JP5717966B2 - アイロン用のソールプレート - Google Patents

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Description

本発明は、衣類接触表面及び抗菌剤を収容する手段を備えるソールプレートを有するアイロンに係る。本発明は更に、ソールプレート、蒸気アイロン装置、並びに、アイロン及びソールプレートを製造する方法、に係る。
上述されたアイロンの一実施例は、JP−09056997(特許文献1)から既知である。
JP−09056997は、蒸気アイロンを開示し、該蒸気アイロンは、本体部、ヒータ及びスチーム噴出口を備えられるベース部、所定の量の水、及び給水タンクにおいて与えられる抗菌部材を有する。アイロンベース部の下方表面から抗菌部材を含有する蒸気を噴出させることによって、抗菌部材は、衣服に対して適用される。
ユーザは、抗菌剤の使用可能性を確実なものとするよう、アイロンの給水タンクを水及び抗菌剤で充填及び再充填しなければならない。これは、面倒であり得、水及び/又は抗菌部材をこぼす危険性がある。
JP−09056997
本発明は、アイロンを抗菌剤で再充填する必要なく、衣類片(a piece of garment)に対して抗菌剤を与えることができるアイロンを与える、ことを目的とする。
この目的は、抗菌剤を収容する手段が抗菌剤を収容する衣類接触表面によって少なくとも形成され、衣類接触表面が衣類片に対して抗菌剤を移すことができる、アイロンによって達成される。
本発明に従ったアイロンは、請求項1において定義付けられる。
ソールプレートは、抗菌剤を収容する衣類接触表面を備えられる。アイロン掛け中に行なわれる通り、衣類接触表面を衣類片に接触させることによって、抗菌剤は、衣類に対して移される。
驚くべきことには、抗菌剤は、衣類上にアイロンを単純に置くこと及び衣類表面にわたってアイロンを動かすことによって、衣類上に与えられる、ことが判明している。
このようにして、抗菌剤は、抗菌剤を有する溶液を包含するリザーバの必要性を有さずに衣類片に対して塗布される。
抗菌剤は、抗菌特性を有する。これは、特には衣類片のアイロン掛けされた表面において抗菌剤が、菌(バクテリア)等である微生物の成長を止めるかあるいは遅くすること(抗菌作用)、及び/又は菌類等である微生物の成長を止めるかあるいは遅くすること(例えばかびとして既知である菌類に対する抗真菌作用)、及び/又はウイルス等である微生物の成長を止めるかあるいは遅くすること(抗ウイルス作用)、及び/又は寄生虫等である微生物の成長を止めるかあるいは遅くすること、を意味する。
本発明に従ったアイロンを使用してアイロン掛けした後、衣類片のアイロン掛けされた表面は、ある量の抗菌剤を与えられる。よって得られたアイロン掛けされた表面は、抗菌特性を有する。本発明に従ったアイロンを使用して衣類片をアイロン掛けすることによって、菌、菌類、及び/又はかびに対する抵抗性は高められる。US3906187は、抗菌手段及び衣類接触表面を備えるソールプレートを有するアイロンを開示する。抗菌手段は、紫外線管を有する。
アイロンのソールプレートは通常、電気加熱素子によって加熱される。ソールプレートの温度は、サーモスタット及び温度ダイヤルを用いて所望の温度において維持される。温度ダイヤルにおけるドットの数は、アイロンのソールプレート表面の温度を以下の通り示す:
・ 1ドットは、平均100℃であり、これは大半のアイロンにおいて低温設定である。
・ 2ドットは、平均150℃であり、これは大半のアイロンにおいて中温設定である。
・ 3ドットは、平均200℃であり、これは大半のアイロンにおいて高温設定である。
本発明に従ったアイロンは、アイロンによって与えられる温度範囲において如何なる点においても使用され得、ソールプレートの温度は、しばしば約250℃にもなり得る。したがって、本発明に従ったアイロンによって収容される抗菌剤は、かかる温度において耐温度性を有する。アイロンによって収容される適切な抗菌剤は、少なくとも4時間の間250℃の温度にさらされた後に劣化を示さない。
抗菌剤は、制限的ではないが抗菌金属イオンを有する。抗菌金属イオンは、抗菌特性を有する金属イオンであり、(アイロンによって収容されている間)少なくとも4時間の間250℃の温度にさらされた後に劣化を示さない。適切な例は、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオン、プラチナイオン、又はセレンイオン、あるいはそれらの組合せである。Ag+の抗菌特性は、既知である。
アイロン掛け自体は、熱の使用を有し、アイロン掛けの工程中に衣類片上にある菌の一定の割合を殺し得るが、そのことは、菌又は菌類等に対する衣類の抵抗性を高めるものではない。衣類の使用中、菌は成長し始める。本発明に従ったアイロンを使用して衣類片をアイロン掛けすることによって、抗菌剤は、衣類にわたって蒸着され、衣類は、より長い間よりフレッシュなままとなる。衣類をより衛生的にすることに加えて、抗菌剤を有するアイロンソールプレート自体は、より清潔であるという傾向があり、また衣類接触表面における菌/菌類の成長を低減する。
衣類の表面にわたって抗菌剤を蒸着することによって、菌の成長は、防がれるか、あるいは減速される。チリダニは、衣類等における菌から栄養を与えられる。したがって、衣類における菌の成長の阻止又は減速はまた、衣類におけるチリダニの菌栄養源が低減され且つ成長が減速されるため、チリダニに影響を及す。したがって、本発明に従ったアイロンを使用するアイロン掛けは、アイロン掛けされた表面において防チリダニ効果を有する。
衣類片の表面に対して移される抗菌剤の量は、とりわけ、衣類表面が受けたアイロン掛けストロークの回数、及びソールプレートの衣類接触表面において存在する抗菌剤の量に依存する。より多くのストロークは、抗菌剤の更なる移動をもたらす。衣類接触表面における抗菌剤のより高い濃度は、抗菌剤の更なる移動をもたらす。
本発明に従ったアイロンの一実施例において、ソールプレートの衣類接触表面は、銀、銅、亜鉛、プラチナ、又はセレンのイオン、あるいはそれらの組合せを有する、アルミニウム、アルミニウム合金、又はステンレススチールから作られる。
実例において、銀、銅、又は亜鉛の粒子、あるいはそれらの組合せ等である金属粒子は、アルミニウム又はステンレススチールのソールプレートにおいて組み込まれる。
かかる金属粒子が空気中に存在する酸素に対してさらされる際、金属酸化物に対する金属の変換は、かかる粒子の表面において自然発生的に発生し、ソールプレートにおける抗菌金属イオン(この場合は銀、銅、又は亜鉛のイオン、あるいはそれらの組合せ)の存在をもたらす。
AgのAg2Oに対する変換は、Agが空気中に存在する酸素にさらされる際に自然発生的に発生する。この変換は、ゆっくりと発生する。温度を上昇させることは、金属酸化物に対する金属の変換が発生する速度を速める。アイロン掛け中、衣類接触表面の温度は通常、設定に依存して、平均110℃(これは、大半のアイロンにおいて1ドット又は低温設定である)乃至平均200℃(これは、大半のアイロンにおいて3ドット又は高温設定である)である。故にアイロン掛け温度は、Ag2Oに対するAgの変換を発生させるよう、またAg+イオンを生成するよう、大変適切である。
アイロン掛け中、抗菌金属イオンは、衣類を本発明に従った衣類接触表面に接触させることによって衣類に対して移される。この移動に関し、なんらかの水分は必要とされる。試験によって、水分を追加することなく、本発明に従ったアイロンを使用して乾燥した衣類片をアイロン掛けすることは、衣類接触表面から衣類のアイロン掛けされる表面までのAg+の移動をもたらす、ことが示されている。明らかには、衣類において自然に存在する水分の量は、Ag+が移されるよう十分である。
本発明に従ったアイロンの一実施例において、抗菌剤は、銀、亜鉛、銅、セレン、プラチナのイオン、及びそれらの組合せを有する群から選択される。
本発明に従ったアイロンの一実施例において、ソールプレートは、少なくとも抗菌剤の0.05重量パーセントを有する材料(a material comprising at least 0.05 weight percent of the antimicrobial agent)から作られる。
他の実施例において、ソールプレートは、抗菌剤の重量に基づいて抗菌剤の0.1−35重量パーセントを有する。
抗菌剤は、粒子として存在し得、該粒子は望ましくは、1nm−1ミクロンの範囲における平均寸法を有する。
抗菌剤の移動は、ソールプレートの抗菌剤を有する衣類接触表面とアイロン掛けされる衣類との間の表面接触を必要とする。抗菌剤が粒子、又は粒子の一部として存在する場合、移動は、かかる粒子の表面積が比較的大きい際により効率的である。銀、亜鉛、銅、セレン、又はプラチナ等の小粒子は、より大きな粒子と比較される際、比較的大きい表面積を有する。本発明に従ったアイロンの一実施例において、ソールプレートは、1nm乃至500nm、望ましくは10−200nmの範囲において平均寸法を有する、銀、亜鉛、銅、セレン、又はプラチナの粒子、あるいはそれらの組合せを有する。適切な選択は、5−50nmの平均銀粒子寸法を有する製品及び50−200nmの平均銀粒子寸法を有する製品として使用可能である、Bio Gate AG社(独国)からのHyGate(登録商標)ナノシルバーである。
