JP5771475B2 - 無線通信端末および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線ネットワークに未参加の無線通信端末を無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を行う無線通信端末および制御方法に関する。
従来、無線LAN機能を有する無線通信端末がアクセスポイント(以下、APと略記する)の提供するネットワーク(インフラストラクチャネットワーク)に参加するには、無線通信端末においてネットワークID(SSID)、認証方式、暗号化方式、および暗号キーといった様々な情報(ネットワーク設定情報)を設定する必要があった。また、この設定を行うには無線通信端末上で様々な設定の入力を要していた。この設定の入力は複雑であったため、特に無線LAN技術に不慣れなユーザにとっては、設定を行うのは困難であった。
この問題に対し、ネットワーク設定情報の設定処理(参加セットアップ処理)を簡単に行い、無線通信端末をインフラストラクチャネットワークに参加させるための無線LANの業界標準の技術として、Wi−Fi Protected Setup(TM)(以下、WPSと略する)認証が行われており、その技術仕様として非特許文献1が公開されている。この非特許文献1であるWi−Fi Simple Configuration Specification v2.0.0は、例えば、https://www.wi−fi.org/knowledge_center_overview.php?type=4より入手可能である。
WPSではいくつかのセットアップ方式が規定されている。例えば、第1のセットアップ方式として、無線LAN機能を有しネットワークへの参加を希望する未参加の無線通信端末と、ネットワーク内の参加済みの無線通信端末(主にAP)とのそれぞれにおいて、ユーザが実際のボタンを押す、またはGUI機能(グラフィカルユーザインタフェース機能)を利用してユーザが画面上のボタンを押すことで、WPSで定義された固定値を参加セットアップ処理時の識別情報として双方の無線通信端末で用いて参加セットアップ処理を行う方式(以下、PBC方式と略する)がある。また、第2のセットアップ方式として、未参加の無線通信端末で任意の値として生成されて画面に表示されたPINコードを参加セットアップ処理時の識別情報として参加済みの無線通信端末(主にAP)へ入力することで参加セットアップ処理を行う方式(以下、PIN方式と略する)がある。
これらのセットアップ方式による参加セットアップ処理を行うことにより、APが保有するネットワーク設定情報を安全に無線通信端末に渡すことができる。WPSによるネットワーク設定情報の受け渡しが終了した後、暗号キー等の入力といった面倒な作業をユーザが行う必要なく、無線通信端末は、渡されたネットワーク設定情報を設定することができ、APとの間で必要に応じて認証処理を実施し、APとの間でデータ通信を行うことができる。なお、APへPINコードを入力する際は、例えばAPが所属するネットワーク内の他の端末からブラウザを用いて入力することにより実施できる。
Wi−Fi Simple Configuration Specification v2.0.0
一方、近年、APを必要とするインフラストラクチャモードとは異なり、無線通信端末同士が直接無線LAN通信を行うアドホックモードが、ゲーム機やカメラといった携帯型端末を中心に普及し始めている。アドホックモードでは、インフラストラクチャモードにおけるAPのような、ネットワーク内で中心となる端末は存在せず、それぞれの端末が対等な立場で通信を行う。
アドホックモードにおいても、インフラストラクチャモードと同様にネットワーク設定情報の設定は複雑であり、従来のWPSをアドホックネットワークでも動作できるようにすることが望ましい。その際、アドホックモードでは、インフラストラクチャモードにおけるAPのようなネットワークを管理する立場の端末が存在しないため、例えばPBC方式であれば参加済みのいずれの無線通信端末でボタンが押されても、未参加の無線通信端末との間で参加セットアップ処理が可能となりうる。
ここで、既存のアドホックネットワークに参加済みの複数の無線通信端末が存在する状態で、WPSのPBC方式により、未参加の複数の無線通信端末をこのアドホックネットワークに参加させる場合の例を図20および図21に示す。図20(a)に示すように、無線通信端末130,131はアドホックネットワーク180に参加済みであり、無線通信端末132,133はアドホックネットワーク180に未参加である。
PBC方式により未参加の複数の無線通信端末をアドホックネットワークに参加させる場合、ユーザが参加済みの任意の1台の無線通信端末130と、最初に参加させたい未参加の1台の無線通信端末132とでボタンを押すと(図20(a))、それらの無線通信端末間で参加セットアップ処理が実施される(図20(b))。参加セットアップ処理が完了すると、未参加であった無線通信端末132は、参加セットアップ処理を行うことによりアドホックネットワーク180に参加済みの無線通信端末となる(図20(c))。
ユーザは参加セットアップ処理の完了を目視で確認した後、引き続き、参加済みの任意の1台の無線通信端末130と、次に参加させたい未参加の1台の無線通信端末133とでボタンを押す(図21(a))。図21(a)では、ボタンが押される参加済みの無線通信端末130は、先の参加セットアップ処理でボタンが押された参加済みの無線通信端末であるが、それ以外の参加済みの無線通信端末でもよい。それらボタンが押された無線通信端末間で参加セットアップ処理が実施される(図21(b))。参加セットアップ処理が完了すると、未参加であった無線通信端末133は、参加セットアップ処理を行うことによりアドホックネットワーク180に参加済みの無線通信端末となる(図21(c))。このようにして、複数の未参加の無線通信端末は既存のアドホックネットワークに参加することができる。
しかしながら、WPSの参加セットアップ処理は、種々のメッセージ交換を要することと、処理中に複雑な計算を要することから、長いもので参加セットアップ処理に数十秒を有する場合がある。上述した手順では、ユーザは参加セットアップ処理の終了を目視で確認し、その後再びボタンを押すことになるため、ユーザがボタンを押すために拘束される時間が長く、また、全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでに時間を要するという問題がある。
一方、図22に示すように、双方の無線通信端末でボタンが押され(図22(a))、参加セットアップ処理の完了を待たずに、先にボタンを押した参加済みの無線通信端末130および未参加の無線通信端末132それぞれとは別の参加済みの無線通信端末131および未参加の無線通信端末133のボタンを押すことが可能である(図22(b))。しかし、この場合、未参加の無線通信端末133は、ボタンが押された参加済みの無線通信端末を複数発見するため(図22(c))、ボタンが押された参加済みのどの無線通信端末と参加セットアップ処理を行うべきかを確定することができない状況となり、WPSにおける複数の無線通信端末を発見したことを示すエラーが発生する(図22(d))。そのため、図20および図21の手順での問題である、ユーザがボタンを押すために拘束される時間が長く、また、全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでに時間を要するという問題を解決することができない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、複数の未参加の無線通信端末を既存の無線ネットワークに加える場合に、参加セットアップ処理の待ち時間を短くし、また全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでの時間を短縮することができる無線通信端末および制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、所定の無線ネットワークに参加中の無線通信端末であって、前記無線ネットワークにおける代理無線通信端末の識別子を記憶する記憶部と、他の無線通信端末と無線通信を行う無線通信部と、所定のイベントを受け付けるイベント受付部と、前記所定のイベントが前記イベント受付部に受け付けられた後では、前記無線ネットワークへの参加要求および前記無線ネットワークへの参加セットアップ処理要求が受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した未参加無線通信端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する処理部と、前記処理部が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求が受信された場合、前記記憶部に記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末に対して前記イベントの受付を要求するイベント要求を前記無線通信部に無線送信させる制御部と、を有する無線通信端末である。
所定の無線ネットワークに未参加の無線通信端末が未参加端末と定義され、前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末である参加中端末から無線送信されたイベント要求を受信し所定のイベントを受け付けた後では、前記未参加端末から無線送信された、前記無線ネットワークへの参加セットアップ処理要求を受信した場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する、前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末が代理端末と定義される。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記処理部が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求が受信された場合、新たな前記参加要求を無線送信した前記未参加無線通信端末に対して、前記記憶部に記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末を通知する情報を前記無線通信部に無線送信させる。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記処理部が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求が受信された場合、前記記憶部に記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末に対して、新たな前記参加要求を無線送信した前記未参加無線通信端末に関する情報を、前記無線通信部に無線送信させる。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記処理部が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に、新たな前記参加要求が受信され、かつ、新たな前記イベントが前記イベント受付部に受け付けられた場合、前記記憶部に記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末に対して前記イベントの受付を要求するイベント要求を前記無線通信部に無線送信させる。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部はさらに、前記イベント受付部に受け付けられた前記イベントに基づいて、前記参加セットアップ処理の方式を決定する。
