JP5717102B2 - 折り畳み脚および折り畳みテーブル - Google Patents

折り畳み脚および折り畳みテーブル Download PDF

Info

Publication number
JP5717102B2
JP5717102B2 JP2012126804A JP2012126804A JP5717102B2 JP 5717102 B2 JP5717102 B2 JP 5717102B2 JP 2012126804 A JP2012126804 A JP 2012126804A JP 2012126804 A JP2012126804 A JP 2012126804A JP 5717102 B2 JP5717102 B2 JP 5717102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg
pivot
folding
lower leg
folded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012126804A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013248318A (ja
Inventor
泉 里志
里志 泉
Original Assignee
オンウェー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オンウェー株式会社 filed Critical オンウェー株式会社
Priority to JP2012126804A priority Critical patent/JP5717102B2/ja
Publication of JP2013248318A publication Critical patent/JP2013248318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5717102B2 publication Critical patent/JP5717102B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
  • Legs For Furniture In General (AREA)

Description

本発明は、折り畳み脚およびこの折り畳み脚を組み込んだ折り畳みテーブルに関する。
ベッドやソファなどの脇に配置され、小物を載置することができるとともに、非使用時に折り畳んで収納することが可能な折り畳みテーブル(サイドテーブル)が広く使用されている。このような折り畳みテーブルに組み込む折り畳み脚として、従来から様々な構造が提案されている。図5〜図6は、従来構造の折り畳み脚の第1例を示している。この折り畳み脚1は、U字形の天板金具3と脚体5とU字形の脚体金具6とを備え、天板2に天板金具3をその連結板部4を介して、脚体5に脚体金具6をその連結板部7を介して、それぞれ支持固定し、天板金具3の内側に脚体金具6を、枢軸8を中心とする回動を可能に連結して構成される。このような折り畳み脚1は、脚体5を展開した状態で保持するためのロック機構を備える。このロック機構は、折り畳み脚1を展開した状態で、天板金具3および脚体金具6の互いに整合する部分にそれぞれ形成された通孔9、10と、ばね11により外方に向けた弾力が付与された状態で、これらの通孔9、10を挿通する軸杆12とにより構成され、これらの通孔9、10と軸杆12との係合により、脚体5が展開した状態で保持される。
脚体5を折り畳む場合、図6に示すように、軸杆12をばね11の弾力に抗して内側に、軸杆12と外側の天板金具3に設けた通孔9との係合が外れるまで、押し込む。この状態で、脚体5を、枢軸8を中心に、図5(A)の時計方向に回動し、この脚体5を折り畳む。この時、軸杆12の先端部が天板金具3の内側面と当接するまで、この先端部をばね11の弾力に抗して押し込んだまま、脚体5を回動する必要がある。軸杆12の先端部の形状は、脚体5を展開する際に、軸杆12の先端部と通孔9とが整合した状態で、軸杆12の先端部が通孔9を挿通して外方に弾性的に押し出されるように、半球面状となっている。このため、軸杆12の先端部を押圧する指先には大きな力が加わる。また、軸杆12の先端部を指先で押し込んだまま脚体5を回動するため、天板金具3と脚体金具6との間部分に指先を挟む可能性がある。
