JP5745748B2 - マルチコードcdmaシステムのmmseスペースタイムイコライザーのための最適重み - Google Patents

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Description

この発明は一般にCDMA通信システムに関し、特にMIMOマルチコードCDMAシステムのためのリニアMMSEスペースタイム(space-time)イコライザーに関する。
無線通信システムでは、数人のユーザーが共通スペクトル内の1つのチャネルを共有する。数人のユーザーが同時に通信チャネルを介して情報を送信することから生じる衝突を回避するために、利用可能なチャネル容量をユーザーに割り当てる場合にいくつかの規則が必要である。通信チャネルへのユーザーアクセスの規則は、複数のアクセスプロトコルの種々のフォームにより達成される。プロトコルの1つのフォームは符号分割多重アクセス(CDMA)として知られている。制限された容量のチャネルへの多重アクセスアロケーションを提供することに加えて、プロトコルは、他の機能を供給することができる。例えば、プロトコルはユーザーを互いに隔離したり、ユーザー間の干渉を制限したり、低い確率の傍受とも呼ばれる、意図されていない受信機にとって困難な傍受および復号を行うことにより安全を提供することができる。
CDMAシステムでは、各信号は、信号を符号化することにより他のユーザーからの信号と分離されている。情報信号は一意的に送信信号に符号化される。ユーザーのコードシーケンスを知ることにより、意図された受信機は、送信信号を復号して情報を受信することができる。情報信号スペクトルはコードにより拡散されるので、符号化された信号の帯域幅は、情報信号のオリジナルの帯域幅よりもかなり広い。このため、CDMAは「スペクトル拡散」コーディングのフォームである。各ユーザーの信号のエネルギーはチャンネル帯域幅にわたって拡散されるので、各ユーザーの信号は他のユーザーに対して雑音として見える。復号プロセスが適切な信号対雑音比を獲得することができる限り、信号内の情報はリカバーすることができる(他のユーザーの信号の「雑音」からの所望のユーザーの信号の分離)。ユーザーの信号の情報の回復に影響を及ぼす他のファクターは、フェージング、シャドウイング、およびマルチパスのような、各加入者のための環境における異なる条件である。シャドウイングは、例えば大きなビルのような、送信機と受信機との間の信号送信経路を遮断する対象物により生じた干渉である。マルチパスは、異なる長さの複数の経路を信号が横切り、異なる時間に受信機に到着する結果として生じる信号歪みである。また、マルチパスは、通信チャネルの「時間分散」とも呼ばれる。同相で受信された信号は、互いに強めあい、受信機においてより強い信号を生成し、一方、位相不一致で受信された信号は、弱い信号またはフェージング信号を生成する。マルチパスフェージングはまた時間とともに変化するかもしれない。例えば、移動している車で運ばれている通信ユニットでは、マルチパスフェージングの量は迅速に変化する可能性がある。
経路悪影響に対してダイバーシティを提供するためにおよび性能を改善するために、複数の送信および受信アンテナが使用されてもよい。送信アンテナと受信アンテナとの間の送信経路がリニアに独立しているなら(すなわち、一方の経路上の送信は、他方の経路上の送信のリニアな組み合わせとして形成されない、これは一般的にある程度真実である)、送信された信号を正しく受信する尤度は、アンテナの数が増大するにつれ増大する。一般に、送信アンテナおよび受信アンテナの数が増加するにつれダイバーシティは増加し、性能は改善する。送信機および受信機における複数のアンテナの使用は複数入力複数出力(MIMO)システムにおいて使用される。
送信機および受信機において複数のアンテナが利用可能なら、ピークスループットは、空間多重化およびコード再使用のような技術を用いて増加することができる。コード再使用を用いて、送信のために割り当てられた各チャネルは、Mの異なるデータストリームまで変調することができる。但し、Mは送信アンテナの数である。同じコードを共有するデータストリームは、それらの空間特性に基づいて区別され、少なくともMのアンテナを有する受信機を必要とする。原則として、コード再使用を有するピークスループットは、単一のアンテナを用いて達成可能なレートのM倍である。
MIMOマルチコードCDMAシステムにおいて、異なる送信アンテナにおける同じ拡散符号の再使用は、スペースタイムイコライザーがイコライザー出力チップシーケンスの平均2乗誤差を最小にする最小平均2乗誤差(MMSE)重み付けベクトルを使用するなら、イコライゼーション(equalization)性能を低下させる。CDMA逆拡散器は、マルチパス干渉およびバックグラウンドノイズコンポーネントとは異なってストリーム間干渉コンポーネントを歪ませる。これは、従来技術のMIMOシステムの性能を低下させる。
それゆえ、異なる送信アンテナにおいて拡散符号を再使用することができる複数入力複数出力(MIMO)マルチコードCDMAシステムのための機能強化されたチップレベルのリニアスペースタイムイコライザーのための技術的必要性がある。
1つの観点において、CDMA受信機は、受信アンテナに動作可能に接続されたスペースタイムイコライザーを備え、スペースタイムイコライザーは、拡散ファクターの関数である係数からなる重み付けベクトルを適用する。
他の観点において、CDMA受信機は、イコライゼーションの係数を有するスペースタイムイコライザーと逆拡散器を含み、イコライゼーションの係数は、少なくとも一部分拡散ファクターの関数である。
さらに他の観点において、方法は、複数の受信アンテナを介して複数の信号を受信することを備え、各受信アンテナからの受信された信号は、送信ユニットから送信された1つ以上の信号の組み合わせを備える。また前記方法は、係数を有した重み付けベクトルを用いて信号を処理し複数のビットストリームを発生することを含む。但し、係数は、少なくとも一部分拡散符号再使用の関数である。
さらなる観点において、CDMA受信機は受信アンテナに動作可能に接続されたイコライズする手段を備える。イコライズする手段は、拡散ファクターの関数である係数を備えた重み付けベクトルを適用する。さらにCDMA受信機は、イコライズする手段に動作可能に接続される逆拡散する手段を備える。逆拡散する手段はイコライズされたメトリック(metric)シーケンスを複数の変調シンボルシーケンスに分離する。