また、本発明の無線通信端末において、前記参加セットアップ処理の方式は、WPS接続開始プロトコルで規定されているPBC方式またはPIN方式である。
また、本発明の無線通信端末は、操作部をさらに有し、前記イベント受付部は、前記操作部の所定の操作またはアプリケーションの所定の動作により前記イベントを受け付ける。
また、本発明は、所定の無線ネットワークに未参加の無線通信端末を未参加端末と定義し、所定のイベントを受け付けた後では、前記無線ネットワークへの参加要求および前記無線ネットワークへの参加セットアップ処理要求を前記未参加端末から受信した場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始し、前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求を受信した場合、前記イベントの受付を要求するイベント要求を無線送信する、前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末を参加中端末と定義するとき、前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末であって、他の無線通信端末と無線通信を行う無線通信部と、前記イベント要求が前記参加中端末から受信された場合に前記イベントを受け付けるイベント受付部と、前記イベントが前記イベント受付部に受け付けられた後では、前記参加セットアップ処理要求が前記未参加端末から受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する処理部と、を有する無線通信端末である。
また、本発明の無線通信端末において、前記処理部は、前記参加中端末が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に前記参加中端末で受信された前記参加要求を無線送信した前記未参加端末に関する情報が前記参加中端末から受信された場合には、前記イベントが前記イベント受付部に受け付けられた後、前記情報が示す前記未参加端末から前記参加セットアップ処理要求が受信されたときのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する。
また、本発明の無線通信端末において、前記処理部は、前記イベントが前記イベント受付部に受け付けられた後に前記参加要求および前記参加セットアップ処理要求が前記未参加端末から受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する。
また、本発明は、所定の無線ネットワークに参加中の無線通信端末による制御方法であって、前記無線ネットワークにおける代理無線通信端末の識別子を記憶する記憶ステップと、他の無線通信端末と無線通信を行う無線通信ステップと、所定のイベントを受け付けるイベント受付ステップと、前記所定のイベントが前記イベント受付ステップで受け付けられた後では、前記無線ネットワークへの参加要求および前記無線ネットワークへの参加セットアップ処理要求が前記無線通信ステップで受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した未参加無線通信端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する処理ステップと、前記処理ステップで前記参加セットアップ処理が開始されてから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求が前記無線通信ステップで受信された場合、前記記憶ステップで記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末に対して前記所定のイベントの受付を要求するイベント要求を無線送信させる制御ステップと、を有する制御方法である。
また、本発明は、所定の無線ネットワークに未参加の無線通信端末を未参加端末と定義し、所定のイベントを受け付けた後では、前記無線ネットワークへの参加要求および前記無線ネットワークへの参加セットアップ処理要求を前記未参加端末から受信した場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始し、前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求を受信した場合、前記イベントの受付を要求するイベント要求を無線送信する、前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末を参加中端末と定義するとき、前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末による制御方法であって、他の無線通信端末と無線通信を行う無線通信ステップと、前記イベント要求が前記参加中端末から受信された場合に前記イベントを受け付けるイベント受付ステップと、前記イベントが前記イベント受付ステップで受け付けられた後では、前記参加セットアップ処理要求が前記未参加端末から受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する処理ステップと、を有する制御方法である。
本発明によれば、無線ネットワークに参加中の無線通信端末が、参加セットアップ処理を開始してから参加セットアップ処理が完了するまでの間に、無線ネットワークに未参加の無線通信端末から新たな参加要求を受信した場合に、代理端末が参加セットアップ処理を実施するので、無線ネットワークに未参加の無線通信端末が、他の無線通信端末間で実施中の参加セットアップ処理の終了を待つという状況が発生しなくなる。したがって、複数の未参加の無線通信端末を既存の無線ネットワークに加える場合に、参加セットアップ処理の待ち時間を短くし、また全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでの時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態による無線通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末同士の通信手順を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末同士の通信手順を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末同士の通信手順を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末同士の通信手順を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末同士の通信手順を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 未参加の無線通信端末をアドホックネットワークに参加させる手順を示す参考図である。 未参加の無線通信端末をアドホックネットワークに参加させる手順を示す参考図である。 未参加の無線通信端末をアドホックネットワークに参加させる手順を示す参考図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態による無線通信端末(後述する無線通信端末1〜4)の構成を示している。図1に示す無線通信端末は、制御部10と、操作部11と、表示部12と、記憶部13と、無線通信部14とを有する。
制御部10は、無線通信端末内の各部を制御する。操作部11は、ユーザが操作するボタン等の操作部材を備えている。表示部12は、ユーザに提供する各種情報を表示する。記憶部13は、無線通信端末内で処理に使用される各種情報を記憶する。無線通信部14は、制御部10からの制御に従って、他の無線通信端末に情報やデータを送信し、他の無線通信端末から情報やデータを受信する。無線通信部14は、他の無線通信端末から情報やデータを受信した場合、受信した情報やデータを制御部10へ出力する。制御部10へ出力された情報やデータは、適宜、記憶部13に格納される。
制御部10は、イベント受付部10a、セットアップ処理部10b、通信制御部10cの機能を有する。イベント受付部10aは、アドホックネットワーク(無線ネットワーク)に未参加の無線通信端末をアドホックネットワークに参加させるためにネットワーク設定情報を設定する参加セットアップ処理を開始するイベントの発生を検知し、イベントを受け付ける。イベント受付部10aは、PBC方式およびPIN方式のどちらの処理方式によるイベントを受け付けることも可能である。
PBC方式の場合、イベント受付部10aは、ユーザが操作部材としてのボタンを押したこと、あるいはユーザがGUI機能を利用して表示部12の画面上のボタンを押したことまたはボタンを押すことに相当するメニューの選択を検出することで、参加セットアップ処理を開始するイベントを受け付ける。また、PIN方式の場合、イベント受付部10aは、参加セットアップ処理用のアプリケーションが起動(ユーザの操作によりアプリケーションが起動、あるいは無線通信端末の電源投入後に自動でアプリケーションが起動)することを検出することで、参加セットアップ処理を開始するイベントを受け付ける。
セットアップ処理部10bは、他の無線通信端末と参加セットアップ処理を行う。セットアップ処理部10bは、PBC方式およびPIN方式のうちの一方のみまたは両方の方式による参加セットアップ処理を行うことが可能である。通信制御部10cは、後述するProbe Request、Probe Response、参加セットアップ処理要求、トリガ信号の送信および受信に係る制御を行う。
