JP5746299B2 - 相対速度測定装置および相対速度測定方法 - Google Patents

相対速度測定装置および相対速度測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、目標物体にて反射された受信パルスのドップラー効果による周波数偏移に基づいて目標物体との相対速度を測定する相対速度測定装置および相対速度測定方法に関するものである。
超音波信号を媒体とした距離測定装置は、自動車用の障害物センサとして広く用いられている。このような障害物センサは自動車のバンパ等に搭載され、例えば、駐車の際などに自動車周辺の障害物との距離を測定し、所定の距離以内に近づくと警報を発し、運転者に注意を促すというものである。このような障害物センサは駐車時などの低速時において、1〜2m程度までの近距離を測定する用途に用いられており、超音波を送受信する従来のセンサ素子として、例えば、特許文献1のようなものが公開されている。また、被測定信号の周波数を高分解能で高速測定できる従来のスペクトラムアナライザとして、例えば、特許文献2のようなものが公開されている。
特開2001−221848号公報 特開2001−272425号公報
しかしながら、従来技術では、目標物体との相対速度を測定する際に、複数の反射波の観測値を用いる場合では即応性に欠け、また、ドップラー周波数を観測する場合では、相対速度分解能と近距離の目標物体検知性能との両立が困難であるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、目標物体との相対速度を、短時間で、精度良く、高分解能に測定し、なおかつ近距離の目標物体を検出できる相対速度測定装置および相対速度測定方法を得ることを目的とする。
本発明に係る相対速度測定装置は、特定の送信周波数を有する特定のパルス幅の送信パルスを目標物体に向けて送信し、目標物体にて反射された受信パルスからドップラー周波数を算出することで、目標物体との相対速度を測定する相対速度測定装置であって、受信パルスをサンプリングして受信離散データを生成するサンプリング部と、サンプリング部により生成された受信離散データを基に目標物体との相対速度を算出する処理演算部とを備え、処理演算部は、受信離散データを、予め規定した逓倍数だけ逓倍する逓倍部と、受信離散データの逓倍後の周波数である逓倍後周波数を算出する周波数算出部と、算出した逓倍後周波数に基づいて受信パルスのドップラー周波数を算出することにより目標物体との相対速度を測定する相対速度測定部とを有するものである。
また、本発明に係る集積回路設計支援方法は、特定の送信周波数を有する特定のパルス幅の送信パルスを目標物体に向けて送信し、目標物体にて反射された受信パルスからドップラー周波数を算出することで、目標物体との相対速度を測定する相対速度測定方法であって、受信パルスをサンプリングして生成した受信離散データを記憶部に記憶させるサンプリングステップと、サンプリングステップにより記憶部に記憶された受信離散データを基に目標物体との相対速度を算出する処理演算ステップとを備え、処理演算ステップは、受信離散データを、予め規定した逓倍数だけ逓倍する逓倍ステップと、受信離散データの逓倍後の周波数である逓倍後周波数を算出する周波数算出ステップと、算出した逓倍後周波数に基づいて受信パルスのドップラー周波数を算出することにより目標物体との相対速度を測定する相対速度測定ステップとを有するものである。
本発明によれば、目標物体にて反射された受信パルスを逓倍することでドップラー周波数を算出し、今回および前回の距離測定値を必要とせずに、目標物体との相対速度を測定している。この結果、目標物体との相対速度を、短時間で、精度良く、高分解能に測定し、なおかつ近距離の目標物体を検出できる相対速度測定装置および相対速度測定方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る相対速度測定装置の構成の例示図である。 本発明の実施の形態1に係る相対速度測定方法のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る逓倍後の受信パルスのスペクトラムを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る相対速度測定方法のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る受信パルスのスペクトラムおよび離散バンドパスフィルタの周波数特性を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る逓倍後の受信パルスのスペクトラムを示す図である。 本発明の実施の形態3に係る相対速度測定方法のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態4に係る相対速度測定装置の構成の例示図である。 本発明の実施の形態4に係る相対速度測定方法のフローチャートを示す図である。 従来の距離測定装置の構成を示す図である。 従来の距離測定装置および本発明の実施の形態1に係る相対速度測定装置の送信信号電圧および受信信号電圧を示す図である。
