JP5708520B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機を用いて蒸発器に冷媒を送り、車両の室内を空調すると共に、エコモード(省動力モード)を設定可能な車両用空調装置に関するものである。
従来、特許文献1に、自動制御スイッチ(オートスイッチまたはAUTOスイッチ)の操作時に圧縮機を自動制御する技術が記載されている。
特公平6−37124号公報
上記特許文献1の技術によりエコモード選択機能を持つ車両用空調装置を構築した場合、ユーザーがマニュアルで圧縮機を停止(オフ)させており、かつエコモードが選択されている時に風量や吹出口をオート制御するためにオートスイッチを押すと、圧縮機が稼動状態(圧縮機運転を許可する許可モード状態またはオン状態ともいう)となってしまい、乗員が望む省動力運転ができなくなるという問題点がある。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、エコモードが選択されている時において、圧縮機の停止がユーザーによって選択されている場合に、オートスイッチによりオートモードを選択する操作がなされても、圧縮機の停止を継続する省動力運転を続行できる車両用空調装置を提供することにある。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項に記載の発明では、自動運転を選択するためのオートスイッチ(708)と、冷媒を圧縮する圧縮機(41)の動力を削減するエコモードと該エコモードではないエコモード以外とを選択するエコモードスイッチ(710)と、エコモード以外の場合で、かつ圧縮機(41)の停止モード(M1)のときは、オートスイッチ(708)の操作により自動運転が選択されると圧縮機(41)の作動を許可するオートモード(M2)で自動制御し、エコモードの場合で、オートスイッチ(708)で自動運転が選択されても圧縮機(41)が第2圧縮機停止モード(M3)であるときは第2圧縮機停止モード(M3)を継続する制御手段(60)と、を備え、更に、車両室内に車両外部の空気を取り入れる外気モードと車両室内空気を循環させる内気モードとの切替えが可能な内外気切替機構(13)を備え、制御手段(60)は、エコモードスイッチ(710)の操作により、エコモードと該エコモード以外とが選択され、エコモード以外の場合において、圧縮機(41)の作動が第1圧縮機停止モード(M1)のとき、エコモードスイッチ(710)の操作により、エコモードが選択されたときに、圧縮機(41)の作動がエコモード以外からエコモードの状態になって第2圧縮機停止モード(M3)となり、かつ、内外気切替機構(13)を外気モードに固定し、エコモードが選択されているときに、エコモードスイッチ(710)の操作に応じて、エコモード以外への復帰が選択された場合には、圧縮機(41)の作動および内外気切替機構(13)の作動を、エコモード以前のモードに復帰させることを特徴としている。
この発明によれば、ユーザーによりエコモード以外を選択中において、オートスイッチの操作によりオートモードが選択されたとき、圧縮機の作動が停止モードであってもオートモードとなって圧縮機の運転を許可する。また、ユーザーによりエコモードを選択中において、オートスイッチが操作されたときには、圧縮機の作動が停止モードのときは、該停止モードを継続することができる。よって、エコモードが選択されている場合において、風量や吹出口をオート制御するためにオートスイッチをユーザーが操作しても、圧縮機が停止状態の場合はその停止状態を継続するので、省動力運転を継続できる。また、エコモード以外のときにおいては、オートスイッチを操作することで圧縮機がオートモードとなるから圧縮機の自動運転により、従来通り快適な吹出温度の空調風および除湿能力が得られる。
かつ、エコモードスイッチ(710)の操作により、エコモードとエコモード以外が選択可能であり、圧縮機の停止モードにおいてエコモードが選択されたときに、圧縮機を停止モードに継続すると共に、内外気切替機構を外気モードに固定することで、空調操作に詳しくないユーザーが操作する場合であっても、車両の窓曇りの可能性が低く、省動力効果の大きい運転が可能となる。
請求項に記載の発明では、自動運転を選択するためのオートスイッチ(708)と、
