JP5717635B2 - ダウンリンクでネットワーク全体にわたる多入力多出力無線通信をサポートするアーキテクチャ - Google Patents

ダウンリンクでネットワーク全体にわたる多入力多出力無線通信をサポートするアーキテクチャ Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2007年7月16日に出願した、「AN ARCHITECTURE TO SUPPORT NETWORK−WIDE MULTIPLE−IN−MULTIPLE−OUT WIRELESS COMMUNICATION」という名称の米国特許出願第11/778,282号、および2008年9月18日に出願した、「AN ARCHITECTURE TO SUPPORT NETWORK−WIDE MULTIPLE−IN−MULTIPLE−OUT WIRELESS COMMUNICATION OVER AN UPLINK」という名称の米国特許出願第12/233,150号と関連する。
本発明は、一般に、通信システムに関し、より詳細には、無線通信システムに関する。
無線通信システムにおける基地局は、基地局に関連する地理的区域内、つまり、セル内のユーザに無線接続を提供する。一部の事例において、セルは、選択された開き角度に対し、異なるアンテナが役目を果たす複数のセクタ(例えば、3つの120度セクタまたは6つの60度セクタ)に分割されることが可能である。基地局とユーザの各々の間の無線通信リンクは、通常、基地局から移動ユニットに情報を伝送するための1つまたは複数のDL(ダウンリンク)(または順方向)チャネルと、移動ユニットから基地局に情報を伝送するための1つまたは複数のUL(アップリンク)(または逆方向)チャネルとを含む。基地局が複数のアンテナを含み、さらに、オプションとして、ユーザ端末装置が複数のアンテナを含む場合、MIMO(多入力多出力)技術が使用されることが可能である。例えば、複数のアンテナを含む基地局は、セル/セクタ内の同一のユーザまたは複数のユーザに同一の周波数帯域上で独立した複数の異なる信号を同時に送信することができる。MIMO技術は、基地局において利用可能なアンテナの数にほぼ比例して無線通信システムのスペクトル効率を高めることができる。
従来のMIMO技術は、調整基地局と並置された複数のアンテナの動作を調整する。例えば、BS(基地局)に関連する複数のアンテナは、それらのアンテナが基地局から10メートル未満であるように通常、構成される。基地局からそれらのアンテナに伝送され、次いで、無線インタフェースを介してDLでMS(移動局)に伝送される信号は、それらの信号が受信側、例えば、移動局においてコヒーレントに合成されることが可能であるように、位相が揃えられていることが可能である。したがって、複数のアンテナからのコヒーレントな放射の強め合う干渉および/または弱め合う干渉が、選択された方向で信号を増幅するのに、さらに/またはその他の方向で信号を無効にするのに使用されることが可能である。また、コヒーレントな信号を処理することを使用して、複数の送信機間の相互干渉が最小限に抑えられることも可能である。同様にULで、複数のアンテナから受信された信号が、最大比合成(MRC)、最小平均2乗誤差(MMSE)、および最尤系列推定器(MLSE)などのよく知られたアルゴリズムを介して、信号強度を最大にし、SINRを最大にし、複数の信号を同時に検出するように組み合わされることが可能である。しかし、従来のMIMOは、隣接セルにおけるアップリンク伝送および/またはダウンリンク伝送によってもたらされるセル間干渉に対処しない。
もたらされる相互干渉が除去されるように、異なる基地局における複数のアンテナから重畳された信号波形を1つまたは複数の移動端末装置に同時に伝送することを可能にすることによって無線インタフェース・パフォーマンスを向上させる、IBS−MIMO(基地局間MIMO)と呼ばれる新しいクラスのマルチアンテナ技術が提案されている。ダウンリンクで、異なるBSが、もたらされる相互干渉が除去され、複数のBSからの信号が各MSにおいてコヒーレントに合成されることが可能であるように、それらのBSのアンテナから1つまたは複数のMSに重畳された信号波形を同時に送信する(調整された仕方で)。このプロセスにおいて、或る特定のMSに向けられた信号は、様々なBSから送信され得る。無線アクセス網が、それらのBSの伝送がコヒーレントに合成され得るように、それらのBSを調整する制御シグナリングおよび/またはデータ・プレーン交換を提供する。
調整は、多様なIBS MIMO技術をもたらす様々な仕方で実現されることが可能である。例えば、同一の、または複数の異なる基地局によるサービスを受ける他のMSへの伝送によってもたらされる干渉を除去しながら、複数の基地局による伝送に関して、MSにおいてコヒーレントな受信を実現するという目的を有する調整は、「ネットワークMIMO」と呼ばれる。ネットワークMIMOは、短い時間尺度で(例えば、数ミリ秒から数十ミリ秒のオーダーで)複数のBSにわたる調整を要求する。実際の時間尺度は、サポートされることが見込まれる最大移動端末装置速度に基づいて決定されることが可能である。他方、MSにおけるコヒーレントでない合成を実現する調整は、「協調MIMO」と呼ばれ、数百ミリ秒のオーダーの、より長い時間尺度で実行されることが可能である。ネットワークMIMOと協調MIMOをサポートするのに、この2つのアプローチは、BSを接続するネットワークに異なる遅延要件および帯域幅要件を課すものの、同様のアーキテクチャが使用されることが可能である。
IBS−MIMO技術の実施は、既存のネットワーク・アーキテクチャ、およびネットワーク・アーキテクチャにおける見込まれる将来の開発によって強く制約される。多くのネットワーク・アーキテクチャは、制御プレーン動作およびベアラ・プレーン動作をサポートする。例えば、基地局は、物理層動作や媒体アクセス制御層動作などのベアラ・プレーン動作を扱うように構成されることが可能である。一部の事例では、ベアラ(またはデータ)プレーンは、以下の2つのレベル、すなわち、IPゲートウェイ・ルータにおいて実施される上位レベルと、IP対応の基地局において実施される下位レベルとに分離されることが可能である。また、スケジューリングやリソース割当てなどの制御プレーン動作が、基地局において実施されることも可能である。IBS−MIMO技術は、これらの技術の実施によってもたらされる混乱を最小限に抑えるように、可能な最大限度まで、これらのアーキテクチャ上の制約に合致するような仕方で実施されなければならない。
米国特許出願第11/778,282号 米国特許出願第12/233,150号
開示される主題は、前述した問題の1つまたは複数の影響に対処することを対象とする。以下に、開示される主題のいくつかの態様の基本的理解をもたらすために、開示される主題の簡略化された概要を提示する。この概要は、開示される主題の網羅的な概観ではない。この概要は、開示される主題の重要な要素、または不可欠な要素を特定することも、開示される主題の範囲を線引きすることも意図していない。この概要の唯一の目的は、後段で述べられる、より詳細な説明の前置きとして、いくつかの概念を簡略化された形態で提示することである。
一実施形態において、複数の基地局から少なくとも1つの移動ユニットへのダウンリンク伝送を調整するための方法が提供される。この方法は、制御プレーン・エンティティにおいて実施され、この制御プレーン・エンティティにおいて、複数の基地局のそれぞれから、その複数の基地局と1つまたは複数の移動ユニットの間の複数の無線通信チャネルに関するチャネル状態情報を受信することを含む。また、この方法は、この制御プレーン・エンティティにおいて、そのチャネル状態情報に基づいて、その複数の基地局から、それらの移動ユニットへのダウンリンク伝送のための伝送フォーマットを決定することも含む。この方法は、その複数の基地局にそれらの伝送フォーマットを提供することをさらに含む。
