JP5769214B2 - データセンタ及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、データ・センタに関する。
データ・センタは一般に、コンピューティング・ユニットの階層的構造を用いてコンピューティング・タスクを処理している。この構造において、データ・センタは複数のラックを含むことがある。各ラックは(ネットワーク・アクセス可能なサービスを実装するための複数のサーバのような)複数のコンピューティング・ユニットを含む。各ラックはまた、ラック内部のコンピューティング・ユニットを往復するデータをルーティングするためのラック・レベルのスイッチング機構を備えることもある。1つまたは複数の高レベルなスイッチング機構により、複数のラックを一斉に接続することができる。したがって、データ・センタ内のコンピューティング・ユニット間の通信では、データを階層的なスイッチング構造を通して「上下に」送信する必要があるかもしれない。データ・センタは配線接続を用いてこれらの通信経路を物理的に実現している。
コンピューティング・ユニットの階層的構造は、多数のデータ・センタの適用事例に対して効果的であることが証明されている。しかし、当該階層的構造に欠点がないわけではない。他の潜在的な問題の中でも、スイッチング構造の階層的性質のため、特定のアプリケーション、特に、異なるラックのコンピューティング・ユニット間の通信を伴うアプリケーションに関して、データ・フローにボトルネックが生じうる。
本明細書では、無線通信を介して互いと対話する複数のコンピューティング・ユニットを含むデータ・センタを説明する。限定するものではないが、例えば、データ・センタは高周波数のRF信号、光信号、等を用いて当該無線通信を実装することができる。
一実装形態では、データ・センタが3つ以上のコンピューティング・ユニットを含むことができる。各コンピューティング・ユニットは処理リソース、汎用目的のメモリ・リソース、およびスイッチング・リソースを備えてもよい。さらに、各コンピューティング・ユニットが、少なくとも1つの他のコンピューティング・ユニットと無線で通信するための2つ以上の無線通信要素を備えてもよい。これらの通信要素は、例えば一実装形態では57GHz〜64GHzの範囲の高減衰信号を用いて、各方向集束光線を提供することにより無線通信を実装する。
別の例示的な態様によれば、データ・センタは、構造を形成する少なくとも1つのグループのコンピューティング・ユニットを備えることができる。例えば、当該構造が、当該グループ内のコンピューティング・ユニット間のグループ内通信を収容するための内部自由空間領域を有する列(例えば、円柱)を形成してもよい。
別の例示的な態様によれば、コンピューティング・ユニットを互いに相対して配置して永続的な干渉(permanent interference)を回避することができる。永続的な干渉は、第1のコンピューティング・ユニットが第2のコンピューティング・ユニットと通信できるが第2のコンピューティング・ユニットが直接には第1のコンピューティング・ユニットと通信できないときに存在する。
別の例示的な態様によれば、コンピューティング・ユニットが、ペイロード・データを起点のコンピューティング・ユニットから宛先のコンピューティング・ユニットへ(幾つかのケースでは)少なくとも1つの中間コンピューティング・ユニットを介して送信するための、無線スイッチング・ファブリックを形成する。当該スイッチング・ファブリックでは、任意の種類のルーティング技法またはルーティング技法の任意の組合せを用いて、これらの機能を実装することができる。
別の例示的な態様によれば、ペイロード・データの送信に関与するコンピューティング・ユニットが、(利用可能な場合は)そのメモリ・リソースの少なくとも一部を、送信されているペイロード・データを一時的に格納するためのバッファとして使用してもよい。このように、コンピューティング・ユニットのメモリ・リソースが、計算の実行における従来の役割とバッファリングの役割の両方を果たすことができる。
別の例示的な態様によれば、コンピューティング・ユニットが、様々な隠れ端末(hidden terminal)のシナリオを解決するメディア・アクセス・プロトコルを用いて互いと通信するように構成される。
データ・センタは様々な環境において様々な利点を提供することができる。1つの利点によれば、データ・センタは(固定的な階層アプローチと比較して)コンピューティング・ユニット間の通信をより容易かつ柔軟に収容する。したがって、データ・センタは多くのアプリケーションに対してスループットを改善することができる。別の利点によれば、データ・センタは配線接続の数と特殊なルーティング基板の数を減らすことができる。この特徴により、データ・センタのコストを下げることができ、データ・センタの導入、再構成、および保守を簡略化することができる。別の利点によれば、コンピューティング・ユニットは無線通信の実施において比較的少量の電力を利用する。これにより、データ・センタの運用コストが削減される。
以上のアプローチは、様々な種類のシステム、コンポーネント、方法、コンピュータ読取可能媒体、データ・センタ、製品、等においても明らかであろう。
本要約は非包括的な特徴の選択とそれに伴う利益を選択したものを簡潔な形で導入するために提供されるものである。これらの機能は下記の発明を実施するための形態において、さらに説明される。本要約はクレーム主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定しようとするものではなく、クレーム主題の範囲を限定するために使用しようとするものでもない。
1つまたは複数の無線通信要素を有する例示的なコンピューティング・ユニットを示す図である。 2つの通信要素間の冗長通信をグラフィカルに示す図である。 楔形の筐体を用いるコンピューティング・ユニットの1つの実装形態を示す図である。 図3のコンピューティング・ユニットを実装するために使用できるコンポーネントの集合を示す図である。 立方体形状の筐体を用いるコンピューティング・ユニットの1つの実装形態を示す図である。 図5のコンピューティング・ユニットを実装するために使用できるコンポーネントの集合を示す図である。 各々が図3および図4に示す種類のコンピューティング・ユニットである、複数のグループのコンピューティング・ユニットの3次元図である。 図7に示すグループのうち2つの断面図である。 図5および図6に示す種類のコンピューティング・ユニットを用いて形成したデータ・センタを示す図である。 2つの通信要素に影響を及ぼす永続的な干渉をグラフィカルに示す図である。 コンピューティング・ユニットをデータ・センタ内部に展開して永続的な干渉を回避するための方法をグラフィカルに示す図である。 図11のグラフィカル表現を補完する流れ図である。 通信スペクトルを複数のスロットに分割する1つの方法を示す、周波数対時間のグラフの図である。 無線通信を用いてデータ・センタ内部で制御データとペイロード・データを送信する1つの方法を示す、周波数対時間のグラフの図である。 データ・センタ内のコンピューティング・ユニット間の通信を処理するために使用でき、特に、様々な隠れ端末のシナリオを解決するために使用できる、信号処理プロトコルの概要を提供する図である。 通信参加者間の衝突がない第1の対話シナリオを示す図である。 信号の重複があるが依然として通信参加者間の衝突がない第2の対話シナリオを示す図である。 通信参加者間の第1の種類の衝突(例えば、「支配型衝突」)を解決するための第3の対話シナリオを示す図である。 通信参加者間の第2の種類の衝突(例えば、「被覆型衝突」)を解決するための第4の対話シナリオを示す図である。 2つのグループのコンピューティング・ユニットの断面図であり、これらのコンピューティング・ユニットを用いてどのようにデータをルーティングできるかを示す図である。 データ・センタ内の個々のコンピューティング・ユニットが提供するリソースを切り替えることによって集合的に提供される、スイッチング・ファブリックを示す図である。 グループ内のコンピューティング・ユニットを示し、当該グループの第1のサブセットが第1の方向の通信を処理するために割り当てられ、当該グループの第2のサブセットが第2の方向の通信を処理するために割り当てられることを示す図である。 グループを構成するユニットのグループの集合を示し、それらにより形成されるスイッチング・ファブリックをどのように使用して準最適な(suboptimal)性能を有するコンピューティング・ユニットを回避できるかを示す図である。
