JP5758021B1 - 車両用平板型スピーカ及びそれを有する車両用オーディオシステム - Google Patents

車両用平板型スピーカ及びそれを有する車両用オーディオシステム Download PDF

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Abstract

【課題】車両内に設置されたスピーカから発生する音響の音質を向上させ、音響間の干渉を最小限に抑え、出力が低くても高音質の音響を実現することのできる、車両用オーディオシステムを提供する。【解決手段】本発明による車両用オーディオシステムの車両用平板型スピーカは、フレーム10、磁石部20、振動部30、コイル部35及び第1取付部材55を含む。磁石部20は、フレーム10に内蔵され、遊動空間を有する。振動部30は、磁石部20の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する。コイル部35は、振動部30の一側に結合され、振動部30を振動させる。第1取付部材55は、一側が振動部30の他側に結合され、他側が車両のピラー80に結合される。【選択図】図1C

Description

本発明は、スピーカに関し、特に、車両用平板型スピーカ及びそれを有する車両用オーディオシステムに関する。
従来の車両用オーディオシステムにおいては、複数のピストン型スピーカ(1つのメインスピーカ及び複数のサブスピーカ)を車両内部の前面、側面、後面などに設置し、ピストン型スピーカの音量を調整又は調和させることで最適な音響を実現する。
特開2002−78052号公報
従来の車両用オーディオシステムにおいては、サブスピーカにより音響の調和を作り出すが、サブスピーカもピストン型スピーカであるので、出力される音響間に干渉が生じて音質が低下し、特定の周波数帯域では出力が大きく低下することもあった。また、出力を高めるとしても、高音質の音響を実現するのには限界があった。
本発明は、このような従来の車両用オーディオシステムにおける音質最適化の限界を克服するためのものであり、車両内に設置されたスピーカから発生する音響の音質を向上させ、音響間の干渉を最小限に抑え、出力が低くても高音質の音響を実現することのできる、車両用オーディオシステムを提供することを目的とする。
また、本発明は、車両の内部構成を十分に活用することのできる、車両用オーディオシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、フレーム、磁石部、振動部、コイル部及び第1取付部材を含む。
前記磁石部は、前記フレームに内蔵され、その内部に上下方向の遊動空間を有する。
前記振動部は、前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する。
前記コイル部は、前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させる。
前記第1取付部材は、一側が前記振動部の他側に結合され、他側が車両のピラーに結合される。
本発明の一態様による車両用平板型スピーカは、結合補強部材をさらに含んでいる。前記結合補強部材は、一側が前記振動部の他側に結合され、他側が前記第1取付部材の一側に結合され、前記振動部の幅よりも広い幅を有する。
本発明の一態様による車両用平板型スピーカは、複数の結合部材及び前記各結合部材に結合される第2取付部材をさらに含んでいる。前記結合部材は、前記フレームから前記ピラーの方向に突設される。前記第2取付部材は、一側が前記結合部材に結合され、他側が前記ピラーに結合される。
本発明の他の態様による車両用オーディオシステムは、第1増幅部、第2増幅部、ピストン型スピーカ及び平板型スピーカを含む。
前記第1増幅部は、入力オーディオ信号を第1割合で増幅して前記ピストン型スピーカに出力する。ここで、前記ピストン型スピーカは、車両に設置されている複数のウーファーであってもよい。
前記第2増幅部は、入力オーディオ信号を第2割合で増幅して前記平板型スピーカに出力する。ここで、前記平板型スピーカは、フレーム、磁石部、振動部、コイル部及び第1取付部材を含む。前記磁石部は、前記フレームに内蔵され、遊動空間を有する。前記振動部は、前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する。前記コイル部は、前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させる。前記第1取付部材は、一側が前記振動部の他側に結合され、他側が車両のピラーに結合される。
本発明の他の態様による車両用オーディオシステムにおいて、前記第1割合及び前記第2割合は、前記ピストン型スピーカの出力音量が前記平板型スピーカの出力音量よりも大きいものである。
一方、本発明の他の態様による車両用オーディオシステムは、出力制御部をさらに含んでいる。前記出力制御部は、前記ピストン型スピーカの出力音量が前記平板型スピーカの出力音量よりも大きくなるように、前記第1割合及び前記第2割合を調整する。
本発明の他の態様による車両用オーディオシステムにおいて、前記ピストン型スピーカの出力音量と前記平板型スピーカの出力音量との差は、1〜10デシベル(dB)内で調整される。