以下、本発明における相対速度測定装置および相対速度測定方法の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。なお、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
まず、従来の相対速度測定装置において、目標物体との相対速度を測定する際に、複数の反射波の観測値を用いる場合では即応性に欠け、また、ドップラー周波数を観測する場合では、相対速度分解能と近距離の目標物体検知性能との両立が困難であるという課題ついて、図を用いて説明する。
図10は、従来の距離測定装置の構成を示す図である。また、図11は、従来の距離測定装置および本発明の実施の形態1に係る相対速度測定装置の送信信号電圧および受信信号電圧を示す図である。図10に示す処理演算部1は、図11の送信信号電圧に示すような送信周波数f0、パルス幅Tp、パルス繰り返し周期PRIの信号を変圧器2に印加する。
なお、図11において、漏れパルス9は、送信パルス7が直接アンプ5に入力されて表れる漏れパルス9である。変圧器2は、印加された信号を、センサ素子3を駆動するのに必要な電圧まで昇圧し、センサ素子3を駆動する。センサ素子3は、印加された電圧信号を超音波信号に変換し、距離Rだけ離れた目標物体4に向けて送信する。
目標物体4で反射された送信パルス7は、再びセンサ素子3で受信される。このとき、図11の受信信号電圧に示すように、受信パルス8は、送信パルス7に対し、目標物体4との距離Rを往復するのに要する遅延時間Tdだけ遅延して受信される。ここで、音速をcとすると、遅延時間Tdは、式(1)で示される。
Figure 0005746299
センサ素子3で受信された信号は、アンプ5で増幅され、ADコンバータ6に入力される。ADコンバータ6は、入力信号を離散データ化し、離散データ化された信号が処理演算部1に入力される。処理演算部1は、送信信号の発生時刻を基準として、ADコンバータ6で受信された受信信号までの遅延時間Tdを計測し、式(1)に基づいて目標物体4までの距離Rを算出する。
以上で説明した従来の距離測定装置では、先に述べたように、主に低速時において、1〜2m程度までの近距離を測定する用途で用いられていた。このため、目標物体4との相対速度を測定する必要がなかった。ここで、このように比較的安価に入手できる超音波のセンサ素子3を用いて、自動車の前方障害物との距離および相対速度を測定し、衝突する可能性を判定するための相対速度測定装置を構成しようとする場合を考える。この場合、相対速度Vrの測定方法が、従来の用途では顕れなかった新たな課題として顕在化することとなる。
相対速度Vrを測定するひとつの方法として、先に述べた従来の距離測定装置においては、今回観測周期において算出された目標物体4との距離R、前回観測周期において算出された目標物体4との距離Rp、および観測周期(すなわちパルス繰り返し周期PRI)を用いて、式(2)に示すように距離の差分値に基づいて算出している。
Figure 0005746299
このように相対速度Vrを距離の差分値に基づいて算出する方法では、以下のような2つの問題がある。
一つ目の問題は、相対速度Vrを算出するのに、今回および前回の距離測定値が必要であるという点である。すなわち、衝突する可能性を判定するのに、少なくとも観測周期PRIだけ時間がかかってしまう。このため、衝突する可能性を判定するような即応性が求められる用途には不向きであるという問題がある。
また、二つ目の問題は、距離の測定誤差が原因となり、相対速度Vrの測定値を誤るおそれがあるという点である。例えば、実際は目標物体4に対して接近している場合、すなわちVr<0の場合において、距離の測定誤差によってR>Rpとなってしまった場合を考える。この場合、式(2)による相対速度の算出値Vrは、正の値となり、実際は目標物体4に対して接近しているという状況にも関わらず、目標物体4が遠ざかっていると判定を誤ってしまう問題がある。
一方、相対速度Vrを測定する別の方法として、ドップラー効果による周波数変化を観測する方法がある。いま、送信周波数をf0、受信周波数をfr、自車速をVs、目標物体4の速度をVt、相対速度をVr=Vt−Vs、音速をcとすると、受信周波数frは、ドップラー効果により、式(3)となることは広く知られている。
Figure 0005746299
式(3)右辺の第2項を式(4)のように定義すると、fdはドップラー効果によって変化した周波数(ドップラー周波数)となる。
Figure 0005746299
ここで、必要な相対速度分解能ΔVrを例えば1km/hとした場合、ΔVrによって生じるドップラー周波数Δfdは、式(4)に基づいて、Δfd=−65Hzとなる。なお、音速c=340m/s、送信周波数f0=40kHz、自車速Vs=1km/h、目標物体4の速度Vt=0km/hとして計算した。
以上より、相対速度分解能ΔVr=1km/hで相対速度を測定するためには、65Hzの周波数分解能で周波数を測定する必要があることになる。65Hzの周波数分解能に必要な観測時間は、1/65Hz=15.4msである。したがって、パルス幅Tpを15.4ms以上とする必要がある。これは、超音波信号が2.6mの距離を往復するのに要する時間に相当する。
ここで、図11の受信信号電圧には、送信パルス7が直接アンプ5に入力されて表れる漏れパルス9が重畳していることに注意する必要がある。受信信号電圧において、漏れパルス9が重畳している期間では、受信パルス8が漏れパルス9と重なってしまい、目標物体4を検出できない。すなわち、パルス幅Tpに対応する距離である2.6m以下は目標物体4を検出できないことになってしまう。一方、近距離の目標物体4を検知するためにパルス幅Tpを小さくすると、相対速度分解能が大きくなってしまうという問題があった。
このように、相対速度を測定する際、前回の観測値を用いる場合には、即応性に欠けるという問題があり、ドップラー周波数を観測する場合には、相対速度分解能と近距離の目標物体4の検知性能との両立が困難であるという問題があった。
そこで、これらの問題を解決するための本実施の形態1に係る相対速度測定装置ついて、図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る相対速度測定装置の構成の例示図である。図1に示す相対速度測定装置は、処理演算部1、変圧器2、センサ素子3、目標物体4、アンプ5、およびADコンバータ6を備えて構成される。
本実施の形態1に係る相対速度測定装置を搭載した自車(図示せず)は、車速Vsで移動しており、目標物体4は速度Vtで移動している。処理演算部1が送信周波数f0=40kHzのパルス信号を生成し、目標物体4に向けて送信されるまでの一連の動作は、従来の相対速度測定装置の場合と全く同様であるので、詳細な説明は省略する。
目標物体4で反射され、再びセンサ素子3で受信された信号(受信パルス)は、ドップラー効果により、式(3)に示す受信周波数frにて受信される。
目標物体4までの距離Rの算出方法は、従来の相対速度測定装置の場合と全く同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、本実施の形態1においては、ADコンバータ6のサンプリング周波数は440kHzであり、1つの受信パルス8について2048点のサンプリングを行う。パルス幅Tpはこの観測時間に合わせ、2048÷440kHz=4.65msとしている。このパルス幅Tpの間、音速c=340m/sで4.65ms×340m/s÷2=0.79mの距離を往復するため、0.79m以上の近距離の目標物体4を検出することができる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る相対速度測定方法のフローチャートを示す図である。ADコンバータ6から入力された離散データS1(k)(k=0,1,2,…)は、式(3)および式(4)で示す受信周波数fr=f0+fdとなっており、式(5)で表される。
Figure 0005746299
式(5)において、A1はS1(k)の振幅、φ1はS1(k)の初期位相、T1はサンプリング周期(1/440kHz)である。ステップS101にて、処理演算部1は、S1(k)の5乗を演算する。このとき、S1(k)の5乗は、三角関数の性質を用いて、式(6)のとおりとなる。
Figure 0005746299
次いで、ステップS102にて、処理演算部1は、S1(k)の5乗に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform;FFT)を施す。図3は、本発明の実施の形態1に係る逓倍後の受信パルス8のスペクトラムを示す図である。式(6)および図3に示すように、S1(k)の5乗の信号にはfr=f0+fdの5倍の周波数成分が含まれており、5逓倍したことに相当している。
なお、本実施の形態1では、5逓倍した信号を正確に抽出するため、5fr=200kHz+5fdをナイキスト周波数、すなわちサンプリング周波数の半分220kHz以下となるようにしている。
その後、ステップS103にて、処理演算部1は、ステップS102で得られたスペクトラムから、5f0=200kHzを中心に、必要な最大相対速度に応じた周波数範囲を抽出し、スペクトラムの高さが最大となる周波数を探索する。
ここで、観測できる最大相対速度を30km/hとした場合、式(4)に基づいて、ドップラー周波数fdの最大値fdmaxは、式(7)のように求められる。なお、式(7)においては、音速cの2乗は自車速Vsと目標物体4の速度Vtの積に対して十分大きいと仮定し、VsVtを無視している。式(7)において、相対速度Vr=30km/h、音速c=340m/s、送信周波数f0=40kHzとすると、ドップラー周波数fdの最大値は、fdmax=1.9kHzとなる。
Figure 0005746299
よって、必要な周波数範囲は、200kHz±5fdmax=200kHz±9.5kHzとなる。そこで、処理演算部1は、この周波数範囲の中からスペクトラムの高さが最大となる周波数を探索し、その周波数から送信周波数の5倍、すなわち200kHzを引いた値を5fdとして算出する。なお、このFFTにおける周波数分解能は、440kHz÷2048=215Hzである。
さらに、処理演算部1は、こうして得られた周波数5fdを5で割った値を、ドップラー周波数fdとして算出する。よって、ドップラー周波数fdの周波数分解能は、215Hz÷5=43Hzであることがわかる。最後に、処理演算部1は、式(7)に基づいて上記と同様の近似を行った式(8)を用いて、目標物体4との相対速度Vrを算出する。
Figure 0005746299
このとき、ドップラー周波数fdの周波数分解能が43Hzであることに注意すれば、式(8)より、相対速度Vrの分解能は、0.66km/hで観測できることがわかる。
以上のように、実施の形態1によれば、1回の受信パルスの信号を5逓倍してドップラー周波数を算出し、今回および前回の距離測定値を必要とせずに、目標物体との相対速度を測定している。このため、前回の観測値を必要とせず、高速に、なおかつ距離の測定誤差の影響を受けずに、精度よく目標物体との相対速度を測定できるという効果がある。
さらに、逓倍を用いることなくドップラー周波数を観測する従来の方法では、上述した具体例では、2.6m以内の目標物体が検知できなかった。これに対し、実施の形態1によれば、0.79m以上の近距離の目標物体を検知しつつ、相対速度の分解能を従来技術(1km/h)よりも小さく(0.66km/h)できる相対速度測定装置および相対速度測定方法を得ることができる。
なお、本実施の形態1では、受信パルス8をサンプリングした離散データを5逓倍する場合について説明したが、この逓倍数は、必ずしも5倍に限定されるものではない。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、受信パルス8の信号を逓倍する方法の一例として、逓倍数を5とする方法について説明した。しかしながら、前述したように、逓倍数は、5に限定されるものではない。そこで、本実施の形態2では、受信パルス8の信号を逓倍する方法の別の一例として、逓倍数を8とする方法について説明する。また、離散データの負の周波数成分を抑圧する方法として、離散バンドパスフィルタを用いる方法についても説明する。
本実施の形態2に係る相対速度測定装置の構成は、図1に示す先の実施の形態1に係る相対速度測定装置の構成と同じである。本実施の形態2においては、送信周波数はf0=40kHz、ADコンバータ6におけるサンプリング周波数は320kHz、相対速度測定に係るサンプリング点数は1024点とした。したがって、パルス幅Tpは、1024÷320kHz=3.2msである。これより、音速c=340m/sとして、3.2ms×340m/s÷2=0.54m以上の近距離の目標物体4を検出することができる。
処理演算部1で生成されたパルス信号が目標物体4に向けて送信され、目標物体4で反射されて再びセンサ素子3で受信され、ADコンバータ6で離散データ化され、目標物体4までの距離Rが算出されるまでの一連処理は、先の実施の形態1と全く同様であるので、詳細な説明は省略する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る相対速度測定方法のフローチャートを示す図である。ADコンバータ6から入力された離散データS2(k)は、式(3)および式(4)で示す受信周波数fr=f0+fdとなっており、式(9)で表される。ただし、fdは式(4)に示すドップラー周波数である。また、式(9)において、A2はS2(k)の振幅、φ2はS2(k)の初期位相、T2はサンプリング周期(1/320kHz)である。