図7〜図8は、実用新案登録第3046509号公報に記載された、従来構造の折り畳み脚の第2例を示している。この折り畳み脚1aは、天板金具3aの1対の側板部13a、13bのうちの一方(図8の右側)の側板部13aの下端縁と側端縁とに、それぞれ切り欠き14a、14bを形成している。また、脚体金具6aを構成する1対の側板部15a、15bのうちの一方(図8の右側)の側板部15aに上下方向長孔16を設け、この上下方向長孔16にピン17を挿通している。ピン17の基端部は、側板部15a、15bのうちの他方(図8の左側)の側板部15bに、上下方向の揺動を可能に支持されており、ピン17には、天板金具3aの連結板部4とピン17との間に設けたばね11aにより上方に向けた弾力が付与されている。脚体5aを展開した状態では、側板部13aの下端縁に形成した切り欠き14aと、ピン17とが係合するため、脚体5aの展開状態が保持される。一方、脚体5aを折り畳む場合、ピン17をばね11aの弾力に抗し、下方に揺動変位させ、切り欠き14aとこのピン17との係合を外す。そして、脚体5aを枢軸8を中心に、図7(A)の時計方向に回動することにより、脚体5aを折り畳み、側板部13aの側端縁に形成した切り欠き14bとピン17とが係合して、脚体5aの折り畳み状態が保持される。従来構造の第2例において、ピン17を下方に揺動変位させて、切り欠き14aとピン17との係合を外すため、指先に大きな力が加わったり、天板金具3aと脚体金具6aとの間に指先を挟んだりすることを防止できる。
しかしながら、従来構造の第2例の場合にも、次のような問題を生じる可能性がある。たとえば、折り畳み脚1aを天板に取り付けて折り畳みテーブルを構成する場合、脚体5aを折り畳んだ状態で、脚体5aが天板2の中心に向かう方向に、折り畳み脚1aを天板2の下面に取り付ける。したがって、脚体5aの長さは天板2の寸法によって規制され、かつ、天板2に取り付けた脚体5aが、折り畳んだ状態で、互いに干渉しないようにするためには、これらの脚体5aの長さ寸法を、天板2の対角線方向または径方向の長さ寸法の半分以下に抑える必要がある。特に、折り畳み脚1aを、サイドテーブルなどの天板が小さいテーブルに組み込む場合には、脚体5aの長さ寸法を十分に確保できず、このテーブルの高さを十分に高くできない可能性がある。
実用新案登録第3046509号公報
本発明は、上述のような事情に鑑みて、展開および折り畳みを容易に行うことができ、かつ、展開状態での高さ寸法を十分に確保できる折り畳み脚、および、この折り畳み脚を組み込んだ折り畳みテーブルを提供することを目的とする。
本発明の折り畳み脚は、上側脚体と、下側脚体と、ストッパとを備える。このうち、上側脚体は、第一の枢軸に連結した上端部と、第二の枢軸に連結した下端寄り部分とを備え、第一の枢軸を中心とした回動および第二の枢軸を中心とした回動を可能に、第一の枢軸に支持される。また、下側脚体は、第二の枢軸に連結した上端部を備え、第二の枢軸を中心とした回動を可能に、第二の枢軸を介して前記上側脚体に支持される。さらに、ストッパは、弾性部材によって前記下側脚体の上方に向けた弾力が付与された状態で、該下側脚体に沿って変位可能に第二の枢軸に連結された上端部と、該上端部に接続し、前記上側脚体の下端縁と係合可能な係止爪部とを備え、前記下側脚体に上端部に配置される。
本発明の折り畳み脚は、展開時には、第二の枢軸を中心に前記上側脚体と前記下側脚体を相対的に回動させて、前記上側脚体の下端縁を前記係止爪部に係合させることにより、前記上側脚体と前記下側脚体の展開状態を保持し、折り畳み時には、前記ストッパを下方に変位させ、前記係止爪部と前記上側脚体の下端縁との係合を外し、第二の枢軸を中心に前記上側脚体と前記下側脚体を展開時とは逆方向に相対的に回動させて、折り畳むことが可能になっている。
より具体的な構成として、前記ストッパに、前記下側脚体の内側に伸長し、前記上端部を有する1対の側板部と、該側板部の上端部の片側縁同士を連結するとともに、前記下側脚体の外側に楔形に伸長し、下端部が前記係止爪部に接続する連結部とをさらに設けるとともに、前記1対の側板部の上端部に第二の枢軸を挿通する上下方向長孔を設け、かつ、前記弾性部材を第二の枢軸と前記側板部のうちの少なくとも一方の下端部との間に設けられたコイルばねにより構成することができる。
本発明の折り畳み脚において、前記上側脚体の断面形状をU字形として、折り畳んだ状態で、この上側脚体の内側部分に、前記下側脚体を収納できるようにすることが好ましい。
