JP5740037B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えばスロットマシン等の遊技機に関し、電源の遮断の直前に設定変更操作が実行されているか否かを演出装置の報知態様により、遊技機が設置されたホール、すなわち遊技店側の管理者が知ることができることを課題とする。【解決手段】 抽選テーブル記憶手段(32C)と、設定値から選択される設定値を記憶可能な設定値記憶手段(32D)と、設定値を変更可能な設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)と、各種の演出を行う演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)と、を備える。電源の遮断の直前に設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)による設定変更操作が実行されているか否かを判定する設定変更判定手段(42B)と、設定変更判定手段(42B)による設定変更操作の判定結果を、電源が投入された際に演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)を用いて報知する報知制御手段(42D)と、を備える。【選択図】 図11

Description

本発明は、例えばスロットマシン等の遊技機に関し、電源の遮断の直前に設定変更操作が実行されているか否かを演出装置の報知態様により、遊技機が設置されたホール、すなわち遊技店側の管理者が知ることができる。
従来から、人々に娯楽を提供する遊技機として、パチンコ機やスロットマシン等が利用されている。
例えば、スロットマシンは、複数種類の図柄が記されるとともに、回転駆動される複数の回転リールと、これらの回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、対応する回転リールを停止させるためのストップスイッチとを備えている。
また、スロットマシンの内部には、遊技における役の当否を役抽選で決定する役抽選手段と、回転リールの回転を停止させるリール回転制御手段とを有する遊技制御装置が設けられている。
このようなスロットマシンには、遊技における遊技者の有利さの程度について段階的に複数の設定値が設定され、かつ、複数の設定値の中から一の設定値を設定するために操作される複数のスイッチが内部に設けられている。
すなわち、スロットマシンには、その動作状態として、遊技が行える状態と、設定値の設定が行える設定変更状態とが設けられている。
そして、スロットマシンの内部には、遊技が行える状態及び設定変更状態の一方から他方への切り換えるために操作される切換スイッチと、複数の設定値の中から一の設定値を設定するために操作される設定スイッチとが設けられている。
この際、切換スイッチとして、所定の鍵で操作されるキースイッチが採用されており、当該鍵がなければ切換スイッチの操作が行えないようになっている。
そして、切換スイッチの鍵は、スロットマシンの管理者が保管しているので、当該管理者でなければ、スロットマシンの設定値を変更する設定変更操作が行えないようになっている(特許文献1等参照)。
スロットマシンの設定変更操作は、一般的に、スロットマシンが設置されている遊技場の営業開始前あるいは営業終了後に行われている。
特開2013−42879号公報
前述のようなスロットマシン等の遊技機では、設定変更操作を行ったか否かは、設定変更操作を行った者にしか判らないので、遊技場で複数の管理者が従事している場合、前日の営業終了後に設定変更操作を行った一の管理者がその翌日に休暇を取ってしまうと、設定変更操作を行った遊技機についてのメモでも残さない限り、他の管理者は、どの遊技機に対して設定変更操作が行われたか否かが判らない。このため、前日の営業終了後に設定変更操作が行われた場合には、その旨の報知が行えるようにしたい、という要望がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した背景技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、例えば前日の営業終了後に設定変更操作が行われた旨の報知が行える遊技機を提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、複数種類の抽選テーブルを記憶した抽選テーブル記憶手段(32C)と、前記抽選テーブル記憶手段(32C)に記憶された前記抽選テーブルと各々関連付けられた複数の設定値を設定し、前記設定値から選択される設定値を記憶可能な設定値記憶手段(32D)と、前記設定値記憶手段(32D)に記憶された前記設定値を変更可能な設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)と、前記設定値記憶手段(32D)に記憶された前記設定値に関連付けられて、前記抽選テーブル記憶手段(32C)に記憶された前記抽選テーブルを用いて抽選を行いながら遊技を進行し、当該遊技に関連し、各種の演出を行う演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)とを備える遊技機(例えばスロットマシン1)において、電源の遮断の直前に前記設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)による設定変更操作が実行されているか否かを判定する設定変更判定手段(42B)と、前記設定変更判定手段(42B)による設定変更操作の判定結果を、電源が投入された際に前記演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)を用いて報知する報知制御手段(42D)と、を備えている、ことを特徴とする。
これに加え、請求項1に記載の発明は、前記設定変更判定手段(42B)は、前記設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)による設定変更操作後の経過時間を計測し、当該計測した経過時間と、予め設定した基準時間とを比較して、前記直前か否かを判定するようにしている、ことを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2に記載の発明は、前記設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)による設定変更操作後の経過時間を計測する経過時間計測手段(42A)と、通電状態から移行する非通電状態のとき、前記経過時間計測手段(42A)により計測した経過時間に関する情報を保持するバックアップ手段(42F)と、を備え、前記設定変更判定手段(42B)は、前記バックアップ手段(42F)により保持された経過時間に関する情報を用いて設定変更操作の判定を行い、前記報知制御手段(42D)は、前記設定変更判定手段(42B)による判定結果、設定変更操作が行われていると判定された場合に、前記演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)を用いた第1の報知動作を実行し、設定変更操作が行われていないと判定された場合に、前記第1の報知動作と異なる第2の報知動作を、前記演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)を用いて実行する、ことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、前述した請求項2に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3に記載の発明は、前記演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)に、光源を有し、当該光源の点灯又は消灯により、遊技を演出する第1発光装置(例えばバックライト7A〜7H,7J)及び第1発光装置(例えばバックライト7A〜7H,7J)の周囲に配置される第2発光装置(例えばアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7N)を含み、前記報知制御手段(42D)は、前記第1の報知動作と前記第2の報知動作との一方を、前記第1発光装置(例えばバックライト7A〜7H,7J)を用いて実行させ、前記遊技機(例えばスロットマシン1)には、前記第1の報知動作のタイミングにあわせて、前記第2発光装置(例えばアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7N)を点灯又は消灯させ、前記第2の報知動作のタイミングにあわせて、前記第2発光装置(例えばアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7N)を点灯又は消灯させる発光制御手段(42E)を備えている、ことを特徴とする。
ここで、「前記遊技機」とは、請求項1に記載の「複数種類の抽選テーブルを記憶した抽選テーブル記憶手段(32C)と、前記抽選テーブル記憶手段(32C)に記憶された前記抽選テーブルと各々関連付けられた複数の設定値を設定し、前記設定値から選択される設定値を記憶可能な設定値記憶手段(32D)と、前記設定値記憶手段(32D)に記憶された前記設定値を変更可能な設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)と、前記設定値記憶手段(32D)に記憶された前記設定値に関連付けられて、前記抽選テーブル記憶手段(32C)に記憶された前記抽選テーブルを用いて抽選を行いながら遊技を進行し、当該遊技に関連し、各種の演出を行う演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)とを備える遊技機(例えばスロットマシン1)」をいう。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、前述した請求項2又は請求項3に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項4に記載の発明は、前記報知制御手段(42D)が、前記第1の報知動作と前記第2の報知動作とを共通のタイミングで実行し、前記共通のタイミングは、電源の投入直後に移行する待機状態中であって、且つ前記待機状態への移行直後に設定されている、ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、前述した請求項4に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項5に記載の発明は、前記報知制御手段(42D)が、電源が投入された際に、前記設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)による設定変更操作が可能な状態に移行した場合に、前記電源の遮断の直前に実行された設定変更に関する報知動作を実行する前記演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)を用いて、前記共通のタイミングで、前記電源の遮断の直前の設定変更に関する報知動作よりも、前記電源が投入された際の設定変更に関する報知が優先して実行されるようにすることで、前記電源の遮断の直前に実行された前記設定変更判定手段(42B)の判定結果を無効とする、ことを特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、電源の遮断の直前に設定変更操作が実行されているか否かを演出装置の報知態様により、遊技機が設置されたホール、すなわち遊技店側の管理者が知ることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、電源遮断直前の不正な設定変更を遊技店側が確認できる利点がある。
すなわち、一般的に、遊技店では、遊技者が遊技を行う通常の営業を終了した後の閉店作業の際に、各遊技機の電源を遮断(OFF)しておき、翌日(後日)、通常の営業を開始する前の開店準備作業の際に、各遊技機の電源を投入(ON)して遊技機を起動させていた。
そして、遊技店側が遊技機の設定値を変更する場合、開店作業の際に設定変更作業を行う以外に、閉店作業の際に設定変更作業を行うこともあった。
ここで、閉店(電源の遮断)から開店(電源の投入)までの間に、遊技機の設定値を不正に変更する不正行為が行われた場合、それを看過してしまうと、不正に変更された設定値で遊技機が稼働してしまうという不都合があった。
例えば、ある日の閉店作業の際に設定変更作業を行わなかった場合、営業時間中は設定値を変更しないことが通例なので、設定変更作業は、その日の開店作業の際又はそれよりも前に行われたことになり、電源を遮断するよりも遙か前(営業時間分だけ前)の時点であるため、電源を遮断する直前に設定変更操作が行われたことにはならない。
しかし、この場合、遊技店の閉店後(例えば夜間)に不正な設定変更操作が行われると、設定変更操作後に十分な時間を確保して遊技機の電源を遮断することが困難であるため、設定変更操作後、直ちに遊技機の電源を遮断することになる。これは、不正に設定変更を行った後、十分な時間を確保しようとすると、その分、遊技機を稼働させる必要が生じるため、遊技機の稼働(音・映像・発光)によって、不正行為が発覚する可能性が高まり、これを避けようとして、遊技機の電源を速やかに遮断することになるからである。
これに対し、請求項1に記載の発明では、遊技機の電源を遮断(OFF)する直前に設定変更操作が実行されたか否かを判定し、これが実行された場合、その旨が演出装置を用いて報知される。このため、例えば遊技店側で閉店作業の際に設定変更作業を行わないことと、或いは遊技店側で閉店作業の際に設定変更作業を行う場合には、当該設定変更作業後、十分な経過時間を経過させて電源を遮断することで、閉店から開店までの間に不正な設定変更操作が行われると、電源を遮断する直前に設定変更操作が行われたと判断されるため、例えば前日に不正な設定変更があったか否かを確認することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、設定変更操作が行われていない場合にも、第1の報知動作と異なる第2の報知動作により報知することができる。
このため、請求項2に記載の発明によれば、第1の報知動作と、第2の報知動作とのいずれかの確認を要するため、設定変更操作の確認作業の定型化が図られ、見落としを低減できる利点もある。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1の報知動作と、第2の報知動作とのいずれかも発生しない場合には、当該遊技機の故障が推測できるので、遊技機の故障を発見できる利点もある。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、第1発光装置に加え、第1の報知動作のタイミングにあわせて第2発光装置を点灯又は消灯させることで、設定変更操作が行われた台を遊技機から離れた場所(例えば遊技店外)より知ろうとしても明確に知ることが困難にすることができる。
これに加え、請求項3に記載の発明によれば、第2発光装置は第1発光装置の周囲に配置されるているので、報知動作に対応する発光動作を行っている第1発光装置の周り(例えば、左側+右側、又は、左側+右側+上側)で第2発光装置が発光動作を行っているため、遠方から第1発光装置の発光動作(報知動作)が認識し難くできる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項2又は請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、第1の報知動作と前記第2の報知動作とを共通のタイミングで実行することで、確認者側の作業負担を軽減することができるばかりでなく、共通のタイミングを電源の投入直後に移行する待機状態中に設定することで、遊技店側に向けに報知し、なるべく遊技者に知られないよう報知することができ、しかも待機状態の初期段階に設定することで、遊技者に一層、認識され難く報知することができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、電源投入時に行われる設定変更が行われた場合、例えば当日の設定変更が行われた場合、電源遮断の直前の設定変更に関する報知、例えば前日の設定変更に関する報知を「無効」にすることができる。
このため、請求項5の発明によれば、電源が投入された際に設定変更が行われた場合には、その旨を報せる報知動作を実行することで、電源の遮断の直前に設定変更操作が実行されているか否か、例えば前日の設定変更操作の報知を省くことができる。したがって、前日の設定変更操作の有無に関わらず、当日に設定変更操作が行われる場合には、前日の設定変更操作の有無の判定等の処理を省略することで、処理の簡便化や迅速化を図ることができる利点がある。
本発明の一実施の形態に係るスロットマシンを示す正面図である。 実施の形態に係るスロットマシンの内部を示す斜視図である。 実施の形態に係る制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る制御装置の要部を示すブロック図である。 実施の形態のメイン電源投入処理を説明するフローチャートである。 実施の形態の設定変更処理を説明するフローチャートである。 実施の形態の演出制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態の電源投入時処理を説明するフローチャートである。 実施の形態の設定変更時処理を説明するフローチャートである。 実施の形態の投入可開始時処理を説明するフローチャートである。 前日に設定変更を行った場合の前日及び当日のタイムチャートである。 図11の場合の発光装置の動作を説明するタイムチャートである。 両日で設定変更を行わない場合の前日及び当日のタイムチャートである。 図13の場合の発光装置の動作を説明するタイムチャートである。 両日で設定変更を行った場合の前日及び当日のタイムチャートである。 図15の場合の発光装置の動作を説明するタイムチャートである。 当日に設定変更を行った場合の前日及び当日のタイムチャートである。同図の場合の発光装置の動作を説明するタイムチャートは図16が相当する。
(実施の形態)
以下に、本発明を実施するための形態である一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(スロットマシン1の概略構成)
本実施形態に係る遊技機であるスロットマシン1は、図1及び図2に示すように、長方形の正面形状を有する六面体の箱として形成された筐体2を備えている。この筐体2は、回動可能に設けられた前扉2Aを備え、この前扉2Aによって前面の開口が開閉可能となっている。
筐体2の内部には、図2の如く、円筒状に形成された3個の回転リール3Aを有するリールユニット3、メダルを遊技者に払い出すためのホッパユニット4、及び、リールユニット3やホッパユニット4に電力を供給する電源装置9等の装置が設けられている。
この際、スロットマシン1には、遊技における遊技者の有利さの程度について段階的に複数の設定値が設けられている。
