JP5724363B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システムにかかり、特に、フロントシステム内のデータベースをバックアップシステムにレプリケーションする機能を有する情報処理システムに関する。
現用系として稼働するフロントシステムと待機系であるバックアップシステムとを備えた情報処理システムでは、フロントシステムの障害発生時にバックアップシステムへの切り替えを速やかに実施する必要がある。そして、切り替え時間短縮のためには、バックアップシステム側のデータベースを、できるだけフロントシステム側のデータベースに対応して最新化した状態で待機する必要がある。ところが、フロントシステム内のデータベースの更新から、バックアップシステム内のデータベースへの反映までのタイムラグが大きい場合には、フロントシステムの業務に影響を与える、という問題が生じていた。
これに対して、特許文献1では、フロントシステム側での更新内容をバックアップシステムに転送し、同様の更新処理を実行して追随することにより、フロントシステムのデータベースとバックアップシステムのデータベースとの間でタイムラグを小さくすることが行われている。
特開平11−327988号公報
しかしながら、上述した特許文献1のシステムでは、バックアップシステム側の更新処理をシーケンシャルにおこなうため、大規模システムにおいては、フロントシステムのデータ更新をキャッチアップすることができなくなる。すると、システムダウン時のフロントシステムとバックアップシステムのデータベース間の差分が大きくなり、システムの信頼性が低下する、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、フロントシステムとバックアップシステムとの間におけるデータベースの差分が大きくなることによる信頼性の低下、を解決することにある。
上記目的を達成すべく、本発明の一形態である情報処理システムは、
フロントシステム側データベースを有するフロントシステムと、前記フロントシステム側データベースがレプリケーションされるバックアップシステム側データベースを有するバックアップシステムと、を備える。
そして、前記フロントシステムは、前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶する更新ログ格納手段と、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する更新ログ送信手段と、を備える。
また、前記バックアップシステムは、前記フロントシステムから送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映する更新ログ反映手段を備える。
さらに、前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分ける、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるフロントシステムは、
バックアップシステムが有するバックアップシステム側データベースにレプリケーションされるフロントシステム側データベースを有すると共に、
前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶する更新ログ格納手段と、
前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する更新ログ送信手段と、
を備える。
そして、前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分ける、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
バックアップシステムが有するバックアップシステム側データベースにレプリケーションされるフロントシステム側データベースを有するフロントシステムに、
前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶する更新ログ格納手段と、
前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する更新ログ送信手段と、
を実現させるプログラムであり、
前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分ける、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるバックアップシステムは、
フロントシステムが有するフロントシステム側データベースがレプリケーションされるバックアップシステム側データベースを有すると共に、
前記フロントシステムが、前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分ける際に、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを同一の前記処理系列に属するよう振り分け、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶し、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する場合に、
前記フロントシステムから送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映する更新ログ反映手段を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
フロントシステムが有するフロントシステム側データベースがレプリケーションされるバックアップシステム側データベースを有するバックアップシステムに、
前記フロントシステムが、前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分ける際に、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを同一の前記処理系列に属するよう振り分け、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶し、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する場合に、
前記フロントシステムから送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映する更新ログ反映手段、
を実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である情報処理方法は、
フロントシステム側データベースを有するフロントシステムと、前記フロントシステム側データベースがレプリケーションされるバックアップシステム側データベースを有するバックアップシステムと、を備えた情報処理システムにて、
前記フロントシステムが、前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶し、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信し、
前記バックアップシステムが、前記フロントシステムから送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映すると共に、
前記フロントシステムが前記更新ログを振り分ける際に、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分ける、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、フロントシステムとバックアップシステムとの間におけるデータベースの差分を小さくして、情報処理システムの信頼性の向上を図ることができる。
本発明における情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図1に開示した通番情報表の一例を示す図である。 図1に開示した更新ログ格納表の一例を示す図である。 図1に開示したフロントシステムの動作を示すフローチャートである。 図1に開示したバックアップシステムの動作を示すフローチャートである。 図1に開示した同期情報管理表の一例を示す図である。 図1に開示した同期情報管理表の一例を示す図である。 本発明の付記1における情報処理システムの構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。図1乃至図3は、情報処理システムの構成を説明するための図であり、図4乃至図7は、情報処理システムの動作を説明するための図である。
[構成]
本実施形態における情報処理システムは、図1に示すように、フロントシステム側データベース(DB)11を有するフロントシステム10と、バックアップシステム側データベース(DB)21を有するバックアップシステム20と、がネットワークを介して接続されたシステムである。そして、フロントシステム10は、現用系として稼働して所定のサービスを提供し、サービス提供に伴い更新されるフロントシステム側データベース11内のデータを更新するシステムである。また、バックアップシステム20は、フロントシステム10が稼働中に待機系として待機し、フロントシステム10の障害発生時などのサービス停止時に当該フロントシステム10と切り替わってサービスを提供する、というシステムである。このため、情報処理システムは、後述するように、フロントシステム10が有するフロントシステム側データベース11を、バックアップシステム側データベース21に反映する、という機能を有する。
具体的に、フロントシステム10は、1台、あるいは、複数台のサーバコンピュータにて構成されている。そして、フロントシステム10は、図1に示すように、装備された演算装置に、所定の記憶媒体に記憶されたプログラムが読み込まれることによって、所定のサービスを提供してフロントシステム側データベース11を更新するアプリケーション12と、当該アプリケーション12と共に作動する更新ログ格納部13(更新ログ格納手段)と、当該更新ログ格納部13と共に作動する更新ログ送信部16(更新ログ送信手段)と、が構築されている。
上記アプリケーション12は、フロントシステム10によるサービス提供を行うと共に、このサービス提供に伴って変更されるフロントシステム側データベース11内のデータを更新する。なお、フロントシステム側データベース11内におけるデータは、予め設定されたデータの単位毎に「レコード」を構成して記憶されており、当該「レコード」が複数記憶されていることとなる。
そして、上記更新ログ格納部13は、上述したアプリケーション12がフロントシステム側データベース11を更新した契機で動作し、当該フロントシステム側データベース11内のデータに対する更新内容を表す「更新ログ」を、更新ログ格納表15に記憶する。このとき、更新ログ格納部13は、フロントシステム側データベース11内の更新対象となった所定単位のデータである「レコード」の予め設定された情報に基づいて、当該「レコード」の更新内容を表す「更新ログ」を、予め設定された複数の「処理系列」のうちのいずれかに振り分ける。特に、更新ログ格納部13は、同一の「レコード」の更新内容を表す複数の「更新ログ」が生成された場合には、これら複数の「更新ログ」が全て同一の「処理系列」に属するよう振り分ける。
