JP5769511B2 - 面状照明装置 - Google Patents

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本発明は、液晶表示装置のバックライト、特に、裸眼3D表示システムに用いられる液晶表示装置用のバックライトとして好適な面状照明装置に関する。
近年、観察者が、眼鏡等の専用の器具を使用することなく、立体(3D)画像を視認することが可能な裸眼3D表示システムが注目されている。従来、このような裸眼3D表示システムにおいて、液晶表示装置に表示される左眼用画像及び右眼用画像を、バックライトからの照明光の配光制御によって、それぞれ左眼のみ及び右眼のみに供給し、それによって、裸眼3D表示を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
このような表示装置110は、図3に示すように、液晶ディスプレイパネル120、液晶ディスプレイパネル120に光を供給するバックライト130、液晶ディスプレイパネル120とバックライト130との間に配置された両面プリズムフィルム140を含む。バックライト130は、導光板125と、導光板125の第1の光入力面131に配置された右眼用画像固体光源132と、第2の光入力面133に配置された左眼用画像固体光源134を含む。また、導光板125の裏面136には、その全面に光路変更手段としてリニアプリズムが形成されている。
両面プリズムフィルム140は、導光板125の光出力面135側の面に、第1、第2の光入力面131、133と略平行に延びる三角プリズム列を備え、ディスプレイパネル120側の面に、第1、第2の光入力面131、133と略平行に延びる円筒レンズ列を備えており、この構成をもって、第1の光入力面131から導光板125に入射して光出力面135から出射した光の方向を、観察者の右眼方向に変換し、第2の光入力面133から導光板125に入射して光出力面135から出射した光の方向を、観察者の左眼方向に変換するように機能する。
そして、表示システム110は、ディスプレイパネル120に右眼用画像と左眼用画像を交互に表示するとともに、右眼用画像の表示時には、右眼用画像固体光源132を点灯(同時に、左眼用画像固体光源134を消灯)し、左眼用画像の表示時には、左眼用画像固体光源134を点灯(同時に、右眼用画像固体光源132を消灯)することによって、観察者の右眼及び左眼に、それぞれ右眼用画像及び左眼用画像を選択的に供給するものである。尚、表示システム110は、このような動作を可能にするための同期駆動素子150及び画像ソース160を備えている。
ここで、裸眼3D表示システムには、一般に、右眼用画像と左眼用画像の分離が完全には行われず、右眼用画像がある程度の明るさで観察者の左眼に供給され、また、左眼用画像がある程度の明るさで観察者の右眼に供給されるといった、所謂クロストークの問題があることが知られている。
例えば、表示システム110では、右眼用画像固体光源132から第1の光入力面131を通じて導光板125に入射した光の一部が、光出力面135から出射されないまま第2の光入力面133に到達し、そこで反射された後に光出力面135から出射されることにより、その出射光の出射方向が、観察者の左眼方向に変換される場合がある。このような事象(及び、左眼用画像固体光源134から第2の光入力面133を通じて導光板125に入射した光についての対称な事象)が、クロストークの一因として挙げられる。
そこで、特許文献2では、図4に示すように、第2の光入力面133に反射防止機構137を形成し、これによって、右眼用画像固体光源132から第1の光入光面131を通じて導光板125に入射した光が、第2の光入光面133で反射されることを防止することにより、クロストークの低減が図られている。尚、この際、左眼用画像固体光源134からの光は、反射防止機構137が形成されていない入力開口部138を通じて導光板125に入射する。また、第1の光入力面131にも、同様の反射防止機構及び入力開口部が形成される。
特表2010−541020号公報 特表2010−528326号公報
