JP5719126B2 - 内部回路と静電保護回路を具備する半導体集積回路 - Google Patents

内部回路と静電保護回路を具備する半導体集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、内部回路と静電保護回路を具備する半導体集積回路に関し、特に電源電圧の分離数や接地電圧の分離数の増大による静電保護回路の回路数もしくは静電保護素子数の増大を軽減するのに有効な技術に関するものである。
従来から、半導体集積回路を静電放電(ESD:Electrostatic Discharge)による破壊から保護するために、半導体集積回路はESD保護回路を具備するものである。
一方、半導体集積回路は、高速化のためのトランジスタの微細化によって内部回路の電源電圧は低電圧化されるのに対して、半導体集積回路外部と比較的高い電圧レベルの入出力信号の入出力のための入出力回路(I/O回路)には比較的高い電源電圧が供給される。また、微細化トランジスタで構成されたデジタル論理回路の内部回路には比較的低い電源電圧が供給されるのに対して、アナログ/デジタル変換器やデジタル/アナログ変換器等のアナログ回路には比較的高い電源電圧が供給される。
このように、半導体集積回路の内部には、電源電圧が相違するだけではなく、回路動作の相違する複数の内部回路が集積化される。また、大規模半導体集積回路では、雑音のカップリングや電源やグランドの変動を防止するために、電源端子や接地端子が分離される。
下記非特許文献1と下記非特許文献2には、電源電圧が2.5V、3V、5Vと3種類のCMOSICの内部回路のESD破壊を防止するための全チップESD保護方式が記載されている。この方式では、接地電圧が供給される第2のESDバスに双方向ESD接続セルを介して2.5V系内部回路と3V系内部回路と5V系内部回路とが接続され、2.5Vの電源電圧が供給される第1のESDバスに双方向ESD接続セルを介して2.5V系内部回路が接続され、3Vの電源電圧が供給される第4のESDバスに双方向ESD接続セルを介して3V系内部回路が接続され、5Vの電源電圧が供給される第3のESDバスには双方向ESD接続セルを介して5V系内部回路が接続される。また2.5Vの電源電圧が供給される第1のESDバスと接地電圧が供給される第2のESDバスとの間にESDクランプセルが接続され、2.5Vの電源電圧が供給される第1のESDバスと3Vの電源電圧が供給される第4のESDバスとの間にESDクランプセルが接続され、3Vの電源電圧が供給される第4のESDバスと接地電圧が供給される第2のESDバスとの間にESDクランプセルが接続され、3Vの電源電圧が供給される第4のESDバスと5Vの電源電圧が供給される第3のESDバスとの間にESDクランプセルが接続され、5Vの電源電圧が供給される第3のESDバスと接地電圧が供給される第2のESDバスとの間にESDクランプセルが接続される。
Ming−Dou Ker et al, "Whole−Chip ESD Protection Strategy for CMOS IC‘s with Multiple Mixed−Voltage Power Pins", 1999 International Symposium on VLSI Technology, Systems, and Applications, PP.298−301. Ming−Dou Ker et al, "ESD BUSES FOR WHOLE−CHIP ESD PROTECTION", Procceedings of the 1999 IEEE International Symposium on Circuits and Systems, Volume 1, PP.545−548.
本発明者等は本発明に先立って、多機能で多種類の内部回路を内蔵して外部から多種類の電源電圧が供給される半導体集積回路の開発に従事した。特に、この半導体集積回路の開発においては、多種類の電源電圧が供給される多種類の内部回路の保護のためのESD保護回路の開発が必要とされた。
また、車載用のパワートレイン駆動系等の集積回路においては複数系統のドライバ回路が内蔵されており、それぞれ相違する電圧レベルの電源電圧が印加されることが要求されている。
図1は、本発明に先立って本発明者等によって検討された3種類の電源電圧と3種類の接地電圧とが供給可能な半導体集積回路の構成を示す図である。
図1に示した半導体集積回路1は、第1の内部回路11と第2の内部回路12と第3の内部回路13とを具備する。更に図1に示した半導体集積回路1は、第1の電源電圧供給端子21と第2の電源電圧供給端子22と第3の電源電圧供給端子23と第1の接地電圧供給端子31と第2の接地電圧供給端子32と第3の接地電圧供給端子33とを具備する。
第1の電源電圧供給端子21には半導体集積回路1の外部からの第1の電源電圧Vdd1が供給可能とされ、第1の接地電圧供給端子31には半導体集積回路1の外部からの第1の接地電圧Vss1が供給可能とされ、第1の内部回路11は第1の電源電圧Vdd1と第1の接地電圧Vss1の間の電位差によって動作可能とされている。
第2の電源電圧供給端子22には半導体集積回路1の外部からの第2の電源電圧Vdd2が供給可能とされ、第2の接地電圧供給端子32には半導体集積回路1の外部からの第2の接地電圧Vss2が供給可能とされ、第2の内部回路12は第2の電源電圧Vdd2と第2の接地電圧Vss2の間の電位差によって動作可能とされている。
第3の電源電圧供給端子23には半導体集積回路1の外部からの第3の電源電圧Vdd3が供給可能とされ、第3の接地電圧供給端子33には半導体集積回路1の外部からの第3の接地電圧Vss3が供給可能とされ、第3の内部回路13は第3の電源電圧Vdd3と第3の接地電圧Vss3の間の電位差によって動作可能とされている。
第1の電源電圧供給端子21と第2の電源電圧供給端子22との間には第1の電源側静電保護回路41が接続され、第1の電源側静電保護回路41は第1の電源電圧供給端子21と第2の電源電圧供給端子22との間の電位差の上昇を所定の第1の電源側電位差にクランプすることで、第1の内部回路11と第2の内部回路12とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第2の電源電圧供給端子22と第3の電源電圧供給端子23との間には第2の電源側静電保護回路42が接続され、第2の電源側静電保護回路42は第2の電源電圧供給端子22と第3の電源電圧供給端子23との間の電位差の上昇を所定の第2の電源側電位差にクランプすることで、第2の内部回路12と第3の内部回路13とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第3の電源電圧供給端子23と第1の電源電圧供給端子21との間には第3の電源側静電保護回路43が接続され、第3の電源側静電保護回路43は第3の電源電圧供給端子23と第1の電源電圧供給端子21との間の電位差の上昇を所定の第3の電源側電位差にクランプすることで、第3の内部回路13と第1の内部回路11とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第1の接地電圧供給端子31と第2の接地電圧供給端子32との間には第1の接地側静電保護回路51が接続され、第1の接地側静電保護回路51は第1の接地電圧供給端子31と第2の接地電圧供給端子32との間の電位差の上昇を所定の第1の接地側電位差にクランプすることで、第1の内部回路11と第2の内部回路12とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第2の接地電圧供給端子32と第3の接地電圧供給端子33との間には第2の接地側静電保護回路52が接続され、第2の接地側静電保護回路52は第2の接地電圧供給端子32と第3の接地電圧供給端子33との間の電位差の上昇を所定の第2の接地側電位差にクランプすることで、第2の内部回路12と第3の内部回路13とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第3の接地電圧供給端子33と第1の接地電圧供給端子31との間には第3の接地側静電保護回路53が接続され、第3の接地側静電保護回路53は第3の接地電圧供給端子33と第1の接地電圧供給端子31との間の電位差の上昇を所定の第3の接地側電位差にクランプすることで、第3の内部回路13と第1の内部回路11とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
図2は、本発明に先立って本発明者等によって検討された4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な半導体集積回路の構成を示す図である。
図2に示した半導体集積回路1は、第1の内部回路11と第2の内部回路12と第3の内部回路13と第4の内部回路14とを具備する。更に図2に示した半導体集積回路1は、第1の電源電圧供給端子21と第2の電源電圧供給端子22と第3の電源電圧供給端子23と第4の電源電圧供給端子24と第1の接地電圧供給端子31と第2の接地電圧供給端子32と第3の接地電圧供給端子33と第4の接地電圧供給端子34とを具備する。
第1の電源電圧供給端子21には半導体集積回路1の外部からの第1の電源電圧Vdd1が供給可能とされ、第1の接地電圧供給端子31には半導体集積回路1の外部からの第1の接地電圧Vss1が供給可能とされ、第1の内部回路11は第1の電源電圧Vdd1と第1の接地電圧Vss1の間の電位差によって動作可能とされている。