そして、更新ログ格納部13は、「更新ログ」に登録通番を割り当てて、通番情報表14を更新して記憶する。例えば、通番情報表14は、図2に示すように、「処理系列」毎に、「登録通番」と「処理通番」とが記憶された1レコードを有する表である。そして、上記「登録通番」は、更新ログに対して振られる通番情報であり、更新ログを登録するごとに1ずつ増加する情報である。また、「処理通番」は、後述する更新ログ送信部16やバックアップシステム20側の更新ログ反映部26にて、処理完了した通番情報である。
また、更新ログ格納部13は、上述したように各処理系列に振り分けた「更新ログ」毎に1つのレコードを有する更新ログ格納表15を更新して記憶する。例えば、更新ログ格納表15は、図3に示すように、「更新ログ」に対して、当該更新ログを振り分けた「処理系例」と、上記「登録通番」と、が関連付けられている。
さらに、更新ログ格納部13は、1つのトランザクション処理によってフロントシステム側データベース内の複数の「レコード」に対して更新が生じ、これらの処理内容を表す複数の「更新ログ」が複数の処理系列に振り分けられる場合には、当該複数の「更新ログ」のそれぞれに、同一のトランザクション処理に対応するものであることを表す情報(同一トランザクション情報)を関連付けて、更新ログ格納表15に記憶する。例えば、本実施形態では、1つのトランザクション処理によって生じた各「更新ログ」に、同一トランザクション処理による他の「更新ログ」を特定する情報である「同期対象情報」を関連付けて、更新ログ格納表15に記憶する。具体的に、同一トランザクション処理で3つの「更新ログ」が生成されたとすると、このうち1つの特定の「更新ログ」の「同期対象情報」には、他の2つの「更新ログ」を特定する情報を記憶し、これら他の2つの「更新ログ」の「同期対象情報」には、それぞれ上記特定の「更新ログ」を特定する情報を記憶する。
さらに、更新ログ格納部13は、「更新ログ」に、処理実行対象であるか否かを表す「処理実行」情報を関連付けて、更新ログ格納表15に記憶する。なお、更新ログ格納表15については、後の動作説明時にさらに詳述する。
また、上記更新ログ送信部16は、上述した処理系列毎に存在し、各処理系列に振り分けられた各「更新ログ」を処理系列毎に並列に、バックアップシステム20に送信する。このとき、更新ログ送信部16は、通番情報表14及び更新ログ格納表15に格納された情報、つまり、「更新ログ」と共に、当該更新ログに関連付けられた、「登録通番」や「処理通番」、「処理実行」情報、「同期対象情報」を送信する。
次に、バックアップシステム20について詳述する。バックアップシステム20は、1台、あるいは、複数台のサーバコンピュータにて構成されている。そして、バックアップシステム20は、図1に示すように、装備された演算装置に、所定の記憶媒体に記憶されたプログラムが読み込まれることによって、更新ログ受信部22と、更新ログ反映部26(更新ログ反映手段)と、が構築されている。
上記更新ログ受信部22は、上述したフロントシステム10の更新ログ送信部16に対応して処理系列毎に存在し、当該処理系列毎に並列に受信した「更新ログ」のデータを、バックアップシステム20側の更新ログ格納表25に格納し、通番管理表24を更新する。
上記更新ログ反映部26は、処理系列毎に存在し、上記通番情報表24及び更新ログ格納表25を参照して、受信した「更新ログ」のデータを元にバックアップシステム側データベース21を更新する。そして、処理系列毎に存在する更新ログ反映部26は、それぞれ同期情報管理表27を有している。この同期情報管理表27は、同一トランザクション処理に対応する複数の処理系列に振り分けられた複数の「更新ログ」を、まとめてバックアップシステム側データベース21に反映するための同期情報を管理している。つまり、更新ログ反映部26は、上述した更新ログ格納表15,25に含まれる各「更新ログ」に関連付けられた「同期対象情報」を参照して、バックアップシステム20側でも同一トランザクションで複数の「更新ログ」を更新することで、トランザクションの原子性を保証する。なお、バックアップシステム側データベース21に「更新ログ」を反映するときの処理については、後の動作説明時に詳述する。
[動作]
次に、上述した情報処理システムの動作を、図4乃至図7を参照して説明する。まず、フロントシステム10では、フロントシステム側データベース11内の「レコード」に対して更新が生じると(図4のステップS1)、更新ログ格納部13が、更新ログの更新対象テーブル情報や、データベース11内のレコードのキーの情報をもとに、「更新ログ」の処理系列を決定する(図4のステップS2)。なお、処理系列は、並列処理する単位であるため、例えば4多重で実行したい場合には、各「更新ログ」が、「1」〜「4」のいずれかの処理系列に振り分けられるよう決定する。そして、処理系列決定のルールとしては、フロントシステム側データベース11内の同一「レコード」に対する「更新ログ」は、必ず同じ処理系列に属するように振り分けることとする。各「更新ログ」の処理系列が決定したら、通番情報表14を参照して更新ログに登録通番を割り当て、通番情報表14および更新ログ格納表15を更新する。
ここで、更新ログ格納表15の更新について詳述する。「処理実行」の列は、「更新ログ」が処理実行対象の場合に「YES」、「更新ログ」が同期対象情報の場合に「NO」となる。例えば、1トランザクション処理で1つの処理系列にだけ更新が発生した場合には、図3の1行目に示すように、処理実行=「YES」、同期対象情報=「なし」、が「更新ログ」に関連付けられたレコードを追加する。1トランザクション処理で複数の処理系列に更新が発生した場合には、処理実行をおこなう任意の処理系列を1つだけ決定し、その処理系列には、図3の2行目に示すように、処理実行=「YES」、同期対象情報=「自処理系列以外に更新の発生した処理系列とその通番」、が「更新ログ」に関連付けられたレコードを追加する。そして、図3の8,10行目に示すように、それ以外の処理系列には、処理実行=「NO」、同期対象情報=「処理実行する処理系列とその通番」、が「更新ログ」に関連付けられたレコードを追加する。
