JP5744375B2 - イントロンrna技術を用いる組み換え型核酸組成物及び同組み換え型核酸組成物を含む化粧品 - Google Patents
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Description
最近のRNA干渉(RNAi)技術の進歩に伴い、新規な低分子RNA薬剤は、二本鎖低分子干渉RNA(例えば、dsRNA/siRNA)(非特許文献2及び非特許文献3)、及びドキシリボヌクレオチドRNA(doxyribonucleotidylated−RNA)干渉分子(例えば、D−RNAi)(非特許文献4)の使用を含む、標的とされた遺伝子抑制においてより強力な効果を有することが明らかになった。おそらく、これらの低分子RNA薬剤はスキンケアのための新規な化粧品設計と製品の開発に利用され得るであろう。原則としては、RNAiのメカニズムは、僅かのナノモルの用量で強力な効果を有し、特定の遺伝子機能の抑制が可能な転写後の遺伝子サイレンシング(PTGS)現象を引き出すが、この用量は、アンチセンスのオリゴヌクレオチドや低分子化学抑制剤(非特許文献5)を使用する従来の遺伝子欠損法よりも、より長い持続効果とより少ない毒性を備えることが証明された。これまでの多くの研究(非特許文献6、非特許文献3、非特許文献4及び非特許文献7)によれば、siRNA誘導性遺伝子サイレンシング効果は1週間持続する一方、D−RNAi効果は一回の治療後、更に1ヶ月までを維持可能である。siRNA/D−RNAi薬剤は、一連の細胞内配列特異的mRNAの分解、及び/又は翻訳抑制過程を引き起こし、高度の相同性を示す全ての遺伝子転写産物、即ちコサプレッションに影響を与える。RNaseIIIエンドリボヌクレアーゼ(Dicer)及び/又はRNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRp)による、異常なRNAテンプレートへの酵素活性により低分子RNA製品(21−25ヌクレオチド塩基)の生成から生じたコサプレッションが観察されている。このコサプレッションは通常、外来の導入遺伝子やウイルスゲノムからの誘導体である(非特許文献6、非特許文献3及び非特許文献4)。この確立されたRNAiメカニズムに基づき、合成siRNA及び/又はdsRNA薬剤を使用してチロシナーゼ機能を阻害しようとする先行技術としては、ベネッティ(Binetti)による特許文献22及びコリン−ジャンゴン(Collin−Djangone)による特許文献23が挙げられる。
請求項13に記載の発明は、美白の肌及び明るい肌とするための化粧品であって、同化粧品は、皮膚色素に関連する遺伝子及び老化を引き起こす遺伝子のうちの少なくとも一方に対して特定の遺伝子サイレンシング効果を誘導するための組み換え型核酸組成物を含み、同組み換え核酸組成物は、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の組み換え核酸組成物である、化粧品、を提供する。
前述の実験は、イントロンmiRNAがインビボにおいて標的遺伝子発現をサイレンシングするための効果的な手段を提供するという事実を確立した。本発明者らは、イントロンmiRNA媒介型遺伝子サイレンシングに関する有効性を最初に評価し、ついで、最適な遺伝子サイレンシング効果を誘導可能なイントロンpre−miRNA挿入物のための最適な構造設計を決定した。これらの研究に基づき、本発明者らは、RNAi関連型遺伝子サイレンシングエフェクタの細胞内アセンブリのための成熟miRNAの鎖、即ち、RNA導入型遺伝子サイレンシング複合体(RISC)の選択において、強い構造的な優先性が存在していることを確認した。RISCはタンパク質RNA複合体であり、RNA干渉(RNAi)又は転写後遺伝子サイレンシング(PTGS)メカニズムにより標的遺伝子転写物の分解又は翻訳の抑制のいずれかを誘導する。
