイブバルブスプリングに載置されるリテーナの中心位置は、ビーハイブバルブスプリングの基端側の中心位置に対して位置ずれしてしまう可能性がある(図4に示す符号121C・130C参照)。
また、ビーハイブバルブスプリングの基端側は、その中心位置がバルブの中心位置に合うように、シリンダヘッドのスプリング受け面によって位置決めされる。
つまり、リテーナは、ビーハイブバルブスプリングに載置されたときに、バルブに対して芯ずれしてしまう可能性がある。
従って、特許文献1に開示される組付装置をビーハイブバルブスプリングに対して適用した場合には、芯ずれしたリテーナをそのまま押圧してしまうため、コッタをバルブに嵌装できない可能性がある。この場合には、ビーハイブバルブスプリングが圧縮後に元の状態に戻ってしまう。
このため、従来技術においては、異形スプリングを自動的にバルブに取り付けることができなかった。
このようなバルブスプリング120には、大径部121および小径部122が形成される。
このように、本実施形態のバルブスプリング120は、一端の径(大径部121の外径寸法および内径寸法)が他端の径(小径部122の外径寸法および内径寸法)よりも大きい。
これにより、リテーナ130は、押圧状態が保持される。また、バルブスプリング120は、圧縮された状態で保持される。
バルブスプリング120およびリテーナ130は、このようにしてバルブ110に対して取り付けられる。
この場合、小径部122に載置されるリテーナ130の中心位置130Cは、大径部121の中心位置121Cに対して位置ずれしてしまう可能性がある。
つまり、リテーナ130は、小径部122に載置されたときに、バルブ110に対して芯ずれしてしまう可能性がある。
このような工具本体10には、押圧部11が形成される。
本実施形態では、工具本体10の中心位置が把持位置Pとして設定される。
このため、以下では、図1および図2における左側のアーム部31およびクランプ部32の構成についてのみ説明を行い、図1および図2における右側のアーム部31およびクランプ部32の構成に関する説明を省略する。
取付工具1は、シリンダ20を駆動して前記ロッドを伸縮させることにより、スプリング把持部30のクランプ部32を把持位置Pに対して近接離間させる。
このようなスプリング把持部30のクランプ部32は、大径部121に対して対向する側部が当接部32aとして形成される。
このようにして、スプリング把持部30は、把持位置Pに大径部121の中心位置121Cが位置した状態で大径部121を把持する。
このように、スプリング把持部30は、工具本体10に接続されて大径部121を把持する第一の把持部として機能する。
このため、以下では、図1および図3における左側のアーム部41、チャック部42、およびスプリング43の構成についてのみ説明を行い、他のアーム部41、チャック部42、およびスプリング43の構成に関する説明を省略する。
従って、図3における左右両側および下側のリテーナ把持部40のチャック部42は、それぞれリテーナ130の周方向における一箇所で、リテーナ130と当接する。つまり、リテーナ把持部40は、リテーナ130の周方向における三箇所で、リテーナ130と当接する。
スプリング43は、凸部41aよりも上方に配置される。
また、取付工具1は、リテーナ把持部40のアーム部41に対する押圧を解除することでスプリング43の圧縮状態を解除し、凸部41aを支点としてリテーナ把持部40を図1における反時計回り方向に回転させる。これにより、リテーナ把持部40のチャック部42は、内側に閉じて工具本体10に対して外側から接近する。
このように、スプリング把持部30とリテーナ把持部40とは独立して駆動可能である。
また、リテーナ把持部40は、全ての押圧が解除されている状態において、リテーナ130をチャック部42で把持できるように、スプリング43の長さやチャック部42の形状等が設定されている。
このように、リテーナ把持部40は、工具本体10に接続されて小径部122に載置されたリテーナ130を把持する第二の把持部として機能する。
遊動機構50は、例えば、工具本体10を支持するロボットのアームAに設けられ、複数の弾性体51を介してアームAを支持することでアームAおよび工具本体10を遊動可能に構成される。すなわち、工具本体10は、図1における左右方向と、図1における紙面奥側に向かう方向と、図1における紙面手前側に向かう方向との四方向に所定量だけ遊動可能である。
また、取付工具1は、遊動機構50による遊動を固定可能(つまり、遊動不能)に構成される。
このとき、取付工具1は、スプリング把持部30のクランプ部32およびリテーナ把持部40のチャック部42を把持位置Pから離間させ、取付工具1の下方向への移動にスプリング把持部30およびリテーナ把持部40が干渉しないようにしている(図5に示す矢印参照)。