第2の電源電圧供給端子22には半導体集積回路1の外部からの第2の電源電圧Vdd2が供給可能とされ、第2の接地電圧供給端子32には半導体集積回路1の外部からの第2の接地電圧Vss2が供給可能とされ、第2の内部回路12は第2の電源電圧Vdd2と第2の接地電圧Vss2の間の電位差によって動作可能とされている。
第3の電源電圧供給端子23には半導体集積回路1の外部からの第3の電源電圧Vdd3が供給可能とされ、第3の接地電圧供給端子33には半導体集積回路1の外部からの第3の接地電圧Vss3が供給可能とされ、第3の内部回路13は第3の電源電圧Vdd3と第3の接地電圧Vss3の間の電位差によって動作可能とされている。
第4の電源電圧供給端子24には半導体集積回路1の外部からの第4の電源電圧Vdd4が供給可能とされ、第4の接地電圧供給端子34には半導体集積回路1の外部からの第4の接地電圧Vss4が供給可能とされ、第4の内部回路14は第4の電源電圧Vdd4と第4の接地電圧Vss4の間の電位差によって動作可能とされている。
第1の電源電圧供給端子21と第2の電源電圧供給端子22との間には第1の電源側静電保護回路41が接続され、第1の電源側静電保護回路41は第1の電源電圧供給端子21と第2の電源電圧供給端子22との間の電位差の上昇を所定の第1の電源側電位差にクランプすることで、第1の内部回路11と第2の内部回路12とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第2の電源電圧供給端子22と第3の電源電圧供給端子23との間には第2の電源側静電保護回路42が接続され、第2の電源側静電保護回路42は第2の電源電圧供給端子22と第3の電源電圧供給端子23との間の電位差の上昇を所定の第2の電源側電位差にクランプすることで、第2の内部回路12と第3の内部回路13とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第3の電源電圧供給端子23と第4の電源電圧供給端子24との間には第3の電源側静電保護回路43が接続され、第3の電源側静電保護回路43は第3の電源電圧供給端子23と第4の電源電圧供給端子24との間の電位差の上昇を所定の第3の電源側電位差にクランプすることで、第3の内部回路13と第4の内部回路14とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第4の電源電圧供給端子24と第1の電源電圧供給端子21との間には第4の電源側静電保護回路44が接続され、第4の電源側静電保護回路44は第4の電源電圧供給端子24と第1の電源電圧供給端子21との間の電位差の上昇を所定の第4の電源側電位差にクランプすることで、第4の内部回路14と第1の内部回路11とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第1の電源電圧供給端子21と第3の電源電圧供給端子23との間には第5の電源側静電保護回路45が接続され、第5の電源側静電保護回路45は第1の電源電圧供給端子21と第3の電源電圧供給端子23との間の電位差の上昇を所定の第5の電源側電位差にクランプすることで、第1の内部回路11と第3の内部回路13とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第2の電源電圧供給端子22と第4の電源電圧供給端子24との間には第6の電源側静電保護回路46が接続され、第6の電源側静電保護回路46は第2の電源電圧供給端子22と第4の電源電圧供給端子24との間の電位差の上昇を所定の第2の電源側電位差にクランプすることで、第2の内部回路12と第4の内部回路14とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第1の接地電圧供給端子31と第2の接地電圧供給端子32との間には第1の接地側静電保護回路51が接続され、第1の接地側静電保護回路51は第1の接地電圧供給端子31と第2の接地電圧供給端子32との間の電位差の上昇を所定の第1の接地側電位差にクランプすることで、第1の内部回路11と第2の内部回路12とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第2の接地電圧供給端子32と第3の接地電圧供給端子33との間には第2の接地側静電保護回路52が接続され、第2の接地側静電保護回路52は第2の接地電圧供給端子32と第3の接地電圧供給端子33との間の電位差の上昇を所定の第2の接地側電位差にクランプすることで、第2の内部回路12と第3の内部回路13とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第3の接地電圧供給端子33と第4の接地電圧供給端子34との間には第3の接地側静電保護回路53が接続され、第3の接地側静電保護回路53は第3の接地電圧供給端子33と第4の接地電圧供給端子34との間の電位差の上昇を所定の第3の接地側電位差にクランプすることで、第3の内部回路13と第4の内部回路14とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第4の接地電圧供給端子34と第1の接地電圧供給端子31との間には第4の接地側静電保護回路54が接続され、第4の接地側静電保護回路54は第4の接地電圧供給端子34と第1の接地電圧供給端子31との間の電位差の上昇を所定の第4の接地側電位差にクランプすることで、第4の内部回路14と第1の内部回路11とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第1の接地電圧供給端子31と第3の接地電圧供給端子33との間には第5の接地側静電保護回路55が接続され、第5の接地側静電保護回路55は第1の接地電圧供給端子31と第3の接地電圧供給端子33との間の電位差の上昇を所定の第5の電源側電位差にクランプすることで、第1の内部回路11と第3の内部回路13とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第2の接地電圧供給端子32と第4の接地電圧供給端子34との間には第6の接地側静電保護回路56が接続され、第6の接地側静電保護回路56は第2の接地電圧供給端子32と第4の接地電圧供給端子34との間の電位差の上昇を所定の第2の電源側電位差にクランプすることで、第2の内部回路12と第4の内部回路14とのいずれか一方に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
図3は、図1に示した本発明に先立って本発明者等によって検討された3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1に含まれた第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53の構成を示す図である。
図3に示すように、第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43の各保護回路は、バックツーバック接続形態に接続された2個のPN接合ダイオードによって構成されている。従って、所定の第1と第2と第3の電源側クランプ電位差は、1個目のPN接合ダイオードの順方向電圧Vfと2個目のPN接合ダイオードの逆方向ブレークダウン電圧BVとの加算電圧Vf+BVとなる。
図3に示すように、第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53の各保護回路は、相互に逆方向に並列接続された2個のPN接合ダイオードによって構成されている。従って、所定の第1と第2と第3の接地側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの順方向電圧Vfとなる。
また、図3に示すように3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1に含まれる全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数は、12個となることが理解される。
図4は、図2に示した本発明に先立って本発明者等によって検討された4種類の電源電圧と4種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1に含まれた第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第4の電源側静電保護回路44と第5の電源側静電保護回路45と第6の電源側静電保護回路46と第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53と第4の接地側静電保護回路54と第5の接地側静電保護回路55と第6の接地側静電保護回路56の構成を示す図である。
図4に示すように、第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第4の電源側静電保護回路44と第5の電源側静電保護回路45と第6の電源側静電保護回路46の各保護回路は、バックツーバック接続形態に接続された2個のPN接合ダイオードによって構成されている。従って、所定の第1と第2と第3と第4と第5と第6の電源側クランプ電位差は、1個目のPN接合ダイオードの順方向電圧Vfと2個目のPN接合ダイオードの逆方向ブレークダウン電圧BVとの加算電圧Vf+BVとなる。