ここで、図4に示すようなバックライトでは、多くの場合、照明光の輝度の均一性を向上させるため、光出力面135のうち、輝度が不均一になり易い光入力面131、133近傍を非有効出射領域として遮光し、比較的輝度の均一な中央部を有効出射領域として、有効出射領域からの出射光のみを照明光として利用することが行われる。したがって、画像の表示品質を向上させるためには、光出力面135の輝度及びその均一性の向上を図りつつ、クロストークを低減可能であることが望ましい。
本発明は、上記課題に鑑み、輝度及びその均一性の向上を図りつつ、クロストークを低減可能な面状照明装置を提供することを目的とする。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、さらに他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)互いに対向する2つの側端面を入光面とし、互いに対向する2つの主面のいずれか一方を出射面とする導光板と、該導光板の入光面に沿って配置される光源と、前記導光板の出射面側に配置される両面プリズムシートとを備える面状照明装置において、前記導光板の出射面の中央部に有効出射領域が設けられ、前記有効出射領域よりも入光面側に非有効出射領域が設けられており、前記導光板の前記出射面に対向する主面の中央部に形成され、入射した光の光路を主として前記有効出射領域に向けて変更するための第1の光路変更手段と、前記導光板の前記出射面に対向する主面の入光面側の領域に形成された第2の光路変更手段とを有し、前記第2の光路変更手段は、一方の入光面から入射して他方の入光面側の領域に形成された前記第2の光路変更手段に到達した光の光路を、主として前記出射面の他方の入光面側の前記非有効出射領域に向けて変更し、前記第2の光路変更手段は、前記有効出射領域よりも入光面側の領域に形成され、かつ前記導光板の入光面に平行に延びるプリズムであり、前記プリズムは、互いに対向する一対の傾斜面を有しており、前記プリズムに近い方の入光面側の傾斜面の傾斜角度が5°以上かつ60°以下であることを特徴とする面状照明装置(請求項1)。
(2)(1)項に記載の面状照明装置において、前記有効出射領域を区画するために、前記導光板の出射面側の入光面近傍に配置される光吸収部材を有することを特徴とする面状照明装置(請求項2)。
(3)(1)または(2)項に記載の面状照明装置において、前記プリズムの、前記プリズムに近い方の入光面側の傾斜面の傾斜角度は10°以上かつ45°以下であり、前記プリズムに近い方の入光面側の傾斜面と対向する傾斜面の傾斜角度は10°以上かつ60°以下であることを特徴とする面状照明装置(請求項3)。
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載の面状照明装置において、前記導光板の前記出射面に対向する主面の前記第1の光路変更手段が形成される領域よりも入光面側に、前記第2の光路変更手段を含むサイド領域が設けられており、前記サイド領域は、平坦面を含むことを特徴とする面状照明装置(請求項4)。
本発明に係る面状照明装置は、以上のように構成したことにより、輝度及びその均一性の向上を図りつつ、裸眼3D表示システムの液晶表示装置用バックライトとして用いた場合のクロストークを低減することが可能となる。
(a)は、本発明の一実施形態における面状照明装置の要部を示す側面図であり、(b)は、(a)に示す面状照明装置の導光板を示す側面図である。 図1(b)に示す導光板の、第2の光変更手段を拡大して示す側面図である。 従来の裸眼3D表示システムの一例を示す側面図である。 従来の裸眼3D表示システムに使用される導光板の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。尚、面状照明装置の全体または部分を示す各図は、いずれも説明のために特徴を強調して示す模式図であって、図示された各部分の相対的な寸法は、必ずしも実際の縮尺を反映するものではない。
図1(a)は、本発明の一実施形態における面状照明装置の要部を示す側面図である。
図1(a)に示す面状照明装置10は、導光板12と、光源17、18とを備えるサイドライト型の面状照明装置である。導光板12は、互いに対向する2つの主面のうちの一方を出射面19とし、出射面19に対向する主面(裏面)を反射面20とする板状の導光体である。また、導光板12では、互いに対向する2つの側端面が入光面13、15として用いられ、各入光面13、15に沿って複数の光源(例えば、発光ダイオード)17、18が配置されている。
