JP5733118B2 - シート排出装置 - Google Patents

シート排出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5733118B2
JP5733118B2 JP2011195009A JP2011195009A JP5733118B2 JP 5733118 B2 JP5733118 B2 JP 5733118B2 JP 2011195009 A JP2011195009 A JP 2011195009A JP 2011195009 A JP2011195009 A JP 2011195009A JP 5733118 B2 JP5733118 B2 JP 5733118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
receiving surface
sheet
discharge
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011195009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013056722A (ja
Inventor
祐一郎 栗木
祐一郎 栗木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2011195009A priority Critical patent/JP5733118B2/ja
Publication of JP2013056722A publication Critical patent/JP2013056722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5733118B2 publication Critical patent/JP5733118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)

Description

本発明はシート排出装置に関するものである。
特許文献1にシート排出装置が開示されている。このシート排出装置は、シートが排出される排出面を備えるものであって、第1受け面を有する第1トレイと、第2受け面を有する平板形状の第2トレイとを備える。第2トレイは、第1トレイに上方から重なる収容位置から、排出されるシートの幅方向と平行な揺動軸心周りに揺動して、第1受け面に対してシートの排出方向の下流側で第2受け面を上方に向ける使用位置に変位する。第2トレイが使用位置に変位することにより、第1受け面と第2受け面とが排出面の一部を構成するようになっている。
特開2010−62839号公報
しかし、上記シート排出装置では、特許文献1の図3に符号28として図示された第1トレイに対して、符号30として図示された第2トレイを取り外そうとする場合、第2トレイの軸部の近傍が撓み難いことにより、第2トレイの軸部が第1トレイの軸受部から離間し難い。このため、第2トレイの軸部の近傍、又は第1トレイの軸受部の近傍に過負荷がかかって、第1トレイ又は第2トレイが破壊し易い。その結果、このシート排出装置では、第2トレイの第1トレイに対する取り外しが難しいという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、第2トレイの第1トレイに対する取り外しの容易化を実現できるシート排出装置を提供することを目的とする。
本発明のシート排出装置は、シートが排出される排出面を備えるシート排出装置であって、
前記排出面の一部を構成する第1受け面を有する第1トレイと、
前記第1受け面とともに前記排出面の一部を構成する第2受け面を有する平板形状であり、前記第1トレイに上方から重なる収容位置から、排出される前記シートの幅方向と平行な揺動軸心周りに揺動して、前記第1受け面に対して前記シートの前記排出方向の下流側で前記第2受け面を上方に向ける使用位置に変位可能とされた第2トレイとを備え、
前記第2トレイは、前記第2受け面に対して前記幅方向の外側にそれぞれ位置し、前記第2受け面に対して直交する突出方向に突出し、前記揺動軸心を中心軸とする第2軸部又は第2軸受部が設けられた一対の突出部を有し、
前記第1トレイは、前記揺動軸心を中心軸として前記第2軸部又は前記第2軸受部を各々前記幅方向の外側から支持する第1軸受部又は第1軸部と、両前記突出部に対して前記幅方向の内側にそれぞれ位置し、前記シートの前記排出方向に沿って延びる一対の第1リブとを有し、
前記第2トレイが前記使用位置にある場合、両前記第1リブの頂点の高さは、両前記突出部の前記排出方向の最上流側の端部の高さよりも大きく、
前記第2トレイが前記収容位置にある場合、前記第2トレイの前記第2受け面とは反対側の面と、前記第1リブとは、高さが等しいことを特徴とする。
本発明のシート排出装置では、第2受け面に対して突出方向に突出する突出部を第2トレイに設けて、その突出部に第2軸部又は第2軸受部を設けている。これにより、第2トレイの取り外しの際、第1軸受部又は第1軸部から離間する第2軸部又は第2軸受部に過負荷がかかっても、突出部が幅方向の内側に撓んで負荷を分散させることができるので、その結果、過負荷がかかることなく、第2軸部又は第2軸受部を第1軸受部又は第1軸部から離間させることができる。
したがって、本発明のシート排出装置は、第2トレイの第1トレイに対する取り外しの容易化を実現でき、ひいては、耐久性を向上させることができる。
また、このシート排出装置では、第1トレイが有する一対の第1リブが両突出部の幅方向の内側にそれぞれ位置している。そして、第2トレイが使用位置にある場合、両第1リブの頂点の高さは、両突出部の排出方向の最上流側の端部の高さよりも大きい。このため、排出されるシートは、両突出部に当接するよりも先に両第1リブに当接して、両突出部を確実に越えた後、第2受け面に導かれるので、両突出部に突っ掛かり難くなる。その結果、このシート排出装置は、シートを排出面に良好に排出できる。
本発明のシート排出装置において、第2トレイは、両突出部に対して幅方向の内側にそれぞれ位置する一対の第1スリットを有することが望ましい。また、両第1スリットは、使用位置にある第2トレイにおける排出方向の上流側に位置する端縁から、排出方向の下流側に向かって切り欠かれていることが望ましい。そして、第2トレイが収容位置にある場合、両第1リブは、両第1スリット内に収容されることが望ましい。
この構成によれば、両第1スリットにより、両突出部が幅方向の内側に一層撓み易くなるので、第2トレイの第1トレイに対する取り外しの容易化を確実に実現できる。また、撓み易くなる分だけ、両突出部の突出する高さを抑えることができる。さらに、第2トレイが収容位置にある場合に両第1リブが両第1スリット内に収容されることにより、第1トレイ及び第2トレイの重なり厚さを薄くし易い。また、両第1スリットにより、両第1リブを保護できる。