Figure 0005746299
図5は、本発明の実施の形態2に係る受信パルス8のスペクトラムおよび離散バンドパスフィルタの周波数特性を示す図である。図5(a)に示すスペクトラムS2(k)は、式(10)に示すように、frおよび−frの正負の周波数成分を含んでいる。ここで、jは虚数単位である。
Figure 0005746299
ステップS201にて、処理演算部1は、S2(k)に対し、式(11)に示す離散バンドパスフィルタ処理を施し、負の周波数成分を抑圧する。式(11)において、S3(k)は離散バンドパスフィルタの出力、b0,b1,a1はそれぞれ、複素数の係数である。
Figure 0005746299
式(11)は、サンプリング周波数320kHzにおいて、中心周波数40kHz、−3dB帯域幅が±4kHzとなる離散バンドパスフィルタであり、その周波数特性は、図5(b)に示すとおりである。図5(b)に示すように、負の周波数成分は抑圧され、離散バンドパスフィルタの出力S3(k)のスペクトラムは、図5(c)に示すとおりとなる。この結果、S3(k)は、式(12)に示すように、正の周波数成分のみを含むものとみなすことができる。式(12)において、φ3はS3(k)の初期位相である。
Figure 0005746299
以上のように得られたS3(k)に対し、ステップS202において、処理演算部1は、S3(k)の8乗としてS4(k)を演算する。S4(k)は、式(13)に示すとおり、8frの周波数成分となるため、8逓倍がなされたことになる。
Figure 0005746299
ここで、fr=f0+fdであることに注意すると、S4(k)の周波数8frは、320kHz+8fdであることがわかる。サンプリング周波数は320kHzであるため、S4(k)はエイリアシングによって見かけ上、8fdの周波数として観測される。
図6は、本発明の実施の形態2に係る逓倍後の受信パルス8のスペクトラムを示す図である。ステップS203において、処理演算部1は、S4(k)に対しFFTを施し、その結果として、図6のようなスペクトラムが得られる。なお言うまでもなく、ドップラー周波数fdが負である場合は、図6のスペクトラムにおいても、8fdは負の周波数として表れる。
このようにして得られたスペクトラムに対し、ステップS204にて、処理演算部1は、スペクトラムの高さが最大となる周波数(すなわち8fd)を探索し、その周波数を8で割った値をドップラー周波数fdとして算出する。なお、ステップS203のFFTにおける周波数分解能は、320kHz÷1024=312.5Hzであるので、ドップラー周波数fdの周波数分解能は312.5Hz÷8=39Hzである。
最後に、ステップS205において、処理演算部1は、先の実施の形態1と同様に式(8)に基づき、目標物体4との相対速度Vrを算出する。このとき、ドップラー周波数fdの周波数分解能が39Hzであることから、相対速度Vrの分解能は、式(8)より、0.60km/hとなることがわかる。
以上のように、実施の形態2によれば、1回の受信パルスの信号を8逓倍してドップラー周波数を算出し、今回および前回の距離測定値を必要とせずに、目標物体との相対速度を測定している。このため、前回の観測値を必要とせず、高速に、なおかつ距離の測定誤差の影響を受けずに、精度よく目標物体との相対速度を測定できるという効果がある。
さらに、逓倍を用いることなくドップラー周波数を観測する従来の方法では、上述した具体例では、2.6m以内の目標物体が検知できなかった。これに対し、実施の形態2によれば、0.54m以上の近距離の目標物体を検知しつつ、相対速度の分解能を従来技術(1km/h)よりも小さく(0.60km/h)できるという効果がある。

さらに、逓倍数mは、サンプリング周波数を送信周波数のn倍としたときに、n以上の整数としてサンプリング周波数以上の周波数まで逓倍を行うことにより、先の実施の形態1のように逓倍周波数の2倍以上のサンプリング周波数を必要とせず、サンプリング周波数を低くすることができる。この結果、安価なADコンバータを採用可能であり、より短い観測時間で相対速度の分解能を小さくできる。換言すると、逓倍数をより大きくすることで、より高速に、かつデータ点数をより少なくすることができるという効果がある。
なお、本実施の形態2では、ステップS201でS2(k)の負の周波数成分を抑圧する方法として、離散バンドパスフィルタを用いる場合について説明した。しかしながら、負の周波数成分を抑圧する代わりに、S2(k)に対してFFTを行い、そのFFT結果から負の周波数成分を0とし、その結果に逆FFTを行う方法(いわゆるFFTフィルタ)を用いても、本発明の効果が同様に得られることは言うまでもない。
実施の形態3.
