JP5744020B2 - 輪郭転写方法および装置 - Google Patents

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Description

(関連出願)
本出願は、シンガメジグ ピーティーワイ エルティーディーの名義で2009年7月28日に出願された、「輪郭転写方法および装置」と題するオーストラリア仮特許出願第2009903508号の優先権を主張し、その明細書は全体があらゆる目的に対して参照により本明細書に援用される。
(発明の分野)
本発明は、一般に、木工、キャビネット製作および建設業の分野に関する。特に、本発明は、基準面の輪郭を目標面に転写する方法および装置に関する。特定の一態様では、本発明は、床、壁または天井にキャビネットを適合させるときの木工業での使用に適しているが、本発明がそのような使用のみに限定されないことを理解すべきである。
この明細書における文書、デバイス、法令、または知識のあらゆる議論は、本発明の文脈を説明するために含められていることを理解すべきである。さらに、本明細書を通してなされる議論は、発明者の理解および/または発明者による特定の関連技術の問題点の認識に起因して生じている。また、本明細書における文書、デバイス、法令または知識などのあらゆる議論の題材は、発明者の知識および経験の観点で本発明の文脈を説明するために含められている。したがって、このようなあらゆる議論は、いずれかの題材が、本開示および請求項の優先日以前における従来技術ベースの一部あるいはオーストラリアまたは他の場所での関連分野における共通の一般知識を形成すると自白したものとみなされるべきではない。
木工、キャビネット製作および一般建設業では、互いに組み合わされたり床や壁などの既存の構造に合わせたりするために、建設材料がしばしば必要とされる。特に既存の構造に適合させるとき、材料を互いに正確に組み合わせるには、職人の技術が必要とされる。したがって、上手に組み合わされた材料および部品は、上質の技量を表すものとなりうる。建設材料および部品を互いに正確に組み合わせることは、近距離から観察されるキャビネットなどのインテリア要素にとっては、特に重要なものとなりうる。キャビネットなどのインテリア構成のオーナーおよびユーザーは、正確に組み合わされた接合や継ぎ目の外観を好む。ベンチ型のユニットを床に適合させる場合、美的外観と同様に水平であるという観点でベンチトップの機能に影響を及ぼすので、正確なフィッティングはさらに重要である。
例えば住宅構造および商業構造において建具を適合させる場合、設置者は、建具を適合させる表面の欠陥および凹凸を解決する必要がある場合がある。許容可能な適合のために、例えば床、壁および天井などの既存構造に家具を設置するとき、設置者は、既存構造の参照面の輪郭(外形)を、適合させる家具に転写する必要がある場合がある。この輪郭は、参照面に適合される家具の目標部分に転写されることが多い。続いて、転写された輪郭をたどるように家具が形成(すなわち、切断、かんながけまたは他の方法で切り取り)される。こうして、実質的に隙間が存在しないように、基準の床、壁または天井面に家具が正確に適合される。
基準面の輪郭を例えばキャビネットの目標部分に転写する多数の方法が存在するが、これらは「アドホックな」基準で行われることがあり、これを行う現在市販されている工具は少ない。
一例では、キックレール(食器棚などのキャビネット、ベンチ、娯楽ユニットおよび棚が載置されるベースレール)を適合させるとき、食器棚およびベンチトップの土台となるので、通常は上縁を水平にする必要がある。キックレールを適合するために、通常は地面の上にキックレールが置かれ、左から右および正面から平面に水平を出すためにアルコール水準器が使用される。床が水平でない場合、設置者によってキックレールが一時的な水平位置に保持され、異なる厚さを持つ一連のフィラー/パッカーをキックレールの下に配置してこの水平位置を保持する。床とキックレールとの間の隙間の厚さは、床の凹凸および水平度に応じて変化することがある。
次の段階で、設置者は、床の凹凸および水平度(床の輪郭)をキックレール上に転写する必要がある。これは、床面とキックレールの下縁との間の最大隙間を最初に見つけることによって通常行われる。床の状態およびキックレールの長さに応じて、この隙間は約1ミリメートルから約25ミリメートル以上になることもある。
続いて、設置者は、その最大隙間と等しいかわずかに大きい材料または材料/パッカーの組み合わせを見つける。例えば、最大隙間が8mmである場合、設置者は、約5ミリメートル厚の木の小ブロックと、約1ミリメートル厚のラミネート3片とを用いて、全高を約8mmにすることができる。設置者は、これらのパッカーを床上に置いてキックレールの垂直面とほぼ接触させる。設置者は、キックレールの垂直面と接触している端部を有するパッカーの積み重ねの上にペン/鉛筆またはナイフの刃を置く。設置者は、一方の手でペン/鉛筆またはナイフの刃を保持し、他方の手で床面に沿ってパッカーの積み重ねを引きずる。床の凹凸に沿って移動すると、パッカーは上昇と下降をし、ペン/鉛筆またはナイフの刃がこれらの凹凸の像をキックレールの表面上に転写する。
これは、床と接触する角および内角を含む、キックレールのあらゆる目標「適合」面に沿って行われる。続いて、設置者は、電気かんなまたはジグソーを用いて、マーキングされた輪郭線に合わせてキックレールを切断することができる。キックレールが完成すると、キックレールは床の凹凸に一致し、載置される食器棚のために実質的に水平な構造をキックレールの上部が提供する。
垂直に見られるエンドパネルを壁に適合させるときにも、上述の過程を使用することができる。ベンチトップを壁に突き当てて適合させたり、食器棚、天井および壁の間にフィラーパネルを適合させたりする場合にも、同様の過程を使用することができる。
ベンチトップを周囲の壁に適合させるとき、食器棚の正面および/または端に平行または直交するようにベンチトップをセットする。実現しようとしている外観および適用形態に応じて、食器棚の正面を越える張り出しが存在する場合がある。ベンチトップを所望の位置にセットした後、最大隙間を見つける同一の過程を利用するが、今回は、ベンチトップの縁と壁との間の隙間である。パッカーを使用して最大隙間と同じ厚さを作り出し、ペン、鉛筆またはナイフの刃を載せた状態で壁の表面に沿ってパッカーをスライドさせ、壁の輪郭をベンチトップにマーキングし、壁に適合するように切り取られる。
壁、床および天井に適合させる必要がある、家具製造で使用される別の部品は、フィラーストリップ(filler strip)である。
壁に直接当たるキャビネットカーカスの突き当て(butt)を有する代わりに、クリーナ仕上げのためにフィラーストリップを利用することができ、壁、床または天井の形状にフィラーストリップを適合させることができる。フィラーストリップを使用すると、壁面の隣接するドアの縁飾りが保護される。多くの場合、フィラーストリップはキャビネット適合過程の最終仕上げの一つであるので、既に水平出しされた家具の部品に対してフィラーストリップを適合させることができる。通常は壁から16−20ミリメートルの範囲で壁に対して平行に取り付けられる、例えばキャビネットカーカスなどの家具の部品に、フィラーストリップが取り付けられる。水平なキックレール上に載置されたキャビネットカーカスを用いて、けがきまたはフィラーストリップが壁に対してしっかりと突き当たるまでカーカスがスライドされる。隙間がない場合、キャビネットカーカスをキックレールおよび/または壁に取り付ける。しかし、隙間がある場合、最大隙間が見つかり、パッカーを使用して最大隙間と同じがわずかに大きな寸法を取得し、ペン、鉛筆またはナイフの刃を使用して壁の輪郭をフィラーストリップに転写し、壁に適合するようにフィラーストリップを切り取ることができる。切断後、フィラーストリップがキャビネットカーカスに取り付けられ、カーカスをキックレールおよび壁に取り付ける準備ができる。