本発明のシート排出装置において、使用位置にある第2トレイを幅方向から見た場合、両突出部は、排出方向の下流側に向けて先細るテーパ形状であることが望ましい。この構成によれば、両第1リブに当接して、両突出部を越えたシートは、突出部のテーパ形状により緩やかに案内されて第2受け面に導かれる。その結果、シートを排出面に一層良好に排出できる。
本発明のシート排出装置において、第2トレイが収容位置にある場合、第2トレイの第2受け面とは反対側の面と、第1リブとは、高さが等しい。この構成によれば、第2トレイが収容位置にある場合において、第1トレイ及び第2トレイの重なり厚さを薄くし易い。
本発明のシート排出装置において、第2トレイが収容位置にある場合、第1トレイの第1受け面と、第2トレイの第2受け面とは反対側の面と、第1リブとは、高さが等しいことが望ましい。この構成によれば、第2トレイが収容位置にある場合において、第1トレイ及び第2トレイの重なり厚さを一層薄くし易い。
本発明のシート排出装置において、第1軸受部と第2軸部とは、又は、第1軸部と第2軸受部とは、面取りされて互いに摺接する面取り部を有することが望ましい。この構成によれば、第2トレイの第1トレイに対する取り外しの際、第1軸受部と第2軸部との面取り部同士、又は、第1軸部と第2軸受部との面取り部同士がずれ易いので、取り外しの容易化をより確実に実現できる。
本発明のシート排出装置において、第1トレイは、両第1リブに対して幅方向の内側に位置し、シートの排出方向に沿って延びる第2リブを有することが望ましい。この構成によれば、排出されるシートは、両第1リブに対して幅方向の内側に位置する第2リブにも当接して、第2受け面における排出方向の上流側の端縁を確実に越えることができるので、シートを排出面により一層良好に排出できる。
本発明のシート排出装置において、第2トレイは、両突出部に対して幅方向の内側に位置する第2スリットを有することが望ましい。また、第2スリットは、使用位置にある第2トレイにおける排出方向の上流側に位置する端縁から、排出方向の下流側に向かって切り欠かれていることが望ましい。そして、第2トレイが収容位置にある場合、第2リブは、第2スリット内に収容されることが望ましい。この構成によれば、第2トレイが収容位置にある場合に第2リブが第2スリット内に収容されることにより、第1トレイ及び第2トレイの重なり厚さを薄くし易い。また、両第2スリットにより、両第2リブを保護できる。
本発明のシート排出装置において、第2トレイが収容位置にある場合、第1トレイの第1受け面と、第2トレイの第2受け面とは反対側の面と、第1リブと、第2リブとは、高さが等しいことが望ましい。この構成によれば、第2トレイが収容位置にある場合において、第1トレイ及び第2トレイの重なり厚さを一層薄くし易い。
本発明のシート排出装置において、第1トレイは、第1受け面に対して凹んで、収容位置にある第2トレイの第2受け面を支持する第1凹部と、第1凹部に対して幅方向の外側にそれぞれ位置し、第1受け面に対して第1凹部より凹む一対の第2凹部とを有することが望ましい。そして、両第1リブは、第2凹部から上方に向けて凸設されていることが望ましい。このような具体的構成により、本発明の作用効果を確実に奏することができる。また、第2トレイが収容位置にある場合において、第1トレイ及び第2トレイの重なり厚さを確実に薄くし易い。
本発明のシート排出装置において、第1トレイは、第1受け面に対して凹んで、収容位置にある第2トレイの第2受け面を支持する第1凹部と、第1凹部に対して幅方向の外側にそれぞれ位置し、第1受け面に対して第1凹部より凹む一対の第2凹部とを有することが望ましい。また、両第1リブは、両第2凹部から上方に向けて凸設され、第2リブは、第1凹部から上方に向けて凸設されていることが望ましい。そして、第1トレイを幅方向から見た場合、第2リブは、両第1リブの上部と重なる形状であることが望ましい。
この構成によれば、排出されるシートは、両第1リブに対して幅方向の内側に位置する第2リブにも当接して、第2受け面における排出方向の上流側の端縁を確実に越えることができるので、シートを排出面により一層良好に排出できる。
本発明のシート排出装置において、第1トレイと、収容位置にある第2トレイとを幅方向から見た場合、第1リブは、排出方向に沿って延びる上り傾斜面を有し、第1スリットは、上り傾斜面を上方から覆うように傾斜する形状であることが望ましい。この構成によれば、第1スリットにより、第1リブを確実に保護できる。
本発明のシート排出装置において、第1トレイと、収容位置にある第2トレイとを幅方向から見た場合、第2リブは、排出方向に沿って延びる上り傾斜面を有し、第2スリットは、上り傾斜面を上方から覆うように傾斜する形状であることが望ましい。この構成によれば、第2スリットにより、第2リブを確実に保護できる。
本発明のシート排出装置において、第1トレイは、装置本体から水平方向に引き出し可能に設けられていることが望ましい。この構成によれば、装置の小型化を実現し易い。
本発明のシート排出装置は、シートが排出される排出面を備えるシート排出装置であって、
前記排出面の一部を構成する第1受け面を有する第1トレイと、
前記第1受け面とともに前記排出面の一部を構成する第2受け面を有する平板形状であり、前記第1トレイに上方から重なる収容位置から、排出される前記シートの幅方向と平行な揺動軸心周りに揺動して、前記第1受け面に対して前記シートの前記排出方向の下流側で前記第2受け面を上方に向ける使用位置に変位可能とされた第2トレイとを備え、
前記第2トレイは、前記第2受け面に対して前記幅方向の外側にそれぞれ位置し、前記第2受け面に対して直交する突出方向に突出し、前記揺動軸心を中心軸とする第2軸部又は第2軸受部が設けられた一対の突出部を有し、
前記第1トレイは、前記揺動軸心を中心軸として前記第2軸部又は前記第2軸受部を各々前記幅方向の外側から支持する第1軸受部又は第1軸部を有することを特徴とする。
この構成によれば、第2受け面に対して突出方向に突出する突出部を第2トレイに設けて、その突出部に第2軸部又は第2軸受部を設けたことにより、第2トレイの取り外しの際、第2軸部又は第2軸受部に過負荷がかかっても、突出部が幅方向の内側に撓んで負荷を分散させることができる。したがって、このシート排出装置は、第2トレイの第1トレイに対する取り外しの容易化を実現でき、ひいては、耐久性を向上させることができる。