以上の研究に基づき、マウス皮膚にある不必要な色素沈着関連型遺伝子Tyr又は老化関連型遺伝子HyalをサイレンシングするためのmiR−Tyr又はmiR−Hyalのpre−miRNA挿入物のいずれかを用いて、最適なSpRNAi−RGFP遺伝子構築物を設計し、試験した。これらの手動に設計されたmiR−Tyr pre−miRNA及びmiR−Hyalpre−miRNAは、ヒト及びマウスの両方のTy遺伝子及びHyal遺伝子にある高度に保存される領域(>98%の相同性)をそれぞれ標的とする。ヒト及びマウスはいずれも、インビボにて皮膚でのこれらの最適なSpRNAi−RGFP遺伝子構築物に関する有効性及び安全性を試験するために有用な動物モデルを提供している。実際のところ、色素沈着遺伝子サイレンシングのためにヒトチロシナーゼ(Tyr;2082bp)を標的とすることができる54の天然のmiRNAが存在しており、それらとしては、mir−1、mir−15a、mir−16、mir−31、mir−101、mir−129、mir−137、mir−143、mir−154、mir−194、mir−195、mir−196b、mir−200b、mir−200c、mir−206、mir−208、mir−214、mir−221、mir−222、mir−292−3p、mir−299−3p、mir−326、mir−328、mir−381、mir−409−5p、mir−434−5p、mir−450、mir−451、mir−452、mir−464、mir−466、mir−488、mir−490、mir−501、mir−522、mir−552、mir−553、mir−570、mir−571、mir−582、mir−600、mir−619、mir−624、mir−625、mir−633、mir−634、mir−690、mir−697、mir−704、mir−714、mir−759、mir−761、mir−768−5p及びmir−804が含まれる。miRBase::配列プログラム(http://microrna.sanger.ac.uk)のmiR標的検索データベースに従えば、これら全ての抗Tyr miRNAはTyr遺伝子転写物(NCBI受託番号NM000372)の最初の300ヌクレオチドの領域に対して誘導される。その上、老化遺伝子サイレンシングのためのヒアルロニダーゼ(Hyal;2518bp、NCBI受託番号NM007312)を標的とすることが可能な9つの天然のmiRNAがあり、それらとしては、mir−197、mir−349、mir−434−5p、mir−549、mir−605、mir−618、mir−647、mir−680、mir−702、and mir−763が含まれる。これら天然のmiRNAのうちで、mir−434−5pは、ヒトのTyr遺伝子及びHyal遺伝子の両方を標的とする唯一のものであり、且つTyr及びHyal以外の標的遺伝子ではない遺伝子を最小に標的化する最も効率的なmiRNAのひとつでもある。しかしながら、殆ど全ての天然のmiRNAは、数個から50個以上の標的を有し、それらはその他のものよりもより強力な幾つかの標的遺伝子と結合する傾向にあるので、これら天然のmiRNAの使用は特異的ではなく、かつスキンケアの目的のためには十分に安全ではないであろう。
本発明によって設計されたイントロンmiR−Tyr及びmiR−Hyal RNAiエフェクタに関する最適な遺伝子サイレンシング効果を理解した後、本発明者らは、スキンケアのための、miR−Tyr pre−miRNA又はmiR−Hyal pre−miRNAのいずれかを用いて、ヒト皮膚細胞内及び組織内のこれらのSpRNAi−RGFP遺伝子構築物に関する有効性、標的特異性及び安全性を継続して試験した。ヒト皮膚表面の細胞層にベクタが効率的にトランスフェクションされるために、1μg/mlのSpRNAi−RGFPベクタ溶液を、1mlのオートクレーブで処理されたddH2O中の100μgの精製したSpRNAi−RGFPベクタと、99mlの100%のデオキシリボヌクレアーゼを含まないグリセリン(又はグリセロルと称される)と、を混合することにより調製した。デオキシリボヌクレアーゼを含まないグリセリンは、皮膚深部への送達及び細胞膜浸透の目的にて、miR−Tyrを封入するために使用した。これは皮膚に美白と明るさを与える製品に使われる主要成分のベースを形成する。この後、より多く他の化粧品成分が、最終的な化粧品の色、香り、効果及び/又は安定性を増加するために添加され得る。図7Aに示されるように、上記したmiR−Tyr(右側)を発現するこの主要成分ベースの2mlで処理されたアジア系男性の腕の皮膚を、いかなるmiRNA挿入物も含まないブランクのSpRNAi−RGFPベクタ(グリセリン対照、左側)で処理された同皮膚の部分と比較した。miR−Tyr処置により得られた皮膚の美白の結果(黒色素−メラニンの減少)は、同図にて示されるように、一日2回の処置後、3日間観察した。