本開示と図を通して、同一の番号を使用して同一のコンポーネントおよび機能を参照する。100番台の番号は最初に図1で見られる機能を参照し、200番台の番号は最初に図2で見られる機能を参照し、300番台の番号は最初に図3で見られる機能を参照する、等である。
本開示は以下のように編成されている。セクションAでは、無線通信をデータ・センタ内部で提供する様々な種類のコンピューティング・ユニットを説明する。セクションBでは、セクションAのコンピューティング・ユニットを用いて構築できる例示的なデータ・センタを説明する。セクションCでは、永続的な干渉の問題を解決するための機能を説明する。セクションDでは、コンピューティング・ユニット間の信号処理を実装するための機能を説明する。セクションEでは、無線通信を用いてデータ・センタ内部でデータをルーティングするための機能を提供する。
準備的事項として、幾つかの図で、種々の概念を1つまたは複数の構造的なコンポーネントのコンテキストで説明する。当該コンポーネントは、機能、モジュール、特徴、要素、等と様々に称する。図に示す様々なコンポーネントを任意に実装することができる。1つのケースでは、図の様々なコンポーネントを様々なユニットに例示的に分離することによって、実際の実装形態における対応する異なるコンポーネントの利用を反映してもよい。代替または追加として、図に示した任意の1つのコンポーネントを複数の現実のコンポーネントにより実装してもよい。代替または追加として、図で任意の複数の別個のコンポーネントを示すことにより、1つの現実のコンポーネントで実施される様々な機能を反映してもよい。
他の図では、種々の概念を流れ図の形で説明する。この形では、複数の特定の動作が、特定の順序で実施される異なるブロックを構成するとして説明される。かかる実装形態は例示的で非限定的である。本明細書で説明する特定のブロックを一体としてグループ化して単一の動作で実装することができ、特定のブロックを複数のコンポーネント・ブロックに分割することができ、特定のブロックを、本明細書で例示したものとは異なる順序で(ブロックを並列に実施することを含む)実施することができる。当該流れ図で示したブロックを任意に実装することができる。
以下の説明では、1つまたは複数の特徴を「任意的」としてもよい。このように述べたことを、任意的と考えうる特徴を包括的に示すものと解釈すべきではない。即ち、文章では明示的に特定していないが、他の特徴を任意的と考えることができる。同様に、この説明により、1つまたは複数の特徴を複数形で(即ち、当該特徴のうち複数を提供することによって)実装できると示すことができる。上記のように述べたことは、冗長化できる特徴を包括的に示すものとは解釈されない。最後に、「例示的」という用語は、潜在的に多数の実装形態のうち1つの実装形態を指す。
A.例示的なコンピューティング・ユニット
図1は、データ・センタ内部で使用するためのコンピューティング・ユニット102を示す。コンピューティング・ユニット102は、一体となって任意の種類の処理作業を実施するための処理リソース104とメモリ・リソース106を備える。例えば、処理リソース104とメモリ・リソース106は、ユーザおよび他のエンティティが広域ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、または、他の任意の接続機構を通じて、アクセスできる1つまたは複数のアプリケーションを実装してもよい。処理リソース104を1つまたは複数の処理装置(例えば、CPU)により実装することができる。メモリ・リソース106(汎用目的メモリ・リソースとも称する)を動的メモリ装置および/または(DRAMメモリ装置のような)静的メモリ装置の任意の組合せにより実装することができる。コンピューティング・ユニット102はまた、関連する駆動機構とともに、磁気ディスクおよび/または光ディスクのようなデータ記憶リソース108を備えることができる。
コンピューティング・ユニット102の他の実装形態では、上述した特徴のうち1つまたは複数を省略することができる。さらに、コンピューティング・ユニット102の他の実装形態では、追加のリソース(例えば、「他のリソース」110)を提供することができる。
コンピューティング・ユニット102を、任意の形状の筐体112内で提供することができる。一般に、筐体112は、コンピューティング・ユニット102を同様に設計された他のコンピューティング・ユニットと効率的に組み合わせてグループ(例えば、ラック)を形成できるように構成される。概要として、このセクションでは、筐体112が楔形である第1の例と、筐体112が立方体形状である第2の例を説明する。これらの実装形態は包括的ではない。
コンピューティング・ユニット102は任意数Kの無線通信要素114を備えることができる。例えば、無線通信要素114がRF(radio frequency)スペクトル内で通信することができる。より具体的には、通信要素114が当該スペクトルの超高周波数(EHF)帯(例えば、30GHzから300GHz)のうち任意の部分の中で通信することができる。例えば、限定するものではないが、当該スペクトルの57〜64GHz帯の中の通信を提供することができる。別のケースでは、通信要素114が電磁スペクトルの可視領域内または赤外領域内で通信することができる。これらの例は包括的ではなく代表的なものであり、K個の無線通信要素114が放射する信号の物理的性質を限定するものではない。
各無線通信要素は、方向集束エネルギ光線を放射することができる。かかる光線の「形状」を、光線のエネルギが所定のレベルに減少する空間内の点に関して定義することができる。例えば、図2では、送受信機として機能する例示的な通信要素202を示し、当該通信要素202は、信号を放射する送信モジュール(TX)と別の通信要素により(例えば、通信要素204により)送信された信号を受信する受信モジュール(RX)とを有する。通信要素202は電磁エネルギ光線206を放射する。当該電磁エネルギ光線206は、光線の水平発散を決定する第1の角度(α)と当該光線の垂直発散を決定する第2の角度(β、図示せず)とに関して定義される。当該光線は距離Lまで届く。最後に、通信要素202は電力量Pを消費する。α、β、L、およびPの値は実装形態が異なれば異なる。限定するものではないが、一実装形態では、αおよびβは各々30度以下であり、Lは2メートル未満であり、Pは1ワット未満である。
一般に、光線206は、特に通信が57GHz〜64GHzスペクトル帯で行われる例では、比較的細く(narrow)、明確に定義されている。この範囲では、光線206は大気中で劇的に減衰する。細い光線(狭ビーム:narrow beam)を使用することにより、通信要素は、他の通信要素に関して干渉を引き起こすことなく、1つまたは複数の他の通信要素と選択的に通信することができる。例えば、通信要素202は通信要素204と上手く対話することができる。しかし、光線206は十分に良く定義されているので、近傍点208では、(点208で)干渉を生じさせるのに十分な強度の信号を受信することはない。
一実装形態では、各通信要素は、固定された方向を指しα、β、およびLが固定された静的な光線を提供する。設定中は、ユーザはコンピューティング・ユニットの筐体112を所望の方向に「向ける」ことにより光線を所望の方向に向けさせることができる。追加または代替として、ユーザは通信要素自体の方向を(コンピューティング・ユニット102全体に対して)調節することにより光線を所望の方向に向けることができる。
