JP5767456B2 - 映像処理装置及びその制御方法、及びプログラム - Google Patents

映像処理装置及びその制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、映像処理装置及びその制御方法に関し、特には階層符号化映像データの転送技術に関する。
映像処理装置の処理能力の向上により、映像データは高解像度化、大容量化、高画質化の傾向にある。このような映像データの転送を効率化するために、映像の画質劣化を抑制しながらデータ量を削減する、H.264/AVC(Advance Video Coding)規格等の符号化技術が規格化されている。
また、H.264/AVC規格の拡張符号化方式として、H.264/SVC(Scalable Video Coding)規格が存在する。H.264/SVC規格は、多様な解像度の表示装置に対応可能なスケーラブル映像を階層符号化する規格であり、異なる解像度の映像を、効率的に圧縮した1つのデータとして生成することができる。具体的には、H.264/SVC規格に従って符号化された階層符号化映像データは、ベースレイヤと呼ばれる基準となる低解像度の画像が符号化された階層と、階層間の予測誤差信号を符号化したエンハンスレイヤと呼ばれる階層とにより構成される。表示装置は、このように階層符号化された映像データから、表示解像度に適した解像度の映像を表示するために、ベースレイヤとエンハンスレイヤを組み合わせて復号することで所望の解像度の映像を得ることができる。
一方、携帯電話やPDA等の移動端末の普及により、HDDレコーダ等の映像記録装置で記録した映像データを移動端末に転送し、外出先での視聴を可能にする技術が普及してきている。映像データを移動端末に転送する際、転送先の移動端末が備える表示装置の表示解像度と転送対象の映像データの解像度が異なる場合、当該表示解像度に変換した映像データの生成が必要となる。即ち、転送元となる映像記録装置には、転送対象の映像データと変換後の映像データの両方が記録されることになる。そのため、ユーザが所有する、異なる表示解像度の表示装置を備える複数の移動端末のそれぞれに同一内容の映像データを転送する場合、映像記録装置にはそれぞれの表示装置の表示解像度に変換された映像データが生成され、記憶領域の容量を圧迫することがあった。
また、このような複数の移動端末に対し、H.264/SVC規格に従って符号化した同一の階層符号化映像データを送信し、移動端末側で自身が備える表示装置の表示解像度に適した映像を復号して表示する構成も考えられる。しかしながら、同一の階層符号化映像データを全ての移動端末に転送する場合、映像データには移動端末では表示できない解像度の映像等、不必要な情報を含むため移動端末において記憶領域の容量を圧迫してしまう。
このような階層符号化映像データの転送における問題に対応するために、さまざまな提案がなされている。特許文献1及び2には、階層符号化映像データを転送する際に、転送先の機器が備える表示装置の表示解像度に適した映像が復号可能な階層を判別し、当該階層までの階層符号化映像データを転送する技術が開示されている。
特開2004−260362号公報 特開2004−192140号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び2の技術において、例えば階層符号化映像データに転送先の機器が備える表示装置の表示解像度の映像が符号化されていない場合に、以下のような問題が考えられる。即ち、転送先の機器では、転送された階層符号化映像データから復号した映像を、備える表示装置の表示解像度にリサイズやクロップして当該表示装置に出力する必要があり、リサイズ及びクロップに係る回路構成を設ける必要があった。
また、階層符号化映像データに含まれる全ての階層を復号し、転送先の機器が備える表示装置の表示解像度に適した映像データを生成する場合は以下のような問題が考えられる。即ち、復号処理に要する時間の増大や、全ての階層を復号することにより得られる、同一の映像コンテンツに係る最大の解像度の中間データを格納可能な容量を有する記憶領域を設ける必要があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、転送先の外部機器の表示解像度に適した階層符号化映像データを、全ての階層を復号せずに生成可能な映像処理装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の映像処理装置は、以下の構成を備える。
同一の映像コンテンツに係り、複数種類の解像度を有する映像群が階層構造を有して符号化された階層符号化映像データを受信する受信手段と、映像コンテンツを表示する外部機器の表示解像度を取得する取得手段と、水平方向もしくは垂直方向の少なくとも一方において表示解像度に等しい解像度を有し、かつ、水平方向及び垂直方向の両方において表示解像度を超えない解像度を有する第1の映像が、階層符号化映像データに符号化されているか否かを判断する判断手段と、判断手段により第1の映像が階層符号化映像データに符号化されていないと判断された場合、水平方向及び垂直方向の少なくとも一方において表示解像度より大きい解像度を有する階層符号化映像データに符号化されている第2の映像の符号化データを用いて第1の映像の符号化データを生成し階層符号化映像データに追加する生成手段と、を備えることを特徴とする。