先の実施の形態2では、離散データの負の周波数成分を抑圧する方法として離散バンドパスフィルタを用いる方法について説明した。これに対して、本実施の形態3では、離散バンドパスフィルタを用いることなく、離散データの負の周波数成分を抑圧する方法について説明する。
本実施の形態3に係る相対速度測定装置の構成は、図1に示す先の実施の形態1に係る相対速度測定装置の構成と同じである。本実施の形態3においては、先の実施の形態2と全く同様に、送信周波数はf0=40kHz、ADコンバータ6におけるサンプリング周波数は320kHz、相対速度測定に係るサンプリング点数は1024点、したがってパルス幅Tpは、1024÷320kHz=3.2msとした。これより、音速c=340m/sとして3.2ms×340m/s÷2=0.54m以上の近距離目標物体4を検出することができる。
また、処理演算部1で生成されたパルス信号が目標物体4に向けて送信され、目標物体4で反射されて再びセンサ素子3で受信され、ADコンバータ6で離散データ化され、目標物体4までの距離Rが算出されるまでの一連処理は、先の実施の形態1と全く同様であるので、詳細な説明は省略する。
図7は、本発明の実施の形態3に係る相対速度測定方法のフローチャートを示す図である。ADコンバータ6から入力された離散データS2(k)は、先の実施の形態2と全く同様に式(9)で表される。ステップS301において、処理演算部1は、式(14)にしたがい実部にS2(k)、虚部にS2(k−2)を代入したデータS5(k)を生成する。
Figure 0005746299
T2=1/(8f0)であることに注意し、fd/f0を0とみなす近似を行えば、S5(k)は式(15)となる。この結果、式(15)は、振幅が2倍であることと初期位相が異なる点を除けば、式(12)のS3(k)と同様の形であり、正の周波数成分のみ抽出されたことになる。
Figure 0005746299
以降、ステップS302で8逓倍を行い、ステップS305で相対速度を算出するまでの一連処理は、先の実施の形態2と全く同様であるので詳細な説明は省略する。
以上のように、実施の形態3によれば、乗算を含む離散バンドパスフィルタの演算を行う必要なしに、負の周波数成分を抑圧することができる。この結果、処理演算部の処理負荷を軽減でき、処理演算部として安価なマイコンの採用が可能になるとともに、処理を高速に行えるという効果がある。
実施の形態4.
