JP5763826B2 - 蒸気タービンのロータ - Google Patents
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Description
一方、タービンロータ全体が徐々に昇温するように時間を掛けてウォームアップを行うと、熱応力の発生を抑えることができるが、蒸気タービンの迅速な起動が阻害されるという問題がある。
すなわち、本発明の第一の態様に係る蒸気タービンのロータは、異なる材料からなるロータ部材を軸方向に接合して形成される蒸気タービンのロータにおいて、第一ロータ部材と、第二ロータ部材とを備え、前記第一ロータ部材は、Ni基合金からなり、前記第一ロータ部材は、作動流体が導入される部分となり、前記第一ロータ部材は、前記作動流体が通過する動翼を有し、前記第二ロータ部材は、前記Ni基合金よりも成型容易性を有する材料からなり、前記第二ロータ部材は、前記作動流体の流れの下流側において前記第一のロータ部材と接合し、前記第二ロータ部材は、前記作動流体が排出される部分となり、前記第二ロータ部材は、前記第一ロータ部材との接合側に、前記作動流体が通過する動翼を有するとともに、前記接合側とは反対側に、外部とのシール部及び軸受部を有し、前記第一ロータ部材と、前記第二ロータ部材の前記第一ロータとの接合部は、同圧力域に配され、前記第一ロータ部材の動翼の段数は、前記第二ロータ部材の動翼の段数よりも多く、前記蒸気タービンの運転領域となる、室温から700℃までの温度範囲において、前記第一ロータ部材の平均線膨張係数が12.4×10−6/℃〜14.5×10−6/℃の範囲内であり、前記第二ロータ部材の平均線膨張係数が11.2×10−6/℃〜12.4×10−6/℃の範囲内であることを特徴とする。
また、本発明に係る回転機械によれば、良好な運転性能を得ることができると共にロータの破損を防止することができる。
『第一実施形態』
図1は本発明の第一実施形態に係る高中圧タービン(回転機械)T1の概略構成断面図であって、高中圧タービンT1の軸線Pを含む子午断面図である。なお、以下の説明においては、軸線Pの延在方向を「タービン軸方向(軸方向)」と、軸線Pの周方向を「タービン周方向」と、軸線Pの径方向を「タービン径方向」と称する。
高中圧タービンT1は、ロータ10とステータ50とを有している。
外部車室ケーシング60の車室壁60aには、高圧タービン1Aにおいて、タービン軸方向の他方側に形成された複数の導入ノズル63Aと、タービン軸方向の一方側に形成された排出ノズル64Aとが形成されている。また、車室壁60aには、中圧タービン1Bにおいて、タービン軸方向の一方側に形成された複数の導入ノズル63Bと、タービン軸方向の他方側に形成された排出ノズル64Bとが形成されている。
この外部車室ケーシング60は、ロータ10に挿通されており、車室壁60aのタービン軸方向の両端からロータ10(軸体11)の両端を突出させている。
なお、車室壁60aがロータ10の両端との間に形成する隙間は、それぞれシール装置93A,93Bによって封止されている。また、隔壁60bがロータ10の中央側との間に形成する隙間は、シール部材94A,94Bによって封止されている。
内部車室ケーシング70Aは、高圧タービン1Aに配設され、内部車室ケーシング70Bは、中圧タービン1Bに配設されている。これら内部車室ケーシング70A,70Bは、それぞれ、外部車室ケーシング60の車室壁60aの内壁及び隔壁60bに拘束されている。これら内部車室ケーシング70A,70Bは、それぞれ、ロータ10に挿通されてロータ10の外周10aの周囲を囲っており、ロータ10の外周10aと静翼保持環71との間に環状流路(流路)3(3A,3B)がタービン軸方向に延びている。
内部車室ケーシング70Aの他端開放部側は、シール部材94A及び軸体11の外周との間に、タービン周方向に延びると共に環状流路3に連通したマニホールド(作動流体導入部)3aを画定している。このマニホールド3aは、各導入ノズル63Aに挿し込まれると共にそれぞれ内部車室ケーシング70Aに気密に接続された連結管80Aに連通しており、この連結管80Aを介してボイラBから高圧蒸気(作動流体)S1(約700℃)が供給される。このマニホールド3aは、環状流路3に高圧蒸気S1を導入する部分であって、高圧タービン1Aに供給された高圧蒸気S1がロータ10に最初に接する部分である。つまり、運転時の高圧タービン1Aにおいては、ロータ10の各部位の中で、マニホールド3aに曝される部位が最も高温となる。
なお、内部車室ケーシング70Aの一端開放部は、タービン軸方向の一方側に向けて開放されている。
一方、この内部車室ケーシング70Bにおいては、軸体11のタービン軸方向の一方側がシール部材94Bによって被覆されている。すなわち、マニホールド3bに供給された中圧蒸気S2は、シール部材94Bに沿って環状流路3Bに導入されることとなり、ロータ10のうちシール部材94Bからの露出部(作動流体導入部)3cが、中圧蒸気S2が最初に接する部分となる。つまり、運転時の中圧タービン1Bにおいては、ロータ10の各部位の中で、シール部材94Bから露出部3cが最も高温となる。
静翼列52Aは、高圧タービン1Aの環状流路3Aにおいて、タービン軸方向の他方側から一方側に向けて、動翼列12Aと交互になるように配設されている。静翼列52Bは、中圧タービン1Bの環状流路3Bにおいて、タービン軸方向の一方側から他方側に向けて、動翼列12Bと交互になるように配設されている。
図2に示すように、軸体11は、ロータ部材20,30,40がタービン軸方向に相互に接合されて構成されている。より具体的には、ロータ部材20,30,40は、それぞれの軸線を軸線Pに重ねた状態で、上記の順番で接合されることで、全体として軸状になっている。
大径部22は、タービン軸方向の一方側の一端部20aが皿状に窪んでおり、他端部20bが例えば低圧タービンのロータRLの端部に接続されている(図1参照)。
ロータ部材40は、ロータ部材40のタービン軸方向の他方側の他端部40bが皿状に窪んでおり、一端部40aが例えば超高圧タービンのロータRVHの端部に接続されている(図1参照)。
これらロータ部材20及び40の材質は、例えば高Cr鋼を用いており、例えば鍛造によって形成されている。この高Cr鋼としては、例えば、下記の表1に示す1−1,1−2の組成のものを好適に用いることができる。これらの組成の高Cr鋼は、室温から700℃までの平均線膨張係数が概ね11.2×10−6/℃〜12.4×10−6℃となっている。
なお、表1以外の他の組成の高Cr鋼を用いてもよいのは勿論である。
このロータ部材30は、Ni基合金で形成されており、比較的に低い熱伝導率と高い線膨張係数とを有している。このNi基合金としては、例えば、下記の表2に示す2−1,2−2,2−3,2−4,2−5,2−6の組成のものを好適に用いることができる。これらの組成のNi基合金は、室温から700℃までの平均線膨張係数が概ね12.4×10−6/℃〜14.5×10−6℃となっており、他の組成のNi基合金と比較して低く抑えられている。
なお、表2以外の他の組成のNi基合金を用いてもよいのは勿論である。
ロータ部材30のタービン軸方向の両端部30a,30bにおける接合箇所は、高中圧タービンT1の運転状態で必要な強度が確保されることを条件として、可能な限り肉厚dを小さく設定することが望ましい。
ロータ部材30の孔31が形成されたタービン軸方向中央側における各部位の肉厚は、内径D1の外径D2に対する比の値が1/2以上となるように、かつ、ロータ部材30のタービン軸方向の両端部30a,30bの肉厚d以上となるように形成されている。
まず、高中圧タービンT1を起動すると、高圧タービン1Aに高圧蒸気S1が、中圧タービン1Bに中圧蒸気S2がそれぞれ流入する。
そして、中圧蒸気S2は、マニホールド3bからシール部材94Bに沿って環状流路3Bに導入され、環状流路3Bにおいて動翼列12Bと静翼列52Bとを順に流れることで、ロータ10に回転力を付与する。環状流路3Bを経た中圧蒸気S2は、排出ノズル64Bを介して、中圧タービン1Bから排出されてボイラ(不図示)に送られる。
換言すれば、ロータ部材30が中空に形成されていることで、ロータ部材30の外周端から内周端までの熱伝達経路の距離が、ロータ部材30を中実に形成した場合に比べて短くなっており、高圧蒸気S1からロータ部材30の外周端に伝達した熱が、ロータ部材30の内周端まで速やかに伝導(到達)する。このため、ロータ部材30の内部においてタービン径方向の温度勾配が緩やかになって、ロータ部材30の内部の外側と内側とが同様の温度となる。
このような状態を継続させながら、ロータ部材30は、高中圧タービンT1の運転状態の温度まで全体的に昇温することとなる。
そして、高中圧タービンT1は、起動状態から定常状態に移行する。定常状態に移行した後には、ロータ部材30は、全体的に一定の温度となって回転する。
また、ロータ部材20,40に表1の組成からなる高Cr鋼で形成すると共に、ロータ部材30に表2の組成からなるNi基合金を形成することで、互いの線膨張係数の差が小さくなる。これにより、ロータ部材20,40と、ロータ部材30との接合部の強度確保が可能である。
以下、本発明の第二実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
上述した第一実施形態の軸体11が一体的に形成されたロータ部材30を有していたのに対して、図3に示すように、本実施形態に係る高中圧タービンT2の軸体11Aは、ロータ部材30に相当する位置にロータ部材(第一ロータ部材)32A,32Bが配設されている。
ロータ部材32Aの一端部32aは、ロータ部材40の他端部40bと突き合わされた状態で溶接によって接合されている。
ロータ部材32Bの一端部32dは、ロータ部材20の一端部20aと突き合わされた状態で溶接によって接合されている。
また、ロータ部材32Aの他端部32bと、ロータ部材32Bの他端部32cとは、互いに突き合わされた状態で溶接(共材溶接)によって接合されている。
すなわち、ロータ部材32A,32Bは、相互に異なる内径となっている。
なお、ロータ部材32A,32Bを同一の内径にしても、上述した第一実施形態の主要な効果を得ることが可能である。
以下、本発明の第三実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
上述した第二実施形態の軸体11Aが孔31Bを含むロータ部材32Bを有していたのに対して、図4に示すように、本実施形態に係る高中圧タービンT3の軸体11Bは、ロータ部材32Bに代えて中実のロータ部材33を有している。
ロータ部材33は、Ni基合金で形成されており、一端部(接合端部)33aがロータ部材32Aの他端部32bに突き合わされた状態で、また他端部33bがロータ部材20の一端部20aに突き合わされた状態で、それぞれ溶接によって接合されている。
なお、ロータ部材33の内部を中空にすると共に(ロータ部材32B)、ロータ部材32Aの内部を中実に形成しても構わない。
以下、本発明の第四実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
上述した第二実施形態の軸体11Aが孔31A,31Bがそれぞれ一定の内径D1,D3で形成されたロータ部材32A,32Bを有していたのに対して、図5に示すように、本実施形態に係る高中圧タービンT4の軸体11Cは、それぞれに形成された孔35A,35Bの内径がタービン軸方向の各部位で相違するロータ部材(第一ロータ部材)34A,34Bを有している。
ロータ部材34Bの孔35Bは、例えば、タービン軸方向の一方側から他方側に向けて漸次内径が小さくなるように、先細り状に形成されている。
また、本実施形態と同様に、第一実施形態から第三実施形態の各孔の内径をタービン軸方向に変化させてもよい。
例えば、上述した実施形態においては、ロータ部材20,30,40,32A,32B33,34A,34Bのタービン軸方向の端部を皿状に形成したが、他の形状でタービン軸方向に窪みを形成してもよい。また、平タービン軸方向に窪みを形成せずに、平状に形成してもよい。
1B…中圧タービン(回転機械)
3(3A,3B)…環状流路(流路)
3a…マニホールド(作動流体導入部)
3c…露出部(作動流体導入部)
10…ロータ
10a…外周
20…ロータ部材(第二ロータ部材)
30…ロータ部材(第一ロータ部材)
30a,30b…両端部(接合端部)
32A,32B…ロータ部材(第一ロータ部材)
32a,32b…両端部(接合端部)
32c,32d…両端部(接合端部)
33…ロータ部材(第一ロータ部材)
33a…一端部(接合端部)
34A…ロータ部材(第一ロータ部材)
34B…ロータ部材(第一ロータ部材)
40…ロータ部材(第二ロータ部材)
50…ステータ
P…軸線
d…肉厚
D1,D3…内径
D2…外径
S1…高圧蒸気(作動流体)
S2…中圧蒸気(作動流体)
T1,T2,T3,T4…高中圧タービン(回転機械)
Claims (8)
- 異なる材料からなるロータ部材を軸方向に接合して形成される蒸気タービンのロータにおいて、
第一ロータ部材と、
第二ロータ部材とを備え、
前記第一ロータ部材は、Ni基合金からなり、
前記第一ロータ部材は、作動流体の導入部を有し、
前記第一ロータ部材は、前記導入部から前記軸方向の一方側端部までの前記作動流体が通過する領域に動翼を有し、
前記第二ロータ部材は、前記Ni基合金よりも成型容易性を有する材料からなり、
前記第二ロータ部材は、一端が前記第一ロータ部材の前記一方側端部と接合され、
前記第二ロータ部材は、他端側に前記作動流体の排出部を有し、
前記第二ロータ部材は、前記第一ロータ部材と接合される前記一端から前記排出部までの前記作動流体が通過する領域に動翼を有し、
前記第一ロータ部材の前記導入部から前記第二ロータ部材の前記排出部にわたって前記作動流体が一方向に通過する領域が形成され、該領域に連なってそれぞれ配置されている前記第一ロータ部材の前記動翼と前記第二ロータ部材の動翼とにより一のタービン室が構成され、
該タービン室においては、前記第一ロータ部材の動翼の段数が前記第二ロータ部材の動翼の段数よりも多く、
前記蒸気タービンの運転領域となる室温から700℃までの温度範囲において、前記第一ロータ部材の平均線膨張係数が12.4×10−6/℃〜14.5×10−6/℃の範囲内であり、前記第二ロータ部材の平均線膨張係数が11.2×10−6/℃〜12.4×10−6/℃の範囲内であることを特徴とする蒸気タービンのロータ。 - 異なる材料からなるロータ部材を軸方向に接合して形成される高中圧一体型の蒸気タービンのロータにおいて、
第一ロータ部材と、
第二ロータ部材とを備え、
前記第一ロータ部材は、Ni基合金からなり、
前記第一ロータ部材は、前記軸方向の一方側に高圧蒸気導入部を有するとともに、前記軸方向の他方側に中圧蒸気導入部を有し、
前記第一ロータ部材は、前記高圧蒸気導入部から前記軸方向の一方側端部までの前記高圧蒸気が通過する領域に動翼を有するとともに、前記中圧蒸気導入部から前記軸方向の他方側端部までの前記中圧蒸気が通過する領域に動翼を有し、
前記第一ロータ部材は、前記高圧蒸気導入部と前記中圧蒸気導入部との間に、前記高圧蒸気と前記中圧蒸気とを仕切るシール部分を有し、
前記第二ロータ部材は、前記Ni基合金よりも成型容易性を有する材料からなり、
前記第二ロータ部材は、前記第一ロータ部材の前記軸方向両端部に各々接合され、
前記第一ロータ部材の前記軸方向の一方側端部と接合される一方の前記第二ロータ部材は、高圧蒸気排出部を有し、
前記第一ロータ部材の前記軸方向の他方側端部と接合される他方の前記第二ロータ部材は、中圧蒸気排出部を有し、
前記一方の第二ロータ部材は、前記第一ロータ部材との接合端部から前記高圧蒸気排出部までの前記高圧蒸気が通過する領域に動翼を有し、
前記他方の第二ロータ部材は、前記第一ロータ部材との接合端部から前記中圧蒸気排出部までの前記中圧蒸気が通過する領域に動翼を有し、
前記第一ロータ部材の前記高圧蒸気導入部から前記一方の第二ロータ部材の高圧蒸気排出部にわたって前記高圧蒸気が一方向に通過する領域が形成され、該領域に連なってそれぞれ配置されている前記第一ロータ部材の動翼と前記一方の第二ロータ部材の動翼とにより一の高圧タービン室が構成され、
前記第一ロータ部材の前記中圧蒸気導入部から前記他方の第二ロータ部材の中圧蒸気排出部にわたって前記中圧蒸気が一方向に通過する領域が形成され、該領域に連なってそれぞれ配置されている前記第一ロータ部材の動翼と前記他方の第二ロータ部材の動翼とにより一の中圧タービン室が構成され、
前記高圧タービン室においては、前記一方の第二ロータ部材の動翼の段数よりも前記第一ロータ部材の動翼の段数の方が多く、
前記中圧タービン室においては、前記他方の第二ロータ部材の動翼の段数よりも前記第一ロータ部材の動翼の段数の方が多く、
前記蒸気タービンの運転領域となる室温から700℃までの温度範囲において、前記第一ロータ部材の平均線膨張係数が12.4×10−6/℃〜14.5×10−6/℃の範囲内であり、前記第二ロータ部材の平均線膨張係数が11.2×10−6/℃〜12.4×10−6/℃の範囲内であることを特徴とする蒸気タービンのロータ。 - 前記第一ロータ部材が内部に軸方向の中空部を有することを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンのロータ。
- 前記第一ロータ部材の前記他端側の肉厚を、前記第一ロータ部材の前記一端側の肉厚よりも厚くすることを特徴とする請求項3に記載の蒸気タービンのロータ。
- 前記第一ロータ部材の肉厚を両端側に向けて厚くすることを特徴とする請求項3に記載の蒸気タービンのロータ。
- 前記第一ロータ部材が、重量%で、C:0.15%以下、Si:1%以下、Mn:1%以下、Cr:5〜15%、Mo、W及びReの一種又は二種以上をMo+(W+Re)/2:17〜25%、Al:0.2〜2%、Ti:0.5〜4.5%、Fe;10%以下、B:0.02%以下及びZr:0.2%以下の一種又は二種を含有し、Al+Tiの原子%が2.5〜7.0%であり、残部Niと不可避的不純物からなることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の蒸気タービンのロータ。
- 前記第一ロータ部材が、重量%で、C:0.005〜0.1%、Cr:8〜15%、W:5〜20%、Mo:1〜7%、Al:0.5〜1.0%、Ti:1.0〜2.5%、残部Niと不可避的不純物からなることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の蒸気タービンのロータ。
- 前記第二ロータ部材が、重量%で、C:0.08〜0.25%、Si:0.10%以下、Mn:0.10%以下、Ni:0.05〜1.0%、Cr:10〜12.5%、Mo:0.6〜1.9%、W:1.0〜1.95%、V:0.10〜0.35%、Nb:0.02〜0.10%、N:0.01〜0.08%、B:0.001〜0.01%、Co:2.0〜8.0%、残部Feと不可避的不純物からなることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の蒸気タービンのロータ。
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