本発明の一実施例の画像読取装置1の斜視図である。 上記実施例の画像読取装置1の模式側面図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、装置本体から引き出された第1トレイ100と、収容位置にある第2トレイ200とを示す斜視図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、第1トレイ100と、収容位置にある第2トレイ200とを示す上面図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、(a)は、図4のA−A断面を示す断面図であり、(b)は、(a)から第1トレイ100を抜き出して示す断面図であり、(c)は、(a)の要部拡大断面図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、ハウジング8から引き出された第1トレイ100と、使用位置にある第2トレイ200とを示す斜視図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、使用位置にある第2トレイ200を抜き出して示す斜視図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、収容位置にある第2トレイ200を抜き出して示す斜視図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、第1トレイ100を抜き出して示す斜視図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、(a)は、図5のB−B断面を示す断面図であり、(b)は、(a)の要部拡大断面図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、(a)は、第1トレイ100と使用位置にある第2トレイ200とについて、図5のB−B断面と同様の断面を示す断面図であり、(b)は、(a)の要部拡大断面図である。 上記実施例の画像読取装置1に係り、図5のC−C断面を示す要部拡大断面図である。 比較例のシート排出装置に係り、図11の(b)と同様の断面を示す要部拡大断面図である。 変形例のシート排出装置に係り、図10の(b)と同様の断面を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明を具体化した一実施例を、図面を参照しつつ説明する。
(実施例)
図1及び図2に示すように、本実施例の画像読取装置1は、本発明のシート排出装置の具体的態様の一例である。図1及び図2では、第1トレイ100側を装置の前側と規定し、第1トレイ100に対向した場合に左手に来る側を左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図3以降に示す各方向は、全て図1及び図2に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1及び図2等に基づいて、画像読取装置1が備える各構成要素について説明する。
<全体構成>
図1及び図2に示すように、画像読取装置1は、ハウジング8と、供給トレイ6と、画像読取部7と、第1トレイ100と、第2トレイ200とを備える。
ハウジング8は、外装カバーや図示しない内部フレームが組み合わされてなる箱状体である。ハウジング8の上面は、後方に向かって上り傾斜している。ハウジング8は、本発明の「装置本体」の一例である。
図2に示すように、供給トレイ6は、一方の面が積載面6Aとされた平板形状である。図1及び図2に示すように、供給トレイ6は、ハウジング8の後方かつ上方に位置して左右方向に延びる揺動軸心X2周りに揺動可能にハウジング8に支持されている。
図1に示すように、供給トレイ6が閉じられた状態において、供給トレイ6は、積載面6Aを下方に向けて、ハウジング8に対して上方から覆いかぶさっている。そして、供給トレイ6が開かれると、供給トレイ6は、図1に示す状態から揺動軸心X2周りに揺動して、図2に示すように、ハウジング8の後方で積載面6Aを上方に向ける状態に変位する。供給トレイ6が開かれることにより、積載面6Aにシート9が載置されることが可能となる。
画像読取部7は、説明を簡略するが、ハウジング8内において、図示しない内部フレームに組み付けられている。画像読取部7は、図示しない給紙ローラ、分離パッド、画像読取センサ及び排出ローラ等を備える。画像読取部7は、積載面6Aに載置されたシート9を前方に向けて下り傾斜で延びる搬送経路P1に沿って搬送する。画像読取部7は、その搬送経路P1の途中において、画像読取センサにより、シート9の画像を読み取るようになっている。画像読取センサとしては、例えば、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等が採用される。画像読取部7が搬送経路P1を挟んで対向する一対の画像読取センサを有する場合は、シート9の両面の画像読取が可能である。
第1トレイ100は、上を向く面が第1受け面101とされた平板形状である。第2トレイ200は、一方の面が第2受け面201とされた平板形状である。図1及び図2に示すように、第1トレイ100と第2トレイ200とは、ハウジング8に対して引き出し及び収容可能に設けられている。図1に示すように、第1トレイ100と第2トレイ200とがハウジング8に収容されている場合、第1トレイ100の前端面のみが外部に露出した状態となっている。
そして、第1トレイ100がハウジング8から引き出されると、図3に示すように、第1トレイ100は、ハウジング8の前方で第1受け面101を、上方に向けた状態となる。この段階では、図3〜図5(a)に示すように、第2トレイ200は、第2受け面201とは反対側の面202を、上方に向けて、第1トレイ100に上方から重なっている。
具体的構成は後述するが、第2トレイ200は、第1トレイ100の前端側に位置して左右方向に延びる揺動軸心X1周りに揺動可能に第1トレイ100に支持されている。図3〜図5(a)に示す第2トレイ200の位置は、本発明の「収容位置」の一例である。
次に、第2トレイ200が開かれると、第2トレイ200は、図3〜図5(a)に示す収容位置から揺動軸心X1周りに揺動する。この揺動により、図2及び図6に示すように、第1トレイ100の前方で第2受け面201を上方に向ける状態に変位する。この際、第2受け面201とは反対側の面202が第1トレイ100における上方にせり上がる前端縁に当て止まることにより、第2受け面201が前方に向けて上り傾斜する状態となる。図2及び図6に示す第2トレイ200の位置は、本発明の「使用位置」の一例である。その結果、第1受け面101と第2受け面201とにより、画像が読み取られたシート9が排出される排出面5が構成される。
画像読取部7により画像を読み取られたシート9がさらに搬送経路P1に沿って搬送されると、そのシート9は、図2に示す排出方向D1に沿って、排出面5に排出される。この際、シート9の前端縁は、第1受け面101上を滑りながら前方に移動した後、第2受け面201上を滑りながらさらに前方に上り傾斜で移動して止まる。
積載面6Aに複数枚のシート9が載置された場合には、1枚ずつシート9が搬送経路P1に沿って搬送されて、画像を読み取られた後、排出面5に順番に積み重なるように排出される。
具体的構成の図示や説明は省略するが、画像読取装置1において、供給トレイ6は、図示しない幅方向規制ガイドを有する。これにより、画像読取装置1は、例えば、名刺サイズからA4サイズまでの複数サイズのシートに形成された画像を読み取って、排出面5に排出することができる。
本実施例では、排出方向D1に沿って搬送されるシート9の幅方向とは、左右方向である。揺動軸心X1、X2は、それぞれシート9の幅方向である左右方向と平行である。ただし、「平行」とは「おおよそ平行」を意味する。「直交」等の用語も同様である。また、図4に示すように、本実施例において、「幅方向の内側」とは、画像読取装置1の機軸、すなわち、前後方向に延びる中心軸線C1に対して左右方向に近い側である。本実施例において、「幅方向の外側」とは、中心軸線C1に対して左右方向に離れる側である。
<第1トレイ及び第2トレイの具体的構成>
次に、第1トレイ100及び第2トレイ200の具体的構成について、より詳しく説明する。先に、第2トレイ200から説明する。
第2トレイ200は、図7及び図8に示すように、第2受け面201と、その反対側の面202とを有する樹脂製の矩形平板に、一対の突出部210L、210Rが一体成形されたものである。図4に示すように、第2トレイ200の形状は、中心軸線C1を対象軸とする線対称となっている。
図7に示すように、両突出部210L、210Rは、第2受け面201に対して幅方向の外側にそれぞれ位置している。そして、両突出部210L、210Rは、第2受け面201に対して直交する突出方向D2に突出している。両突出部210L、210Rは、排出方向D1の最上流側が突出方向D2に突出し、排出方向D1の下流側に向けて先細るテーパ形状である。
また、第2トレイ200は、図7及び図8に示すように、揺動軸心X1を中心軸とする一対の第2軸部220L、220Rを有する。両第2軸部220L、220Rはそれぞれ、両突出部210L、210Rにおける幅方向の外側を向く側面から、さらに幅方向の外側に向けて短く突出する円柱軸体である。図5(c)に示すように、両第2軸部220L、220Rの先端縁がC面取りされることにより、面取り部220Cが形成されている。
また、図7及び図8に示すように、第2トレイ200は、両突出部210L、210Rに対して幅方向の内側にそれぞれ位置する一対の第1スリット240L、240Rを有する。両第1スリット240L、240Rは、それぞれ使用位置にある第2トレイ200における排出方向D1の上流側に位置する端縁200Eから、排出方向D1の下流側に向かって切り欠かれている。両第1スリット240L、240Rはそれぞれ両突出部210L、210Rに隣接していることにより、両突出部210L、210Rが幅方向の内側に撓み易くなっている。
さらに、第2トレイ200は、両突出部210L、210R及び両第1スリット240L、240Rに対して幅方向の内側に位置する第2スリット250L、250Rを有する。両第2スリット250L、250Rは、両第1スリット240L、240Rと同様に、第2トレイ200における排出方向D1の上流側に位置する端縁200Eから、排出方向D1の下流側に向かって切り欠かれている。
第2スリット250L、250Rの切り欠き底面250Bは、第2トレイ200が収容位置にある場合に、下方を向きながら前方に向かって上り傾斜する傾斜面となっている。
一方、第1トレイ100は、図9に示すように、第1受け面101を有する樹脂製の矩形平板に、第1凹部105と、一対の第2凹部110L、110Rと、一対の第3凹部115L、115Rとが一体成形されたものである。図4に示すように、第1トレイ100の形状も、第2トレイ200と同様に、中心軸線C1を対象軸とする線対称となっている。
図5(b)及び図9に示すように、第1凹部105は、第2トレイ200を構成する平板の厚みの分だけ第1受け面101に対して凹んでおり、中心軸線C1に沿って平坦に延びている。
両第2凹部110L、110Rは、第1凹部105に対して幅方向の外側にそれぞれ位置している。両第2凹部110L、110Rは、第1受け面101に対して第1凹部105より凹んで、中心軸線C1と平行に平坦に延びている。図4に示すように、第1凹部105と両第2凹部110L、110Rとを平面視した場合の輪郭形状は、収容位置にある第2トレイ200に対して、前後方向及び幅方向に僅かに大きくされている。
このような構成により、収容位置にある第2トレイ200は、第1凹部105及び両第2凹部110L、110R内に完全に収容される。この際、図5(a)に示すように、第1トレイ100の第1受け面101と、第2トレイ200の第2受け面201とは反対側の面とは、高さが等しくなっている。
なお、本実施例において、「高さが等しい」とは「高さがおおよそ等しい」ことを意味し、例えば、製造誤差、組み付け誤差又は設計上の逃げ等によって高さが僅かに違う場合も含まれる。また、本実施例では、単に「高さ」という場合、上下方向の高さを意味する。その一方、上下方向の高さとは異なる方向の高さをいう場合には、方向を明記している。例えば、後述する「突出方向D2の高さ」である。
図9に示すように、両第3凹部115L、115Rは、第2凹部110L、110Rに対して幅方向の外側にそれぞれ位置している。両第3凹部115L、115Rは、第1受け面101に対して両第2凹部110L、110Rと等しく凹んでいる。両第3凹部115L、115Rは、図4に示すように、収容位置にある第2トレイ200に対しても、幅方向の外側に位置する。これにより、ユーザが両第3凹部115L、115Rに指を差し入れて、第2トレイ200を上方に引き上げることが可能となっている。
図6及び図9に示すように、両第3凹部115L、115Rの排出方向D1の下流側は、後方に向かって上り傾斜している。これにより、第1受け面101上を移動するシートの先端縁が引っ掛かり難くなっている。
また、第1トレイ100は、図5(b)及び図9に示すように、揺動軸心X1を中心軸とする一対の第1軸受部120L、120Rを有する。両第1軸受部120L、120Rはそれぞれ両第2凹部110L、110Rの幅方向の外側に位置する内壁面から、幅方向の外側に向かって貫設された丸穴である。図5(c)に示すように、両第1軸受部120L、120Rの開口縁がC面取りされることにより、面取り部120Cが形成されている。
両第1軸受部120L、120Rと、両第2軸部220L、220Rとが嵌合することにより、両第1軸受部120L、120Rは、両第2軸部220L、220Rを各々幅方向の外側から支持する。これにより、第2トレイ200が揺動軸心X1周りに揺動可能に第1トレイ100に支持される。この揺動の際、両第1軸受部120L、120Rの面取り部120Cと、両第2軸部220L、220Rの面取り部220Cとが互いに摺接する。