また、スロットマシン1には、スロットマシン1の動作状態として、遊技が行える状態、及び、設定値の設定が行える「設定変更状態」が設けられている。「設定変更状態」に関して、例えば高設定から低設定(又は低設定から高設定)へ変更するなど遊技者の有利さの程度が変化するように設定値を設定(変更)する操作を行うことが可能であり、又、遊技者の有利さの程度が変化しないよう設定値を設定(更新・設定値の打直し)する操作を行うことも可能である。
そして、電源装置9の正面パネル9Aには、図2の上方から順に、複数の設定値の中から一の設定値を設定するために操作される設定スイッチ9Bと、図示しない鍵の挿入により操作可能となるキースイッチ9Cと、電源投入時に点灯する電源ランプ9Dと、電源の入り切りを行うための電源スイッチ9Eとが設けられている。「複数の設定値」としては、具体的には「6段階」の設定値であり、例えば設定1・設定2・設定3・設定5・設定6がある。なお、設定値として、「6段階」を例示したが、これに限定されず、複数であれば足り、2〜5段階、或いは7段階以上としてもよい。
また、電源装置9の内部又はその周辺には、電源装置9の出力電圧を監視し、電断を検知する監視回路(図示せず)が設けられている。
設定スイッチ9Bは、押しボタン式のスイッチである。設定スイッチ9Bは、図3を用いて後述する設定値記憶手段32Dに記憶された設定値を変更可能なものであり、「設定変更操作手段」を構成する。
キースイッチ9Cは、遊技ポジション及び設定変更ポジションの少なくとも2つの切換位置を有し、これらの切換位置を変更することによって、遊技が行える状態、及び、設定値の設定が行える設定変更状態の一方から他方への切換操作が行われるように形成された切換スイッチとなっている。
なお、キースイッチ9Cの内部接点は、遊技ポジションがOFF状態とされ、設定変更ポジションがON状態とされている。換言すると、キースイッチ9Cは、遊技ポジションでOFFとなり、設定変更ポジションでONとなるように形成されている。
スロットマシン1は、キースイッチ9C等に対して所定の操作が行われることによって、設定変更状態が開始されるように形成されている。
具体的には、前扉2Aの背面側に、図2に示すように、現在の設定値を表示する設定表示器2N(例えば7セグ表示器)が設けられている。なお、設定表示器2Nと設定値スイッチ9Bとを離して設けたが、これに限定されず、両者を横並びに設けてもよい。
遊技店員が設定変更作業を行う場合には、設定表示器に表示されている数字(例えば「1」「2」「3」・・・)を確認しつつ、設定値を変更する。設置スイッチ9Bを操作する毎に、設定される設定値が1段階づつ変更(例えば「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「1」→「2」→・・・)される。
前扉2Aの裏側には、図2の如く、投入されたメダルの適否を判定するとともに、所定のメダル検知スイッチ(図示省略)により投入されたメダルを検知するメダルセレクタ5等が設けられている。
なお、筐体2の内部には、図1及び図2には示されていないが、リールユニット3及びホッパユニット4等の動作を制御する制御装置6が設けられている。
ここで、3個の回転リール3Aは、それぞれの外周面に複数種類の図柄が記されているとともに、図1及び図2中、その回転軸を水平方向に配置した状態で、図1及び図2中における左右方向に沿って並べられている。
そして、前扉2Aのほぼ中央部には、回転リール3Aの図柄を筐体2の外部に露出させる図柄表示窓2Bが設けられている。
図柄表示窓2Bは、図1の如く、3個すべての回転リール3Aの回転が停止した際に、縦横3個ずつ配列された計9個の図柄が表示できるように形成されている。
具体的には、左側の回転リール3Aの回転が停止すると、図柄表示窓2Bの左側部分の上段、中段及び下段にそれぞれ1個ずつ、合計3個の図柄が表示されるようになっている。中央及び右側の回転リール3Aについても同様に、上段、中段及び下段にそれぞれ1個ずつ、合計3個の図柄が表示されるようになっている。これにより、3個すべての回転リール3Aの回転が停止すると、図柄表示窓2Bには、縦横各3個の計9個からなる図柄が表示可能となっている。
ここで、3個の回転リール3Aの内部には、図柄表示窓2Bを通じて表示可能となっている9個の図柄を背後から照らすバックライト7A〜7H,7Jが設けられている。
また、図柄表示窓2Bの上方には、3個の回転リール3Aの位置に対応して配置されたアシストパネルランプ7K〜7Mが設けられている。これらのアシストパネルランプ7K〜7Mは、いわゆるアシストタイム遊技状態において、所定の役に対応した組み合わせの図柄が停止表示される回転リール3Aの停止順を遊技者に報知するために、停止順に対応して順番に点灯する発光装置となっている。
図柄表示窓2Bの両側には、発光部分が上下方向に細長く形成されたサイドパネルランプ7Nが設けられている。
すなわち、バックライト7A〜7H,7Jの正面視左側方及び正面視右側方には、図1に示すように、それぞれサイドパネルランプ7Nが配設されるとともに、バックライト7A〜7H,7Jの正面視上方には、3個のアシストパネルランプが配設されているため、スロットマシン1(遊技機)の前方から視認した場合、複数のランプ(サイドパネルランプ7Nとアシストパネルランプ7K〜7M)が発する光によって、バックライト7A〜7H,7Jが発する光が囲まれ、遊技機から遠く離れた位置であると、バックライト7A〜7H,7Jがどのように発光しているかが分かり難くなっている。
これらのうち、バックライト7A〜7H,7Jは、光を発する光源を有し、この光源を点灯及び消灯させることで、遊技を演出する第1発光装置であり、且つ、スロットマシン1の遊技に係る情報を報知するための報知動作を実行する演出装置でもある。さらに、バックライト7A〜7H,7Jは、図3を用いて後述する設定値記憶手段32Dに記憶された設定値に関連付けられて、抽選テーブル記憶手段32Cに記憶された抽選テーブルを用いて抽選を行いながら遊技を進行し、当該遊技に関連し、各種の演出を行うものであり、「演出装置」を構成する。
一方、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nは、光源を有し、この光源を点灯及び消灯させることで、遊技を演出する第2発光装置である。
アシストパネルランプ7K〜7Mの上方には、動画を含む様々な演出用の画像を画面に表示する液晶表示装置等の表示装置2Cが設けられている。
表示装置2Cの図1中における上方には、役抽選で決定される複数の役のそれぞれを構成する図柄の組み合わせ、及び、当該役に入賞した際に払い出されるメダルの枚数等が記された上部パネル2Dが設けられている。
また、表示装置2Cの図1中における左右両側には、演出用の音声を出力する上部音声出力ユニット2Eが設けられている。
さらに、上部パネル2Dの図1中における上方には、演出時に連続点灯動作や点滅動作を行う上部演出用ランプ2Fが設けられている。
図1において、筐体2内部の右上方の角隅部分には、前扉2Aの開閉動作を検出する扉センサ2Mが設けられている。この扉センサ2Mは、前扉2Aが開いているときには、内部接点が閉状態、すなわち、ON状態となり、また、前扉2Aが閉鎖しているときには、内部接点が開状態、すなわち、OFF状態となるように形成されている。
一方、図柄表示窓2Bの下方、換言すると、スロットマシン1の上下方向における中央部分には、遊技者が遊技を行うために必要な操作用装置が集中的に配置されている操作部10が備えられている。
具体的に説明すると、図1において、操作部10の右端近傍部分には、メダルが投入されるメダル投入口11が設けられ、このメダル投入口11の下方には、遊技の終了時等に内部貯留メダルの精算を行わせるための精算スイッチ12が設けられている。
また、図1における操作部10の中央部分には、3個の回転リール3Aに対応して、3個のストップスイッチ13が設けられている。これらのストップスイッチ13は、対応する回転リール3Aの回転を停止させるためのものである。
さらに、図1における操作部10の左端部分には、貯留メダルを1枚ずつ投入するためのベットスイッチ14が設けられている。そして、このベットスイッチ14の右方には、最大枚数の貯留メダルを投入するためのマックスベットスイッチ15が設けられている。これらのベットスイッチ14及びマックスベットスイッチ15の下方には、回転リール3Aの回転を開始させるためのスタートスイッチ16が設けられている。
図1における操作部10の下方には、スロットマシン1の機種名等が記された下部パネル2Gが設けられ、この下部パネル2Gの左右には、演出時に連続点灯動作や点滅動作を行う下部演出用ランプ2Hが設けられている。
また、図1における下部パネル2Gの下方には、入賞時に払い出されるメダルが排出される払出口2Jが設けられ、この払出口2Jの左右両側には、演出用の音声を出力する下部音声出力ユニット2Kが設けられている。
さらに、図1における払出口2Jの下方には、この払出口2Jから排出されたメダルを受けるための受け皿2Lが設けられている。
(制御装置6)
次に、リールユニット3及び表示装置2C等を制御する制御装置6について説明する。
制御装置6は、遊技に係る装置や演出に係る装置が、そのI/Oポートに接続され、各種のデジタル演算処理を行うCPUで、前述の遊技に係る装置や演出に係る装置の動作を制御するものである。
ここで、制御装置6は、二つの装置に分割されたものである。すなわち、制御装置6は、図3に示すように、遊技に係る装置、例えば、リールユニット3の動作を制御する遊技制御装置30と、演出に係る装置、例えば、表示装置2Cの動作を制御する演出制御装置40とに分割されたものとなっている。
遊技制御装置30の入力側には、図3に示すように、前述したメダルセレクタ5、マックスベットスイッチ15、ベットスイッチ14、精算スイッチ12、スタートスイッチ16、ストップスイッチ13、扉センサ2M、キースイッチ9C、設定スイッチ9B及び電源装置9がそれぞれ接続されている。遊技制御装置30の出力側には、前述したリールユニット3、ホッパユニット4及び演出制御装置40がそれぞれ接続されている。
また、演出制御装置40の入力側には、遊技制御装置30及び電源装置9がそれぞれ接続されている。演出制御装置40の出力側には、前述した音声出力ユニット2E,2K、表示装置2C、演出用ランプ2F,2H、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nがそれぞれ接続されている。
(遊技制御装置30)
遊技制御装置30は、各種のデジタル演算処理が行えるCPUを含んで構成されたものであり、CPUに加えて、記憶素子としてのROM及びRAM、並びに、外部との信号の入出力を行うI/Oポート等を備えている。なお、CPUとしては、一チップで構成されるものを採用することができるが、これに限定されず、二個以上のチップで構成されるものを採用してもよい。
この遊技制御装置30には、スロットマシン1の遊技動作を制御する遊技制御手段31と、複数種類の役の当否を決定する役抽選を行う役抽選手段32と、リールユニット3の動作を制御するリール回転制御手段33と、ホッパユニット4の動作を制御する払出制御手段34と、設定変更状態を開始させるための状態選択手段35と、設定変更状態を終了させて、遊技が行える状態を開始させるための状態移行手段36とが設けられている。
遊技制御手段31は、スロットマシン1の遊技状態に応じた遊技動作となるように、リールユニット3等の装置の動作制御を行うものである。
ここで、スロットマシン1には、遊技制御手段31に係る遊技状態としては、小役の当選確率等が互いに相違にする通常遊技状態、特別遊技状態、及び、リプレイタイム(以下「RT」と略す。)状態が設けられている。
このうち、特別遊技状態は、当該特別遊技状態における役抽選で、小役等の当選確率が通常遊技状態よりも高くされ、これにより、遊技者に通常遊技状態よりも多くのメダルを払い出す可能性が高い遊技状態である。
特別遊技状態としては、例えば、事後にART状態が開始されるプレミアムビッグボーナス(以下「PBB」と略す。)遊技状態、レギュラービッグボーナス(以下「RBB」と略す。)遊技状態、レギュラーボーナス(以下「RB」と略す。)遊技状態、及び、シングルボーナス(以下「SB」と略す。)遊技状態等が設けられている。
ここで、スロットマシン1には、役抽選で当選可能な役として、役抽選で当選した後、対応する図柄の組み合わせが停止表示されると、メダルのベットを行うことなく、次の遊技を開始することができる再遊技役が設けられている。
RT状態は、再遊技役への当選確率が通常遊技状態と異なり、多くは、再遊技役への当選確率が通常遊技状態よりも高い遊技状態である。なお、スロットマシン1には、再遊技役への当選確率が互いに異なる複数種類のRT状態が設けられている。
役抽選手段32は、役抽選を行うために、図3の如く、次の手段を有する。
(1)乱数発生手段32A
乱数発生手段32Aは当否抽選用の乱数を発生させるものである。
(2)乱数抽出手段32B
乱数抽出手段32Bは、上記乱数発生手段32Aが発生した乱数を所定の条件で抽出するものである。
(3)抽選テーブル記憶手段32C
抽選テーブル記憶手段32Cは、当否判定の際に当選領域について参照される複数種類の抽選テーブルを記憶したものである。
(4)設定値記憶手段32Dは、
設定値記憶手段32Dは、上記抽選テーブル記憶手段32Cに記憶された抽選テーブルと各々関連付けられた複数の設定値を設定し、前記設定値から選択される設定値を記憶可能なものである。
(5)当否判定手段32Eは、前記抽選テーブル記憶手段32Cの抽選テーブルに基づいて当否判定を行うものである。
リール回転制御手段33は、リールユニット3に設けられた回転リール3Aの回転動作を制御するものである。
さらに詳しく説明すると、リール回転制御手段33は、スタートスイッチ16の操作を契機に、すべての回転リール3Aについて回転動作を開始させる際の制御を行うものである。
また、リール回転制御手段33は、一のストップスイッチ13が操作されたことを契機に、役抽選手段32による役抽選の結果に基づいて、対応する回転リール3Aの回転を停止させる停止制御を行うものでもある。
払出制御手段34は、3個の回転リール3Aが停止した際に、役抽選手段32の役抽選で当選した役に応じた図柄の組み合わせが停止表示されると、当否判定手段32Eによって当否判定がなされ、その結果、当選と判定されると入賞となり、この判定結果に基づき、ホッパユニット4の払出動作を制御して、当該役に応じた枚数のメダルを遊技者に対して払い出させるものである。
状態選択手段35は、スロットマシン1の動作を開始させるにあたり、遊技が行える状態で動作を開始させるか、又は、設定変更を行う設定変更状態で動作を開始させるかの一方を選択するものである。
さらに具体的に説明すると、状態選択手段35は、キースイッチ9Cの切換位置が遊技ポジションとなっている状態で、電源が投入されると、スロットマシン1の起動とともに遊技が行える状態を開始させる一方、キースイッチ9Cの切換位置が設定変更ポジションとなっている状態で、電源が投入されると、スロットマシン1の起動とともに設定変更状態を開始させるものである。
このような状態選択手段35は、電源が投入され、遊技が行える状態が開始され、且つ、メダルの投入が可能な状態になると、換言すると、電源投入前からキースイッチ9CがOFFになっていると、投入可コマンドを演出制御装置40へ送信するものとなっている。
状態移行手段36は、スロットマシン1の動作状態を、設定変更状態から遊技が行える状態へ移行させるものである。
さらに具体的に説明すると、状態移行手段36は、動作状態が設定変更状態となっているときに、キースイッチ9Cの切換位置が設定変更ポジションから遊技ポジションへ切り替えられると、設定変更状態を終了させ、遊技が行える状態を開始させるものである。
このような状態移行手段36は、設定変更操作によって設定された設定値が確定した後、キースイッチ9Cの切換位置が設定変更ポジションから遊技ポジションへ切り替えられると、換言すると、キースイッチ9CがOFFになると、設定値コマンドを演出制御装置40へ送信するものとなっている。
(演出制御装置40)
演出制御装置40は、遊技制御装置30と同様に、各種のデジタル演算処理が行えるCPUを含んで構成されたものであり、CPUに加えて、記憶素子としてのROM及びRAM、並びに、外部との信号の入出力を行うI/Oポート等を備えている。なお、CPUとしては、一チップで構成されるもの、あるいは、二個以上のチップで構成されるもののいずれもが採用できる。
このような演出制御装置40は、役抽選の結果、及び、遊技の進行状況に応じて、表示装置2C、演出用ランプ2F,2H、発光装置7A〜7N及び音声出力ユニット2E,2Kの動作を制御することで、遊技を演出する演出動作を実行するものである。
具体的には、演出制御装置40は、特定の画像を表示装置2Cに表示させたり、演出用ランプ2F,2Hや発光装置7A〜7Nを点灯又は点滅させたり、音声出力ユニット2E,2Kから所定の音を出力させたりすることで、遊技を盛り上げる演出を実行するものである。
ここで、スロットマシン1は、遊技の進行段階に応じて設定された複数種類の演出状態を有し、演出制御装置40によって、一の演出状態から他の演出状態への移行が行われるようになっている。
スロットマシン1における演出状態としては、遊技を盛り上げるための通常演出を行う通常演出状態と、役抽選の結果、当選した役を成立させるための情報(例えば押し順)を遊技者へ提供(演出報知)するアシストタイム状態(以下、「AT状態」と略す。)とが設けられている。
演出制御装置40には、図3の如く、スロットマシン1の演出動作を制御する演出制御手段41と、設定値の設定が行われた旨の報知を行うための設定変更報知手段42とが設けられている。
演出制御手段41は、遊技の状態に応じて、表示装置2C、演出用ランプ2F,2H、発光装置7A〜7N及び音声出力ユニット2E,2Kの動作を制御して、遊技を盛り上げるための演出動作を実行するものである。
例えば、演出制御手段41は、演出状態がAT状態に移行し、このAT状態で、役抽選で小役に当選すると、アシストパネルランプ7K〜7Mの点灯を制御することで、報知動作制御を行うようになっている。
さらに詳しく説明すると、スロットマシン1に設けられた3個のストップスイッチ13には、6通りの操作順序がある。
そして、演出制御手段41は、ストップスイッチ13に対応したアシストパネルランプ7K〜7Mを順次点灯させていくことで、当選した役に対応した図柄の組み合わせが停止表示される正解押し順を報知するものとなっている。
設定変更報知手段42は、設定値の設定が行われたか否かをスロットマシン1の管理者に報知するためのものである。
本実施の形態では、設定変更報知手段42は、電源遮断の直前の設定変更に関する報知するものである。ただし、基準時間を超えた場合は報知しないが、「電源遮断の直前」は、「前日」に限らず、例えば営業日→休業日→休業日→営業日の場合には、「3日前の閉店作業時の設定変更」を報知することとなる。なお、電源遮断の直前の設定変更に関する報知を行わせたが、これに加えて、電源投入時の設定変更に関する報知を行わせてもよい。
この設定変更報知手段42には、図3の如く、次の手段を有する。
(1)経過時間計測手段42A
経過時間計測手段42Aは所定の契機で計時を開始するものである。
換言すると、経過時間計測手段42Aは、設定変更操作手段、例えば設定スイッチ9B等による設定変更操作後の経過時間を計測するものである。
(2)設定変更判定手段42B
設定変更判定手段42Bは、電源の遮断の直前に設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)による設定変更操作が実行されているか否かを判定するものである。