そして、更新ログ送信部16は、更新ログ格納部13によって格納されたフロントシステム10の更新ログ格納表15の情報を、バックアップシステム20に送信する(図3のステップS3)。このとき、更新ログ送信部16は、処理系列毎に並列に、各「更新ログ」の情報を送信する。
続いて、バックアップシステム20側では、更新ログ受信部22が、フロントシステム10から受信した「更新ログ」を元に、バックアップシステム20内の通番情報表24および更新ログ格納表25を更新する。そして、更新ログ反映部26は、更新ログ格納表25から「更新ログ」情報を取得し、バックアップシステム側データベース21を更新して、フロントシステム10とバックアップシステム20の各データベース11,21内の情報を同期させる。
ここで、更新ログ反映部26の動作を、図5を参照して詳述する。なお、更新ログ反映部26は処理系列ごとに存在し、それぞれが図5に示すフローで処理を行う。
まず、更新ログ反映部26は、通番情報表14を監視し(ステップS11でNo)、いずれかの「処理系列」の「登録通番」が「処理通番」より大きくなるまで待機する(ステップS12)。なお、「登録通番」は、「更新ログ」に対して振られる通番情報であり、「処理通番」は、更新ログ反映部26にて処理完了した通番である。従って、「登録通番」が「処理通番」よりも大きくなる場合とは、バックアップシステム側データベース21に反映していない「更新ログ」が、バックアップシステム20に存在していることを意味している。
そして、「登録通番」が「処理通番」よりも大きくなり、更新処理を行う「更新ログ」の発生を検出すると(ステップ13、又は、ステップS11でYes)、更新ログ格納表25から、バックアップシステム20側での処理が「未処理」であり、「登録通番」が最小の「更新ログ」を取得する(ステップS14)。その後、取得した「更新ログ」の「処理実行」、「同期対象」の情報から、以下の3パターンに分岐する。
(1)処理実行=「NO」の場合(ステップS15でNo)
この場合は、同期対象の処理実行データが処理完了になるまで待機する必要がある。同期対象から処理系列と通番を取得し、同期対象処理系列に対して待機中の通知を行う(ステップS19)。同期対象処理系列の対象通番の処理が完了したら(ステップS20)、完了通知を受信するので(ステップS21)、自処理系列の処理通番をカウントアップして(ステップS22)、次のデータ処理に遷移する。
(2)処理実行=「YES」、同期対象=「なし」の場合(ステップS15でYes,ステップS16でNo)
同期対象がなく、処理実行データなので、単独で処理可能である。更新ログの反映処理を行い(ステップS17)、自処理系列の処理通番をカウントアップして(ステップS18)、次のデータ処理に遷移する。なお、このとき、「更新ログ」が生成された順序を表している「登録通番」が最小のものから順番に処理されるため、処理系列単位では、更新内容がシーケンシャルに実行される。その結果、各データベース11,21内の同一レコードに対する更新順序は保障されることとなる。
(3)処理実行=「YES」、同期対象=「あり」の場合(ステップS15でYes,ステップS16でYes)
同期情報管理表27にデータを登録し(ステップS23)、同期対象データの処理状況を確認する。同期未のデータが存在する場合(ステップS24でYes)、同期対象情報を受信するまで待機する(ステップS25)。そして、同期対象情報を受信する度に(ステップS26)、同期未データを同期済データに移動して更新する(ステップS27)。その後、待機中の処理通番に同期未のデータがなくなると(ステップS24でNo)、更新ログ反映処理をおこなう(ステップS28)。処理完了したら、同期対象の処理実行=「NO」の処理系列が待機中なので、それらの処理系列に対して処理完了を通知する(ステップS29)。その後、同期情報管理表からデータを削除し(ステップS30)、自処理系列の処理通番をカウントアップして(ステップS31)、次のデータ処理に遷移する。
ここで、上述した更新ログ反映処理の具体例を、同期対象データの処理実行順ごとの同期情報管理表27の遷移例を表す図6及び図7を参照して説明する。なお、図6及び図7では、データは、図3の例と同じく、(処理系列−登録通番)の形式で表した「更新ログ」(1−12)、(2−9)、(3−20)が同一トランザクションに対応するものであり、これらを同期する場合を表している。
まず、図6は、各「更新ログ」が(1−12)、(2−9)、(3−20)の順で実行された場合の例である。「更新ログ」(1−12)を実行した時点では、同期情報管理表27には、処理系列=「1」、登録通番=「12」のレコードが存在しないので、図6の上段に示すようにかかるレコードを追加し、実行データ=「あり」、同期未データに同期対象情報を全て(2−9)、(3−20)を持つ。
その後、「更新ログ」(2−9)が実行され、その同期情報を受信すると、図6の中段に示すように、同期未データから同期済データに(2−9)を移動する。さらにその後、「更新ログ」(3−20)が実行され、その同期情報を受信すると、図6の下段に示すように、同期未データから同期済データに(3−20)を移動する。これにより、同期未データがなくなると、1つのトランザクションに対応する全ての「更新ログ」を、バックアップシステム側データベース21に反映する処理を実行する。
次に、図7は、各「更新ログ」が(2−9)、(1−12)、(3−20)の順で実行された場合の例である。「更新ログ」(2−9)を実行した時点では、同期情報管理表27には、(2−9)の「同期対象情報」であり「処理実行」が「YES」である処理系列=「1」、登録通番=「12」のレコードが存在しないので、図7の上段に示すようにかかるレコードを追加し、実行データ=「なし」、同期済みデータ=「2−9」を追加する。