本発明について理解しやすくするため、いくつかの用語は次のように定義される:
ヌクレオチド:糖部分(ペントース)、リン酸及び窒素系複素環式塩基から構成されたDNAやRNAの単量体の単位である。その塩基は、グリコシド炭素(ペントースの1’の炭素)を介して糖部分に連結されており、塩基及び糖の組み合わせがヌクレオシドである。ペントースの3’又は5’位に結合された少なくとも一つのリン酸基を含むヌクレオシドがヌクレオチドである。
ヌクレオチド類似体:A、T、G、C又はUとは構造的に異なっているプリンやピリミジンヌクレオチドであるが、核酸分子内の通常のヌクレオチドのための代替物に十分に類似している。
塩基対(bp):二本鎖DNA分子においてアデニン(A)とチミン(T)、又はシトシン(C)とグアニン(G)の対関係である。RNAではウラシル(U)がチミンに代わっている。一般に、その対関係は水素結合によりなされている。
エキソン:タンパク質読み取り枠をコード化する遺伝子転写配列の一部又は複数の部分である。
センス:相同性mRNAと同じ配列順序及び組成である核酸分子である。このセンスの形態は「+」、「s」又は「sense」の符号で示される。
「相補的」、「相補性(complementarity)」、又は「相補性(complementation)」:塩基対の規則により関連付けられたポリヌクレオチド(即ち、ヌクレオチドの配列)を参照して使用される。例えば、配列「A−G−T」は配列「T−C−A」に対し相補的であり、又、「T−C−U」に対しても相補的になっている。相補性は、2つのDNAの鎖の間、DNAとRNAの鎖の間、或いは、2つのRNAの鎖の間のいずれにもあり得る。相補性は「一部」又は「完全」或いは「総計」のいずれでも良い。一部の相補性(complementarity)又は相補性(complementation)は、いくつかの核酸塩基が塩基対ルールに従って対称になる時のみ、起きる。完全又は総計の相補性(complementarity)又は相補性(complementation)は、塩基が核酸の鎖の間において完全に対称であるとき起きる。核酸の鎖の間の相補性の程度は、核酸の鎖の間のハイブリダイゼーションの効率及び強度に対して明らかな効果がある。これは増幅反応において特に重要である。また、核酸間の結合に従う検出法においても同じく重要である。相補性(complementarity)又は相補性(complementation)の百分率は、核酸の1つの鎖の合計塩基に対するミスマッチ塩基の数を参照する。従って、50%の相補性(complementation)は、塩基の半分はミスマッチであり、塩基の半分は一致していることを意味している。2つの鎖の塩基数が違っている場合でも2つの鎖は相補性となり得る。この状況では、相補性(complementation)は、短いほうの鎖の塩基と対をなす対応する長い方の鎖の塩基との間でも起こる。
相補性ヌクレオチド配列:DNA又はRNAの一本鎖分子におけるヌクレオチドの配列であり、2つの鎖の間で引き続く水素結合により特異的にハイブリダイズするもう1つの一本鎖と十分に相補性である配列である。
プロモータ:ポリメラーゼ分子が識別し、恐らく結合し、そして合成を開始する核酸。本発明の目的のために、プロモータは、既知のポリメラーゼ結合部位、エンハンサー等、所望のポリメラーゼで合成を開始することができる任意の配列であり得る。
B.組成物
RNAスプライシング及び/またはプロセッシングに関連した遺伝子サイレンシングを導入するための組み換え型核酸組成物はa)少なくとも1つのイントロンであって、複数のエキソンと隣接して並び、かつ細胞内RNAスプライシング及び/またはプロセッシング機構によってエキソンから切断され得るイントロンと、b)所望の機能を備える遺伝子を形成するよう連結され得る複数のエキソンと、を含む。