また、面状照明装置10において、導光板12の出射面19側には、両面プリズムシート14が配置され、導光板12の反射面20側には、光学シート16が配置されている。さらに、出射面19側(図1の例では、両面プリズムシート上)の入光面13、15近傍には、光吸収部材である遮光シート32、34が配置されている。
導光板12は、メタクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透明樹脂材料を成形してなり、入光面13、15を通じて導光板12へと入射した光を、出射面19と反射面20との間で全反射を繰返しつつ導光板12内をそれぞれ対向する入光面15、13側へ向けて伝播させ、その過程で、伝播光を出射面19から均一に出射させるものである。この意味で、面状照明装置10において、導光板12の入光面13、15に直交する方向(図1において、紙面左右方向)を導光方向という。
また、以下の説明において、導光板12の各構成要素について、導光方向の長さを単に「長さ」ともいい、主面(出射面19、反射面20)と平行な平面内の導光方向に直交する方向(図1において、紙面に垂直な方向)の長さ、及び、導光板12の主面に直交する方向(図1において、紙面上下方向)の長さを、それぞれ「幅」及び「厚み」ともいう。
ここで、面状照明装置10は、図3を参照して上述したような裸眼3D表示システムにおける液晶パネルのバックライトとして好適に用いられるものであり、その両面プリズムシート14は、例えば、図3に示す両面プリズムフィルム140と同様の構成を備えるものである。但し、本発明は、両面プリズムシート14の構成によって限定されるものではなく、両面プリズムシート14は、両面プリズムフィルム140と同様の機能を果たす限り、任意の適切な構成とすることができる。
また、面状照明装置10において、導光板12の反射面20側に配置される光学シート16は、反射シート(例えば、反射率98%以上)であってもよく、あるいは、光吸収部材を含んでなり、これによって、光学シート16に入射した光の反射(ひいては、この反射光の導光板12への入光)を防止するもの(例えば、反射率30%以下)であってもよい。
そして、面状照明装置10の出射面19は、図1(b)に示すように、導光方向中央部に設けられ、所定の長さYを有する有効出射領域28と、それぞれ有効出射領域28の外側(入光面13側及び入光面15側)に設けられた非有効出射領域26からなり、有効出射領域28からの出射光のみが照明光として利用されるものである。
ここで、導光板12の全長をXとすると、非有効出射領域26の長さZは、「(X−Y)/2」であり、遮光シート32、34は、出射面19の非有効出射領域26(すなわち、各端面13、15から長さZの範囲)を覆うように配置され、これによって、有効出射領域28が区画される。尚、遮光シート32、34は、導光板12の出射面19の非有効出射領域26だけでなく、光源17、18も覆うように配置されることが好ましい。
また、面状照明装置10の反射面20は、導光方向中央部に設けられ、所定の長さAを有するセンター領域24と、それぞれセンター領域28の外側(入光面13側及び入光面15側)にあるサイド領域22とからなる。
センター領域24には、第1の光路変更手段が形成されている。第1の光路変更手段は、入光面13、15を通じて導光板12に入射し、反射面20の第1領域24に到達した光の光路を、主として出射面19の有効出射領域28へ向けて変更することによって、有効出射領域28からの出射光を、それぞれ適切な入射角でもって両面プリズムシート14に入射させるものである。第1の光路変更手段は、典型的には、図3に示す導光板125の裏面136に形成されるリニアプリズムと同様に、入光面13、15と略平行に延びる複数のリニアプリズム(図1への図示は省略する)からなり、好ましくは、その延在方向に垂直な断面が、比較的大きい頂角(例えば、160°以上)を有する三角形からなるものである。
一方、サイド領域22は、センター領域24側から各入光面13、15まで、導光方向に所定の長さBを有する領域(以下、B領域ともいう)22b、所定の長さCを有する領域(以下、C領域ともいう)22c、及び、所定の長さDを有する領域(以下、D領域ともいう)22dに分けられる。サイド領域22の長さ「B+C+D」は、導光板12の全長をXとすると、「(X−A)/2」である。そして、サイド領域22のうち、C領域22cには第2の光路変更手段が形成されており、B領域22b及びD領域22dは、光路変更手段を設けない平坦面として構成される。
