JP5749681B2 - 情報端末装置 - Google Patents
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例えば、上記特許文献1の携帯通信端末では、どのアプリケーションが並列実行中であるかを確認するために、並列実行中の各アプリケーションの動作状態(例えば、「メッセージ受信中」、「問合中」、「通話中」、「SMS受信中」、「スケジュール一覧表示中」)を示すタスクリストを表示する操作を行う必要がある。
また、上記特許文献1の携帯通信端末においてタスク(アプリケーション)の実行時画像を表示して確認するには、その確認対象のタスクの動作状態をタスクリスト上で選択する操作を行う必要がある。
また、上記特許文献2の携帯端末では、タスクの実行時画像を表示して確認するには、その確認対象のタスクに対応するタスクアイコンをタスクアイコン表示部上で選択する操作を行う必要がある。
また、上記特許文献3の携帯通信機器では、タスク(アプリケーション)の実行時画像を確認するには、その確認対象のタスクに対応するアイコンを、第2の表示領域(サブ)に表示されている複数のアイコンの中から選択する操作を行う必要がある。
しかも、上記特許文献1〜3の情報端末装置では、表示画面(画面表示部、表示部のメインエリア、第1の表示領域)で実行時画像を一度に(同時に)確認できるのは、上記選択された一つのタスク(アプリケーション)に限られるため、閲覧性が悪い。並列実行中の複数のタスク(アプリケーション)のすべてについて実行時画像を確認するには、上記タスクリストや第2の表示領域(サブ)での選択操作と画像表示部や第1の表示領域(メイン)での閲覧とを繰り返す必要がある。
この情報端末装置では、並列実行可能な複数のアプリケーションの少なくとも一部に対応する複数の画面構成要素が、表示画面の第1表示レイヤ及び第2表示レイヤに配置して表示される。そして、第2表示レイヤに配置して表示される複数のアプリケーションの画面構成要素は、表示画像の副画面領域の延在方向に並ぶように副画面領域に格納された格納状態と、副画面領域から主画面領域側に展開された展開状態とを取り得る。ここで、第2表示レイヤの画面構成要素が格納状態の場合は、その画面構成要素で遮られることなく、第1表示レイヤに表示されるアプリケーションの画面構成要素により、当該アプリケーションの実行時画像を表示して閲覧することができる。また、第2表示レイヤの画面構成要素が展開状態の場合は、第1表示レイヤの画像の前景として表示されるアプリケーションの展開状態の画面構成要素により、当該アプリケーションの実行時画像を表示して閲覧することができる。このように第2表示レイヤにおける画面構成要素の格納状態と展開状態とを切り換えることにより、表示画面のサイズに制約がある場合でも、第1表示レイヤ及び第2表示レイヤそれぞれに表示される並列実行中の複数のアプリケーションの実行時画像を任意のタイミングで切り替えて閲覧することができる。
また、前記情報端末装置において、前記通信手段による通信を伴う起動済みのアプリケーションの画面構成要素が前記格納状態のとき、前記通信を停止し、該起動済みのアプリケーションの画面構成要素が前記展開状態のとき、前記通信を許可してもよい。この情報端末装置では、表示画面の第2表示レイヤに表示された通信を伴う起動済みのアプリケーションの画面構成要素が格納状態にあるとき、通信を停止することにより、実行時画像の表示に反映することができない無駄な通信動作を回避することができる。また、上記アプリケーションの画面構成要素が展開状態にあるとき、通信を許可することにより、その最新の通信動作の結果を速やかに画面構成要素に反映させ、最新の実行時画像を表示して閲覧することができる。
また、前記情報端末装置において、前記通信手段による通信を伴う起動済みのアプリケーションの画面構成要素が前記格納状態から前記展開状態に変化するとき、前記通信を行って該画像構成要素内に表示する情報を取得する処理を開始し、該取得した情報を前記画面構成要素内に表示してもよい。この情報端末装置では、通信手段による通信を伴う起動済みのアプリケーションの画面構成要素が展開状態に変化するたびに、通信で取得した最新情報を閲覧することができる。
また、前記情報端末装置において、前記表示制御手段は、前記通信手段を介して通信ネットワーク側から前記画像構成要素内に表示する情報が取得されたとき、該画面構成要素の表示を、該情報の取得を知覚できるような表示に変化させるように制御してもよい。この情報端末装置では、上記画面構成要素の表示の変化により、その画面構成要素に対応するアプリケーションによる最新の情報取得を確実に知ることができる。
また、前記情報端末装置において、前記アプリケーション実行手段は、起動済みのアプリケーションの画面構成要素が前記展開状態から前記格納状態に変化したとき、該起動済みのアプリケーションの実行を一時停止しておき、該起動済みのアプリケーションの画面構成要素が前記格納状態から前記展開状態に変化したとき、該一時停止中のアプリケーションの実行を開始するように制御してもよい。この情報端末装置では、起動済みのアプリケーションの画面構成要素が展開状態から格納状態に変化したとき、その起動済みのアプリケーションの実行を一時停止しておくことにより、実行時画像の表示に反映することができないアプリケーションの実行を回避して処理の負荷を抑制することができる。また、上記アプリケーションの画面構成要素が格納状態から展開状態に変化したとき、一時停止中のアプリケーションの実行を開始することにより、任意のタイミングでアプリケーションの実行の結果を速やかに画面構成要素に反映させ、最新の実行時画像を表示して閲覧することができる。
また、前記情報端末装置において、前記表示制御手段は、前記複数のアプリケーションのうち起動済みのアプリケーションの画面構成要素についてのみ前記第2表示レイヤに表示するように制御してもよい。この情報端末装置では、表示画面上での起動済みのアプリケーションの確認が容易になる。
また、前記情報端末装置において、前記表示制御手段は、前記第1表示レイヤ及び第2表示レイヤそれぞれに表示される画像を配置可能な表示シートを前記表示画面よりも広く設定し、該第1表示レイヤ及び第2表示レイヤそれぞれの表示シートを前記表示画面で互いに独立にスクロールして、該表示シートに配置された画像を表示するように制御するものであってよい。この情報端末装置では、表示画面のサイズの制約を受けることなく、表示画面の第1表示レイヤ及び第2表示レイヤそれぞれにおいて、複数のアプリケーションに対応する複数の画面構成要素を表示可能に設定することができる。しかも、その第1表示レイヤ及び第2表示レイヤそれぞれ設定した複数アプリケーションの画面構成要素を含む全体画像を互いに独立にスクロールして表示し、閲覧することができる。
また、前記情報端末装置において、前記表示制御手段は、前記表示画面における第1表示レイヤ又は第2表示レイヤの表示シートのスクロール操作が検知されたとき、そのスクロール操作が検知された該第1表示レイヤ又は第2表示レイヤの表示シートに配置された全ての画像について1枚のスクロール用画像の描画データを生成し、そのスクロール用画像の描画データに基づいて画像のスクロールを表示するように制御してもよい。この情報端末装置では、スクロール操作が検知された第1表示レイヤ又は第2表示レイヤの表示シートの全体画像について、1枚のスクロール用画像の描画データを生成し、その描画データに基づいて画像のスクロールを表示することにより、スクロール時に表示画面に表示する画像の描画処理が不要になる。従って、前記複数のアプリケーションの画面構成要素を含む第1表示レイヤ及び第2表示レイヤそれぞれの画像をスムーズにスクロールすることができる。
