JP5725746B2 - 通信装置、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信方法及び通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は通信装置、通信方法及び通信プログラムに関し、例えば、IPマルチキャスト受信端末やホームゲートウェイに適用し得るものである。
マルチキャスト配信を利用したIPプロトコルによるTV放送(以下、IPマルチキャスト放送と呼ぶ)のシステムや、CATVにおける放送サービスなどにおいても、視聴情報(選択されているチャンネルの情報など)を収集することは、番組を正しく評価したり、視聴者の嗜好を正しく認識したりする上で重要である。
従来、マルチキャスト配信において、視聴情報として視聴開始時点の情報をルータ経由で収集することも内容としている、IGAP(Internet Group membership Authentication Protocol)という方式が提案されている(非特許文献1参照)。
IGAP方式は、マルチキャストルータを拡張することで、適切な視聴契約を行ったユーザにだけマルチキャストを受信させるための仕組みである。
マルチキャストによる放送システムでは、各チャンネルごとに別々のマルチキャストアドレスを使用することが多い。従って、受信端末側でチャンネルが切り替えられると、そのたびに、受信端末と直近のルータとの間で、切替え前のマルチキャストの受信停止と、切替え後のマルチキャストの受信開始の命令の授受が行われる。このときに、ユーザの情報をルータに送ることで、ルータ側で認証を行い、適切なユーザだけを受信させるというものである。このようなチャンネル切替時にルータに送信される情報の一部を、視聴率受信サーバが視聴情報として収集する。
なお、特許文献1及び2にも視聴情報の送信について記載されている。
国際公開第2006/75747号公報 特開平8−205123号公報
http://tools.ietf.org/id/draft-hayashi-igap-03.txt
しかしながら、IGAP方式を利用した従来の視聴情報の収集方式では、次のような課題を有するものであった。
(1)人気番組の開始時刻(例えば、オリンピックの開会式の開始時刻)に、多くの視聴者が一斉にマルチキャストの受信チャンネルを切り替えるようなことが発生すると、全てのルータに対して、ほぼ同時に切替要求が発生し、各ルータ毎に見ても、切替要求が過度に集中する。各ルータは、切替要求に応じて、認証の要求を認証サーバに対して行うが、過度の切替要求の集中により、認証サーバからの応答として十分な応答速度を確保できない場合がある。その結果、多くの視聴情報が視聴率受信サーバに到達できずに破棄される恐れも大きい。
(2)このような課題を回避するために、ルータなどの設備の設置に大きな余裕を持たせておくことは、無駄が大きく、コスト的な問題が出てくる。
そのため、設備配置の無駄を抑えながら、視聴チャンネルの偏りなどがあっても、視聴情報の収集をより正確に実行させることができる通信装置、通信方法及び通信プログラムが望まれている。
第1の本発明は、通信装置において、(1)記憶手段と、監視手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段とを備え、(2)上記記憶手段は、放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶し、(3)上記監視手段は、第1装置から、第1信号を受信し、上記記憶手段に記憶されるネットワーク識別情報に基づいて、第1信号が、第1装置にて選択された選択情報であり放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号であるか否かを監視し、(4)上記第1送信手段は、上記監視手段が受信した上記要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信し、(5)上記計測手段は、上記監視手段が第1時間の非計測中に上記要求信号を受信すると、第1時間の計測を開始し、(6)上記第2送信手段は、上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記監視手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信することを特徴とする。
第2の本発明は、通信装置において、(1)記憶手段と、受信手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段とを備え、(2)上記記憶手段は、放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶し、(3)上記受信手段は、当該通信装置のユーザにて選択された放送信号の情報を、選択情報として受信し、(4)上記第1送信手段は、上記選択情報に対応するネットワーク識別情報を上記記憶手段から抽出して、抽出されたネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信し、(5)上記計測手段は、上記受信手段が第1時間の非計測中に上記選択情報を受信すると、第1時間の計測を開始し、(6)上記第2送信手段は、上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記受信手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信することを特徴とする。
第3の本発明は、通信装置が実行する通信方法において、(1)当該通信装置は、放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶する記憶手段と、監視手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段とを備え、(2)第1装置から、第1信号を受信し、上記記憶手段に記憶されるネットワーク識別情報に基づいて、第1信号が、第1装置にて選択された選択情報であり放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号であるか否かを監視する、上記監視手段が実行する監視ステップと、(3)上記監視手段が受信した上記要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信する、上記第1送信手段が実行する第1送信ステップと、(4)上記監視手段が第1時間の非計測中に上記要求信号を受信すると、第1時間の計測を開始する、上記計測手段が実行する計測ステップと、(5)上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記監視手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信する、上記第2送信手段が実行する第2送信ステップを備えることを特徴とする。
第4の本発明は、通信装置が実行する通信方法において、(1)当該通信装置は、放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶する記憶手段と、受信手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段とを備え、(2)当該通信装置のユーザにて選択された放送信号の情報を、選択情報として受信する、上記受信手段が実行する受信ステップと、(3)上記選択情報に対応するネットワーク識別情報を上記記憶手段から抽出して、抽出されたネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信する、上記第1送信手段が実行する第1送信ステップと、(4)上記受信手段が第1時間の非計測中に上記選択情報を受信すると、第1時間の計測を開始する、上記計測手段が実行する計測ステップと、(5)上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記受信手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信する、上記第2送信手段が実行する第2送信ステップを備えることを特徴とする。