「例示」という用語は本明細書において、「一例、インスタンス、例証として機能する」ことを意味するために使用される。本明細書において、「例示」として記載される任意の実施形態は、他の実施形態に対して好適であるまたは利点があるとして必ずしも解釈されるべきではない。
図1Aは多数のユーザーをサポートし、この発明の少なくともいくつかの観点および実施形態を実施することができる通信システム10の図である。システム10は多数のセル2a乃至2gに対して通信を提供する。多数のセルの各々は、対応する基地局4によりサービスされる。セルは、所望のエリアに対して受信可能サービスエリアを得る方法で組織される。サービスエリアは、例えば、端末6のユーザーが特定のグレードのサービス(GOS)得ることができるエリアとして定義されてもよい。サービスエリア内の端末6は固定であってもよいし、移動していてもよく、一般に主要な基地局によりサービスされる。各アクティブ端末に対して、他の基地局および端末からの送信は干渉可能性を表す。
図1Aに示されるように、種々の端末6はシステム全体にわたって分散されている。端末6は処理装置8を備える。処理装置8の例は、これらの限定されないが、プロセッサー、プログラムロジック、またはデータと命令を表す他の基板構成を含む。他の実施形態において、プロセッサーは、コントローラー回路、プロセッサー回路、プロセッサー、汎用シングルチップまたはマルチチップマイクロプロセッサー、デジタルシグナルプロセッサー、内蔵のマイクロプロセッサー、マイクロコントローラー、および同類のものを備えることができる。
各端末6は、例えば、「ソフトハンドオフ」が採用されるかどうかまたは端末が複数の基地局からの複数の送信を同時にまたはシーケンシャルに受信するように設計され動作されるかどうかに応じていつなんどきでもダウンリンクおよびアップリンク上の少なくとも1つおよび恐らく1つ以上の基地局4と通信する。ダウンリンクは基地局から端末への送信を指し、アップリンクは端末から基地局への送信を指す。
図1Aにおいて、基地局4aはデータをダウンリンク上の端末6aおよび6jに送信し、基地局4bはデータを端末6bおよび6jに送信し、基地局4cはデータを端末6cに送信する等である。図1Aにおいて、矢印を有した実線は基地局から端末へのデータ送信を示す。矢印を有した破線は、端末がパイロット信号を受信しているが基地局からのデータ送信はないことを示す。簡単化するためにアップリンク通信は図1Aには示されない。
システム10は、2000年3月22日に出願した「マルチキャリア変調を採用した高効率、高性能通信システム」(HIGH EFFICIENCY, HIGH PERFORMANCE COMMUNICATIONS SYSTEM EMPLOYING MULTI-CARRIER MODULATION)というタイトルの米国特許出願シリアル番号第09/532,492に開示された通信システムまたは「高レートパケットデータ送信のための方法および装置」(METHOD AND APPARATUS FOR HIGH RATE PACKET DATA TRANSMISSION)というタイトルの米国特許出願シリアル番号第08/963,386に開示されたシステムに基づいて設計されてもよい。上記特許出願は両方ともこの発明の譲受人に譲渡され参照することにより本明細書に組み込まれる。また、システム10はIS−95規格、W−CDMA規格、他の規格、またはそれらの組み合わせのような1つ以上のCDMA規格をサポートするCDMAシステムとして設計されてもよい。
システム10において、多数の端末は共通のリソース、すなわち、合計動作帯域幅Wを共有する。特定の端末において、所望のレベルの性能を得るために、他の送信からの干渉は、受け入れ可能なレベルまで低減される必要がある。また、所定の動作帯域幅に対して高データレートで確実に送信するために、特定のキャリア対雑音プラス干渉(C/I)レベルでまたはそれ以上で動作する必要がある。干渉における低減および要求されるC/Iの獲得は通常、合計の利用可能なリソースを端数に分割することにより得られ、それらの各々は特性のセルに割り当てられる。
例えば、合計動作帯域幅WはNの等価動作周波数帯域に分割することができ(すなわち、B=W/N)、各セルNの周波数帯域の1つに割り当てることができる。周波数帯域は周期的に再使用され、より高いスペクトル効率を得る。図1Aによりサポートされるように、7セル再使用パターンの場合、セル2aには第1の周波数帯域が割り当てられ、セル2bには第2の周波数帯域が割り当てられてもよい、等である。
通信システムは典型的に、例えば、サービスの質(QOS)、サービスエリア、および性能要件を含んでもよい多数のシステム要件に一致するように設計される。サービスの質は典型的にサービスエリア内のすべての端末が所定のパーセンテージの時間、指定された最小平均ビットレートを得ることができるものとして定義される。
複数入力複数出力(MIMO)送信技術の最近の進歩は、送信機および受信機の両方に複数のアンテナを使用することにより将来の無線通信システムに非常に大きなスループット利得を約束する。MIMO技術は、例えば、MIMO−CDMA、MIMO−OFDMおよび同類のもののように種々の変調および多重アクセススキームに組み込むことができる。
高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)およびフォワードリンクパケットデータチャネル(F-PDCH)および同類のもののような3G CDMA規格内の高速パケットデータチャネルは、固定の拡散ファクター(SF)を有した、ウォルシュコードのような複数のチャネライゼーションコードを典型的に使用してショートフレームインターバル(short frame interval)に大量の情報を送受信する。現在のパケットのデータレートに応じて、基地局(BS)は、対応する数の変調シンボルを提供するために利用可能なチャネライゼーションコードの中から多数のコードを選択することができる。MIMO−CDMAシステムは、複数の送信アンテナを介して複数の送信ストリームをサポートするので、対応するBSはしばしば異なるアンテナに対して同じチャネライゼーションコードを再使用する。MIMO−CDMAコンテキスト内で設計されない限り、送信アンテナ中のコード再使用は、移動局(MS)のスペースタイムイコライザーに重大な機能障害をもたらすかもしれない。
マルチコードCDMAのシステムモデル
[0029] 図1Bは、送信機部分102および受信機部分104を含むMIMOマルチコードCDMAシステム100の一実施形態のブロック図である。拡散ファクターは、以下の説明では、SFとして示される。送信機部分102は、エンコーダー106、マッパー108、デマルチプレクサー110、複数の拡散機112、および複数の送信アンテナ114を含む。送信アンテナ114の数はMであり、各送信アンテナ114に割り当てられた直交拡散符号の数はJである。