輪郭が転写されるさらなる適用形態は、幅木(skirting board)に関連する。一般に、幅木を壁および床に適合させるとき、幅木を所望の長さに切断し、床と出会う場所で壁に釘で固定する。床に凹凸がある場合、これらの凹凸に適合するように幅木に圧力を下向きに与え、その後幅木を釘で固定して適所に保持する。しかしながら、凹凸が鋭角であるか、高過ぎるまたは深過ぎる場合、これらの凹凸に適合するように幅木を切り取る必要がある。
上述の方法は、木材、パーチクルボード、中密度繊維板(MDF)、積層板、石材、ステンレス鋼、およびリノリウムを含む幅広い材料に使用することができ、これらに限定されない。
上述の関連技術のデバイスおよび方法には、以下を含む多数の問題がある。
1.鉛筆を使用すると丸くなるので、切断する線の幅が広くなり、不正確さにつながる。さらに、像を転写するときに鉛筆が丸くなると、線の太さが変化し、線の正確な部分を切り取る能力が変化する。
2.特に二つ以上の材料を用いる場合、パッカーが互いに移動したり滑ったりしがちである。一般に、マーキング中にパッカーが移動すると、目標面への基準面の正確な転写が妨げられる。
3.例えば複数のパッカー、ペン/鉛筆、ナイフの刃などの多数の移動部品が存在し、また両手を使用するので、不正確さにつながる。
4.輪郭を転写するのに両手が必要である。両手で与えられる圧力が異なるために異なる摩擦が生じるので、両手を共に動かしつつ異なる物を保持することは困難である。
5.ペンまたは鉛筆を用いると、暗色表面の転写輪郭線が見づらくなり、線を切断しにくくなる。
6.適合する材料を切り取るとき、目標面の上に粉塵が乗りペン/鉛筆線を覆う。粉塵を拭き取るとき、予期せず線をこすり取ってしまうことがある。
7.複数のパッカーとペン/鉛筆手段が別々であるために、設置者が、基準面上の同一の経路を完全にはリトレースできないことがある。このため、最初の試みで正確に輪郭を転写しなければならない。
8.両手を使用するために、角に近くなると輪郭のマーキングが困難になる。
9.両手を使う必要があり、設置者が梯子上で安定するために片手を使用することができないので、例えば高い垂直エンドパネルにマーキングするためにユーザーが梯子の上で立っているときに、過程が安全でないことがある。
10.ナイフまたは刃を用いて基準面の像を転写する場合、別の安全上の問題が生じる。パッカーを保持している手の近くで露出した鋭利な刃を使用するとき、労働安全衛生(OH&S)上の問題が生じる。基準面の凹凸に応じてパッカーがからまって止まり、パッカーを保持している手が止まるとき、これは危険になる。さらに、鋭利な刃を保持する手が動き続け、停止した手と接触することがある。
基準面の輪郭を目標面に転写することに関連する問題は、マーキング点の最初の位置決めおよび保持、マーキング点の位置の正確な調節、マーキング点の位置決めおよび調節の範囲、人間工学、精度、安定性、基準面のひっかきまたは損傷の回避、内角への必要な輪郭のマーキングに関すると一般的に述べることができる。
マーキング点の位置決め、調節および保持に関して、基準面と目標面の縁との間の最大隙間距離は基準面のトポロジーに応じて変化するので、マーキング点と基準面との間の必要な距離を妥当な範囲内で容易に位置決め/調節することができ、マーキング点と基準面との相対離隔距離をその距離に一定に保持したまま転写動作が進行できるようにすることが望ましい。
正確な調節に関して、マーキング点と基準面との間の距離を正確に調節することができると有利である。なぜなら、基準線に合わせて材料を切り取ると、より正確な最終仕上げにつながるからである。
調節の範囲に関して、基準面と目標面の縁との間の最大隙間が約25mm未満である輪郭を転写することができると有利である。なぜなら、基準面に応じてこの距離が必要となることがあり、従来技術の方法は、このような小さな離隔距離で転写を行う信頼性があるとはみなされていないからである。
人間工学に関して、ほとんどの場合、基準面自体に物理的に近接して輪郭の転写が行われることに注意すべきである。基準面へのアクセスが困難であり、うつぶせ状態またはアクセス器具(例えば梯子)上での作業が必要となる場合がある。したがって、使用が容易であり、片手または両手を用いる器用さを実質的に必要としない転写手段を適用することが望ましい。
転写された輪郭における不正確さは、従来技術のデバイスのマーキング点を、使用中に基準面に対して不当に旋回させる結果として部分的に生じていると考えられる。
参照面が塗装などの損傷しうる仕上げを有しており、従来技術の転写デバイスによる望ましくないマーキングまたは損傷を受けやすい場合がある。
目標面、目標面に近接する構成、参照面またはこれらの組み合わせが、従来技術のデバイスが完全および/または正確に輪郭をマーキングするのを妨げる角を形成していることがある。
Friegangの米国特許出願第11/458,801(出願公開US2007/0033886A1)は、けがき(scribe)の前にフィラーストリップをクランプし保持するシステムを開示する。これはキックレールに使用することができず、オフセットルータおよびガイドホイールである米国特許第5013196号(後述)のデバイスとともに使用するように設計されている。Friegangのクランプおよび保持デバイスは、Friegangの図5に示されるような従来のけがき方法とともに使用することができると考えられる。この保持工具のさらなる欠点は、保持工具の設計のために、舌状および溝形状をトリムストリップに加工する必要があることである。開示された保持工具は、加工された舌および溝を利用しない家具ユニットとともに使用してトリムストリップをキャビネットに取り付けることには適していない。
Friegangの米国特許5,013,196号(Friegang II)には複数の欠点があり、特に、多くの潜在ユーザーを失いうるデバイスの複雑さとそれによるコストという欠点がある。また、このデバイスは、長時間のセットアップと高度な操作スキルとを必要とする。角あるいは床や天井の近くに侵入することができず、フィラーストリップの上部から下部への完全な垂直動作で使用することができない。動力ツールを含むので、このデバイスの使用にはオペレータに対する固有のリスクが伴い、デバイスがけがきと切断を一動作で行うために、わずかな許容誤差が存在する。これは、深いトリムを作る場合にトリムされている材料に工具が「噛み」、回復困難な損傷を与えることがあるというリスクにつながる。
家具の大部分が、複数のねじによって適所に保持されるフィラーストリップを使用する。これらのねじは通常、カーカスの内側からカーカスの外側を通り、カーカスの側面と当接するフィラーストリップの側面内へと配置される。ねじはスクリューキャップによって覆われる。接合が内側に存在し、ねじの見えない綺麗な外観が望ましい場合、ユニットに恒久的に組み合わされたフィラーストリップを用いてキャビネットが工場内で製造される。これが切り取られユニットに適合され、開示されたフィラーストリップのクランプおよび保持システムの必要性をなくす。
Allenの米国特許第7,231,720号は、「滑動し停止可能な器具ホルダーが取り付けられるエッジ追従部(follower)」を有する木工用のけがきを開示する。開示されたけがきのエッジ追従部が事実上尖っており、表面追従部(すなわち、床、壁または天井面などの表面)としての使用には適していない。これは、第1に、この工具によって転写される輪郭線を不正確にしうる尖ったエッジ追従部の先端の周りにマーキング器具が回転する性質によると考えられる。第2に、参照面追従部として使用する場合、望ましくないマークを生じうる。別のペンまたは鉛筆を使用する必要があるデバイスの構造のために、マーキング点と目標面との間で小さなオフセット距離が必要となる状況では、十分な調整ができなくなることがある。
MacDermidの米国特許第2,894,329号は、コラム1、第69行の「平坦面」とコラム2、第30行の「けがき点」とを有するけがき工具を開示する。しかしながら、開示された工具のけがき点の潜在的な高い位置決めの前進する階段状特性による離散的な調節は、けがき点の高さを制御する能力が限られており、必要なオフセット高さを越える高さにMacDermidのデバイスを構成しなければならないので、不必要に材料を浪費する場合があることを意味すると考えられる。このデバイスでは、0mmに近づく小さなオフセット距離を実現できない。MacDermidの装置は、単体であるいは他の局所的な構成または基準面とともに角を形成する目標面に関連して用いられると、内角への正しいけがきをすることができない。MacDermidの工具は、内角の最後までけがきをすることができない。
このデバイスの他の欠点は、使用が意図されているマーキング点と異なる高さにある不正確なマーキング点を目標面に予期せずマーキングしてしまうというリスクを含む。また、デバイスの分解を必要とするマーキング点の高さの設定方法は時間がかかり、デバイスの部品を置き忘れる可能性がある。
McCreeshの米国特許7,254,855および6,941,605 B2は、コラム16、第16行の「平らでない表面に対して適合される必要がある一片の材料80をマーキング」するために使用可能である、大工/職人が使用する多目的ハンドツールを開示する。開示された工具は尖った表面追従部を有し、ユーザーによる回転に起因する誤差を受けやすい。開示された工具の構造は、基準面と工具のマーキングとの間の最小距離が約25ミリメートルであることを示唆している。この限られた調節範囲は、切断される最小の材料が比較的大きくなり、工具を不効率にする。
ペンまたは鉛筆などの独立したマーキングまたはけがき要素が必要であるとともに細長い特性を有するので、開示された工具を調節し操作するのに両手が必要になる。
Nikanderの米国特許第1,465,230号は、輪郭をけがき可能な金属および木材加工用工具を加持する。表面追従部は、コラム1、第26行の「スケール刃」からなる。追従部の形状と同様の刃が、目標面と垂直な平面で特に不安定になり、使用中にマーキング点が目標面から離れる傾向がある工具は、壁、床または天井を基準にして家具上に線を転写する能力を有していない。
Earlyの米国特許第2,786,274号は、「床および壁の被覆、カウンタートップおよびシンクの被覆」に関する使用に適したけがき工具を開示する。コラム1、第71行の「トレース点」およびコラム2、第2行の「分割点」のいずれかが尖っているか両方が尖っている。開示された尖った部分を使用すると、他の従来技術のデバイスで既に認識されている理由により不正確になる可能性がある。二つの尖った追従部を使用すると、上述のNikanderの刃状追従部の安定性の喪失と同様になる。この開示の二つの尖った部分は、このタイプの基準面の輪郭を転写するのに開示の工具を使用した場合に、床または壁面を傷つける可能性がある。開示された工具は、トレース点とけがき点との間に大きな最小オフセットを有しており、0mmに近い小さなオフセット距離での使用には適していない。工具の刃幅に対してけがき点が比較的短く、けがき点は、でこぼこのある目標面上に完全かつ正確に輪郭をマーキングすることができない。
Rugarの米国特許第2,458,208号は、コラム1、第38行の「楕円コンパス」として記載されたけがき工具の形態を開示しており、これは円、コラム1、第42行の「扁平な楕円」、および直線を罫書くのに適している。この工具は、ワークシート上に円または楕円を描くのに使用され、基準面の外形を目標面に転写するのには適していない。
Deckerの米国特許第4,656、744号は、でこぼこな壁の輪郭を壁パネルにマーキングする、大工が使用するけがき工具を開示する。ユーザーは、「ハンドルと鉛筆とホルダーを把持し、棒を水平に保ちつつ、でこぼこの壁に対して点を保持」するので、工具は両手を使用する必要がある。開示された装置は、工具の動作範囲にわたってバランスを維持するのにユーザーが少なくとも一つの手を必要とする状況、すなわち梯子の上または床にうつぶせになって作業するときの使用には適していない。鉛筆は容易に尖りを失いよって正確さも失う。また、個別の部品であるので、デバイスから鉛筆が分離して置き忘れられることがある。
Neissの米国特許第2,509,876号(Neiss I)は、床材のけがきの使用に適したけがき工具を開示する。基準面追従部と開示された工具のけがき点との間の最小オフセット距離は約75−100mmミリメートルであり、例えば75ミリメートルの高さしかないキックレール枠のけがきには適していない。Neiss Iの基準面追従部の大きな発散突起は、壁または床面への損傷を緩和する。しかしながら、このデバイスの突起の幅のために、けがき点が内角の基準面の角の最後まで輪郭をマーキングすることを妨げる。また、基準面追従部は、目標面と接触する基準面に追従しない。転写された線は、目標面が実際に接触する基準面に基づいていないので、これは不正確さにつながる。
Cohenの米国特許第2,553,812号は、コラム1、第15行の「作業条件を改善し精度を改善するためにオペレータの視野にさらされる」マーキング点または針を介してリノリウムに平行線を書くことを目的とするスクライバーを開示する。デバイスは、基準面と接触する単一の点を有しこのため不安定であり、けがき線の不正確さにつながる角回転を許容する。この工具は、基準面追従部の設計のために、0mmから約3mmまでのオフセット距離を罫書くことができない。これらの距離をマーキングする能力は、基準面と目標面との間での許容可能な適合を実現するには重要である。
Dinerの米国特許第3,875,664号は、壁基準面とタイル張り床の目標面との間で使用するタイルけがき工具を開示しており、けがき工具は「タイルの一つの幅と等しい幅を有する」。この工具は、タイル切断線と壁の間に一列のタイルを埋めることを可能にする切断線をタイルにマーキングする。開示されたデバイスは、壁追従車輪とけがき点との間に大きく固定のオフセット距離を有しており、木工業に関する輪郭転写には適していない。
Eldhの米国特許第2,581,179号は、床材料をマーキングし切断するのに適したパターンけがき工具を開示する。コラム2、第24行の「けがき点」またはコラム2、第18行の「尖ったけがき刃」の間の距離は、コラム2、第9行の「ガイドナブ」部に関して調節不可能である。工具のガイドナブとけがき点との間の距離を調節することができない結果として生じる材料の不必要な浪費のために、この工具は表面輪郭を目標面に転写するのに適していない。
Neissの米国特許第2,274,727号(Neiss II)は、基準面を支持する小領域を有する表面追従部を備えるけがきおよび切断デバイスを開示している。この工具は回転しやすくしたがって不正確である。さらに、本明細書で説明する他の従来技術のデバイスと同様に、表面追従部がデバイスの不安定さを導く。開示されたデバイスのけがき点を基準面に近くなるように調節することができず、工具の適用性を限定している。デバイスの幅が、目標面の内角の最後までけがき点がマーキングすることを妨げている。デバイスの全長は両手が必要とされることを示唆している。両手の使用が必要となる全長と複数の移動部品のために、剛性が失われて不正確さにつながる。
Drainの米国特許第2,296,232号は、壁被覆用のけがき工具を開示する。開示された工具は、リノリウムなどの被覆材が内角の周りに延出するときに形成される曲線の内半径にマークを罫書く。けがき点の調節範囲が非常に限られているうえ曲がっており、様々な高さで目標面と接触することができないことを意味しており、この工具は木工および家具に関連する適用形態での使用に適していない。
Katsumi日本特許出願公開第4,656,744号の要約は、参照点とマーキング点との間の距離が固定であると考えられる工具を開示しており、0mmと約100mmの間の距離を罫書くことはできそうにない。さらに、Katsumiの要約に開示された工具は角に罫書くことができない。特に、支持点20の周りに回転可能に支持された接触部材22および24が、工具の本体にピンによってヒンジ結合されており、したがって、マーキング点と基準点との間の距離に影響を与え、ばね部材28と見えるものによって接触部材22および24が付勢されているように見えるにもかかわらず、安定保持されていない場合距離を変化させる。Katsumiは正確な漸進調節設備を欠いている。さらに、Katsumiのマーキング点は基準点に対してオフセットしているように見え、したがって、必ずしも基準面の本当の像をマーキングされる面に与える必要がない。