ここで、面状照明装置10において、第2の光路変更手段は、入光面13、15と略平行に延びる複数のリニアプリズム35からなり、その延在方向に垂直な断面が、互いに対向する一対の傾斜面36、37を有する三角形をなすものである。そして、リニアプリズム35が有する一対の傾斜面36、37のうち、そのリニアプリズム35に近い方の入光面13、15側の傾斜面36の傾斜角度αは、5°以上かつ60°以下に設定される。さらに好ましくは、傾斜面36の傾斜角度αは、10°以上かつ45°以下であり、かつ、傾斜面36と対向する傾斜面37の傾斜角度βは、10°以上かつ60°以下である。
尚、リニアプリズム35に近い方の入光面とは、入光面13側に設けられたサイド領域22中のC領域22cに形成されるリニアプリズム35の場合には入光面13、入光面15側に設けられたサイド領域22中のC領域22cに形成されるリニアプリズム35の場合には入光面15である。また、各傾斜面36、37の傾斜角度α、βとは、各傾斜面36、37と導光板12の主面19、20に平行な面とのなす角度のうち、鋭角の方をいう。
さらに、面状照明装置10において、サイド領域22は、その長さ「B+C+D」が非有効領域26の長さZよりも短くなるように構成される。言い換えれば、導光板12の反射面20において、2つのサイド領域22とセンター領域24の境界は、それぞれ非有効領域26に対応する領域内にあり、言い換えれば、サイド領域22は、有効出射領域28の外側に設けられる。
面状照明装置10において、C領域22cに形成される複数のリニアプリズム35は、一方の入光面(例えば、入光面13)から導光板12に入射し、他方の入光面(例えば、入光面15)側に設けられるサイド領域22のC領域22cに到達した光の光路を、他方の入光面(入光面15)ではなく、主としてその入光面(入光面15)側の非有効出射領域26に向けて変更するものである。そして、このようにして非有効出射領域26から出射された光は、遮光シート34によって吸収されることになる。また、複数のリニアプリズム35は、他方の入光面(入光面15)から導光板12に入射し、その入光面(入光面15)側に設けられるサイド領域22のC領域22cに到達した光の光路を、非有効出射領域26ではなく、主としてセンター領域24に向けて変更するものである。すなわち、複数のリニアプリズム35は、入射する光の方向によって(図の左方向と右方向とで)光路が変更された後に光が主として向かう領域が互いに異なるように、各傾斜面36、37の傾斜角度α,βが前述の所定の範囲内で適宜設定されている。
本実施形態における面状照明装置10では、このように、サイド領域22に第2の光路変更手段を設けたことにより、一方の入光面(例えば、入光面13)から導光板12に入射した後、他方の入光面(例えば、入光面15)に到達する光を低減し、このような光によって生じるクロストークを効果的に低減することが可能となる。
さらに、面状照明装置10において、有効出射領域28を区画する遮光シート32、34は、第2の光路変更手段により光路変更されて非有効出射領域26から出射する光を吸収することによって、その出射光が再びクロストークの要因となる可能性をなくし、クロストークをさらに効果的に低減させるものである。
さらに、面状照明装置10において、サイド領域22に、平坦面(B領域22b及びD領域22dのいずれか一方または両方)が含まれることにより、各入光面13、15から導光板12に入射した光のうち、その入光面13、15近傍から出射する光が低減するため、このような出射光により出射面19の入光面13、15近傍の輝度が著しく高くなることを抑制し、出射面19の輝度の均一性が向上する。これによって、導光板12の全長Xに対して、有効出射領域28として使用可能な輝度が均一な領域の長さを延長し、かつ、輝度が均一な領域の平均輝度も増大させることができる。
一般に、サイド領域22の長さ「B+C+D」が一定の場合、その長さに対するC領域22cの長さCの割合が大きい程、クロストークの低減の効果は大きく、逆に、その長さの割合が小さい程、輝度及びその均一性の向上の効果は大きい。したがって、サイド領域の長さ「B+C+D」に対するC領域22cの長さCの割合は、このような効果のバランスを勘案の上、適切に設定されるものである。