本発明に従ったアイロンの一実施例において、抗菌剤を収容する手段は、抗菌剤を有する層を有し、衣類接触表面は、該層の表面である。
かかる一実施例において、ソールプレートは、抗菌剤を有する層を備えられ、該層は、衣類接触表面を有する。この実施例において、該層は、抗菌剤を有する。即ち、ソールプレート自体は、抗菌剤を有さない。このようにして、ソールプレート及びアイロンに対する抗菌剤の量は、低減され得る。
0.5−250ミクロンの範囲における厚さを有する層は、適切であると判明している。
該層は、金属層であり得、望ましくは銀、銅、銅合金、又は亜鉛である。かかる金属層が空気中に存在する酸素にさらされる際、金属酸化物に対する金属の変換は、表面又はかかる粒子において自然発生的に発生し、衣類接触表面における抗菌金属イオン(この場合は銀、銅、又は亜鉛)の存在をもたらす。
かかる層を得る適切な方途は、ソールプレート上において金属をスパッタリングすることによるものであり、このようにして典型的には0.5−3ミクロンの厚さを有する層が得られ得る。
あるいは、金属層は、ソールプレート上へとロールされる。このようにして、150−250ミクロンの範囲における厚さを有する金属層を備えるソールプレートは、得られ得る。
あるいは、層は、抗菌剤を有する熱可塑性ポリマ、ゾルゲル、又はエナメル材料を有する。
適切な熱可塑性ポリマは、シリコン(ケイ素)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルアミド、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニスサルファイド、及びポリテトラフルオロエチレン、等である熱安定性ポリマである。
層は、抗菌剤を有し、また5−100ミクロンの範囲における厚さを備えるゾルゲルコーティングであり得る。
本発明に従ったアイロンの一実施例において、層は、抗菌剤の少なくとも0.5重量パーセントを有する。
他の実施例において、熱可塑性ポリマ、ゾルゲル、又はエナメル材料を有して作られる層は、抗菌剤の0.5−35重量パーセントを有する。
抗菌剤は、抗菌剤が存在する表面がより大きい際により容易に移される。基材は、抗菌剤が広げられる表面を強化する支援をし得るため、抗菌剤の放出を容易にする。
本発明に従ったアイロンの一実施例において、層は、抗菌剤を有する基材を有する。特定の一実施例において、基材は、ゼオライトである。ゼオライトは、構造上開放的且つ多孔性である無機のセラミック材料であり、大きなゼオライト表面を有する。ゼオライト基材は、銀、銅、又は亜鉛のイオン、あるいはそれらの組合せを有するゼオライトである。
優れた結果は、ゼオライトの格子内にある銀イオンを使用して得られた。適切な抗菌剤を有する適切な基材は、(AgION antimicrobial technologies Inc.社による)AgION(登録商標)として市販されている。あるいは、例えばAgION(登録商標)Silver Copper Zeoliteが使用され得る。
AgION(登録商標)抗菌化合物は、活性成分(銀イオン)、及びゼオライトとして既知である不活性ミネラル運搬材料を有する無機抗菌剤系である。AgION(登録商標)は、イオン交換運搬系を形成するよう銀の抗菌特性をゼオライトに組み合わせる。ゼオライトに対する銀の接合は、長期間にわたる金属の連続的な制御放出を確実なものとする。これは、菌を破壊し且つ将来起き得る汚れを抑える、要望に応じた長く持続する抗菌効果をもたらす。水分が存在する際、イオン交換が発生する。銀イオンは、AgION(登録商標)化合物から放出され、環境においてイオンと交換される。
水分は、濡れた衣類片又は湿った衣類片をアイロン掛けすることによって存在し得る。衣類片は、洗濯されて完全に乾燥していないため、該衣類を湿らすよう水を噴霧されたため、あるいは例えば本発明に従ったアイロンシューを有する蒸気アイロンからの蒸気を使用することによって、濡らされ得る。
本発明に従ったアイロンの実施例は、請求項2乃至9において定義付けられる。