冷媒を圧縮する圧縮機(41)の動力を削減するエコモードと該エコモードではないエコモード以外とを選択するエコモードスイッチ(710)と、エコモード以外の場合で、かつ圧縮機(41)の第1圧縮機停止モード(M1)のときは、オートスイッチ(708)の操作により自動運転が選択されると圧縮機(41)の作動を許可する第1圧縮機オートモード(M2)で自動制御し、エコモードの場合で、オートスイッチ(708)で自動運転が選択されても圧縮機(41)が第2圧縮機停止モード(M3)であるときは第2圧縮機停止モード(M3)を継続する制御手段(60)と、を備え、更に、車両室内に車両外部の空気を取り入れる外気モードと車両室内空気を循環させる内気モードとの切替えが可能な内外気切替機構(13)を備え、制御手段(60)は、エコモードスイッチ(710)の操作により、エコモードとなるエコモード強と該エコモード強以外とが選択され、エコモード強以外の場合において、エコモードスイッチ(710)の操作により、エコモード強が選択されたときに、圧縮機(41)の作動がエコモード以外からエコモード強の状態になって第2圧縮機停止モード(M3)となり、かつ、内外気切替機構(13)を外気モードに固定し、エコモード強が選択されているときに、エコモードスイッチ(710)の操作に応じて、エコモード強以外への復帰が選択された場合には、圧縮機(41)の作動および内外気切替機構(13)の作動を、エコモード強以前のモードに復帰させることを特徴としている。
この発明によれば、ユーザーによりエコモード以外を選択中において、オートスイッチの操作によりオートモードが選択されたとき、圧縮機の作動が停止モードであってもオートモードとなって圧縮機の運転を許可する。また、ユーザーによりエコモードを選択中において、オートスイッチが操作されたときには、圧縮機の作動が停止モードのときは、該停止モードを継続することができる。よって、エコモードが選択されている場合において、風量や吹出口をオート制御するためにオートスイッチをユーザーが操作しても、圧縮機が停止状態の場合はその停止状態を継続するので、省動力運転を継続できる。また、エコモード以外のときにおいては、オートスイッチを操作することで圧縮機がオートモードとなるから圧縮機の自動運転により、従来通り快適な吹出温度の空調風および除湿能力が得られる。かつ、エコモードスイッチ(710)の操作により、エコモードとなるエコモード強とエコモード以外が選択可能であり、エコモード強が選択されたときに、圧縮機を停止モードにすると共に、外気モードに固定することで、空調操作に詳しくないユーザーが操作する場合であっても、車両の窓曇りの可能性が低く、省動力効果の大きい運転が可能となる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号ないし説明は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を分かり易く示す一例であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明の第1実施形態における車両用空調装置の概略構成図である。 図1中の電気ヒータの電気接続図である。 上記実施形態に用いるエアコンECUへの接続を示すブロック図である。 上記実施形態におけるエアコンECUの処理の一例を示したフローチャートである。 上記実施形態における操作パネルの正面図である。 上記実施形態におけるエコモードスイッチの正面図である。 上記実施形態における圧縮機の作動状態の遷移を表す遷移モードの説明図である。 上記実施形態におけるブロワ電圧決定処理を示すフローチャートである。 上記実施形態における吸込口モード決定処理を示すフローチャートである。 上記実施形態における吹出口モード決定処理を示すフローチャートである。 上記実施形態における圧縮機回転数決定処理を示すフローチャートである。 上記実施形態におけるPTC作動本数決定処理を示すフローチャートである。 上記実施形態における要求水温決定処理を示すフローチャートである。 上記実施形態における電動ウォータポンプ作動決定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における圧縮機の作動状態の遷移を表す遷移モードの説明図である。 上記第2実施形態における吸込口モード決定処理を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図14を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す車両用空調装置の概略構成図である。図2は、図1中の電気ヒータの電気接続図、図3は、上記実施形態に用いるエアコンECUへの接続を示すブロック図である。
