JP5717868B2 - 透過クロックのトンネルフォローアップメッセージ - Google Patents
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Description
− 必ずしも同調が必要ない場合がある(周波数で同期される)連鎖内の異なる対の連続するBC間のPTPメッセージ交換、および
− 連続するBCの位相ロックループサーボの利得最大化およびノイズ生成。
− PTPイベントメッセージ(たとえば、Sync、Delay_req、Delay_Res)の識別、
− それらの滞留時間の計算(入口および出口のタイムスタンプの両方が、滞留時間を計算するために記録され保存される)、
− PTPイベントメッセージ内で新しく導入された時間間隔フィールドの更新(CF(補正フィールド)と呼ぶ)、そして次に
− ただ単に通常のスイッチとして、これらの変更されたPTPイベントメッセージの転送。
− カプセル化されたPTPイベントメッセージの変更は、レイヤ違反の問題を引き起こす。その理由は、トンネルの中間ノードによって変更されることからカプセル化されたデータを保護することを目的とするカプセル化自体の原理に矛盾するためである。文書「Issues with the Transparent Clock concept of PTPv2」、フランステレコム、ITU−T SG15/Q13中間会議、2009年3月16日−3月20日、サンホセに、そのような問題が明らかにされている。この問題に関して、そのアドレスがパケットの宛先アドレスである場合のみ、所与のネットワークノードは、パケットペイロードを変更することが許される。そうでない場合、ノードは、レイヤ分離の原理に違反する。
− 変更自体が不可能な場合がある:いずれかのPTPパケットコンテンツを変更するには、最初のカプセル化ヘッダおよび再計算されたチェックサムをすべて備えた新しいパケットを作成する必要がある。しかし、トンネルの中間ノードは、多くの場合、この目的のために実装されたすべてのプロトコルスタックを含んでいない。たとえば、EoS(Ethernet(登録商標)−over−SDH)トンネル中央のSDH装置は、(たとえば、ITUT G.7041によって規定されているようなフレームマップトジェネリックフレーミングプロシージャ(GFP:Frame−mapped Generic Framing Procedure)で)イーサネット(登録商標)ヘッダを再生成し、特にイーサネットフレームチェックシーケンス(FCS)を再計算するために、イーサネットプロトコルスタックを実装していない可能性がある。実際は、カプセル化対象のフレーム全体が受信時に破棄されることを回避するために、カプセル化されたPTPメッセージ内の補正フィールドの変更は、すべてのFCSの再計算を必要とする(たとえばEoSカプセル化の状況におけるイーサネットFCSおよびGFP FCSの両方)。
− IPSecトンネリング、またはより一般的に暗号化使用の場合には、中間ノードによる、カプセル化されたPTPパケットコンテンツの変更は、単に不可能なタスクとして示される(セキュリティの理由から、暗号鍵は中間ノードに配布されないため)。
− カプセル化された同期メッセージから署名を生成するステップと、
− カプセル化された同期メッセージの署名を含むトンネルフォローアップメッセージを生成する、または既に生成されている場合は更新するステップと、
− トンネルノードを横断してカプセル化された同期メッセージ滞留時間を測定するステップと
− 前述の測定された滞留時間を用いてトンネルフォローアップメッセージの補正フィールドを更新するステップと
を含む。
他の広い態様によると、トンネルフォローアップメッセージは保守メッセージ内に含まれる。
他の広い態様によると、同期メッセージは暗号化される。
他の広い態様によると、同期メッセージは入れ子のトンネル内で伝えられる。
− 変更なく、かつそのオリジナルデータ経路11内でPTPイベントメッセージ6を転送する(つまり、データトラフィックに続いて、オリジナルデータ経路11内に同期信号を維持する)、が、特殊なマークをタグとして付ける。
− 中間ノード(TC)2−3によって読み取り変更できる方法で新しいメッセージ8を生成する。かつ
− 全単射に、転送されたPTPイベントメッセージ6に、生成されたメッセージ8を関連させる。
− 関連するイベントメッセージ6の署名を含むイベントメッセージ署名7 TLV(EMS−TLV)。EMS−TLVは、TFM8をその関連するイベントメッセージ6に一義的かつ一意に結合することに可能にする。
− 関連するイベントメッセージ6のタイプを示すイベントメッセージタイプTLV(EMT−TLV)(たとえば、Sync、Delay_Req、Delay_Res)。
− 中間ノード(つまりTC)2−3がトンネル5によって取られたのと同じ経路に従ってTFM8をルーティングすることを可能にするトンネルルーティング情報TLV(TRI−TLV)。限定を目的としない例として、TRI−TLVは、GREトンネルの場合はトンネル5 IP宛先アドレス、またはMPLSトンネルの場合は明示ルートオブジェクト(ERO:Explicit Route Object)を含むことができる。
− 多重レベルのカプセル化/トンネルへのTFM概念の展開を可能にするトンネルレベルTLV(TL−TLV)。TL−TLVは、イベントメッセージ6を伝達するトンネルに関連するカプセル化のレベルを示す。このトンネルレベルは、各トンネルエンドノードでオペレータによって提供できる構成パラメータである。