このような構成により本発明によれば、転送先の外部機器の表示解像度に適した階層符号化映像データを、全ての階層を復号せずに生成することを可能とする。
本発明の実施形態に係る映像処理装置の一例としてのセットトップボックスの機能構成例を示すブロック図。 図1の転送レイヤ生成部の機能構成例を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るレイヤ構成情報及び外部機器の表示解像度にかかる情報の例を示した図。 本発明の実施形態に係る転送用映像データ生成処理のフローチャート。 本発明の実施形態に係る転送レイヤ生成判定処理のフローチャート。 本発明の実施形態に係る転送用映像データ生成処理の実行後のレイヤ構成情報を示した図。 本発明の実施形態に係る転送用映像データ転送処理のフローチャート。 本発明の実施形態に係る転送用レイヤ構成情報生成処理のフローチャート。 本発明の実施形態に係る転送用レイヤ構成情報を示した図。 本発明の変形例に係る転送レイヤ生成部の機能構成を示すブロック図。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお以下に説明する一実施形態は、本発明を適用可能な、同一の映像コンテンツに係り、異なる解像度を有する複数の映像が互いに異なる階層に符号化された階層符号化映像データを変換して転送可能な映像処理装置の一例としてのセットトップボックスを説明する。また、本明細書において、「階層符号化映像データ」は、H.264/SVC規格に準拠した符号化映像データであるものとして説明する。しかし、本発明は、他の符号化方法によって、同一の映像コンテンツに係り、異なる解像度を有する複数の映像が互いに異なる階層に符号化された映像データを生成する映像処理装置にも適用可能である。
また、本明細書において、階層符号化映像データの形式に符号化された各映像の符号化データは、階層符号化映像データに階層化された際に「階層」という概念で示されるものとして説明する。「階層」は、1つの階層に対して1つの映像の符号化データが対応付けられた概念であり、「階層」を復号すると表現した場合、当該階層に対応付けられた符号化データの映像を復号することを指す。階層に対応付けられる符号化データは、1つの映像の符号化データ全体を指してもよいし、H.264/SVCの映像データのように、階層間の映像の差分データの符号化データを指してもよい。後者の場合、複数の階層に対応付けられた差分データを選択的に参照して復号することにより、1つの映像が復号される。
図1は、本発明の実施形態に係るセットトップボックス100の機能構成を示すブロック図である。
制御部101は、例えばCPUであり、セットトップボックス100が備える各ブロックの動作プログラムをROM102より読み出してRAM103に展開して実行することにより、各ブロックの動作を制御する。なお、本実施形態ではセットトップボックス100が備える各ブロックの動作を当該ブロックの動作プログラムにより制御するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限らず、各ブロックは当該動作プログラムと同様の処理を行う回路で構成されてもよい。
ROM102は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、セットトップボックス100が備える各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作に必要なパラメータ、及び例えばユーザにより登録された転送先となる外部機器の表示解像度の情報等を記憶する。RAM103は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、セットトップボックス100が備える各ブロックの動作において出力された中間データ等を一時的に格納する記憶領域である。
データ入力部104は、階層符号化映像データを受信する受信手段であり、後述する記録媒体からH.264/SVC規格に準拠した階層符号化映像データを受信して解析し、当該階層符号化映像データのレイヤ構成情報を生成する。具体的には、データ入力部104は受信した階層符号化映像データのSPS(Sequence Parameter Set)、及びPPS(Picture Parameter Set)より必要な情報を取得し、当該情報を用いてレイヤ構成情報を生成する。
レイヤ構成情報は、図3(a)に示すように階層符号化映像データが有するそれぞれの階層(レイヤ)に対して、識別情報であるDID、復号により得られる映像の水平解像度lx、垂直解像度ly、及びアスペクト比lzの情報を有する。なお、本明細書においてアスペクト比は、水平解像度を垂直解像度で除した値であるものとして定義する。またレイヤ構成情報は、各階層に対して外部機器への転送用の階層であるか否かを示す転送レイヤフラグにより構成される。当該転送レイヤフラグは、例えば階層が外部機器への転送用に生成された階層である場合は1、転送用に生成された階層ではない場合は0に設定される。なお、生成されたレイヤ構成情報は、階層符号化映像データに関連付けられて例えば記録媒体111に記憶されるものとする。