無線通信要素自体が、信号を送受信するためのコンポーネントの任意の組合せを備えることができる。限定するものではないが、当該コンポーネントが、1つまたは複数のアンテナ、1つまたは複数のレンズもしくは(光通信の場合は)他の集束装置、電力増幅機能、変調および復調機能、誤り訂正機能(および任意の種類のフィルタ機能)、等を備えることができる。1つのケースでは、各無線通信要素を、共通基板上に形成されたコンポーネントの集合として実装することができる。当該共通基板は、コンピューティング・ユニット102自体に関連付けられたマザーボードに取り付けられている(または一体的に組み込まれている)。
図1の説明に戻ると、K個の無線通信要素114が2組の通信要素を含むとして示されている。第1の組は第1の方向を指し、もう一方の組は反対の方向を指している。これは1つの選択肢を代表するにすぎない。1つの特別な実装形態(図3および図4に関して後述)では、コンピューティング・ユニット102は第1の方向を指す第1の単一の通信要素と、第2の方向を指す第2の単一の通信要素とを備える。別の特別な実装形態(図5および図6に関して後述)では、コンピューティング・ユニット102はそれぞれ4個の方向を指す4個の通信要素を備える。
特定の実装形態では、コンピューティング・ユニット102がコンピューティング・ユニットのグループ(例えば、ラック)のメンバであってもよく、データ・センタが全体として複数のかかるグループを含んでもよい。この設定では、グループ内のコンピューティング・ユニットが、同一のグループ内部の1つまたは複数の他のコンピューティング・ユニットと対話するために使用される少なくとも1つの通信要素を備えることができる。この種の通信要素をグループ内通信要素と称する。コンピューティング・ユニットはまた、1つまたは複数の空間的に近傍のグループにある1つまたは複数のコンピューティング・ユニットと対話するために使用される、少なくとも1つの通信要素を備えることができる。この種の通信要素をグループ間通信要素と称する。他のコンピューティング・ユニットが、1つまたは複数のグループ内通信要素のみを備えてもよく、または、1つまたは複数のグループ間通信要素を備えてもよい。一般に、各通信要素が1つまたは複数の他の通信要素と通信すると言うことができ、これらの通信参加者の関係は、データ・センタのトポロジが異なれば、異なる。
コンピューティング・ユニット102は、また、1つまたは複数の有線通信要素116を備えてもよい。有線通信要素116は、コンピューティング・ユニット102と、別の通信要素、ルーティング機構、等のような任意のエンティティとの間の配線接続を提供することができる。例えば、データ・センタ内部のコンピューティング・ユニットのサブセットがそれぞれの有線通信要素116を使用して任意の種類のネットワークと対話し、当該ネットワークを通じて任意のリモート・エンティティと対話することができる。しかしながら、図4と図6に示される実装形態では有線通信要素を有していない。議論を容易にするために、以降では「通信要素」という用語は、「有線」通信要素と明示的に修飾しない限り、無線の通信要素を指す。図示していないが、コンピューティング・ユニット102はまた、1つまたは複数の全方位通信要素を備えることができる。
コンピューティング・ユニット102はまた、スイッチング・リソース118を備えることができる。一般に、スイッチング・リソース118は、コンピューティング・ユニット102内部の様々なコンポーネントを動的に接続する任意の種類の接続機構を備えることができる。例えば、スイッチング・リソース118は、コンピューティング・ユニット102内部でデータをルーティングする仕方を制御することができる。ある時点で、スイッチング・リソース118は、通信要素を介して受信したデータを処理リソース104とメモリ・リソース106にルーティングして、この機能が当該データに対して計算を実行できるようにしてもよい。別のケースでは、スイッチング・リソース118は、出力データを所望の通信要素にルーティングして、この通信要素により送信されるようにすることができる。別のケースでは、スイッチング・リソース118は、コンピューティング・ユニット102がコンピューティング・ユニット102に入力されたデータを転送する中間エージェントとして主に動作するように、コンピューティング・ユニット102を構成することができる、等である。
データ・センタ内部で複数のコンピューティング・ユニットにより提供されるスイッチング・リソース118は無線スイッチング・ファブリックを集合的に構成する。セクションDで説明するように、当該スイッチング・ファブリックにより、起点のコンピューティング・ユニットは、場合によっては1つまたは複数の中間コンピューティング・ユニットを介して例えば1つまたは複数のホップで、宛先のコンピューティング・ユニット(または他の任意の宛先エンティティ)にデータを送信することができる。この目的を達成するために、スイッチング・リソース118はまた、任意の種類のルーティング戦略またはルーティング戦略の任意の組合せを用いてデータをルーティングするためのルーティング機能を取り込むことができる。
さらに、コンピューティング・ユニット102は、メモリ・リソース106の少なくとも一部をバッファ120として使用することができる。コンピューティング・ユニット102は、ルーティング・モードとして動作するときは、バッファ120を使用してデータを一時的に格納する。例えば、コンピューティング・ユニット102が、起点のコンピューティング・ユニットを宛先のコンピューティング・ユニットと接続する経路中の中間コンピューティング・ユニットとして動作すると仮定する。さらに、コンピューティング・ユニット102が、受信したデータを当該経路に沿って即座には次のコンピューティング・ユニットに転送できないと仮定する。即座に転送できない場合には、コンピューティング・ユニット102はデータをバッファ120に一時的に格納することができる。この場合、コンピューティング・ユニット102は必要に応じて(例えば、データ送信の過程でバッファリングが必要であるときに)メモリ・リソース106を、メモリ・リソース106がその特定の時点にバッファ120として使用できるならば、バッファリングのために使用する。
したがって、コンピューティング・ユニット102のメモリ・リソース106は少なくとも2つの目的を果たす。第1に、メモリ・リソース106は処理リソース104と協働して、例えば1つまたは複数の任意の種類のアプリケーションを実装することにより、計算を実施する。第2に、メモリ・リソース106はバッファ120を使用してルーティング・モードでデータを一時的に格納する。このようにメモリ・リソース106を二相的に使用することは有利である。なぜならば、これによりデータ・センタが専用のスイッチング基板を別途提供する必要性が排除または削減されるからである。
図3は、図1に示す一般的なコンピューティング・ユニット102の1つのバージョンを表すコンピューティング・ユニット302を示す。コンピューティング・ユニット302は、楔形の筐体304を備える。(上述の)コンポーネントが(図3では具体的には示していないけれども)処理ボード306上に提供されている。グループ内通信要素308が、ローカル・グループの1つまたは複数の他のコンピューティング・ユニットとの無線通信を提供する。グループ内通信要素308は内面310に配置されている。グループ間通信要素312が、近傍グループの1つまたは複数の他のコンピューティング・ユニットとの無線通信を提供する。グループ間通信要素312は外面314に配置されている。セクションBでは、さらに詳細を説明して、複数のグループを有するデータ・センタ内部のグループ内通信要素308とグループ間通信要素312の機能を明確にする。
図4は、図3の楔形のコンピューティング・ユニット302内部のコンポーネントを示す。当該コンポーネントは、処理リソース402、メモリ・リソース404、データ記憶リソース406、スイッチング・リソース408、グループ内通信要素308、およびグループ間通信要素312を備える。このコンポーネントの集合は代表的なものであり、他の実装形態では図4に示すコンポーネントのうち1つまたは複数を省略することができ、かつ/または、コンポーネントを追加することができる。