特に、面状照明装置10において、サイド領域22は、B領域22bの長さB及びD領域の長さDのいずれか一方または両方を0とするものであってもよい。すなわち、サイド領域22は、B領域22bとC領域22cのみからなる場合、C領域22cとD領域22dのみからなる場合、及び、C領域22cのみからなる場合を含むものである。
以上のように、本実施形態における面状照明装置10によれば、輝度及びその均一性の向上を図りつつ、裸眼3D表示システムの液晶表示装置用バックライトとして用いた場合のクロストークを低減することが可能となる。以下、表1〜表3を参照して、本実施形態における面状照明装置10の作用効果を具体的に示すクロストークの測定例について説明する。
ここで、測定に使用した導光板12の全長Xは108mm、有効出射領域の長さYは94mmに設定した。また、クロストークは、
クロストーク[%]=[{(右側光源点灯時左眼輝度/左側光源点灯時左眼輝度)+(左側光源点灯時右眼輝度/右側光源点灯時右眼輝度)}/2]×100
により定義した。
但し、左側光源点灯時右眼輝度及び左側光源点灯時左眼輝度は、それぞれ、左側画像用光源(例えば、光源18)が点灯し、右側画像用光源(例えば、光源17)が消灯している場合の面状照明装置10における、観察者の右眼方向の輝度及び左眼方向の輝度である。同様に、右側光源点灯時右眼輝度及び右側光源点灯時左眼輝度は、それぞれ、右側画像用光源17が点灯し、左側画像用光源18が消灯している場合の面状照明装置10における、観察者の右眼方向の輝度及び左眼方向の輝度である。
まず、サイド領域22のC領域22cに形成されるリニアプリズム35を構成する傾斜面36、37の傾斜角度α、βとクロストークの関係を表1に示す。尚、表1において、センター領域24の長さAは98mm、したがって、サイド領域22の長さ「B+C+D」は、5mmである。また、サイド領域22は、B=D=0mmとし、その全体をC領域22cにより構成した。
Figure 0005769511
表1に示すように、リニアプリズム35を設けない場合(α=β=0°)のクロストークが7.8%であるのに対して、リニアプリズム35を形成し、その傾斜面36の傾斜角度αを、5°≦α≦60°とすれば、対応する傾斜面37の傾斜角度βを適切に設定することによって、クロストークを6.7%以下(対応する「評価」の欄に「○」または「△」を記す)に低減できることが分かる。
特に、10°≦α≦45°かつ10°≦β≦45°、または、10°≦α≦30°かつ10°≦β≦60°、または、α=10°かつ10°≦β≦90°とした場合には、クロストークを、さらに、5.8%以下(対応する「評価」の欄に「○」を記す)に低減できることが分かる。
次に、サイド領域22の長さ「B+C+D」に対するC領域の長さCの割合とクロストークの関係を表2に示す。表2において、センター領域24の長さAは98mm、したがって、サイド領域22の長さ「B+C+D」は5mmである。また、C領域22cに形成されるリニアプリズム35の傾斜面36の傾斜角度αは30°、傾斜面37の傾斜角度βは10°とした。
Figure 0005769511
表2から、サイド領域22全体を平坦面とした場合(B=D=2.5mm、C=0mm)と比較して、C領域22cを設けることによってクロストークは低減し、また、サイド領域22の長さ「B+C+D」に対するC領域22cの長さCの割合が増大する程、クロストークは低減することが分かる。
但し、一般に、サイド領域22の長さ「B+C+D」に対するC領域22cの長さCの割合が増大する程、輝度の均一性は低下する傾向があるため、面状照明装置10において、サイド領域22の長さ「B+C+D」に対するC領域22cの長さCの割合は、これらの効果のバランスを勘案の上、適切に設定されるものである。
次に、サイド領域22をC領域22cのみで構成した場合に、センター領域24の長さAに対するC領域22cの長さCの割合とクロストークの関係を示す。表3において、C領域22cに形成されるリニアプリズム35の傾斜面36の傾斜角度αは30°、傾斜面37の傾斜角度βは10°とした。
Figure 0005769511
表3から、センター領域24の長さAに対するC領域22cの長さCの割合が増大する程クロストークも増大する傾向が見られるものの、例えば、表2に示すサイド領域22全体を平坦面とした場合(B=D=2.5mm、C=0mm)と比較して、いずれの場合についてもクロストークが低減することが分かる。