本実施形態では、アドホックネットワークに未参加の無線通信端末(未参加端末)は、参加セットアップ処理を開始するイベントを受け付けた場合、アドホックネットワークへの参加要求に相当するProbe Requestを送信する。また、アドホックネットワークに未参加の無線通信端末は、Probe Requestに対する応答であるProbe Responseを受信すると、Probe Responseの送信元である無線通信端末に対してアドホックネットワークへの参加セットアップ処理要求を送信する。
一方、アドホックネットワークに参加中の無線通信端末(参加中端末)は、参加セットアップ処理を開始するイベントを受け付け、さらにProbe Requestを受信した場合、Probe Requestの送信元である無線通信端末に対してProbe Responseを送信する。また、アドホックネットワークに参加中の無線通信端末は、参加セットアップ処理要求を受信した場合、参加セットアップ処理要求の送信元の無線通信端末をアドホックネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する。
ただし、参加セットアップ処理を実施中の無線通信端末が、実施中の参加セットアップ処理と並行して別の参加セットアップ処理を実施することはできない。このため、本実施形態では、アドホックネットワークに参加中の無線通信端末は、参加セットアップ処理の実施中に新たなProbe Requestを受信した場合、他の無線通信端末に参加セットアップ処理を代理で行わせるため、イベントの受付を要求するイベント要求であるトリガ信号を、アドホックネットワークに参加中の他の無線通信端末(代理端末)へ送信する。トリガ信号を受信した無線通信端末は、トリガ信号によってイベントを受け付けた後、参加セットアップ処理要求を受信した場合、参加セットアップ処理要求の送信元の無線通信端末をアドホックネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する。
このように、アドホックネットワークに参加中の無線通信端末が参加セットアップ処理の実施中に新たなProbe Requestを受信した場合でも、トリガ信号を受信した無線通信端末が代理で参加セットアップ処理を実施することが可能となる。これによって、Probe Requestを送信した無線通信端末が、他の無線通信端末間で行われている参加セットアップ処理の終了を待つ必要がなくなるので、参加セットアップ処理の待ち時間を短くすることができる。
<第1の動作例>
次に、無線通信端末の詳細な動作を説明する。まず、図2〜図5を参照し、第1の動作例を説明する。図2〜図4は、無線通信端末の詳細な処理手順を示している。図5は、図2〜図4に従った動作の具体例を示している。図5を参照した後、図2〜図4を参照することで、図2〜図4の動作の理解がより深まるであろう。
図2は、主にアドホックネットワークに参加していない未参加の無線通信端末の動作を示している。まず、制御部10は、自身の無線通信端末がアドホックネットワークに参加済みであるか否かを判定する(ステップS101)。ステップS101の判定は、無線通信端末自身の内部の状態に基づいて行われる。記憶部13にネットワーク設定情報が格納されており、そのネットワーク設定情報に対応するアドホックネットワークのTSF Timerに自身のTSF Timerが同期していればアドホックネットワークに参加済みであり、同期していなければアドホックネットワークに参加済みでない。
自身の無線通信端末がアドホックネットワークに参加済みである場合、処理は図3のステップS120に進む。また、自身の無線通信端末がアドホックネットワークに参加済みでない場合、制御部10は、参加セットアップ処理を開始する所定のイベントの受付の有無を判定する(ステップS102)。ステップS102で判定する所定のイベントとは、自身の無線通信端末で発生する、PBC方式またはPIN方式による参加セットアップ処理を開始するイベントである。
所定のイベントを受け付けていない場合、ステップS102の判定が再度行われる。所定のイベントを受け付けた場合、制御部10は、受け付けたイベントの種類に応じた参加セットアップ処理の処理方式を決定する(ステップS1021)。具体的には、ステップS102で受け付けたイベントが、PBC方式による参加セットアップ処理を開始するイベントである場合、制御部10は処理方式をPBC方式に決定する。また、ステップS102で受け付けたイベントが、PIN方式による参加セットアップ処理を開始するイベントである場合、制御部10は処理方式をPIN方式に決定する。決定した処理方式の情報は記憶部13に格納される。
続いて、制御部10は、ステップS1021で決定した処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Request(参加要求)を送信するよう、無線通信部14を制御する。制御部10からの制御により、無線通信部14はProbe Requestを送信する(ステップS103)。なお、Probe Requestの送信先はブロードキャストである。
制御部10は、Probe Requestの送信後から所定時間以内に受信した全てのProbe Responseを記憶部13に格納する(ステップS1031)。続いて、制御部10は、ステップS1021で決定した処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Responseの送信元の無線通信端末の数を判定する(ステップS104)。
無線通信端末の数が0である場合、処理はステップS103に戻る。無線通信端末の数が2以上である場合、制御部10はエラー終了として処理を終了する。無線通信端末の数が1である場合、制御部10は、ステップS1021で決定した処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Responseが、Probe Responseの送信元の無線通信端末のMACアドレスの他に、そのMACアドレスとは異なるMACアドレスを含んでいるか否かを判定する(ステップS1041)。
異なるMACアドレスを含んでいる場合、制御部10は、参加セットアップ処理を行う相手を、その異なるMACアドレスを有する無線通信端末に決定する(ステップS1051)。また、異なるMACアドレスを含んでいない場合、制御部10は、参加セットアップ処理を行う相手を、ステップS1021で決定した処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Responseの送信元の無線通信端末に決定する(ステップS105)。ステップS1051,S105で決定した無線通信端末の情報は記憶部13に格納される。
ステップS1051,S105に続いて、制御部10は、自身の無線通信端末で決定された処理方式により、自身の無線通信端末で参加セットアップ処理の相手に決定された無線通信端末と参加セットアップ処理を実施するよう、無線通信端末内の各部を制御する(ステップS106)。なお、参加セットアップ処理では、アドホックネットワークに未参加の無線通信端末からアドホックネットワークに参加中の無線通信端末へ参加セットアップ処理要求が送信され、続いてネットワーク設定情報を受信するために必要となる種々のメッセージが参加セットアップ処理要求の送信元と送信先との間で交換され、その後、アドホックネットワークに未参加の無線通信端末でネットワーク設定情報が受信される。PBC方式では、WPSで定義された固定値が参加セットアップ処理時の識別情報として使用され、PIN方式では、アドホックネットワークに未参加の無線通信端末で生成されたPINコードが参加セットアップ処理時の識別情報として使用される。
参加セットアップ処理の終了後、制御部10は参加セットアップ処理が成功したか否かを判定する(ステップS107)。参加セットアップ処理が成功した場合、制御部10は、ステップS1021で決定した処理方式の情報を記憶部13からクリアし(ステップS1071)、ステップS1051,S105で決定した無線通信端末の情報を記憶部13からクリアする(ステップS1072)。
続いて、制御部10は、参加セットアップ処理で取得したネットワーク設定情報に基づいて、必要に応じて認証処理を実施し、参加セットアップ処理の相手の無線通信端末が参加しているアドホックネットワークに参加する(ステップS108)。アドホックネットワークへの参加は、自身のTSF Timerを、受信したProbe Responseに含まれるTSF Timerの値に同期させることで、完了する。続いて、処理は図3のステップS120に進む。
参加セットアップ処理が失敗した場合、制御部10は、ステップS1031で記憶部13に格納した全てのProbe Responseの送信元の無線通信端末との参加セットアップ処理が失敗したか否かを判定する(ステップS109)。全てのProbe Responseの送信元の無線通信端末との参加セットアップ処理が失敗した場合、制御部10はエラー終了として処理を終了する。ステップS1031で記憶部13に格納した全てのProbe Responseの送信元の無線通信端末の中で、参加セットアップ処理を実施していない無線通信端末がある場合、制御部10は、参加セットアップ処理を行う相手を、その参加セットアップ処理を実施していない無線通信端末に決定する(ステップS110)。ステップS110で決定した無線通信端末の情報は記憶部13に格納される。続いて、処理はステップS106に進む。
図3〜図4は、主にアドホックネットワークに参加中の無線通信端末の動作を示している。まず、制御部10は、Probe Requestの受信に対するProbe Responseの送信を開始する(ステップS120)。これ以降、Probe Requestが受信されると、制御部10は、その時点でProbe Responseに含める設定がなされている情報(セットされている情報)を含むProbe Responseを送信するよう、無線通信部14を制御する。制御部10からの制御により、無線通信部14はProbe Responseを送信する。なお、Probe Responseには、Probe Responseに含める設定がなされている情報(セットされている情報)のほかに、Probe Responseを送信する無線通信端末のMACアドレスが含まれる。
続いて、制御部10は、参加セットアップ処理を開始する所定のイベントの受付の有無を判定する(ステップS121)。ステップS121で判定する所定のイベントとは、自身の無線通信端末で発生する、PBC方式またはPIN方式による参加セットアップ処理を開始するイベントである。