また、第1トレイ100は、図5(b)及び図9に示すように、両第1軸受部120L、120Rに対して幅方向の内側に位置する一対の第1リブ140L、140Rを有する。両第1リブ140L、140Rはそれぞれ、両第2凹部110L、110Rから上方に向けて衝立状に凸設されている。図10及び図11に示すように、両第1リブ140L、140Rは、排出方向D1に沿って延びる上り傾斜面140Sと、上り傾斜面140Sに連続して前方に水平に短く延びる頂点140Pとを有する。両第1リブ140L、140Rの前端縁は、頂点140Pに連続して真下に延びている。
図5(a)に示すように、第2トレイ200が第1トレイに支持された状態では、両第1リブ140L、140Rはそれぞれ、両突出部210L、210Rに対して幅方向の内側から隣接している。
また、第1トレイ100は、図5(b)及び図9に示すように、両第1リブ140L、140Rに対して幅方向の内側に位置する一対の第2リブ150L、150Rを有する。両第2リブ150L、150Rはそれぞれ、第1凹部105から上方に向けて衝立状に凸設されている。図12に示すように、両第2リブ150L、10Rは、排出方向D1に沿って延びる上り傾斜面150Sと、上り傾斜面150Sに連続して前方に水平に短く延びる頂点150Pとを有する。両第2リブ150L、150Rの前端縁は、頂点150Pに連続して真下に延びている。
第1リブ140L、140Rにおける排出方向D1の下流側端部と、第2リブ150L、150Rにおける排出方向D1の下流側端部とは、前後方向において同じ位置に位置する。第1トレイ100を幅方向から見た場合、図12に示す第2リブ150L、150Rの上り傾斜面150S及び頂点150Pは、図11(b)に示す両第1リブ140L、140Rの上り傾斜面140S及び頂点140Pと重なる形状である。「重なる形状である」とは、より詳しく説明すれば、第1トレイ100を幅方向から見た場合、図12に示す上り傾斜面150Sから頂点150Pまでの輪郭線と、図11(b)に示す上り傾斜面140Sから頂点140Pまでの輪郭線とが一致することを意味する。ただし、「一致」とは「おおよそ一致」を意味する。
図4、図5(a)、図10及び図12に示すように、第2トレイ200が収容位置にある場合、両第1リブ140L、140Rは、両第1スリット240L、240R内に収容され、両第2リブ150L、150Rは、両第2スリット250L、250R内に収容される。この際、図5(a)に示すように、第1トレイ100の第1受け面101と、第2トレイ200の第2受け面201とは反対側の面202と、第1リブ140L、140Rの頂点140Pと、第2リブ150L、150Rとは、高さが等しくなっている。ここでも、「高さが等しい」とは「高さがおおよそ等しい」ことを意味し、例えば、製造誤差、組み付け誤差又は設計上の逃げ等によって高さが僅かに違う場合も含まれる。
また、図12に示すように、両第2スリット250L、250R内に収容された両第2リブ150L、150Rの上り傾斜面150Sは、両第2スリット250L、250Rの傾斜する切り欠き底面250Bに上方から覆われた状態となる。
図11(b)に示すように、第2トレイ200が使用位置にある場合において、両第1リブ140L、140R及び両突出部210L、210Rを幅方向から見た場合、両突出部210L、210Rの排出方向D1の最上流側の端部210Pは、両第1リブ140L、140Rの頂点140Pから真下に延びる前端縁と重なっている。そして、両第1リブ140L、140Rの頂点140Pの高さは、両突出部210L、210Rの排出方向D1の最上流側の端部210Pの高さよりも大きくなっている。
両第1リブ140L、140Rが第2受け面201に対して突出方向D2に突出する高さH1は、両突出部210L、210Rが第2受け面201に対して突出方向D2に突出する高さH2よりも大きくなっている。両第1リブ140L、140Rの上り傾斜面140Sから排出方向D1の下流側に向けて延びる延長線をE1とする。上り傾斜面140Sの延長線E1は、両突出部210L、210Rに対して交差することなく、両突出部210L、210Rの上方に位置する。
なお、図5及び図9に示すように、第1受け面101には、中心軸線C1と平行に延びる通紙リブ190が複数本設けられている。通紙リブ190は、第1トレイ100の第1受け面101に対して、僅かに高い畝状とされている。
<作用効果>
実施例の画像読取装置1では、第2受け面201に対して突出方向D2に突出する一対の突出部210L、210Rを第2トレイ200に設けて、両突出部210L、210Rに両第2軸部220L、220Rを設けている。これにより、第2トレイ200の取り外しの際、第1軸受部120L、120Rから離間する第2軸部220L、220Rに過負荷がかかっても、突出部210L、210Rが幅方向の内側に撓んで負荷を分散させることができる。その結果、過負荷がかかることなく、第2軸部220L、220Rを第1軸受部120L、120Rから離間させることができる。
したがって、実施例の画像読取装置1は、第2トレイ200の第1トレイ100に対する取り外しの容易化を実現でき、ひいては、耐久性を向上させることができる。
また、この画像読取装置1では、第1トレイ100が有する一対の第1リブ140L、140Rが両突出部210L、210Rの幅方向の内側にそれぞれ位置している。そして、第2トレイ200が使用位置にある場合、両第1リブ140L、140Rの頂点140Pの高さは、両突出部210L、210Rの排出方向D1の最上流側の端部210Pの高さよりも大きい。このため、図11(b)に示すように、排出されるシート9は、両突出部210L、210Rに当接するよりも先に両第1リブ140L、140Rに当接して、両突出部210L、210Rを確実に越えた後、第2受け面201に導かれるので、両突出部210L、210Rに突っ掛かり難くなる。
また、両第1リブ140L、140Rが第2受け面201に対して突出方向D2に突出する高さH1は、両突出部210L、210Rが第2受け面201に対して突出方向D2に突出する高さH2よりも大きい。このため、図11(b)に示すように、排出されるシート9は、両突出部210L、210Rに突っ掛かり難くなる。
また、両第1リブ140L、140Rの上り傾斜面140Sの延長線E1は、両突出部210L、210Rに対して交差することなく、両突出部210L、210Rの上方の位置する。このため、図11(b)に示すように、排出されるシート9は、両突出部210L、210Rに突っ掛かり難くなる。
図13に、一対の第1リブ140L、140Rがない比較例を示す。この比較例において、例えば、はがきサイズ等の小さいシート9が第2凹部110L、110Rに落ち込みながら排出される。このように排出されると、シート9の先端縁が突出部210L、210Rの端部210Pより下方に潜り込んでしまい、シート詰まりが発生する。
この比較例からも明らかなように、実施例の画像読取装置1は、一対の第1リブ140L、140Rによりシート9が良好に案内されるため、シート9を排出面5に良好に排出できる。