受信機部分104は、複数の受信アンテナ116、最小平均2乗誤差(MMSE)スペースタイムイコライザー118、複数の逆拡散器120、マルチプレクサー122、デマッパー124およびデコーダー126を含む。受信アンテナ116の数はNであり、各受信アンテナ116に割り当てられた逆拡散器120の数はJである。それは、各送信アンテナ114に割り当てられた拡散器112の数に相当する。本明細書において述べられたスペースタイムイコライザーは汎用MIMO−CDMAシステムに適用できることは当業者に理解される。
エンコーダー、デコーダー、レートマッチャー(rate matcher)、インターリーバー、デインターリーバー、マッパー、デマッパー、拡散器、逆拡散器、およびスペースタイムイコライザーは通常の意味を有するように意図された広義語である。さらに、エンコーダーは、(ビットストリームのような)信号またはデータを一方のフォームから、送信、記憶または処理に適したフォームのような他のフォームに符号化するために使用される装置または方法であり得る。エンコーダーは一般的に例えばプログラム、アルゴリズム、方法または回路によりソフトウェアまたはハードウェアで実施することができる。デコーダーは、エンコーダーの逆を行い、エンコーディングを元に戻し、それによりオリジナル情報を検索することができる装置であり得る。
レートマッチャーは、データストリームのレートまたはビットレートを所望のレートに調節する装置または方法であり得る。例えば、送信機において、レートマッチャーは、送信機の能力に一致するようにビットレートを調節することができる。受信機において、レートマッチャーは、逆プロセスを行うことができる。
インターリーバーは、性能を増大させるために不連続な方法でデータをアレンジする装置または方法であり得る。デインターリーバーは一般にインターリーバーの逆を行い、より容易に処理し得るように、インターリーブされたデータを連続した方法でアレンジすることができる。
マッパーは、ビットのグループを収集し、それらを単一のシンボルに変調する装置または方法であり得る。デマッパーは、例えば、単一の変調シンボルをビットのグループに変換するような、マッパーの逆を一般に行う装置または方法であり得る。
拡散器は、情報信号帯域幅を超えたファクターにより送信された信号の帯域幅を増加させる装置または方法であり得る。逆拡散器は一般に拡散器の逆を行い受信した信号の帯域幅を減少する装置または方法であり得る。例えば、逆拡散器は受信された信号の帯域幅を情報帯域幅に減少することができる。
スペースタイムイコライザーは、空間および時間スケールを提供し、信号に結合する装置または方法であり得る。例えば、スペースタイムイコライザーは、オリジナル信号を回復するために、受信された信号を空間的におよび時間的にスケール(scale)し結合することができる。
図1Bを参照すると、エンコーダー106はソースビットシーケンス128を受信する。各フレーム内のソースビットシーケンス128は、エンコーダー106内において、符号化され、レートマッチされ(すなわち、パンクチャされまたは反復され)、インターリーブされ、マッパー108において変調シンボルシーケンス(例えば、QPSK、16QAM、等)にマップされる。次に、変調シンボルシーケンスは、デマルチプレクサー110においてJストリームのMグループに逆多重化される。この場合、m番目のグループはm番目の送信アンテナ114を介して送信される。各グループ内のJのストリームは、拡散器112内のJの拡散符号により拡散される。この場合、j番目の拡散符号は、例えば拡散ファクターSFの直交符号、準直交符号またはウォルシュコードのようなj番目のチャネライゼーションコードとBSの擬似ランダムスクランブリングコードとの積に等価である。各グループは典型的にJの拡散符号の同じセットを再使用し、各送信アンテナ114は典型的に同じ送信電力を使用する。しかし、この発明はこれらの特定のケースに限定されない。
多次元のマルチパスフェージングチャネルを通過した後に、送信された信号はNの受信アンテナ116に到着する。この場合、MMSEスペースタイムチップイコライザー118は受信された信号をMの送信アンテナ114に対応するイコライズされたソフトメトリックシーケンスのMのグループに分離する。
次に、逆拡散器120において、Jの拡散符号の共役に等しいJの逆拡散符号は、各グループのイコライズされたソフトメトリックシーケンスをJのソフト復調シンボルシーケンスに分離する。それらの各々は、グループ内の各直交ウォルシュチャネルに相当する。結果として生じるJXM復調シンボルシーケンスはマルチプレクサー122において単一のストリームに多重化され、デマッパー124において、例えば、対数尤度比(LLR)シーケンスのようなシーケンスにデマップされる。シーケンスは、復号されたビット130としてオリジナルビットシーケンスを回復するために、デコーダー126において、デインターリーブされ、逆にレートマッチされ、復号される。
図2Aは送信機部分202と受信機部分204を含むMIMOマルチコードCDMAシステム200の一実施形態のブロック図である。拡散ファクターは以下の説明においてSFとして示される。
送信機部分202は、複数のエンコーダー206、複数のマッパー208、複数のデマルチプレクサー210、複数の拡散器112および複数の送信アンテナ114を含む。送信アンテナ114の数はMであり、各送信アンテナ114に割り当てられた拡散符号の数はJである。
受信機部分204は、複数の受信アンテナ116、最小平均2乗誤差(MMSE)スペースタイムイコライザー118、複数の逆拡散器120、複数のマルチプレクサー222、複数のデマッパー224および複数のデコーダー226を含む。受信アンテナ116の数はNであり、各受信アンテナ116に割り当てられた逆拡散器120の数はJである。それは各送信アンテナ114に割り当てられた拡散器112の数に相当する。
各エンコーダー206はエンコーダー206のためのソースビットシーケンス128を受信する。各フレーム内のソースビットシーケンス128はその対応するエンコーダー206において符号化され、レートマッチされ(すなわち、パンクチャされまたは反復され)、インターリーブされ、その対応するマッパー208において変調シンボルシーケンス(例えば、QPSK、16QAM等)にマップされる。次に、変調シンボルシーケンスは、その対応するデマルチプレクサー210においてJストリームのグループに逆多重化される。この場合、m番目のグループは、m番目の送信アンテナ114を介して送信される。各グループ内のJのストリームは、拡散器112内のJの拡散符号により拡散される。この場合、j番目の拡散符号は、例えば、拡散ファクターSFの直交符号、準直交符号またはウォルシュ符号のようなj番目のチャネライゼーションコードと、BSの擬似ランダムスクランブリングコードとの積に等しい。各グループは典型的にJの拡散符号の同じセットを再使用し、各送信アンテナ114は典型的に同じ送信電力を使用するが、この発明はこれらの特定のケースに限定されない。