他の実施形態において、複数の基地局から少なくとも1つの移動ユニットへの調整されたダウンリンク伝送のための方法が提供される。この方法は、その複数の基地局の1つである第1の基地局において実施される。この方法は、制御プレーン・エンティティに第1の基地局から、第1の基地局に関連する少なくとも1つのアンテナと、移動ユニットに関連する少なくとも1つのアンテナとの間の無線通信チャネルに関するチャネル状態情報を供給することを含む。また、この方法は、制御プレーン・エンティティおよび第1の基地局から、第1の基地局から移動ユニットへのダウンリンク伝送のための伝送フォーマットを受信することも含む。これらの伝送フォーマットは、制御プレーン・エンティティに伝送されたチャネル状態情報、ならびにその複数の基地局からの少なくとも1つの第2の基地局によって制御プレーン・エンティティに供給されたさらなるチャネル状態情報に基づいて、その複数の基地局に関する制御プレーン・エンティティによって決定される。この方法は、それらの受信された伝送フォーマットを使用して、その複数の基地局と協調してダウンリンクでデータを伝送することをさらに含む。
開示される主題は、同様の参照符号により同様の要素が識別される、添付の図面と併せて解釈される以下の説明を参照することによって理解することができる。
無線通信システムの1つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 図1に示される無線通信システムにおける制御プレーン・エンティティを動作させる方法の1つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 ベアラ・プレーン・エンティティ、および図1に示される無線通信システムを動作させる方法の1つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。
開示される主題は、様々な変形形態および代替形態が可能であるが、開示される主題の特定の実施形態が、例として図面に示されており、本明細書で詳細に説明される。しかし、特定の実施形態の本明細書の説明は、開示される主題を、開示されるそれらの特定の形態に限定することは意図しておらず、意図されるのは、本発明は、添付の特許請求の範囲に含まれるすべての変形形態、均等形態、および代替形態を範囲に含むことであることを理解されたい。
例示的な実施形態が以下に説明される。簡明のため、実際の実施形態のすべての特徴が本明細書で説明されるわけではない。もちろん、いずれのそのような実際の実施形態の開発においても、実施形態ごとに異なる、システム関連の制約、およびビジネス関連の制約の順守などの開発者の特定の目標を実現するように、多数の実施形態固有の決定が行われなければならないことが認識されよう。さらに、そのような開発努力は、複雑で、時間がかかる可能性があるが、それでも、本開示を利用する当業者には日常業務的な取組みであることが認識されよう。
次に、開示される主題を、添付の図を参照して説明する。様々な構造、システム、およびデバイスは、説明の目的に限って、当業者によく知られている詳細で本発明を不明瞭にしないように、図面に概略で示される。それでも、添付の図面は、開示される主題の例示的な実施例を示し、説明するように含められる。本明細書で使用される語および句は、当業者によるそれらの語および句の理解と合致する意味を有するように理解され、解釈されなければならない。語および句の特別な定義、すなわち、当業者によって理解される通常の、慣習的な意味と異なる定義が、本明細書における語または句の一貫した用法によって暗示されることは意図していない。語または句が或る特別な意味、すなわち、当業者によって理解される以外の意味を有することが意図される限りで、そのような特別な定義は、その語または句に関する、その特別な定義を直接に、明確に与える定義の仕方で本明細書に明記される。
図1は、無線通信システム100の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。この図示される実施形態において、無線通信システム100は、無線通信システム100の様々な要素の間で情報を伝送するのに使用されることが可能なバックホール・ネットワーク105を含む。本明細書の用法、および当技術分野における一般的な用法により、「バックホール・ネットワーク」とは、基地局と無線ネットワーク・コントローラなどの制御エンティティとの間で無線ネットワーク関連のデータおよび制御を伝送するトランスポート・ネットワークを指す。バックホール・ネットワーク105は、有線通信および/または無線通信の標準および/またはプロトコルの任意の組合せに準拠して動作することが可能である。バックホール・ネットワーク105を実施するのに使用され得る例示的な標準および/またはプロトコルには、フレーム・リレー、ATM、イーサネットなど、ならびにATM、IPなどの、より上位の層のプロトコルが含まれる。バックホール・ネットワーク105にアクセスするため、および/またはネットワーク105を介して情報を通信するための技術は、当技術分野で知られており、簡明のため、本技術に関係がある、これらの技術の態様に限って、本明細書で説明される。
無線通信システム100は、1つまたは複数の移動ユニット110(1つだけを図1に示す)に、移動ユニット110がネットワーク105にアクセスすることができるように無線接続を提供するのに使用される。例示的な移動ユニット110には、セルラ電話機、携帯情報端末、スマートフォン、ポケットベル、テキスト・メッセージング・デバイス、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)デバイス、ネットワーク・インタフェース・カード、ノートブック・コンピュータ、デスクトップ・コンピュータなどが含まれることが可能である。様々な代替の実施形態において、移動ユニット110は、無線通信システム100と通信するための単一のアンテナ、または複数のアンテナを含むことが可能である。
図示される実施形態において、無線通信システム100は、移動ユニット110に無線接続を提供するのに使用される複数のBS(基地局)115を含む。各基地局115は、ダウンリンク情報を受信し、この情報を、無線インタフェース120を介して移動ユニット110に伝送され得るフォーマットに変換するように構成される。基地局115は、PHY(物理)層処理およびMAC(媒体アクセス制御)層機能を実行するように構成される。物理層機能および/または媒体アクセス制御層機能は、無線インタフェース120に関連する無線ベアラをサポートするのに使用されるので、基地局115において実施される機能は、通常、「ベアラ・プレーン」機能と呼ばれる。ベアラ・プレーン機能を実施するのに、基地局115は、本明細書で説明されるとおり、制御プレーン・エンティティによって提供される伝送フォーマット、伝送時間、およびパケットを使用する。基地局115において物理層機能および/または媒体アクセス制御層機能などのベアラ・プレーン機能を実施するための技術は、当技術分野において知られており、簡明のため、本発明に関係がある技術に限って、本明細書で説明される。各局115は、無線インタフェース120を介して変調された無線周波数信号を送受信するのに使用されることが可能な1つまたは複数のアンテナ125に通信するように結合される。
基地局115は、基地局115と移動ユニット110の間の通信に関連する状態情報を収集することもできる。1つのタイプの状態情報が、無線インタフェース120によってサポートされる無線通信チャネルの現在の状態を示す無線チャネル状態情報である。基地局115は、パイロット信号利得およびパイロット信号位相、信号対干渉雑音比、C/I比などの測定などの知られている技術を使用して無線チャネル状態情報を決定することができる。これらのタイプのダウンリンク・チャネル状態情報は、MS(移動局)によって、各送信アンテナから各受信アンテナまで測定され、アップリンクを介してBSにフィードバックされる、あるいはアップリンク信号に基づいて、BSによって直接に測定されて、TDD(時分割複信)の場合と同様に使用される、または適切な信号処理に基づいて、ダウンリンク量に変換されることが可能である。別のタイプの状態情報が、データを、このデータがダウンリンクを介して移動ユニット110に伝送される前に、格納するための、基地局115によって保持されるキューまたはバッファの現在状態を示すキュー状態情報である。例えば、キュー状態情報は、現在のバッファ占有率、オーバフロー条件、アンダフロー条件などを示すことが可能である。この状態情報は、バックホール・リンク130を介して基地局115から様々な制御プレーン・エンティティに伝送されることが可能である。また、基地局115は、バックホール・リンク130を介して制御シグナリングを受信するようにも構成される。
無線通信システム100における制御プレーン・エンティティは、移動性管理−ページング要素133を含む。移動性管理−ページング制御要素133は、以下の例の場合のとおり、論理的であっても、物理的であってもよい。1xEV−DOおよびUMTS−HSPAにおいて、RNC(無線ネットワーク・コントローラ)と呼ばれる物理ネットワーク要素が、IP層および層2にわたる制御機能およびベアラ・プレーン機能を果たす。RNCは、IPゲートウェイと基地局115の間に配置される。WiMAXプロファイルCにおいて、ASN−GW(アクセス・サービス・ノード・ゲートウェイ)と呼ばれる物理ネットワーク要素により、制御機能がベアラ・プレーンIPゲートウェイ機能と並置される。ASN−GWは、すべての層1(物理層)機能、およびほとんどの層2ベアラ・プレーン機能を果たす基地局115に接続される。LTE−SAEおよびUMBは、層1〜3にベアラ・プレーン機能を分散させる点でWiMAXプロファイルCと同様である。しかし、制御機能は、IPゲートウェイおよび基地局115に対する指定されたインタフェースを有する、シグナリングRNCまたはMME(移動性管理エンティティ)と呼ばれる別個の制御要素上に配置されてもよい。移動性やページングなどの重要な機能を管理することにより、移動性管理−ページング要素133は、ネットワークにおける各移動ユニット110の位置、ならびに移動ユニット110に関連する「レッグ」、すなわち、異なる基地局115に対する使用可能な無線接続を認識している。
また、無線通信システム100は、重畳された信号波形が移動ユニット110においてコヒーレントに合成されるように、アンテナ125から重畳された信号波形を同時に伝送することをサポートするのに使用される制御プレーン・エンティティ135も含む。このように信号波形の伝送を調整することにより、それらの信号波形の間の相互干渉が低減される、または除去されることが可能である。図示される実施形態において、この制御プレーン・エンティティは、DL−NMC(ダウンリンク・ネットワークMIMO(多入力多出力)コントローラ)135と呼ばれる。一実施形態において、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、移動性管理−ページング要素133と並置されることが可能である。別の実施形態において、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、1つまたは複数の基地局115と並置されることが可能である。さらに別の実施形態において、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、NMC機能に専用である別個の1つまたは複数の物理ネットワーク・ノードであることが可能である。したがって、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、集中エンティティとして実施されても、分散された機能として実施されてもよい。
図示される実施形態において、基地局115は、収集された状態情報をダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135に供給し、すると、コントローラ135は、移動ユニット110とのダウンリンク通信を調整するように基地局115に供給される制御シグナリングを生成する。例えば、ネットワークMIMOコントローラ135は、無線チャネル状態情報および/またはキュー状態情報を使用して、各基地局115から移動ユニット110にダウンリンク情報を伝送するために使用されるべき伝送フォーマットを計算することができる。次に、計算された伝送フォーマットが、バックホール・リンク130を介して基地局に通信されることが可能である。この伝送フォーマットは、情報ブロック・サイズ、誤り制御符号、符号レート、変調次数、アンテナ・ビーム形成重み、送信電力、OFDM(直交周波数分割多重化)トーンもしくはOFDMタイルなどのパラメータを含むことが可能である。多くの事例で、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135によって実行される制御プレーン動作は、これらのチャネル状態についての情報、ならびに(オプションとして)基地局115において保持される移動体固有のキューの状態についての情報だけを使用する。その結果、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、ダウンリンク伝送キューの実際のパケット・コンテンツへのアクセスを必ずしも有さなくてもよい。
また、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、各移動ユニット110に関するダウンリンク調整クラスタの一部である基地局115を選択することに参加することも可能である。一実施形態において、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、様々な基地局115によって供給される情報に基づいて、各移動ユニット110に関して調整クラスタにおけるメンバシップを決定する。メンバシップは、事前決定される、さらに/またはダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135によって動的に決定されることが可能である。代替として、クラスタ・メンバシップは、基地局115などのネットワーク100における他のエンティティによって決定されてもよい。調整クラスタにおけるメンバシップが決定されると、状態情報が基地局115からダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135に伝送されることが可能であり、さらに制御情報が基地局115に送り返されることが可能であるように、通信チャネルがバックホール・リンク130を介してセットアップされることが可能である。
一実施形態において、各移動ユニット110に関連する調整クラスタは、移動ユニット110がネットワーク100に最初にアクセスした際に、最初に決定されることが可能である。例えば、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135(および/またはネットワーク100における他のエンティティ)が、或る特定の移動ユニット110がネットワークMIMO技術の適用から利益を得ることができるかどうかを判定することが可能である。その移動ユニット110がネットワークMIMOを使用して扱われる場合、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、その移動ユニット110に関する調整クラスタを選択することができる。一部の事例において、移動ユニット110は、調整クラスタに関連付けられる代わりに、単一の基地局115によって扱われることが可能である。また、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135が、移動ユニット110のステータスを定期的に更新することも可能である。更新することは、移動ユニット110に関連付けられた調整クラスタにおける基地局メンバシップを変更すること、ネットワークMIMO技術が適用されるべき移動ユニット110のステータスを変更すること、ネットワークMIMO技術の適用を不活性化するように移動ユニット110のステータスを変更することなどを含むことが可能である。
