JP5745931B2 - インバータ発電機の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明はインバータ発電機の制御装置に関し、より詳しくはエンジンで駆動される発電部を備えたインバータ発電機の制御装置に関する。
従来より、エンジンで駆動される発電部から出力される交流をサイリスタブリッジからなるコンバータで一旦直流に変換すると共に、その直流をインバータで所定周波数の交流に変換して電気負荷に出力するインバータ発電機は広く知られており、その例として特許文献1記載の技術を挙げることができる。尚、特許文献1記載の技術においては、サイリスタの導通角を検出し、検出された導通角が目標導通角となるようにエンジンの目標回転数を決定してエンジン回転数を制御する如く構成される。
特開平11−308896号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術のように構成すると、電気負荷の増減に応じてエンジンの回転数が上昇または下降するとき、それに伴ってインバータの入力電力(換言すれば、コンバータの出力電力)が変動するため、サイリスタの導通角自体も変わる、即ち、目標回転数を決定するパラメータそのものが変動してしまい、結果としてエンジンの回転数が不安定となってハンチングを起こすなどの不具合が生じていた。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、エンジンで駆動される発電部を備え、電気負荷が増減する場合であってもエンジンの回転数を安定して制御するようにしたインバータ発電機の制御装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、エンジンで駆動される発電部に巻回される第1、第2、第3巻線と、前記第1、第2、第3巻線にそれぞれ接続され、直流変換用のスイッチング素子を用いて前記第1、第2、第3巻線から出力される交流を直流に変換し、交流変換用のスイッチング素子を用いて前記変換された直流を目標周波数の単相交流に変換して電気負荷に出力すると共に、いずれもがマスタ、残りがスレーブとして動作可能な第1、第2、第3インバータと、前記第1、第2、第3インバータの前記直流変換用と交流変換用のスイッチング素子のオン・オフを制御すると共に、CANBUSを介して相互に通信自在に接続され、前記第1インバータをマスタとして動作させるとき、前記マスタとして動作させる第1制御部と前記第2、第3インバータをスレーブとして動作させる第2、第3制御部と、前記第1、第2、第3インバータにそれぞれ接続されて前記交流の出力をU相、V相、W相のいずれかとして出力する端子群と前記端子群の中性端子とにそれぞれ直列接続される三相出力端子と、前記端子群に並列接続されると共に、前記中性端子に直列接続される単相出力端子と、前記三相出力端子と単相出力端子とを切り替える切替機構と、ユーザの操作自在に設けられる三相/単相切替スイッチと、前記エンジンの動作を制御すると共に、前記切替スイッチの出力を前記第1、第2、第3制御部に前記CANBUSを介して通信し、前記切替スイッチの出力に応じて前記切替機構を動作させて前記三相交流と単相交流のいずれかを出力させるエンジン制御部とを備えると共に、前記第1、第2、第3制御部は、前記第1インバータをマスタとして動作させるとき、前記第1インバータの出力を基準として前記第2、第3インバータの出力が前記エンジン制御部から通信される前記切替スイッチの出力に応じた三相交流あるいは単相交流となるように前記スイッチング素子のオン・オフを制御するように構成されるインバータ発電機であって、前記エンジンのスロットルバルブを開閉するアクチュエータと、前記第1、第2、第3インバータの出力電力を検出する電力検出手段と、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいて前記エンジンの目標回転数を決定し、前記決定された目標回転数となるように前記アクチュエータの駆動を制御するアクチュエータ制御手段とを備える如く構成した。
請求項2に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に応じて設定される第1、第2、第3回転数を相互に比較すると共に、前記比較した第1、第2、第3回転数の中で最も高い値に前記目標回転数を決定する如く構成した。
請求項3に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力を相互に比較すると共に、前記比較した第1、第2、第3インバータの出力電力の中で最も大きい値の出力電力に応じて前記目標回転数を決定する如く構成した。
請求項4に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力が同一のとき、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力の合計値に応じて前記目標回転数を決定する如く構成した。
請求項5に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいて前記目標回転数を決定すると共に、前記決定された目標回転数が上限回転数を超える場合、前記決定された目標回転数を前記上限回転数に変更する如く構成した。
請求項6に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいて前記目標回転数を決定すると共に、前記決定された目標回転数が下限回転数未満の場合、前記決定された目標回転数を前記下限回転数に変更する如く構成した。
請求項7に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、前記第1、第2、第3インバータは単相2線式インバータからなると共に、前記第1、第2、第3インバータの出力端子の中性線をそれぞれ結線して前記電気負荷に接続する如く構成した。
請求項1に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、エンジンで駆動される発電部に巻回される第1、第2、第3巻線と、第1、第2、第3巻線にそれぞれ接続され、直流変換用のスイッチング素子を用いて第1、第2、第3巻線から出力される交流を直流に変換し、交流変換用のスイッチング素子を用いて変換された直流を目標周波数の単相交流に変換して電気負荷に出力すると共に、いずれもがマスタ、残りがスレーブとして動作可能な第1、第2、第3インバータと、第1、第2、第3インバータの直流変換用と交流変換用のスイッチング素子のオン・オフを制御すると共に、CANBUSを介して相互に通信自在に接続され、第1インバータをマスタとして動作させるとき、マスタとして動作させる第1制御部と第2、第3インバータをスレーブとして動作させる第2、第3制御部と、第1、第2、第3インバータにそれぞれ接続されて交流の出力をU相、V相、W相のいずれかとして出力する端子群と端子群の中性端子とにそれぞれ直列接続される三相出力端子と、端子群に並列接続されると共に、中性端子に直列接続される単相出力端子と、三相出力端子と単相出力端子とを切り替える切替機構と、ユーザの操作自在に設けられる三相/単相切替スイッチと、エンジンの動作を制御すると共に、切替スイッチの出力を第1、第2、第3制御部にCANBUSを介して通信し、切替スイッチの出力に応じて切替機構を動作させて三相交流と単相交流のいずれかを出力させるエンジン制御部とを備えると共に、第1、第2、第3制御部は、第1インバータをマスタとして動作させるとき