本発明の折り畳み脚において、下側脚体の下端部を自由端として、該下端部を足部として床面に直接もしくは保護キャップなどの構造を介して載置させるようにすることもできるが、前記下側脚体に、第三の枢軸に連結した下端部を設け、第三の枢軸を中心とした回動を可能に、第三の枢軸にも支持されるようにして、別体の足構造ないしは支持構造に該下側脚体を接続させることも可能である。
本発明の折り畳み脚は、主としてサイドテーブルなどの折り畳み式のテーブルに適用されるが、その他、折り畳み椅子や折り畳み脚構造を適用可能なその他の家具やアウトドア用品にも広く適用可能である。特に、本発明の折り畳み脚は、天板と1枚の底板とを複数個の折り畳み脚により連結して構成される構造の折り畳みテーブルにおいて、これらの折り畳み脚の構造として好適に採用される。
本発明の折り畳み脚および折り畳みテーブルによれば、展開および折り畳みを容易に行うことができ、かつ、展開状態での高さ寸法を十分に確保できる。すなわち、上側脚体の長さの折り畳み状態から、展開時には、1.5倍以上の長さの脚構造を構成することが可能となる。また、単に上側脚体と下側脚体を相対的に回動させるだけで、ストッパを操作することなく、上側脚体を下側脚体に係合させることができ、かつ、脚構造を展開状態に保持することが可能となる。また、係合状態を高い剛性で保持できるとともに、ストッパの操作により簡単に上側脚体と下側脚体の係合状態を解除することが可能である。さらには、上側脚体と下側脚体を展開状態で同じ方向に伸長させる、すなわち、天板に対して垂直方向に脚構造を伸長させることのみならず、上側脚体と下側脚体を所定の角度をもって屈曲させて脚構造を構成することができるため、脚構造のデザインを含む設計の自由度が大きく向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態の折り畳み脚の一例を示す側面図である。 図2(A)は、図1に示した折り畳み脚の一部を拡大して示す部分切断正面図であり、図2(B)は、図2(A)のa−a断面図である。 図3は、図1に示した折り畳み脚に用いられるストッパの展開図である。 図4(A)は、本発明の実施の形態の折り畳み脚を適用した折り畳みテーブルの展開状態を示す斜視図(A)であり、図4(B)は、この折り畳みテーブルの折り畳み途中の状態を示す図であり、図4(C)は、この折り畳みテーブルの折り畳んだ状態を示す図である。 図5(A)は、従来構造の折り畳み脚の第1例を示す側面図であり、図5(B)は、図5(A)のb−b断面図である。 図6は、従来構造の第1例について、軸杆を押し込んだ状態で示す、図5(A)のc部拡大図に相当する図である。 図7(A)は、従来構造の折り畳み脚の第2例を示す側面図であり、図7(B)は、図7(A)のd−d断面図である。 図8は、図7(A)の左方から見た状態を示す図である。
[折り畳み脚の実施の形態の一例]
図1〜図3は、本発明の折り畳み脚の実施の形態の一例を示している。本例の折り畳み脚1bは、上側脚体18と、下側脚体19と、ストッパ20とにより構成される。これらの部材はいずれも、アルミニウム合金などの軽金属製の材料により形成される。
上側脚体18は、主板部と両側の側板部とからなるU字形の断面形状を有する部材からなり、上側脚体18の上端部は、テーブルの天板や椅子の座面などからなる上板部21に支持固定したU字形の上側金具22に、第一の枢軸23を中心とした回動可能に内嵌および支持される。具体的には、上側脚体18の側板部の上端部に通孔が設けられ、上側金具22にも上側脚体18の通孔と整合する通孔が設けられ、これらの通孔を挿通したリベットにより両者を嵌合した状態で固定する。また、上側脚体18の側板部の下端寄り部分にも通孔が設けられる。なお、上側脚体18は全長にわたってU字形とする必要はなく、下側脚体19を折り畳み時に収納できれば、前記通孔を設ける上端部と下端部と、長手方向の一部で下側脚体19が左右方向にずれることを防止するに必要な長さだけをU字形として、残余の部分を主板部のみからなる平板状とすることも可能である。また、側板部に、図示のような形状、その他の任意の形状の意匠を施して、軽量化を図ることも可能である。