− カプセル化されたイベントメッセージ6のハッシュ関数(たとえば、MD5またはSHA−2)、
− 中間のLSR2−3に機能詮索(feature snooping)のための手段が提供されている、またはPTPイベントメッセージ6のコンテンツが暗号化されていない場合、イベントメッセージ6シーケンス番号、またはより一般的には、PTPイベントメッセージ6の少なくとも顕著な特徴の全単射関数(たとえば、同期シーケンス番号、および同期シーケンス番号+タイプ)。
− トンネルヘッドエンドノード1で、入力PTPイベントメッセージ6からイベントメッセージ署名7を生成するステップ(図1の矢印67)、
− 変更なく、入力PTPイベントメッセージ6を転送するステップ、
− EMS−TLV内でイベントメッセージ署名7を含むTFM8を生成するステップ(図1の矢印78)、
− 付加的な方法で、トンネルノードを横断するPTPイベントメッセージの滞留時間を用いてTFM8の補正フィールド(CF)を更新するステップ、
− traceroute 9、好ましくは「変更された」OAM LSP traceroute 9で、生成されたTFM8を伝えるステップ。
− トンネルテールエンドノード4で、TFM8メッセージは、横断したネットワークノードに組み込まれている異なる透過クロックにわたる累積滞留時間を含む標準的なフォローアップメッセージ10に変換される。これは、ここで関連するイベントメッセージと同じデータ経路に後に従う。あるいは、TFM8 CF内での累積滞留時間は、関連するイベントメッセージのCFにコピーすることができる。
− その入力ポートのレベルでトンネルヘッドエンドノード21によって、IPSecトンネル25へと入力のPTPイベントメッセージ26をカプセル化するステップ、
− たとえば、ハッシュ関数を使用して、カプセル化/暗号化されたPTPイベントメッセージ26から、イベントメッセージ署名27を生成し(図2の矢印267)、トンネルヘッドエンドノード21の出力ポートへとカプセル化/暗号化されたPTPイベントメッセージ26を転送するステップ、
− トンネルヘッドエンドノード21によって、カプセル化/暗号化されたPTTイベントメッセージ26に基づいてTFM28を生成し、そこから生成されたイベントメッセージ署名27を含むステップ(図2の矢印278)、
− トンネル中間ノード22−23に向けて生成されたTFM28を伝送するステップ(カプセル化されたPTPイベントメッセージ26およびTFM28の両方は、ここでは、ネットワークの安全でない部分を横断する)、
− カプセル化されたPTPイベントメッセージ26、次にTFM28の受信時に(受信順序は反対でもよい)、トンネル中間ノード22で、このノード22によって以下のアクションが実行される:
・IPSecヘッダで専用のCoS値に基づいてカプセル化されたPTPイベントメッセージ26を検出する、
・関連するイベントメッセージ署名27を生成する、
・イベントメッセージ26滞留時間を測定する、
・専用メモリエントリに、そのように生成されたイベントメッセージ署名27およびそのように測定された滞留時間を格納する(事前に、妥当性タイマーの開始を扱い、タイマーの期限切れによって、メモリエントリの消去がトリガーされる)、
・TFM8 EMS−TLVのコンテンツのおかげで、イベントメッセージ署名27に基づいて、上記のカプセル化されたPTPイベントメッセージ26に関連するTFM28を受信および識別する、
・そのように測定された滞留時間を用いて、識別されたTFM28補正フィールドを更新する、
・IPSecトンネル25と同じ経路に従って次のノードに向けてTFM28を転送するためにTRI−TLVを読み取る、
− トンネル中間ノード22によって実行されるのと同じ方法で、横断された各トンネル中間ノード23で上記のステップを実行するステップ、
− トンネルテールエンドノード24でカプセル化されたPTPイベントメッセージ26およびその関連するTFM28の両方の受信時に、以下のアクションがこの後のノード24によって実行される:
・トンネルテールエンドノード24入力ポートで、IPSecトンネル25からPTPイベントメッセージ26をカプセル化解除する、
・PTPイベントメッセージ26滞留時間を記録する、
・トンネルテールエンドノード24の出力ポートにカプセル化解除されたPTPイベントメッセージ26を送信する、
・TFM28のコンテンツを使用して、標準的なフォローアップメッセージ20(従来のTC規格によるツーステップモード)を生成し、特に、後のメッセージの補正フィールド(CF)に、そのように記録された累積滞留時間を追加し、かつ新しいフォローアップメッセージ20補正フィールドに合計値を書き込み、
・ここで、関連するイベントメッセージ26の1つと同じデータ経路に従って、トンネルテールエンドノード24の出力ポートにフォローアップメッセージ20を送信する。
− カプセル化されたPTPイベントメッセージ26から生成された署名27を含むEMS−TLV。これは、トンネル中間ノード22−23が、PTPイベントメッセージ26にTFM28を一義的に関連させることを可能にする。後のメッセージは、IPSecトンネル25内で暗号化されるため、そのコンテンツ(たとえばシーケンス番号)は、トンネル中間ノード22−23によって読み取ることができないことに注意されたい。
− 関連するPTPイベントメッセージ26のタイプを示すEMT−TLV(たとえば、Sync、Delay_Req、Delay_Resp)。これにより、Syncメッセージ以外のイベントメッセージに概念を生成することが可能になる。
