JP5735222B2 - パーマネントウェーブキット - Google Patents
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(1)毛髪束をウェーブ状に変形可能であり、かつ該毛髪束を変形させた状態に保持可能である毛髪保持具。
(2)単一円筒形回転粘度計で与えられる粘度が、測定条件が温度30℃、回転速度6rpmで0.90〜3,000mPa・sであるパーマネントウェーブ用剤。
(3)上部に開口部を有する袋状をなし、次の(3−1)ないし(3−3)を有する収納袋。
(3−1)該開口部に隣接し、かつ毛髪束をウェーブ状に変形させた状態で保持した毛髪保持具を収納可能な収納部。
(3−2)底部に隣接し、かつパーマネントウェーブ用剤を貯溜可能な液溜まり部。
(3−3)(3−1)収納部と(3−2)液留まり部に隣接し、該パーマネントウェーブ用剤の通過が可能な液絡構造及び毛髪束を保持した該毛髪保持具が該液溜まり部への侵入の阻止が可能な遮蔽構造を含む隔離部。
(工程A)(A1)又は(A2)のいずれか一方の操作に次いで、残る一方の操作が含まれる工程。
(A1)毛髪束をウェーブ状に変形させて保持した状態の毛髪保持具を、収納袋の収納部内に収納する操作。
(A2)該収納袋にパーマネントウェーブ用剤を供給して、該パーマネントウェーブ用剤を該収納袋の液溜まり部に貯溜させる操作。
(工程B)該毛髪束に該パーマネントウェーブ用剤を馴染ませる工程。
(3−1)該開口部に隣接し、かつ毛髪束をウェーブ状に変形させた状態で保持した毛髪保持具を収納可能な収納部。
(3−2)底部に隣接し、かつパーマネントウェーブ用剤を貯溜可能な液溜まり部。
(3−3)(3−1)収納部と(3−2)液留まり部に隣接し、該パーマネントウェーブ用剤の通過が可能な液絡構造及び毛髪束を保持した該毛髪保持具が該液溜まり部への侵入の阻止可能な遮蔽構造を含む隔離部。
〔毛髪保持具〕
図1には、毛髪保持具の一実施形態が示されている。同図に示す毛髪保持具1は、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束を挿通可能な扁平な筒状体2と、該筒状体2に形成された複数の挿通孔部6A,6Bに順次挿通された巻き上げ用糸7とを有している。毛髪保持具1は、その内部に毛髪束が収納可能であり、収納された該毛髪束をウェーブ状に変形させることが可能であり、かつ該毛髪束を変形させた状態に保持することが可能なものである。毛髪保持具1は、図2(a)に示すように、筒状体2に、毛髪束Hを、一端の開口部21側から他端の開口部22側に向かって挿入した状態で、巻き上げ用糸7を引っ張ることにより、図2(b)に示すように、毛髪束Hを、毛の根元側から見て時計回りの螺旋状に変形させ得るものである。
本実施形態で用いられるパーマネントウェーブ用剤は、その粘度が、測定条件が温度30℃、回転速度6rpmで0.90〜3,000mPa・sであり、好ましくは1〜2,000mPa・sである。この粘度は単一円筒形回転粘度計で測定されたものである。粘度がこの範囲内であることによって、パーマネントウェーブ用剤は、後述する収納袋8の注入口からその内部に該パーマネントウェーブ用剤を注入したときに、収納袋8に設けられた隔離部84を首尾良く通過し、液溜まり部83に貯留されるのに十分な流動性を有するものとなる。また、パーマネントウェーブ用剤が毛髪束と一度接触した後、該毛髪束に吸収されなかった余剰のパーマネントウェーブ用剤が速やかに自然落下によって毛髪束から排液されて、収納袋8に設けられた隔離部84を通過し、液溜まり部83へ貯溜されるのに十分な流動性も有するものとなる。その結果、パーマネントウェーブ用剤を毛髪束に塗布したときに、適正な浴比が自動的に保たれ、パーマネントウェーブのかかり過ぎの発生や、局所的な過剰なヘアダメージの発生が抑制される。
