JP5722248B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このような可動部材を用いた演出を行う遊技機には、光等で演出を行う表示装置を常時、遊技者に対して視認可能にするのでなく、可動部材である遮蔽部材によって、視認不可能なように遮蔽したり、視認可能なように開放したりする遊技機がある。
これにより、可動部材である遮蔽部材の作動、及び視認が阻止されているために見慣れなかった回転発光部の出現等により、演出を多様化させて、遊技の興趣を高めることができる。
また、特許文献1に記載の遊技機は、一対の遮蔽部材を移動させるために、1つのモータが必要となる。このため、一対の遮蔽部材が複数あった場合、これら一対の遮蔽部材を移動させるためには、同数のモータが必要となり、コストが高騰する。また、遊技機の内部に複数のモータを設けた場合、遊技機の内部という限られたスペースを圧迫する。よって、一対の遮蔽部材を複数設けて、演出を多様化するのは困難であった。
(1) 発光する第1発光部(例えば、後述のセンターサイドレンズユニット740L等)及び第2発光部(例えば、後述のセンター役物レンズユニット730)と、前記第1発光部の前面に設けられ、前記第1発光部を遮蔽する閉状態及び前記第1発光部が視認可能となる開状態の双方向に移行する第1カバー(例えば、後述の駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762等)と、前記第2発光部の前面に設けられ、前記第2発光部を遮蔽する閉状態及び前記第2発光部が視認可能となる開放状態の双方向に移行する第2カバー(例えば、後述の駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764)と、前記第1カバーと係合し、前記第1カバーを前記閉状態及び前記開状態の双方向に移行させるスライド可能な第1スライド部材(例えば、後述の左スライドプレート712等)と、前記第2カバーと係合し、前記第2カバーを前記閉状態及び前記開状態の双方向に移行させるスライド可能な第2スライド部材(例えば、後述のセンタースライドプレート左713及びセンタースライドプレート右714)と、回転軸(例えば、後述の駆動軸721)を回転させるモータ(例えば、後述のモータ720)と、前記回転軸に固定され、前記第1スライド部材に当接する第1当接面(例えば、後述の左当接面722A等)を有し、前記第1当接面を前記回転軸の回転にともない前記第1スライド部材に摺接させて、前記第1スライド部材をスライドさせる第1カム(例えば、後述の左カム722等)と、前記回転軸に固定され、前記第2スライド部材に当接する第2当接面(例えば、後述のセンター左当接面723A及びセンター右当接面724A)を有し、前記第2当接面を前記回転軸の回転にともない前記第2スライド部材に摺接させて、前記第2スライド部材をスライドさせる第2カム(例えば、後述のセンター左カム723及びセンター右カム724)と、前記モータの回転を制御するモータ制御手段(例えば、後述の副制御回路72)と、前記第1スライド部材を前記第1カバーが前記閉状態に移行する方向(例えば、後述の図7における「F」方向)に常時付勢する第1付勢部材(例えば、後述の左スライドプレート712を前側(F側)に付勢する付勢部材716)と、前記第2スライド部材を前記第2カバーが前記閉状態に移行する方向(例えば、後述の図7における「F」方向)に常時付勢する第2付勢部材(例えば、後述のセンタースライドプレート左713及びセンタースライドプレート右714を前側(F側)に付勢する付勢部材716)と、を備え、前記第1カムには、第1カム平坦部(例えば、後述の左平坦部722a等)と、前記第1カム平坦部より前記回転軸の軸心から前記第1当接面までの距離が大きい第1カム突起部(例えば、後述の左突起部722b等)とが形成され、前記第2カムには、第2カム平坦部(例えば、後述のセンター左平坦部723a及びセンター右平坦部724a)と、前記第2カム平坦部より前記回転軸の軸心から前記第2当接面までの距離が大きい第2カム突起部(例えば、後述のセンター左突起部723b及びセンター右突起部724b)とが形成され、前記回転軸の回転方向における、前記第1カム突起部が形成された範囲と前記第2カム突起部が形成された範囲とは互いに異なり、前記第1スライド部材は、前記第1カム平坦部と当接しているときに前記第1カバーを前記閉状態とし、前記第1カム突起部と当接しているときに前記第1カバーを前記開状態とし、前記第2スライド部材は、前記第2カム平坦部と当接しているときに前記第2カバーを前記閉状態とし、前記第2カム突起部と当接しているときに前記第2カバーを前記開状態とし、前記第1カムには、前記回転軸の回転方向における前記第2カム平坦部が形成された範囲において、前記第1カム平坦部から前記第1カム突起部に移行する第1カム移行部(例えば、後述の左移行部722c等)が形成され、前記モータ制御手段は、前記第1カム移行部が形成された範囲の前記第1当接面だけが前記第1スライド部材に摺接するように、前記モータの回転を制御し、前記モータは、所定のパルス数が入力されることにより前記回転軸を所定角度だけ回転させることが可能なものであり、前記モータ制御手段は、前記モータに前記所定のパルス数を繰り返し入力し、前記回転軸を順方向又は逆方向に前記所定角度ずつ回転させることにより、前記第2カバーの状態を維持しつつ前記第1カバーの状態を前記閉状態から前記開状態に移行させること、又は、前記第2カバーの状態を維持しつつ前記第1カバーの状態を前記開状態から前記閉状態に移行させることが可能である、ことを特徴とする遊技機。
次に、モータ制御手段の制御によりモータを回転する。これにより、回転軸とともに、第1カム及び第2カムが回転する。そして、第1カムは、第1スライド部材に摺接しながら回転し、第1スライド部材に当接する第1当接面を第1カム平坦部から第1カム突起部に移行する。これにより、第1スライド部材は、スライドし、第1カバーを閉状態から開状態に移行させる。これにより、第1発光部が視認可能となる。一方、第2カムは、第2スライド部材に摺接しながら回転し、第2スライド部材に当接する第2当接面を第2カム平坦部から、上記第1カム突起部が形成された範囲とは異なる範囲に形成された第2カム突起部に移行する。これにより、第2スライド部材は、スライドし、上記第1カバーが開状態に移行されたタイミングと異なるタイミングで、第2カバーを閉状態から開状態に移行させる。これにより、第2発光部が視認可能となる。
したがって、可動する部材を複数設けることで演出を多様化するとともに、コスト及び可動する部材を動作させるモータの設置スペースを抑えることができる。
そのため、モータ制御手段のモータの制御により、第1カムは、第1カム移行部が形成された範囲において、第1スライド部材に摺接しながら回転し、第1スライド部材に当接する第1当接面を第1カム平坦部から第1カム突起部に移行する。これにより、第1スライド部材は、スライドし、第1カバーを閉状態から開状態に移行させる。これにより、第1発光部が視認可能となる。一方、第2カムは、第2カム平坦部が形成された範囲において、第2スライド部材に摺接しながら回転しているので、第2カバーを閉状態のまま維持する。
したがって、可動する部材を複数設けることで演出を多様化するとともに、コスト及び可動する部材を動作させるモータの設置スペースを抑えることができる。
本発明の遊技機に係る実施の形態について、以下図面を参照しながら説明する。はじめに、図1を参照して、本実施形態における遊技機(以下、パチスロ)1の機能フローについて説明する。図1は、本発明の実施形態におけるパチスロの機能フローを示す図である。
パチスロ1の機能フローについての説明は以上である。次に、図2及び図3を参照して、本実施形態におけるパチスロ1について説明する。図2は、パチスロ1の正面図であり、図3はパチスロ1の斜視図である。
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態におけるパチスロ1が備える回路の構成について説明する。本実施形態におけるパチスロ1は、主制御回路71、副制御回路72及びこれらと電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)を備える。
図4は、主に本実施形態におけるパチスロ1の主制御回路71の構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に設置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素としている。マイクロコンピュータ30は、CPU(以下、メインCPU)31、ROM(以下、メインROM)32及びRAM(以下、メインRAM)33により構成される。
メインCPU31には、クロックパルス発生回路34、分周器35、乱数発生器36及びサンプリング回路37が接続されている。クロックパルス発生回路34及び分周器35は、クロックパルスを発生する。メインCPU31は、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器36は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路37は、発生された乱数の中から1つの値を抽出する。
マイクロコンピュータ30の入力ポートには、スイッチ等が接続されている。メインCPU31は、スイッチ等の入力を受けて、ステッピングモータ49L,49C,49R等の周辺装置の動作を制御する。ストップスイッチ7Sは、3つのストップボタン7L,7C,7Rのそれぞれが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。また、スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6が遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出する。
マイクロコンピュータ30により動作が制御される周辺装置としては、ステッピングモータ49L,49C,49R、7セグ表示器13及びメダル払出装置(以降、ホッパーと称する)40がある。また、マイクロコンピュータ30の出力ポートには、各周辺装置の動作を制御するための回路が接続されている。
図5は、主に本実施形態におけるパチスロ1の副制御回路72の構成を示す。
次に、図6を参照して、表示部21の構成について説明する。図6は、表示部21の分解図である。
表示部21は、液晶表示装置5が取付けられる液晶表示装置取付け部5bが形成された表示部内枠21aと、この表示部内枠21aの正面側(図6におけるF側)に取付けられる表示部外枠21bとを備える。
サイド照明ユニット75L,75Rは、端部から入射した光を側面から放射しライン状に発光するラインレンズと、このラインレンズの両端近傍に設けられ光を発するLEDを有するLED基板とを備える。
図6を参照して、センター照明ユニット70の構成について説明する。
センター照明ユニット70は、副制御回路72に制御される駆動部700と、駆動部700を収容する照明ユニット本体としての役物ベース701と、駆動部700により駆動される駆動左上カバー761、駆動左下カバー762、駆動センター上カバー763、駆動センター下カバー764、駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766と、役物ベース701に収容され駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764の背後に設けられたセンター役物レンズユニット730と、役物ベース701に収容され駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762の背後に設けられたセンターサイドレンズユニット740Lと、役物ベース701に収容され駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766の背後に設けられたセンターサイドレンズユニット740Rと、を備える。