その後、「更新ログ」(1−12)が実行されると、既に同期情報管理表27にレコードが存在するため、図7の中段に示すように、実行データ=「あり」、同期未データに、同期対象情報のうち、同期済に入っていない「更新ログ」(3−20)を追加して、(1−12)のレコードを更新する。その後、「更新ログ」(3−20)の同期情報を受信すると、図7の下段に示すように、同期未データから同期済データに(3−20)を移動する。これにより、同期未データがなくなると、1つのトランザクションに対応する全ての「更新ログ」を、バックアップシステム側データベース21に反映する処理を実行する。
以上のように、本発明における情報処理システムによると、更新ログを、データベース内のレコードのキーを元に、複数の処理系列に分割して並列転送、並列更新することで、更新ログ反映によるレプリケーションの処理を高速化することができると共に、任意の時点でのバックアップシステムとフロントシステムのデータ差異を最小化することができる。そして、処理系列単位では、更新処理はシーケンシャルに実行されるため、データベース内の同一レコードに対する更新順序は保証される。その結果、データベースの信頼性の向上を図ることができる。
また、複数の処理系列にまたがるトランザクションが実行された場合、バックアップシステム側でも同一トランザクションで更新するように、処理系列間で同期制御を行っているため、トランザクションの原子性が保証される。その結果、データベースのさらなる信頼性の向上を図ることができる。なお、トランザクションごとに更新するデータ範囲が小さいほど多重化による効果も大きくなるため、全てをシーケンシャルに実行する場合と比較して、(1/平均多重度)程度の時間に短縮することが可能となる。
そして、上述した情報処理システムは、大量のデータ更新がおこなわれる、フロント−バックアップ構成のシステムで、フロントシステムでの障害発生から、バックアップシステムの稼働開始までを短時間でおこないたいシステムで極めて有効である。特に、大量のユーザ情報を持つオンラインシステムで、ユーザごとの情報を更新するトランザクションが大量発生する場合など、トランザクションごとの更新対象データが独立している場合には、さらに有効である。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理システムの構成の概略を、図8を参照して説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
フロントシステム側データベース110を有するフロントシステム100と、前記フロントシステム側データベース110がレプリケーションされるバックアップシステム側データベース210を有するバックアップシステム200と、を備え、
前記フロントシステム100は、前記フロントシステム側データベース110内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶する更新ログ格納手段101と、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステム200に送信する更新ログ送信手段102と、を備えると共に、
前記バックアップシステム200は、前記フロントシステム100から送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベース210に反映する更新ログ反映手段201を備え、
前記フロントシステム100の前記更新ログ格納手段101は、前記フロントシステム側データベース110内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分ける、
情報処理システム。
(付記2)
付記1に記載の情報処理システムであって、
前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記更新ログに、当該更新ログが生成された順番を表す順番情報を関連付けて記憶し、
前記フロントシステムの前記更新ログ送信手段は、前記更新ログと共に当該更新ログに関連付けられた前記順番情報を前記バックアップシステムに送信し、
前記バックアップシステムの前記更新ログ反映手段は、前記順番情報に基づいて前記更新ログが生成された順番に前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映する、
情報処理システム。
(付記3)
付記1又は2に記載の情報処理システムであって、
前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内のデータに対する同一のトランザクション処理に対応する複数の前記更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する更新ログであることを表す同一トランザクション情報をそれぞれ関連付けて記憶し、
前記フロントシステムの前記更新ログ送信手段は、前記更新ログと共に当該更新ログに関連付けられた前記同一トランザクション情報を前記バックアップシステムに送信し、
前記バックアップシステムの前記更新ログ反映手段は、前記同一トランザクション情報に基づいて同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログをまとめて前記バックアップシステム側データベースに反映する、
情報処理システム。
(付記4)
付記3に記載の情報処理システムであって、
前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する他の更新ログを特定する情報を前記同一トランザクション情報としてそれぞれ関連付けて記憶する、
情報処理システム。