多次元マルチパスフェージングチャネルを通過した後に、送信された信号はNの受信アンテナ116に到着する。この場合、MMSEスペースタイムチップイコライザー118は、受信された信号を、Mの送信アンテナ114に相当するMのグループのイコライズされたソフトメトリックシーケンスに分離する。次に、逆拡散器120において、Jの拡散符号の共役に等しいJの逆拡散符号は、各グループのイコライズされたソフトメトリックシーケンスをJのソフト復調シンボルシーケンスに分離する。それらの各々は、グループ内の各直交ウォルシュチャネルに相当する。Jの復調シンボルシーケンスを生じるMの各々は、その対応するマルチプレクサー222においてシングルストリームに多重化され、その対応するデマッパー224において、例えば対数尤度比(LLR)シーケンスのようなシーケンスにデマップされる。Mのシーケンスの各々は、復号されたビット230としてオリジナルソースビットシーケンスを復元するためにその対応するデコーダー226において、デインターリーブされ、逆にレートマッチされ、デコードされる。
一実施形態において、MMSEスペースタイムイコライゼーションの後のMIMO CDMAシステム100、200のソフトメトリックシーケンスは5つのコンポーネントを含む:所望の信号;所望の信号として同じ拡散符号を再使用する1つ以上のオンタイム(on-time)ストリーム間干渉(または、異なる送信アンテナ信号の中のクロストーク);所望の信号として同じ拡散符号を再使用しない1つ以上のオンタイムストリーム間干渉;1つ以上のマルチパス干渉(即ち、オンタイムではないトータルサービングセルシグナルコンポーネント);およびバックグラウンドノイズ(他のセル干渉、熱雑音等)。
オンタイムストリーム間干渉は、所望の信号の拡散符号が逆拡散プロセスにより再使用されるならそのままにしておくか、または、所望の信号の拡散符号が逆拡散プロセスにより再使用されなければ無効にされる。マルチパス干渉とバックグラウンドノイズはSFのファクターによりおおよそ抑えられる。
図2Bはスペースタイムイコライザー118の一実施形態のブロック図である。スペースタイムイコライザー118は、Mの送信アンテナ114に対応するMのイコライジングバンク250(バンクm、但しm=0,1,...,M−1)を備える。各バンク250は、Nの受信アンテナ116および加算器254に対応するNのフィルター252(フィルターn、但しn=0,1,...,N−1)を備える。フィルター252は、フィルター係数VHm,n OPT、但しm=0,1,2,...,M−1およびn=0,1,2,...,N−1であり、各フィルター252はフィルターされた出力信号を生成する。各バンク250は、Nの受信アンテナ116の各々から信号を受信し、対応するフィルター252において信号を処理する。加算器254は、各バンク250内の各フィルター252からフィルターされた出力信号を加算し、イコライズされたメトリックシーケンス256を発生する。
イコライジングバンク0 250aに焦点を当てると、フィルター係数VH0,j OPTを有する、バンク0内のj番目のフィルター、但しj=0,1,...,N−1の場合、フィルターjの入力はj番目の受信アンテナに接続し、フィルターjの出力は、加算器254aの入力に接続する。
例えば、フィルター係数VH0,0 OPTを有するイコライジングバンク0 250a内のフィルター0 252aの入力は、受信アンテナ0 116aに接続し、フィルター0 252aの出力は、加算器254aの入力に接続する。同様に、フィルター係数VH0,N-1 optを有するフィルターN−1 252bの入力は、受信アンテナN−1 116bに接続し、フィルターN−1 252bの出力は加算器254aの入力に接続する。
ブロック0 250a内のフィルターn、但しn=0,1,...、N−1からの出力は加算器254aにおいて加算され、シーケンス0 256aのイコライズされたメトリックシーケンスを発生する。
同様に、各ブロックm 250但しm=0,1,...,M−1内のNのフィルター252のNのフィルターされた出力は加算されMのイコライズされたメトリックシーケンス256を生成する。
方程式8にさらに記載されるように、チャネル係数hiおよび雑音共分散Rnは、パイロット信号から計算される。フィルター係数VH,n OPT但しm=0,1,2,...、M−1およびn=0,1,2,...,N−1は、計算されたチャネル係数hiおよび雑音共分散Rnを用いて計算される。
他の実施形態において、イコライザー118は、プロセッサー8内のソフトウェアとして実施される。
図3はマルチコードCDMA受信システム104、204の一実施形態の動作を図解するフローチャート300である。一実施形態において、マルチコードCDMA受信システム104、204は、開始ブロックで始まり、終了ブロックで終了する連続ループ内で動作する。ブロック310において、イコライザー118はパイロットシンボルシーケンスを受信する。ブロック312において、イコライザー118は、パイロットシンボルを用いてイコライザー係数を計算する。
ブロック314において、受信システム104、204はアンテナ116を介して信号を受信する。ブロック316において、受信された信号はイコライザー係数を用いてイコライザー118においてイコライズされる。イコライザー118はイコライズされたメトリックシーケンス256を発生するために受信された信号を処理する。
ブロック318において、イコライズされたメトリックシーケンス256は逆拡散器120により処理され復調シンボルシーケンスを発生する。
従来のチップレベルMMSEイコライザーは逆拡散効果を考慮しないので、オンタイムストリーム間干渉の存在は、従来のチップレベルMMSEイコライザーを準最適にする。従来のチップレベルMMSE重みはMIMO CDMAアプリケーション内の雑音空間の準最適方向に向けられる。それはデコーディング性能を低下させる。さらに、SISOマルチコードCDMA内のMMSE重み最適化のための逆拡散効果は異なるスケーリングファクターを除いて重み(またはステアリング(steering)方向)を変えない。デマッパー124、224がソフト復調シンボルを再スケールすると仮定すると、SISOマルチコードCDMAにおいてデコーディング性能は影響されない。