また、前記情報端末装置において、前記操作手段は、前記表示画面への接触又は近接によって操作される利用者の操作を検知する操作検知手段を有し、前記表示画面上で利用者の操作が検知される操作検知領域は、前記第2表示レイヤに配置される画面構成要素の表示状態が前記収納状態のときには前記副画面領域に対応し、該画面構成要素の表示状態が前記展開状態のときには該展開状態の画面構成要素まで含むように広がる可変の副操作検知領域と、前記主画面領域の該副操作検知領域以外の部分に対応する主操作検知領域と、を有してもよい。この情報端末装置では、表示画面への接触又は近接によって操作される利用者の操作を検知することにより、表示画面上におけるタップやスライドといった簡易でわかりやすい操作により、表示画面上に画面構成要素等の表示について操作できるようになる。また、第1表示レイヤの表示に対するスクロールと第2表示レイヤの表示に対するスクロールとを互いに独立にかつ確実に行うことができる。
また、前記情報端末装置において、前記操作検知手段は、前記表示画面上で前記第2表示レイヤの画面構成要素に対する操作を前記第1表示レイヤの画面構成要素に対する操作よりも優先的に検知してもよい。この情報端末装置では、第1表示レイヤの前景に位置する第2表示レイヤの表示に対する操作をより確実に行うことができる。
また、前記情報端末装置において、前記操作検知手段は、前記表示画面上で前記第2表示レイヤの画面構成要素が表示されず前記第1表示レイヤの画面構成要素が表示されている箇所に対する操作が検知されたときは、前記第1表示レイヤの画面構成要素に対する操作として検知してもよい。この情報端末装置では、表示画面上で第2表示レイヤの画面構成要素が表示されず第1表示レイヤの画面構成要素が表示されている箇所については、第1表示レイヤの画面構成要素が見えているにもかかわらず操作できないという違和感、とまどい、ストレスなどを解消できるとともに、利用者から見えている第1表示レイヤの画面構成要素について操作できるようになって操作性が更に向上する。
また、前記情報端末装置において、前記操作検知手段は、前記表示画面上で利用者の操作が検知されたとき、その操作位置に対応するアプリケーションに操作検知結果を通知し、前記アプリケーション実行手段は、前記操作検知結果に基づいて、前記操作位置に対応するアプリケーション操作を実行してもよい。この情報端末装置では、利用者の操作位置に応じた複数種類のアプリケーション操作を利用者が選択して実行させることができる。
また、前記情報端末装置において、前記表示制御手段は、前記主操作検知領域でスクロール操作が検知されたときは、前記第2表示レイヤの表示シートを固定した状態で前記第1表示レイヤの表示シートをスクロールし、前記副操作検知領域でスクロール操作が検知されたときは、前記第1表示レイヤの表示シートを固定した状態で前記第2表示レイヤの表示シートをスクロールするように制御してもよい。この情報端末装置では、第1表示レイヤの表示シートのみ、又は第2表示レイヤの表示シートのみを確実にスクロールすることができる。
また、前記情報端末装置において、前記複数のアプリケーションは、互いに異なる第1アプリケーション群及び第2アプリケーション群の少なくとも一方に属するように分類され、前記表示制御手段は、前記第1アプリケーション群の複数のアプリケーションの画面構成要素については前記第1表示レイヤに配置して表示し、前記第2アプリケーション群の複数のアプリケーションの画面構成要素については前記第2表示レイヤに配置して表示するように制御してもよい。この場合、前記第1アプリケーション群のアプリケーションが通常のアプリケーションであり、第2アプリケーション群のアプリケーションが前記ウィジェットやガゼット等の小規模のアプリケーションであってもよい。
まず、本実施形態に係る携帯端末装置の基本的な構成について説明する。
〔全体構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯端末装置の主要構成の一例を示すブロック図である。本実施形態の携帯端末装置10は、例えば移動体通信ネットワークや無線LANを介した通信に用いることができるスマートフォン、携帯電話機、PHSなどの移動機やタブレットPCである。携帯端末装置10は、表示部(表示手段)11と表示部の表示を制御する表示制御部(表示制御手段)12と、複数のアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行管理部(アプリケーション実行手段及びアプリケーション管理手段)13と、利用者が操作するための操作部(操作手段)14とを備えている。更に、携帯端末装置10は、記憶部(記憶手段)15と、移動体通信ネットワークの基地局や他の無線LANのアクセスポイントなどとの間で無線通信を行うための無線通信部(通信手段)16及びアンテナ17と、を備えている。また、携帯端末装置10は、小型マイクなどからなる音声入力部18と、スピーカー、レシーバ、振動発生器などの音出力部19と、入出力される音信号を処理する音信号処理部20と、制御手段としての主制御部21と、CCDやCMOS等のカメラデバイスなどからなる撮像部22と、ジャイロセンサ、加速度センサ、磁気センサ等からなる姿勢検知部23と、を備えている。また、GPSを用いて携帯端末装置の現在位置の情報を取得するための図示しないGPS受信部を備えてもよい。
表示制御部12は、生成した描画データを表示制御部12内のメモリに保存したり、記憶部15にアクセスして保存したりする機能を有してもよい。この保存された描画データは、その後の表示画面上でのスクロールなどの画像表示に用いることができる。また、表示制御部12は、表示画面に画像を表示するために定義された複数の表示レイヤを管理する機能を有してもよい。
また、表示制御部12は、撮像部22で撮影した画像を表示部11の表示画面にリアルタイムに表示するように制御してもよい。また、表示制御部12は、姿勢検知部23で検知した携帯端末装置10の姿勢に基づいて、表示部11の表示画面に表示される後述のカートリッジシートの収納状態及び展開状態を切り換えるように制御したり、表示部11の表示画面に表示される画像の向きを変化させるように制御してもよい。また、表示制御部12は、図示しないGPS受信部で受信したGPS情報から得られた携帯端末装置10の現在位置の情報に基づいて、表示部11の表示画面に表示される画像を変化させるように制御してもよい。
また、表示制御部12における表示制御は、例えばFlash(登録商標)を用いて行ってもよい。また、表示制御部12としては、表示制御プログラムを実行可能な主制御部21を兼用してもよい。
なお、記憶部15は、上記内部メモリではなく、携帯端末装置本体に着脱可能なメモリーカード、ICカード等の記憶媒体を用いて構成してもよい。
図2は、本実施形態に係る携帯端末装置におけるソフトウェアのアーキテクチャの一例を示す説明図である。本実施形態の携帯端末装置10では、図1のアプリケーション実行管理部13で構築される所定のフレームワーク100上で、各種機能を有する通常のアプリケーション110、120や、機能が特化された小規模のアプリケーション(以下、通常のアプリケーションと区別するため適宜「ウィジェット」という。)130、140を実行することができる。フレームワーク100は、図1の主制御部21、表示制御部12、表示部11、操作部14等に対応する図示しないプラットフォーム上に構築され、プラットフォームとの間で各種のコマンドやデータ等の受け渡しを行うことができる。
ここで、ホームアプリケーション110は、後述のホーム画面の第1表示レイヤに設定されたホームシート上に実行時画像や起動用の画面構成要素としてのアイコンの画像を表示することができるアプリケーションである。このホームアプリケーション110としては、例えば、ブラウザ、電話、カメラ、検索、メール、情報配信、カレンダー、時計、音楽再生、地図表示、データフォルダ、メッセージの通信、動画再生等のアプリケーションが挙げられる。ホームアプリケーション110は、携帯端末装置10内の他のアプリケーションやウィジェットにアクセスすることができる。例えば、ホームアプリケーション110は、ウィジェットピッカー機能を介して所定のコマンドをフレームワーク100に送ることによりウィジェットを追加することができる。また、ホームアプリケーション110は、アプリケーション管理機能を介して所定のコマンドをフレームワーク100に送ることにより他のアプリケーションを起動したり削除したりすることができる。
図4(a)は、本実施形態に係る携帯端末装置10に設けた表示部11の表示画面200に表示可能なホーム画面における画面構成の一例を示す説明図である。表示画面200は、システム情報が表示されるシステム表示領域201と、アプリケーション表示領域202とを有する。システム表示領域201には、現在時刻、電池残量、無線通信に用いられる電波の強度などのシステム情報が表示される。アプリケーション表示領域202は、表示画面200の中心部を含む主画面領域としてのホームアプリケーション表示領域203と、表示画面200の端縁(図示の例では右端縁)に沿って延在する副画面領域としてのカートリッジタブ表示領域204とを有する。ホーム表示領域203は、更に、メインホーム表示領域203aとサブホーム表示領域203bとを有する。
また、表示画面200上での起動済みのカートリッジアプリケーションの確認が容易になるように、カートリッジシート225には、起動済みのカートリッジアプリケーションのみを表示するようにしてもよい。
〔ホームレイヤにおけるホームシートのスクロール操作〕
図11は、表示画面200のホームレイヤ210上でホームシート215の画像をスクロールするときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。ホームレイヤ210のページ215aの画像が表示された操作前の表示画面200(1)では、画像データに基づいてホームアプリケーション表示領域203の画像について通常の描画処理を行うように表示制御される。ここで、通常の描画処理を行ってスクロールの表示を行おうとすると、ホームアプリケーション表示領域203に対する描画処理を繰り返し行う必要があるため、スムーズなスクロールの表示を行うことができない。
図12は、表示画面200のカートリッジレイヤ220上でカートリッジシート225の画像をスクロールするときの操作の様子を示す説明図である。カートリッジレイヤ220の一部である複数のカートリッジ(「QQQQQ」〜「UUUUU」)の画像が表示された操作前の表示画面200(1)では、画像データに基づいて通常の描画処理を行うように表示制御される。この操作前の表示画面200(1)において、カートリッジタブ表示領域204のカートリッジ330が配列された画像を上方向にスクロールするように、カートリッジタブ表示領域204の面上で指を接触させて上方にフリックすると、その指のフリック接触(タッチイベント)が検知される。このフリック接触(タッチイベント)の検知に基づいて、スクロール直前のカートリッジレイヤ220の全体画像について描画する画像変換処理が行われ、当該全体画像の描画データが生成される。そして、スクロール中の表示画面200(2)に示すように、上記生成された描画データを用いてカートリッジタブ表示領域204に収納されたカートリッジの画像及びホームアプリケーション表示領域203に展開したカートリッジ(「SSSSS」)の画像のスクロールが表示される。このようにカートリッジレイヤ220の全体画像について予め生成した描画データを用いることにより、ホームレイヤ210上のホームシート215の画像は固定したまま、カートリッジレイヤ220上のカートリッジシート225の全体画像についてスムーズなスクロールの表示を行うことができる。
上記フリック操作によって画面が所定距離(図示の例ではカートリッジ330の高さの2倍に相当する距離)だけ移動すると、カートリッジタブ表示領域204及びホームアプリケーション表示領域203におけるカートリッジ画像のスクロール動作が終了し、スクロール後の複数のカートリッジ(「SSSSS」〜「WWWWW」)の画像が表示画面200(3)に表示される。スクロール停止が検知されると、上記描画データを用いた表示が終了する。その後は、操作前と同様に、カートリッジレイヤ220の画像に対する通常の描画処理を行うように表示制御される。
図13は、表示画面200に表示されている収納状態にあるカートリッジ330を展開するときの表示画面200の変化の様子を示す説明図である。図13のカートリッジ展開前の表示画面200(1)において、において、収納状態にあるカートリッジ330(図示の例では「SSSSS」という名称のカートリッジ)を展開するときは、そのカートリッジタブに対して展開方向(図示の例では左方向)にフリック操作する。このフリック操作(タッチイベント)が検知されると、中央の表示画面200(2)に示すように、カートリッジタブを左方向に引き出すようにカートリッジ330が展開し始める。そして、左側の表示画面200(3)に示すように表示画面の左端縁にカートリッジタブが到達して左カートリッジ330の展開が終了すると、展開状態のカートリッジ331が表示され、当該カートリッジ331に対応するカートリッジアプリケーションの実行時画像(例えば、画像やテキスト情報)が表示される。一方、図示していないが、展開状態のカートリッジ331を収納するときは、当該カートリッジ331のカートリッジタブ331aに対して収納方向(図示の例では右方向)にフリック操作する。このフリック操作(タッチイベント)が検知されると、左側の表示画面200(1)に示すようにカートリッジが収納され、カートリッジに遮られることなく背景にあるホームアプリケーション表示領域を表示し、ホームアプリケーションのアイコンを操作したりホームアプリケーションの実行時画像を閲覧したりすることができる。
以上のように、左方向又は右方向にフリックするという簡単な操作でカートリッジを展開したり収納したりすることができ、カートリッジアプリケーションの実行時画像の閲覧を行ったり、ホームアプリケーションのアイコンの操作や実行時画像の閲覧を行ったりすることができる。
なお、本実施形態における表示画面200に表示されているカートリッジ330、331に対して行うことができる操作としては、例えば次のような操作(1)〜(6)を例示することができるが、これらに限定されるものではない。
(1)カートリッジタブの上下フリック:カートリッジ全体スクロール
(2)カートリッジタブの左右フリック:カートリッジ展開、収納
(3)カートリッジタブのタップ:カートリッジ展開、収納
(4)カートリッジタブのダブルタップ:カートリッジの全収納
(5)カートリッジ内のフリック、タップ:カートリッジ内の操作