さらに、この画像読取装置1によれば、両第1スリット240L、240Rにより、両突出部210L、210Rが幅方向の内側に一層撓み易くなるので、第2トレイ200の第1トレイ100に対する取り外しの容易化を確実に実現できる。また、撓み易くなる分だけ、両突出部210L、210Rの突出方向D2の高さを抑えることができる。さらに、第2トレイ200が収容位置にある場合、両第1リブ140L、140Rが両第1スリット240L、240R内に収容されることにより、第1トレイ100及び第2トレイ200の重なり厚さを薄くし易い。また、両第1スリット240L、240Rにより、両第1リブ140L、140Rを保護できる。
また、この画像読取装置1によれば、両第1リブ140L、140Rに当接して、両突出部210L、210Rを越えたシート9は、突出部210L、210Rのテーパ形状により緩やかに案内されて第2受け面201に導かれる。その結果、シート9を排出面5に一層良好に排出できる。
さらに、この画像読取装置1では、第2トレイ200が収容位置にある場合、第1トレイ100の第1受け面101と、第2トレイ200の第2受け面201とは反対側の面202と、両第1リブ140L、140Rと、両第2リブ150L、150Rとは、高さが等しい。この構成によれば、第2トレイ200が収容位置にある場合において、第1トレイ100及び第2トレイ200の重なり厚さを一層薄くし易い。
また、この画像読取装置1によれば、第2トレイ200の第1トレイ100に対する取り外しの際、第1軸受部120L、120Rと第2軸部220L、220Rとの面取り部120C、220C同士がずれ易いので、取り外しの容易化をより確実に実現できる。
さらに、この画像読取装置1によれば、排出されるシート9は、両第1リブ140L、140Rに対して幅方向の内側に位置する第2リブ150L、150Rにも当接して、第2受け面201における排出方向D1の上流側の端縁を確実に越えることができるので、シート9を排出面5により一層良好に排出できる。
また、この画像読取装置1によれば、第2トレイ200が収容位置にある場合、両第2リブ150L、150Rが両第2スリット250L、250R内に収容されることにより、第1トレイ100及び第2トレイ200の重なり厚さを薄くし易い。また、両第2スリット250L、250Rにより、両第2リブ150L、150Rを保護できる。
さらに、この画像読取装置1において、第1トレイ100を幅方向から見た場合、第2リブ150L、150Rは、両第1リブ140L、140Rの上部と重なる形状である。この構成によれば、排出されるシート9は、両第1リブ140L、140Rと両第2リブ150L、150Rとに当接して、第2受け面201における排出方向D1の上流側の端縁を確実に越えることができるので、シート9を排出面5により一層良好に排出できる。
また、この画像読取装置1によれば、第2トレイ200が収容位置にある場合、図12に示すように、第2スリット250L、250Rの切り欠き底面250Bが第2リブ150L、150Rの上り傾斜面を上方から覆うので、第2リブ150L、150Rを確実に保護できる。
さらに、この画像読取装置1は、第1トレイ100がハウジング8から水平方向に引き出し可能に設けられていることにより、装置の小型化を実現し易い。
(変形例)
実施例の第1スリット240L、240Rを、図14に示す第1スリット242L、242Rに変更してもよい。
第2トレイ200が収容位置にある場合、第1スリット242L、242Rの切り欠き底面242Bは、下方を向きながら前方に向かって上り傾斜する傾斜面となっている。その他の第1スリット242L、242Rの構成は、実施例の第1スリット240L、240Rと同一である。
この構成によれば、第2トレイ200が収容位置にある場合、第1スリット242L、242Rの切り欠き底面242Bが第1リブ140L、140Rの上り傾斜面140Sを上方から覆うので、第1リブ140L、140Rを確実に保護できる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、排出面5は、第1受け面101及び第2受け面201によって構成されるものに限定されず、第1受け面101及び第2受け面201とは異なる受け面によって、排出面5の一部が構成されるようになっていてもよい。
また、例えば、第1軸受部120L、120Rと左右逆向きの同一形状のものを第2軸受部として突出部210L、210Rに形成し、第1軸部として、第2軸部220L、220Rと左右逆向きの同一形状のものを第1トレイ100に設けて、双方が嵌合することにより、第2トレイ200が第1トレイ100に揺動可能に支持されるようにしてもよい。
上記実施例では、第1リブ140L、140Rにおける排出方向D1の下流側端部と、第2リブ150L、150Rにおける排出方向D1の下流側端部とは、前後方向において同じ位置に位置していた。また、第1トレイ100を幅方向から見た場合、第2リブ150L、150Rの上り傾斜面150S及び頂点150Pは、両第1リブ140L、140Rの上り傾斜面140S及び頂点140Pと重なる形状であった。しかし、これに限らず、例えば、第1リブの下流側端部は、第2リブの下流側端部に対して排出方向D1の上流側に位置していてもよい。また、例えば、第1リブの形状と第2リブの形状とは異なっていてもよい。なお、第1リブ、及び第2リブの位置、及び形状は、第2トレイの第1トレイに対する取り外しの容易化を考慮して適宜決定される第2トレイのスリットの位置、及び形状等に依存して適宜決定される。
本発明は例えば、画像読取装置、画像形成装置又は複合機等に利用可能である。
1…シート排出装置(画像読取装置)、9…シート、5…排出面
100…第1トレイ、200…第2トレイ、X1…揺動軸心
101…第1受け面、201…第2受け面
D1…シートの排出方向、D2…突出方向
210L、210R…突出部、220L、220R…第2軸部
120L、120R…第1軸受部、120C、220C…面取り部
140L、140R…第1リブ、150L、150R…第2リブ
240L、240R、242L、242R…第1スリット
250L、250R…第2スリット
105…第1凹部、110L、110R…第2凹部
140P…第1リブの頂点、210P…突出部の排出方向の最上流側の端部
140S…第1リブの上り傾斜面、150S…第2リブの上り傾斜面
200E…第2トレイにおける排出方向の上流側に位置する端縁
H1…突出部の排出方向の最上流側の端部の高さ
H2…第1リブの頂点の高さ

Claims (13)

  1. シートが排出される排出面を備えるシート排出装置であって、
    前記排出面の一部を構成する第1受け面を有する第1トレイと、
    前記第1受け面とともに前記排出面の一部を構成する第2受け面を有する平板形状であり、前記第1トレイに上方から重なる収容位置から、排出される前記シートの幅方向と平行な揺動軸心周りに揺動して、前記第1受け面に対して前記シートの前記排出方向の下流側で前記第2受け面を上方に向ける使用位置に変位可能とされた第2トレイとを備え、