次に、図7から図9を参照して、駆動部700の構成について説明する。図7は、駆動部700の分解斜視図である。図8は、駆動部700と駆動左上カバー761、駆動左下カバー762、駆動センター上カバー763、駆動センター下カバー764、駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766との関係を示す説明図である。図9は、駆動部700のカムの説明図である。
左スライドプレート712は、左スライドプレート本体712aと、左スライドプレート本体712aの前側(図8におけるF側)に形成された左駆動上カバーピン係合孔712bと、左スライドプレート本体712aの前側(図8におけるF側)であって、左駆動上カバーピン係合孔712bの略垂直線上下方に形成された左駆動下カバーピン係合孔712cと、左スライドプレート本体712aの前側(図8におけるF側)であって、左駆動上カバーピン係合孔712bと左駆動下カバーピン係合孔712cとの間に形成された左固定軸スライド孔712dと、左スライドプレート本体712aの後ろ側(図8におけるR側)に形成された左カム摺接部712eと、を備える。
左駆動上カバーピン係合孔712bは、駆動左上カバー761と係合する。
左駆動下カバーピン係合孔712cは、駆動左下カバー762と係合する。
左固定軸スライド孔712dは、固定軸706(図7参照)が貫通し、この固定軸706を前後方向(図8におけるF−R方向)スライド移動可能とする楕円型状に形成されている。
左カム摺接部712eは、左スライドプレート本体712aの孔において垂直方向に形成され側面であり、左カム722と摺接する部分である。
センター左駆動上カバーピン係合孔713bは、駆動センター上カバー763と係合する。
センター左駆動下カバーピン係合孔713cは、駆動センター下カバー764と係合する。
左固定軸スライド孔712dは、固定軸706が貫通し、この固定軸706を前後方向(図8におけるF−R方向)スライド移動可能とする楕円型状に形成されている。
センター左固定軸スライド孔713dは、センター左スライドプレート本体713aの孔において垂直方向に形成され側面であり、センター左カム723と摺接する部分である。
センター右駆動上カバーピン係合孔714bは、駆動センター上カバー763と係合する。
センター右駆動下カバーピン係合孔714cは、駆動センター下カバー764と係合する。
センター右固定軸スライド孔714dは、固定軸706が貫通し、この固定軸706を前後方向(図8におけるF−R方向)スライド移動可能とする楕円型状に形成されている。
センター右カム摺接部714eは、センター右スライドプレート本体714aの孔において垂直方向に形成され側面であり、センター右カム724と摺接する部分である。
右駆動上カバーピン係合孔715bは、駆動右上カバー765と係合する。
右駆動下カバーピン係合孔715cは、駆動右下カバー766と係合する。
右固定軸スライド孔715dは、固定軸706が貫通し、この固定軸706を前後方向(図8におけるF−R方向)スライド移動可能とする楕円型状に形成されている。
右カム摺接部715eは、右スライドプレート本体715aの孔において垂直方向に形成され側面であり、右カム725と摺接する部分である。
駆動軸721は、棒状体であり、この棒状体がモータ720にギヤを介して連結されている。
左カム722は、左スライドプレート712の左スライドプレート本体712a(図8参照)の孔の中に配置される。左カム722は、左スライドプレート712の左カム摺接部712eに当接する左当接面722Aを有する。左カム722には、左平坦部722aと、左平坦部722aより駆動軸721の軸心から左当接面722Aまでの距離が大きい左突起部722bとが形成されている。また、左カム722には、左平坦部722aから左突起部722bに移行する部分である左移行部722cが形成されている。
センター左突起部723bは、センター左カム摺接部713eが配置された位置(図9におけるR側)(0度)から順回転方向において略240度までの範囲に形成されている。
そして、センター左突起部723bにおけるセンター左当接面723Aは、上記基準点から順回転方向略120度から略240度近傍までの間において、センター左平坦部723aに向けてなだらかに傾斜する。
また、センター左平坦部723aは、センター左カム723が静止している状態で視れば、上記基準点から順回転方向に略240度から略360度の間に形成されている。
右カム725は、左カム722と、左右を逆転させた略同一形状で形成されている。
右カム725には、右平坦部725aと、右平坦部725aより駆動軸721の軸心から右当接面725Aまでの距離が大きい右突起部725bとが形成されている。また、右カム725には、右平坦部725aから右突起部725bに移行する部分である右移行部725cが形成されている。
センター右カム724は、センター左カム723と、左右を逆転させた略同一形状で形成されている。センター右カム724には、センター右平坦部724aと、センター右平坦部724aより駆動軸721の軸心からセンター右当接面724Aまでの距離が大きいセンター右突起部724bとが形成されている。
センター右突起部724bは、センター右カム摺接部714eが配置された位置(図9におけるR側)(0度)から順回転方向において略240度までの範囲に形成されている。
そして、センター右突起部724bにおけるセンター右当接面724Aは、上記基準点から順回転方向略120度から略240度近傍までの間において、センター右平坦部724aに向けてなだらかに傾斜する。
また、センター右平坦部724aは、センター右カム724が静止している状態で視れば、上記基準点から順回転方向に略240度から略360度の間に形成されている。
駆動軸721が回転する前は、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762並びに駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766と、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764と、はいずれも閉状態となっている。
駆動軸721が回転する前は、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762並びに駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766と、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764と、はいずれも閉状態となっている。
役物ベース701は、正面側(図7におけるF側)が開放された箱状体である。役物ベース701の開放された正面側には、図8に示す、駆動左上カバー761、駆動左下カバー762、駆動センター上カバー763、駆動センター下カバー764、駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766が配置される。また、役物ベース701は、駆動部700等の各部品を差し込んで位置決め可能な下収納ケース701aと、下収納ケース701aと係合することで下収納ケース701aに差し込まれた駆動部700等の各部品を狭持して保持可能な上収納ケース701b(図6参照)とを備える。役物ベース701は、合成樹脂により形成されている。
左上固定軸挿通孔761bは、左上カバー本体761aの側面の基端に形成され、役物ベース701の固定軸706が遊貫する状態で挿通される。
左上駆動カバーピン761cは、右側(図8におけるR2側)の左上固定軸挿通孔761bの上方であって、僅かに先端側(図8におけるF側)に寄った位置に形成され、左スライドプレート712の左駆動上カバーピン係合孔712bに遊貫する状態で挿通される。
左下固定軸挿通孔762bは、左下カバー本体762aの側面の基端に形成され、役物ベース701の固定軸706が遊貫する状態で挿通される。
左下駆動カバーピン762cは、右側(図8におけるR2側)の左下固定軸挿通孔762bの下方であって、僅かに先端側(図8におけるF側)に寄った位置に形成され、左スライドプレート712の左駆動下カバーピン係合孔712cに遊貫する状態で挿通される。
センター上固定軸挿通孔763bは、センター上カバー本体763aの側面の基端に形成され、役物ベース701の固定軸706が遊貫する状態で挿通される。
センター上駆動カバーピン763cは、センター上固定軸挿通孔763bの上方であって、僅かに先端側(図8におけるF側)に寄った位置に形成され、センタースライドプレート左713のセンター左駆動上カバーピン係合孔713b及びセンタースライドプレート右714のセンター右駆動上カバーピン係合孔714bに遊貫する状態で挿通される。
センター下固定軸挿通孔764bは、センター下カバー本体764aの側面の基端に形成され、役物ベース701の固定軸706が遊貫する状態で挿通される。
センター下駆動カバーピン764cは、センター下固定軸挿通孔764bの下方であって、僅かに先端側(図8におけるF側)に寄った位置に形成され、センタースライドプレート左713のセンター左駆動下カバーピン係合孔713c及びセンタースライドプレート右714のセンター右駆動下カバーピン係合孔714cに遊貫する状態で挿通される。
右上固定軸挿通孔765bは、右上カバー本体765aの側面の基端に形成され、役物ベース701の固定軸706が遊貫する状態で挿通される。
右上駆動カバーピン765cは、左側(図8におけるL側)の右上固定軸挿通孔765bの上方であって、僅かに先端側(図8におけるF側)に寄った位置に形成され、右スライドプレート715の右駆動上カバーピン係合孔715bに遊貫する状態で挿通される。
右下固定軸挿通孔766bは、右下カバー本体766aの側面の基端に形成され、役物ベース701の固定軸706が遊貫する状態で挿通される。
右下駆動カバーピン766cは、左側(図8におけるL側)の右下固定軸挿通孔766bの下方であって、僅かに先端側(図8におけるF側)に寄った位置に形成され、右スライドプレート715の右駆動下カバーピン係合孔715cに遊貫する状態で挿通される。
センターサイドレンズユニット740L、センター役物レンズユニット730及びセンターサイドレンズユニット740Rとの関係について説明する。
駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762は、連動して互いに近接する方向に回動することで、センターサイドレンズユニット740Lを遮蔽する。また、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762は、連動して互いに離間する方向に回動することで、センターサイドレンズユニット740Lを視認可能とする。
すなわち、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762は、センターサイドレンズユニット740Lを遮蔽する閉状態及びセンターサイドレンズユニット740Lが視認可能となる開状態の双方向に移行可能に構成されている。
また、センターサイドレンズユニット740Lは、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762の回動軸となる固定軸706の近傍に設けられている。
駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764は、連動して互いに近接する方向に回動することで、センター役物レンズユニット730を遮蔽する。また、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764は、連動して互いに離間する方向に回動することで、センター役物レンズユニット730を視認可能とする。
すなわち、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764は、センター役物レンズユニット730を遮蔽する閉状態及びセンター役物レンズユニット730が視認可能となる開状態の双方向に移行可能に構成されている。
また、センター役物レンズユニット730は、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764の回動軸となる固定軸706の近傍に設けられている。
第1カバーとしての駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766は、連動して互いに近接する方向に回動することで、第1発光部としてのセンターサイドレンズユニット740Rを遮蔽する。また、駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766は、連動して互いに離間する方向に回動することで、センターサイドレンズユニット740Rを視認可能とする。
すなわち、駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766は、センターサイドレンズユニット740Rを遮蔽する閉状態及びセンターサイドレンズユニット740Rが視認可能となる開状態の双方向に移行可能に構成されている。
また、センターサイドレンズユニット740Rは、駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766の回動軸となる固定軸706の近傍に設けられている。
センター役物レンズユニット730は、その略中心に配置されたセンター役物メインレンズ731と、センター役物メインレンズ731の周囲に配置されたセンター役物サブレンズ732と、センター役物メインレンズ731の背後に配置されたメインレンズLED基板736と、センター役物サブレンズ732の背後に配置されたサブレンズLED基板737と、を備える。
また、センター役物レンズユニット730は、役物ベース701の下収納ケース701aに嵌め込まれて係合され、ビス一本のみで固定される。
センター役物サブレンズ732は、センター役物メインレンズ731の外形に沿うように形成された複数の板状体を重ねて形成されている。この板状体は、背後の側縁から入射された光を正面の側縁から放射する。
サブレンズLED基板737は、センター役物サブレンズ732を形成する複数の板状体の背後の側縁近傍に配置され、これら複数の板状体の背後の側縁に向けて光りを照射するLEDを備える。
センターサイドレンズユニット740L及びセンターサイドレンズユニット740Rの構成について説明する。センターサイドレンズユニット740Lとセンターサイドレンズユニット740Rとは、センター役物レンズユニット730を挟んで、左右対称に配置されている。
まず、センターサイドレンズユニット740Lの構成について説明する。
センターサイドレンズユニット740Lは、その略中央水平方向(図7におけるL−R2方向)に延びるライン状導光板としてのセンターラインレンズ741Lと、センターラインレンズ741Lに沿って延びる透明レンズ742Lと、透明レンズ742Lに沿って延びるメッキ部743Lと、メッキ部743Lに沿って延びるサイドパネルとしての透明赤色レンズ744Lと、センターラインレンズ741Lの両端部に配置された固定部材としてのラインレンズカバー745Lと、センターラインレンズ741Lの左端部(図7におけるL側)近傍に配置された第1発光装置としての左センターライン左LED基板746Lと、センターラインレンズ741Lの右端部(図7におけるR2側)近傍に配置された第2発光装置としての左センターライン右LED基板747Lと、透明レンズ742L及び透明赤色レンズ744Lの背後に配置された左サイドレンズLED基板748Lと、を備える。
また、センターサイドレンズユニット740Lは、役物ベース701の下収納ケース701aに嵌め込まれて係合され、ビス一本のみで固定される。
左センターライン右LED基板747Lは、センターラインレンズ741Lの右端部に向けて光りを照射するフルカラーLEDを備える。
左サイドレンズLED基板748Lは、透明レンズ742L及び透明赤色レンズ744Lの背後の側縁に向けて光りを照射するフルカラーLEDを備える。
次に、センターサイドレンズユニット740Rの構成について説明する。
センターサイドレンズユニット740Rは、その略中央水平方向に延びるライン状導光板としてのセンターラインレンズ741Rと、センターラインレンズ741Rに沿って延びる透明レンズ742Rと、透明レンズ742Rに沿って延びるメッキ部743Rと、メッキ部743Rに沿って延びるサイドパネルとしての透明赤色レンズ744Rと、センターラインレンズ741Rの両端部に配置された固定部材としてのラインレンズカバー745Rと、センターラインレンズ741Rの左端部(図7におけるL側)近傍に配置された第1発光装置としての右センターライン左LED基板746Rと、センターラインレンズ741Rの右端部(図7におけるR2側)近傍に配置された第2発光装置としての右センターライン右LED基板747Rと、透明レンズ742R及び透明赤色レンズ744Rの背後に配置された右サイドレンズLED基板748Rとを備える。
また、センターサイドレンズユニット740Rは、役物ベース701の下収納ケース701aに嵌め込まれて係合され、ビス一本のみで固定される。
右センターライン右LED基板747Rは、センターラインレンズ741Rの右端部に向けて光りを照射するフルカラーLEDを備える。