、第1インバータの出力を基準として第2、第3インバータの出力がエンジン制御部から通信される切替スイッチの出力に応じた三相交流あるいは単相交流となるようにスイッチング素子のオン・オフを制御するように構成されるインバータ発電機であって、エンジンのスロットルバルブを開閉するアクチュエータとを備えると共に、第1、第2、第3インバータの出力電力を検出し、検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいてエンジンの目標回転数を決定し、決定された目標回転数となるようにアクチュエータの駆動を制御するように構成、換言すれば、エンジンの回転数の変動による影響がない第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいてエンジンの目標回転数を決定するように構成したので、電気負荷が増減してエンジンの回転数が変動する場合であっても、目標回転数を決定するパラメータ(即ち、第1、第2、第3インバータの出力電力)自体は変動による影響を受けずに必要な電力(電気負荷)が正確に反映されるため、ハンチングなどは生じず、エンジンの回転数を安定して制御することができる。また、ユーザの操作自在に設けられる切替スイッチの出力に応じて所望の電圧の三相交流と単相交流を選択的かつ確実に出力することができて発電機の出力を十分に利用することができる。
請求項2に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、アクチュエータ制御手段は、検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に応じて設定される第1、第2、第3回転数を相互に比較すると共に、比較した第1、第2、第3回転数の中で最も高い値に目標回転数を決定するように構成したので、上記した効果に加え、必要な電気負荷に応じた目標回転数に確実に決定できると共に、エンジンの回転数をより一層安定して制御することができる。
請求項3に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、アクチュエータ制御手段は、検出された第1、第2、第3インバータの出力電力を相互に比較すると共に、比較した第1、第2、第3インバータの出力電力の中で最も大きい値の出力電力に応じて目標回転数を決定するように構成したので、請求項1で述べた効果に加え、必要な電気負荷に応じた目標回転数に確実に決定でき、エンジンの回転数をより一層安定して制御することができる。
請求項4に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、アクチュエータ制御手段は、検出された第1、第2、第3インバータの出力電力が同一のとき、検出された第1、第2、第3インバータの出力電力の合計値に応じて目標回転数を決定するように構成したので、請求項1で述べた効果に加え、必要な電気負荷に応じた目標回転数に簡易かつ確実に決定できると共に、エンジンの回転数をより一層安定して制御することができる。
請求項5に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、アクチュエータ制御手段は、第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいて目標回転数を決定すると共に、決定された目標回転数が上限回転数を超える場合、決定された目標回転数を上限回転数に変更する如く構成したので、上記した効果に加え、目標回転数が過大となってエンジンの回転数が過度に上昇するのを防止することができる。
請求項6に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、アクチュエータ制御手段は、第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいて目標回転数を決定すると共に、決定された目標回転数が下限回転数未満の場合、決定された目標回転数を下限回転数に変更するように構成したので、上記した効果に加え、目標回転数が過小となってエンジンの回転数が過度に低下するのを防止することができる。
請求項7に係るインバータ発電機の制御装置にあっては、第1、第2、第3インバータは単相2線式インバータからなると共に、第1、第2、第3インバータの出力端子の中性線をそれぞれ結線して電気負荷に接続するように構成したので、上記した効果に加え、インバータ発電機を簡易な構成の三相4線式インバータ発電機とすることができる。
この発明の第1実施例に係るインバータ発電機の制御装置を全体的に示すブロック図である。 図1のインバータ発電機のエンジンのクランクケースの平面図である。 図1のインバータ発電機のインバータ部の構成を詳細に示す回路図である。 図1のインバータ発電機のインバータ部の動作を説明する説明図である。 図1のインバータ発電機のフィルタ部の構成を詳細に示す回路図である。 同様に図1のインバータ発電機のフィルタ部の構成を詳細に示す回路図である。 図1のインバータ発電機のエンジン制御部の動作を説明する説明図である。 図1のインバータ発電機のインバータ部の制御部の動作をより具体的に示すブロック図である。 図8の構成で使用される基準信号と同期信号を説明するタイム・チャートである。 図7のエンジン制御部の処理による三相出力から単相出力への切替を示すタイム・チャートである。 同様に図7のエンジン制御部の処理による単相出力から三相出力への切替を示すタイム・チャートである。 図1のインバータ部のインバータのCPUの動作を示すフロー・チャートである。 図12フロー・チャートなどの処理で使用されるマップを示す説明図である。 図1のエンジン制御部のCPUの動作を示すフロー・チャートである。 この発明の第2実施例に係るインバータ発電機の制御装置におけるインバータ部のインバータのCPUの動作を示す、図12と同様なフロー・チャートである。 図1のエンジン制御部のCPUの動作を示す、図14と同様なフロー・チャートである。
以下、添付図面に即してこの発明に係るインバータ発電機の制御装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の第1実施例に係るインバータ発電機の制御装置を全体的に示すブロック図である。
図1において符号10はインバータ発電機を示す。インバータ発電機10はエンジン(内燃機関)12を備え、5kW(交流100Vで50A)程度の定格出力を有する。エンジン12はガソリンを燃料とする、火花点火式の空冷エンジンである。
エンジン12の吸気管12aにはスロットルバルブ12bとチョークバルブ12cが配置される。スロットルバルブ12bはステップモータ(スロットルモータ。アクチュエータ)12dに接続される。またチョークバルブ12cもチョークモータ(同様にステップモータ(アクチュエータ)からなる)12eに接続される。
エンジン12は12V程度の容量を有するバッテリ14を備え、ステップモータ12dとチョークモータ12eはバッテリ14から通電されるとき、スロットルバルブ12bとチョークバルブ12cを駆動して開閉する。エンジン12は発電部(「ALT」と示す)16を備える。
図2は図1に示すエンジン12のクランクケース12fの平面図である。
図示の如く、発電部16はクランクケース12fに固定されたステータ16aと、その回りに回転自在に配置される、フライホイールを兼用するロータ16bからなる。