図示しないハイブリッドECU(ハイブリッド電子ユニット)は、図1の電動発電機51およびエンジン50のうち、いずれの駆動力を駆動輪に伝達するかの駆動切替制御を行う機能、および車載用蓄電装置である図示しない電池の充放電を制御する機能を備えている。
また、上記電池は、車室内空調および走行等によって消費される電力を充電するための図示しない充電装置を備えている。また、充電装置は、電力供給源としての電気スタンドや商業用電源(家庭用電源)に接続されるコンセントを備えており、このコンセントに電源供給源を接続することにより、電池の充電を行うことができる。
図3のエンジンECU61および上記ハイブリッドECUは、具体的には、以下のような制御を行う。
(1)車両が停止しているときは、基本的にエンジン50を停止させる。
(2)走行中は、減速時を除き、エンジン50で発生した駆動力を駆動輪に伝達する。なお、減速時は、エンジン50を停止させて電動発電機51にて発電して電池に充電する。
(3)発進、加速、登坂および高速走行時等の走行負荷が大きいときには、電動発電機51を電動モータとして機能させて、エンジン50で発生した駆動力に加えて、電動発電機51に発生した駆動力を駆動輪に伝達する。
(4)電池の充電残量が充電開始目標値以下になったときには、エンジン50の動力を電動発電機51に伝達して電動発電機51を発電機として作動させて電池の充電を行う。
(5)車両が停止しているときに、電池の充電残量が充電開始目標値以下になったときには、エンジンECU61に対してエンジン50を始動する指令が発せられるとともに、エンジン50の動力が電動発電機51に伝達される。
次に、図1の車両用空調装置100に関して説明する。車両用空調装置100は、走行用に水冷のエンジン50を搭載する自動車等の車両において、車室内を空調する空調ユニットを本発明の制御手段を成すエアコンECU60(図3)によって制御するように構成されている。この車両用空調装置100は、いわゆるオートエアコンシステムとして構成されている。車両用空調装置100は、冷凍サイクル1の冷媒流れ、およびエンジン50の起動を制御して、車室内を空調する。
空調ユニットは、車両の車室内前方に配置され、内部を送風空気が通過する空調ケース10を備えている。空調ケース10は、一方側に空気取入口が形成され、他方側に車室内に向かう空気が通過する複数の吹出口が形成される。空調ケース10は、空気取入口と吹出口との間に送風空気が通過する通風路10aを有する。空調ケース10の上流側(一方側)には、送風機ユニット14が設けられている。送風機ユニット14(空調用送風機)は、内外気切替機構(内外気切替ドアとも言う)13およびブロワ16を含む。この内外気切替ドア13は、サーボモータ等のアクチュエータによって駆動され、空気取入口である内気吸込口11と外気吸込口12との開度を変更する吸込口切替手段を構成している。
空調ユニットは、具体的には図示しないが、完全センター置きといわれるタイプのものであり、車室内前方の計器盤下方部であって、車両左右方向の中央位置に搭載されている。送風機ユニット14は、空調ユニットの車両前方側に配設されている。送風機ユニット14の内気吸込口11は、車室内空気を吸い込む。
ブロワ16は、ブロワ駆動回路(図示せず)によって制御されるブロワモータ15により回転駆動されて、空調ケース10内において、車室内に向かう空気流を発生させる遠心式送風機である。ブロワ16は、後述する各吹出口から車室内に向けてそれぞれ吹き出される空調風の吹出風量を変更する機能を有する。空調ケース10には、送風機ユニット14から送風された空気を加熱または冷却して空調風とし、複数の吹出口に送る空調部として蒸発器7およびヒータコア34が設けられている。蒸発器7は、空調ケース10を通過する空気を冷却する冷却用熱交換器として機能する。