第5の本発明の通信プログラムは、通信装置に搭載されているコンピュータを、(1)放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶する記憶手段と、監視手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段として機能させるものであって、(2)上記監視手段が、第1装置から、第1信号を受信し、上記記憶手段に記憶されるネットワーク識別情報に基づいて、第1信号が、第1装置にて選択された選択情報であり放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号であるか否かを監視し、(3)上記第1送信手段が、上記監視手段が受信した上記要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信し、(4)上記計測手段が、上記監視手段が第1時間の非計測中に上記要求信号を受信すると、第1時間の計測を開始し、(5)上記第2送信手段が、上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記監視手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信することを特徴とする。
第6の本発明の通信プログラムは、通信装置に搭載されているコンピュータを、(1)放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶する記憶手段と、受信手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段として機能させるものであって、(2)上記受信手段が、当該通信装置のユーザにて選択された放送信号の情報を、選択情報として受信し、(3)上記第1送信手段が、上記選択情報に対応するネットワーク識別情報を上記記憶手段から抽出して、抽出されたネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信し、(4)上記計測手段が、上記受信手段が第1時間の非計測中に上記選択情報を受信すると、第1時間の計測を開始し、(5)上記第2送信手段が、上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記受信手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信することを特徴とする。
本発明の通信装置、通信方法及び通信プログラムによれば、設備配置の無駄を抑えながら、視聴チャンネルの偏りなどがあっても、視聴情報の収集をより正確に実行させることができるようになる。
第1の実施形態に係るチャンネル選択情報通信装置を含む、IPマルチキャスト放送システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるIPマルチキャスト放送受信部が内蔵するチャンネル/アドレス対応表を示す説明図である。 第1の実施形態におけるサーバ情報保持部が保持する情報を示す説明図である。 第1の実施形態のIPマルチキャスト受信端末における、変更されたチャンネル情報を保持する一連の動作を示すフローチャートである。 図4のステップ409の詳細を示すフローチャートである。 第1の実施形態における送信待ち時間が経過した際の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るIPマルチキャスト放送システムの各部シーケンス図である。 第2の実施形態に係るチャンネル選択情報通信装置を含む、IPマルチキャスト放送システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるIPマルチキャスト監視部が内部記憶するマルチキャストアドレスの一覧を示す説明図である。 第2の実施形態におけるサーバ情報保持部が保持する情報を示す説明図である。 第2の実施形態のホームゲートウェイにおける、IPマルチキャスト受信端末が更新送信したマルチキャストアドレスの情報を一旦保持した後、送信する一連の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るIPマルチキャスト放送システムの各部シーケンス図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による通信装置、通信方法及び通信プログラムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。第1の実施形態の通信装置(チャンネル選択情報通信装置)は、IPマルチキャスト放送の受信端末に設けられ、チャンネルの選択情報を送信するものである。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係るチャンネル選択情報通信装置を含む、IPマルチキャスト放送システムの構成を示すブロック図である。
図1において、IPマルチキャスト放送システム100は、IPマルチキャスト受信端末101、テレビジョン受像機(TV受像機)106、IPマルチキャスト放送サーバ108及び視聴情報受信サーバ109を有し、IPマルチキャスト受信端末101、IPマルチキャスト放送サーバ108及び視聴情報受信サーバ109は、IPマルチキャストネットワーク107に接続されている。
IPマルチキャスト放送サーバ108は、IPマルチキャスト放送に係る映像信号及び音声信号から、IPマルチキャスト放送に係るIPパケットを組み立ててIPマルチキャストネットワーク107に送信するものである。IPマルチキャスト放送サーバ108は、チャンネル毎に予め決められている、一対のマルチキャスト・ソースアドレス及びマルチキャスト・グループアドレス(図2参照)を使って配信を行うものである。
IPマルチキャスト放送サーバ108は、既存のものと同様であり、その詳細構成は省略する。1台のIPマルチキャスト放送サーバ108が、IPマルチキャスト受信端末101が受信可能な全てのチャンネルのIPパケットを送信するものであっても良く、チャンネル毎など、複数台のIPマルチキャスト放送サーバ108によって、IPマルチキャスト受信端末101が受信可能な全てのチャンネルのIPパケットを送信するものであっても良い。
IPマルチキャストネットワーク107は、内部に複数のルータを備えており、各ルータがIPマルチキャスト放送のIPパケットを受信したときには、コピーして、より下流の1又は複数のルータに転送することにより、IPパケットのマルチキャストを実行するものである。また、各ルータは、受信した各チャンネルに係るIPパケット群を保持すると共に、自己が収容している各IPマルチキャスト端末101がその時点で選択しているチャンネルのIPパケットを、IPマルチキャスト端末101に転送するものである。
IPマルチキャスト受信端末101は、視聴者が選択したチャンネルの信号を選択する機能や、選択された信号(IPパケット)をデコードする機能を担っている、IPマルチキャスト放送についての、チャーナ又はデコーダに該当するセットトップボックス(STB)である。すなわち、IPマルチキャスト受信端末101は、IPマルチキャストネットワーク107における直近(収容元)のルータから与えられたIPマルチキャスト放送のIPパケットを受信処理して、放送に係る映像信号及び音声信号を復元し、テレビジョン受像機106に出力するものである。なお、IPマルチキャスト受信端末101からテレビジョン受像機106へ転送する映像信号の形式は、コンポジットビデオ信号であっても、RGB信号であっても良い。