    前記第2トレイは、前記第2受け面に対して前記幅方向の外側にそれぞれ位置し、前記第2受け面に対して直交する突出方向に突出し、前記揺動軸心を中心軸とする第2軸部又は第2軸受部が設けられた一対の突出部を有し、
    前記第1トレイは、前記揺動軸心を中心軸として前記第2軸部又は前記第2軸受部を各々前記幅方向の外側から支持する第1軸受部又は第1軸部と、両前記突出部に対して前記幅方向の内側にそれぞれ位置し、前記シートの前記排出方向に沿って延びる一対の第1リブとを有し、
    前記第2トレイが前記使用位置にある場合、両前記第1リブの頂点の高さは、両前記突出部の前記排出方向の最上流側の端部の高さよりも大きく、
    前記第2トレイが前記収容位置にある場合、前記第2トレイの前記第2受け面とは反対側の面と、前記第1リブとは、高さが等しいことを特徴とするシート排出装置。
  2. 前記第2トレイは、両前記突出部に対して前記幅方向の内側にそれぞれ位置する一対の第1スリットを有し、
    両前記第1スリットは、前記使用位置にある前記第2トレイにおける前記排出方向の上流側に位置する端縁から、前記排出方向の下流側に向かって切り欠かれており、
    前記第2トレイが前記収容位置にある場合、両前記第1リブは、両前記第1スリット内に収容される請求項1記載のシート排出装置。
  3. 前記使用位置にある前記第2トレイを前記幅方向から見た場合、両前記突出部は、前記排出方向の下流側に向けて先細るテーパ形状である請求項1又は2記載のシート排出装置。
  4. 前記第2トレイが前記収容位置にある場合、前記第1トレイの前記第1受け面と、前記第2トレイの前記第2受け面とは反対側の面と、前記第1リブとは、高さが等しい請求項1乃至3のいずれか1項記載のシート排出装置。
  5. 前記第1軸受部と前記第2軸部とは、又は、前記第1軸部と前記第2軸受部とは、面取りされて互いに摺接する面取り部を有する請求項1乃至のいずれか1項記載のシート排出装置。
  6. 前記第1トレイは、両前記第1リブに対して前記幅方向の内側に位置し、前記シートの前記排出方向に沿って延びる第2リブを有する請求項1乃至のいずれか1項記載のシート排出装置。
  7. 前記第2トレイは、両前記突出部に対して前記幅方向の内側に位置する第2スリットを有し、
    前記第2スリットは、前記使用位置にある前記第2トレイにおける前記排出方向の上流側に位置する端縁から、前記排出方向の下流側に向かって切り欠かれており、
    前記第2トレイが前記収容位置にある場合、前記第2リブは、前記第2スリット内に収容される請求項記載のシート排出装置。
  8. シートが排出される排出面を備えるシート排出装置であって、
    前記排出面の一部を構成する第1受け面を有する第1トレイと、
    前記第1受け面とともに前記排出面の一部を構成する第2受け面を有する平板形状であり、前記第1トレイに上方から重なる収容位置から、排出される前記シートの幅方向と平行な揺動軸心周りに揺動して、前記第1受け面に対して前記シートの前記排出方向の下流側で前記第2受け面を上方に向ける使用位置に変位可能とされた第2トレイとを備え、
    前記第2トレイは、前記第2受け面に対して前記幅方向の外側にそれぞれ位置し、前記第2受け面に対して直交する突出方向に突出し、前記揺動軸心を中心軸とする第2軸部又は第2軸受部が設けられた一対の突出部を有し、
    前記第1トレイは、前記揺動軸心を中心軸として前記第2軸部又は前記第2軸受部を各々前記幅方向の外側から支持する第1軸受部又は第1軸部と、両前記突出部に対して前記幅方向の内側にそれぞれ位置し、前記シートの前記排出方向に沿って延びる一対の第1リブとを有し、
    前記第2トレイが前記使用位置にある場合、両前記第1リブの頂点の高さは、両前記突出部の前記排出方向の最上流側の端部の高さよりも大きく、
    前記第1トレイは、両前記第1リブに対して前記幅方向の内側に位置し、前記シートの前記排出方向に沿って延びる第2リブを有し、
    前記第2トレイは、両前記突出部に対して前記幅方向の内側に位置する第2スリットを有し、
    前記第2スリットは、前記使用位置にある前記第2トレイにおける前記排出方向の上流側に位置する端縁から、前記排出方向の下流側に向かって切り欠かれており、
    前記第2トレイが前記収容位置にある場合、前記第2リブは、前記第2スリット内に収容され、
    前記第1トレイの前記第1受け面と、前記第2トレイの前記第2受け面とは反対側の面と、前記第1リブと、前記第2リブとは、高さが等しいことを特徴とするシート排出装置。
  9. 前記第1トレイは、前記第1受け面に対して凹んで、前記収容位置にある前記第2トレイの前記第2受け面を支持する第1凹部と、前記第1凹部に対して前記幅方向の外側にそれぞれ位置し、前記第1受け面に対して前記第1凹部より凹む一対の第2凹部とを有し、
    両前記第1リブは、前記第2凹部から上方に向けて凸設されている請求項1乃至のいずれか1項記載のシート排出装置。
  10. 前記第1トレイは、前記第1受け面に対して凹んで、前記収容位置にある前記第2トレイの前記第2受け面を支持する第1凹部と、前記第1凹部に対して前記幅方向の外側にそれぞれ位置し、前記第1受け面に対して前記第1凹部より凹む一対の第2凹部とを有し、
    両前記第1リブは、両前記第2凹部から上方に向けて凸設され、
    前記第2リブは、前記第1凹部から上方に向けて凸設され、
    前記第1トレイを前記幅方向から見た場合、第2リブは、両前記第1リブの上部と重なる形状である請求項乃至のいずれか1項記載のシート排出装置。
  11. シートが排出される排出面を備えるシート排出装置であって、
    前記排出面の一部を構成する第1受け面を有する第1トレイと、
    前記第1受け面とともに前記排出面の一部を構成する第2受け面を有する平板形状であり、前記第1トレイに上方から重なる収容位置から、排出される前記シートの幅方向と平行な揺動軸心周りに揺動して、前記第1受け面に対して前記シートの前記排出方向の下流側で前記第2受け面を上方に向ける使用位置に変位可能とされた第2トレイとを備え、
    前記第2トレイは、前記第2受け面に対して前記幅方向の外側にそれぞれ位置し、前記第2受け面に対して直交する突出方向に突出し、前記揺動軸心を中心軸とする第2軸部又は第2軸受部が設けられた一対の突出部を有し、
    前記第1トレイは、前記揺動軸心を中心軸として前記第2軸部又は前記第2軸受部を各々前記幅方向の外側から支持する第1軸受部又は第1軸部と、両前記突出部に対して前記幅方向の内側にそれぞれ位置し、前記シートの前記排出方向に沿って延びる一対の第1リブとを有し、
    前記第2トレイが前記使用位置にある場合、両前記第1リブの頂点の高さは、両前記突出部の前記排出方向の最上流側の端部の高さよりも大きく、