本実施の形態4では、離散データの周波数を、送信周波数と受信周波数との周波数差の関数として表現することにより、素子の温度変化や経年変化等により送信周波数が変化しても、より正確に目標物体4との相対速度が測定できる方法について説明する。
図8は、本発明の実施の形態4に係る相対速度測定装置の構成の例示図である。図8に示す相対速度測定装置は、処理演算部1、変圧器2、センサ素子3、目標物体4、アンプ5、ADコンバータ6、および第2のADコンバータ10を備えて構成される。また、本実施の形態4を搭載した自車(図示しない)は車速Vsで移動しており、目標物体4は速度Vtで移動している。
処理演算部1は、送信周波数f0=40kHzで送信パルス7を生成し、変圧器2に印加する。このとき同時に、送信パルス7を第2のADコンバータ10でサンプリングし、第2の離散データとして処理演算部1に入力しておく。第2のADコンバータ10でのサンプリング速度は320kHzとし、1024点のサンプリングを行う。よってパルス幅Tpは1024÷320kHz=3.2msとし、音速c=340m/sとして3.2ms×340m/s÷2=0.54m以上の近距離目標物体4を検出することができる。
なお、処理演算部1で生成されたパルス信号が目標物体4に向けて送信され、目標物体4で反射されて再びセンサ素子3で受信され、ADコンバータ6で離散データ化され、目標物体4までの距離Rが算出されるまでの一連処理は、先の実施の形態2と全く同様であるので、詳細な説明は省略する。なお、ADコンバータ6でのサンプリング周波数およびサンプリング点数は、第2のADコンバータ10と同じである。
図9は、本発明の実施の形態4に係る相対速度測定方法のフローチャートを示す図である。第2のADコンバータ10から処理演算部1に入力された送信パルス7に相当する信号S6(k)は、式(16)で表されているとする。式(16)において、A6はS6(k)の振幅、φ6はS6(k)の初期位相、T6はサンプリング周期(1/320kHz)である。
Figure 0005746299
ここで、ステップS401において、処理演算部1は、実部にS6(k)、虚部に−S6(k−2)を代入したデータS7(k)を生成する。すなわち、式(17)のとおりである。式(17)においては、T6=1/(8f0)の関係を用いた。式(17)に示すとおり、S7(k)は送信パルス7の負の周波数成分のみの信号である。
Figure 0005746299
一方、ADコンバータ6からは、式(18)で示される受信パルス8をサンプリングした信号S8(k)が、処理演算部1に入力されている。式(18)において、A8はS8(k)の振幅、φ8はS8(k)の初期位相である。
Figure 0005746299
ステップS402において、処理演算部1は、実部にS8(k)、虚部にS8(k−2)を代入したS9(k)を生成する。すなわち、式(19)のとおりである。式(19)においては、T6=1/(8f0)の関係を用い、fd/f0を0とみなす近似を用いた。式(19)に示すとおり、S9(k)は、受信パルス8の正の周波数成分のみの信号の近似値である。
Figure 0005746299
ステップS403において、処理演算部1は、S7(k)とS9(k)の乗算を行い、その結果をS10(k)とする。実際にS10(k)を計算すると、式(20)のようになる。式(20)に示すように、S10(k)は、送受信の周波数差であるドップラー周波数fdの周波数を持つ信号であることがわかる。
Figure 0005746299
次いで、ステップS404において、処理演算部1は、S10(k)の8乗としてS11(k)が演算される。S11(k)は式(21)に示すとおり、S10(k)が8逓倍され、8fdの周波数成分となる。
Figure 0005746299
ステップS405において、処理演算部1は、S11(k)に対してFFTを行い、S11(k)のスペクトラムを得る。ステップS406でドップラー周波数fdが算出され、ステップS407で目標物体4との相対速度Vrが算出される一連の処理は、先の実施の形態2と全く同様であるので、詳細な説明は省略する。
以上のように、本実施の形態4によれば、送信周波数と受信周波数との差周波数を持つ信号を生成することで、相対速度を算出している。この結果、素子の温度変化や経年変化等により送信周波数が変化した場合にも、正確に目標物体との相対速度Vrが測定できるという効果がある。
なお、本実施の形態4では、離散データの周波数を、受信周波数の送信周波数からの周波数差の関数として表現する方法について説明した。しかしながら、離散データの周波数を、送信周波数とは別の特定の基準周波数を用い、受信周波数のこの基準周波数からの周波数差の関数として表現するようにしても、目標物体4との相対速度Vrを測定することが可能である。
本発明は、超音波信号を媒体として、自動車の前方障害物との距離および相対速度を測定し、衝突する可能性を判定するための相対速度測定装置に有用である。