英国特許出願公開GB2403924は、表面の輪郭を記録する別の試みである。GB2403924に開示された工具は、例えば25mm以下の小さな寸法を罫書くことができない。デバイスは安定して保持するのに両手で操作する必要があり、安定性を欠き、したがって精度に欠ける。
一般に、建設業において、例えばキャビネット製造の分野においてけがきを行うときに使用される現在の方法は、複数の欠点を有する「アドホックな」方法を採用してきた。これらは以下を含む。
1)角に罫書くときの問題。
2)両手が必要になる方法であり、うつぶせのときに安定を補助し、またはけがき中に材料を保持し安定させることができる自由な手をユーザーが有することを妨げている。
3)以前にけがかれた線をリトレースしてより明確にすることができない。
4)暗色の材料上でけがき線を可視化することが困難。
5)非保護の手の近くで露出した鋭利な刃を使用することを含む危険な方法である。
6)基準面追従部が不安定であり、目標面上にけがきされる基準線が不正確になる。
7)一部の方法は基準面を傷つける。
さらに、以下の特徴を持つけがき工具が必要とされる。
1)訓練されていない人物でも使いやすく簡単である。
2)片手で使用でき、自由な手でうつぶせ時に安定を補助したり、またはけがき中に材料を保持し安定させることができる。
3)内角にけがきを行う能力を有する。
4)0mmから上を罫書く。
5)顕著な安定性を有する。
6)ユーザーが以前のけがき線を正確にリトレースして目標面に恒久的にマークを付けることができる。
7)暗色面にも恒久的で観察可能な線を残す。
8)工具の基準点の設計に起因する参照面の損傷を防止する。
9)基準面からのけがき先端の測定高さを視覚的に表示する。
10)複数のけがき先端を有する。
本発明の実施形態の目的は、基準面の輪郭を目標面に転写する装置および方法を提供することである。
従来技術のシステムの上述した欠点のうちの少なくとも一つを克服または緩和し、あるいは従来技術のシステムに対する有用な代替物を少なくとも提供することも、本明細書で述べる実施形態の目的である
本明細書で述べる実施形態の第1態様では、基準面の輪郭を目標面に転写する装置が提供される。この装置は、基準面追従部と動作的に関連づけられた少なくとも一つのマーキング部を備える。少なくとも一つのマーキング部は、基準面追従部の周縁を越えて横方向に延出し、外縁に90°以下の角度を形成する少なくとも一つのマーキング領域を備える。
本明細書で述べる実施形態の別の態様では、第1の基準面の輪郭を第2の目標面に転写する装置が提供される。この装置は、少なくとも一つの第2のマーキング部に対して90°から180°の範囲の角度で配置された少なくとも一つの第1マーキング部を備える。
本明細書で述べる実施形態のさらなる態様では、基準面の輪郭を目標面に転写する装置が提供される。この装置は、基準面追従部と少なくとも一つのマーキング部とを備える。少なくとも一つのマーキング部は、相互接続シャフトに沿って基準面追従部に対して回転して再配置可能であり、少なくとも一つのマーキング部の位置を基準面追従部に対して固定可能である。
本明細書で述べる実施形態のさらなる態様では、基準面の輪郭を目標面に転写する方法が提供される。この方法は、
基準面と目標面の縁との間の最大隙間を特定するステップと、
基準面追従手段を基準面と係合させるステップと、
目標面マーカー手段と基準面追従手段との間の離隔距離が少なくとも最大隙間に一致するように、基準面追従手段に対して目標面マーカー手段を回転させるステップと、
離隔距離を一定の距離に維持するステップと、
基準面に沿って基準面追従手段を移動させる一方、目標面マーカー手段と目標面との接触を維持するステップと、を含む。
本明細書で述べる実施形態のさらなる態様では、輪郭転写装置の製造方法が提供される。この方法は、
少なくとも一つのマーキング部と基準面追従部とを設けるステップと、
少なくとも一つのマーキング部および基準面追従部と動作的に関連するように構成されたねじ付きシャフト手段を設けるステップと、を含み、
少なくとも一つのマーキング部が、ねじ付きシャフト手段に沿って回転して再配置されるように構成される。
本明細書で述べる実施形態のさらなる態様では、基準面の輪郭を目標面に転写する装置が提供される。この装置は、基準面追従部に対して同軸上に配置可能な少なくとも一つのマーキング部を備え、少なくとも一つのマーキング部が、基準面と目標面の間のゼロオフセットに対応するように構成される。好ましくは、この態様の装置の少なくとも一つのマーキング部と基準面追従部とが、実質的に直交するか垂直な目標面および基準面とそれぞれ係合するように構成される。代替的に、他の実施形態では、マーキング部と基準面追従部とが、互いに鋭角または鈍角に配置された目標面および基準面と係合するように構成される。
本質的に、本発明は、外縁に90°以下の角度を形成し、けがき工具の基準面追従部の周縁を超えて横方向に延出するけがき工具のマーキング部を提供することで、より正確な輪郭の転写が可能になり、特に輪郭の全範囲をより完全に転写できるという認識に端を発する。さらなる認識は、基準面追従部が工具の周縁と比較して大きな平坦面を備える場合、工具の安全性および使いやすさが強化されるというものである。より正確かつ完全な輪郭の転写に貢献するさらなる認識は、マーキング部と基準面追従部の同軸上で位置決め可能な関係により、微調整と、二つの面の間のオフセットがゼロに近づく点であっても転写が可能になるというものである。
他の態様および好適な形態は、明細書に開示および/または添付の請求項に規定されており、本発明の説明の一部を構成する。
本発明の実施形態は、一態様における、床または壁などの基準面の輪郭をキックボード、幅木またはフィラーストリップなどの目標面上に転写する装置を主に対象としている。装置の目標面作成部は基準面追従部と動作的に関連づけられ、また基準面追従部を超えて延出する。装置は、外縁に90°未満の角度を形成するマーキング領域を備える。別の態様では、本発明の実施形態は、第1および第2のマーキング部が互いに90°から180°の間で配置された輪郭転写装置を対象としている。特定の実施形態は、相互接続シャフトに沿って追従部に対してマーキング部を再配置することができ、相互接続シャフト上の任意の点でマーキング部を固定することができる輪郭転写装置をさらに対象としている。
好適な実施形態は、基準面と目標面の縁との間の最大誤差が特定される、輪郭転写方法を対象とする。輪郭転写装置の基準面追従部が基準面と係合し、装置のマーカー手段が基準面追従部に対して回転して、マーカー手段と基準面追従手段との間の距離が最小誤差に一致するようにし、マーカー手段と基準面追従部との間の離隔距離が固定され、基準面に沿って装置を動かす一方、マーカー手段と目標面との間の接触を維持する。
本発明により提供される利点は以下のものを含む。
・マーキング部と基準面追従部との間の距離の設定および維持が容易。
・マーキング部と基準面追従部との間の距離の微調整が可能。
・マーキング部の調節範囲が最小誤差環境にも適している。
・単純かつ容易に装置および方法を実行可能にする人間工学。
・基準面に対して転写された輪郭が正確。
・使用中の基準面の損傷を回避。
・内角にぶつかった場合など目標面への接近性が小さい状況であっても、目標面全体への輪郭の転写が可能。
・片手での使用。
・安定のために片手を自由にし、ユーザーが体をうつぶせにすることを少なくしたことによるユーザー安全性の向上。
本発明の実施形態を適用可能であるさらなる範囲が、以下に与えられる詳細な説明から明らかになるだろう。しかしながら、本開示の精神および範囲内における様々な変更および改良は当業者にとってこの詳細な説明から明らかなものであるため、詳細な説明および特定の実施例は、本発明の好適な実施形態を示唆するものの、例示のみを目的として与えられることを理解すべきである。
当業者は、例示のみを目的として与えられ本明細書の開示を限定するものではない添付の図面とともに以下の実施形態の説明を参照することで、本出願についてのさらなる開示、目的、利点、好適な実施形態および他の実施形態の態様をより良く理解することができる。