図5は、図1に示す一般的なコンピューティング・ユニット102の別のバージョンを表すコンピューティング・ユニット502を示す。コンピューティング・ユニット502は、立方体形状の筐体504を備える。(上述の)コンポーネントが(図5では具体的には示していないが)処理ボード506上に提供されている。このコンピューティング・ユニット502は、それぞれがコンピューティング・ユニット502の前面、背面、左側面、および右側面に配置された、コンピューティング・ユニット(または他のエンティティ)と通信するための4つの通信要素(508、510、512、514)を備える。セクションBでは、さらに詳細を説明して、複数のグループを有するデータ・センタ内部の通信要素(508、510、512、514)の機能を明確にする。
図6は、図5の立体形状のコンピューティング・ユニット502内部のコンポーネントを示す。当該コンポーネントは、処理リソース602、メモリ・リソース604、データ記憶リソース606、スイッチング・リソース608、様々な通信要素(508、510、512、514)を備える。このコンポーネントの集合は代表的なものであり、他の実装形態では図6に示すコンポーネントのうち1つまたは複数を省略することができ、かつ/または、コンポーネントを追加することができる。
B.例示的なデータ・センタ
図7は複数のグループのコンピューティング・ユニットを示す。より従来の言葉では、各グループをラックと考えることができる。例えば、代表グループ702を考える。グループ702の(代表コンピューティング・ユニット704のような)各コンピューティング・ユニットが、図3に示す楔形のコンピューティング・ユニットに対応する。複数のこれらの楔形のコンピューティング・ユニットが(代表層706のような)単一の層で組み合わさって輪状の形を形成する。複数のこれらの層708を積層して、列(例えば、柱状構造)に似た構造を形成することができる。グループ702は、(図3に示す個々の内面310のような)楔形のコンピューティング・ユニットの内面の集合により定義される、内部領域710を含む。グループ702は、(図3に示す個々の外面314のような)楔形のコンピューティング・ユニットの外面の集合により定義される、外面を含む。この説明では、各列は円柱形である。しかし、他の実装形態の構造ではそれぞれ他の形状を有することができる。単なる1つの代替的な例に言及すると、グループは任意の輪郭を有する内部自由空間空洞を伴うかまたは伴わない、八角形の断面(または他の任意の多角形断面)を有することができる。
図8は、図7の2つのグループ、即ち、グループ702とグループ712の断面図である。グループ712を参照すると、当該断面図は特定層の楔形コンピューティング・ユニットの集合を表し、集合的に円形内周802と円形外周804を提供する。内周802は自由空間領域806を定義する。このように、グループ712の断面は、自由空間ハブから放射するスポークを有する車輪に似ている。
(代表通信要素808のような)グループ内通信要素が内周802上に配置されている。それぞれのかかるグループ内通信要素により、対応するコンピューティング・ユニットは自由空間領域806に跨る1つまたは複数の他のコンピューティング・ユニットと通信することができる。例えば、図8は、自由空間領域806に跨る通信要素808から伸びる例示的な送信光線810を示す。グループ内通信要素812は光線810の経路の「内部」に存在し、したがって、光線810が送信した信号を受信することができる。
(代表通信要素814のような)グループ間通信要素が外周804上に配置されている。それぞれのかかるグループ間通信要素により、対応するコンピューティング・ユニットが、グループ702のコンピューティング・ユニットのような近傍グループの1つまたは複数の他のコンピューティング・ユニットと通信することができる。例えば、図8は、(グループ712の)通信要素814からグループ702へ投射される例示的な送信光線816を示す。グループ内通信要素818は光線816の経路の「内部」に存在するので、光線816が送信した信号を受信することができる。
自由空間領域806の直径をzで表し、任意の2つのグループの間の最小間隔をdで表す。距離zとdは、それぞれグループ内通信とグループ間通信を収容するように選択される。これらの距離は、技術的な環境が異なれば、異なるが、一実装形態では、これらの距離の各々は2メートル未満である。
図9は、複数のグループ(例えば、グループ904、906、908、等)を含む別のデータ・センタ902を示す。例えば、代表グループ904を考える。グループ904は、格子状のコンピューティング・ユニットの配列を含む。ここで、各コンピューティング・ユニットは図5に示す立方体形状である。さらに、図9は単一層のグループ904を示す。この層の上に格子状のコンピューティング・ユニットの配列をさらに積層することができる。したがって、グループ904が複数列のコンピューティング・ユニットを形成することができる。各列は正方形の断面(その他より一般的には、多角形断面)を有する。グループ904はまた、全体として1つの列を形成する。
各コンピューティング・ユニットが提供する通信要素が、例えばグループ内部のコンピューティング・ユニットの配置に応じて、グループ内コンピューティング・ユニットおよび/またはグループ間コンピューティング・ユニットと通信することができる。例えば、コンピューティング・ユニット910は、第1の近傍グループ内コンピューティング・ユニット912と対話するための第1の無線通信要素(図示せず)を有する。コンピューティング・ユニット910は第2の近傍グループ内コンピューティング・ユニット914と対話するための第2の無線通信要素(図示せず)を備える。コンピューティング・ユニット910は近傍グループ906のコンピューティング・ユニット916と対話するための第3の無線通信要素(図示せず)を備える。このコンピューティング・ユニットとグループの構成は代表的なものにすぎず、他のデータ・センタでは他のレイアウトを採用することができる。
また、コンピューティング・ユニット910が、ルーティング機構918と対話するための配線通信要素(図示せず)を備えることに留意されたい。より具体的には、コンピューティング・ユニット910は、ルーティング機構918に接続されたコンピューティング・ユニットのサブセットのメンバである。ルーティング機構918は、データ・センタ902内部のコンピューティング・ユニットを外部のエンティティに接続する。例えば、データ・センタ902を、ルーティング機構918を介して(インターネットのような)外部ネットワーク920に接続してもよい。ユーザおよび他のエンティティが、例えば外部ネットワーク920を介して要求をデータ・センタ902に送信し、外部ネットワーク920を介してデータ・センタ902から応答を受信することによって、外部ネットワーク920を用いてデータ・センタ902と対話してもよい。
このように、図9に示すデータ・センタ902は幾つかの配線通信リンクを備える。しかし、データ・センタ902は従来のデータ・センタと同種のボトルネック問題は引き起こさない。なぜならば、従来のデータ・センタはラックを往復する通信を1つのアクセス・ポイントを介してルーティングするからである。対照的に、グループ904は、ルーティング機構918をグループ904に接続する複数のアクセス・ポイントを備える。例えば、グループ904は、ルーティング機構918に接続する3つのアクセス・ポイントを示している。グループ904が5個の層(図示せず)を含み、したがって、グループ904が3×5個のアクセス・ポイントを含み、入出力のアクセス・ポイントの壁を形成すると仮定する。ルーティング機構918に直接には配線されないコンピューティング・ユニットが、1つまたは複数の無線ホップを介してルーティング機構918と間接的に対話することができる。したがって、図9に示すアーキテクチャにより、任意の個々のアクセス・ポイントを流れるデータの量が削減される。
図9は、ルーティング機構918を格子状のコンピューティング・ユニットの配列のコンテキストで示すが、任意の形状のグループを有するデータ・センタに同じ原理を適用することができる。例えば、図7に示すように、円柱のグループを使用することを再度考える。データ・センタがこれらの円柱のグループを複数の行に配置すると仮定する。データ・センタはルーティング機構を、データ・センタの外側の行にあるコンピューティング・ユニットの少なくともサブセットに接続することができる。このルーティング機構が、上述の仕方でデータ・センタを外部エンティティと接続する。
C.永続的な干渉を解決するための例示的な機能
図10は、任意の2つの通信要素(1002、1004)に影響を及ぼしうる永続的な干渉の概念を表す。通信要素1004が、通信要素1002が送信した信号を上手く受信できるが、通信要素1002が、通信要素1004が送信した信号を同様に受信することはできないと仮定する。平たく言うと、通信要素1002は通信要素1004と会話できるが、通信要素1004は通信要素1002に折り返し会話することができない。この現象を永続的な干渉と呼ぶ。この干渉は、通信要素(1002、1004)が放射する光線の形状と関連して通信要素(1002、1004)の配置と方位に起因する限り、永続的である。永続的な干渉は、(双方向通信と比較して)2つのコンピュータ間の対話を単方向に限定するので望ましくない。単方向通信を使用して多くの通信作業を、少なくとも効率的には、実施することはできない。
永続的な干渉の問題を解決する1つの方法は、通信要素1004がそれによりデータを通信要素1002に送信できる、間接的な経路を提供することである。例えば、その間接的な経路では、1つまたは複数の中間コンピューティング・ユニット(図示せず)を介してデータを送信することができる。しかし、この選択肢は完全には満足できるものではない。なぜならば、それにより、データ・センタが使用するルーティング機構の複雑度が増すからである。
図11は、データ・センタがそれにより永続的な干渉を回避できる別の機構を示す。このアプローチでは、ユーザは、コンピューティング・ユニットを筐体構造に1つずつ追加することによって、コンピューティング・ユニットのグループ(例えば、ラック)を構築する。各コンピューティング・ユニットを追加すると、ユーザはその配置が永続的な干渉を生じさせるか否かを判定することができる。永続的な干渉が生じた場合は、ユーザはコンピューティング・ユニットを別の場所に配置することができる。例えば、図示したように、ユーザは現在、楔型のコンピューティング・ユニット1102を円柱グループ1106の空きスロット1104に追加しようとしている。この配置の結果として永続的な干渉が発生するとユーザが判定した場合は、当該ユーザはこの配置を止めてコンピューティング・ユニット1102を別のスロット(図示せず)に挿入する可能性を探るであろう。
様々な機構により、コンピューティング・ユニット1102を配置することが永続的な干渉をもたらすか否かをユーザが判定することを支援することができる。1つのアプローチでは、コンピューティング・ユニット1102自体が、コンピューティング・ユニット1102をグループ1106に追加すると図10に示す干渉現象が生ずるか否かを判定する検出機構(図示せず)を備えることができる。例えば、当該検出機構がコンピューティング・ユニット1102に指示してテスト信号を近傍のコンピューティング・ユニットに送信させることができる。当該検出機構は次いで、コンピューティング・ユニット1102がこれらの近傍のコンピューティング・ユニットからACK(acknowledgement)信号(肯定信号)を受け取ることに失敗したか否かを判定することができる(この状況では、当該近傍のコンピューティング・ユニットはテスト信号を受信している)。当該検出機構はまた、相補性問題が存在するか否か、例えば、コンピューティング・ユニット1102がテスト信号を近傍のコンピューティング・ユニットから受信できたがACK信号を当該近傍のコンピューティング・ユニットに正常に転送できなかったか否かを判定することができる。当該検出機構はまた、(永続的な干渉がコンピューティング・ユニット1102に直接には影響を及ぼさないかもしれないけれども)コンピューティング・ユニット1102を導入したことでグループ1106内の複数の配置済みのコンピューティング・ユニットの間で永続的な干渉が生じたか否かを検出することができる。配置済みのコンピューティング・ユニットは、個々の独自の「視点」から干渉を評価できる個々の独自の検出機構を備えることができる。
コンピューティング・ユニット1102は、ユーザに永続的な干渉の問題を(例えば、音声および/または視覚による警告を通知することによって)警告する警告機構1108を備えることができる。配置済みのコンピューティング・ユニットは同様な警告機構を備えることができる。代替または追加として、グループ1106の筐体が検出機構(図示せず)とユーザに永続的な干渉の問題を警告するための関連する警告機構1110とを備えてもよい。より具体的には、グループ1106の筐体が、複数のかかる検出機構と、グループ1106内部の各コンピューティング・ユニットに関連付けられた警告機構とを備えることができる。これらの警告により、提示された配置により影響を受けるコンピューティング・ユニットが特定される。
図12は、上述した概念を流れ図の形で要約する手続き1200を示す。ブロック1202で、ユーザは最初のコンピューティング・ユニットを、グループ(例えば、ラック)に関連付けられた筐体内部の最初の位置に置く。ブロック1204で、ユーザは新たなコンピューティング・ユニットを筐体内部の候補位置に置く。ブロック1206で、ユーザは、(ブロック1204における)この配置により永続的な干渉が(上述した流れの何れかにより)生ずるか否かを判定する。永続的な干渉が生じなかった場合は、ユーザは当該新たなコンピューティング・ユニットを当該候補位置に確定する(これは単に、ユーザが当該コンピューティング・ユニットを当該位置に置いたままにすることを意味する)。永続的な干渉が生じた場合は、ブロック1210で、ユーザは当該コンピューティング・ユニットを新たな候補位置に移動し、ブロック1206のチェック動作を繰り返す。この手続きを、ユーザが当該新たなコンピューティング・ユニットに対して干渉がない位置を特定するまで1回または複数回繰り返すことができる。
ブロック1212で、ユーザは、グループに関連付けられた筐体に配置すべき新たなコンピューティング・ユニットのいずれかがまだ存在するか否かを判定する。存在すれば、ユーザは上述の動作を新たなコンピューティング・ユニットに関して繰り返す。ブロック1214で、ユーザは、(存在すれば)グループ内部の空きスロットに関して何をすべきかを決定する。これらの空きスロットには、永続的な干渉が存在するためコンピューティング・ユニットが存在しない。あるケースでは、ユーザはこれらのスロットを空いたままにすることができる。別のケースでは、ユーザはこれらのスロットを、無線通信を必要としない任意の種類のコンピューティング・ユニットで埋めることができる。例えば、ユーザは、専らデータ記憶の役割を果たすコンピューティング・ユニットのために当該空きスロットを割り当てることができる。
手続き1200を様々に変化させることができる。例えば、ユーザは、(新たに導入したコンピューティング・ユニットではなく)1つまたは複数の過去に配置したコンピューティング・ユニットの位置を変更することによって、干渉問題を解決することができる。例えば、ユーザが、過去のコンピューティング・ユニットの配置が、後のコンピューティング・ユニットの配置を不相応に制限すると判定してもよい。この場合、ユーザはこの以前のコンピューティング・ユニットを削除して、後のコンピューティング・ユニットをより効率的に配置させることができる。
ブロック1216で一般的に示すように、データ・センタの設定における任意の時点で(またはデータ・センタの設定に続いて)、各コンピューティング・ユニットの対話機能を、例えば(存在すれば)各コンピューティング・ユニットが永続的な干渉なしに対話できる通信ユニットのグループを決定することにより、評価することができる。データ内のノード(コンピューティング・ユニット)の相互接続に関するトポロジ情報を、これらの対話機能を集約することにより導出することができる。
