JP5757518B2 - 薄膜アクチュエータの製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、非特許文献1は、形状記憶合金薄膜と樹脂を積層した積層型アクチュエータに関するものであり、形状記憶合金の成膜温度からの冷却過程で発生する熱ひずみを利用して、積層型アクチュエータに二方向性形状記憶効果を与える方法が記載されている。
二方向性形状記憶効果とは、加熱・冷却により2つの異なる形状を再現する効果である。
前記の形状の変化は、基材となる樹脂に熱膨張係数の大きいタイプの樹脂を用いることにより大きくすることができる。しかし、熱膨張係数の大きいタイプの樹脂を用いると、基板ホルダーに室温で固定した樹脂を成膜温度まで加熱する際に撓み等の変形が生じるので、積層型アクチュエータの形状を一定に保つことができず、形状変化の制御が難しいという問題があった。
しかし、この場合は使用時にも積層型アクチュエータに塑性変形が導入されることになり、使用とともに積層型アクチュエータの性能が劣化するという問題があった。
また、この方法では、形状記憶合金薄膜がマルテンサイト相を示す低温度域で基板が塑性変形する必要があり、室温で大きい弾性変形を示すポリイミド等を前記基板として用いることができないという問題もあった。
(1)樹脂薄膜と形状記憶合金薄膜とを積層してなる積層薄膜を拘束加熱する薄膜アクチュエータの製造方法であって、前記拘束加熱が、前記積層薄膜を型部材の一面に固定した状態で、前記樹脂薄膜の塑性変形開始温度以上耐熱温度未満の熱処理温度で加熱する処理であり、前記積層薄膜のひずみが2%以下となるように拘束することを特徴とする薄膜アクチュエータの製造方法。
(2)前記型部材の一面に前記積層薄膜を押し付けた状態で、固定部材により前記積層薄膜を型部材の一面に固定することを特徴とする(1)に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
(3) 前記型部材の一面に凸部が備えられるとともに、前記固定部材に凹部が備えられており、前記型部材の一面に前記積層薄膜を押し付けた状態で、前記凹部を前記凸部に嵌合させて前記積層薄膜を型部材の一面に固定することを特徴とする(2)に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
(4)前記樹脂薄膜に前記形状記憶合金薄膜を成膜して、前記積層薄膜を形成することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
(5)前記形状記憶合金薄膜に前記樹脂薄膜を塗布して又は接着剤で貼り付けて、前記積層薄膜を形成することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
(6)前記樹脂薄膜がポリイミドフィルムであることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
(7)前記拘束加熱の温度が60℃以上450℃未満の温度範囲のいずれかの温度であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
(8)前記形状記憶合金薄膜がTiNiCu合金薄膜であることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
(9)前記形状記憶合金薄膜と樹脂薄膜の膜厚の総和が400μm以下であることを特徴とする(1)〜(8)のいずれかに記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
(10)前記積層薄膜に、別の薄膜が1層以上積層されていることを特徴とする(1)〜(9)のいずれかに記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態である薄膜アクチュエータの製造方法について説明する。
樹脂薄膜及び形状記憶合金薄膜としては、例えば、ポリイミド及びTiNiCu合金薄膜を用いる。
次に、前記形状記憶合金薄膜の一面に、スピンコーティング法又はデッピング法等により、樹脂を塗布し、これを乾燥させて、積層薄膜を形成する。