図1では、IPマルチキャスト受信端末101は、テレビジョン受像機106とは別体の専用装置として示しているが、その実現形式はこれに限定されるものではない。パソコンなどに対してソフトウェアをインストールすることにより、IPマルチキャスト受信端末101を構築するようにしても良い。また、テレビジョン受像機106が、IPマルチキャスト受信端末101を内蔵したものであっても良い。
また、IPマルチキャスト受信端末101が、映像信号及び音声信号を供給する装置は、テレビジョン受像機106に限定されず、ビデオテープレコーダやDVDレコーダなどの映像記録装置であっても良い。
この第1の実施形態の場合、後述するように、IPマルチキャスト受信端末101は、視聴情報を含むIPパケットを、IPマルチキャストネットワーク107に送信するものである。
視聴情報受信サーバ109は、IPマルチキャストネットワーク107を介して到来した視聴情報のIPパケット(以下、適宜、視聴情報と呼ぶ)を受信し、所定の統計情報(例えば、チャンネル毎の視聴率や、番組毎の視聴率)を得るものである。なお、第1の実施形態の場合、視聴情報は1又は複数のチャンネル情報でなっており、このチャンネル情報にはユーザの特定情報を含めないものとしている。しかし、チャンネル情報にユーザの特定情報を含めた場合には、視聴情報受信サーバ109は、ユーザの嗜好情報(例えば、スポーツ番組を見ている割合や、1週間でニュース番組を見ている総時間)などを求めるようにしても良い。
ここで、チャンネル情報は、新たな視聴が開始されたチャンネル名及び視聴が停止されたチャンネル名及び新たなチャンネルの視聴の開始時刻(チャンネル指定時刻又はチャンネル情報が一旦保持された時刻)であり、電源オン指示直後のチャンネル情報では視聴が停止されたチャンネル名がなく、電源オフ指示直後のチャンネル情報では新たな視聴が開始されたチャンネル名及び新たなチャンネルの視聴の開始時刻がない。視聴情報受信サーバ109は、所定期間分の過去の各時刻におけるチャンネル別の視聴開始した数及び視聴停止した数を基本情報としており、到来したチャンネル情報に応じて、基本情報を更新する。視聴率などは、基本情報を処理して得る。
なお、視聴情報受信サーバ109は、いずれかのIPマルチキャスト放送サーバ108と同一のサーバを利用するようにしても良い。逆に、視聴情報受信サーバ109は、IPマルチキャスト放送の事業者と異なる、第3者機関のサーバとして設置されたものであっても良い。
IPマルチキャスト受信端末101は、上述したように、専用装置、汎用装置のいずれで構築されていても良く、他の装置に組み込まれて構成されていても良く、さらに、一部機能をソフトウェアによって構成されたものであっても良いが、機能的には、図1に示すような詳細構成を有する。
すなわち、IPマルチキャスト受信端末101は、リモコン受信部102、チャンネル情報送信部103、サーバ情報保持部104及びIPマルチキャスト放送受信部105を有する。
リモコン受信部102は、図示しないリモコン送信機からのリモコン信号を受信するものであり、受信したリモコン信号を解析して、IPマルチキャスト放送受信部105に解析情報を与えるものである。図示しないリモコン送信機は、チャンネルを選択するためのキーや音量を調整するためのキーなどを備えている。
例えば、チャンネルの選択は、テンキーを用いてチャンネル番号(以下、チャンネル名と呼ぶ)を入力した後、確定キーを操作することで入力する。また例えば、テンキーによってチャンネル名に係る所定桁数(3桁)が入力され、その3桁の入力がチャンネル名に係る数字である場合には、チャンネルが入力されたとする。さらに例えば、チャンネルの選択肢を含むチャンネル選択画面をテレビジョン受像機106に表示させた上で、カーソル移動キーの操作に応じてカーソルが位置する選択肢を変化させ、確定キーが操作された際にカーソルが位置していた選択肢のチャンネルを指定させたのとする。なお、キーが操作される毎にリモコン信号が送信され、リモコン受信部102は、リモコン信号を解析してチャンネルが更新されたことを認識し、その際には、新たなチャンネル名をIPマルチキャスト放送受信部105に与えるものである。
図1では、視聴者が操作し得る操作装置がリモコン送信機だけのものを示したが、これに加え、又は、これに代え、IPマルチキャスト受信端末101の筐体に、操作部を設けるようにしても良い。
IPマルチキャスト放送受信部105は、基本的には、直近(収容元)のルータから与えられたIPマルチキャスト放送のIPパケットを受信処理して、放送に係る映像信号及び音声信号を復元し、テレビジョン受像機106に出力するものである。
IPマルチキャスト放送受信部105は、さらに、チャンネルの変更時の処理も担当している。IPマルチキャスト放送受信部105は、リモコン受信部102から、変更された後のチャンネル名が与えられたときには、内蔵する図2に示すチャンネル/アドレス対応表を参照して、IPマルチキャストネットワーク107(のルータ)の制御に必要なマルチキャストアドレスを得て、IPマルチキャストネットワーク107(のルータ)に対し、チャンネル変更のための制御を行う。
チャンネル/アドレス対応表の1レコードは、図2に示すように、チャンネル名のフィールド201、マルチキャスト・ソースアドレスのフィールド202及びマルチキャスト・グループアドレスのフィールド203とでなっている。チャンネル名は、一般のユーザが実際に番組表などからチャンネルを識別するためのチャンネルの番号である。マルチキャスト・ソースアドレス及びマルチキャスト・グループアドレスは対をなすアドレス情報であり、マルチキャストパケットの識別を行うための情報である。
チャンネル情報送信部103は、変更前後のチャンネル名や時刻を含むチャンネル情報を1又は複数まとめた視聴情報(IPパケット)を、IPマルチキャストネットワーク107側に送信するものである。チャンネル情報送信部103の機能の詳細については、後述する動作の項で明らかにする。
サーバ情報保持部104は、図3に示すような情報を保持しているものである。すなわち、サーバ情報保持部104は、視聴情報を送信するあて先の視聴情報受信サーバ109のアドレス301と、視聴情報受信サーバ109に視聴情報を送信する間隔の上限である視聴情報最大送信間隔302とを保持している。サーバ情報保持部104に保持される情報は、例えば、電源オン時の認証時にIPマルチキャストネットワーク107側から与えられるようにしても良く、また、当該端末の初期の設置時に設定操作するようにしても良い。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するIPマルチキャスト放送システム100の動作、特に、視聴情報の収集に関係する動作を説明する。
図4は、IPマルチキャスト受信端末101における、変更されたチャンネル情報を保持する一連の動作を示すフローチャートである。第1の実施形態の場合、チャンネルが変更された際に、すぐに視聴情報を送信せずに、一旦、変更されたチャンネル情報を蓄積するようになされている。
IPマルチキャスト受信端末101の電源がオンにされると、IPマルチキャスト受信端末101は初期化されて稼動状態に入る(ステップ401)。その後、IPマルチキャスト受信端末101は、図2に示すチャンネル/アドレス対応表の情報を入手して保持する(ステップ402)。なお、チャンネル/アドレス対応表の情報は、予めIPマルチキャスト受信端末101の中に蓄積されていても良く(この場合にはステップ402は省略される)、IPマルチキャスト受信端末101が所定のサーバ(例えば、IPマルチキャスト放送サーバ108)から入手するようにしても良い。また例えば、IPマルチキャスト受信端末101が初期化されて稼動状態に入るには、IPマルチキャストネットワーク107側におけるユーザ認証を条件とする。
ステップ401及び402の処理が終了すると、リモコン送信機からの指示を待つ状態に移行する(ステップ403)。なお、図4では、電源オン直後でも、チャンネルの指定を待って受信状態に移行する場合を示しているが、直前の電源オフ時に選択されていたチャンネル名をバックアップ保存し、電源オン時には、バックアップ保存したチャンネル名に基づいた受信処理を自動的に実行するようにしても良い。この際の処理は、図4のステップ404〜410の一連の処理とほぼ同様である。但し、この場合のステップ410と同様な処理では、それまで選択されていたチャンネルの停止動作は実行されない。
リモコン送信機からの指示待ち状態において、リモコン送信機からの指示があると、その指示が、新たなチャンネルの指定指示(チャンネルの変更指示)か(ステップ404)、電源のオフの指示か(ステップ405)、それ以外の指示かを判定する。
電源のオフ指示の場合には、電源オフ時の処理を実行する(ステップ406)。電源オフ時の処理には、IPマルチキャストネットワーク107の配信の停止を通知する処理や、視聴情報サーバ109に、配信停止したチャンネルを通知する処理などが含まれる。
リモコン送信機からの指示が、チャンネルの指定指示でもなく、電源のオフ指示でもない場合には、その指示(例えば、音量の変更指示)に応じた処理を実行した後(ステップ407)、リモコン送信機からの指示待ち状態に戻る。
リモコン送信機からの指示がチャンネルの指定指示の場合には、現状態がチャンネル情報(視聴情報)の送信待ちの状態になっているか否かを判別する(ステップ408)。後述するように、チャンネル情報の送信待ちの状態ではチャンネル情報送信待ちフラグがセットされており、このフラグを調べることにより状態を判別する。
現状態がチャンネル情報の送信待ち状態でなければ、送信待ち時間を決定して送信待ち状態に移行する後述する処理(図5参照)を行った後(ステップ409)、現状態がチャンネル情報の送信待ち状態であれば直ちに、指定指示されたチャネルの情報を、送信を待って保持しているチャンネル情報に追加する(ステップ410)。なお、ステップ409からステップ410へ移行した場合には、この追加処理により、最初のチャンネル情報が保持されることになる。チャンネル情報の保持では、その保持した時刻又はチャンネルが指示された時刻も併せて保持する。また、視聴開始側のチャンネル名及び視聴停止側のチャンネル名も含まれている。
そして、IPマルチキャスト放送受信部105が指定されたチャンネルに切り替える処理を行って、そのマルチキャスト放送チャンネルの映像及び音声に切り替え(ステップ411)、リモコン送信機からの指示待ち状態に戻る。
図5は、送信待ち時間を決定して送信待ち状態に移行する処理ステップ409の詳細を示すフローチャートである。
まず、0秒から、図3に示すように保持されている視聴情報最大送信間隔302までの間の数(送信待ち時間)を、乱数を用いて生成する(ステップ501)。
乱数の生成は、既存の技術を使用すれば良い。例えば、乱数として0〜1の範囲のものを使用する場合には、視聴情報最大送信間隔の桁数と同じ値にするための定数を掛け、この掛けた後の値を視聴情報最大送信間隔で割った余りを送信待ち時間として使用する。例えば、視聴情報最大送信間隔が120(秒)であり、生成された乱数が0.152の場合には、次式の演算によって、送信待ち時間は32(秒)となる。
0.152*1000/120=152/120=1 余り 32
以上では、送信待ち時間を乱数を用いて決定する場合を示したが、当該端末101に特有な情報(MACアドレス、IPアドレス、電話番号など)を利用して送信待ち時間を決定するようにしても良い。例えば、IPアドレスの下位側2桁の番号の1.2倍の数を送信待ち時間とするようにしても良い。下位側2桁が「34」であれば、34×1.2=40.8(秒)が送信待ち時間となる。
以上のようにして送信待ち時間が決定されると、チャンネル情報送信待ちフラグをセットした後(ステップ502)、決定された送信待ち時間だけスリープを開始する(ステップ503)。スリープを開始した状態で、図5に示す処理は終了する。
スリープが終了するまで図5の処理を停止しておく必要はなく、図5の処理を終了し、スリープの終了によって後述する図6の処理を開始する。スリープの終了は、決定された送信待ち時間だけ計時するタイマのタイムアップによって捉える。図6は、スリープが終了した際の処理を示すフローチャートである。
スリープが終了すると、この終了時点で保持していた全てのチャンネル情報をまとめて視聴情報として視聴情報受信サーバ109に送信した後(ステップ601)、チャンネル情報送信待ちフラグをリセットする(ステップ602)。上述したように、送信されるチャンネル情報には、チャンネル名に加え、保持した時刻又はチャンネルが指示された時刻も含まれている。
視聴情報は、TCP(/IP)に従って送信しても良く、UDPに従って送信しても良い。UDPの場合、再送機能がなく、視聴情報パケットがロスした場合はそのままとなるが、視聴情報受信サーバ109が算出する情報が視聴率のような割合の場合には、ロスする視聴パケットの割合も指定チャンネルの割合に応じているので、UDPを採用しても視聴率を正しく算出することができる。UDPの場合、視聴情報受信サーバ109に到達する視聴情報が少ない分、視聴情報受信サーバ109の処理負荷を軽減することができる。
図7は、第1の実施形態に係るIPマルチキャスト放送システムの各部シーケンス図である。
IPマルチキャスト受信端末101の電源オン直後には、チャンネル/アドレス対応表が、IPマルチキャスト放送サーバ108(又は認証サーバ)からIPマルチキャスト放送受信部105に与えられて保持される(ステップ700)。
IPマルチキャスト放送サーバ108によるIPマルチキャストネットワーク107へのマルチキャスト配信は常時実行されている(ステップ701)。
IPマルチキャスト受信端末101がチャンネル情報の送信待ち状態でないときに、リモコン送信機によって新たなチャンネルが指定されると、リモコン受信部102から、チャンネル情報送信部103に新たなチャンネルの指定が通知されると共に(ステップ702)、IPマルチキャストネットワーク107へ新たなチャンネルのマルチキャスト受信開始が通知される(ステップ703)。なお、IPマルチキャストネットワーク107への通知は、IPマルチキャスト放送受信部105を介して行うようにしても良い。この新たなチャンネルのマルチキャスト受信開始の通知は、今までのチャンネルのマルチキャスト受信停止も意味している。
新たなチャンネルの指定が通知されたチャンネル情報送信部103は、通知されたチャンネル情報を保存すると共に、送信待ち時間Tを決定してスリープ状態に入る。
新たなチャンネルのマルチキャスト受信開始の通知を受けたIPマルチキャストネットワーク107(の直近のルータ)は、今までの指定チャンネルのマルチキャスト配信を停止し、新たな指定チャンネルのマルチキャスト配信を開始する(ステップ704)。これにより、IPマルチキャスト放送受信部105は、新たな指定チャンネルのマルチキャスト配信のデータから映像信号及び音声信号を復元してテレビジョン受像機106に与えて表示させる(ステップ705)。
送信待ち時間の計時中に、新たなチャンネルが指定されると、リモコン受信部102から、チャンネル情報送信部103に新たなチャンネルの指定が通知されると共に(ステップ706)、IPマルチキャストネットワーク107へ新たなチャンネルのマルチキャスト受信開始が通知される(ステップ707)。
新たなチャンネルの指定が通知されたチャンネル情報送信部103は、通知されたチャンネル情報を保存するが、現在は送信待ち時間Tの計時中(スリープ状態)であるのでその計時を継続する。
新たなチャンネルのマルチキャスト受信開始の通知を受けたIPマルチキャストネットワーク107(の直近のルータ)は、今までの指定チャンネルのマルチキャスト配信を停止し、新たな指定チャンネルのマルチキャスト配信を開始する(ステップ708)。これにより、IPマルチキャスト放送受信部105は、新たな指定チャンネルのマルチキャスト配信のデータから映像信号及び音声信号を復元してテレビジョン受像機106に与えて表示させる(ステップ709)。