右サイドレンズLED基板748Rは、透明レンズ742R及び透明赤色レンズ744Rの背後の側縁に向けて光りを照射するフルカラーLEDを備える。
図11を参照して、センター照明ユニット70の動作について説明する。
図11は、センター照明ユニット70の動作の説明図である。
図11では、センター照明ユニット70の動作の一例として、センターサイドレンズユニット740Lを遮蔽する閉状態にある駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762が、連動して互いに離間する方向に回動することで、センターサイドレンズユニット740Lを視認可能とする開状態に移行する動作を示している。
図11(a)は、センターサイドレンズユニット740Lが遮蔽されているセンター照明ユニット70を示す説明図である。図11(b)は、センターサイドレンズユニット740Lが視認可能にされているセンター照明ユニット70を示す説明図である。
左カム722は、左平坦部722aが左スライドプレート712の左カム摺接部712eに向けて配置されている。
左スライドプレート712は、付勢部材716により付勢され、左カム摺接部712eが左平坦部722aに当接されている。
このとき、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762は、閉状態であり、センターサイドレンズユニット740Lを遮蔽している。
左カム722が右方向に回動すると、左カム摺接部712eとの左当接面722Aは、左平坦部722aから左突起部722bに移行する。すると、左スライドプレート712は、左突起部722bに左カム摺接部712eが押圧され、センターサイドレンズユニット740Lが配置された方向の反対方向(以降、後方と称する)に、スライド移動する。
また、駆動左下カバー762は、左スライドプレート712の左駆動下カバーピン係合孔712cに係合する左下駆動カバーピン762cが左スライドプレート712とともに、後方に移動される。すると、駆動左下カバー762は、固定軸706を中心として、下方向に回動する。
本実施形態において、センター照明ユニット70の付勢部材716は、例えば、左スライドプレート712を駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762が設けられた方向に付勢する。そして、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762は、左スライドプレート712が左カム722の左突起部722bに押圧され、付勢部材716によって付勢された方向と逆方向にスライド移動すると、閉状態から開状態は移行する。このように、付勢部材716は、例えば、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762を閉状態とする方向に付勢するため、左カム722が磨耗しても、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762が閉じた状態で隙間が生じる虞がなくなる。
本実施形態において、センター照明ユニット70の役物ベース701は、各部品を差し込んで位置決め可能な下収納ケース701aと、下収納ケース701aと係含することで下収納ケース701aに各部品を狭持して保持可能な上収納ケース701bとを備えた。これにより、センター照明ユニット70の製造又はメンテナンスにおいて、下収納ケース701aに各部品を差し込むだけで、各部品の位置決めが可能となるので、作業を省力化できる。
本実施形態のセンター照明ユニット70において、例えば、センター役物レンズユニット730は、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764の回動軸となる固定軸706の近傍に設けたので、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764の回動を阻害しないとともに、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764が閉状態のときに、センター役物レンズユニット730を遮蔽できる。
本実施形態のセンター照明ユニット70において、例えば、センター役物レンズユニット730は、役物ベース701の下収納ケース701aに嵌め込まれて係合され、ビス一本のみで固定されるので、センター照明ユニット70を軽量化できるとともに、製造コストを削減できる。なお、嵌め込みが困難な部分を熱蒸着することもできる。
本実施形態のセンター照明ユニット70において、モータ720は、駆動軸721に設けられた左カム722、センター左カム723、センター右カム724及び右カム725を回転させる。これにより、駆動左上カバー761、駆動左下カバー762、駆動センター上カバー763、駆動センター下カバー764、駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766は、個別に動作する。すなわち、1つのモータで複数のカバーに対し、別々の動作を行わせるので、モータの回転に伴う一連の動作を行うのに必要なパルス数の中で一部のカバーのみ動作する部分(例えば、上記80パルス)のみを順・逆方向に繰り返すことで、当該一部のカバーのみを開閉するように動作させることができる。
本実施形態のセンター照明ユニット70において、駆動左上カバー761、駆動左下カバー762、駆動センター上カバー763、駆動センター下カバー764、駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766は、ABS樹脂及びポリカーボネート樹脂で一体形成した。これにより、センター照明ユニット70の製造工程におけるメッキ処理において、これらのカバー全体をメッキ処理することで、ABS樹脂で形成された部分はメッキされ、ポリカーボネート樹脂で形成された部分はメッキされない。よって、センター照明ユニット70の製造工程におけるメッキ処理の作業を簡略化できる。
