JP5749542B2 - 移動通信システム及び基地局装置 - Google Patents
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受信SINRが高いときは、図6の(b)に示すように、2ランク送信とされる。この場合は、マスター基地局1は移動局3に向けて第1のサブストリーム#0を送信し、スレーブ基地局2は移動局3に向けて前記第1のサブストリーム#0とは異なる第2のサブストリーム#1を送信する。このように、受信SINRが高いときは、複数基地局間で互いに異なるサブストリームを送信し、移動局でそれらを分離し検出することにより、スループットを向上させることができる。
プライマリ同期シグナル(PSS)とセカンダリ同期シグナル(SSS)は、移動局が接続すべき基地局を検出するセルサーチに用いられる信号である。プライマリ同期シグナルはスロット#1と#11の最後尾のOFDMシンボルに多重され、帯域幅は中心帯域の72サブキャリア分とされている。セカンダリ同期シグナルはスロット#1と#11の最後尾から2番目のOFDMシンボルに多重され、帯域幅は中心帯域の72サブキャリア分とされている。
PBCHはシステム固有及びセル固有の制御情報を報知するためのチャネルであり、サブフレーム#1のスロット#2の先頭4OFDMシンボルに多重され、帯域幅は中心帯域の72サブキャリア分とされている。
PCFICHは、PDSCH及びPUSCH(上り共有チャネル)に付随してレイヤ1/レイヤ2の制御を行うPDCCHに用いられるOFDMシンボル数を示す。
PDCCHは、PDSCH及びPUSCHのスケジューラによる割当情報や変調法、符号化率等のフォーマット情報を示す。
PHICHは、PUSCHに対するハイブリッドARQのACK又はNACK情報を伝送する。
PCFICH、PHICH及びPDCCHは、各サブフレームの先頭の1〜3OFDMシンボルに多重される。
PMCHは、複数セルにまたがるMBMS伝送に用いられる。なお、PMCHはLTE Rel.8ではサポートされない。PMCHは、PDSCHを伝送するサブフレームと時間多重される。
CS−RSはリソースブロック内に全体的に分散配置されており、CS−RSがマッピングされるサブキャリアの位置はセルIDに応じて全体的にシフト、すなわち、セルIDに応じて異なる周波数シフト(マッピングするサブキャリアの全体の周波数方向シフト)が行われるようになされている。また、CS−RSにはセル固有の拡散信号によるスクランブルがかけられている。
図7の(a)はセルIDの6を法とする剰余が0(mod(Cell_ID,6)=0)の場合、(b)はセルIDの6を法とする剰余が1(mod(Cell_ID,6)=1)の場合、(c)はセルIDの6を法とする剰余が2(mod(Cell_ID,6)=2)の場合、(d)はセルIDの6を法とする剰余が3(mod(Cell_ID,6)=3)の場合、(e)はセルIDの6を法とする剰余が4(mod(Cell_ID,6)=4)の場合、(f)はセルIDの6を法とする剰余が5(mod(Cell_ID,6)=5)の場合における単一の送信アンテナ(Antenna port #0)から送信されるCS−RSのマッピング状態を示す図である。これらの図において、横軸が時間、縦軸が周波数を示しており、1サブフレーム(2タイムスロット)と12サブキャリアからなる1リソースブロックが示されている。この図に示した例は、前述したオプション2の場合とされており、1タイムスロットが6個のマスに分割されている。すなわち、横方向の各マスは1OFDMシンボルに対応する。また、縦方向の各マスは1サブキャリアに対応する。1OFDMシンボル×1サブキャリアの各マスをリソースエレメント(RE)とよぶ。
図示するように、CS−RSは、各タイムスロットの第1番目のOFDMシンボルと後ろから3番目のOFDMシンボルに必ずマッピングされている。また、CS−RSは6サブキャリアごとに挿入されており、その挿入されるサブキャリアの位置はセルIDに応じてシフトするようにされている。
なお、図7においてはオプション2の場合を示しており、上述のように、先頭から第4番目のOFDMシンボルが後ろから3番目のOFDMシンボルとなっているが、オプション1の場合には1タイムスロットに7OFDMシンボルが含まれているため、先頭から第5番目のOFDMシンボルが後ろから第3番目のOFDMシンボルとなり、CS−RSは、先頭のOFDMシンボルのタイミングと先頭から第5番目のOFDMシンボルのタイミングに挿入されることとなる。
このように、各基地局からCS−RSが、定められたタイミングで、そのセルのセルIDに応じて決定されるサブキャリアにマッピングされて送信される。
図8〜図13を参照して、基地局に第1のアンテナ(Antenna port #0)と第2のアンテナ(Antenna port #1)の2本のアンテナが設けられている場合におけるLTE Rel.8標準のCS−RSのマッピングについて説明する。以下では,OFDMのガードインターバルとして,Extended Cyclic Prefix仕様が適用された場合について例示する。
そして、図示されているように、第1のアンテナからそのCS−RSが送信されるタイミング及びサブキャリアについては第2のアンテナは信号が送信されないヌル状態とされ、第2のアンテナからそのCS−RSが送信されるタイミング及びサブキャリアについては第1のアンテナは信号が送信されないヌル状態とされている。このように、同一セル内のCS−RSは互いに干渉しないようにマッピングされている。
図9(a)に示すように、第1のアンテナからのCS−RSは、第1番目のOFDMシンボルのタイミングにおける第2番目のサブキャリアと第8番目のサブキャリア、及び、第4番目のOFDMシンボルのタイミングにおける第5番目と第11番目のサブキャリアにおいて送信され、第2のアンテナからのCS−RSは第1番目のOFDMシンボルのタイミングにおける第5番目のサブキャリアと第11番目のサブキャリア、及び、第4番目のOFDMシンボルのタイミングにおける第2番目のサブキャリアと第8番目のサブキャリアにおいて送信される。そして、一方のアンテナにおいてCS−RSが送信されているタイミング及びサブキャリアにおいては他方のアンテナは信号が送信されないヌル状態とされている。
このように、セルIDの6を法とする剰余が1の場合には、前記図8に示した6を法とする剰余が0の場合に対して、サブキャリア周波数が1ずつシフトしたサブキャリアを用いて、各アンテナからのCS−RSが互いに干渉しないようにマッピングされて送信される。
このように、基地局に2本のアンテナが設けられたときには、各アンテナからそのアンテナに対応するCS−RSが互いに干渉しないように送信される。
また、低受信SINR環境においても高精度なチャネル推定値を得る手法として、参照信号(Reference Signal)が含まれるサブキャリアのチャネル応答をIDFTで時間領域に変換し,干渉雑音成分を除去することで高精度なチャネル推定結果を得る,時間領域チャネル推定法などが知られている(非特許文献6)。
LTE−Advanced Rel.11で複数基地局協調MIMO伝送を実現するにあたって、スムーズなシステムマイグレーションを実現するためには、LTE−Advanced Rel.10と同様、LTE Rel.8 との後方互換性(Backward Compatibility)が必須と考えられる。
LTE標準(Rel.8)端末とLTE−Advanced CoMP対応端末を共存させるためには、下りリンクのチャネル推定用信号であるセル固有参照信号(CS−RS)はLTE Rel.8と同じ構成という制約の中で実現しなければならない。
しかし、複数基地局協調MIMO伝送方式において、3GPP LTE Rel.8仕様と同じ下り物理共有チャネル(PDSCH)及びセル固有参照信号(CS−RS)に対するリソースエレメントマッピングルールを適用した場合、セル固有参照信号(CS−RS)の挿入位置が複数基地局間で異なるため、協調セル(隣接セル)からのCS−RSとPDSCHが互いに干渉し、複数基地局協調MIMO伝送(協調MIMO伝送)における複数信号分離・合成を正確に実現することができないという問題点がある。