このとき、大径部121の径方向外側には、スプリング把持部30のクランプ部32が位置する。また、リテーナ130の径方向外側には、リテーナ把持部40のチャック部42が位置する。
従って、この時点においては、取付工具1、小径部122、およびリテーナ130が、バルブ110に対して芯ずれしている状態である。
これにより、取付方法では、一方のスプリング把持部30のクランプ部32が大径部121に当接してから、他方のスプリング把持部30のクランプ部32が大径部121に当接するまでの間、遊動機構50によって工具本体10を遊動させる。
このような緩衝材としては、本実施形態にあるようなゴムの他に、ウレタン等がある。
すなわち、取付工具1は、把持位置Pを大径部121の中心位置121Cに位置決めした状態でリテーナ130を把持する。
このため、リテーナ130を把持するときには、一のリテーナ把持部40のチャック部42(例えば、図3における左側のチャック部42)が、他のリテーナ把持部40のチャック部42(例えば、図3における右側および下側のチャック部42)よりも先に、リテーナ130に当接する。
これは、他のリテーナ把持部40のチャック部42がリテーナ130に当接した場合においても同様である(図3参照)。
また、取付方法は、大径部121とリテーナ130とを把持することで、大径部121の中心位置121Cおよび小径部122の中心位置をバルブ110と同軸上に固定するものである。
これにより、取付工具1は、押圧部11でリテーナ130を押圧し、バルブ110に対してバルブスプリング120およびリテーナ130を取り付ける。
このため、取付方法および取付工具1は、リテーナ130が芯ずれした場合でも、バルブスプリング120およびリテーナ130を確実にバルブ110に対して取り付けることができる。
従って、取付方法および取付工具1は、ビーハイブバルブスプリングのような異形スプリングをバルブスプリング120として採用した場合でも、バルブスプリング120およびリテーナ130を自動的にバルブ110に対して取り付けることができる。
従って、取付方法および取付工具1は、バルブスプリング120の筒軸方向が鉛直方向に対してやや傾斜しているような状態でも、バルブスプリング120およびリテーナ130を確実に取り付けることができる。
より詳細には、スプリング把持部30の当接部32aは、バルブスプリング120の周方向におけるどの位置においても、大径部121に対して上下方向に沿って二箇所で当接可能となるように、その高さ寸法が設定されている。
このように構成することで、取付工具1は、シリンダヘッド100の内壁101に干渉することなく、バルブスプリング120およびリテーナ130に接近させることができる。
10 工具本体
11 押圧部
30 スプリング把持部
40 リテーナ把持部
100 シリンダヘッド
110 バルブ
120 バルブスプリング
121 大径部(一端)
122 小径部(他端)
130 リテーナ
Claims (4)
- リテーナおよび一端の径が他端の径よりも大きいバルブスプリングを、シリンダヘッドに支持されるバルブに対して取り付けるリテーナおよびバルブスプリング取付方法であって、
前記他端に前記リテーナを載置するとともに、前記一端を前記シリンダヘッドに載置し、
前記一端および前記他端の中心位置を前記バルブと同軸上に固定し、
前記リテーナを前記バルブに向かって押圧し、前記バルブに対して前記リテーナおよび前記バルブスプリングを取り付ける、
リテーナおよびバルブスプリング取付方法。 - 前記リテーナおよびバルブスプリング取付方法は、
前記一端と前記リテーナとを把持することで、前記一端および前記他端の中心位置を前記バルブと同軸上に固定するものであり、
前記リテーナを前記バルブに対して取り付けるまでに、前記バルブスプリングの一端の把持を解除する、
請求項1に記載のリテーナおよびバルブスプリング取付方法。 - リテーナおよび一端の径が他端の径よりも大きいバルブスプリングを、シリンダヘッドに支持されるバルブに対して取り付けるリテーナおよびバルブスプリング取付工具であって、
工具本体と、
前記工具本体に接続されて前記一端を把持する第一の把持部と、
前記工具本体に接続されて前記他端に載置されたリテーナを把持する第二の把持部と、
前記リテーナを押圧する押圧部と、
を具備し、
前記第一の把持部と前記第二の把持部とは独立して駆動可能であり、
前記第二の把持部は前記第一の把持部の内側に配置され、
前記押圧部は前記第二の把持部の内側に配置される、
リテーナおよびバルブスプリング取付工具。 - 前記第一の把持部および前記第二の把持部を一体的に遊動可能な遊動機構、
をさらに具備する、
請求項3に記載のリテーナおよびバルブスプリング取付工具。
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