JP2003078856A - 映像サーバ・ディスプレイシステム - Google Patents

映像サーバ・ディスプレイシステム

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JP2003078856A
JP2003078856A JP2001267491A JP2001267491A JP2003078856A JP 2003078856 A JP2003078856 A JP 2003078856A JP 2001267491 A JP2001267491 A JP 2001267491A JP 2001267491 A JP2001267491 A JP 2001267491A JP 2003078856 A JP2003078856 A JP 2003078856A
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data
display
video
server device
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JP2001267491A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Itoi
哲史 糸井
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多チャンネル、高画質データ伝送を実現し、
表示端末および映像サーバ装置の信号処理負担を軽減す
る。 【解決手段】 ディスプレイ14からトランスコーダ1
22には、パラメータリクエスト信号が送信され、トラ
ンスコーダ122は、ディジタル映像データを、パラメ
ータリクエスト信号に定められた圧縮方式、解像度、フ
レーム周波数等に変換(トランスコード)したうえで、
ディスプレイ14に出力する。ディスプレイ14は、ト
ランスコードされたデータをデコードして表示する。ト
ランスコーダ122は、圧縮データを完全に復号化する
ことなくトランスコードを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像処理機能やス
トレージ機能を有するパーソナルコンピュータ(以下、
PC)、ホームサーバなどの映像サーバ装置と、映像を
表示するディスプレイなどの映像表示装置と、それらを
接続、または、ネットワーク接続するインタフェースと
を備える映像サーバ・ディスプレイシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像処理機能やストレージ機能を
有するPC、ホームサーバなどの映像サーバ装置と、映
像を表示するディスプレイなどの映像表示装置との間の
映像インタフェースとして、アナログインタフェース
や、送受信する映像データを圧縮しない非圧縮ディジタ
ルインタフェース(DVI:Digital Visual Interfa
ce)が実用化されている。
【0003】図9は、映像インタフェースとして、非圧
縮ディジタルインタフェース(DVI)を用いた映像サ
ーバ・ディスプレイシステムの構成を示すブロック図で
ある。この映像サーバ・ディスプレイシステムは、映像
サーバ装置92と、ディスプレイ94とから成り、それ
らのインタフェースとしてDVIディジタルインタフェ
ース94が用いられている。映像サーバ装置92は、処
理、ストレージ部921と、圧縮デコード部922と、
解像度変換・I−P変換部923とから構成されてい
る。
【0004】処理・ストレージ部921は、圧縮あるい
は非圧縮の映像データ91を入力し、信号処理、ストレ
ージ等を行って出力する。圧縮デコード部922は、処
理・ストレージ部921から出力されたデータが圧縮さ
れていればベースバンドのデータに復号して出力する。
解像度変換・I−P変換部923は、圧縮デコード部9
22から出力された信号をディスプレイ94に適合した
解像度に変換し、必要であればインターレース(I)か
らプログレッシブ(P)走査のデータに変換して出力す
る。解像度変換・I−P変換部923から出力されたデ
ータは、ディジタルインタフェース93を介して、ディ
スプレイ94に送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】映像サーバ装置とディ
スプレイとの間のインタフェースとして、アナログイン
タフェースや非圧縮ディジタルインタフェースや圧縮デ
ィジタルインタフェースを用いる場合には、以下に示す
問題点がある。 (1) アナログインタフェースを用いる場合には、そ
のインタフェースを用いて1チャンネル分の映像データ
しか送信することができない。 (2) アナログインタフェースである場合には、映像
サーバ装置側でディジタルデータをアナログデータに変
換するD/A変換回路が必要となり、ディスプレイ側で
アナログデータをディジタルデータに変換するA/D変
換回路が必要となるため、回路規模が増大する。また、
このようなD/A変換、A/D変換が画質劣化の要因と
なる。 (3) 非圧縮ディジタルインタフェースは広帯域であ
るため、複数チャンネル分のデータ送信やネットワーク
化が困難となり、低ビットレート対応の無線データ伝送
が困難となる。また、将来的に、映像サーバ装置やディ
スプレイが広帯域化された場合でも、圧縮ディジタルイ
ンタフェースに比べ、対応可能なチャンネル数が少なく
なってしまう。
【0006】上述した問題点を解決するには、映像サー
バ装置からディスプレイへ伝送するデータをディジタル
圧縮データとするのが望ましい。しかし、この場合に
も、以下に示す問題点が発生する。 (4) ディスプレイに適合する映像圧縮方式、解像度
(表示ドット数)と走査種別(インターレース/プログ
