JP5743575B2 - サーマルプロテクター - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態1によるサーマルプロテクター1を模式的に示す断面図である。アーム2、バイメタル3(感熱素子に相当)及び正特性温度サーミスター(以下、PTC4という。)はケース5の内部に収納されている。ケース5は、予めアーム2と一体化されたカバー部51でベース部52を密封することにより構成される。
洋白、 黄銅などの弾性と導電性とに富んだ材料を用いる。固定接点52d及び可動接点2dの材質は、銀又は銀−ニッケル合金など導通性の好い銀を主成分とする合金であり、これをクラッド、溶接、めっき、塗布、その他の方法によりケース5中の接点金属部52e及びアーム2に付す。バイメタルには、熱膨張の大きい金属材料と熱膨張の小さい金属材料とを積層させ、熱処理を行い所期の温度で反転または原形復帰するようにしたものを用いる。これら各部材の寸法、配置などは、既存の設計を適用すればよい。
実施態様1によるサーマルプロテクターの組立は、図5に模式的に示される。カバー部51を構成する工程(図5(a))では、金属片を所定の形に成形してなしたアーム2及び金属プレート51bを互いに当接させた状態で樹脂中にインサート成形してカバー部51が完成する。この時、カバー部51の上面では、金属プレート51bがカバー樹脂部51aで覆われる。しかし、カバー部51上面のカバー樹脂部51aには、アーム2のアーム固定部2a及び金属プレート51bが互いに当接する接触域51eにおいて、一部に樹脂が充填されずに空所となって金属プレート51bが部分的に外部に露出する。カバー部51表面のカバー樹脂部51a表面から金属プレート51bにまで至るこの空所は溶接穴51dに用いられる。
図2は、本発明の実施形態2を示す断面図である。実施形態2のサーマルプロテクター1では、ベース部52に接合側端子部52cが存在せず、アーム2の一部がケース5の外部に延設されて、外部電源と接続するアーム端子部2cとして機能する。アーム2とアーム端子2cとは、溶接操作Wの前に既に電気的に接続しているが、本実施形態のようにアーム2が金属プレート51bと溶接されることにより、アーム端子2cに外力が加わった場合の堅牢性が優れることとなる。尚、図2においては、ベース部5に接合金属部52b(図1参照)に相当する部分が存在しないが、堅牢性を一層高めるために、固定接点52dの反対側にアーム固定部2aと接合される金属部材が予めベース部52に、埋設されて設けられていてもよい。一方で、図示されるように接合金属部52bのない形態では、部品点数の少ない点で工費についてみると有利である。さらに、この実施形態2においては、カバー部51を溶接操作Wにより完成させて、その後に組立および超音波溶着によりケース5を完成させることも可能である。実施形態2のサーマルプロテクターの他の構成、作用効果、製造法などは、実施形態1のものと同様である。
図3は、本発明の実施形態3を示す断面図である。実施形態3のサーマルプロテクター1では、ベース部52に接合側端子部52cが存在せず、金属プレート51bの一部が外部に延設されて、外部電源と接続するカバー端子51cとして機能する。溶接操作Wにより、アーム2とカバー端子51cとは、電気的に接続する。尚、図3においては、ベース部5に接合金属部52b(図1参照)に相当する部分が存在しないが、固定接点52dの反対側にアーム固定部2aと接合される金属部材が予めベース部52に、埋設されて設けられていてもよく、かかる金属部材の作用効果は、前述と同様である。実施形態3のサーマルプロテクターも、他の構成、作用効果、製造法などは、実施形態1のものと同様である。
2 アーム,
2a アーム固定部,
2b アーム可動部,
2c アーム端子部,
2d 可動接点,
3 バイメタル(感熱素子),
4 PTC(温度サーミスター),
5 ケース,
51 カバー部,
51a カバー樹脂部,
51b 金属プレート,
51c カバー端子部,
51d 溶接穴(盲穴),
51e 接触域,
52 ベース部,
52a ベース樹脂部,
52b 接合金属部,
52c 接合側端子部,
52d 固定接点,
52e 接点金属部,
52f 接点側端子部,
6 溶接治具,
61 溶接痕,
62 溶接部位,
W 溶接操作,
Claims (5)
- アーム及び反転型の感熱素子が、カバー部及びベース部を備えるケースに収納されてなり、
前記アームは、前記ベース部に形成された固定接点と接触又は離反する可動接点を付され、
前記カバー部は、金属プレートが前記アームと当接して共にカバー樹脂部に埋設されてなり、
該カバー樹脂部は、前記金属プレートの上面を覆い、盲穴を有し、
該盲穴は、前記金属プレートと前記アームとが当接する接触域の上方位置において前記金属プレートまで至り、該盲穴の底面が溶接部位に用いられ、
前記ベース部には、接合金属部が埋設され、
前記アームは、前記溶接部位において、前記金属プレート及び又は前記接合金属部と溶接され、
前記金属プレートは、前記溶接部位の直上において貫通孔を有することを特徴とするサーマルプロテクター。 - 請求項1において、前記金属プレートの一部が前記ケースの外部に延設されてなるカバー端子部であることを特徴とするサーマルプロテクター。
- 請求項1又は2の一において、前記アームの一部が前記ケースの外部に延設されてなるアーム端子部であることを特徴とするサーマルプロテクター。
- 請求項1乃至請求項3の一において、前記接合金属部の一部が前記ケースの外部に延設されてなる接合側端子部であることを特徴とするサーマルプロテクター。
- 請求項1乃至請求項4の一において、前記盲穴の底面に溶接痕を有することを特徴とするサーマルプロテクター。
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