ヒト皮膚細胞内のRNAスプライシング及びプロセッシングに関連した遺伝子サイレンシング効果を導入するためのインビボでの方法は、a)エキソンに隣接する遺伝子サイレンシングエフェクタをコード化するスプライセオソーム型イントロンを含む組み換え型核酸組成物を構築する工程であって、同イントロンがヘアピン様RNA構造をコード化し、RNA媒介型遺伝子サイレンシングを誘導するためにエキソンから切断され得ることを含む、工程と、b)組み換え型核酸組成物を発現可能なベクタにクローニングする工程と、c)同ベクタをインビボにて複数の皮膚細胞に導入する工程であって、同皮膚細胞は、組み換え型核酸組成物の複数のRNA一次転写物を生成し、かつ同皮膚細胞はRNA一次転写物からイントロンをスプライスして、遺伝子サイレンシングエフェクタに対して相同性を有するか、又は相補的な配列を含む遺伝子に対して遺伝子サイレンシング効果を提供することと、エキソンがタンパク質をコード化するために共に連結され得ることと、を含む工程と、からなる。
以下の実施例は、特定の好ましい実施形態及び本発明の態様を例示するものであるが、本発明の範囲を制限するものではない。
センス挿入物、アンチセンス挿入物又はヘアピン−EGFP挿入物を含む三種の異なるSpRNAiイントロンの生成に使用された合成核酸配列は以下のものを含む:N1センス、5’−pGTAAGAGGAT CCGATCGCAG GAGCGCACCA TCTTCTTCAA GA−3’(配列番号12)、N1アンチセンス、5’−pCGCGTCTTGA AGAAGATGGT GCGCTCCTGC GATCGGATCC TCTTAC−3’(配列番号13)、N2センス、5’−pGTAAGAGGAT CCGATCGCTT GAAGAAGATG GTGCGCTCCT GA−3’(配列番号14)、N2アンチセンス、5’−pCGCGTCAGGA GCGCACCATC TTCTTCAAGC GATCGGATCC TCTTAC−3’(配列番号15)、N3センス、5’−pGTAAGAGGAT CCGATCGCAG GAGCGCACCA TCTTCTTCAA GTTAACTTGA AGAAGATGGT GCGCTCCTGA−3’(配列番号16)、N3アンチセンス、5’−pCGCGTCAGGA GCGCACCATC TTCTTCAAGT TAACTTGAAG AAGATGGTGC GCTCCTGCGA TCGGATCCTC TTAC−3’(配列番号17)、N4センス、5’−pCGCGTTACTA ACTGGTACCT CTTCTTTTTT TTTTTGATAT CCTGCAG−3’(配列番号18)、N4アンチセンス、5’−pGTCCTGCAGG ATATCAAAAA AAAAAGAAGA GGTACCAGTT AGTAA−3’(配列番号19)。それに加え、2つのエキソンフラグメントは、赤色蛍光RGFP遺伝子(配列番号20)の208個目のヌクレオチド(nt)部位でのDraII制限酵素切断によって生成され、そして、5’フラグメントは更にT4 DNAポリメラーゼによって終端が平滑化された。RGFPは赤色にシフトした新規な蛍光変異色素タンパク質遺伝子を意味し、それはHeteractis crispa.(BD Biosciences,CA)からのHcRed1色素タンパク質の69個目のアミノ酸(a.a.)部位に更なるアスパラギン酸塩を挿入することによって生成され、570nmの波長にて、会合の少ないほぼ2倍の強い近赤外蛍光放射を示す。又、XhoIとXbaI制限酵素によりpHcRed1−N1/1プラスミド(BD Biosciences,CA)を切断し、2%のアガロースゲル電気泳動により単離された完全長の769−bp RGFP遺伝子フラグメント及び3,934−bpのブランクプラスミドをそれぞれ精製した。