(6)カートリッジの長押し:カートリッジ編集モードに遷移
また、本実施形態における表示画面200のホームアプリケーション表示領域203におけるアイコン310等に対して行うことができる操作としては、例えば次のような操作(1)〜(7)を例示することができるが、これらに限定されるものではない。
(1)ホームアプリケーション表示領域上の上下フリック:ホームレイヤのスクロール
(2)ホームシート上での右フリック:オプションメニューの表示
(3)フォルダのアイコンのタップ:フォルダの展開表示
(4)アイコンのダブルタップ:ホームアプリケーションの起動
(5)アイコンの長押し:カートリッジ編集モードに遷移
(6)インジケータのタップ:ホームシートの該当するページのタイトル表示
(7)インジケータのスライド:ホームシートの該当するページへのジャンプ
図14は、外部との通信を伴うカートリッジアプリケーションのカートリッジの収納・展開時の様子を示す説明図である。図14の左側の表示画面200(1)に示すように、外部との無線通信を伴うカートリッジアプリケーションのカートリッジ331が展開されているときは、当該カートリッジアプリケーションが起動され、携帯端末装置10は、通信機能が有効にされ、予め決められた所定のタイミングで外部の基地局や無線LANのアクセスポイントとの間の無線通信を行う。このカートリッジが展開されて通信の機能が有効になっている状態から、中央の表示画面200(2)に示すようにカートリッジ330が収納されると、当該カートリッジアプリケーションの起動は維持されたまま、上記通信を停止するように通信機能が一時的に無効にされる。これにより、カートリッジアプリケーションの実行時画像の表示に反映することができない無駄な通信動作を回避することができる。そして、カートリッジが収納されて通信の機能が無効になっている状態から、右側の表示画面200(3)に示すようにカートリッジ330が再び展開されると、通信機能が有効にされ、上記通信を再開する。これにより、その最新の通信動作の結果を速やかに展開状態のカートリッジ331に反映させ、最新の実行時画像を表示して閲覧することができる。
図15は、外部との通信により情報を取得可能なカートリッジアプリケーションのカートリッジの収納・展開時の様子を示す説明図である。図15の左側の表示画面200(1)に示すように、例えば外部との通信により配信情報などの各種情報を取得可能なカートリッジアプリケーションのカートリッジ330が収納されているときは、当該カートリッジアプリケーションが起動され、携帯端末装置10は、予め決められた所定のタイミングで外部の基地局や無線LANのアクセスポイントとの間の無線通信を行い、外部との通信により情報を取得する。このカートリッジが収納状態から、中央の表示画面200(2)に示すようにカートリッジ331が展開されはじめると、携帯端末装置10は、上記所定のタイミングとは無関係に、上記通信を行って最新情報を取得する。取得された最新情報は、右側の表示画面200(3)に示すように展開状態のカートリッジ331に実行時画像として表示される。なお、カートリッジアプリケーションが古い情報を取得済みであった場合は、展開状態のカートリッジ331に表示されていた情報が上記展開時に所得された最新情報に更新される。以上のように、カートリッジアプリケーションのカートリッジが収納状態から展開状態に変化するたびに最新情報を閲覧することができる。
図16は、カートリッジアプリケーションが外部との通信により情報を取得したときのカートリッジの収納・展開時の様子を示す説明図である。図16の左側の表示画面200(1)に示すように、外部との通信により配信情報などの各種情報を取得可能なカートリッジアプリケーションのカートリッジ(「SSSSS」)330が収納されているときは、当該カートリッジアプリケーションが起動され、携帯端末装置10は、予め決められた所定のタイミングで外部の基地局や無線LANのアクセスポイントとの間の無線通信を行い、外部との通信により情報を取得する。このカートリッジアプリケーションが上記通信により最新の情報を受信すると、中央の表示画面200(2)に示すようにカートリッジが自動展開して収納状態から展開状態に変化する。そして、上記通信によって受信された最新情報は、右側の表示画面200(3)に示すように展開状態のカートリッジ331に実行時画像として表示される。なお、カートリッジアプリケーションが古い情報を取得済みであった場合は、展開状態のカートリッジ331に表示されていた情報が上記展開時に所得された最新情報に更新される。以上のように、携帯端末装置10が外部の通信のより最新情報を受信するたびに、利用者がカートリッジの操作を行うことなく、カートリッジアプリケーションのカートリッジが自動展開して最新情報を閲覧することができる。
図17は、カートリッジアプリケーションが外部との通信により情報を取得したときのカートリッジの表示変化の様子を示す説明図である。図17の左側の表示画面200(1)に示すように、外部との通信により配信情報などの各種情報を取得可能なカートリッジアプリケーションのカートリッジ(「SSSSS」)330が収納されているときは、当該カートリッジアプリケーションが起動され、携帯端末装置10は、予め決められた所定のタイミングで外部の基地局や無線LANのアクセスポイントとの間の無線通信を行い、外部との通信により情報を取得する。このカートリッジアプリケーションが上記通信により最新の情報を受信すると、中央の表示画面200(2)に示すように収納状態のカートリッジの表示が上記最新情報の受信を通知するように変化する。例えば、図示のカートリッジ332のようにカートリッジタブの輝度が高められて光っているように変化する。このカートリッジの表示変化(インフォサインの表示)としてはカートリッジタブの色や濃度の変化やテキスト情報の追加表示でもよい。このようにカートリッジタブの表示が変化したことにより、利用者は、対応するカートリッジアプリケーションが上記通信により最新の情報を受信したことを知ることができる。そして、このカートリッジタブの表示が変化したカートリッジ332を展開するように利用者が操作すると、右側の表示画面200(3)に示すように上記通信によって受信された最新情報が展開状態のカートリッジ331に実行時画像として表示される。なお、カートリッジアプリケーションが古い情報を取得済みであった場合は、展開状態のカートリッジ331に表示されていた情報が上記最新情報に更新される。以上のように、収納状態のカートリッジ330の表示変化により、そのカートリッジ330に対応するカートリッジアプリケーションによる最新の情報取得を知ることができる。
図18は、カートリッジの収納・展開時におけるカートリッジアプリケーションの実行制御の様子を示す説明図である。図18の左側の表示画面200(1)に示すように、カートリッジアプリケーションのカートリッジ331が展開されているときは、当該カートリッジアプリケーションが実行されている。この実行中のカートリッジアプリケーションのカートリッジが展開されて状態から、中央の表示画面200(2)に示すようにカートリッジ330が収納されると、当該カートリッジアプリケーションが一時停止される。これにより、実行時画像の表示に反映することができないカートリッジアプリケーションの実行を回避して処理の負荷を抑制することができる。そして、カートリッジ330が収納されてから、右側の表示画面200(3)に示すようにカートリッジ330が再び展開されると、当該カートリッジアプリケーションの実行が再開される。これにより、再開したカートリッジアプリケーションの実行の結果を速やかに展開状態のカートリッジ331に反映させ、最新の実行時画像を表示して閲覧することができる。