図4に示すように、第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53と第4の接地側静電保護回路54と第5の接地側静電保護回路55と第6の接地側静電保護回路56の各保護回路は、相互に逆方向に並列接続された2個のPN接合ダイオードによって構成されている。従って、所定の第1と第2と第3と第4と第5と第6の接地側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの順方向電圧Vfとなる。
また、図4に示すように4種類の電源電圧と4種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1に含まれる全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数は、24個となることが理解される。
このように、図3に示した3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1の全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数が12個であったのに対して、図4に示した4種類の電源電圧と4種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1の全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数が24個と大幅に増加したことが理解される。
更に本発明者等による検討の結果、5種類の電源電圧と5種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1の場合には、全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数は40個となり、また6種類の電源電圧と6種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1の全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数は60個となることが明らかとされた。
一方、近年の大規模半導体集積回路には、極めて多数の動作機能の集積化が要求されている。その結果、
多種の電源電圧と多種の接地電圧とが要求され、多種の電源電圧間の分離や多種の接地電圧の分離が必要とされる。このような傾向において、電源電圧の分離数や接地電圧の分離数の増大により従来の静電保護回路に必要とされる静電保護素子数の増大は急激に増大するものである。最近開発された大規模半導体集積回路では、バッテリ電圧の分離数が5個、電源電圧の分離数が7個、接地電圧の分離数が9個と言うケースでは、全ての静電保護回路の半導体チップ占有面積が略20%となって、静電保護回路の半導体チップ占有面積が無視できないものとなっている。
本発明は、以上のような本発明に先立った本発明者等による検討の結果、なされたものである。
従って、本発明の目的とするところは、電源電圧の分離数や接地電圧の分離数の増大により静電保護回路の回路数もしくは静電保護素子数の増大を軽減することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうちの代表的なものについて簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態による半導体集積回路(1)は、外部から電圧レベルが相互に相違する動作電圧が供給可能な第1と第2と第3の動作電圧供給端子(21、22、23)と、第1と第2と第3の内部回路(11、12、13)と、第1と第2と第3の静電保護回路(41、42、43)と、接続中点(Cd)とを具備する。
前記第1と第2と第3の内部回路(11、12、13)は、第1と第2と第3の動作電圧供給端子(21、22、23)にそれぞれ供給される第1と第2と第3の動作電圧(Vdd1、Vdd2、Vdd3)によってそれぞれ動作する。
前記第1の静電保護回路(41)は前記第1の動作電圧供給端子(21)と前記接続中点(Cd)の間に接続され、前記第2の静電保護回路(42)は前記第2の動作電圧供給端子(22)と前記接続中点(Cd)の間に接続され、前記第3の静電保護回路(43)は前記第3の動作電圧供給端子(23)と前記接続中点(Cd)の間に接続される。
従って、第1と第2と第3の静電保護回路(41、42、43)は、従来のようにΔ(デルタ)接続されるのではなく、前記接続中点(Cd)に関してY(スター)接続される(図5参照)。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、本発明によれば、電源電圧の分離数や接地電圧の分離数の増大により静電保護回路の回路数もしくは静電保護素子数の増大を軽減することができる。
図1は、本発明に先立って本発明者等によって検討された3種類の電源電圧と3種類の接地電圧とが供給可能な半導体集積回路の構成を示す図である。 図2は、本発明に先立って本発明者等によって検討された4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な半導体集積回路の構成を示す図である。 図3は、図1に示した本発明に先立って本発明者等によって検討された3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1に含まれた第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53の構成を示す図である。 図4は、図2に示した本発明に先立って本発明者等によって検討された4種類の電源電圧と4種類の接地電圧が供給可能な半導体集積回路1に含まれた第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第4の電源側静電保護回路44と第5の電源側静電保護回路45と第6の電源側静電保護回路46と第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53と第4の接地側静電保護回路54と第5の接地側静電保護回路55と第6の接地側静電保護回路56の構成を示す図である。 図5は、3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態1による半導体集積回路1の構成を示す図である。 図6は、4種類の電源電圧と4種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態2による半導体集積回路1の構成を示す図である。 図7は、図5に示した3種類の電源電圧と3種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態1による半導体集積回路1に含まれた第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53の構成を示す図である。 図8は、図7に示した3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態2による半導体集積回路1に追加された第4の電源側静電保護回路44と第4の接地側静電保護回路54の構成を示す図である。 図9は、3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態3による半導体集積回路1の構成を示す図である。 図10は、4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態3による半導体集積回路1の構成を示す図である。 図11は、図5、図7、図9を参照して説明した本発明の実施の形態1もしくは本発明の実施の形態3による半導体集積回路1の電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csとの構成を説明する図である。 図12は、図6、図8、図10を参照して説明した本発明の実施の形態2もしくは本発明の実施の形態4による半導体集積回路1の電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csとの構成を説明する図である。 図13は、3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態7による半導体集積回路1の構成を示す図である。 図14は、4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態8による半導体集積回路1の構成を示す図である。 図15は、図13に示した3種類の電源電圧と3種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態7による半導体集積回路1に含まれた第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53の構成を示す図である。 図16は、図14に示した4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態8による半導体集積回路1に追加された第4の電源側静電保護回路44と第4の接地側静電保護回路54の構成を示す図である。