一般に、各ストリームに使用される拡散符号の数は増加されるので、(逆拡散効果を考慮した)最適MMSE重みと準最適MMSE重みとの間のギャップは減少する。なぜなら、以下に記載するように、オンタイムストリーム間干渉の逆拡散利得は、使用される拡散符号の数のファクターによりおおよそ割引されるであろうからである。
MIMOマルチコードCDMAのためのリニアMMSEイコライザー重み
MIMOマルチコードCDMAにおける従来のチップレベルMMSE重み最適化
従来のMMSEスペースタイムチップイコライザーは、受信された信号を、Mの送信アンテナ114に対応するイコライズされたソフトメトリックシーケンスのMのグループに分離する。次に、シーケンスは、マルチプレクサー122、222、デマッパー124、224、およびデコーダー126、226により処理され、それぞれデコードされたビット130、230を生成する。
従来のチップレベルMMSE重み最適化の以下の説明において、マルチパス遅延拡散のスパンはLチップの長さであり、イコライザーのスパンはEチップの長さであり、受信機はチップあたりPのサンプルを取る(すなわち、オーバーサンプリングファクターはPである)。さらに、hn,m,p(l)(l=0,1,...,L−1;n=0,1,...,N−1;m=0,1,...,M−1;p=0,1,...,P−1)は、l番目のチップ遅延とチップのp番目のサンプルに対応するm番目の送信アンテナ114とn番目の受信アンテナ116との間のチャネル係数である。チップ時間kにおけるm番目の送信アンテナ114のチップ信号は、σxm(k)により示される。この場合、E[|xm(k)|2]=1であり、
Figure 0005745748
は各送信アンテナ114の平均チップエネルギーである。
m(k)≡σx[xm(k)xm(k+1)...xm(k+E+L−2)]T (1)をインデックスkからk+E+L−2にわたるm番目の送信アンテナ114の(E+L−1)次元チップベクトルとして定義する。また、yn,p(k)およびnn,p(k)をk番目のチップのp番目のサンプル上のn番目の受信アンテナ116における受信されたサンプルとそのバックグラウンドノイズコンポーネントであるとする。
さらに、yn(k)≡[yn,0(k)...yn,P-1(k)...yn,0(k+E−1)...yn,P-1(k+E−1)]T (2)およびnn(k)≡[nn,0(k)...nn,p-1(k)...nn,0(k+E−1)...nn,p-1(k+E−1)]T (3)をn番目の受信アンテナ116におけるPE次元の受信されたサンプルベクトルと、対応するバックグラウンドノイズベクトルとして定義する。従って、
Figure 0005745748
である。方程式4において、
Figure 0005745748
は、m番目の送信アンテナ114とn番目の受信アンテナ116との間のPE×(E+L−1)マルチパスチャネルマトリクスを示し、
Figure 0005745748
として与えられる。
さらに、
Figure 0005745748
をNPE次元の全体の受信されたサンプルベクトルとして定義する。また、
Figure 0005745748
をNPE次元の全体のバックグラウンドノイズベクトルとして定義する。また、
Figure 0005745748
をNPE×NPEノイズ共分散マトリクスとして定義する。また、
Figure 0005745748
をNPE×M(E+L−1)の全体のマルチパスチャネルマトリクスとして定義する。
次に、
Figure 0005745748
を最小にするDチップのターゲット遅延を有するm番目の送信アンテナチップのための最適チップレベルリニアMMSE重みベクトル
Figure 0005745748
は、
Figure 0005745748
になる。この場合、チャネルマトリクス係数は、上述したようにパイロット信号から計算される。
マトリクス反転補題(lemma)を適用することにより方程式7は次のように書き改めることができる。
Figure 0005745748
この場合、イコライザー出力チップSNRは、
Figure 0005745748
である。
さらに、イコライザー出力ソフトチップメトリックは、
Figure 0005745748
になる。
j番目の拡散符号(またはj番目のウォルシュコードと共通スクランブリングコードとの積)がCj(k)(但し、|Cj(k)|2=1)により示されるとき、(拡散ファクターがSFである)逆拡散器120の出力ソフトシンボルは、
Figure 0005745748
になる。但し、A*はAの複素共役を示す。デマッパー124は出力ソフトシンボルを再スケール(rescale)し、シンボルインデックスn、コードインデックスj、および送信アンテナインデックスmのためのビット値に変換する。
方程式(7)のMMSE重み付けベクトルはデコーダー126、226の観点において最適ではない。なぜなら、それは、逆拡散器内のオンタイムストリーム間干渉の際立った動作を考慮せずに最適化されたからである。
MIMOマルチコードCDMAのための機能強化されたチップレベルMMSE重み付けベクトル
逆拡散する前に受信された信号をイコライズするMIMOマルチコードCDMAシステムは以下に説明される。スペースタイムイコライザーは拡散ファクターの関数である係数を有した重み付けベクトルを適用する。
送信チップ値xm(k)がJの直交チャネルコンポーネント、すなわち、
Figure 0005745748
、但し、
Figure 0005745748
は、m番目の送信アンテナ114のj番目の拡散符号に相当するチップコンポーネントである(但し、
Figure 0005745748
)から構成されることを考慮すると、方程式(11)における逆拡散器出力シンボルメトリック
Figure 0005745748
は、
Figure 0005745748
であってもよい。
直交逆拡散は、チップSNRに対してSFの利得ファクターとJの損失ファクターを導入することになっていることに留意する必要がある。
しかしながら、逆拡散器出力シンボルの実際のSNRは、コードが再使用されるマルチコードCDMAシステム100において方程式(13)より低くなる。なぜなら、オンタイムストリーム間干渉は、逆拡散プロセスにおいてマルチパス干渉またはバックグラウンドノイズとは異なって動作するからである。さらに、方程式(7)のMMSE重み付けベクトルは、デコーダー126、226の観点において最適ではない。なぜなら、それは、逆拡散器120内のオンタイムストリーム間干渉の際立った動作を考慮せずに最適化されたからである。従って、以下にさらに記載されるように、方程式(13)のSNRは実際には達成することが困難である。
方程式(4)−(6)および方程式(10)-(12)を参照すると、(m番目の送信アンテナストリームのための)重み付けベクトルによりイコライズされ、j番目の逆拡散コードにより逆拡散されるソフト復調シンボルは、以下のように書くことができる。
Figure 0005745748
但し、第1項と第2項はそれぞれ信号と干渉のコンポーネントを表す。さらに具体的に言うと、方程式(14)の
Figure 0005745748
は逆拡散の後のそれぞれ、所望のシンボルコンポーネント、j番目の拡散符号を用いたオンタイムストリーム間干渉コンポーネント、およびマルチパス干渉コンポーネントを表す。j番目の拡散符号を使用しないオンタイムストリーム間干渉コンポーネントは逆拡散プロセスの期間に消失する。反対に、j番目の拡散符号を用いたオンタイムストリーム間干渉コンポーネントは、所望の信号コンポーネントが行うように、逆拡散によるSFの拡散利得を有する。(方程式(14)の
Figure 0005745748
により示される)マルチパス干渉コンポーネントとバックグラウンドノイズコンポーネントの共分散は逆拡散動作により変化されない。
デコーダー126、226の観点において、最適MMSE重み付けベクトル
Figure 0005745748
は、
Figure 0005745748
を最小化しなければならない(すなわち、最小化はターゲットシンボルに対して行われなければならない)。従って、
Figure 0005745748
になる。
マトリクス反転補題(lemma)を適用することにより拡散ファクターに依存したMMSE重み付けベクトルは、
Figure 0005745748
として書き改めることができる。
m番目の送信アンテナ114のj番目のコードの逆拡散器出力シンボルSNRは、
Figure 0005745748
になる。
方程式(13)と(17)は、方程式(17)のオンタイム干渉コンポーネントの分散がSF/Jのファクターだけ方程式(13)のそれより大きいことを示す。それゆえ、別個のSFコードがデータ送信に割り当てられ、送信アンテナ114がすべてのSFコードを再使用(すなわち、J=SF)しない限り、方程式(17)における達成可能なSNRは方程式(13)の期待されたSNRより低い。実際には、割り当てられおよび再使用されたコードの数は、データレートに依存した拡散符号の割り当て(例えば、より低いデータレートのためのより小さな数のコード、およびより高いデータレートのためのより大きな数のコード)、制御チャネル、音声チャネル等の存在により、しばしばSFより小さい。方程式(8)および(16)は、従来のチップレベルの最適化されたMMSE重み付けベクトルが、オンタイムストリーム間干渉コンポーネントのパワーファクターSF/Jの不一致により、デマッパー124、224およびデコーダー126、226により使用されるソフトシンボルレベルにおいて最適でないことを示している。従来のチップレベルのMMSE重み付けベクトルは、逆拡散の効果を考慮しないのでオンタイムストリーム間干渉コンポーネントを過小評価し、従って準最適方向に向く。その結果、一実施形態において、方程式(8)の重み付けベクトルを用いて、実際のシンボルSNRは方程式(17)よりもさらに低くなる。それは、方程式(13)の上限には程遠い。複数のアンテナにより再使用される拡散符号の数は低減されるので、方程式(16)におけるMIMO−CDMAの最適化されたMMSEの重み付けベクトルと、方程式(8)における従来の重み付けベクトルとの間の性能ギャップはより大きくなる。
機能強化されたチップレベルのイコライザー118を導き出す際に、図1および2のシステムモデルが使用される。この場合、複数のアンテナ114は同じ拡散符号を再使用し、すべてのアンテナ114とコードはほぼ同じ送信電力量を使用する。
方程式(8)および方程式(16)を参照すると、重み付けベクトルのステアリング(steering)方向を変更するコンポーネントはオンタイムストリーム間干渉である。それゆえ、ストリーム間干渉が存在しないSISOマルチコードCDMAシステムにおいて、従来のチップレベルのMMSEの重み付けされたベクトルと機能強化されたMMSEの重み付けされたベクトルは、同じ方向に向く(すなわち、それらは信号空間において一直線になる)。しかしながら、重み付けベクトルのスケーリングは異ならせることができる。スケーリングファクターはSNRの関数であり、デマッパー124、224が入力ソフトシンボルを正確に再スケールし、バイアスされていない推定値を生じることができるなら、従来のチップレベルのMMSEの重み付けベクトルと機能強化されたMMSEの重み付けベクトルはほぼ同じデコーディング性能を有する。
MIMOマルチコードCDMAにおいて任意のパワーおよびコード配置ケースのための機能強化されたイコライザーの一般化
方程式(12)−(17)において、MIMOコードCDMA受信機104、204のための機能強化されたチップレベルMMSE重み付けベクトルを発生する際に、すべてのMの送信アンテナ114は同じJの拡散符号を再使用し、
Figure 0005745748
の合計送信チップエネルギーは、均等に分割され、送信アンテナ114により拡散されたJMストリームおよび拡散符号に割り当てられると仮定された。同等に、JMストリームの各々は、
Figure 0005745748
のチップエネルギーを有するように仮定された。このセクションでは、任意の符号および電力割り当てケースは、実用的な符号分割多重パイロット、制御および音声チャネルの存在および同等でない電力割り当てを考慮する。
この目的のために、m番目の送信アンテナ114(m=0,1,...,M−1)および拡散ファクターSF(j=0,1,...,SF−1)のj番目のコードに割り当てられたチップエネルギーとして
Figure 0005745748
を定義する。それは、それらがm番目のアンテナ114に使用されているならj番目のコードのすべての可能なサブコードツリーに割り当てられたチップエネルギーの合計を含む。j番目のコードがm番目の送信アンテナ114により使用されないなら、
Figure 0005745748
は0に等しい。上述したようにMIMOマルチコードCDMAのための機能強化されたチップレベルMMSE重み付けベクトルの結果は、特別なケース
Figure 0005745748
