JP5726559B2 - 開閉体閉止装置およびその着脱方法 - Google Patents

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Description

本発明は、引き戸や抽斗などの開閉体を強制的に閉止させるための開閉体閉止装置、および開閉体閉止装置の着脱方法に関する。
従来、引き戸などの開閉体を強制的に閉止させるものとして、開閉体閉止装置が知られている。この開閉体閉止装置は、例えば、引き戸を案内するためのガイドレール側に取付られた被捕捉部材と、引き戸を支持し、ガイドローラによってガイドレール上を移動可能な捕捉引込機構とで構成されている。
この捕捉引込機構は、被捕捉部材を捕捉する捕捉部材と、引き戸を閉止する方向に引き寄せるためのばねを内部に有している。この捕捉引込機構の捕捉部材が被捕捉部材を捕捉していない状態では、その内部のばね力が作用しない(引き戸を閉止しない)ようになっている。一方、捕捉部材が被捕捉部材を捕捉している状態では、ばね力が作用して引き戸を閉止する方向に引き寄せるようになっている。
これにより、開閉体閉止装置は、引き戸の閉まり際に、捕捉引込機構の捕捉部材が被捕捉部材を捕捉することによって、引き戸が強制的に閉位置に誘導される(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2009−191469号公報 特開2010−43472号公報
上述した開閉体閉止装置では、捕捉引込機構は、ガイドレールの長手方向の端部から挿入する態様で取り付けられる。そのため、捕捉引込機構をガイドレールから取り外してメンテナンスをするには、ガイドレールを開口部の上縁部から取り外し、このガイドレールの長手方向の端部からガイドローラを抜き取って、捕捉引込機構を取り外さなければならなかった。そのため、ガイドレールの取り外しなどに手間がかかり、メンテナンス作業に時間がかかっていた。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、ガイドローラをガイドレールから取り外さないで、捕捉引込機構をメンテナンスすることができる開閉体閉止装置およびその着脱方法を提供するためのものである。
上述課題を解決するため、本発明の開閉体閉止装置は、開口部の上縁部または下縁部に沿って配置され、被捕捉部材が取り付けられた固定部材と、前記開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体を支持し、前記固定部材に転動可能に取り付けられて前記開閉体を前記固定部材に沿って移動させるためのガイドローラを有し、前記被捕捉部材を捕捉するとともに前記開閉体を閉止状態へ誘導する本体部とを備えた捕捉引込機構とを備えた開閉体閉止装置であって、前記ガイドローラ部は、前記捕捉引込機構本体部の両端にそれぞれ取り付けられた1対のガイドローラ部であり、前記捕捉引込機構本体部は、前記1対のガイドローラ部のうち、一方のガイドローラ部を取り外した状態で、他方のガイドローラ部を中心に回動するように構成し、前記他方のガイドローラ部が取り付けられている一端に、弾性をもつ係合爪を有し、前記他方のガイドローラ部は、前記係合爪の弾性によって、前記係合爪を抜き取り可能に嵌合して固定する係合孔を形成した取付カバーを有し、前記開閉体閉止装置は、前記捕捉引込機構本体部を、前記一方のガイドローラ部を取り外した状態で、前記他方のガイドローラ部を中心に回動させ、前記捕捉引込機構本体部に、前記他方のガイドローラ部に対する押し込み力または引き抜き力を作用させることにより、前記固定部材に前記1対のガイドローラが取り付けられた状態で、前記捕捉引込機構本体部を前記1対のガイドローラ部に対して着脱可能に構成したことを特徴とする。
また、前記一方のガイドローラと前記捕捉引込機構本体部とが、前記固定部材の、前記被捕捉部材が取り付けられた側に向かう方向挿入される着脱可能な取付ねじによって取り付けられいるようにしてもよい。
他方、本発明の開閉体閉止装置の着脱方法は、開口部の上縁部または下縁部に沿って配置され、被捕捉部材が取り付けられた固定部材と、前記開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体を支持し、前記固定部材に転動可能に取り付けられて前記開閉体を前記固定部材に沿って移動させるためのガイドローラを有し、前記被捕捉部材を捕捉するとともに前記開閉体を閉止状態へ誘導する本体部を備えた捕捉引込機構と、を備えた開閉体閉止装置の着脱方法であって、該開閉体閉止装置は、前記ガイドローラ部が、前記捕捉引込機構本体部の両端にそれぞれ取り付けられた1対のガイドローラ部であり、1対のガイドローラ部のうち、一方のガイドローラと前記捕捉引込機構本体部とが、前記固定部材の、前記被捕捉部材が取り付けられた側に向かう方向に挿入される着脱可能な取付ねじによって取り付けられ、前記捕捉引込機構本体部は、前記他方のガイドローラ部が取り付けられている一端に、弾性をもつ係合爪を有し、前記他方のガイドローラ部は、前記係合爪の弾性によって、前記係合爪を抜き取り可能に嵌合して固定する係合孔を形成した取付カバーを有し、前記固定部材に前記1対のガイドローラ部を介して前記捕捉引込機構本体部が取り付けられている状態で、前記捕捉引込機構本体部と前記一方のイドローラ部とを固定する前記取付ねじを取り外し、前記他方のガイドローラを中心に前記捕捉引込機構本体部回動させ記捕捉引込機構本体部を前記他方のガイドローラから抜き取ることを特徴とする。