本発明の好適な実施形態に係る輪郭転写装置の側面斜視図である。 基準面および目標面の斜視図である。 図1の装置の側面断面図である。 図1の装置の平面図であり、図1の装置の好適な使用方法を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る、輪郭転写装置(全体を10で示す)の側面斜視図である。本実施形態では、装置は、壁、床または天井などの基準面の輪郭(プロファイル)を、キャビネットまたはベンチ上面の一部目標面に転写するように設計されている。通常、目標面は、基準面に対して直角(すなわち90°)に配置することができる。しかしながら、本発明の好適な実施形態は、二つの面が直交していないときでも、基準面から目標面への輪郭の転写が実施可能であってもよいと想定される。
装置は、雄ねじ21を有する剛体の円柱形シャフト20を備える。シャフト20は、適切な表面仕上げが施されているかまたは施されていない機械加工された金属材料で形成されてもよいし、成型プラスチックなどの別の適切な材料であってもよいし、材料の組み合わせであってもよい。シャフト20は、測定尺22をさらに備えてもよい。測定尺22はシャフトと一体であってもよいし、または、当業者であれば理解するであろう任意の適切な手段でシャフト20内の凹んだスロット23内に貼り付けられた別の部品であってもよい。
シャフト20の隆起端または「近位」端は、典型的にはシャフトと一体である把持部30を備えている。把持部30には高摩擦面31が設けられてもよい。高摩擦面31は、把持部30の材料と一体的に形成されることが好ましいが、塗布された材料であってもよい。この高摩擦面31は、ユーザーの手(図示せず)と把持部30との間で生じる滑りの可能性を軽減し、したがってユーザーによるシャフト20の制御が改善される。
シャフト20の下端または「遠位」端は、基準面追従部40を備える。基準面追従部は、基準面を支える平滑で比較的大きな接触領域を提供するように通常は成形される。基準面追従部40はシャフト20と一体であってもよいし、接着剤または機械的な締結具などの適切な接続形態でシャフトに取り付けられた別の部品であってもよい。この接続によって、基準面追従部40がシャフト20にしっかりと固定されてもよいし、シャフト20に対して基準面追従部40が回転するようにしてもよい。
基準面追従部40は、通常はカバー41を有する。カバー41の材料は、低い表面摩擦およびマーキングなし(non-marking)の特性で特徴づけられる。カバー41は、基準面追従部40に恒久的に取り付けられてもよいし、取り外し可能であってもよい。
装置は、それぞれシャフト20に係止される、雌ねじ付きの固定部50と雌ねじ付きのマーキング部60とをさらに備える
固定部50は、把持部30と隣接してシャフト20に係止される。マーキング部60は、基準面追従部40に隣接してシャフト20に係止される。固定部50が基準面追従部40に隣接し、マーキング部60が把持部30に隣接するように、相対的な配置を変更することもできると考えられ、同様の最終結果が得られる。
把持部30と基準面追従部40は、固定部50およびマーキング部60がシャフト20から離脱するのを防止する役割も発揮する。
当業者であれば容易に理解するように、シャフト20とねじ係合している固定部50とマーキング部60は、それぞれシャフト20の軸周りに個別に回転することができる。その結果、シャフト20の軸に沿って部分が長手方向に(および/または相対的に)移動する。
固定部50は、中心軸に沿って雌ねじが切られた全体的に円盤形状の本体を備える。固定部50がシャフト20に係止されているとき、この軸はシャフト20の中心軸と一致する。固定部50は、アルミニウムなどの単一材料から製作されてもよいし、当業者には周知である他の適切な手段によって製作されてもよい。
固定部50は、典型的に固定部50と一体成型された旋回面51をさらに備える。旋回面51は一つ以上の突出部52を有してもよい。および/または、ユーザーによる固定部50の回転を改善するために適切な代替的なまたは追加の仕上げが旋回面51に施されていてもよい。
マーキング部60は、全体的に円盤形状であり、中心軸に沿って雌ねじが切られている。マーキング部60がシャフト20に係止されているとき、この軸はシャフト20の中心軸と一致する。マーキング部60は、アルミニウムなどの単一材料から製作されてもよいし、当業者には周知である他の適切な手段によって製作されてもよい。
マーキング部60は、一つ以上のマーキング領域62をさらに備える。好ましくは、三つのマーキング領域62が使用される。マーキング領域62は通常、同一平面上にあり、マーキング部60とシャフト20の共通中心軸から半径方向外側に延出する。好ましくは、マーキング領域62は、シャフト20の軸周りに対称的に等間隔に配置される。したがって、マーキング領域62は、上方から観察したときに正三角形の外周を有する全体的な形態を装置10に与える。
マーキング領域62の中間には保持面63がある。好ましくは、保持面63は内向きの扇形(scalloped)形状である。けがき動作の間、ユーザーは、保持面63を実質的に介して装置に動きを与える。
マーキング領域62は、けがき(scribing)先端64を有する。けがき先端64は、図1に示すような別体の取り外し可能なけがき素子66であってもよいし、代替的には一体形成されてもよい(図示せず)。当業者であれば理解するように、けがき先端64をマーキング領域62と一体形成すると、製造コストが低下することがある。しかしながら、好ましくは、別体の取り外し可能なけがき素子66が使用される。この手法によって、例えば硬化鋼などの、けがきエッジまたはけがき点として機能するのに適切な材料で取り外し可能なけがき素子66を形成することが可能になる。取り外し可能なけがき素子66は、破損したり切れ味が悪くなったときに、容易に交換することができる。好ましくは、装置10のマーキング領域62は、標準化された設計である取り外し可能なけがき素子66を利用するように構成されており、そのため、費用効率が高く、木工業および家具製造業の取引で広く利用可能である。代替的に、けがき素子がカスタマイズされた刃を備えていてもよい。刃は、カウンターシンクスクリューを収容するカウンターサンク開口を備えてもよく、これが工具に対する刃の治具の安定性に貢献し、工具の全体的な美的外観に貢献する。さらに、カウンターシンク性質により、ゼロに近づく基準面と目標面との間のオフセットを工具が調整することができる。
図2は、床、壁、天井などの基準面70と、家具のキックレール(kick rail)、ベンチ上面、または垂直に見られるエンドパネルなどの目標面80の斜視図である。
最大隙間距離81を特定することが、基準面輪郭71を目標面80に転写する好適な方法の第1ステップである。
図1に示した本発明の実施形態に係る輪郭転写装置は、通常は最大隙間距離81の位置で基準面70と係合し、基準面追従部40が基準面70に当接する。シャフト20は基準面70に垂直である。
シャフト20が把持部30で把持され、例えば基準面追従部40である基準面追従手段によって安定化される。けがき先端64の高さが最大隙間距離81とほぼ等しくなるか、または好ましくは最大隙間距離81をわずかに超えるまで、マーキング部60が回転される。続いて、固定部50がマーキング部60に接触し、マーキング部60に対して反対向きに回転して、マーキング部60と基準面追従部40とを一定の距離に維持する。続いて、けがき先端64と目標面80との間の接触を維持しながら、基準面70を横方向に横切るように装置10が移動される。目標面80に対するけがき先端64の横方向動作が、基準面70の基準面輪郭71に追従する転写輪郭線90を目標面80上にマーキングする。
図3は、本発明の一実施形態に係る輪郭転写装置(全体を10で示す)の側面断面図である。この好適な実施形態では、マーキング部60が、基準面追従部40に隣接する表面である「遠位」面に位置する凹部67をさらに備える。図示のように、凹部67によって、基準面追従部40およびカバー41の「遠位」面とマーキング領域62が同一平面上になる位置まで、第2雌ねじ部60をねじで移動することが可能になる。これにより、最大隙間距離81が比較的小さくなる状況でも装置10が輪郭線を転写することが可能になる。基準面輪郭に比較的小さな変動が存在する場合にこの要件が生じることがある。