所定のイベントを受け付けていない場合、処理はステップS123に進む。また、所定のイベントを受け付けた場合、制御部10は、受け付けたイベントの種類に応じた参加セットアップ処理の処理方式を決定する(ステップS122)。処理方式の決定方法は、ステップS1021における処理方式の決定方法と同様である。決定した処理方式の情報は記憶部13に格納される。続いて、制御部10は、これ以降に送信するProbe Responseに、ステップS122で決定した処理方式を示す処理方式情報を含める(処理方式情報をセットする)よう、無線通信端末の設定を変更する(ステップS1221)。
続いて、制御部10は、自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信したか否かを判定する(ステップS123)。自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信していない場合、または自身の無線通信端末で処理方式が決定されていない場合、処理は図4のステップS128に進む。また、自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信した場合、制御部10は、自身の無線通信端末が参加セットアップ処理の実施中であるか否かを判定する(ステップS124)。
自身の無線通信端末が参加セットアップ処理の実施中でない場合、制御部10は、参加セットアップ処理を行う相手を、自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestの送信元の無線通信端末に決定する(ステップS125)。ステップS125で決定した無線通信端末の情報は記憶部13に格納される。続いて、処理は図4のステップS128に進む。
また、自身の無線通信端末が参加セットアップ処理の実施中である場合、制御部10は、他の無線通信端末にイベントの受付を要求するトリガ信号を送信済みであるか否か(トリガ信号を送信したことがあるか否か)を判定する(ステップS126)。トリガ信号を送信済みである場合、処理は図4のステップS128に進む。また、トリガ信号を送信済みでない場合、制御部10は、自身の無線通信端末が参加しているアドホックネットワーク内の任意の1台の無線通信端末へ、自身の無線通信端末で決定された処理方式を示す処理方式情報を含むトリガ信号を送信するよう、無線通信部14を制御する。制御部10からの制御により、無線通信部14はトリガ信号を送信する(ステップS127)。トリガ信号を送信することにより、記憶部13には、トリガ信号を送信済みの状態であることを示すフラグが格納される。また、トリガ信号を受信した無線通信端末の記憶部13には、トリガ信号を受信済みの状態であることを示すフラグが格納される。
続いて、制御部10は、参加セットアップ処理要求を受信しているか否かを判定する(ステップS128)。参加セットアップ処理要求を受信していない場合、処理はステップS133に進む。また、参加セットアップ処理要求を受信している場合、制御部10は、参加セットアップ処理要求の送信元の無線通信端末が、自身の無線通信端末で決定された参加セットアップ処理の相手と一致するか否かを判定する(ステップS129)。
参加セットアップ処理要求の送信元の無線通信端末が、自身の無線通信端末で決定された参加セットアップ処理の相手と一致する場合、制御部10は、自身の無線通信端末で決定された処理方式により、自身の無線通信端末で参加セットアップ処理の相手に決定された無線通信端末と参加セットアップ処理を実施するよう、無線通信端末内の各部を制御する(ステップS130)。続いて、処理はステップS133に進む。また、参加セットアップ処理要求の送信元の無線通信端末が、自身の無線通信端末で決定された参加セットアップ処理の相手と一致しない場合、制御部10は、トリガ信号を受信済みであるか否か(過去にトリガ信号を受信したことがあるか否か)を判定する(ステップS131)。
トリガ信号を受信済みでない場合、処理はステップS133に進む。また、トリガ信号を受信済みである場合、制御部10は、参加セットアップ処理要求に含まれる処理方式情報が示す処理方式が、自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式であるか否かを判定する(ステップS132)。参加セットアップ処理要求に含まれる処理方式情報が示す処理方式が、自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式である場合、処理はステップS130に進む。また、参加セットアップ処理要求に含まれる処理方式情報が示す処理方式が、自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式でない場合、あるいは自身の無線通信端末で処理方式が決定されていない場合、制御部10は、トリガ信号を受信しているか否かを判定する(ステップS133)。
トリガ信号を受信していない場合、処理はステップS135に進む。また、トリガ信号を受信している場合、制御部10は、参加セットアップ処理を開始するイベントを受け付け、参加セットアップ処理の処理方式を、トリガ信号に含まれる処理方式情報が示す処理方式に決定する(ステップS134)。決定した処理方式の情報は記憶部13に格納される。続いて、制御部10は、参加セットアップ処理が完了しているか否かを判定する(ステップS135)。
参加セットアップ処理を実施中の場合あるいは参加セットアップ処理を未実施の場合、処理は図3のステップS123に進む。また、参加セットアップ処理が完了している場合、制御部10は、これ以降に送信するProbe Responseから処理方式情報を削除するよう、無線通信端末の設定を変更する(ステップS136)。続いて、制御部10は、記憶部13に格納されている処理方式情報をクリアし(ステップS137)、記憶部13に格納されている、参加セットアップ処理を行う相手の無線通信端末の情報をクリアし(ステップS138)、記憶部13に格納されている、トリガ信号を送信済みの状態であることを示すフラグと、トリガ信号を受信済みの状態であることを示すフラグとをクリアする(ステップS139)。トリガ信号を送信済みの状態であることを示すフラグと、トリガ信号を受信済みの状態であることを示すフラグに関しては、既にフラグがクリアされている状態である場合にはフラグのクリアを行わなくてもよい。続いて、処理は図3のステップS121に進む。
次に、図2〜図4に従った無線通信端末の動作の例を説明する。図5は、第1の動作例における各無線通信端末の動作を示している。この図は、既にアドホックネットワークが存在し、その中に無線通信端末1と無線通信端末2が存在している状態で、未参加の無線通信端末3と無線通信端末4とが参加しようとして、ユーザが無線通信端末1と無線通信端末3のボタンを押し、さらにその後、ユーザが無線通信端末4のボタンを押す例を示している。
アドホックネットワーク内の無線通信端末(図5の無線通信端末1,2)は、同一アドホックネットワークに所属している他の無線通信端末の識別子(MACアドレス)を把握している。この例では、無線通信端末1は無線通信端末2のMACアドレスを把握しており、無線通信端末2は無線通信端末1のMACアドレスを把握している。無線通信端末1と無線通信端末2間で参加セットアップ処理が行われたとき、各無線通信端末は参加セットアップ処理の相手の無線通信端末のMACアドレスを取得することが可能である。あるいは、アドホックネットワークに参加している各無線通信端末から送信されるBeacon等により他の無線通信端末のMACアドレスを取得することが可能である。
無線通信端末1でボタンが押されると(ステップS121に対応)、無線通信端末1は処理方式をPBC方式に決定し(ステップS122に対応)、Probe ResponseにPBC方式の処理方式情報をセットする(ステップS1221に対応)。また、未参加の無線通信端末3でボタンが押されると(ステップS102に対応)、無線通信端末3は処理方式をPBC方式に決定し(ステップS1021に対応)、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Requestを送信する(ステップS103に対応)。
無線通信端末1は、無線通信端末3から、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信すると、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。また、無線通信端末2は、ボタンが押されていないので、処理方式情報がセットされていないProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。
無線通信端末3は、無線通信端末1,2からProbe Responseを受信すると、受信したProbe Responseを記憶する(ステップS1031に対応)。無線通信端末1からのProbe Responseは、無線通信端末3の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含み(ステップS104に対応)、無線通信端末1のMACアドレス以外のMACアドレスを含んでいない(ステップS1041に対応)ため、無線通信端末3は参加セットアップ処理の相手を無線通信端末1に決定する(ステップS105に対応)。
無線通信端末1は、無線通信端末3から、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信しているため、参加セットアップ処理の相手を無線通信端末3に決定する(ステップS125に対応)。無線通信端末3は参加セットアップ処理要求を無線通信端末1へ送信し、無線通信端末3と無線通信端末1の間で参加セットアップ処理が実施される(ステップS106,S130に対応)。
一方、無線通信端末3と無線通信端末1の間の参加セットアップ処理の実施中に未参加の無線通信端末4でボタンが押されると(ステップS102に対応)、無線通信端末4は処理方式をPBC方式に決定し(ステップS1021に対応)、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Requestを送信する(ステップS103に対応)。
無線通信端末1は、無線通信端末4から、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信すると、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。また、無線通信端末2は、ボタンが押されていないので、処理方式情報がセットされていないProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。
無線通信端末1は、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信しており(ステップS123に対応)、無線通信端末3との参加セットアップ処理を実施中であるため(ステップS124に対応)、無線通信端末2へトリガ信号を送信する(ステップS127)。無線通信端末2は、トリガ信号を受信した後、処理方式をPBC方式に決定する(ステップS134に対応)。