また、下側脚体19は、全体が矩形の断面形状を有し、上側脚体18の開口面を介して、折り畳み時に上側脚体18に内嵌して収容可能な寸法を有する、中空筒状の部材からなる。下側脚体19の上端部は、上側脚体18の下端寄り部分に、第二の枢軸24を中心とした回動可能に支持される。このため、下側脚体19の上端部は、上側脚体18の両側の側板部に対向する側面を除き、切り欠かれており、かつ、下側脚体19の上端部の両側側面は第二の枢軸24を中心とする円形に形状付けられている。また、下側脚体19の上端部の側面のうち、上側脚体の下端寄り部の通孔に整合する位置に通孔を設けて、これらの通孔を挿通したリベットにより両者を嵌合した状態で固定している。なお、下側脚体19についても、U字形の断面形状を有する部材により構成することも可能である。
一方、下側脚体19の下端部は、床面に直接載置可能な足構造として、この下端部に合成樹脂あるいはゴム製のキャップなどを被せることもできるが、図示の例では、足構造として、下板部25を備え、下側脚体19の下端部を、下板部25に支持固定したU字形の下側金具26に、リベットを用いて、第三の枢軸27を中心とした回動可能に内嵌および支持される。
ストッパ20は、1対の側板部29と、この側板部29を連結する楔形の連結部30と、連結部30の内側に支持固定され、係止爪部31を備える楔形部材32とにより構成される。本例では、より具体的には、1対の側板部29は、下側脚体19の両側の側面に沿って長手方向に伸長し、1対の側板部29の上端部は、上側脚体19の上端部の形状に沿うように、円形に形状付けられている。そして、1対の側板部29の上端部には、第二の枢軸24が内嵌かつ上下方向に摺動可能な上下方向長孔35が形成されている。楔形の連結部30は、1つの側板部29と一体に形成されており、連結部30の上端部が、1対の側板部29の上端部寄りを幅方向に連結している。連結部30は、主面と両側の側面とにより構成され、両側の側面は側面視で三角形状であり、全体として楔形に形成される。楔形部材32は、中実材により形成され、連結部30の内側に内嵌するとともに、一部が下方に突出しており、係止爪部31は、楔形部材32の連結部30から突出した部分に連続して外方に伸長し、その先端が上方に折り返されるように構成されている楔形部材32の係止爪部31の連結部30に内嵌される部分と係止爪部31の上方に折り返された先端部との間には凹溝が形成される。
このストッパ20を製造する場合、図3に示す、金属板にプレスによる打ち抜き加工を施すことにより形成した中間素材33を、図3の鎖線α部分で曲げ成形することで連結部30を形成する。連結部30の内側に楔形部材32をリベット34により支持固定する。このため、連結部30の側面に通孔が備えられるとともに、楔形部材32にも、連結部30の通孔と整合する位置に貫通孔が備えられている。このようなストッパ20は、側板部29を下側脚体19の内側に内嵌挿入し、これらの側板部29の互いに整合する部分に形成した上下方向長孔35に第二の枢軸24を挿通している。これにより、側板部29は、ストッパ20を下側脚体19の上端部に、第二の枢軸24が上下方向長孔35内で移動できる範囲内で、下側脚体19に対する上下方向の変位を可能に配置される。また、側板部29のうちの一方の側板部29の下端部の内側面に係止爪が設けられており、この側板部9の下端部の係止爪と第二の枢軸24との間にばね11bを設けて、ストッパ20に上方に向けた弾力を付与している。
このような構造を有する折り畳み脚1bを展開する際に、上側脚体18および下側脚体19を、第一の枢軸23、第二の枢軸24、第三の枢軸27を中心に回動すると、上側脚体18の下端縁とストッパ20の係止爪部31の先端部とが当接する。本例の場合、係止爪部31の先端部の断面形状をR状とすることで、係止爪部31の先端部を、上側脚体18の第二の枢軸24を中心とした回動方向(図2(B)の時計方向)に対し傾斜させている。したがって、上側脚体18の下端縁と係止爪部31の先端部とが当接した状態で、上側脚体18を第二の枢軸24を中心にさらに回動すると、上側脚体18の下端縁が、ばね11bによる弾力に抗して、ストッパ20を下方に押し下げる。そして、上側脚体18の下端縁が、係止爪部31の先端部を乗り越えて、係止爪部31の内側にある凹溝に入り込むと、ストッパ20がばね11bの弾力により上方に変位し、上側脚体18の下端縁と係止爪部31とがわずかな干渉量(0.5mm〜1mm程度)で係合する。この状態で、この上側脚体18の下端部の内側面と下側脚体19の上端部の外側面との間に、楔形部材32が狭持され、上側脚体18が下側脚体19に対し傾斜した状態で、すなわち、楔形部材32の傾斜面の形状に沿った状態で、保持される。