また、蒸発器7の空気下流側には、通風路10aを通過する空気を、エンジン50のエンジン冷却水と熱交換して加熱する暖房用熱交換器としてのヒータコア34が設けられている。エンジン冷却水が循環する冷却水回路31は、電動ウォータポンプ32によって、エンジン50のウォータジャケットで暖められたエンジン冷却水を循環させる回路である。この回路には、ラジエータ(図示せず)、サーモスタット(図示せず)およびヒータコア34が設けられている。
ヒータコア34は、内部にエンジン50を冷却して高温となったエンジン冷却水が流れ、このエンジン冷却水を暖房用熱源として冷風を再加熱する。ヒータコア34は、通風路10aを部分的に塞ぐように、空調ケース10内において蒸発器7よりも下流側に配設されている。ヒータコア34の空気上流側には、車室内の温度調節を行うためのエアミックスドア17が設けられている。エアミックスドア17は、サーボモータ等のアクチュエータにより駆動される。また、エアミックスドア17は、各吹出口から車室内に向けて、それぞれ吹き出される空調風の吹出温度を変更する。換言すると、エアミックスドア17は、蒸発器7を通過する空気と、ヒータコア34を通過する空気との風量比率を調整するエアミックス手段として機能する。
蒸発器7は、冷凍サイクル1の一構成部品を成すものである。また、電池の直流をインバータ42で三相交流に変換し、この三相交流が入力される電動機43により駆動されて、冷媒を吸入して、圧縮してから吐出する圧縮機41を上記冷凍サイクル1に含んでいる。また、冷凍サイクル1は、圧縮機41より吐出された冷媒を凝縮液化させるコンデンサ3と、このコンデンサ3より流入した液冷媒を気液分離するレシーバ5と、このレシーバ5より流入した液冷媒を断熱膨張させる膨張弁6と、この膨張弁6より流入した気液二相状態の冷媒を蒸発気化させる蒸発器7とを含む。
電動機43の回転動力が圧縮機41に伝達されて、蒸発器7による空気冷却作用が行われ、電動機43の回転が停止(オフ)したときに、圧縮機41による冷媒の吐出が無くなり、蒸発器7による空気冷却作用が停止される。また、電池は電動発電機51の電力で充電される。従って、電動機43で駆動される圧縮機41は、電動発電機51の電力を動力源としている電動圧縮機41、42、43の圧縮部を構成する。また、コンデンサ3は、ハイブリッド自動車が走行する際に生じる走行風を受け易い場所に配設され、内部を流れる冷媒と、室外ファン4により送風される外気および走行風とを熱交換する室外熱交換器を構成している。
空調ケース10の最も下流側には、吹出口切替部を構成する、それぞれ、デフロスタ開口部18、フェイス開口部19およびフット開口部20が形成されている。そして、デフロスタ開口部18には、デフロスタダクト23が接続されて、このデフロスタダクト23の最下流端には、車両のフロント窓ガラス49の内面に向かって主に温風を吹き出すデフロスタ吹出口が開口している。
フェイス開口部19には、フェイスダクト24が接続されて、このフェイスダクト24の最下流端には、乗員の頭胸部に向かって主に冷風を吹き出すフェイス吹出口が開口している。更に、フット開口部20には、フットダクト25が接続されて、このフットダクト25の最下流端には、乗員の足元部に向かって主に温風を吹き出すフット吹出口が開口している。
各吹出口の内側には、2組の吹出口切替ドア21、22が回動自在に取り付けられている。吹出口切替ドア21、22は、サーボモータ等のアクチュエータによりそれぞれ駆動されて、吹出口モードを周知のフェイスモード、バイレベルモード、フットモード、フットデフロスタモードまたはデフロスタモードのいずれに切り替えることが可能である。
ヒータコア34の下流側には、エンジン50の廃熱以外の熱源を用いて車室内の空気を加熱する補助加熱装置となる電気ヒータ35が設けられている。電気ヒータ35は、ヒータコア51を通過した温風を加熱する。電気ヒータ35は、図2に示すように、PTCやニクロム線からなるヒータ線351、352、353からなり、ヒータ線351、352、353は、電源Baおよびグランドの間に並列に接続されている。
ヒータ線351、352、353のそれぞれに対して、スイッチ素子SW1、SW2、SW3が設けられ、スイッチ素子SW1、SW2、SW3は、そのオン(ON)、オフ(OFF)により電源Baからヒータ線351、352、353への通電、および通電停止を行う。スイッチ素子SW1、SW2、SW3のオン、オフは、図3のエアコンECU60により制御される。