    前記第2トレイは、両前記突出部に対して前記幅方向の内側にそれぞれ位置する一対の第1スリットを有し、
    両前記第1スリットは、前記使用位置にある前記第2トレイにおける前記排出方向の上流側に位置する端縁から、前記排出方向の下流側に向かって切り欠かれており、
    前記第2トレイが前記収容位置にある場合、両前記第1リブは、両前記第1スリット内に収容され、
    前記第1トレイと、前記収容位置にある前記第2トレイとを前記幅方向から見た場合、前記第1リブは、前記排出方向に沿って延びる上り傾斜面を有し、前記第1スリットは、前記上り傾斜面を上方から覆うように傾斜する形状であることを特徴とするシート排出装置。
  12. 前記第1トレイと、前記収容位置にある前記第2トレイとを前記幅方向から見た場合、前記第2リブは、前記排出方向に沿って延びる上り傾斜面を有し、前記第2スリットは、前記上り傾斜面を上方から覆うように傾斜する形状である請求項7又は8記載のシート排出装置。
  13. 前記第1トレイは、装置本体から水平方向に引き出し可能に設けられている請求項1乃至12のいずれか1項記載のシート排出装置。
JP2011195009A 2011-09-07 2011-09-07 シート排出装置 Active JP5733118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011195009A JP5733118B2 (ja) 2011-09-07 2011-09-07 シート排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011195009A JP5733118B2 (ja) 2011-09-07 2011-09-07 シート排出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013056722A JP2013056722A (ja) 2013-03-28
JP5733118B2 true JP5733118B2 (ja) 2015-06-10

Family

ID=48132965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011195009A Active JP5733118B2 (ja) 2011-09-07 2011-09-07 シート排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5733118B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016101992A (ja) 2014-11-27 2016-06-02 キヤノン株式会社 シート排出装置及び画像形成装置
JP7038487B2 (ja) * 2017-04-27 2022-03-18 キヤノン電子株式会社 原稿載置台及び、原稿載置台を備える原稿搬送装置
JP7417197B2 (ja) 2020-03-26 2024-01-18 セイコーエプソン株式会社 記録装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753109A (ja) * 1993-08-19 1995-02-28 Tec Corp プリンタ
JPH11130290A (ja) * 1997-10-30 1999-05-18 Canon Inc シート搬送装置及び画像処理装置
JP2004067300A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Canon Inc シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP3716933B2 (ja) * 2003-05-27 2005-11-16 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置のシート材載置装置
JP4274220B2 (ja) * 2006-09-29 2009-06-03 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP4967897B2 (ja) * 2007-07-26 2012-07-04 ブラザー工業株式会社 テープ印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013056722A (ja) 2013-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6792197B2 (ja) 画像読取装置
JP5817356B2 (ja) シート積載装置
JP5768609B2 (ja) 画像読取装置
EP3199480B1 (en) Image forming apparatus
CN104070844B (zh) 片材输送设备和图像记录设备
JP6604084B2 (ja) 用紙ケースおよび給紙システム
JP5733118B2 (ja) シート排出装置
JP2015067403A (ja) 画像読取装置
CN103287124B (zh) 图像记录设备
JP6550958B2 (ja) 自動原稿搬送装置
US9014613B2 (en) Easily accessible ejection tray for image forming apparatus
JP6489957B2 (ja) プリント装置およびシートカセット
JP2012066911A (ja) 画像形成装置
JP2006240683A (ja) 紙箱
CN103879802A (zh) 原稿输送装置
CN103873716A (zh) 输送装置
JP6070148B2 (ja) 給送装置
JP6938076B2 (ja) ラップフィルム収容箱
JP5726020B2 (ja) 感光体ドラム収容容器
US20130321883A1 (en) Sheet scanners
KR20160143780A (ko) 종이 제품의 단부 구조 및 종이제의 패키지
JP5963841B2 (ja) 感光体ドラム収容容器
JP5998585B2 (ja) シート搬送装置
US9315349B2 (en) Feed apparatus and image recording apparatus
JP2009023803A (ja) 給紙装置及び該給紙装置を備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150330

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5733118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150