JP5718777B2 - 熱硬化性白色インク組成物 - Google Patents
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Description
1分子中に2以上の不飽和基を有する熱硬化性化合物としては、加熱により硬化して電気絶縁性を示す熱硬化性化合物のうち、1分子中に2以上の不飽和結合を有するものであれば、特に限定されない。1分子中に2以上の不飽和基を有する熱硬化性化合物には、例えば、分子内にエチレン性不飽和基を2個以上有するカルボキシル基を含有しない化合物、分子内にエチレン性不飽和基を2個以上有するカルボキシル基含有化合物を挙げることができる。上記したカルボキシル基を含有しない化合物には、例えば、脂環式エポキシ樹脂とラジカル重合性不飽和モノカルボン酸との反応生成物がある。また、上記したカルボキシル基含有化合物には、例えば、脂環式エポキシ樹脂とラジカル重合性不飽和モノカルボン酸との反応生成物に、飽和または不飽和の多塩基酸または多塩基酸無水物を反応させて得られたものがある。
1分子中にアミノ基またはイミノ基を少なくとも1以上有する化合物としては、従来公知のものであれば、いずれも使用することができ、例えば、メラミン、メラミン誘導体を挙げることができる。メラミン誘導体には、イミノ基、メチロール基、メトキシメチル基の官能基を有するアルキル化メラミン等を例示することができ、アルキル化メラミンには、例えば、下記一般式(i)
ルチル型酸化チタンは、ルチル結晶構造を有する酸化チタン粒子であり、熱硬化性インク組成物を白色に着色する。平均一次粒子径0.5μm以上のルチル型酸化チタンを使用することで、平均一次粒子径0.5μm未満のルチル型酸化チタンを使用した場合と比較して、紫外光領域や可視光領域の光の反射率を損なうことなく、赤外光領域の光の反射率を向上させることができる。このように、本発明で使用するルチル型酸化チタンの平均一次粒子径の下限値は0.5μmであるが、インク製造時の混練容易性の点から0.6μmが好ましく、反射率の点から1.0μmが特に好ましい。一方、その上限値は特に限定されないが、塗膜外観である平滑性の点から10μmが好ましく、5.0μmが特に好ましい。
下記表1に示す各成分を下記表1に示す配合割合にて配合し、3本ロールを用いて室温にて混合分散させて、実施例1〜7、比較例1〜2にて使用する熱硬化性白色インク組成物を調製した。なお、下記表1中の配合の数字は質量部を示す。
(A)1分子中に2以上の不飽和基を有する熱硬化性化合物
・アロニックスM‐408:東亜合成(株)製、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート。
・サイクロマーP(ACA)Z−250:ダイセル化学工業(株)製、アクリル共重合構造の樹脂を使用したカルボキシル基含有樹脂。
(B)1分子中にアミノ基またはイミノ基を少なくとも1以上有する化合物
・MX‐750LM:(株)三和ケミカル製、メラミン誘導体(メチル化メチロールメラミン)。
(C)平均一次粒子径0.5μm以上のルチル型酸化チタン
・JR‐1000:テイカ(株)製、平均一次粒子径1.0μm。
(D)エポキシ基化合物
・EPICRON 860:大日本インキ化学工業(株)製、ビスフェノールA型エポキシ樹脂。
厚さ1.2mmのガラス板表面を3%の硫酸で処理して洗浄した。酸洗浄した表面に、上記のように調製した熱硬化性白色インク組成物をDRY膜厚が所定の範囲となるようスクリーン印刷法にて塗布した。次に、BOX炉内にて、70℃、20分間加熱して予備乾燥を行った。予備乾燥後、熱硬化性白色インク組成物を塗布したガラス板を、BOX炉内にて、150℃、60分加熱してポストキュアを行い、硬化塗膜で被覆された試験片を作成した。
反射率(%)
「初期」:ポストキュア後の試験片について、分光光度計U‐4100((株)日立製作所製:φ60mm積分球)にて、作成した試験片の1500nm及び2000nmおける反射率を測定した。
「加温加湿後」:耐候性を評価するものであり、試験片を85℃、85%RHにて200時間放置後、分光光度計U‐4100((株)日立製作所製:φ60mm積分球)にて、作成した試験片の1500nm及び2000nmおける反射率を測定した。
「紫外線照射後」:耐光性と耐候性を評価するものであり、照射環境50℃にて、48時間、紫外線を照射(照射機は「SUV‐W151」(岩崎電気製))後、分光光度計U‐4100((株)日立製作所製:φ60mm積分球)にて、作成した試験片の1500nm及び2000nmおける反射率を測定した。
Claims (9)
- 光重合開始剤が含まれない熱硬化性白色インク組成物であって、
(A)1分子中に2以上の不飽和基を有する熱硬化性化合物、
(B)1分子中にアミノ基またはイミノ基を少なくとも1以上有する化合物、
及び(C)平均一次粒子径1.0μm以上のルチル型酸化チタンを含有することを特徴とする熱硬化性白色インク組成物。 - 前記(A)1分子中に2以上の不飽和基を有する熱硬化性化合物が、脂環式エポキシ樹脂と不飽和モノカルボン酸との反応生成物に、飽和または不飽和の多塩基酸または多塩基酸無水物を反応させてカルボキシル基含有化合物を得、前記カルボキシル基含有化合物のカルボキシル基に、さらに1つ以上のラジカル重合性不飽和基とエポキシ基を有するグリシジル化合物を反応させて得られる化合物であることを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性白色インク組成物。
- 前記(C)ルチル型酸化チタンの平均一次粒子径が、1.0μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性白色インク組成物。
- さらに、(D)エポキシ基を有する化合物を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱硬化性白色インク組成物。
- 前記(D)エポキシ基を有する化合物が、前記(A)1分子中に2以上の不飽和基を有する化合物100質量部に対して、1〜75質量部含有することを特徴とする請求項4に記載の熱硬化性白色インク組成物。
- 前記(B)1分子中にアミノ基またはイミノ基を少なくとも1以上有する化合物が、メラミンまたはメラミン誘導体であることを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性白色インク組成物。
- 太陽電池モジュールのバックシートの反射皮膜用であることを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性白色インク組成物。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の熱硬化性白色インク組成物を硬化させたことを特徴とする硬化物。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の熱硬化性白色インク組成物を硬化させた反射皮膜を有することを特徴とする反射シート。
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