(付記5)
付記4に記載の情報処理システムであって、
前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログのうち1つの特定の更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する他の更新ログを全て特定する情報を前記同一トランザクション情報として関連付けて記憶し、前記他の更新ログに、前記特定の更新ログを特定する情報を前記同一トランザクション情報として関連付けて記憶する、
情報処理システム。
(付記6)
付記4又は5に記載の情報処理システムであって、
前記バックアップシステムの前記更新ログ反映手段は、前記同一トランザクション情報に基づいて、同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログの全てが、前記フロントシステムから送信されて前記バックアップシステムにて受信された後に、前記複数の更新ログをまとめて前記バックアップシステム側データベースに反映する、
情報処理システム。
(付記7)
バックアップシステムが有するバックアップシステム側データベースにレプリケーションされるフロントシステム側データベースを有すると共に、
前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶する更新ログ格納手段と、
前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する更新ログ送信手段と、
を備え、
前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分ける、
フロントシステム。
(付記8)
付記7に記載の情報処理システムであって、
前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内のデータに対する同一のトランザクション処理に対応する複数の前記更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する更新ログであることを表す同一トランザクション情報をそれぞれ関連付けて記憶し、
前記更新ログ送信手段は、前記更新ログと共に当該更新ログに関連付けられた前記同一トランザクション情報を前記バックアップシステムに送信する、
フロントシステム。
(付記9)
バックアップシステムが有するバックアップシステム側データベースにレプリケーションされるフロントシステム側データベースを有するフロントシステムに、
前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶する更新ログ格納手段と、
前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する更新ログ送信手段と、
を実現させると共に、
前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分ける、
プログラム。
(付記10)
フロントシステムが有するフロントシステム側データベースがレプリケーションされるバックアップシステム側データベースを有すると共に、
前記フロントシステムが、前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分ける際に、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを同一の前記処理系列に属するよう振り分け、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶し、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する場合に、
前記フロントシステムから送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映する更新ログ反映手段を備えた、
バックアップシステム。
(付記11)
付記10に記載のバックアップシステムであって、
前記フロントシステムが、前記フロントシステム側データベース内のデータに対する同一のトランザクション処理に対応する複数の前記更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する更新ログであることを表す同一トランザクション情報をそれぞれ関連付けて記憶して、前記更新ログと共に当該更新ログに関連付けられた前記同一トランザクション情報を前記バックアップシステムに送信する場合に、
前記更新ログ反映手段は、前記同一トランザクション情報に基づいて同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログをまとめて前記バックアップシステム側データベースに反映する、
バックアップシステム。
(付記12)
フロントシステムが有するフロントシステム側データベースがレプリケーションされるバックアップシステム側データベースを有するバックアップシステムに、
前記フロントシステムが、前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分ける際に、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを同一の前記処理系列に属するよう振り分け、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶し、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する場合に、
前記フロントシステムから送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映する更新ログ反映手段、