ステータ16aは30個の突起を備え、そのうちの27個には3組のU,V,W相からなる三相の出力巻線(メイン巻線)18が巻回されると共に、3個には1組の同様にU,V,Wからなる三相の出力巻線(サブ巻線)20が巻回される。3組の出力巻線18は18a,18b,18cからなる。
ステータ16aの外側に配置されるロータ16bの内部には、出力巻線18,20と対向するように複数対の永久磁石16b1が径方向に着磁された磁極を交互させて取着される。
発電部16においては、ステータ16aの回りをロータ16bの永久磁石が回転することにより、27個の三相の出力巻線18(より具体的には18a,18b,18c)からU相、V相、W相からなる交流電力が出力(発電)されると共に、3個のサブ巻線20からも同様に各相の交流電力が出力される。
図1に戻って説明を続けると、この実施例に係るインバータ発電機10は、大別すると、発電部16に巻回された出力巻線18と、インバータ部(「INV」と示す)22と、フィルタ部(「Filter」と示す)24と、出力部(「OUT」と示す)26と、エンジン制御部(「ECU」と示す)28と、制御パネル部(「Control Panel」と示す)30を備える。ECU(Electronic Control Unit)は電子制御ユニットを意味し、後述するようにCPUを備える。
図示の如く、この実施例に係るインバータ発電機10において特徴的なことは、3組(3個)の単相インバータ発電機(インバータ)を並列に接続すると共に、その出力から所望の電圧と位相の三相交流と単相交流を選択的かつ確実に出力可能としたことにある。
即ち、インバータ発電機10は、並列接続された、第1、第2、第3の出力巻線18a,18b,18cからなる3組の巻線と、第1、第2、第3インバータ(第1、第2、第3インバータ部あるいはインバータ発電機)22a,22b,22cからなる3組のインバータを備えたインバータ部22と、第1、第2、第3フィルタ24a,24b,24cからなる3組のフィルタを備えたフィルタ部24と、三相出力端子26eと単相出力端子26fとを備えた出力部26と、エンジン12の動作を制御するエンジン制御部28と、1個の制御パネル部30とを備える。
インバータ部22などは具体的にはエンジン12の適宜位置に設けられたケース内に収容されたプリントボード上に搭載された半導体チップなどから構成されると共に、制御パネル部30はエンジン12の適宜位置に設けられる半導体チップとそれに接続されるパネルから構成される。
それぞれ3組からなる、出力巻線18とインバータ部22とフィルタ部24と出力部26は、図示の如く、共通する添え字a,b,cを付された組同士が対応して接続されるように構成される。
インバータ部22を構成する第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cはそれぞれ、単相2線式インバータからなると共に、FET(電界効果トランジスタ)とSCR(サイリスタ)一体型のパワーモジュール22a1,22b1,22c1と、32ビットのCPU22a2(第1制御部)、22b2(第2制御部)、22c2(第3制御部)と、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの出力電流と出力電圧を検出する電流センサ(電力検出手段)22a3,22b3,22c3、電圧センサ(電力検出手段)22a4,22b4,22c4とを備える。CPU22a2,22b2,22c2は通信線28dで相互に通信自在に接続される。
図3はインバータ部22の構成を詳細に示す回路図である。以下、組aを例にとって説明するが、各組の構成は基本的には同じであるので、組aについての説明は組b,cについても妥当する。
図3に示す如く、パワーモジュール22a1は、3個のSCR(サイリスタ(直流変換用のスイッチング素子))とDI(ダイオード)がブリッジ接続された混合ブリッジ回路22a11と、4個のFET(電界効果トランジスタ(交流変換用のスイッチング素子))がHブリッジ接続されたHブリッジ回路22a12から構成される。
発電部16に巻回された出力巻線18aのU相端子18a1,V相端子18a2,W相端子18a3から出力(発電)された三相の交流電力は対応する第1インバータ22aに入力され、そのパワーモジュール22a1の混合ブリッジ回路22a11においてSCRとDIの中点に入力される。
混合ブリッジ回路22a11においてSCRのゲートはドライバ回路(図示せず)を介してバッテリ14に接続される。バッテリ14からのドライバ回路を介しての通電(オン。導通(点弧))と通電停止(オフ(非導通))はCPU22a2によって制御される。
即ち、CPU22a2は、電圧・電流センサなどの各種のセンサの出力に基づき、SCRのゲートを目標とする出力電圧に応じた導通角(点弧角)で導通(点弧)し、出力巻線18aから入力される交流を目標とする出力電圧の直流に変換する。
混合ブリッジ回路22a11からの直流出力はFETのHブリッジ回路22a12に入力される。Hブリッジ回路22a12にあっては、FETがバッテリ14に接続されると共に、CPU22a2によってその通電(オン(導通))と通電停止(オフ(非導通))が制御されることで、入力された直流出力を目標周波数(所定周波数。例えば50Hzあるいは60Hzの商用周波数)の単相交流に変換する。
図4は、Hブリッジ回路22a12の動作を説明する説明図である。
即ち、CPU22a2は、同図に示す如く、目標とする出力電圧波形の所定周波数(即ち、商用周波数50Hzあるいは60Hz)の基準正弦波(信号波。上部に実線で示す)を生成し、生成された基準正弦波を入力してコンパレータ(図示せず)でキャリア(例えば20kHzの搬送波)と比較してPWM(Pulse Width Modulation。パルス幅変調)信号を生成し、生成されたPWM信号に基づいてHブリッジ回路22a12のFETをオン・オフする。
図4において下部の破線が目標とする出力電圧波形を示す。尚、PWM信号(PWM波形)の周期T(ステップ)は実際には遥かに短いが、理解の便宜のため、同図では誇張して示す。
インバータ部22はフィルタ部24に接続される。
フィルタ部24は高調波除去用のLCフィルタ(ローパスフィルタ)24a1,24b1,24c1とノイズ除去用のノイズフィルタ24a2,24b2,24c2を備え、インバータ部22で変換された交流出力は、LCフィルタ24a1,24b1,24c1とノイズフィルタ24a2,24b2,24c2に入力されて高調波やノイズが除去される。
図5にLCフィルタ24a1の回路構成を、図6にノイズフィルタ24a2の回路構成を示す。図示は省略するが、LCフィルタ24b1,24c1とノイズフィルタ24b2,24c2の回路構成も同様である。
インバータ部22は、フィルタ部24を介して出力部26に接続される。
図1に示す如く、出力部26は、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cにそれぞれ接続されて交流の出力をU相、V相、W相のいずれかとして出力する端子群26a,26b,26cと端子群の中性端子(中性点)26dとにそれぞれ直列接続される三相出力端子26eと、端子群に並列接続されると共に、中性端子に直列接続される単相出力端子26fとを備える。
より具体的には、出力部26は、第1インバータ22aに接続されて交流の出力をU相として出力するU相端子26aと、第2インバータ22bに接続されて交流の出力をV相として出力するV相端子26bと、第3インバータ22cに接続されて交流の出力をW相として出力するW相端子26cと、各インバータの出力端子の中性線をそれぞれ結線してなる中性のO相端子(中性点)26dとにそれぞれ直列接続される(4線の)三相出力端子26eを備える。