無線通信端末4は、無線通信端末1から、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Responseを受信しているため、参加セットアップ処理の相手を無線通信端末1に決定し(ステップS105に対応)、無線通信端末1との参加セットアップ処理を開始する(ステップS106に対応)。しかし、無線通信端末1と無線通信端末3の間で参加セットアップ処理が実施中であるため、無線通信端末4と無線通信端末1の間の参加セットアップ処理は失敗する(ステップS107に対応)。このため、無線通信端末4は参加セットアップ処理の相手を無線通信端末2に決定し(ステップS110に対応)、無線通信端末2との参加セットアップ処理を開始する(ステップS106に対応)。この参加セットアップ処理において、無線通信端末4は無線通信端末2へ参加セットアップ処理要求を送信する。
一方、無線通信端末2では、ボタンが押されてなく所定のイベントが受け付けられていないので、参加セットアップ処理の処理方式は決定されていない。このため、ステップS123では、自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信していないと判定され、参加セットアップ処理の相手は未定である。無線通信端末2が無線通信端末4からの参加セットアップ処理要求を受信すると(ステップS128に対応)、参加セットアップ処理の相手が未定であるため、処理はステップS131に進む。
無線通信端末2は、トリガ信号を受信済みであり(ステップS131に対応)、参加セットアップ処理要求に含まれる処理方式情報が、ステップS134で決定したPBC方式の処理方式情報であるため(ステップS132に対応)、無線通信端末4との参加セットアップ処理を開始する(ステップS130に対応)。参加セットアップ処理が成功すると、無線通信端末4はアドホックネットワークに参加する(ステップS108に対応)。上記では、PBC方式による参加セットアップ処理を行う例を説明したが、PIN方式による参加セットアップ処理を行うことも可能である。
以上のように、ユーザは無線通信端末1と無線通信端末3の間の参加セットアップ処理の完了を待たずに無線通信端末4のボタンを押して参加セットアップ処理を実施することができるようになるため、ユーザの拘束される時間が短くなる。また、無線通信端末1と無線通信端末3の間の参加セットアップ処理と、無線通信端末2と無線通信端末4の間の参加セットアップ処理とを並列に実施できるため、全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでの時間を短縮することができる。
<第2の動作例>
次に、図6〜図7を参照し、第2の動作例を説明する。図6は、無線通信端末の詳細な処理手順を示している。図7は、図6に従った動作の具体例を示している。
図6は、図4に対応する図であり、主にアドホックネットワークに参加中の無線通信端末の動作を示している。図2および図3に示した動作は、第2の動作例においても同様である。以下では、第1の動作例と異なる部分について説明する。
図6において、ステップS130で参加セットアップ処理を開始した後、制御部10は、参加セットアップ処理が完了するまでの間、またはステップS121における所定のイベントの受付から所定期間が経過するまでの間に送信するProbe Responseに、自身の無線通信端末が参加しているアドホックネットワークと同一のアドホックネットワークに参加している任意の無線通信端末のMACアドレスを含める(MACアドレスをセットする)よう、無線通信端末の設定を変更する(ステップS1301)。過去に行われた参加セットアップ処理の際の相手無線通信端末の情報、あるいは各無線通信端末から送信されるBeacon等により他の無線通信端末のMACアドレスを取得することが可能である。
続いて、処理はステップS133に進む。上記以外の動作は、第1の動作例で説明した動作と同様である。なお、図3のステップS127では、ステップS1301でセットされるMACアドレスを有する無線通信端末へトリガ信号が送信される。
図7は、第2の動作例における各無線通信端末の動作を示している。この図は、既にアドホックネットワークが存在し、その中に無線通信端末1と無線通信端末2が存在している状態で、未参加の無線通信端末3と無線通信端末4とが参加しようとして、ユーザが無線通信端末1と無線通信端末3のボタンを押し、さらにその後、ユーザが無線通信端末4のボタンを押す例を示している。
無線通信端末1と無線通信端末3のボタンが押されて、無線通信端末1と無線通信端末3の間でPBC方式による参加セットアップ処理が実施されるまでの動作は図5と同様である。無線通信端末3と無線通信端末1の間の参加セットアップ処理の実施中に未参加の無線通信端末4でボタンが押されると(ステップS102に対応)、無線通信端末4は処理方式をPBC方式に決定し(ステップS1021に対応)、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Requestを送信する(ステップS103に対応)。
無線通信端末1は、無線通信端末4から、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信すると、PBC方式の処理方式情報と無線通信端末2のMACアドレスを含むProbe Responseを返信する(ステップS120,S1301で対応済み)。また、無線通信端末2は、ボタンが押されていないので、処理方式情報がセットされていないProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。
無線通信端末1は、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信しており(ステップS123に対応)、無線通信端末3との参加セットアップ処理を実施中であるため(ステップS124に対応)、無線通信端末2へトリガ信号を送信する(ステップS127)。無線通信端末2は、トリガ信号を受信した後、処理方式をPBC方式に決定する(ステップS134に対応)。
無線通信端末4は、無線通信端末1から、PBC方式の処理方式情報と無線通信端末2のMACアドレスを含むProbe Responseを受信しているため、参加セットアップ処理の相手を無線通信端末2に決定し(ステップS1051に対応)、無線通信端末2との参加セットアップ処理を開始する(ステップS106に対応)。この参加セットアップ処理において、無線通信端末4は無線通信端末2へ参加セットアップ処理要求を送信する。
一方、無線通信端末2では、ボタンが押されてなく所定のイベントが受け付けられていないので、参加セットアップ処理の処理方式は決定されていない。このため、ステップS123では、自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信していないと判定され、参加セットアップ処理の相手は未定である。無線通信端末2が無線通信端末4からの参加セットアップ処理要求を受信すると(ステップS128に対応)、参加セットアップ処理の相手が未定であるため、処理はステップS131に進む。
無線通信端末2は、トリガ信号を受信済みであり(ステップS131に対応)、参加セットアップ処理要求に含まれる処理方式情報が、ステップS134で決定したPBC方式の処理方式情報であるため(ステップS132に対応)、無線通信端末4との参加セットアップ処理を開始する(ステップS130に対応)。参加セットアップ処理が成功すると、無線通信端末4はアドホックネットワークに参加する(ステップS108に対応)。上記では、PBC方式による参加セットアップ処理を行う例を説明したが、PIN方式による参加セットアップ処理を行うことも可能である。
以上のように、無線通信端末4は、無線通信端末1からのProbe Responseによって通知されるMACアドレスを有する無線通信端末2へ参加セットアップ処理要求を送信し、無線通信端末2と参加セットアップ処理を実施する。したがって、無線通信端末4が無線通信端末1へ無駄な参加セットアップ処理要求を送信して参加セットアップ処理が失敗することがなくなるので、全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでの時間をより短縮することができる。
<第3の動作例>
次に、図8〜図10を参照し、第3の動作例を説明する。図8〜図9は、無線通信端末の詳細な処理手順を示している。図10は、図8〜図9に従った動作の具体例を示している。
図8は、図3に対応する図であり、図9は、図4に対応する図であり、主にアドホックネットワークに参加中の無線通信端末の動作を示している。図2に示した動作は、第3の動作例においても同様である。以下では、第1の動作例と異なる部分について説明する。
図8において、トリガ信号を送信済みでない場合(ステップS126)、制御部10は、自身の無線通信端末が参加しているアドホックネットワーク内の任意の1台の無線通信端末へ、自身の無線通信端末で決定された処理方式を示す処理方式情報と、Probe Resquestの送信元のMACアドレスとを含むトリガ信号を送信するよう、無線通信部14を制御する。制御部10からの制御により、無線通信部14はトリガ信号を送信する(ステップS1271)。
図9において、図4のステップS131,S132は削除されており、ステップS129で参加セットアップ処理要求の送信元の無線通信端末が、自身の無線通信端末で決定された参加セットアップ処理の相手と一致しない場合、処理はステップS133に進む。また、ステップS133でトリガ信号を受信している場合、制御部10は、処理方式を決定し(ステップS134)、参加セットアップ処理を行う相手を、トリガ信号に含まれるMACアドレスを有する無線通信端末に決定する(ステップS1341)。上記以外の動作は、第1の動作例で説明した動作と同様である。
図10は、第3の動作例における各無線通信端末の動作を示している。この図は、既にアドホックネットワークが存在し、その中に無線通信端末1と無線通信端末2が存在している状態で、未参加の無線通信端末3と無線通信端末4とが参加しようとして、ユーザが無線通信端末1と無線通信端末3のボタンを押し、さらにその後、ユーザが無線通信端末4のボタンを押す例を示している。また、この例では、無線通信端末1と無線通信端末3の間の参加セットアップ処理の実施中に、未参加の無線通信端末5が参加セットアップ処理要求を送信する。