決定された送信待ち時間Tの計時が終了すると(スリープ状態が終了すると)、チャンネル情報送信部103は、ステップ702及びステップ706で通知された視聴開始のチャンネル情報をまとめて視聴情報として、視聴情報受信サーバ109へ通知する(ステップ710)。
当該IPマルチキャスト受信端末101の電源のオフ指示が与えられた場合には、チャンネル情報送信部103に受信停止が通知されると共に(ステップ711)、IPマルチキャストネットワーク107へ視聴チャンネルのマルチキャスト受信停止が通知される(ステップ712)。
視聴チャンネルの受信停止が通知されたチャンネル情報送信部103は、視聴チャンネルの受信停止に係るチャンネル情報を視聴情報として直ちに視聴情報受信サーバ109へ通知する(ステップ713)。また、IPマルチキャストネットワーク107は、マルチキャスト受信停止を通知したIPマルチキャスト受信端末101への配信を停止する。
(A−3)第1の実施形態の効果
上記第1の実施形態によれば、乱数などに基づいて決定した送信待ち時間を待ってチャンネル情報を送信させるようにしたので、多くの視聴者が一斉にチャンネルを変更するような視聴チャンネルの偏りが発生しても、視聴情報受信サーバへの送信が時間的に分散され、視聴情報の収集をより正確に実行させることができる。
このような効果をほぼIPマルチキャスト受信端末101だけの機能変更により発揮することができる。言い換えると、IPマルチキャストネットワークに多くの視聴情報受信サーバやルータを設けたりするようなことは不要である。
例えば、IPマルチキャスト受信端末が10万台稼動していたとする。そのユーザが一斉に、10時からのオリンピックの開会式を視聴するために、10時の前後それぞれ5秒の間(合計10秒)に、オリンピックを配信しているチャンネルにチャンネルを変更したとする。
このような場合、従来であれば、視聴情報受信サーバは、10秒間に10万の処理を行う必要が生じる。仮に、10秒以内に処理がおわらないとしても、10万の処理のリクエストを一旦蓄積するための仕組みが必要になる。平均すると、1秒間に1万の処理が必要である。
これに対して、第1の実施形態の場合、10万の処理は120秒間の間にほぼ均等に分割されてサーバに到達することになる。従って、平均的には1秒間に、10万/120=834の処理を行えば良くなり、12倍の効率アップを行うことになる。
因みに、IPマルチキャスト受信端末側の処理は複雑になるが、12倍複雑になるわけではなく、一旦、端末にチャンネル情報を蓄積しておくだけで済む。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による通信装置、通信方法及び通信プログラムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。第2の実施形態の通信装置(チャンネル選択情報通信装置)は、IPマルチキャスト受信端末をも収容している、宅内のホームゲートウェイ装置に設けられ、チャンネルの選択情報を送信するものである。
(B−1)第2の実施形態の構成
図8は、第2の実施形態に係るチャンネル選択情報通信装置を含む、IPマルチキャスト放送システムの構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には同一符号を付して示している。
において、IPマルチキャスト放送システム800は、IPマルチキャスト受信端末101、テレビジョン受像機(TV受像機)106、IPマルチキャスト放送サーバ108、視聴情報受信サーバ109及びホームゲートウェイ801を有し、ホームゲートウェイ801、IPマルチキャスト放送サーバ108及び視聴情報受信サーバ109は、IPマルチキャストネットワーク107に接続されている。
テレビジョン受像機106、IPマルチキャスト放送サーバ108及び視聴情報受信サーバ109はそれぞれ、第1の実施形態のものと同様である。IPマルチキャスト受信端末101は、第1の実施形態のIPマルチキャスト受信端末から、視聴情報の収集に関する機能を除外したものである。
今日では、IPプロトコルによって通信する家庭用のIP通信機器も多種多様である。
例えば、IPマルチキャスト受信端末101の他にも、IPフォン、インターネットを楽しむためのパソコンなどがある。ホームゲートウェイ801は、そのような複数のIP通信機器を収容し、IPネットワークとの接続を担当するものである。すなわち、ホームゲートウェイ801は、IPマルチキャスト受信端末101をIPマルチキャストネットワーク107に接続することも行うものである。なお、ホームゲートウェイ801及びIPマルチキャストネットワーク107(のルータ)との間は、例えば、B−FLET’S(商標)などによって接続される。
ホームゲートウェイ801は、視聴情報の収集機能面から見ると、IPマルチキャスト情報送信部802、サーバ情報保持部803及びIPマルチキャスト監視部804を有し、これらの各部802〜804は、IPマルチキャスト受信端末101が機能しているときに有効に機能するものである。
IPマルチキャスト監視部804は、図9に示すような監視するチャンネル(IPマルチキャスト)のマルチキャストアドレスの一覧情報を、視聴情報受信サーバ109又はIPマルチキャスト放送サーバ108から取得、保持しており、それを使って、監視するチャンネル(IPマルチキャスト)のパケットをフィルタリングしている。監視するマルチキャストアドレスは、例えば、図9の一覧に示すように、マルチキャスト放送サーバ108が現在、配信しているIPマルチキャストのマルチキャスト・ソースアドレスである。
IPマルチキャスト情報送信部802は、IPマルチキャスト監視部804の監視によって認識した、視聴者が指定したチャンネルに係る情報(マルチキャストアドレス)を視聴情報として視聴情報受信サーバ109に送信するものである。このIPマルチキャスト情報送信部802の機能は、第1の実施形態におけるチャンネル情報送信部103の機能と同様である。
サーバ情報保持部803は、図10に示すような情報を保持しているものである。すなわち、サーバ情報保持部803は、視聴情報を送信するあて先である、視聴情報受信サーバのアドレス1001、マルチキャストアドレス情報取得間隔1002及び視聴情報最大送信間隔1003を保持している。マルチキャストアドレス情報取得間隔1002は、視聴情報受信サーバ109又はIPマルチキャスト放送サーバ108からマルチキャストアドレスの情報を取得する間隔である。視聴情報最大送信間隔1003は、マルチキャスト情報送信部802が、更新されたマルチキャスト情報を受信してから視聴情報受信サーバ109に送信するまでの最大の間隔を示すものである。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するIPマルチキャスト放送システム800の動作、特に、視聴情報の収集に関係する動作を説明する。
図11は、ホームゲートウェイ801における、IPマルチキャスト受信端末101が更新送信したマルチキャストアドレスの情報を一旦保持した後、送信する一連の動作を示すフローチャートである。
第2の実施形態の場合、ホームゲートウェイ801は、IPマルチキャスト受信端末101がマルチキャストアドレスを更新送信しても(言い換えると、チャンネルを変更しても)すぐには視聴情報を送信せずに、一旦、変更されたマルチキャストアドレスの情報を蓄積するようになされている。
ホームゲートウェイ801の電源オンで、ホームゲートウェイ801は初期化されて稼動状態に入る(ステップ1101)。ここでは、IPマルチキャスト受信端末101も電源オンで、ホームゲートウェイ801がIPマルチキャスト受信端末101の通信を有効とする状態になったとする。
ホームゲートウェイ801は、その後、図9に示すようなマルチキャストアドレスの情報を入手する(ステップ1102)。上述した第1の実施形態でも、IPマルチキャスト受信端末101が、視聴情報の送信対象であるIPマルチキャスト放送のチャンネル情報を所定周期で入手するようにしても良い。
その後、電源がオフ操作されていないことを確認しつつ(ステップ1103)、IPマルチキャスト受信端末101からIPマルチキャストネットワーク107へのパケットの受信を待ち受ける(ステップ1104)。
電源がオフ操作された場合には、電源オフ時の処理を実行する(ステップ1109)。
電源オフ時の処理には、視聴情報サーバ109に、今まで受信していたIPマルチキャストのアドレスを、配信停止状態になった旨を含めて通知する処理などが含まれる。
IPマルチキャスト受信端末101からIPマルチキャストネットワーク107へのパケットを受信すると、そのパケットにおけるIPマルチキャストの配送を規定するマルチキャストアドレスが、図9の一覧で規定されている監視対象アドレスであるか否かを判別する(ステップ1105)。
監視対象アドレスのパケットであると、そのパケットが、IPマルチキャスト放送の受信開始又は受信停止を指示するパケットであるか否かを判別する(ステップ1107)。
IPマルチキャスト放送の受信開始又は受信停止を指示するパケットであると、IPマルチキャスト情報送信部802の処理が実行される(ステップ1108)。IPマルチキャスト情報送信部802の処理は、第1の実施形態におけるステップ408、409(図5)、410、及び、図6に示した処理と同様であり、第1の実施形態における「チャンネル情報」を「マルチキャストアドレスの情報(マルチキャスト情報)」と読み換えれば良い。
図11は、視聴情報の収集面から記述しているため省略しているが、IPマルチキャスト受信端末101からIPマルチキャストネットワーク107へ向けたパケットは、ホームゲートウェイ801を介してIPマルチキャストネットワーク107へ送信されるのは勿論である。
なお、図11では、受信停止のときにも、送信待ち時間の経過を待って、マルチキャスト情報を視聴情報受信サーバ109に送信するものを示したが、第1の実施形態と同様に、受信停止のときには送信待ち時間の経過を待たずにマルチキャスト情報を視聴情報受信サーバ109に送信するようにしても良い。逆に、第1の実施形態に関し、受信停止のときにも、送信待ち時間の経過を待ってチャンネル情報を視聴情報受信サーバ109に送信する変形例を挙げることができる。
ここで、第1の実施形態におけるステップ410に相当する処理が終了したときにはステップ1106に移行する。また、受信したパケットが監視対象アドレスのパケットでない場合や、監視対象アドレスのパケットであるがIPマルチキャスト配送の受信開始又は受信停止を指示するパケットでない場合にも、ステップ1106に移行する。
ステップ1106では、マルチキャストアドレス情報を前回取得してからマルチキャストアドレス情報取得間隔の時間だけ経過したか否かを判断し、経過していた場合には、ステップ1102へ戻り、経過していなかった場合には、ステップ1103へ戻る。
図12は、第2の実施形態に係るIPマルチキャスト放送システムの各部シーケンス図である。
ホームゲートウェイ801の電源オン直後には、図9に示すようなマルチキャストアドレスの一覧情報を、ホームゲートウェイ801は、視聴情報受信サーバ109から取得して保持する(ステップ1200)。
IPマルチキャスト放送サーバ108によるIPマルチキャストネットワーク107へのマルチキャスト配信は常時実行されている(ステップ1201)。
IPマルチキャスト受信端末101が、新たなIPマルチキャスト放送のチャンネルが指定されて、新たなチャンネルの受信開始を要求するパケットを送信すると、ホームゲートウェイ801のIPマルチキャスト監視部804がそのことを認識すると共に(ステップ1202)、そのパケットがIPマルチキャストネットワーク107へ送信される(ステップ1203)。
新たなチャンネルのマルチキャスト受信開始のパケットを受けたIPマルチキャストネットワーク107(の直近のルータ)は、今までの指定チャンネルのマルチキャスト配信を停止し、新たな指定チャンネルのマルチキャスト配信を開始する(ステップ1204)。これにより、IPマルチキャスト受信端末101は、新たな指定チャンネルのマルチキャスト配信のデータから映像信号及び音声信号を復元してテレビジョン受像機106に与えて表示させる(ステップ1205)。
新たなチャンネルの受信開始パケットを認識したIPマルチキャスト監視部804は、IPマルチキャスト情報送信部802にその旨を通知する(ステップ1206)。送信待ち時間の計時中でないとする。この場合、IPマルチキャスト情報送信部802は、通知されたマルチキャスト情報を保存すると共に、送信待ち時間T1を決定してスリープ状態に入る。
さらに、IPマルチキャスト受信端末101が、新たなIPマルチキャスト放送のチャンネルが指定されて、新たなチャンネルの受信開始を要求するパケットを送信すると、ホームゲートウェイ801のIPマルチキャスト監視部804がそのことを認識すると共に(ステップ1207)、そのパケットがIPマルチキャストネットワーク107へ送信される(ステップ1208)。
新たなチャンネルのマルチキャスト受信開始のパケットを受けたIPマルチキャストネットワーク107(の直近のルータ)は、今までの指定チャンネルのマルチキャスト配信を停止し、新たな指定チャンネルのマルチキャスト配信を開始する(ステップ1209)。これにより、IPマルチキャスト受信端末101は、新たな指定チャンネルのマルチキャスト配信のデータから映像信号及び音声信号を復元してテレビジョン受像機106に与えて表示させる(ステップ1210)。
再度の新たなチャンネルの受信開始パケットを認識したIPマルチキャスト監視部804は、IPマルチキャスト情報送信部802にその旨を通知する(ステップ1211)。
IPマルチキャスト情報送信部802は、通知されたマルチキャスト情報を保存するが、現在は送信待ち時間T1の計時中(スリープ状態)であるのでその計時を継続する。
決定された送信待ち時間T1の計時が終了すると(スリープ状態が終了すると)、IPマルチキャスト情報送信部802は、ステップ1206及びステップ1211で通知された受信開始のマルチキャスト情報をまとめて視聴情報として、視聴情報受信サーバ109へ通知する(ステップ1212)。
IPマルチキャスト受信端末101が電源のオフ指示などに基づいて、新たなチャンネルの受信停止を要求するパケットを送信すると、ホームゲートウェイ801のIPマルチキャスト監視部804がそのことを認識すると共に(ステップ1213)、そのパケットがIPマルチキャストネットワーク107へ送信される(ステップ1214)。
マルチキャスト受信停止のパケットを受けたIPマルチキャストネットワーク107(の直近のルータ)は、今までの指定チャンネルのマルチキャスト配信を停止する。
受信停止パケットを認識したIPマルチキャスト監視部804は、IPマルチキャスト情報送信部802にその旨を通知する(ステップ1215)。送信待ち時間の計時中でないとすると、IPマルチキャスト情報送信部802は、停止が通知されたマルチキャスト情報を保存すると共に、送信待ち時間T2を決定してスリープ状態に入る。
決定された送信待ち時間T2の計時が終了すると(スリープ状態が終了すると)、IPマルチキャスト情報送信部802は、ステップ1215で通知された受信停止のマルチキャスト情報を視聴情報として、視聴情報受信サーバ109へ通知する(ステップ1216)。
(B−3)第2の実施形態の効果
上記第2の実施形態によれば、乱数などに基づいて決定した送信待ち時間を待ってマルチキャスト情報を送信させるようにしたので、多くの視聴者が一斉にチャンネルを変更するような視聴チャンネルの偏りが発生しても、視聴情報受信サーバへの送信が時間的に分散され、視聴情報の収集をより正確に実行させることができる。
このような効果をほぼホームゲートウェイ801だけの機能変更により発揮することができる。言い換えると、IPマルチキャストネットワークに多くの視聴情報受信サーバやルータを設けたりするようなことは不要できる。
(C)他の実施形態
上記各実施形態の説明においても、種々変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上記各実施形態では、送信待ち時間を乱数又は端末101に特有な情報(MACアドレス、IPアドレス、電話番号など)を利用して決定するものを示したが、複数の端末又は複数のホームゲートウェイについて一様分布とみなせるような他の方法によって決定するようにしても良い。例えば、内蔵するタイマの、電源オン時の時刻を使用して送信待ち時間を決定するようにしても良い。電源オン時の時刻における「分」が奇数の場合には、その時刻の「秒」を送信待ち時間として適用するようにし、電源オン時の時刻における「分」が偶数の場合には、その時刻の「秒」に60(秒)を加算したものを送信待ち時間として適用するようにしても良い。この変形例の場合には、その電源オン期間では同じ送信待ち時間を適用することになる。
また、乱数を適用しない場合において、上述した方法で決定した送信待ち時間を当初の送信待ち時間とし、それ以降、送信待ち時間の決定タイミング毎に、前回の時間に所定時間を足し込んだ時間を送信待ち時間とするようにしても良い(加算値が最大送信待ち時間を超えた場合には、加算値から最大送信待ち時間を減算したものを送信待ち時間とする)。
さらに、上記各実施形態においては、送信待ち時間中に生じたチャンネル情報やマルチキャスト情報をまとめて送信するものを示したが、まとめて送信する個数から、送信タイミングを決定するようにしても良い。例えば、送信待ち時間の概念をなくし、チャンネル情報やマルチキャスト情報の個数が所定個数(例えば、3個)になる毎に送信を実行するようにしても良く、また、所定個数(例えば、3個)になる毎に送信することを基本とし、例外的に、所定個数には達しないが、送信待ちの経過時間が長期に渡ったときにはその経過時間が所定時間になったときにチャンネル情報やマルチキャスト情報を送信するようにしても良い。このような変形例の場合において、電源オン直後や電源オフ直後には、所定個数に無関係に送信するようにしても良く、この場合に、各実施形態のような送信待ち時間の概念を導入して送信するようにしても良い。
さらに、上記各実施形態においては、全てのチャンネル情報やマルチキャスト情報を送信するものを示したが、チャンネル(a)が切り替えされた時刻から次にチャンネル(b)が切り替えられるまでの経過時間が短い場合(例えば10秒未満)、チャンネル(a)に係るチャンネル情報やマルチキャスト情報を送信対象から外すようにしても良い。送信待ち時間の概念を導入したことにより、上述のようなチャンネルの切替え操作間の時間の監視を行うことが実行し易くなっている。なお、送信待ち時間の最小時間を0ではなく、送信を無視するための判断の時間以上にするようにしても良い。
また、視聴情報の送信プロトコルがTCPであろうとUDPであろうと、視聴情報(チャンネル情報やマルチキャスト情報)を送信する際には、前回に始めて送信された視聴情報を記憶しておいて、今回の視聴情報と共に送信するようにしても良い。UDPが採用された場合、このような変形例はパケットのロス対策になっている。
上記第2の実施形態では、1台のホームゲートウェイに、1台のIPマルチキャスト受信端末が収容されている場合を示したが、1台のホームゲートウェイに複数台のIPマルチキャスト受信端末が収容されていても良い。この場合において、1台のホームゲートウェイに、各IPマルチキャスト受信端末用のIPマルチキャスト情報送信部802、サーバ情報保持部803及びIPマルチキャスト監視部804を設定して処理するようにしても良く、また、収容している全てのIPマルチキャスト受信端末を区別することなく、IPマルチキャスト情報送信部802、サーバ情報保持部803及びIPマルチキャスト監視部804が機能するようにしても良い。
上記各実施形態においては、視聴情報だけを視聴情報サーバに送信するものを示したが、視聴情報の送信時に、QoS(Quality of Service)などの他の情報も合わせてサーバ側に通知するようにしても良い。この通知情報の中には、アンケート結果や再生品質についての体験品質(QoE:Quality of Experience)などの視聴者がリモコン送信機などを操作して入力したものを含めるようにしても良い。
上記各実施形態の説明では言及しなかったが、IPマルチキャスト放送サーバ108は、地上デジタル放送を、IPマルチキャスト放送で再送信するサーバであっても良い。地上デジタル放送の再送信用のIPマルチキャスト放送システムの場合には、地域性及び匿名性が要件となっている。そのため、地域毎(県単位)に視聴情報サーバを設けるようにししても良い。また、匿名性が達成するため、視聴情報のパケットの送信元アドレスにはダミーデータ(例えば乱数データ)を挿入するようにしても良い。また、敢えてUDPを採用することも匿名性に機能する。視聴情報サーバを共通に利用する場合には、データ部に個人情報を挿入しないが、地域情報を盛り込むようにしても良い。
地上デジタル放送をIPマルチキャスト放送で再送信するか否かを問わず、匿名性を考慮して、視聴情報サーバに送信する視聴情報に送信元のユーザに係る情報を挿入しない場合、視聴率を不正に操作するために不正な視聴情報を送信する装置も考えられる。このような不正装置に対する対策としては、視聴情報サーバのIPアドレスやポート番号などを定期又は不定期で換えることとし、電源オンのユーザ認証で視聴OKがでたもの(端末など)に対し、現在のIPアドレスやポート番号などの情報と、今度(例えば2日分)のそれら情報の変更方法を与え、正規の端末だけが視聴情報の正確な宛先の情報を常時認識し得るようにする方法を一例としてあげることができる。また、送信元を視聴情報から特定できるように送信するシステムであれば、順次与えられる受信開始と受信停止との妥当性を確認し、なりすましを確認するようにしても良い。
上記各実施形態では、IPマルチキャスト受信端末やホームゲートウェイに本発明を適用した例を説明したが、他のシステムの端末などに本発明を適用するようにしても良い。
例えば、CATV受信端末をCATV放送網だけではなく、IPネットワークにも接続することでCATV受信端末と視聴情報受信サーバが通信すること可能になれば、CATV受信端末にも本発明を適用可能である。また例えば、音声のIPマルチキャスト放送の受端末などにも本発明を適用可能である。
また、上記各実施形態の説明では言及しなかったが、IPマルチキャスト受信端末やホームゲートウェイの特徴的機能を発揮する構成部分を、CPU及びCPUが実行するプログラム(データを含む)によって実現するようにしても良い。
100、800…IPマルチキャスト放送システム、101…IPマルチキャスト受信端末、102…リモコン受信部、103…チャンネル情報送信部、104…サーバ情報保持部、105…IPマルチキャスト放送受信部、106…テレビジョン受像機(TV受像機)、107…IPマルチキャストネットワーク、108…IPマルチキャスト放送サーバ、109…視聴情報受信サーバ、801…ホームゲートウェイ、802…IPマルチキャスト情報送信部、803…サーバ情報保持部、804…IPマルチキャスト監視部。

Claims (12)

  1. 通信装置において、
    記憶手段と、監視手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段とを備え、
    上記記憶手段は、放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶し、
    上記監視手段は、
    第1装置から、第1信号を受信し、
    上記記憶手段に記憶されるネットワーク識別情報に基づいて、第1信号が、第1装置にて選択された選択情報であり放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号であるか否かを監視し、
    上記第1送信手段は、上記監視手段が受信した上記要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信し、
    上記計測手段は、上記監視手段が第1時間の非計測中に上記要求信号を受信すると、第1時間の計測を開始し、
    上記第2送信手段は、上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記監視手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 当該通信装置は、ホームゲートウェイであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 通信装置において、
    記憶手段と、受信手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段とを備え、
    上記記憶手段は、放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶し、
    上記受信手段は、当該通信装置のユーザにて選択された放送信号の情報を、選択情報として受信し、
    上記第1送信手段は、上記選択情報に対応するネットワーク識別情報を上記記憶手段から抽出して、抽出されたネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信し、
    上記計測手段は、上記受信手段が第1時間の非計測中に上記選択情報を受信すると、第1時間の計測を開始し、
    上記第2送信手段は、上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記受信手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信する
    ことを特徴とする通信装置。
  4. 当該通信装置は、IPマルチキャスト受信端末であることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 通信装置が実行する通信方法において、
    当該通信装置は、放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶する記憶手段と、監視手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段とを備え、
    第1装置から、第1信号を受信し、
    上記記憶手段に記憶されるネットワーク識別情報に基づいて、第1信号が、第1装置にて選択された選択情報であり放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号であるか否かを監視する、上記監視手段が実行する監視ステップと、
    上記監視手段が受信した上記要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信する、上記第1送信手段が実行する第1送信ステップと、
    上記監視手段が第1時間の非計測中に上記要求信号を受信すると、第1時間の計測を開始する、上記計測手段が実行する計測ステップと、
    上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記監視手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信する、上記第2送信手段が実行する第2送信ステップを備える
    ことを特徴とする通信方法。
  6. 上記通信装置は、ホームゲートウェイであることを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 通信装置が実行する通信方法において、
    当該通信装置は、放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶する記憶手段と、受信手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段とを備え、
    当該通信装置のユーザにて選択された放送信号の情報を、選択情報として受信する、上記受信手段が実行する受信ステップと、
    上記選択情報に対応するネットワーク識別情報を上記記憶手段から抽出して、抽出されたネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信する、上記第1送信手段が実行する第1送信ステップと、
    上記受信手段が第1時間の非計測中に上記選択情報を受信すると、第1時間の計測を開始する、上記計測手段が実行する計測ステップと、
    上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記受信手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信する、上記第2送信手段が実行する第2送信ステップを備える
    ことを特徴とする通信方法。
  8. 上記通信装置は、IPマルチキャスト受信端末であることを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
  9. 通信装置に搭載されているコンピュータを、
    放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶する記憶手段と、監視手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段として機能させるものであって、
    上記監視手段が、
    第1装置から、第1信号を受信し、
    上記記憶手段に記憶されるネットワーク識別情報に基づいて、第1信号が、第1装置にて選択された選択情報であり放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号であるか否かを監視し、
    上記第1送信手段が、上記監視手段が受信した上記要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信し、
    上記計測手段が、上記監視手段が第1時間の非計測中に上記要求信号を受信すると、第1時間の計測を開始し、
    上記第2送信手段が、上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記監視手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信する
    ことを特徴とする通信プログラム。
  10. 上記通信装置は、ホームゲートウェイであることを特徴とする請求項9に記載の通信プログラム。
  11. 通信装置に搭載されているコンピュータを、
    放送信号の情報に対応するネットワーク識別情報を記憶する記憶手段と、受信手段と、第1送信手段と、計測手段と、第2送信手段として機能させるものであって、
    上記受信手段が、当該通信装置のユーザにて選択された放送信号の情報を、選択情報として受信し、
    上記第1送信手段が、上記選択情報に対応するネットワーク識別情報を上記記憶手段から抽出して、抽出されたネットワーク識別情報を含む放送信号の要求信号を、放送サーバに接続されるネットワークに送信し、
    上記計測手段が、上記受信手段が第1時間の非計測中に上記選択情報を受信すると、第1時間の計測を開始し、
    上記第2送信手段が、上記第1時間が所定の時間を経過すると、上記受信手段における上記選択情報において未送信の選択情報を含む第2信号を、第1サーバに送信する
    ことを特徴とする通信プログラム。
  12. 上記通信装置は、IPマルチキャスト受信端末であることを特徴とする請求項11に記載の通信プログラム。

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