さらに、出力部26は、U相端子26aとV相端子26bとW相端子26cに並列接続されると共に、前記O相端子26dに直列接続される(2線の)単相出力端子26fと、三相出力端子26eと単相出力端子26fとを切り替える切替機構26gとを備える。
三相出力端子26eと単相出力端子26fはコネクタ32を介して電気負荷34に接続される。図示の如く、コネクタ32には電気負荷34が例えば複数個(3個)接続され、電気負荷34aはU相端子26aとO相端子26dに、電気負荷34bはV相端子26bとO相端子26dに、電気負荷34cはW相端子26cとO相端子26dに接続されてそれぞれ単相交流が供給される。
エンジン制御部28は同様に32ビットのCPU28cを備えてエンジン12の動作を制御すると共に、インバータ22a,22b,22cのCPU22a2,22b2,22c2とCAN(Control Area Network)BUS(バス)28aとCANI/F(Interface)28bを通じてCPU22a2,22b2,22c2(第1、第2、第3制御部)に通信自在に接続される。前記した出力巻線(サブ巻線)20の出力は、これらCPU22a2,22b2,22c2,28cに動作電源として供給される。
エンジン制御部28は、出力巻線18cを発電機(ジェネレータ)としての動作に加えてエンジン12の始動装置(スタータ)として動作させる、スタータ・ジェネレータ・ドライバ(STG DRV)28dを備える。即ち、この実施例においては出力巻線18a,18b,18cのいずれか(例えば出力巻線18c)に通電して発電部16を電動機としても動作させるように構成される。
スタータ・ジェネレータ・ドライバ28dは、DC/DCコンバータ28d1を備える。DC/DCコンバータ28d1は、CPU28cの指示に従い、バッテリ14の出力を200V程度に昇圧して出力巻線18cに通電し、発電部16のロータ16bをステータ16aに対して回転させることでエンジン12を始動する。
エンジン制御部28はさらに、ステータ16aとロータ16bの間に配置された磁気ピックアップからなるパルサ(図示せず)の出力からTDCを検出するTDC回路(図示せず)と、出力巻線18cのU端子に接続されてその出力からエンジン12の回転数を検出する回転数検出回路28eを備える。
エンジン制御部28はさらに、通信(COM)I/F28fと、センサ(Sensor)I/F28gと、ディスプレイ(DISP)I/F28hと、SW(スイッチ)I/F28iと、ステップモータ12dを駆動するためのドライバ回路28jと、チョークモータ12eを駆動するためのドライバ回路28kと、点火装置(図示せず)を駆動する点火ドライバ回路28lを備える。
CPU28cは、電気負荷34に供給すべき交流出力に応じて決定される目標回転数となるようにスロットルバルブ12bの開度を決定し、ドライバ回路28jを介してステップモータ12dに供給し、その動作を制御する。この目標回転数の決定およびステップモータ12dの動作の制御については後述する。
制御パネル部30は、エンジン12と別体に設けられてユーザが持ち歩き可能なリモートコントロールボックス(図示せず)に無線(あるいは有線)を介して接続されるリモート(Remote)I/F30aと、LED30bと、LCD30cと、ユーザによって操作自在な、インバータ発電機10の運転(始動)・停止を指示するKEYスイッチ(メインスイッチ)30dと、インバータ発電機10の出力の三相交流と単相交流の間の切替を指示する三相/単相の切替スイッチ30eを備える。
制御パネル部30とエンジン制御部28は無線(あるいは有線)を介して通信自在に接続され、エンジン制御部28は制御パネル部30のKEYスイッチ30dと切替スイッチ30eの出力をスイッチI/F28iを介して入力し、ディスプレイI/F28hを介して制御パネル部30のLED30bとLCD30cの表示点滅を制御する。
図7はエンジン制御部28の動作を説明する説明図である。
以下説明すると、この発明は前記したように所望の電圧と位相の三相交流と単相交流を選択的かつ確実に出力可能としたことから、この実施例にあってはインバータ部22を3組の単相インバータ(第1、第2、第3インバータ)22a,22b,22cから構成すると共に、エンジン制御部28のCPU28cは、切替スイッチ30eの出力に応じて出力部26の切替機構26gを動作させて三相出力端子と単相出力端子を切り替えるようにした。
また、インバータ部22においては、3組の単相インバータ22a,22b,22cの一つ、例えば22aをマスタ、残りをスレーブとし、エンジン制御部28のCPU28cからの通信に応じ、3組の単相インバータ22a,22b,22cのCPU22a2,22b2,22c2は、三相交流を出力するとき、図7に示す如く、マスタ側のU相端子26aからの出力を基本としてスレーブ側の26b,26cからのV相、W相出力が位相をそれぞれ120度ずらすようにインバータ部22の動作を制御する。
他方、単相交流への切替が指示されていると判断されるとき、CPU28cからの通信に応じ、CPU22a2,22b2,22c2は、マスタ側のU相端子26aからの出力を基本としてスレーブ側の26b,26cからのV相、W相出力が位相において一致するようにインバータ部22の動作を制御して単相出力端子26fから単相交流を出力する。
上記をさらに説明すると、図8はそれら3組のCPU22a2,22b2,22c2の動作をより具体的に示すブロック図、図9は図8の動作で使用される基準信号と同期信号を説明するタイム・チャートである。
図示の如く、マスタ側の第1インバータ22aのCPU22a2は、所定周波数の基準信号(図9に示す)を生成する基準信号生成部22a21と、図4のPWM信号に従ってPWM制御するPWM制御部22a22と、スレーブ側の出力の位相をマスタ側のそれに同期させるための(基準信号に対して所定の位相を有する)同期信号1,2(図9に示す)を生成してCPU22b2,22c2に送信する同期信号制御部22a23と、通信線22dを介して生成された同期信号の送受信(通信)を制御する通信制御部22a24とを備える。
スレーブ側の第2、第3インバータ22b,22cも、基準信号生成部を除くと、同様のPWM制御部22b22,22c22と、同期信号制御部22b23,22c23と、通信制御部22b24,22c24とを備える。
同期信号制御部22a23は、切替スイッチ30eを介して三相交流が指示される(切り替えられる)とき、周波数が所定の場合(図9(a))でも、周波数が例えば低下された場合(同図(b))でも、基準信号に対して常に位相が120度ずつずらされた(換言すれば基準信号に対して所定の位相を有する)同期信号1,2を生成して送信する。
また、単相交流への切替が指示されていると判断されるとき、CPU22a2は、CPU22b2,22c2に通信してU相端子26aからの出力を基本として26b,26cからのV相、W相出力が位相において一致するようにインバータ部22の動作を制御して単相出力端子26fから単相交流を出力させる。
即ち、CPU22a2は、所定周波数の基準信号を生成すると共に、基準信号に対して所定の位相(より正確には同一の位相)を有する同期信号を生成してCPU22b2,22c2に送信し、よってU相端子26aからの出力を基本として26b,26cからのV相、W相出力が位相において一致するようにインバータ部22の動作を制御して単相出力端子26fから単相交流を出力させる。
図10はこの実施例における三相から単相出力への切り替えを示す波形図、図11はその逆の場合の切り替えを示す波形図である。ユーザが制御パネル部30の切替スイッチ30eを操作することにより、図示の如く、所望の電圧の三相交流と単相交流が選択的に出力される。