を実現させるためのプログラム。
(付記13)
フロントシステム側データベースを有するフロントシステムと、前記フロントシステム側データベースがレプリケーションされるバックアップシステム側データベースを有するバックアップシステムと、を備えた情報処理システムにて、
前記フロントシステムが、前記フロントシステム側データベース内のデータの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶し、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信し、
前記バックアップシステムが、前記フロントシステムから送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映すると共に、
前記フロントシステムが前記更新ログを振り分ける際に、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードが同一のものに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分ける、
情報処理方法。
(付記14)
付記13に記載の情報処理方法であって、
前記フロントシステムが前記更新ログを振り分ける際に、前記フロントシステム側データベース内のデータに対する同一のトランザクション処理に対応する複数の前記更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する更新ログであることを表す同一トランザクション情報をそれぞれ関連付けて記憶し、
前記フロントシステムが前記更新ログを送信する際に、前記更新ログと共に当該更新ログに関連付けられた前記同一トランザクション情報を前記バックアップシステムに送信し、
前記バックアップシステムが、前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映する際に、前記同一トランザクション情報に基づいて同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログをまとめて前記バックアップシステム側データベースに反映する、
情報処理方法。
10 フロントシステム
11 フロントシステム側データベース(DB)
12 アプリケーション
13 更新ログ格納部
14 通番情報表
15 更新ログ格納表
16 更新ログ送信部
20 バックアップシステム
21 バックアップシステム側データベース(DB)
22 更新ログ受信部
24 通番情報表
25 更新ログ格納表
26 更新ログ反映部
27 同期情報管理表
100 フロントシステム
101 更新ログ格納手段
102 更新ログ送信手段
110フロントシステム側データベース
200 バックアップシステム
201 更新ログ反映手段
210 バックアップシステム側データベース

Claims (6)

  1. フロントシステム側データベースを有するフロントシステムと、前記フロントシステム側データベースがレプリケーションされるバックアップシステム側データベースを有するバックアップシステムと、を備え、
    前記フロントシステムは、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶する更新ログ格納手段と、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する更新ログ送信手段と、を備えると共に、
    前記バックアップシステムは、前記フロントシステムから送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映する更新ログ反映手段を備え、
    前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内における同一の前記レコードに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分け、
    さらに、
    前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内のデータに対する同一のトランザクション処理に対応する複数の前記更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する更新ログであることを表す同一トランザクション情報をそれぞれ関連付けて記憶し、
    前記フロントシステムの前記更新ログ送信手段は、前記更新ログと共に当該更新ログに関連付けられた前記同一トランザクション情報を前記バックアップシステムに送信し、
    前記バックアップシステムの前記更新ログ反映手段は、前記同一トランザクション情報に基づいて同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログをまとめて前記バックアップシステム側データベースに反映し、
    さらに、
    前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する他の更新ログを特定する情報を前記同一トランザクション情報としてそれぞれ関連付けて記憶する、
    情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記更新ログに、当該更新ログが生成された順番を表す順番情報を関連付けて記憶し、
    前記フロントシステムの前記更新ログ送信手段は、前記更新ログと共に当該更新ログに関連付けられた前記順番情報を前記バックアップシステムに送信し、
    前記バックアップシステムの前記更新ログ反映手段は、前記順番情報に基づいて前記更新ログが生成された順番に前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映する、
    情報処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理システムであって、
    前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段は、前記同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログのうち1つの特定の更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する他の更新ログを全て特定する情報を前記同一トランザクション情報として関連付けて記憶し、前記他の更新ログに、前記特定の更新ログを特定する情報を前記同一トランザクション情報として関連付けて記憶する、
    情報処理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理システムであって、
    前記バックアップシステムの前記更新ログ反映手段は、前記同一トランザクション情報に基づいて、同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログの全てが、前記フロントシステムから送信されて前記バックアップシステムにて受信された後に、前記複数の更新ログをまとめて前記バックアップシステム側データベースに反映する、
    情報処理システム。
  5. バックアップシステムが有するバックアップシステム側データベースにレプリケーションされるフロントシステム側データベースを有すると共に、
    前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶する更新ログ格納手段と、
    前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信する更新ログ送信手段と、
    を備え、
    前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内における同一の前記レコードに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分け、
    さらに、
    前記更新ログ格納手段は、前記フロントシステム側データベース内のデータに対する同一のトランザクション処理に対応する複数の前記更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する更新ログであることを表す同一トランザクション情報をそれぞれ関連付けて記憶し、
    前記更新ログ送信手段は、前記更新ログと共に当該更新ログに関連付けられた前記同一トランザクション情報を前記バックアップシステムに送信し、
    さらに、
    前記更新ログ格納手段は、前記同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する他の更新ログを特定する情報を前記同一トランザクション情報としてそれぞれ関連付けて記憶する、
    フロントシステム。
  6. フロントシステム側データベースを有するフロントシステムと、前記フロントシステム側データベースがレプリケーションされるバックアップシステム側データベースを有するバックアップシステムと、を備えた情報処理システムにて、
    前記フロントシステムの更新ログ格納手段が、前記フロントシステム側データベース内におけるデータの単位を表すレコードの更新内容を表す更新ログを予め設定された複数の処理系列のうちいずれかに振り分けて、当該振り分けた処理系列を特定する処理系列情報を更新ログに関連付けて記憶し、前記フロントシステムの更新ログ送信手段が、前記処理系列情報に基づいて前記各処理系列に振り分けられた前記更新ログをそれぞれ前記処理系列毎に並列に前記バックアップシステムに送信し、
    前記バックアップシステムの更新ログ反映手段が、前記フロントシステムから送信された前記処理系列毎の前記更新ログを前記バックアップシステム側データベースに反映し、
    前記フロントシステムの更新ログ格納手段が前記更新ログを振り分ける際に、前記フロントシステム側データベース内における同一の前記レコードに対応する前記更新ログを、同一の前記処理系列に属するよう振り分け、
    さらに、
    前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段が、前記フロントシステム側データベース内のデータに対する同一のトランザクション処理に対応する複数の前記更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する更新ログであることを表す同一トランザクション情報をそれぞれ関連付けて記憶し、
    前記フロントシステムの前記更新ログ送信手段が、前記更新ログと共に当該更新ログに関連付けられた前記同一トランザクション情報を前記バックアップシステムに送信し、
    前記バックアップシステムの前記更新ログ反映手段が、前記同一トランザクション情報に基づいて同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログをまとめて前記バックアップシステム側データベースに反映し、
    さらに、
    前記フロントシステムの前記更新ログ格納手段が、前記同一のトランザクション処理に対応する前記複数の更新ログに、当該同一のトランザクション処理に対応する他の更新ログを特定する情報を前記同一トランザクション情報としてそれぞれ関連付けて記憶する、
    情報処理方法。
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