図3(a)には、収納袋の一実施形態が示されている。同図に示す収納袋8は、上部に開口部81を有する袋状をなしている。毛髪保持具1に保持された毛髪束(図示せず)は、開口部81を通じて収納袋8内に収納される。また開口部81は、パーマネントウェーブ用剤の注入口も兼ねている。開口部81の開口端はスリーブになっている。スリーブは開口端に沿って環状になっている。このスリーブ内に、開口部81の開閉機構としての締め付け紐81aが挿通されている。紐81aを引っ張ると、開口部81が絞られて閉鎖される。開口部81が開閉可能になっていることには次の利点がある。すなわち、収納袋8の開口部81が開口した状態でパーマネントウェーブ処理を行う場合、注入するパーマネントウェーブ用剤の重みや使用者が体の姿勢を変えたときの勢いで、収納袋8が落下するおそれがある。また、パーマネントウェーブ用剤の注入中や注入後に収納袋8の中でパーマネントウェーブ用剤を毛髪束に馴染ませる際に剤が漏れ出すおそれがある。紐81aによって開口部81を閉鎖することで、これらの不都合が起こることを効果的に防止できる。なお、紐81aに代えて帯を用いることもでき、あるいは紐81aで開口部81を絞ることに代えて、開口部81の開口端に粘着テープを取り付けてもよい。
(1)頭髪をブロッキング(区分け)して取り分けたそれぞれの毛髪束を、毛髪保持具1内に挿入する。具体的には毛髪挿入具を用いて、毛髪束を一端の開口部21から筒状体2の内部へ挿入することが好ましい。毛髪挿入具は、一方の端部に毛髪束を係止するための係止部を有し、他方の端部に把持部を有しており、毛髪保持具1内に、筒状体2の一端の開口部21から前記係止部が突出し、他端の開口部22から前記把持部が突出した状態とされて使用し得るものが好ましい。このような毛髪挿入具としては、例えば、図5(a)ないし(c)に示すようなもの等を用いることができる。また、本出願人の先の出願に係る特開2003−111612号公報に記載のもの等を用いることもできる。図5(a)ないし(c)に示す各毛髪挿入具5A〜5Cにおいては、符号51が係止部を示し、符号52が把持部を示している。毛髪挿入具5Aにおいては、可撓性を有する扁平帯状の合成樹脂製本体の端部が2本に分割されており、その分割部分同士がループ状に連結されて係止部51を形成している。毛髪挿入具5Bは、可撓性を有する扁平帯状の合成樹脂製本体の端部に矩形状の貫通孔51aが設けられ、該貫通孔51aに一端を有するスリット51bが設けられている。貫通孔51a及びスリット51bが係止部51を構成している。毛髪挿入具5Cは、紐ないし糸状体をループ状にした係止部51及び紐ないし糸状体からなる把持部52を有している。毛髪挿入具は、前記のものに制限されず、筒状体2内に毛髪束を挿通し得る各種公知のもの等を特に制限なく用いることができる。あるいは、毛髪保持具1を用いることに代えて、パーマネントウェーブの分野で用いられているカーリングロッドを用い、これに毛髪束を巻き付けてウェーブ形状に変形し、その状態で保持してもよい。
(2)毛髪保持具1に装着した毛髪束を収納袋8の開口部81から収納部82内に収納した後、収納袋8の開口部81を閉じ、毛髪束から収納袋8がずれ落ちないように固定する。この状態を図6に模式的に示す。
(3)閉じた開口部81の隙間又は注入口から、パーマネントウェーブ第1剤としての本実施形態のパーマネントウェーブ用剤(毛髪ケラチン還元性物質を含有)を収納袋8内へ注入する。パーマネントウェーブ用剤は、隔離部84の液絡構造84aを経由して液溜まり部83へ移動し、該液溜まり部83に貯留する。
(4)液溜まり部83を外部から圧迫するか、又は液溜まり部83が収納部82及び隔離部84よりも上方に位置するように収納袋8の底を持ち上げて、パーマネントウェーブ用剤を、液絡構造84aを経由して収納部82に移動させ、パーマネントウェーブ用剤を毛髪束に接触させて馴染ませる。
