JP5737025B2 - 過給機の補修方法 - Google Patents
過給機の補修方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5737025B2 JP5737025B2 JP2011154700A JP2011154700A JP5737025B2 JP 5737025 B2 JP5737025 B2 JP 5737025B2 JP 2011154700 A JP2011154700 A JP 2011154700A JP 2011154700 A JP2011154700 A JP 2011154700A JP 5737025 B2 JP5737025 B2 JP 5737025B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor shaft
- bearing
- journal
- outer diameter
- radial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 claims description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Description
ロータ軸は、軸受によって支持されるジャーナル部を有し、
軸受は、ロータ軸のラジアル荷重を支持するためのラジアル軸受を有しており、
(A)過給機の使用前におけるジャーナル部の外径及びラジアル軸受の内径を測定し、
(B)ジャーナル部の外径とラジアル軸受の内径の差を算出し、
(C)ラジアル軸受よりも内径が小さく、かつ、それぞれの内径が異なる複数の交換用ラジアル軸受を準備し、
(D)過給機の使用によってジャーナル部が摩耗した場合において、摩耗後におけるジャーナル部の外径を測定し、
(E)摩耗後におけるジャーナル部の外径とあらかじめ算出した前記差とを合計した値よりも小さく、かつ、前記合計した値に最も近い内径を有する交換用ラジアル軸受を選択し、
(F)摩耗後におけるジャーナル部の外径とあらかじめ算出した前記差とを合計した値と交換用ラジアル軸受の内径が等しくなるように、摩耗後におけるジャーナル部を研磨し、
(G)ラジアル軸受と交換用ラジアル軸受とを交換する、ことを特徴とする過給機の補修方法が提供される。
過給機10は、タービンインペラ3、ロータ軸5、コンプレッサインペラ6、軸受7、及びベアリングハウジング9を備える。タービンインペラ3は、流体から圧力を受けることによりエネルギーが与えられて流体中で回転する。ロータ軸5には、タービンインペラ3が固定されており、ロータ軸5はタービンインペラ3と一体的に回転する。軸受7は、ロータ軸5の軸に対するラジアル方向(半径方向)にロータ軸5から荷重を受ける。またロータ軸5と平行なスラスト方向においては、スラスト軸受8が荷重を受ける。
この例では、タービンインペラ3を内部に収容するタービンハウジングと、コンプレッサインペラ6を内部に収容するコンプレッサハウジングの図示を省略している。
この図において、5aは第1ジャーナル部、5bは第2ジャーナル部、7a,7bはラジアル軸受、8はスラスト軸受、8aはスラストカラー、8bはスラストベアリングである。
そのため、第1ジャーナル部5a及び第2ジャーナル部5bはロータ軸5における他の部分よりも径が大きく設定されている。
スラスト軸受8は、ロータ軸5のコンプレッサ方向のスラスト荷重を受ける。
なお、スラスト軸受8は、ロータ軸5と共に回転する円板状の1対のスラストカラー8aと、スラストカラー8aの間に把持されベアリングハウジング9に固定されたスラストベアリング8bとからなる。
図3(A)は、ロータ軸5とラジアル軸受7a,7bとの位置関係を表す図であり、図3(B)は、図3(A)の状態で一定期間使用した場合の図であり、図3(C)は、図3(B)の状態からラジアル軸受7aを交換した場合の図である。
なお、この例においては、ロータ軸5は鉄系の金属で製造されており、軸受は銅合金等によって製造されている。
この状況において、ロータ軸5が、ラジアル軸受7a,7b等と比較して非常に高価であることを鑑み、摩耗し、研磨したロータ軸5の外径に合わせた交換用ラジアル軸受7c,7dを準備して交換を行う。
(1)予め、現在のラジアル軸受7a,7bの内径よりも小さく、かつ、それぞれの内径が異なる交換用ラジアル軸受7c,7dを複数準備する。
(2)過給機10の使用前においてロータ軸5のジャーナル部5a,5bの外径及びラジアル軸受7a,7bを測定し、これらの差(D)を算出しておく。
(3)その後、過給機10の運用によって、ジャーナル部5a,5bが摩耗して外径が減少した場合において、摩耗後のジャーナル部5a,5bの外径を測定する。
(4)測定した摩耗後のジャーナル部5a,5bの外径と、(1)で予め算出しておいた差(D)を合計する。
(5)(4)で計算した合計値よりも小さく、かつ、合計値に近い内径を有する交換用ラジアル軸受7c,7dを選択する
(6)(4)で計算した合計値と(5)で選択した交換用ラジアル軸受7c,7dの内径が等しくなるように、ロータ軸5のジャーナル部5a,5bを研磨する。
(7)(5)で選択した交換用ラジアル軸受7c,7dを摩耗したラジアル軸受7a,7bと交換して設置する。
例えば、ロータ軸5の外径が摩耗によって数十〜数百μm小さくなるごとに上記交換を行うことができる。
なお、ロータ軸5全体における剛性の確保のために、ロータ軸5における第1ジャーナル部5a及び第2ジャーナル部5bの外形が、ロータ軸5における他の部分の外径よりも大きい状態を維持できる範囲で上記交換を行う必要がある。
所定の閾値は、例えば、摩耗したロータ軸5の外径と差(D)とを合計した値が、予め準備しておいた、複数の交換用ラジアル軸受7c,7dのいずれかの内径と合致した場合に、交換するようにしてもよい。
5 ロータ軸、5a 第1ジャーナル部、5b 第2ジャーナル部、
6 コンプレッサインペラ、7 軸受、
7a,7b ラジアル軸受、7c,7d 交換用ラジアル軸受、
8 スラスト軸受、8a スラストカラー、8b スラストベアリング、
9 ベアリングハウジング、10 過給機
Claims (2)
- 軸受によって支持されたロータ軸を有する過給機の補修方法であって、
ロータ軸は、軸受によって支持されるジャーナル部を有し、
軸受は、ロータ軸のラジアル荷重を支持するためのラジアル軸受を有しており、
(A)過給機の使用前におけるジャーナル部の外径及びラジアル軸受の内径を測定し、
(B)ジャーナル部の外径とラジアル軸受の内径の差を算出し、
(C)ラジアル軸受よりも内径が小さく、かつ、それぞれの内径が異なる複数の交換用ラジアル軸受を準備し、
(D)過給機の使用によってジャーナル部が摩耗した場合において、摩耗後におけるジャーナル部の外径を測定し、