に対して有効であり、送信電力はデータ送信に割り当てられる。一実施形態において、制御チャネルまたはパイロットチャネルはMIMOデータストリームと送信電力を同時に共有しない。データ、パイロット、制御、およびその他のようなすべてのチャネルを含む、m番目の送信アンテナ114に対して合計送信チップエネルギーを
Figure 0005745748
により示し、
Figure 0005745748
を定義すると、j番目のコードおよびm番目の送信ストリームに対する最適MMSE重み付けベクトル
Figure 0005745748
は方程式(15)に対して使用される方法で導き出すことができる。それは、
Figure 0005745748
になる。
さらに、マトリクス反転補題を適用すると、等価重み付けベクトルは、
Figure 0005745748
になる。この場合、m番目の送信アンテナ114のj番目のコードの逆拡散出力シンボルSNRは、
Figure 0005745748
になる。
図4に図解されるように、従来のイコライザー(レガシーEQ)と機能強化されたイコライザー(機能強化されたEQ)との間のブロックエラーレート(BLER)のシミュレーションは、種々のチップSNR値、Ec/Noに対して比較される。シミュレーションは4つの送信(すなわち、M=4)アンテナおよび4つの受信(すなわち、N=4)アンテナ116に対して実行された。符号化、レートマッチング、インターリービング、コンステレーションマッピング、および受信機カウンターパートは、3GPP HSDPA HS−DSCH使用に従って構成される。HS−DSCHにおいて、チップレートは、3.84Mcpsであり、フレームレングス(またはブロックレングス)は2msであり、SFは16であり、フレームあたりの拡散符号あたりの変調シンボルの数は、各アンテナ114に対して480である。変調コンステレーションは、シミュレーションにおいてQPSKに固定される。従って、Jの拡散符号を用いて4つのアンテナ114を介してフレームに送信された符号化されたビットの合計数は3840Jである。4つの送信アンテナ114は同じセットのJの拡散符号と同じ量の送信チップエネルギーを使用するためのセットであり、Ec/Mは均一に分割され、各アンテナ114のJの符号チャネルに割り当てられる。
簡単にするために、オーバーヘッドチャネル(例えば、共通パイロットチャネル、制御チャネル、音声チャネル等)はシミュレーションにおいてモデル化されなかった。従って、合計BS送信チップエネルギーlorは、HS−DSCHチップエネルギーEcに等しい。3GPP HSDPA仕様におけるターボコードは、符号化のために使用され、コードレートは、シミュレーションを介して約1/3であるように維持される。キャリア周波数は2GHzに設定される。4つの受信アンテナ116のバックグラウンド雑音コンポーネントは、N0の電力スペクトル密度の空間的に相関関係の無い白色雑音ランダムプロセスによりモデル化された。チャネル係数と雑音共分散の完全な同期および完全な推定を有したチップ空間イコライザー118(すなわち、オーバーサンプリングファクターPは1にセットされる)は、シミュレーションにおいて使用された。マルチパス遅延がLチップにまたがるとき、スペースタイムイコライザータイムスパンEとターゲット遅延Dは、3Lチップと2L−1チップに設定された。
図4は、標準のSCMリンクレベル記述の3km/h乗り物Aのモデル(6つのパス、2度のBS角拡散、35度のMS角拡散、10波長のBSアンテナスペーシング、0.5波長のMSアンテナスペーシング)におけるシングルコード再使用のためのBLER性能を示す。対応する情報データレートは640kbpsに設定され、符号化されたビットの数は3840である。図4に図解するように、単一コードケースにおいて、10-2のブロックエラーレート(BLER)において、ほぼ3dBの利得がある。
符号の数が増加するにつれ、機能強化されたイコライザーからの利得は減少することが観察される。符号の数がSFに近づくと、(16)のオンタイムストリーム間干渉部分とマルチパス干渉およびバックグラウンド雑音部分との間の電力バランスは、(8)の従来のイコライザーのそれに近づくようになる。従って、単一のコードに対してよりも15のコードに対してより小さな改良がある。
従来のチップレベルMMSE重み付けベクトル(8)は、MIMOマルチコードCDMAのための機能強化されたMMSE重み付けベクトル(16)が異なる送信アンテナ114に同じコードを生じるよりもより小さな信号対雑音比を提供する。(8)と(16)との間の比較で見ると、2つの重み付けベクトルはスケーリングファクターを補償した後でさえも異なる方向に向いている。
一実施形態において、オンタイムストリーム間干渉は重大なコンポーネントである。
従って、逆拡散効果を考慮する機能強化されたMMSE重み付けベクトルは好適である。
情報および信号はさまざまな技術および技法のいずれかを用いて表すことができることを当業者は理解するであろう。例えば、上記説明を通して参照されることができるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、またはその任意の組み合わせによって表現されてよい。
当業者は、さらに、本明細書に開示されている実施形態に関連して説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実現されてよいことを理解するだろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及びステップが、一般的にそれらの機能という点で前述されている。このような機能性がハードウェアとして実現されるのか、あるいはソフトウェアとして実現されるのかは、特定の用途及び全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに対してさまざまな方法で、記載された機能性を実施することができるが、このような実施の決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
本明細書に開示されている実施形態に関連して説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサー、デジタルシグナルプロセッサー(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書に説明される機能を実行するように設計されたその任意の組み合わせで実施または実行することができる。汎用プロセッサーは、マイクロプロセッサー、従来のプロセッサー、コントローラー、マイクロコントローラー、状態機械等であり得る。また、プロセッサーは計算装置の組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサーの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサー、DSPコアと連動する1つ以上のマイクロプロセッサー、または任意の他のそのような構成として実施することができる。