次に、車両用空調装置100の電気的構成に関して説明する。図3のエアコンECU60は、制御手段を構成し、図1のエンジン50の始動および停止を司るイグニッションスイッチが入れられたときに、車両に搭載された車載電源である電池(図示せず)から直流電源が供給され、演算処理や制御処理を開始するように構成されている。
エアコンECU60には、エンジンECU61から出力される通信信号、車室内前面に設けられた操作パネル70上の各スイッチからのスイッチ信号、および各センサからのセンサ信号が入力される。エンジンECU61は、燃料噴射ECUと呼ばれることがある。
ここで、操作パネル70等の操作系に関して説明する。図5は、上記実施形態における操作パネル70の正面図である。図6は車両のインストルメントパネル内に設けられたエコモードスイッチ710の正面図である。この図6のエコモードスイッチ710は、一回押す操作を行うとエコモードを指示するエコモード操作が実行される。更に、もう一度押すとエコモード以外(エコモードオフ)を指示するエコモード以外操作が実行される。以下これらの操作をエコモードスイッチ710を押すたびに繰り返す。
図3のエアコンECU60には、車両用空調装置100の運転操作、各種の設定操作を行なう操作パネル70が接続されている。図5に示されるように、操作パネル70は、自動車内のインストルメントパネルに設けられており、前席に着座した乗員が操作可能となっている。
この操作パネル70には、各種の表示がなされるディスプレイ701と共に、車両用空調装置100の運転/停止操作を行うA/Cスイッチ(運転スイッチ)702、温度設定(設定温度のアップ/ダウン)を行う温度設定スイッチ703、内外気モードをマニュアル選択(内気モードと外気モードの切り換え)する内外気切替スイッチ704、空調風の風量を設定(ブロワ風量のアップ/ダウン)するブロワスイッチ705および、空調風を吹き出す吹出口を選択するモード切換スイッチ706、外気温表示スイッチ707が設けられている。
これにより、車両用空調装置100では、ディスプレイ701等の表示を見ながら、空調運転の運転/停止、内気モード(内気循環モードとも言う)と外気モード(外気導入モードとも言う)の切換、温度設定、風量設定と共に、吹出モードの設定が可能となっており、エアコンECU60は、操作パネル70における設定に基づいた空調運転が可能となっている。
また、操作パネル70には、オート(AUTO)スイッチ708が設けられている。エアコンECU60は、オートスイッチ708がオン操作されることにより、設定温度、室内温度、外気温度、日射量等に基づいて、車室内が設定温度となるように吹出風の温度(目標吹出温度)、風量および吹出モード等の設定を行い、設定に基づいた自動空調制御を行う。すなわち、エアコンECU60では、設定温度、環境条件等に基づいて目標吹出温度を設定し、設定した目標吹出温度が得られるように圧縮機41の回転数(電動機43の回転数)、エアミックスダンパ17の開度等を設定すると共に、吹出口の選択および吹出風量(ブロワ風量)の設定を行う。
そして、これらの設定に基づいて自動空調運転を行うことにより、車室内を設定温度とすると共に、車室内が設定温度に維持されるようにしている。また、図5の外気温表示スイッチ707が操作されると、外気温センサ72(図3)によって検出された外気温度Tamをディスプレイ701に表示する。
エアコンECU60は、エンジンECU61およびハイブリッドECUに接続されており、例えば、冷却水温センサで検出したエンジン冷却水温度Twが予め設定された温度に達していないときには、エンジン50の駆動要求(エンジンオン要求)を行う。これによりエンジン50が駆動されてエンジン冷却水温度Twが上昇することにより、ヒータコア34を充分に加熱できるようにしている。また、エンジン50の停止制御を行うことにより省燃費効果が得られるようにしている。
車両用空調装置100では、省燃費効果が損ねられるのを抑えるエコモード(エコノミーモード、または省動力モードとも呼ばれる)が設定可能とされている。すなわち、車両用空調装置100では、省燃費効果を優先するエコモードでの運転と、車室内の快適性を優先するオートモードでの運転の選択が可能となっている。
エアコンECU60には、選択手段として、エコモードを選択するか否かを切り換えるエコモードスイッチ710が接続されている。図6に示されるように、このエコモードスイッチ710は、乗員が操作可能となるインストルメントパネルの所定位置に設けられている。また、このエコモードスイッチ710は、押下操作(タッチ操作)によって、オン、オフされ、これにより、エコモードと非エコモード(エコモードオフとも言う)の切り換えが行われる。そして、エコモードが選択されるとエコモード表示部710aの発光ダイオードが発光する。