一方、折り畳み脚1bを折り畳む場合には、ストッパ20をばね11bの弾力に抗して下方に引き下げた状態で、上側脚体18を第二の枢軸24を中心に回動することで、上側脚体18の下端縁と係止爪部31との係合を外す。そして、上側脚体18および下側脚体19を、第一の枢軸23、第二の枢軸24、第三の枢軸27を中心に回動し、下側脚体19を上側脚体18の内側に収納することで、折り畳み脚1bの折り畳みを完了する。
なお、本例の折り畳み脚1bでは、上側脚体18および下側脚体19により構成される脚構造は、楔形の連結部30と楔形部材32の楔の角度だけ屈曲して伸長する。この屈曲の度合いは、脚構造のデザイン性と剛性のバランスから、脚構造を構成する部材そのものの剛性の影響も考慮しつつ、任意に決定することが可能である。したがって、屈曲の度合いは、連結部30と楔形部材の32の楔の角度を変更することで変更可能であり、脚構造の設計の自由度は高いものとなっている。ただし、連結部30と楔形部材32を平板状の部材から構成することにより、展開時に、上側脚体18と下側脚体19が実質的に平行に、すなわち、脚構造全体として直線状になるように展開および保持させることも可能である。
本例の折り畳み脚1bによれば、展開および折り畳みを容易に行うことができる。すなわち、折り畳み脚1bを展開する場合、上側脚体18および下側脚体19を、第一の枢軸23、第二の枢軸24、第三の枢軸27を中心に回動させるだけで、上側脚体18の下端縁と係止爪部31の先端部とが当接すると、上側脚体18の下端縁が、ストッパ20を下方に押し下げて、係止爪部31の先端部を乗り越えて、係止爪部31の内側にある凹溝に入り込んで、係止爪部31と係合する。一方、折り畳み脚1bを折り畳む場合には、係止爪部31を下方に変位させる必要はあるが、指で係止爪部31を下方に軽く押すだけで、上側脚体18の下端縁と係止爪部31の係合を解除することか可能である。したがって、従来構造では、折り畳み脚を折り畳む際に、図6に示すように、半球面状の軸杆12の先端部を指先で押圧したり、図7(B)に示すように、切り欠き14aに径方向に関して全体が入り込んでいるピン17を切り欠き14aから完全に抜け出させるために、ピン17を下方に強い力で押圧したりする必要があるのに対して、本例では、わずかな干渉量で上側脚体18の下端縁と係止爪部31が係合しているため、指先に大きな力が加わったり、折り畳み時応対を保持する係合の解除に大きな力が要したり、天板金具と脚体金具との間に指先を挟むといったことがない。一方、ストッパ20は、下側脚体19の長手方向に伸長する板状部材である側板部29と、幅方向にこの側板部29を連結するとともに、上下方向に伸長、かつ、楔形の側面を備える連結部30と、中実材である楔形部材32とに構成されるとともに、中実材であった上側脚体18の幅の1/4〜1/2の範囲の幅を有する係止爪部31によって、上側脚体18を回動させようとする荷重を受けているため、上側脚体18の下端縁と係止爪部31の係合の干渉量がわずかであっても、脚構造としての剛性を高めることができる。
また、本例の折り畳み脚1bは、上側脚体18の下端寄り部分に、下側脚体19の上端部を第二の枢軸24により回動可能に支持することで構成している。したがって、展開状態において、折り畳み脚1bの高さ寸法を十分に確保できる。一方、折り畳み脚1bは、折り畳んだ状態では、上側脚体18の内側に下側脚体19を収納することができる。よって、折り畳んだ状態で折り畳み脚1bの長さ寸法は、上側脚体18の長さ寸法と同じとなり、折り畳み状態における折り畳み脚1bの長さ寸法を十分に抑えることができる。
また、展開状態において、上側脚体18と下側脚体19が所定の角度を有する位置関係が保持される。したがって、脚構造が単に天板から垂直に伸長する態様だけでなく、屈曲した状態で脚構造を保持できるため、デザインの自由度が大きく向上する。
[折り畳みテーブルの実施の形態の一例]
図4は、本発明の折り畳み脚の実施の形態の一例を利用した、本発明の折り畳みテーブルの実施の形態の一例を示している。本例の折り畳みテーブル36は、円盤状の天板2aと、円環状の底板37とを複数個(図示の例では4個)の折り畳み脚1bにより連結することにより構成されている。本例の折り畳みテーブル36は、天板2bと底板37とが互いに離隔するように、底板37を天板2bに対し上方に変位させることで、簡単に展開可能となっている。
