JP5750349B2 - 画像復元装置、画像復元方法およびプログラム - Google Patents
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例えば、劣化画像に対し、ラプラシアンなどの微分演算子によってエッジを抽出し、該エッジを(必要に応じて適当なゲインや振幅制限を課した後、)劣化画像に対して加算または減算することで鮮鋭化を図るエッジ強調による手法がある。
また、ぼやけや動きブレの点拡がり関数をモデル化(または計測)し、該点拡がり関数の逆畳み込み(デコンボリューション)を実行することによって画像を復元する逆畳み込みに基づく手法がある。例えば、点拡がり関数をフーリエ変換によって伝達関数に変換し、該伝達関数の逆数の伝達関数を有するフィルタを劣化画像に対して適用することで、画像復元を行う手法がある。
しかし、例えば、劣化時に画像が再標本化されて画素数が減る場合など、劣化過程の逆問題が不良設定(条件式が未知変数よりも少なく解が不定となる状態)となる場合には、ウィーナフィルタなど逆畳み込みに基づく手法では、画像を復元することはできない。
そこで、動画像においては複数のフレームと、動き情報とを利用して拘束条件を増やし求解する複数枚超解像による手法が存在する。
また、上述の逆畳み込みに基づく手法では、「高周波域が減衰するが、完全に喪失する周波数成分が少ない劣化過程」に対しては有効であるものの、再標本化のように多くの周波数成分において周波数成分が完全に失われる場合には、解が不定となり復元を行うことができないという問題がある。
これらの問題を解決する方法として、画像は滑らかであるといった信号波形に対する拘束条件を導入し、該拘束条件によって劣化過程の逆問題を解けるようにする正則化に基づく復元法がある(例えば、特許文献1)。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による画像復元装置100の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態に係る画像復元装置100は、すでに劣化した入力画像Rに対し、画像劣化過程の逆問題を正則化により解くことによって、劣化する前の高画質な画像(復元画像D)を推定し、出力する。このとき、正則化に用いる条件(本実施形態では、後述するLnノルム)を入力画像Rの画像特徴に応じて可変とすることで、復元画像Dの高画質化を図る。
以下では、画像Iの画像座標(x,y)における画素値をI(x,y)のように表記する。また、入力画像R全体の領域をU、復元画像D全体の領域をVと表記する。なお、本実施形態では、復元画像Dは、入力画像Rよりも解像度が高い。
画像劣化のモデルは、例えば、画像のぼやけ、画像のブレ、画像の動き、画像の解像度の変化(典型的には解像度の低下)などの、いずれであってもよい。以下では、画像のぼやけと、画像の解像度の変化とを有する画像劣化のモデルを用いて説明する。画像のぼやけは、例えば、撮像系の焦点外れなどに起因して、合焦したあるべき画像の高周波成分が低下して劣化画像となる過程を指す。例えば、画像のぼやけは、点拡がり関数Pの畳み込みとして表現することができる。画像の解像度の変化は、例えば、高解像度の画像から画素を間引くことで低解像度の劣化画像となる過程を指す。
ここでは、劣化模擬部105は、前ステップ仮復元画像Qi−1に点拡がり関数Pを畳み込んだのち、画素を間引いた結果を模擬劣化画像Si−1とする。
補正情報決定部124は、比較の結果、現ステップの損失値θiが前ステップの損失値θi―1と同じか大きい、すなわち損失値が減少していないときには、補正対象の画像を前々ステップ仮復元画像Qi−2とし、上述の係数を前ステップと反転した符号を有し、絶対値を減少させたものとする。例えば、前ステップで用いた係数に、予め設定された値β(−1<β<0)を乗じた値とする。
なお、補正情報決定部124は、損失値の変化に応じて、補正対象の画像と補正量とを決定する方法として、Levenberg−Marquardt法など公知の方法を用いるようにしてもよい。
また、処理を効率化するため、入力画像Rを複数の部分領域に分解し、画像復元装置100の各部における処理を、画像の部分領域ごとに行うようにしてもよい。また、繰り返し演算を該部分領域ごとに行い、終端条件を該部分領域ごとに判定するようにしてもよい。
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図4は、この発明の第2の実施形態による画像復元装置100aの構成を示す概略ブロック図である。画像復元装置100aは、前ステップ仮復元画像Qi−1全体に対する損失値を評価してその最小化を行うのではなく、前ステップ仮復元画像Qi−1の各画素の画素値を摂動したときの損失値の変化量に基づいて、損失値の最小化を行う。
また、補正情報決定部124aは、画素値を摂動したときの損失値の変化量に基づいて、損失値が減少するように補正量を決定しているので、第1の実施形態に比べて、繰り返し演算を早く収束させることができる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
101…画像解析部
102、102a…補正情報生成部
103…画像更新部
104…記憶部
105…劣化模擬部
106…初期画像生成部
121、121a…比較部
122…勾配ノルム算出部
122a…勾配ノルム変化量算出部
123…損失値算出部
124、124a…補正情報決定部
125…損失値記憶部
Claims (6)
- 入力画像の画素間の画素値の変化度合を示す複雑度を算出する画像解析部と、
所定の補正量を用いて前記入力画像を補正して、更新画像を生成する画像更新部と、
前記画像更新部によって生成された前記更新画像と算出された前記複雑度とに基づき、前記補正量を算出する補正量算出部と
を具備し、
前記補正量算出部は、正則条件の項を含む損失値が減少するように前記補正量を決定し、
前記正則条件は、前記複雑度が低いほど、より拘束の強い条件とすること
を特徴とする画像復元装置。 - 前記正則条件の項は、前記更新画像に関する勾配ベクトルのLnノルムの項であり、
前記複雑度が低いほど、前記Lnノルムにおける乗数の値nを大きくすることで、より拘束の強い条件とすること
を特徴とする請求項1に記載の画像復元装置。 - 前記更新画像に対して、劣化を模擬した過程を施して、模擬劣化画像を生成する劣化模擬部を具備し、
前記補正量算出部は、前記入力画像と前記模擬劣化画像との近似度に基づいて前記損失値を算出し、前回算出した損失値と今回算出した損失値とを比較し、該比較結果に基づき、前記補正量を決定すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像復元装置。 - 前記更新画像に対して、劣化を模擬した過程を施して、模擬劣化画像を生成する劣化模擬部を具備し、
前記補正量算出部は、前記入力画像と前記模擬劣化画像との当該画素における差分と、当該画素を微小量変化させたときの正則条件の項の変化量とに基づき、当該画素の前記補正量を決定すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像復元装置。 - 入力画像の画素間の画素値の変化度合を示す複雑度を算出する第1の過程と、
所定の補正量を用いて前記入力画像を補正して、更新画像を生成する第2の過程と、
前記第2の過程にて生成された前記更新画像と算出された前記複雑度とに基づき、前記補正量を算出する第3の過程と
を有し、
前記第3の過程において、正則条件の項を含む損失値が減少するように前記補正量を決定し、
前記正則条件は、前記複雑度が低いほど、より拘束の強い条件とすること
を特徴とする画像復元方法。 - コンピュータを、
入力画像の画素間の画素値の変化度合を示す複雑度を算出する画像解析部、
所定の補正量を用いて前記入力画像を補正して、更新画像を生成する画像更新部、
前記画像更新部によって生成された前記更新画像と算出された前記複雑度とに基づき、前記補正量を算出する補正量算出部
として機能させるためのプログラムであって、
前記補正量算出部は、正則条件の項を含む損失値が減少するように前記補正量を決定し、
前記正則条件は、前記複雑度が低いほど、より拘束の強い条件とすること
を特徴とするプログラム。
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