図4は、本発明の一実施形態に係る輪郭転写装置(全体を10で示す)の平面図である。好適な実施形態では、装置10は三つのマーキング部62を有する。図は輪郭転写装置10を描いており、それぞれが60°の角度を形成する三つのマーキング領域62によってその外縁が規定される。図示のように、装置10の外縁の角付き形状によって、けがき先端64が内角の奧まで輪郭をマーキングすることが可能になっている。
好適な実施形態に係る装置の特定の応用形態では、キックレール(食器棚がその上に載るベースレール)のフィッティングのとき、全体として食器棚およびベンチトップの土台となるような高さになる必要がある。キックレールを取り付けるとき、始めに床上に配置してもよいし、アルコール水準器を用いて左から右におよび正面から背面に水平にしてもよい。床が水平でない場合、設置者によってキックレールが一時的な水平位置に保持され、異なる厚さを持つ一連のフィラー/パッカーをキックレールの下に配置してこの水平位置を保持してもよい。床とキックレールとの間の隙間の厚さは、床の凹凸および水平度合いに応じて変化することがある。次の段階では、設置者が、床の凹凸および水平度合いをキックレール上に転写する必要がある。これは、図2に示したように、床とキックレールの下面との間の最大隙間距離81を最初に見つけることによって行われる。床の状態とキックレールの長さに応じて、この隙間は1ミリメートル未満から25ミリメートル以上になることがある。
最大隙間距離81が定まると、図1、3または4のいずれか一つに示すように、設置者は装置10の固定部50を緩めるだけでよく、続いて最大隙間距離81の隣で床上に基準面追従部40を配置し、三つのけがき先端64のうちの一つの底面がキックレールの下面と同じ高さになるまで、工具のマーキング部60を上または下に回転させる。そして、ユーザーは、マーキング部60に対して堅くなるように固定部50を締める。こうして装置10がキックレールにマーキングする準備ができる。
代替的に、床とキックレール下面との間の最大隙間距離81を、設置者が定規で測定してもよい。シャフト20の測定尺22に一致するようにマーキング部60を回転させることで、測定値を装置10に適用することができる。
装置10は、左手または右手のいずれかで使用する準備ができている。キックレールの一端から開始して、設置者は、基準面追従部40が床上にある状態で装置10をしっかりと保持することができる。ユーザーは、けがき先端64のうちの一つをキックレールの垂直面の表面と確実に接触させる。好ましくは、装置10はキックレールに対して90°に保持される。これは、シャフト20の中心を通り、キックレールと接触しているけがき先端64の中心に向かう想像線を視覚化することによって、容易に実行される。ユーザーは、その想像線をキックレールに対して90°にする。そして、ユーザーは装置10に十分な圧力を加えて基準面追従部40を床に対して安定させ、けがき先端64がキックレールの垂直面上に線を引くことができるようにする。
ユーザーは、床に沿って装置10をゆっくりとスライドし、けがき先端64に均一な圧力を加えることによってキックレールの垂直面上に線を引く。ユーザーは、床に据え付けられるキックレールの全ての部分にマーキングがされたことを確認する。ユーザーは、キックレールの表面に引かれた線/けがき線に満足するまで、この動作を繰り返すことができる。そして、床の輪郭がキックレール上に転写される。電気かんなまたはジグソーを用いてまたは任意の他の方法によって、キックレール上のけがき線までキックレールを切り取ることができる。切り取りが終わると、キックレールを床にフィットさせることができる。
壁、床、またはその両方と接触する垂直に見られるエンドパネルをフィッティングするときにもこの過程が使用される。
同様の過程を用いて、壁面に対してベンチトップを適合させたり、食器棚と壁の間のフィラーストリップをフィッティングすることができる。
ベンチトップを周囲の壁に適合させるとき、食器棚の正面および/または端に平行または直交するようにベンチトップをセットする。実現しようとしている外観および適用形態に応じて、食器棚の正面および端においてベンチトップの張り出しが存在する場合がある。ベンチトップを所望の位置にセットした後、最大隙間距離81を見つける同一の過程を利用するが、今回は、ベンチトップの縁と壁との間の距離である。最大隙間距離81が決まると、ユーザーは装置10の固定部50を緩め、最大隙間距離81に隣接させて装置10の基準面追従部40を壁の上に配置することができる。設置者は、壁へのマーキングを防止するように構成されたカバー41を有してもよい。
ユーザーは、三つのけがき先端64のうちの一つの底面がベンチトップの縁と同じ高さになるまで、装置10のマーキング部60を上または下に回転させる。そして、ユーザーは、マーキング部60に対して堅くなるように固定部50を締める。こうして装置10がベンチトップにマーキングする準備ができる。
代替的に、壁とベンチトップの縁との間の最大隙間距離81を、設置者が定規で測定してもよい。シャフト20の測定尺22に一致するようにマーキング部60を回転させることで、測定値を装置10に適用することができる。
装置10は、左手または右手のいずれかで使用する準備ができている。ベンチトップの一端から開始して、設置者は、基準面追従部40が壁上にある状態で装置10をしっかりと保持する。ユーザーは、けがき先端64のうちの一つをベンチトップの表面と確実に接触させる。好ましくは、装置10はベンチトップに対して90°に保持される。これは、シャフト20の中心を通り、ベンチトップと接触しているけがき先端64の中心に向かう想像線を視覚化することによって、容易に実行される。ユーザーは、その想像線をベンチトップに対して90°にする。そして、ユーザーは装置10に十分な圧力を加えて基準面追従部40を壁に対して安定させ、けがき先端64が水平なベンチトップ表面上に線を引くことができるようにする。
ユーザーは、ベンチトップに沿って装置10をゆっくりとスライドし、けがき先端64に均一な圧力を加えることによってベンチトップの表面上に線を引く。好ましくは、設置者は、フィッティングされた壁と接触するベンチトップにのみマーキングしたことを確認すべきである。ユーザーは、ベンチトップの表面に引かれた線/けがき線に満足するまで、この動作を繰り返すことができる。そして、壁の輪郭がベンチトップ上に転写される。電気かんなまたはジグソーを用いて、あるいは当業者によって認識される任意の他の方法によって、ベンチトップ上のけがき線までベンチトップを切り取ることができる。切り取りが終わると、ベンチトップを床にフィットさせることができる。
壁、床および天井にフィッティング可能な別の部品はフィラーストリップである。壁に直接当たるキャビネットカーカスの突き当てを有する代わりに、クリーナ仕上げのためにフィラーストリップを利用することができ、壁、床または天井の形状にフィラーストリップを適合させることができる。多くの場合、フィラーストリップはフィッティング過程の最終仕上げの一つであるので、既に水平出しされた家具の部品に対してフィラーストリップが適合される。多くの場合、通常は壁から16−20ミリメートルの範囲で壁に対して平行に取り付けられる、例えばキャビネットカーカスなどの家具の部品に、フィラーストリップが取り付けられる。水平なキックレール上に載置されたカーカスを用いて、フィラーストリップが壁に対してしっかりと突き当たるまでカーカスがスライドされる。隙間がない場合、キャビネットカーカスをキックレールおよび/または壁に取り付けることができる。しかし、隙間がある場合、最大隙間距離81が見つかる。最大隙間距離81が決まると、設置者は装置10の固定部50を緩め、最大隙間距離81に隣接させて基準面追従部40を壁の上に配置する。設置者は、壁の損傷またはマーキングを避けるために、基準面追従部40にカバー41をかぶせるように配慮する。
ユーザーは、三つのけがき先端64のうちの一つの底面が、壁に最も近いフィラーストリップの縁と同じ高さになるまで、装置10のマーキング部60を上または下に回転させる。そして、ユーザーは、マーキング部60に対して堅くなるように固定部50を締めることができる。こうして装置10がフィラーストリップにマーキングする準備ができる。
代替的に、壁とフィラーストリップの縁との間の最大隙間距離81を、設置者が定規で測定してもよい。シャフト20の測定尺22に一致するようにマーキング部60を回転させることで、測定値を装置10に適用することができる。
装置10は、ユーザーの左手または右手のいずれかで使用する準備ができている。フィラーストリップの一端から開始して、設置者は、基準面追従部40が壁上にある状態で装置10をしっかりと保持する。ユーザーは、けがき先端64のうちの一つをフィラーストリップの表面と確実に接触させる。好ましくは、装置10はフィラーストリップに対して90°に保持される。これは、シャフト20の中心を通り、フィラーストリップと接触しているけがき先端64の中心に向かう想像線を視覚化することによって、容易に実行される。ユーザーは、その想像線をフィラーストリップに対して90°にする。そして、ユーザーは装置10に十分な圧力を加えて基準面追従部40を壁に対して安定させ、けがき先端64がフィラーストリップの表面上に線を引くことができるようにする。
ユーザーは、壁に沿って装置10をゆっくりとスライドし、けがき先端64に均一な圧力を加えることによってフィラーストリップの表面上に線を引く。好ましくは、設置者は、フィッティングされた壁と接触するフィラーストリップにのみマーキングしたことを確認すべきである。設置者は、フィラーストリップの表面に引かれた線/けがき線に満足するまで、この動作を繰り返すことができる。そして、壁の輪郭がフィラーストリップの表面に転写される。電気かんなまたはジグソーを用いて、あるいは当業者によって認識される任意の他の方法によって、けがき線までフィラーストリップを切り取ることができる。切り取りが終わると、フィラーストリップを床にフィットさせることができる。
上記の過程を使用して、フィラーストリップを床または天井にも適合させることができる。
図4に示す工具の設計のために、角のおよそ30ミリメートル以内になると、転写中の面に対してけがき先端64を90°に保持することができなくなる。このような状況では、基準面追従部40上で転写工具を旋回させて、角に転写すべき残りの短い距離について表面に線を引くことも許容される。
上述の方法は、木材、パーチクルボード、中密度繊維板(MDF)、積層板、石材、ステンレス鋼、リノリウム、および建設業で使用される他の材料を含む幅広い材料に使用することができ、これらに限定されない。
ユーザーがキャビネットを取り付ける例について上述したが、以下を含むがこれらに限定されない、建設業界における多数の他の応用形態にも好適な装置を適用することができる。
−他の形の材料の周りへの材料の適合。
−建物の柱の周りへのリノリウムの設置。
−タイルの設置。
−シートメタルの製作。
−石材の設置。
−カーペットの設置。
−ラミネート加工されたベンチトップ表面の設置。
−幅木の床への適合。
−ドアフレームと壁との間の隙間が狭すぎて事前仕上げされたアーキトレーブ(architrave)の幅を受け入れられず、アーキトレーブを切り取る必要がある場合に、アーキトレーブを壁に適合させる。
ユーザーが採用する方法に応じて、アーキトレーブを含まないドアフレームにフィッティングするときにドアの上、左および右の縁に線を引くために図1、3および4に示す装置を使用することができる。通常、ドアとドアフレームをフィッティングするとき、家屋のスタッド枠に対して最初にフィッティングすべき物品は、ドアフレームである。典型的に、スタッド枠の開口は、ドアフレームの外径よりも広くなっている。ドアフレームの水平出しフィッティングを可能にするためにこのようにされている。スタッド開口の中にドアフレームを配置し、スタッド枠に一側面を水平かつ真っ直ぐに取り付ける。ドアフレームの各側面のスタッドとドアフレームの外側の間に通常はパッカーが使用され、枠の水平出しを補助し垂直縁が直線になるようにする。反対側が同様にして取り付けられ、ドアフレームの内側開口が平行でありフレームの上部も水平になるようにする。
ドアフレームが適合されると、次に適合すべき物品はドアフレーム穴内のドアである。通常は、広く市販されている所定のサイズのドアを収容するようにドアフレームがフィッティングされる。最初の取り付け時のこれらのドアは、ドアフレーム内では窮屈である場合がある。そうでない場合、ドアフレーム内でドアを保持するのに小さなくさびを利用することができる。ドアにかんながけをして、ドアの左、右および上に沿ってドアとドアフレームとの間に約3−4ミリメートルの均一な隙間ができるように、ユーザーはドアにマーキングする必要がある。販売時に装置10とともに包装可能である追加の基準面追従部を利用して、装置10を適用することができる。この追加の基準面追従部は、基準面追従部40よりも直径が大きく、ドアフレームの外縁に引っかけることができると好ましい。スタッド枠から離してドア枠が詰められており、追加の基準面追従部が自由に移動するための隙間が作られているために、この引っかけ動作をすることができる。この例では、追加基準面追従部の上面が、ドア枠の輪郭を転写するために使用されている。ユーザーは、ドア枠の左、上および右に沿って装置10を動かし、ドアがトリミングされる3−4ミリメートルの線をマーキングすることができる。
図1、3および4に示す装置10を使用して、磨きコンクリート、タイルまたはフロアボードなどの床面の輪郭を幅木に転写することができる。
これらの状況では、ユーザーは幅木を所望の長さに切断し、床および壁に寄せた位置に幅木を配置する。次の段階では、ユーザーが床の凹凸を幅木に転写する必要がある。図2に示すような床と幅木の下面との間の最大隙間距離81を最初に見つけることによって、これが行われる。床の状態と幅木の長さに応じて、この隙間は1mm未満から10mm以上になることがある。
最大隙間距離81が定まると、図1、3または4のいずれか一つに示すように、ユーザーは装置10の固定部50を緩めるだけでよい。続いて最大隙間距離81の隣で床上に基準面追従部40を配置し、三つのけがき先端64のうちの一つの底面が幅木の下面と同じ高さになるまで、工具のマーキング部60を上または下に回転させる。そして、ユーザーは、マーキング部60に対して堅くなるように固定部50を締める。こうして装置10が幅木にマーキングする準備ができる。
代替的に、床と幅木の下面との間の最大隙間距離81を、設置者が定規で測定してもよい。シャフト20の測定尺22に一致するようにマーキング部60を回転させることで、測定値を装置10に適用することができる。
装置10は、左手または右手のいずれかで使用する準備ができている。幅木の一端から開始して、設置者は、基準面追従部40が床上にある状態で装置10をしっかりと保持する。ユーザーは、けがき先端64のうちの一つを幅木の表面と確実に接触させる。好ましくは、装置10は幅木に対して90°に保持される。これは、シャフト20の中心を通り、幅木と接触しているけがき先端64の中心に向かう想像線を視覚化することによって、容易に実行される。ユーザーは、その想像線を幅木に対して90°にする。そして、ユーザーは装置10に十分な圧力を加えて基準面追従部40を床に対して安定させ、けがき先端64が幅木の垂直面上に線を引くことができるようにする。
ユーザーは、床に沿って装置10をスライドし、けがき先端64に均一な圧力を加えることによって幅木の垂直面上に線を引く。ユーザーは、幅木の表面に引かれた線/けがき線に満足するまで、この動作を繰り返すことができる。そして、床の輪郭が幅木上に転写される。電気かんなまたはジグソーを用いて、あるいは任意の他の方法によって、幅木上のけがき線まで幅木を切り取ることができる。切り取りが終わると、幅木が床の凹凸に実質的にフィットし、適所に設置することができる。
好適な実施形態に係る装置の商業上の利点は以下の通りである。
−片手での使用。
−極めて正確。
−使用が容易。
−複数の応用形態で使用可能。
−複数の産業で使用可能。
−魅力的なデザイン。
−工具の製造コストが小さく採算がとれる利幅が可能。
−世界中の建設業界を対象にする潜在性。
−頑丈。