1.実施の形態の概要
まず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号は、それが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態は、半導体集積回路の外部から電圧レベルが相互に相違する動作電圧が供給可能な第1の動作電圧供給端子(21)と第2の動作電圧供給端子(22)と第3の動作電圧供給端子(23)と、第1の内部回路(11)と第2の内部回路(12)と第3の内部回路(13)と、第1の静電保護回路(41)と第2の静電保護回路(42)と第3の静電保護回路(43)と、接続中点(Cd)とを具備する半導体集積回路(1)である。
前記第1の内部回路(11)は前記第1の動作電圧供給端子(21)から供給される第1の動作電圧(Vdd1)によって動作可能とされ、前記第2の内部回路(12)は前記第2の動作電圧供給端子(22)から供給される第2の動作電圧(Vdd2)によって動作可能とされ、前記第3の内部回路(13)は前記第3の動作電圧供給端子(23)から供給される第3の動作電圧(Vdd3)によって動作可能とされる。
前記第1の静電保護回路(41)は前記第1の動作電圧供給端子(21)と前記接続中点(Cd)の間に接続され、前記第2の静電保護回路(42)は前記第2の動作電圧供給端子(22)と前記接続中点(Cd)の間に接続され、前記第3の静電保護回路(43)は前記第3の動作電圧供給端子(23)と前記接続中点(Cd)の間に接続されたことを特徴とする(図5参照)。
前記実施の形態によれば、電源電圧の分離数や接地電圧の分離数の増大により静電保護回路の回路数もしくは静電保護素子数の増大を軽減することが可能となる。
好適な実施の形態では、前記第1の静電保護回路(41)は前記第1の動作電圧供給端子(21)と前記接続中点(Cd)との間の電位差の上昇を第1の動作電位差にクランプする第1の電圧クランプ素子を含み、前記第2の静電保護回路(42)は前記第2の動作電圧供給端子(22)と前記接続中点(Cd)との間の電位差の上昇を第2の動作電位差にクランプする第2の電圧クランプ素子を含み、前記第3の静電保護回路(43)は前記第3の動作電圧供給端子(23)と前記接続中点(Cd)との間の電位差の上昇を第3の動作電位差にクランプする第3の電圧クランプ素子を含むことを特徴とする(図7参照)。
他の好適な実施の形態では、前記接続中点(Cd)と接地電位点(Cs)とは、電流経路を介して電気的に接続されたことを特徴とする(図5参照)。
更に他の好適な実施の形態では、前記第1の内部回路(11)は前記半導体集積回路(1)の内部で第1番目に微細化されたトランジスタを含み、前記第2の内部回路(12)は前記半導体集積回路(1)の内部で第2番目に微細化されたトランジスタを含み、前記第3の内部回路(13)は前記半導体集積回路(1)の内部で第3番目に微細化されたトランジスタを含む。
前記第1の動作電圧供給端子(21)に供給される前記第1の動作電圧(Vdd1)の電圧レベルよりも前記第2の動作電圧供給端子(22)に供給される前記第2の動作電圧(Vdd2)の電圧レベルが高いレベルに設定され、前記第2の動作電圧供給端子(22)に供給される前記第2の動作電圧(Vdd2)の前記電圧レベルよりも前記第3の動作電圧供給端子(23)に供給される前記第3の動作電圧(Vdd3)の電圧レベルが高いレベルに設定されたことを特徴とする(図5参照)。
より好適な実施の形態では、前記第1の静電保護回路(41)による前記第1の動作電位差よりも前記第2の静電保護回路(42)による前記第2の動作電位差は大きな値に設定され、前記第2の静電保護回路(42)による前記第2の動作電位差よりも前記第3の静電保護回路(43)による前記第3の動作電位差は大きな値に設定されたことを特徴とする(図9参照)。
他のより好適な実施の形態では、前記接続中点(Cd)と前記接地電位点(Cs)とは前記電流経路の電源・接地間静電保護回路(6)を介して電気的に接続されたことを特徴とする(図5参照)。
更に他のより好適な実施の形態では、前記第1の静電保護回路(41)に含まれた前記第1の電圧クランプ素子の接続個数よりも前記第2の静電保護回路(42)に含まれた前記第2の電圧クランプ素子の接続個数が大きな値に設定され、前記第2の静電保護回路(42)に含まれた前記第2の電圧クランプ素子の接続個数よりも前記第3の静電保護回路(43)に含まれた前記第3の電圧クランプ素子の接続個数が大きな値に設定されたことを特徴とする(図9参照)。
具体的な実施の形態では、前記第1の静電保護回路(41)に含まれた前記第1の電圧クランプ素子と前記第2の静電保護回路(42)に含まれた前記第2の電圧クランプ素子と前記第3の静電保護回路(43)に含まれた前記第3の電圧クランプ素子とは、PN接合ダイオードであることを特徴とする(図9参照)。
より具体的な実施の形態では、前記第1の静電保護回路(41)に含まれた前記第1の電圧クランプ素子と前記第2の静電保護回路(42)に含まれた前記第2の電圧クランプ素子と前記第3の静電保護回路(43)に含まれた前記第3の電圧クランプ素子とは、トランジスタであることを特徴とする。
最も具体的な実施の形態では、前記接続中点(Cd)は、複数の電流制限素子(Rd12、Rd23、Rd13)のリング接続によって構成されたことを特徴とする(図11参照)。
〔2〕本発明の別の観点の代表的な実施の形態は、第1の電源電圧供給端子(21)と第2の電源電圧供給端子(22)と第3の電源電圧供給端子(23)と、第1の接地電圧供給端子(31)と第2の接地電圧供給端子(32)と第3の接地電圧供給端子(33)と、第1の内部回路(11)と第2の内部回路(12)と第3の内部回路(13)と、第1の電源側静電保護回路(41)と第2の電源側静電保護回路(42)と第3の電源側静電保護回路(43)と、第1の接地側静電保護回路(51)と第2の接地側静電保護回路(52)と第3の接地側静電保護回路(53)と、電源側接続中点(Cd)と接地側接続中点(Cs)とを具備する半導体集積回路(1)である。
前記第1の内部回路(11)は前記第1の電源電圧供給端子(21)と前記第1の接地電圧供給端子(31)とからそれぞれ供給される第1の電源電圧(Vdd1)と第1の接地電圧(Vss1)とによって動作可能とされ、前記第2の内部回路(12)は前記第2の電源電圧供給端子(22)と前記第2の接地電圧供給端子(32)とからそれぞれ供給される第2の電源電圧(Vdd2)と第2の接地電圧(Vss2)とによって動作可能とされ、前記第3の内部回路(13)は前記第3の電源電圧供給端子(23)と前記第3の接地電圧供給端子(33)とからそれぞれ供給される第3の動作電圧(Vdd3)と第3の接地電圧(Vss3)とによって動作可能とされる。
前記第1の電源側静電保護回路(41)は前記第1の電源電圧供給端子(21)と前記電源側接続中点(Cd)の間に接続され、前記第2の電源側静電保護回路(42)は前記第2の電源電圧供給端子(22)と前記電源側接続中点(Cd)の間に接続され、前記第3の電源側静電保護回路(43)は前記第3の電源電圧供給端子(23)と前記電源側接続中点(Cd)の間に接続される。
前記第1の接地側静電保護回路(51)は前記第1の接地電圧供給端子(31)と前記接地側接続中点(Cs)の間に接続され、前記第2の接地側静電保護回路(52)は前記第2の接地電圧供給端子(32)と前記接地側接続中点(Cs)の間に接続され、前記第3の接地側静電保護回路(53)は前記第3の接地電圧供給端子(33)と前記接地側接続中点(Cs)の間に接続されたことを特徴とする(図5参照)。
前記実施の形態によれば、電源電圧の分離数や接地電圧の分離数の増大により静電保護回路の回路数もしくは静電保護素子数の増大を軽減することが可能となる。
好適な実施の形態では、前記第1の電源側静電保護回路(41)は前記第1の電源電圧供給端子(21)と前記電源側接続中点(Cd)との間の電位差の上昇を第1の電源側電位差にクランプする第1の電源側電圧クランプ素子を含み、前記第2の電源側静電保護回路(42)は前記第2の電源電圧供給端子(22)と前記電源側接続中点(Cd)との間の電位差の上昇を第2の電源側電位差にクランプする第2の電源側電圧クランプ素子を含み、前記第3の電源側静電保護回路(43)は前記第3の電源電圧供給端子(23)と前記電源側接続中点(Cd)との間の電位差の上昇を第3の電源側電位差にクランプする第3の電源側電圧クランプ素子を含む。
前記第1の接地側静電保護回路(51)は前記第1の接地側電圧供給端子(31)と前記接地側接続中点(Cs)との間の電位差の上昇を第1の接地側電位差にクランプする第1の接地側電圧クランプ素子を含み、前記第2の接地側静電保護回路(52)は前記第2の接地電圧供給端子(32)と前記接地側接続中点(Cs)との間の電位差の上昇を第2の接地側電位差にクランプする第2の接地側電圧クランプ素子を含み、前記第3の接地側静電保護回路(53)は前記第3の接地電圧供給端子(33)と前記接地側接続中点(Cs)との間の電位差の上昇を第3の接地側電位差にクランプする第3の接地側電圧クランプ素子を含むことを特徴とする(図7参照)。
他の好適な実施の形態では、前記電源側接続中点(Cd)と前記接地側接続中点(Cs)とは電流経路を介して電気的に接続されたことを特徴とする(図5参照)。
更に他の好適な実施の形態では、前記第1の内部回路(11)は前記半導体集積回路(1)の内部で第1番目に微細化されたトランジスタを含み、前記第2の内部回路(12)は前記半導体集積回路(1)の内部で第2番目に微細化されたトランジスタを含み、前記第3の内部回路(13)は前記半導体集積回路(1)の内部で第3番目に微細化されたトランジスタを含む。
前記第1の電源電圧供給端子(21)に供給される前記第1の電源電圧(Vdd1)の電圧レベルよりも前記第2の電源電圧供給端子(22)に供給される前記第2の電源電圧(Vdd2)の電圧レベルが高いレベルに設定され、前記第2の電源電圧供給端子(22)に供給される前記第2の電源電圧(Vdd2)の前記電圧レベルよりも前記第3の電源電圧供給端子(23)に供給される前記第3の電源電圧(Vdd3)の電圧レベルが高いレベルに設定されたことを特徴とする(図5参照)。
より好適な実施の形態では、前記第1の電源側静電保護回路(41)による前記第1の電源側電位差よりも前記第2の電源側静電保護回路(42)による前記第2の電源側電位差は大きな値に設定され、前記第2の電源側静電保護回路(42)による前記第2の電源側電位差よりも前記第3の電源側静電保護回路(43)による前記第3の電源側電位差は大きな値に設定されたことを特徴とする(図9参照)。
他のより好適な実施の形態では、前記電源側接続中点(Cd)と前記接地側接続中点(Cs)とは前記電流経路の電源・接地間静電保護回路(6)を介して電気的に接続されたことを特徴とする(図5参照)。
更に他のより好適な実施の形態では、前記第1の電源側静電保護回路(41)に含まれた前記第1の電源側電圧クランプ素子の接続個数よりも前記第2の電源側静電保護回路(42)に含まれた前記第2の電源側電圧クランプ素子の接続個数が大きな値に設定され、前記第2の電源側静電保護回路(42)に含まれた前記第2の電源側電圧クランプ素子の接続個数よりも前記第3の電源側静電保護回路(43)に含まれた前記第3の電源側電圧クランプ素子の接続個数が大きな値に設定されたことを特徴とする(図9参照)。
具体的な実施の形態では、前記第1の電源側静電保護回路(41)に含まれた前記第1の電源側電圧クランプ素子と前記第2の電源側静電保護回路(42)に含まれた前記第2の電源側電圧クランプ素子と前記第3の電源側静電保護回路(43)に含まれた前記第3の電源側電圧クランプ素子と、前記第1の接地側静電保護回路(51)に含まれた前記第1の接地側電圧クランプ素子と前記第2の接地側静電保護回路(52)に含まれた前記第2の接地側電圧クランプ素子と前記第3の接地側静電保護回路(53)に含まれた前記第3の接地側電圧クランプ素子とは、PN接合ダイオードであることを特徴とする(図9参照)。
より具体的な実施の形態では、前記第1の電源側静電保護回路(41)に含まれた前記第1の電源側電圧クランプ素子と前記第2の電源側静電保護回路(42)に含まれた前記第2の電源側電圧クランプ素子と前記第3の電源側静電保護回路(43)に含まれた前記第3の電源側電圧クランプ素子と、前記第1の接地側静電保護回路(51)に含まれた前記第1の接地側電圧クランプ素子と前記第2の接地側静電保護回路(52)に含まれた前記第2の接地側電圧クランプ素子と前記第3の接地側静電保護回路(53)に含まれた前記第3の接地側電圧クランプ素子とは、トランジスタであることを特徴とする。
最も具体的な実施の形態では、前記電源側接続中点(Cd)は複数の電源側電流制限素子(Rd12、Rd23、Rd13)のリング接続によって構成され、前記接地側接続中点(Cs)は複数の接地側電流制限素子(Rs12、Rs23、Rs13)のリング接続によって構成されたことを特徴とする(図11参照)。
2.実施の形態の詳細
次に、実施の形態について更に詳述する。尚、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、前記の図と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
《実施の形態1による半導体集積回路の構成》
図5は、3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態1による半導体集積回路1の構成を示す図である。この半導体集積回路1は、シリコン半導体チップ内部に多数の内部回路が集積化されたモノリシック半導体集積回路である。
図5に示す半導体集積回路1の大きな特徴は、静電保護回路を構成する第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43もしくは第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53とが、従来のようにΔ(デルタ)接続されるのではなく、Y(スター)接続されることである。このΔ(デルタ)−Y(スター)変換によって、静電保護回路の回路数もしくは静電保護素子数の増大を軽減することが可能となる。
図5に示した半導体集積回路1は、第1の内部回路11と第2の内部回路12と第3の内部回路13とを具備する。更に図5に示した半導体集積回路1は、第1の電源電圧供給端子21と第2の電源電圧供給端子22と第3の電源電圧供給端子23と第1の接地電圧供給端子31と第2の接地電圧供給端子32と第3の接地電圧供給端子33とを具備する。
第1の電源電圧供給端子21には半導体集積回路1の外部からの第1の電源電圧Vdd1が供給可能とされ、第1の接地電圧供給端子31には半導体集積回路1の外部からの第1の接地電圧Vss1が供給可能とされ、第1の内部回路11は第1の電源電圧Vdd1と第1の接地電圧Vss1の間の電位差によって動作可能とされている。特に制限するものではないが、例えば、第1の電源電圧Vdd1は2.5Vであり、第1の内部回路11は例えば微細化半導体プロセスで形成される微細化トランジスタで構成された中央処理ユニット(CPU)等のデジタル論理回路や微細化トランジスタで構成されたSRAMやメモリ回路によって構成されている。半導体集積回路1の内部で最も微細化された微細化半導体プロセスで形成されたトランジスタを含む第1の内部回路11には、最小電圧レベルに設定された第1の電源電圧Vdd1が供給される。
第2の電源電圧供給端子22には半導体集積回路1の外部からの第2の電源電圧Vdd2が供給可能とされ、第2の接地電圧供給端子32には半導体集積回路1の外部からの第2の接地電圧Vss2が供給可能とされ、第2の内部回路12は第2の電源電圧Vdd2と第2の接地電圧Vss2の間の電位差によって動作可能とされている。特に制限するものではないが、例えば、第2の電源電圧Vdd2は3Vであり、第2の内部回路12は第2番目に微細化された微細化半導体プロセスによって形成された入出力回路(I/O回路)等の回路である。この入出力回路(I/O回路)は、半導体集積回路外部と比較的高い電圧レベルの入出力信号の信号入力と信号出力を実行するものである。半導体集積回路1の内部で第2番目に微細化された微細化半導体プロセスで形成されたトランジスタを含む第2の内部回路12には、第2番目に高い電圧レベルに設定された第2の電源電圧Vdd2が供給される。
第3の電源電圧供給端子23には半導体集積回路1の外部からの第3の電源電圧Vdd3が供給可能とされ、第3の接地電圧供給端子33には半導体集積回路1の外部からの第3の接地電圧Vss3が供給可能とされ、第3の内部回路13は第3の電源電圧Vdd3と第3の接地電圧Vss3の間の電位差によって動作可能とされている。特に制限するものではないが、例えば、第3の電源電圧Vdd3は5Vであり、第3の内部回路13は第3番目に微細化された微細化半導体プロセスで形成されたトランジスタを含むアナログ/デジタル変換器やデジタル/アナログ変換器等のアナログ回路や高電圧の書き込み電圧や消去電圧が印加される不揮発性フラッシュメモリ等の高耐圧回路である。従って、この高耐圧回路には、最大電圧レベルに設定された第3の電源電圧Vdd3が供給される。
また、車載用パワートレイン駆動系集積回路の場合は、例えば、第1の電源電圧Vdd1は略5Vであり、内部の低耐圧系の素子に供給され、第2の電源電圧Vdd2は、例えば、バッテリ電圧である略14Vの電圧であり、第3の電源電圧Vdd3は、例えば、バッテリ電圧を昇圧した数十Vの電圧であり高耐圧系の内部の素子に供給される。
第1の電源電圧供給端子21と電源側接続中点Cdとの間には第1の電源側静電保護回路41が接続され、第1の電源側静電保護回路41は第1の電源電圧供給端子21と電源側接続中点Cdとの間の電位差の上昇を所定の第1の電源側電位差にクランプすることによって、第1の内部回路11に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第2の電源電圧供給端子22と電源側接続中点Cdとの間には第2の電源側静電保護回路42が接続され、第2の電源側静電保護回路42は第2の電源電圧供給端子22と電源側接続中点Cdとの間の電位差の上昇を所定の第2の電源側電位差にクランプすることによって、第2の内部回路12に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第3の電源電圧供給端子23と電源側接続中点Cdとの間には第3の電源側静電保護回路43が接続され、第3の電源側静電保護回路43は第3の電源電圧供給端子23と電源側接続中点Cdとの間の電位差の上昇を所定の第3の電源側電位差にクランプすることによって、第3の内部回路13に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第1の接地電圧供給端子31と接地側接続中点Csとの間には第1の接地側静電保護回路51が接続され、第1の接地側静電保護回路51は第1の接地電圧供給端子31と接地側接続中点Csとの間の電位差の上昇を所定の第1の接地側電位差にクランプすることによって、第1の内部回路11に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第2の接地電圧供給端子32と接地側接続中点Csとの間には第2の接地側静電保護回路52が接続され、第2の接地側静電保護回路52は第2の接地電圧供給端子32と接地側接続中点Csとの間の電位差の上昇を所定の第2の接地側電位差にクランプすることによって、第2の内部回路12に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第3の接地電圧供給端子33と接地側接続中点Csとの間には第3の接地側静電保護回路53が接続され、第3の接地側静電保護回路53は第3の接地電圧供給端子33と接地側接続中点Csとの間の電位差の上昇を所定の第3の接地側電位差にクランプすることによって、第3の内部回路13に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
また、電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csとの間には電源・接地間静電保護回路6が接続され、電源・接地間静電保護回路6は電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csとの間の電位差の上昇を所定の電源・接地電位差にクランプすることによって、第1と第2と第3の内部回路11、12、13の各回路に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
また、図5に示すように3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態1による半導体集積回路1に含まれる全ての静電保護回路の総数は、7個となることが理解される。
図7は、図5に示した3種類の電源電圧と3種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態1による半導体集積回路1に含まれた第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53の構成を示す図である。
図7に示すように、第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43は、電源側接続中点Cdにアノードが接続され第1の電源電圧供給端子21、第2の電源電圧供給端子22、第3の電源電圧供給端子23にカソードが接続された3個のPN接合ダイオードにより構成されている。その結果、所定の第1と第2と第3の電源側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの逆方向ブレークダウン電圧BVとなる。
図7に示すように、第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53は、接地側接続中点Csと第1の接地電圧供給端子31、第2の接地電圧供給端子32、第3の接地電圧供給端子33の間に相互に逆方向に並列接続された2個のPN接合ダイオードにより構成されている。従って、所定の第1と第2と第3の接地側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの順方向電圧Vfとなる。
また、図7に示すように3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態1による半導体集積回路1に含まれる全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数は、10個となることが理解される。
[実施の形態2]
《実施の形態2による半導体集積回路の構成》
図6は、4種類の電源電圧と4種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態2による半導体集積回路1の構成を示す図である。
図6に示す4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態2による半導体集積回路1が図5に示した本発明の実施の形態1による半導体集積回路1と相違するのは、下記の点である。
すなわち、図6に示す本発明の実施の形態2による半導体集積回路1には、第4の内部回路14と第4の電源電圧供給端子24と第4の接地電圧供給端子34と第4の電源側静電保護回路44と第4の接地側静電保護回路54とが追加されている。
第4の電源電圧供給端子24と電源側接続中点Cdとの間には第4の電源側静電保護回路44が接続され、第4の電源側静電保護回路44は第4の電源電圧供給端子24と電源側接続中点Cdとの間の電位差の上昇を所定の第4の電源側電位差にクランプすることによって、第4の内部回路14に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
第4の接地電圧供給端子34と接地側接続中点Csとの間には第4の接地側静電保護回路54が接続され、第4の接地側静電保護回路54は第4の接地電圧供給端子34と接地側接続中点Csとの間の電位差の上昇を所定の第4の接地側電位差にクランプすることによって、第4の内部回路14に過大な外部サージ電圧が供給されることを防止するものである。
また、図6に示すように4種類の電源電圧と4種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態2による半導体集積回路1に含まれる全ての静電保護回路の総数は、9個となることが理解される。
図8は、図7に示した3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態2による半導体集積回路1に追加された第4の電源側静電保護回路44と第4の接地側静電保護回路54の構成を示す図である。
図8に示すように、第4の電源側静電保護回路44は、電源側接続中点Cdにアノードが接続され第4の電源電圧供給端子24にカソードが接続されたPN接合ダイオードにより構成されている。その結果、所定の第4の電源側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの逆方向ブレークダウン電圧BVとなる。
図8に示すように、第4の接地側静電保護回路54は、接地側接続中点Csと第4の接地電圧供給端子34の間に相互に逆方向に並列接続された2個のPN接合ダイオードにより構成されている。従って、所定の第4の接地側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの順方向電圧Vfとなる。
また、図8に示すように4種類の電源電圧と4種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態2による半導体集積回路1に含まれる全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数は、13個となることが理解される。
[実施の形態3]
《実施の形態3による半導体集積回路の構成》
図9は、3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態3による半導体集積回路1の構成を示す図である。
図9に示す3種類の電源電圧と3種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態3による半導体集積回路1が図5と図7とに示した本発明の実施の形態1による半導体集積回路1と相違するのは、下記の点である。
すなわち、図9に示した本発明の実施の形態3による半導体集積回路1では、電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csとの間に接続されていた電源・接地間静電保護回路6が省略され、電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csとの間が金属配線で短絡されている。
更に図9に示した本発明の実施の形態3による半導体集積回路1の第2の電源側静電保護回路42では、第2の電源電圧供給端子22にカソードが接続されたPN接合ダイオードのアノードと電源側接続中点Cdの間に1個のPN接合ダイオードが追加されている。すなわち、この追加された1個のPN接合ダイオードは、半導体集積回路1の内部で第2番目に高い電圧レベルの3Vに設定された第2の電源電圧Vdd2が第2の電源電圧供給端子22に供給されることに対応するものである。従って、第2の電源側静電保護回路42の第2の電源側クランプ電位差は、第1の電源側静電保護回路41の第1の電源側クランプ電位差よりも高い電位差に設定される。
また更に図9に示した本発明の実施の形態3による半導体集積回路1の第3の電源側静電保護回路43では、第3の電源電圧供給端子23にカソードが接続されたPN接合ダイオードのアノードと電源側接続中点Cdの間に直列接続の2個のPN接合ダイオードが追加されている。すなわち、この追加された直列接続の2個のPN接合ダイオードは、半導体集積回路1の内部で最大の電圧レベルの5Vに設定された第3の電源電圧Vdd3が第3の電源電圧供給端子23に供給されることに対応するものである。従って、第3の電源側静電保護回路43の第3の電源側クランプ電位差は、第2の電源側静電保護回路42の第2の電源側クランプ電位差よりも更に高い電位差に設定される。
[実施の形態4]
《実施の形態4による半導体集積回路の構成》
図10は、4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態3による半導体集積回路1の構成を示す図である。
図10に示した4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態3による半導体集積回路1が図9に示した本発明の実施の形態3による半導体集積回路1と相違するのは、下記の点である。
すなわち、図10に示した本発明の実施の形態4による半導体集積回路1には、第4の内部回路14と第4の電源電圧供給端子24と第4の接地電圧供給端子34と第4の電源側静電保護回路44と第4の接地側静電保護回路54とが追加されている。また、第4の電源電圧供給端子24には、5Vの電圧レベルを更に超過する10V程度の第4の電源電圧Vdd4が供給されることである。
更に図10に示した本発明の実施の形態4による半導体集積回路1の第4の電源側静電保護回路44では、第4の電源電圧供給端子24にカソードが接続されたPN接合ダイオードのアノードと電源側接続中点Cdの間に直列接続の3個のPN接合ダイオードが追加されている。すなわち、この追加された直列接続の3個のPN接合ダイオードは、半導体集積回路1の内部で10V程度に設定された第4の電源電圧Vdd4が第3の電源電圧供給端子23に供給されることに対応するものである。従って、第4の電源側静電保護回路44の第4の電源側クランプ電位差は、第3の電源側静電保護回路43の第3の電源側クランプ電位差よりも更に高い電位差に設定される。
[実施の形態5]
《実施の形態5による半導体集積回路の構成》
図11は、図5、図7、図9を参照して説明した本発明の実施の形態1もしくは本発明の実施の形態3による半導体集積回路1の電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csとの構成を説明する図である。
図11に示した電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csの各中点は、文言通りのワンポイントではなく、実質的にワンポイントとして機能するものである。
第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43とに、抵抗Rd12、Rd23、Rd13のΔ(デルタ)接続によって、Y(スター)接続の電源側接続中点Cdが実質的に形成される。特に、電源側接続中点CdのΔ(デルタ)接続を構成する3個の抵抗Rd12、Rd23、Rd13は、外部サージ電圧の供給時の静電保護回路41、42、43のサージ電流を軽減する機能を持つものである。
第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53とに、抵抗Rs12、Rs23、Rs13のΔ(デルタ)接続によって、Y(スター)接続の接地側接続中点Csが実質的に形成される。特に、接地側接続中点CsのΔ(デルタ)接続を構成する3個の抵抗Rs12、Rs23、Rs13は、外部サージ電圧の供給時の静電保護回路41、42、43のサージ電流を軽減する機能を持つものである。
[実施の形態6]
《実施の形態6による半導体集積回路の構成》
図12は、図6、図8、図10を参照して説明した本発明の実施の形態2もしくは本発明の実施の形態4による半導体集積回路1の電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csとの構成を説明する図である。
図12に示した電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csの各中点は、文言通りのワンポイントではなく、実質的にワンポイントとして機能するものである。
第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第4の電源側静電保護回路44とに、抵抗Rd12、Rd23、Rd34、Rd14のΔ(デルタ)接続によって、Y(スター)接続の電源側接続中点Cdが実質的に形成される。特に、電源側接続中点CdのΔ(デルタ)接続を構成する4個の抵抗Rd12、Rd23、Rd34、Rd14は、外部サージ電圧の供給時の静電保護回路41、42、43、44のサージ電流を軽減する機能を持つものである。
第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53と第4の接地側静電保護回路54とに、抵抗Rs12、Rs23、Rs34、Rs14のΔ(デルタ)接続によって、Y(スター)接続の接地側接続中点Csが実質的に形成される。特に、接地側接続中点CsのΔ(デルタ)接続を構成する4個の抵抗Rs12、Rs23、Rs34、Rs14は、外部サージ電圧の供給時の静電保護回路41、42、43、44のサージ電流を軽減する機能を持つものである。
[実施の形態7]
《実施の形態7による半導体集積回路の構成》
図13は、3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態7による半導体集積回路1の構成を示す図である。
図13に示す3種類の電源電圧と3種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態7による半導体集積回路1が図5と図7とに示した本発明の実施の形態1による半導体集積回路1と相違するのは、下記の点である。
すなわち、図13に示した本発明の実施の形態7による半導体集積回路1では、電源側接続中点Cdと接地側接続中点Csとの間に接続されていた電源・接地間静電保護回路6が省略され、電源側接続中点Cdと地側接続中点Csとの間が金属配線で短絡されている。
図15は、図13に示した3種類の電源電圧と3種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態7による半導体集積回路1に含まれた第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43と第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53の構成を示す図である。
図15に示すように、第1の電源側静電保護回路41と第2の電源側静電保護回路42と第3の電源側静電保護回路43は、電源側接続中点Cdにアノードが接続され第1の電源電圧供給端子21、第2の電源電圧供給端子22、第3の電源電圧供給端子23にカソードが接続された3個のPN接合ダイオードにより構成されている。その結果、所定の第1と第2と第3の電源側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの逆方向ブレークダウン電圧BVとなる。
図15に示すように、第1の接地側静電保護回路51と第2の接地側静電保護回路52と第3の接地側静電保護回路53は、接地側接続中点Csと第1の接地電圧供給端子31、第2の接地電圧供給端子32、第3の接地電圧供給端子33の間に相互に逆方向に並列接続された2個のPN接合ダイオードにより構成されている。従って、所定の第1と第2と第3の接地側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの順方向電圧Vfとなる。
また図15に示すように3種類の電源電圧と3種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態7による半導体集積回路1に含まれる全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数は、9個となることが理解される。
[実施の形態8]
《実施の形態8による半導体集積回路の構成》
図14は、4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態8による半導体集積回路1の構成を示す図である。
図14に示した4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態8による半導体集積回路1が図13に示した本発明の実施の形態7による半導体集積回路1と相違するのは、下記の点である。
すなわち、図14に示した本発明の実施の形態8による半導体集積回路1には、第4の内部回路14と第4の電源電圧供給端子24と第4の接地電圧供給端子34と第4の電源側静電保護回路44と第4の接地側静電保護回路54とが追加されている。また、第4の電源電圧供給端子24には、5Vの電圧レベルを更に超過する10V程度あるいはそれ以上の第4の電源電圧Vdd4が供給されることである。
図16は、図14に示した4種類の電源電圧と4種類の接地電圧とが供給可能な本発明の実施の形態8による半導体集積回路1に追加された第4の電源側静電保護回路44と第4の接地側静電保護回路54の構成を示す図である。
図16に示すように、第4の電源側静電保護回路44は、電源側接続中点Cdにアノードが接続され第4の電源電圧供給端子24にカソードが接続されたPN接合ダイオードにより構成されている。その結果、所定の第4の電源側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの逆方向ブレークダウン電圧BVとなる。