本発明に係る開閉体閉止装置では、前記ガイドローラを前記捕捉引込機構本体部の前後にそれぞれ配設し、前記固定部材に前記ガイドローラが取り付けられた状態で、前記捕捉引込機構本体部を前記ガイドローラから着脱可能に構成しているので、開口部の上縁部または下縁部に取り付けられた固定部材をその開口部の縁部から取り外すことなく、かつ、その固定部材に載置する態様で取り付けられているガイドローラを固定部材側に残したまま、メンテナンスが必要な捕捉引込機構本体部のみを固定部材から単体で取り外すことができる。そのため、従来のように、開閉体と捕捉引込機構の全体を固定部材から取り外す必要がなく、捕捉引込機構のメンテナンスを容易かつ短時間で行うことができる。
また、本発明に係る開閉体閉止装置の着脱方法では、前記固定部材に前記ガイドローラを介して前記捕捉引込機構が取り付けられている状態で、前記捕捉引込機構本体部の前側または後側のいずれか一方の前記ガイドローラから前記捕捉引込機構本体部を固定する前記取付ピンを取り外し、他方の前記ガイドローラを中心に前記捕捉引込機構本体部が回動し、前記捕捉引込機構本体部を引き抜きやすい位置で、前記捕捉引込機構本体部を他方の前記ガイドローラから抜き取るようにしているので、開口部の上縁部または下縁部に取り付けられた固定部材をその開口部の縁部から取り外すことなく、かつ、その固定部材に載置する態様で取り付けられているガイドローラを固定部材側に残したまま、捕捉引込機構本体部のみを固定部材から容易に着脱することができる。そのため、従来と比較して、捕捉引込機構のメンテナンスを容易かつ短時間で行うことができる。
本発明に係る開閉体閉止装置を備えた引き戸上部の正面図であって、(a)は開閉体の開時、(b)は装置作動時、(c)は開閉体の閉時を示す。 図1(a)の捕捉引込機構の拡大図であって、(a)は平面図、(b)はA−A線における断面図、(c)は正面図である。 図1(b)の捕捉引込機構の拡大図であって、(a)は平面図、(b)はB−B線における断面図、(c)は正面図である。 図1(c)の捕捉引込機構の拡大図であって、(a)は平面図、(b)はC−C線における断面図、(c)は正面図である。 図1(a)の捕捉引込機構を単体で示したものであって、左斜め上方から見た斜視図である。 図1(c)の捕捉引込機構を単体で示したものであって、左斜め上方から見た斜視図である。 図6の捕捉引込機構の分解斜視図である。 図7を右斜め上方から見た分解斜視図である。 キャッチ部を分解した状態の拡大図であって、(a)は図7のD部の拡大図、(b)は図8のE部拡大図である。 図7に示す吊り下げ部と引込部との取付部分を拡大して示す分解斜視図である。 ガイドレールに捕捉引込機構が取り付けられた状態を前方斜め右側から見た斜視図である。 図11の状態から、前側ガイドローラからピンを取り外した状態を示す斜視図である。 図12の状態から、捕捉引込機構本体部の前側部分を下側に回動した状態を示す斜視図である。 図12の状態から、捕捉引込機構本体部の後側部分を後側ガイドローラから抜き取った状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る開閉体閉止装置10について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、開閉体閉止装置10を引き戸装置に使用したものについて説明する。
図1(a)、(b)、(c)は、引き戸装置の正面図であって、引き戸の開閉時の状態を示したものである。また、図2〜図4は、図1で示す捕捉引込機構20の拡大図であって、図2は図1(a)の状態に対応し、図3は図1(b)、図4は図1(c)の状態に対応するものである。この図2〜図4において、(a)は捕捉引込機構20の平面図、(b)はA−A(B−B、C−C)線で切断した断面図、(c)は正面図である。
図1に示す引き戸装置は、開口部の上縁部に沿って延在するガイドレール1と、このガイドレール1に沿って移動することで開口部を開閉する引き戸2(開閉体)と、引き戸2の閉まり際に制動しつつ、この引き戸2を閉位置に誘導する開閉体閉止装置10とで構成されている。
この開閉体閉止装置10は、ガイドレール1の戸当り3近傍の所定の位置に固定して設けられた被捕捉部材11と、このガイドレール1上を図1の紙面横方向に沿って走行可能な捕捉引込機構20とで構成されている。
被捕捉部材11は、図1に示すように、下側に向けて突出する突部11aが形成された突形状に形成されている。
一方、捕捉引込機構20は、ガイドレール1の内方に移動可能に取り付けられている。より詳細には、捕捉引込機構20には、その前側部と後側部とのそれぞれにガイドローラ21が設けられており、このガイドローラ21によってガイドレール1の長手方向に自由に移動可能になっている。
また、引き戸2は、その上端角部(紙面左斜め上の角部)が捕捉引込機構20(詳細には、後述する捕捉引込機構20の吊り下げ部300)に取り付けられている。これにより、引き戸2に開閉方向へ力を加えると、捕捉引込機構20のガイドローラ21がガイドレール1上を転動し、引き戸2が開閉するようになる。
この捕捉引込機構20には、詳細は後述するキャッチ部100(図2〜図4参照)が設けられており、このキャッチ部100が被捕捉部材11の突部11aを捕捉する。
捕捉引込機構20は、図1(a)及び図2(b)に示すように、引き戸2の開状態では、被捕捉部材11の突部11aを捕捉しない位置にある。すなわち、この状態では、捕捉引込機構20は機能しておらず、待機状態である。
この待機状態から、引き戸2を左側に移動させると、引き戸2を閉めるときの閉まり際に、捕捉引込機構20が被捕捉部材11を捕捉する。また、上述したキャッチ部100のロックが解除される(解除状態)。
この解除状態では、捕捉引込機構20は、捕捉した被捕捉部材11を引き戸2側(図1の例では右側)に引き寄せるように作用する。これにより、引き戸2は、図1(b)および図3(b)に示すように、相対的に閉じる方向(図1の例では左側)へと強制的に移動する(移動状態)。そして、図1(c)および図4(b)に示すように、引き戸2が完全に閉じられるようになる(閉止状態)。
図5は、図2の状態(待機状態)における捕捉引込機構20を単体で示したものであって、左斜め上方から見た斜視図である。また図6は、図4の状態(解除状態)における捕捉引込機構20を単体で示したものであって、左斜め上方から見た斜視図である。さらに、図7は図6の捕捉引込機構20の分解斜視図、図8は図7の捕捉引込機構20を右斜め上方から見た分解斜視図、図9(a)は、図7のD部の拡大図、図9(b)は、図8のE部の拡大図である。さらに、図10は、図7に示す吊り下げ部と引込部との取付部分を拡大して示す分解斜視図である。
なお、以下の説明で使用する前後方向は、引き戸2を開閉する方向をいい、木口2b側を前側とする。また、上下、左右方向は、木口2b側から見た方向をいうものとする。
捕捉引込機構20は、図5〜図8に示すように、被捕捉部材11の突部11aを捕捉するキャッチ部100と、このキャッチ部100をガイドレール1の延在方向に沿って引き込むための引込部200と、吊り下げる態様で引き戸2が取り付けられる吊り下げ部300とを備えている。
キャッチ部100は、図2〜図4および図7、図8に示すように、後述するリンクピン140の位置によって動作するリンク機構によって構成されている。より詳細には、キャッチ部100は、図7および図8に示すように、突部11aと所定位置で当接する当接ブロック110と、被捕捉部材11の突部11aを捕捉するために上下方向に移動する捕捉板120と、これらの当接ブロック110と捕捉板120とを内包してこれら全体で移動する内包ブロック130と、これらの当接ブロック110、捕捉板120、内包ブロック130がリンク機構として動作するためのリンクピン140とで構成されている。
当接ブロック110は、図7、図8、特に図9(a)、図9(b)に示すように、ほぼ直方体形状に形成された本体部111と、この本体部111の後方斜め上側に突出する態様で形成され、その上部が本体部111の上面よりも上側に突出している受け部112とで構成されている。
本体部111は、その内側が空洞になっており、この空洞は上下に貫通する態様で形成されている。この空洞内には、その下側の開口から、捕捉板120が挿入されて組み付けられる。また、本体部111には、正面から見て、左斜め上側から右斜め下側に向かって延びる傾斜孔111aが形成されている。この傾斜孔111aは、本体部111の左右方向に貫通する態様で形成されており、キャッチ部100が組み付けられる際にリンクピン140が挿通されるようになる。
受け部112の前側の面には、図7および図9(a)に示すように、本体部111の上面から上方に向けて起立する当接面112aが形成されている。この当接面112aは、引き戸2が所定の位置まで閉じられたときに、被捕捉部材11の突部11aと当接するようになる(図3(b)参照)。
また、受け部112の後側の面には、図8および図9(b)に示すように、前後方向に窪んだ形状のばね受け溝112bが形成されている。このばね受け溝112bには、圧縮コイルばね113の一端部が支持される。
捕捉板120は、図7、図8、特に図9(a)、図9(b)に示すように、略矩形状に形成され、その上面から上側に向けて突出する捕捉爪121が形成されている。この捕捉爪121は、捕捉板120が上方向に移動したときに、上述した受け部112とこの捕捉爪121とで被捕捉部材11の突部11aを前後方向において捕捉するようになっている(図3(b)参照)。
この捕捉爪121の後面には、テーパ当接面121aが形成されている。このテーパ当接面121aは、テーパの下側から前方斜め上側に向かって傾斜する傾斜面である。すなわち、引き戸2を開方向へ移動させるときに、このテーパ当接面121aに被捕捉部材11の突部11aが当接して、捕捉爪121をこのテーパ面と垂直な方向である前方斜め下側に向けて押し下げるようになる(図2(b)参照)。
また、捕捉板120には、捕捉爪121の前側に位置する補助爪122が形成されている。この補助爪122は、上述した捕捉爪121と受け部112とによって突部11aを捕捉できなかったときに、捕捉爪121とこの補助爪122とで突部11aを捕捉する、いわば補助的に設けられたものである。
この補助爪122は、捕捉爪121と補助爪122とで被捕捉部材11を捕捉した場合であっても、開閉体閉止装置10が引き戸2を閉止させることができるようになっている。より詳細には、補助爪122は、引き戸2を開くときであって被捕捉部材11の突起11aによって前方に向けて押圧されたときに、補助爪122が下側に撓んで被捕捉部材11を補助爪122の前側に逃がすようになっている。なお、捕捉板120は、この補助爪122が押圧される位置では、詳細は後述するガイド孔211(図2〜図4参照)の上下長孔211bの位置に到達していない(捕捉爪121と受け部112で捕捉した位置が上下長孔211bの位置になる)ので、下側に移動することはできない。そのため、補助爪122は、下側に撓んで逃がすように構成されており、捕捉板120が上下長孔211bの位置まで達したときに、当接ブロック110が圧縮コイルばね113の付勢力によって前側に移動するのに伴って、下側に移動するようになっている。
さらに、捕捉板120には、捕捉爪121の下側に位置し、左右方向に貫通する取付孔123が形成されている。この取付孔123は、リンクピン140の外径よりも少し大きな径の丸穴であり、この取付孔123には、詳細は後述するリンクピン140が挿通される。これにより、捕捉板120は、リンクピン140の移動に伴って一緒に移動することになる。
内包ブロック130は、図7〜図9に示すように、ほぼ直方体形状に形成された外郭部131と、この外郭部131の後端から後側に突出する支持部132と、外郭部131の左右の両側部からそれぞれ左右の外側に向けて突出する案内突部133とで構成されている。
外郭部131は、図7〜図9に示すように、その内部が空洞になっている。この空洞は上下に貫通する態様で形成されており、この空洞内には、その上側の開口から、当接ブロック110が挿入されて組み付けられる。また、外郭部131には、正面から見て、上下方向に延在する誘導孔131aが形成されている。この誘導孔131aは、外郭部131の左右方向に貫通する態様で形成されており、キャッチ部100が組み付けられる際にリンクピン140が挿通されるようになる。
また、外郭部131の空洞内の後端部には、上下に起立する受け面131bが形成されている。この受け面131bには、内包ブロック130内に当接ブロック110が組み付けられた状態で、上述した圧縮コイルばね113の他端部が支持される。
さらに、外郭部131の下側後部(支持部132の下側)には、詳細は後述する引張ばねユニット225のばね受け227のくびれ部227aを収容するくびれ部収容溝131cが形成されている。このくびれ部収容溝131cは、ばね受け227の左右方向および前後方向の位置を規制する。
支持部132には、図8および図9に示すように、その後端部に上下方向に延びる取付溝132aが形成されている。この取付溝132aには、詳細は後述するダンパーユニット221の出力軸221aの先端部が挿入され、この出力軸221aの左右方向の取付位置を規制している。
案内突部133は、前後方向(引き戸2の移動方向)に延在しており、詳細は後述する引込部200のガイド孔211(図7および図8参照)に嵌合される。これにより、キャッチ部100が引込部200に対して、このガイド孔211に沿って移動可能になっている。
引込部200は、図7および図8に示すように、キャッチ部100が内側に組み付けられるガイド部210と、このガイド部210の後側に取り付けられるダンパー支持部220とで構成されている。
ガイド部210は、図7および図8に示すように、前後方向に延在しており、この前後方向と直交する面における断面形状は、上側が開口するコ字形状に形成されている。すなわち、ガイド部210には、この上側の開口からキャッチ部100が挿入され、組み付けられるようになっている。
また、ガイド部210の左右のそれぞれの側部には、逆L字形状をなすガイド孔211が形成されている。より詳細には、ガイド孔211は、前後方向に延びる前後長孔211aと、この前後長孔211aの前端部から下側に向けて延びる上下長孔211bとで形成されている。
このガイド孔211には、上述したリンクピン140が挿入される。すなわち、リンクピン140は、上述したキャッチ部100をガイド部210内に挿入した後に、ガイド部210の外側からガイド孔211、内包ブロック130の誘導孔131a、当接ブロック110の傾斜孔111a、捕捉板120の取付孔123の順に挿通される。
また、上述したように、ガイド孔211の前後長孔211aには、内包ブロック130の案内突部133が嵌合し、この前後長孔211aに沿ってキャッチ部100を前後方向に案内するようになっている。
また、ガイド孔211の上下長孔211bは、リンクピン140をこの上下長孔211bの下側に移動させたときに、キャッチ部100が前後方向に移動するのを阻むようにする。すなわち、ガイド孔211は、キャッチ部100の移動をロックするためのロック機構としても機能する。
さらに、ガイド部210には、取り付けのために、ガイド部210の底面を前方向に延ばし、この延ばした底面に取付孔212が形成されている。この取付孔212には、図7および図8に示すように、下側から取り付けねじ213が挿通され、取付ブロック240を介して吊り下げ部300側に取り付けられる。なお、この取り付けねじ213は、ねじの他に、例えば、着脱自在に取り付けられる取付ピンであってもよい。
この取付ブロック240は、図7および図8に示すように、正面から見て略コ字形状をなしており、上ブロック241、下ブロック242、および側ブロック243とで構成されている。この上ブロック241および下ブロック242には、取付ねじ213が挿通される取付孔241a、242aが上下方向に揃えてそれぞれ設けられている。また、側ブロック243には、左右方向に貫通する取付孔243aが設けられている。
また、ガイド部210の後端部の左右の下側には、ダンパー支持部220に組み付けて位置決めするための延出部214が形成されている。
さらに、ガイド部210の左右側部の前側には、取付ブロック240の取付孔243aに取付ピン215を介して取り付けるための取付孔216が形成されている。さらにまた、ガイド部210の左右側部の後側には、ダンパー支持部220の取付孔219に取付ピン217を介して取り付けるための取付孔218が形成されている。
ダンパー支持部220は、図7および図8に示すように、左右に分割して形成されており(左側のダンパー支持部を220a、右側のダンパー支持部220bで示す)、組み合わせた状態で、その内部にダンパーユニット221が収容されている。このダンパーユニット221は、出力軸221aと、この出力軸221aを軸方向に進退自在に保持しているユニット本体221bとを有している。ユニット本体221b内には、出力軸221aの縮長方向への移動に制動力を作用させるオイルなどの抵抗流体(図示省略)が収容されている。また、出力軸221aの先端部は、キャッチ部100と引込部200とが組み付けられた状態で、支持部132の取付溝132aに挿入され、ダンパーユニット221がキャッチ部100の内包ブロック130の前後方向への移動を緩衝する。
この左右のダンパー支持部220a、220bには、ダンパーユニット本体221bの形状に合わせたダンパー収容溝224がそれぞれ形成されており、このダンパー収容溝224にダンパーユニット本体221bを入れ込む(収容する)態様で左右のダンパー支持部220a、220bを組み合わせることで、ダンパーユニット221が組み付けられる。
また、左側のダンパー支持部220aの上側および下側には、右側のダンパー支持部220bに向けて突出する係合爪222がそれぞれ2つずつ(合計4つ)設けられている。一方、右側のダンパー支持部220bには、この係合爪222と対応する位置に係止溝223が設けられている。この左右のダンパー支持部220a、220bを組み合わせ、係合爪222を係止溝223に係止させることで、ダンパー支持部220が組み付けられるようになっている。
また、ダンパー支持部220には、ダンパーユニット221の下側に、引張ばねユニット225が取り付けられている。この引張ばねユニット225は、引張ばね226と、この引張ばね226の両端部に取り付けられた2つのばね受け227とで構成されている。
引張ばね226は、コイルばねであり、引張ばねユニット225では、引っ張りばねとして使用されている。また、2つのばね受け227は、その先端部分にくびれ部227aが形成されている。
前側に位置するばね受け227は、左右のダンパー支持部220a、220bに形成され前後方向に延在するばね受け収容溝228に組み付けられ、ばね受け227のくびれ部227aが、内包ブロック130のくびれ部収容溝131cに組み付けられる。これにより、前側のばね受け部227の前後方向の位置が規制される。
後側に位置するばね受け227は、前側のばね受け部の後方に位置し、同様にばね受け収容溝228に組み付けられる。また、ばね受け227のくびれ部227aは、このばね受け収容溝228の後端部に形成されたくびれ部収容溝229に組み付けられる。これにより、後側のばね受け部227の前後方向の位置が規制される。
また、左右のダンパー支持部220a,220bには、図7および図8に示すように、ダンパー支持部220a、220bの後端部から後方に向けて延びる係合爪230がそれぞれ形成されている。この係合爪230は、引込部200の後部に取り付けられる後側ガイドローラ部400と着脱可能に取り付けられる。より詳細には、後側ガイドローラ部400は、中央に位置する取付カバー401と、左右方向に延在する回転軸402と、この回転軸402に回転自在に取り付けられた2つのガイドローラ21とで構成されている。
取付カバー401には、上述した係合爪230と係合可能な係合孔401aが形成されている。また、係合爪230の後端部には、その先端部から基端部に向かうに従い幅方向に突出する態様で係合突起230a(図14参照)が形成されている。この係合突起230aは、対応する係合孔401a内の係合孔部401bと係合することで、捕捉引込機構20の長手方向において固定されることになる。また、係合突部230aには、傾斜面230b(図14参照)が形成されており、この傾斜面230bの傾斜によって係合爪230を係合孔401aに嵌合(挿入)し易いようになっている。
これらの係合爪230および係合孔401aは、係合爪230の弾性によって係合孔401aと係合又は係合解除が可能になっており、係合爪230を所定の位置まで押し込んだときに、係合突起230aが係合孔部401bに係合する。すなわち、ねじなどの締結部材等を使用せずに着脱可能に取り付けられている。
吊り下げ部300は、図7、図8、特に図10に示すように、ガイドローラ21を備えた前側ガイドローラ部310と、この前側ガイドローラ部310の下側に取り付けられ、引き戸2を固定すると共にその取付位置を微調整可能な固着ユニット320とを備えている。
前側ガイドローラ部310には、その中央に位置する本体部311に、図示しない回転軸を介して4つのガイドローラ21が回転自在に取り付けられている。また、本体部311の後端部には、この後端部から後方に向けて延在し、上下方向に隙間をあけて形成された挟持部311aが形成されている。この挟持部311aには、取付孔311bが上下に貫通する態様で形成されている。
この挟持部311aには、前述した取付ブロック240の上ブロック241が間に挟まれる態様で取り付けられ、取付ピン213が、それぞれ取付孔212、241a、242a、311bに挿通される。これにより、ガイド部210が、取付ブロック240を介して、吊り下げ部300に固定される。
固着ユニット320は、その前端に表出している調整部321にドライバーを差し込んで回転させることにより、この固着ユニット320に取り付けられた引き戸2の左右方向の位置を微調整できるようになっている。
次に、本発明の実施の形態に係る開閉体閉止装置およびその着脱方法についての作用を説明する。なお、以下の説明において、キャッチ部100および引込部200を組み付けたもの(捕捉引込機構20から、後述する吊り下げ部300および後側ガイドローラ部400を除いた部分)を、捕捉引込機構本体部Tという。
図11〜図14は、ガイドレール1に取り付けられた捕捉引込機構20から、捕捉引込機構本体部Tを取り外す方法を、その手順を追って示したものである。なお、図11〜図14では、引き戸2を捕捉引込機構20の吊り下げ部300から取り外した状態を示している。
捕捉引込機構20のガイドローラ21は、図11に示すように、ガイドレール1の内側底面1aに載置されるように取り付けられている。ガイドローラ21は、この内側底面1aの長手方向(ガイドレール1の長手方向)に沿って転動することにより、捕捉引込機構20がガイドレール1上を自由に移動する。
この状態から捕捉引込機構本体部Tを取り外すには、図12に示すように、引込部200と吊り下げ部300とを組み付けている取り付けねじ213を、捕捉引込機構20の下側から取り外す。この作業は、引き戸2が取り付けられる開口部側から上方に向かって工具を使用することができるので、容易に行うことができる。
なお、取り付けねじ213を上下方向(引き戸2の移動方向と異なる方向)に挿入しているのは、引き戸2の開閉時の勢いによる衝撃を受けるため、および、引張ばねユニット225の引張ばね226の付勢力に抗するためでもある。すなわち、引き戸2の移動方向と同じ方向に嵌合などによって固定する方法では、引き戸2の開閉時の勢いによって、および、引張ばね226によって引き戸2が閉止方向へ誘導される際に、これらの力によって嵌合が外れるおそれがあるためである。一方、引き戸2を支持していない後側ガイドローラ部400には、引き戸2の開閉時の衝撃、および、引張ばね226の付勢力は作用しないため、引き戸2の移動方向と同じ方向に嵌合などによって固定しても構わない。
次に、吊り下げ部300をそのままガイドレール1上に残し、捕捉引込機構本体部20と後側ガイドローラ部400を後側に一緒に移動させる。これにより、取付ブロック240と前側ガイドローラ部310の挟持部311aとの嵌合(挟持)が前後方向において完全に外れ、吊り下げ部300と捕捉引込機構本体部Tの前側部分とが取り外される。
この状態から、図13に示すように、捕捉引込機構本体部Tの前側部分が後側ガイドローラ部400の回転軸402を中心に回動して、前側部分を下側に下がる。これは、後側ガイドローラ部400のガイドローラ21が前後方向において1列で構成してあるため、回動軸402を中心にして回動することができる。
そして、図14に示すように、捕捉引込機構本体部Tを下側へ引き抜くように取り外す。このとき、左右2つの係合爪230の係合突部230aは、この係合爪230を弾性によって内側に撓ませることによって係合孔401a内の係合孔部401bとの係合を解除させることができる。これにより、捕捉引込機構本体部Tの後端部を後側ガイドローラ部400から自由に引き抜く(嵌合解除)することができる。
また、当然のことながら、捕捉引込機構本体部Tは、上述した取り外し手順と逆の手順、すなわち、捕捉引込機構本体部Tの後側部を後側ガイドローラ部400へ押し込んで嵌合させるとともに、捕捉引込機構本体部Tの前側部を取り付けねじ213で固定することによって、容易に取り付けることができる。
これにより、ガイドレール1には、前側ガイドローラ部310および後側ガイドローラ部400を残したまま、捕捉引込機構本体部Tを自由に取り外し、および、取り付けすることができる。
本発明の実施の形態に係る開閉体閉止装置によれば、ガイドローラ部310、400(21)を捕捉引込機構本体部Tの前後にそれぞれ配設し、ガイドレール1にガイドローラ21が取り付けられた状態で、捕捉引込機構本体部Tを前後のガイドローラ部310、400(21)から着脱可能に構成しているので、開口部の上縁部に取り付けられたガイドレール1をその開口部の上縁部から取り外すことなく、かつ、そのガイドレール1に載置する態様で取り付けられている前後のガイドローラ部310、400(21)をガイドレール1側に残したまま、メンテナンスが必要な捕捉引込機構本体部Tのみを固定部材から単体で取り外すことができる。そのため、従来のように、引き戸2と捕捉引込機構20の全体をガイドレール1から取り外す必要がなく、捕捉引込機構20のメンテナンスを容易かつ短時間で行うことができる。
また、前側ガイドローラ部310(21)と捕捉引込機構本体部Tとが、引き戸2の移動方向と異なる方向から挿入される着脱可能な取り付けねじ213によって取り付けられ、後側ガイドローラ部400(21)と捕捉引込機構本体部Tとが、引き戸2の移動方向に沿って抜き差し可能に嵌合して取り付けられているので、引き戸2の開閉時の勢い(衝撃)を受け、かつ、捕捉引込機構本体部T内部に設けられ引き戸2を閉止状態へ強制的に移動させる引張ばね226の付勢力に抗し、前側ガイドローラ部310側を強固に固定することができる。さらに、引き戸2の開閉時の衝撃、および、引張ばね226の付勢力が作用しない後側ガイドローラ部400の取付を、着脱容易に引き抜ける構造にすることができる。
さらに、前側ガイドローラ部310(21)を取り外した状態で、捕捉引込機構本体部Tが後側ガイドローラ部400(21)を中心に回動するように構成しているので、捕捉引込機構本体部Tを引き抜き易い位置まで自重で回動することができ、メンテナンス作業をより容易に行うことができるようになる。
他方、本発明の実施の形態に係る開閉体閉止装置の着脱方法によれば、ガイドレール1に前側および後側ガイドローラ部310、400(21)を介して捕捉引込機構本体部Tが取り付けられている状態で、捕捉引込機構本体部Tの前側ガイドローラ部310から捕捉引込機構本体部Tを固定する取り付けねじ213を取り外し、前側ガイドローラ部310から捕捉引込機構本体部Tをスライドさせながら取り外し、後側ガイドローラ部400(21)を中心に捕捉引込機構本体部Tが回動し、捕捉引込機構本体部Tを引き抜きやすい位置で、捕捉引込機構本体部Tを後側ガイドローラ部400(21)から抜き取るようにしているので、ガイドレール1に載置する態様で取り付けられている前側および後側ガイドローラ部310、400(21)をガイドレール1側に残したまま、捕捉引込機構本体部Tのみをガイドレール1から容易に着脱することができる。そのため、従来と比較して、捕捉引込機構20のメンテナンスを容易かつ短時間で行うことができる。
以上、本発明の実施の形態に係る開閉体閉止装置について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、ガイドローラ1および捕捉引込機構20を引き戸2で閉止する開口部の上縁部に設けているが、上縁部の代わりに、開口部の下縁部に設けてあっても本発明を利用することができる。この場合であっても、ガイドレールに取り付けられた捕捉引込機構20の本体部Tのみを、ガイドレール1からガイドローラ21を取り外すことなく容易に取り外すことができる。これにより、捕捉引込機構本体部Tのメンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、前側ガイドローラ部310側を取り付けねじ213で固定し、後側ガイドローラ部400を嵌合によって引き抜き可能に構成しているが、逆の構造であってもよい。すなわち、本実施例では、前側ガイドローラ部310側に引き戸2を支持するための吊り下げ部300が設けられており、引き戸2を閉止状態へ強制的に付勢するばね力が前側ガイドローラ部310にも作用するために、引き戸2の移動方向とは異なる方向に挿入される取り付けねじ213を前側ガイドローラ部310に設ける構成にしているが、吊り下げ部300を後側ガイドローラ部400に設ける場合には、逆の構造にする必要がある。このように、吊り下げ部300を設ける位置によって、適宜、取付構造を前後で逆にすることができる。
1 ガイドレール(固定部材)
1a 内側底面
2 引き戸(開閉体)
3 戸当り
10 開閉体閉止装置
11 被捕捉部材
11a 突部
20 捕捉引込機構
21 ガイドローラ
100 キャッチ部
110 当接ブロック
111 本体部
111a 傾斜孔
112 受け部
112a 当接面
113 圧縮コイルばね
120 捕捉板
121 捕捉爪
121a テーパ当接面
122 補助爪
130 内包ブロック
131 外郭部
131a 誘導孔
131b 受け面
132 支持部
132a 取付溝
133 案内突部
140 リンクピン
200 引込部
210 ガイド部
211 ガイド孔
211a 前後長孔
211b 上下長孔
213 取り付けねじ(取付ピン)
214 延出部
215、217 取付ピン
220(220a、220b) ダンパー支持部
221 ダンパーユニット
222 係合爪
225 引張ばねユニット
226 引張ばね
227 ばね受け
228 ばね受け収容溝
229 くびれ部収容溝
230 係合爪
230a 係合突部
230b 傾斜面
240 取付ブロック
241 上ブロック
242 下ブロック
243 側ブロック
300 吊り下げ部
310 前側ガイドローラ部
311 本体部
311a 挟持部
320 固着ユニット
321 調整部
400 後側ガイドローラ部
401 取付カバー
401a 係合孔
401b 係合孔部
402 回転軸
捕捉引込機構本体部

Claims (3)

  1. 開口部の上縁部または下縁部に沿って配置され、被捕捉部材が取り付けられた固定部材と、
    前記開口部を開閉する開閉体と、
    前記開閉体を支持し、前記固定部材に転動可能に取り付けられて前記開閉体を前記固定部材に沿って移動させるためのガイドローラを有し、前記被捕捉部材を捕捉するとともに前記開閉体を閉止状態へ誘導する本体部とを備えた捕捉引込機構と、
    を備えた開閉体閉止装置であって、
    前記ガイドローラ部は、前記捕捉引込機構本体部の両端にそれぞれ取り付けられた1対のガイドローラ部であり、
    前記捕捉引込機構本体部は、前記1対のガイドローラ部のうち、一方のガイドローラ部を取り外した状態で、他方のガイドローラ部を中心に回動するように構成し、前記他方のガイドローラ部が取り付けられている一端に、弾性をもつ係合爪を有し、
    前記他方のガイドローラ部は、前記係合爪の弾性によって、前記係合爪を抜き取り可能に嵌合して固定する係合孔を形成した取付カバーを有し、
    前記開閉体閉止装置は、前記捕捉引込機構本体部を、前記一方のガイドローラ部を取り外した状態で、前記他方のガイドローラ部を中心に回動させ、前記捕捉引込機構本体部に、前記他方のガイドローラ部に対する押し込み力または引き抜き力を作用させることにより、前記固定部材に前記1対のガイドローラが取り付けられた状態で、前記捕捉引込機構本体部を前記1対のガイドローラ部に対して着脱可能に構成したことを特徴とする開閉体閉止装置。
  2. 前記一方のガイドローラと前記捕捉引込機構本体部とが、前記固定部材の、前記被捕捉部材が取り付けられた側に向かう方向挿入される着脱可能な取付ねじによって取り付けられいることを特徴とする請求項1に記載の開閉体閉止装置。
  3. 開口部の上縁部または下縁部に沿って配置され、被捕捉部材が取り付けられた固定部材と、前記開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体を支持し、前記固定部材に転動可能に取り付けられて前記開閉体を前記固定部材に沿って移動させるためのガイドローラを有し、前記被捕捉部材を捕捉するとともに前記開閉体を閉止状態へ誘導する本体部を備えた捕捉引込機構と、を備えた開閉体閉止装置の着脱方法であって、
    該開閉体閉止装置は、
    前記ガイドローラ部が、前記捕捉引込機構本体部の両端にそれぞれ取り付けられた1対のガイドローラ部であり、
    1対のガイドローラ部のうち、一方のガイドローラと前記捕捉引込機構本体部とが、前記固定部材の、前記被捕捉部材が取り付けられた側に向かう方向に挿入される着脱可能な取付ねじによって取り付けられ、
    前記捕捉引込機構本体部は、前記他方のガイドローラ部が取り付けられている一端に、弾性をもつ係合爪を有し、
    前記他方のガイドローラ部は、前記係合爪の弾性によって、前記係合爪を抜き取り可能に嵌合して固定する係合孔を形成した取付カバーを有し、
    前記固定部材に前記1対のガイドローラ部を介して前記捕捉引込機構本体部が取り付けられている状態で、前記捕捉引込機構本体部と前記一方のイドローラ部とを固定する前記取付ねじを取り外し、
    前記他方のガイドローラを中心に前記捕捉引込機構本体部回動させ
    記捕捉引込機構本体部を前記他方のガイドローラから抜き取ることを特徴とする開閉体閉止装置の着脱方法。
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