次いで、この実施例に係るインバータ発電機におけるエンジン12の回転数制御について説明する。
図12は、インバータ部22の第1インバータ22aのCPU22a2によるエンジン12の目標回転数の設定処理、正確には目標回転数の候補値を設定する処理を示すフロー・チャートである。尚、以下第1インバータ22aのCPU22a2の動作を例にとって説明するが、第2、第3インバータ22b,22cのCPU22b2,22c2でも同様の処理が実行されるため、下記の説明はCPU22b2,22c2の動作についても妥当する。
図12に示す如く、S(ステップ)10において、PWMキャリア周期ごとに第1インバータ22aの瞬時出力電流Iacと瞬時出力電圧Vac、別言すれば、電気負荷34aに供給される瞬時出力電流Iacと瞬時出力電圧Vacを電流センサ22a3と電圧センサ22a4の出力から検出(算出)する。ここでPWMキャリア周期とは、PWM制御におけるパルス幅変調周期のことで、例えばキャリア周波数を20kHzとした場合は、キャリア周期はその逆数で表されるため50μsとなる。従って、第1インバータ22aの出力交流電圧の周波数が50Hz(周期20ms)の場合、PWMキャリア周期が50μsならば、出力交流電圧1周期は、400等分に分割されて変調されることとなる。
次いでS12に進み、検出された瞬時出力電流Iacに瞬時出力電圧Vacを乗算して瞬時電力Pacを算出し、S14に進んで算出された瞬時電力Pacを積算することで、積算瞬時電力Pac_totalを算出する。
次いでS16に進み、第1インバータ22aから出力される交流出力の1周期(例えば周波数が50Hzの場合は20ms)が経過したか否か判断する。S16で否定されるときはS10の処理に戻る一方、肯定されるときはS18に進む。
S18では、第1インバータ22aにおける正弦波交流の1周期ごとの有効電力(出力電力)Pac_yukoを算出(検出)する。具体的には図示の如く、S14で得た積算瞬時電力Pac_totalをインバータ正弦波交流1周期のPWMキャリア周期ポイントの総数(具体的には、前述の如く交流波形を400等分したため、ここでの総数は400)で除算することで、有効電力Pac_yukoを算出する。
次いでS20に進み、第1インバータ22aの有効電力Pac_yukoに基づいてエンジンの目標回転数の候補となる値(第1回転数)を決定する。
具体的には、先ず第1インバータ22aの有効電力Pac_yukoに基づき、電気負荷34に供給すべき電力(必要電力)を推定し、その必要電力から目標回転数の候補値を決定する。より詳しくは、電気負荷34b,34cの負荷電力が電気負荷34aのそれと同等、またはそれ以下であると仮定した場合、必要電力は少なくとも第1インバータ22aの有効電力Pac_yukoにインバータの個数(即ち、3)を乗算した値以下になると推定することができる。
従って、S20にあっては、第1インバータ22aの有効電力Pac_yukoを3倍して得た値(即ち、推定された必要電力)から、図13に示すマップを検索して候補となる目標回転数を決定(設定)する。尚、図13から分かるように、目標回転数の候補値は必要電力に比例、即ち、必要電力が増加するにつれて増大するように設定される。
次いでS22に進み、S20で決定された目標回転数の候補値を示す信号をエンジン制御部28のCPU28cに出力してプログラムを終了する。
尚、以下において、CPU22a2において第1インバータ22aの有効電力Pac_yukoに応じて設定された目標回転数の候補値を「第1回転数」といい、第2、第3インバータ22b,22cのそれを「第2回転数」「第3回転数」という。
図14は、エンジン制御部28のCPU28cの動作を示すフロー・チャートである。尚、CPU28cには、前述した第1、第2、第3回転数を示す信号が第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cのCPU22a2,22b2,22c2から入力されているものとする。
図14に示すように、S100において、第1回転数と第2回転数とを比較し、第1回転数が第2回転数より大きいか否か判断する。S100で肯定されるときはS102に進み、第3回転数が第1回転数より大きいか否か判断する。S102で否定されるとき、即ち、第1、第2、第3回転数の中で最も高い値が第1回転数であるときはS104に進み、最終目標回転数を第1回転数に決定する。
他方、S100で否定されるときはS106に進み、第3回転数が第2回転数より大きいか否か判断する。S106で否定されるとき、即ち、各回転数の中で最も高い値が第2回転数であるときはS108に進み、最終目標回転数を第2回転数に決定する。
また、S102またはS106で肯定されるときは、第3回転数が3つの回転数の中で最も高い値であるため、S110に進み、最終目標回転数を第3回転数に決定する。
このように、検出された第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac_yukoに応じて設定される第1、第2、第3回転数を相互に比較すると共に、比較した第1、第2、第3回転数の中で最も高い値に最終目標回転数を決定する。
S104,S108,S110のいずれかの処理において最終目標回転数が決定されると、次いでS112に進み、決定された最終目標回転数が上限回転数を超えるか否か判断する。上限回転数は、エンジン12の(性能上における)最大回転数に設定され、例えば3800rpmとされる。
S112で否定されるときはS114に進み、最終目標回転数が下限回転数未満か否か判断する。この下限回転数は、エンジン12の回転数がそれ未満になるとストールするおそれがあるような値、例えば2400rpmに設定される。
S114で否定されるとき、換言すれば、S104,S108,S110のいずれかで決定された最終目標回転数が上限回転数と下限回転数で規定される所定の範囲内にあるときはS116に進み、決定された最終目標回転数となるようにステップモータ12dの駆動を制御する。より具体的には、回転数検出回路28eで検出されたエンジン回転数が最終目標回転数に一致するように、ステップモータ12dの動作をフィードバック制御してスロットルバルブ12bの開度を調整する。
一方、S112で肯定されるときはS118に進み、決定された最終目標回転数を上限回転数に変更し、S116に進んでエンジン12の回転数が変更した最終目標回転数、即ち、上限回転数となるようにステップモータ12dの駆動を制御する。
また、S114で肯定されるときはS120に進み、決定された最終目標回転数を下限回転数に変更すると共に、S116に進み、エンジン回転数が変更した最終目標回転数(下限回転数)となるようにステップモータ12dの駆動を制御する。