(E)摩耗後におけるジャーナル部の外径とあらかじめ算出した前記差とを合計した値よりも小さく、かつ、前記合計した値に最も近い内径を有する交換用ラジアル軸受を選択し、
(F)摩耗後におけるジャーナル部の外径とあらかじめ算出した前記差とを合計した値と交換用ラジアル軸受の内径が等しくなるように、摩耗後におけるジャーナル部を研磨し、
(G)ラジアル軸受と交換用ラジアル軸受とを交換する、ことを特徴とする過給機の補修方法。 - 研磨後におけるジャーナル部の外径がロータ軸におけるジャーナル部以外の部分の外径よりも大きい状態を維持している限り、前記交換を複数回行う、ことを特徴とする請求項1に記載の過給機の補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011154700A JP5737025B2 (ja) | 2011-07-13 | 2011-07-13 | 過給機の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011154700A JP5737025B2 (ja) | 2011-07-13 | 2011-07-13 | 過給機の補修方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013019375A JP2013019375A (ja) | 2013-01-31 |
JP5737025B2 true JP5737025B2 (ja) | 2015-06-17 |
Family
ID=47691033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011154700A Active JP5737025B2 (ja) | 2011-07-13 | 2011-07-13 | 過給機の補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5737025B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54153949A (en) * | 1978-05-26 | 1979-12-04 | Hitachi Ltd | Bearing device |
JP2565710Y2 (ja) * | 1992-02-28 | 1998-03-18 | エヌティエヌ株式会社 | すきま調整型滑り軸受 |
JP2002039168A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-06 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ベアリングの交換時期確認インジケータ |
-
2011
- 2011-07-13 JP JP2011154700A patent/JP5737025B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013019375A (ja) | 2013-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7964982B2 (en) | Axial in-line turbomachine | |
US9746085B2 (en) | Labyrinth seal and method for producing a labyrinth seal | |
JP4916560B2 (ja) | ガスタービンエンジンの圧縮機 | |
JP2011252496A (ja) | ターボ機械圧縮機用のパッチリングセグメント | |
US10907654B2 (en) | Rotor disk for an exhaust turbocharger, exhaust turbocharger and method for balancing a rotor assembly for an exhaust turbocharger | |
JP2007071205A (ja) | ガスタービンエンジン用犠牲的インナーシュラウドライナー | |
US20160362995A1 (en) | Rotor for a turbomachine and compressor | |
EP3130749A1 (en) | Patch ring for a compressor and method for installing same | |
CN102362086B (zh) | 轴承装置、轴承单元及旋转机械 | |
JP2013002466A (ja) | スラスト軸受構造及び過給機 | |
JP6872623B2 (ja) | ターボマシンの駆動軸のためのベアリング装置、およびこのようなベアリング装置を備えたターボマシン | |
JP2007127135A (ja) | キャンドモータポンプにおけるポンプ取扱液の循環方法 | |
CN105008667B (zh) | 涡轮机转子叶片,涡轮机转子盘,涡轮机转子以及具有不同的根部和槽的接触面角度的燃气涡轮发动机 | |
JP6368057B2 (ja) | 可変ノズル機構および可変容量型ターボチャージャ | |
JP6955964B2 (ja) | ジャーナル軸受及び回転機械 | |
EP2859257B1 (en) | Ring seal midplate | |
JP5737025B2 (ja) | 過給機の補修方法 | |
JP2008215107A (ja) | 圧縮機 | |
JP2016522369A (ja) | 軸受を冷却するための内部換気を伴う電磁軸受アセンブリ | |
JP6388772B2 (ja) | 遠心圧縮機およびディフューザ製造方法 | |
US11280349B2 (en) | Impeller and rotary machine | |
KR20150132067A (ko) | 가스 터빈을 위한 컴프레서, 및 상기 컴프레서의 기하학적 구조의 수리 및/또는 변경, 및/또는 상기 컴프레서를 정비하는 방법 | |
JP6678086B2 (ja) | ターボチャージャー用転がり軸受および回り止め機構 | |
JP5951449B2 (ja) | 蒸気タービン | |
CN103195492A (zh) | 用于减小在转子中的应力的系统和方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150324 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150406 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5737025 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |