JP5726988B2 - 時計のトリップ防止機構、時計ムーブメント、時計および腕時計 - Google Patents

時計のトリップ防止機構、時計ムーブメント、時計および腕時計 Download PDF

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Description

本発明は、時計ムーブメントの可動部品の振れ行程を制限または伝達するための時計の制限機または動力伝達機構であって、上記可動部品は、少なくとも1つの突起ピンまたは突起歯を備え、上記時計の制限機または動力伝達機構は、少なくとも1つの可撓性の多安定素子または双安定素子を介して上記ムーブメントのもう1つの部品または上記ムーブメントの剛性構造素子に固定された、制限手段または動力伝達手段を備え、上記機構は、時計ムーブメントの時計のテンプの振れ行程を制限するためのトリップ防止機構を形成し;上記テンプは、テン真および上記テン真から突起するピンを備え、上記トリップ防止機構は、少なくとも1つのトリップ防止用停止部材を保持する少なくとも1つの可撓性の多安定素子または双安定素子を備え、可撓性かつ弾性の連結部材を介して上記時計ムーブメントの剛性構造素子に固定され、上記トリップ防止用停止部材の一方の端部は、上記テンプの振れ位置に応じて配置されて、上記テンプが正常の振れ行程を超えた場合に、上記ピンの軌道と交わり、停止部材の機能を果たす、時計の制限機または動力伝達機構に関する。
本発明は、テンプを有する少なくとも1つの調節部材を備える時計ムーブメントにも関し、この時計ムーブメントは、少なくとも1つのこの種のトリップ防止機構を備える。
本発明は、少なくとも1つのこの種のムーブメント、または少なくとも1つのこの種のトリップ防止機構を備える時計または腕時計にも関する。
本発明は、時計の脱進機構の分野に関する。
歩度を改善すること、および改善した効率の追求は、機械式腕時計の設計者にとって常に最大の関心事であり、設計者は、動力を最大限維持した上で、最も困難な使用条件での調節性、精度および安全性の両立を実現させようとしている。アセンブリおよび脱進機構の調節は、この問題の核心である。
特に、機械式腕時計において、脱進機は、いくつかの安全基準を満たしていなければならない。安全装置のうちの1つであるトリップ防止機構は、テンプの振れ範囲が広がって正常な回転角度を超えて動かないように設計されている。
Montres Breguet SAの名で出願された欧州特許第1801668B1号には、テンプのテン真に取り付けられたカナを備えている構造を特徴とする機構が提供されている。このカナは、歯車と噛み合い、テンプが正常な回転角度を超えて駆動された場合に、カナの少なくとも1つの輻が、固定されている停止部材に当接する。しかしながら、この機構は、テンプの慣性に影響を及ぼしており、テンプの振幅を妨害するおそれがある。さらに、この機構を形成しているギアには摩擦があり、これも調節機構を妨害している。
Montres Breguet SAの名で出願された欧州特許出願第1666990A2号には、テンプのゼンマイが拡張することに基づいたもう1つのトリップ防止機構が開示されており、テンプのゼンマイの外側の巻きに固定されたロックアームが、テンプと一体化したフィンガと、テンプ受けと一体化した2つの支柱との間に挿入されている。ロックは、ヒゲゼンマイが正常な動作角度を超える角度で過度に広がった場合に限って起こる。この機構は、一方の回転方向への回転角度しか制限しない。
要約すると、公知の安全機構はそれぞれ、頻発する欠点のうちの少なくとも1つを抱えている。つまり、調節部材の慣性を変更することによって振幅を妨害し、摩擦の作用で効率に悪影響を及ぼすこと、または一方の回転方向のみで回転角度を制限することである。
Nivaroxの名で出願された欧州特許出願第2450756A1号には、テンプと一体化したカム経路内を動くフィンガを保持している回転式の可動部品を備えた、脱進機構のトリップ防止装置が開示されている。この回転式の可動部品は、双安定レバー、特に弾性の双安定レバーを有するアームを備えることができる。
Enzler−Von−Guntenの名で出願された欧州特許出願第2037335A2号には、爪石、およびアンクルのフォークを具備している2つのアームを有するアンクルが開示されており、このアセンブリは、2つの可撓性固定アームと一体型に形成され、この固定アームは、アンクルの事実上の回転軸を規定し、アームが湾曲するとアンクルを回転させ、この2つのストリップの中央軸は、事実上の軸上で交わる。
ROLEXの名で出願された国際特許出願第2011/120180A1号には、ガンギ車に対するブロック装置が記載されている。この装置は、事実上の軸を規定するために、2つの弾性ブレードを介して構造と結束した2つのアンクルを有するブロック部材を備えている。第3の弾性ブレードは、このブロック部材上で側面方向に作用している。
FRAGNIEREの名で出願されたスイス国特許出願第703333A2号には、フォークと回転軸との間のアンクルに固定された双安定性の戻りバネを有するアンクルが開示されている。
ROCHATの名で出願された欧州特許出願第1710636A1号には、デテント脱進機と同様の機構で、双安定バネを備える引っ張りシステムを有する機構が開示されている。
NIVAROXの名で出願された欧州特許出願第2450757A1号には、衝撃に対して作用する振幅制限手段を備えた双安定部品を有する脱進機構のトリップ防止機構が開示されている。
NIVAROXの名で出願された国際特許出願第2013/144236号には、双安定の可撓性ブレードが保持する可動式フレームを有する可撓性脱進機構が記載されている。
欧州特許第1801668B1号 欧州特許出願第1666990A2号 欧州特許出願第2450756A1号 欧州特許出願第2037335A2号 国際特許出願第2011/120180A1号 スイス国特許出願第703333A2号 欧州特許出願第1710636A1号 欧州特許出願第2450757A1号 国際特許出願第2013/144236号 欧州特許第出願第12183559.9号 特許出願第PCT/EP2011/057578号
腕時計の効率を改善し、前述の問題を克服する一方で、テンプの振幅をごくわずかしか妨害せずに、効率の損失がわずかまたはゼロであるとともに、テンプが回転する両方向への振れ行程を制限することが、本発明の目的である。
本発明によるトリップ防止機構は、テンプ位置を保持する原理に基づいており、これはスイスレバーの原理と同様である。つまり、スイスレバーにおいて、ドテピンまたはデテントピンがアンクルのフォークおよびクワガタを出入りするのと同じように、テンプが進んでトリップ防止用停止部材の位置を決定するときに、素子の位置が変わる。
したがって、本発明は、時計ムーブメントの可動部品の振れ行程を制限または伝達するための時計の制限機または動力伝達機構であって、前上記可動部品が、少なくとも1つのピンまたは突起歯を備える、上記時計の制限機または動力伝達機構において、少なくとも1つの可撓性の多安定素子または双安定素子を介して上記ムーブメントのもう1つの部品または上記ムーブメントの剛性構造素子に固定された、制限手段または動力伝達手段を備えることを特徴とする、時計の制限機または動力伝達機構に関する。
特定の用途では、この機構は、時計ムーブメントの時計のテンプの振れ行程を制限するためのトリップ防止機構であり、上記テンプは、テン真および上記テン真から突起するピンを備える。本発明によるトリップ防止機構は、スイスレバーと同じように、テンプの位置を保持する原理に基づいている。スイスレバーにおいて、ドテピンまたはデテントピンがレバーのフォークおよびクワガタを出入りするのと同じように、テンプが進んでトリップ防止用停止部材の位置を決定するときに、素子の位置が変わる。本発明によれば、このトリップ防止機構は、少なくとも1つの可撓性の多安定素子または双安定素子を備え、この素子は、少なくとも1つのトリップ防止用停止部材を保持し、可撓性かつ弾性の連結素子を介して上記時計ムーブメントの剛性構造素子に固定される。
したがって、本発明は、時計ムーブメントの可動部品の振れ行程を制限または伝達するための時計の制限機または動力伝達機構であって、上記可動部品は、少なくとも1つの突起ピンまたは突起歯を備え、上記時計の制限機または動力伝達機構は、少なくとも1つの可撓性の多安定素子または双安定素子を介して上記ムーブメントのもう1つの部品または上記ムーブメントの剛性構造素子に固定された、制限手段または動力伝達手段を備え、上記機構は、時計ムーブメントの時計のテンプの振れ行程を制限するためのトリップ防止機構を形成し、上記テンプは、テン真および上記テン真から突起するピンを備え、上記トリップ防止機構は、少なくとも1つのトリップ防止用停止部材を保持する少なくとも1つの可撓性の多安定素子または双安定素子を備え、可撓性かつ弾性の連結部材を介して、上記時計ムーブメントの剛性構造素子に固定され、上記トリップ防止用停止部材の一方の端部は、上記テンプの振れ位置に応じて配置されて、上記テンプが正常の振れ行程を超えた場合に、上記ピンの軌道と交わり、停止部材の機能を果たす、時計の制限機または動力伝達機構において、上記トリップ防止用停止部材は、2つのアームを有し、アームのそれぞれの端部は、上記ピンの軌道とそれぞれ交わることができることを特徴とする、時計の制限機または動力伝達機構に関する。
本発明は、さらに、テンプを有する少なくとも1つの調節部材を備え、少なくとも1つのこの種のトリップ防止機構を有し、上記ムーブメントが、上記トリップ防止機構の上記可撓性の多安定素子または双安定素子が固定される構造、または上記可撓性の多安定素子または双安定素子で形成される構造を備えることを特徴とする、時計ムーブメントに関する。
本発明は、少なくとも1つのこの種のムーブメント、または少なくとも1つのこの種のトリップ防止機構を備える時計または腕時計にも関する。
本発明のその他の特徴および利点は、添付の図面を参照して詳述した以下の記載を読めば明らかになるであろう。
本発明による時計の制限機または動力伝達機構であって、本発明によるトリップ防止機構の形態に作製され、ムーブメントの構造に固定され、具備されているいくつかの(この図では2つの)アームのうちの1つを介して、テンプのピンと交互に協働する、時計の制限機または動力伝達機構の正面概略図である。 同じ機構に衝撃吸収機構を追加した図1に同様の図である。 圧迫したレバーの3つの状態:3Aの休止状態、3Bの第1の屈曲モード、3Cの第2の屈曲モードの概略図である。 圧迫され、プレストレスをかけられたレバーが、可撓性軸の作用により図3Aの第2のモードに屈曲した様子を示す正面概略図である。 図4の原理による本発明の一実施形態の正面概略図であり、レバーが、一体型の実施形態で、中心のずれたネジによって屈曲し、プレストレスをかけられている図である。 シリコンフレーム内にある酸化シリコンのポケットによってプレストレスを実現する図5の変形例である。 シリコンの酸化前の図であり、断面に大きな違いがある領域の詳細を示す図である。 シリコンの酸化後の図であり、断面に大きな違いがある領域の詳細を示し、二酸化シリコンが形成された後に大きく変化し、断面の小さい直線状のレバーが屈曲応力または力を受けている様子を示す図である。 酸化したシリコンで作製した平行なレバーの組織と、プレストレスをかけられて屈曲した単一のレバーとの間に起こる屈曲耐性の差を利用する、もう1つのプレストレスの原理を示す図である。 レバーを酸化させ屈曲させる方法の連続ステップの1つを示す図である。 レバーを酸化させ屈曲させる方法の連続ステップの1つを示す図である。 レバーを酸化させ屈曲させる方法の連続ステップの1つを示す図である。 可撓性の衝撃吸収領域を備えるトリップ防止用停止アームを用いた変形例を示す図である。 本発明によるトリップ防止装置を有するムーブメントを備える、腕時計形態の時計の部分概略図である。 トリップ防止機構の事実上の多安定軸または双安定軸が並進可動式である構成を示す図である。 トリップ防止を行うアームをテンプのピンがある平面内に保持するためのレベルを少なくとも2つ有するトリップ防止機構の詳細図であり、そのレベルとは、上記ピンと協働するアームがある第1の上レベル、および切り欠き部と協働する槍部のある第2の下レベルである。 図7Aの構造の変形例において、シリコンを酸化させることで変形できる構造の図である。 本発明によるトリップ防止機構を作製するための単結晶石英構造の断面図である。 トリップ防止機構のテンプのピンとアームとの間の反発機能を、垂直向きに位置する磁石で実現した本発明による機構を示す図、および点線に沿った断面図である。 磁場平面に向けられた同様の実施形態を示す図である。 図10と同様で、ムーブメントがどのようなムーブメントであってもよく、双安定である、さらに一般的な事例の概略図である。 巻きに酸化による増大が見られたことでプレストレスが実現されている様子を示す図である(増大前)。 巻きに酸化による増大が見られたことでプレストレスが実現されている様子を示す図である(増大後)。 酸化シリコンが増大した際に、ジグザグ状プロファイルの頂点で角度を広げてプレストレスを実現している様子を示す図である(増大前)。 酸化シリコンが増大した際に、ジグザグ状プロファイルの頂点で角度を広げてプレストレスを実現している様子を示す図である(増大後)。 酸化シリコンが増大した際に、ジグザグ状プロファイルの頂点で角度を広げてプレストレスを実現している様子を示す図の詳細図である(増大前)。 酸化シリコンが増大した際に、ジグザグ状プロファイルの頂点で角度を広げてプレストレスを実現している様子を示す図の詳細図である(増大後)。 曲率半径が極めて小さい領域で酸化した壁の曲率半径を変化させることで実現した角度変化を示す図である(変化前)。 曲率半径が極めて小さい領域で酸化した壁の曲率半径を変化させることで実現した角度変化を示す図である(変化後)。 単一のおもりの両端と協働している可撓性の双安定ストリップの概略図である。 時計の制限機または動力伝達機構がテンプとガンギ車との間にあるアンクル機構であるもう1つの用途の平面図である。
本発明は、時計ムーブメント10の可動部品2000の振れ行程を制限または伝達するための時計の制限機または動力伝達機構であって、上記可動部品2000が、少なくとも1つの突起ピンまたは突起歯4000、特に径方向に突起する歯5001または軸方向に突起するピン4を備える、時計の制限機または動力伝達機構1000に関する。本発明によれば、この時計の制限機または動力伝達機構1000は、少なくとも1つの多安定の可撓性素子、特に多安定素子または双安定素子5を介してムーブメント10のもう1つの部品またはムーブメント10の剛性構造素子7に固定された、制限手段または動力伝達手段6000を備えている。
特定の用途では、この時計の制限機または動力伝達機構1000は、トリップ防止機構1であり、このトリップ防止機構1は、時計のテンプ2が急進するのを防止するためのものである。テンプは、テン真3およびピン4または上記テン真3から突起している同様の素子を備えている。
このトリップ防止機構1は、少なくとも1つの一体型で可撓性の多安定素子または双安定素子を備え、この素子をこれ以降「可撓性の多安定素子または双安定素子5」と称し、この素子は、少なくとも1つのトリップ防止用停止部材6を有し、この停止部材は、可撓性かつ弾性の連結素子を介して、テンプ2に関連する調節部材が中に組み込まれる時計ムーブメント10の底板、バーまたはこれに同様のものなどの剛性構造素子7に固定される。
特定の変形例では、この構造7は、テンプ2のテン真と自動的に同列になるシステムを含んでいる。
この可撓性の多安定素子または双安定素子5は、少なくとも1つのトリップ防止用停止部材6を有し、この停止部材の一方の端部63または64は、テンプ2の振れ位置に応じて、ピン4の軌道と交わることができ、テンプ2がテンプの正常な振れ行程を超えた場合に、停止部材の機能を果たすことができる。
図1は、特に、好適だが非限定的な用途の流れ図を示し、この図では、可撓性の多安定素子または双安定素子5および少なくとも1つのトリップ防止用停止部材6は、一緒に一体型部品を形成している。本発明のこの有利な実施形態では、トリップ防止用停止部材6は、2つのアーム61、62を備え、このアームのそれぞれの端部63、64はそれぞれ、テンプ2の位置に応じて、ピン4の軌道と交わることができ、テンプ2がテンプの正常な振れ行程を超えた場合に、停止部材の機能を果たすことができる。図示したように、2つのアームを有するこの実施形態は、テンプ2が上記テンプの両回転方向に回転する角度を制限するものである。図1は、テンプ2と交わってテンプの振れ行程を制限する位置を点線で示している。
可撓性の多安定素子または双安定素子5は、この場合、少なくとも2つの薄型ストリップ51、52で形成されたこれらの可撓性かつ弾性の連結素子とともに示されており、このストリップはそれぞれ、第1の端部が構造7に固定され、第2の端部を介して可撓性素子の本体に連結されている。図1の特定の事例では、2つの薄型ストリップ51、52は、このストリップの第2の端部を介して「V」字型の可撓性素子の本体に連結されて、事実上の軸50を規定し、トリップ防止用停止部材6はこの軸周りに回転できる。そのため、図1および図2の事例では、本発明による可撓性の多安定素子または双安定素子5は、可撓性の多安定軸または双安定軸である。この実施形態は、排他的なものではない。図10は、トリップ防止用停止部材6が並進可動式である事例の図である。図16は、ムーブメントがどのような種類のものでもよく、多安定性または双安定性のものであるというさらに一般的な事例を示している。
好ましくは、少なくとも2つの可撓性アーム51、91、52、92は、構造7に対して、または可撓性の多安定素子または双安定素子5に備わるフレーム56に対して、プレストレスをかけられて屈曲して取り付けられる。
各々のストリップ51、52は、このストリップが受ける応力または力に応じて、いくつかの状態になることができる。これらのストリップはそれぞれ、屈曲によって動作するように計算されており、図3に見られるように、屈曲モード:3Aの休止状態、3Bの凹型または凸型の第1の屈曲モード、3CのS型またはZ型の第2の屈曲モードに応じていくつかの立体形状になることができ、可撓性の多安定素子または双安定素子5は、本発明を逸脱しない限り、本明細書に図示した可撓性ストリップ51、52とは形状の異なる可撓性素子を備えることができる。
可撓性の多安定素子または双安定素子5は、特定の実施形態では、構造素子7と一体型に作製されてもよい。
図8に示した特定の実施形態では、可撓性素子65、66は、過度の衝撃を防止するために、トリップ防止機構1の停止部材6のアーム61、62に備わっていてもよい。
この可撓性の多安定素子または双安定素子5は、「LIGA」、MEMSまたは同様のものなどのシリコン技術で作製されてよい。この素子の慣性は、テンプ2の慣性に比して決めて小さく、この素子の作用は、テンプ2の振幅をわずかしか妨害しない。
図2は、可撓性の多安定素子または双安定素子5の可撓性ストリップ51および52を保護するための衝撃吸収機構を示している。この機構は、有益であり、あるいはトリップ防止用停止部材6がテンプ2の振幅を制限しなければならない場合には、必要でもある。この衝撃吸収機構の目的は、アーム61、62に当接した状態で協働する衝撃吸収用停止部材81、82に衝撃を吸収すること、および上記アームの破損を避けるためにこの衝撃を可撓性アーム51、52に伝達しないことである。図5は、可撓性軸と同軸である衝撃吸収用停止部材83を示している。この例示的実施形態では、衝撃吸収用停止部材81および82は、実質的に筒状の隆起部を備え、この隆起部は、アーム61および62にある実質的に嵌合する形の溝と協働する。
可撓性の多安定軸または双安定軸5は、いくつかの原理に従って作製されてよい。図3は、この特定の事例で検討する多安定状態または双安定状態の原理を紹介している。応力を受けたレバー9の本来の屈曲モード、さらに詳細には図3Cに示した第2のモードを利用する。
図4に示すように、有利な実施形態では、レバー9を第2のモード状に屈曲させるために、軸90は、レバー9がこのレバーの中央(追加軸の回転中心)に節点を持つように仕向ける。そのため、多安定軸または双安定軸5の回転中心50は、追加した軸90の回転中心である。
図5は、この原理に従って作製した完全なトリップ防止機構1を示している。可撓性の多安定軸または双安定軸5は、レバーがS型またはZ型である第2のモード状に屈曲した少なくとも1つのプレストレスをかけられたレバー9を備え、軸90は、上記レバー9が節点を中央領域、好ましくはレバーの中央に持つように仕向ける。好ましくは、図5の事例では、可撓性の多安定軸または双安定軸5は、中心がずれた2つのネジ94および95を用いてここで加圧することによって2つのプレストレスをかけられたレバー91および92(これが一緒にレバー9を形成する)を屈曲させて作製される。構造7または可撓性の多安定素子または双安定素子5のフレーム56に固定された第3のレバー93は、レバー91および92で形成されたレバー9を第2のモード状に変形させ、図4の軸90の役割を果たす。衝撃吸収用停止部材83は、可撓性の多安定軸または双安定軸5の回転中心50に位置する。
図11は、トリップ防止システムのアーム61、62をテンプのピン4がある平面内に保持するためのレベルを少なくとも2つ有するトリップ防止用停止部材6を示し、そのレベルとは、ピン4と協働するアーム61および62がある第1の上レベル、およびテンプ2の切り欠き部21と協働する槍部67がある第2の下レベルである。
一切の接触を取り除く、あるいは一切の接触による加圧を低減するために、本発明によるトリップ防止機構1は、有利には、テンプ2とトリップ防止機構1のアーム61、62との間に、反発力またはトルクを起こす手段を備えてもよい。
図14は、この反発機能を、ピン4およびアーム61、62の端部63、64に垂直向きに位置する磁石で実現する事例を示している。図15は、磁場平面を向いている同様の実施形態を示し、これらの磁石のN極およびS極を示している。
同様の位置で、磁石の代わり、またはこの磁石に加えて、電石を使用して(静電電荷)これらの反発力を生み出してもよい。
これは、トリップ防止機構1の効率を高め、テンプ2の動作をできる限り妨害しないようにするためのものである。トリップ防止機構1の動作は、以下の通りである:
− 先端が触れると、第1の段階で、テンプ2は、可撓性の多安定素子または双安定素子5にエネルギーを送り;
− 均衡点を過ぎると、第2の段階で、この機構は、エネルギーの一部をテンプ2に戻して小さな衝撃を作る。
この機構は、スイスレバーのクワガタと同じように動作する。つまり、解放とその後の衝撃がある。
特定の実施形態では、テンプ2および/もしくはトリップ防止用停止部材6の少なくともアーム61、62、または一体型になっている場合のトリップ防止機構1全体は、有利な実施形態では、この事例によれば、表層に一方の磁石もしくは磁性粒子またはもう一方の電石かのいずれかを閉じ込めた状態で、酸化シリコンが増大しているかどうかに関わらず、シリコン技術によりシリコンウエハから作製される。この特定の層は、ガルバーニ法によって、または陰極スパッタリング、または別の適切なマイクロ技術による構造化方法によって実現することができる。
可撓性の多安定素子または双安定素子5をシリコン技術で生産する好適な事例では、レバー91および92を形成するストリップに応力を起こす行為は、シリコンの酸化を介して発生させることができる。実際、酸化シリコンは、図6に見られるように、シリコンから増大する際に体積が大きくなり、シリコンフレーム56にSiO2のポケット54、55が生じる。図5または図6の例は、このフレーム56が、構造7を形成することもあり、あるいは何らかの普通の機械的固定技術によって極めて簡単にこの構造に連結されることもあることを示している。
図6Aおよび図6Bは、シリコンの酸化前および酸化後で断面に大きな違いがある領域の詳細を示し、この領域は、レバーの延長部を形成しているヘッド部Tよりも断面の小さい直線状のレバーPに屈曲応力がかかることで、二酸化シリコンが形成された後に大きく変化している。
これらのストリップに屈曲応力をかけるもう1つの手段は、図7に示した特定の形状のシリコン構造を酸化させることによる手段である。シリコンの酸化は、表面への応力を起こすが、これは、酸化したレバーを長くする効果を有する。図7は、酸化した平行なシリコンレバーの組織とプレストレスをかけられて屈曲した単一のレバーとの間に起こる屈曲耐性の差を利用するもう1つのプレストレスの原理を示しており、左部分に平行構造94が一連の平行なレバー95を有しているという単純な機構を示し、この平行なレバーは、酸化後(点線で表示)、右部分で、応力を受ける可撓性素子9、この場合は変形が求められているレバー9、91、92または同様のものを屈曲、湾曲させ、平行構造94の屈曲耐性は、応力を受ける可撓性素子96の屈曲耐性よりも遙かに大きい。図7A、図7B、図7Cは、フレームC内の2つの開口部F1、F2の間に配置したレバーPを酸化させ屈曲させる方法の連続ステップを示している。図7Aは、炉に入れた瞬間にシリコンエッチングすることで形状加工してできた基本構造を示している。図7Bは、構造を数時間にわたって1100℃に維持することによって、酸化シリコンSiO2が開口部F1とF2の内部、つまりレバーPの両側で発達している様子を示し、公知の方法では、二酸化シリコンSiO2の増大は、部品の外側に向かって、これに伴い薄型のレバーP内で、シリコンが部分的に減耗することによって発生し、二酸化シリコンSiO2の割合は、この処理を1100°Cで行っている過程の中で、シリコンの割合が減少すると増加する。図7Cは、約20℃の室温まで冷却した後の構造の収縮を示している。レバーPに平行なフレームCの側面部材M1、M2は、本質的にはシリコンおよび少量の二酸化シリコンで形成され、レバーPよりも収縮し、一方レバーは、本質的に、シリコンよりも膨張率の低い二酸化シリコンで形成される。その結果、レバーPは、屈曲応力を受け、双安定状態になる。
もう1つの変形例を図12に示す。
図17Aおよび図17Bも同じく、巻きに酸化による増大が見られたことで得られたプレストレスの様子を示している。
図18Aおよび図18b(ならびに図19Aおよび図19Bに示した詳細図)は、同一原理に従って、ジグザグ状プロファイルの頂点で角度を広げてプレストレスを実現している様子を示す。酸化シリコンが増大することでこれらの角度が広がり、ムーブメントは、構造がZ型またはジグザグ型の立体形状になることによって拡張する。図20Aおよび図20Bは、曲率半径が極めて小さい領域で酸化した壁の曲率半径を変化させることで実現した角度変化を示している。
このように、本発明は、可撓性の多安定ストリップまたは双安定ストリップを形成する方法にも関する。
図21に示した第1の変形例では、可撓性の多安定ストリップまたは双安定ストリップ5は、少なくとも1つのおもり、特に単一のおもりMUの両端E1、E2と協働する。そのため、本方法は、以下の一連の動作を含む:
− シリコン部品Sをエッチングし、この中で、断面の小さい細長いレバーPが、断面の大きい(小さい断面の少なくとも10倍の大きさ)少なくとも1つのおもしMUを有する2つの端部E1、E2の間の連結部を形成し、上記少なくとも1つのおもしMUは、剛性フレームCを形成する;
− この部品Sを、炉内で、1100°Cの温度を数時間にわたって維持することによって二酸化シリコンSiO2を増大させる公知の方法にさらす;
− 二酸化シリコンSiO2で形成されたレバーPの断面と、シリコンで形成されたレバーPの断面との第1の比RAが1超になるように、この数時間に及ぶ時間を調整する。その後、シリコンは、レバーP内で完全に酸化することができ、これが可撓性素子5になる。二酸化シリコンSiO2で形成されたおもしMUの断面と、シリコンで形成されたおもしMUの断面との第2の比RBは、第1の比RAよりも遙かに小さい。RA/RBの比は、2から10000の間であり、好ましくは10から1000の間であり、好適な用途では、100超である。
− 冷却を約20℃の室温まで実施して、少なくとも1つのおもしMUを冷却する過程でレバーPを屈曲させる。冷却過程でのおもしの収縮はレバーPの収縮よりも大きい。図7A、図7B、図7Cは、可撓性の多安定ストリップまたは双安定ストリップの形成方法を実施する第2の変形例を示し、この変形例は、少なくとも2つのおもしを必要とする。この方法は、以下の一連の動作を含む:
− シリコン部品Sをエッチングし、この中で、断面の小さい細長いレバーPが、それぞれ断面の大きい(小さい断面の少なくとも10倍の大きさ)少なくとも2つのおもしM1、M2の間の連結部を形成し、上記2つのおもしM1、M2は、一緒にまたは他の構造素子とともに、剛性フレームCを形成する;
− この部品Sを、炉内で、1100°Cの温度を数時間にわたって維持することによって二酸化シリコンSiO2を増大させる公知の方法にさらす;
− 二酸化シリコンSiO2で形成されたレバーPの断面と、シリコンで形成されたレバーPの断面との第1の比RAが1超になるように、この数時間に及ぶ時間を調整する。その後、シリコンは、レバーP内で完全に酸化することができ、これが可撓性素子5になる。二酸化シリコンSiO2で形成されたそれぞれのおもしM1、M2の断面と、これに対応するシリコンで形成されたおもしの断面との第2の比RBは、第1の比RAよりも遙かに小さい。RA/RBの比は、2から1000の間であり、好ましくは10から1000の間であり、好適な用途では、100超である。
− 冷却を約20℃の室温まで実施して、2つのおもしM1、M2を冷却する過程でレバーPを屈曲させる。冷却過程でのおもしの収縮はレバーPの収縮よりも大きい。
もう1つの変形実施形態では、トリップ防止機構1の構造は、単結晶石英で作製される。図13に示すように、中央にある単結晶石英のコアの上面および下面は、室温よりも高温で作製されためっきで覆われ、係数αは石英の係数αx,yよりも小さい。この石英の係数αx,yは、7.5ppm/℃である。
本明細書で図示したトリップ防止機構1は、両方向に回転するテンプの回転方向を制限する。このトリップ防止機構は、テンプ2の振幅をごくわずかしか妨害しない。
本発明は、トリップ防止機構のない腕時計機構で使用されることができる。
もう1つの特定の用途では、この時計の制限機または動力伝達機構1000は、脱進機構のアンクル機構3000であり、特に、ただし非限定的に、テンプ2およびガンギ車5000と協働する同じ原理のスイスレバーである。このアンクル3000は、可撓性の多安定素子であり、特に多安定素子または双安定素子5を少なくとも1つ備えている。このアンクルは、同一出願人による欧州特許第出願第12183559.9号に記載の、力が一定である可撓性レバーの実施形態で作製されてよい。このアンクル3000とテンプ2との協働は、前述したトリップ防止用停止部材6のアーム61および62の端部63、64と同様のクワガタ3001によって達成される。アンクル3000の第1の部分3100が保持するこれらのクワガタ3001は、少なくとも1つの可撓性の多安定素子、特に多安定ストリップまたは双安定ストリップ5を介して、固定構造7に連結されるか、あるいは好ましくは、ガンギ車5000の歯5001と協働する爪石3002を備えるアンクルの第2の部分3200に連結される。同じく、これらの爪石3002は、有利には、同じようにアーム61および62に形成され、少なくとも1つの可撓性の多安定素子、特に多安定ストリップまたは双安定ストリップ5を介して、固定構造7に連結されるか、あるいは好ましくは、クワガタ3001を備えるアンクルの第1の部分3100に連結される。
特に有利なように、歩度および効率を改善するために、一方のクワガタ3001とテンプ2との相互作用、および/またはもう一方の爪石3002とガンギ車5000との相互作用は、接触なしで、またはわずかな接触で達成され、このようにするために、作用を受けるクワガタ3001および/または爪石3002の面は、磁化または帯電されて、テンプの反対側の面および/またはガンギ車の反対側の面と反発した状態で協働し、これらの面は、適切な材料で作製され、かつ/または相補的な形で、有利なように磁化されるか、あるいは同じく有利なように帯電される。Swatch Group Research and Development社の名で出願された特許出願第PCT/EP2011/057578号には、この種の非接触型または弱接触型の動力伝達機が開示されており、可撓性の多安定ストリップ、特にアンクルを有する機構をこの動力伝達機と組み合わせて、必要な利点を提供している。
本発明は、さらに、テンプ2を有する少なくとも1つの調節部材を備える時計ムーブメント10に関し、この時計ムーブメントは、本発明による少なくとも1つの時計の制限機または動力伝達機構1000を備える。この事例によれば、ムーブメント10は、上記時計の制限機または動力伝達機構1000の可撓性の多安定素子または双安定素子5が固定されている構造7を備えているか、あるいは上記可撓性の多安定素子または双安定素子5が、実際にこの構造を形成している。
本発明は、少なくとも1つのこの種のムーブメント10、または少なくとも1つのこの種の時計の制限機または動力伝達機構1000を備える、時計100、特に腕時計にも関する。
可撓性の多安定軸または双安定軸に相当する従来の軸およびゼンマイに基づく同等の機構は、本発明の一部を形成すると考えられる。
この装置を作製するのに使用する技術は、シリコン技術に限定されず、「LIGA」、MEMSおよびその他のマイクロ製造技術による方法も含む。
1 トリップ防止機構
2 テンプ
3 テン真
4 ピン
5 多安定素子または双安定素子
6 トリップ防止用停止部材
7 構造
9 レバー
10 ムーブメント
21 切り欠き部
50 回転中心 軸
51、52 ストリップ
54、55ポケット
56 フレーム
61、62 アーム
63、64 端部
65、66 可撓性素子
67 槍部
81、82、83 衝撃吸収用停止部材
91、92、93 レバー
94 平行構造
95 レバー
96 可撓性素子
100 時計
1000 動力伝達機構
2000 可動部品
3000 アンクル機構
3001 クワガタ
3002 爪石
3100 第1の部分
3200 第2の部分
4000 ピンまたは歯
5000 ガンギ車
5001 歯
6000 制限手段または動力伝達手段
C フレーム
E1、E2 おもりの端部
F1、F2 開口部
M1、M2 側面部材
MU おもし
P レバー
S シリコン部品
T ヘッド部

Claims (16)

  1. 計ムーブメント(10)の時計のテンプ(2)の振れ行程を制限するためのトリップ防止機構(1)であって
    前記テンプ(2)は、テン真(3)および前記テン真(3)から突起するピン(4)を備え、
    前記トリップ防止機構(1)は、少なくとも1つのトリップ防止用停止部材(6)をする少なくとも1つの可撓性の多安定素子または双安定素子(5)を備え、可撓性かつ弾性の連結素子を介して前記時計ムーブメント(10)の剛性構造素子(7)に固定され、前記トリップ防止用停止部材(6)は、2つのアーム(61、62)を備え、前記アームのそれぞれの端部(63;64)は、前記テンプ(2)の振れ位置に応じて配置されて、前記テンプ(2)が正常の振れ行程を超えた場合に、前記ピン(4)の軌道と交わり、停止部材の機能を果たすことを特徴とする、トリップ防止機構(1)
  2. 前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)は、前記可撓性かつ弾性の連結素子を形成する少なくとも2つの可撓性ストリップ(51、91;52、92)を介して、前記剛性構造素子(7)に固定されることを特徴とする、請求項1に記載のトリップ防止機構(1)。
  3. 前記トリップ防止用停止部材(6)は、前記アーム(61;62)を前記ピン(4)の平面内に保持するための少なくとも2つのレベルを備え、前記2つのレベルは、前記ピン(4)と協働する前記アーム(61;62)がある第1の上レベル;および前記テンプ(2)の切り欠き部(21)と協働する前記トリップ防止用停止部材(6)の槍部(67)がある第2の下レベルであることを特徴とする、請求項1に記載のトリップ防止機構(1)。
  4. 前記トリップ防止用停止部材(6)は、過度の衝撃を防止するために、前記アーム(61、62)内に組み込まれた可撓性素子(65、66)を備えることを特徴とする、請求項に記載のトリップ防止機構(1)。
  5. 前記可撓性かつ弾性の連結素子および前記少なくとも1つのトリップ防止用停止部材(6)は、一緒に一体型部品を形成することを特徴とする、請求項1に記載のトリップ防止機構(1)。
  6. 前記少なくとも2つの可撓性ストリップ(51、91;52、92)は、前記剛性構造素子(7)に対して、または前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)に備わるフレーム(56)に対して、プレストレスをかけられて屈曲して取り付けられることを特徴とする、請求項2に記載のトリップ防止機構(1)。
  7. 前記トリップ防止機構の構造は、中央にある単結晶石英のコアで作製され、前記コアの上面および下面は、係数αが石英の係数αx,yよりも低いめっきで覆われ、前記石英の係数は、7.5ppm/℃であることを特徴とする、請求項1に記載のトリップ防止機構(1)。
  8. 前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)は、S型またはZ型である第2のモード状に屈曲した、少なくとも1つのプレストレスをかけられたレバー(9)を備え、前記レバー(9)の軸(90)の回転中心は、前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)の回転中心(50)であることを特徴とする、請求項1に記載のトリップ防止機構(1)。
  9. 前記可撓性の多安定軸または双安定軸(5)は、2つのプレストレスをかけられたレバー(91、92)を屈曲させて作製されることと、前記剛性構造素子(7)または前記可撓性の多安定構造または双安定構造(5)のフレーム(56)に固定された第3のレバー(93)は、前記2つのレバー(91、92)で形成された前記レバー(9)を前記第2のモード状に変形させることと、前記第3のレバー(93)は、前記軸(90)を形成することとを特徴とする、請求項8に記載のトリップ防止機構(1)。
  10. 前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)は、シリコンで作製されることと、酸化シリコンSiO2のポケット(54、55)は、前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)のフレーム(56)に生じ、前記2つのレバー(91、92)プレストレスをかけるとを特徴とする、請求項9に記載のトリップ防止機構(1)。
  11. 前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)は、前記レバーがS型またはZ型である第2のモード状に屈曲した、少なくとも1つのプレストレスをかけられたレバー(9、91、92)を備えることと、前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)は、シリコンで作製され、一連の平行なレバー(95)を備える平行構造(94)を有し、前記平行なレバーは、酸化して、応力を受ける可撓性素子(96)、この場合は前記レバー(9、91、92)を湾曲、屈曲させ、前記平行構造(94)の屈曲耐性は、前記応力を受ける可撓性素子(96)の屈曲耐性よりも遙かに大きいこととを特徴とする、請求項1に記載のトリップ防止機構(1)。
  12. 前記トリップ防止機構は、衝撃吸収部材(81、82)を備える前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)のための保護用衝撃吸収機構を備え、前記衝撃吸収部材は、少なくとも1つの前記トリップ防止用停止部材(6)のアーム(61、62)と当接して協働することを特徴とする、請求項1に記載のトリップ防止機構(1)。
  13. 前記トリップ防止機構は、前記可撓性の多安定軸または双安定軸(5)の回転中心(50)に位置する衝撃吸収用停止部材(83)を備える、前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)のための保護用衝撃吸収機構を備えることを特徴とする、請求項1に記載のトリップ防止機構(1)。
  14. 前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)は、前記剛性構造素子(7)と一体型に作製されることを特徴とする、請求項1に記載のトリップ防止機構(1)。
  15. テンプ(2)を有する少なくとも1つの調節部材を備え、請求項1に記載の少なくとも1つのトリップ防止機構(1)を備える時計ムーブメント(10)であって、前記時計ムーブメント(10)は、前記トリップ防止機構(1)の1つの前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)が固定される剛性構造素子(7)、または前記可撓性の多安定素子または双安定素子(5)と一体型に形成される剛性構造素子(7)を備えることを特徴とする、時計ムーブメント(10)。
  16. 請求項15に記載の少なくとも1つの時計ムーブメント(10)、または請求項1に記載の少なくとも1つのトリップ防止機構(1)を備える、時計(100)または腕時計。
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