無線通信システム100は、異なるダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135によって制御される複数の調整クラスタを含むことが可能である。一実施形態において、各クラスタは、1つまたは複数のダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135と、空間的にカバレッジが隣接する基地局115のセットとから成る。これらの地理的に隣接するクラスタは、異なるクラスタに異なる周波数セットまたは時間間隔セットが割り当てられるならば、重なり合わないことが可能である。この分離により、重なり合いが生じた場合に同一の基地局115を制御しようと試みるダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135間の競合条件が防止されることが可能である。周波数セットまたは時間間隔割当ての点で分離が存在する場合(空間的重なり合いが存在しても)、そのような競合条件は、回避される。実際、複数の周波数セットまたは時間間隔セットをサポートすることができる基地局115は、複数の基地局115のように振舞い、或る所与の周波数または時間間隔を有する基地局115をそれぞれが制御する複数のダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135によって同時に調整されることが可能である。実際、複数の周波数または時間間隔をサポートする基地局115に関して、空間的重なり合いは、複数のクラスタの内側に入る移動ユニット110は、これらのクラスタのそれぞれから同時に、複数のIBS−MIMO利益を得ることができるため、非常に有利であることが判明する可能性がある。
また、無線通信システム100は、IP−GW(インターネット・プロトコル・ゲートウェイ)140も含む。IPゲートウェイ140は、バックホール・リンク145を介して基地局115にダウンリンク・パケットを供給することなどの、IP層機能を実行するように構成された、主としてベアラ・プレーン・デバイスである。しかし、一部の実施形態において、IPゲートウェイ140は、EV−DOおよびHSPAなどのいくつかの展開された標準における制御プレーン機能を果たすことも可能である。IPゲートウェイ140およびダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、インタフェース150を介して通信することができる。例えば、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135が、インタフェース150を使用して、各移動ユニット115に関するクラスタ・メンバシップについてIPゲートウェイ140に通知することが可能である。すると、IPゲートウェイ140は、この情報を使用して、適切な基地局115が、その移動ユニット110に向けられたパケットを受信することを予期していることを確実にすることが可能である。次に、複製のパケット・フローが、その移動ユニット110に関連付けられた調整クラスタに入っている基地局115に伝送されることが可能である。基地局115は、受信されたデータ・パケットを1つまたは複数のバッファもしくはキューの中に格納することが可能である。一実施形態において、移動性管理−ページング要素133は、IPゲートウェイ140と並置される(WiMAXの場合と同様に)ことが可能である。代替として、移動性管理−ページング要素133は、IPゲートウェイ140から物理的に分離されるように実装されてもよい(SAEおよびUMBの場合のように)。
無線インタフェース120を介して伝送される信号は、アンテナ125によって送信された信号のコヒーレントな合成を円滑にするように厳密に同期されなければならない。一実施形態において、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135が、基地局115に関するタイミング情報を決定し、基地局115は、このタイミング情報を使用して、無線インタフェース120を介する信号の伝送を調整することができる。例えば、このタイミング情報は、選択された情報が無線インタフェース120を介して伝送されるべき時点を示すことが可能である。基地局115は、基地局115からアンテナ125に至るバックホール・リンクの異なるブランチ間の相対時間遅延の知識を使用して、アンテナ125にいつ信号を送るべきかを決定することができる。複数の異なるバックホール・リンクに関連する相対時間遅延が知られており、固定であるように、基地局115、アンテナ125、およびバックホール・リンクが構成される場合、基地局115は、構成情報に基づいて、それらの相対時間遅延を算出することができる。しかし、アンテナ125によって送信される信号、および/または受信される信号がコヒーレントであることを要求することによって課される厳密なタイミング制約により、それらの相対時間遅延の動的な算出が要求される可能性が高い。一実施形態において、基地局115は、アンテナ125にタイミング信号を送信すること、アンテナ125から戻されるエコーを受信すること、およびアンテナ125がタイミング信号を受信した際に、アンテナ125によって送信される応答信号に基づいて、基地局115とアンテナ125の間の往復遅延と片道遅延の両方を算出することによって、バックホール・リンクの複数のレッグの間の相対時間遅延を動的に算出することができる。これらのタイミング信号は、周期的に、移動ユニット110を相手にした通信セッションの開始に応答して、さらに/または他の任意の時点で送信されることが可能である。
また、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、インタフェース150を介してIPゲートウェイ140にタイミング情報を供給することも可能である。一実施形態において、IPゲートウェイ140は、この情報を使用して、バックホール・リンク145を介する適切な基地局115へのパケット伝送をスケジュールすることができる。このようにして、IPゲートウェイ140は、移動ユニット110へのダウンリンク伝送のためにスケジュールされたパケットが、物理層処理、ならびに無線インタフェース120を介する最終的な伝送に必要とされる前に、基地局115において利用可能であることを確実にすることができる。
ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、無線インタフェース120を介する伝送をスケジュールするように構成されることが可能である。例えば、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、様々なダウンリンク伝送時間間隔中にデータを受信すべき移動ユニット110をスケジュールすることが可能である。一実施形態において、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、それらの移動ユニット110を一緒に選択し、それらの選択された移動ユニット110に情報を送信するのに使用される送信フォーマットを計算することができる。しかし、代替の実施形態において、移動ユニット110のスケジューリングは、基地局115によって実行されてもよく、基地局115は、次に、それらの選択された移動ユニット110についてダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135に通知する。すると、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、送信フォーマットを計算することができ、スケジュールされたダウンリンク伝送にリソースを割り当てる。また、このスケジューリング機能は、いくつかの移動ユニット110が基地局115によってスケジュールされることが可能であり、残りの移動ユニット110がダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135によってスケジュールされ得るように、基地局115とダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135の間で分担されることも可能である。
図1は、単一のダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135を示すものの、実際には、無線通信システム100は、制御の区域をそれぞれが有する複数のダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135を含んでもよいことが、本開示を利用する当業者には認識されよう。ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135区域は、いくつかの基地局115(都市または郊外などの)を範囲に含むように空間的に画定されること、または使用される搬送波またはトーン周波数または時間間隔などの他の点で画定されることが可能である。展開および/またはリソース管理における選好に応じて、これらのゾーンは、適宜、重なり合ってもよい。さらに、移動ユニット110がネットワークの中を移動するにつれ、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、これらのローミングする移動ユニット110についての情報を交換するように互いに通信しなければならない可能性がある。
図2は、図1に示される無線通信システムにおける制御プレーン・エンティティを動作させる方法200の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。制御プレーン・エンティティの一例には、図1に示されるダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135が含まれる。しかし、方法200の他の実施形態は、他の1つまたは複数の制御プレーン・エンティティにおいて実施されてもよいことが、本開示を利用する当業者には認識されよう。図示される実施形態において、制御プレーン・エンティティは、基地局などのベアラ・プレーン・エンティティから状態情報を受信する(205で)。この状態情報は、無線通信チャネル状態情報、および/または基地局におけるキューに関連するキュー状態情報を含むことが可能である。
次に、制御プレーン・エンティティは、1つまたは複数の移動ユニットにダウンリンクで情報を伝送するのに基地局によって使用され得る伝送フォーマットを決定する(210で)。これらの伝送フォーマットは、変調および符号化、送信電力、アンテナ重み、リソース・ブロック(時間、周波数、拡散符号など)などを含むが、以上には限定されない。これらの伝送フォーマットは、ベアラ・プレーン・エンティティによって供給される状態情報を使用して決定され、基地局が、これらの異なる基地局によって伝送される信号間の相互干渉を低減する、または除去する調整された仕方でダウンリンク情報を伝送することができるように選択される(210で)。一実施形態において、制御プレーン・エンティティはまた、伝送を調整するように基地局および/または基地局に対する(subtending)アンテナによって使用される個別のタイミング情報を決定する(215で)。次に、これらの伝送フォーマット、および(利用可能な場合)タイミング情報は、1つまたは複数のバックホール・リンクを介して基地局に伝送される(220で)。
図3は、ベアラ・プレーン・エンティティ、および図1に示される無線通信システムを動作させる方法300の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。図示される実施形態において、ベアラ・プレーン・エンティティは、図1に示される基地局115などの基地局である。しかし、他のベアラ・プレーン・エンティティが他の実施形態において使用されてもよいことが、本開示を利用する当業者には認識されよう。ベアラ・プレーン・エンティティは、チャネル状態情報および/またはキュー状態情報などの状態情報を収集し、その状態情報を制御プレーン・エンティティに送信する(305で)。次に、ベアラ・プレーン・エンティティは、1つまたは複数の移動ユニットに情報を伝送するための伝送フォーマットを受信する(310で)。また、ベアラ・プレーン・エンティティは、制御プレーン・エンティティからタイミング情報を受信することも可能である(315で)。次に、ベアラ・プレーン・エンティティは、制御プレーン・エンティティによって供給された伝送フォーマットおよび/またはタイミング情報を使用して、無線インタフェースを介してデータを伝送する(320で)。
図1を再び参照すると、ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、集中エンティティとして実施されても、通信システム100内の複数の要素(例えば、基地局115)全体にわたって分散された機能として実施されてもよい。集中実施形態をサポートする通信システム100の実施形態と、分散実施形態をサポートする通信システム100の実施形態は、異なる手順、異なるインタフェース、異なるプロトコル、および/または異なるメッセージを利用することが可能である。
集中ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、基地局115とダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135の間、基地局115とベアラ・プレーン・ゲートウェイ140の間、およびダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135とベアラ・プレーン・ゲートウェイ140の間でインタフェースを使用することが可能である。さらに、これらのインタフェースを介して異なるタイプのIBS−MIMO関連のメッセージを伝送するためのプロトコルが確立されることが可能である。一部の事例において、既存の標準によって定義された基本インタフェース/メッセージが、本明細書で説明されるIBS−MIMO目的で拡張され、さらに/または変形されることが可能である。
例えば、基地局115と制御プレーン要素の間のインタフェースは、LTE/SAEにおいてS1cとして知られ、UMBにおいてU2として知られている。WiMAXプロファイルCは、制御要素をゲートウェイと並置するので、制御プレーンのためのそのような別個のインタフェースを規定しない。移動ユニットの位置についての情報、活性のレッグについての情報、およびその他の情報を伝送するメッセージを形成するのに、知られているプロトコルが利用可能であることが、当業者には認識されよう。一実施形態において、これらの知られているプロトコルは、新たなIBS−MIMO関連のメッセージを含めるように、これらの知られているプロトコルを変形することによって、再使用されることも可能である。例えば、これらの知られているプロトコルは、基地局115から制御要素135にチャネル状態情報およびスケジューリング・パラメータを伝送するのに使用されることが可能なメッセージを追加することによって、変形されることも可能である。また、これらの知られているプロトコルは、制御要素135から基地局115にスケジュール許可および伝送フォーマット情報を伝送するためのメッセージを含むように変形されることも可能である。
基地局115とゲートウェイ140の間のインタフェースの例には、LTE/SAEにおけるS1u、UMBにおけるU1、およびWiMAXにおけるR6が含まれる。R6は、WiMAXにおける制御情報も伝送することに留意されたい。一部の実施形態において、これらの知られているインタフェースおよびプロトコルは、基地局115とゲートウェイ140の間でデータ・パケットを伝送するメッセージを含むように変形されることが可能である。一部の事例では、既存のメッセージが、この新たな情報を伝送するのに使用されることが可能であり、したがって、これらのデータ・パケットの前処理は、ゲートウェイ140において全く実行されないので、新たなメッセージは必要ない可能性がある。しかし、これらの事例において、ゲートウェイ140が、移動局110を宛先とするデータ・パケットを、移動局110を相手にレッグを形成する基地局115のそれぞれに配信することができるように、新たな機能が実施されることが可能である。
ゲートウェイ140と制御要素135の間のインタフェースの例は、LTE/SAEにおけるS11、およびUMBにおけるU6を含むことが可能である。これらのインタフェースは、WiMAXプロファイルCにおいてASN−GW内に並置されるので、そのようなインタフェースは、ASN−GW内部にあることが可能である。一部の実施形態において、これらの知られているインタフェースおよびプロトコルは、各移動端末装置110のレッグについてゲートウェイ140に知らせるメッセージを含むように変形されることが可能であり、したがって、ゲートウェイ140は、データ・パケットを適切に配信することができる。この目的で新たなメッセージが定義されることが可能である。
動作の際、集中ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、様々な移動端末装置110の位置、ならびに対応するレッグを適切な基地局115に最初に伝送することが可能である。移動性およびページングを管理するコア制御要素133/135が、各移動端末装置110の位置、ならびに各移動端末装置110のレッグ(すなわち、或る閾値を上回るリンク品質などの或る所定の基準を満たす、基地局115に至る無線リンク)を認識している。このため、コア制御要素133/135は、基地局115においてレッグを有するすべての移動端末装置110について各基地局115に知らせて、移動端末装置110が基地局115と通信することができるようにすることが可能である。本明細書で説明されるIBS−MIMO技術とソフト・ハンドオフの1つの違いは、ソフト・ハンドオフとIBS−MIMOに関する異なる測定閾値により、ハンドオフに関するレッグの数が、IBS−MIMOに関して使用される可能性があるレッグの数とは異なることが生じる可能性があり得ることである。このシナリオにおいて、移動性マネージャは、IBS−MIMOレッグとソフト・ハンドオフ・レッグに関して別のレコードを保持し、基地局115に適切に通知するように拡張されることが可能である。
また、集中ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135は、無線通信システム100内のベアラ・パケット配信を制御することも可能である。一実施形態において、制御要素135は、ベアラ・プレーン・ゲートウェイ140(1xEV−DOおよびHSPAにおいてRNC内で、LTE/SAEおよびUMBにおいてIP−GW内で、さらにWiMAXにおいてASN−GW内で実施されることが可能な)に、移動端末装置110と基地局115の間の関連付けについて通知する。すると、各移動ユニット110に関して、ゲートウェイ140は、関連付けられたすべての基地局115にパケットを事前配信することができる。通常、これらの関連付けは、急には変化せず、したがって、パケットを事前配信することにより、スケジューリングおよび伝送フォーマット情報が提供されるとすぐに、基地局115が移動ユニット110に送信できることが確実にされることが可能である。しかし、制御エンティティ135が、ゲートウェイ140がそれぞれの基地局115にパケットを配信することができるように、ゲートウェイ140に、スケジュールされた移動ユニット110について通知することも可能である。
次に、基地局115は、サポートされたレッグに関連するチャネル状態情報(CSI)を集める、または収集することが可能である。一実施形態において、各基地局115は、その基地局115がレッグを有する相手である各移動ユニット・アンテナに至る、チャネル利得および位相などのアンテナごとのCSIパラメータを獲得する。CSIは、基地局115によって直接に測定されることが可能であり(TDD(時分割複信)動作の場合のように)、あるいは代替として、CSIは、FDD(周波数分割複信)動作の場合、移動ユニット110によって基地局115に報告されてもよい。別の代替は、CSIが、アップリンクIBS−MIMOプロセッサなどの別個の要素によって推定され得ることである。また、基地局150は、キュー深度パラメータ、トラフィック・タイプ・パラメータ、およびQoSパラメータなどを含む他のスケジューリング・パラメータを収集してもよい。収集された情報は、次に、集中ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135に伝送されることが可能である。一実施形態において、伝送される情報の量は、IBS−MIMOから利益を得ると考えられる移動ユニット110の数に基づいて最適化されることが可能である。このことは、以下に説明される、スケジューリングおよび伝送フォーマットの計算のプロセスと密接に関係する。
伝送のスケジューリングおよび/または伝送フォーマットの計算は、様々なオプションを使用して達せられることが可能である。第1のオプションは、基地局115から集中ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135にチャネル状態情報および他のスケジューリング情報のすべてを伝送することであり、すると、コントローラ135は、移動ユニット110をスケジュールし、対応する伝送フォーマットを計算する。次に、それらの伝送フォーマットおよびスケジューリング情報が、本明細書で説明されるとおり、後の伝送のために基地局115に伝送される。第2のオプションは、集中ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135において基地局間で計算を分担させることである。この場合、移動ユニット110の選択されたサブセットに関するスケジューリング・パラメータおよびチャネル状態情報は、集中ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135に伝送され、すると、コントローラ135は、伝送フォーマットを計算し、移動ユニット110の、このサブセットに関するスケジューリングを行う。次に、基地局115が、他の移動ユニット110をスケジュールすること、およびそれらの移動ユニット110のそれぞれの伝送フォーマットを計算する責任を担う。第3のオプションは、基地局115が移動ユニット110のスケジューリングを実行することを許すことである。その場合、基地局115は、スケジュールされた移動ユニットのID、および対応するチャネル状態情報を集中ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135に送信することができ、コントローラ135は、対応する伝送フォーマットを計算し、この情報を基地局115に伝送する。
集中構造の代替は、非集中型の、つまり、分散されたダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135を使用することである。分散アーキテクチャにおいて、システム100は、基地局115とダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135の間のインタフェース、基地局115とベアラ・プレーン・ゲートウェイ140の間のインタフェース、およびダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135とベアラ・プレーン・ゲートウェイ140の間のインタフェースを含む。また、システム100は、分散ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135が基地局115と並置されるため、基地局115のそれぞれの間のさらなるインタフェースも定義する。さらに、これらのインタフェースを介して様々なタイプのIBS−MIMO関連のメッセージを伝送するためのプロトコルが確立されることが可能である。一部の事例において、基本インタフェース/メッセージは、既存の標準において定義され、さらに、これらの標準は、本明細書で説明されるIBS−MIMO目的で拡張され、さらに/または変形されることが可能である。
基地局115間のさらなるインタフェースの例には、LTE/SAEにおけるX2、およびWiMAXにおけるR8が含まれる。IBSMC135は、基地局115に配置され、分散アーキテクチャであるので、このインタフェースは、IBS−MIMOを使用可能にするように複数の基地局115にわたって制御情報とデータ情報の両方を伝送するのに使用されることが可能である。一部の実施形態において、このインタフェースの範囲は、IBS−MIMOを含むように拡張されることが可能であり、新たなメッセージが定義されることも可能である。例えば、各移動ユニット110に関して、基地局115は、このインタフェースを使用して、IBS−MIMO制御情報をIBSMC135に伝送することができ、さらにIBMSC135は、このインタフェースを使用して、移動ユニット110に伝送を行うべきすべての基地局115に伝送フォーマットを伝送することができる。
動作の際、分散アーキテクチャは、集中アーキテクチャによって使用されるアルゴリズムと同様の仕方で動作することが可能である。しかし、分散ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135の動作は、分散アーキテクチャをサポートするように変形されてもよい。例えば、分散シナリオにおいて、移動性マネージャが、IBS−MIMOレッグに関して別個のレコードを保持し、基地局115に適切に通知するように拡張されることが可能である。移動ユニット110に至る「1次」レッグを有する基地局115、すなわち、最も強いレッグを有する基地局115が、その移動ユニット110に関する分散ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135として指定されることが可能である。それほど効率的でない可能性がある代替の技術において、基地局115は、基地局115がレッグを有する相手の移動ユニット110、ならびに適切なレッグ強度について隣接基地局に通知してもよい。その後、最も強いレッグを有する基地局115が、分散ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135として指定されることが可能である。移動ユニット110のそれぞれに関する分散ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135をサポートする基地局115が指定されると、その分散ダウンリンク・ネットワークMIMOコントローラ135の動作は、本明細書で説明されるとおり進むことが可能である。
本明細書で説明されるネットワーク・アーキテクチャの実施形態は、定義されつつある主要な次世代標準(例えば、3GPPにおけるLTE−SAE、3GPP2におけるUMB、およびWiMAXフォーラムにおけるWiMAX)のアーキテクチャ原理に準拠する。したがって、本明細書で説明されるネットワーク・アーキテクチャの実施形態は、ネットワークMIMOが混乱を生じさせる物理層技術であり得るものの、既存のネットワーク・アーキテクチャに混乱をもたらさずに、ネットワーク事業者が、ダウンリンク・ネットワークMIMOの能力を利用することを可能にすることができる。さらに、本明細書で説明されるネットワーク・アーキテクチャは、ネットワークMIMO関連の制御情報によるさらなるバックホール帯域幅消費を抑制しながら、以上のことを実現する。実際、このソリューションは、ネットワークMIMO技術から利益を得る可能性が最も高いユーザに限って、ネットワークMIMO技術を選択的に適用することを可能にし、このため、費用がさらに低減される。
開示される主題、および対応する詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータ・メモリ内のデータ・ビットに対する操作のソフトウェア、またはアルゴリズムおよび記号表現の点で提示される。これらの説明および表現は、当業者が、自身の作業の内容を他の当業者に効率的に伝えるのに用いる説明および表現である。本明細書の用法、および一般的な用法によるアルゴリズムという用語は、所望される結果につながる自己矛盾のない一連のステップであると考えられる。これらのステップは、物理量の物理的操作を要求するステップである。通常、ただし、必然的にではなく、これらの量は、格納される、転送される、組み合わされる、比較される、さらにそれ以外で操作せることが可能な光信号、電気信号、または磁気信号の形態をとる。主に一般的な用法の理由で、これらの信号をビット、値、要素、シンボル、文字、項、数などと呼ぶことが、ときとして好都合であることが分かっている。
しかし、これら、および類似する用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、単にこれらの量に付けられた便利なラベルに過ぎないことに留意されたい。特に明記しない限り、または説明から明白なとおり、「処理すること」、または「算出すること」、または「計算すること」、または「決定すること」、または「表示すること」などの用語は、コンピュータ・システムのレジスタおよびメモリの中の物理的な、電子的量として表されるデータを操作して、コンピュータ・システム・メモリもしくはコンピュータ・システム・レジスタ、あるいは他のそのような情報格納デバイス、情報伝送デバイス、または情報表示デバイスの中の物理量として同様に表される他のデータに変換する、コンピュータ・システム、または類似した電子コンピューティング・デバイスのアクションおよび処理を指す。
また、開示される主題のソフトウェアによって実施される態様は、通常、何らかの形態のプログラム記憶媒体の上に符号化される、または何らかのタイプの伝送媒体を介して実施されることに留意されたい。プログラム記憶媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー・ディスクもしくはハードディスク)であっても、光媒体(例えば、コンパクト・ディスク読取り専用メモリ、つまり、「CD−ROM」)であってもよく、さらに読取り専用であっても、ランダム・アクセスであってもよい。同様に、伝送媒体は、より対線、同軸ケーブル、光ファイバ、または当技術分野で知られている他の何らかの適切な伝送媒体であることが可能である。開示される主題は、任意の所与の実施形態のこれらの態様によって制限されない。