本明細書に開示された実施形態に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア内、プロセッサーによって実行されるソフトウェアモジュール内、あるいは2つの組み合わせの中で直接的に具現化することができる。ソフトウェアモジュールはRAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、または技術的に既知である任意の他の形式の記憶媒体に常駐することができる。記憶媒体は、プロセッサーが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサーに結合される。代替策では、記憶媒体はプロセッサーに一体化してよい。
プロセッサー及び記憶媒体はASICに常駐することができる。ASICはユーザー端末に常駐することができる。代替策では、プロセッサー及び記憶媒体はユーザー端末内にディスクリートコンポーネントとして常駐することができる。
モジュールは以下のいずれかを含むことができるが、これらに限定されない。ソフトウェアオブジェクト指向コンポーネント(ソフトウェアコンポーネント、クラスコンポーネント、およびタスクコンポーネント)、プロセス、方法、機能、属性、手続、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数のようなソフトウェアまたはハードウェアコンポーネント。
開示された実施形態の上述の記載は、当業者がこの発明を製作または使用可能にするために提供される。これらの実施形態に対するさまざまな変更は当業者に容易に明白であろう、そして本明細書において定義された包括的原理は、この発明の精神または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用されてもよい。従って、この発明は、ここに示される実施形態に限定されることを意図したものではなく、ここに開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が許容されるべきである。
図1Aは多数のユーザーをサポートし、この発明の少なくともいくつかの観点および実施形態を実施することができる通信システムの図である。 図1BはMIMOマルチコードCDMAシステムの一実施形態のブロック図である。 図2AはMIMOマルチコードCDMAシステムの他の実施形態のブロック図である。 図2BはMMSEスペースタイムイコライザーの一実施形態のブロック図である。 図3はマルチコードCDMAシステムの一実施形態の動作を図解するフローチャートである。 図4は1つのコード再使用および3km/hの乗り物Aのマルチパスチャネルモデルを用いたこの発明の一実施形態のための種々のチップ−SNR値のためのブロックエラーレートのグラフである。

Claims (4)

  1. SF/J(ここで、SFは拡散ファクタ、Jは拡散符号(逆拡散器)の数)の関数である係数を含む重み付けベクトルを適用し、複数の送信アンテナに対応する複数のグループのイコライズされたメトリックシーケンスを生成する、受信アンテナに動作可能に接続されたスペースタイムイコライザと、なお、前記メトリックシーケンスは、オンタイムストリーム間干渉を含む、
    前記複数の送信アンテナからJ(Jは2以上の正の整数)の拡散符号を再使用する信号を受信する複数の受信アンテナと、
    各グループの前記イコライズされたメトリックシーケンスをJの変調シンボルシーケンスに分離する、前記スペースタイムイコライザに動作可能に接続されたJの逆拡散器と、
    を具備する、MIMOマルチコードCDMA受信機。
  2. SF/J(ここで、SFは拡散ファクタ、Jは拡散符号(逆拡散器)の数)の関数である係数を含む重みづけベクトルを、受信アンテナに動作可能に接続されたスペースタイムイコライザによって適用し、複数の送信アンテナに対応する複数のグループのイコライズされたメトリックシーケンスを前記スペースタイムイコライザによって生成することと、前記メトリックシーケンスは、オンタイムストリーム間干渉を含む、
    複数の受信アンテナが前記複数の送信アンテナからJ(Jは2以上の正の整数)の拡散符号を再使用する信号を受信することと、
    前記スペースタイムイコライザに動作可能に接続されたJの逆拡散器が、各グループの前記イコライズされたメトリックシーケンスをJの変調シンボルシーケンスに分離することと、
    を具備する、MIMOマルチコードCDMAシステムにおける方法。
  3. SF/J(ここで、SFは拡散ファクタ、Jは拡散符号(逆拡散器)の数)の関数である係数を含む重みづけベクトルを適用し、複数の送信アンテナに対応する複数のグループのイコライズされたメトリックシーケンスを生成する、受信アンテナに動作可能に接続されたスペースタイムイコライザ手段と、前記メトリックシーケンスは、オンタイムストリーム間干渉を含む
    前記複数の送信アンテナからJ(Jは2以上の正の整数)の拡散符号を再使用する信号を受信する複数の受信手段と、
    各グループの前記イコライズされたメトリックシーケンスをJの変調シンボルシーケンスに分離する、前記スペースタイムイコライザ手段に動作可能に接続されたJの逆拡散手段と、
    を具備する、MIMOマルチコードCDMA受信装置。
  4. コンピュータに、SF/J(ここで、SFは拡散ファクタ、Jは拡散符号(逆拡散器)の数)の関数である係数を含む重みづけベクトルを、受信アンテナに動作可能に接続されたスペースタイムイコライザによって適用させるプログラムと、
    コンピュータに、複数の送信アンテナに対応する複数のグループイコライズされたメトリックシーケンスを生成させるプログラムと
    前記コンピュータに、前記複数の送信アンテナからJ(Jは2以上の正の整数)の拡散符号を再使用する信号を受信させ、前記スペースタイムイコライザでイコライズされた各グループの前記イコライズされたメトリックシーケンスをJの変調シンボルシーケンスに分離させる、プログラムを記録し、
    前記メトリックシーケンスは、オンタイムストリーム間干渉を含む、MIMOマルチコードCDMAシステムのためのコンピュータ読取可能記録媒体。
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