ここで、「電源の遮断」とは、遊技島設備から電源が供給されている状態の遊技機(例えばスロットマシン1)において電源スイッチを「ON」から「OFF」する動作や、或いは遊技島設備から電源が供給されている状態の遊技機において電源スイッチを「ON」した状態から遊技島設備からの電源の供給を遮断する動作をいう。
ここで、「直前」とは、閉店時間(例えば23時)後、閉店処理の一環としての設定変更操作と電源遮断迄と2つの処理を考えた場合に、設定変更操作の確定後、電源を遮断する迄の一般的な時間を経過していないことを意味する。
具体的には、設定変更操作の確定後、経過時間(t)を計測し、当該経過時間(t)に関する情報を電源の遮断時にバックアップして保持する。そして、保持された経過時間(t)に関する情報と、予め設定した基準時間(例えばT=60分)とを比較し、「直前」か否かを判定している。
経過時間(t)が基準時間(例えばT)以下の場合(t≦T)には、「直前」と判定する。
これに対し、経過時間(t)が基準時間(例えばT)を超える場合(t>T)には、「直前」でないものと判定する。
なお、基準時間として、例えば「60分」を例示したが、これに限定されず、閉店処理の一環として設定変更操作の確定後、電源を遮断する迄の一般的な時間であればよい。また、経過時間(t)が基準時間(例えばT)「以下」の場合(t≦T)としたが、これに限定されず、経過時間(t)が基準時間(例えばT)「未満」(t<T)としてもよく、この場合は経過時間(t)が基準時間(例えばT)「以上」の場合(t≧T)に「直前」でないものと判定すればよい。さらに、実施の形態では、経過時間計測手段としては、初期値を「0」として、カウントアップしていく経過時間計測手段42Aを採用したが、これに限らず、初期値を基準時間として、カウントダウンしていくものも採用できる。
(3)初期化手段42C
初期化手段42Cは経過時間計測手段42Aの経過時間を初期化するものである。
(4)報知制御手段42D
報知制御手段42Dは、設定変更判定手段42Bによる設定変更操作の判定結果を、電源が投入された際に演出装置、例えばバックライト7A〜7H,7J等を用いて報知するものである。
ここで、「電源の投入」とは、遊技島設備から電源が供給されている状態の遊技機において電源スイッチを「OFF」から「ON」する動作や、或いは電源スイッチを「ON」した状態の遊技機へ遊技島設備から電源の供給を開始する動作をいう。
また、報知制御手段42Dは、設定変更判定手段42Bによる判定結果、設定変更操作が行われていると判定された場合に、演出装置、例えばバックライト7A〜7H,7J等を用いた第1の報知動作を実行する。
これに対し、報知制御手段42Dは、設定変更操作が行われていないと判定された場合に、第1の報知動作と異なる第2の報知動作を、演出装置、例えばバックライト7A〜7H,7J等を用いて実行する。
さらに、報知制御手段42Dは、第1の報知動作と第2の報知動作との一方を、第1発光装置、例えばバックライト7A〜7H,7Jを用いて実行させる。
また、報知制御手段42Dは、第1の報知動作と第2の報知動作とを共通のタイミングで実行する。共通のタイミングは、電源の投入直後に移行する待機状態中であって、且つその初期段階に設定されている。
さらに、報知制御手段42Dは、電源が投入された際に、設定変更操作手段、例えば設定スイッチ9B等による設定変更操作が可能な状態に移行した場合に、設定変更判定手段42Bによる判定結果にかかわらず、第1の報知動作を実行する。
(5)発光制御手段42E
発光制御手段42Eはアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光動作を制御するものである。
換言すると、発光制御手段42Eは、第1の報知動作のタイミングにあわせて、第2発光装置、例えばアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを点灯又は消灯させ、第2の報知動作のタイミングにあわせて、第2発光装置、例えばアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを点灯又は消灯させるものである。なお、「点灯又は消灯」には、「点滅」を含む。
(6)バックアップ手段42F
バックアップ手段42Fは、少なくも通電状態から移行する非通電状態のとき、経過時間計測手段(42A)により計測した経過時間に関する情報を保持するものである。
ここで、「経過時間に関する情報」は、「経過時間」そのものの数値(カウンタ値)でもよいし、或いは経過時間そのものではなく、経過時間に相当する数値(カウンタ値)でもよい。
経過時間計測手段42Aは、設定変更状態が終了すると、計時動作を開始し、設定変更状態が終了したときからの経過時間を測定するものである。
すなわち、状態移行手段36は、図4に示すように、キースイッチ9CからOFF信号を受信するようになっている。そして、状態移行手段36は、前述したように、設定変更操作によって設定された設定値が確定した後、キースイッチ9CがOFFになると、設定値コマンドを送信するようになっている。
経過時間計測手段42Aは、図4の如く、状態移行手段36からの設定値コマンドを受信可能となっており、これにより、設定変更状態が終了したことを検知し、設定変更状態が終了したときからの経過時間を測定するものとなっている。
なお、経過時間計測手段42Aとしては、初期値を「0」として、カウントアップしていくものだけでなく、経過時間計測手段42Aとしては、初期値を基準時間として、カウントダウンしていくものも採用できるが、本実施形態では、初期値を「0」として、カウントアップしていくものを採用する。
設定変更判定手段42Bは、電源遮断時における経過時間計測手段42Aの経過時間を記憶しておき、その後、電源が投入されてメダルが投入可能になったときに、記憶しておいた経過時間が所定の基準時間以下であるか否かの判定を行うものである。
電源装置9は、演出制御装置40に電源断信号(ON状態・OFF状態)を送信し、演出制御装置40側は、当該電源断信号が「ON状態」となったか否かにより、電源が遮断されたか否かを判定している。
設定変更判定手段42Bは、電源装置9からの電源断信号を受信可能となっており、これにより、電源が遮断されたことを検知し、遊技制御装置30と同様、所定の電源遮断時処理を実行する。
また、状態選択手段35は、図4の如く、キースイッチ9CからOFF信号を受信するようになっている。そして、状態選択手段35は、前述したように、電源投入時にキースイッチ9CがOFFになっていると、投入可コマンドを送信するようになっている。
設定変更判定手段42Bは、図4の如く、状態選択手段35からの電源投入コマンドを受信可能となっており、これにより、電源の投入時であるか否かを判定し、電源遮断時の経過時間が基準時間以下であるか否かを判定するものとなっている。なお、図7及び図8を用いて後述するように、経過時間と基準時間との判定(SS2300)は、電源投入コマンドを受信した際に実行する電源投入時処理内で行われる。
ここで、電源遮断時の経過時間は、RAMに記憶されるにあたり、RAMのバックアップ領域に記憶され、電源が遮断された後にも揮発しないように、記憶が保護されるようになっている。
本実施の形態では、遊技制御装置30が構成されるメイン制御基板及び演出制御装置40が構成されるサブ制御基板に対して、各制御基板上のRAMへ電源遮断状態でも電源を供給してRAMに記憶されている情報を保持可能となるようバックアップ手段(例えばコンデンサ)を設けている。
このバックアップ手段により保持可能となるRAMに記憶されている情報に、本発明の「経過時間」が含まれている。
なお、本実施の形態では、演出制御装置40(サブ制御基板)で本発明の「経過時間」を管理させたが、これに限定されず、遊技制御装置30(メイン制御基板)側において管理させてよく、この場合には、遊技制御装置30側のバックアップ可能なRAM領域に対して本発明の「経過時間」を記憶しておくこととなる。
また、基準時間としては、スロットマシン1が設置されている遊技場の営業終了時刻から、遊技場の従業員が退社する終業時刻までの時間長等に応じた数値(例えば、60分)に定めることがきる。
初期化手段42Cは、設定値の設定がなされると、経過時間計測手段42Aの経過時間をリセットするとともに、設定変更判定手段42Bの判定結果をクリアする初期化処理を行うものである。
すなわち、初期化手段42Cは、図4の如く、状態移行手段36からの設定値コマンドを受信可能となっており、これにより、設定値の設定がなされたことを検知し、経過時間計測手段42Aの経過時間を初期値にリセットするとともに、設定変更判定手段42Bの判定結果をクリアする初期化処理を行うものとなっている。
以上において、初期化手段42Cは、設定値が設定される際に、後述する第1設定変更フラグ(F1)をON(1)に設定し、このONに設定された第1設定変更フラグで、設定変更判定手段42Bの判定結果が無視されるようにし、これにより、設定変更判定手段42Bの判定結果をクリアするものとなっている。
さらに詳しく説明すると、初期化手段42Cは、電源が投入された後、バックライト7A〜7H,7Jが後述する設定変更報知動作を行う前に、設定値の設定がなされると、初期化処理を行って、設定変更判定手段42Bの判定結果をクリアするものとなっている。
ここで、設定変更判定手段42Bの判定結果をクリアする初期化処理としては、判定結果を消去する処理だけでなく、設定変更判定手段42Bの判定結果を無視又は無効にする処理をも採用することができる。要するに、当該初期化処理は、設定変更判定手段42Bの判定結果に応じた報知動作が実行されないようにする処理であればよい。なお、本実施形態では、設定変更判定手段42Bの判定結果を無視する処理が採用されている。
報知制御手段42Dは、設定変更判定手段42Bの判定結果に応じた設定変更報知動作をバックライト7A〜7H,7Jに実行させるものである。
すなわち、報知制御手段42Dがバックライト7A〜7H,7Jに行わせる設定変更報知動作としては、互いに異なる第1設定変更報知動作及び第2設定変更報知動作の2種類が設けられている。
報知制御手段42Dは、経過時間計測手段42Aの経過時間が基準時間以下であるとの判定結果を設定変更判定手段42Bが出した場合、電源遮断の直前の設定変更(例えば前日の設定変更)が行われた旨の報知を行うための第1設定変更報知動作をバックライト7A〜7H,7Jに実行させるものである。電源遮断の直前の設定変更(前日の設定変更)には、前日の閉店作業のときに「正規の作業」として行われる設定値の設定だけでなく、夜間などの「不正行為」として行われる設定値の設定も含まれるものである。
一方、報知制御手段42Dは、経過時間計測手段42Aの経過時間が基準時間以下であるとの判定結果を設定変更判定手段42Bが出さなかった場合、後述する第2設定変更報知動作をバックライト7A〜7H,7Jに実行させるものである。
以上において、スロットマシン1は、キースイッチ9CがOFFとなった状態で、電源が投入され、電源が投入された時点から、制御装置6に設けられたCPUが立ち上がるのに必要な所定の準備時間が経過すると、遊技が可能な状態、換言すると、メダルが投入可能な状態となる。これにより、設定変更判定手段42Bは、電源遮断時に読み取った経過時間が基準時間以下であるか否かを判定するようになっている。
このため、前日の閉店作業時に、設定値を設定する操作が行われ、当日の開店作業時において電源が投入された後、電源が投入されたときから所定の準備時間が経過するまでの間に、設定変更状態が開始されなかった場合、前日の閉店作業時に設定値の設定が行われた旨の報知を行う第1設定変更報知動作に対応する第1発光動作が実行されるようになっている。
一方、前日の閉店作業時に、設定値を設定する操作が行われず、当日の開店作業時において電源が投入され、電源が投入されたときから所定の準備時間が経過するまでの間に、設定変更状態が開始されなかった場合、前日の閉店作業時に設定値の設定が行われていない旨の報知を行う第2設定変更報知動作に対応する第2発光動作が実行されるようになっている。
第1発光動作は、バックライト7A〜7H,7Jが7A→7D→7G→7B→7E→7H→7C→7F→7Jの順で1個ずつ一定の時間間隔で点灯していくフラッシュパターンを所定の継続時間(例えば、20秒間)継続させる点滅発光動作となっている。
また、第2発光動作は、バックライト7A〜7H,7Jのすべてが消灯している状態を、所定の継続時間(例えば、20秒間)だけ継続させる消灯動作となっている。
発光制御手段42Eは、バックライト7A〜7H,7Jが第1発光動作又は第2発光動作を実行するのに併行して、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nに演出用の発光動作である併行発光動作を行わせるものである。
さらに詳しく説明すると、発光制御手段42Eは、経過時間計測手段42Aの経過時間が基準時間以下であるとの判定結果を設定変更判定手段42Bが出した場合、第1発光動作が行われるのと同じタイミングで、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nに併行発光動作を行わせるものである。
一方、発光制御手段42Eは、経過時間計測手段42Aの経過時間が基準時間以下であるとの判定結果を設定変更判定手段42Bが出さなかった場合、第2発光動作が行われるのと同じタイミングで、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nに併行発光動作を行わせるものである。
ここで、併行発光動作は、第1発光動作におけるバックライト7A〜7H,7Jの点灯間隔と同じ時間間隔でアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを点滅させる点滅発光動作となっている。
そして、発光制御手段42Eは、第1発光動作に併行して併行発光動作を実行する際には、バックライト7A〜7H,7Jが7A→7D→7G→7B→7E→7H→7C→7F→7Jの順で1個ずつ一定の時間間隔で点灯していくタイミングに同期して、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを点滅させるものとなっている。
以上において、バックライト7A〜7H,7Jは、設定変更報知動作に対応する報知発光動作を実行する演出装置となっている。
また、スロットマシン1は、キースイッチ9CがOFFとなった状態で、電源が投入され、電源投入から所定の準備時間が経過すると、表示装置2Cの画面に、遊技者を惹き付けるためのアトラクト映像の表示が開始され、このアトラクト映像は、メダルが投入されるまで繰り返し表示されるようになっている。
アトラクト映像は、スロットマシン1のモチーフとなるキャラクター、物語及びシーン等を動画又は静止画によって紹介する映像である。また、アトラクト映像は、1回あたりの表示時間が、比較的、短時間(例えば、60秒間)に設定され、遊技者がメダルを投入するまでの間、何度も繰り返されるようになっている。
そして、第1発光動作は、キースイッチ9CがOFFとなった状態で、電源が投入され、電源投入から所定の準備時間が経過した後、第1回目のアトラクト映像の開始と同時に開始され、開始から継続時間(例えば、20秒間)が経過すると、アトラクト映像よりも先に終了するようになっている。
第1発光動作が終了すると、バックライト7A〜7H,7Jは、第1回目のアトラクト映像が終了するまで(例えば、40秒間)、消灯するようになっている。
また、併行発光動作は、第1発光動作と同様に、キースイッチ9CがOFFとなった状態で、電源が投入され、電源投入から所定の準備時間が経過した後、第1回目のアトラクト映像の開始と同時に開始され、開始から所定の継続時間(例えば、20秒間)が経過すると、アトラクト映像よりも先に終了するようになっている。
併行発光動作が終了すると、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nは、第1回目のアトラクト映像が終了するまで(例えば、40秒間)、消灯するようになっている。
(制御装置6の制御処理)
以下、図5〜図11を参照しながら、本実施形態に係る制御装置6による制御処理の概略について説明する。まず、スロットマシン1の電源投入時における遊技制御装置30の制御処理であるメイン電源投入処理について説明する。
スロットマシン1に電源が投入されると、遊技制御装置30は、図5に示すように、まず、ステップMS1000において、電源断信号がOFFであるか否か判定される。
本実施の形態では、外部から供給される電源電圧を監視する監視回路が電源装置9(例えば電源ボックス内に収容される電源基板上)に設けられ、この監視回路にて所定の作動電圧に達しているか否かに応じで動作が切替わる。そして、電源装置9(電源基板)においては、監視回路の切替わりに応じて、所定の作動電圧に達しているときにOFF状態となり、所定の作動電圧に達していないときにON状態となる、電源断信号が出力されるよう回路が構成されている。さらに、電源断信号を送信するためのラインが、電源装置9と遊技制御装置30が構成されるメイン制御基板とを繋ぐ配線の一つとして設けられている。
本実施の形態では、遊技制御装置30において、遊技制御装置30側に設けた電源断信号が入力される端子(例えば入力ポート)の状態(ON/OFF)を監視し、ON→OFFである、すなわち電源断状態→通電状態へ切替わったとして、電源投入時処理が実行される。
ステップMS1000で、電源断信号がOFFであると判定されなかった場合、本メイン電源投入処理は、ステップMS1000を以て終了となる。
ステップMS1000で、電源断信号がOFFであると判定された場合、次のステップMS1100に進む。
ステップMS1100では、電源投入コマンドを演出制御装置40へ送信する電源投入コマンド送信処理が行われる。この電源投入コマンドの送信が完了したら、次のステップMS1200に進む。
ステップMS1200では、遊技制御装置30に設けられているCPUの乱数生成回路やウォッチドッグタイマ回路等に対する初期設定を行う初期設定処理が行われ、この初期設定処理が完了したら次のステップMS1300に進む。
ステップMS1300では、扉センサ2MがOFFであるか否か、すなわち、前扉2Aが閉鎖されているか否かが判定される。
ステップMS1300で、前扉2Aが閉鎖されていると判定された場合、ステップMS3100へジャンプする。一方、ステップMS1300で、前扉2Aが閉鎖されていると判定されなかった場合、次のステップMS1400に進む。
ステップMS1400では、キースイッチ9CがOFFであるか否か、すなわち、切換位置が遊技ポジションとなっているか否かが判定される。
ステップMS1400で、キースイッチ9CがOFFであると判定されなかった場合、ステップMS2000へ進み、後述する設定変更処理が開始される。
一方、ステップMS1400で、キースイッチ9CがOFFであると判定された場合、次のステップMS3100に進む。
ステップMS3100では、メダルの投入が可能となる状態に移行させる旨を演出制御装置40に知らせる投入可コマンドを、演出制御装置40へ送信する投入可コマンド送信処理が行われる。このステップMS3100で、投入可コマンドの送信が完了したら、次のステップMS3200に進む。