このように、第1実施例にあっては、エンジン12で駆動される発電部16に巻回される第1、第2、第3巻線(出力巻線18a,18b,18c)から出力される交流を直流に変換し、変換された直流を目標周波数の単相交流に変換して電気負荷34に出力する第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cと、エンジン12のスロットルバルブ12bを開閉するステップモータ12dとを備えると共に、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac_yukoを検出し(S10〜S18)、検出された第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac_yukoに基づいてエンジンの最終目標回転数を決定し(S100〜S110)、決定された最終目標回転数となるようにステップモータ12dの駆動を制御する(S116)ように構成、換言すれば、エンジン12の回転数の変動による影響がない第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac_yukoに基づいてエンジン12の目標回転数を決定するように構成したので、電気負荷34が増減してエンジン12の回転数が変動する場合であっても、目標回転数を決定するパラメータ(即ち、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac_yuko)自体は変動による影響を受けずに必要な電力(電気負荷34)が正確に反映されるため、ハンチングなどは生じず、エンジン12の回転数を安定して制御することができる。
また、エンジン制御部28のCPU28cによって目標回転数を決定するように構成したので、インバータ部22の構成が異なる場合(例えば単相やデュアルボルテージである場合)や、燃料噴射がキャブレータ方式またはFI方式の場合など自由に組み合わせて利用することが可能となり、よってインバータ部22のCPU22a2などで目標回転数を決定する場合に比して応用性、汎用性を向上させることができる。
また、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac#yukoに応じて設定される第1、第2、第3回転数を相互に比較すると共に、比較した第1、第2、第3回転数の中で最も高い値に最終目標回転数を決定するように構成したので(S100〜S110)、必要な電気負荷34に応じた最終目標回転数に確実に決定できると共に、エンジン12の回転数をより一層安定して制御することができる。
また、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac#yukoに基づいて最終目標回転数を決定すると共に、決定された最終目標回転数が上限回転数を超える場合、決定された最終目標回転数を上限回転数に変更する如く構成したので(S112,S118)、目標回転数が過大となってエンジン12の回転数が過度に上昇するのを防止することができる。
また、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac#yukoに基づいて最終目標回転数を決定すると共に、決定された最終目標回転数が下限回転数未満の場合、決定された最終目標回転数を下限回転数に変更するように構成したので(S114,S120)、目標回転数が過小となってエンジン12の回転数が過度に低下するのを防止することができる。
また、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cは単相2線式インバータからなると共に、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの出力端子の中性線をそれぞれ結線して電気負荷34に接続するように構成したので、インバータ発電機10を簡易な構成の三相4線式インバータ発電機とすることができる。
また、インバータ発電機10は、第1インバータ22aをマスタとして動作させるCPU22a2と第2、第3インバータ22b,22cをスレーブとして動作させるCPU22b2,22c2と、第1、第2、第3インバータの交流の出力をU相、V相、W相のいずれかとして出力する端子群26a,26b,26cと端子群の中性端子26dとにそれぞれ直列接続される三相出力端子26eと、端子群に並列接続されると共に、中性端子に直列接続される単相出力端子26fと、三相出力端子26eと単相出力端子26fとを切り替える切替機構26gと、ユーザの操作自在に設けられる三相/単相切替スイッチ30eと、切替スイッチ30eの出力に応じて切替機構26gを動作させて三相交流と単相交流のいずれかを出力させるエンジン制御部28とを備えると共に、CPU22a2,22b2,22c2は、第1インバータ22aの出力を基準として第2、第3インバータ22b,22cの出力がエンジン制御部28から通信される切替スイッチ30eの出力に応じた三相交流あるいは単相交流となるようにスイッチング素子のオン・オフを制御するように構成されるようにしたので、ユーザの操作自在に設けられる切替スイッチ30eの出力に応じて所望の電圧の三相交流と単相交流を選択的かつ確実に出力することができて発電機の出力を十分に利用することができる。
次いで、この発明の第2実施例に係るインバータ発電機の制御装置について説明する。
図15は第2実施例に係るインバータ発電機の制御装置におけるインバータ部22の第1インバータ22aのCPU22a2の動作を示す、図12と同様なフロー・チャートである。
尚、以下のフロー・チャートにおいて、第1実施例で説明したフロー・チャートと同一の処理を行うステップは、同一ステップ番号を付す。また、第1インバータ22aのCPU22a2による動作を例にとって説明するが、以下の説明がCPU22b2,22c2の動作についても妥当することは第1実施例と同様である。
図15に示す如く、S10からS18までは前記した処理を行い、次いでS24に進み、S18で算出された第1インバータ22aの有効電力Pac_yukoを示す信号をエンジン制御部28のCPU28cに出力してプログラムを終了する。
尚、以下において、CPU22a2において算出された第1インバータ22aの有効電力Pac_yukoを「第1有効電力」といい、第2、第3インバータ22b,22cのそれを「第2有効電力」「第3有効電力」という。
図16はエンジン制御部28のCPU28cの動作を示す、図14と同様なフロー・チャートである。尚、CPU28cには、前記した第1、第2、第3有効電力を示す信号が第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cのCPU22a2,22b2,22c2から入力されているものとする。
図16に示すように、先ずS100aにおいて、第1、第2、第3有効電力が同一か否か判断する。ここで「同一」とは略同一の意味も含めるものとし、よってS100aにあっては、第1、第2、第3有効電力が所定の範囲内にあれば「同一」と判断する。
S100aで否定されるときはS100bに進み、第1有効電力と第2有効電力とを比較し、第1有効電力が第2有効電力より大きいか否か判断する。S100bで肯定されるときはS100cに進み、第3有効電力が第1有効電力より大きいか否か判断する。S100cで否定されるとき、即ち、第1、第2、第3有効電力の中で最も高い値が第1有効電力であるときはS100dに進み、第1有効電力に基づいて最終目標有効電力(必要電力)Pac_trgを決定する。
具体的には、第1有効電力が最高値である場合、電気負荷34に供給すべき電力(必要電力)は、少なくとも第1有効電力にインバータの個数(即ち、3)を乗算した値以下になると推定できる。従って、S100dにあっては、第1有効電力を3倍して得た値を最終目標有効電力Pac_trgに決定する。
他方、S100bで否定されるときはS100eに進み、第3有効電力が第2有効電力より大きいか否か判断する。S100eで否定されるとき、即ち、各有効電力の中の最大値が第2有効電力であるときはS100fに進み、最終目標有効電力Pac_trgを第2有効電力の3倍の値に決定する。
また、S100cまたはS100eで肯定されるときは第3有効電力が3つの有効電力の中で最も高い値であるため、S100gに進み、最終目標有効電力Pac_trgを第3有効電力の3倍の値に決定する。