〔アプリケーションダウンロード時のアイコン及びカートリッジの自動追加〕
図19は、アプリケーションをダウンロードしてアイコン及びカートリッジを追加するときの処理の一例を示すフローチャートである。図19において、携帯端末装置10を用いた通信の通信事業者のサイトやコンテンツプロバイダ(CP)のサイトなどにアクセスすることにより、携帯端末装置10にインストール可能なアプリケーションを受信して保存する(ステップ101)。ここで、アプリケーションには、アプリケーションのプログラムの実行ファイル(例えば、apkファイルやappファイルなど)と、当該アプリケーションの設定情報が書き込まれた設定情報ファイル(例えば、初期値ファイルやコンフィグレーションファイル)とが含まれる。これら複数のファイルは一つに合体されたパッケージファイル(例えばZIP形式のファイル)として提供される。
(1)シート:アプリケーションを表示するシートの識別情報
(2)ラベル:アプリケーションを表示するシートのタイトル
(3)アイコンの位置:シート内のアプリケーションのアイコンの位置情報
(4)クラス:アプリケーションのクラス名
(5)パッケージ:アプリケーションが含まれるパッケージの識別情報(例えばパッケージ名)
(6)フォルダ内位置:フォルダ内のアイコンの位置
(7)アイコン背景画像:アイコン背景画像の種類(例えばアイコン背景画像の表裏)
(8)新規インストール識別情報:アプリケーションが新規にインストールされたものであるか否かを識別する情報(フラグ)
(9)対応端末判別用情報:本実施形態の表示制御に対応している端末であるか否を判別するための情報
(1)インデックス:カートリッジの並び順を指定する情報
(2)ラベル:カートリッジタブに表示する名前
(3)クラス:カートリッジアプリケーション(ウィジェット)のクラス
(4)パッケージ:カートリッジアプリケーション(ウィジェット)が含まれるパッケージの識別情報(例えばパッケージ名)
(5)タブカラー:カートリッジタブの色
(6)展開指示:アプリケーション登録時にカートリッジを展開状態にするかどうかを指定する情報(フラグ)
(7)カートリッジ登録指示:アプリケーションをカートリッジに登録するかどうかを指定する情報(フラグ)
(8)インフォサイン指示:配信情報の受信時や未展開時などにカートリッジの通知のための表示変化(インフォサイン)を行うか否かを指示する情報
(9)ホーム画面登録指示:ホーム画面の専用ウィジェットシートへの登録に関する情報
(10)対応端末判別用情報:本実施形態の表示制御に対応している端末であるか否を判別するための情報
なお、上記ダウンロードしたホームアプリケーションがインストールされる場合、そのホームアプリケーションについてホームアプリケーション管理情報に記録するようにホームアプリケーション管理情報を更新してもよい。
なお、上記ダウンロードした登録対象のカートリッジアプリケーションがインストールされる場合、そのカートリッジアプリケーションについてカートリッジアプリケーション管理情報に記録するようにカートリッジアプリケーション管理情報を更新してもよい。
図20は、複数のアプリケーションを含むパッケージファイルをダウンロードしてアイコン及びカートリッジを追加するときの処理の一例を示すフローチャートである。図20において、携帯端末装置10を用いた通信の通信事業者のサイトやコンテンツプロバイダ(CP)のサイトなどにアクセスすることにより、携帯端末装置10にインストール可能な複数のアプリケーションを含むパッケージファイルを受信して保存し(ステップ101)、パッケージファイルの展開処理を行う(ステップ102)。
次に、上記パッケージに含まれている複数のアプリケーションのうち1つ目のアプリケーションについて、前記図19と同様にアプリケーションの種類の判断からアイコン・カートリッジの追加まで行う(ステップ103〜107)。その後、上記パッケージファイルに含まれている残りのアプリケーションについて、アプリケーションの種類の判断からアイコン・カートリッジの追加までを繰り返し行う(ステップ108、103〜107)。
本実施形態の携帯端末装置10において、一つのアプリケーションについて、表示画面200のホームレイヤ210にホームアプリケーションとしてアイコン310を配置して表示するとともに、カートリッジレイヤ220にカートリッジアプリケーションとしてカートリッジ330を配置して表示するように制御してもよい。この場合、アプリケーション実行管理部13は、表示画面200のホームレイヤ210に配置されたアイコン310及びカートリッジレイヤ220に配置されたカートリッジ330のいずれか一方に対してアプリケーション起動の操作が検知されたとき、その操作に応じて当該一つのアプリケーションを起動するように制御する。
図21は、ウィジェットとリンクしたホームアプリケーションを起動するときの処理の一例を示すフローチャートである。図21において、利用者が表示画面200のホームアプリケーション表示領域203に表示されている複数のアイコンのいずれかを選択して起動すると(ステップ101、102)、その起動対象のホームアプリケーションについてウィジェットのリンク起動があるか否かが判断される(ステップ103)。ウィジェットのリンク起動がない場合は、ウィジェットの起動を行うことなく終了する。
一方、ウィジェットのリンク起動がある場合は、リンク起動対象のウィジェットがインストール済みか否かを判断する(ステップ104)。ここで、インストール済みであれば、ホームアプリケーションと並列実行するようにリンク起動対象のウィジェットを起動する(ステップ105)。リンク起動対象のウィジェットがインストールされていない場合は、リンク起動対象のウィジェットを新規にダウンロードしてインストールし(ステップ106)、その後、リンク起動対象のウィジェットを起動する(ステップ105)。
図22は、ホームアプリケーションをバージョンアップするときの処理の一例を示すフローチャートである。図22において、複数のホームアプリケーションの中からバージョンアップ対象のホームアプリケーションを選択し、携帯端末装置10を用いた通信の通信事業者のサイトやコンテンツプロバイダ(CP)のサイトなどにアクセスしてバージョンアップの処理を実行する(ステップ101、102)。上記選択したホームアプリケーションのバージョンアップが完了すると、そのホームアプリケーションについてウィジェットのリンク起動があるか否かが判断される(ステップ103)。ウィジェットのリンク起動がない場合は、そのまま終了する。
一方、ウィジェットのリンク起動がある場合は、リンク起動対象のウィジェットがインストール済みか否かを判断する(ステップ104)。ここで、インストール済みでなければ、所定のサイトにアクセスしてリンク起動対象のウィジェットを新規にダウンロードしてインストールする(ステップ105)。追加インストールされたウィジェットは、ウィジェットの一覧表示画面に自動的に追加される。
図23は、ホーム画面に表示されているカートリッジ上で編集モードを表示するときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。図23の左側の表示画面200(1)において、展開状態のカートリッジ331を長押しすると、右側の表示画面200(2)に示すように、カートリッジ331の右隅に削除用マーク「×」331bが表示されるとともに、カートリッジ331の上方にカートリッジ331及びウィジェットの編集・設定を行うための編集設定バー345が表示される。ここで、削除用マーク「×」331bがタップされると、確認表示の後、対応するカートリッジ331の表示が削除される。また、編集設定バー345の「名前編集」、「方向」及び「色」をタップして選択すると、対応するカートリッジ331について、カートリッジタブ331aの名前を編集したり、カートリッジ331の位置を変更したり、カートリッジ331の背景等の色を変更したりすることができる。また、編集設定バー345の「詳細設定」をタップして選択すると、対応するカートリッジ331に登録されているウィジェットの詳細設定を行うための予め設定した画面を表示することができる。
図24は、カートリッジアプリケーション(専用カートリッジ、ウィジェット)を一覧表示してカートリッジに選択登録するときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。図24の左側の表示画面200(1)において右方向のフリック操作を行ったり図示しないメニューキーを押下したりすると、中央の表示画面200(2)に示すように、表示画面200のインジケータ340よりも左側の部分に、オプションメニュー350が引き出されるように表示される。表示画面200の右隅には、ホームシートの一部が見えるように残る。なお、図示のように、カートリッジが展開されている場合のオプションメニュー350の表示は、表示画面200のホームアプリケーション表示領域202における展開状態のカートリッジ331以外の領域を右方向のフリックすることで有効になるようにしてもよい。また、カートリッジが展開している状態でオプションメニュー350を開いた場合は、展開されていたカートリッジを収納して非表示とし、その後にホーム画面に戻った際にはカートリッジが収納されたままとするようにしてもよい。
図25は、カートリッジアプリケーション(専用カートリッジ、ウィジェット)の設定を変更するときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。図25の左側の表示画面200(1)に表示されているオプションメニュー350で、「カートリッジ設定」がタップ等の操作によって選択されると、中央の表示画面200(2)に示すように、カートリッジ設定画面370が表示される。このカートリッジ設定画面370も、利用者の誤操作を防止するために、表示画面のアプリケーション表示領域202の全面に表示され、カートリッジは表示されない。カートリッジ設定画面370の基本設定では、「カートリッジの自動非表示」及び「カートリッジ再表示」の設定を行うことができ、詳細設定では、カートリッジアプリケーション(専用カートリッジ、ウィジェット)それぞれについて個別設定を行うことができる。「カートリッジの自動非表示」は初期設定としてONになっており、アプリ起動時にカートリッジが一旦非表示となる。カートリッジ設定画面370の基本設定で「カートリッジ再表示」を選択すると、右側の表示画面200(3)に示すように「カートリッジ再表示」の設定画面371が表示され、カートリッジの再表示のトリガーとなる各種操作(「ひっくり返す」、「なぞる」、「通知バーボタン」の押下)や、「再表示しない」などの設定を行うことができる。ここで、「ひっくり返す」が設定された場合は、姿勢検知部23を構成する例えばジャイロセンサの出力に基づいて、携帯端末装置10を180度ひっくり返す操作が行われたときにカートリッジの再表示が行われる。
図26は、オプションメニューでウィジェットモードを選択したときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。図26の左側の表示画面200(1)に表示されているオプションメニュー350で、「ウィジェットモード」がタップ等の操作によって選択されると、例えば画面が左右方向にくるっと1回転する等の効果表示が行われた後、中央の表示画面200(2)に示すように、所定ページ(例えば5ページ)分の前述のウィジェット専用シートに対応するウィジェット専用画面380が表示される。このウィジェット専用画面380も、利用者の誤操作を防止するために、表示画面のアプリケーション表示領域202の全面に表示され、カートリッジは表示されない。ウィジェット専用画面380には、ウィジェット専用シートに配置された登録済みのウィジェット381、382が一覧表示され、上下フリック操作によりスクロールすることができる。また、表示画面200(2)が表示されている状態で、図示しない「HOME」キー又は「BACK」キーが押下されると、例えば画面が左右方向にくるっと1回転する等の効果表示が行われた後、右側の表示画面200(3)に示すようにホーム画面に戻る。なお、ウィジェット専用画面380には、ウィジェットのみ貼り付けることができ、通常のアプリケーションを貼り付けることができない。
〔表示画面のテーマ変更に伴うアイコン背景画像の表示態様の変更〕
図29は、オプションメニューのテーマ設定でアイコン背景画像の表示態様を変更するときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。前述の図24の中央の表示画面200(2)に表示されているオプションメニュー350で、「テーマ設定」がタップ等の操作によって選択されると、図29の左側の表示画面200(1)に示すように、テーマ設定画面395が表示される。このテーマ設定画面395の「基本設定」の欄では、ホーム画面についてプリセットされるテーマ(図示の例では、「メタル」、「カーボン」、「ガラス」、「ウッド」)を選択することでき、「アイコン背景」の欄では、アイコン背景画像の透明度及び形状を設定することができる。ここで、「基本設定」の欄でテーマが選択されると、その選択されたテーマに応じて、ホーム画面における壁紙、カートリッジタブ、アイコン背景画像、インジケータ、壁紙のバックグラウンドシートなどのデザインが変更される。このようにその選択されたテーマが反映されたデザイン変更後のホーム画面は、テーマ設定画面395の下部に表示されるプレビュー画面395aで確認することができる。また、テーマ設定画面395の「アイコン背景」の欄にある「透明度」がタップ等の操作によって選択されると、中央の表示画面200(2)に示すように、アイコン背景画像の透明度(画像濃度)を調整するためのシークバー396aを含む透明度設定画面396が表示される。このシークバー396aをスライドするように操作することにより、アイコン背景画像の透明度を調整することができる。調整後の透明度が反映されたアイコン背景画像はプレビュー画面395aで確認することができる。また、テーマ設定画面395の「アイコン背景」の欄にある「形状」がタップ等の操作によって選択されると、右側の表示画面200(3)に示すように、アイコン背景画像の形状を選択することができる形状設定画面397が表示される。図示の例では、アイコン背景画像のデフォルト形状として「角丸」が設定されている。選択された形状が反映されたアイコン背景画像はプレビュー画面395aで確認することができる。なお、図29の表示画面200(1)〜(3)において、プレビュー画面395aに表示されているプレビュー画像に対してタップ等の操作が行われると、そのプレビュー画像が拡大されて表示画面200に全画面表示され、その全画面表示されたプレビュー画面に対してもう一度タップ等の操作が行われると前画面に戻るようにしてもよい。
図30は、アイコン及びアイコン背景画像の自動整列を行うときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。図30の左側の表示画面200(1)に表示されているオプションメニュー350で、「自動整列」がタップ等の操作によって選択されると、中央の表示画面200(2)に示すように、ホーム画面を背景として、アイコンの並び順を自動整列(並び替え)することができる自動整列のポップアップ画像400が表示される。この自動整列のポップアップ画像400では、アイコンの並び替えのキーとして、「利用頻度順」、「使用履歴順」、「名前順」、「インストール順」、「アイコン背景色順」、「元に戻す」のいずれかを選択することができる。「元に戻す」が選択されると、自動整列実行前のアイコン(アイコン背景画像)の並び順に戻る。なお、自動整列が実行されていない間は、「元に戻す」は選択できないようにグレーアウトされる。
図31は、ホーム画面の編集モードでアイコン背景色を変更するときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。図31の左側の表示画面200(1)に表示されているホーム画面で任意のアイコンを長押しすると、中央の表示画面200(2)に示すようにアイコン背景色(アイコン背景画像の色)を変更可能な編集モードに遷移する。この編集モードの画面では、画面上部にシート一覧ボタン410及びページタイトル411が表示され、各アイコン背景画像320の左上隅にアンインストール用マーク310aが表示される。ここで、シート一覧ボタン410の部分をタップすると、ホームシート215のページ一覧を表示することができる。また、ページタイトル411の部分をタップすると、当該ページのタイトルを編集するための日本語入力可能な編集画面が表示され、当該ページのタイトルを変更することができる。また、編集モードの表示画面200(2)で、例えばアイコン「CCCCC」310をタップすると、そのアイコンがひっくり返るトランジションのアニメーションが表示された後、右側の表示画面200(3)に示すように当該アイコン310のアイコン背景画像の色が変わる。なお、編集モードの画面で「OK」ボタン、図示しない「HOME」キー及び「BACK」キーのいずれかを押下すると編集モードを抜けることができる。
なお、図31の例では、アイコン背景画像の色を変更する例を示したが、アイコン背景画像の他の表示形態(例えば、アイコン背景画像の形状、透明度、濃度など)変更するようにしてもよい。
本実施形態の携帯端末装置10において、ロック解除後及びアプリケーション起動終了後に、アイコン及びアイコン背景画像のエフェクトアニメーションの表示を行うようにしてもよい。このエフェクトアニメーションは、例えば、複数のアイコンがランダムに回転したり点灯したりするように行うことができる。このアイコンの回転や点灯は、そのアイコンに背景にあるアイコン背景画像と一緒に行われる。
図32は、ホーム画面のホームアプリケーションをアンインストールするときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。図32の左側の表示画面200(1)に表示されている編集モードのホーム画面で、例えばアイコン「EEEEE」310のアンインストール用マーク310aをタップすると、中央の表示画面200(2)に示すようにアンインストール確認画面420が表示される。ここで、「OK」ボタン421をタップすると、当該アイコンに対応するホームアプリケーションのアンインストールが実行される。アンインストールが終了すると、右側の表示画面200(3)に示すように削除されたホームアプリケーションのアイコン310及びアイコン背景画像320が削除され、残りのアイコンがアイコン背景画像と一緒に上詰される。
図33は、ホーム画面のアイコンをアイコン背景画像と一緒に移動させるときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。図33の左側の表示画面200(1)に表示されている編集モードのホーム画面で、例えばアイコン「EEEEE」310を長押しすると、中央の表示画面200(2)に示すように、選択されたアイコン310のサイズが大きくなって移動可能な状態であることが表現される。この大サイズに変化したアイコン310を押下してドラッグしページ内の任意の位置でドロップすることにより、右側の表示画面200(3)に示すようにアイコン310をアイコン背景画像と一緒にページ内の任意の位置に移動することができる。
図34は、ホーム画面のアイコンをページ単位で一括移動させるときの表示画面の変化の様子を示す説明図である。図34の左側の表示画面200(1)に表示されている編集モードのホーム画面で、画面上部にシート一覧ボタン410をタップすると、中央の表示画面200(2)に示すようにホームシート415の複数のページを一覧可能なシート一覧画面430が表示される。このシート一覧画面430は、右側の表示画面200(3)に示すように上下フリックによりスクロールすることができる。また、ページ(シート)上で長押しすることにより移動可能な状態になり、そのページをドラッグ・ドロップすることにより複数のアイコンを含むシート丸ごと移動することができる。
特に、本実施形態によれば、Twitter(登録商標)やFacebook(登録商標)等のソーシャルストリームのアプリケーションをカートリッジ330、331に登録しておくことにより、これらのソーシャルストリームをリアルタイムに且つ簡単に閲覧することができる。
また、本実施形態によれば、アプリケーションの起動を切り替えることなくホームアプリケーション及びカートリッジアプリケーションを並列実行することができるので、高速マルチタスクを実現することができる。
また、本実施形態によれば、フリックやタップなどの操作によって収納と展開とを自在に切り替えることができるカートリッジ330、331を採用することにより、従来のスマートフォンや携帯電話機などの携帯端末装置の使いづらさを解消したシンプルで使い心地のいいホーム画面を実現することができる。
11 表示部
12 表示制御部
13 アプリケーション実行管理部
14 操作部
15 記憶部
16 無線通信部
21 主制御部
22 撮像部
23 姿勢検知部
100 フレームワーク
110 ホームアプリケーション
120 カートリッジアプリケーション
200 表示画面
201 システム表示領域
202 アプリケーション表示領域
203 ホームアプリケーション表示領域
203a メインホーム表示領域
203b サブホーム表示領域
204 カートリッジタブ表示領域
205 ホームタッチ操作可能領域
206 カートリッジタッチ操作可能領域
210 ホームレイヤ
211 背景ホームレイヤ
212 アイコンホームレイヤ
215 ホームシート
215a、215b ページ(分割シート領域)
220 カートリッジレイヤ
225 カートリッジシート
225a〜225i カートリッジ本体領域(分割シート領域)
225s 展開用シート領域
225t タブ用シート領域
310 アイコン
320 アイコン背景画像
330 カートリッジ(収納状態)
330a カートリッジのタブ
331 カートリッジ(展開状態)
331a カートリッジのタブ
331b カートリッジの削除用マーク
340 インジケータ
345 編集設定バー
350 オプションメニュー
360 カートリッジ追加画面
370 カートリッジ設定画面
395 テーマ設定画面
396 透明度設定画面
400 自動整列のポップアップ画像
401 自動整列確認のポップアップ画像
Claims (12)
- 通信ネットワークを介して通信を行う通信手段と、複数のアプリケーションを並列実行可能なアプリケーション実行手段と、表示画面の表示について利用者が操作するための操作手段と、を備えた情報端末装置であって、
主画面領域と表示画面の端縁に沿って延在する副画面領域とを有する表示手段と、
前記表示画面への画像の表示を、第1表示レイヤと該第1表示レイヤの前景に位置する第2表示レイヤとを含む複数の表示レイヤ毎に制御する表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記複数のアプリケーションの少なくとも一部に対応する複数の画面構成要素を、前記第1表示レイヤ及び前記第2表示レイヤに配置して表示し、
前記第2表示レイヤに配置して表示される複数のアプリケーションの画面構成要素の表示状態を、前記副画面領域から前記主画面領域側に展開した展開状態と、前記副画面領域に収納された収納状態との間で変化させるように制御し、
前記第2表示レイヤに表示される画面構成要素は、視覚的に引き出して展開したり収納したりすることができるカートリッジであり、前記カートリッジの収納状態は、前記カートリッジに対応したアプリケーションの名称を有するカートリッジタブが前記副画面領域内に表示された状態であり、前記カートリッジの展開状態は、前記第1表示レイヤの画面構成要素が表示されている前記主画面領域の一部を覆うように、前記カートリッジタブの幅が維持されながら該カートリッジタブが前記主画面領域側に引き出されて展開するように表示された状態であり、
前記カートリッジの展開状態において前記主画面領域に背景として視認できる前記第1表示レイヤの画像構成要素に対するユーザ操作と、前記展開状態のカートリッジとは独立に、前記主画面領域に背景として視認できる前記第1表示レイヤの画像構成要素を含む画像をスクロールするユーザ操作とを受け付ける手段を、更に備えることを特徴とする情報端末装置。 - 請求項1の情報端末装置において、
前記表示制御手段は、前記第2表示レイヤに表示される複数のアプリケーションそれぞれのカートリッジの表示状態を、該複数のアプリケーション毎に前記収納状態と前記展開状態との間で変化させるように制御することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項1又は2の情報端末装置において、
前記通信手段による通信を伴う起動済みのアプリケーションのカートリッジが前記収納状態のとき、前記通信を禁止し、該起動済みのアプリケーションのカートリッジが前記展開状態のとき、前記通信を許可することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項1乃至3のいずれかの情報端末装置において、
前記通信手段による通信を伴う起動済みのアプリケーションのカートリッジが前記収納状態から前記展開状態に変化するとき、前記通信を行って該カートリッジ内に表示する情報を取得する処理を開始し、該取得した情報を該カートリッジ内に表示することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項1乃至4のいずれかの情報端末装置において、
前記表示制御手段は、前記通信手段を介して通信ネットワーク側から前記カートリッジ内に表示する情報が取得されたとき、該カートリッジの表示を、該情報の取得を知覚できるような表示に変化させるよう制御することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項1乃至5のいずれかの情報端末装置において、
前記アプリケーション実行手段は、起動済みのアプリケーションのカートリッジが前記収納状態のとき、該起動済みのアプリケーションの実行を一時停止しておき、該起動済みのアプリケーションのカートリッジが前記収納状態から前記展開状態になったとき、該一時停止中のアプリケーションの実行を開始するように制御することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項1乃至6のいずれかの情報端末装置において、
前記表示制御手段は、前記第1表示レイヤ及び第2表示レイヤそれぞれに表示される画像を配置可能な表示シートを前記表示画面よりも広く設定し、該第1表示レイヤ及び第2表示レイヤそれぞれの表示シートを前記表示画面で互いに独立にスクロールして、該表示シートに配置された画像を表示するように制御することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項1乃至7のいずれかの情報端末装置において、
前記表示制御手段は、前記表示画面における第1表示レイヤ又は第2表示レイヤの表示シートのスクロール操作が検知されたとき、そのスクロール操作が検知された該第1表示レイヤ又は第2表示レイヤの表示シートに配置された全ての画像について1枚のスクロール用画像の描画データを生成し、そのスクロール用画像の描画データに基づいて画像のスクロールを表示するように制御することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項1乃至8のいずれかの情報端末装置において、
前記操作手段は、前記表示画面への接触又は近接によって操作される利用者の操作を検知する操作検知手段を有し、
前記表示画面上で利用者の操作が検知される操作検知領域は、
前記第2表示レイヤに配置されるカートリッジの表示状態が前記収納状態のときには前記副画面領域に対応し、該カートリッジの表示状態が前記展開状態のときには該展開状態のカートリッジまで含むように広がる可変の副操作検知領域と、
前記主画面領域の該副操作検知領域以外の部分に対応する主操作検知領域と、を有することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項9の情報端末装置において、
前記操作検知手段は、前記表示画面上で前記第2表示レイヤのカートリッジに対する操作を前記第1表示レイヤの画面構成要素に対する操作よりも優先的に検知することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項9又は10の情報端末装置において、
前記操作検知手段は、前記表示画面上で利用者の操作が検知されたとき、その操作位置に対応するアプリケーションに操作検知結果を通知し、
前記アプリケーション実行手段は、前記操作検知結果に基づいて、前記操作位置に対応するアプリケーション操作を実行することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項9乃至11のいずれかの情報端末装置において、
前記表示制御手段は、前記主操作検知領域でスクロール操作が検知されたときは、前記第2表示レイヤの表示シートを固定した状態で前記第1表示レイヤの表示シートをスクロールし、前記副操作検知領域でスクロール操作が検知されたときは、前記第1表示レイヤの表示シートを固定した状態で前記第2表示レイヤの表示シートをスクロールするように制御することを特徴とする情報端末装置。
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