組み換え型SpRNAi−RGFP遺伝子はその5’末端及び3’−末端のそれぞれにXhoI及びXbaI制限部位を有するので、XhoI及びXbaIクローニング部位への付着末端を有するベクタにて容易にクローニングされ得る。本発明者らは、SpRNAi−RGFP遺伝子を直線化された3,934−bpのブランクのpHcRed1−N1/1プラスミドと1:16(w/w)の割合にて混合し、得られた混合物を50分間にわたり65℃から15℃まで冷却し、次にライゲーションを実施するために、12℃にて12時間の間、T4リガーゼ及び相対緩衝液を加えた。これによりSpRNAi−RGFP発現ベクタが形成され、同ベクタは50μg/mlカナマイシン(Sigma Chemical,St.Louis,MO)を含むE.coli DH5α LB培養物中において増殖され得る。陽性クローンは、94℃で1分間、次いで68℃で2分間を30サイクルで、RGFP特異的プライマー対(配列番号21及び配列番号22)を用いたPCR、及び引き続くシークエンシングにて確認した。ウイルスベクタへのクローニングについては、XhoI/XbaI−直線化pLNCX2レトウイルスのベクタ(BD)を代わりに使用することを除いては、同様なライゲーション工程にて実施され得る。SpRNAiイントロン内の挿入物は、その5’末端及び3’末端のそれぞれにてPvuI及びMluI制限部位と隣接して並んでいるので、抗EGFP shRNA挿入物を除去して、PvuI及びMluIクローニング部位への付着末端を有するmiR−Tyr又はmiR−Hyal挿入配列で置き換えることができる。
細胞培養、稚魚及びマウス皮膚へのベクタトランスフェクションについて、最初に、抗EGFP、miR−Tyr挿入物又はmiR−Hyal pre−miRNA挿入物のいずれかを含むSpRNAi−RGFP発現プラスミドベクタとFuGene試薬(Roche,IN)とを製造業者の指示に従って混合した。そして、その混合物を、細胞培養物(即ち、ヒト皮膚の一次培養物)、稚魚又はマウス皮膚のそれぞれに直接適用した。HIV gag−p24遺伝子に対して挿入物を含まないRGFP遺伝子及びpre−miRNA挿入物を備えたSpRNAi−RGFP遺伝子を含むベクタを陰性の対照として使用した。組織又は細胞の形態及び蛍光画像を最初のトランスフェクション後の、0時間、24時間、48時間、及び72時間の時点にて撮影した。インビボでのヒト皮膚へのトランスフェクションについては、予め作製されたSpRNAi−RGFPベクタ溶液は、1ml中のオートクレーブ処理されたddH2Oに抗EGFP、miR−Tyr又はmiR−Hyalのpre−miRNA挿入物のいずれかを含んだ、又は含まない所定量(即ち、1−1000μg)の精製したSpRNAi−RGFPベクタを、デオキシリボヌクレアーゼを完全に含まないグリセリン(又はグリセロール)と混合することにより形成した。ついでこの溶液を皮膚に直接適用し、3分間軽くマッサージした。
RNA(20μgの全RNA又は2μgのポリ[A+]RNA)は1%のホルムアルデヒドアガロースゲル上にて分画化され、かつナイロン膜(Schleicher & Schuell,Keene,NH)に移された。RGFP 5’−エキソンと、抗EGFP pre−miRNA挿入物又はmiR−Tyr(配列番号9)との間に隣接する75塩基対の接合配列か、又は、miR−Hyal(配列番号10)のいずれかに対して相補性を有する合成プローブを[32P]−dATP(>3000Ci/mM,Amersham International,Arlington Heights,IL)の存在下にてランダムプライマー伸長法によって、Prime−It IIキット(Stratagene,La Jolla,CA)を用いてラベルし、10bp−カットオフのマイクロバイオスピンクロマトグラフィカラム(Bio−Rad,Hercules,CA)で精製した。50%の新鮮な脱イオンホルムアミド(pH7.0)、5xDenhardt’s溶液、0.5%SDS、4xSSPE及び250mg/mLの変性したサケ精液DNAフラグメント(18時間、42℃)の混合物中にてハイブリダイゼーションを実施した。オートラジオグラフィーを実施する前に、2xSSC、0.1%SDS(15分間25℃)にて2回、0.2xSSC、0.1%SDS(45分間37℃)にて1回、膜を順次洗浄した。