(5)所定の時間、毛髪束をパーマネントウェーブ用剤で処理する。
(6)開口部81を開き、収納袋8を取り外し、水でパーマネントウェーブ用剤をすすぎ流す。
(7)すすぎ水が滴らない程度まで水気を除くか、そのままの状態で所定の時間を静置する。
(8)毛髪束から毛髪保持具1を外した後に水ですすぎ流すか、又は毛髪保持具1を装着した状態ですすぎ流した後に毛髪保持具を外す。
(1)一浴式のパーマネントウェーブ処理方法の(1)ないし(6)と同様の操作を行う。
(2)すすぎ水が滴らない程度まで水気を除き、毛髪束を新たな収納袋8に収納した後、収納袋8の開口部81を閉じ、毛髪束から収納袋8がずれ落ちないように固定する。
(3)パーマネントウェーブ第2剤としての本実施形態のパーマネントウェーブ用剤(毛髪ケラチン酸化性物質を含有)を用い、一浴式のパーマネントウェーブ処理方法の(1)ないし(6)と同様の操作を行い、パーマネントウェーブ第2剤を毛髪束に馴染ませる。
(4)その状態で所定の時間を静置する。
(5)開口部81を開き、収納袋8を取り外す。
(6)毛髪束から毛髪保持具1を外したのちに髪に付着したパーマネントウェーブ第2剤を水ですすぎ流すか、又は毛髪保持具1を装着した状態でパーマネントウェーブ第2剤をすすぎ流した後に毛髪保持具1を外す。
(1)一浴式のパーマネントウェーブ処理方法の(1)ないし(6)と同様の操作を行う。
(2)すすぎ水が滴らない程度まで水気を除く。
(3)通常用いられるパーマネントウェーブ第2剤(毛髪ケラチン酸化性物質を含有)を毛髪保持具1の外面から塗布する。
(4)その状態で所定の時間を静置する。
(5)毛髪束から毛髪保持具1を外した後に髪に付着したパーマネントウェーブ第2剤を水ですすぎ流すか、又は毛髪保持具1を装着した状態でパーマネントウェーブ第2剤をすすぎ流した後に毛髪保持具1を外す。
(1)一浴式のパーマネントウェーブ処理方法の(1)と同様の操作を行う。
(2)通常用いられるパーマネントウェーブ第1剤(毛髪ケラチン還元性物質を含有)を毛髪保持具1の外面から塗布する。
(3) 所定の時間、毛髪束をパーマネントウェーブ第1剤で処理する。
(4)水でパーマネントウェーブ第1剤をすすぎ流す。
(5)すすぎ水が滴らない程度まで水気を除いた後、毛髪束を収納袋8に収納した後、収納袋8の開口部81を閉じ、毛髪束から収納袋8がずれ落ちないように固定する。
(6)閉じた開口部81の隙間又は注入口から、パーマネントウェーブ第2剤としての本実施形態のパーマネントウェーブ用剤(毛髪ケラチン酸化性物質を含有)を収納袋8内へ注入する。
(7)液溜まり部83を外部から圧迫するか、又は液溜まり部83が収納部82及び隔離部84よりも上方に位置するように収納袋8の底を持ち上げて、パーマネントウェーブ用剤を、液絡構造84aを経由して収納部82に移動させ、パーマネントウェーブ用剤を毛髪束に接触させて馴染ませる。
(8)その状態で所定の時間を静置する。
(9)開口部81を開き、収納袋8を取り外す。
(10)毛髪束から毛髪保持具1を外した後に髪に付着した該パーマネントウェーブ用剤を水ですすぎ流すか、又は毛髪保持具1を装着した状態で該パーマネントウェーブ用剤をすすぎ流したのち、毛髪保持具1を外す。
注入するパーマネントウェーブ第1剤の量が10、12、15、20mLの条件で、下記の(イ)〜(へ)の手順の操作を行い、それぞれの注入条件での浴比を決定する。この結果から線形近似によって求めたパーマネントウェーブ第1剤の注入量に対する浴比の増加率を、下記の基準に従い評価した。浴比を決定する際に必要である、毛髪束が吸収したパーマネントウェーブ第1剤の量は、注入したパーマネントウェーブ第1剤の量から処理後に収納袋に残留したパーマネントウェーブ第1剤の量を減じて求めた。この評価は、表3及び表4の記載に従い、表1及び図7(a)及び(b)に記載の収納袋、表2に記載のパーマネントウェーブ第1剤、並びに図8に記載の毛髪保持具を組み合わせて行った。
合格:浴比の変動率が0.02以下
不合格:浴比の変動率が0.02超
(イ)毛髪挿入具を用いて毛髪束を毛髪挿入具に挿入する。次に、巻き上げ用糸で毛髪束をウェーブ形状に変形し、その状態で保持する。毛髪束は、長さ25cm、13.5gの毛髪をゴム製の基板上に7.0cm×6.0cmの範囲に植え込み作製したヘアートレスを使用した。
(ロ)毛髪保持具に装着した毛髪束を、収納袋の開口部から収納部に収納した後、開口部を閉じ固定する。
(ハ)注入口からパーマネントウェーブ用剤を収納袋内へ注入し、該パーマネントウェーブ用剤を隔離部の液絡構造を経由し液溜まり部へ移動させ貯溜させる。
(ニ)液溜まり部を連続して3回握ることで外部から圧迫し、パーマネントウェーブ用剤を、液絡構造を経由して収納部に移動させ、該パーマネントウェーブ用剤を毛髪束に馴染ませる。
(ホ)パーマネントウェーブ用剤で毛髪束を化学処理するため、10分間静置する。
(へ)収納袋の開口部を開き、収納袋を外して該収納袋の質量を測定する。次に注入したパーマネントウェーブ用剤の量から収納袋の風袋からの質量増加分を減じ、毛髪束が吸収したパーマネントウェーブ用剤の量を求める。更に、毛髪束が吸収したパーマネントウェーブ用剤の量を、注入したパーマネントウェーブ用剤の量で除し、浴比を決定する。ただし、(ホ)の手順で毛髪束がパーマネントウェーブ用剤によって浸漬状態にある場合には、浴比は、1以上とする。
表3及び表4に示す収納袋は、ヒートシール可能な厚さ30μmのLDPE製樹脂シートを用い、図7(a)及び(b)に示す寸法に従って作製した。開閉用の紐として、幅10mm、長さ200mmのスパンボンド不織布エルベス(PET/PP芯鞘構造、坪量70g/m2)を用いた、図7(a)及び(b)において、この紐を、中実線(外部に露出)及び点線状(内部に内包)で示した。ヒートシール幅はすべて5mmとした。表1に、収納部及び液溜まり部の容積と容積率を示す。
合格:浴比が0.4〜0.8
不合格:浴比が0.4未満又は0.8超
合格:浴比が0.4〜0.8
不合格:浴比が0.4未満又は0.8超
(イ)頭髪を毛量で約8等分にブロッキングして、それぞれの毛髪束を図8記載の毛髪保持具により巻き上げて図10(a)に示す状態とした。
(ロ)図7(a)に記載の収納袋を用い、毛髪保持具によって保持されたそれぞれの毛髪束を覆った。次いで、先細ノズルのアプリケーターに10mLずつ小分けしたパーマネントウェーブ用剤(第1剤)の全量を収納袋の注入口から注入し、図10(b)に示す状態とした。パーマネントウェーブ用剤は、隔離部の液絡構造を経由し、液溜まり部へ移動してそこに貯溜した。
(ハ)液溜まり部を外部から圧迫し、パーマネントウェーブ用剤を、液絡構造を経由して収納部に移動させ、該パーマネントウェーブ用剤を毛髪束に馴染ませる。
(ニ)パーマネントウェーブ用剤で毛髪束を化学処理するため、10分間静置する。
(ホ)収納袋を外し、収納袋の質量を測定する。次に、注入したパーマネントウェーブ第1剤の量から、収納袋の風袋からの質量増加分を減じ、毛髪束が吸収したパーマネントウェーブ用剤の量を求めた。更に、毛髪束が吸収したパーマネントウェーブ用剤の量を、注入したパーマネントウェーブ第1剤の量で除し、浴比を決定した。
2 筒状体
21 一端部の開口部
22 他端部の開口部
23,23A,23B シート
24A,24B 側端部
25 一端部
26 他端部
3 ストッパー部
31 シート片
32 貫通孔部
33 切れ目
4 指掛け部
5A〜5C 毛髪挿入具
6A,6B 挿通孔部
7 巻き上げ用糸
71 一端
72 他端
73,74 係止片
8 収納袋
81 開口部
82 収納部