−露出した鋭いナイフ刃を使用する危険を排除。
−以前のけがき技術の使いにくさを排除。
−線を正確にリトレース可能。
−工具の消耗品および他の交換部品(例えば新しいけがき刃およびスペア部品)を供給することによって、工具の継続使用をサポート可能。
−刃の形状のおかげで、木目、印刷面またはラミネート加工面に向けて切断/かんながけをするときに生じうるチッピングの防止を補助することができる刻み目を目標面上に形成する。
けがきは、困難かつ厄介な作業であり避けるべきものとみなされている。両手の使用は堅苦しくもどかしいものとなりうる。ボールペンを使う場合、ボールペンの先端をパッカーの上部に正確に載せることは困難であり、そのためパッカーの厚さにわずかな許容値を与えなくてはならない場合がある。一部のケースでは、ボールペンが材料に染みを付けてしまうことがある。鉛筆を使う場合、鉛筆が丸くなり先端の幅が大きくなってしまう。両手を使うことによる別の問題は、特にパッカーが滑る表面にとらわれる場合にパッカー上でボールペンまたは鉛筆が滑ってしまう場合があること、および両手を異なる速度で動かすためにボールペンまたは鉛筆がずれてしまう場合があることである。角にけがきをする場合には両手の使用が非常に困難になる。この作業は、梯子の上に立っていたり床にうずくまっていたりなど、ユーザーの体の位置に応じてさらに困難になる。物品をけがき線まで実際にトリミングする場合、十分に正確ではない従来のけがき方法のために、決して正確ではあい。より簡単ではるかに効率的なけがき方法が保証され、好適な実施形態がこれを提供する。
様々な修正および等価の構成が、本発明および添付の請求項の精神および範囲内に含まれるように意図されている。したがって、特定の実施形態は、本発明の原理を実施可能である多数の方法の例示であると理解されるべきである。例えば、基準面追従部は、その中にマーキング部を受け入れるように構成された凹部を備えてもよい。こうすると、基準面追従部とマーキング部によって共有される中心縦軸に近接してマーキング部のけがき先端が位置するようになる。これにより、きつい内角などの困難な構成でけがき工具を使用するための比較的小さなクリアランスが得られる。出隅(external corner)などの追加の構造が基準面と目標面との交差部にまたはこれに隣接して配置される状況にも別の構成を適用することができる。図1および3に示すデバイスをそのような状況に適用するために、基準面追従部にフットプレート(図示せず)が含められてもよい。フットプレートは、第1区画と、第1区画に対して角度のついた第2区画とを備えてもよい。基準面と目標面の交差部に隣接する出隅などの追加構造を越えてその上方に第2区画を延ばすように第1区画が構成される。第2区画は、第1区画から目標面に向けて延出してもよく、好ましくは第2区画自身の範囲内にマーキング部を実質的に収容するための凹部を備える。このようにして、工具の機能を利用して、例えば、コーニスまたは角などの障害物を超えてある高さまたは距離にある目標面に基準面の輪郭を転写することができる。
以下の請求項においては、ミーンズプラスファンクション節は、定義された機能を実行する構成、および構成的な等価物のみならず等価な構成をも含むように意図されている。例えば、釘は円柱状の表面を有し木材を互いに固定するが、ねじは螺旋状の表面を有し木材を互いに固定する。この点で釘とねじは構成的な等価物ではないかもしれない。しかしながら木材を固定する観点からは、釘もねじも等価な構成である。
本明細書で使用される場合、「備える(comprises/comprising)」および「含む(includes/including)」は、上述の特徴、完全体(integer)、ステップ、または部品の存在を特定するが、一つまたは複数の他の特徴、完全体、ステップ、部品またはこれらのグループの存在あるいは追加を除外するものではないと理解される。したがって、文脈がそうでないことを明確に必要としない限り、詳細な説明および請求項の全体を通して、「備える」、「含む」等の単語は、排他的または網羅的な意味ではなく包含的な意味、すなわち「含むが限定されない」の意味に解釈されるべきである。

Claims (9)

  1. 基準面の輪郭を目標面に転写する装置であって、
    基準面追従部と動作的に関連づけられた少なくとも一つのマーキング部を備え、
    前記少なくとも一つのマーキング部は、前記基準面追従部の周縁を越えて横方向に延出するとともに、前記目標面と直交する面内に90°以下の角度でそれぞれ形成されたけがき先端を有する二つまたは三つのマーキング領域を備え、前記二つまたは三つのマーキング領域は約120°の角度だけ隔てられており、
    前記少なくとも一つのマーキング部は遠位面に配置された凹部をさらに備え、該凹部は前記基準面追従部に隣接する面であり、前記凹部内に前記基準面追従部を受け入れ可能であり、これによって前記二つまたは三つのマーキング領域を前記基準面追従部と同一平面内に配置するように構成されている
    ことを特徴とする輪郭転写装置。
  2. 前記基準面追従部が、当該装置の周縁と比較して大きな平坦面を備えることを特徴とする請求項1に記載の輪郭転写装置。
  3. 前記少なくとも一つのマーキング部の前記基準面追従部との動作的な関連は、前記少なくとも一つのマーキング部と前記基準面追従部とがねじ付きシャフトにねじ係合すること含む請求項1に記載の輪郭転写装置。
  4. 基準面の輪郭を目標面に転写する装置であって、
    基準面追従部と少なくとも一つのマーキング部とを備え、
    前記少なくとも一つのマーキング部は、相互接続シャフトに沿って前記基準面追従部に対して回転して再配置可能であり、
    前記相互接続シャフトに沿った任意の点で、前記少なくとも一つのマーキング部の位置を前記基準面追従部に対して固定可能であり、
    前記少なくとも一つのマーキング部は前記基準面追従部に対して同軸上に配置可能であり、
    前記少なくとも一つのマーキング部は、前記基準面と前記目標面の間のゼロオフセットに対応するように構成され
    前記少なくとも一つのマーキング部は、前記基準面追従部の周縁を越えて横方向に延出するとともに、前記目標面と直交する面内に90°以下の角度でそれぞれ形成されたけがき先端を有する二つまたは三つのマーキング領域を備え、前記二つまたは三つのマーキング領域は約120°の角度だけ隔てられており、
    前記少なくとも一つのマーキング部は遠位面に配置された凹部をさらに備え、該凹部は前記基準面追従部に隣接する面であり、前記凹部内に前記基準面追従部を受け入れ可能であり、これによって前記二つまたは三つのマーキング領域を前記基準面追従部と同一平面内に配置するように構成されている
    ことを特徴とする装置。
  5. 前記基準面追従部は、該基準面追従部に隣接して配置される前記マーキング部のけがき先端を有するように構成され、該けがき先端は、前記基準面追従部と前記マーキング部とで共有される中心長手軸の周りに動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記少なくとも一つのマーキング部と前記基準面追従部とが、実質的に直交する目標面および基準面と係合するように構成されることを特徴とする請求項1、4、5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記少なくとも一つのマーキング部と前記基準面追従部とが、互いに鋭角に配置された目標面および基準面と係合するように構成されることを特徴とする請求項1、4、5のいずれかに記載の装置。
  8. 前記少なくとも一つのマーキング部と前記基準面追従部とが、互いに鈍角に配置された目標面および基準面と係合するように構成されることを特徴とする請求項1、4、5のいずれかに記載の装置。
  9. 前記基準面追従部は、該基準面追従部に隣接して配置される前記マーキング部のけがき先端を有するように構成され、該けがき先端は、前記基準面追従部と前記マーキング部とで共有される中心長手軸の周りに動作可能であることを特徴とする請求項に記載の装置。
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