JP5763232B2 - ワイヤレス通信デバイスに対する自己同期の影響の最小化 - Google Patents

ワイヤレス通信デバイスに対する自己同期の影響の最小化 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2009年4月8日に出願された「Method And Apparatus For Minimizing User Equipment Impact with Self Synchronization」と題する米国特許仮出願第61/167,653号に関連し、同出願に基づく優先権を主張する。
本開示は、一般に、ワイヤレス通信システムに関する。より詳細には、本開示は、ワイヤレス通信デバイスに対する自己同期(self synchronization)の影響を最小化するためのシステムおよび方法に関する。
ワイヤレス通信システムは、世界中の多くの人々がそれによって通信を行うようになった重要な手段になっている。ワイヤレス通信システムは、多くの移動局に通信を提供することができ、各移動局は、基地局によるサービスを受けることができる。
ワイヤレス通信システム内の各基地局は、同期をとって動作することができる。言い換えると、各基地局は、同じソースを用いてクロックを同期させることができる。同期をとって動作することによって、干渉管理などの改善を達成することができる。
現在実施されているワイヤレス通信システムに加えて、新しいクラスの小型基地局が出現した。これらの小型基地局は、ユーザの住居に設置することができ、既存のブロードバンドインターネット接続を使用して、移動局に屋内ワイヤレスカバレージを提供することができる。一般に、これらのミニチュア基地局は、デジタル加入者回線(DSL)ルータまたはケーブルモデムを介して、インターネットおよびモバイルデバイスのネットワークに接続される。これらのミニチュア基地局を同期させるための改良された方法によって、便益を実現することができる。
基地局による自己同期のための方法が説明される。ネットワーク情報がワイヤレス通信デバイスに送信される。ネットワーク情報は、基地局によるサイレンスの期間である第1の期間を示す。第1の期間の間、同期信号が監視される。同期信号の監視は、送信しないことを含む。
基地局は、現在の階層(stratum)を有することができる。同期信号は、現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を送信するために指定されたスロットを含む、第2の期間において送信することができる。第1の期間は、現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を監視するために指定されたスロットを含むことができる。ネットワーク情報は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN:multimedia broadcast single frequency network)サブフレーム宣言を含むことができる。共通参照信号(CRS)を同期ノードから受信することができる。基地局は、トラッキングのためにCRSを使用することができる。
共通参照信号(CRS)は、現在の階層より上の階層のためのMBSFNとして宣言されたサブフレームにおいて送信することができる。MBSFNとして宣言されたサブフレームは、第2の期間の一部とすることができる。共通参照信号(CRS)は、現在の階層以下の階層のためのMBSFNとして宣言されたサブフレームにおいてトラッキングすることができる。
同期信号はサーチされることがある。同期信号が獲得されたかどうかを決定することができる。同期信号が獲得された場合、同期信号に基づいて、現在の階層を決定することができる。ネットワーク情報は、サイレンスの期間の間、不連続受信(DRX)モードに入るよう1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに命令するメッセージを含むことができる。ネットワーク情報は、ワイヤレス通信デバイスのためのスリープ時間も含むことができる。ネットワーク情報は、基地局が自己同期を実行しているときの1つまたは複数のサブフレームを識別することができる。
ネットワーク情報は、基地局が自己同期を実行しているときの1つまたは複数のサブフレームを暗黙的に示す、サブフレームインデックスを含むことができる。同期信号は、同期ソースによって送信することができる。同期信号の監視は、同期ソースを時間トラッキングすることを含むことができる。同期ソースを時間トラッキングしている間、周波数誤差補正を実行することができる。
ネットワーク情報の送信は、ディープフェード(deep fade)を真似するために、電力を徐々に減少させ、次に電力を徐々に増加させることを含むことができる。ネットワーク情報は、共通参照信号(CRS)が送信されないサブフレーム内およびその周辺においてワイヤレス通信デバイスへのスケジュールされた送信を含まない、スケジューリング情報を含むことができる。ネットワーク情報の送信は、スロットの最後の2つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボル上のプライマリ同期信号(PSS)を使用して自己同期を達成しながら、同時にワイヤレス通信デバイスに共通参照信号(CRS)を送信することも含むことができる。
ネットワーク情報の送信は、スロットの最後の2つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボル上のセカンダリ同期信号(SSS)を使用して自己同期を達成しながら、同時にワイヤレス通信デバイスに共通参照信号(CRS)を送信することをさらに含むことができる。
基地局は、宅内進化型ノードB(HeNB:home evolved NodeB)とすることができる。ワイヤレス通信デバイスは、レガシユーザ機器(UE)とすることができる。サイレンスの期間は、ネットワークによって調整することができる。
自己同期のために構成されたワイヤレスデバイスが説明される。ワイヤレスデバイスは、プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含む。ネットワーク情報をワイヤレス通信デバイスに送信するための命令が、プロセッサによって実行可能である。ネットワーク情報は、基地局によるサイレンスの期間である第1の期間を示す。第1の期間の間に同期信号を監視するための命令も、プロセッサによって実行可能である。同期信号の監視は、送信しないことを含む。
自己同期のために構成されたワイヤレスデバイスも説明される。ワイヤレスデバイスは、ネットワーク情報をワイヤレス通信デバイスに送信するための手段を含む。ネットワーク情報は、基地局によるサイレンスの期間である第1の期間を示す。ワイヤレスデバイスは、第1の期間の間に同期信号を監視するための手段も含む。同期信号の監視は、送信しないことを含む。
基地局による自己同期のためのコンピュータプログラム製品が説明される。コンピュータプログラム製品は、命令を有するコンピュータ可読媒体を含む。命令は、ネットワーク情報をワイヤレス通信デバイスに送信するためのコードを含む。ネットワーク情報は、基地局によるサイレンスの期間である第1の期間を示す。命令は、第1の期間の間に同期信号を監視するためのコードも含む。同期信号の監視は、送信しないことを含む。
複数のワイヤレスデバイスを有するワイヤレス通信システムを示す図。 基地局の自己同期のための方法のフロー図。 宅内進化型ノードB(HeNB)からワイヤレス通信デバイスへの、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)宣言を含むネットワーク情報の送信を示す図。 宅内進化型ノードB(HeNB)からワイヤレス通信デバイスへの、不連続受信(DRX)モードメッセージを含むネットワーク情報の送信を示す図。 宅内進化型ノードB(HeNB)からワイヤレス通信デバイスへの、スケジューリング情報を含むネットワーク情報の送信を示す図。 宅内進化型ノードB(HeNB)からワイヤレス通信デバイスへの、サブフレームインデックスを含むネットワーク情報の送信を示す図。 複数の調整サイレンス期間を用いる自己同期を図説するタイミング図。 マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームを使用する自己同期のための方法のフロー図。 マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームを使用するトラッキングを図説するタイミング図。 マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームを使用する自己同期のための別の方法のフロー図。 自己同期ネットワーク情報を受信するための方法のフロー図。 複数のワイヤレスデバイスを有するワイヤレス通信デバイスと、デバイスそれぞれの階層を示す図。 基地局内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示す図。 ワイヤレス通信デバイス内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示す図。
基地局による自己同期のための方法が説明される。ネットワーク情報がワイヤレス通信デバイスに送信される。ネットワーク情報は、基地局によるサイレンスの期間である第1の期間を示す。第1の期間の間、同期信号が監視される。同期信号の監視は、送信しないことを含む。
基地局は、現在の階層を有することができる。同期信号は、現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を送信するために指定されたスロットを含む、第2の期間において送信することができる。第1の期間は、現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を監視するために指定されたスロットを含むことができる。ネットワーク情報は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム宣言を含むことができる。共通参照信号(CRS)を同期ノードから受信することができる。基地局は、トラッキングのためにCRSを使用することができる。
共通参照信号(CRS)は、現在の階層より上の階層のためのMBSFNとして宣言されたサブフレームにおいて送信することができる。MBSFNとして宣言されたサブフレームは、第2の期間の一部とすることができる。共通参照信号(CRS)は、現在の階層以下の階層のためのMBSFNとして宣言されたサブフレームにおいてトラッキングを行うことができる。
同期信号はサーチされることがある。同期信号が獲得されたかどうかを決定することができる。同期信号が獲得された場合、同期信号に基づいて、現在の階層を決定することができる。ネットワーク情報は、サイレンス期間の間、不連続受信(DRX)モードに入るよう1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに命令するメッセージを含むことができる。ネットワーク情報は、ワイヤレス通信デバイスのためのスリープ時間も含むことができる。ネットワーク情報は、基地局が自己同期を実行しているときの1つまたは複数のサブフレームを識別することができる。
ネットワーク情報は、基地局が自己同期を実行しているときの1つまたは複数のサブフレームを暗黙的に示す、サブフレームインデックスを含むことができる。同期信号は、同期ソースによって送信することができる。同期信号の監視は、同期ソースを時間トラッキングすることを含むことができる。同期ソースを時間トラッキングしている間、周波数誤差補正を実行することができる。
ネットワーク情報の送信は、ディープフェードを真似(模擬或いは模倣)するために、電力を徐々に減少させ、次に電力を徐々に増加させることを含むことができる。ネットワーク情報は、共通参照信号(CRS)が送信されないサブフレーム内およびその周辺においてワイヤレス通信デバイスへのスケジュールされた送信を含まない、スケジューリング情報を含むことができる。ネットワーク情報の送信は、スロットの最後の2つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボル上のプライマリ同期信号(PSS)を使用して自己同期を達成しながら、同時にワイヤレス通信デバイスに共通参照信号(CRS)を送信することも含むことができる。
ネットワーク情報の送信は、スロットの最後の2つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボル上のセカンダリ同期信号(SSS)を使用して自己同期を達成しながら、同時にワイヤレス通信デバイスに共通参照信号(CRS)を送信することをさらに含むことができる。
基地局は、宅内進化型ノードB(HeNB)とすることができる。ワイヤレス通信デバイスは、レガシユーザ機器(UE)とすることができる。サイレンスの期間は、ネットワークによって調整することができる。
自己同期のために構成されたワイヤレスデバイスが説明される。ワイヤレスデバイスは、プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含む。ネットワーク情報をワイヤレス通信デバイスに送信するための命令が、プロセッサによって実行可能である。ネットワーク情報は、基地局によるサイレンスの期間である第1の期間を示す。第1の期間の間に同期信号を監視するための命令も、プロセッサによって実行可能である。同期信号の監視は、送信しないことを含む。
自己同期のために構成されたワイヤレスデバイスも説明される。ワイヤレスデバイスは、ネットワーク情報をワイヤレス通信デバイスに送信するための手段を含む。ネットワーク情報は、基地局によるサイレンスの期間である第1の期間を示す。ワイヤレスデバイスは、第1の期間の間に同期信号を監視するための手段も含む。同期信号の監視は、送信しないことを含む。
基地局による自己同期のためのコンピュータプログラム製品が説明される。コンピュータプログラム製品は、命令を有するコンピュータ可読媒体を含む。命令は、ネットワーク情報をワイヤレス通信デバイスに送信するためのコードを含む。ネットワーク情報は、基地局によるサイレンスの期間である第1の期間を示す。命令は、第1の期間の間に同期信号を監視するためのコードも含む。同期信号の監視は、送信しないことを含む。
第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)は、世界的に適用可能な第3世代(3G)モバイルフォン仕様を定義することを目標とする、電気通信協会の部会間の共同作業である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)モバイルフォン規格を改良することを目標とする、3GPPのプロジェクトである。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、モバイルシステム、およびモバイルデバイスのための仕様を定義することもある。
3GPP LTEでは、移動局またはモバイルデバイスは、「ユーザ機器」(UE)と呼ばれることがある。基地局は、進化型ノードB(eNB)と呼ばれることがある。半自律的な基地局は、宅内進化型ノードB(HeNB)と呼ばれることがある。したがって、HeNBは、eNBの一例とすることができる。HeNBおよび/またはHeNBのカバレージエリアは、フェムトセル、ピコセル、HeNBセル、またはクローズド加入者グループ(CSG:closed subscriber group)セルと呼ばれることがある。
図1は、複数のワイヤレスデバイスを有するワイヤレス通信システム100を示している。ワイヤレス通信システム100は、音声およびデータなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために、広く配備される。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅および送信電力)を共用することによって、複数のユーザが存在する通信をサポートすることが可能な、多元接続システムとすることができる。ワイヤレスデバイスは、基地局104またはワイヤレス通信デバイス114とすることができる。図1には、全地球測位システム(GPS)サーバ102も示されている。
基地局104は、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス114と通信する局である。基地局104は、アクセスポイント、ブロードキャスト送信機、ノードB、進化型ノードBなどとも呼ばれることがあり、それらの機能の一部または全部を含むことができる。本明細書では、「基地局」という用語が使用される。各基地局104は、特定の地理的エリアに対する通信カバレージを提供する。基地局104は、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス114に通信カバレージを提供することができる。「セル」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、基地局104および/またはそのカバレージエリアを指すことができる。
ワイヤレスシステム(例えば、多元接続システム)内での通信は、ワイヤレスリンクを介した伝送によって達成することができる。そのような通信リンクは、単入力単出力(SISO)システム、多入力単出力(MISO)システム、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立することができる。MIMOシステムは、データ伝送のための複数(NT個)の送信アンテナおよび複数(NR個)の受信アンテナをそれぞれ備えた送信機および受信機を含む。SISOシステムおよびMISOシステムは、MIMOシステムの特殊な例である。MIMOシステムは、複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生み出される追加的な次元が利用される場合、改善された性能(例えば、より高いスループット、より大きな容量、または改善された信頼性)を提供することができる。
ワイヤレス通信システム100は、MIMOを利用することができる。MIMOシステムは、時分割複信(TDD)システムおよび周波数分割複信(FDD)システムの両方をサポートすることができる。TDDシステムでは、順方向リンク送信と逆方向リンク送信は、逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定を相反原理(reciprocity principle)が可能にするように、同じ周波数領域上で行われる。これは、送信ワイヤレスデバイスが、送信ワイヤレスデバイスによって受信された通信から送信ビーム形成利得を抽出することを可能にする。
ワイヤレス通信システム100は、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅および送信電力)を共用することによって、複数のワイヤレス通信デバイスが存在する通信をサポートすることが可能な、多元接続システムとすることができる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA(登録商標))システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)システム、および空間分割多元接続(SDMA)システムを含む。
「ネットワーク」という用語と「システム」という用語は、しばしば相互交換可能に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実施することができる。UTRAは、W−CDMAおよび低チップレート(LCR)を含むが、cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実施することができる。OFDMAネットワークは、進化型UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、Flash−OFDMAなどの無線技術を実施することができる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織から出された文書において説明されている。cdma2000は、「第3世代パートナシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織から出された文書において説明されている。明瞭にするため、以下ではLTEについての技術のある態様が説明され、以下の説明の多くでは、LTEの用語が使用される。
単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムは、単一搬送波変調および周波数領域等化を利用する。SC−FDMAシステムは、OFDMAシステムの場合と同様の性能、特に同じ全体的複雑さを有する。SC−FDMA信号は、その本来的な単一搬送波構造のために、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、より低いピーク対平均電力比(PAPR)が送信電力効率に関する大きな便益をモバイル端末にもたらすアップリンク通信において特に、大きな注目を集めている。それは現在、3GPPのロングタームエボリューション(LTE)または進化型UTRAにおけるアップリンク多元接続方式のための作業仮説である。
ワイヤレスネットワーク内の基地局104間の同期は、干渉管理または仮想MIMOなど、多くの便益をもたらす。従来、セルラネットワーク同期は、基地局104とともに配置された全地球測位システム(GPS)受信機を使用して達成される。GPS受信機および/またはGPS信号は、製造コスト上の判断、電力消費制限、GPS衛星までの見通し線の欠如、および他の理由のため、同期目的で常に利用可能であるとは限らない。そのようなシナリオでは、代替同期戦略が必要なことがある。そのようなシナリオの1つは、LTEまたはLTE−Aにおいて使用される異種配備である。
通常の基地局104に加えて、宅内進化型ノードB(HeNB)、ピコセル、およびフェムトセルなど、より低電力の基地局104も使用される。ピコセルは、通常の基地局104よりもはるかに小さなスケールで動作する、ネットワーク事業者によって管理される基地局104を指すことがある。フェムトセルは、通常の基地局104よりもはるかに小さなスケールで動作する、消費者によって管理される基地局104を指すことがある。フェムトセルは、閉じられた加入者グループにサービスを提供することができる。フェムトセル、ピコセル、およびHeNBは、同様の送信電力およびカバレージエリアを有することができる。フェムトセル、ピコセル、およびHeNBは、GPS信号を受信できる可能性の低い屋内に配置されることがある。あるいは、フェムトセル、ピコセル、およびHeNBは、GPS受信機を有さないことさえある。通常の基地局104は、マクロ基地局104と呼ばれることがある。
同期がとれていない基地局104は、すでに同期がとれている基地局104から同期を得ることができる。すでに同期がとれている基地局104から基地局104が同期を得ると、新たに同期がとれた基地局104は、すでに同期がとれている基地局104によって送信された同期信号を監視し続けることができる。例えば、第1の基地局104aは、第2の基地局104bから同期を得ることができた。第1の基地局104aは、第2の基地局104bによって送信された同期信号(送信)110bを監視し続けることができる。第1の基地局104aによって受信された第2の基地局104bからの同期信号は、同期信号(受信)110aと呼ぶことができる。第1の基地局104aは、同期を得るために、同期信号(受信)110aを使用することができる。
第2の基地局104bは、全地球測位システム(GPS)サーバ102を用いて直接的に同期をとることができる。第2の基地局104bは、マクロ進化型ノードBと呼ばれることがある。第2の基地局104bは、全地球測位システム(GPS)サーバ102を用いて直接的に同期をとるために、GPS受信機(図示されず)を使用することができる。
第1の基地局104aも、第3の基地局104bに同期を提供することができる。第1の基地局104aは、同期信号(送信)108aを送信することができる。第3の基地局104cによって受信された第1の基地局104aからの同期信号は、同期信号(受信)108bと呼ぶことができる。第3の基地局104cは、同期を得るために、同期信号(受信)108bを使用することができる。
第1の基地局104aは、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス114と通信することができる。ワイヤレス通信デバイス114は、端末、アクセス端末、ユーザ機器(UE)、加入者ユニット、局などとも呼ばれることがあり、それらの機能の一部または全部を含むことができる。ワイヤレス通信デバイス114は、セルラフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスデバイス、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータなどとすることができる。ワイヤレス通信デバイス114は、任意の与えられた瞬間に、ダウンリンク116および/またはアップリンク118上で、0個、1個、または複数個の基地局104と通信することができる。ダウンリンク116(または順方向リンク)は、基地局104からワイヤレス通信デバイス114への通信リンクを指し、アップリンク114(または逆方向リンク)は、ワイヤレス通信デバイス114から基地局104への通信リンクを指す。ワイヤレス通信デバイス114と通信する一環として、第1の基地局104aは、ワイヤレス通信デバイス114に共通参照信号(CRS)120を送信することができる。共通参照信号(CRS)120は、セル探索、初期獲得、およびダウンリンク116のチャネル品質測定のために、ワイヤレス通信デバイス114によって使用することができる。
第1の基地局104aは、基地局と全地球測位システム(GPS)サーバの間の中間同期ノードの現在の数106を含むことができる。基地局104と全地球測位システム(GPS)サーバ102の間の中間同期ノードの数106は、階層と呼ばれることがある。図1では、第1の基地局104aと全地球測位システム(GPS)サーバ102の間の中間同期ノードの現在の数106は、1(第2の基地局104b)である。したがって、第1の基地局104aは、階層−1という現在の階層を有する。
第1の基地局104aは、調整サイレンスモジュール(coordinated silence module)112を含むことができる。上で説明したように、第1の基地局104aは、第2の基地局104bから同期を獲得し、第3の基地局104bに同期を提供することができる。第1の基地局104aが、第2の基地局104bから同期を獲得しているとき、第1の基地局104aは、第2の基地局104bからの同期信号(送信)110bを監視することができる。第2の基地局104bからの同期信号(送信)110bを監視するため、第1の基地局104aは、第1の基地局104aが通常は送信できるいくつかのスロットにおいて、ワイヤレス通信デバイス114への送信を停止しなければならないことがある。これらの送信は、共通参照信号(CRS)120ばかりでなく、他のネットワーク情報またはデータ転送も含むことがある。
これらのサイレンスの期間は、第1の基地局104aからの送信を予想している、および/またはチャネル測定を実行しようとしているワイヤレス通信デバイス114に影響を及ぼすことがある。いくつかのサブフレームにおいて、ワイヤレス通信デバイス114がスケジュールされていない場合であっても、ワイヤレス通信デバイス114は、第1の基地局104aからの共通参照信号(CRS)120の送信を依然として予想していることがある。第1の基地局104aは、第2の基地局104bの同期信号(送信)110bを監視している場合、または第3の基地局104cに同期信号(送信)108aを送信している場合、ワイヤレス通信デバイス114に共通参照信号(CRS)120を送信しないことがある。ワイヤレス通信デバイス114および全ワイヤレス通信システム100を混乱させないように、これらの調整サイレンス期間の影響を最小化する必要がある。
調整サイレンスモジュール112は、各調整サイレンス期間の長さおよび開始時刻を決定することができる。各調整サイレンス期間の長さおよび開始時刻は、ワイヤレス通信システム100によって制御することができる。調整サイレンスモジュール112は、ワイヤレス通信デバイス114に対する調整サイレンス期間の影響を最小化することができる。
ワイヤレス通信デバイス114に対する影響を最小化しながら、自己同期をサポートするために、異なる方法を使用することができる。例えば、調整サイレンスモジュール112は、次回の調整サイレンス期間をワイヤレス通信デバイス114に通知することができる。別の例として、調整サイレンスモジュール112は、共通参照信号(CRS)120を送信し続けながら、第2の基地局104bとの同期を達成するために、プライマリ同期信号(PSS)109aまたはセカンダリ同期信号(SSS)109bなどのチャネルを使用することができる。PSS/SSS 109は、スロットの最後の2つのOFDMシンボルのみを占め、時間領域においても、または周波数領域においても、共通参照信号(CRS)120と重なり合わない。したがって、第1の基地局104aが第2の基地局104bのPSS/SSS 109を監視している間も、共通参照信号(CRS)120を依然として送信することができる。第1の基地局104aは、提供局(donor)である第2の基地局104bのPSS/SSS 109を監視するために、それ自体のPSS/SSS送信を中断する必要があるので、PSS/SSS 109のトラッキングは、何らかのバックワードコンパチビリティを犠牲にして実現することができる。また別の例では、調整サイレンスモジュール112は、フェードを真似するために、ワイヤレス通信デバイス114への電力を徐々に減少させ、次に増加させることができる。ワイヤレス通信デバイス114は、伝搬環境によって引き起こされた共通参照信号(CRS)120の不在を解釈することができ、条件が改善するのを待つことができる。これは、フェードの埋め込み(implantation)および持続時間に依存する。
図2は、基地局104の自己同期のための方法200のフロー図である。方法200は、第1の基地局104aによって実行することができる。上で説明したように、第1の基地局104aは、宅内進化型ノードB(HeNB)とすることができる。第1の基地局104aは、第1の基地局104aと全地球測位システム(GPS)サーバ102の間の中間同期ノードの現在の数106を決定することができる(202)。基地局104と全地球測位システム(GPS)サーバ102の間の中間同期ノードの数106は、階層と呼ばれることがある。次に、第1の基地局104aは、第1の基地局104aと全地球測位システム(GPS)サーバ102の間の中間同期ノードの現在の数106に基づいて、第1の調整サイレンス期間および第2の調整サイレンス期間を決定することができる(204)。追加の調整サイレンス期間も決定することができる。
第1の基地局104aは、ワイヤレス通信デバイス114にネットワーク情報を送信することができる(206)。ネットワーク情報は、決定された第1の調整サイレンス期間および決定された第2の調整サイレンス期間に基づくことができる。ネットワーク情報は、ワイヤレス通信デバイス114に対する調整サイレンス期間の影響を最小化するように設計された情報とすることができる。
ネットワーク情報は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム宣言を含むことができる。MBSFNでは、送信は、同じリソースブロックを使用する、時間的に同期がとれた1組の進化型ノードBから発生する。MBSFNの使用は、無線結合(over the air combining)を可能にすることによって、信号対干渉および雑音比(SINR:signal to interference plus noise ratio)を改善することができる。サブフレームがMBSFNであると宣言された場合、ワイヤレス通信デバイス114は、このサブフレームの後方部分を無視する。MBSFNサブフレーム宣言は、図3に関して以下でより詳しく説明される。
ネットワーク情報は、不連続受信(DRX)モードメッセージを含むことができる。DRXモードメッセージは、より長い期間、ワイヤレス通信デバイス114をスリープさせることができる。このより長い期間は、第1の調整サイレンス期間および/または第2の調整サイレンス期間と一致することができる。その場合、ワイヤレス通信デバイス114は、第1の基地局104aからの送信の欠如による影響を受けずにいることができる。DRXモードメッセージは、図4に関して以下でさらに詳しく説明される。
ネットワーク情報は、スケジューリング情報を含むことができる。スケジューリング情報は、第1の基地局104aからワイヤレス通信デバイス114への送信がいつ行われるようにスケジュールされているかを、ワイヤレス通信デバイス114に知らせることができる。共通参照信号(CRS)120が送信されないサブフレーム内およびその周辺において、ワイヤレス通信デバイス114へのどのような送信もスケジュールしないことによって、調整サイレンス期間を使用する影響を最小化することができる。スケジューリング情報は、図5に関して以下でより詳しく説明される。
ネットワーク情報は、サブフレームインデックスを含むことができる。サブフレームインデックスは、第1の基地局104aがその中で送信しないサブフレームを、ワイヤレス通信デバイス114に通知することができる。ワイヤレス通信デバイス114は、第1の基地局104aがその中で自己同期を実行しているサブフレームについて知っている場合、共通参照信号(CRS)120の推定のためにそれらのサブフレームを使用することを避けることができる。サブフレームインデックスは、図6に関して以下でさらに詳しく説明される。
第1の基地局104aは、ワイヤレス通信デバイス114にネットワーク情報を送信した後、第1の調整サイレンス期間の間、同期信号(送信)110bを監視することができる(208)。同期信号(送信)110bは、第2の基地局104bなどの同期基地局104によって送信することができる。第1の基地局104aは、同期信号(送信)110bを監視している間(208)、送信を停止することがある。1つの構成では、第1の基地局104aは、同期信号(送信)110bを監視している間も、共通参照信号(CRS)120を送信し続けることができる。
第1の基地局104aは、第2の調整サイレンス期間の間、同期信号(送信)108aを送信することができる(210)。同期信号(送信)108aは、近くのすべての基地局104がそれを受信できるように、ブロードキャストすることができる。第1の基地局104aは、第2の調整サイレンス期間の間は、ワイヤレス通信デバイス114にどのような送信も行わないことがある。1つの構成では、第1の基地局104aは、同期信号(送信)108aを送信している間も、共通参照信号(CRS)120を送信し続けることができる。第1の基地局104aは、周波数誤差補正を実行することができる(212)。1つの構成では、第1の基地局104aは、同期ソースを時間トラッキングしている(すなわち、第2の基地局104bから同期信号(送信)110bを受信している)間も、周波数誤差補正を実行することができる(212)。第1の基地局104aは、タイミング誤差補正も実行することができる。
図3は、宅内進化型ノードB(HeNB)304からワイヤレス通信デバイス314への、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)宣言322を含むネットワーク情報311の送信を示している。図3の宅内進化型ノードB(HeNB)304は、図1の第1の基地局104aの1つの構成とすることができる。図3のワイヤレス通信デバイス314は、図1のワイヤレス通信デバイス114の1つの構成とすることができる。
ネットワーク情報311は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム宣言322を含むことができる。マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム宣言322は、システム情報メッセージ(例えば、システム情報ブロック(SIB))の1つにおけるマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームを示すビットマップを含むことができる。上で説明したように、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして宣言されたサブフレームの部分は、ワイヤレス通信デバイス314によって無視することができる。宅内進化型ノードB(HeNB)304は、トラッキングのために、同期基地局104(すなわち、第2の基地局104b)によって送信された共通参照信号(CRS)120を使用することができる。同期基地局104は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームを宣言する必要がない。
図4は、宅内進化型ノードB(HeNB)404からワイヤレス通信デバイス414への、不連続受信(DRX)モードメッセージ424を含むネットワーク情報411の送信を示している。図4の宅内進化型ノードB(HeNB)404は、図1の第1の基地局104aの1つの構成とすることができる。図4のワイヤレス通信デバイス414は、図1のワイヤレス通信デバイス114の1つの構成とすることができる。不連続受信(DRX)モードメッセージ424は、不連続受信(DRX)モードに入るようワイヤレス通信デバイス414に命令することができ、このモードでは、ワイヤレス通信デバイス414は、延長された期間にわたってスリープする。宅内進化型ノードB(HeNB)404が自己同期を実行しているときに(すなわち、第1の調整サイレンス期間および第2の調整サイレンス期間の間)、ワイヤレス通信デバイス414がスリープ状態にある場合、自己同期は、ワイヤレス通信デバイス414のパフォーマンスに影響を及ぼさずにいることができる。ワイヤレス通信デバイス414は、(無線リソース制御(RRC)などの)上位レイヤによる不連続受信(DRX)モードのために構成することができる。不連続受信(DRX)モードメッセージ424は、ワイヤレス通信デバイス414がスリープする時間量(スリープ時間470)と、ワイヤレス通信デバイス414が制御チャネルをサーチする時間(サーチ時間471)を含むことができる。
図5は、宅内進化型ノードB(HeNB)504からワイヤレス通信デバイス514への、スケジューリング情報525を含むネットワーク情報511の送信を示している。図5の宅内進化型ノードB(HeNB)504は、図1の第1の基地局104aの1つの構成とすることができる。図5のワイヤレス通信デバイス514は、図1のワイヤレス通信デバイス114の1つの構成とすることができる。スケジューリング情報525は、調整サイレンス期間中に、ワイヤレス通信デバイス514へのどのような送信もスケジュールしないことによって、調整サイレンス期間をワイヤレス通信デバイス514に暗黙的に通知することができる。
図6は、宅内進化型ノードB(HeNB)604からワイヤレス通信デバイス614への、サブフレームインデックス626を含むネットワーク情報611の送信を示している。図6の宅内進化型ノードB(HeNB)604は、図1の第1の基地局104aの1つの構成とすることができる。図6のワイヤレス通信デバイス614は、図1のワイヤレス通信デバイス114の1つの構成とすることができる。上で説明したように、サブフレームインデックス626は、宅内進化型ノードB(HeNB)604がその中で送信しないサブフレームを、ワイヤレス通信デバイス614に明示的に通知することができる。ワイヤレス通信デバイス614が宅内進化型ノードB(HeNB)604からの送信が受信されないサブフレームについて知っている場合、宅内進化型ノードB(HeNB)604による自己同期の影響を最小化することができる。サブフレームインデックス626は、ダウンリンク116送信のために使用されないサブフレームも示すことができる。ワイヤレス通信デバイス614へのサブフレームインデックス626の送信は、ワイヤレス通信デバイス614がレガシデバイスである場合はサポートされないことがあるが、将来のリリースではサポートすることができる。サブフレームは、明示的または暗黙的に(例えば、サブフレームインデックス626の関数として)示すことができる。
図7は、複数の調整サイレンス期間730を用いる自己同期を図説するタイミング図である。各調整サイレンス期間730は、1つまたは複数の基地局704の自己同期に対応することができる。例えば、第1の調整サイレンス期間730aは、第1の基地局704aと第2の基地局704bの自己同期に対応することができる。第1の基地局704aは、階層−1という階層を有することができる。第2の基地局704bは、階層−0という階層を有することができる。第1の基地局704aは、第2の基地局704bから同期を得ることができる。第2の基地局704bは、全地球測位システム(GPS)ソース102から同期を得ることができる。
第1の調整サイレンス期間730aの間、第1の基地局704aは、同期信号を監視することができ(734)、第2の基地局704bは、同期信号を送信することができる(732a)。第1の基地局704aは、第2の基地局704bを含む複数の基地局104からの同期信号を監視することができる(734)。同期信号は、プライマリ同期信号(PSS)109aおよびセカンダリ同期信号(SSS)109bなどの同期信号(送信)110bとすることができる。第2の基地局704bは、第1の基地局704aに加えて、他の基地局104にも同期信号を送信することができる(732a)。第3の基地局704cは、第1の基地局704aから同期を得ることができる。第3の基地局704cは、階層−2という階層を有することができる。第1の調整サイレンス期間730aの間、第3の基地局704cは、同期信号があるかどうか監視を試みながら(738a)、サイレントであり続けることができる。第3の基地局704cは、ネットワーク内で変更を検出した場合、階層をしかるべく変更できてよい。
第2の調整サイレンス期間730bは、第1の基地局704a、第2の基地局704b、および第3の基地局704cの自己同期に対応することができる。第2の調整サイレンス期間730bの間、第1の基地局704aは、同期信号(送信)108aなどの同期信号を送信することができる(736a)。第1の基地局704aは、第3の基地局704cを含む複数の基地局104に同期信号を送信することができる(736a)。第2の調整サイレンス期間730bの間、第3の基地局704cは、同期信号を監視することができる(738b)。第2の基地局704bも、第2の調整サイレンス期間730bの間、同期信号を送信することができる(732b)。
第3の調整サイレンス期間730cは、第1の基地局704a、第2の基地局704b、および第3の基地局704cの自己同期に対応することができる。第3の調整サイレンス期間730cの間、第3の基地局704cは、同期信号を送信することができる(740)。第1の基地局704aも、第3の調整サイレンス期間730cの間、同期信号を送信することができる(736b)。加えて、第2の基地局704bも、第3の調整サイレンス期間730cの間、同期信号を送信することができる(732c)。他の基地局104(図示されず)が、第3の基地局704cによって送信された同期信号を受信することができる。
図8は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームを使用する自己同期のための方法800のフロー図である。図8の方法800は、第1の基地局104aによって実行することができる。第1の基地局104aは、宅内進化型ノードB(HeNB)304とすることができる。第1の基地局104aは、サブフレームをマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして宣言するネットワーク情報311を、ワイヤレス通信デバイス114に送信することができる(802)。
次に、第1の基地局104aは、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームの第1の部分の間、同期基地局104bの共通参照信号(CRS)を監視することができる(804)。第1の基地局104aは、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームの第2の部分の間、同期信号(送信)108aを送信することができる(806)。サブフレームは、2つのスロットを有することができる(すなわち、各スロットは、サブフレームの部分とすることができる)。マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームの第1の部分(または第1のスロット)は、監視のために使用することができ、一方、第2の部分(または第2のスロット)は、送信のために使用することができる。1つの構成では、サブフレーム全体を、監視または送信のために使用することができる。上で説明したように、ワイヤレス通信デバイス114は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして宣言されたサブフレームを無視することができる。
図9は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームを使用するトラッキングを図説するタイミング図である。宅内進化型ノードB(HeNB)314は、同期をトラッキングするために、サブフレーム948の間、送信を停止することができる。同期をトラッキングする影響を最小化するため、宅内進化型ノードB(HeNB)314は、このサブフレーム948をマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであると宣言することができる。この方法は、同期経路における複数のホップを許容する。また、ワイヤレス通信システム100内のすべてのノードは、(同じ時間におけるすべての宣言マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームによって)協調的な方式でトラッキングすることができ、したがって、干渉を最小化することができる。
マクロ進化型ノードB 942、第1の宅内進化型ノードB(HeNB)944、および第2の宅内進化型ノードB(HeNB)946のタイミング構造が図説されている。図9のマクロ進化型ノードB 942は、図1の第2の基地局104bの1つの構成とすることができ、階層−0という階層を有することができる。図9の第1の宅内進化型ノードB(HeNB)944は、図1の第1の基地局104aの1つの構成とすることができ、階層−1という階層を有することができる。図9の第2の宅内進化型ノードB(HeNB)946は、図1の第3の基地局104cの1つの構成とすることができ、階層−2という階層を有することができる。
第1のサブフレーム948aの間、マクロ進化型ノードB 942は、共通参照信号(CRS)を送信することができる(950a)。第1の宅内進化型ノードB(HeNB)944も、共通参照信号(CRS)120を送信することができる(952a)。また、第2の宅内進化型ノードB(HeNB)946も、共通参照信号(CRS)を送信することができる(956)。
図9の第2のサブフレーム948bは、図7の第1の調整サイレンス期間730aの1つの構成とすることができる。マクロ進化型ノードB 942は、第2のサブフレーム948bの間、共通参照信号(CRS)を送信することができる(950b)。第1の宅内進化型ノードB(HeNB)944は、第2のサブフレーム948bの間、同期信号を受信することができる(954)。したがって、第1の宅内進化型ノードB(HeNB)944は、第1の宅内進化型ノードB(HeNB)944と通信するワイヤレス通信デバイス114に、第2のサブフレーム948bをマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして宣言する必要があることがある。第2の宅内進化型ノードB(HeNB)946も、第2のサブフレーム948bの間、同期信号を受信することができる(958a)。したがって、第2の宅内進化型ノードB(HeNB)946も、第2のサブフレーム948bをマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして宣言する必要があることがある。1つの構成では、第2の宅内進化型ノードB(HeNB)946は、第2のサブフレーム948bの間、より低位の階層を有する別の基地局104からの同期信号を見出し、受信することができる(958a)。
図9の第3のサブフレーム948cは、図7の第2の調整サイレンス期間730bの1つの構成とすることができる。マクロ進化型ノードB 942は、第3のサブフレーム948cの間、共通参照信号(CRS)を送信することができる(950c)。第1の宅内進化型ノードB(HeNB)944も、第3のサブフレーム948cの間、共通参照信号(CRS)120を送信することができる(952b)。第2の宅内進化型ノードB(HeNB)946は、第3のサブフレーム948cの間、第1の宅内進化型ノードB(HeNB)944から同期信号を受信することができる(958b)。したがって、第2の宅内進化型ノードB(HeNB)946は、第2の宅内進化型ノードB(HeNB)946と通信するワイヤレス通信デバイス114に、第3のサブフレーム948cをマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして宣言する必要があることがある。
マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームの使用は、全ネットワークが同じ同期ソース(例えば、全地球測位システム(GPS)サーバ102などの全地球航法衛星システム(GNSS:global navigation satellite system))を使用し、ループが生成されないことを保証する。これは、各宅内進化型ノードB(HeNB)944、946が、その提供局である基地局104の階層よりも1だけ大きいとして、その階層を宣言するためである。宅内進化型ノードB(HeNB)944、946の階層番号は、自己設定される。加えて、宅内進化型ノードB(HeNB)944、946は、最低位の利用可能な階層を用いてノードをトラッキングしようと試みる。これは、次に、宅内進化型ノードB(HeNB)944、946が、GNSSのタイミングに可能な限り近くなることを可能にする。階層番号は、(宅内進化型ノードB(HeNB)944、946がシャットダウンされるなど)状態が変化するのに伴って変化し得る動的な品質である。
図10は、自己同期のための別の方法1000のフロー図である。方法1000は、基地局104aによって実行することができる。基地局104aは、宅内進化型ノードB(HeNB)304とすることができる。基地局104aは、最初に電源を入れることができる(1002)。次に、基地局104aは、(プライマリ同期信号(PSS)、セカンダリ同期信号(SSS)、または共通参照信号(CRS)などの)同期信号をサーチすることができる(1004)。基地局104aが同期信号をサーチしている間(1004)、基地局104からの送信を止めることができる。次に、基地局104aは、同期信号が獲得されたかどうかを決定することができる(1006)。同期信号が獲得されず、基地局104aが時分割複信(TDD)モードで動作している場合、基地局104aは、同期信号をサーチし続けることができる(1004)。同期信号が獲得されず、基地局104aが周波数分割複信(FDD)モードで動作している場合、基地局104aは、サーチ時間が開始するまで、送信することができる(1007)。サーチ時間が開始すると、基地局104aは、同期信号のサーチ(1004)に戻ることができる。
同期信号が獲得された場合、基地局104aは、現在の階層を決定することができる(1008)。現在の階層は、同期信号をブロードキャストしている同期基地局104bの階層よりも1だけ大きくすることができる。同期基地局104bの階層は、同期信号のブロードキャストに含むことができる。
基地局104aは、現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を送信するために指定されたスロットにおいて、(共通参照信号(CRS)120などの)同期信号を送信することができる(1010)。基地局104aは、現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を監視するために指定されたスロットにおいて、(共通参照信号(CRS)120などの)同期信号をトラッキングすることもできる(1012)。言い換えると、基地局104aは、第1の調整サイレンス期間の間、同期信号(送信)108aを送信することができる。第1の調整サイレンス期間の間、現在の階層以下の階層を有するすべての基地局104も、同期信号を送信することができる。基地局104aは、第2の調整サイレンス期間の間、サイレントであり続けることができ、同期信号(受信)110aをトラッキングすることができる。第2の調整サイレンス期間の間、現在の階層より上の階層を有する1つまたは複数の基地局104も、同期信号をトラッキングすることができる。
階層毎に、サイレンスの期間が存在することがある。例えば、第1のサイレンスの期間の間、階層−0という階層を有するすべての基地局104が送信することができる。第1のサイレンスの期間の間、他のすべての基地局104(すなわち、階層−1、階層−2、...という階層を有する基地局)は、同期信号を監視しながら、サイレントであり続ける。第2のサイレンスの期間の間、階層−1および階層−0という階層を有するすべての基地局104が送信することができる。第2のサイレンスの期間の間、他のすべての基地局104(すなわち、階層−2、階層−3、...という階層を有する基地局)は、同期信号を監視しながら、サイレントであり続ける。
次に、基地局104aは、同期が獲得されたか/トラッキングが成功したかどうかを決定することができる(1014)。同期が獲得され/トラッキングが成功した場合、基地局104aは、新しい現在の階層を得ることができる(1008)。同期が獲得されず/トラッキングが成功しなかった場合、基地局104aは、同期信号のサーチ(1004)に戻ることができる。
この方式によってもたらされるオーバヘッドは、基地局104aと全地球測位システム(GPS)ソース102の間のホップの数に依存することができる。オーバヘッドは、320個のサブフレーム当たり1個のサブフレームをホップの数に乗じることによって計算することができる。マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム方法は、周波数同期および潜在的に時間同期を得るために、周波数分割複信(FDD)に対して使用することができる。
図11は、自己同期ネットワーク情報311を受信するための方法1100のフロー図である。図11の方法は、ワイヤレス通信デバイス114によって実行することができる。ワイヤレス通信デバイス114は、宅内進化型ノードB(HeNB)304からネットワーク情報311を受信することができる(1102)。ネットワーク情報311は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム宣言322、不連続受信(DRX)モードメッセージ424、スケジューリング情報525、またはサブフレームインデックス626を含むことができる。
ワイヤレス通信デバイス114は、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして宣言されたサブフレーム948の後方部分を無視することができる(1104)。ワイヤレス通信デバイス114は、調整サイレンス期間の間、不連続受信(DRX)モードに入ることもできる(1106)。ワイヤレス通信デバイス114はさらに、宅内進化型ノードB(HeNB)304が自己同期のために使用するサブフレーム948を、共通参照信号(CRS)推定のために使用することを控えることができる(1108)。
図12は、複数のワイヤレスデバイスを有するワイヤレス通信システム1200と、デバイスそれぞれの階層1262、1264、1266を示している。上で説明したように、階層は、基地局1204と全地球測位システム(GPS)サーバ1202の間の中間同期ノードの数を指す。全地球測位システム(GPS)サーバ1202から1ホップ離れた基地局1204aは、階層−0 1262aという階層を有することができる。全地球測位システム(GPS)サーバ1202から2ホップ離れた基地局1204b〜1204cは、階層−1 1262b〜1262cという階層を有することができる。全地球測位システム(GPS)サーバ1202から3ホップ離れた基地局1204dは、階層−2 1262dという階層を有することができる。
各基地局1204は、全地球測位システム(GPS)サーバ1202に到るラインの中の直前の基地局1204の階層に基づいて、階層を得ることができる。例えば、階層−2 1262dという階層を有する基地局1204dは、階層−1 1262bを有する基地局1204bから、階層を得ることができる。同期がとれていない宅内進化型ノードB(HeNB)1260は、宅内進化型ノードB(HeNB)1260が同期情報を受信する各基地局1204から、階層を得ることができる。例えば、宅内進化型ノードB(HeNB)1260は、基地局1204dの階層−2 1262dに基づいて、階層−3 1264を得ることができる。宅内進化型ノードB(HeNB)1260は、基地局1204cの階層−1 1262cに基づいて、階層−2 1266を得ることもできる。得られた階層1264、1266は、直前の基地局1204の階層1262よりも1だけ大きくすることができる。宅内進化型ノードB(HeNB)1260は、同期基地局として、対応する最低の階層1262を有する基地局1204を選択することができる。したがって、宅内進化型ノードB(HeNB)1260は、同期基地局として基地局1204cを、現在の階層として階層−2 1266を選択することができる。
図13は、基地局1301内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示している。基地局は、アクセスポイント、ブロードキャスト送信機、ノードB、進化型ノードBなどとも呼ばれることがあり、それらの機能の一部または全部を含むことができる。基地局1301は、プロセッサ1303を含む。プロセッサ1303は、汎用シングルチップまたはマルチチップマイクロプロセッサ(例えば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラム可能ゲートアレイなどとすることができる。プロセッサ1303は、中央処理装置(CPU)と呼ばれることがある。図13の基地局1301には、単一のプロセッサ1303しか示されていないが、代替構成では、プロセッサの組み合わせ(例えば、ARMとDSP)を使用することができる。
基地局1301は、メモリ1305も含む。メモリ1305は、電子情報を記憶することが可能な電子コンポーネントとすることができる。メモリ1305は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM内のフラッシュメモリデバイス、プロセッサとともに含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタなどとして具現することができ、それらの組み合わせを含む。
データ1307および命令1309は、メモリ1305内に記憶することができる。命令1309は、本明細書で開示された方法を実施するために、プロセッサ1303によって実行可能とすることができる。命令1309の実行は、メモリ1305内に記憶されたデータ1307の使用を必要とすることがある。プロセッサ1303が命令1309を実行するとき、命令の様々な部分1309aをプロセッサ1303上にロードすることができ、データの様々な部分1307aをプロセッサ1303上にロードすることができる。
基地局1301は、基地局1301への信号の送信および基地局1301からの信号の受信を可能にするために、送信機1311および受信機1313も含むことができる。送信機1311および受信機1313は、一括してトランシーバ1315と呼ばれることがある。アンテナ1317をトランシーバ1315に電気的に結合することができる。基地局1301は、(図示されていない)複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または追加のアンテナも含むことができる。
基地局1301の様々なコンポーネントは、1つまたは複数のバスによって互いに結合することができ、バスは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含むことができる。明瞭にするため、図13では、様々なバスは、バスシステム1319として示されている。
図14は、ワイヤレス通信デバイス1414内に含まれ得るいくつかのコンポーネントを示している。ワイヤレス通信デバイス1414は、アクセス端末、移動局、ユーザ機器(UE)などとすることができる。ワイヤレス通信デバイス1414は、プロセッサ1403を含む。プロセッサ1403は、汎用シングルチップまたはマルチチップマイクロプロセッサ(例えば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラム可能ゲートアレイなどとすることができる。プロセッサ1403は、中央処理装置(CPU)と呼ばれることがある。図14のワイヤレス通信デバイス1414には、単一のプロセッサ1403しか示されていないが、代替構成では、プロセッサの組み合わせ(例えば、ARMとDSP)を使用することができる。
ワイヤレス通信デバイス1414は、メモリ1405も含む。メモリ1405は、電子情報を記憶することが可能な電子コンポーネントとすることができる。メモリ1405は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM内のフラッシュメモリデバイス、プロセッサとともに含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタなどとして具現することができ、それらの組み合わせを含む。
データ1407および命令1409は、メモリ1405内に記憶することができる。命令1409は、本明細書で開示された方法を実施するために、プロセッサ1403によって実行可能とすることができる。命令1409の実行は、メモリ1405内に記憶されたデータ1407の使用を必要とすることがある。プロセッサ1403が命令1409を実行するとき、命令の様々な部分1409aをプロセッサ1403上にロードすることができ、データの様々な部分1407aをプロセッサ1403上にロードすることができる。
ワイヤレス通信デバイス1414は、ワイヤレス通信デバイス1414への信号の送信およびワイヤレス通信デバイス1414からの信号の受信を可能にするために、送信機1411および受信機1413も含むことができる。送信機1411および受信機1413は、一括してトランシーバ1415と呼ばれることがある。第1のアンテナ1417aおよび第2のアンテナ1417bをトランシーバ1415に電気的に結合することができる。ワイヤレス通信デバイス1414は、(図示されていない)複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または追加のアンテナも含むことができる。
ワイヤレス通信デバイス1414の様々なコンポーネントは、1つまたは複数のバスによって互いに結合することができ、バスは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含むことができる。明瞭にするため、図14では、様々なバスは、バスシステム1419として示されている。
本明細書で説明された技法は、直交多重方式に基づいた通信システムを含む、様々な通信システムに対して使用することができる。そのような通信システムの例は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムなどを含む。OFDMAシステムは、直交周波数分割多重(OFDM)を利用し、OFDMは、全システム帯域幅を複数の直交サブキャリアに区分する変調技法である。これらのサブキャリアは、トーン、ビンなどとも呼ばれることがある。OFDMの場合、データを用いて、各サブキャリアを独立に変調することができる。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分散するサブキャリア上で送信が行われるインタリーブFDMA(IFDMA:interleaved FDMA)、隣接サブキャリアからなるブロック上で送信が行われる局所的FDMA(LFDMA:localized FDMA)、または隣接サブキャリアからなる複数のブロック上で送信が行われる高度FDMA(EFDMA:enhanced FDMA)を利用することができる。一般に、変調シンボルは、OFDMの場合は周波数領域で送信され、SC−FDMAの場合は時間領域で送信される。
「決定する」という言葉は、広範な行為を包含し、したがって、「決定する」は、算出すること、計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、検索すること(例えば、テーブル、データベース、または別のデータ構造を検索すること)、および確認することなどを含むことができる。また、「決定する」は、受け取ること(例えば、情報を受け取ること)、およびアクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含むことができる。また、「決定する」は、解決すること、選択すること、選出すること、および確立することなどを含むことができる。
「〜に基づく」という語句は、別途明示的に指摘されない限り、「にのみ基づく」を意味しない。言い換えると、「〜に基づく」という語句は、「〜にのみ基づく」と「〜に少なくとも基づく」の両方を言い表している。
「プロセッサ」という用語は、汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、および状態機械などを包含するものと広く解釈されるべきである。ある状況下では、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などを指すことができる。「プロセッサ」という用語は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成など、処理デバイスの組み合わせを指すことができる。
「メモリ」という用語は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子コンポーネントを包含するものと広く解釈されるべきである。メモリという用語は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラム可能リードオンリメモリ(PROM)、消去可能なプログラム可能リードオンリメモリ(EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能リードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光データ記憶、レジスタなど、様々なタイプのプロセッサ可読媒体を指すことができる。プロセッサがメモリから情報を読み取ることができ、および/またはメモリに情報を書き込むことができる場合、メモリは、プロセッサと電子通信していると言われる。プロセッサに統合されたメモリは、プロセッサと電子通信している。
「命令」および「コード」という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメントを含むものと広く解釈されるべきである。例えば、「命令」および「コード」という用語は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを指すことができる。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多数のコンピュータ可読ステートメントを備えることができる。
本明細書で説明された機能は、ハードウェアによって実行されているソフトウェアまたはファームウェアで実施することができる。機能は、1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶することができる。「コンピュータ可読媒体」または「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスできる任意の有形な記憶媒体を指す。限定することなく例を挙げると、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶、磁気ディスク記憶もしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる他の任意の媒体を備えることができる。本明細書で使用される場合、ディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピ(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、diskは、通常磁気的にデータを再生し、discは、レーザを用いて光学的にデータを再生する。
本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換することができる。言い換えると、ステップまたはアクションの特定の順序が、説明されている方法の適切な動作のために必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく、変更することができる。
さらに、図2、図8、および図10〜図11によって説明された方法など、本明細書で説明された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、デバイスによってダウンロードおよび/または他の方法で獲得できることを理解されたい。例えば、デバイスは、本明細書で説明された方法を実行するための手段の転送を容易にするために、サーバに結合することができる。代替として、本明細書で説明された様々な方法は、記憶手段をデバイスに結合または提供したときに、デバイスが様々な方法を獲得できるように、記憶手段(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)またはフロッピディスクなどの物理記憶媒体など)を介して提供することができる。
特許請求の範囲は、上で説明された通りの構成およびコンポーネントに限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されたシステム、方法、および装置の構成、動作、および細部に、様々な修正、変更、および変形を施すことができる。
以下出願当初に特許請求の範囲に記載されていた請求項を付記する。
(1)基地局による自己同期のための方法であって、
ワイヤレス通信デバイスにネットワーク情報を送信することと、ここで前記ネットワーク情報が第1の期間を示し、前記第1の期間が前記基地局によるサイレンスの期間であり、
前記第1の期間の間に同期信号を監視することを備え、ここで同期信号を監視することは送信を行わない、
自己同期のための方法。
(2)前記基地局が現在の階層を有し、前記方法は、第2の期間に同期信号を送信することを更に備え、ここで前記第2の期間が前記現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を送信するために指定されたスロットを備える、(1)に記載の方法。
(3)前記第1の期間が、前記現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を監視するために指定されたスロットを備える、(1)に記載の方法。
(4)前記ネットワーク情報が、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム宣言を備える、(1)に記載の方法。
(5)同期ノードから共通参照信号(CRS)を受信することであって、前記基地局が、トラッキングのために前記CRSを使用する、受信することをさらに備える、(4)に記載の方法。
(6)前記基地局が現在の階層を有し、前記方法が、前記現在の階層より上の階層のためのMBSFNとして宣言されたサブフレームにおいて共通参照信号(CRS)を送信することを更に備え、ここでMBSFNとして宣言された前記サブフレームが第2の期間を備える、(4)に記載の方法。
(7) 前記基地局が現在の階層を有し、前記方法が、前記現在の階層以下の階層のためのMBSFNとして宣言されたサブフレームにおいて共通参照信号(CRS)をトラッキングすることを更に備える、(4)に記載の方法。
(8)同期信号をサーチすることと、
前記同期信号が獲得されたかどうかを決定することと、
前記同期信号が獲得された場合、前記同期信号に基づいて、現在の階層を決定することと
をさらに備える、(1)に記載の方法。
(9)前記ネットワーク情報が、前記サイレンスの期間の間、不連続受信(DRX)モードに入るよう前記1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに命令するメッセージを備える、(1)に記載の方法。
(10)前記ネットワーク情報が、前記ワイヤレス通信デバイスのためのスリープ時間を備える、(9)に記載の方法。
(11)前記ネットワーク情報が、前記基地局が自己同期を実行しているときの1つまたは複数のサブフレームを識別することを備える、(1)に記載の方法。
(12)前記ネットワーク情報がサブフレームインデックスを備え、ここで前記サブフレームインデックスが、前記基地局が自己同期を実行しているときの1つまたは複数のサブフレームを暗黙的に示している、(1)に記載の方法。
(13)前記同期信号が、同期ソースによって送信される、(1)に記載の方法。
(14)同期信号を監視することが、同期ソースを時間トラッキングすることを備える、(1)に記載の方法。
(15)前記同期ソースを時間トラッキングしている間、周波数誤差補正を実行することをさらに備える、(14)に記載の方法。
(16)前記ネットワーク情報を送信することが、ディープフェードを模擬するために、電力を徐々に減少させ、次に前記電力を徐々に増加させることを備える、(1)に記載の方法。
(17)前記ネットワーク情報がスケジューリング情報を備え、ここで前記スケジューリング情報は、共通参照信号(CRS)が送信されていないサブフレーム内およびその周辺における前記ワイヤレス通信デバイスに対するスケジュールされた送信を備えていない、(1)に記載の方法。
(18)前記ネットワーク情報を送信することが、スロットの最後の2つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボル上のプライマリ同期信号(PSS)を使用して自己同期を達成しながら、同時に前記ワイヤレス通信デバイスに共通参照信号(CRS)を送信することを備える、(1)に記載の方法。
(19)前記ネットワーク情報を送信することが、スロットの最後の2つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボル上のセカンダリ同期信号(SSS)を使用して自己同期を達成しながら、同時に前記ワイヤレス通信デバイスに共通参照信号(CRS)を送信することを備える、(1)に記載の方法。
(20)前記基地局が、宅内進化型ノードB(HeNB)である、(1)に記載の方法。
(21)前記ワイヤレス通信デバイスが、レガシユーザ機器(UE)である、(1)に記載の方法。
(22)前記サイレンスの期間が、ネットワークによって調整される、(1)に記載の方法。
(23)自己同期のために構成されたワイヤレスデバイスであって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信するメモリと、
前記メモリ内に記憶された命令であって、前記命令は、前記プロセッサによって実行可能であり、
ワイヤレス通信デバイスにネットワーク情報を送信することと、ここで前記ネットワーク情報が第1の期間を示し、前記第1の期間が前記基地局によるサイレンスの期間であり、
前記第1の期間の間に同期信号を監視し、ここで同期信号を監視することは送信を行わないための、命令である
ワイヤレスデバイス。
(24)前記基地局が現在の階層を有し、ここで前記命令が、第2の期間において同期信号を送信することをさらに実行可能であり、前記第2の期間が前記現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を送信するために指定されたスロットを備える、
(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(25)前記第1の期間が、前記現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を監視するために指定されたスロットを備える、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(26)前記ネットワーク情報が、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム宣言を備える、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(27)前記命令が、同期ノードから共通参照信号(CRS)を受信することを更に実行可能であり、ここで前記ワイヤレスデバイスはトラッキングのために前記CRSを使用する、請求項26に記載のワイヤレスデバイス。
(28)前記ワイヤレスデバイスが現在の階層を有し、ここで前記命令が、前記現在の階層より上の階層のためのMBSFNとして宣言されたサブフレームにおいて共通参照信号(CRS)を送信することを更に実行可能であり、ここで、MBSFNとして宣言された前記サブフレームは第2の期間を備えている、(26)に記載のワイヤレスデバイス。
(29)前記ワイヤレスデバイスが現在の階層を有し、ここで前記命令が、前記現在の階層以下の階層のためのMBSFNとして宣言されたサブフレームにおいて共通参照信号(CRS)をトラッキングすることをさらに実行可能である、(26)に記載のワイヤレスデバイス。
(30)前記命令が、
同期信号をサーチすることと、
前記同期信号が獲得されたかどうかを決定することと、
前記同期信号が獲得された場合、前記同期信号に基づいて、現在の階層を決定することと
をさらに実行可能である、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(31)前記ネットワーク情報が、前記サイレンスの期間の間、不連続受信(DRX)モードに入るよう前記1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに命令するメッセージを備える、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(32)前記ネットワーク情報が、前記ワイヤレス通信デバイスのためのスリープ時間を備える、請求項31に記載のワイヤレスデバイス。
(33)前記ネットワーク情報が、前記ワイヤレスデバイスが自己同期を実行しているときの1つまたは複数のサブフレームを識別することを備える、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(34)前記ネットワーク情報がサブフレームインデックスを備え、ここで前記サブフレームインデックスは、前記ワイヤレスデバイスが自己同期を実行しているときの1つまたは複数のサブフレームを暗黙的に示す、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(35)前記同期信号が、同期ソースによって送信される、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(36)同期信号を監視することが、同期ソースを時間トラッキングすることを備える、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(37)前記命令が、前記同期ソースを時間トラッキングしている間、周波数誤差補正を実行することをさらに実行可能である、(36)に記載のワイヤレスデバイス。
(38)前記ネットワーク情報を送信することが、ディープフェードを模擬するために、電力を徐々に減少させ、次に前記電力を徐々に増加させることを備える、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(39)前記ネットワーク情報が、スケジューリング情報を備え、前記スケジューリング情報が、共通参照信号(CRS)が送信されないサブフレーム内およびその周辺において前記ワイヤレス通信デバイスへのスケジュールされた送信を備えない、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(40)前記ネットワーク情報を送信することが、スロットの最後の2つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボル上のプライマリ同期信号(PSS)を使用して自己同期を達成しながら、同時に前記ワイヤレス通信デバイスに共通参照信号(CRS)を送信することを備える、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(41)前記ネットワーク情報を送信することが、スロットの最後の2つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボル上のセカンダリ同期信号(SSS)を使用して自己同期を達成しながら、同時に前記ワイヤレス通信デバイスに共通参照信号(CRS)を送信することを備える、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(42)前記ワイヤレスデバイスが、宅内進化型ノードB(HeNB)である、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(43)前記ワイヤレス通信デバイスが、レガシユーザ機器(UE)である、(23)に記載のワイヤレスデバイス。
(44)前記サイレンスの期間が、ネットワークによって調整される、(1)に記載のワイヤレスデバイス。
(45)自己同期のために構成されたワイヤレスデバイスであって、
ワイヤレス通信デバイスにネットワーク情報を送信するための手段であって、前記ネットワーク情報が、第1の期間を示し、前記第1の期間が、基地局によるサイレンスの期間である、手段と、
前記第1の期間の間、同期信号を監視するための手段であって、同期信号の監視することは送信を行わない、手段と
を備えるワイヤレスデバイス。
(46)前記基地局が現在の階層を有し、前記ワイヤレスデバイスが、第2の期間において同期信号を送信するための手段であって、前記第2の期間が、前記現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を送信するために指定されたスロットを備えている手段をさらに備える、(45)に記載のワイヤレスデバイス。
(47)前記第1の期間が、前記現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を監視するために指定されたスロットを備える、請求項45に記載のワイヤレスデバイス。
(48)前記ネットワーク情報が、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム宣言を備える、(45)に記載のワイヤレスデバイス。
(49)基地局による自己同期のためのコンピュータプログラム製品であって、命令を有するコンピュータ可読媒体を備え、前記命令が、
ワイヤレス通信デバイスにネットワーク情報を送信するためのコードであって、前記ネットワーク情報が、第1の期間を示し、前記第1の期間が、基地局によるサイレンスの期間である、コードと、
前記第1の期間の間、同期信号を監視するためのコードであって、同期信号の監視が、送信しないことを備える、コードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
(50)前記基地局が、現在の階層を有し、前記命令が、第2の期間において同期信号を送信するためのコードであって、前記第2の期間が、前記現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を送信するために指定されたスロットを備える、コードをさらに備える、(49)に記載のコンピュータプログラム製品。
(51)前記第1の期間が、前記現在の階層以下の階層を有する基地局が同期信号を監視するために指定されたスロットを備える、(49)に記載のコンピュータプログラム製品。
(52)前記ネットワーク情報が、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム宣言を備える、(49)に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (2)

  1. 基地局による自己同期のための方法であって、
    ワイヤレス通信デバイスにネットワーク情報を送信することと、ここで前記ネットワーク情報が第1の期間を示し、前記第1の期間が前記基地局によるサイレンスの期間であり、
    前記ネットワーク情報が、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワークサブフレーム宣言を備え、そして前記基地局が現在の階層を有し、
    前記第1の期間の間に同期信号を監視することを備え、ここで同期信号を監視することは送信を行わない、
    前記現在の階層より上の階層のためのマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワークとして宣言されたサブフレームにおいて共通参照信号を送信することを備え、ここでマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワークとして宣言された前記サブフレームが第2の期間を備える、方法。
  2. 自己同期のために構成されたワイヤレスデバイスであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信するメモリと、
    前記メモリ内に記憶された命令であって、前記命令は、前記プロセッサによって実行可能であり、
    ワイヤレス通信デバイスにネットワーク情報を送信することと、ここで前記ネットワーク情報が第1の期間を示し、前記第1の期間が前記基ワイヤレスデバイスによるサイレンスの期間であり、前記ワイヤレスデバイスが現在の階層を有し、
    前記第1の期間の間に同期信号を監視することと、ここで同期信号を監視することは送信を行わない、
    前記現在の階層より上の階層のためのマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワークとして宣言されたサブフレームにおいて共通参照信号を送信すること、行わせる命令であり、ここで、マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットとして宣言された前記サブフレームは第2の期間を備えている、ワイヤレスデバイス。
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