D.コンピューティング・ユニット間の例示的な信号処理
任意の種類のメディア・アクセス制御戦略を使用してコンピューティング・ユニット間でデータを転送することができる。例えば、上述のデータ・センタがTDMA(time division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、CDMA(code division multiple access)、等任意のもの、またはそれらの任意の組合せのうち任意のものを使用することができる。例えば、図13は、時分割技法および周波数分割技法を組み合わせて、コンピューティング・ユニット間の通信を行うための時間対周波数のスロットの集合を定義する例を示している。保護領域は、周波数次元と時間次元の両方に入るスロットを分離する。これらの保護領域は、スロット間の干渉リスクを削減するための緩衝として動作する。
あるアプローチでは、データ・センタは図13に示すスロット技法を用いて制御データをコンピューティング・ユニット間で送信する。より具体的には、データ・センタは、コンピューティング・ユニットの各対の間で制御データを転送するためのスロットを割り当てることができる。したがって、第1のコンピューティング・ユニットが近傍の第2のコンピューティング・ユニットと対話したいと仮定すると、第1のコンピューティング・ユニットは適切なスロットが利用可能となるまで待機する(この場合、当該スロットは、専ら第1のコンピューティング・ユニットと第2のコンピューティング・ユニットの間で制御データを転送するものである)。次いで、第1のコンピューティング・ユニットは割り当てられた制御スロットを使用して当該制御データを第2のコンピューティング・ユニットに転送する。第2のコンピューティング・ユニットは当該制御データを読み取ってそれに基づく措置を取る。あるケースでは、第1のコンピューティング・ユニットが、ペイロード・データを第2の制御ユニットに送信する前置きとして、制御データを送信してもよい。第2のコンピューティング・ユニットは、ACK信号を(上述のように)提供することによって応答することができる。
データ・センタは任意の技法を用いて実際のペイロード・データを転送することができる。あるアプローチでは、データ・センタは(制御データの場合に対して)上述したのと同じ時間対周波数の多重アプローチを用いてペイロード・データを転送する。第2のアプローチでは、データ・センタはペイロード・データを送信する際に多重化を行わない。即ち、第2のアプローチでは、第1のコンピューティング・ユニットがペイロード・データの送信許可を受信すると、そのデータ・チャネルを用いてそのデータの全てを送信することができる。第1のコンピューティング・ユニットがそのペイロード・データの送信を終えると、第1のコンピューティング・ユニットは別のコンピューティング・ユニットが使用するためにデータ・チャネルを解放することができる。
図14は、上述した後者のシナリオを示す。このシナリオでは、データ・センタは間欠的な制御ブロック(例えば、ブロック1402、1404)を用いてコンピューティング・ユニット間の制御データの交換を処理する。各制御ブロックは図13に示すスロット構造を有する。データ・センタは非多重データ・チャネル1406を用いてペイロード・データの交換を処理する。しかし、繰り返すが、図13および図14は可能な多数のアクセス制御戦略のうちの1つのメディア・アクセス制御戦略を示すものである。
一般に、データ・センタは、制御信号を処理するための一定量の通信リソースと、ペイロード・データの転送を処理するための一定量の通信リソースとを割り当てることができる。制御関連のリソースとペイロード関連のリソースの具体的な比率を選択する際に、考慮すべき環境固有のトレードオフがある。制御信号を増やすと、コンピューティング・ユニットが制御スロットを取得できる待ち時間が減るが、データ転送を処理するために利用できるリソースの量が減る。設計者は、目標の待ち時間関連の性能と容量関連の性能を与えるための比率を選択することができる。
次に、図15〜19はコンピューティング・ユニット間の例示的な信号処理プロトコルを示す。当該例示的なプロトコルは、コンピューティング・ユニットが1つまたは複数の他のコンピューティング・ユニットとの接続を確立して、これらの他のコンピューティング・ユニットとペイロード・データを交換する仕方を記述する。コンピューティング・ユニットによる要求は、データ・センタ内部のコンピューティング・ユニット間の既存の接続と衝突することもあれば衝突しないこともある。したがって、当該例示的なプロトコルは、データ・センタが潜在的な衝突を解決できる(他の可能な方法のうち)1つの方法を記述する。
図15〜19はまた、様々な種類の隠れ端末のシナリオを解決する。隠れ端末のシナリオでは、第1のコンピューティング・ユニットおよび第2のコンピューティング・ユニットが、第3のコンピューティング・ユニットと通信することができる。しかし、第1のコンピューティング・ユニットと第2のコンピューティング・ユニットは互いを直接には認識することができない。即ち、第1のコンピューティング・ユニットは第2のコンピューティング・ユニットを認識できず、第2のコンピューティング・ユニットは第1のコンピューティング・ユニットを認識することができない。これは、望ましくない干渉をもたらしうる。なぜならば、第1のコンピューティング・ユニットと第2のコンピューティング・ユニットが、第3のコンピューティング・ユニットに相反する要求を行うからである。これと同じ現象が、より多くの数のコンピューティング・ユニットに関してより大規模に顕在化しうる。
まず初めに、幾つかの信号処理シナリオの説明に用いる用語を説明するための手段として図15を利用する。この図は、6個の例示的な参加コンピューティング・ユニット、即ち、P0、P1、P2、P3、P4、およびP5を示す。任意の参加コンピューティング・ユニットXが任意の参加ユニットYからデータを受信している場合、XはYにより「支配(occupied)」されているという。任意の参加コンピューティング・ユニットXがどの参加コンピューティング・ユニットYからもデータを受信していないが、当該参加コンピューティング・ユニットYからのデータ信号の影響下にある場合には、参加コンピューティング・ユニットXは参加コンピューティング・ユニットYにより「被覆(covered)」されているという。図15の場合、参加コンピューティング・ユニットP4は参加コンピューティング・ユニットP1により支配されている。参加コンピューティング・ユニットP3およびP5はそれぞれ参加コンピューティング・ユニットP1により被覆されている。コンピューティング・ユニットを単にP0〜P5と称して以降の説明を簡略化する。
図16は、衝突が発生しない信号処理シナリオを示す。インスタンスAで、P0が、P3への接続要求を運ぶ制御データを送信する。インスタンスBで、P3とP4の両方がP0の要求を承認(acknowledge)する。この時点で、P3はP0により支配されるようになり、P4はP0により被覆されるようになる。インスタンスCで、P0は、P0が切断していることを示す制御データを送信する。P3とP4はこの制御データを受信し、それぞれ、P0に関して自己の支配状態および被覆状態を解除する。
図17は、信号が重複するがそれ以外は衝突がない信号処理のシナリオを示す。インスタンスAの前に、P0がP3との接続を確立し、結果として、P3がP0により支配され、P4がP0により被覆されると仮定する。次に、P2が、P5への接続要求を運ぶ制御データを送信する。インスタンスBで、P4とP5の両方がP5への接続を承認する。インスタンスCで、結果として、P5がP2により支配されるようになり、P4がP0とP2の両方により被覆されるようになる。