標的タンパク質の免疫ブロット法については、成長培地から除去後の単離された細胞を氷冷したPBSにて洗浄し、プロテアーゼ抑制剤、ロイペプチン、TLCK、TAME及びPMSFを補充されたCelLytic−M溶解/抽出試薬(Sigma,MO)を製造業者の指示に従って使用し、処理した。細胞は室温の振盪器上にて15分間培養され、マイクロチューブ内に播種され、5分間、12,000xgで遠心分離して、細胞の残屑をペレット化した。タンパク質含有の細胞溶解物を回収し、使用時まで−70℃にて保存した。タンパク質の決定は、E−maxマイクロプレートリーダー(Molecular Devices,Sunnyvale,CA)にてSOFTmaxソフトウエアパッケージを用いて測定した。30μgの各細胞溶解物を50mM DTTと共に(還元される)、又は50mM DTTを使用しないで(還元されない)SDS−PAGEサンプル緩衝液に加え、8%のポリアクリルアミドゲル上に装填される前に3分間沸騰し、一方、対照のレーンには2〜3μlの分子量マーカ(Bio−Rad)を装填した。SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動は、標準プロトコル(Molecular Cloning,3rd ED)に従って実施した。タンパク質分画物をニトロセルロース膜上にエレクトロブロットし、オデッセイブロッキング試薬(Li−Cor Biosciences,Lincoln,NB)を用いて1〜2時間、室温中においてブロックした。ついで、EGFP(1:5,000;JL−8,BD)、RGFP(1:10,000;BD)、Tyr(1:2,000;Santa Crutz)又はHyal(1:2,000;Santa Crutz)のいずれかに対して誘導される一次抗体を使用して、タンパク質発現を一晩中4℃で評価した。タンパク質ブロットは、TBS−Tを用いて3回洗浄し、二次抗体である、Alexa Fluor 680反応性染料を含むヤギ抗マウスIgGコンジュゲート(1:2,000、分子ブローブ)に、1時間、室温にてさらした。更にTBS−Tで3回洗浄後、Li−Corオデッセイ赤外線撮像装置及びオデッセイソフトウエアv.10(Li−Cor)を用いてスキャニング及び画像分析を行った。
Tg(アクチンGAL4:UAS−gfp)種のゼブラフィッシュ稚魚は、トランスフェクション時、10 mlの0.2x無血清RPMI 1640培地を用いて魚用容器にて飼育した。トランスフェクションプレミックス(pre−mix)は、1mlの1x無血清RPMI1640培地に、60μlのFuGeneリポソームトランスフェクション試薬(Roche Biochemicals,Indianapolis,IN)を静かに溶解することにより調製した。実施例1及び2にて記載されているように、抗EGFP pre−miRNA挿入物を含む、又は含まないSpRNAi−RGFPベクタ(20μg)をプレミックス溶液とともに混合し、氷上にて30分間静置し、容器内のTg(アクチンGAL4:UAS−gfp)魚に直接適用した。合計3つの用量を12時間の間隔(合計60μg)で与えた。サンプルは、最初のトランスフェクションの60時間後に採取した。
メラニンノックダウンマウス(W−9黒系の)のパッチドアルビノ(白)皮は、4日間(合計200μg)にわたり天然のmir−434−5p pre−miRNA挿入物を含む単離されたSpRNAi−RGFP遺伝子発現ベクタの連続的な皮膚内注射(i.c.)により、或いは、6日間にわたり、一日2回(合計240μg)、設計されたmiR−Tyr pre−miRNA挿入物を含むリポソーム封入SpRNAi−RGFP遺伝子発現ベクタの皮膚への直接導入により、作製した。天然のmir−434−5p pre−miRNA挿入物を含むSpRNAi−RGFP遺伝子 発現ベクタの生成に関しては、イントロン挿入に対して合成mir−434−5p pre−miRNA(即ち、5’−GTCCGATCGT CUCGACUCUG GGUUUGAACC AAAGCUCGAC UCAUGGUUUG AACCAUUACU UAAUUCGUGG UUUGAACCAU CACUCGACUC CUGGUUCGAA CCAUCCGACG CGTCAT−3’(配列番号25))を使用することを除いては、実施例2に記載の手順に従った。標的組織へ効率的に送達するために、その構築物を、実施例3及び6に記載された同様のプロトコルに従って、FuGeneリポソーム型トランスフェクション試薬(Roche,IN)と混合した。