但し、センター領域24の長さAに対するC領域22cの長さCの割合が増大する程、輝度の均一性は低下する傾向があるため、例えば、サイド領域22を、C領域22cが有効出射領域28よりも入光面13、15側(すなわち、非有効出射領域26に対応する範囲内)にあるように設けることが好ましい。
このとき、C領域22cの長さC、D領域22dの長さD、及び、非有効出射領域26の長さZは、「C+D<Z」の関係を満たすものである。表3の例の場合、Z=7mmであり、かつ、D=0mmとしたため、上記の関係は、C<7mmに相当する。さらに、表3に示す例の場合、B=0mmでもあるため、上記の関係は、センター領域24の長さAについて、「A>X−2Z=Y(=94mm)」としたことに相当する。
また、本発明者等による検討によれば、輝度の均一性の向上を図るためには、平坦面であるB領域22bについても、有効出射領域28よりも入光面13、15側にあることが好ましいことが確認されており、したがって、B領域22bが存在する場合には、B領域22bも含めてサイド22領域全体を、有効出射領域28よりも入光面13、15側に設ける(すなわち、「B+C+D<Z」とする)ことがさらに好ましい。
以上、本発明を好ましい実施形態を用いて説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、第2の光路変更手段は、リニアプリズム35ではなく、ピラミッド型のプリズムから構成されるものであってもよい。あるいは、第2の光路変更手段は、印刷ドットまたはポンチドットから構成されるものであってもよい。
10:面状照明装置、12:導光板、13,15:入光面、14:両面プリズムシート、16:光学シート、17,18:光源、19:出射面、20:反射面、22:サイド領域、22b:B領域、22c:C領域、22d:D領域、24:センター領域、26:非有効出射領域、28:有効出射領域、32、34:遮光シート(光吸収部材)、35:リニアプリズム(第2の光路変更手段)

Claims (4)

  1. 互いに対向する2つの側端面を入光面とし、互いに対向する2つの主面のいずれか一方を出射面とする導光板と、該導光板の入光面に沿って配置される光源と、前記導光板の出射面側に配置される両面プリズムシートとを備える面状照明装置において、
    前記導光板の出射面の中央部に有効出射領域が設けられ、前記有効出射領域よりも入光面側に非有効出射領域が設けられており、
    前記導光板の前記出射面に対向する主面の中央部に形成され、入射した光の光路を主として前記有効出射領域に向けて変更するための第1の光路変更手段と、前記導光板の前記出射面に対向する主面の入光面側の領域に形成された第2の光路変更手段とを有し、
    前記第2の光路変更手段は、一方の入光面から入射して他方の入光面側の領域に形成された前記第2の光路変更手段に到達した光の光路を、主として前記出射面の他方の入光面側の前記非有効出射領域に向けて変更し、
    前記第2の光路変更手段は、前記有効出射領域よりも入光面側の領域に形成され、かつ前記導光板の入光面に平行に延びるプリズムであり、前記プリズムは、互いに対向する一対の傾斜面を有しており、前記プリズムに近い方の入光面側の傾斜面の傾斜角度が5°以上かつ60°以下であることを特徴とする面状照明装置。
  2. 前記有効出射領域を区画するために、前記導光板の出射面側の入光面近傍に配置される光吸収部材を有することを特徴とする請求項1に記載の面状照明装置。
  3. 前記プリズムの、前記プリズムに近い方の入光面側の傾斜面の傾斜角度は10°以上かつ45°以下であり、前記プリズムに近い方の入光面側の傾斜面と対向する傾斜面の傾斜角度は10°以上かつ60°以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の面状照明装置。
  4. 前記導光板の前記出射面に対向する主面の前記第1の光路変更手段が形成される領域よりも入光面側に、前記第2の光路変更手段を含むサイド領域が設けられており、前記サイド領域は、平坦面を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の面状照明装置。
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