本実施形態のセンター照明ユニット70において、例えば、駆動軸721とモータ720とを、相互に変更可能であって、互いにギヤ比が異なるギヤを介して連結できる。これにより、ギヤを変更することで、駆動軸721の回転態様を、回転力を重視した回転態様としたり、回転速度を重視した回転態様としたりすることができる。なお、ギヤの変更は、主制御回路71又は副制御回路72によって、制御できる。
本実施形態のパチスロ1によれば、まず、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762は、センターサイドレンズユニット740Lを遮蔽する閉状態となっている。このとき、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762と係合する左スライドプレート712は、左カム722の左平坦部722aの左当接面722Aと当接している。また、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764は、センター役物レンズユニット730を遮蔽する閉状態となっている。このとき、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764と係合するセンタースライドプレート左713及びセンタースライドプレート右714は、センター左カム723及びセンター右カム724のセンター左平坦部723a及びセンター右平坦部724aのセンター左当接面723A及びセンター右当接面724Aと当接している。
次に、副制御回路72の制御によりモータ720を回転する。これにより、駆動軸721とともに、左カム722、センター左カム723及びセンター右カム724が回転する。そして、左カム722は、左スライドプレート712に摺接しながら回転し、左スライドプレート712に当接する左当接面722Aを左平坦部722aから左突起部722bに移行する。これにより、左スライドプレート712は、スライドし、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762を閉状態から開状態に移行させる。これにより、センターサイドレンズユニット740Lが視認可能となる。
一方、センター左カム723及びセンター右カム724は、センタースライドプレート左713及びセンタースライドプレート右714に摺接しながら回転し、センタースライドプレート左713及びセンタースライドプレート右714に当接するセンター左当接面723A及びセンター右当接面724Aをセンター左平坦部723a及びセンター右平坦部724aから、上記左突起部722bが形成された範囲とは異なる範囲に形成されたセンター左突起部723b及びセンター右突起部724bに移行する。これにより、センタースライドプレート左713及びセンタースライドプレート右714は、スライドし、上記駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762が開状態に移行されたタイミングと異なるタイミングで、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764を閉状態から開状態に移行させる。これにより、センター役物レンズユニット730が視認可能となる。
したがって、可動する部材を複数設けることで演出を多様化するとともに、コスト及び可動する部材を動作させるモータの設置スペースを抑えることができる。
一方、センター左カム723及びセンター右カム724は、センター左平坦部723a及びセンター右平坦部724aが形成された範囲において、センタースライドプレート左713及びセンタースライドプレート右714に摺接しながら回転しているので、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764を閉状態のまま維持する。
したがって、可動する部材を複数設けることで演出を多様化するとともに、コスト及び可動する部材を動作させるモータの設置スペースを抑えることができる。
本実施形態では、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764は、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762並びに駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766が開状態のときにしか、開状態とならないが、これに限られるものではない。例えば、左カム722の左突起部722b及び右カム725の右突起部725bを、センター左カム723のセンター左突起部723b及びセンター右カム724のセンター右突起部724bが形成されていない範囲に形成することで、駆動左上カバー761及び駆動左下カバー762並びに駆動右上カバー765及び駆動右下カバー766が閉状態のときに、駆動センター上カバー763及び駆動センター下カバー764を開状態とできる。
例えば、互いに摺接するスライドプレートのカム摺接部とカムの当接面を、金属により形成することで、部材の摩耗を防止できる。
72 副制御回路
21 表示部
21a 表示部内枠
21b 表示部外枠
22 腰部
23 皿部
700 駆動部
701 役物ベース
701a 下収納ケース
701b 上収納ケース
702 左スライドプレート支持部
703 センタースライドプレート左支持部
704 センタースライドプレート右支持部
705 右スライドプレート支持部
706 固定軸
712 左スライドプレート
712a 左スライドプレート本体
712b 左駆動上カバーピン係合孔
712c 左駆動下カバーピン係合孔
712d 左固定軸スライド孔
712e 左カム摺接部
713 センタースライドプレート左
713a センター左スライドプレート本体
713b センター左駆動上カバーピン係合孔
713c センター左駆動下カバーピン係合孔
713d センター左固定軸スライド孔
713e センター左カム摺接部
714 センタースライドプレート右
714a センター右スライドプレート本体
714b センター右駆動上カバーピン係合孔
714c センター右駆動下カバーピン係合孔
714d センター右固定軸スライド孔
714e センター右カム摺接部
715 右スライドプレート
715a 右スライドプレート本体
715b 右駆動上カバーピン係合孔
715c 右駆動下カバーピン係合孔
715d 右固定軸スライド孔
715e 右カム摺接部
716 付勢部材
720 モータ
721 駆動軸
722 左カム
722A 左当接面
722a 左平坦部
722b 左突起部
722c 左移行部
723 センター左カム
723A センター左当接面
723a センター左平坦部
723b センター左突起部
724 センター右カム
724A センター右当接面
724a センター右平坦部
724b センター右突起部
725 右カム
725A 右当接面
725a 右平坦部
725b 右突起部
725c 右移行部
730 センター役物レンズユニット
731 センター役物メインレンズ
732 センター役物サブレンズ
736 メインレンズLED基板
737 サブレンズLED基板
740L、740R センターサイドレンズユニット
741L、741R センターラインレンズ
742L、742R 透明レンズ
743L、743R メッキ部
744L、744R 透明赤色レンズ
745L、745R ラインレンズカバー
746L 左センターライン左LED基板
746R 右センターライン左LED基板
747L 左センターライン右LED基板
747R 右センターライン右LED基板
748L 左サイドレンズLED基板
748R 右サイドレンズLED基板
761 駆動左上カバー
761a 左上カバー本体
761b 左上固定軸挿通孔
761c 左上駆動カバーピン
762 駆動左下カバー
762a 左下カバー本体
762b 左下固定軸挿通孔
762c 左下駆動カバーピン
763 駆動センター上カバー
763a センター上カバー本体
763b センター上固定軸挿通孔
763c センター上駆動カバーピン
764 駆動センター下カバー
764a センター下カバー本体
764b センター下固定軸挿通孔
764c センター下駆動カバーピン
765 駆動右上カバー
765a 右上カバー本体
765b 右上固定軸挿通孔
765c 右上駆動カバーピン
766 駆動右下カバー
766a 右下カバー本体
766b 右下固定軸挿通孔
766c 右下駆動カバーピン
Claims (1)
- 発光する第1発光部及び第2発光部と、
前記第1発光部の前面に設けられ、前記第1発光部を遮蔽する閉状態及び前記第1発光部が視認可能となる開状態の双方向に移行する第1カバーと、
前記第2発光部の前面に設けられ、前記第2発光部を遮蔽する閉状態及び前記第2発光部が視認可能となる開放状態の双方向に移行する第2カバーと、
前記第1カバーと係合し、前記第1カバーを前記閉状態及び前記開状態の双方向に移行させるスライド可能な第1スライド部材と、
前記第2カバーと係合し、前記第2カバーを前記閉状態及び前記開状態の双方向に移行させるスライド可能な第2スライド部材と、
回転軸を回転させるモータと、
前記回転軸に固定され、前記第1スライド部材に当接する第1当接面を有し、前記第1当接面を前記回転軸の回転にともない前記第1スライド部材に摺接させて、前記第1スライド部材をスライドさせる第1カムと、
前記回転軸に固定され、前記第2スライド部材に当接する第2当接面を有し、前記第2当接面を前記回転軸の回転にともない前記第2スライド部材に摺接させて、前記第2スライド部材をスライドさせる第2カムと、
前記モータの回転を制御するモータ制御手段と、
前記第1スライド部材を前記第1カバーが前記閉状態に移行する方向に常時付勢する第1付勢部材と、
前記第2スライド部材を前記第2カバーが前記閉状態に移行する方向に常時付勢する第2付勢部材と、
を備え、
前記第1カムには、第1カム平坦部と、前記第1カム平坦部より前記回転軸の軸心から前記第1当接面までの距離が大きい第1カム突起部とが形成され、
前記第2カムには、第2カム平坦部と、前記第2カム平坦部より前記回転軸の軸心から前記第2当接面までの距離が大きい第2カム突起部とが形成され、
前記回転軸の回転方向における、前記第1カム突起部が形成された範囲と前記第2カム突起部が形成された範囲とは互いに異なり、
前記第1スライド部材は、前記第1カム平坦部と当接しているときに前記第1カバーを前記閉状態とし、前記第1カム突起部と当接しているときに前記第1カバーを前記開状態とし、
前記第2スライド部材は、前記第2カム平坦部と当接しているときに前記第2カバーを前記閉状態とし、前記第2カム突起部と当接しているときに前記第2カバーを前記開状態とし、
前記第1カムには、前記回転軸の回転方向における前記第2カム平坦部が形成された範囲において、前記第1カム平坦部から前記第1カム突起部に移行する第1カム移行部が形成され、
前記モータ制御手段は、前記第1カム移行部が形成された範囲の前記第1当接面だけが前記第1スライド部材に摺接するように、前記モータの回転を制御し、
前記モータは、所定のパルス数が入力されることにより前記回転軸を所定角度だけ回転させることが可能なものであり、
前記モータ制御手段は、前記モータに前記所定のパルス数を繰り返し入力し、前記回転軸を順方向又は逆方向に前記所定角度ずつ回転させることにより、前記第2カバーの状態を維持しつつ前記第1カバーの状態を前記閉状態から前記開状態に移行させること、又は、前記第2カバーの状態を維持しつつ前記第1カバーの状態を前記開状態から前記閉状態に移行させることが可能である、ことを特徴とする遊技機。
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