ヒトの複数細胞層へ効率的にベクタをトランスフェクションするために、1μg/ml SpRNAi−RGFPベクタ溶液を、オートクレーブで処理された1mlのddH2O中の100μgの精製したSpRNAi−RGFPベクタとデオキシリボヌクレアーゼを全く含まないグリセリン99ml(グリセロールとも称される)とを混合することにより作製した。デオキシリボヌクレアーゼを全く含まないグリセリンは皮膚深部への送達及び細胞膜浸透を目的として、miR−Tyrを封入するために使用した。これにより、本発明による皮膚を美白にするとともに明るくするための主要成分のベースが形成された。次に、発明者の腕の一方(左腕)において、その右側の部分には設計されたmiR−Tyrを発現するこの主要成分のベース溶液の2mlが直接適用され、比較としてその左側の部分には、miRNA挿入物を含まないブランクのSpRNAi−RGFPベクタの別の2mlが直接塗布された。miR−Tyr処置による皮膚美白の効果は(黒色素メラニンの減少)は一日に2回の処置後3日間観察した。
免疫化学染色キットはImgenex(San Diego,CA)から入手して、製造業者の指示に従って使用した。標本を、最初にPBSにて3回洗浄し、ツェラー溶液(10mMTris、100mM MgCl2、5%胎児の子牛血清、1%BSA及び0.5%トゥイーン20,pH7.4)で30分間培養した。次に、それらの標本を、4℃の加湿室で一次抗体(ツェラー溶液で希釈されている)とともに一晩培養した。その後、それらの標本をTBSTで3回水洗し、ビオチン化ヤギ抗ウサギ抗体又はウマ抗マウス抗体を二次抗体(Chemicon,Temecula,CA)として使用して2時間培養した。その後、標本を一度TBSTで洗浄し、また、ストレプタビジン−HRPを三次抗体として更に2時間使用した。続いて、それらの標本をPBTで1回洗浄し、結合抗体をDAB基質で検出した。陽性の結果は、全範囲のスキャニングを用いた100倍の顕微鏡下で観察され、100倍及び400倍の倍率(倒立顕微鏡TE2000定量システム)で記録された。
マイクロアレイハイブリダイゼーションのための標識化されたプローブを調製するために、抽出された全RNA(2μg)を、Superscript Choiceシステムキット(Gibco/BRL,Gaithersburg,MD)を使用して、修飾されたオリゴ(dT)24−T7プロモータプライマー(例えば、5’−GGCCAGTGAA TTGTAATACG ACTCACTATA GGGAGGCGG−(dT)24−3’)(配列番号33)を用いて、製造業者のプロトコルに従って、二本鎖cDNAへと変換した。二本鎖cDNAを、フェノール/クロロホルム抽出にて精製し、エタノールで沈殿させ、ピロ炭酸ジエチル(DEPC)処理されたddH2Oの0.5μg/μlの濃縮液で再懸濁した。フェーズロックゲル(5’Prime→3’Prime,Inc.,Boulder,CO)を全ての有機抽出において使用し、回収率を増大した。インビトロでの転写はT7 RNAポリメラーゼと、1μgのcDNA、7.5mMのラベル化されていないATP及びGTPと、5mMのラベルされていないUTP及びCTPと、2mMのビオチンでラベルされたCTP及びTP(ビオチン−11−CTP、ビオチン−16−UTP、Enzo Diagnostics)と、を用いて実施した。反応は37℃にて4時間実施し、cRNAをRNeasyスピンカラム(Qiagen,CA)にて精製した。サンプルは、サイズ範囲を確認するために1%のアガロースゲル上にて分離され、ついで、μg単位のcRNAを、40mMのトリスアセテート、pH8.0、100mM KOAc/30mM MgOAcにおいて94℃にて35分間を加熱することにより、50塩基の平均サイズにランダムにフラグメント化した。
結果を平均±SEとして示した。データの統計分析は、一元配置分散分析(One−way ANOVA)で行われた。主たる効果が有意である場合、Dunnettの多重比較(post−hoc)検定を使用して、対象から有意に異なる群を識別した。2つの治療群の間を一対ごとに比較するために、両側(two−tailed)スチューデントT検定を使用した。2つ以上の治療群を含む実験については、ANOVAは多重比較の多重範囲検定に従って実施した。p<0.05の確立値は有意であると考えた。全てのp値は両側試験にて決定した。