すなわち、本発明は、車両用平板型スピーカにおいて、
フレームと、
前記フレームに内蔵され、遊動空間を有する磁石部と、
前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する振動部と、
前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させるコイル部と、
一側が前記振動部の他側に結合され他側が車両のピラーに結合される、前記振動部と車両のピラーとの結合力を高めるよう振動部の端面幅よりも広い端面幅を有する結合補強部材を有し、該結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面には、一側が該開放面に結合され、他側が車両のピラーに結合される接着材状の第1取付部材が取り付けられ、該第1取付部材を介して前記振動部と車両のピラーとを前記結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面において結合可能としてなり、
前記フレームからは前記車両のピラー方向に突設される結合部材が複数個設けられ、該結合部材には、一側が結合部材の平面状開放面に結合され、他側が前記車両のピラーに結合される接着材状の第2取付部材が取り付けられ、該第2取付部材を介して前記フレームと車両のピラーとを複数結合部材の平面状開放面において結合可能とした、
ことを特徴とし、
または、
ピストン型スピーカと平板型スピーカとを有する車両用オーディオシステムにおいて、
入力オーディオ信号を第1割合で増幅してピストン型スピーカに出力する第1増幅部と、
前記入力オーディオ信号を第2割合で増幅して平板型スピーカに出力する第2増幅部とを含み、
前記第1割合及び前記第2割合は、アンプ制御部により前記ピストン型スピーカの出力音量レベルが前記平板型スピーカの出力音量レベルよりも10デシベル(dB)の範囲まで高く、好ましくは2〜8デシベル(dB)高くなるよう制御してなり、
前記平板型スピーカは、
フレームと、
前記フレームに内蔵され、遊動空間を有する磁石部と、
前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する振動部と、
前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させるコイル部と、
一側が前記振動部の他側に結合され他側が車両のピラーに結合される、前記振動部と車両のピラーとの結合力を高めるよう振動部の端面幅よりも広い端面幅を有する結合補強部材を有し、該結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面には、一側が該開放面に結合され、他側が車両のピラーに結合される接着材状の第1取付部材が取り付けられ、該第1取付部材を介して前記振動部と車両のピラーとを前記結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面において結合可能としてなり、
前記フレームからは前記車両のピラー方向に突設される結合部材が複数個設けられ、該結合部材には、一側が結合部材の平面状開放面に結合され、他側が前記車両のピラーに結合される接着材状の第2取付部材が取り付けられ、該第2取付部材を介して前記フレームと車両のピラーとを複数結合部材の平面状開放面において結合可能とし、
前記車両ピラーのランダム振動により音を生成し、可聴周波数帯域でのピストン型スピーカの音響を補完して音質全体を改善してなる、
ことを特徴とし、
または、
ピストン型スピーカと平板型スピーカとを有する車両用オーディオシステムにおいて、
入力オーディオ信号を第1割合で増幅してピストン型スピーカに出力するプリアンプ及びメインアンプと、
前記メインアンプよりピストン型スピーカに出力される入力オーディオ信号から分岐して、同じ周波数特性を有する入力オーディオ信号を入力し、増幅する平板用サブアンプと、を有し、
ピストン型スピーカと平板型スピーカからの双方の出力で最適な音響調和が実現できるよう、前記平板用サブアンプの増幅レベルを設定した後は、前記メインアンプの増幅調整のみでピストン型スピーカと平板型スピーカの出力調整ができてなり、
前記平板型スピーカは、
フレームと、
前記フレームに内蔵され、遊動空間を有する磁石部と、
前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する振動部と、
前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させるコイル部と、
一側が前記振動部の他側に結合され他側が車両のピラーに結合される、前記振動部と車両のピラーとの結合力を高めるよう振動部の端面幅よりも広い端面幅を有する結合補強部材を有し、該結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面には、一側が該開放面に結合され、他側が車両のピラーに結合される接着材状の第1取付部材が取り付けられ、該第1取付部材を介して前記振動部と車両のピラーとを前記結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面において結合可能としてなり、
前記フレームからは前記車両のピラー方向に突設される結合部材が複数個設けられ、該結合部材には、一側が結合部材の平面状開放面に結合され、他側が前記車両のピラーに結合される接着材状の第2取付部材が取り付けられ、該第2取付部材を介して前記フレームと車両のピラーとを複数結合部材の平面状開放面において結合可能とし、
前記平板型スピーカは、車両ピラーのランダム振動により音を生成し、可聴周波数帯域でのピストン型スピーカの音響を補完して音質全体を改善してなる、
ことを特徴とし、
または、
ピストン型スピーカと平板型スピーカとを有する車両用オーディオシステムにおいて、
入力オーディオ信号を第1割合で増幅してピストン型スピーカに出力するプリアンプ及びメインアンプと、
前記メインアンプよりピストン型スピーカに出力される入力オーディオ信号から分岐して、同じ周波数特性を有する入力オーディオ信号を入力し、増幅する平板用サブアンプと、前記同じ周波数特性を有する入力オーディオ信号を入力する平板用イコライザとを有し、
ピストン型スピーカと平板型スピーカの間で最適な音響の調和が実現できるよう、前記平板用サブアンプの増幅レベルを設定した後、前記メインアンプの増幅調整のみでピストン型スピーカと平板型スピーカの出力調整ができ、
前記平板用イコライザでは、前記車両ピラーの素材の違いによる周波数範囲の違いを調整できてなり、
前記平板型スピーカは、
フレームと、
前記フレームに内蔵され、遊動空間を有する磁石部と、
前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する振動部と、
前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させるコイル部と、
一側が前記振動部の他側に結合され他側が車両のピラーに結合される、前記振動部と車両のピラーとの結合力を高めるよう振動部の端面幅よりも広い端面幅を有する結合補強部材を有し、該結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面には、一側が該開放面に結合され、他側が車両のピラーに結合される接着材状の第1取付部材が取り付けられ、該第1取付部材を介して前記振動部と車両のピラーとを前記結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面において結合可能としてなり、
前記フレームからは前記車両のピラー方向に突設される結合部材が複数個設けられ、該結合部材には、一側が結合部材の平面状開放面に結合され、他側が前記車両のピラーに結合される接着材状の第2取付部材が取り付けられ、該第2取付部材を介して前記フレームと車両のピラーとを複数結合部材の平面状開放面において結合可能とし、
前記平板型スピーカは、車両ピラーのランダム振動により音を生成し、可聴周波数帯域でのピストン型スピーカの音響を補完して音質全体を改善してなる、
ことを特徴とし、
または、
前記平板用サブアンプ及び平板用イコライザをあらかじめ車種の種類や周辺騒音の程度にあわせてあらかじめ調整しておき、以後、プリアンプ、メインアンプの増幅調整のみで最適な音響調和が実現できる、
ことを特徴とするものである。
本発明による平板型スピーカによれば、平板型スピーカを車両のピラー、例えばフロントピラーに設置してピラーを振動板として用いるので、平板型スピーカの設置が簡単であり、設置コストも大幅に低減することができる。
また、本発明による平板型スピーカを有する車両用オーディオシステムによれば、可聴周波数範囲での音質が大きく改善され、出力が低くても高音質の音響を感じることがでる。その結果、車両内に設置されたウーファーの数が少ない場合や音質が劣る場合であっても、平板型スピーカの同時使用により、車両用オーディオシステムの音質を大きく改善することができる。
本発明による平板型スピーカの斜視図である。 本発明による平板型スピーカの斜視図である。 本発明による平板型スピーカの断面図である。 本発明による平板型スピーカを車両のピラーに結合した状態を示す斜視図である。 本発明による平板型スピーカを車両のピラーに結合した状態を示す断面図である。 本発明による平板型スピーカを有する車両用オーディオシステムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明による平板型スピーカを有する車両用オーディオシステムの第2実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明による平板型スピーカを有する車両用オーディオシステムの第3実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明による平板型スピーカを有する車両用オーディオシステムの第4実施形態の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1A及び図1Bは本発明による平板型スピーカの斜視図であり、図1Cは本発明による平板型スピーカの断面図である。
図1A〜図1Cに示すように、本発明による平板型スピーカは、フレーム10、磁石部20、振動部30、ダンパ31、コイル部35、結合補強部材50、第1取付部材55、結合部材60、第2取付部材65などを含む。
フレーム10は、磁石部20、振動部30、コイル部35などの外部を囲み、平板型スピーカの外形を構成する。フレーム10の材質としては、強化プラスチック、金属などを用いることができる。
磁石部20は、その内部に遊動空間を有する。前記遊動空間は、下方に凹んだ円形の切欠凹部で構成されてもよい。前記遊動空間には、振動部30の一部及びコイル部35が挿入される。
磁石部20としては、永久磁石を用いてもよい。磁石部20の材料としては、アルニコ、フェライト、ネオジム(NdFeB)などを用いることができる。特に、ネオジムは、小型であっても強い磁場を形成することができ、機械的強度が高いため破損しにくい。ネオジムは、磁石部20の体積を減少させて平板型スピーカ全体の体積を減少させることができるので、平板型スピーカを車両内部などのように狭い空間に搭載する際に有用である。
振動部30は、その一部が磁石部20の遊動空間に遊動可能に挿入される。振動部30は、コイル部35の動きと同じ方向に遊動し、コイル部35の振幅分だけ上下運動する。振動部30は、音を生成する中核部分であって、軽量の薄膜材質で構成されるが、紙、プラスチック、合金素材などを用いることができる。紙は柔らかく温かい音質の音を生成し、プラスチック、金属などは硬質で冷たい音質の音を生成する。
ダンパ31は、振動部30の保護部材であって、一種のばねの役割を果たす。すなわち、ダンパ31は、振動部30及びコイル部35が過度に振動して異常音を発生することを防止する。ダンパ31は、弾性を有し、クモの巣状に形成されてもよい。ダンパ31は、例えばシワをつけた黄色の綿糸などで構成されてもよい。
コイル部35は、音再生信号(電気信号)が流れる部分である。コイル部35は、振動部30の中心部に接合されており、その一部は磁石部20に内蔵される。アンプで形成された音再生信号がコイル部35を通過する際に、磁石部20の磁場によりコイル部35が上下方向に遊動し、このとき、一側がコイル部35に結合された振動部30も同じ方向に遊動する。
結合補強部材50は、振動部30の端部を車両のピラー80(図2A及び図2B参照)に取り付ける際に、その結合力を高めるためのものであって、振動部30の端部の端面よりも広い幅を有するように構成される。例えば、結合補強部材50は、中空円環状に形成されてもよい。
結合補強部材50は、振動部30の端部に接着材などにより結合されてもよく、振動部30と一体に構成されてもよい。
第1取付部材55は、一種の接着材であって、一側が結合補強部材50の開放面に結合され、他側が車両のピラー80に結合される。
第1取付部材55としては、両面テープを用いることができるが、この場合、第1取付部材55の開放面には紙などの保護カバー70が貼り付けられてもよい。
結合部材60は、複数の突出部で構成されてもよく、一体に形成された1つの突出部で構成されてもよい。結合部材60は、振動部30の側方及びフレーム10の前方、すなわちピラー80の方向に突出するように構成される。結合部材60の高さは、振動部30の突出高さに対応するように設定されてもよい。また、振動部30に結合補強部材50が結合された場合、結合部材60の高さは、振動部30及び結合補強部材50の突出高さに対応するように設定されてもよい。
結合部材60は、フレーム10に別体として結合されてもよく、フレーム10と一体に構成されてもよい。
第2取付部材65は、一種の接着材であって、結合部材60の開放面に結合される。なお、第2取付部材65の構成については、前述した第1取付部材55と同一又は類似であるので、詳細な説明は省略する。
図2A及び図2Bは本発明による平板型スピーカを車両のピラーに結合した状態を示す斜視図及び断面図である。
ピラー80は、車両の屋根を支えると共に車両の剛性及び安全性を向上させるための車両部品であって、略垂直方向に結合される。ピラー80は、車両の種類や仕様によってその形態が様々である。ピラー80は、前面ガラスと側面ガラスとの間に取り付けられるフロントピラー、前方ドアと後方ドアとの間に取り付けられるセンターピラー、及び後面ガラスと側面ガラスとの間に取り付けられるリアピラーの3つに分けられる。
本発明による平板型スピーカは、フロントピラーに設置されることが好ましい。この場合、第1取付部材55もフロントピラーに貼り付けられるが、詳細には、フロントピラーの鉄構造物(柱)よりは、当該鉄構造物を囲むピラー仕上げ材に貼り付けられる。ここで、前記ピラー仕上げ材は、プラスチック材からなるようにしてもよい。
ピラー80は、第1取付部材55又は第1取付部材55と補強結合部材60を介して振動部30に結合され、振動部30の振動により振動して音を生成する振動板として機能する。
図3A〜図3Dは本発明による平板型スピーカを有する車両用オーディオシステムの第1〜第4実施形態の構成を示すブロック図である。
まず、図3Aに示す第1実施形態による車両用オーディオシステムにおいては、個別のアンプを用いて各スピーカの出力レベルを調整する。
図3Aに示すように、第1実施形態による車両用オーディオシステムは、ピストン用アンプ110、ピストン型スピーカ112、平板用アンプ120、平板型スピーカ122、出力レベル比較部130、アンプ制御部140などを含む。
ピストン用アンプ110は、入力されるオーディオ信号を所定の割合で増幅又は減幅する。ピストン用アンプ110は、増幅又は減幅の割合を決定する制御信号をアンプ制御部140から受信する。
ピストン型スピーカ112は、オーディオ信号を音響に変換する。ここで、ピストン型スピーカ112は、ウーファーが前後方向にピストン運動して音を放射する構成を有するものであって、車両に既に設置されているウーファーをそのまま用いることができる。
平板用アンプ120は、入力されるオーディオ信号を所定の割合で増幅又は減幅する。平板用アンプ120は、増幅又は減幅の割合を決定する制御信号をアンプ制御部140から受信する。
平板型スピーカ122は、オーディオ信号を音響に変換する。ここで、平板型スピーカ122としては、前述した図1A〜図2Bの平板型スピーカを用いる。平板型スピーカ122は、ピラー80のランダム振動により音を生成し、可聴周波数帯域でのピストン型スピーカ112の音響を補完して音質全体を改善する。
出力レベル比較部130は、ピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号のレベル及び平板型スピーカ122に入力されるオーディオ信号のレベルをそれぞれ抽出し、これら2つのオーディオ信号のレベルを比較し、その結果をアンプ制御部140に送信する。ここでは、出力レベル比較部130が2つのオーディオ信号のレベルを比較してその結果をアンプ制御部140に送信する場合を説明したが、出力レベル比較部130は、検出された2つのオーディオ信号のレベル値をそのままアンプ制御部140に送信するようにしてもよく、この場合、アンプ制御部140が2つのオーディオ信号のレベルを比較し、その結果に基づく制御信号をピストン用アンプ110又は平板用アンプ120に送信するようにする。
アンプ制御部140は、ピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号のレベルと平板型スピーカ122に入力されるオーディオ信号のレベルとの比較結果を出力レベル比較部130から受信する。ここで、ピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号のレベルが平板型スピーカ122に入力されるオーディオ信号のレベル以下の場合、アンプ制御部140は、ピストン用アンプ110に増幅制御信号を送信するか、又は平板用アンプ120に減幅制御信号を送信することにより、ピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号のレベルが平板型スピーカ122に入力されるオーディオ信号のレベルより高く維持されるように制御する。ここで、ピストン型スピーカ112と平板型スピーカ122とにより合成される音響は、ピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号のレベルが平板型スピーカ122に入力されるオーディオ信号のレベルより1〜10デシベル(dB)、好ましくは2〜8デシベル(dB)高い場合に最適な音響として実現される。
アンプ制御部140は、出力レベル比較部130からの比較結果を所定の割合で加減し、レベル差を補正する。一般に、スピーカに入力される出力信号のレベルが高くなると、スピーカから出力される音量が大きくなる。しかし、同じピストン型スピーカであっても、スピーカの種類、大きさ、インピーダンスなどによって実際の音量レベルが異なる。特に、平板型スピーカは、ピストン型スピーカに比べて効率が低いため、入力される出力信号の大きさが同じであっても所望の音量が得られないことがある。よって、アンプ制御部140は、出力レベル比較部130からの比較結果をそのまま用いるのではなく、ピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号のレベルを所定の割合で低くするか、又は平板型スピーカ122に入力されるオーディオ信号のレベルを所定の割合で高くすることにより、ピストン型スピーカ112及び平板型スピーカ122の音響を聞くときに実際に感じる音量が反映されるようにすることが好ましい。
次に、図3Bに示す第2実施形態による車両用オーディオシステムは、メインアンプからピストン型スピーカに送信されるオーディオ信号を分岐して平板型スピーカに送信するサブアンプを備える。
図3Bに示す第2実施形態による車両用オーディオシステムは、メインアンプ420から出力されてピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号を分岐して平板型スピーカ122に入力する構成を有し、平板型スピーカ122の音量レベルを調整する平板用サブアンプ430をさらに備える。
図3Bに示すように、第2実施形態による車両用オーディオシステムは、プリアンプ410、メインアンプ420、ピストン型スピーカ112、平板用サブアンプ430、平板型スピーカ122などを含む。
プリアンプ410は、入力されるオーディオ信号を所定の割合で増幅する。
メインアンプ420は、プリアンプ410から出力されるオーディオ信号を所定の割合で増幅し、ピストン型スピーカ112に送信する。プリアンプ410から出力されるオーディオ信号のレベルが一般的に低く、また、ピストン型スピーカ112の容量や聴取者の趣向に応じてオーディオ信号の出力レベルを再び調整する必要があるので、メインアンプ420は、ピストン型スピーカ112の出力音量を最終的に調整する役割を果たす。
平板用サブアンプ430は、メインアンプ420から出力されてピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号から分岐したオーディオ信号を受信する。分岐して平板用サブアンプ430に入力されるオーディオ信号は、メインアンプ420からピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号と同じ周波数特性を有する同じオーディオ信号である。このように、メインアンプ420からピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号を分岐して平板用スピーカ122の入力オーディオ信号として用いることは、理想的な条件で、ピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号と平板型スピーカ122に入力されるオーディオ信号とが同じ周波数特性を有する場合、ピストン型スピーカ112と平板型スピーカ122との間で最適な音響の調和を実現できるからである。また、このように、ピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号から分岐したオーディオ信号を平板用スピーカ122の入力オーディオ信号として用いる場合、平板用サブアンプ430のレベルが一定に設定されていると、メインアンプ420のレベル調整によって平板型スピーカ122の出力レベルも連動して自動で変化するので、平板用サブアンプ430のレベルを別途調整する必要がなくなる。当然ながら、メインアンプ420のレベルが調整される過程で、ピストン型スピーカ112の出力音量と平板型スピーカ122の出力音量がメインアンプ420のレベルに比例して調整されない場合があり得るが、この場合は、平板用サブアンプ430のレベルを別途調整する必要がある。
次に、図3Cに示す第3実施形態による車両用オーディオシステムは、図3Bに示す第2実施形態による車両用オーディオシステムに平板用イコライザがさらに備えられた例である。
平板用イコライザ440は、メインアンプ420から出力されてピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号から分岐して平板型スピーカ122に入力されるオーディオ信号の音色(トーン)を調整する。平板用イコライザ440は、平板用サブアンプ430とは別体として備えられてもよく、平板型サブアンプ443と一体に構成されてもよい。
このように、平板型スピーカ122のための平板用イコライザ440を別途備えることは、ピラー80の内部面を平板型スピーカ122の一部として用いるからである。ピラー80の素材は車種毎に異なり、それにより、サウンドエキサイタに同じ周波数特性のオーディオ信号を送っても、ピラー80の素材の違いにより再生周波数の範囲が異なることがある。よって、サウンドエキサイタに送られるオーディオ信号の音色を調整する平板用イコライザ440を備える必要がある。
図3Cに示す第3実施形態による車両用オーディオシステムにおいて、平板用イコライザ440を除く残りの構成については、図3Bに示す第2実施形態による車両用オーディオシステムと同様であるので、その説明を省略する。
次に、図3Dに示す第4実施形態による車両用オーディオシステムは、図3Cに示す第3実施形態による車両用オーディオシステムに分岐部がさらに備えられた例である。
分岐部450は、メインアンプ420からピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号を分岐して平板用サブアンプ430に送る機能を有する。分岐部450は、メインアンプ420にジャック(jack)の形で構成してもよく、オーディオ信号を分岐するオーディオリンクを別途備えるように、メインアンプ420とピストン型スピーカ112との間に設けてもよい。重要なのは、分岐部450により分岐してサブアンプ430に送られるオーディオ信号は、メインアンプ420からピストン型スピーカ112に入力されるオーディオ信号と同じであるということである。
図3Dに示す第4実施形態による車両用オーディオシステムにおいて、分岐部450を除く残りの構成については、図3Cに示す第3実施形態による車両用オーディオシステムと同様であるので、その説明を省略する。
図3B〜図3Dに示す車両用オーディオシステムにおいて、平板用サブアンプ430及び平板用イコライザ440を車両の種類や周辺騒音の程度などに合わせて調整しておくと、プリアンプ410及びメインアンプ420の増幅率を調整する際に、平板用サブアンプ430及び平板用イコライザ440を別途調整する必要がない場合がほとんどである。しかし、プリアンプ410及びメインアンプ420の増幅率を調整する際に、プリアンプ410、メインアンプ420、ピストン型スピーカ112の構成や車両環境により、平板用サブアンプ430又は平板用イコライザ440が比例的に連動しないことがあり、この場合は、平板用サブアンプ430又は平板用イコライザ440を別途調整する必要がある。
図3Aに示す車両用オーディオシステムにおいては、出力レベル比較部が出力オーディオ信号、すなわち電気的信号を用いてピストン型スピーカ及び平板型スピーカの実際の音量を推定するように構成しているが、追加的に又は代替的にピストン型スピーカ及び平板型スピーカの実際の音量を感知する音量感知装置を備え、当該音量感知装置が感知した各スピーカの実際の音量を比較し、その比較の結果に基づいてアンプ制御部がピストン用アンプ又は平板用アンプの増幅率を制御するように構成してもよい。
また、図3B〜図3Dに示す車両用オーディオシステムにおいて、平板型スピーカに入力されるオーディオ信号のレベルを制御する際に、サブアンプはピストン型スピーカに入力されるオーディオ信号を減幅することが一般的である。しかし、分岐過程や送信過程でオーディオ信号のレベルが低下することがあり、特に、平板型スピーカは、ピストン型スピーカに比べて、入力されるオーディオ信号のレベルに応じた音量で十分に再生できないという特性があるので、平板用サブアンプは、分岐したオーディオ信号を増幅した後に平板型スピーカに送信する場合もあり得る。
以上、本発明を様々な実施形態に基づいて説明したが、これらは本発明を例示するためのものである。当業者であれば、これらの例に基づいて本発明を他の形態に変形することができるであろう。しかし、本発明の権利範囲は、添付の請求の範囲により定められるので、その変形が本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
10 フレーム
20 磁石部
30 振動部
31 ダンパ
35 コイル部
50 結合補強部材
55 第1取付部材
60 結合部材
65 第2取付部材
70、75 保護カバー
80 ピラー
122 平板型スピーカ

Claims (5)

  1. 車両用平板型スピーカにおいて、
    フレームと、
    前記フレームに内蔵され、遊動空間を有する磁石部と、
    前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する振動部と、
    前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させるコイル部と、
    一側が前記振動部の他側に結合され他側が車両のピラーに結合される、前記振動部と車両のピラーとの結合力を高めるよう振動部の端面幅よりも広い端面幅を有する結合補強部材を有し、該結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面には、一側が該開放面に結合され、他側が車両のピラーに結合される接着材状の第1取付部材が取り付けられ、該第1取付部材を介して前記振動部と車両のピラーとを前記結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面において結合可能としてなり、
    前記フレームからは前記車両のピラー方向に突設される結合部材が複数個設けられ、該結合部材には、一側が結合部材の平面状開放面に結合され、他側が前記車両のピラーに結合される接着材状の第2取付部材が取り付けられ、該第2取付部材を介して前記フレームと車両のピラーとを複数結合部材の平面状開放面において結合可能とした、
    ことを特徴とする車両用平板型スピーカ。
  2. ピストン型スピーカと平板型スピーカとを有する車両用オーディオシステムにおいて、
    入力オーディオ信号を第1割合で増幅してピストン型スピーカに出力する第1増幅部と、
    前記入力オーディオ信号を第2割合で増幅して平板型スピーカに出力する第2増幅部とを含み、
    前記第1割合及び前記第2割合は、アンプ制御部により前記ピストン型スピーカの出力音量レベルが前記平板型スピーカの出力音量レベルよりも10デシベル(dB)の範囲まで高く、好ましくは2〜8デシベル(dB)高くなるよう制御してなり、
    前記平板型スピーカは、
    フレームと、
    前記フレームに内蔵され、遊動空間を有する磁石部と、
    前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する振動部と、
    前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させるコイル部と、
    一側が前記振動部の他側に結合され他側が車両のピラーに結合される、前記振動部と車両のピラーとの結合力を高めるよう振動部の端面幅よりも広い端面幅を有する結合補強部材を有し、該結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面には、一側が該開放面に結合され、他側が車両のピラーに結合される接着材状の第1取付部材が取り付けられ、該第1取付部材を介して前記振動部と車両のピラーとを前記結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面において結合可能としてなり、
    前記フレームからは前記車両のピラー方向に突設される結合部材が複数個設けられ、該結合部材には、一側が結合部材の平面状開放面に結合され、他側が前記車両のピラーに結合される接着材状の第2取付部材が取り付けられ、該第2取付部材を介して前記フレームと車両のピラーとを複数結合部材の平面状開放面において結合可能とし、
    前記車両ピラーのランダム振動により音を生成し、可聴周波数帯域でのピストン型スピーカの音響を補完して音質全体を改善してなる、
    ことを特徴とする車両用オーディオシステム。
  3. ピストン型スピーカと平板型スピーカとを有する車両用オーディオシステムにおいて、
    入力オーディオ信号を第1割合で増幅してピストン型スピーカに出力するプリアンプ及びメインアンプと、
    前記メインアンプよりピストン型スピーカに出力される入力オーディオ信号から分岐して、同じ周波数特性を有する入力オーディオ信号を入力し、増幅する平板用サブアンプと、を有し、
    ピストン型スピーカと平板型スピーカからの双方の出力で最適な音響調和が実現できるよう、前記平板用サブアンプの増幅レベルを設定した後は、前記メインアンプの増幅調整のみでピストン型スピーカと平板型スピーカの出力調整ができてなり、
    前記平板型スピーカは、
    フレームと、
    前記フレームに内蔵され、遊動空間を有する磁石部と、
    前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する振動部と、
    前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させるコイル部と、
    一側が前記振動部の他側に結合され他側が車両のピラーに結合される、前記振動部と車両のピラーとの結合力を高めるよう振動部の端面幅よりも広い端面幅を有する結合補強部材を有し、該結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面には、一側が該開放面に結合され、他側が車両のピラーに結合される接着材状の第1取付部材が取り付けられ、該第1取付部材を介して前記振動部と車両のピラーとを前記結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面において結合可能としてなり、
    前記フレームからは前記車両のピラー方向に突設される結合部材が複数個設けられ、該結合部材には、一側が結合部材の平面状開放面に結合され、他側が前記車両のピラーに結合される接着材状の第2取付部材が取り付けられ、該第2取付部材を介して前記フレームと車両のピラーとを複数結合部材の平面状開放面において結合可能とし、
    前記平板型スピーカは、車両ピラーのランダム振動により音を生成し、可聴周波数帯域でのピストン型スピーカの音響を補完して音質全体を改善してなる、
    ことを特徴とする車両用オーディオシステム。
  4. ピストン型スピーカと平板型スピーカとを有する車両用オーディオシステムにおいて、
    入力オーディオ信号を第1割合で増幅してピストン型スピーカに出力するプリアンプ及びメインアンプと、
    前記メインアンプよりピストン型スピーカに出力される入力オーディオ信号から分岐して、同じ周波数特性を有する入力オーディオ信号を入力し、増幅する平板用サブアンプと、前記同じ周波数特性を有する入力オーディオ信号を入力する平板用イコライザとを有し、
    ピストン型スピーカと平板型スピーカの間で最適な音響の調和が実現できるよう、前記平板用サブアンプの増幅レベルを設定した後、前記メインアンプの増幅調整のみでピストン型スピーカと平板型スピーカの出力調整ができ、
    前記平板用イコライザでは、前記車両ピラーの素材の違いによる周波数範囲の違いを調整できてなり、
    前記平板型スピーカは、
    フレームと、
    前記フレームに内蔵され、遊動空間を有する磁石部と、
    前記磁石部の遊動空間に一側が挿入され、前記遊動空間内で遊動する振動部と、
    前記振動部の一側に結合され、前記振動部を振動させるコイル部と、
    一側が前記振動部の他側に結合され他側が車両のピラーに結合される、前記振動部と車両のピラーとの結合力を高めるよう振動部の端面幅よりも広い端面幅を有する結合補強部材を有し、該結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面には、一側が該開放面に結合され、他側が車両のピラーに結合される接着材状の第1取付部材が取り付けられ、該第1取付部材を介して前記振動部と車両のピラーとを前記結合補強部材の広い端面幅である平面状開放面において結合可能としてなり、
    前記フレームからは前記車両のピラー方向に突設される結合部材が複数個設けられ、該結合部材には、一側が結合部材の平面状開放面に結合され、他側が前記車両のピラーに結合される接着材状の第2取付部材が取り付けられ、該第2取付部材を介して前記フレームと車両のピラーとを複数結合部材の平面状開放面において結合可能とし、
    前記平板型スピーカは、車両ピラーのランダム振動により音を生成し、可聴周波数帯域でのピストン型スピーカの音響を補完して音質全体を改善してなる、
    ことを特徴とする車両用オーディオシステム。
  5. 前記平板用サブアンプ及び平板用イコライザをあらかじめ車種の種類や周辺騒音の程度にあわせてあらかじめ調整しておき、以後、プリアンプ、メインアンプの増幅調整のみで最適な音響調和が実現できる、
    ことを特徴とする請求項4記載の車両用オーディオシステム。
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