なお、本発明の折り畳み脚を折り畳みテーブル、その他の折り畳み式の家具やアウトドア用品などに組み込む場合、必ずしも、本発明の実施の形態の一例のように、底板を設けて、折り畳み脚の下端部を底板に回動可能に支持する必要はない。すなわち、底板を省略して、折り畳み脚の下端部を自由端とし、折り畳み脚を独立して展開および折り畳み可能にすることもできる。
本発明の折り畳み脚は、折り畳みテーブルに限らず、折り畳み椅子、その他本発明の折り畳み脚の構造を適用可能な折り畳み式の家具、アウトドア用品などに広く適用することが可能である。
1、1a、1b 折り畳み脚
2、2a、2b 天板
3、3a 天板金具
4 連結板部
5、5a 脚体
6、6a 脚体金具
7 連結板部
8 枢軸
9 通孔
10 通孔
11、11a、11b ばね
12 軸杆
13 側板部
14a、14b 切り欠き
15a、15b 側板部
16 上下方向長孔
17 ピン
18 上側脚体
19 下側脚体
20 ストッパ
21 上板部
22 上側金具
23 第一の枢軸
24 第二の枢軸
25 下板部
26 下側金具
27 第三の枢軸
28 中間素材
29 側板部
30 連結部
31 係止爪部
32 楔形部材
33 中間素材
34 リベット
35 上下方向長孔
36 折り畳みテーブル
37 底板

Claims (5)

  1. 第一の枢軸に連結した上端部と、第二の枢軸に連結した下端寄り部分とを備え、第一の枢軸を中心とした回動および第二の枢軸を中心とした回動を可能に、第一の枢軸に支持される上側脚体と、
    第二の枢軸に連結した上端部を備え、第二の枢軸を中心とした回動を可能に、第二の枢軸を介して前記上側脚体に支持される下側脚体と、
    弾性部材によって前記下側脚体の上方に向けた弾力が付与された状態で、該下側脚体に沿って変位可能に第二の枢軸に連結された上端部と、該上端部に接続し、前記上側脚体の下端縁と係合可能な係止爪部とを備え、前記下側脚体に上端部に配置されるストッパと、
    を備え、
    展開時には、第二の枢軸を中心に前記上側脚体と前記下側脚体を相対的に回動させて、前記上側脚体の下端縁を前記係止爪部に係合させることにより、前記上側脚体と前記下側脚体の展開状態を保持し、折り畳み時には、前記ストッパを下方に変位させ、前記係止爪部と前記上側脚体の下端縁との係合を外し、第二の枢軸を中心に前記上側脚体と前記下側脚体を展開時とは逆方向に相対的に回動させて、折り畳むことが可能である、
    折り畳み脚。
  2. 前記ストッパは、前記下側脚体の内側に伸長し、前記上端部を有する1対の側板部と、該側板部の上端部の片側縁同士を連結するとともに、前記下側脚体の外側に楔形に伸長し、下端部が前記係止爪部に接続する連結部とをさらに備え、前記1対の側板部の上端部に第二の枢軸を挿通する上下方向長孔が設けられ、かつ、前記弾性部材が第二の枢軸と前記側板部のうちの少なくとも一方の下端部との間に設けられたコイルばねからなる、請求項1に記載した折り畳み脚。
  3. 前記上側脚体の断面形状がU字形であり、折り畳んだ状態で、この上側脚体の内側部分に、前記下側脚体が収納される、請求項1または2に記載した折り畳み脚。
  4. 前記下側脚体は、第三の枢軸に連結した下端部を備え、第三の枢軸を中心とした回動を可能に、第三の枢軸にも支持される、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した折り畳み脚。
  5. 1枚の天板と1枚の底板とを複数個の折り畳み脚により連結して構成され、これらの折り畳み脚が請求項4に記載した折り畳み脚である、折り畳みテーブル。
JP2012126804A 2012-06-04 2012-06-04 折り畳み脚および折り畳みテーブル Expired - Fee Related JP5717102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126804A JP5717102B2 (ja) 2012-06-04 2012-06-04 折り畳み脚および折り畳みテーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126804A JP5717102B2 (ja) 2012-06-04 2012-06-04 折り畳み脚および折り畳みテーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013248318A JP2013248318A (ja) 2013-12-12