図18は、支配型衝突が生ずる信号処理シナリオを示す。インスタンスAの前に、P0がP4との接続を確立し、結果として、P4がP0により支配され、P3がP0により被覆されると仮定する。次に、P2が、P5への接続要求を運ぶ制御データを送信する。インスタンスBで、P5が、P5の要求への接続を承認する。インスタンスCで、P4が、P2が送信した要求を承認する。P0はこの信号を受信して、この信号が別のコンピューティング・ユニットにより先取りされていると認識する。したがって、P0は切断メッセージを送信し、当該切断メッセージがP3およびP4により受信される。インスタンスDで、結果として、P3はどの参加コンピューティング・ユニットにも支配も被覆もされず、P4はP2により被覆され、P5はP2により支配される。
図19は、被覆型の衝突が生じる信号処理シナリオを示す。インスタンスAの前に、P0がP3との接続を確立し、結果として、P3がP0により支配され、P4がP0により支配されると仮定する。次に、P2が、P4への接続要求を運ぶ制御データを送信する。インスタンスBで、P5がP4の要求への接続を承認する。インスタンスCで、P4はまた、P2が送信した要求を承認する。P0はこの信号を受信して、この信号が別のコンピューティング・ユニットにより先取りされていると認識する。したがって、P0は切断メッセージを送信し、当該切断メッセージがP3およびP4により受信される。インスタンスDで、結果として、P3はどの参加コンピューティング・ユニットにも支配も被覆もされず、P4がP2により支配され、P5がP2により被覆される。
E.例示的なルーティング機能
要約すると、データ・センタが複数のグループ(例えば、ラック)を含み、各ラックが1つずつ複数のコンピューティング・ユニットを含む。1つのケースでは、データ・センタは無線通信を用いて複数のラックを一斉に接続して、例えばグループ間通信を行う。さらに、データ・センタは無線通信を用いてグループ内の個々のコンピューティング・ユニットを一斉に接続し、例えばグループ内通信を行う。
データ・センタは上述の接続を利用して、第1のグループの起点のコンピューティング・ユニットから第2のグループの宛先のコンピューティング・ユニットへ、複数のセグメントまたはホップを含む通信経路を介してデータを転送することができる。1つまたは複数のセグメントが特定のグループに存在してもよく、1つまたは複数の他のセグメントが2つの異なるグループ間に存在してもよい。さらに、当該経路が1つまたは複数の中間グループを通過してもよい。
例えば、図20の例を参照すると、グループAのコンピューティング・ユニットがデータをグループBの第1のコンピューティング・ユニットに送信する。グループBの第1のコンピューティング・ユニットはデータをグループBの第2のコンピューティング・ユニットに送信し、今度は当該第2のコンピューティング・ユニットが当該データをグループBの第3のコンピューティング・ユニットに送信する。グループBの第3のコンピューティング・ユニットは、次いで当該データを他の何らかのグループの他の何らかのコンピューティング・ユニットに送信する、等である。
個々のコンピューティング・ユニットのスイッチング・リソースが集合的にデータ・センタ内部のスイッチング・ファブリックを形成する。当該スイッチング・ファブリックは、上述の種類の転送を実現するためのルーティング機能を含む。図21は、この概念を高レベルで示す。即ち、図21は、複数のグループのコンピューティング・ユニットを含むデータ・センタ2102を示す。各コンピューティング・ユニットのスイッチング・リソースは集合的にスイッチング・ファブリック2104を提供する。
一般に、スイッチング・ファブリック2104は、データ・センタ内部の可能な接続を表すグラフを形成することができる。グラフ内に分散したノードはコンピューティング・ユニットを表し、枝はコンピューティング・ユニット間の接続を表す。スイッチング・ファブリック2104はこのグラフを、どの冗長な通信接続が各コンピューティング・ユニットにより確立されうるかを判定することで生成することができる。より具体的には、スイッチング・ファブリック2104は、グループ内ルーティングを行う接続とグループ間ルーティングを行う接続とを区別することができる。さらに、スイッチング・ファブリック2104はまた、(永続的な干渉に関連付けられるため)回避すべき単方向接続を特定することができる。
スイッチング・ファブリック2104はこのグラフを分散的に生成することができ(この場合、各ノードがスイッチング・ファブリック2104内の他のノードに関する接続情報を収集する)、かつ/または、集中的に生成することができる(この場合、1つまたは複数のエージェントがスイッチング・ファブリック2104内の接続を監視する)。1つのケースでは、各ノードはその隣接ノードを認識することができる。別のケースでは、各ノードはスイッチング・ファブリック2104内部の接続全てを認識することができる。より具体的には、各ノードは、例えば任意のアルゴリズムまたはそれらの組合せ(例えば、距離ベクトル型プロトコルまたは経路ベクトル型プロトコルのアルゴリズム、リンク状態ベクトル・アルゴリズム、等)を用いて、接続情報を伝達するルーティング・テーブルを保持することができる。
スイッチング・ファブリック2104は、任意の種類の一般的なルーティング戦略またはルーティング戦略の任意の組合せを用いてルーティングを実装することができる。一般に、例えば、スイッチング・ファブリック2104は、ユニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャスト、エニーキャスト、等といったルーティング戦略のうち任意の1つまたは複数を利用することができる。ユニキャストでは、第1のコンピューティング・ユニットがデータを第2のコンピューティング・ユニットのみに送信し、ブロードキャストでは、コンピューティング・ユニットがデータをデータ・センタ内の他の全てのコンピューティング・ユニットに送信し、マルチキャストでは、コンピューティング・ユニットがデータをコンピューティング・ユニットのサブセットに送信し、エニーキャストでは、コンピューティング・ユニットが、1組のコンピューティング・ユニットから(例えば、ランダム選択を考慮して、等により)選択した任意のコンピューティング・ユニットにデータを送信する。
より具体的には、スイッチング・ファブリック2104は、データ・センタ2102内部でメッセージをルーティングする際に静的な評価または動的な評価の任意の組合せを使用することができる。スイッチング・ファブリック2104は、経路の選択において任意のメトリックまたはメトリックの組合せを使用することができる。さらに、スイッチング・ファブリック2104は、限定するものではないが、メッセージをルーティングする際に任意のアルゴリズムまたはアルゴリズムの組合せを使用することができる。当該アルゴリズムには、(例えば、ダイクストラ・アルゴリズムに基づく)最短経路評価、ヒューリスティクス評価、ポリシ・ベース評価、ファジー・ロジック評価、階層ルーティング評価、地理的ルーティング評価、動的学習評価、サービス品質評価、等に基づくアルゴリズムが含まれる。例えば、図20に示すシナリオでは、スイッチング・ファブリック2104は、ランダム経路選択と最短経路分析の組合せを用いてスイッチング・ファブリック2104を通じてデータをルーティングすることができる。
さらに、スイッチング・ファブリック2104は任意数の以下の機能を採用してルーティングを容易にすることができる。
カットスルー・スイッチング
スイッチング・ファブリック2104はカットスルー・スイッチングを採用することができる。このアプローチでは、スイッチング・ファブリック2104内部の任意の参加者(例えば、ノード)が、完全なメッセージを受信する前にメッセージを送信し始める。
デッドロックおよびライブロックの回避(または軽減)
スイッチング・ファブリック2104は様々な機構を用いてデッドロックおよびライブロックの発生を軽減または排除することができる。これらの状況では、メッセージが無限ループに入ったために、または、メッセージがスイッチング・ファブリック2104の何らかの種類の非効率性に遭遇したために、メッセージがハングアップしてしまう。スイッチング・ファブリック2104はこの状況を、(メッセージ送信に対して最大時間を設定する)任意の種類のタイムアウト機構、および/または、(メッセージが起点ノードから宛先ノードへ進む際に取りうる最大ホップ数を設定する)ホップ制限機構、等を用いることにより解決することができる。かかるタイムアウトまたはホップ制限に遭遇すると、スイッチング・ファブリック2104はメッセージを再送することができる。
図22は、デッドロック等のリスクを軽減するために採用できる別の機構を示す。このケースでは、データ・センタは、通信要素の第1のサブセットを第1の方向の通信の処理に割り当て、通信要素の第2のサブセットを第2の方向の通信の処理に割り当てる。例えば、図22は円柱グループの内面2202の一部を示す。(通信要素2204のような)通信要素の第1のサブセットを上方向のデータ転送に割り当て、(通信要素2206のような)通信要素の第2のサブセットを下方向のデータ転送に割り当てる。データ・センタは、例えば任意の種類の正規パターン(例えば、格子模様パターン、等)に基づいて様々な役割を有する要素を交互配置することによって、様々な通信要素に任意に役割を割り当てることができる。または、データ・センタは、ランダム割当技法、等を用いて様々な通信要素に役割を割り当てることができる。特定の方向に進む際に、スイッチング・ファブリック2104は、各ステップで、(例えば、ノード間のランダム選択によって)適切なルーティング方向を有するノードから選択することができる。一般に、この機構により、メッセージを起点ノードから宛先ノードに送信する際に無限ループが確立される可能性が減る。
フェールセーフ機構
データ・センタ2102の無線アーキテクチャは障害の処理に適切である。第1の種類の障害は、グループ内部の1つまたは複数の個々のコンピューティング・ユニット内部で生じうる。第2の種類の障害は、データ・センタ2102内部のグループ全体(例えば、ラック)に影響を及ぼしうる。障害とは、機能を完全に動作不能とする任意の状態、または、機能の性能を準最適とする任意の状態を表すことができる。スイッチング・ファブリック2104は、メッセージを故障しているコンポーネントの「周囲」でルーティングすることによりこれらの状況を解決することができる。例えば、図23では、グループ2302とグループ2304がデータ・センタ内部で故障していると仮定する。この障害がなければ、スイッチング・ファブリック2104はメッセージを、A、B、およびCで定義される経路に沿ってメッセージをルーティングしたかもしれない。この障害が発生すると、スイッチング・ファブリック2104はメッセージを、(V、W、X、Y、およびZで定義される経路のような)より遠回りの経路に沿ってルーティングすることにより、故障したグループ(2302、2304)を回避することができる。任意のルーティング・プロトコルを用いてこのフェールセーフの振舞いを実現することができる。
まとめとして、本明細書では様々な概念を例示的な課題または問題のコンテキストで説明した。この説明の仕方は、他者が本明細書の記載のように課題または問題を理解しかつ/または明確に認識したと認めるものではない。
さらに、本発明を構造的特徴および/または方法論的動作に固有な言葉で説明したが、添付の特許請求の範囲で定義した本発明は必ずしも上述の具体的な特徴または動作に限定されないことは理解されよう。寧ろ、上述の具体的な特徴および動作は特許請求の範囲を実装する例示的な形態として開示されている。

Claims (14)

  1. 指向性無線周波数(RF)通信を行うデータセンタであって、
    スイッチング部を形成する複数の処理ユニットを有し、前記複数の処理ユニットのうちの個々の処理ユニットは、
    演算機能を実行するための処理リソースと、
    データを格納するためのメモリリソースと、
    少なくとも2つの方向に向いたRFビームを形成するための少なくとも2つの無線RF通信要素と、
    前記処理リソースと、前記メモリリソースと、前記少なくとも2つの無線RF通信要素とを結合するためのスイッチングリソースと
    を有し、前記個々の処理ユニットのうちの第1の処理ユニットは、
    指定された時間スロットを利用して第2の処理ユニットに制御データを転送し、及び
    指定された別の時間スロットを利用して前記第2の処理ユニットにペイロードデータを転送する、データセンタ。
  2. 前記複数の処理ユニットは少なくとも2つのグループの処理ユニットを備え、各処理ユニットが、ローカルグループの少なくとも1つの他の処理ユニットと通信するための少なくとも1つのグループ内無線通信要素と、少なくとも1つの近傍グループの少なくとも1つの他の処理ユニットと通信するための少なくとも1つのグループ間通信要素とを備える請求項1に記載のデータセンタ。
  3. 前記複数の処理ユニットは円柱構造を形成する処理ユニットのグループを備え、前記円柱構造が、前記グループ内部の処理ユニット間のグループ内通信を収容するための内部自由空間領域を有する請求項1に記載のデータセンタ。
  4. 処理ユニットの少なくとも一つのサブセットのそれぞれが、外部エンティティと通信するための少なくとも1つの有線通信要素を備える請求項1に記載のデータセンタ。
  5. 前記複数のユニットは互いに相対して配置されて永続的な干渉を回避し、第1の処理ユニットは第2の処理ユニットと通信できるが、前記第2の処理ユニットは前記第1の処理ユニットと直接には通信できない場合には、永続的な干渉が存在すると判定する、請求項1に記載のデータセンタ。
  6. 前記複数の処理ユニットは、起点の処理ユニットから宛先の処理ユニットへ、少なくとも1つの中間の処理ユニットを介してペイロードデータを送信するスイッチング部を形成する請求項1に記載のデータセンタ。
  7. 前記ペイロードデータの送信に関与する少なくとも1つの処理ユニットは、メモリリソースの少なくとも一部を、前記スイッチング部が送信する前記ペイロードデータを一時的に格納するためのバッファとして使用する、請求項6に記載のデータセンタ。
  8. 前記スイッチング部は、前記データセンタ内の準最適に動作する処理ユニットを回避するようにメッセージをルーティングするルーティング方式を使用する、請求項6に記載のデータセンタ。
  9. 前記スイッチング部は、処理ユニットの第1のサブセットを用いてペイロードデータを第1の方向に送信し、処理ユニットの第2のサブセットを用いてペイロードデータを第2の方向に送信するように構成される請求項6に記載のデータセンタ。
  10. 前記複数の処理ユニットは、隠れ端末の現象を解決するメディアアクセスプロトコルを用いて、無線通信を介して互いに通信するように構成される請求項1に記載のデータセンタ。
  11. 前記複数の処理ユニットは、制御データ及びペイロードデータを送信することによって互いに通信するように構成され、ペイロードデータに対する制御データの比率は、待ち時間に関連しかつ容量に関連する目標のパフォーマンスをもたらすように選択される請求項1に記載のデータセンタ。
  12. 前記複数の処理ユニットは、周波数及び時間に関して決定された複数のスロットを用いて前記制御データを通信するように構成される請求項11に記載のデータセンタ。
  13. 指向性無線周波数(RF)通信を行うためにデータセンタにおける複数の処理ユニットが実行する方法であって、前記複数の処理ユニットはスイッチング部を形成し、前記複数の処理ユニットのうちの個々の処理ユニットは、
    演算機能を実行するための処理リソースと、
    データを格納するためのメモリリソースと、
    少なくとも2つの方向に向いたRFビームを形成するための少なくとも2つの無線RF通信要素と、
    前記処理リソースと、前記メモリリソースと、前記少なくとも2つの無線RF通信要素とを結合するためのスイッチングリソースとを有し、
    当該方法は、
    前記個々の処理ユニットのうちの第1の処理ユニットが、指定された時間スロットを利用して第2の処理ユニットに制御データを転送し、指定された別の時間スロットを利用して前記第2の処理ユニットにペイロードデータを転送するステップを有する、方法。
  14. 請求項13に記載の方法を前記データセンタにおける複数の処理ユニットに実行させるコンピュータプログラム。
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