Claims (13)
- RNAスプライシング/プロセッシングに関連した遺伝子サイレンシングを導入するための組み換え型核酸組成物であって、スキンケアのための化粧品を生成する方法に使用するための組み換え型核酸組成物において、前記組み換え型核酸組成物は、
(a)哺乳動物の皮膚細胞において、色素に関連する遺伝子及び老化を引き起こす遺伝子の少なくとも1つにおいて特定の遺伝子サイレンシング効果を誘導するマイクロRNA又はshRNAをコードするイントロン挿入物を含む少なくとも1つのイントロンであって、前記イントロンは、エキソンに隣接し且つ、細胞内RNAスプライシング及びプロセッシングの少なくとも一方を行う機構によって前記エキソンから切断され得るイントロンと、
(b)複数のエキソンであって、前記エキソンは所望の機能を備えた遺伝子を形成するよう連結されるエキソンと、を含み、
前記イントロン挿入物は、配列番号8又は配列番号10の配列を有するマイクロRNA又はshRNAをコードするものである、組み換え型核酸組成物。 - 請求項1に記載の組み換え型核酸組成物は、
(a)前記組み換え型核酸組成物のRNA転写物を発現するための発現可能なベクタを用いてライゲーションするために使用される少なくとも1つの多重制限/クローニング部位と、
(b)前記組み換え型核酸組成物の正確な大きさのRNA転写物を生成するために使用される複数の転写及び翻訳の少なくとも一方のための複数の終了部位と、を更に含む、組み換え型核酸組成物。 - 前記イントロンは、
(a) 供与スプライス部位及び受容スプライス部位と、
(b) 分枝点ドメインと、
(c) 少なくとも1つのポリピリミジン領域と、をさらに含む、請求項1に記載の組み換え型核酸組成物。 - 前記色素に関連する遺伝子及び老化を引き起こす遺伝子のうちの少なくとも1つは、チロシナーゼ遺伝子、ヒアルロニダーゼ遺伝子、及びそれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも1つの遺伝子であることを特徴とする請求項1に記載の組み換え型核酸組成物。
- 前記イントロン挿入物は、配列番号1の配列を有する機能性ステムループ構造を含むヘアピン様核酸であることを特徴とする請求項1に記載の組み換え型核酸組成物。
- 前記分枝点は、配列番号5の配列を含む核酸配列内に位置するアデノシン(A)ヌクレオチドであることを特徴とする請求項3に記載の組み換え型核酸組成物。
- 前記分枝点は、5’−TACTAAC−3’の配列を有する少なくとも1つのオリゴヌクレオチドモチーフを含む核酸配列内に位置するアデノシン(A)ヌクレオチドであることを特徴とする請求項3に記載の組み換え型核酸組成物。
- 前記ポリピリミジン領域は、配列番号6又は配列番号7の配列を含むT又はCを高含量にて含む核酸配列であることを特徴とする請求項3に記載の組み換え型核酸組成物。
- 前記供与スプライス部位は、配列番号3の配列を含む核酸配列であることを特徴とする請求項3に記載の組み換え型核酸組成物。
- 前記供与スプライス部位は、5’−GTAAG−3’の配列を含む核酸配列であることを特徴とする請求項3に記載の組み換え型核酸組成物。
- 前記受容スプライス部位は、配列番号4の配列を含む核酸配列であることを特徴とする請求項3に記載の組み換え型核酸組成物。
- 前記受容スプライス部位は、5’−CTGCAG−3’の配列を含む核酸配列であることを特徴とする請求項3に記載の組み換え型核酸組成物。
- 美白の肌及び明るい肌とするための化粧品であって、前記化粧品は、皮膚色素に関連する遺伝子及び老化を引き起こす遺伝子のうちの少なくとも一方に対して特定の遺伝子サイレンシング効果を誘導するための組み換え型核酸組成物を含み、
前記組み換え核酸組成物は、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の組み換え核酸組成物である、化粧品。
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