図16に示すように、第4の接地側静電保護回路54は、接地側接続中点Csと第4の接地電圧供給端子34の間に相互に逆方向に並列接続された2個のPN接合ダイオードにより構成されている。従って、所定の第4の接地側クランプ電位差は、PN接合ダイオードの順方向電圧Vfとなる。
また図16に示すように4種類の電源電圧と4種類の接地電圧が供給可能な本発明の実施の形態2による半導体集積回路1に含まれる全ての静電保護回路のPN接合ダイオードの総数は、12個となることが理解される。
以上、本発明者によってなされた発明を種々の実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
すなわち、上述した実施の形態では電源電圧と接地電圧とが4系統までを説明しているが、5系統以上の構成においても、同様に、複数の電源に複数のESD保護素子のそれぞれ一方の端子を接続して、複数のESD保護素子のそれぞれの他方の端子を電源側中点に接続して、複数の接地点に複数のESD保護素子のそれぞれ一方の端子を接続して、複数のESD保護素子のそれぞれの他方の端子を接地側中点に接続することができることは言うまでもない。
また、上述した実施の形態では各々の電源電圧について具体的な電圧値を使用して説明したが、任意の様々な電圧に適用できることは言うまでもない。
例えば、半導体集積回路1は、モノリシック・シリコン半導体チップを使用した半導体集積回路だけではなくシリコンオンインシュレータ(SOI)構造の半導体集積回路やGaAs等の化合物半導体チップを使用した半導体集積回路にも適用されることが可能である。
更に、本発明の静電保護回路のPN接合ダイオードは、ゲート電極とドレイン電極とが短絡されたダイオード接続のMOS電界効果トランジスタ等の電圧クランプ素子に置換されることが可能である。
また更に、本発明の半導体集積回路1は、6個またはそれ以上の内部回路と、6個またはそれ以上の電源電圧供給端子と、6個またはそれ以上の接地電圧供給端子と、6個またはそれ以上の電源側静電保護回路と、6個またはそれ以上の接地側静電保護回路にも同様に適用可能なことは言うまでもない。
1…半導体集積回路
11…第1の内部回路
12…第2の内部回路
13…第3の内部回路
14…第4の内部回路
21…第1の電源電圧供給端子
22…第2の電源電圧供給端子
23…第3の電源電圧供給端子
24…第4の電源電圧供給端子
31…第1の接地電圧供給端子
32…第2の接地電圧供給端子
33…第3の接地電圧供給端子
34…第4の接地電圧供給端子
41…第1の電源側静電保護回路
42…第2の電源側静電保護回路
43…第3の電源側静電保護回路
44…第4の電源側静電保護回路
51…第1の接地側静電保護回路
52…第2の接地側静電保護回路
53…第3の接地側静電保護回路
54…第4の接地側静電保護回路
Cd…電源側接続中点
Cs…接地側接続中点
Vdd1…第1の電源電圧
Vdd2…第2の電源電圧
Vdd3…第3の電源電圧
Vdd4…第4の電源電圧
Vss1…第1の接地電圧
Vss2…第2の接地電圧
Vss3…第3の接地電圧
Vss4…第4の接地電圧

Claims (3)

  1. 第1の電源電圧供給端子と第2の電源電圧供給端子と第3の電源電圧供給端子と、第1の接地電圧供給端子と第2の接地電圧供給端子と第3の接地電圧供給端子と、第1の内部回路と第2の内部回路と第3の内部回路と、第1の電源側静電保護回路と第2の電源側静電保護回路と第3の電源側静電保護回路と、第1の接地側静電保護回路と第2の接地側静電保護回路と第3の接地側静電保護回路と、電源側接続中点と接地側接続中点とを具備する半導体集積回路であって、
    前記第1の内部回路は前記第1の電源電圧供給端子と前記第1の接地電圧供給端子とからそれぞれ供給される第1の電源電圧と第1の接地電圧とによって動作可能とされ、前記第2の内部回路は前記第2の電源電圧供給端子と前記第2の接地電圧供給端子とからそれぞれ供給される第2の電源電圧と第2の接地電圧とによって動作可能とされ、前記第3の内部回路は前記第3の電源電圧供給端子と前記第3の接地電圧供給端子とからそれぞれ供給される第3の動作電圧と第3の接地電圧とによって動作可能とされ、
    前記第1の電源側静電保護回路は前記第1の電源電圧供給端子と前記電源側接続中点の間に接続され、前記第2の電源側静電保護回路は前記第2の電源電圧供給端子と前記電源側接続中点の間に接続され、前記第3の電源側静電保護回路は前記第3の電源電圧供給端子と前記電源側接続中点の間に接続され、
    前記第1の接地側静電保護回路は前記第1の接地電圧供給端子と前記接地側接続中点の間に接続され、前記第2の接地側静電保護回路は前記第2の接地電圧供給端子と前記接地側接続中点の間に接続され、前記第3の接地側静電保護回路は前記第3の接地電圧供給端子と前記接地側接続中点の間に接続され、
    前記電源側接続中点と前記接地側接続中点とが電源・接地間静電保護回路を介して電気的に接続され、
    前記第1の電源側静電保護回路は前記第1の電源電圧供給端子と前記電源側接続中点との間の電位差の上昇を第1の電源側電位差にクランプする第1の電源側電圧クランプ素子を含み、前記第2の電源側静電保護回路は前記第2の電源電圧供給端子と前記電源側接続中点との間の電位差の上昇を第2の電源側電位差にクランプする第2の電源側電圧クランプ素子を含み、前記第3の電源側静電保護回路は前記第3の電源電圧供給端子と前記電源側接続中点との間の電位差の上昇を第3の電源側電位差にクランプする第3の電源側電圧クランプ素子を含み、
    前記第1の接地側静電保護回路は前記第1の接地側電圧供給端子と前記接地側接続中点との間の電位差の上昇を第1の接地側電位差にクランプする第1の接地側電圧クランプ素子を含み、前記第2の接地側静電保護回路は前記第2の接地電圧供給端子と前記接地側接続中点との間の電位差の上昇を第2の接地側電位差にクランプする第2の接地側電圧クランプ素子を含み、前記第3の接地側静電保護回路は前記第3の接地電圧供給端子と前記接地側接続中点との間の電位差の上昇を第3の接地側電位差にクランプする第3の接地側電圧クランプ素子を含み、
    前記電源・接地間静電保護回路は前記電源側接続中点と前記接地側接続中点との間の電位差の上昇を所定の電源・接地電位差にクランプする電源・接地間電圧クランプ素子を含み、
    前記第1の内部回路は前記半導体集積回路の内部で第1番目に微細化されたトランジスタを含み、前記第2の内部回路は前記半導体集積回路の内部で第2番目に微細化されたトランジスタを含み、前記第3の内部回路は前記半導体集積回路の内部で第3番目に微細化されたトランジスタを含み、
    前記第1の電源電圧供給端子に供給される前記第1の電源電圧の電圧レベルよりも前記第2の電源電圧供給端子に供給される前記第2の電源電圧の電圧レベルが高いレベルに設定され、前記第2の電源電圧供給端子に供給される前記第2の電源電圧の前記電圧レベルよりも前記第3の電源電圧供給端子に供給される前記第3の電源電圧の電圧レベルが高いレベルに設定され、
    前記第1の電源側静電保護回路による前記第1の電源側電位差よりも前記第2の電源側静電保護回路による前記第2の電源側電位差は大きな値に設定され、前記第2の電源側静電保護回路による前記第2の電源側電位差よりも前記第3の電源側静電保護回路による前記第3の電源側電位差は大きな値に設定され、
    前記第1の電源側静電保護回路に含まれた前記第1の電源側電圧クランプ素子の接続個数よりも前記第2の電源側静電保護回路に含まれた前記第2の電源側電圧クランプ素子の接続個数が大きな値に設定され、前記第2の電源側静電保護回路に含まれた前記第2の電源側電圧クランプ素子の接続個数よりも前記第3の電源側静電保護回路に含まれた前記第3の電源側電圧クランプ素子の接続個数が大きな値に設定されたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項1において、
    前記第1の電源側静電保護回路に含まれた前記第1の電源側電圧クランプ素子と前記第2の電源側静電保護回路に含まれた前記第2の電源側電圧クランプ素子と前記第3の電源側静電保護回路に含まれた前記第3の電源側電圧クランプ素子と、前記第1の接地側静電保護回路に含まれた前記第1の接地側電圧クランプ素子と前記第2の接地側静電保護回路に含まれた前記第2の接地側電圧クランプ素子と前記第3の接地側静電保護回路に含まれた前記第3の接地側電圧クランプ素子とは、PN接合ダイオードであることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項1において、
    前記第1の電源側静電保護回路に含まれた前記第1の電源側電圧クランプ素子と前記第2の電源側静電保護回路に含まれた前記第2の電源側電圧クランプ素子と前記第3の電源側静電保護回路に含まれた前記第3の電源側電圧クランプ素子と、前記第1の接地側静電保護回路に含まれた前記第1の接地側電圧クランプ素子と前記第2の接地側静電保護回路に含まれた前記第2の接地側電圧クランプ素子と前記第3の接地側静電保護回路に含まれた前記第3の接地側電圧クランプ素子とは、トランジスタであることを特徴とする半導体集積回路。
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