またデータ入力部104は、受信した階層符号化映像データを画像音声分離部105に入力する。なお本実施形態では、データ入力部104により受信された、記録媒体111に記録されている階層符号化映像データから新たな階層符号化映像データを生成し、転送先の外部機器に転送するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限らない。即ち、データ入力部104は階層符号化映像データを受信可能であればよく、転送される新たな階層符号化映像データは、データ入力部104が例えば放送波により受信した階層符号化映像データから生成されたものであってもよい。
画像音声分離部105は、データ入力部104により入力された階層符号化映像データを画像符号化データと音声符号化データとに分離する。そして画像音声分離部105は、分離した画像符号化データを後述する転送レイヤ生成部108及びレイヤ多重部106に出力し、音声符号化データを画像音声合成部109に出力する。
操作入力部107は、例えばユーザによるリモートコントローラの操作等によりセットトップボックス100になされた操作入力を解析し、操作された内容を制御部101に伝送するユーザインタフェースである。本実施形態では、操作入力部107は、ユーザによりなされた、外部機器の表示解像度を有する映像が復号可能な転送レイヤの生成指示、及び外部機器への階層符号化映像データの転送指示を受信するものとする。なお外部機器の表示解像度の情報は、ユーザによって入力されてもよいし、セットトップボックス100に外部機器が有線または無線で接続された際に外部機器から受信または解析により取得してもよい。取得された外部機器の表示解像度の情報は、例えば図3(b)に示すように水平解像度、垂直解像度、及びアスペクト比の情報で構成され、ROM102に記憶されるものとする。
転送レイヤ生成部108は、外部機器の表示解像度に適した映像が符号化された階層である転送レイヤの符号化データを生成するブロックである。転送レイヤ生成部108には、画像音声分離部105により分離された、転送対象となる階層符号化映像データの画像符号化データが入力される。また制御部101によりROM102から読み出された、転送先の外部機器の表示解像度の情報、及び記録媒体111から読み出された転送対象の階層符号化映像データのレイヤ構成情報が入力される。ここで、図2を参照して転送レイヤ生成部108の詳細な構成について説明する。
レイヤ生成制御部201は、入力された外部機器の表示解像度の情報に従って、転送レイヤ生成部108が有する各ブロックの動作を制御する制御ブロックである。レイヤ生成制御部201はレイヤ構成情報を参照し、転送対象の階層符号化映像データが有する階層のうち、外部機器の表示解像度に適した映像を生成するために復号する映像の符号化データが対応付けられた階層のDIDを決定する。
またレイヤ生成制御部201は、決定した復号する階層を復号することにより得られる復号画像と、ベースレイヤを復号することにより得られる復号画像との解像度比を示す、対ベースレイヤ解像度比を算出する。
なお、本明細書において解像度比は以下のようにして算出するものとする。まず、基準となる画像のアスペクト比Abaseと、比較する画像のアスペクト比Acompとを比較する。比較結果がAbase≦Acompである場合は両画像の水平解像度を用いてアスペクト比を算出(Xcomp/Xbase)し、Abase>Acompである場合は両復号画像の垂直解像度を用いてアスペクト比を算出(Ycomp/Ybase)する。即ち、解像度比が1である場合は、比較する画像の水平方向もしくは垂直方向の少なくとも一方において、基準となる画像と等しい解像度を有し、かつ水平方向及び垂直方向の両方において、基準となる画像の解像度を超えない解像度を有することになる。
なお、復号する階層のDIDは、復号に係る処理を最小限にとどめるために、階層符号化映像データが有する階層のうち、外部機器の表示解像度より大きい解像度の復号画像が得られる、最も下位の階層のDIDに決定されるものとする。即ち、復号する階層は、下位の階層から順に外部機器の表示解像度に対する復号画像の解像度比を算出し、最初に1以上の値が得られた階層が、復号する階層として決定される。
復号部202は、階層符号化映像データを復号するブロックであり、レイヤ生成制御部201により決定された復号する階層のDIDの情報に従い、復号する階層までの符号化映像データを復号して復号画像を生成し、リサイズ部203に入力する。
また復号部202は復号処理の過程において、復号画像がIピクチャ、Bピクチャ、Pピクチャのいずれであるかを示すピクチャ種別情報、ベースレイヤの復号画像に対する復号画像のずれを示すオフセット位置情報を取得する。さらに復号部202は復号処理の過程において、転送レイヤとベースレイヤの階層間予測に用いる、ベースレイヤの階層間予測用情報を取得する。階層間予測用情報には、階層を復号して得られる画像内のイントラブロックの画素値、動き補償予測により得られるインターブロックの予測誤差信号、動きベクトル、及び画像内の各マクロブロックの符号化モードが含まれる。復号部202は、取得したオフセット位置情報をリサイズ部203に、ピクチャ種別情報を予測符号化部204に、ベースレイヤの階層間予測用情報を差分算出部205に入力する。
リサイズ部203は、入力された復号画像を外部機器の表示解像度の情報に従ってリサイズする。具体的にはリサイズ部203は、外部機器の表示解像度に対する、入力された復号画像の解像度比を算出し、当該解像度比の逆数倍に復号画像をリサイズして転送用画像を生成し、予測符号化部204に出力する。また、リサイズ部203はオフセット位置情報も同様に、外部機器の表示解像度に対する入力された復号画像の解像度比の逆数倍することにより、ベースレイヤに対する転送用画像のオフセット位置情報を生成してレイヤ符号化部206に出力する。