次に、前記形状記憶合金薄膜の一面に、接着剤を塗布し、この上に樹脂薄膜を配置して、押し付けた後、これを乾燥させて、積層薄膜を形成する。
図1に示すように、形成直後の積層薄膜23は、平面視長方形状の樹脂薄膜21と平面視長方形状の形状記憶合金薄膜22とが積層されてなり、熱ひずみが存在しない場合は樹脂薄膜21と形状記憶合金薄膜22との間に力が働かないために、フラットな形状である。
形状記憶合金薄膜22として、TiNiCu合金薄膜が好ましい。TiNiCu合金薄膜の変態温度はポリイミド樹脂の塑性変形開始温度である60℃よりも低く、30〜50℃にあるからである。
拘束加熱は、積層薄膜を型部材の一面に固定した状態で、樹脂薄膜の塑性変形開始温度以上耐熱温度未満の温度まで加熱する処理である。
しかし、積層薄膜の変形時のひずみは2%以下となるように拘束することが好ましい。積層薄膜のひずみを2%以下とすることにより、形状記憶合金薄膜22に塑性変形させることなく、弾性変形領域にとどめて、塑性変形させた樹脂薄膜と組み合わせて、2方向形状記憶効果を発現させることができる。なお、薄膜アクチュエータ23の形状変化の大きさは、拘束加熱時の変形量によって制御することができる。拘束時の変形量を大きくするほど、薄膜アクチュエータの形状変化は大きくなる。
前記変形量が2%を超える場合は、形状記憶合金薄膜22に塑性変形が導入され、拘束加熱の効果が徐々に失われるおそれが発生し、好ましくない。
熱処理温度の上限は、ポリイミドの耐熱温度が約450℃であるためである。また、熱処理温度の下限は、図5のグラフから得られた塑性変形開始温度から決定した。
図5は、ポリイミドフィルム(カプトン100EN)の2%引張り変形を維持する負荷荷重の温度変化を示すグラフである。図5には、実測値(太い実線)の他に、応力緩和がない場合の値(破線)と、50℃以下の実測値から推定される熱膨張による応力緩和を示す値(点線)が示され、熱膨張による応力緩和の割合と、塑性変形による応力緩和の割合が矢印で示されている。50℃〜100℃の範囲の実測値の傾きから導き出される線と、50℃以下の実測値から推定される熱膨張による応力緩和を示す値(点線)とが重なる点が塑性変形開始温度であり、60℃である。熱処理温度を高くすれば、塑性ひずみをより増大させることができる。
図6に示すように、ポリイミドフィルムは200℃で負荷荷重の印加を続けることにより、徐々にクリープ変形が起き、塑性変形が導入されることが分かる。つまり、熱処理温度で保持することにより、塑性ひずみをより増大させることができる。
図7は、93℃、143℃及び194℃でのTi48.5Ni51.5合金薄膜の応力−ひずみ曲線を示すグラフである。図7に示すように、各温度の応力−ひずみ曲線は、弾性変形から塑性変形に移る時のひずみ(以下、弾性限)を有する。143℃及び194℃での弾性限は、塑性変形により、ひずみ約2.0%で生じる。一方、93℃では弾性変形の途中で応力誘起マルテンサイト変態による変形が始まり、ひずみ約2.0%では塑性変形が導入されない。つまり、ひずみが約2%以下であれば、93℃〜194℃の範囲では形状記憶合金薄膜は弾性変形領域に属する。
TiNiCu合金薄膜も同様の特性を有し、樹脂薄膜21の塑性変形開始温度以上耐熱温度未満の温度範囲では、弾性変形領域に属する。
そのため、拘束から解放したとき、変態温度以上では、母相状態の形状記憶合金薄膜22と樹脂薄膜21の間には形状の違いから内部応力が発生して積層薄膜23は図8に示すように湾曲する(湾曲形状10a)。次に、形状記憶合金薄膜22を変態温度未満に冷却してマルテンサイト相にすると、前記の内部応力がバイアス力となってひずみを緩和するように形状記憶合金薄膜22の形状が変化する結果、薄膜アクチュエータ10は、図8に示すようにフラットに近い形状になる(フラット形状10b)。この相変態に伴う積層薄膜23の形状変化は、加熱・冷却を行うことにより可逆であり、二方向形状記憶効果を発現させる。
また、樹脂薄膜21を塑性変形させなければ、形状記憶合金薄膜22に内部応力が働かないので、加熱・冷却しても、積層薄膜23の形状を変化させることができない。