無線通信端末1と無線通信端末3のボタンが押されて、無線通信端末1と無線通信端末3の間でPBC方式による参加セットアップ処理が実施されるまでの動作は図5と同様である。無線通信端末3と無線通信端末1の間の参加セットアップ処理の実施中に未参加の無線通信端末4でボタンが押されると(ステップS102に対応)、無線通信端末4は処理方式をPBC方式に決定し(ステップS1021に対応)、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Requestを送信する(ステップS103に対応)。
無線通信端末1は、無線通信端末4から、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信すると、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。また、無線通信端末2は、ボタンが押されていないので、処理方式情報がセットされていないProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。
無線通信端末1は、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信しており(ステップS123に対応)、無線通信端末3との参加セットアップ処理を実施中であるため(ステップS124に対応)、無線通信端末2へトリガ信号を送信する(ステップS127)。無線通信端末2は、トリガ信号を受信した後、処理方式をPBC方式に決定し(ステップS134に対応)、参加セットアップ処理の相手を、トリガ信号に含まれるMACアドレスを有する無線通信端末4に決定する(ステップS1341に対応)。
続いて、無線通信端末5が、Probe Requestを送信することなく無線通信端末2へ参加セットアップ処理要求を送信したとする。無線通信端末2は無線通信端末5からの参加セットアップ処理要求を受信するが(ステップS128に対応)、参加セットアップ処理の相手を、トリガ信号に含まれるMACアドレスを有する無線通信端末4に決定しているため、処理はステップS133に進む。このため、無線通信端末2と無線通信端末5の間で参加セットアップ処理は実施されない。
無線通信端末4は、無線通信端末1から、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Responseを受信しているため、参加セットアップ処理の相手を無線通信端末1に決定し(ステップS105に対応)、参加セットアップ処理を実施する(ステップS106)。しかし、無線通信端末1と無線通信端末3の間で参加セットアップ処理が実施中であるため、無線通信端末4と無線通信端末1の間の参加セットアップ処理は失敗する(ステップS107に対応)。
無線通信端末4は、無線通信端末1との参加セットアップ処理が失敗したため、参加セットアップ処理の相手を無線通信端末2に決定し(ステップS110に対応)、参加セットアップ処理を実施する(ステップS106)。参加セットアップ処理が成功すると、無線通信端末4はアドホックネットワークに参加する(ステップS108に対応)。上記では、PBC方式による参加セットアップ処理を行う例を説明したが、PIN方式による参加セットアップ処理を行うことも可能である。
以上のように、無線通信端末5からの予期しない参加セットアップ処理要求が無線通信端末2で受信されたとしても、無線通信端末2が無線通信端末5と参加セットアップ処理を行うことを回避することが可能となる。このため、アドホックネットワークへの参加を希望する無線通信端末4がアドホックネットワークに参加するまでに時間を余計に要することがなくなり、全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでの時間を短縮することができる。
<第4の動作例>
次に、図11〜図13を参照し、第4の動作例を説明する。図11〜図12は、無線通信端末の詳細な処理手順を示している。図13は、図11〜図12に従った動作の具体例を示している。
図11は、図3に対応する図であり、図12は、図4に対応する図であり、主にアドホックネットワークに参加中の無線通信端末の動作を示している。図2に示した動作は、第4の動作例においても同様である。以下では、第1の動作例と異なる部分について説明する。
図11において、ステップS126でトリガ信号を送信済みでない場合、制御部10は、無線通信端末の状態がトリガ信号の送信準備状態であるか否かを判定する(ステップS1261)。トリガ信号の送信準備状態については、後述する。無線通信端末の状態がトリガ信号の送信準備状態である場合、処理はステップS127に進み、トリガ信号が送信される。トリガ信号の送信後、制御部10は、記憶部13に格納されている、トリガ信号送信準備状態であることを示すフラグをクリアする(ステップS1271)。続いて、処理はステップS128に進む。また、無線通信端末の状態がトリガ信号の送信準備状態でない場合、処理はステップS128に進む。
図12において、ステップS133でトリガ信号を受信していない場合、またはステップS133でトリガ信号を受信していてステップS134で処理方式が決定された場合、制御部10は、参加セットアップ処理の実施中に、参加セットアップ処理を開始する所定のイベントの受付の有無を判定する(ステップS1341)。ステップS1341で判定する所定のイベントとは、自身の無線通信端末で発生する、PBC方式またはPIN方式による参加セットアップ処理を開始するイベントであり、参加セットアップ処理の開始前に受け付けたイベントとは別に再度受け付けるイベントである。
参加セットアップ処理の実施中に所定のイベントを受け付けていない場合、処理はステップS135に進む。また、参加セットアップ処理の実施中に所定のイベントを受け付けた場合、制御部10は、参加セットアップ処理の実施中にその相手以外の無線通信端末から受信した、自身の無線通信端末で決定された処理方式と同一の処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestの送信元の無線通信端末の数を判定する(ステップS1342)。
無線通信端末の数が2以上である場合、制御部10はエラー終了として処理を終了する。また、無線通信端末の数が0である場合、制御部10は、無線通信端末の状態をトリガ信号送信準備状態に設定する(ステップS1343)。記憶部13には、トリガ信号送信準備状態であることを示すフラグが格納される。続いて、処理はステップS135に進む。
また、無線通信端末の数が1である場合、制御部10は、自身の無線通信端末が参加しているアドホックネットワーク内の任意の1台の無線通信端末へ、自身の無線通信端末で決定された処理方式を示す処理方式情報を含むトリガ信号を送信するよう、無線通信部14を制御する。制御部10からの制御により、無線通信部14はトリガ信号を送信する(ステップS1344)。トリガ信号を送信することにより、記憶部13には、トリガ信号を送信済みの状態であることを示すフラグが格納される。また、トリガ信号を受信した無線通信端末の記憶部13には、トリガ信号を受信済みの状態であることを示すフラグが格納される。続いて、処理はステップS135に進む。上記以外の動作は、第1の動作例で説明した動作と同様である。
図13は、第4の動作例における各無線通信端末の動作を示している。この図は、既にアドホックネットワークが存在し、その中に無線通信端末1と無線通信端末2が存在している状態で、未参加の無線通信端末3と無線通信端末4とが参加しようとして、ユーザが無線通信端末1と無線通信端末3のボタンを押し、さらにその後、ユーザが無線通信端末1と無線通信端末4のボタンを押す例を示している。
無線通信端末1と無線通信端末3のボタンが押されて、無線通信端末1と無線通信端末3の間でPBC方式による参加セットアップ処理が実施されるまでの動作は図5と同様である。無線通信端末3と無線通信端末1の間の参加セットアップ処理の実施中に未参加の無線通信端末4でボタンが押されると(ステップS102に対応)、無線通信端末4は処理方式をPBC方式に決定し(ステップS1021に対応)、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Requestを送信する(ステップS103に対応)。
無線通信端末1は、無線通信端末4から、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信すると、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。また、無線通信端末2は、ボタンが押されていないので、処理方式情報がセットされていないProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。
無線通信端末1は、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信しており(ステップS123に対応)、無線通信端末3との参加セットアップ処理を実施中であり(ステップS124に対応)、トリガ信号は未送信であるが(ステップS126に対応)、トリガ信号送信準備状態にはなっていないので(ステップS1261に対応)、この時点では無線通信端末2へトリガ信号は送信されない。
無線通信端末3との参加セットアップ処理の実施中に無線通信端末1で再度ボタンが押されると(ステップS1341に対応)、参加セットアップ処理の実施中に無線通信端末4からProbe Requestを受信しているため、無線通信端末1は無線通信端末2へトリガ信号を送信する(ステップS1344に対応)。無線通信端末2は、トリガ信号を受信した後、処理方式をPBC方式に決定する(ステップS134に対応)。
無線通信端末4は、無線通信端末1から、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Responseを受信しているため、参加セットアップ処理の相手を無線通信端末1に決定し(ステップS105に対応)、参加セットアップ処理を実施する(ステップS106)。しかし、無線通信端末1と無線通信端末3の間で参加セットアップ処理が実施中であるため、無線通信端末4と無線通信端末1の間の参加セットアップ処理は失敗する(ステップS107に対応)。このため、無線通信端末4は参加セットアップ処理の相手を無線通信端末2に決定し(ステップS110に対応)、無線通信端末2との参加セットアップ処理を開始する(ステップS106に対応)。この参加セットアップ処理において、無線通信端末4は無線通信端末2へ参加セットアップ処理要求を送信する。
無線通信端末2は、トリガ信号を受信済みであり(ステップS131に対応)、参加セットアップ処理要求に含まれる処理方式情報が、ステップS134で決定したPBC方式の処理方式情報であるため(ステップS132に対応)、無線通信端末4との参加セットアップ処理を開始する(ステップS130に対応)。参加セットアップ処理が成功すると、無線通信端末4はアドホックネットワークに参加する(ステップS108に対応)。