予測符号化部204は、入力されたピクチャ種別情報を参照し、ピクチャ種別を継承するように転送用画像を予測符号化する。予測符号化は動き推定、動き補償予測、画面内予測等の処理により行われ、予測符号化部204は予測符号化により取得した転送レイヤの階層間予測用情報を差分算出部205に出力する。
差分算出部205は、入力されたベースレイヤ及び転送レイヤの階層間予測用情報を用いて、ベースレイヤに対する転送レイヤの階層間予測誤差情報(付加情報)を取得する。具体的には差分算出部205は、ベースレイヤに対する転送レイヤの解像度比に従ってベースレイヤの階層間予測用情報をアップサンプルし、転送レイヤの階層間予測用情報の予測値を生成する。そして生成された転送レイヤの予測値と予測符号化部204により入力された転送レイヤの階層間予測用情報との差分を算出し、ベースレイヤに対する転送レイヤの階層間予測誤差情報を取得する。差分算出部205は取得したベースレイヤに対する転送レイヤの階層間予測誤差情報をレイヤ符号化部206に出力する。
レイヤ符号化部206は、入力されたベースレイヤに対する転送レイヤの階層間予測誤差情報及びオフセット位置情報を符号化し、得られた転送レイヤの符号化データをレイヤ多重部106に出力する。
このようにすることで、転送レイヤ生成部108では、入力された外部機器の表示解像度の情報と、転送対象の階層符号化映像データのレイヤ構成情報及びその画像符号化データから、転送レイヤの符号化データを生成することができる。
レイヤ多重部106は、階層符号化映像データの画像符号化データの構成を変更し、複数の階層が多重化された画像符号化データを出力する。具体的にはレイヤ多重部106は、対象の階層符号化映像データから生成された転送レイヤが転送レイヤ生成部108より入力された場合は、対象の階層符号化映像データの画像符号化データに、当該転送レイヤを新たな階層として追加して多重化して出力する。このときレイヤ多重部106は、記録媒体111に記憶されている対象の階層符号化映像データのレイヤ構成情報を読み出し、当該レイヤ構成情報を転送レイヤの情報を、転送レイヤフラグを1として追加して更新し、再び記録媒体111に記憶させればよい。図3(c)は転送レイヤが追加されたレイヤ構成情報の例を示しており、転送レイヤフラグが1であるDIDが0x01のレイヤが追加されていることがわかる。なお、転送時のデータ量を最小にするためには、追加された転送レイヤのDIDは0x01に設定され、転送時にはベースレイヤ及び転送レイヤのみが転送されることが望ましいが、本発明の実施はこれに限らない。即ち本発明は、最終的に外部機器においてリサイズやクロップ処理が必要ない、表示解像度に適した映像が復号できる階層符号化映像データが生成されればよく、階層構造については限定しない。
また対象の階層符号化映像データの外部機器への転送指示がなされた場合、レイヤ多重部106は次のように多重化を行う。レイヤ多重部106は、当該外部機器に対応する転送レイヤが対象の階層符号化映像データの画像符号化データに存在すると判断すると、ベースレイヤと転送レイヤのみから構成される画像符号化データを多重化して出力する。
画像音声合成部109は、レイヤ多重部106から出力された画像符号化データと、画像音声分離部105から出力された音声符号化データとを合成して、階層符号化映像データを生成する。生成された階層符号化映像データは、記録媒体111に記録されるか、転送部110に入力され、外部機器に転送される。
転送部110は、外部機器とセットトップボックス100とを接続するインタフェースであり、有線または無線により外部機器に対して階層符号化映像データを転送する。記録媒体111は、例えばセットトップボックス100が備える内部メモリや、メモリカードやHDD等のセットトップボックス100に着脱可能に接続される記録装置であり、本実施形態では階層符号化映像データを記録する。
(転送用映像データ生成処理)
このような構成をもつ本実施形態のセットトップボックス100の転送用映像データ生成処理について、図4のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。当該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えばROM102に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、RAM103に展開して実行することにより実現することができる。なお、本転送用映像データ生成処理は、例えばユーザにより転送対象の階層符号化映像データ及び転送先の外部機器が選択され、転送用映像データの生成指示が操作入力部107になされた際に開始されるものとして説明する。
S401で、制御部101は、転送用映像データの生成について転送レイヤの生成が必要か否かを判断するために、転送レイヤ生成判定処理を実行する。ここで、転送レイヤ生成判定処理について、図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。
S501で、制御部101は、ROM102に記憶されている転送先の外部機器の表示解像度の情報、及び記録媒体111より転送対象の階層符号化映像データのレイヤ構成情報を取得する。