レッシブ)、フレーム周波数、アスペクト比、クロマフ
ォーマット、カラー情報伝送方式、液晶ディスプレイに
おける尾引き/動画ぼけ対策処理、伝送ビットレート等
の表示パラメータは、ディスプレイによって異なる。し
たがって、映像サーバ装置とディスプレイとの間のイン
タフェースがネットワーク化された場合には、ディスプ
レイに送信される映像データは、必ずしもディスプレイ
に適合する形式のデータでないため、適合する形式にデ
ータを変換する回路をディスプレイに備える必要があ
る。そのため、ディスプレイが大型化し、製造コストも
高くなり、ディスプレイの負担が増大してしまう。 (5) 映像サーバ装置において、ディジタル圧縮映像
データをディスプレイに適合する形式にトランスコード
する場合には、ディジタル圧縮映像データを完全に復号
化してトランスコードするため、それらの処理に時間が
かかってしまい、映像サーバ装置の負担が増大する。
【0007】本発明は、多チャンネル化に対応でき、画
質劣化を抑制し、ディスプレイおよび映像サーバ装置の
負担を軽減することができる映像サーバ・ディスプレイ
システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の映像サーバ・ディスプレイシステムでは、
入力した映像データに基づいて映像を表示する1乃至複
数の表示端末と、前記表示端末に映像データを送信する
1乃至複数の映像サーバ装置と、前記表示端末と前記映
像サーバ装置との間のインタフェースとを備える映像サ
ーバ・ディスプレイシステムにおいて、前記映像サーバ
装置は、複数のデータ変換処理を順に行って完全に復号
化されるディジタル圧縮映像データについて、最終的に
前記ディジタル圧縮映像データを復号化する処理を除く
データ変換処理のうち、幾つかのデータ変換処理を行っ
たときに生成される中間データを、前記表示端末の適合
データ形式へトランスコードし、トランスコード後のデ
ィジタル圧縮映像データを前記表示端末に送信すること
を特徴とする。
【0009】本発明の映像サーバ・ディスプレイシステ
ムは、映像サーバ装置が、ディジタル圧縮映像データを
復号化する全ての変換処理を行うことなくトランスコー
ドする。こうすることによって、映像サーバ装置から表
示端末に伝送する映像データを圧縮することができるの
で、多チャンネル化に対応することができ、ディスプレ
イの回路構成を簡単にすることができ、AD、DA変換
を行わないので画質劣化を防止することができる。ま
た、トランスコードに要する時間が短くなり、映像サー
バ装置の負担が軽減される。
【0010】また、本発明の他の映像サーバ・ディスプ
レイシステムでは、前記適合データ方式は、前記表示端
末から前記映像サーバ装置に送信されるパラメータリク
エスト信号に指定されている。
【0011】本発明の映像サーバ・ディスプレイシステ
ムでは、映像サーバ装置は、ディスプレイから要求され
た適合データ形式にディジタル圧縮映像データをトラン
スコードする。こうすることによって、適合データ形式
が異なるディスプレイが接続されている場合でも、それ
ぞれのデータ形式に適合したデータを各ディスプレイに
送信することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態の映像サ
ーバ・ディスプレイシステムについて図面を参照して詳
細に説明する。全図において同一の符号がつけられてい
る構成要素はすべて同一のものを示す。
【0013】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態の映像サーバ・ディスプレイシステムについて
説明する。図1は、本実施形態の映像サーバ・ディスプ
レイシステムの構成を示すブロック図である。図1に示
すように、本実施形態の映像サーバ・ディスプレイシス
テムは、映像サーバ装置12と、ディスプレイ14とか
ら成り、それらのインタフェースとして圧縮ディジタル
インタフェースであるディジタルインタフェース13が
用いられている。映像サーバ装置12は、処理・ストレ
ージ部121と、トランスコーダ122とから構成され
ている。ディスプレイ14は、圧縮デコーダ141を備
えている。
【0014】ディスプレイ14は、ディジタルインタフ
ェース13を介してパラメータリクエスト信号を送信す
る。パラメータリクエスト信号には、ディスプレイ14
に適合する画像圧縮方式、解像度(表示ドット数)と走
査種別(インターレース/プログレッシブ)、フレーム
周波数、アスペクト比、クロマフォーマット、カラー情
報伝送方式、液晶ディスプレイにおける尾引き/動画ぼ
け対策処理、伝送ビットレート等のデータ形式が設定さ
れている。
【0015】処理・ストレージ部121は、ディジタル
映像データ11を入力して信号処理、ストレージ等を行
って出力する。なお、映像サーバ装置12は、ディジタ
ル映像データ11が非圧縮データであった場合には、不
図示の圧縮処理部でデータを圧縮した後、そのデータを
処理・ストレージ部121に入力する。トランスコーダ
122は、処理・ストレージ部121から出力されたデ
ータを完全に復号化することなく、ある程度まで復号化
したうえで、前述の映像パラメータリクエスト信号の設
定に沿ったデータに変換し、変換したデータを再び圧縮
エンコードして出力する。つまり、トランスコーダ12
2は、最終的に前記ディジタル圧縮映像データを復号化
する処理を除くデータ変換処理のうち、幾つかのデータ
変換処理を行ったときに生成される中間データを、前記
表示端末の適合データ形式へトランスコードする。トラ
ンスコーダ122から出力された圧縮ディジタル映像デ
ータは、ディジタルインタフェース13を介してディス
プレイ14に送信され、圧縮デコーダ141で圧縮デコ