ステップMS3200では、遊技制御装置30は、アトラクト演出表示の開始後、すなわち先のステップMS3100において投入可コマンド送信後、所定時間、例えば20秒経過した時点で自動消灯コマンドを演出制御装置40へ送信する処理、すなわち本「自動消灯コマンド送信処理」を実行する。自動消灯コマンドは、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを消灯させるコマンドである。このステップMS3200で、自動消灯コマンドの送信が完了したら、本メイン電源投入処理は、完了となる。
続いて、メイン電源投入処理のステップMS2000における設定変更処理について、図6を参照しながら説明する。
まず、ステップMS2100において、遊技制御装置30に設けられているRAMにエラーがあるか否かが判定される。
ステップMS2100で、RAMにエラーがあると判定された場合、ステップMS4000に進み、RAM異常処理を行い、スロットマシン1は、所定のエラー状態となって遊技動作が停止することとなる。
一方、ステップMS2100で、RAMにエラーがあると判定されなかった場合、次のステップMS2200に進む。
ステップMS2200では、RAMのバックアップ領域に記憶されている設定値を読み取る設定値情報読取処理が行われる。この設定値情報読取処理で設定値を読み取ったら、次のステップMS2300に進む。
ステップMS2300では、読み取った設定値が正常であるか否かが判定される。
ステップMS2300で、設定値が正常であると判定されなかった場合、ステップMS5000に進み、設定値異常処理を行う。設定値異常処理としては、本実施の形態では、設定値に異常(例えば、6段階の設定なのに「設定7」や「設定8」が設定されている)があった場合、所定のエラー状態となり、対応する解除操作を行うことで正常な状態へ復帰させている。
一方、ステップMS2300で、設定値が正常であると判定された場合、次のステップMS2400に進む。
ステップMS2400では、設定スイッチ9Bが操作されたか、換言すると、設定スイッチ9BがONになったか否かが判定される。
ステップMS2400で、設定スイッチ9BがONになったと判定されなかった場合、ステップMS2600へジャンプする。
一方、ステップMS2400で、設定スイッチ9BがONになったと判定された場合、次のステップMS2500に進み、ステップMS2500で設定値を更新する設定値情報更新処理が行われる。この設定値情報更新処理が終了したら、その次のステップMS2600に進む。
ここで、設定スイッチ9Bの操作一回につき、設定値は1つ増えていき、操作後の設定値は、設定表示器2Nに表示されるようになっている。そして、設定値が最大値に達している状態で、さらに、設定スイッチ9Bが一回操作されると、最大値から最低値へ戻るようになっている。
これにより、複数種類の設定値に対して設定スイッチ9Bが1個のみであっても、当該設定スイッチ9Bに対して必要な回数の操作を行えば、任意の設定値を選択することができるようになっている。
ステップMS2600では、設定値を確定する操作が行われたか、具体的には、スタートスイッチ16がONになったか否かが判定される。
ステップMS2600で、スタートスイッチ16がONになったと判定されなかった場合、ステップMS2400に戻る一方、ステップMS2600で、スタートスイッチ16がONになったと判定された場合、次のステップMS2700に進む。
ステップMS2700では、キースイッチ9CがOFFであるか否か、すなわち、切換位置が遊技ポジションとなっているか否かが判定される。
ステップMS2700で、キースイッチ9CがOFFであると判定されなかった場合、キースイッチ9CがOFFになるまで、ステップMS2700を繰り返し行う待機処理が行われる。
一方、ステップMS2700で、キースイッチ9CがOFFであると判定された場合、次のステップMS2800に進む。
ステップMS2800では、設定値が設定されたことと、設定された設定値そのものとを報知する設定値コマンドを、演出制御装置40へ送信する設定値コマンド送信処理が行われる。このステップMS2800で、設定値コマンドの送信が完了したら、本設定変更処理は、完了となる。
次いで、遊技制御装置30によるメイン電源遮断時処理について説明する。
電源装置9の電源基板は、入力電圧を監視し、当該入力電圧が所定の電圧より低下すると、電源断信号がOFF状態からON状態へ切り替えられる。これに対し、遊技制御装置30においては、電源装置9の電源基板から出力される電源断信号を監視している。
すなわち、電源断信号はONか否かを判定している。判定の結果、ONでない場合、すなわち電源断信号=OFFの場合には、本メイン電源遮断時処理を終了させ、通常の処理を実行している。
これに対し、ONの場合、すなわち電源断信号=ONの場合には、次のような電源断に対応する処理を実行した後、無限ループに突入して電源が完全に遮断されるのを待つ。
(1)スタックポインタの保存(CPUのスタックポインタの内容をRAMのバックアップ領域に保存)
(2)電断フラグの設定(電源断信号がONとなって電源断状態となったことを示すフラグを設定)
(3)全出力ポートの初期設定(全ての出力ポートの出力状態をクリア)
(4)チェックサムの設定(RAMに記憶されている情報のチェックサムを設定)
(5)RAMへのアクセス禁止(特定のレジスタに値を設定することで、RAMに対するアクセス不可な状態に設定)
(6)コマンド送信の禁止(演出制御装置40を構成するサブ制御基板へのデータ送信を防止)
次に、遊技制御装置30からのコマンドに基づいて動作する演出制御装置40で行われる演出制御処理について、図7を参照しながら説明する。
演出制御処理が開始されると、図7に示すように、まず、ステップSS1100において、電源投入コマンドを受信したか否かが判定される。
ステップSS1100で、電源投入コマンドを受信したと判定された場合、ステップSS2000へ進み、ステップSS2000で後述する電源投入時処理を行い、電源投入時処理が完了したら、ステップSS1400に進む。
一方、ステップSS1100で、電源投入コマンドを受信したと判定されなかった場合、次のステップSS1200に進む。
なお、ステップSS1100で、電源投入コマンドを受信したと判定され、電源投入時処理を実行し、その次にステップSS1100に到達した場合、ステップSS1100に到達するまでの間に、新たに電源投入コマンドを受信していなければ、電源投入コマンドを受信したと判定されることはなく、電源投入時処理は実行されない。すなわち、電源投入コマンドを受信したことによって成立したフラグは、電源投入時処理を開始することで、リセットされる。本実施の形態では、本電源投入時処理(ステップSS2000)、後述する設定変更時処理(ステップSS3000)、投入可開始時処理(ステップSS4000)、待機状態時処理(ステップSS1500)の各タイミングにおいて、各種フラグをリセット(再設定/初期設定)できるほか、それらの処理以外のタイミングでも、各種フラグをリセット(再設定/初期設定)できる。
ステップSS1200では、設定値コマンドを受信したか否かが判定される。
ステップSS1200で、設定値コマンドを受信したと判定された場合、ステップSS3000へ進み、ステップSS3000で後述する設定変更時処理を行い、設定変更時処理が完了したら、ステップSS1400に進む。
一方、ステップSS1200で、設定値コマンドを受信したと判定されなかった場合、次のステップSS1300に進む。
ステップSS1300では、投入可コマンドを受信したか否かが判定される。
ステップSS1300で、投入可コマンドを受信したと判定された場合、ステップSS4000へ進み、ステップSS4000で後述する投入可開始時処理を行い、投入可開始時処理が完了したら、ステップSS1400に進む。
一方、ステップSS1300で、投入可コマンドを受信したと判定されなかった場合、ステップSS1400に進む。
ステップSS1400では、自動消灯コマンドを受信したか否かが判定される。
このステップSS1400で、自動消灯コマンドを受信したと判定された場合、ステップSS1500へ進む一方、自動消灯コマンドを受信したと判定されなかった場合、ステップSS5100に進む。
ステップSS1500では、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nについて、その状態を消灯状態に設定するとともに、消灯状態の継続時間、すなわち消灯時間(例えば、40秒間)を設定する待機状態時処理が行われる。この待機状態時処理が完了したら、ステップSS5100に進む。
ステップSS5100では、演出表示処理が実行される。
演出表示処理を、図7においては、先に説明した電源投入時処理(ステップSS2000)、設定変更時処理(ステップSS3000)、投入可開始時処理(ステップSS4000)、待機状態時処理(ステップSS1500)で設定した情報に基づいて表示装置2Cを制御している。本実施形態の演出表示処理は、遊技制御装置30から受信したコマンドに対応する処理を実行するとともに、コマンドや演出制御装置40により決定した情報に基づいて、液晶表示やランプ発光やスピーカ出力の制御を実行するものである。図7の演出表示処理は、その一部を抜粋したものであって、電源投入コマンド、設定値コマンド、投入可コマンドの他に、役抽選結果を示すコマンド、スタートレバー操作やストップボタン操作を示すコマンド、などのコマンドを受信するとともに、これら受信したコマンドに基づいて、演出内容やサブ側遊技状態(例えばAT状態)などの情報を決定して、表示装置2Cの表示制御を実行するものである。
例えば、投入可開始時処理でアトラクト映像を表示装置2Cの画面に表示する旨の設定が行われた場合、本ステップSS5100において、アトラクト映像を表示装置2Cの画面に実際に表示する処理が行われる。
ステップSS5200では、演出発光処理が実行される。
演出発光処理も、先に説明した演出表示処理(ステップSS5100)と同様に、電源投入時処理(ステップSS2000)、設定変更時処理(ステップSS3000)、投入可開始時処理(ステップSS4000)、待機状態時処理(ステップSS1500)で設定した情報を一例とし、そのほか遊技制御装置30から受信したコマンドや演出制御装置40により決定した情報に基づいて、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光動作の制御を実行するものである。
例えば、投入可開始時処理で、バックライト7A〜7H,7Jを消灯し、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを点滅させる旨の設定が行われた場合、本ステップSS5100において、実際に、バックライト7A〜7H,7Jを消灯し、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを点滅させる処理が行われる。
ステップSS5300では、タイマ処理が実行される。
タイマ処理は、主に経過時間を計測(例えば経過時間をカウントするカウンタ値を更新)する処理である。具体的には、経過時間をカウントするカウンタをカウントアップする。
よって、「60秒」経過してアトラクト表示を停止させる場合、「60秒」を計測(カウント)するとともに、「60秒」経過を判定してアトラクト表示を停止させる旨の情報を設定する動作はタイマ処理として実行しているが、実際にアトラクト表示を停止させる動作は先に説明した「演出表示処理」(ステップSS5100)となる。
また、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを、アトラクト表示の開始後、20秒が経過すると消灯するのも同様であり、実際に消灯させる動作は先に説明した「演出発光処理」(ステップSS5200)となる。
タイマ処理の終了後、本実施の形態では本演出制御処理は完了する。
次いで、演出制御装置40によるサブ電源遮断時処理について説明する。
電源装置9の電源基板は、入力電圧を監視し、当該入力電圧が所定の電圧より低下すると、電源断信号がOFF状態からON状態へ切り替えられる。これに対し、演出制御装置40においては、電源装置9の電源基板から出力される電源断信号を監視している。
すなわち、電源断信号はONか否かを判定している。判定の結果、ONでない場合、すなわち電源断信号=OFFの場合には、本サブ電源遮断時処理を終了させ、通常の処理を実行している。
これに対し、ONの場合、すなわち電源断信号=ONの場合には、次のような電源断に対応する処理を実行した後、無限ループに突入して電源が完全に遮断されるのを待つ。
具体的には、演出制御装置40を構成するサブ制御基板において、電源断時でもデータを保持可能なRAMのバックアップ領域に、本発明に係る計測手段により計測される「経過時間」(経過時間を示す情報:例えばカウンタ値)を初めから記憶している。このため、主電願が遮断されても、その時点での「経過時間」に関する情報を失うことがなく、再度、主電源が投入されたときに、電源遮断前の「経過時間」に関する情報を取得することができる。
なお、本実施の形態では、経過時間に関する情報を予めRAMのバックアップ領域に記憶して電源が遮断されたとしても保持できるように構成しているが、これ以外にも、非バックアップ領域に記憶しておいた「経過時間」に関する情報を、電源断時処理の中で、バックアップ領域へ保存するようにしてもよい。
続いて、演出制御処理のステップSS2000における電源投入時処理について、図8を参照しながら説明する。
電源投入時処理が開始されると、まず、ステップSS2100において、第1設定変更フラグF1をOFFに設定する設定処理が行われる。換言すると、ステップSS2100では、図8に示すように、フラグF1を「0」に設定する。この設定処理が完了したら、次のステップSS2200に進む。
ステップSS2200では、演出制御装置40のCPUに設けられたRAMのバックアップ記憶領域に記憶されている経過時間(t)を読み取る読取処理が行われる。この読取処理で経過時間(t)を読み取ったら、次のステップSS2300に進む。
ステップSS2300では、経過時間(t)が所定の基準時間(T)以下であるか否か、すなわち、t≦Tであるか否かが判定される。
ステップSS2300で、t≦Tであると判定された場合、ステップSS2400へ進む一方、ステップSS2300で、t≦Tであると判定されなかった場合、ステップSS2500へ進む。
ステップSS2400では、第2設定変更フラグF2をONに設定する設定処理が行われる。換言すると、ステップSS2400では、図8の如く、フラグF2を「1」に設定する。この設定処理が完了したら、ステップSS2600に進む。
ステップSS2500では、第2設定変更フラグF2をOFFに設定する設定処理が行われる。換言すると、ステップSS2500では、フラグF2を「0」に設定する。この設定処理が完了したら、ステップSS2600に進む。
ステップSS2600では、表示装置2Cの画面を「黒色画面」表示に設定する設定処理が行われる。この設定処理が完了したら、次のステップSS2700に進む。
なお、表示装置2Cは、「黒色画面」に設定されると、設定が解除されるまで、「黒色画面」の表示を連続的に維持するようなっている。
ステップSS2700では、バックライト7A〜7H,7Jの発光パターンを「点灯」に設定するとともに、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンを「点灯」に設定する「点灯-点灯」設定処理が行われる。この「点灯-点灯」設定処理が完了したら、次のステップSS2800に進む。
なお、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nは、「点灯」に設定されると、設定が解除されるまで連続的に点灯するようなっている。
ステップSS2800では、報知処理済フラグFDをOFFに設定する設定処理が行われる。換言すると、ステップSS2800では、フラグFDを「0」に設定する。この設定処理が完了したら、本電源投入時処理は完了する。
次いで、演出制御処理のステップSS3000における設定変更時処理について、図9を参照しながら説明する。
まず、ステップSS3100において、遊技制御装置30が送信した設定値コマンドから設定値を読み取る設定値読取処理が行われる。この設定値読取処理が完了したら、次のステップSS3200に進む。
ステップSS3200では、ステップSS3200で読み取った設定値を演出制御装置40のCPUに設けられたRAMのバックアップ記憶領域に書き込む設定値登録処理が行われる。この設定値登録処理が完了したら、次のステップSS3300に進む。
ステップSS3300では、第1設定変更フラグF1をONに設定する設定処理が行われる。換言すると、ステップSS3300では、図9の如く、フラグF1を「1」に設定する。この設定処理が完了したら、次のステップSS3400に進む。
ステップSS3400では、経過時間(t)を初期値に設定する、すなわち、t=0の設定を行う初期値設定処理が行われる。この初期値設定処理が完了したら、次のステップSS3500へ進む。
ステップSS3500では、経過時間(t)の計時開始処理が実行される。
計時開始処理は、本実施の形態では、時間の計測(カウンタの更新)はタイマ処理で実行するため、ここでの処理は、タイマ処理にて、経過時間(t)の計測を開始させるための情報を設定する動作となる。計時開始処理後、本設定変更時処理は終了する。
次に、演出制御処理のステップSS4000における投入可開始時処理について、図10を参照しながら説明する。
まず、ステップSS4100において、アトラクト映像を表示装置2Cの画面に表示する旨の設定を行う「アトラクト映像」設定処理が行われる。このステップSS4100では、「アトラクト映像」の内容だけでなく、アトラクト映像の表示時間(例えば、60秒間)も設定されるようになっている。このような「アトラクト映像」設定処理が完了したら、次のステップSS4200に進む。
ステップSS4200では、報知処理済フラグFDがOFFであるか否か、換言すると、ステップSS4200では、フラグFDが「0」であるか否かが判定される。
ステップSS4200で、フラグFDが「0」であると判定されなかった場合、本投入可開始時処理は、ステップSS4200を以て終了となる。
一方、フラグFDが「0」であると判定された場合、次のステップSS4300へ進む。
ステップSS4300では、第1設定変更フラグF1がOFFであるか否か、換言すると、ステップSS4300では、フラグF1が「0」であるか否かが判定される。
ステップSS4300で、フラグF1が「0」であると判定されなかった場合、ステップSS4400に進む一方、フラグF1が「0」であると判定された場合、ステップSS4500へ進む。
ここで、フラグF1が「0」であると判定されなかった場合、すなわち第1設定変更フラグがONの場合には、第2設定変更フラグの如何にかかわらず、第1設定変更フラグに従って、次のステップSS4400に進み、「点滅−点灯」設定処理が実行される。
ステップSS4400では、バックライト7A〜7H,7Jを、7A→7D→7G→7B→7E→7H→7C→7F→7Jの順で1個ずつ一定の時間間隔で点灯していく第1発光動作を、バックライト7A〜7H,7Jに対して設定し、且つ、バックライト7A〜7H,7Jが7A→7D→7G→7B→7E→7H→7C→7F→7Jの順で1個ずつ一定の時間間隔で点灯している間、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを連続的に点灯させる連続発光動作を、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nに対して設定する「点滅−点灯」設定処理が行われる。