1 処理演算部、2 変圧器、3 センサ素子、4 目標物体、5 アンプ、6 ADコンバータ、7 送信パルス、8 受信パルス、9 漏れパルス、10 第2のADコンバータ。

Claims (10)

  1. 特定の送信周波数を有する特定のパルス幅の送信パルスを目標物体に向けて送信し、前記目標物体にて反射された受信パルスからドップラー周波数を算出することで、前記目標物体との相対速度を測定する相対速度測定装置であって、
    前記受信パルスをサンプリングして受信離散データを生成するサンプリング部と、
    前記サンプリング部により生成された前記受信離散データを基に前記目標物体との相対速度を算出する処理演算部と
    を備え、
    前記処理演算部は、
    前記受信離散データを、予め規定した逓倍数だけ逓倍する逓倍部と、
    前記受信離散データの逓倍後の周波数である逓倍後周波数を算出する周波数算出部と、
    算出した前記逓倍後周波数に基づいて前記受信パルスのドップラー周波数を算出することにより前記目標物体との相対速度を測定する相対速度測定部と
    を有する相対速度測定装置。
  2. 請求項1に記載の相対速度測定装置において、
    前記処理演算部内の前記相対速度測定部は、前記逓倍後周波数と、前記特定の送信周波数を前記逓倍数だけ逓倍した周波数との差に基づいて前記ドップラー周波数を算出することにより前記相対速度を測定する
    相対速度測定装置。
  3. 請求項1または2に記載の相対速度測定装置において、
    前記サンプリング部におけるサンプリング周波数は、前記特定の送信周波数のn倍(nは2以上の整数)であり、
    前記処理演算部内の前記逓倍部による前記逓倍数は、m倍(mはn以上の整数)である
    相対速度測定装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の相対速度測定装置において、
    前記処理演算部は、前記受信離散データを複素信号化し、負の周波数成分を抑圧処理する複素信号化部
    を更に有し、
    前記逓倍部は、前記複素信号化部により抑圧処理された後の受信離散データを前記逓倍数だけ逓倍する
    相対速度測定装置。
  5. 請求項4に記載の相対速度測定装置において、
    前記複素信号化部は、前記離散データに乗算される係数が複素数である離散バンドパスフィルタで構成される
    相対速度測定装置。
  6. 請求項4に記載の相対速度測定装置において、
    前記サンプリング部におけるサンプリング周波数は、前記特定の送信周波数の4K倍(Kは2以上の整数)であり、
    前記処理演算部内の前記複素信号化部は、実部に前記受信離散データを代入し、虚部にKサンプル遅延させた前記受信離散データを代入することで前記受信離散データを複素信号化する
    相対速度測定装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の相対速度測定装置において、
    特定の基準周波数を有する基準パルスをサンプリングして基準離散データを生成する第2のサンプリング部
    を更に備え、
    前記処理演算部内の前記逓倍部は、前記基準離散データと前記受信離散データとに基づいて、前記特定の基準周波数と前記受信離散データとの差周波数を持つ差周波数信号を生成し、前記受信離散データの代わりに、前記差周波数周波数の周波数を持つ信号を前記逓倍数だけ逓倍し、
    前記処理演算部内の周波数算出部は、前記逓倍後周波数の代わりに、前記差周波数信号の周波数を算出する
    相対速度測定装置。
  8. 請求項7に記載の相対速度測定装置において、
    前記特定の基準周波数は、前記特定の送信周波数である
    相対速度測定装置。
  9. 請求項8に記載の相対速度測定装置において、
    前記特定の基準周波数は、前記特定の送信周波数を観測した値である
    相対速度測定装置。
  10. 特定の送信周波数を有する特定のパルス幅の送信パルスを目標物体に向けて送信し、前記目標物体にて反射された受信パルスからドップラー周波数を算出することで、前記目標物体との相対速度を測定する相対速度測定方法であって、
    前記受信パルスをサンプリングして生成した受信離散データを記憶部に記憶させるサンプリングステップと、
    前記サンプリングステップにより前記記憶部に記憶された前記受信離散データを基に前記目標物体との相対速度を算出する処理演算ステップと
    を備え、
    前記処理演算ステップは、
    前記受信離散データを、予め規定した逓倍数だけ逓倍する逓倍ステップと、
    前記受信離散データの逓倍後の周波数である逓倍後周波数を算出する周波数算出ステップと、
    算出した前記逓倍後周波数に基づいて前記受信パルスのドップラー周波数を算出することにより前記目標物体との相対速度を測定する相対速度測定ステップと
    を有する相対速度測定方法。
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