上記では、無線通信端末1での参加セットアップ処理の実施中に無線通信端末4でボタンが押されることで無線通信端末4からProbe Requestが送信され、その後で無線通信端末1で再度ボタンが押された場合を説明した。この他に、無線通信端末1での参加セットアップ処理の実施中に無線通信端末1で再度ボタンが押され、その後で無線通信端末4でボタンが押されることで無線通信端末4からProbe Requestが送信される場合も、無線通信端末2と無線通信端末4の間で参加セットアップ処理が実施される。
この場合には、無線通信端末1では、再度ボタンが押されると(ステップS1341に対応)、無線通信端末1の状態がトリガ信号送信準備状態に設定される(ステップS1343に対応)。その後、無線通信端末1は、無線通信端末4からのProbe Requestを受信すると(ステップS123に対応)、無線通信端末3との参加セットアップ処理を実施中であり(ステップS124に対応)、トリガ信号を送信済みでなく(ステップS126に対応)、トリガ信号送信準備状態であるため(ステップS1261に対応)、無線通信端末2へトリガ信号を送信する(ステップS127に対応)。以降は上記と同様に無線通信端末2と無線通信端末4の間で参加セットアップ処理が実施され、無線通信端末4がアドホックネットワークに参加する。上記では、PBC方式による参加セットアップ処理を行う例を説明したが、PIN方式による参加セットアップ処理を行うことも可能である。
以上のように、ユーザは無線通信端末1と無線通信端末3の間の参加セットアップ処理の完了を待たずに無線通信端末1と無線通信端末4のボタンを押して参加セットアップ処理を実施することができるようになる。無線通信端末2は、無線通信端末1でボタンが押されてトリガ信号が送信されることで参加セットアップ処理を受け入れることが可能となるので、無線通信端末4以外の無線通信端末からの予期しない参加セットアップ処理要求によって無線通信端末2が無線通信端末4以外の無線通信端末と参加セットアップ処理を実施する可能性を低減することができる。このため、アドホックネットワークへの参加を希望する無線通信端末4がアドホックネットワークに参加するまでに時間を余計に要することがなくなり、全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでの時間を短縮することができる。
<第5の動作例>
次に、図14〜図16を参照し、第5の動作例を説明する。図14〜図15は、無線通信端末の詳細な処理手順を示している。図16は、図14〜図15に従った動作の具体例を示している。
図14は、図2に対応する図であり、図15は、図4に対応する図であり、主にアドホックネットワークに参加中の無線通信端末の動作を示している。図3に示した動作は、第5の動作例においても同様である。以下では、第1の動作例と異なる部分について説明する。
図14において、制御部10は、ステップS102で所定のイベントを受け付けた場合、時間の計測を開始する。ステップS107で参加セットアップ処理が失敗した場合、制御部10は、計測している時間が所定時間を超えてタイムアウトが発生したか否かを判定する(ステップS1073)。タイムアウトが発生した場合、制御部10はエラー終了として処理を終了する。タイムアウトが発生していない場合、処理はステップS103に戻る。これにより、アドホックネットワークに参加していない無線通信端末は、参加セットアップ処理に失敗した場合にProbe Requestを再度送信する。
図15において、図4のステップS131,S132は削除されており、ステップS129で参加セットアップ処理要求の送信元の無線通信端末が、自身の無線通信端末で決定された参加セットアップ処理の相手と一致しない場合、処理はステップS133に進む。また、ステップS130で参加セットアップ処理を開始した後、制御部10は、これ以降に送信するProbe Responseから処理方式情報を削除するよう、無線通信端末の設定を変更する(ステップS1305)。続いて、処理はステップS133に進む。
また、ステップS134で処理方式を決定した後、制御部10は、これ以降に送信するProbe Responseに、トリガ信号に含まれる処理方式情報と同じ処理方式情報を含める(処理方式情報をセットする)よう、無線通信端末の設定を変更する(ステップS1342)。続いて、処理はステップS135に進む。上記以外の動作は、第1の動作例で説明した動作と同様である。
図16は、第5の動作例における各無線通信端末の動作を示している。この図は、既にアドホックネットワークが存在し、その中に無線通信端末1と無線通信端末2が存在している状態で、未参加の無線通信端末3と無線通信端末4とが参加しようとして、ユーザが無線通信端末1と無線通信端末3のボタンを押し、さらにその後、ユーザが無線通信端末4のボタンを押す例を示している。
無線通信端末1と無線通信端末3のボタンが押されて、無線通信端末1と無線通信端末3の間でPBC方式による参加セットアップ処理が実施される。また、無線通信端末4でボタンが押されてProbe Requestが送信され、このProbe Requestに基づいて無線通信端末1が無線通信端末2へトリガ信号を送信する。無線通信端末4は無線通信端末1との参加セットアップ処理を開始するが、無線通信端末1と無線通信端末3の間で参加セットアップ処理が実施中であるため、無線通信端末4と無線通信端末1の間の参加セットアップ処理は失敗する。上記の動作は図5と同様である。
無線通信端末4は、参加セットアップ処理が失敗すると(ステップS107に対応)、タイムアウトが発生していなければ(ステップS1073に対応)、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Requestを再度送信する(ステップS103に対応)。無線通信端末1は、無線通信端末3との参加セットアップ処理の開始後、Probe Responseに含める情報から処理方式情報を削除しており(ステップS1305に対応)、無線通信端末4からProbe Requestを受信すると、処理方式情報がセットされていないProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。また、無線通信端末2は、トリガ信号の受信後、トリガ信号に含まれるPBC方式の処理方式情報をProbe Responseにセットしており(ステップS1342に対応)、無線通信端末4からProbe Requestを受信すると、PBC方式の処理方式情報を含むProbe Responseを返信する(ステップS120で対応済み)。
無線通信端末4は、無線通信端末1,2からProbe Responseを受信すると、受信したProbe Responseを記憶する(ステップS1031に対応)。無線通信端末2からのProbe Responseは、無線通信端末4の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含み(ステップS104に対応)、無線通信端末2のMACアドレス以外のMACアドレスを含んでいない(ステップS1041に対応)ため、無線通信端末4は参加セットアップ処理の相手を無線通信端末2に決定する(ステップS105に対応)。
無線通信端末2は、無線通信端末4から、自身の処理方式(PBC方式)と同じ処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Requestを受信しているため、参加セットアップ処理の相手を無線通信端末4に決定する(ステップS125に対応)。無線通信端末4は参加セットアップ処理要求を無線通信端末2へ送信し、無線通信端末4と無線通信端末2の間で参加セットアップ処理が実施される(ステップS106,S130に対応)。参加セットアップ処理が成功すると、無線通信端末4はアドホックネットワークに参加する(ステップS108に対応)。上記では、PBC方式による参加セットアップ処理を行う例を説明したが、PIN方式による参加セットアップ処理を行うことも可能である。
以上のように、無線通信端末4は、参加セットアップ処理が失敗した場合にProbe Requestを再度送信し、無線通信端末2から受信したProbe Responseに基づいて無線通信端末2と参加セットアップ処理を実施する。したがって、無線通信端末4が無線通信端末1へ無駄な参加セットアップ処理要求を送信して参加セットアップ処理が失敗することがなくなるので、全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでの時間をより短縮することができる。
<第6の動作例>
次に、図17〜図19を参照し、第6の動作例を説明する。図17〜図19は、無線通信端末の詳細な処理手順を示している。図17は、図2に対応する図であり、主にアドホックネットワークに未参加の無線通信端末の動作を示している。図18は、図3に対応する図であり、図19は、図4に対応する図であり、主にアドホックネットワークに参加中の無線通信端末の動作を示している。以下では、第1の動作例と異なる部分について説明する。
第1〜第5の動作例では、無線通信端末が受け付けたイベントに応じて参加セットアップ処理の処理方式が決定されるが、第6の動作例では、参加セットアップ処理の処理方式は、予め定められた処理方式に設定される。図17において、ステップS101で自身の無線通信端末がアドホックネットワークに参加済みでない場合、制御部10は、参加セットアップ処理の処理方式を所定の処理方式に設定する(ステップS1011)。所定の処理方式とは、PBC方式またはPIN方式であり、無線通信端末毎に予め定められた処理方式である。設定した処理方式の情報は記憶部13に格納される。続いて、処理はステップS102に進む。
ステップS102で所定のイベントを受け付けた場合、制御部10は、ステップS100で設定した処理方式を示す処理方式情報を含むProbe Request(参加要求)を送信するよう、無線通信部14を制御する。制御部10からの制御により、無線通信部14はProbe Requestを送信する(ステップS1030)。続いて、処理はステップS1031に進む。
ステップS1051,S105に続いて、制御部10は、ステップS100で設定した処理方式により、自身の無線通信端末で参加セットアップ処理の相手に決定された無線通信端末と参加セットアップ処理を実施するよう、無線通信端末内の各部を制御する(ステップS1061)。続いて、処理はステップS107に進む。
