JP5756730B2 - 情報入力装置及びそのプログラム - Google Patents

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この発明は、ユーザの指の動き等のジェスチャを用いて、例えばウエブページのリンクを選択操作する機能を備える情報入力装置及びそのプログラムに関する。
近年、インターネットにアクセスするためのブラウザ機能がパーソナル・コンピュータばかりでなくゲーム機やテレビジョン受信機等にも搭載され、テレビジョン受信機からインターネット上のウエブサイトを閲覧できるようになっている。
パーソナル・コンピュータは一般に卓上に設置されているので、キーボードや、マウス等のポインティングデバイスを使用してウエブサイトに対しアクセスすることができる。しかしながら、ゲーム機やテレビジョン受信機は離れた場所から見ることが多いため、マウス等のポインティングデバイスを接続して閲覧操作することは難しく、リモートコントローラによる操作に頼らざるを得ない。
しかし、テレビジョン受信機のディスプレイに電子番組案内(Electronic Program Guide:EPG)情報を表示した場合、番組ごとのウエブサイトへのリンクが多数表示される。また、ニュースサイト等のウエブページを表示させた場合にも、ニュースのヘッドラインや各ジャンルへのリンクが多数表示される。一方、リモートコントローラは、一般に数字キーや機能キーの他には十字型のカーソルキーしか備えていない。このため、リモートコントローラを用いて上記多数のリンクを選択的に操作することは、非常に面倒である。
そこで、従来ではリンクごとに異なる向きの矢印タグを割り当てて表示し、この表示された矢印タグに従いリモートコントローラのカーソルキーを操作することで所望のリンクを選択操作できるようにする技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
ところが、ウエブページ上に存在するリンクの数は80程度もあり、一方矢印タグは上下左右を示す4種類しかない。このため、上記多数のリンクを個別に識別するには上記4種類の矢印タグを3種類もしくは4種類組み合わせなければならない。このような場合、ユーザは所望のリンクを1つ選択するためにその都度カーソルキーを3回もしくは4回操作しなければならず、操作数が多くなり1つのリンクを選択するまでに多くの手間と時間を要する。また、タッチパネルでこの上下左右の方向キーを入力するのは従来のメカニカルなボタンを押すよりも操作が煩わしい。さらにカメラを用いた画像認識を用いた従来の入力方法では上下左右の入力を行うのも容易ではない。
一方、リモートコントローラを使わずに、手もしくは指のジェスチャによってテレビジョン受信機のメニュー項目を選択する方式が提案されている。このジェスチャ入力方式は、例えば入力対象のメニュー項目に対し予め対応付けられたジェスチャを一筆書き操作により入力するもので、直感的で自然な動きによってジェスチャ入力できる利点がある(例えば非特許文献1を参照)。
特開2008−217228号公報
青木 良輔、唐津 豊、井原 雅行、前田 篤彦、渡部 智樹、小林 稔、鏡 慎吾:"大型ディスプレイ上のメニュー選択に適したカメラによる一筆書きジェスチャインタフェース"、ヒューマンインタフェース学会研究報告集2010,VOL.12,NO.9,35-42.
ところが、この一筆書きタグを用いたリンク選択装置では、ユーザは先ず一筆書きタグを表示するための操作を行ったのちリンクを選択するための操作を行うが、リンクを選択する際に、表示された一筆書きタグの図形の種別だけでなく終始点の位置を確認し、最後にその図形を描く必要がある。このため、ジェスチャ入力するタグの確認に手間と注意が必要となり、ユーザの負担が大きい。また、タグの種類が多数ある場合、従来のカーソルキーを使用してタグを入力する方式に比べ入力操作回数を減らすことができるものの、1個のタグを構成する図形の数が多いとこの図形を覚えるのが容易ではない。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、多数のリンク情報が表示されている状態であっても、同時に使用される一筆書きタグの種類を減らし、これによりタグ情報を確認する際のユーザの負担を軽減して操作性をさらに高めた情報入力装置及びそのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、タグ情報表示制御手段と、図形判定手段と、リンク情報選択手段とを備える。タグ情報表示制御手段は、ディスプレイに表示された情報ページに設定された、他の情報ページにアクセスするためのリンク情報に対し、一筆書きにより描かれる二次元図形の種類とその描画方向により表現される固有の図形タグ情報を割り当て、この図形タグ情報を上記リンク情報に関連付けた状態で上記情報ページに表示させる。図形判定手段は、一筆書きにより描画された二次元図形データを取り込み、この取り込んだ二次元図形データの描画軌跡と終始点の座標から二次元図形の種類と描画方向を判定する。リンク情報選択手段は、上記判定された二次元図形の種類と描画方向を上記情報ページに表示中の図形タグ情報と照合し、両者が一致した場合に当該表示中の図形タグ情報が関連付けられたリンク情報を選択する。
さらに、上記タグ情報表示制御手段は、上記ディスプレイの表示画面を予め定めた任意の位置を中心に複数の表示領域に分割しておく。そして、一筆書きにより描画された一次元図形データを取り込んでこの一次元図形データの描画軌跡とその終始点の座標から当該一次元図形の描画方向を判定し、この判定された一次元図形の描画方向に対応する表示領域を上記複数の表示領域の中から選択する。そして、上記表示画面の一部であってかつ上記選択された表示領域に表示されているリンク情報に対し、上記固有の図形タグ情報を割り当て、この図形タグ情報を上記リンク情報に関連付けた状態で表示させるようにしたものである。
したがって、ディスプレイの表示画面に多数のリンク情報が同時に表示されている場合でも、ジェスチャ入力された一次元図形データの描画方向によりタグ情報を割り当てるべき表示領域が選択され、この選択された表示領域のリンク情報群に対してのみ図形タグ情報が割り当てられて表示される。このため、ディスプレイの表示画面に表示中の全てのリンク情報に同時にタグ情報を割り当てる場合に比べ、タグ情報の種類を減らすことができ、その分タグ情報を確認する際のユーザの負担を軽減することができる。
さらにこの発明の第1の観点は、上記分割された複数の表示領域の各々について、その分割中心となる位置からの当該表示領域の方向と描画方向が同一の図形タグ情報を選択し、この選択された図形タグ情報を当該表示領域に表示されているリンク情報に対し割り当て、この図形タグ情報を上記リンク情報に関連付けた状態で表示させることを特徴とする。
このようにすると、リンク情報に割り当てられる図形タグ情報は、表示領域ごとに描画方向が一意に規定される。このため、ユーザはリンク情報の選択操作を行う際に、当該リンク情報に割り当てられた図形タグ情報の形状のみを確認すればよく、当該図形情報の描画方向を確認する必要がない。したがって、タグ情報を確認する際のユーザの負担をさらに軽減することができ、これにより操作性をより一層高めることができる。
すなわちこの発明によれば、多数のリンク情報が表示されている状態であっても、同時に使用される一筆書きタグの種類を減らし、これによりタグ情報を確認する際のユーザの負担を軽減して操作性をさらに向上させた情報入力装置を提供することができる。
この発明の一実施形態に係わるジェスチャ認識装置を含むシステムの概略構成図。 図1にジェスチャ認識装置として示した情報処理装置の機能構成を示すブロック図。 図2に示した情報処理装置による全体の処理手順と処理内容を示すフローチャート。 図3に示したフローチャートにおける一筆書きジェスチャ認識機能のON/OFF切替処理の処理手順と処理内容を示すフローチャート。 ジェスチャ機能ONのためのユーザの操作例を示す図。 ジェスチャ機能OFFのためのユーザの操作例を示す図。 図3に示したフローチャートにおける一筆書きジェスチャ認識処理の処理手順と処理内容を示すフローチャート。 図3に示したフローチャートにおける表示画面処理の処理手順と処理内容を示すフローチャート。 テレビジョン受信機のディスプレイに表示されたメニュー群の一例を示す図。 メニューに対し図形タグを割り当てる際に、左Unicursal Lineを入力した場合の割り当て例を示す図。 一筆書きタグの例を示す図。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[構成]
図1は、この発明の一実施形態に係わる情報入力装置を用いた操作情報入力システムの概略構成図である。このシステムは、テレビジョン受信機2にカメラ4を装着すると共に、テレビジョン受信機2に情報処理装置3を接続したものとなっている。カメラ4は、ユーザ1の指の動きを用いたジェスチャを撮像し、その撮像画像データをUSBケーブルを介してテレビジョン受信機2へ出力する。なお、ユーザ1の指先には、指先の動きをより認識し易くするために例えばLED(Light Emitting Diode)を用いた発光マーカ6が装着される。
情報処理装置3は、情報入力装置としての機能を備えたもので、以下のように構成される。図2は、情報処理装置3の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置3は、ジェスチャ認識処理を行うために必要な機能として、撮像画像取得ユニット10と、データベース20と、一筆書きジェスチャ認識処理ユニット30と、リアルタイム処理発生ユニット40と、表示画面処理ユニット50を備えている。
データベース20は、記憶媒体として例えばハードディスク又はNAND型フラッシュメモリを使用したもので、この発明を実施するために必要な記憶領域として、カメラ画像蓄積部21と、一筆書き図形蓄積部22と、操作内容蓄積部23と、表示画像・映像蓄積部24と、指位置蓄積部25と、一筆書き図形タグ蓄積部26を有している。
カメラ画像蓄積部21は、指の位置検出ユニット10によりカメラ4から取得された画像データを記憶するために用いられる。指位置蓄積部25は、カメラ画像蓄積部21に蓄積された画像データから検出された指の指示位置を表す座標と、当該画像データを撮像した時刻とを関連付けて格納するために用いられる。一筆書き図形蓄積部22には、一筆書き図形の認識に用いる一筆書き図形のモデルが予め格納されている。操作内容蓄積部23には、認識されたジェスチャの種類と方向に対応する操作内容を表す情報が予め格納されている。表示画像・映像蓄積部24には、上記操作内容データベース23に格納された操作内容を表す情報に対応付けて、表示画面に表示する画像や映像のデータが予め格納されている。
一筆書き図形タグ蓄積部26には、装置で使用可能な全ての一筆書き図形タグ(Unicursal Figure Tag;UFT)を表す情報が事前に格納されている。図11の(1)〜(20)はその一例を示すものである。また一筆書き図形タグ蓄積部26には、ウエブページに表示される複数のリンク情報と、これらのリンク情報に対し割り当てられたUFTとが相互に関連付けて記憶される。UFTとは、一筆書きで描ける図形の種類と、当該図形の始点と終点とが一致する点(以後終始点と呼ぶ)の位置とを組み合わせることで表現されるタグ情報である。
リアルタイム処理発生ユニット40は、タイマを使用して、例えば33msecごとにイベント信号を発行する機能を有する。
撮像画像取得ユニット10はカメラ画像取得部11を備え、上記リアルタイム発生ユニットによりイベント信号が発行されるごとに、カメラ4から画像データを取得して、この画像データを上記カメラ画像蓄積部21に記憶させる機能を有する。
一筆書きジェスチャ認識処理ユニット30は、一筆書きジェスチャ認識機能ON/OFF切替部310と、一筆書きジェスチャ認識処理部320を備えている。
このうち、先ず一筆書きジェスチャ認識機能ON/OFF切替部310は、指位置検出部311と、一筆書きジェスチャ認識機能ON/OFF判断・切替部312を有する。指位置検出部311は、上記カメラ画像蓄積部21に格納された画像データからマーカ5の描画点の位置座標、つまりユーザの指の指示位置を検出し、この検出された描画点の位置座標を上記指位置蓄積部25に格納する。
一筆書きジェスチャ認識機能ON/OFF判断・切替部312は、以下の処理機能を有している。
(1) 一筆書きジェスチャ認識処理部320の機能がOFFに設定されている状態で、カメラ4による撮像範囲、つまりジェスチャの認識領域内に、ジェスチャの始点判定領域(ジェスチャ開始領域)を設定する。そして、上記指位置検出部311により検出された発光マーカ5の描画点が上記ジェスチャ開始領域内に存在するか否かを判定し、存在すると判定された場合に上記一筆書きジェスチャ認識処理部320の機能をONに設定すると共に、ジェスチャの終点を検出するための検出ゾーン(Detection zone)を上記ジェスチャの認識領域内に設定する機能。
(2) ジェスチャ認識処理部320の機能がONに設定されている状態で、上記指位置検出部311により検出された発光マーカ5の描画点が上記ジェスチャ認識領域の外に出たか否かを判定し、ジェスチャ認識領域の外に出たことが検出された場合に、上記一筆書きジェスチャ認識処理部の機能をONからOFFに遷移させる機能。
一筆書きジェスチャ認識処理部320は、一筆書きジェスチャ入力判断部321と、一筆書き図形の方向識別部322と、一筆書き図形識別部323を有している。
一筆書きジェスチャ入力判断部321は、一筆書きジェスチャ認識処理部320の機能がONの状態で、上記画像データから検出される描画点が上記ジェスチャ開始領域内に入ったことが検出されたときの位置座標をジェスチャの開始点として検出する。また、上記描画点がジェスチャ開始領域外に出たのち上記検出ゾーン内に戻ったとき、このときの描画点の位置座標をジェスチャの終了点として検出する。
一筆書き図形の方向識別部322は、上記ジェスチャの終了点が検出された場合に、当該ジェスチャによる描画点がジェスチャ開始領域外に出たのち上記検出ゾーン内に戻るまでの軌跡を表す位置座標の集合をもとに当該描画軌跡の重心位置座標を求め、この描画軌跡の重心位置座標とジェスチャの描画開始点との関係をもとに、当該描画開始点に対する描画方向を識別する。
一筆書き図形識別部323は、上記描画点がジェスチャ開始領域外に出たのち上記検出ゾーン内に戻るまでの軌跡、つまりジェスチャにより描かれた図形の形状を表す情報を、上記一筆書き図形蓄積部22に記憶された一筆書き図形モデルと照合することで、上記ジェスチャにより描かれた図形の種類を識別する。
表示画面処理ユニット50は、メニュー状態把握処理部51と、一筆書き図形タグ表示部52と、一筆書き図形削除部53と、リンク選択部54を有する。
メニュー状態把握処理部51は、Webページに表示中のメニューの状態、つまりメニューに対しUFTが割り当てられているか否かを、Unicursal Tag Flagをもとに判定する機能を有する。
一筆書き図形タグ表示部52は、メニューに対しUFTがまだ割り当てられていない状態で、ユーザの一筆書きジェスチャによるタグ表示操作に応じて上記メニューにUFTを割り当て、このUFTを上記メニューと関連付けて表示するもので、以下の処理機能を有する。
(1) テレビジョン受信機2の表示画面を上下左右の4つの表示領域に分割する処理。
(2) 一筆書きジェスチャにより描画された一次元図形データ(Unicursal Line)を取り込み、この取り込んだUnicursal Lineの描画軌跡とその終始点の座標から当該Unicursal Lineの描画方向を判定する機能。
(3) 上記(1) で分割された4つの表示領域のうち、上記(2) により判定されたUnicursal Lineの描画方向に対応する表示領域を選択し、この選択された表示領域に表示されているメニューに対し、上記一筆書き図形タグ蓄積部26に記憶されている各UFTの中から予め定められた選択条件を満たすものを選択して割り当てる処理。選択条件は、分割された4つの表示領域ごとに、当該表示領域の表示画面中心からの方向と描画方向が同一方向となるようなUFTを選択するように定められている。
(4) 上記割り当てられたUFTを、上記メニューに関連付けた状態でテレビジョン受信機2の表示画面に表示させる処理。
リンク選択部54は、メニューに対しUFTが表示された状態で、当該UFTにより表される一筆書き図形がジェスチャにより入力された場合に、この入力図形に対応するリンクを選択する機能を有する。具体的には、先に述べた一筆書き図形の方向識別部322及び一筆書き図形識別部323によりそれぞれ識別されたジェスチャ図形の描画方向と図形の種類をもとに、操作内容データベース23から対応する操作内容を表す情報を読出す。そして、この読み出された操作内容を表す情報をもとに、表示画像・映像蓄積部24から対応する画像や映像の表示データを読出し、この表示データをもとにテレビジョン受信機2の表示画面を更新する。
一筆書き図形削除部53は、上記リンク選択部54によりリンク選択が行われた場合に、表示領域に表示中のUFTのメニューに対する割り当てを解除すると共に、当該UFTの表示を消去する機能を有する。
なお、上記指の位置検出ユニット10、一筆書きジェスチャ認識処理ユニット30、リアルタイム処理発生ユニット40及び表示画面処理ユニット50の各処理機能は、図示しないプログラムメモリに格納されたアプリケーション・プログラムを中央処理ユニット(Central Processing Unit:CPU)に実行させることにより実現される。
[動作]
次に、以上のように構成された情報処理装置3による、ジェスチャを用いた入力情報の認識動作を説明する。
図3は、その全体の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。なお、ここではテレビジョン受信機2のディスプレイに電子番組案内(Electronic Program Guide:EPG)情報を表示させ、このEPG情報に対しユーザ1がジェスチャにより番組の選択操作を行う場合を例にとって説明する。
(1)リアルタイムイベント発生処理
ジェスチャ入力モードが設定されると、ステップS10によりリアルタイム処理発生ユニット40が起動し、タイマの計時時間Tが予め設定された時間、例えば33msecになるごとにステップS11においてイベント信号が発生される。すなわち、ジェスチァ入力モードでは33msec周期でイベント信号が発生される。なお、タイマの計時時間Tはイベント信号が発生されるごとにステップS12でリセットされる。
(2)カメラ画像の取得及び指位置の検出処理
上記リアルタイム処理発生ユニット40からイベント信号が発生されると、先ずステップS20において撮像画像取得ユニット10が起動し、そのカメラ画像取得部11の制御の下で、カメラ4により撮像されたユーザ1の画像データが取り込まれてカメラ画像蓄積部21に記憶される。
そして、上記カメラ画像蓄積部21に新たな画像データが記憶されると、図4に示すステップS311において、上記画像データ中から発光マーカ5の輝点画像を検出する処理が行われる。そして、この検出された輝点画像の画像データ中の重心位置を示す座標が、ユーザ1の指の位置を表す描画点として指位置蓄積部25に記憶される。以上の処理は上記33msec周期で繰り返し行われ、この結果上記指位置蓄積部25にはユーザ1の指の位置を表す描画点の位置座標の集合が、ユーザ1がジェスチャにより描いた図形を示すデータとして記憶される。なお、このときカメラ4の絞り値(F値)を大きく設定して受光光量を制限することで、発光マーカ5の光のみを検出しやすくするとよい。
(3)一筆書きジェスチャ認識機能のON/OFF切替処理
上記指位置蓄積部25に新たな指位置座標が記憶されるごとに、ステップS30のステップS31において一筆書きジェスチャ認識処理ユニット30の一筆書きジェスチャ認識機能ON/OFF切替部310が起動され、この一筆書きジェスチャ認識機能ON/OFF切替部310の制御の下で以下のような処理が実行される。図4中のステップS312はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
(3−1)一筆書きジェスチャ認識機能をONする場合
先ずステップS3121により一筆書きジェスチャ認識処理部320の機能がONであるか否かが判定される。そして、ここではまだONになっていないのでステップS3126に移行し、カメラ4による撮像範囲、つまりジェスチャの認識領域内に、ジェスチャの始点判定領域(ジェスチャ開始領域)を設定する。例えば図5(a)に示すように、ジェスチャの認識領域Cの中央にジェスチャ開始領域E1を設定する。そして、上記指位置検出処理(ステップS311)により検出された発光マーカ5の描画点の位置座標が上記ジェスチャ開始領域E1内に存在するか否かを判定する。
この状態で、ユーザ1が指の位置を動かし、これにより図5(a)に示すように描画点の位置座標P0が破線L1に示すように上記ジェスチャ開始領域E1内に入ると、ステップS3127により上記一筆書きジェスチャ認識部320の機能をONに設定する。またそれと共に、ステップS3128により図5(b)に示すようにジェスチャの終点を検出するための検出ゾーン(Detection zone)E2を上記ジェスチャの認識領域C内に設定する。
このとき、検出ゾーンE2のサイズはジェスチャ開始領域E1より大きなサイズに設定される。このようにすると、ユーザ1によるユーザの指の位置が検出ゾーンE2内に戻った後に、震えなどにより当該検出ゾーンE2の境界付近で位置ずれを起こしたとしても、このときの指の位置座標、つまり終点の位置を、終点判定領域としての検出ゾーンE2内に安定的に留めることが可能となる。このため、検出ゾーンE2の境界上でいわゆるチャタリングのような現象が発生しても、これにより後述する描画の終了判定(入力判定)において誤認識が発生しないようにすることができる。
(3−2)一筆書きジェスチャ認識機能をOFFする場合
上記一筆書きジェスチャ認識機能がONとなった状態で、ユーザ1がジェスチャによるテレビジョン受信機2の操作を一旦中止するべく、指の位置を例えば図6(a)のL2に示すようにカメラ4の撮像範囲外、つまりジェスチャの認識領域Cの外へ移動させたとする。そうすると、一筆書きジェスチャ認識機能ON/OFF切替部310は、ステップS3121により一筆書きジェスチャ認識処理部320の機能がONであるか否かを判定し、ここではONになっているのでステップS3122に移行する。そして、指位置検出処理(ステップS311)により検出された発光マーカ5の描画点の位置座標が、上記ジェスチャの認識領域Cの外に出たか否かを判定する。
この判定の結果、図6(a)の破線L2に示すように、発光マーカ5の描画点の位置座標が上記ジェスチャの認識領域Cの外に出ると、ステップS3123により一筆書きジェスチャ認識処理部320の機能をOFFに遷移させる。かくして、ユーザ1は指の位置をカメラ4の撮像範囲外へ移動させるだけで、一筆書きジェスチャ認識機能をOFFに戻すことが可能となる。
なお、一筆書きジェスチャ認識機能がOFFに復帰すると、次のイベント信号発生(33msec)時に、ステップS3125において図6(b)に示すようにジェスチャの認識領域C内にジェスチャ開始領域E1が設定される。すなわち、一筆書きジェスチャ認識機能がOFFになると、消去された検出ゾーンE2の代わりにそれよりも小さいジェスチャ開始領域E1が再設定される。
(4)一筆書きジェスチャ認識処理
上記一筆書きジェスチャ認識機能がONとなった状態で、一筆書きジェスチャ認識処理部320は以下のようにジェスチャの認識処理を実行する。図7はその全体の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
すなわち、先ずステップS321において一筆書きジェスチャ入力判断部321が起動し、この一筆書きジェスチャ入力判断部321の制御の下で、ユーザ1の指に装着された発光マーカ5による描画点が上記検出ゾーンE2内に入ったか否かをステップS3211により判定する。そして、描画点が上記検出ゾーンE2内に入っていなければ、ステップS3214によりジェスチャ入力中か否かを示すジェスチャフラグ(Gesture Flag)を“TRUE”に設定し、以後イベントが発生するごとに描画点が検出ゾーンE2内に入るか否かを監視する処理を繰り返す。
(4−1)一筆書き図形の方向識別処理
さて、この状態でユーザ1の指に装着された発光マーカ5による描画点が上記検出ゾーンE2内に入ったことが検出されたとする。そうすると、ステップS3212によりジェスチャフラグが“TRUE”になっていることを確認した後、先ずステップS322により一筆書き図形の方向識別処理を実行する。
この一筆書き図形の方向識別処理は以下のように行われる。すなわち、先ず指位置蓄積部25に記憶された指位置座標の集合を読み出し、この指位置座標の集合により表される指の描画軌跡を表す画像をもとに当該描画軌跡を表す画像の重心位置座標を算出する。そして、この算出された描画軌跡画像の重心位置座標と描画開始点における座標との関係から、当該描画開始点に対する上記描画軌跡の描画方向が上下左右の何れであるかを識別することにより行われる。
(4−2)一筆書き図形識別処理
次にステップS323により一筆書き図形識別処理を実行する。この一筆書き図形識別処理は、指位置蓄積部25に記憶された指位置座標、つまり描画点の位置情報の集合を読み出し、この描画点の位置座標の集合により表される指の軌跡、つまりジェスチャにより描かれた図形の形状を、一筆書き図形蓄積部22に記憶された一筆書き図形モデルと照合することで識別する。
そして、上記ジェスチャにより描かれた図形の描画方向及び図形形状の識別処理が終了すると、ステップS3213によりジェスチャフラグ(Gesture Flag)を“False”にリセットする。
(5)表示画面の更新処理
上記一筆書きジェスチャの認識処理が終了すると、ステップS40において表示画像処理ユニット50が起動され、この表示画像処理ユニット50の制御の下で、表示画像の更新処理が以下のように行われる。
すなわち、上記一筆書き図形の方向識別部322及び一筆書き図形識別部323によりそれぞれ識別されたジェスチャ図形の描画方向及び図形の種類をもとに、操作内容データベース23から対応する操作内容を表す情報が読出される。そして、この読み出された操作内容を表す情報をもとに、表示画像・映像蓄積部24から対応する画像や映像の表示データが読出され、この表示データをもとにテレビジョン受信機2の表示画面が更新される。
(6)UFTの表示制御
ところで、上記一筆書きジェスチャによる入力操作が行われる前に、表示画面処理ユニット50はステップS40において、メニューに対するUFTの割り当て及びその表示処理を以下のように実行する。図8はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
(6−1)UFTの割り当て
表示画面処理ユニット50は、先ずステップS4011により、メニュー状態把握処理部51の制御の下でUnicursal Tag Flagが“TRUE”か否か、つまりWebページに表示中のメニューに対しUFTが割り当てられているか否かを判定する。この判定の結果、UFTがまだ割り当てられていなければ、ステップS402により一筆書き図形タグ表示部52を起動し、この一筆書き図形タグ表示部52の制御の下で以下のようにUFTの割り当て及び表示処理を実行する。
すなわち、先ずステップS4021により、ジェスチャによる左向き又は右向きのUnicursal Lineの入力操作が行われたか否かを判定する。左向きのUnicursal Lineの入力操作とは、ジェスチャにより指を左方向に直線状に移動させた後元の位置に戻す一次元図形を描く操作であり、また右向きのUnicursal Lineの入力操作とは、ジェスチャにより指を右方向に直線状に移動させた後元の位置に戻す一次元図形を描く操作である。これらの操作は、先に述べた指位置検出部311により検出された描画点の軌跡を、予め記憶しておいた基本操作パターンと照合することにより検出される。
上記左向き又は右向きのUnicursal Lineの入力操作が検出されると、次にステップS4022において、先ずテレビジョン受信機2の表示画面を上下左右の4つの表示領域に分割する。そして、上記入力されたUnicursal Lineの描画軌跡とその終始点の座標から当該Unicursal Lineの描画方向が左方向であるか右方向であるかを判定する。次に、上記分割された4つの表示領域のうち、上記判定されたUnicursal Lineの描画方向に対応する表示領域を選択し、この選択された表示領域に表示されているメニュー群に対し、一筆書き図形タグ蓄積部26に記憶されている各UFTの中から、選択条件を満たすUFTを選択して割り当てる。
例えば、いまテレビジョン受信機2の表示画面に図9に示すように複数のメニューが表示され、かつ表示画面が図中の一点鎖線に示すように4つの表示領域に分割されているものとする。この状態で、ユーザが左方向のUnicursal Lineを入力したとすると、上記4つの表示領域のうち表示画面の左側に位置する2つの表示領域を選択し、この選択された2つの表示領域に表示されている各メニューに対しそれぞれ異なるUFTを割り当て、同時にこのUFTをメニューの近傍に表示させる。
またこのとき、上記UFTには予め決められた選択条件を満たすものが選択され、割り当て及び表示される。すなわち、上記選択された2つの表示領域のうち、上側の表示領域については一筆書き図形の描画方向が上方向になるようなUFT、つまり終始点が下端に位置するUFTが図11に示したUFT群の中から選択され表示される。一方、下側の表示領域については一筆書き図形の描画方向が下方向になるようなUFT、つまり終始点が上端に位置するUFTが図11に示したUFT群の中から選択され表示される。図10はこのようにして選択されたUFTの表示結果を示すものである。
同様に、ユーザが右方向のUnicursal Lineを入力した場合には、図9に示す4つの表示領域のうち、右側に位置する2つの表示領域に表示された各メニューに対し、それぞれ異なるUFTが割り当てられ表示される。なお、この場合も上記2つの表示領域のうち上側の表示領域に表示されたメニューに対しては、終始点が下端に位置するUFTが選択されて表示され、また下側の表示領域に表示されたメニューに対しては、終始点が上端に位置するUFTが選択され表示される。
以上のようにUFTの割り当て及び表示が終了すると、一筆書き図形タグ表示部52はステップS4023により、Unicursal Tag Flagをタグが割り当て済であることを示す“TRUE”に設定し、処理を終了する。
(6−2)リンク選択処理
上記したようにメニューにUFTが割り当てられて表示された状態で、ユーザが所望のメニューを選択するべく、当該メニューに割り当てられたUFTにより表される図形を一筆書きジェスチャにより入力したとする。そうすると、この入力された図形は上記一筆書きジェスチャ認識処理部320により、図形の形状と描画方向をもとに認識される。
上記入力図形が認識されると表示画面処理ユニット50は、ここではUnicursal Tag Flagが“TRUE”に設定されているため、ステップS403によりリンク選択部54を起動する。そして、このリンク選択部54の制御の下、先ずステップS4031により上記認識された入力図形の描画方向が上方向又は下方向かを判定し、上方向又は下方向のいずれかであればステップS4032によりリンク選択処理を行う。このリンク選択処理は、上記認識された入力図形の種類をもとに、一筆書き図形タグ蓄積部26から当該入力図形(UFT)に対応するリンク先情報を読出し、この読み出したリンク先情報に基づいてWebサイトにアクセスすることにより行われる。このリンク選択処理により、表示画面に表示されているページは更新される。
上記リンク選択処理が終了すると表示画面処理ユニット50は、ステップS404により一筆書き図形削除部53を起動し、この一筆書き図形削除部53の制御の下、先ずステップS4041によりUnicursal Tag FlagをFALSEに設定する。そして、ステップS4042により、先の図形タグ表示処理(ステップS402)により各メニューに対し割り当てられたUFTの割り当てを解除し、かつ当該UFTの表示を消去する。
[作用効果]
以上詳述したようにこの実施形態では、テレビジョン受信機2の表示画面に表示中のメニュー群に対し一筆書き図形タグ(UFT)を割り当て表示させる機能と、この表示されたUFTに応じジェスチャ入力が行われた場合に対応するリンク選択処理を行う機能とを備えている。このうち、UFTの割り当て表示機能は、テレビジョン受信機2の表示画面を上下左右の4つの表示領域に分割し、この状態で一筆書きジェスチャにより描画されたUnicursal Lineの描画方向を判定して、この判定されたUnicursal Lineの描画方向に対応する表示領域を上記分割された4つの表示領域の中から選択する。そして、この選択された表示領域に表示されているメニュー群に対し、一筆書き図形タグ蓄積部26に記憶されている各UFTの中から予め定められた選択条件を満たすものを選択して割り当てると共に、割り当てられたUFTを上記メニューに関連付けてテレビジョン受信機2の表示画面に表示させるようにしている。
したがって、テレビジョン受信機2の表示画面に多数のメニューが同時に表示されている場合でも、ジェスチャ入力されたUnicursal Lineの描画方向によりUFTを割り当てるべき表示領域が選択され、この選択された表示領域のメニュー群に対してのみUFTが割り当てられ表示される。このため、表示画面に表示中の全てのメニューに同時にUFTを割り当て表示させる場合に比べ、UFTの種類を減らすことができ、その分UFTを確認する際のユーザの負担を軽減して操作性を高めることができる。
また、メニューに割り当てるUFTを選択する際に、分割された4つの表示領域ごとに、当該表示領域の表示画面中心からの方向と描画方向が同一方向となるようなUFTを選択するようにしている。このため、リンク情報に割り当てられるUFTは、表示領域ごとに描画方向が一意に規定される。このため、ユーザはメニューの選択操作を行う際に、当該メニューに割り当てられたUFTの形状のみを確認すればよく、当該UFTの描画方向(終始点)を確認する必要がない。したがって、UFTを確認する際のユーザの負担をさらに軽減することができ、これにより操作性をさらに高めることができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では左向き又は右向きのUnicursal Lineの入力に応じて表示画面の左右いずれかの表示領域を選択し、この表示領域に表示されたメニューに対しUFTを割り当てるようにした。しかしそれに限らず、上向き又は下向きのUnicursal Lineの入力に応じて表示画面の上下いずれかの表示領域を選択し、この表示領域に表示されたメニューに対しUFTを割り当てるようにしてもよい。
またこの場合、その選択条件に従い、左側の表示領域に対しては一筆書き図形の描画方向が左方向になるようなUFT、つまり終始点が右端に位置するUFTが図12に示したUFT群の中から選択され表示される。一方、右側の表示領域については一筆書き図形の描画方向が右方向になるようなUFT、つまり終始点が左端に位置するUFTが図12に示したUFT群の中から選択され表示される。
さらに前記実施形態では、表示画面を上下左右に4分割し、これら4つの表示領域のうちの2つの表示領域に表示された各メニューに対し同時にUFTを割り当てるようにした。しかしそれに限らず、表示画面を例えば6分割又は8分割というようにさらに多数に分割し、これらの分割された表示領域ごとにUFTを割り当てるようにしてもよい。このようにすると、同時に表示されるUFTの数をさらに少なくすることができ、これによりユーザの負担をさらに軽減して操作性をより一層高めることが可能となる。
さらに、UFTを割り当てる際に、複数のリンク情報のうちユーザにより選択される可能性が高いリンク情報に対し、1個の図形により表現されるUFTを優先的に割り当てるようにしてもよい。また、図形数が同数の図形タグ情報が複数ある場合には、これらの図形タグ情報のうち楕円や円形のような丸みのある二次元図形を用いた図形タグ情報を、前記割り当て対象のリンク情報に対し優先的に割り当てるようにしてもよい。さらに、多角形のような角のある図形を用いた図形タグ情報の場合に、角の数が少ない図形を前記割り当て対象のリンク情報に対し優先的に割り当てるようにしてもよい。さらに、複数の二次元図形の組み合わせにより表現される図形タグ情報が複数ある場合には、これらの図形タグ情報のうち複数の図形の配置関係が点対称をなす図形タグ情報を、前記割り当て対象のリンクに対し優先的に割り当てるようにしてもよい。これらの選択条件を組み合わせることで、リンク情報のうち選択される可能性の高いリンク情報の選択操作を、より一層簡単かつ短時間に行うことが可能となる。
また前記実施形態では、ユーザが指を動かして空間に図形を描画し、この図形を描画する動き、つまりユーザのジェスチャをカメラにより撮像してその撮像画像データをテレビジョン受信機に取り込み、この取り込まれた図形をもとにジェスチャを認識するようにした。しかしそれに限るものではなく、タブレット型端末のタッチパネル上でユーザが指により図形を描画し、その軌跡を認識する場合であってもよい。
その他、情報入力装置の種類や構成、UFTを表現する図形の種類やサイズ、図形の組み合わせの種類等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…ユーザ、2…テレビジョン受信機、3…情報処理装置、4…カメラ、5…発光マーカ、10…撮像画像取得ユニット、11…カメラ画像取得部、20…データベース、21…カメラ画像蓄積部、22…一筆書き図形蓄積部、23…操作内容データベース、24…表示画像・映像蓄積部、25…指位置蓄積部、26…一筆書き図形タグ蓄積部、30…一筆書きジェスチャ認識処理ユニット、310…一筆書きジェスチャ認識機能ON/OFF切替部、311…指位置検出部、312…一筆書きジェスチャ認識機能ON/OFF判断・切替部、320…一筆書きジェスチャ認識処理部、321…一筆書きジェスチャ入力判断部、322…一筆書き図形の方向識別部、323…一筆書き図形識別部、40…リアルタイム処理発生ユニット、50…表示画面処理ユニット、51…メニュー状態把握処理部、52…一筆書き図形タグ表示部、53…一筆書き図形削除部、54…リンク選択部。

Claims (3)

  1. ディスプレイに表示された情報ページに設定された、他の情報ページにアクセスするためのリンク情報に対し、一筆書きにより描かれる二次元図形の種類とその描画方向により表現される固有の図形タグ情報を割り当て、この図形タグ情報を前記リンク情報に関連付けた状態で前記情報ページに表示させるタグ情報表示制御手段と、
    一筆書きにより描画された二次元図形データを取り込み、この取り込んだ二次元図形データの描画軌跡と終始点の座標から二次元図形の種類と描画方向を判定する図形判定手段と、
    前記判定された二次元図形の種類と描画方向を前記情報ページに表示中の図形タグ情報と照合し、両者が一致した場合に当該表示中の図形タグ情報が関連付けられたリンク情報を選択するリンク情報選択手段と
    を具備し、
    前記タグ情報表示制御手段は、
    前記ディスプレイの表示画面を予め定めた任意の位置を中心に複数の表示領域に分割する第1の手段と、
    一筆書きにより描画された一次元図形データを取り込み、この取り込んだ一次元図形データの描画軌跡とその終始点の座標から当該一次元図形の描画方向を判定する第2の手段と、
    前記分割された複数の表示領域のうち、前記判定された一次元図形の描画方向に対応する表示領域を選択し、前記表示画面の一部であってかつ前記選択された表示領域に表示されているリンク情報に対し、前記固有の図形タグ情報を割り当て、この図形タグ情報を前記リンク情報に関連付けた状態で表示させる第3の手段と
    を備えることを特徴とする情報入力装置。
  2. 前記第3の手段は、前記分割された複数の表示領域の各々について、その分割中心となる位置からの当該表示領域の方向と描画方向が同一の図形タグ情報を選択し、この選択された図形タグ情報を当該表示領域に表示されているリンク情報に対し割り当て、この図形タグ情報を前記リンク情報に関連付けた状態で表示させることを特徴とする請求項1記載の情報入力装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報入力装置が具備する各手段の処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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