図14の(a)はマスター基地局から下りリンクで伝送される情報のマッピングの一例を示す図であり、(b)はスレーブ基地局から下りリンクで伝送される情報のマッピングの一例を示す図である。
例えば、第1番目のサブキャリアにおける第1番目のタイムスロット(スロット#0)の第1OFDMシンボルは、マスター基地局の第1アンテナからそのCS−RSが送信され、マスター基地局の第2アンテナはヌル状態とされるが、スレーブ基地局の第1及び第2アンテナからはそれぞれPDCCHが送信されている。また、第2番目のサブキャリアにおけるスロット#0の第1OFDMシンボルは、スレーブ基地局の第1アンテナからそのCS−RSが送信され、スレーブ基地局の第2アンテナはヌル状態とされるが、マスター基地局の第1及び第2アンテナからはPDCCHが送信されている。
また、第1番目のサブキャリアにおける第2番目のタイムスロット(スロット#1)の第1OFDMシンボルは、マスター基地局の第1アンテナからそのCS−RSが送信され、マスター基地局の第2アンテナはヌル状態とされるが、スレーブ基地局の第1及び第2アンテナからはPDSCHが送信される。さらに、第2番目のサブキャリアにおけるスロット#1の第1OFDMシンボルは、スレーブ基地局の第1アンテナからそのCS−RSが送信され、スレーブ基地局の第2アンテナはヌル状態とされるが、マスター基地局の第1及び第2アンテナからはPDSCHが送信されている。
このため、特に、前記図6(a)に示した単一ランクの協調MIMO伝送を行う場合、PDSCH又はPDCCHが隣接する協調セルのCS−RSと干渉するタイミングでは、通常の信号検出法、例えば、最大比合成(MRC:Maximum Ratio Combining)に基づくSFBC復号を適用することができないという問題がある。
前記移動通信システムにおいて、前記複数の基地局は、前記移動局から受信した通信品質情報に基づいて、前記セル固有参照信号の送信電力を低減するときの低減量又は低減率を調整するように制御してもよい。
また、前記移動通信システムにおいて、前記複数の基地局はそれぞれ、複数の送信アンテナを備え、各基地局の複数の送信アンテナから移動局に対して下りリンクの協調伝送ができるように構成され、前記セル固有参照信号に使用されるリソースエレメントは、前記複数の基地局における複数の送信アンテナごとに互いに異なるように配置されていてもよい。
前記基地局装置において、前記制御手段は、前記移動局から受信した通信品質情報に基づいて、前記セル固有参照信号の送信電力を低減するときの低減量又は低減率を調整するように制御してもよい。
また、前記基地局装置において、複数の送信アンテナを備え、各基地局の複数の送信アンテナから移動局に対して下りリンクの協調伝送ができるように構成され、前記セル固有参照信号に使用されるリソースエレメントは、前記複数の基地局における複数の送信アンテナごとに互いに異なるように配置されていてもよい。
本発明の移動通信システムは、前記LTE Rel.8と同様に、セル固有参照信号(CS−RS)が時間軸及び周波数軸上に分散して配置されるOFDM又はOFDMAを用いる無線アクセスシステムの下りリンクを対象としている。そして、複数の基地局(マスター基地局及びスレーブ基地局)は、GPS等を用いて高精度に同期しており、下りリンクの伝送において複数の基地局で共通の周波数帯域を使用する際、互いに干渉となる全ての基地局の送信タイミングが、移動局における各基地局からの信号のマルチパスを含めた受信タイミングのずれがOFDMのガードインターバル内に収まるように制御されているものとする。
また、前記CS−RSを基地局側で配置するサブキャリア周波数をセルごとに変更できるようになされている。ただし、CS−RSが配置されるサブキャリア周波数はセルIDによって一意に決定されるようになされている。