図18において、ステップS121で所定のイベントを受け付けた場合、制御部10は、参加セットアップ処理の処理方式を所定の処理方式に設定する(ステップS1222)。所定の処理方式とは、PBC方式またはPIN方式であり、無線通信端末毎に予め定められた処理方式である。設定した処理方式の情報は記憶部13に格納される。続いて、制御部10は、これ以降に送信するProbe Responseに、ステップS100で設定した処理方式を示す処理方式情報を含める(処理方式情報をセットする)よう、無線通信端末の設定を変更する(ステップS1223)。
図19において、ステップS129で参加セットアップ処理要求の送信元の無線通信端末が、自身の無線通信端末で決定された参加セットアップ処理の相手と一致する場合、またはステップS132で参加セットアップ処理要求に含まれる処理方式情報が示す処理方式が、自身の無線通信端末で設定された処理方式と同一の処理方式である場合、制御部10は、自身の無線通信端末で設定された処理方式により、自身の無線通信端末で参加セットアップ処理の相手に決定された無線通信端末と参加セットアップ処理を実施するよう、無線通信端末内の各部を制御する(ステップS1302)。続いて、処理はステップS133に進む。
第6の動作例では、第1の動作例に対して、参加セットアップ処理の処理方式が所定の処理方式に設定されるように変形を施しているが、第2〜第5の動作例に対して同様の変形を施すことも可能である。
上述したように、本実施形態によれば、アドホックネットワークに参加中の無線通信端末は、参加セットアップ処理を開始してから参加セットアップ処理が完了するまでの間に、アドホックネットワークに未参加の無線通信端末から新たなProbe Requestを受信した場合にトリガ信号を送信する。このトリガ信号を受信した無線通信端末は、アドホックネットワークに未参加の無線通信端末と参加セットアップ処理を実施する。このため、アドホックネットワークに未参加の無線通信端末が、他の無線通信端末間で実施中の参加セットアップ処理の終了を待つという状況が発生しなくなる。したがって、複数の未参加の無線通信端末を既存の無線ネットワークに加える場合に、参加セットアップ処理の待ち時間を短くし、また全ての未参加の無線通信端末が参加済みとなるまでの時間を短縮することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10・・・制御部、10a・・・イベント受付部、10b・・・セットアップ処理部、10c・・・通信制御部、11・・・操作部、12・・・表示部、13・・・記憶部、14・・・無線通信部

Claims (12)

  1. 所定の無線ネットワークに参加中の無線通信端末であって、
    前記無線ネットワークにおける代理無線通信端末の識別子を記憶する記憶部と、
    他の無線通信端末と無線通信を行う無線通信部と、
    所定のイベントを受け付けるイベント受付部と、
    前記所定のイベントが前記イベント受付部に受け付けられた後では、前記無線ネットワークへの参加要求および前記無線ネットワークへの参加セットアップ処理要求が受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した未参加無線通信端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する処理部と、
    前記処理部が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求が受信された場合、前記記憶部に記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末に対して前記イベントの受付を要求するイベント要求を前記無線通信部に無線送信させる制御部と、
    を有する無線通信端末。
  2. 前記制御部は、前記処理部が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求が受信された場合、新たな前記参加要求を無線送信した前記未参加無線通信端末に対して、前記記憶部に記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末を通知する情報を前記無線通信部に無線送信させる請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記制御部は、前記処理部が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求が受信された場合、前記記憶部に記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末に対して、新たな前記参加要求を無線送信した前記未参加無線通信端末に関する情報を、前記無線通信部に無線送信させる請求項1に記載の無線通信端末。
  4. 前記制御部は、前記処理部が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に、新たな前記参加要求が受信され、かつ、新たな前記イベントが前記イベント受付部に受け付けられた場合、前記記憶部に記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末に対して前記イベントの受付を要求するイベント要求を前記無線通信部に無線送信させる請求項1に記載の無線通信端末。
  5. 前記制御部はさらに、前記イベント受付部に受け付けられた前記イベントに基づいて、前記参加セットアップ処理の方式を決定する請求項1に記載の無線通信端末。
  6. 前記参加セットアップ処理の方式は、WPS接続開始プロトコルで規定されているPBC方式またはPIN方式である請求項5に記載の無線通信端末。
  7. 操作部をさらに有し、前記イベント受付部は、前記操作部の所定の操作またはアプリケーションの所定の動作により前記イベントを受け付ける請求項1に記載の無線通信端末。
  8. 所定の無線ネットワークに未参加の無線通信端末を未参加端末と定義し、
    所定のイベントを受け付けた後では、前記無線ネットワークへの参加要求および前記無線ネットワークへの参加セットアップ処理要求を前記未参加端末から受信した場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始し、前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求を受信した場合、前記イベントの受付を要求するイベント要求を無線送信する、前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末を参加中端末と定義するとき、
    前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末であって、
    他の無線通信端末と無線通信を行う無線通信部と、
    前記イベント要求が前記参加中端末から受信された場合に前記イベントを受け付けるイベント受付部と、
    前記イベントが前記イベント受付部に受け付けられた後では、前記参加セットアップ処理要求が前記未参加端末から受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する処理部と、
    を有する無線通信端末。
  9. 前記処理部は、前記参加中端末が前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に前記参加中端末で受信された前記参加要求を無線送信した前記未参加端末に関する情報が前記参加中端末から受信された場合には、前記イベントが前記イベント受付部に受け付けられた後、前記情報が示す前記未参加端末から前記参加セットアップ処理要求が受信されたときのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する請求項8に記載の無線通信端末。
  10. 前記処理部は、前記イベントが前記イベント受付部に受け付けられた後に前記参加要求および前記参加セットアップ処理要求が前記未参加端末から受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する請求項8に記載の無線通信端末。
  11. 所定の無線ネットワークに参加中の無線通信端末による制御方法であって、
    前記無線ネットワークにおける代理無線通信端末の識別子を記憶する記憶ステップと、
    他の無線通信端末と無線通信を行う無線通信ステップと、
    所定のイベントを受け付けるイベント受付ステップと、
    前記所定のイベントが前記イベント受付ステップで受け付けられた後では、前記無線ネットワークへの参加要求および前記無線ネットワークへの参加セットアップ処理要求が前記無線通信ステップで受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した未参加無線通信端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する処理ステップと、
    前記処理ステップで前記参加セットアップ処理が開始されてから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求が前記無線通信ステップで受信された場合、前記記憶ステップで記憶されている前記識別子に対応する前記代理無線通信端末に対して前記所定のイベントの受付を要求するイベント要求を無線送信させる制御ステップと、
    を有する制御方法。
  12. 所定の無線ネットワークに未参加の無線通信端末を未参加端末と定義し、
    所定のイベントを受け付けた後では、前記無線ネットワークへの参加要求および前記無線ネットワークへの参加セットアップ処理要求を前記未参加端末から受信した場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始し、前記参加セットアップ処理を開始してから前記参加セットアップ処理が完了するまでの間に新たな前記参加要求を受信した場合、前記イベントの受付を要求するイベント要求を無線送信する、前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末を参加中端末と定義するとき、
    前記無線ネットワークに参加中の無線通信端末による制御方法であって、
    他の無線通信端末と無線通信を行う無線通信ステップと、
    前記イベント要求が前記参加中端末から受信された場合に前記イベントを受け付けるイベント受付ステップと、
    前記イベントが前記イベント受付ステップで受け付けられた後では、前記参加セットアップ処理要求が前記未参加端末から受信された場合にのみ、前記参加セットアップ処理要求を無線送信した前記未参加端末を前記無線ネットワークに参加させる参加セットアップ処理を開始する処理ステップと、
    を有する制御方法。
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