本発明に従ったソールプレートは、衣類接触表面を有し、また抗菌剤を収容する手段を備える。該手段は、抗菌剤を収容する衣類接触表面によって少なくとも形成される。衣類接触表面は、衣類片に対して抗菌剤を移すことができる。本発明に従ったソールプレートは、上述されたアイロンの利点と同一の利点を有する。
本発明に従った蒸気アイロン装置は、蒸気生成手段及び本発明に従ったアイロンを有する。ソールプレートは、少なくとも1つの開口を有し、蒸気発生手段は、蒸気を該開口に対して運ぶよう配置される。
従来の蒸気アイロンにおいて、蒸気は、水リザーバ及び蒸気チャンバを有する蒸気生成手段によって生成される。通常、配水ポンプは、水リザーバから蒸気チャンバまで(大きな水の流れではなく液滴として)水をポンプするよう与えられる。水は、電子制御装置からポンプ信号のコマンドを受けて、ホースを介してポンプされ得る。水が供給される速度は、作られる蒸気の量を決定づけ、蒸気の量は、ソールプレートの温度が大幅に影響を受けないよう十分に小さい。
ポンプシステムの代りに、水は、重力を受けて蒸気チャンバに対して与えられ得る。
蒸気チャンバは典型的には、ソールプレートによって加熱されるが、補助加熱素子が代りに与えられてもよい。
蒸気チャンバからの蒸気は、アイロンのソールプレートにおいて与えられる蒸気出口開口に到達する。
なんらかの水分は、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオン、プラチナイオン、又はセレンイオン、あるいはそれらの組合せ等である抗菌金属イオンを移すよう必要とされる。上述された通り、試験によって、水分を追加することなく、本発明に従ったアイロンを使用して乾燥した衣類片をアイロン掛けすることは、衣類接触表面から衣類のアイロン掛けされる表面までのAg+の移動をもたらす、ことが示されている。明らかには、衣類において自然に存在する水分の量は、Ag+が移されるよう十分である。
衣類表面において存在する水分の量は、例えば衣類上に水を噴霧すること又は衣類に対して蒸気を与えることによって、増大され得る。水は例えば、水を包含し且つスプレイヤを備えられるフラスコを使用して、あるいはアイロン上に存在し得る水スプレイヤを使用することによって、噴霧され得る。
蒸気は例えば、使用中に蒸気アイロン装置又はスチーマによって、あるいはシャワーが使用された後の浴室等である湿った室内に衣類をつるすことによって、衣類表面に対して与えられ得る。蒸気アイロン装置を使用することは、アイロンのソールプレートの衣類接触表面から衣類表面までの金属イオンの移動を更に促進する容易な方途である。アイロンにおいて蒸気機能を使用してアイロン掛けされる一方で、衣類表面は、蒸気によって湿らされ、同時にアイロンの抗菌剤を有する衣類接触表面によって接触される。
かかる蒸気アイロン装置は、実際に周知である。蒸気アイロン装置は、蒸気アイロン、又は所謂ボイラーアイロンシステムであり得る。ボイラーアイロンシステムは、ソールプレート表面を備えたソールプレートを有する蒸気アイロン、及び蒸気アイロンとは別個に配置される水を加熱するボイラを有する。水タンクは、ボイラを有するスタンドに対して取り付けられる。多くの場合において、水タンクは取外し可能に配置されるため、水タンクを有する装置のユーザは、装置全体を動かす必要なく、水タンクを充填するよう、水タンクを蛇口等に持って行くことができる。
本発明に従った蒸気アイロン装置の一実施例において、蒸気生成手段は、蒸気チャンバを有する。
本発明に従った蒸気アイロン装置の他の実施例において、蒸気生成手段は、ボイラを有する。
蒸気生成手段は、アイロン台によって格納され得る。
衣類接触表面及び抗菌剤を有する層を備えるソールプレートを製造する本発明に従った方法は、
・ 抗菌剤を有する層をソールプレートに対して与える段階、
を有する。該層は、衣類片に対して抗菌剤を移すことができる衣類接触表面を有する。
衣類接触表面を備えるソールプレートを有するアイロンを製造する本発明に従った方法は、
・ 抗菌剤をソールプレートに対して与える段階、
を有する。ソールプレートは、抗菌剤を収容する手段を有する。該手段は、抗菌剤を収容する衣類接触表面を有し、該衣類接触表面は、衣類片に対して抗菌剤を移すよう配置される。
請求項12及び13において定義付けられる本発明に従った方法の1つを実行する方途は、抗菌剤を有するポリマ層をソールプレートに対して適用することである。
適切な熱可塑性ポリマは、シリコン(ケイ素)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルアミド、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニスサルファイド、及びポリテトラフルオロエチレン、等である熱安定性ポリマである。
本発明に従った方法を実行する他の方途は、抗菌剤を有するゾルゲルコーティングをソールプレートに対して適用し、故に得られたソールプレートを硬化する、ことである。
かかるゾルゲルコーティングを適用することは既知であり、ソールプレートを製造するよう、典型的には、
1) ゾルゲル溶液を与える段階、
2) このゾルゲル溶液をアイロンプレート上へと噴霧する段階、
3) アイロンプレートを加熱すること等によって、得られたゾルゲル層を乾燥させ、溶液がゲルネットワークを残して蒸発される段階、
4) 加熱によってゲルを硬化させる段階、
が有される。
段階3及び4、即ち乾燥段階及びその後の硬化段階は通常、1つの硬化段階において組み合わされる。
本発明に従った方法を実行する方途は、上述された段階1において抗菌剤をゾルゲル溶液に混合させる、ことである。
本発明に従った方法を実行する他の方途において、既知のゾルゲル溶液は、ソールプレートに対して適用され、この既知であるゾルゲル溶液の上方において、抗菌剤は、例えば抗菌剤を有する溶液を噴霧することによって適用され得る。故に得られたソールプレートは、硬化される。この実施例において、抗菌剤は、(上述の)段階2の後に、ウェットゾルゲル(湿ったゾルゲル)層上へと噴霧され、少なくとも部分的にウェットゾルゲル層へと浸透し、このようにして得られた二部層は、硬化される(段階3及び4)。この実施例における抗菌剤は、0.5−1.5ミクロンの範囲における厚さを有し得る大変薄い層において存在する。
請求項13において定義付けられる通り、本発明に従った方法の実用的な一実施例において、銀、銅、又は亜鉛の粒子等である金属粒子、及びそれらの組合せは、アルミニウム又はステンレススチールのソールプレートにおいて組み込まれる。
本発明はまた、請求項のいずれか一項記載の対象及び特性の可能な組合せを有する。
本発明はこれより、添付の図面を参照して一例として説明される。原則的に、態様は組み合わされ得る。
本発明に従ったアイロンの第1の実施例を概略的に図示する。 本発明に従ったアイロンの第2の実施例を概略的に図示する。 本発明に従った蒸気アイロン装置の第1の実施例を概略的に図示する。 本発明に従った蒸気アイロン装置の第2の実施例を概略的に図示する。 本発明に従った蒸気アイロン装置の第3の実施例を概略的に図示する。
図1中、本発明に従ったアイロンの第1の実施例は、概略的に示される。アイロン1は、衣類接触表面5を備えるソールプレート3を有する。ソールプレートは、抗菌剤を有する。衣類接触表面5を衣類片とアイロン掛け中に接触させることによって、抗菌剤は、衣類片に移される。水スプレイヤ(図示せず)は、衣類を湿らせるよう、また(抗菌剤が水の存在において移される場合において)抗菌剤の移動を促進させるよう、与えられ得る。
図2は、本発明に従ったアイロンの第2の実施例を概略的に示す。アイロン10は、抗菌剤を有する抗菌層17を備えられるソールプレート13を有する。層17は、衣類接触表面15を有する。アイロンは更に、アイロン掛けされるファブリックに対して水を供給する手段を有する。この水供給手段は、押圧可能である水トリガ19、及び水リザーバ(図示せず)に対して接続される水スプレイヤ18を有する。
銀、銅、亜鉛、プラチナ、セレンのイオン、又はそれらの組合せ等であるイオンの移動に関し、水分は必要とされる。試験によって、水を加えなくても、銀イオンは、衣類接触表面から衣類片の表面まで移された、ことが示されている。
抗菌剤が水の圧力下でより効果的に移される場合、ユーザは、水トリガ19を始動させ得、スプレイヤから衣類片まで水を噴霧し、衣類片を湿らせるようにする。
図3は、本発明に従った蒸気アイロン装置の第1の実施例を概略的に示す。この装置は、蒸気出口開口37を備えられ且つ抗菌剤を有するソールプレート33を有する蒸気アイロン30を備えられる。ソールプレート33は、衣類接触表面35を有する。蒸気アイロン30は更に、蒸気を生成する手段を有する。蒸気生成手段は、蒸気チャンバ39及び水リザーバ(図示せず)を有する。
抗菌剤が水の存在下で移される場合、ユーザは、例えば、蒸気生成手段と協働するよう配置される蒸気トリガ34を始動させることによって、アイロン掛け中に蒸気を使用し得る。蒸気生成手段は、アイロン掛けされ且つ抗菌剤を有して処理される衣類片に対して開口37を介して蒸気を与えるよう、配置される。
水スプレイヤ(図示せず)は、衣類を湿らせるよう、また(抗菌剤が水の存在下で移される場合)抗菌剤の移動を促進するよう、与えられ得る。
図4は、本発明に従った蒸気アイロン装置の第2の実施例を概略的に示す。この装置は、抗菌剤を有する層43を備えられ、蒸気出口開口47を有するソールプレート42を有する蒸気アイロン40を与えられる。層43は、衣類接触表面45を有する。
蒸気アイロン40は更に、蒸気を生成する手段を有する。蒸気生成手段は、蒸気チャンバ49及び水リザーバ(図示せず)を有する。
抗菌剤が水の存在下で移される場合(例えばAgION(登録商標)が使用される場合)、ユーザは、蒸気生成手段と協働するよう配置された蒸気トリガ44を始動させること等によって、アイロン掛け中に蒸気を使用し得る。蒸気生成手段は、アイロン掛けされ且つ抗菌剤で処理される衣類片に対して開口47を介して蒸気を与えるよう配置される。水スプレイヤ(図示せず)は、衣類を湿らせるよう与えられ得る。
図5は、本発明に従った蒸気アイロン装置の第3の実施例を図示する。
この実施例における蒸気アイロン装置50は、所謂ボイラーアイロンシステムである。かかるシステムにおいて、蒸気生成手段59は、本発明に従った蒸気アイロン51とは別個に配置される水を加熱するボイラ332、及び水タンク334を有する。ボイラ332は、加熱素子340に対して接続される加熱プレート338を有する。電子弁350は、配置され、該弁は、蒸気運搬ホースを介して蒸気をアイロン51まで通過させるよう開放する。ボイラは通常、ボイラ内部における圧力を測定する圧力センサ342、水位センサ344、及びボイ332内部の圧力が高すぎる場合、即ち一定の設定値を上回る場合に開放する安全弁346、を更に有する。ボイラを満たすよう、水は、水タンク334からボイラ332まで水ポンプ336によってポンプされる。脱気弁348は、水から空気を出すよう存在し得る。
蒸気アイロン装置50は、ソールプレート52を有する本発明に従ったアイロン51を有する。抗菌層53は、アイロン51のソールプレート52上へと与えられる。抗菌層53は、衣類接触表面55を有する。アイロンのソールプレート52は、蒸気出口開口57を有する。
[試験]
特定の抗菌剤を選択する効果を示すよう、以下の例が与えられる。
<基準>
アルミニウム合金のソールプレートはまず、適切な洗浄剤において脱脂され、続いて硝酸等である酸性溶液、又は水酸化ナトリウム等であるアルカリ性溶液において食刻され、表面を活性化させ且つ洗浄する。
その後、ソールプレートは、水道水及び脱イオン化水で洗浄され、例えばWO02/066728において開示される既知の電気化学課程中に、アイロンプレートは、酸化アルミニウムの多孔性層を与えられた。多孔性酸化アルミニウム層は、ポリマ層の優れた接着を与えるようプライマ層としての役割を有する。
アルミニウムソールプレートの事前処置後、以下の段階が実行された。
ゾルゲル基本コーティングは、多孔性酸化アルミニウム層の上方において与えられた。基本コーティングの上方において、エタノールベースのゾルゲルトップコーティングが与えられた。続いて、プレートは、乾燥及び硬化された。このようにして、ゾルプレートS1が得られ、基本コーティングは、約23マイクロメートルの厚さを有し、ゾルゲルトップコーティングは、約10マイクロメートルの厚さを有した。
<例1>
基準ソールプレートの製造段階が行なわれ、ゾルゲルトップコーティングの適用後、2.5wt%AgION(登録商標)エタノール溶液は、ウェットトップコーティングの上方において噴霧された(2.5wt%AgION(登録商標)は、0.06wt%Ag+を有する)。続いて、プレートは、乾燥及び硬化された。この例において、抗菌剤は、ウェットなゾルゲルトップコート層上へと噴霧され、このウェットゾルゲル層へと少なくとも部分的に浸透し、このように得られた二部層は硬化される。この例における抗菌剤は、約10ミクロンのゾルゲルトップコートへと約1ミクロンの深さに浸透された、と推測された。このようにして、ソールプレートS2は得られた。
<例2>
基準ソールプレートの製造段階が行なわれ、それに従って、ゾルゲルトップコーティングの混合は、AgION(登録商標)エタノール溶液と混合される(重量において30:70の割合)。このようにして、抗菌ゾルゲル混合物は、約8%のAgION(登録商標)を有して得られる。
ゾルゲル混合物がアルコールベースであるため、アルコール適合AgION(登録商標)パウダーが使用された。
当業者は、望ましい場合は、異なる重量比率を選択し得る。
続いて、プレートは、乾燥及び硬化された。このようにしてソールプレートS3が得られ、該ソールプレートは、約10ミクロンの厚さである抗菌トップコート層を有した。
<例3>
水ベースのAgION(登録商標)懸濁液は、Teflon(登録商標)(Du Pont社による)ベースのCeralonコーティング(Whitford社による)と混合される。
この重量で2.5%の固体AgION(登録商標)混合物は、噴霧することによってアルミニウムソールプレートの上方において塗布される。Ceralonコーティングは、水ベースコーティングであり、混合物を得るよう、水ベースAgION(登録商標)(懸濁液)が使用された。故に得られた層は、乾燥及び硬化された。このようにして、ソールプレートS4が得られた。
<アイロン掛け試験>
ソールプレートS1−S3は、Philips社からのAzurアイロンにおいて使用された。
ソールプレートS4は、Philips社からのMistralアイロンにおいて使用された。
使用されるアイロンは全て、蒸気アイロンであるが、蒸気発生機能は、複数の実験においてスイッチをオフにされた。
記載される全てのサンプルは、1回の実行において試験された。
標準的な布片(各々は、同一の波紋織りファブリック(moire fabric)0.4g/mから切断されている)は切断され(約13.5×約66.5cm)、以下の通り取り扱われた:
1)洗う;
2)上述された通り準備されたソールプレート1−4の1つを使用してアイロン掛けをする;
3)3日後、布は、黄色ブドウ球菌を植菌された。これは、布に対して菌液を塗布することによって実行される(ATCC 6538に準ずる);
4)18時間後、培養は停止され、その後、抗菌性能が確定された。
菌液は、日本工業規格(JIS)「繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果」[規格番号:JIS L 1902:2002(E)第11頁;8.1.2試験菌液の調製、b)定量試験(菌液吸収法)の菌液]に従った特定の濃度における菌を有する培養液(アガール)である。
調製された菌液は、複数の点で試験片上におかれる。また、試験片自体は、バイアル瓶にある(更なる詳細に関しては、JIS L 1902:2002、第20頁:20;10.1.3 試験操作、及び10.1.2試験片の殺菌を参照のこと)。
以下が確定された:
・ Ma:標準布上における菌液の植菌直後の3つの試験片の生菌数の共用対数(common log)の平均;
・ Mb:標準布上における植菌の18時間後の3つの試験片の生菌数の共用対数の平均;
・ Mc:抗菌処理された試料上における植菌の18時間後の3つの試験片の生菌数の共用対数の平均。
かかる実験データから、成長値(F)、静菌作用値(S)、及び殺菌作用値(L)は、導き出された。
これらは、
F(成長値)=Mb−Ma
と定義付けられる。該成長値は、試験が有効であったか否かを確定するよう導き出される。F>1.5の場合、試験は有効であると考えられ、静菌及び殺菌作用値は、計算された。
F<=1.5である場合、試験は、反復される。
作用試験(activity test)は、使用される菌試料がアクティブであったことを示した。
S(静菌作用値)=Mb−Mc
抗菌加工を施された繊維製品及び標準布上において植菌が行なわれ、培養後の生菌数がカウントされ、加工製品と標準布との間の生菌数の差異は、静菌作用値を示す。
L(殺菌作用値)=Ma−Mc
菌制御加工を施された繊維製品及び標準布上において植菌が行なわれ、培養後の生菌数をカウントされ、植菌数と加工製品上における生菌数との差異は、殺菌作用値を示す。
菌破壊(The Bacterium Kill)は:
{(0時間での標準布における菌数−18時間後での抗菌加工された布における菌数)/0時間での標準布における菌数}×100%
として確定された。
結果は、以下の通り評価される:
静菌作用値≧2.0は、製品が菌の成長を阻止することができる、ことを示す。
殺菌作用値≧0は、製品が菌の成長を抑えることができる、ことを示す。
基準ソールプレート1を使用する試験において、蒸気機能のスイッチはオフにされ、ソールプレートは実際には、ドライアイロンとして使用された。0である静菌値、<−1である殺菌値、及び無殺菌(no bacterium kill)は、植菌の18時間後に確定された。
試験は、蒸気発生及びドライ状態下においてソールプレートS2−S4を使用して、また基準として同一のストローク量を使用して、実行された。
比較試験において、ソールプレートS2は、ソールプレートS3より優れた抗菌結果を与えた。
ソールプレートS2に対して、蒸気及びドライ試験はいずれも、>2の静菌値及び>0の殺菌値をもたらした。ソールプレートS2に対して、蒸気及び乾燥試験は、>90%のBacterium Kill(殺菌)をもたらした。
複数の静菌作用は、ソールプレート24に対して観察され、衣類は、リフレッシュされていると評価された。
ソールプレートS2を使用してアイロン掛けされた布片は、そのアイロン掛けされた表面上において約0.004マイクログラムAg/cm2を有することが確定された。
要約すれば、本発明は、衣類接触表面を有し且つ抗菌剤を収容する手段を備えるソールプレートを有するアイロンに関連する。該手段は、少なくとも抗菌剤を収容する衣類接触表面によって形成される。衣類接触表面は、抗菌剤を衣類片に移すことができる。実用的な一実施例において、かかる手段は、抗菌剤を有する層を有し、該層は、衣類接触表面を有する。

Claims (12)

  1. 衣類接触表面を備えるソールプレートを有するアイロンであって、
    該ソールプレートは、抗菌剤を収容する手段を備え、
    該手段は、前記抗菌剤を収容する前記衣類接触表面を有し、前記衣類接触表面は、前記衣類接触表面と衣類の表面との間に必要な表面接触を確立するための衣類に対する前記アイロンの配置に応答して、及び前記アイロンの動きに応じた前記衣類の表面と接触した該衣類の表面上での前記衣類接触表面の動きに応答して、前記抗菌剤を衣類片に対して移すよう配置される、
    アイロン。
  2. 前記手段は、前記抗菌剤を有する層を有し、前記衣類接触表面は、該層の表面である、
    ことを特徴とする請求項1記載のアイロン。
  3. 前記層は、前記抗菌剤を有する基材を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載のアイロン。
  4. 前記基材は、ゼオライトである、
    ことを特徴とする請求項3記載のアイロン。
  5. 前記抗菌剤は、銀、亜鉛、銅、セレン、プラチナのイオン、又はそれらの組合せを有する群から選択される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載のアイロン。
  6. 前記ソールプレートは、前記抗菌剤の少なくとも0.05重量パーセントを有する材料から作られる、
    ことを特徴とする請求項1記載のアイロン。
  7. 前記層は、前記抗菌剤の少なくとも0.05重量パーセントを有する、
    ことを特徴とする請求項2記載のアイロン。
  8. 前記層は、熱可塑性ポリマを有する、
    ことを特徴とする請求項2記載のアイロン。
  9. 前記層は、ゾルゲル又はエナメル材料を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載のアイロン。
  10. 請求項1乃至9のうちいずれか一項に記載され且つ請求項1乃至9のうちいずれか一項において定義付けられるアイロンにおける使用に対して適切であるソールプレートであって、
    衣類接触表面を備え、また、抗菌剤を収容する手段を備え、
    該手段は、前記抗菌剤を収容する衣類接触表面によって少なくとも形成され、該化接触表面は、前記抗菌剤を衣類片に対して移すことができる、
    ソールプレート。
  11. 蒸気生成手段と請求項1乃至9のうちいずれか一項記載のアイロンとを有する蒸気アイロン装置であって、
    ソールプレートは、少なくとも1つの蒸気出口開口を有し、前記蒸気生成手段は、該開口に対して蒸気を運ぶよう配置される、
    蒸気アイロン装置。
  12. アイロン用のソールプレートを製造する方法であって、
    ソールプレートは、衣類接触表面と抗菌剤を有する層とを備え、該層は、前記衣類接触表面を有し、前記衣類接触表面は、前記衣類接触表面と衣類の表面との間に必要な表面接触を確立するための衣類に対する前記アイロンの配置に応答して、及び前記アイロンの動きに応じた前記衣類の表面と接触した該衣類の表面上での前記衣類接触表面の動きに応答して、前記抗菌剤を衣類片に対して移すことができ、
    当該方法は、
    ・ 抗菌剤を有する前記層を前記ソールプレートに対して与える段階、
    を有する、
    方法。
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