83 液溜まり部
84 隔離部
84a 液絡構造
84b 遮蔽構造
Claims (6)
- 以下の(1)ないし(3)を含むパーマネントウェーブキット。
(1)毛髪束をウェーブ状に変形させた状態に保持可能である毛髪保持具。
(2)単一円筒形回転粘度計で与えられる粘度が、測定条件が温度30℃、回転速度6rpmで0.90〜3,000mPa・sであるパーマネントウェーブ用剤。
(3)上部に開口部を有する袋状をなし、次の(3−1)ないし(3−3)を有する収納袋。
(3−1)該開口部に隣接し、かつ毛髪束をウェーブ状に変形させた状態で保持した毛髪保持具を収納可能であり、該キットの使用時に該パーマネントウェーブ用剤が注入される収納部。
(3−2)底部に隣接し、かつ該パーマネントウェーブ用剤を貯溜可能な液溜まり部であって、
該キットの使用時に、該液溜まり部には、注入された該パーマネントウェーブ用剤が貯留され、
該液溜まり部を圧迫するか、又は該液溜まり部が該収納部及び以下の(3−3)の隔離部よりも上方に位置するように該収納袋の底を持ち上げることで、該液溜まり部に貯留されている該パーマネントウェーブ用剤を該収納部に移動させる液溜まり部。
(3−3)(3−1)収納部と(3−2)液留まり部に隣接し、該パーマネントウェーブ用剤の通過が可能な液絡構造及び毛髪束を保持した該毛髪保持具の該液溜まり部への侵入の阻止を行う遮蔽構造を含む隔離部。 - 収納袋の収納部と液溜まり部の容積和に対する収納部の容積率が50〜95%で、かつ液溜まり部の容積率が5〜50%であり、液溜まり部の容積が5〜50mLである請求項1記載のパーマネントウェーブキット。
- 収納袋が、厚さ1〜300μmの樹脂シートで構成される請求項1又は2記載のパーマネントウェーブキット。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載のパーマネントウェーブキットを用い、工程(A)に次いで工程(B)が含まれるパーマネントウェーブ処理方法。
(工程A)(A1)又は(A2)のいずれか一方の操作に次いで、残る一方の操作が含まれる工程。
(A1)毛髪束をウェーブ状に変形させて保持した状態の毛髪保持具を、収納袋の収納部内に収納する操作。
(A2)該収納袋にパーマネントウェーブ用剤を供給して、該パーマネントウェーブ用剤を該収納袋の液溜まり部に貯溜させる操作。
(工程B)該毛髪束に該パーマネントウェーブ用剤を馴染ませる工程。 - (工程B)が、以下の(B1)又は(B2)の操作である請求項4記載のパーマネントウェーブ処理方法。
(B1)液溜まり部を外部から圧迫する操作。
(B2)該収納袋の液溜まり部が収納部及び隔離部よりも上方に位置するように該収納袋の底部を持ち上げる操作。 - 上部に開口部を有する袋状をなし、次の(3−1)ないし(3−3)を有するパーマネントウェーブ処理用袋。
(3−1)該開口部に隣接し、かつ毛髪束をウェーブ状に変形させた状態で保持した毛髪保持具を収納可能であり、使用時にパーマネントウェーブ用剤が注入される収納部。
(3−2)底部に隣接し、かつ該パーマネントウェーブ用剤を貯溜可能な液溜まり部であって、
該キットの使用時に、該液溜まり部には、注入された該パーマネントウェーブ用剤が貯留され、
該液溜まり部を圧迫するか、又は該液溜まり部が該収納部及び以下の(3−3)の隔離部よりも上方に位置するように該収納袋の底を持ち上げることで、該液溜まり部に貯留されている該パーマネントウェーブ用剤を該収納部に移動させる液溜まり部。
(3−3)(3−1)収納部と(3−2)液留まり部に隣接し、該パーマネントウェーブ用剤の通過が可能な液絡構造及び毛髪束を保持した該毛髪保持具の該液溜まり部への侵入の阻止を行う遮蔽構造を含む隔離部。
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