JP5760932B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
言い換えると、前記補正制御手段は、前記エンジンが停止しているか否かを判定し、前記エンジンが停止していると判定したら、前記電動機制御手段に前記エンジンの通路内の空気(吸気や排気)を一掃させた上で(前記通路内を掃気させた上で)、前記空燃比センサの基準値補正を実施することを特徴としている。
(3)前記排気通路に排気浄化装置が介装され、前記排気系空燃比センサ及び前記排気系圧力センサは、前記排気浄化装置の上流側に設けられることが好ましい。
(5)前記排気通路に排気浄化装置が介装され、前記排気通路に設けられたタービンを排気圧で回転させ、その回転力を利用して前記吸気通路に設けられたコンプレッサを駆動するターボチャージャを備えることが好ましい。前記還流通路は、前記排気浄化装置の下流側の前記排気通路と前記コンプレッサよりも上流側の前記吸気通路とを連通する第一還流通路と、前記タービンよりも上流側の前記排気通路と前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路とを連通する第二還流通路とから構成されることが好ましい。また、前記吸気系空燃比センサは、前記コンプレッサよりも下流側であって、かつ、前記吸気通路と前記第二還流通路との接続部よりも上流側に配設される第一の空燃比センサと、前記吸気通路と前記第二還流通路との接続部よりも下流側に配設される第二の空燃比センサとを含んで構成されることが好ましい。さらに、前記補正制御手段は、前記エンジンが停止していると判定したら前記還流ガス制御手段に前記第一還流通路及び前記第二還流通路を流通する各還流ガスを遮断させることが好ましい。
(6)前記吸気通路と前記第二還流通路との接続部よりも下流側に配設され、前記吸気通路の圧力を検出する吸気系圧力センサを備え、前記補正制御手段が、前記吸気系圧力センサで検出された前記吸気通路の圧力が大気圧と同等であれば前記吸気系空燃比センサの基準値補正を実施することが好ましい。
(8)前記電動機が、車両の駆動源として用いられる駆動用電動機であり、前記車両が、少なくとも前記エンジン及び前記電動機の一方を駆動源として走行可能なハイブリッド車であることが好ましい。
[1.装置構成]
本実施形態の制御装置は、外部からエンジンを機械的に駆動するための駆動力を付与可能なシステム(電動アシストシステム)を有するディーゼルエンジン(エンジン)に適用される。ここでは、エンジンに駆動力を付与して電動アシストする電動機が、車両の駆動源として用いられる駆動用電動機である。つまり、車両は、少なくともエンジン及び電動機の一方を駆動源として走行可能なハイブリッド車である。
したがって、クラッチ43が接続されているときには、エンジン1の出力軸1aと電動機34の回転軸34aの双方が駆動輪47と機械的に接続され、クラッチ43が切断されているときには、電動機34の回転軸34aのみが駆動輪47と機械的に接続された状態となる。
エンジンECU35には、上記の基準値補正を実施するための機能要素として、アイドルストップ制御部35a,開閉制御部35b,モータ制御部35c及び補正制御部35dが設けられる。
次に、図4を用いて、エンジンECU35の補正制御部35d実施される空燃比センサ25,26及び27の基準値補正の手順の例を説明する。このフローチャートは所定の周期で動作する。また、下記の各ステップは、コンピュータのハードウェアに割り当てられた各機能(手段)が、ソフトウェア(コンピュータプログラム)によって動作することによって実施される。
ドライバによる車両のイグニッションスイッチ(IG_SW)のオン操作が行われると、図4に示す制御フローがスタートする。
したがって、本制御装置によれば、エンジン1が停止しているときに電動機34を所定時間作動させることにより、エンジン1の吸排気系の排気を掃気することができ、吸排気系と大気とを同等の状態にすることができる。また、エンジン1が停止しているので、吸排気系の圧力も大気圧と同等である。この状態で空燃比センサ25,26及び27の基準値補正を実施するため、簡素な構成で精度よく補正を実施することができる。
さらにこのとき、吸気系圧力センサ28で吸気通路12の圧力を実際に検出して、大気圧センサ30で検出した大気圧と同等であるか否かを確認し、同等であれば吸気系空燃比センサ25,26の基準値補正を実施するため、より精度よく吸気系空燃比センサ25,26の補正を実施することができる。
また、電動機34が駆動用電動機であり、電動機34のみでも走行可能なハイブリッド車40に適用されているため、車両40の走行中であってもエンジン1が停止していれば空燃比センサ25,26及び27の基準値補正を実施することができる。つまり、空燃比センサ25,26及び27の基準値補正を実施できる頻度が増加し、空燃比センサ25,26及び27の計測精度が高い状態を維持することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
上記実施形態では、基準値補正を実施するか否かを判定するときに、まず走行距離によって判断しているが、走行距離にかかわらず、補正を実施できる条件が成立したときは常に補正をするように構成してもよい。この場合、空燃比センサ25,26及び27の計測精度を高い状態により維持することができる。
また、エンジン1が停止していると判定してから電動機34を作動させる所定時間は、予め設定された固定値としてもよい。
また、本制御装置によって基準値補正を行う対象となる空燃比センサは、上記したような酸素濃度にほぼ比例した出力を検出するリニア空燃比センサでなくてもいい。また、空燃比センサは、酸素濃度を検出するものでなくてもよい。少なくとも、燃焼反応に係る気体の物質量を測定可能なものであればよく、例えば二酸化炭素濃度を検出することで空燃比を検出するようなセンサであってもよい。つまり、空燃比センサとは、酸素濃度を検出するものに限られず、基準値補正も酸素濃度の基準値補正に限られない。
12 吸気通路
16 排気通路
19 第一還流通路(還流通路)
20 第一制御弁(還流ガス制御手段)
22 第二還流通路(還流通路)
23 第二制御弁(還流ガス制御手段)
25,26 吸気系空燃比センサ(空燃比センサ)
27 排気系空燃比センサ(空燃比センサ)
28 吸気系圧力センサ
29 排気系圧力センサ
30 大気圧センサ
34 電動発電機(電動機)
35 エンジンECU
35a アイドルストップ制御部(アイドルストップ制御手段)
35b 開閉制御部(還流ガス制御手段)
35c モータ制御部(電動機制御手段)
35d 補正制御部(補正制御手段)
40 車両(ハイブリッド車)
Claims (8)
- 少なくとも燃焼を伴うことなくエンジンを機械的に駆動するための駆動力を付与可能な電動機を有するエンジンと、前記エンジンの排気通路に配設された排気系空燃比センサを含む吸排気系の空燃比センサとを備えたエンジンの制御装置であって、
前記排気通路の圧力を検出する排気系圧力センサと、
前記電動機を制御する電動機制御手段と、
前記エンジンの停止時に前記電動機制御手段に前記電動機を作動させ、所定時間経過後に前記電動機を停止させて前記空燃比センサの基準値補正を実施する補正制御手段とを備え、
前記補正制御手段が、前記所定時間経過後に前記排気系圧力センサで検出された前記排気通路の圧力が大気圧と同等であれば前記排気系空燃比センサの基準値補正を実施する
ことを特徴とする、エンジンの制御装置。 - 前記エンジンが搭載される車両には大気圧を検出する大気圧センサが設けられ、
前記補正制御手段は、前記大気圧センサにより前記車両が走行している場所の大気圧を検出する
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンの制御装置。 - 前記排気通路に排気浄化装置が介装され、
前記排気系空燃比センサ及び前記排気系圧力センサは、前記排気浄化装置の上流側に設けられる
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のエンジンの制御装置。 - 前記エンジンの排気通路と吸気通路とを連通する排気還流用の還流通路と、前記還流通路を流通する還流ガス量を制御する還流ガス制御手段とを備え、
前記空燃比センサが、前記吸気通路と前記還流通路との接続部よりも下流側の前記吸気通路に配設された吸気系空燃比センサを含み、
前記補正制御手段が、前記エンジンが停止していると判定したら前記還流ガス制御手段に前記還流ガス量を減少させる
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジンの制御装置。 - 前記排気通路に排気浄化装置が介装され、
前記排気通路に設けられたタービンを排気圧で回転させ、その回転力を利用して前記吸気通路に設けられたコンプレッサを駆動するターボチャージャを備え、
前記還流通路は、前記排気浄化装置の下流側の前記排気通路と前記コンプレッサよりも上流側の前記吸気通路とを連通する第一還流通路と、前記タービンよりも上流側の前記排気通路と前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路とを連通する第二還流通路とから構成され、
前記吸気系空燃比センサは、前記コンプレッサよりも下流側であって、かつ、前記吸気通路と前記第二還流通路との接続部よりも上流側に配設される第一の空燃比センサと、前記吸気通路と前記第二還流通路との接続部よりも下流側に配設される第二の空燃比センサとを含んで構成され、
前記補正制御手段は、前記エンジンが停止していると判定したら前記還流ガス制御手段に前記第一還流通路及び前記第二還流通路を流通する各還流ガスを遮断させる
ことを特徴とする、請求項4に記載のエンジンの制御装置。 - 前記吸気通路と前記第二還流通路との接続部よりも下流側に配設され、前記吸気通路の圧力を検出する吸気系圧力センサを備え、
前記補正制御手段が、前記吸気系圧力センサで検出された前記吸気通路の圧力が大気圧と同等であれば前記吸気系空燃比センサの基準値補正を実施する
ことを特徴とする、請求項5に記載のエンジンの制御装置。 - 前記補正制御手段が、前回の前記空燃比センサの基準値補正終了後から走行した距離が予め設定された所定距離以上であれば前記基準値補正を実施する
ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のエンジンの制御装置。 - 前記電動機が、車両の駆動源として用いられる駆動用電動機であり、
前記車両が、少なくとも前記エンジン及び前記電動機の一方を駆動源として走行可能なハイブリッド車である
ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のエンジンの制御装置。
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