JP5717102B2 true JP5717102B2 (ja) 2015-05-13

Family

ID=49847591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012126804A Expired - Fee Related JP5717102B2 (ja) 2012-06-04 2012-06-04 折り畳み脚および折り畳みテーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5717102B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112665385B (zh) * 2020-12-29 2024-05-31 湖北新金洋资源股份公司 一种便于投料的加料平台

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813404Y1 (ja) * 1968-10-05 1973-04-12
JP2603773Y2 (ja) * 1992-07-24 2000-03-21 株式会社越智工業所 テント骨組の折り畳み構造
JP3046509U (ja) * 1997-07-01 1998-03-10 年哉 山本 テーブルにおける折りたたみ脚の連結金具
JP2003153768A (ja) * 2001-11-22 2003-05-27 Chiba Inst Of Technology 折り畳み脚及びこれを利用した正座椅子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013248318A (ja) 2013-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140030012A1 (en) Locating device for slide joint
US8616932B2 (en) Collapsible umbrella gym
US20180146796A1 (en) Collapsible crib frame
US20210059399A1 (en) Adjustable bar, leg assembly and table having same
US7926130B2 (en) Foldable side rail
JP6400563B2 (ja) バウンサーまたは反動揺りかご、およびそのフレーム
US20070052209A1 (en) Folding seat carriage body
US20130165277A1 (en) Folding assembly of table tennis table
EP2832625B1 (en) A stroller frame and a foldable and detachable chair frame
US9204726B2 (en) Foldable chair
US11529002B2 (en) Bassinet frame
JP5717102B2 (ja) 折り畳み脚および折り畳みテーブル
JP2024520710A (ja) フレーム折り畳み機構及びベッドフレーム
JP2008291961A (ja) ヒンジ機構
KR100448983B1 (ko) 폴딩 테이블
US20110010848A1 (en) Handrail structure adapted to crib
JP5647169B2 (ja) 脚付家具
JPH1094449A (ja) 折り畳み式支持面付き着座器具
JP6803664B2 (ja) 位置制限機能付き折り畳み器
US20050285435A1 (en) Foldable chair
GB2480509A (en) Handrail folding device for a play yard
JP3178725U (ja) 椅子の脚フレーム組立構造
JP2017042483A (ja) 家具
KR200445283Y1 (ko) 접이식 테이블
CA2868567A1 (en) Simplified slider mechanism

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5717102

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees