JP5752781B2 - 干渉管理のためのサブフレーム依存の送信電力制御 - Google Patents

干渉管理のためのサブフレーム依存の送信電力制御 Download PDF

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Description

関連出願に対する相互参照
本願は、全体が本明細書において参照によって明確に組み込まれている2010年3月25日出願の「干渉管理のためにサブフレーム依存のノイズ・パディングを容易にするシステム、装置、および方法」(SYSTEMS, APPARATUS AND METHODS TO FACILITATE SUBFRAME DEPENDENT NOISE PADDING FOR INTERFERENCE MANAGEMENT)と題された米国仮出願61/317,648号に対する優先権を主張する。
本開示は、一般に、通信に関し、さらに詳しくは、送信電力を制御することによって干渉を管理するための技術に関する。
無線通信ネットワークは、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のようなさまざまな通信コンテンツを提供するために広く開発された。これら無線ネットワークは、利用可能なネットワーク・リソースを共有することにより、複数のユーザをサポートすることができる多元接続ネットワークでありうる。このような多元接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
無線通信ネットワークは、多くのユーザ機器(UE)のための通信をサポートしうる多くの基地局を含みうる。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクによって基地局と通信しうる。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)は、基地局からUEへの通信リンクを称し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)は、UEから基地局への通信リンクを称する。
基地局は、ダウンリンクで1または複数のUEへデータを送信し、アップリンクで1または複数のUEからデータを受信する。ダウンリンクにおいては、基地局からのデータ送信が、近隣の基地局からのデータ送信による干渉を観察しうる。アップリンクにおいては、UEからのデータ送信が、近隣の基地局と通信する他のUEからのデータ送信による干渉を観察しうる。ダウンリンクとアップリンクとの両方について、干渉元の基地局および干渉元のUEによる干渉が、パフォーマンスを低下させうる。
ある態様によれば、無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための方法が提供される。この方法は一般に、電力制御情報を取得することと、電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節することと、を含み、ここで、サブフレーム・タイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える。
ある態様によれば、無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための方法が提供される。この方法は一般に、電力制御情報を決定することと、電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、電力制御情報をユーザ機器に送信することと、を含み、ここで、サブフレーム・タイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える。
本開示のさまざまな態様および特徴が、以下にさらに詳細に記載される。
図1は、無線通信ネットワークを示す。 図2は、基地局およびUEのブロック図を示す。 図3は、周波数分割デュプレクス(FDD)のためのフレーム構造を示す。 図4は、ダウンリンクのための2つの典型的なサブフレーム・フォーマットを示す。 図5は、アップリンクのための典型的なサブフレーム・フォーマットを示す。 図6は、時分割デュプレクス(TDD)のためのフレーム構造を示す。 図7は、本開示のある態様にしたがう、基地局とUEとの機能構成要素の例を示す。 図8は、本開示のある態様にしたがって、UEによって実行されうる動作の例を例示する。 図9は、本開示のある態様にしたがって、UEによって実行されうる動作の例を例示する。 図10Aは、本開示のある態様にしたがって、干渉を管理するため異なるサブフレーム・タイプのために個別の電力制御ループがどのようにして利用されるかを例示する。 図10Bは、本開示のある態様にしたがって、干渉を管理するため異なるサブフレーム・タイプのために個別の電力制御ループがどのようにして利用されるかを例示する。
本明細書では、送信電力を制御することによって干渉を管理するための技術が記載される。ある態様によれば、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力が、サブフレーム・タイプに応じて制御される。例として、サブフレーム・タイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される第1のタイプと、第1のセルにおける送信が、そのように保護されない第2のタイプとを含みうる。第1のタイプのサブフレームに与えられた保護によって、より低い送信電力が使用されるようになる一方、比較的高い送信電力は、第2のセルにおける送信による潜在的な干渉に打ち勝つために、第2のタイプのサブフレームのサブフレームにおいて使用されうる。
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のネットワークのようなさまざまな無線通信ネットワークのために使用されうる。用語「ネットワーク」および「システム」は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)、時分割同期CDMA(TD−SCDMA)、およびCDMAのその他の変形を含んでいる。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現する。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、周波数分割デュプレクス(FDD)と時分割デュプレクス(TDD)との両方において、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSの新たなリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された組織からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された組織からの文書に記載されている。本明細書で記載された技術は、他の無線ネットワークおよびラジオ技術と同様に、前述された無線ネットワークおよびラジオ技術のために使用されうる。明確化のために、これら技術のある態様は、以下において、LTEに関して記載されており、LTE用語が以下の説明の多くで使用される。
図1は、無線通信ネットワーク100を示す。これは、LTEネットワークまたはその他いくつかの無線ネットワークでありうる。本明細書で示された干渉管理技術は、このようなシステムにおいて使用されうる。
無線ネットワーク100は、多くのイボルブド・ノードB(eNB)110およびその他のネットワーク・エンティティを含みうる。eNBは、UEと通信するエンティティであり、基地局、ノードB、アクセス・ポイント等とも称されうる。おのおののeNBは、特定の地理的エリアのために通信有効範囲を提供する。3GPPでは、用語「セル」は、この用語が使用される文脈に依存して、この有効通信範囲エリアにサービス提供しているeNBおよび/またはeNBサブシステムからなる有効通信範囲エリアを称しうる。
eNBは、マクロ・セル、ピコ・セル、フェムト・セル、および/または、その他のタイプのセルのために、通信有効通信範囲を提供しうる。マクロ・セルは、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径数キロメータ)をカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。ピコ・セルは、比較的小さな地理的エリアをカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。フェムト・セルは、比較的小さな地理的エリア(例えば、住宅)をカバーし、フェムト・セルとの関連を持つUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)におけるUE)による無制限のアクセスを許可しうる。マクロ・セルのためのeNBは、マクロeNBと称されうる。ピコ・セルのためのeNBは、ピコeNBと称されうる。フェムト・セルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNB(HeNB)と称されうる。図1に示す例では、eNB110aは、マクロ・セル102aのためのマクロeNBであり、eNB110bは、ピコ・セル102bのためのピコeNBであり、eNB110cは、フェムト・セル102cのためのフェムトeNBでありうる。eNBは、1または複数(例えば3つ)のセルをサポートしうる。「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書において置換可能に使用されうる。
無線ネットワーク100はさらに、リレーをも含みうる。リレーは、データの伝送を上流局(例えば、eNBまたはUE)から受信し、データの伝送を下流局(例えば、UEまたはeNB)へ送信するエンティティである。リレーまた、他のUEのための送信を中継するUEでもありうる。図1に示される例において、リレー110dは、eNB110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、バックホール・リンクを介してマクロeNB110aと、アクセス・リンクを介してUE120dと通信しうる。リレーはまた、リレーeNB、リレー局、リレー基地局等とも称されうる。
無線ネットワーク100はまた、例えば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーeNB等のような異なるタイプのeNBを含むヘテロジニアスなネットワークでありうる。これら異なるタイプのeNBは、異なる送信電力レベル、異なる有効通信範囲サイズ、および、無線ネットワーク100内の干渉に対する異なるインパクトを有しうる。例えば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(例えば、5乃至40ワット)を有する一方、ピコeNB、フェムトeNB、およびリレーは、低い送信電力レベル(例えば、0.1乃至2ワット)を有しうる。
ネットワーク・コントローラ130は、eNBのセットに接続しており、これらeNBに対して調整および制御を提供しうる。ネットワーク・コントローラ130は、単一のネットワーク・エンティティであるか、ネットワーク・エンティティの集合でありうる。ネットワーク・コントローラ130は、バックホールを介してeNBと通信しうる。eNBはまた、例えば、ダイレクトに、または、無線または有線のバックホールを介して非ダイレクトに、互いに通信しうる。
無線ネットワーク100の全体にわたって、多くのUE120が分布しうる。そして、おのおののUEは、固定式または移動式でありうる。UEは、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局等とも称されうる。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、スマート・フォン、ネットブック、スマートブック等でありうる。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレー等と通信することができうる。UEはまた、別のUEとピア・トゥ・ピア(P2P)通信することができうる。図1に示された例では、UE120e,120fが、無線ネットワーク100内のeNBと通信することなく、互いにダイレクトに通信しうる。P2P通信は、UE間のローカルな通信のために、無線ネットワーク100における負荷を低減しうる。また、UE間のP2P通信によって、1つのUEは、他のUEのためのリレーとして動作できるようになるので、他のUEが、eNBに接続することが可能となる。
図1では、2つの矢印を持つ実線が、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでUEにサービス提供するように指定されたeNBであるサービス提供eNBと、UEとの間の所望の送信を示す。2つの矢印を持つ破線は、UEとeNBとの間の干渉送信を示す。
UEは、複数のeNBの有効通信範囲内に位置しうる。これらのeNBのうちの1つが、UEにサービス提供するために選択されうる。サービス提供eNBは、例えば受信信号強度、受信信号品質、経路喪失等のようなさまざまな基準に基づいて選択されうる。受信信号品質は、信号対雑音および干渉比(SINR:signal-to-noise-and-interference ratio)、または基準信号受信品質(RSRQ:reference signal received quality)、またはその他のメトリックによって定量化されうる。
UEは、1または複数の干渉元のeNBからの高い干渉を観察しうる支配的な干渉シナリオで動作しうる。支配的な干渉シナリオは、制限された関連付けによって生じうる。例えば、図1では、UE120cが、フェムトeNB110cの近くにあり、eNB110cに関し高い受信電力を有しうる。しかしながら、UE120cは、制限された関連付けによって、フェムトeNB110cへアクセスすることができず、低い受信電力のマクロeNB110aに接続しうる。UE120cは、その後、ダウンリンクで、フェムトeNB110cからの高い干渉を観察し、アップリンクで、フェムトeNB110cへの高い干渉を引き起こしうる。
支配的な干渉シナリオはまた、範囲拡張によっても生じうる。これは、経路喪失が低く、かつ、UEによって検出されたすべてのeNBの中でも恐らくはSINRが低いeNBにUEが接続するシナリオである。例えば、図1では、UE120bは、マクロeNB110aよりもピコeNB110bの近くに配置され、ピコeNB110bに関し低い経路喪失しか有さない。しかしながら、UE120bは、マクロeNB110aと比較してピコeNB110bの送信電力レベルが低いことによって、ピコeNB110bについて、マクロeNB110aよりも低い受信電力しか有さない。それにも関わらず、UE120bは、低い経路喪失によって、ピコeNB110bに接続することが望ましいことがありうる。この結果、UE120bにとって、所与のデータ・レートの場合、無線ネットワークへの干渉が低くなりうる。
支配的な干渉シナリオにおける通信をサポートするために、さまざまな干渉管理技術が使用されうる。これらの干渉管理技術は、(セル間干渉調整(ICIC)とも称されうる)準静的なリソース分割、動的なリソース割当、および干渉除去等を含みうる。準静的なリソース分割は、異なるセルへリソースを割り当てるために(例えば、バックホール・ネゴシエーションによって)実行されうる。これらリソースは、サブフレーム、サブ帯域、キャリア、リソース・ブロック、送信電力等を備えうる。おのおののセルは、他のセルまたはこれらのUEからの干渉がほとんど観察されないか、または、まったく観察されないリソースのセットを割り当てられうる。動的なリソース割当はまた、ダウンリンクおよび/またはアップリンクで強い干渉を観察しているUEのための通信をサポートするために必要とされるようなリソースを割り当てるために、(例えば、セルとUEとの間のオーバ・ザ・エア・メッセージを交換することによって)実行されうる。干渉除去はまた、干渉元のセルからの干渉を緩和するためにUEによって実行されうる。
無線ネットワーク100は、ダウンリンクおよびアップリンクにおけるデータ送信のために、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートしうる。HARQの場合、パケットが受信機(例えば、UE)によって正確に復号されるか、または、その他の終了条件に到達するまで、送信機(例えば、eNB)は、パケットの1または複数の伝送を送りうる。同期HARQの場合、パケットのすべての送信が、Q番目毎のサブフレームを含む単一のHARQインタレースのサブフレームで送信されうる。ここで、Qは、4,6,8,10またはその他のいくつかの値に等しくなりうる。非同期HARQの場合、パケットの送信はそれぞれ、任意のサブフレームで送られうる。
無線ネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートしうる。
同期動作の場合、eNBは、同じようなフレーム・タイミングを有し、異なるeNBからの送信は、時間的にほぼ揃えられうる。非同期動作の場合、eNBは、異なるフレーム・タイミングを有し、異なるeNBからの送信は、時間的に揃えられない場合がある。
無線ネットワーク100は、FDDまたはTDDを利用しうる。FDDの場合、ダウンリンクとアップリンクは、個別の周波数チャネルを割り当てられ、ダウンリンク送信およびアップリンク送信は、2つの周波数チャネルで同時に送信されうる。TDDの場合、アップリンクとダウンリンクとが同じ周波数チャネルを共有し、ダウンリンク送信およびアップリンク送信が、異なる期間において、同じ周波数チャネルで送信されうる。
図2は、図1における基地局/eNBのうちの1つ、およびUEのうちの1つでありうる、基地局/eNB110とUE120との設計のブロック図を示す。図2に示されるさまざまな構成要素(例えば、プロセッサ)は、本明細書において記載された干渉管理技術を実行するために利用されうる。例示されるように、基地局110は、UE120に電力制御情報202を送信しうる。以下により詳細に記載されるであろうが、UE120は、電力制御情報202に基づいて、サブフレーム依存方式で、アップリンク送信の送信電力を調節しうる。
基地局110は、T個のアンテナ234a乃至234tを備え、UE120は、R個のアンテナ252a乃至252rを備えうる。ここで、一般に、T≧1およびR≧1である。
基地局110では、送信プロセッサ220が、データ・ソース212から1または複数のUEのためのデータを、コントローラ/プロセッサ240から制御情報を受信しうる。プロセッサ220は、データおよび制御情報を処理(例えば、符号化および変調)し、データ・シンボルおよび制御シンボルをそれぞれ取得する。プロセッサ220はさらに、同期信号、基準信号等のための基準シンボルを生成しうる。送信(TX)複数入力複数出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能であれば、データ・シンボル、制御シンボル、および/または、基準シンボルに空間処理(例えば、プリコーディング)を実行し、T個の出力シンボル・ストリームをT個の変調器(MOD)232a乃至232tに提供しうる。おのおのの変調器232は、(例えば、OFDM等のために)それぞれの出力シンボル・ストリームを処理して、出力サンプル・ストリームを得る。おのおのの変調器232はさらに、出力サンプル・ストリームを処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)し、ダウンリンク信号を取得する。T個の変調器232a乃至232tからのダウンリンク信号は、T個のアンテナ234a乃至234tによってそれぞれ送信されうる。
UE120では、アンテナ252a乃至252rが、基地局110からダウンリンク信号を、別の基地局からダウンリンク信号を、および/または、他のUEからP2P信号を受信し、受信した信号を、復調器(DEMOD)254a乃至254rへそれぞれ提供しうる。おのおのの復調器254は、受信されたそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得しうる。おのおのの復調器254はさらに、(例えば、OFDM等のため)これら入力サンプルを処理して、受信されたシンボルを取得しうる。MIMO検出器256は、R個すべての復調器254a乃至254rから受信したシンボルを取得し、適用可能である場合、これら受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供しうる。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調および復号)し、UE120のために復号されたデータをデータ・シンク260に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ280へ提供しうる。
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ264が、データ・ソース262からデータを、コントローラ/プロセッサ280から制御情報を受信し、これらを処理しうる。プロセッサ264は、データおよび制御情報を処理(例えば、符号化および変調)し、データ・シンボルおよび制御シンボルをそれぞれ取得する。プロセッサ264はさらに、1または複数の基準信号のための基準シンボル等を生成しうる。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能であれば、TX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、さらに、(例えば、SC−FDM、OFDM等のために)変調器254a乃至254rによって処理され、基地局110、他の基地局、および/または、他のUEへ送信されうる。基地局110では、UE120およびその他のUEからのアップリンク信号が、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合にはMIMO検出器236によって検出され、さらに、受信プロセッサ238によって処理されて、UE120およびその他のUEによって送信された復号されたデータおよび制御情報が取得される。プロセッサ238は、復号されたデータをデータ・シンク239へ提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240へ提供しうる。
コントローラ/プロセッサ240,280は、基地局110およびUE120それぞれにおける動作を指示しうる。基地局110におけるプロセッサ240および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書に記載された技術のための処理の実行または指示を行いうる。UE120におけるプロセッサ280および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明された技術のための処理の実行または指示を行いうる。メモリ242,282は、基地局110およびUE120それぞれのためのデータおよびプログラム・コードを格納しうる。通信(Comm)ユニット244によって、基地局110は、他のネットワーク・エンティティ(例えば、ネットワーク・コントローラ130)と通信できるようになりうる。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでのデータ送信のためにUEをスケジュールしうる。
ある態様によれば、受信プロセッサ238および/またはコントローラ/プロセッサ240は、電力制御情報を決定し、UE120への送信のために、この情報を、送信プロセッサ220に提供しうる。一方、UE120の受信プロセッサ258および/またはコントローラ・プロセッサ280は、電力制御情報を抽出し、これを、サブフレーム依存方式で、アップリンク送信のための送信電力を制御する際に使用するために、送信プロセッサ264へ提供しうる。
図2は、図1におけるネットワーク・コントローラ130の設計をも示す。ネットワーク・コントローラ130内では、コントローラ/プロセッサ290が、UEのための通信をサポートするさまざまな機能を実行しうる。コントローラ/プロセッサ290は、本明細書に記載された技術のための処理を実行しうる。メモリ292は、ネットワーク・コントローラ130のためのデータおよびプログラム・コードを格納しうる。通信ユニット294によって、ネットワーク・コントローラ130は、他のネットワーク・エンティティと通信できるようになりうる。
前述したように、BS110およびUE120は、FDDまたはTDDを利用しうる。FDDの場合、ダウンリンクとアップリンクは、個別の周波数チャネルを割り当てられ、ダウンリンク送信およびアップリンク送信は、2つの周波数チャネルで同時に送信されうる。
図3は、LTEにおけるFDDのための典型的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクのおのおののための送信タイムラインは、ラジオ・フレームの単位に分割されうる。おのおののラジオ・フレームは、(例えば10ミリ秒(ms)のような)予め定められた持続時間を有し、0乃至9のインデクスを付された10個のサブフレームへ分割されうる。おのおののサブフレームは2つのスロットを含みうる。したがって、おのおののラジオ・フレームは、0乃至19のインデクスを付された20のスロットを含みうる。おのおののスロットは、例えば、(図3に示すように)通常のサイクリック・プレフィクスの場合、7つのシンボル期間、拡張されたサイクリック・プレフィクスの場合、6つのシンボル期間のように、L個のシンボル期間を含みうる。おのおののサブフレームでは、2L個のシンボル期間が、0乃至2L−1のインデクスを割り当てられうる。
LTEは、ダウンリンクで周波数分割多重(OFDM)を、アップリンクでシングル・キャリア周波数分割多重(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、周波数範囲を、一般にトーン、ビン等とも称される複数(NFFT)個の直交サブキャリアに分割する。おのおののサブキャリアは、データを用いて変調されうる。一般に、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数領域で、SC−FDMを用いて時間領域で送信される。隣接するサブキャリア間の間隔は固定され、サブキャリアの総数(NFFT)は、システム帯域幅に依存しうる。例えば、NFFTは、1.25,2.5,5,10,20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅についてそれぞれ128,256,512,1024,2048にそれぞれ等しくなりうる。システム帯域幅はまた、多くのサブ帯域に分割されうる。そして、各々のサブ帯域は、例えば1.08MHzのような周波数の範囲をカバーしうる。
ダウンリンクおよびアップリンクのおのおのために利用可能な時間周波数リソースは、リソース・ブロックに分割されうる。おのおののリソース・ブロックは、1つのスロット内に12のサブキャリアをカバーし、多くのリソース要素を含みうる。おのおののリソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし、実数値または複素数値である1つの変調シンボルを送信するために使用されうる。
LTEでは、eNBは、サブフレームの制御領域で、物理制御フォーマット・インジケータ・チャネル(PCFICH)、物理HARQインジケータ・チャネル(PHICH)、および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送信しうる。PCFICHは、制御領域のサイズを伝送しうる。PHICHは、HARQを用いてアップリンクで送信されるデータ送信のためのアクノレッジメント(ACK)およびネガティブ・アクノレッジメント(NACK)のフィードバックを伝送しうる。PDCCHはダウンリンク許可、アップリンク許可、および/または、その他の制御情報を伝送しうる。eNBはまた、(図3に示されていない)サブフレームのデータ領域で、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送信しうる。PDSCHは、ダウンリンクで、データ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを伝送しうる。
LTEでは、eNBはまた、eNBによってサポートされるおのおののセルのためのシステム帯域幅の中央1.08MHzで、ダウンリンクで一次同期信号(PSS)および二次同期信号(SSS)を送信しうる。図3に示すように、PSSおよびSSSは、通常のサイクリック・プレフィクスを持つ各ラジオ・フレームのサブフレーム0およびサブフレーム5において、シンボル期間6およびシンボル期間5でそれぞれ送信されうる。PSSおよびSSSは、UEによって、セル探索および獲得のために使用されうる。eNBは、eNBによってサポートされているおのおののセルについて、システム帯域幅で、セル特有基準信号(CRS)を送信しうる。CRSは、おのおののサブフレームのあるシンボル期間で送信されうる。そして、チャネル推定、チャネル品質測定、および/または、その他の機能を実行するために、UEによって使用されうる。eNBはまた、あるラジオ・フレームのスロット1におけるシンボル期間0乃至3で、物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)を送信しうる。PBCHは、いくつかのシステム情報を伝送しうる。eNBは、例えばシステム情報ブロック(SIB)のようなその他のシステム情報を、あるサブフレームで、PDSCHで送信しうる。
図4は、LTEにおいて、通常のサイクリック・プレフィクスを用いたダウンリンクのための典型的なサブフレーム・フォーマット410,420を示す。ダウンリンクのためのサブフレームは、時分割多重されたデータ領域が後に続く制御領域を含みうる。制御領域は、サブフレームのうちの最初のM個のシンボル期間を含みうる。ここで、Mは、1,2,3または4に等しくなりうる。Mは、サブフレーム毎に変化し、サブフレームの最初のシンボル期間においてPCFICHによって伝送されうる。制御領域は、制御情報を伝送しうる。データ領域は、サブフレームのうちの残りの(2L−M)個のシンボル期間を含み、UEのためのデータおよび/またはその他の情報を伝送しうる。
サブフレーム・フォーマット410は、2つのアンテナを装備したeNBのために使用されうる。CRSは、シンボル期間0,4,7,11において、アンテナ0,1から送信されうる。基準信号は、送信機および受信機に演繹的に知られている信号であり、パイロットと称されうる。CRSは、例えば、セル識別情報(ID)に基づいて生成された、セルに特有の基準信号である。図4では、ラベルRを付された所与のリソース要素について、アンテナaから、このリソース要素で変調シンボルが送信され、他のアンテナからは、このリソース要素で、変調シンボルは送信されない。サブフレーム・フォーマット420は、4つのアンテナを装備したeNBのために使用されうる。CRSは、シンボル期間0,4,7,11において、アンテナ0,1から送信され、シンボル期間1,8において、アンテナ2,3から送信されうる。サブフレーム・フォーマット410,420の両方について、セルIDに基づいて決定されうる、等間隔で配置されたサブキャリアでCRSが送信されうる。異なるeNBは、これらセルのセルIDに依存して、同じサブキャリアまたは異なるサブキャリアで、これらセルのためのCRSを送信しうる。サブフレーム・フォーマット410,420の両方について、CRSのために使用されていないリソース要素は、データまたは制御情報を送信するために使用されうる。
図5は、LTEにおけるアップリンクのための典型的なサブフレーム・フォーマット400を示す。アップリンク用のサブフレームは、周波数分割多重されうる制御領域およびデータ領域を含みうる。制御領域は、システム帯域幅の2つの端部において形成され、設定可能なサイズを有しうる。データ領域は、制御領域に含まれていないすべてのリソース・ブロックを含みうる。
UEは、eNBへ制御情報を送信するために、制御領域においてリソース・ブロックを割り当てられうる。UEはまた、eNBへデータを送信するために、データ領域においてリソース・ブロックを割り当てられうる。UEは、制御領域において割り当てられたリソース・ブロック510a,510bで、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)で制御情報を送信しうる。UEは、データ領域において割り当てられたリソース・ブロック520a,520bで、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)で、データのみ、または、データと制御情報との両方を送信しうる。図5に示すように、アップリンク送信は、サブフレームの両スロットに及び、周波数を越えてホップしうる。
図6は、LTEにおけるTDDのための典型的なフレーム構造600を示す。LTEは、TDDのために、多くのダウンリンク−アップリンク構成をサポートする。すべてのダウンリンク−アップリンク構成について、サブフレーム0,5がダウンリンク(DL)のために使用され、サブフレーム2がアップリンク(UL)のために使用される。サブフレーム3,4,7,8,9は各々、ダウンリンク−アップリンク構成に依存して、ダウンリンクまたはアップリンクのために使用されうる。サブフレーム1は、(i)ダウンリンク制御チャネルのみならずデータ送信のために使用されるダウンリンク・パイロット時間スロット(DwPTS)と、(ii)無送信のガード期間(GP)と、(iii)ランダム・アクセス・チャネル(RACH)またはサウンディング基準信号(SRS)の何れかのために使用されるアップリンク・パイロット時間スロット(UpPTS)とからなる3つの特別なフィールドを含む。サブフレーム6は、ダウンリンク−アップリンク構成に依存して、DwPTSのみを含むか、または、3つの特別なフィールドすべてを含むか、または、ダウンリンク・サブフレームを含みうる。DwPTS、GP、およびUpPTSは、異なるサブフレーム構成について、異なる持続時間を有しうる。
ダウンリンクにおいては、eNBが、(図6に図示されていないが)サブフレーム1,6のシンボル期間2でPSSを送信し、サブフレーム0,5の最後のシンボル期間でSSSを送信しうる。eNBは、おのおののダウンリンク・サブフレームのあるシンボル期間で、CRSを送信しうる。eNBはまた、あるラジオ・フレームのサブフレーム0で、PBCHをも送信しうる。
LTEにおけるさまざまなフレーム構造、サブフレーム・フォーマット、物理チャネル、および信号は、公的に利用可能な「イボルブド・ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(E−UTRA);物理チャネルおよび変調」(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)と題された3GPP TS 36.211に記載されている。
当業者であれば、本明細書で示された干渉管理技術は、ハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素の任意の適切な組み合わせを用いて実現されうることを認識するであろう。ある態様によれば、このような技術のさまざまな動作は、1または複数の「ソフトウェア設定可能な」プログラマブル・プロセッサを用いて実現されうる。
(サブフレーム依存の送信電力制御)
本開示のある態様は、異なるタイプのサブフレームにおけるアップリンク送信のために使用されるべき異なる送信電力レベルを可能にすることによって、干渉管理を提供する。以下により詳しく記載されるように、1または複数の送信電力制御ループ(例えば、1または複数のオフセットを備えた独立ループまたは単一ループ)を利用することによって、サブフレーム・タイプ依存の送信電力制御が達成されうる。
図7は、本明細書に記載された干渉管理技術が利用されうる通信システム700の例を例示する。例示されるように、無線通信システム700は、BS702,722と、BS702,722によってサービス提供されるUE704,724とをそれぞれ含みうる。BS702,722は、互いに潜在的に干渉する異なるセル内に配置されうる。ある態様によれば、通信システム700は、ヘテロジニアスなネットワークでありうる。そして、BS702,722は、マクロBS、フェムトBS、ピコBS等の組み合わせでありうる。ある態様によれば、無線通信システム700は、LTEシステムまたはLTE−Aシステムでありうる。
BS702,722は、データおよび/または制御情報、および/または、システム、方法、装置、および/または、コンピュータ・プログラム製品のうちの何れかを参照して記載されているその他任意のタイプの情報を、UE704,724へ送信、およびUE704,724から受信、するように構成されたトランシーバ706,716を含みうる。例えば、トランシーバ706,716は、情報チャネル、データ・チャネル、および制御チャネルを分割する時間リソースおよび/または周波数リソースを送信および/または受信するように構成されうる。
BS702,722はまた、さまざまなプロセッサ708,728およびメモリ710,730を含みうる。プロセッサ708,728は、本明細書に記載された干渉管理機能のうちの1または複数を実行するように構成されうる。BS702,722はおのおの、本明細書に記載されたさまざまな動作を実行するための、例えば、プロセッサ708,728によって実行可能な命令群を格納するメモリ710,730を含みうる。
BS702,722はさらに、干渉管理のためにリソースを割り当てるように構成されたBSリソース割当モジュール712,732を含みうる。割り当てられたリソースは、限定される訳ではないが、時間および/または周波数の送信リソースを含みうる。例えば、リソース割当モジュール712,732は、情報を、異なる電力クラスのBS間で分割するリソースを送信、生成、および/または、処理するように構成されうる。ある態様によれば、リソース割当モジュール712,732は、本明細書に記載されたような干渉管理のための電力制御情報を生成するように構成されうる。
無線通信システム700はまた、BS702,722によってそれぞれサービス提供され、かつ、BS702,722によって管理される対応するセルに配置されたUE704,724をも含みうる。
UE704,724は、データおよび/または制御情報、および/または、本明細書に記載されたその他任意のタイプの情報を、BS702,722へ送信、およびBS702,722から受信、するように構成されたトランシーバ714,734を含みうる。例えば、トランシーバ714,734は、異なるタイプのサブフレームにおいて、アップリンク送信の送信電力を変化させるために、情報および電力制御情報を分割する時間リソースおよび/または周波数リソースを送信および/または受信するように構成されうる。ある態様によれば、トランシーバ714,734は、限定される訳ではないが、使用可能な、使用不能な、およびフレキシブルに使用可能なサブフレームを含む異なるタイプのサブフレームにおいて送信するように構成されうる。トランシーバ714,734は、データ・チャネルおよび制御チャネルを受信するように構成されうる。
UE704,724はまた、さまざまなプロセッサ716,736およびメモリ718,738を含みうる。プロセッサ716,736は、システム、方法、装置、および/または、コンピュータ・プログラム製品のうちの何れかを参照して本明細書に記載された機能のうちの1または複数を実行するように構成されうる。UE704,724はおのおの、本明細書に記載されたさまざまな動作を実行するための、例えば、プロセッサ716,736によって実行可能な命令群を格納するメモリ718,738を含みうる。
BS704,724はさらに、干渉管理のためのリソース割当情報を受信および処理するように構成されたUEリソース割当モジュール720,740を含みうる。例えば、UEリソース割当モジュール720,740は、異なる電力クラスのBS間で情報を分割するリソースを、受信および処理するように構成されうる。ある態様によれば、リソース割当モジュール720,740はまた、電力制御情報を受信し、これにしたがって、アップリンク送信の送信電力を、さまざまなタイプのサブフレームにおいて変化させるように構成されうる。
上記参照されたリソース割当モジュールは、DL干渉および/またはUL干渉から制御送信および/またはデータ送信を保護するために、リソース分割を実行するように構成されうる。前述したように、リソース割当は、時間領域および/または周波数領域においてなされうる。例えば、ULのための時間領域リソース分割の場合、3つのタイプのサブフレームが定義されうる。U、N、およびXのサブフレームが定義されうる。Uサブフレームは、所与のセルについて使用可能であり、一般に、異なるクラスのセルからの干渉はない。Nサブフレームは、異なるクラスのセルに対する過度の干渉を回避するために、一般に、所与のセルによって使用可能ではない非使用可能なサブフレームを称する。Xサブフレームは、セルのためのBS実装に基づいて、いくつかの場合において使用可能でありうる。
サブフレーム・タイプの管理を認識しているUE704,724は、一般に、過度の干渉を回避するために、Nサブフレームにおける送信を回避しながら(少なくともベース・エフォート・ベースで)、最良の干渉防止のためにUサブフレームで送信しうる(近隣セルにおけるこれらサブフレームにおける送信が制限される)。UE704,724は、所与のセルについてBS702,722による決定によって示されるように、オプションとして、Xサブフレームを使用しうる。このアプローチをサブフレーム利用に適用して、(可能であれば過度の干渉を回避するために、)Uサブフレームは、UE704,724によって最も頻繁に使用されることが期待され、Xサブフレームは、オプションとして使用され(または、使用されず)、Nサブフレームは、最も使用されないことが期待される。
マクロBSによってサービス提供されているUEが、前述されたサブフレーム・タイプを認識しており、フェムトBSによって管理されるセルに地理的に近い場合、UEは、(フェムト・セルに対する高い干渉を引き起こす可能性が高いので)マクロNサブフレームで送信しないようにとの命令群を受信しうる。したがって、UEへアクセス可能ではないフェムト・セルは、マクロBSによってサービス提供されているUEからの強い干渉を受けないだろう。したがって、フェムトBSによってサービス提供されるUEは、その後、UL送信のために、Uサブフレームで送信しうる。
マクロBSによってサービス提供されるUEが、前述したサブフレーム・タイプを認識していない場合、マクロBSはいまだにULスケジューリングを実行しうる。これによって、マクロBSによってサービス提供されるUEは、例えば、少なくともベスト・エフォート・ベースで、Nサブフレームでスケジュールされないようになる。
前述したシナリオを適用すると、近隣セルにおけるUサブフレームとNサブフレームとの相補的な特性(例えば、1つのセルにおいてUサブフレームであると考えられるサブフレームは、一般に、干渉元のセルにおけるNサブフレームであると考えられる)を、セルにおけるBSによる適切なスケジューリングとともに考慮することにより、フェムトBSによってサービス提供されるUEは、フェムト・セルに地理的に近く、かつ、マクロBSによってサービス提供されているUEからの強いUL干渉を受けることを回避することが可能となりうる。したがって、フェムトBSによってサービス提供されるUEは、Uサブフレームを送信しながらこの干渉を回避しうる。
しかしながら、(Uサブフレーム以外の)別のタイプのサブフレームが送信されている場合には、干渉を低減するための別の方法もまた望まれうる。ある態様によれば、BSは、非Uサブフレームの間、UEをスケジュールすることを回避しうる。しかしながら、このような制限は、フェムト・セルのULパフォーマンスに悪影響を与えうる。なぜなら、フェムト・セルにおけるUサブフレームの数が制限されうるからである。
本明細書に記載されたある態様によれば、干渉管理に役立つために、サブフレーム・タイプに依存する送信電力制御が利用されうる。何れの場合であれ、より保護されたサブフレームよりも、保護されていない、または、さほど保護されていないサブフレームにおいて、より高い送信電力レベルが利用されうる。言い換えれば、「U」サブフレームの保護によって、より低いアップリンク送信電力が利用されるようになりうる一方、(例えば、「N」サブフレームおよび「X」サブフレームのような)その他のサブフレーム・タイプでは、増加された送信電力が、いくつかの干渉レベルを補償することに役立ちうる。
このアプローチは、例えば、すべてのサブフレームにわたる潜在的なUL送信を可能にするため、および、別のサブフレームにわたる干渉変化を取り扱うために、フェムト・セルのUEにおいて適用されうる。
ある態様によれば、1または複数の電力制御ループにおける送信電力においてなされた決定に、人工的にインパクトを与えるノイズ・パディングを利用することによって、送信電力制御が達成されうる。ノイズ・パディングが利用される場合、DLおよびULにおける送信を平準化するために、比較的高いレベル(例えば、20dB)で、相対的なノイズ・パディングが設定されうる。ある態様によれば、ノイズ・パディングは、フェムト・セルのULで働く干渉対熱(IoT)レベルが、より高いレベルに高められるように設定されうる。フェムトBSによってサービス提供されるUEはその後、高い電力で送信することを強いられうる。全体的なIoT変動(すなわち、電力制御変動)は、オリジナルのケースよりもはるかに低いレベルに保たれうる。別の実施形態では、ノイズ・パディング・ループは、固定されたオフセットではなく、少なくとも、フェムト・セルにおけるUL干渉レベルに基づいて変動しうる。
図8は、干渉管理を実行するために、例えば基地局(例えば、eNB)によって実行されうる動作800の例を例示する。動作800は、電力制御情報を決定することによって、802において始まる。BSは、804において、電力制御情報に基づいて、別のタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、UEに、電力制御情報を送信する。ここで、サブフレーム・タイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える。
図9は、干渉管理を実行するために、例えばUEによって実行されうる動作900の例を例示する。動作900は、(例えば、BSから送信された)電力制御情報を取得することによって、902において始まる。UEは、904において、電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する。ここで、サブフレーム・タイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える。
電力制御情報は、異なるサブフレーム・タイプについて送信電力を変化させるように設計されうる。本明細書に記載されるように、電力制御情報は、例えば、個別のサブフレーム・タイプに依存する送信電力制御(TPC)コマンド、または、異なるサブフレーム・タイプにおけるUL送信の送信電力を調節する(例えば、高める)ために、1または複数のオフセットを用いて保護されたサブフレーム(例えばUサブフレーム)のための単一の送信電力制御設定、のようなさまざまな形態をとりうる。
特定の実施に依存して、干渉を管理するためのサブフレーム・タイプ依存の送信電力制御に作用するために、単一または複数の電力制御ループが保持されうる。例えば、ある態様によれば、2以上の送信電力制御ループが保持されうる。ここで、おのおののループは、同じまたは類似のUL干渉特性を有するサブフレームを考慮する。
例えば、図10Aに例示されるように、2つの送信電力制御ループが保持されうる。ここで、1つは「U」サブフレーム用であり、他は他のサブフレーム・タイプ用である。一般に、「U」サブフレームは、極めて低いUL干渉しか受けないことが期待されているので、保護された(例えば、「U」)サブフレームのために必要とされるUL送信電力は、その他のサブフレーム・タイプのために必要とされるUL送信電力よりも少なくなるであろうことが期待される。
例えば、マクロUEから、または、その他のフェムト・セルのUEからの「U」サブフレームにおいて顕著なUL干渉がない場合、(例えば、ノイズ・パディングによる)電力制御は、「U」サブフレーム・タイプについて省略されうる。これを行うことによって、単一送信電力制御ループを利用することが可能となりうる。例えば、図10Bに例示されるように、送信電力制御を調節するために、(すべてのサブフレームに対してではなく)いくつかのサブフレームに対してのみ選択的に調節が適用される単一送信電力制御ループが使用されうる。
例えば図10Aおよび図10Bに示されるような実施形態の場合、Uサブフレームおよび非Uサブフレームの電力制御は、サブフレーム依存方式においても変化しうる。
ある態様によれば、各電力制御ループについて、異なるサブフレーム・タイプのために、1または複数のサブフレーム依存のオープン・ループ・オフセットが保持されうる。これらのオフセットは、準静的に設定されうるか、または、動的に示されうる(例えば、ブロードキャストまたはユニキャストされる)。ある態様によれば、オフセットは、異なるサブフレームのためのノイズ・パディングの差をもって揃えられうる。
UE送信電力を最小化するために、フェムトBSが、サブフレームにおいて、低い(または全く無い)送信電力調節値でサービス提供するUEをスケジュールしうる。したがって、UEは、Uサブフレームを最初に使用するように優先付けられうる。ここでは、送信電力調節値(または、ノイズ・パディング)はゼロまたは最小であり、これは、UEのバッテリ寿命の改善に役立ちうる。フェムトBSはまた、必要な場合には、例えば、ULパフォーマンスを高めるために(しかしながら、電力が調節された非Uサブフレームによって観察される干渉量と、対応する送信電力の増加とに依存して、バッテリ寿命を犠牲にして)、電力が調節された非UサブフレームにおけるUL送信をスケジュールしうる。
本明細書に記載されたシナリオおよび実施形態は、限定される訳ではないが、フェムト・トゥ・フェムト・ネットワーク、マクロ・トゥ・ピコ・ネットワーク、および/または、干渉を受けているBSが本明細書に記載された機能の何れかを実施しうるその他任意のタイプのHetNetを含む任意のHetNetに適用されうる。
本明細書に記載された技術は、ハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素との任意の適切な組み合わせを含みうる任意の適切な手段を用いて実施されうる。1つの態様では、前述した手段は、前述された機能を実行するように構成された、例えば前述した図面に記載されたようなプロセッサ(単数または複数)でありうる。別の態様では、前述した手段は、前述した手段によって記述された機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置でありうる。
用語「モジュール」、「構成要素」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのうちの何れかのようなコンピュータ関連エンティティを称することが意図されている。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピューティング・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピューティング・デバイスとの両方が構成要素となりうる。1または複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、構成要素は、1つのコンピュータに局在化されるか、および/または、2つ以上のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、格納されたさまざまなデータ構造を有するさまざまなコンピュータ読取可能な媒体から実行しうる。構成要素は、例えば、1または複数のデータ・パケット(例えば、シグナルによって、ローカル・システム内の別の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、配信システムからのデータ、および/または、他のシステムを備えたインターネットのようなネットワークを介したデータ)を有する信号にしたがってローカル処理および/または遠隔処理によって通信しうる。
当業者であれば、情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のうちの何れかを用いて表されうることを理解するだろう。例えば、前述された説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
当業者であればさらに、本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に記載された。これら機能がハードウェアとして、ソフトウェアとして、あるいはこれら両方の組み合わせとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、特定の用途のおのおのに応じて変化する方式で、前述した機能を実現しうる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書の開示に関連して記述されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または前述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサでありうるが、代替例では、このプロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、または順序回路でありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、またはこの2つの組合せで実現されうる。ソフトウェア・モジュールは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、または当該技術において周知であるその他任意の形式の記憶媒体に存在しうる。限定ではなく例示によって、RAMは、例えばシンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM(登録商標))のような多くの形態で利用可能である。典型的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、また記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在しうる。
1または複数の典型的な設計では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはこれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能な媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく、一例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置、あるいは、命令群またはデータ構造の形式で所望のプログラム・コード手段を伝送または格納するために使用され、かつ、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、あるいは、汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能な媒体として適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルー・レイ・ディスク(disc)を含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
本明細書に記載されるように、項目のリストのうちの「少なくとも1つ」と称する文言は、単数を含むこれら項目のうちの任意の組み合わせを称する。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーすることが意図されている。
本開示の前述した記載は、当業者をして、本開示の製造または利用を可能とするように提供される。本開示に対するさまざまな変形は、当業者に容易に明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例および設計に限定されることは意図されておらず、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当するとされている。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための方法であって、
電力制御情報を取得することと、
前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える、を備える方法。
[2]
前記無線通信ネットワークは、ヘテロジニアスなネットワークを備え、
前記第1のセルと前記第2のセルとは、異なる電力クラスのタイプからなる、上記[1]に記載の方法。
[3]
前記送信電力を調節することは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することを備える、上記[1]に記載の方法。
[4]
前記電力制御情報は、
前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを示すインジケーションと、
前記第1の送信電力レベルに基づいて、前記第2の送信電力レベルを決定するために使用可能なオフセットを示すインジケーションとを備える、上記[3]に記載の方法。
[5]
前記電力制御情報は、1または複数の送信電力制御(TPC)コマンドで受信される情報を備える、上記[1]に記載の方法。
[6]
前記電力制御情報は、
前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを調節するための情報と、
前記第2のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第2の送信電力レベルを調節するための情報とを備える、上記[1]に記載の方法。
[7]
前記第1の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第1の電力制御ループに基づいて導出される、上記[6]に記載の方法。
[8]
前記第1の電力制御ループは、ノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出される、上記[7]に記載の方法。
[9]
前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第2の電力制御ループに基づいて導出される、上記[7]に記載の方法。
[10]
前記第1の電力制御ループは、第1のノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出され、
前記第2の電力制御ループは、第2のノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出される、上記[9]に記載の方法。
[11]
前記第1のノイズ・パディング・スキームは、ゼロ・ノイズ・パディングを利用する、上記[10]に記載の方法。
[12]
前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、前記第1の送信電力レベルを調節するための情報を適用したオープン・ループ・オフセットに基づいて導出される、上記[6]に記載の方法。
[13]
無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための方法であって、
電力制御情報を決定することと、
前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、前記電力制御情報をユーザ機器(UE)に送信することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える、を備える方法。
[14]
前記無線通信ネットワークは、ヘテロジニアスなネットワークを備え、
前記第1のセルと前記第2のセルとは、異なる電力クラスのタイプからなる、上記[13]に記載の方法。
[15]
前記UEは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することによって前記送信電力を調節する、上記[13]に記載の方法。
[16]
前記UEへ送信される電力制御情報は、
前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを示すインジケーションと、
前記第1の送信電力レベルに基づいて、前記第2の送信電力レベルを決定するために使用可能なオフセットを示すインジケーションとを備える、上記[15]に記載の方法。
[17]
前記電力制御情報は、1または複数の送信電力制御(TPC)コマンドで受信される情報を備える、上記[13]に記載の方法。
[18]
前記UEへ送信される電力制御情報は、
前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを調節するための情報と、
前記第2のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第2の送信電力レベルを調節するための情報とを備える、上記[13]に記載の方法。
[19]
前記第1の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第1の電力制御ループに基づいて導出される、上記[18]に記載の方法。
[20]
前記第1の電力制御ループのために、ノイズ・パディング・スキームが適用される、上記[19]に記載の方法。
[21]
前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第2の電力制御ループに基づいて導出される、上記[19]に記載の方法。
[22]
前記第1の電力制御ループのために、第1のノイズ・パディング・スキームが適用され、前記第2の電力制御ループのために、第2のノイズ・パディング・スキームが適用される、上記[21]に記載の方法。
[23]
前記第1のノイズ・パディング・スキームは、ゼロ・ノイズ・パディングを利用する、上記[22]に記載の方法。
[24]
前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、前記第1の送信電力レベルを調節するための情報を適用したオープン・ループ・オフセットに基づいて導出される、上記[18]に記載の方法。
[25]
無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための装置であって、
電力制御情報を取得することと、
前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える、を備える装置。
[26]
前記無線通信ネットワークは、ヘテロジニアスなネットワークを備え、
前記第1のセルと前記第2のセルとは、異なる電力クラスのタイプからなる、上記[25]に記載の装置。
[27]
前記送信電力を調節するための手段は、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用する、上記[25]に記載の装置。
[28]
前記電力制御情報は、
前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを示すインジケーションと、
前記第1の送信電力レベルに基づいて、前記第2の送信電力レベルを決定するために使用可能なオフセットを示すインジケーションとを備える、上記[27]に記載の装置。
[29]
前記電力制御情報は、1または複数の送信電力制御(TPC)コマンドで受信される情報を備える、上記[25]に記載の装置。
[30]
前記電力制御情報は、
前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを調節するための情報と、
前記第2のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第2の送信電力レベルを調節するための情報とを備える、上記[25]に記載の装置。
[31]
前記第1の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第1の電力制御ループに基づいて導出される、上記[30]に記載の装置。
[32]
前記第1の電力制御ループは、ノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出される、上記[31]に記載の装置。
[33]
前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第2の電力制御ループに基づいて導出される、上記[31]に記載の装置。
[34]
前記第1の電力制御ループは、第1のノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出され、
前記第2の電力制御ループは、第2のノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出される、上記[33]に記載の装置。
[35]
前記第1のノイズ・パディング・スキームは、ゼロ・ノイズ・パディングを利用する、上記[34]に記載の装置。
[36]
前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、前記第1の送信電力レベルを調節するための情報を適用したオープン・ループ・オフセットに基づいて導出される、上記[30]に記載の装置。
[37]
無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための装置であって、
電力制御情報を決定する手段と、
前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、前記電力制御情報をユーザ機器(UE)に送信する手段と、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える、を備える装置
[38]
前記無線通信ネットワークは、ヘテロジニアスなネットワークを備え、
前記第1のセルと前記第2のセルとは、異なる電力クラスのタイプからなる、上記[37]に記載の装置。
[39]
前記UEは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することによって前記送信電力を調節する、上記[37]に記載の装置。
[40]
前記UEへ送信される電力制御情報は、
前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを示すインジケーションと、
前記第1の送信電力レベルに基づいて、前記第2の送信電力レベルを決定するために使用可能なオフセットを示すインジケーションとを備える、上記[39]に記載の装置。
[41]
前記電力制御情報は、1または複数の送信電力制御(TPC)コマンドで受信される情報を備える、上記[37]に記載の装置。
[42]
前記UEへ送信される電力制御情報は、
前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを調節するための情報と、
前記第2のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第2の送信電力レベルを調節するための情報とを備える、上記[37]に記載の装置。
[43]
前記第1の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第1の電力制御ループに基づいて導出される、上記[42]に記載の装置。
[44]
前記第1の電力制御ループのために、ノイズ・パディング・スキームが適用される、上記[43]に記載の装置。
[45]
前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第2の電力制御ループに基づいて導出される、上記[43]に記載の装置。
[46]
前記第1の電力制御ループのために、第1のノイズ・パディング・スキームが適用され、
前記第2の電力制御ループのために、第2のノイズ・パディング・スキームが適用される、上記[45]に記載の装置。
[47]
前記第1のノイズ・パディング・スキームは、ゼロ・ノイズ・パディングを利用する、上記[46]に記載の装置。
[48]
前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、前記第1の送信電力レベルを調節するための情報を適用したオープン・ループ・オフセットに基づいて導出される、上記[42]に記載の装置。
[49]
無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための装置であって、
電力制御情報を取得し、
前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節し、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える、ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、を備える装置。
[50]
無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための装置であって、
電力制御情報を決定し、
前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、前記電力制御情報をユーザ機器(UE)に送信する、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える、ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、を備える装置。
[51]
無線通信ネットワークにおける干渉を緩和するための、格納された命令群を有するコンピュータ読取可能な媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
前記命令群は、
電力制御情報を取得することと、
前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える、のために1または複数のプロセッサによって実行可能である、コンピュータ・プログラム製品。
[52]
無線通信ネットワークにおける干渉を緩和するための、格納された命令群を有するコンピュータ読取可能な媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
前記命令群は、
電力制御情報を決定することと、
前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、前記電力制御情報をユーザ機器(UE)に送信することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される、少なくとも第1のタイプを備える、のために1または複数のプロセッサによって実行可能である、コンピュータ・プログラム製品

Claims (48)

  1. 無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための方法であって、
    電力制御情報を、ユーザ機器(UE)によって、取得することと、
    前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される第1のタイプと前記第1のタイプとは異なる第2のタイプとを備える、
    を備え、
    前記送信電力を調節することは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、前記第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することによって前記送信電力を前記第1の送信電力レベルに調節することを備える、方法。
  2. 前記無線通信ネットワークは、ヘテロジニアスなネットワークを備え、
    前記第1のセルと前記第2のセルとは、異なる電力クラスのタイプからなる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記電力制御情報は、
    前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを示すインジケーションと、
    前記第1の送信電力レベルに基づいて、前記第2の送信電力レベルを決定するために使用可能なオフセットを示すインジケーションとを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記電力制御情報は、1または複数の送信電力制御(TPC)コマンドで受信される情報を備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記電力制御情報は、
    前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを調節するための情報と、
    前記第2のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第2の送信電力レベルを調節するための情報とを備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第1の電力制御ループに基づいて導出される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の電力制御ループは、ノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第2の電力制御ループに基づいて導出される、請求項6に記載の方法。
  9. 前記第1の電力制御ループは、第1のノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出され、
    前記第2の電力制御ループは、第2のノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1のノイズ・パディング・スキームは、ゼロ・ノイズ・パディングを利用する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、前記第1の送信電力レベルを調節するための情報を適用したオープン・ループ・オフセットに基づいて導出される、請求項5に記載の方法。
  12. 無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための方法であって、
    電力制御情報を決定することと、
    前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、前記電力制御情報をユーザ機器(UE)に送信することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される第1のタイプと前記第1のタイプとは異なる第2のタイプとを備える、を備え、
    前記UEは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、前記第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することによって前記送信電力を前記第1の送信電力レベルに調節する、方法。
  13. 前記無線通信ネットワークは、ヘテロジニアスなネットワークを備え、
    前記第1のセルと前記第2のセルとは、異なる電力クラスのタイプからなる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記UEへ送信される電力制御情報は、
    前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを示すインジケーションと、
    前記第1の送信電力レベルに基づいて、前記第2の送信電力レベルを決定するために使用可能なオフセットを示すインジケーションとを備える、請求項12に記載の方法。
  15. 前記電力制御情報は、1または複数の送信電力制御(TPC)コマンドで受信される情報を備える、請求項12に記載の方法。
  16. 前記UEへ送信される電力制御情報は、
    前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを調節するための情報と、
    前記第2のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第2の送信電力レベルを調節するための情報とを備える、請求項12に記載の方法。
  17. 前記第1の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第1の電力制御ループに基づいて導出される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1の電力制御ループのために、ノイズ・パディング・スキームが適用される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第2の電力制御ループに基づいて導出される、請求項17に記載の方法。
  20. 前記第1の電力制御ループのために、第1のノイズ・パディング・スキームが適用され、前記第2の電力制御ループのために、第2のノイズ・パディング・スキームが適用される、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1のノイズ・パディング・スキームは、ゼロ・ノイズ・パディングを利用する、請求項20に記載の方法。
  22. 前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、前記第1の送信電力レベルを調節するための情報を適用したオープン・ループ・オフセットに基づいて導出される、請求項16に記載の方法。
  23. 無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための装置であって、
    電力制御情報を、ユーザ機器(UE)によって、取得することと、
    前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される第1のタイプと前記第1のタイプとは異なる第2のタイプとを備える、を備え、
    前記送信電力を調節するための手段は、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、前記第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することによって前記送信電力を前記第1の送信電力レベルに調節する、装置。
  24. 前記無線通信ネットワークは、ヘテロジニアスなネットワークを備え、
    前記第1のセルと前記第2のセルとは、異なる電力クラスのタイプからなる、請求項23に記載の装置。
  25. 前記電力制御情報は、
    前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを示すインジケーションと、
    前記第1の送信電力レベルに基づいて、前記第2の送信電力レベルを決定するために使用可能なオフセットを示すインジケーションとを備える、請求項23に記載の装置。
  26. 前記電力制御情報は、1または複数の送信電力制御(TPC)コマンドで受信される情報を備える、請求項23に記載の装置。
  27. 前記電力制御情報は、
    前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを調節するための情報と、
    前記第2のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第2の送信電力レベルを調節するための情報とを備える、請求項23に記載の装置。
  28. 前記第1の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第1の電力制御ループに基づいて導出される、請求項27に記載の装置。
  29. 前記第1の電力制御ループは、ノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出される、請求項28に記載の装置。
  30. 前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第2の電力制御ループに基づいて導出される、請求項28に記載の装置。
  31. 前記第1の電力制御ループは、第1のノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出され、
    前記第2の電力制御ループは、第2のノイズ・パディング・スキームに部分的に基づいて導出される、請求項30に記載の装置。
  32. 前記第1のノイズ・パディング・スキームは、ゼロ・ノイズ・パディングを利用する、請求項31に記載の装置。
  33. 前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、前記第1の送信電力レベルを調節するための情報を適用したオープン・ループ・オフセットに基づいて導出される、請求項27に記載の装置。
  34. 無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための装置であって、
    電力制御情報を決定する手段と、
    前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、前記電力制御情報をユーザ機器(UE)に送信する手段と、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される第1のタイプと前記第1のタイプとは異なる第2のタイプとを備える、を備え、
    前記UEは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、前記第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することによって前記送信電力を前記第1の送信電力レベルに調節する、装置
  35. 前記無線通信ネットワークは、ヘテロジニアスなネットワークを備え、
    前記第1のセルと前記第2のセルとは、異なる電力クラスのタイプからなる、請求項34に記載の装置。
  36. 前記UEへ送信される電力制御情報は、
    前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを示すインジケーションと、
    前記第1の送信電力レベルに基づいて、前記第2の送信電力レベルを決定するために使用可能なオフセットを示すインジケーションとを備える、請求項34に記載の装置。
  37. 前記電力制御情報は、1または複数の送信電力制御(TPC)コマンドで受信される情報を備える、請求項34に記載の装置。
  38. 前記UEへ送信される電力制御情報は、
    前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第1の送信電力レベルを調節するための情報と、
    前記第2のタイプのサブフレームで送られる送信のための、第2の送信電力レベルを調節するための情報とを備える、請求項34に記載の装置。
  39. 前記第1の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第1の電力制御ループに基づいて導出される、請求項38に記載の装置。
  40. 前記第1の電力制御ループのために、ノイズ・パディング・スキームが適用される、請求項39に記載の装置。
  41. 前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、少なくとも第2の電力制御ループに基づいて導出される、請求項39に記載の装置。
  42. 前記第1の電力制御ループのために、第1のノイズ・パディング・スキームが適用され、
    前記第2の電力制御ループのために、第2のノイズ・パディング・スキームが適用される、請求項41に記載の装置。
  43. 前記第1のノイズ・パディング・スキームは、ゼロ・ノイズ・パディングを利用する、請求項42に記載の装置。
  44. 前記第2の送信電力レベルを調節するための情報は、前記第1の送信電力レベルを調節するための情報を適用したオープン・ループ・オフセットに基づいて導出される、請求項38に記載の装置。
  45. 無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための装置であって、
    電力制御情報を取得し、
    前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節し、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される第1のタイプと前記第1のタイプとは異なる第2のタイプとを備える、ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、を備え、
    前記送信電力を調節することは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、前記第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することによって前記送信電力を前記第1の送信電力レベルに調節することを備える、装置。
  46. 無線通信ネットワークにおいて干渉を緩和するための装置であって、
    電力制御情報を決定し、
    前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、前記電力制御情報をユーザ機器(UE)に送信する、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される第1のタイプと前記第1のタイプとは異なる第2のタイプとを備える、ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、を備え、
    前記送信電力を調節することは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、前記第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することを備える、装置。
  47. 無線通信ネットワークにおける干渉を緩和するための命令群を備えるコンピュータ・プログラムであって、
    前記命令群は、
    電力制御情報を、ユーザ機器(UE)によって、取得することと、
    前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される第1のタイプと前記第1のタイプとは異なる第2のタイプとを備え、
    前記送信電力を調節することは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、前記第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することによって前記送信電力を前記第1の送信電力レベルに調節することを備える、のために1または複数のプロセッサによって実行可能である、コンピュータ・プログラム。
  48. 無線通信ネットワークにおける干渉を緩和するための命令群を備えるコンピュータ・プログラムであって、
    前記命令群は、

    電力制御情報を、ユーザ機器(UE)によって、決定することと、
    前記電力制御情報に基づいて、異なるタイプのサブフレーム中に送られる送信の送信電力を調節する際に使用するために、前記電力制御情報をユーザ機器(UE)に送信することと、ここで、サブフレームのタイプは、第1のセルにおける送信が、第2のセルにおける送信を制限することによって保護される第1のタイプと前記第1のタイプとは異なる第2のタイプとを備え、
    前記送信電力を調節することは、前記第1のタイプのサブフレームで送られる送信のために、前記第2のタイプのサブフレームで使用される第2の送信電力レベルよりも低い、第1の送信電力レベルを利用することによって前記送信電力を前記第1の送信電力レベルに調節することを備える、のために1または複数のプロセッサによって実行可能である、コンピュータ・プログラム。
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