以上に開示される特定の実施形態は、開示される主題が、本明細書の教示を利用する当業者には明白な、異なるが、均等な仕方で変形され、実施されることが可能であるので、単に例示的である。さらに、添付の特許請求の範囲で説明される以外、本明細書で示される構成または設計の詳細を制限することは、全く意図されていない。したがって、以上に開示される特定の実施形態は、変更される、または変形されることが可能であり、すべてのそのような変種が、開示される主題の範囲内にあるものと考えられることが明白である。したがって、本明細書で求められる保護は、添付の特許請求の範囲に記載されるとおりである。

Claims (12)

  1. 制御プレーン・エンティティにおいて実施される、複数の基地局から少なくとも1つの移動ユニットへのダウンリンク伝送を調整する方法であって、
    前記制御プレーン・エンティティにおいて、前記複数の基地局のそれぞれから、前記複数の基地局と前記少なくとも1つの移動ユニットの間の複数の無線通信チャネルに関するチャネル状態情報を受信するステップと、
    前記制御プレーン・エンティティにおいて、前記チャネル状態情報に基づいて、前記複数の基地局から前記少なくとも1つの移動ユニットへの同期されたダウンリンク伝送のための伝送フォーマットを決定するステップと、
    前記伝送フォーマットが使用される場合、前記複数の基地局からの同期されたダウンリンク伝送が、前記少なくとも1つの移動ユニットにおいてコヒーレントに合成されるように、前記複数の基地局に前記伝送フォーマットを供給するステップとを備える方法。
  2. 前記制御プレーン・エンティティにおいて、前記複数の基地局のそれぞれから、前記複数の基地局のそれぞれによって前記少なくとも1つの移動ユニットにダウンリンクを介して伝送されるべきデータのためのキューのステータスを示すキュー状態情報を受信するステップを備え、同期されたダウンリンク伝送のための前記伝送フォーマットを決定するステップは、前記キュー状態情報に基づいて、同期されたダウンリンク伝送のための前記伝送フォーマットを決定するステップを備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記制御プレーン・エンティティにおいて、前記チャネル状態情報に基づいて、前記複数の基地局のそれぞれに関するタイミング情報を決定するステップと、
    前記制御プレーン・エンティティから前記複数の基地局に、前記タイミング情報を供給するステップとを備え、前記複数の基地局は、前記複数の基地局からの伝送された情報が、前記少なくとも1つの移動ユニットにおいてコヒーレントに合成されるように、前記供給されたタイミング情報によって示される時点で前記ダウンリンクを介して前記情報を伝送することができる請求項1に記載の方法。
  4. 前記制御プレーン・エンティティにおいて、前記複数の基地局から前記少なくとも1つの移動ユニットへの同期されたダウンリンク伝送を一緒にスケジュールし、さらに前記制御プレーン・エンティティにおいて、前記同期されたダウンリンク伝送のための伝送フォーマットを決定するステップを備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記制御プレーン・エンティティにおいて、前記少なくとも1つの移動ユニットに調整された同期されたダウンリンク伝送を供給する前記複数の基地局を選択するステップと、
    前記制御プレーン・エンティティからIP(インターネット・プロトコル)ゲートウェイに、前記IPゲートウェイが前記選択された複数の基地局のそれぞれにパラレル・ダウンリンク・データ・ストリームを供給することができるように、前記選択された複数の基地局を示す情報を供給するステップとを備える請求項1に記載の方法。
  6. 複数の基地局の1つである第1の基地局において実施される、前記複数の基地局から少なくとも1つの移動ユニットへの調整されたダウンリンク伝送の方法であって、
    制御プレーン・エンティティに前記第1の基地局から、前記第1の基地局に関連する少なくとも1つのアンテナと、前記少なくとも1つの移動ユニットに関連する少なくとも1つのアンテナとの間の少なくとも1つの無線通信チャネルに関するチャネル状態情報を供給するステップと、
    前記制御プレーン・エンティティから前記第1の基地局において、前記第1の基地局から前記少なくとも1つの移動ユニットへの同期されたダウンリンク伝送のための伝送フォーマットを受信し、前記伝送フォーマットは、前記制御プレーン・エンティティに伝送された前記チャネル状態情報、および前記複数の基地局からの少なくとも1つの第2の基地局によって前記制御プレーン・エンティティに供給されたさらなるチャネル状態情報に基づいて、前記複数の基地局に関して前記制御プレーン・エンティティによって決定されるステップと、
    前記複数の基地局から伝送された前記同期されたダウンリンク伝送が、前記少なくとも1つの移動ユニットにおいてコヒーレントに合成されるように、前記受信された伝送フォーマットを使用して前記複数の基地局と協調して前記ダウンリンクを介して前記データを伝送するステップとを備える方法。
  7. 前記制御プレーン・エンティティに、前記第1の基地局によって前記少なくとも1つの移動ユニットにダウンリンクを介して伝送されるべきデータのためのキューのステータスを示すキュー状態情報を供給するステップを備える請求項6に記載の方法。
  8. 前記チャネル状態情報に基づいて前記制御プレーン・エンティティによって決定されたタイミング情報を受信するステップと、
    伝送された情報が、前記少なくとも1つの移動ユニットにおいて、前記複数の基地局によってダウンリンクで伝送された情報とコヒーレントに合成されるように、前記第1の基地局から、前記供給されたタイミング情報によって示される時点でダウンリンクを介して前記情報を伝送するステップを備える請求項6に記載の方法。
  9. 前記制御プレーン・エンティティから、前記第1の基地局から前記少なくとも1つの移動ユニットへの同期されたダウンリンク伝送のためのスケジューリング情報を受信するステップと、
    同期されたダウンリンク伝送のために前記少なくとも1つの移動ユニットをスケジュールし、スケジューリング情報を前記制御プレーン・エンティティに供給し、前記伝送フォーマットを受信するステップは、前記スケジュールされ、同期されたダウンリンク伝送のために前記制御プレーン・エンティティによって決定された伝送フォーマットを受信するステップを備えるステップとを備える請求項6に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの移動ユニットに調整された、同期されたダウンリンク伝送を供給すべき前記第1の基地局を、前記制御プレーン・エンティティが選択していることを示す情報を受信するステップと、IP(インターネット・プロトコル)ゲートウェイから、調整され、同期されたダウンリンク伝送を供給するように選択されたことに応答して、少なくとも1つのダウンリンク・データ・ストリームを、前記IPゲートウェイによって前記複数の基地局に供給される他のダウンリンク・データ・ストリームと同時に受信するステップとを備える請求項6に記載の方法。
  11. 前記制御プレーン・エンティティにおいて、前記制御プレーン・エンティティと前記複数の基地局に関連する複数のアンテナとの間のバックホール・リンクの複数のレッグの間の相対時間遅延を動的に判定するステップを更に備え、前記伝送フォーマットを決定するステップが、該相対時間遅延に基づいて前記伝送フォーマットを決定するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記相対時間遅延を動的に判定するステップが、前記制御プレーン・エンティティから前記複数のアンテナにタイミング信号を送信するステップと、前記制御プレーン・エンティティにおいて該タイミング信号のエコーを前記複数のアンテナから受信するステップを更に含む、請求項11に記載の方法。
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