S502で、制御部101は、レイヤ構成情報に含まれる各階層を復号することにより得られる復号画像のそれぞれについて、外部機器の表示解像度に対する解像度比を算出する。そして、レイヤ構成情報に含まれる階層の中に、外部機器の表示解像度に対する復号画像の解像度比が1である階層が存在するかを判断する(第1の判断)。即ち、制御部101は、転送対象の階層符号化映像データが有する階層のうち、復号画像が以下の条件を満たす階層が存在するか否かを判断する。具体的には復号画像が、水平方向もしくは垂直方向の少なくとも一方において外部装置の表示解像度と等しい解像度を有し、かつ水平及び垂直方向において表示解像度を超えない解像度を有する画像(第1の映像)を満たすか否かを判断する。制御部101は、外部機器の表示解像度に対する復号画像の解像度比が1である解像が存在しない場合は処理をS503に移し、存在する場合は処理をS505に移す。
S503で、制御部101は、制御部101は、外部機器の表示解像度に対するベースレイヤ(DID=0x00)の復号画像の解像度比が1未満である否か、即ち外部機器の表示解像度がベースレイヤの復号画像の解像度より大きいか否かを判断する。さらに制御部101は、外部機器の表示解像度に対する各階層の復号画像の解像度比のうち、解像度比が1以上のものが存在するか否かを判断する(第2の判断)。即ち、水平方向及び垂直方向の少なくとも一方において外部機器の表示解像度より大きい解像度を有する復号画像(第2の映像)が得られる階層が存在するか否かを判断する。制御部101は、外部機器の表示解像度がベースレイヤの復号画像の解像度より大きく、かつ階層符号化映像データの中に外部機器の表示解像度より大きい解像度を有する復号画像が符号化された階層が存在する場合は、処理をS504に移す。また制御部101は、当該条件を満たさない場合は処理をS505に移す。
S504で、制御部101は、転送レイヤを生成すると判断して転送レイヤ生成判定処理を完了する。またS505で、制御部101は転送レイヤを生成しないと判断して転送レイヤ生成判定処理を完了する。
このように転送レイヤ生成判定処理を実行し、制御部101処理をS402に移す。そしてS402で制御部101は、転送レイヤを生成すると判定されたか否かを判断する。制御部101は転送レイヤを生成する場合は処理をS403に、転送レイヤを生成しない場合は転送用映像データ生成処理を完了する。
S403で、制御部101は、記録媒体111から転送対象の階層符号化映像データを読み出して画像音声分離部105に当該階層符号化映像データの画像符号化データと音声符号化データとを分離させる。そして制御部101は、105に分離させて得られた画像符号化データを転送レイヤ生成部108に入力する。
S404で、制御部101は、転送レイヤ生成部108にレイヤ構成情報と、外部機器の表示解像度の情報を入力し、転送レイヤ生成部108に転送レイヤの符号化データを生成させる。制御部101は、転送レイヤ生成部108に生成させた転送レイヤの符号化データをレイヤ多重部106に出力させ、処理をS405に移す。
S405で、制御部101は、転送対象の階層符号化映像データの画像符号化データをレイヤ多重部106に入力し、転送レイヤの符号化データを追加して新たな画像符号化データを生成させる。またレイヤ多重部106は、制御部101により入力された転送対象の階層符号化映像データのレイヤ構成情報に転送レイヤの情報を追加して、新たな画像符号化データのレイヤ構成情報として記録媒体111に記録する。
S406で、制御部101は、レイヤ多重部106により生成された新たな画像符号化データと音声符号化データとを画像音声合成部109に合成させ、得られた新たな階層符号化映像データを記録媒体111に記録し、転送用映像データ生成処理を完了する。
このようにすることで、セットトップボックス100は転送先の外部機器の表示解像度の映像が階層符号化映像データに含まれない場合であっても、外部機器の表示解像度の映像を復号可能な階層を生成して階層符号化映像データに追加することが可能である。
図6は、転送用映像データ生成処理の実行後に記録媒体111に記録されている新たなレイヤ構成情報と、当該レイヤ構成情報に含まれる転送レイヤを生成するために復号された階層、及び転送レイヤの対ベースレイヤ解像度比を示している。図に例示する2つのパターンは、それぞれ外部機器の表示解像度が異なる場合を示している。上述したようにそれぞれの復号された階層の、外部機器の表示解像度に対する解像度比が1以上の値となった最下位の階層が、復号する階層として決定されている。
(転送用映像データ転送処理)
次に、本実施形態のセットトップボックス100の転送用映像データ転送処理について、図7のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。当該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えばROM102に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、RAM103に展開して実行することにより実現することができる。なお、本転送用映像データ転送処理は、例えばユーザにより転送対象の階層符号化映像データが選択され、転送先の外部機器への転送指示が操作入力部107になされた際に開始されるものとして説明する。
S701で、制御部101は、記録媒体111から転送対象の階層符号化映像データに関連付けられているレイヤ構成情報を読み出し、転送先の外部機器の表示解像度と同じ解像度を有する映像が復号されている階層が存在するかを判断する。制御部101は外部機器の表示解像度と同じ解像度を有する映像が復号されている階層が存在しない場合は処理をS702に移して転送用映像データ生成処理を実行し、存在する場合は処理をS703に移す。
S703で、制御部101は、転送先の外部機器に転送する階層符号化映像データの構成を示す転送用レイヤ構成情報を生成するために、転送用レイヤ構成情報生成処理を実行する。ここで、転送用レイヤ構成情報生成処理について図8のフローチャートを用いて詳細に説明する。
S801で、制御部101は、転送対象の階層符号化映像データに関連付けられているレイヤ構成情報を参照し、外部機器の表示解像度に対するベースレイヤの復号画像の解像度比が1未満であるか否かを判断する。即ち、制御部101はベースレイヤの復号画像が、水平方向及び垂直方向の両方において外部機器の表示解像度に満たない解像度であるか否かを判断する。制御部101は、外部機器の表示解像度に対するベースレイヤの復号画像の解像度比が1未満である場合は処理をS802に移し、1より大きい場合は処理をS807に移す。
S802で、制御部101は、レイヤ情報に含まれる階層のうち、各階層を復号して得られる復号画像の外部機器の表示解像度に対する解像度比が1である階層が存在するか否かを判断する。このとき、レイヤ情報には外部機器の表示解像度より大きい解像度を有する映像が符号化された階層が存在しない場合を除いて、S702の転送用映像データ生成処理により少なくとも外部機器の表示解像度に対する復号画像の解像度比が1となる階層が存在する。即ち、外部機器の表示解像度に対する復号画像の解像度比が1である階層が存在しない場合、転送対象の階層符号化映像データには外部機器の表示解像度より大きい解像度を有する映像が符号化された階層が存在しないことになる。制御部101は、外部機器の表示解像度に対する復号画像の解像度比が1である階層が存在する場合は処理をS803に移し、存在しない場合は処理をS806に移す。
S803で、制御部101は、外部機器の表示解像度に対する復号画像の解像度比が1である階層の転送レイヤフラグが1であるか否かを判断する。制御部101は、外部機器の表示解像度と同一の解像度を有する映像が符号化された階層の転送レイヤフラグが1である場合は処理をS804に移し、転送レイヤフラグが0である場合は処理をS805に移す。
S804で、制御部101は、ベースレイヤ、及び転送レイヤフラグが1である転送映像データ生成処理により生成された転送レイヤのみで構成される転送用レイヤ構成情報を生成する。またS805で、制御部101は、外部機器の表示解像度に対する復号画像の解像度比が1である階層を含む、当該階層の復号に必要な階層、即ち当該階層の下位の階層で構成される転送用レイヤ構成情報を生成する。
S806で、制御部101は、アップサンプル処理なしには外部機器の表示解像度に適した映像を得ることができないと判断し、転送対象の階層符号化映像データに関連付けられているレイヤ構成情報を複製し、転送用レイヤ構成情報として生成する。なお、転送対象の階層符号化映像データに、転送先の外部機器とは異なる装置について生成された転送レイヤが含まれている場合は、当該階層符号化映像データに関連付けられているレイヤ構成情報から転送レイヤの情報を削除して転送用レイヤ構成情報を生成する。
S807で、制御部101は、外部機器の表示解像度に最も近い映像データはベースレイヤを復号して得られると判断し、ベースレイヤのみで構成される転送用レイヤ構成情報を生成する。
このようにして、転送用レイヤ構成情報生成処理により、外部機器の表示解像度にあわせて転送対象の階層符号化映像データから転送する階層を判断し、転送する階層で構成される転送レイヤ構成情報を生成することができる。
S704で、制御部101は、転送レイヤ構成情報と転送対象の階層符号化映像データに関連付けられたレイヤ構成情報とが同一であるか否かを判断する。即ち、記録媒体111に記録されている転送対象の階層符号化映像データの全ての階層を外部機器に転送するか否かを制御部101は判断する。制御部101は、転送対象の階層符号化映像データの全ての階層を外部機器に転送する場合は処理をS709に移し、一部の階層を外部機器に転送する場合は処理をS705に移す。
S705で、制御部101は、記録媒体111に記憶されている転送対象の階層符号化映像データを読み出し、画像音声分離部105に画像符号化データと音声符号化データとに分離させる。また制御部101は、画像音声分離部105に分離させて得られた画像符号化データをレイヤ多重部106に入力する。
S706で、制御部101は、転送用レイヤ構成情報をレイヤ多重部106に入力し、転送用レイヤ構成情報に従って画像符号化データから必要な階層を抽出し、転送用の画像符号化データを新たに多重化して画像音声合成部109に出力させる。具体的には、レイヤ多重部106は転送用レイヤ構成情報に含まれる、転送用の階層符号化映像データを構成する階層の符号化データを画像符号化データから抽出して、当該階層のみから構成される新たな画像符号化データを生成して出力する。
S707で、制御部101は、画像音声合成部109に入力された新たな画像符号化データと、画像音声分離部105で分離させた音声符号化データとを合成させ、転送用の階層符号化映像データを生成させる。
S708で、制御部101は、画像音声合成部109に生成させた転送用の階層符号化映像データを転送部110に入力し、外部機器に対して転送させ、転送用映像データ転送処理を完了する。またS709で、制御部101は記録媒体111から読み出した転送対象の階層符号化映像データを転送部110に入力し、外部機器に対して転送させ、転送用映像データ転送処理を完了する。
このようにすることで、セットトップボックス100は転送先の外部機器に階層符号化映像データを転送する際に、外部機器の表示解像度に最適な階層符号化映像データを転送することができる。また、転送対象となる階層符号化映像データに符号化されている映像データのうち、外部機器の表示解像度より大きい映像データが存在する場合は、当該外部機器の表示解像度と同一の解像度を有する階層符号化映像データを生成して転送することができる。
図9は、転送対象の階層符号化映像データに関連付けられたレイヤ構成情報と、転送先の外部機器の表示解像度によって生成される転送用レイヤ構成情報とを示している。
パターン1は、ベースレイヤの復号画像が、水平方向及び垂直方向の両方において外部機器の表示解像度に満たない解像度を有する場合を示しており、転送用レイヤ構成情報はベースレイヤのみで構成されている。
パターン2は、外部機器の表示解像度に合わせて生成された転送レイヤが存在している場合を示しており、転送用レイヤ構成情報はベースレイヤ及び転送レイヤのみで構成されている。
パターン3は、外部機器の表示解像度に対する復号画像の解像度比が1である階層が存在している場合を示しており、転送用レイヤ構成情報は、当該解像度比が1である階層と、その下位の階層により構成されている。
パターン4は、外部機器の表示解像度より大きい解像度を有する映像が符号化された階層が存在しない場合を示している。転送用レイヤ構成情報は、転送対象の階層符号化映像データに関連付けられたレイヤ構成情報から転送レイヤフラグが1である階層を除いた階層で構成されている。
以上説明したように、本実施形態の映像処理装置は、転送先の外部機器の表示解像度に適した階層符号化映像データを、全ての階層を復号せずに生成することができる。即ち、階層符号化映像データから復号可能な複数の映像のうち、最大の解像度を有する映像を復号せずに、転送先の外部機器の表示解像度に適した階層符号化映像データを生成することができる。具体的には映像処理装置は、受信した同一の映像コンテンツに係り、異なる解像度を有する複数の映像が符号化された階層符号化映像データを転送する外部機器の表示解像度の情報を取得する。そして水平方向もしくは垂直方向の少なくとも一方において表示解像度に等しい解像度を有し、かつ水平方向及び垂直方向の両方において表示解像度を超えない解像度を有する第1の映像が、受信した階層符号化映像データに符号化されているか否かを判断する。第1の映像が符号化されていない場合、さらに水平方向及び垂直方向の少なくとも一方において外部機器の表示解像度より大きい解像度を有する第2の映像が符号化されているか否かを判断する。第2の映像が符号化されている場合、映像処理装置は第2の映像の符号化データを用いて第1の映像の符号化データを生成し、階層符号化映像データに追加する。
このようにすることで、転送対象の階層符号化映像データに、転送先の外部機器の表示解像度より大きい解像度を有する映像が符号化されている場合に、外部機器の表示解像度に適した階層符号化映像データを転送することができる。即ち、映像処理装置は、転送対象の階層符号化映像データから、水平方向もしくは垂直方向の少なくとも一方において表示解像度に等しい解像度を有し、かつ水平方向及び垂直方向の両方において表示解像度を超えない解像度を有する映像の符号化データを生成する。外部機器の表示解像度に適した階層符号化映像データとして転送することができる。
(変形例)
上述した実施形態では、転送レイヤ生成部108において、転送先の外部機器の表示解像度より大きい解像度を有する映像が符号化されている階層を復号して、外部機器の表示解像度に適した映像に変換する方法について説明した。本変形例では、映像の復号は行わず、階層間予測に必要な情報のみを復号し、ダウンサンプル処理を行うことにより、外部機器の表示解像度に適した映像が符号化された階層の符号化データを生成する方法について説明する。
図10は、本変形例の転送レイヤ生成部108の詳細な構成を示したブロック図である。なお、図10において上述した実施形態のセットトップボックス100が有する転送レイヤ生成部108の詳細な構成と同様の動作を行うブロックには同一の参照番号を付して説明を省略する。
階層間予測用情報生成部1001は、復号する階層までの各階層に符号化されている階層間予測誤差情報から、ベースレイヤに対する復号する階層の階層間予測用情報を生成する。具体的には階層間予測用情報生成部1001は、まずベースレイヤの階層間予測用情報、及びレイヤ生成制御部201により決定された復号する階層までの各階層の階層間予測誤差情報を、転送対象の階層符号化映像データから復号する。そして階層間予測用情報生成部1001は、ベースレイヤから復号する階層まで、下位の階層の階層間予測用情報を上位の階層の解像度までアップサンプルして、上位の階層間予測誤差情報を加算して上位の階層の階層間予測用情報を生成する処理を繰り返す。そして階層間予測用情報生成部1001は得られた復号する階層の階層間予測用情報をダウンサンプル部1002に入力し、ベースレイヤの階層間予測用情報を差分算出部205に入力する。また階層間予測用情報生成部1001はベースレイヤから復号する解像までの各階層のオフセット位置情報もアップサンプルしながら加算することで、ベースレイヤに対する復号する階層のオフセット位置情報を生成し、ダウンサンプル部1002に入力する。