一方、S100aで肯定されるとき、詳しくは接続される電気負荷34a,34b,34cの負荷電力が同一、あるいは切替スイッチ30eの操作によって単相交流が出力されて各インバータ22a,22b,22cの出力電力が同一のときはS100hに進み、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの出力電力(具体的には、第1から第3有効電力)の合計値に最終目標有効電力Pac_trgを決定する。
S100d,S100f,S100g,S100hのいずれかの処理において最終目標有効電力Pac_trgが決定されると、次いでS100iに進み、決定された最終目標有効電力Pac_trgに基づいて最終目標回転数を決定する。具体的には、最終目標有効電力Pac_trgから、前述した図13に示すマップを検索して最終目標回転数を決定する。
S100iで最終目標回転数が決定されると、S112以降に進んで前記した処理を実行すると共に、S116においては最終目標回転数となるようにステップモータ12dの駆動を制御する。
このように、第2実施例にあっては、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac_yuko(第1、第2、第3有効電力)を相互に比較すると共に、比較した第1、第2、第3有効電力の中で最も大きい値の有効電力に応じて最終目標回転数を決定するように構成したので(S100b〜S100g,S100i)、必要な電気負荷34に応じた目標回転数に確実に決定でき、エンジン12の回転数をより一層安定して制御することができる。
また、第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cの有効電力Pac_yuko(第1、第2、第3有効電力)が同一のとき、第1、第2、第3有効電力の合計値に応じて目標回転数を決定するように構成したので(S100a,S100h,S100i)、必要な電気負荷34に応じた目標回転数に簡易かつ確実に決定できると共に、エンジン12の回転数をより一層安定して制御することができる。
尚、残余の構成および効果は第1実施例と同一であるので、説明を省略する。
以上の如く、この発明の第1および第2実施例にあっては、エンジン12で駆動される発電部16に巻回される第1、第2、第3巻線(出力巻線18a,18b,18c)と、前記第1、第2、第3巻線にそれぞれ接続され、直流変換用のスイッチング素子(混合ブリッジ回路22a11のSCR)を用いて前記第1、第2、第3巻線から出力される交流を直流に変換し、交流変換用のスイッチング素子(Hブリッジ回路22a12のFET)を用いて前記変換された直流を目標周波数の単相交流に変換して電気負荷34に出力すると共に、いずれもがマスタ、残りがスレーブとして動作可能な第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cと、前記第1、第2、第3インバータの前記直流変換用と交流変換用のスイッチング素子のオン・オフを制御すると共に、CANBUS28aを介して相互に通信自在に接続され、前記第1インバータをマスタとして動作させるとき、前記マスタとして動作させる第1制御部と前記第2、第3インバータをスレーブとして動作させる第2、第3制御部(CPU22a2,22b2,22c2)と、前記第1、第2、第3インバータにそれぞれ接続されて前記交流の出力をU相、V相、W相のいずれかとして出力する端子群26a,26b,26cと前記端子群の中性端子26dとにそれぞれ直列接続される三相出力端子26eと、前記端子群に並列接続されると共に、前記中性端子に直列接続される単相出力端子26fと、前記三相出力端子と単相出力端子とを切り替える切替機構26gと、ユーザの操作自在に設けられる三相/単相切替スイッチ30eと、前記エンジンの動作を制御すると共に、前記切替スイッチの出力を前記第1、第2、第3制御部に前記CANBUS28aを介して通信し、前記切替スイッチの出力に応じて前記切替機構を動作させて前記三相交流と単相交流のいずれかを出力させるエンジン制御部28とを備え、前記第1、第2、第3制御部(CPU22a2,22b2,22c2)は、前記第1インバータ22aをマスタとして動作させるとき、前記第1インバータ22aの出力を基準として前記第2、第3インバータ22b,22cの出力が前記エンジン制御部28から通信される前記切替スイッチ30eの出力に応じた三相交流あるいは単相交流となるように前記スイッチング素子のオン・オフを制御するように構成されるインバータ発電機10であって、前記エンジン12のスロットルバルブ12bを開閉するアクチュエータ(ステップモータ)12dと、前記第1、第2、第3インバータの出力電力(有効電力)Pac#yukoを検出する電力検出手段と(電流センサ22a3,22b3,22c3、電圧センサ22a4,22b4,22c4、CPU22a2,22b2,22c2。S10〜S18)、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいて前記エンジンの目標回転数を決定し、前記決定された目標回転数となるように前記アクチュエータの駆動を制御するアクチュエータ制御手段と(CPU28c。S100〜S110,S116,S100a〜S100i)を備える如く構成した。

また、第1実施例にあっては、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力(有効電力)Pac_yukoに応じて設定される第1、第2、第3回転数を相互に比較すると共に、前記比較した第1、第2、第3回転数の中で最も高い値に前記目標回転数を決定する如く構成した(S100〜S110)。
また、第2実施例にあっては、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力(有効電力)Pac_yukoを相互に比較すると共に、前記比較した第1、第2、第3インバータの出力電力の中で最も大きい値の出力電力に応じて前記目標回転数を決定する如く構成した(S100b〜S100g,S100i)。
また、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力(有効電力)Pac_yukoが同一のとき、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力の合計値に応じて前記目標回転数を決定する如く構成した(S100a,S100h,S100i)。
また、第1、第2実施例にあっては、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力(有効電力)Pac_yukoに基づいて前記目標回転数を決定すると共に、前記決定された目標回転数が上限回転数を超える場合、前記決定された目標回転数を前記上限回転数に変更する如く構成した(S112,S118)。
また、前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力(有効電力)Pac_yukoに基づいて前記目標回転数を決定すると共に、前記決定された目標回転数が下限回転数未満の場合、前記決定された目標回転数を前記下限回転数に変更する如く構成した(S114,S120)。
また、前記第1、第2、第3インバータ22a,22b,22cは単相2線式インバータからなると共に、前記第1、第2、第3インバータの出力端子の中性線をそれぞれ結線して前記電気負荷34に接続する如く構成した。
また、前記インバータ発電機10は、前記第1、第2、第3インバータの前記直流変換用と交流変換用のスイッチング素子のオン・オフを制御すると共に、相互に通信自在に接続され、前記第1インバータをマスタとして動作させる第1制御部と前記第2、第3インバータをスレーブとして動作させる第2、第3制御部(CPU22a2,22b2,22c2)と、前記第1、第2、第3インバータにそれぞれ接続されて前記交流の出力をU相、V相、W相のいずれかとして出力する端子群26a,26b,26cと前記端子群の中性端子26dとにそれぞれ直列接続される三相出力端子26eと、前記端子群に並列接続されると共に、前記中性端子に直列接続される単相出力端子26fと、前記三相出力端子と単相出力端子とを切り替える切替機構26gと、ユーザの操作自在に設けられる三相/単相切替スイッチ30eと、前記エンジンの動作を制御すると共に、前記切替スイッチの出力を前記第1、第2、第3制御部に通信し、前記切替スイッチの出力に応じて前記切替機構を動作させて前記三相交流と単相交流のいずれかを出力させるエンジン制御部28とを備えると共に、前記第1、第2、第3制御部(CPU22a2,22b2,22c2)は、前記第1インバータ22aの出力を基準として前記第2、第3インバータ22b,22cの出力が前記エンジン制御部28から通信される前記切替スイッチ30eの出力に応じた三相交流あるいは単相交流となるように前記スイッチング素子のオン・オフを制御する如く構成されるようにした。
尚、上記においてインバータ部22のスイッチング素子としてFETを用いたが、それに限られるものではなく、IGBT(insulated gate bipolar transistor)などであっても良い。
また、エンジン制御部28のCPU28cによって目標回転数の決定およびステップモータ12dの駆動の制御を行うように構成したが、インバータ部22のCPU22a2,22b2,22c2の内のいずれかがそれらを行うように構成しても良い。
10 インバータ発電機、12 エンジン(内燃機関)、12b スロットルバルブ、12d ステップモータ(アクチュエータ)、16 発電部、18a 出力巻線(第1巻線)、18b 出力巻線(第2巻線)、18c 出力巻線(第3巻線)、22a 第1インバータ、22a2 CPU(第1制御部)、22b 第2インバータ、22b2 CPU(第2制御部)、22c 第3インバータ、22c2 CPU(第3制御部)、22a3,22b3,22c3 電流センサ(電力検出手段)、22a4,22b4,22c4 電圧センサ(電力検出手段)、26a,26b,26c 端子群(U,V,W相端子)、26d 中性端子(O相端子)、26e 三相出力端子、26f 単相出力端子、26g 切替機構、28 エンジン制御部、28c CPU、30e 切替スイッチ、34 電気負荷

Claims (7)

  1. エンジンで駆動される発電部に巻回される第1、第2、第3巻線と、前記第1、第2、第3巻線にそれぞれ接続され、直流変換用のスイッチング素子を用いて前記第1、第2、第3巻線から出力される交流を直流に変換し、交流変換用のスイッチング素子を用いて前記変換された直流を目標周波数の単相交流に変換して電気負荷に出力すると共に、いずれもがマスタ、残りがスレーブとして動作可能な第1、第2、第3インバータと、前記第1、第2、第3インバータの前記直流変換用と交流変換用のスイッチング素子のオン・オフを制御すると共に、CANBUSを介して相互に通信自在に接続され、前記第1インバータをマスタとして動作させるとき、前記マスタとして動作させる第1制御部と前記第2、第3インバータをスレーブとして動作させる第2、第3制御部と、前記第1、第2、第3インバータにそれぞれ接続されて前記交流の出力をU相、V相、W相のいずれかとして出力する端子群と前記端子群の中性端子とにそれぞれ直列接続される三相出力端子と、前記端子群に並列接続されると共に、前記中性端子に直列接続される単相出力端子と、前記三相出力端子と単相出力端子とを切り替える切替機構と、ユーザの操作自在に設けられる三相/単相切替スイッチと、前記エンジンの動作を制御すると共に、前記切替スイッチの出力を前記第1、第2、第3制御部に前記CANBUSを介して通信し、前記切替スイッチの出力に応じて前記切替機構を動作させて前記三相交流と単相交流のいずれかを出力させるエンジン制御部とを備えると共に、前記第1、第2、第3制御部は、前記第1インバータをマスタとして動作させるとき、前記第1インバータの出力を基準として前記第2、第3インバータの出力が前記エンジン制御部から通信される前記切替スイッチの出力に応じた三相交流あるいは単相交流となるように前記スイッチング素子のオン・オフを制御するように構成されるインバータ発電機であって、前記エンジンのスロットルバルブを開閉するアクチュエータと、前記第1、第2、第3インバータの出力電力を検出する電力検出手段と、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいて前記エンジンの目標回転数を決定し、前記決定された目標回転数となるように前記アクチュエータの駆動を制御するアクチュエータ制御手段とを備えることを特徴とするインバータ発電機の制御装置。
  2. 前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に応じて設定される第1、第2、第3回転数を相互に比較すると共に、前記比較した第1、第2、第3回転数の中で最も高い値に前記目標回転数を決定することを特徴とする請求項1記載のインバータ発電機の制御装置。
  3. 前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力を相互に比較すると共に、前記比較した第1、第2、第3インバータの出力電力の中で最も大きい値の出力電力に応じて前記目標回転数を決定することを特徴とする請求項1記載のインバータ発電機の制御装置。
  4. 前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力が同一のとき、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力の合計値に応じて前記目標回転数を決定することを特徴とする請求項1記載のインバータ発電機の制御装置。
  5. 前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいて前記目標回転数を決定すると共に、前記決定された目標回転数が上限回転数を超える場合、前記決定された目標回転数を前記上限回転数に変更することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインバータ発電機の制御装置。
  6. 前記アクチュエータ制御手段は、前記検出された第1、第2、第3インバータの出力電力に基づいて前記目標回転数を決定すると共に、前記決定された目標回転数が下限回転数未満の場合、前記決定された目標回転数を前記下限回転数に変更することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインバータ発電機の制御装置。
  7. 前記第1、第2、第3インバータは単相2線式インバータからなると共に、前記第1、第2、第3インバータの出力端子の中性線をそれぞれ結線して前記電気負荷に接続したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインバータ発電機の制御装置。
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