この「点滅−点灯」設定処理では、第1発光動作及び連続発光動作の開始タイミングが、アトラクト映像の表示開始と同期するように設定されるとともに、その継続時間(例えば、20秒間)も設定される。
このような「点滅−点灯」設定処理が完了したら、ステップSS4800へ進む。
なお、本実施の形態では、電源投入時に設定変更が行われた(第1設定変更フラグがON(1)である)場合に、電源の遮断の直前に設定変更が行われたとき(ステップSS4700)と同様に、バックライト7A〜7H,7Jにより第1発光動作が行われる。このとき、電源投入時の設定変更であれば、設定変更作業の直ぐ後に第1発光動作が行われることになるため、例え第1発光動作が行われたとしても、これを電源の遮断の直前に行われた設定変更の報知であると勘違いすることはない。
ステップSS4500では、第2設定変更フラグF2がONであるか否か、換言すると、ステップSS4500では、フラグF2が「1」であるか否かが判定される。
ステップSS4500で、フラグF2が「1」であると判定されなかった場合、ステップSS4600に進む一方、フラグF2が「1」であると判定された場合、ステップSS4700へ進む。
ステップSS4600では、バックライト7A〜7H,7Jを消灯させる第2発光動作をバックライト7A〜7H,7Jに対して設定し、且つ、第1発光動作における前述の時間間隔で、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを点滅させる併行発光動作を、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nに対して設定する、「消灯−点滅」設定処理が行われる。
この「消灯−点滅」設定処理では、第2発光動作及び併行発光動作の開始タイミングが、アトラクト映像の表示開始と同期するように設定されるとともに、その継続時間(例えば、20秒間)も設定される。
このような「消灯−点滅」設定処理が完了したら、ステップSS4800へ進む。
ステップSS4700では、バックライト7A〜7H,7Jを、7A→7D→7G→7B→7E→7H→7C→7F→7Jの順で1個ずつ一定の時間間隔で点灯していく第1発光動作をバックライト7A〜7H,7Jに対して設定し、且つ、バックライト7A〜7H,7Jが7A→7D→7G→7B→7E→7H→7C→7F→7Jの順で1個ずつ一定の時間間隔で点灯していくタイミングに同期して、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを点滅させる併行発光動作を、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nに対して設定する、「点滅−点滅」設定処理が行われる。
この「点滅−点滅」設定処理では、第1発光動作及び併行発光動作の開始タイミングが、アトラクト映像の表示開始と同期するように設定されるとともに、その継続時間(例えば、20秒間)も設定される。
このような「点滅−点滅」設定処理が完了したら、ステップSS4800へ進む。
ステップSS4800では、報知処理済フラグFDをONに設定する設定処理が行われる。換言すると、ステップSS4800では、フラグFDを「1」に設定する。この設定処理が完了したら、本投入可開始時処理は完了する。
次いで、演出制御装置40によるサブ電源遮断時処理について説明する。
電源装置9の電源基板は、入力電圧を監視し、当該入力電圧が所定の電圧より低下すると、電源断信号がOFF状態からON状態へ切り替えられる。これに対し、演出制御装置40においては、電源装置9の電源基板から出力される電源断信号を監視している。
すなわち、電源断信号はONか否かを判定している。判定の結果、ONでない場合、すなわち電源断信号=OFFの場合には、本サブ電源遮断時処理を終了させ、通常の処理を実行している。
これに対し、ONの場合、すなわち電源断信号=ONの場合には、次のような電源断に対応する処理を実行した後、無限ループに突入して電源が完全に遮断されるのを待つ。
(1)スタックポインタの保存(CPUのスタックポインタの内容をRAMのバックアップ領域に保存)
(2)電断フラグの設定(電源断信号がONとなって電源断状態となったことを示すフラグを設定)
(3)全出力ポートの初期設定(全ての出力ポートの出力状態をクリア)
(4)チェックサムの設定(RAMに記憶されている情報のチェックサムを設定)
(5)RAMへのアクセス禁止(特定のレジスタに値を設定することで、RAMに対するアクセス不可な状態に設定)
(発光装置の動作説明)
図11〜図17は、横軸に時間軸が設定され、時間経過に沿って、スロットマシン1の動作やスロットマシン1に対する操作等のイベントを示すタイムチャートである。そして、図11〜図17の各々には、上段に前日にタイムチャートが、下段に当日のタイムチャートが記されている。
以下に、図11〜図17を参照しながら、本実施形態に係るスロットマシン1の起動時におけるバックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光動作について説明する。
以下の説明においては、次の(1)〜(4)の場合の発光動作について説明する。
(1)前日の閉店後に設定変更を行うが、当日の開店前には設定変更を行わない場合(図11及び図12参照)。
(2)前日の閉店後及び当日の開店前の両方で設定変更を行わない場合(図13及び図14参照)。
(3)前日の閉店後及び当日の開店前の両方で設定変更を行う場合(図15及び図16参照)。
(4)前日の閉店後には設定変更を行わないが、当日の開店前に設定変更を行う場合(図17及び図16参照)。
なお、ここで、「前日の閉店後に設定変更を行う」とは、本発明の「電源の遮断の直前に設定変更操作が実行される」に相当し、また、「当日の開店前に設定変更を行う」とは、本発明の「電源が投入された際に設定変更操作が実行される(設定変更操作が可能な状態へ移行する)」に相当する。さらに、図17の場合の発光装置の動作を説明するタイムチャートは図16が相当する。
((1)前日の閉店後に設定変更を行うが、当日の開店前には設定変更を行わない場合。)
前日において、スロットマシン1が設置されている遊技場が閉店した後、換言すると、当該遊技場の営業が終了した後、設定変更操作が行われる場合、図11に示すように、営業終了後に、まず、スロットマシン1の電源が、一旦、OFFにされる。この際、経過時間計測手段42Aによる経過時間(t)の計時が中断され、このときの経過時間(t>1時間)が、その後、バックアップ手段42Fによって保持される。なお、営業開始から基準時間(T)を超える時間が経過しているので、経過時間(t)は、基準時間(T)よりも長くなる。
次に、キースイッチ9CがONにされた状態で、スロットマシン1の電源がONにされると、スロットマシン1は、設定変更操作が行える設定変更状態で動作を開始するとともに、遊技制御装置30から演出制御装置40へ電源投入コマンドが送信される。
この際、RAMに記憶された経過時間(t)が読み取られ、経過時間(t)が基準時間(T)以下であるか否か(t≦T)の判定が行われるが、この判定結果は、キースイッチ9CがON状態で電源がONにされたので、発光動作には反映されず、バックライト7A〜7H,7Jが第1発光動作で点灯するとともにパネルランプ(アシスト・サイドランプ7K〜7M,7N)が連続発光動作で点灯する(SS4400の「点滅―点灯」設定処理)ことになる。
このような設定変更状態で、設定スイッチ9Bが操作されることで、設定値が設定され、この後、スタートスイッチ16が操作されると、設定された設定値が確定される。
設定値が確定された後、キースイッチ9CがOFFにされると、設定変更状態が終了し、設定変更状態の終了によって、遊技制御装置30から演出制御装置40へ設定値コマンド及び投入可コマンドが送信される。そして、演出制御装置40は、設定値コマンドを受信すると、経過時間計測手段42Aに経過時間(t)の計時を開始させる。
この後、遊技場は、終業となるので、スロットマシン1の電源が、再度、OFFにされる。この際、経過時間計測手段42Aによる経過時間(t)の計時が中断され、このときの経過時間(t=30分)が、その後、バックアップ手段42Fによって保持される。なお、上記1回目の電源OFFから基準時間(T)を超える時間が経過していないので、経過時間(t)は、基準時間(T)以下となる。
そして、当日の朝になり、当日の開店のための開店作業が開始される。この際、キースイッチ9CがOFFにされた状態で、スロットマシン1の電源がONにされる。
すると、スロットマシン1は、遊技が行える状態で動作を開始するとともに、遊技制御装置30から演出制御装置40へ、電源投入コマンド、投入可コマンド及び自動消灯コマンドが送信される。
この際、演出制御装置40は、電源投入コマンド及び投入可コマンドを受信すると、ステップSS2600(図8参照)において、表示装置2Cについて「黒色画面」の設定処理を行い、ステップSS2700において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点灯−点灯」設定処理を行い、ステップSS5100及びステップSS5200(図7参照)において設定された内容を実行するが、設定変更時処理が行われないので、速やかに、投入可開始時処理に移行する。このため、表示装置2Cの「黒色画面」状態及びバックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの「点灯−点灯」状態は、遊技者等には知覚されることはない。
また、演出制御装置40は、電源投入コマンドの受信によって、ステップSS2300(図8参照)において、RAMのバックアップ記憶領域に記憶されている経過時間(t)が基準時間以下であるか否かが判定される。
ここでは、経過時間(例えば、t=30分)が基準時間(例えば、T=60分)に達していないので、第2設定変更フラグF2がONに設定される(ステップSS2400参照)。
その後、演出制御装置40は、投入可コマンドを受信すると、ステップSS4100(図10参照)において、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理を行い、ステップSS4700において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点滅−点滅」の設定を行う。
さらに、演出制御装置40は、自動消灯コマンドの受信によって、ステップSS1500(図7参照)で行われる待機状態時処理において、消灯時間(例えば、40秒間)の設定処理を行う。
以上のように、前日の閉店後に設定変更を行うが、当日の開店前には設定変更を行わない場合には、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理が行われ、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点滅−点滅」の設定が行われ、さらに、消灯時間についての設定が行われ、これらの設定は、ステップSS5100〜SS5300で実行される。
このため、スロットマシン1は、図12に示すように、電源がONにされると、速やかに、表示装置2Cの画面に「アトラクト映像」の表示が開始され、「アトラクト映像」の表示は、所定の表示時間(例えば、60秒間)が経過するまで継続される。
また、「アトラクト映像」の表示開始と同時に、バックライト7A〜7H,7Jの点滅動作、並びに、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの点滅動作が開始され、これらの点滅動作は、所定の継続時間(例えば、20秒間)が経過するまで継続される。
その後、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nは、消灯され、この消灯状態は、所定の消灯時間(例えば、40秒間)が経過するまで、換言すると、「アトラクト映像」の表示が終了するまで継続するようになっている。
演出制御装置40は、1周目の「アトラクト映像」の表示が終了すると、基本的に、ベット操作が行われるまで、2周目以降のアトラクト表示を繰り返し実行する。
すなわち、本実施の形態では、電源投入後、電源投入コマンドと投入可コマンドと自動消灯コマンド(20秒後)とが順に送信され、投入可コマンドを受信すると、1周目のアトラクト表示を開始する。本実施の形態では、1周目のアトラクト表示において、設定変更を報知するものであるため、基本的に、一連のフローチャートは1周目までの動きを示し、2周目以降のアトラクト表示に関しては、図10に示すフローチャートに現れていない。
具体的には、アトラクト表示を1回実行すると、ステップSS4800にて報知済フラグFDが「1」に設定されるため、2周目以降のアトラクト表示は、ステップSS4200では、報知処理済フラグFDが「0」、すなわち「NO」と判定され、図10の向かって右側のルートを通る。
よって、2周目以降のアトラクト表示に関しては、ステップSS4400が実行されることはない。
本実施形態では、2周目以降のアトラクト表示に関しては、基本的に、ベット操作が行われるまで、アトラクト表示を繰り返し実行する。そして、各々(各周)のアトラクト表示において、アトラクト表示開始から20秒までは、バックライト7A〜7H,7Jを点滅(フラッシュ)させるとともに、パネルランプ7K〜7M,7Nを点灯させ、その後、20秒経過からアトラクト表示終了までは、バックライト7A〜7H,7J及びパネルランプ7K〜7M,7Nを消灯させるものである。
なお、上記(1)の場合は、「前日の閉店後の設定変更」が、電源の遮断の前に遊技店側が行ったものとして説明しているが、「前日の閉店後の設定変更」が、不正行為として行ったものとして置き換えることができる。つまり、前日の閉店後に不正な設定変更が行われ、当日の開店前に設定変更を行わない場合には、アトラクト映像の表示開始と同時に、バックライトの点滅動作が所定の継続時間(20秒間)継続し、この点滅動作を確認することで、不正な「前日の開店後の設定変更」が行われたことを確認することができる。また、後述する(3)の場合も、同様に、「前日の閉店後の設定変更」を、不正行為として行った設定変更として置き換えることができる。
((2)前日の閉店後及び当日の開店前の両方で設定変更を行わない場合。)
前日において、スロットマシン1が設置されている遊技場が閉店した後、換言すると、当該遊技場の営業が終了した後、設定変更操作が行われない場合、図13に示すように、営業終了後に、スロットマシン1の電源がOFFにされる。この際、経過時間計測手段42Aによる経過時間(t)の計時が中断され、このときの経過時間(t>1時間)が、その後、バックアップ手段42Fによって保持される。なお、営業開始から基準時間(T)を超える時間が経過しているので、経過時間(t)は、基準時間(T)よりも長くなる。
そして、当日の朝になり、当日の開店のための開店作業が開始される。この際、キースイッチ9CがOFFにされた状態で、スロットマシン1の電源がONにされる。
すると、スロットマシン1は、遊技が行える状態で動作を開始するとともに、遊技制御装置30から演出制御装置40へ、電源投入コマンド、投入可コマンド及び自動消灯コマンドが送信される。
この際、演出制御装置40は、電源投入コマンド及び投入可コマンドを受信すると、ステップSS2600(図8参照)において、表示装置2Cについて「黒色画面」の設定処理を行い、ステップSS2700において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点灯−点灯」設定処理を行い、ステップSS5100及びステップSS5200(図7参照)において設定された内容を実行するが、設定値コマンドを受信していないので、設定変更時処理をスキップし、速やかに、投入可開始時処理に移行する。このため、表示装置2Cの「黒色画面」状態及びバックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの「点灯−点灯」状態は、瞬間的に実行されることとなり、遊技者等には知覚されることはない。
また、演出制御装置40は、電源投入コマンドの受信によって、ステップSS2300(図8参照)において、RAMのバックアップ記憶領域に記憶されている経過時間(t)が基準時間(T)以下であるか否かが判定される。
ここでは、経過時間(t)が基準時間(例えば、T=60分)を超えているので、第2設定変更フラグF2がOFFに設定される(ステップSS2500参照)。
すると、演出制御装置40は、投入可開始時コマンドを受信しているので、ステップSS4100(図10参照)において、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理を行い、ステップSS4600において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「消灯−点滅」の設定を行う。
さらに、演出制御装置40は、自動消灯コマンドの受信によって、ステップSS1500(図7参照)で行われる待機状態時処理において、消灯時間(例えば、40秒間)の設定処理を行う。
以上のように、前日の閉店後にも当日の開店前にも設定変更を行わない場合には、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理が行われ、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「消灯−点滅」の設定が行われ、さらに、消灯時間についての設定が行われ、これらの設定は、ステップSS5100〜SS5300で実行される。
このため、スロットマシン1は、図14に示すように、電源がONにされると、速やかに、表示装置2Cの画面に「アトラクト映像」の表示が開始され、「アトラクト映像」の表示は、所定の表示時間(例えば、60秒間)が経過するまで継続される。
また、「アトラクト映像」の表示開始と同時に、バックライト7A〜7H,7Jの消灯動作、並びに、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの点滅動作(併行発光動作)が開始され、これらの動作は、所定の継続時間(例えば、20秒間)が経過するまで継続される。
その後、バックライト7A〜7H,7Jだけでなく、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nも消灯され、この消灯状態は、所定の消灯時間(例えば、40秒間)が経過するまで、換言すると、「アトラクト映像」の表示が終了するまで継続するようになっている。
演出制御装置40は、「アトラクト映像」の表示終了後、電源断信号が未受信であり、且つ、メダルが投入されていない場合には、再度、演出制御処理(図7参照)を最初から実行し、投入可開始時処理を開始する。
すると、演出制御装置40は、ステップSS4100(図10参照)において、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理を行い、ステップSS4400において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点滅−点灯」の設定を行う。
これにより、スロットマシン1は、図14に示すように、一の「アトラクト映像」の表示が終了すると、速やかに、表示装置2Cの画面に次の「アトラクト映像」の表示が開始され、この「アトラクト映像」の表示は、メダルが投入されるまで、何度も繰り返され、メダルが投入されると終了する。