ダウンサンプル部1002は、入力された復号する階層の階層間予測用情報をダウンサンプルし、転送レイヤの階層間予測用情報を生成する。具体的にはダウンサンプル部1002には外部機器の表示解像度に対する復号する階層の映像の解像度比を算出し、当該解像度比に従い、復号する階層の階層間予測用情報をダウンサンプルする。なお、ダウンサンプル処理はH.264/SVCの階層間予測にて用いられるアップサンプル処理と同様に行うものとする。生成された転送レイヤの階層間予測用情報は差分算出部205に入力される。また、ダウンサンプル部1002はオフセット位置情報も同様に、外部機器の表示解像度に対する復号する階層の映像の解像度比の逆数倍することにより、ベースレイヤに対する転送レイヤのオフセット位置情報を生成してレイヤ符号化部206に出力する。
このようにすることで、転送レイヤ生成部108では、入力された外部機器の表示解像度の情報と、転送対象の階層符号化映像データのレイヤ構成情報及びその画像符号化データから、転送レイヤの符号化データを生成することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 同一の映像コンテンツに係り、複数種類の解像度を有する映像群が階層構造を有して符号化された階層符号化映像データを受信する受信手段と、
    前記映像コンテンツを表示する外部機器の表示解像度を取得する取得手段と、
    水平方向もしくは垂直方向の少なくとも一方において前記表示解像度に等しい解像度を有し、かつ、水平方向及び垂直方向の両方において前記表示解像度を超えない解像度を有する第1の映像が、前記階層符号化映像データに符号化されているか否かを判断する判断手段と、
    記判断手段により前記第1の映像が前記階層符号化映像データに符号化されていないと判断された場合、水平方向及び垂直方向の少なくとも一方において前記表示解像度より大きい解像度を有する前記階層符号化映像データに符号化されている第2の映像の符号化データを用いて前記第1の映像の符号化データを生成し前記階層符号化映像データに追加する生成手段と、を備えることを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記階層符号化映像データから前記第2の映像を復号し、復号した前記第2の映像をリサイズして前記第1の映像を生成し、当該生成した前記第1の映像を前記階層符号化映像データの1つの階層として符号化することにより、前記階層符号化映像データに追加することを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記第2の映像の符号化データに含まれる付加情報を変更することにより、前記第2の映像を復号せずに、前記第2の映像の符号化データから前記第1の映像の符号化データを生成することを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  4. 前記第2の映像は、前記映像群のうちの前記第1の映像より大きい解像度を有する映像のうち、最小の解像度を有する映像であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の映像処理装置。
  5. 前記外部機器に前記階層符号化映像データを転送する転送手段をさらに備え、
    前記転送手段は、前記階層符号化映像データのうち、前記第1の映像の復号に必要な符号化データを抽出して前記外部機器に転送することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の映像処理装置。
  6. 前記階層符号化映像データは、H.264/SVC規格に準拠した構成を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の映像処理装置。
  7. 受信手段が、同一の映像コンテンツに係り、複数種類の解像度を有する映像群が階層構造を有して符号化された階層符号化映像データを受信する受信工程と、
    取得手段が、前記映像コンテンツを表示する外部機器の表示解像度を取得する取得工程と、
    判断手段が、水平方向もしくは垂直方向の少なくとも一方において前記表示解像度に等しい解像度を有し、かつ、水平方向及び垂直方向の両方において前記表示解像度を超えない解像度を有する第1の映像が、前記階層符号化映像データに符号化されているか否かを判断する判断工程と、
    生成手段が、前記判断工程において前記第1の映像が前記階層符号化映像データに符号化されていないと判断された場合に、水平方向及び垂直方向の少なくとも一方において前記表示解像度より大きい解像度を有する前記階層符号化映像データに符号化されている第2の映像の符号化データを用いて前記第1の映像の符号化データを生成して前記階層符号化映像データに追加する生成工程と、を備えることを特徴とする映像処理装置の制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の映像処理装置として機能させるためのプログラム。
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