− 安全な方法でTFM28を伝達することを目的としたTRI−TLV(データは、ネットワークの安全でない部分を横断するかもしれないことが強調されるべきである)。リンクバイリンク基準で利用可能かつ専用のトランスポートチャネル(たとえば、イーサネットの場合、スロープロトコルチャネル)を利用することを決定することができる。この場合、TRI−TLVは、たとえば、IPSecトンネル宛先アドレスを含むことができるため、TFM28は、各トンネル中間ノード23−24でルーティングすることができ、IPSecトンネル25と同じ経路に従うことができる。
− トンネルレベルを示すTL−TLV。図2に示すケースでは、この例では単一のレベルのカプセル化しかないため、トンネルレベルは1に設定される。
− カプセル化されたPTPイベントメッセージ36から取得した第1のイベントメッセージ署名37をそこに含むトンネル35(レベル1)のトンネルヘッドエンドノード31によって生成される。
− 次に、暗号化された(つまりIPSec暗号化)PTPイベントメッセージ36に基づいてトンネル45(レベル2)の(トンネル35内のトンネル中間ノードでもある)トンネルヘッドエンドノード32によって生成された第2のイベントメッセージ署名40を含むように変更される。
− レベル2イベントメッセージ署名40を取り除き、レベル1トンネル35に関するレベル1イベントメッセージ署名37を保持しながらレベル2トンネル45を終了する。
− トンネル45のトンネルテールエンドノードの出力ポートから、イベントメッセージ署名37だけを用いてトンネル35の残りのノードを横断する。
− TFMを生成するための手段、
− たとえば、ハッシュ関数を使用してイベントメッセージ署名を生成するための手段。
Claims (13)
- 透過クロックを含むトンネルノード(1−4)によって少なくとも1つのカプセル化された同期メッセージ(6)を扱う方法であって、
− 前記カプセル化された同期メッセージ(6)から署名(7)を生成するステップと、
− 前記カプセル化された同期メッセージ署名(7)を含むトンネルフォローアップメッセージ(8)を生成する、または既に生成されている場合は更新するステップと、
− 前記トンネルノード(1−4)を横断する前記カプセル化された同期メッセージの滞留時間を測定するステップと、
− 前述の測定された滞留時間を用いて前記トンネルフォローアップメッセージの補正フィールドを更新するステップと
を含み、
前記トンネルフォローアップメッセージが、変更されたOAM LSP tracerouteメッセージ内に含まれる、方法。 - 前記署名(7)が、前記カプセル化された同期メッセージ(6)全体のハッシュ関数を使用して生成される、請求項1に記載の方法。
- 前記署名(7)が、前記同期メッセージ(6)の少なくとも顕著な特徴の全単射関数を使用して生成される、請求項1に記載の方法。
- 前記同期メッセージ(6)の顕著な特徴が、その同期シーケンス番号である、請求項3に記載の方法。
- 前記生成されたフォローアップメッセージ(8)が、イベントメッセージタイプTLVをさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記生成されたフォローアップメッセージ(8)が、トンネルレベルTLVをさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記生成されたフォローアップメッセージ(8)が、トンネルルーティング情報TLVをさらに含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記カプセル化された同期メッセージが暗号化される、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記トンネルノードが、事前定義された期間、前記トンネルフォローアップメッセージ(8)に関連する前記カプセル化された同期メッセージ(6)の受信を待つ間に、前記トンネルフォローアップメッセージ(8)をバッファリングする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記トンネルノード(1−4)がトンネルテールエンドノード(4)である場合、
前記トンネルフォローアップメッセージ(8)のファイルされた更新された補正を含む標準的なフォローアップメッセージ(10)への前記トンネルフォローアップメッセージ(8)の変換ステップをさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。 - 前記同期メッセージが、高精度時間プロトコルのイベントメッセージである、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
- 透過クロックを含み、着信したカプセル化された同期メッセージ(6)から署名(7)を生成するための手段と、前記カプセル化された同期メッセージ署名(7)を含むトンネルフォローアップメッセージ(8)を生成する、または既に生成されている場合は更新する手段とを備え、
前記トンネルフォローアップメッセージが、変更されたOAM LSP tracerouteメッセージ内に含まれる、トンネルノード(1−4)。 - 署名(6)を生成するための前記手段が、ハッシュ関数を含む、請求項12に記載のトンネルノード(1−4)。
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