また、「アトラクト映像」の表示開始と同時に、バックライト7A〜7H,7Jの点滅動作、並びに、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの連続点灯動作が開始され、これらの動作は、所定の継続時間(例えば、20秒間)が経過するまで継続される。
その後、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nは、消灯され、この消灯状態は、所定の消灯時間(例えば、40秒間)が経過するまで、換言すると、「アトラクト映像」の表示が終了するまで継続するようになっている。
そして、前述のようなバックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの動作は、メダルが投入されるまで、何度も繰り返され、メダルが投入されると終了する。
((3)前日の閉店後及び当日の開店前の両方で設定変更を行う場合。)
前日において、スロットマシン1が設置されている遊技場が閉店した後、換言すると、当該遊技場の営業が終了した後、設定変更操作が行われる場合、図15に示すように、営業終了後に、まず、スロットマシン1の電源が、一旦、OFFにされる。この際、経過時間計測手段42Aによる経過時間(t)の計時が中断され、このときの経過時間(t>1時間)が、その後、バックアップ手段42Fによって保持される。なお、営業開始から基準時間(T)を超える時間が経過しているので、経過時間(t)は、基準時間(T)よりも長くなる。
次に、キースイッチ9CがONにされた状態で、スロットマシン1の電源がONにされると、スロットマシン1は、設定変更操作が行える設定変更状態で動作を開始するとともに、遊技制御装置30から演出制御装置40へ電源投入コマンドが送信される。
この際、RAMに記憶された経過時間(t)が読み取られ、経過時間(t)が基準時間(T)以下であるか否かの判定が行われるが、この判定結果は、キースイッチ9CがON状態で電源がONにされたので、発光動作には反映されない。
このような設定変更状態で、設定スイッチ9Bが操作されることで、設定値が設定され、この後、スタートスイッチ16が操作されると、設定された設定値が確定される。
設定値が確定された後、キースイッチ9CがOFFにされると、設定変更状態が終了し、設定変更状態の終了によって、遊技制御装置30から演出制御装置40へ設定値コマンド及び投入可コマンドが送信される。そして、演出制御装置40は、設定値コマンドを受信すると、経過時間計測手段42Aに経過時間(t)の計時を開始させる。
この後、遊技場は、終業となるので、スロットマシン1の電源が、再度、OFFにされる。この際、経過時間計測手段42Aによる経過時間(t)の計時が中断され、このときの経過時間(t=30分)が、その後、バックアップ手段42Fによって保持される。なお、上記1回目の電源OFFから基準時間(T)を超える時間が経過していないので、経過時間(t)は、基準時間(T)以下となる。
そして、当日の朝になり、当日の開店のための開店作業が開始される。この際、キースイッチ9CがONにされた状態で、スロットマシン1の電源がONにされる。
すると、スロットマシン1は、設定変更が行える状態で動作を開始するとともに、遊技制御装置30から演出制御装置40へ電源投入コマンドが送信される。
この際、演出制御装置40は、電源投入コマンドを受信すると、ステップSS2600(図8参照)において、表示装置2Cについて「黒色画面」の設定処理を行い、ステップSS2700において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点灯−点灯」設定処理を行い、ステップSS5100及びステップSS5200(図7参照)において設定された内容を実行する。
そして、設定変更作業が終了する(キースイッチ9CがOFFされる)と、遊技制御装置30から設定値コマンドが送信される(図6のステップMS2800)。一方、演出制御装置40では、設定コマンドを受信する(ステップSS1200のYES)と、設定変更時処理を開始する。
ここで、設定変更時処理が開始されると、ステップSS3300(図9参照)において第1設定変更フラグF1がONに設定される。その後、設定変更時処理が終了するまで、投入可コマンドが送信されないので、表示装置2Cの「黒色画面」表示状態、並びに、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの「点灯−点灯」状態は、設定変更時処理が終了するまで継続される。
また、演出制御装置40は、電源投入コマンドの受信によって、ステップSS2300(図8参照)において、RAMのバックアップ記憶領域に記憶されている経過時間(t)が基準時間(T)以下であるか否かを判定し、ここでは、経過時間(例えば、t=30分)が基準時間(例えば、T=60分)以下であるとの判定がなされる。このため、演出制御装置40は、第2設定変更フラグF2をONに設定する。(ステップSS2400参照)
この後、設定変更時処理が終了すると、遊技制御装置30から投入可コマンドが送信され、投入可コマンドを受信した演出制御装置40は、投入可開始時処理を開始し、ステップSS4100(図10参照)において、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理を行うようになっている。
ここで、設定変更時処理のステップSS3300(図9参照)で、設定変更フラグF1がONに設定されているので、投入可開始時処理においては、図10の如く、ステップSS4300からステップSS4400へ進む。従って、電源投入時処理のステップSS2300でなされた判定の判定結果、すなわち、設定変更判定手段42Bの判定結果を反映するためのステップSS4500は、実行されず、これにより、設定変更判定手段42Bの判定結果は無視(クリア)されることとなる。
そして、ステップSS4400において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点滅−点灯」の設定を行う。
さらに、演出制御装置40は、自動消灯コマンドの受信によって、ステップSS1500(図7参照)で行われる待機状態時処理において、消灯時間(例えば、40秒間)の設定処理を行う。
以上のように、前日の閉店後にも、当日の開店前にも設定変更を行う場合には、まず、表示装置2Cについて「黒色画面」の設定処理が行われ、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点灯−点灯」の設定が行われ、これらの設定は、ステップSS5100〜SS5300で実行される。
その後、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理が行われ、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点滅−点灯」の設定が行われ、さらに、消灯時間についての設定が行われ、これらの設定は、ステップSS5100〜SS5300で実行される。
このため、スロットマシン1は、図16示すように、電源がONにされると、速やかに設定変更状態となり、表示装置2Cの画面が「黒色画面」となっているとともに、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの連続的に点灯されている状態となり、この状態は、設定変更状態が終了するまで継続する。
設定変更状態が終了すると、表示装置2Cの画面に「アトラクト映像」の表示が開始され、「アトラクト映像」の表示は、所定の表示時間(例えば、60秒間)が経過するまで継続される。
また、「アトラクト映像」の表示開始と同時に、バックライト7A〜7H,7Jの点滅動作、並びに、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの連続点灯動作が開始され、これらの動作は、所定の継続時間(例えば、20秒間)が経過するまで継続される。
なお、本実施の形態では、電源投入時に設定変更が行われた(第1設定変更フラグがON(1)である)場合に、「点滅−点灯」設定処理(ステップSS4400)が行われ、電源の遮断の直前に設定変更が行われたとき(ステップSS4700)と同様に、バックライト7A〜7H,7Jが点滅動作(第1発光動作)を行う。このとき、電源投入時の設定変更であれば、設定変更作業の直ぐ後に第1発光動作が行われることになるため、例え第1発光動作が行われたとしても、これを電源の遮断の直前に行われた設定変更の報知であると勘違いすることはない。
その後、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nは、消灯され、この消灯状態は、所定の消灯時間(例えば、40秒間)が経過するまで、換言すると、「アトラクト映像」の表示が終了するまで継続するようになっている。
演出制御装置40は、「アトラクト映像」の表示終了後、電源断信号を受信していなければ、再度、演出制御処理(図7参照)を最初から実行し、さらに、メダルの投入がなければ、投入可開始時処理を開始する。
すると、演出制御装置40は、ステップSS4100(図10参照)において、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理を行い、ステップSS4400において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点滅−点灯」の設定を行う。
これにより、スロットマシン1は、図16に示すように、一の「アトラクト映像」の表示が終了すると、速やかに、表示装置2Cの画面に次の「アトラクト映像」の表示が開始され、この「アトラクト映像」の表示は、メダルが投入されるまで、何度も繰り返され、メダルが投入されると終了する。
また、「アトラクト映像」の表示開始と同時に、バックライト7A〜7H,7Jの点滅動作、並びに、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの連続点灯動作が開始され、これらの動作は、所定の継続時間(例えば、20秒間)が経過するまで継続される。
その後、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nは、消灯され、この消灯状態は、所定の消灯時間(例えば、40秒間)が経過するまで、換言すると、「アトラクト映像」の表示が終了するまで継続するようになっている。
そして、前述のようなバックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの動作は、メダルが投入されるまで、何度も繰り返され、メダルが投入されると終了する。
((4)前日の閉店後には設定変更を行わないが、当日の開店前に設定変更を行う場合。)
前日において、スロットマシン1が設置されている遊技場が閉店した後、換言すると、当該遊技場の営業が終了した後、設定変更操作が行われない場合、図17に示すように、営業終了後に、スロットマシン1の電源がOFFにされる。この際、経過時間計測手段42Aによる経過時間(t)の計時が中断され、このときの経過時間(t>1時間)が、その後、バックアップ手段42Fによって保持される。なお、営業開始から基準時間(T)を超える時間が経過しているので、経過時間(t)は、基準時間(T)よりも長くなる。
そして、当日の朝になり、当日の開店のための開店作業が開始される。この際、キースイッチ9CがONにされた状態で、スロットマシン1の電源がONにされる。
すると、スロットマシン1は、設定変更が行える状態で動作を開始するとともに、遊技制御装置30から演出制御装置40へ電源投入コマンドが送信される。
この際、演出制御装置40は、電源投入コマンドを受信すると、ステップSS2600(図8参照)において、表示装置2Cについて「黒色画面」の設定処理を行い、ステップSS2700において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点灯−点灯」設定処理を行い、ステップSS5100及びステップSS5200(図7参照)において設定された内容を実行する。
ここで、設定変更時処理が開始されると、ステップSS3300(図9参照)において第1設定変更フラグF1がONに設定される。その後、設定変更時処理が終了するまで、投入可コマンドが送信されないので、表示装置2Cの「黒色画面」表示状態、並びに、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの「点灯−点灯」状態は、設定変更時処理が終了するまで継続される。
また、演出制御装置40は、電源投入コマンドの受信によって、ステップSS2300(図8参照)において、RAMのバックアップ記憶領域に記憶されている経過時間(t)が基準時間(T)以下であるか否か、実際には、経過時間(t)が基準時間(T)に達しているか否かを判定し、ここでは、経過時間(t)が基準時間(例えば、T=60分)以下であると判定される。すると、演出制御装置40は、第2設定変更フラグF2をOFFに設定する。(ステップSS2500参照)
この後、設定変更時処理が終了すると、遊技制御装置30から投入可コマンドが送信され、投入可コマンドを受信した演出制御装置40は、投入可開始時処理を開始し、ステップSS4100(図10参照)において、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理を行うようになっている。
ここで、設定変更時処理のステップSS3300(図9参照)で、設定変更フラグF1がONに設定されているので、投入可開始時処理においては、図10の如く、ステップSS4300からステップSS4400へ進む。従って、電源投入時処理のステップSS2300でなされた判定の判定結果、すなわち、設定変更判定手段42Bの判定結果を反映するためのステップSS4500は、実行されず、これにより、設定変更判定手段42Bの判定結果は無視(クリア)されることとなる。
そして、ステップSS4400において、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点滅−点灯」の設定を行う。
さらに、演出制御装置40は、自動消灯コマンドの受信によって、ステップSS1500(図7参照)で行われる待機状態時処理において、消灯時間(例えば、40秒間)の設定処理を行う。
以上のように、前日の閉店後には設定変更を行わないが、当日の開店前には設定変更を行う場合、まず、表示装置2Cについて「黒色画面」の設定処理が行われ、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点灯−点灯」の設定が行われ、これらの設定は、ステップSS5100〜SS5300で実行される。
その後、表示装置2Cについて「アトラクト映像」の設定処理が行われ、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンについて、「点滅−点灯」の設定が行われ、さらに、消灯時間についての設定が行われ、これらの設定は、ステップSS5100〜SS5300で実行される。
この場合、スロットマシン1は、電源がONにされると、前述の(3)の場合と同様の動作を実行する。この動作について、以下に簡単に説明する
すなわち、スロットマシン1は、図16の如く、電源がONにされると、速やかに設定変更状態となり、表示装置2Cの画面が「黒色画面」となっているとともに、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの連続的に点灯されている状態となり、この状態は、設定変更状態が終了するまで継続する。
そして、設定変更状態が終了すると、メダルが投入されるまで、表示装置2Cの画面に「アトラクト映像」の表示、バックライト7A〜7H,7Jの点滅動作、並びに、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの連続点灯動作が、何度も繰り返され、メダルが投入されると終了する。
なお、本実施形態では、演出制御手段40は、投入可コマンドを受信したことを条件に、電源の遮断の直前(前日の営業終了後)に設定変更操作が行われた旨を報知する第1発光動作をバックライト7A〜7H,7Jに行わせるものとなっている。ここで、前日、メダルが投入されてベット状態となったまま、スロットマシン1の電源がOFFにされると、翌日、スロットマシン1の電源がONにされた際に、既にベット状態にあり、遊技制御装置30から投入可コマンドが送信されることがない。
このため、メダルが投入されてベット状態となったまま、スロットマシン1の電源がOFFにされた場合、前日に設定変更操作が行われても、第1発光動作が行われないように思われる。
しかしながら、前日の閉店作業時に設定変更操作が行われると、ベット状態がリセットされ、メダルが投入されていない状態となり、遊技制御装置30から投入可コマンドが送信されるようになるので、前日の閉店作業時に設定変更操作が行われた場合には、その旨を報知する第1発光動作が確実に行われる。
(実施形態の効果)
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、前日の営業終了後から遊技場の終業までに設定変更操作をした場合、遊技場の終業までにスロットマシン1の電源が遮断されるので、営業終了時刻から終業時刻までの時間長等に応じて基準時間(例えば、T=60分)を定めておけば、電源遮断時における経過時間計測手段42Aの経過時間(t)が所定の基準時間(T)に比べて短くなり、設定変更判定手段42Bは、その旨の判定結果を出すこととなる。
このような判定結果が判定手段によって出され、且つ、電源が投入されたときから所定の準備時間が経過するまでの間に、設定変更状態が開始されなかった場合に、報知制御手段42Dは、前日の営業終了後に設定変更操作が行われた旨を報知するための第1発光動作をバックライト7A〜7H,7Jに行わせる。このため、前日の営業終了後に設定変更操作が行われた場合には、その旨の報知を行うことができる。
また、電源投入から所定の準備時間が経過するまでの間に、設定変更状態が開始されたときには、初期化手段42Cが、経過時間計測手段42Aの経過時間をリセットするとともに、設定変更判定手段42Bの判定結果をクリアするので、電源遮断時における経過時間計測手段42Aの経過時間(t)が基準時間(T)に比べて短い場合であっても、報知制御手段42Dは、第1発光動作及び第2発光動作のいずれをもバックライト7A〜7H,7Jに行わせることがない。
従って、電源遮断時における経過時間計測手段42Aの経過時間(t)が基準時間(T)に比べて短くとも、電源が投入されたときから所定の準備時間が経過するまでの間に、設定変更状態が開始されたとき、すなわち、当日の営業開始前に設定変更操作が行われ、前日の営業終了後に設定変更操作が行われた旨の報知を行う必要がない場合、バックライト7A〜7H,7Jによる第1発光動作及び第2発光動作を実行させないようにすることができる。
さらに、第1発光動作及び第2発光動作の2種類の設定変更報知動作を同一のバックライト7A〜7H,7Jに行わせるようにしたので、当該遊技機の管理者は、このバックライト7A〜7H,7Jのみに注目するだけで、第1発光動作がなされた場合には、前日の営業終了後に設定変更操作が行われたことを確実に知ることができ、第2発光動作がなされた場合には、前日の営業終了後に設定変更操作が行われなかったことを確実に知ることができる。
また、当日の開店作業において、設定変更状態が開始されていないにもかかわらず、第1発光動作及び第2発光動作の両方が報知されない場合は、スロットマシン1が故障していることが判り、スロットマシン1を管理する上で、その便宜を図ることができる。
さらに、遊技ポジション及び設定変更ポジションの2つの切換位置を有するキースイッチ9Cと、設定値を設定するために操作される設定スイッチ9Bとを設け、キースイッチ9Cの操作で設定変更状態を開始させる一方、設定スイッチ9Bの操作で設定値を設定し、設定値の設定が完了したら、キースイッチ9Cの操作で設定変更状態を終了させ、設定変更状態の終了を契機に、経過時間計測手段42Aに経過時間(t)の計時を開始させ、スロットマシン1の電源が遮断されたことを契機に、経過時間計測手段42Aの経過時間(t)の計測を終了するようにしたので、経過時間計測手段42Aによる計時の開始契機や経過時間の終了契機があいまいなものとならず、経過時間計測手段42Aによる経過時間(t)の計時動作について再現性が確保される。これにより、設定変更判定手段42Bによる判定結果の信頼性が確保され、ひいては、前日の営業終了後に設定変更操作が行われた旨の報知についても信頼性を確保することができる。
また、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを設け、報知制御手段42Dにバックライト7A〜7H,7Jの動作を制御させ、これにより、バックライト7A〜7H,7Jの動作を、設定変更判定手段42Bの出した判定結果に対応させる一方、発光制御手段42Eにアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの動作を制御させ、これにより、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの動作がバックライト7A〜7H,7Jと同じタイミングで開始されるようにしたので、スロットマシン1が設置された遊技場の外から第三者が観察しても、バックライト7A〜7H,7Jの発光動作と、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光動作とを混同してしまうので、第三者が観察している状況で、第1報知発光動作及び第2報知発光動作を実行しても、第三者が第1報知発光動作及び第2報知発光動作を正確に認識することができないので、前日に設定変更操作が行われたか否かを第三者に知られるという不都合を未然に回避することができる。
さらに、前日及び当日に設定変更が行われていない場合において、営業中、不正行為によって設定値が変更された疑いのあるときは、不正行為による設定値変更からの経過時間(t)が基準時間(T)以下であれば、スロットマシン1の電源を一旦OFFにした後、速やかにONにすることで、バックライト7A〜7H,7Jが第1発光動作を開始するので、これにより、不正行為が行われたか否かを容易に判断することができ、不正行為の防止を図ることができる。
なお、本発明は、実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
すなわち、実施の形態では、電源投入から所定の準備時間が経過するまでの間に、設定変更状態が開始されたときには、設定変更判定手段42Bの判定結果が無視されて、バックライト7A〜7H,7Jが所定の発光動作(点滅:第1発光動作)を行うようにしたが、これに限らず、電源投入から所定の準備時間が経過するまでの間に、設定変更状態が開始されたときにも、設定変更判定手段42Bの判定結果に応じて、バックライト7A〜7H,7Jが第1発光動作及び第2発光動作のいずれかを行うようにしてもよい。
また、実施の形態では、経過時間計測手段としては、初期値を「0」として、カウントアップしていく経過時間計測手段42Aを採用したが、これに限らず、初期値を基準時間として、カウントダウンしていくものも採用できる。カウントダウンするものを採用した場合、判定手段としては、経過時間(t)が「0」より大きいか否かを判定し、経過時間(t)が「0」より大きい場合に、バックライト7A〜7H,7Jが第1発光動作を行うようにすればよい。
さらに、前日の閉店後に設定変更を行うが、当日の開店前には設定変更を行わない場合、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンを「点滅−点滅」とし、前日の閉店後にも当日の開店前にも設定変更を行わない場合、当該発光パターンを「消灯−点滅」とし、当日の開店前に設定変更を行う場合、当該発光パターンを「点滅−点灯」としたが、これに限らず、例えば、「点滅−点滅」を「点滅−点灯」に、「消灯−点滅」を「点滅−点滅」に、「点滅−点灯」を「消灯−点滅」に置換してもよく、これらの組み合わせは任意に選択できる。
また、設定変更状態においては、バックライト7A〜7H,7J、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nの発光パターンを「点灯−点灯」としたが、これに限らず、前日の閉店後に設定変更が行われた場合、当日の開店前における設定変更状態の発光パターンを「点滅−点滅」とし、前日の閉店後に設定変更が行われなかった場合、当日の開店前における設定変更状態の発光パターンを「消灯−点滅」としてもよい。
さらに、実施の形態では、経過時間計測手段42Aの経過時間(t)を、直接、RAMのバックアップ記憶領域に記憶するようにしたが、経過時間(t)を、一旦、RAMの非バックアップ記憶領域に記憶しておき、バックアップ処理の際に、他のバックアップデータとともにRAMのバックアップ記憶領域に記憶するようにしてもよい。
また、実施の形態では、演出制御手段40によって制御されるバックライト7A〜7H,7Jを動作させることで、前日の閉店後に設定変更が行われたか否かを報知するようにしたが、これに限らず、遊技制御手段30によって制御される回転リール3Aを併せて回転動作させることで、前述の報知を行ってもよい。換言すると、遊技制御手段30及び演出制御手段40が共同して、前述の報知を行うようにしてもよい。
(バックライトのフラッシュパターンの変形例)
本実施の形態では、図10のステップSS4400から明らかな通り、電源投入時に設定変更操作があった場合は、電源投入時における経過時間(t)と基準時間(T)との大小関係がどの様なものであっても、バックライト7A〜7H,7Jを所定のフラッシュパターンで点灯させて設定変更が行われた旨を報知している。しかし、これ以外にも、電源投入時に設定変更操作があった場合、電源投入時における計測時間(t)≦基準時間(T)であると、フラッシュパターンAでバックライト7A〜7H,7Jを点滅させ、又、計測時間(t)>基準時間(T)であると、フラッシュパターンBでバックライト7A〜7H,7Jを点滅させるなど、計測時間と基準時間との関係に応じて、電源投入時に設定変更操作があった場合のフラッシュパターンを変更してもよい。この場合、当日の開店作業で設定変更操作を行った場合であっても、前日の閉店作業時に設定変更操作が行われたか否かを、フラッシュパターンにより判別することができる。
(併行発光動作の変形例1)
本実施の形態では、バックライト7A〜7H,7Jの周囲に配設されるパネルランプ(アシスト・サイドパネルランプ7K〜7M,7N)が、バックライト7A〜7H,7Jの第1発光動作(フラッシュパターン)の点灯間隔と同期する発光動作(併行発光動作)を行うことで、バックライト7A〜7H,7Jの第1発光動作を遠方から認識し難くしている。しかし、これ以外にも、本発明の「併行発光動作」は、バックライト7A〜7H,7Jの第1発光動作を完全に同期しなくても、第1発光動作が見難くなれば十分であるため、ほぼ同期した発光動作であったり、バックライト7A〜7H,7Jより強い光量で発光させる発光動作であったり、あるいはずっと点灯する発光動作であってもよい。
(併行発光動作の変形例2)
本実施の形態では、パネルランプ7K〜7M,7Nによる併行発光動作は、バックライト7A〜7H,7Jの第1発光動作を、遠方から見難くするための専用の発光動作(発光パターン・フラッシュパターン)としているが、これ以外にも、遊技中に使用する演出で使用する発光動作を併行発光動作として実行してもよい。
(経過時間の計測及びバックアップの変形例)
本実施の形態では、演出制御装置40側で経過時間を計測および保持しているが、これ以外にも、経過時間を遊技制御装置30側で計測および保持するように構成することもできる。
具体的には、遊技制御装置30において、経過時間を計測するとともに、当該装置30に設けたバックアップ手段により電断状態でも保持するようにしておき、電源投入時に、遊技制御装置30から演出制御装置40へ経過時間に関する情報を送信することで、設定変更に関する報知をバックライト7A〜7H,7Jで実行することが可能となる。同様に、設定変更に関する報知を実行する演出装置を遊技制御装置30に設け、遊技制御装置30が制御する演出装置を用いて報知することも可能である。
(実施の形態の補足的な説明)
上記実施の形態は、以下の技術思想を包含する特徴点を含むものである。
(1)第1の特徴点
(1−1)第1の特徴点の構成
第1の特徴点は、次の通りである。
第1に、遊技機(例えばスロットマシン1)には、例えば図3に示すように、次の構成を備える。
(1)抽選テーブル記憶手段(32C:例えば遊技制御装置30のROM)
抽選テーブル記憶手段(32C)は、複数種類の抽選テーブルを記憶したものである。
(2)設定値記憶手段(32D:例えば遊技制御装置30のRAM)
設定値記憶手段(32D)は、抽選テーブル記憶手段(32C)に記憶された抽選テーブルと各々関連付けられた複数の設定値を設定し、前記設定値から選択される設定値を記憶可能なものである。
(3)設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)
設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)は、設定値記憶手段(32D)に記憶された設定値を変更可能なものである。
(4)演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)
演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)は、設定値記憶手段(32D)に記憶された設定値に関連付けられて、抽選テーブル記憶手段(32C)に記憶された抽選テーブルを用いて抽選を行いながら遊技を進行し、当該遊技に関連し、各種の演出を行うものである。
第2に、例えば図3に示すように、次の構成を備える。
(5)設定変更判定手段(42B:例えば演出制御装置40で実行するSS2300)
設定変更判定手段(42B)は、電源の遮断の直前に設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)による設定変更操作が実行されているか否かを判定するものである。
(6)報知制御手段(42D:例えば演出制御装置40で実行するSS4600・SS4700)
報知制御手段(42D)は、設定変更判定手段(42B)による設定変更操作の判定結果を、電源が投入された際に演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)を用いて報知するものである。
(1−2)第1の特徴点と実施の形態との対応関係
第1の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「遊技機」として、例えば図1に示す「スロットマシン1」を例示した。
「複数の設定値」として、「1〜6」の6個の設定値を例示した。
「設定変更操作手段」として、例えば図2に示す「設定スイッチ9B等」を例示した。
「演出装置」として、例えば図1に示す「バックライト7A〜7H,7J等」を例示した。
「電源の遮断の直前に設定変更操作手段による設定変更操作が実行されている」として、前日の営業終了後の管理者による設定変更操作、その後の当該管理者による電源のOFFを例示している。
「設定変更判定手段(42B)による設定変更操作の判定結果」には、「設定変更操作」がされた場合と、されない場合の2つの判定結果が存在する。「演出装置」を用いて実行される報知としては、2つの判定結果をそれぞれ異なる報知態様で報知した場合を例示した。
ここで、「電源の遮断」とは、遊技島設備から電源が供給されている状態の遊技機(例えばスロットマシン1)において電源スイッチを「ON」から「OFF」する動作や、或いは遊技島設備から電源が供給されている状態の遊技機において電源スイッチを「ON」した状態から遊技島設備からの電源の供給を遮断する動作をいう。
また、ここで、「電源の投入」とは、遊技島設備から電源が供給されている状態の遊技機において電源スイッチを「OFF」から「ON」する動作や、或いは電源スイッチを「ON」した状態の遊技機へ遊技島設備から電源の供給を開始する動作をいう。
ここで、「直前」とは、閉店時間(例えば23時)後、閉店処理の一環としての設定変更操作と電源遮断迄と2つの処理を考えた場合に、設定変更操作の確定後、電源を遮断する迄の一般的な時間を経過していないことを意味する。
具体的には、設定変更操作の確定後、経過時間(t)を計測し、当該経過時間(t)に関する情報を電源の遮断時にバックアップして保持する。そして、保持された経過時間(t)に関する情報と、予め設定した基準時間(例えばT=60分)とを比較し、「直前」か否かを判定している。
経過時間(t)が基準時間(例えばT)以下の場合(t≦T)には、「直前」と判定する。
これに対し、経過時間(t)が基準時間(例えばT)を超える場合(t>T)には、「直前」でないものと判定する。
なお、基準時間として、例えば「60分」を例示したが、これに限定されず、閉店処理の一環として設定変更操作の確定後、電源を遮断する迄の一般的な時間であればよい。また、経過時間(t)が基準時間(例えばT)「以下」の場合(t≦T)としたが、これに限定されず、経過時間(t)が基準時間(例えばT)「未満」(t<T)としてもよく、この場合は経過時間(t)が基準時間(例えばT)「以上」の場合(t≧T)に「直前」でないものと判定すればよい。さらに、実施の形態では、経過時間計測手段としては、初期値を「0」として、カウントアップしていく経過時間計測手段42Aを採用したが、これに限らず、初期値を基準時間として、カウントダウンしていくものも採用できる。
(1−3)第1の特徴点のバリエーション
第1の特徴点のバリエーションも、次の通りである。
ここで、「遊技機」として、「スロットマシン1」を例示したが、これに限定されず、「パチンコ機」でもよい。
「複数の設定値」として、「1〜6」の6個の設定値を例示したが、これに限定されず、複数であれば足り、「2〜5」個、或いは「7」個以上の設定値を使用してもよい。
「設定変更操作手段」として、「設定スイッチ9B」を例示したが、これに限定されず、「キースイッチ9C」がONにされた状態で、スロットマシン1の電源がONにされると、スロットマシン1は、設定変更が行える状態で動作するので、「キースイッチ9C」等を含めてもよい。
「演出装置」として、「バックライト7A〜7H,7J」を例示したが、これに限定されず、液晶パネル等の表示装置2C、スピーカ等の音声出力ユニット2E,2K、アシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7Nを含めてもよい。
「電源の遮断の直前に設定変更操作手段による設定変更操作が実行されている」として、前日の設定変更操作を例示したが、これに限定されず、例えば営業日→休業日→休業日→営業日の場合には、「3日前の閉店作業時の設定変更操作」であってもよい。
「設定変更操作」がされた場合と、されない場合の2つの判定結果を、それぞれ異なる報知態様で報知した場合を例示したが、これに限定されず、2つの判定結果のいずれか一方のみを、例えば「設定変更操作」がされた場合にのみ、報知するようにしてもよい。
(1−4)第1の特徴点の作用効果
第1の特徴点の作用効果は、次の通りである。
すなわち、第1の特徴点によれば、電源の遮断の直前に設定変更操作が実行されているか否かを演出装置の報知態様により、遊技機が設置されたホール、すなわち遊技店側の管理者が知ることができる。
また、第1の特徴点によれば、電源遮断直前の不正な設定変更を遊技店側が確認できる利点がある。
すなわち、一般的に、遊技店では、遊技者が遊技を行う通常の営業を終了した後の閉店作業の際に、各遊技機の電源を遮断(OFF)しておき、翌日(後日)、通常の営業を開始する前の開店準備作業の際に、各遊技機の電源を投入(ON)して遊技機を起動させていた。
そして、遊技店側が遊技機の設定値を変更する場合、開店作業の際に設定変更作業を行う以外に、閉店作業の際に設定変更作業を行うこともあった。
ここで、閉店(電源の遮断)から開店(電源の投入)までの間に、遊技機の設定値を不正に変更する不正行為が行われた場合、それを看過してしまうと、不正に変更された設定値で遊技機が稼働してしまうという不都合があった。
例えば、ある日の閉店作業の際に設定変更作業を行わなかった場合、営業時間中は設定値を変更しないことが通例なので、設定変更作業は、その日の開店作業の際又はそれよりも前に行われたことになり、電源を遮断するよりも遙か前(営業時間分だけ前)の時点であるため、電源を遮断する直前に設定変更操作が行われたことにはならない。
しかし、この場合、遊技店の閉店後(例えば夜間)に不正な設定変更操作が行われると、設定変更操作後に十分な時間を確保して遊技機の電源を遮断することが困難であるため、設定変更操作後、直ちに遊技機の電源を遮断することになる。これは、不正に設定変更を行った後、十分な時間を確保しようとすると、その分、遊技機を稼働させる必要が生じるため、遊技機の稼働(音・映像・発光)によって、不正行為が発覚する可能性が高まるり、これを避けようとして、遊技機の電源を速やかに遮断することになるからである。
これに対し、第1の特徴点によれば、遊技機の電源を遮断(OFF)する直前に設定変更操作が実行されたか否かを判定し、これが実行された場合、その旨が演出装置を用いて報知される。このため、例えば遊技店側で閉店作業の際に設定変更作業を行わないことと、或いは遊技店側で閉店作業の際に設定変更作業を行う場合には、当該設定変更作業後、十分な経過時間を経過させて電源を遮断することで、閉店から開店までの間に不正な設定変更操作が行われると、電源を遮断する直前に設定変更操作が行われたと判断されるため、例えば前日に不正な設定変更があったか否かを確認することができる。
(2)第2の特徴点
(2−1)第2の特徴点の構成
第2の特徴点は、上記した第1の特徴点に加え、次の通りである。
第1に、例えば図3に示すように、次の構成を備える。
(1)経過時間計測手段(42A:例えば演出装置40で実行するSS5300)
経過時間計測手段(42A)は、設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)による設定変更操作後の経過時間を計測するものである。
(2)バックアップ手段(42F)
バックアップ手段(42F)は、少なくも通電状態から移行する非通電状態のとき、経過時間計測手段(42A)により計測した経過時間に関する情報を保持するものである。
第2に、設定変更判定手段(42B)は、バックアップ手段(42F)により保持された経過時間に関する情報を用いて設定変更操作の判定を行う。
第3に、報知制御手段(42D)は、設定変更判定手段(42B)による判定結果、設定変更操作が行われていると判定された場合に、演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)を用いた第1の報知動作を実行する。
これに加え、報知制御手段(42D)は、設定変更操作が行われていないと判定された場合に、第1の報知動作と異なる第2の報知動作を、演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)を用いて実行する。
(2−2)第2の特徴点と実施の形態との対応関係
第2の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「第1の報知動作」として、「バックライト7A〜7H,7J」を所定の継続時間(例えば、20秒間)継続させて点滅発光動作した場合を例示した。
ここで、「第2の報知動作」として、「バックライト7A〜7H,7J」を所定の継続時間(例えば20秒間)継続させて消灯動作した場合を例示した。
ここで、「経過時間を用いて」とは、当該「経過時間」を変動要素と考え、他の固定要素と比較し、判定結果を導き出すという意味である。
具体的には、設定変更操作の確定後、変動要素としての経過時間(t)を計測し、当該経過時間(t)に関する情報を電源の遮断時にバックアップして保持する。そして、保持された経過時間(t)に関する情報と、他の固定要素としての予め設定した基準時間(例えばT=60分)とを比較し、設定変更操作の判定を行っている。
経過時間(t)が基準時間(例えばT)以下の場合(t≦T)には、「設定変更操作が行われている」と判定している。
これに対し、経過時間(t)が基準時間(例えばT)を超える場合(t>T)には、「設定変更操作が行われていない」と判定している。
なお、基準時間として、例えば「60分」を例示したが、これに限定されず、閉店処理の一環として設定変更操作の確定後、電源を遮断する迄の一般的な時間であればよい。また、経過時間(t)が基準時間(例えばT)「以下」の場合(t≦T)としたが、これに限定されず、経過時間(t)が基準時間(例えばT)「未満」(t<T)としてもよく、この場合は経過時間(t)が基準時間(例えばT)「以上」の場合(t≧T)に「設定変更操作が行われていない」と判定すればよい。さらに、実施の形態では、経過時間計測手段としては、初期値を「0」として、カウントアップしていく経過時間計測手段42Aを採用したが、これに限らず、初期値を基準時間として、カウントダウンしていくものも採用できる。
(2−3)第2の特徴点のバリエーション
第2の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「第1の報知動作」として、「バックライト7A〜7H,7J」を例えば20秒間、継続させて点滅させた場合を例示したが、これに限定されず、「点滅」に代えて「点灯」或いは「第2の報知動作」と異なる態様で「消灯」させてもよい。
「第2の報知動作」として、「バックライト7A〜7H,7J」を例えば20秒間、継続させて消灯させた場合を例示したが、これに限定されず、「消灯」に代えて「点灯」或いは「第1の報知動作」と異なる態様で「点滅」させてもよい。
ここで、「経過時間に関する情報」は、「経過時間」そのものの数値(カウンタ値)でもよいし、或いは経過時間そのものではなく、経過時間に相当する数値(カウンタ値)でもよい。
(2−4)第2の特徴点の作用効果
第2の特徴点は、上記した第1の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第2の特徴点によれば、設定変更操作が行われていない場合にも、第1の報知動作と異なる第2の報知動作により報知することができる。
このため、第2の特徴点によれば、第1の報知動作と、第2の報知動作とのいずれかの確認を要するため、設定変更操作の確認作業の定型化が図られ、見落としを低減できる利点もある。
また、第2の特徴点によれば、第1の報知動作と、第2の報知動作とのいずれかも発生しない場合には、当該遊技機の故障が推測できるので、遊技機の故障を発見できる利点もある。
(3)第3の特徴点
(3−1)第3の特徴点の構成
第3の特徴点は、上記した第2の特徴点に加え、次の通りである。
第1に、演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)には、光源を有し、当該光源の点灯又は消灯により、遊技を演出する第1発光装置(例えばバックライト7A〜7H,7J)及び第1発光装置(例えばバックライト7A〜7H,7J)の周囲に配置される第2発光装置(例えばアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7N)を含む。
第2に、報知制御手段(42D)は、第1の報知動作と第2の報知動作との一方を、第1発光装置(例えばバックライト7A〜7H,7J)を用いて実行させる。
第3に、遊技機(例えばスロットマシン1)には、例えば図3に示すように、次の構成を備える。
(1)発光制御手段(42E)
発光制御手段(42E)は、第1の報知動作のタイミングにあわせて、第2発光装置(例えばアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7N)を点灯又は消灯させ、第2の報知動作のタイミングにあわせて、第2発光装置(例えばアシストパネルランプ7K〜7M及びサイドパネルランプ7N)を点灯又は消灯させるものである。
(3−2)第3の特徴点と実施の形態との対応関係
第3の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「第1発光装置」として、例えば図1に示す「バックライト7A〜7H,7J」を例示した。
「第2発光装置」として、「アシストパネルランプ7K〜7M」及び「サイドパネルランプ7N」を例示した。
「点灯又は消灯」には、「点滅」を含む。
ここで、「前記遊技機」とは、請求項1に記載の「複数種類の抽選テーブルを記憶した抽選テーブル記憶手段(32C)と、前記抽選テーブル記憶手段(32C)に記憶された前記抽選テーブルと各々関連付けられた複数の設定値を設定し、前記設定値から選択される設定値を記憶可能な設定値記憶手段(32D)と、前記設定値記憶手段(32D)に記憶された前記設定値を変更可能な設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)と、前記設定値記憶手段(32D)に記憶された前記設定値に関連付けられて、前記抽選テーブル記憶手段(32C)に記憶された前記抽選テーブルを用いて抽選を行いながら遊技を進行し、当該遊技に関連し、各種の演出を行う演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)とを備える遊技機(例えばスロットマシン1)」をいう。
(3−3)第3の特徴点のバリエーション
第3の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
「第1発光装置」として、「バックライト7A〜7H,7J」を例示し、「第2発光装置」として、「アシストパネルランプ7K〜7M」及び「サイドパネルランプ7N」を例示したが、これに限定されず、逆にすることも可能である。
(3−4)第3の特徴点の作用効果
第3の特徴点は、上記した第2の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第3の特徴点によれば、第1発光装置に加え、第1の報知動作のタイミングにあわせて第2発光装置を点灯又は消灯させることで、設定変更操作が行われた台を遊技機から離れた場所(例えば遊技店外)より知ろうとしても明確に知ることが困難にすることができる。
これに加え、第3の特徴点によれば、第2発光装置は第1発光装置の周囲に配置されているので、報知動作に対応する発光動作を行っている第1発光装置の周り(例えば、左側+右側、又は、左側+右側+上側)で第2発光装置が発光動作を行っているため、遠方から第1発光装置の発光動作(報知動作)が認識し難くできる。
(4)第4の特徴点
(4−1)第4の特徴点の構成
第4の特徴点は、上記した第2の特徴点又は第3の特徴点に加え、次の通りである。
第1に、報知制御手段(42D)は、第1の報知動作と第2の報知動作とを共通のタイミングで実行する。
第2に、共通のタイミングは、電源の投入直後に移行する待機状態中であって、且つその初期段階に設定されている。
(4−2)第4の特徴点と実施の形態との対応関係
第4の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
「共通のタイミング」として、例えば「アトラクト表示」の1周目の開始後、20秒間を例示している。
「電源の投入直後に移行する待機状態中であって、且つその初期段階」として、例えば「アトラクト表示」の1周目を例示している。
(4−3)第4の特徴点のバリエーション
第4の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「共通のタイミング」として、「アトラクト表示」の1周目の開始後、20秒間を例示したが、これに限定されず、第1の報知動作と第2の報知動作とが完全に一致している場合に限らず、例えば第1の報知動作を「0〜20秒」とし、第2の報知動作を「0〜10秒」の間、実行させたり、或いは例えば第1の報知動作を「0〜20秒」とし、第2の報知動作を「10〜30秒」の間、実行させるようにしてよい。
「電源の投入直後に移行する待機状態中であって、且つその初期段階」として、例えば「アトラクト表示」の1周目を例示したが、これに限定されず、「初期段階」であれば足り、例えば「2周目」としてもよい。
(4−4)第4の特徴点の作用効果
第4の特徴点は、上記した第2の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第4の特徴点によれば、第1の報知動作と前記第2の報知動作とを共通のタイミングで実行することで、管理者の負担を低減することができるばかりでなく、共通のタイミングを電源の投入直後に移行する待機状態中に設定することで、確認者側の作業負担を軽減することができるばかりでなく、共通のタイミングを電源の投入直後に移行する待機状態中に設定することで、遊技店側に向けに報知し、なるべく遊技者に知られないよう報知することができ、しかも待機状態の初期段階に設定することで、遊技者に一層、認識され難く報知することができる。
(5)第5の特徴点
(5−1)第5の特徴点の構成
第5の特徴点は、上記した第4の特徴点に加え、次の通りである。
すなわち、前記報知制御手段(42D)は、電源が投入された際に、前記設定変更操作手段(例えば設定スイッチ9B等)による設定変更操作が可能な状態に移行した場合に、前記電源の遮断の直前に実行された設定変更に関する報知動作を実行する前記演出装置(例えばバックライト7A〜7H,7J等)を用いて、前記共通のタイミングで、前記電源の遮断の直前の設定変更に関する報知動作よりも、前記電源が投入された際の設定変更に関する報知が優先して実行されるようにすることで、前記電源の遮断の直前に実行された前記設定変更判定手段(42B)の判定結果を無効とする、ことを特徴とする。
(5−2)第5の特徴点と実施の形態との対応関係
第5の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「判定結果を無効とする」とは、「共通のタイミング」において、電源投入時に行われる設定変更(例えば当日の設定変更)に関する判定(例えば図9に示すステップSS4300参照)を、電源遮断の直前の設定変更(例えば前日の設定変更)に関する判定(ステップSS4500参照)よりも先に実行している。そして、その判定結果に応じて、電源投入時に行われる設定変更(当日の設定変更)に関する報知を実行している(ステップSS4400参照)。すると、電源投入時に行われる設定変更(当日の設定変更)が行われた場合、電源遮断の直前の設定変更(前日の設定変更)に関する報知(ステップSS4600・SS4700参照)の実行が回避されて「無効」となるという意味である。
(5−3)第5の特徴点のバリエーション
第5の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、電源投入時に行われる設定変更(例えば当日の設定変更)に関する報知は、電源投入時に行われる設定変更(当日の設定変更)が行われたときにだけ実行され、電源投入時に行われる設定変更(当日の設定変更)が行われなかった場合は、電源遮断の直前の設定変更(例えば前日の設定変更)に関する報知が「有効」となって実行される。
また、当日の設定変更が行われた場合、前日の設定変更に関する報知をも「有効」にする、つまり、電源投入時に行われる設定変更(当日の設定変更)に関する報知と、電源遮断の直前の設定変更(前日の設定変更)に関する報知と、の両方を実行する場合は、電源投入時に行われる設定変更(当日の設定変更)に関する報知と、電源遮断の直前の設定変更(前日の設定変更)に関する報知とを、別々の異なる報知手段(ランプ)を用いて実行するとよい。
(5−4)第5の特徴点の作用効果
第5の特徴点は、上記した第4の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第5の特徴点によれば、電源投入時に行われる設定変更が行われた場合、例えば当日の設定変更が行われた場合、電源遮断の直前の設定変更に関する報知、例えば前日の設定変更に関する報知を「無効」にすることができる。
このため、請求項5の発明によれば、電源が投入された際に設定変更が行われた場合には、その旨を報せる報知動作を実行することで、電源の遮断の直前に設定変更操作が実行されているか否か、例えば前日の設定変更操作の報知を省くことができる。したがって、前日の設定変更操作の有無に関わらず、当日に設定変更操作が行われる場合には、前日の設定変更操作の有無の判定等の処理を省略することで、処理の簡便化や迅速化を図ることができる利点がある。
1 遊技機としてのスロットマシン
2 筐体
2C 表示装置
3 リールユニット
3A 回転リール
4 ホッパユニット
2A 前扉
2B 図柄表示窓
2C 表示装置
2D 上部パネル
2E 上部音声出力ユニット
2F 上部演出用ランプ
2G 下部パネル
2H 下部演出用ランプ
2J 払出口
2K 下部音声出力ユニット
2L 受け皿
2M 扉センサ
2N 設定表示器
4 ホッパユニット
5 メダルセレクタ
6 制御装置
7A〜7H,7J 演出装置としての第1発光装置であるバックライト
7K〜7M 第2発光装置としてのアシストパネルランプ
7N 第2発光装置としてのサイドパネルランプ
9 電源装置
9A 正面パネル
9B 設定スイッチ
9C 切換スイッチとしてのキースイッチ
9D 電源ランプ
9E 電源スイッチ
10 操作部
11 メダル投入口
12 精算スイッチ
14 ベットスイッチ
15 マックスベットスイッチ
16 スタートスイッチ
30 遊技制御装置
31 遊技制御手段
32 役抽選手段
32A 乱数発生手段
32B 乱数抽出手段
32C 抽選テーブル記憶手段
32D 設定値記憶手段
32E 当否判定手段
33 リール回転制御手段
34 払出制御手段
35 状態選択手段
36 状態移行手段
40 演出制御装置
41 演出制御手段
42 設定変更報知手段
42A 経過時間計測手段
42B 設定変更判定手段
42C 初期化手段
42D 報知制御手段
42E 発光制御手段
42F バックアップ手段

Claims (5)

  1. 複数種類の抽選テーブルを記憶した抽選テーブル記憶手段と、
    前記抽選テーブル記憶手段に記憶された前記抽選テーブルと各々関連付けられた複数の設定値を設定し、前記設定値から選択される設定値を記憶可能な設定値記憶手段と、
    前記設定値記憶手段に記憶された前記設定値を変更可能な設定変更操作手段と、
    前記設定値記憶手段に記憶された前記設定値に関連付けられて、前記抽選テーブル記憶手段に記憶された前記抽選テーブルを用いて抽選を行いながら遊技を進行し、当該遊技に関連し、各種の演出を行う演出装置と
    を備える遊技機において、
    電源の遮断の直前に前記設定変更操作手段による設定変更操作が実行されているか否かを判定する設定変更判定手段と、
    前記設定変更判定手段による設定変更操作の判定結果を、電源が投入された際に前記演出装置を用いて報知する報知制御手段と、
    を備え、
    前記設定変更判定手段は、
    前記設定変更操作手段による設定変更操作後の経過時間を計測し、
    当該計測した経過時間と、予め設定した基準時間とを比較して、前記直前か否かを判定するようにしている、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記設定変更操作手段による設定変更操作後の経過時間を計測する経過時間計測手段と、
    通電状態から移行する非通電状態のとき、前記経過時間計測手段により計測した経過時間に関する情報を保持するバックアップ手段と、
    を備え、
    前記設定変更判定手段は、
    前記バックアップ手段により保持された経過時間に関する情報を用いて設定変更操作の判定を行い、
    前記報知制御手段は、
    前記設定変更判定手段による判定結果、設定変更操作が行われていると判定された場合に、前記演出装置を用いた第1の報知動作を実行し、
    設定変更操作が行われていないと判定された場合に、前記第1の報知動作と異なる第2の報知動作を、前記演出装置を用いて実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記演出装置には、
    光源を有し、当該光源の点灯又は消灯により、遊技を演出する第1発光装置及び前記第1発光装置の周囲に配置される第2発光装置を含み、
    前記報知制御手段は、
    前記第1の報知動作と前記第2の報知動作との一方を、前記第1発光装置を用いて実行させ、
    前記遊技機には、
    前記第1の報知動作のタイミングにあわせて、前記第2発光装置を点灯又は消灯させ、
    前記第2の報知動作のタイミングにあわせて、前記第2発光装置を点灯又は消灯させる発光制御手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記報知制御手段は、
    前記第1の報知動作と前記第2の報知動作とを共通のタイミングで実行し、
    前記共通のタイミングは、
    電源の投入直後に移行する待機状態中であって、且つ前記待機状態への移行直後に設定されている、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記報知制御手段は、
    電源が投入された際に、前記設定変更操作手段による設定変更操作が可能な状態に移行した場合に、
    前記電源の遮断の直前に実行された設定変更に関する報知動作を実行する前記演出装置を用いて、
    前記共通のタイミングで、
    前記電源の遮断の直前の設定変更に関する報知動作よりも、
    前記電源が投入された際の設定変更に関する報知が優先して実行されるようにすることで、
    前記電源の遮断の直前に実行された前記設定変更判定手段の判定結果を無効とする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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