マスター基地局と該マスター基地局と協調して送信を行うスレーブ基地局(通常は隣接セルの基地局)は互いに異なるサブキャリア周波数にCS−RSがマッピングされるようにセルIDが設定されているものとする。すなわち、隣接するセルは異なるセルIDが設定されているものとする。
移動局において、マスター基地局だけでなくスレーブ基地局についても、CS−RSの送信パターンは既知であるものとする。これは、スレーブ基地局のセルID情報の取得により実現することができる。
また、移動局側において、時間領域チャネル推定法などの干渉雑音抑圧効果を有するチャネル推定法の適用により、低受信SINR環境においても高精度なチャネル推定値が得られているものとする。
前記図6に示した複数基地局協調MIMO伝送システムと同様に、各基地局及び移動局は2本のアンテナを備え、通信品質が低い(低受信SINR)のときには単一ランク送信を行い、通信品質が良い(高受信SINR)ときには2ランク送信を行うものとする。ここで、低受信SINRのときには、基地局側で行われるプリコーディングはSFBC(space frequency block coding:空間周波数ブロック符号化)方式が用いられるものとして説明する。なお、SFBCは3GPPにより規定されている。SFBC方式では、第1アンテナポートから連続するデータシンボルci,jとci,j+1が隣接するサブキャリアに配置されて送信され、第2アンテナポートから、−ci,j+1 *とci,j *(*は複素共役)が同じ隣接するサブキャリアに配置されて送信される。
図1の(a)に示すように、前記図8と同様に、第1番目のサブキャリアk1の第1OFDMシンボルのタイミングに、マスター基地局の第1アンテナはそのCS−RS(r0 (M)(k1))を送信し、第2アンテナはヌル状態とされる。
そして、SFBC方式に従い、サブキャリアk2とサブキャリアk3の第1OFDMシンボルのタイミングで、マスター基地局の第1アンテナはデータシンボルc1,1とc1,2を送信し、第2アンテナはデータシンボル−c1,2 *とc1,1 *を送信する。第4番目のサブキャリアk4の第1OFDMシンボルにマスター基地局の第1アンテナはヌル状態とされ、第2アンテナはそのCS−RS(r1 (M)(k4))を送信する。サブキャリアk5とk6の第1OFDMシンボルのタイミングで、マスター基地局の第1アンテナはデータシンボルc2,1とc2,2を送信し、第2アンテナはデータシンボル−c2,2 *とc2,1 *を送信する。
例えば、サブキャリアk2の第1OFDMシンボルのタイミングは、マスター基地局の第1アンテナ及び第2アンテナはそれぞれデータシンボルc1,1及び−c1,2 *を送信しており、複数基地局連携によるSFBCを実行するためには、スレーブ基地局の第1アンテナ及び第2アンテナからもそれぞれ同じデータシンボルc1,1及び−c1,2 *を送信する必要があるが、CS−RSを送信すべきリソースエレメント又はヌルのリソースエレメントであるため、それらのデータシンボルを送信することができない。また、サブキャリアk5の第1OFDMシンボルのタイミングは、マスター基地局の第1アンテナ及び第2アンテナはそれぞれデータシンボルc2,1及び−c2,2 *を送信しており、スレーブ基地局の第1アンテナ及び第2アンテナからも同じデータシンボルを送信する必要があるが、CS−RSを送信するリソースエレメント又はヌル状態とされるリソースエレメントとされているため、それらのデータシンボルを送信することができない。なお、図示するように、その他のリソースエレメントにおいては、スレーブ基地局はマスター基地局と同じデータシンボルを送信することができる。
図2の(a)と(b)のマスター基地局の第1及び第2アンテナから送信される信号は、前記図1の(a)及び(b)と同じである。
すなわち、スレーブ基地局の第1アンテナは、図2の(c)に示すように、第3サブキャリアk3の第1OFDMシンボルのタイミングでそのCS−RS(r0 (S)(k3))を送信し、第6サブキャリアk6の第1OFDMシンボルのタイミングでヌル状態とされる。また、スレーブ基地局の第2アンテナは、図2の(d)に示すように、第3サブキャリアk3の第1OFDMシンボルのタイミングでヌル状態とされ、第6サブキャリアk6の第1OFDMシンボルのタイミングでそのCS−RS(r1 (S)(k6))を送信する。
マスター基地局の属するセルのセルIDの6を法とする剰余と、スレーブ基地局が属するセルのセルIDの6を法とする剰余の差が1及び2以外の場合についても、同様に、スレーブ基地局のアンテナがCS−RSの送信又はヌル状態とされるリソースエレメントに協調MIMOのために送信すべきデータシンボルをマスター基地局のアンテナがCS−RSの送信又はヌル状態とされるリソースエレメントに送信する。
前記ランクアダプテーション部12は、前記スケジューラ17により単一ランク送信が指示されたときは、ユーザデータに対してSFBC符号化を行い、2ランク送信が指示されたときはユーザデータを2サブストリームに分割して空間多重を行うため、誤り訂正符号化を行うためチャネルエンコーダ13と破線で示したチャネルエンコーダに入力する。
また、図5(a)〜(d)は、同送信電力制御を行っているときの各基地局のリソースエレメントにおける送信電力の様子を示す図である。図5(a)は第1の基地局(マスター基地局:Master BS)の第1の送信アンテナ(Antenna port #0)におけるリソースエレメントを示し、図5(b)は第1の基地局(マスター基地局:Master BS)の第2の送信アンテナ(Antenna port #1)におけるリソースエレメントを示している。また、図5(c)は第2の基地局(スレーブ基地局:Slave BS)の第1の送信アンテナ(Antenna port #0)におけるリソースエレメントを示し、図5(d)は第2の基地局(スレーブ基地局:Slave BS)の第2の送信アンテナ(Antenna port #1)におけるリソースエレメントを示している。また、図5中の符号A,B,・・・,Hはそれぞれ、各基地局及び送信アンテナにおけるセル固有参照信号(CS−RS)が配置されるリソースエレメントを示している。また、図5中の符号A’,B’,・・・,H’はそれぞれ、各基地局及び送信アンテナにおける下り共有チャネル(PDSCH)又は下り制御チャネル(PDCCH)のデータシンボルの信号が配置されるリソースエレメントを示している。このデータシンボルの信号が配置されるリソースエレメントA’,B’,・・・,H’は、時間軸及び周波数軸上で、セル固有参照信号(CS−RS)リソースエレメントA,B,・・・,Hと同じ位置に配置されている。
特に、本実施形態によれば、下りリンクのチャネル推定信号であるセル固有参照信号(CS−RS)のリソースエレメント配置等の構成については、既存の3GPP LTE標準(Rel.8)と同じ構成を採用できる。しかも、セル固有参照信号(CS−RS)の送信電力を低減しても、移動局で比較的容易に復調することができるため、その送信電力の低減の影響を受けにくい。よって、LTE標準(Rel.8)に対応した移動局の端末をそのまま変更することなく使用することができ、既存のLTE標準(Rel.8)との後方互換性を確保することができる。
また、本実施形態によれば、複数の基地局10、30は、移動局から受信した参照信号受信電力であるRSRP等の通信品質情報に基づいて、前記セル固有参照信号(CS−RS)の送信電力を低減するときの低減量又は低減率を調整することにより、セル固有参照信号(CS−RS)の送信電力を必要以上に低減することなく、セル固有参照信号(CS−RS)の復調をより確実に行うことができる。
また、本実施形態によれば、複数の基地局10、30はそれぞれ、複数の送信アンテナ(Antenna port #0,Antenna port #1)を備え、各基地局の複数の送信アンテナ(Antenna port #0,Antenna port #1)から移動局に対して下りリンクの協調伝送ができるように構成され、セル固有参照信号(CS−RS)に使用されるリソースエレメント(例えば、図5の符号A,B,・・・,H参照)は、複数の基地局における複数の送信アンテナごとに互いに異なるように配置されている。このような複数の基地局それぞれの複数の送信アンテナ(Antenna port #0,Antenna port #1)から協調して移動局に伝送する複数基地局協調MIMO伝送においても、データシンボルの信号に対するセル固有参照信号の干渉の影響を軽減することができる。
2:第2の基地局(スレーブ基地局)
3:移動局
10,30:基地局
18−1〜18−Nt,38−1〜38−Nt:マルチプレクサ
24,44:参照信号生成部
25,45:参照信号発生部
26,46:参照信号制御部
Claims (6)
- 複数の基地局のそれぞれから送信されるセル固有参照信号のリソースエレメントがセルIDに応じて時間軸及び周波数軸上に分散させて配置され、時間軸及び周波数軸上で前記セル固有参照信号のリソースエレメントと同じ位置に配置されたリソースエレメントを使ってデータシンボルの信号を送信することにより前記複数の基地局から移動局に下りリンクの協調伝送を行うことができる移動通信システムであって、
前記複数の基地局は、前記下りリンクの協調伝送を開始するときに、前記下りリンクの協調伝送を行うときの前記セル固有参照信号の送信電力を、前記下りリンクの協調伝送を行わないときよりも低減するように制御し、前記下りリンクの協調伝送を終了した後、前記セル固有参照信号の送信電力を、前記下りリンクの協調伝送を行わないときの送信電力に戻すように制御することを特徴とする移動通信システム。 - 請求項1の移動通信システムにおいて、
前記複数の基地局は、前記移動局から受信した通信品質情報に基づいて、前記セル固有参照信号の送信電力を低減するときの低減量又は低減率を調整するように制御することを特徴とする移動通信システム。 - 請求項1又は2の移動通信システムにおいて、
前記複数の基地局はそれぞれ、複数の送信アンテナを備え、各基地局の複数の送信アンテナから移動局に対して下りリンクの協調伝送ができるように構成され、
前記セル固有参照信号に使用されるリソースエレメントは、前記複数の基地局における複数の送信アンテナごとに互いに異なるように配置されていることを特徴とする移動通信システム。 - 複数の基地局のそれぞれから送信されるセル固有参照信号のリソースエレメントがセルIDに応じて時間軸及び周波数軸上に分散させて配置され、時間軸及び周波数軸上で前記セル固有参照信号のリソースエレメントと同じ位置に配置されたリソースエレメントを使ってデータシンボルの信号を送信することにより前記複数の基地局から移動局に下りリンクの協調伝送を行うことができる移動通信システムを構成する基地局装置であって、
前記下りリンクの協調伝送を開始するときに、前記下りリンクの協調伝送を行うときの前記セル固有参照信号の送信電力を、前記下りリンクの協調伝送を行わないときよりも低減するように制御し、前記下りリンクの協調伝送を終了した後、前記セル固有参照信号の送信電力を、前記下りリンクの協調伝送を行わないときの送信電力に戻すように制御する制御手段を備えたことを特徴とする基地局装置。 - 請求項4の基地局装置において、
前記制御手段は、前記移動局から受信した通信品質情報に基づいて、前記セル固有参照信号の送信電力を低減するときの低減量又は低減率を調整するように制御することを特徴とする基地局装置。 - 請求項4又は5の基地局装置において、
複数の送信アンテナを備え、各基地局の複数の送信アンテナから移動局に対して下りリンクの協調伝送ができるように構成され、
前記セル固有参照信号に使用されるリソースエレメントは、前記複数の基地局における複数の送信アンテナごとに互いに異なるように配置されていることを特徴とする基地局装置。
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