次に、本発明の第2の実施形態である薄膜アクチュエータについて説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態である薄膜アクチュエータを示す斜視図である。
図9に示すように、薄膜アクチュエータ11は、平面視長方形状の樹脂薄膜21と平面視長方形状の形状記憶合金薄膜22とが積層されてなる積層薄膜23から構成されている。
薄膜アクチュエータ11は、形状記憶合金薄膜22の変態温度以上では、長軸と短軸からなる面に垂直な方向に対して突出する凸部と窪む凹部が、長軸方向に交互に配置される波形形状11aとされている。この凸部と凹部は、薄膜アクチュエータ11を形状記憶合金薄膜22の変態温度未満とすることにより、平坦形状11bとなる。この変形は加熱冷却により可逆であり、二方向性形状記憶効果を発現する。
次に、本発明の第3の実施形態である薄膜アクチュエータについて説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態である薄膜アクチュエータを示す斜視図である。
図10に示すように、薄膜アクチュエータ12は、円板状の樹脂薄膜21と円板状の形状記憶合金薄膜22とが積層されてなる積層薄膜23から構成されている。
薄膜アクチュエータ12は、形状記憶合金薄膜22の変態温度以上では、中心部に形状記憶合金薄膜22側に突出する半球状の突出部を有する形状12aとされている。この突出部は、薄膜アクチュエータ12を形状記憶合金薄膜22の変態温度未満とすることにより、平坦形状12bとなる。この変形は加熱冷却により可逆であり、二方向性形状記憶効果を発現する。
[樹脂薄膜]
まず、樹脂薄膜として、長さ20mm、幅3mm、厚さ25μmの平面視長方形状のポリイミドフィルム(カプトンEN)を4本用意した。
次に、外径7mmの円柱状のステンレス管に前記樹脂薄膜の1本を巻きつけて固定した状態で、室温で1時間放置してから、前記ステンレス管から前記樹脂薄膜を解放して、試験例1を作成した。
次に、98℃としたオーブン内で1時間放置した他は第1の試験例と同様にして、試験例2を作成した。
次に、190℃としたオーブン内で1時間放置した他は第1の試験例と同様にして、試験例3を作成した。
次に、370℃としたオーブン内で1時間放置した他は第1の試験例と同様にして、試験例4を作成した。
図11は、各樹脂薄膜(試験例1〜4)の形状の写真である。室温で処理した第1の試験例は拘束加熱前の形状に戻った。しかし、98℃、190℃、370℃で熱処理した試験例2〜4は塑性変形した。370℃で熱処理した試験例4が最も拘束時の形状に近いものとなった。
[形状記憶合金薄膜]
次に、形状記憶合金薄膜として、長さ20mm、幅3mm、厚さ8μmの平面視長方形状のTi49.6Ni34.9Cu15.5合金薄膜を4本用意した。
次に、外径7mmの円柱状のステンレス管に前記形状記憶合金薄膜の1本を巻きつけて固定した状態で、室温で1時間放置してから、前記ステンレス管から前記形状記憶合金薄膜を解放した。これにより、試験例5を作成した。
次に、前記ステンレス管に前記形状記憶合金薄膜の別の1本を巻きつけて固定した状態で、98℃としたオーブン内で1時間放置してから、前記ステンレス管から前記形状記憶合金薄膜を解放した。次に、母相状態での形状を見るために、100℃まで加熱して冷却し、これを試験例6とした。
次に、200℃としたオーブン内で1時間放置した他は試験例6と同様にして、試験例7を作成した。
次に、400℃としたオーブン内で1時間放置した他は試験例6と同様にして、試験例8を作成した。
図12は、各形状記憶合金薄膜(試験例5〜8)の形状の写真である。各形状記憶合金薄膜は拘束加熱前のフラットな形状に戻った。
[積層薄膜]
次に、厚さ25μmのポリイミド(カプトン100EN)フィルムを用意し、Ti,Ni,Cuターゲットを備えたカルーセル型多元マグネトロンスパッタリング装置のチャンバー内の基板ホルダーに取り付けてから、前記チャンバー内を減圧した。
次に、前記ポリイミドフィルムを310℃まで加熱し、60rpmで前記基板ホルダーを回転させた状態で、150分間、Ti,Ni,Cuターゲットを所定の電力でスパッタして、前記ポリイミドフィルム上に厚さ8μmの結晶性のTi48.5Ni33.5Cu18合金薄膜を成膜した。このとき、Ti,Ni,Cuターゲットの所定の電力は、それぞれ1000,219,82Wとした。
以上の工程により、厚さ25μmのポリイミド(カプトン100EN)フィルムと厚さ8μmのTi48.5Ni33.5Cu18合金薄膜とが積層された積層薄膜を作成した。
なお、前記合金組成はICP(原子吸光分析)によって同定した。
図13(a)は、成膜後の積層薄膜を室温(26℃)で上面から撮影した写真である。積層薄膜は湾曲せず、フラットであった。
図13(b)は、積層薄膜を100℃に加熱して側面から撮影した写真である。積層薄膜はポリイミド側に曲率中心を有するようにわずかに湾曲し、室温(26℃)と100℃の間の加熱・冷却により二方向性形状記憶効果を示した。しかし、100℃にした時の形状変化は曲率半径で10.5mmと小さかった。図13に見られる二方向形状記憶効果は積層薄膜を成膜温度から室温まで冷却した際に発生した熱ひずみによって得られたものである。
図14(a)は、実施例の薄膜アクチュエータを室温(26℃)で側面から撮影した写真である。積層薄膜はわずかに湾曲したが、ほとんどフラットであった。
図14(b)は、実施例の薄膜アクチュエータを100℃に加熱して側面から撮影した写真である。積層薄膜はポリイミド側に曲率中心を有するように湾曲した。この時の曲率半径は7.5mmであり、成膜後の積層薄膜に比べて形状の変化は大きくなった。
即ち、拘束加熱によって実施例の薄膜アクチュエータの形状変化を大きくすることができた。
また、実施例の薄膜アクチュエータは、室温(26℃)と100℃の間の加熱・冷却により可逆変形し、二方向性形状記憶効果を示した。
Claims (10)
- 樹脂薄膜と形状記憶合金薄膜とを積層してなる積層薄膜を拘束加熱する薄膜アクチュエータの製造方法であって、
前記拘束加熱が、前記積層薄膜を型部材の一面に固定した状態で、前記樹脂薄膜の塑性変形開始温度以上耐熱温度未満の熱処理温度で加熱する処理であり、
前記積層薄膜のひずみが2%以下となるように拘束することを特徴とする薄膜アクチュエータの製造方法。 - 前記型部材の一面に前記積層薄膜を押し付けた状態で、固定部材により前記積層薄膜を型部材の一面に固定することを特徴とする請求項1に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
- 前記型部材の一面に凸部が備えられるとともに、前記固定部材に凹部が備えられており、前記型部材の一面に前記積層薄膜を押し付けた状態で、前記凹部を前記凸部に嵌合させて前記積層薄膜を型部材の一面に固定することを特徴とする請求項2に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
- 前記樹脂薄膜に前記形状記憶合金薄膜を成膜して、前記積層薄膜を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
- 前記形状記憶合金薄膜に前記樹脂薄膜を塗布して又は接着剤で貼り付けて、前記積層薄膜を形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
- 前記樹脂薄膜がポリイミドフィルムであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
- 前記拘束加熱の温度が60℃以上450℃未満の温度範囲のいずれかの温度であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
- 前記形状記憶合金薄膜がTiNiCu合金薄膜であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
- 前記形状記憶合金薄膜と樹脂薄膜の膜厚の総和が400μm以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
- 前記積層薄膜に、別の薄膜が1層以上積層されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の薄膜アクチュエータの製造方法。
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