ードされ、圧縮デコードされた映像データがディスプレ
イ14に表示される。
【0016】図2は、ディジタルインタフェース13に
おけるデータ伝送の一例を示すタイミングチャートであ
る。図2では、上から順に、データバス信号21、制御
信号22が示されている。制御信号22は、仮想的なデ
ータ伝送方向を示す信号であり、ハイレベル(以下、
H)となっているときには、ディスプレイ14から映像
サーバ装置12にデータが伝送され、ローレベル(以
下、L)となっているときには、映像サーバ装置12か
らディスプレイ14にデータが伝送される。図2に示す
ように、制御信号22がHとなっているときには、映像
パラメータリクエスト信号21がディスプレイ14から
映像サーバ装置12に送信されている。映像パラメータ
リクエスト信号21は、データ信号211〜218から
構成される。一方、制御信号22がHとなっているとき
には、ディジタル圧縮映像データ219が、映像サーバ
装置12からディスプレイ14に送信される。
【0017】データ信号211は、4ビットの信号であ
り、ディスプレイ14の圧縮方式を示す信号である。こ
のデータ信号211の値は、例えば、ディスプレイ14
の圧縮方式が「非圧縮」である場合には、「0000
(2進数)」とし、MPEG−1である場合には、「0
001(2進数)」とし、MPEG−2である場合に
は、「0010(2進数)」とし、MPEG−4である
場合には、「0011(2進数)」とし、JPEGの場
合には、「0100(2進数)」とする。
【0018】データ信号212は、4ビットの信号であ
り、ディスプレイ14の解像度(表示ドット数)及び走
査種別(インターレース/プログレッシブ)を示す。こ
のデータ信号212の値は、例えば、ディスプレイ14
がテレビジョン用であり、その解像度が「720×48
0I(NTSC方式)」である場合には、「0000
(2進数)」とし、「720×576I(PAL方
式)」である場合には「0001(2進数)」とし、
「1440×1080I(1080IH14L)」であ
る場合には「0011(2進数)」とし、「1280×
720P(720P)」である場合には「0010(2
進数)」とし、「1920×1080I(1080IH
L)」である場合には「0100(2進数)」とする。
【0019】また、データ信号212の値は、ディスプ
レイ14がパソコンディスプレイ用であり、その解像度
が、「640×480P(VGA)」である場合には
「0101(2進数)」とし、「800×600P(S
VGA)」である場合には「0110(2進数)」と
し、「1024×768P(XGA)」である場合には
「0111(2進数)」とし、「1280×1024P
(SXGA)」である場合には「1000(2進数)」
とし、「1600×1200P(UXGA)」である場
合には「1001(2進数)」とし、「2048×15
36P(QXGA)」である場合には「1010(2進
数)」とする。
【0020】データ信号213は、4ビットの信号であ
り、ディスプレイ14のフレーム周波数を示す信号であ
る。データ信号213の値は、例えば、ディスプレイ1
4のフレーム周波数が「24/1.001Hz」である
場合には「0001(2進数)」とし、「24Hz」で
ある場合には「0010(2進数)」とし、「25H
z」である場合には「0011(2進数)」とし、「3
0/1.001Hz」である場合には「0100(2進
数)」とし、「30Hz」である場合には「0101
(2進数)」とし、「50Hz」である場合には「01
10(2進数)」とし、「60/1.001Hz」であ
る場合には「0111(2進数)」とし、「60Hz」
である場合には「1000(2進数)」とし、「75H
z」である場合には「1001(2進数)」とし、「1
20Hz」である場合には「1010(2進数)」と
し、「150Hz」である場合には「1011(2進
数)」とする。
【0021】データ信号214は、4ビットの信号であ
り、ディスプレイ14のアスペクト比を示す信号であ
る。データ信号214の値は、例えば、「1:1」を
「0001(2進数)」とし、「4:3」を「0010
(2進数)」、「16:9」を「0011(2進
数)」、「2.21:1」を「0100(2進数)」な
どと表す。
【0022】データ信号215は、2ビットの信号であ
り、ディスプレイ14のクロマフォーマットを示す信号
である。例えば、「4:2:0」を「01(2進
数)」、「4:2:2」を「10(2進数)」、「4:
4:4」を「11(2進数)」などと表す。
【0023】データ信号216は、2ビットの信号であ
り、ディスプレイ14のカラー情報伝送方式を示す信号
である。例えば、「YUV伝送」である場合には「0
1」とし、「RGB伝送」である場合には「10」とす
る。
【0024】データ信号217は、4ビットの信号であ
り、ディスプレイ14が液晶ディスプレイであるときに
発生する尾引き、動画ぼけ等に対する対策処理を示す信
号である。例えば、「オーバードライブなし/インパル
スドライブなし」を「0000」、「オーバードライブ
なし/インパルスドライブあり」を「0001」、「オ
ーバードライブあり/インパルスドライブなし」を「0
010」、「オーバードライブあり/インパルスドライ
ブあり」を「0011」などと表す。
【0025】データ信号218は、48ビットの信号で
あり、伝送ビットレート(平均ビットレート、最大ビッ
トレート)を示す信号である。例えば、データ信号21
8では、平均ビットレート、最大ビットレートをそれぞ
れ400(=50バイト)で除算した値を各24ビット
で表す。ここで、液晶ディスプレイにおける尾引き、動
画ぼけ対策の処理の一例であるオーバードライブ処理、
インパルスドライブ処理、フレームレート倍速化処理に
ついて説明する。
【0026】図3は、本実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムのトランスコーダ122においてオーバ
ードライブ処理を行う場合の動作を示す図である。ディ
ジタル圧縮映像データ31がトランスコーダ122の圧
縮デコード部1221に入力されて図3左上に示すよう
な波形に圧縮デコードされた波形になったとすると、オ
ーバードライブ処理部1222は、その波形のステップ
状に変化する部分、すなわち輝度レベルの変化点で、オ
ーバシュート的に波形を一瞬大きく変化させる、いわゆ
るオーバードライブ処理を施し、図3右上に示すような
オーバードライブ波形に変形する。圧縮エンコード部1
223では、そのオーバードライブ波形を圧縮エンコー
ドし、ディジタル圧縮映像データ32として、ディスプ
レイ14に出力する。このような、オーバードライブ処
理は、輝度レベルの変化点における液晶ディスプレイの
電圧変化が大きくなるため、液晶ディスプレイにおける
尾引き、動画ぼけなどを解消する有効な手段となる。
【0027】図4は、本実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムのトランスコーダ122においてインパ
ルスドライブ処理を行った場合の動作を示す図である。
【0028】ディジタル圧縮映像データ31がトランス
コーダ122の圧縮デコード部1221に入力されて図
4左上に示すような波形に圧縮デコードされた波形にな
ったとすると、インパルスドライブ処理部1224は、
その波形のステップ状に変化する部分、すなわち輝度レ
ベルの変化点でのみ、波形をインパルス的に変化させ、
その後の状態では、波形のレベルを0とする、いわゆる
インパルスドライブ処理を施し、図4右上に示すような
インパルスドライブ波形に変形する。圧縮エンコード部
1223では、そのインパルスドライブ波形を圧縮エン
コードし、ディジタル圧縮映像データ32として、ディ
スプレイ14に出力する。このような、インパルスドラ
イブ処理は、オーバードライブ処理とともに、液晶ディ
スプレイにおける尾引き、動画ぼけなどを解消する有効
な手段となる。
【0029】図5は、本実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムのトランスコーダ122においてフレー
ムレート倍速化処理を行った場合の動作を示す図であ
る。ディジタル圧縮映像データ31がトランスコーダ1
22の圧縮デコード部1221に入力されて図5左上に
示すような各フレームの画像に圧縮デコードされた画像
になったとすると、フレームレート倍速化処理部122
5は、フレームレートを倍速化するため、図5右上に示
すような各フレーム間に新たに補間フレーム画像データ
を挿入する。このような、フレームレート倍速化処理
は、インパルスドライブ処理、オーバードライブ処理と
ともに、液晶ディスプレイにおける尾引き、動画ぼけな
どを解消する。
【0030】液晶ディスプレイにおける尾引き、動画ぼ
けを解消するための対策については、上述したオーバー
ドライブ処理等の他に、他にもいろいろな方法があり、
本発明の映像サーバ・ディスプレイシステムには、他の
方法も適用することができることはいうまでもないが、
本発明は、これらの対策処理の方法についての発明では
なく、これらの処理によって変換した液晶ディスプレイ
対応の映像信号を、トランスコードし、トランスコード
後の波形をディスプレイに伝送することにあるため、こ
れらの対策処理についてのこれ以上の説明を省略する。
【0031】図1に示すように、ディスプレイ14から
伝送形態に関するパラメータリクエスト信号218を受
けた映像サーバ装置12のトランスコーダ122は、そ
のパラメータリクエスト信号218に適応した形態に、
ディジタル圧縮映像データ11を波形変換(トランスコ
ード)する。トランスコーダ122は、データ信号21
1〜218において示された圧縮方式、解像度(表示ド
ット数)と走査種別(インターレース/プログレッシ
ブ)、アスペクト比、クロマフォーマット、カラー情報
伝送方式、液晶ディスプレイにおける尾引きおよび動画
ぼけ対策処理、伝送ビットレートに基づいて、それらの
変換処理を行うが、それらの変換処理を行うには、ディ
ジタル圧縮映像データ11をある程度まで復号する必要
がある。
【0032】例えば、ディジタル映像データ11をMP
EG−2方式によって圧縮する場合には、以下のデータ
変換処理をそれらが記述された順番で行う必要があるが
(動き検出・動きベクトル計算処理、DCT変換処理、
量子化処理、可変長符号化処理)、圧縮されたデータを
復号化する場合には、この逆に、(1)可変長復号化処
理、(2)逆量子化処理、(3)逆DCT変換処理、
(4)動き補償処理をこの順番で行えばよい。
【0033】しかし、トランスコーダ122は、前述の
ように、最終的に前記ディジタル圧縮映像データを復号
化する処理を除くデータ変換処理のうち、幾つかのデー
タ変換処理を行ったときに生成される中間データを、前
記表示端末の適合データ形式へトランスコードする。本
実施形態の映像サーバ・ディスプレイシステムでは、例
えば、解像度変換のみを適合データ形式にトランスコー
ドする場合には、トランスコーダ122は、復号化処理
として、可変長復号化処理だけを行い、可変長復号化処
理で生成された中間データの解像度を、パラメータリク
エスト信号に指定された解像度に変換して、再度、可変
長符号化処理を行ってもよいし、逆量子化処理まで実行
して解像度変換を行ってもよいし、逆DCT変換処理ま
で実行して解像度変換をおこなってもよい。つまり、ト
ランスコーダ122は、動き補償処理まで実行して完全
に復号化することなく、トランスコードを行う。トラン
スコーダ122において変換され、圧縮エンコードされ
たディジタル映像データ219は、ディジタルインタフ
ェース13を介してディスプレイ14に伝送される。
【0034】次に、本実施形態の映像サーバ・ディスプ
レイシステムにおけるディスプレイ14の動作について
説明する。図1に示すように、ディスプレイ14には、
映像サーバ装置12に送信したパラメータリクエスト信
号に対応した、最適な圧縮方式、解像度(表示ドット
数)と走査種別(インターレース/プログレッシブ)、
フレーム周波数、アスペクト比、クロマフォーマット、
カラー情報伝送方式、液晶ディスプレイにおける尾引
き、動画ぼけ対策処理、伝送ビットレートに変換された
映像信号が入力される。したがって、ディスプレイ14
では、それらの変換処理を行うことなく、圧縮デコード
処理のみを行って、そのデータを表示することができ
る。
【0035】例えば、ディスプレイ14は、圧縮方式が
MPEG−2で、解像度(表示ドット数)と走査種別
(インターレース/プログレッシブ)が720×480
Iで、フレーム周波数が30/1.001Hzで、アス
ペクト比が4:3で、クロマフォーマットが4:2:2
で、カラー情報伝送方式がYUV伝送で、液晶ディスプ
レイにおける尾引き、動画ぼけ対策処理なしで、伝送ビ
ットレートが6Mbpsである適合データ形式として指
定する信号を、パラメータリクエスト信号として伝送す
る場合には、これらのスペックを有する映像データをデ
コードできるMPEG−2形式のMP@MLデコーダを
内蔵してデコード/表示処理を行う。
【0036】また、圧縮方式がMPEG−2で、解像度
(表示ドット数)と走査種別(インターレース/プログ
レッシブ)が1024×768Pで、フレーム周波数が
60Hzで、アスペクト比が4:3で、クロマフォーマ
ットが4:2:2で、カラー情報伝送方式がYUV伝送
で、液晶ディスプレイにおける尾引き、動画ぼけ対策処
理有りで、伝送ビットレートが10Mbpsを適合デー
タ形式としてリクエストする場合には、ディスプレイ1
4では、これらのスペックを有する映像データをデコー
ドできるMPEG−2形式のMP@HLデコーダを圧縮
デコーダ141として内蔵しておき、デコード処理を行
う。
【0037】ディスプレイ14では、解像度が720×
576以下で、フレーム周波数が30Hz以下で、伝送
ビットレートが15Mbps以下の全条件を満たすとき
には、MPEG−2形式のMP@MLデコーダが必要と
なり、それらの条件を越えるスペックのデータをデコー
ドするときには、MPEG−2形式のMP@HLデコー
ダが圧縮デコーダとして必要となる。
【0038】なお、ここでは、パラメータリクエスト信
号として、ディスプレイ14の圧縮方式、解像度(表示
ドット数)と走査種別(インターレース/プログレッシ
ブ)、フレーム周波数、アスペクト比、クロマフォーマ
ット、カラー情報伝送方式、液晶ディスプレイにおける
尾引き、動画ぼけ対策処理の有無、伝送ビットレートが
設定されている例を示したが、それ以外のデータをパラ
メータリクエスト信号の中に設定することも可能であ
る。例えば、解像度とインターレース/プログレッシブ
を示すデータ信号212では、解像度のみを設定し、そ
れとは他のデータ信号で走査種別(インターレース/プ
ログレッシブ)を設定することもできる。
【0039】また、ディスプレイ14から映像サーバ装
置12にパラメータリクエスト信号を伝送せず、映像サ
ーバ装置12側で最適と判断したパラメータリクエスト
信号を手動で設定し、それによりディジタル映像データ
をトランスコーダ122によってトランスコードし、デ
ィスプレイ14に伝送することも可能である。
【0040】また、ディスプレイ14で最適と判断した
パラメータリクエスト信号を手動で設定し、その信号を
映像サーバ装置12に伝送し、映像サーバ装置12はそ
の信号に従ってディジタル映像データ11をトランスコ
ードし、ディスプレイ14に伝送することも可能であ
る。
【0041】さらに、ディスプレイ14が内蔵する映像
圧縮デコーダ141がデコード可能な最大仕様のパラメ
ータを、パラメータリクエスト信号とすることも可能で
ある。例えば、圧縮デコーダ141としてMPEG−2
方式のMP@MLデコーダがディスプレイ14に搭載さ
れていれば、解像度、フレーム周波数を720×57
6、30Hzとし、MPEG−2方式のMP@HLデコ
ーダが搭載されていれば、解像度、フレーム周波数を1
920×1080、60Hzとする。
【0042】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態の映像サーバ・ディスプレイシステムについて
説明する。図6は、本実施形態の映像サーバ・ディスプ
レイシステムの構成を示すブロック図である。図6に示
すように、本実施形態の映像サーバ・ディスプレイシス
テムでは、複数の映像サーバ装置61、62と、表示端
末であるディスプレイ63〜65および携帯電話66と
がネットワーク67に接続されている。
【0043】映像サーバ装置61は、ホームサーバであ
り、映像サーバ装置62はパーソナルコンピュータ(P
C)である。ディスプレイ63〜65は、液晶ディスプ
レイであり、携帯電話66も液晶ディスプレイを備えて
いる。
【0044】映像サーバ61、62には、トランスコー
ダ122が内蔵されている。ディスプレイ63は、SX
GA(1280×1024P)のディスプレイであり、
圧縮デコーダとして、MPEG−2形式のMP@HLデ
コーダ(HDTVデコーダ)を内蔵しており、ディスプ
レイ64には、XGA(1024×768P)をデコー
ドするためのMPEG−2形式のMP@HLデコーダ
(HDTVデコーダ)が内蔵されている。ディスプレイ
65には、XGA(1024×768P)をデコードす
るためのMPEG−2形式のMP@MLデコーダ(SD
TVデコーダ)が内蔵されているが、このデコーダで
は、720×576、フレーム周波数30Hzまでしか
デコードできないため、1024×768、フレーム周
波数60Hzに変換する解像度変換処理、I−P変換即
ちフレーム周波数変換処理を行うための解像度、I−P
変換処理部も同時に内蔵されている。携帯電話66には
MPEG−4デコーダが内蔵されている。
【0045】本実施形態の映像サーバ・ディスプレイシ
ステムによれば、圧縮された映像データをホームサー
バ、PCなどからネットワーク67を介してディスプレ
イ63〜65および携帯電話66に伝送することによ
り、複数の映像データを複数のディスプレイに同時に配
信することが可能となる。
【0046】映像サーバ装置61、62、ディスプレイ
63〜65、および携帯電話66には、それぞれ固有の
ネットワーク67上のアドレスが割り当てられている。
これらのアドレスを指定することにより、各ディスプレ
イ63〜65、携帯電話66は、どの映像サーバ装置か
らデータを受けたいかをリクエストし、送信を希望する
コンテンツをリクエストするために、選択した映像サー
バ装置にパラメータリクエスト信号を伝送することがで
きる。そして、各映像サーバ装置61、62は、それら
のアドレスに基づいて、ディスプレイ63〜65および
携帯電話66のうち、どの端末にデータを表示したいか
をリクエストし、その後、当該ディスプレイからパラメ
ータリクエスト信号を受信することができる。
【0047】図7は、本実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムにおけるデータ伝送の一例を示すタイミ
ングチャートである。図7では、上から順に、データバ
ス信号71、制御信号72が示されている。制御信号7
2は、仮想的なデータ伝送方向を示す信号である。り、
ハイレベル(以下、H)にあるときには、ディスプレイ
63〜65および携帯電話66のいずれかから映像サー
バ装置12のいずれかにデータが伝送され、ローレベル
(以下、L)にあるときには、映像サーバ装置61、6
2のいずれかからディスプレイ63〜65および携帯電
話66のいずれかにデータが伝送される。
【0048】パラメータリクエスト信号は、幾つかのデ
ータ信号713によって構成されている。一方、制御信
号72がLとなっているときには、圧縮ディジタル映像
データ714が、映像サーバ装置61、62のいずれか
からディスプレイ63〜65および携帯電話66のいず
れかに送信される。データ信号711は、映像サーバ装
置のアドレスを指定する信号であり、データ信号712
は、送信を希望するコンテンツを指定するための信号で
ある。なお、図7では省略されているが、映像サーバ装
置61、62は、動作中のときはビジー信号などを返
す。
【0049】表示したいコンテンツがどの装置に存在す
るか不明の場合は、ディスプレイ63〜65および携帯
電話66は、映像サーバ装置のアドレスを指定するデー
タ信号711を出力しなくてもよい。また、映像サーバ
装置は指定するが、コンテンツを指定しない場合は、デ
ータ信号712を出力しなくてもよい。また、ディスプ
レイ63〜65および携帯電話66は、これらデータ伝
送の際には、先頭に同期信号、ヘッダー信号等を送信し
てもよいし、これらのデータに誤り訂正符号、誤り検出
符号を付加してもよい。図7では、同期信号715、誤
り訂正符号、誤り検出符号716が示されているが、デ
ータ信号711〜713および715、716の順序は
図7に示すとおりでなくてもよい。
【0050】図8は、本実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムの映像サーバ装置において、映像サーバ
装置がホストとなってリクエストする場合の動作を示す
タイミングチャートである。データバス信号81は、ネ
ットワーク67を介して伝送されるデータ信号であり、
制御信号82は、仮想的なデータ伝送方向を示す信号で
ある。制御信号82がHであるときには端末から映像サ
ーバ装置へとデータ信号81が伝送されている状態であ
り、Lであるときには映像サーバ装置から端末へとデー
タが伝送されている状態である。
【0051】データ信号811は、ディスプレイ63〜
65および携帯電話66のアドレスを示す信号である。
映像サーバ装置61、62は、ディスプレイ63〜65
および携帯電話66のいずれにデータを送信するかを、
データ信号811に指定する。データ信号812は、送
信するコンテンツ名を指定する信号である。映像サーバ
装置61、62は、送信するコンテンツ名をデータ信号
812に指定する。なお、図8では省略されているが、
ディスプレイ63〜65および携帯電話66が動作中で
あるときには、それらは、データ信号811の指定に対
してビジー信号などを返し、映像サーバ装置61、62
に処理を受け付けられない旨を知らせる。
【0052】映像サーバ装置61、62は、ディスプレ
イ63〜65および携帯電話66が動作可能であり、表
示をリクエストされたディスプレイは、圧縮方式、解像
度などのパラメータリクエスト信号813を伝送する。
【0053】映像サーバ装置は、パラメータリクエスト
信号813にしたがってトランスコードされたディジタ
ル映像データ814を、ネットワーク67を介してその
ディスプレイ63〜65または携帯端末66のいずれか
に送信し、それらのデータを受信したディスプレイ63
〜65または携帯端末66は、送信されたディジタル映
像データ814を受信、デコードして表示する。
【0054】これらデータバス信号81の伝送の際に
は、先頭に同期信号、ヘッダー信号等を付加してもよ
く、誤り訂正符号、誤り検出符号を付加してもよい。デ
ータ信号815は同期信号であり、データ信号816は
誤り訂正符号、誤り検出符号である。また、データ信号
811〜813、815、816の順序は、図8に示す
とおりでなくてもよい。
【0055】本実施形態の映像サーバ・ディスプレイシ
ステムでは、前述のデータに加え、他の制御データを伝
送することも可能である。すなわち、ディスプレイ63
〜65および携帯電話66から映像サーバ装置61、6
2に対し、記録/再生、検索、特殊再生、編集などの制
御コマンドを送って映像サーバ装置61、62を動作さ
せることも可能であり、さらに、映像サーバ装置61、
62からディスプレイ63〜65および携帯電話66の
明るさ、色合いなどのデータを送信して画像表示の画質
調整を行うことも可能である。
【0056】また、本実施形態の映像サーバ・ディスプ
レイシステムでは、データ信号711、811に指定す
るアドレスを、IPver4、IPver6などのIP
アドレスとすることも可能であり、ネットワーク67を
無線LANのネットワークとし、IEEE 802.1
1bなどの無線データ伝送を行うことも可能である。
【0057】なお、本実施形態の映像サーバ・ディスプ
レイシステムでは、液晶ディスプレイ63をSOG(S
ystem On Glass)構成、すなわち、圧縮
デコーダを液晶ディスプレイ上に構成してもよい。この
ようにすれば、液晶ディスプレイ63を小型で安価とす
ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の映像サーバ
・ディスプレイシステムでは、映像サーバ装置が、ディ
ジタル圧縮映像データを復号化する全ての変換処理を行
うことなくトランスコードする。こうすることによっ
て、映像サーバ装置から表示端末に伝送する映像データ
を圧縮することができるので、多チャンネル化に対応す
ることができ、ディスプレイの回路構成を簡単にするこ
とができ、AD、DA変換を行わないので画質劣化を防
止することができる。また、トランスコードに要する時
間が短くなり、映像サーバ装置の負担が軽減される。
【0059】また、映像サーバ装置は、ディスプレイか
ら送信されたパラメータリクエスト信号に指定された適
合データ形式に基づいてディジタル圧縮映像データをト
ランスコードする。こうすることによって、適合データ
形式が異なるディスプレイが接続されている場合でも、
それぞれのデータ形式に適合したデータを各ディスプレ
イに送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】ディジタルインタフェースにおけるデータ伝送
の一例を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムのトランスコーダにおいてオーバードラ
イブ処理を行う場合の動作を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムのトランスコーダにおいてインパルスド
ライブ処理を行った場合の動作を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムのトランスコーダにおいてフレームレー
ト倍速化処理を行った場合の動作を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムにおけるデータ伝送の一例を示すタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態の映像サーバ・ディス
プレイシステムの映像サーバ装置において、映像サーバ
装置がホストとなってリクエストする場合の動作を示す
タイミングチャートである。
【図9】映像インタフェースとして、非圧縮ディジタル
インタフェース(DVI)を用いた映像サーバ・ディス
プレイシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11、31 ディジタル映像データ 12 映像サーバ装置 13 ディジタルインタフェース 14 ディスプレイ 21、71、81 データバス信号 22、72、82 制御信号 32 ディジタル圧縮映像データ 61、62 映像サーバ装置 63〜65 ディスプレイ 66 携帯電話 121 処理・ストレージ部 122 トランスコーダ 141 圧縮デコーダ 211〜218、711〜716、811〜816
データ信号 219 圧縮ディジタル映像データ 1221 圧縮デコード部 1222 オーバードライブ部 1223 圧縮エンコード部 1224 インパルスドライブ部 1225 フレームレート倍速化処理部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B069 AA01 BA01 BA04 KA02 LA03 LA08 5C053 FA03 FA28 FA29 LA06 LA11 LA14 5C082 AA01 AA34 BB01 BB44 DA06 DA26 MM02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した映像データに基づいて映像を表
    示する1乃至複数の表示端末と、 前記表示端末に映像データを送信する1乃至複数の映像
    サーバ装置と、 前記表示端末と前記映像サーバ装置との間のインタフェ
    ースとを備える映像サーバ・ディスプレイシステムにお
    いて、 前記映像サーバ装置は、複数のデータ変換処理を順に行
    って完全に復号化されるディジタル圧縮映像データにつ
    いて、最終的に前記ディジタル圧縮映像データを復号化
    する処理を除くデータ変換処理のうち、幾つかのデータ
    変換処理を行ったときに生成される中間データを、前記
    表示端末の適合データ形式へトランスコードし、トラン
    スコード後のディジタル圧縮映像データを前記表示端末
    に送信することを特徴とする映像サーバ・ディスプレイ
    システム。
  2. 【請求項2】 前記適合データ方式には、映像圧縮方
    式、解像度、走査種別(インターレース/プログレッシ
    ブ)、フレーム周波数、アスペクト比、クロマフォーマ
    ット、カラー情報伝送方式、液晶ディスプレイにおける
    尾引き/動画ぼけ処理、伝送ビットレートの各表示パラ
    メータのうち、幾つかの表示パラメータが含まれる請求
    項1記載の映像サーバ・ディスプレイシステム。
  3. 【請求項3】 前記表示端末は、前記ディジタル圧縮映
    像データを復号する圧縮復号器を備える請求項1または
    2記載の映像サーバ・ディスプレイシステム。
  4. 【請求項4】 前記適合データ方式として、前記圧縮復
    号器が復号可能なデータ形式のうち、最大仕様のデータ
    形式が指定される請求項3記載の映像サーバ・ディスプ
    レイシステム。
  5. 【請求項5】 前記適合データ方式は、手動で前記映像
    サーバ装置に設定される請求項1から4のいずれか1項
    記載の映像サーバ・ディスプレイシステム。
  6. 【請求項6】 前記適合データ方式は、前記表示端末か
    ら前記映像サーバ装置に送信されるパラメータリクエス
    ト信号に指定されている請求項1から4のいずれか1項
    記載の映像サーバ・ディスプレイシステム。
  7. 【請求項7】 前記適合データ方式は、手動で前記表示
    端末に設定される請求項6記載の映像サーバ・ディスプ
    レイシステム。
  8. 【請求項8】 前記パラメータリクエスト信号には、デ
    ィジタル圧縮映像データのコンテンツ名も指定されてい
    る請求項6または7記載の映像サーバ・ディスプレイシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記インタフェースは通信ネットワーク
    であり、 前記各表示端末および前記各映像サーバ装置には、前記
    通信ネットワーク上の固有のアドレスが割り当てられて
    いる請求項6から8のいずれか1項記載の映像サーバ・
    ディスプレイシステム。
  10. 【請求項10】 前記表示端末は、ディジタル圧縮映像
    データを送信する映像サーバ装置を当該映像サーバ装置
    のアドレスに基づいて指定した上で、前記パラメータリ
    クエスト信号を当該映像サーバ装置に送信し、 前記映像サーバ装置は、受信した前記パラメータリクエ
    スト信号の送信元の表示端末に、前記パラメータリクエ
    スト信号に指定された適合データ方式にトランスコード
    されたディジタル圧縮映像データを、前記送信元の表示
    端末のアドレスに基づいて送信する請求項9記載の映像
    サーバ・ディスプレイシステム。
  11. 【請求項11】 前記映像サーバ装置が、前記ディジタ
    ル圧縮映像データを送信する表示端末を当該表示端末の
    アドレスに基づいて指定し、 前記表示端末は、前記パラメータリクエスト信号を指定
    元の映像サーバ装置のアドレスに基づいて当該映像サー
    バ装置に送信し、 前記映像サーバ装置は、受信した前記パラメータリクエ
    スト信号の送信元の表示端末に、前記パラメータリクエ
    スト信号に指定された適合データ方式にトランスコード
    しされたディジタル圧縮映像データを、前記送信元の表
    示端末のアドレスに基づいて送信する請求項9記載の映
    像サーバ・ディスプレイシステム。
  12. 【請求項12】 前記表示端末は、前記映像サーバ装置
    に対して表示したいコンテンツ名をリクエストし、 前記映像サーバ装置は、前記表示端末に対してリクエス
    トされたコンテンツを送信することを特徴とする、請求
    項1から11のいずれか1項記載の映像サーバ・ディス
    プレイシステム。
  13. 【請求項13】 前記映像サーバ装置は、前記表示端末
    に対して表示したいコンテンツ名を送信し、その後、前
    記映像サーバ装置は、前記表示端末に対して当該コンテ
    ンツを送信することを特徴とする、請求項1から11の
    いずれか1項記載の映像サーバ・ディスプレイシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記表示端末は、前記映像サーバ装置
    に対して記録/再生、検索、特殊再生、編集などの制御
    コマンドを送って映像サーバ装置を制御させることを特
    徴とする、請求項1から13のいずれか1項記載の映像
    サーバ・ディスプレイシステム。
  15. 【請求項15】 前記映像サーバ装置は、前記表示端末
    に対して明るさ、色合いなどのデータを送信して画像表
    示の画質調整を行うことを特徴とする、請求項1から1
    4のいずれか1項記載の映像サーバ・ディスプレイシス
    テム。
  16. 【請求項16】 前記映像サーバ装置は、前記表示端末
    から送られたパラメータリクエスト信号に従った形に、
    前記入力圧縮映像データを完全に復号した後に変換し、
    変換後の映像データをディスプレイに送信することを特
    徴とする、請求項1から15のいずれか1項記載の映像
    サーバ・ディスプレイシステム。
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