エアコンECU60の内部には、図示は省略するが、演算処理や制御処理を行うCPU(中央演算装置)、ROMやRAM等のメモリ、およびI/Oポート(入力/出力回路)等の機能を含んで構成される周知のマイクロコンピュータが設けられている。
各種センサからのセンサ信号がI/OポートまたはA/D変換回路によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力される。エアコンECU60には、運転席の周囲の空気温度(内気温度)Trを検出する内気温検出手段としての内気温センサ71、車室外温度(外気温度)Tamを検出する外気温検出手段としての外気温センサ72、および車室外の日射量Tsを検出する日射量検出手段としての日射センサ73が接続されている。
また、エアコンECU60には、蒸発器7を通過した直後の空気温度(蒸発器後温度TE)を検出するエバ後温度検出手段としてのエバ後温度センサ、車室内の相対湿度を検出する湿度検出手段としての湿度センサ等が接続されているが、図3では図示を省略している。
エンジンECU61には、車両のエンジン冷却水温度Twを検出する水温検出手段としての図示しない冷却水温センサが接続されている。エアコンECU60は、エンジンECU61を介してエンジン冷却水温Twを取得する。また、内気温センサ71、外気温センサ72、蒸発器後温度センサ、および冷却水温センサは、たとえばサーミスタ等の感温素子が使用されている。
更に、日射センサ73は、空調空間内に照射される日射量(日射強度)を検出する日射強度検出手段を有しており、たとえばフォトダイオード等が使用されている。湿度センサは、たとえば内気温センサ71とともに、運転席近傍のインストルメントパネルの前面に形成された凹所内に収容されており、前面窓ガラス49(図1)の防曇のためにデフロスタ吹き出しの要否の判定に利用される。
次に、エアコンECU60による制御を、図4を用いて説明する。図4は、エアコンECU60の処理の一例を示したフローチャートである。まず、イグニッションスイッチがオンされて、エアコンECU60に直流電源が供給されると、予めメモリに記憶されている制御プログラムが実行される。イグニッションスイッチがオンされたときは、ユーザーの操作によって車両が駐車状態から走行可能な走行状態になったときである。
ステップS1では、エアコンECU60内部のマイクロコンピュータに内蔵されたデータ処理用メモリの記憶内容等を初期化(イニシャライズ)し、ステップS2に移る。ステップS2では、図6のエコモードスイッチ710を含む各種操作スイッチからのスイッチ信号を読込む。また、圧縮機41の作動状態の遷移を表す遷移モードを、図7の説明図のように決定する。
図7において、エアコンECU60に初めて電源が入れられたときに実行されるイニシャルセット時は、制御ブロックB1内の第1圧縮機停止モードM1に設定される。その後、エコモード以外(エコモードオフ状態)であれば、圧縮機の運転を開始させるA/Cスイッチ(運転スイッチ)702(図5)のA/C操作C1、または、自動モードでの運転を開始させるオートスイッチ708のオン操作入力(オート入力C2)により、第1圧縮機オートモードM2に移行する。また、第1圧縮機オートモードM2のときにA/Cスイッチ702(図5)のA/C操作C3が成されると第1圧縮機停止モードM1に復帰する。
エコモードの場合は、制御ブロックB2のように、エコモードになる前のモードが、第1圧縮機オートモードM2であった場合は、エコモードスイッチ710のエコモード操作C4と共に、第2圧縮機オートモードM4になる。
また、エコモードになる前のモードが、第1圧縮機停止モードM1であった場合は、エコモードスイッチ710のエコモード操作C5と共に、第2圧縮機停止モードM3になる。制御ブロックB2のエコモード中において、第2圧縮機停止モードM3の状態から、A/Cスイッチ702の操作であるA/C操作C6が入力された場合には、第2圧縮機オートモードM4になる。同様に、制御ブロックB2のエコモード中において、第2圧縮機オートモードM4の状態から、A/Cスイッチ702の操作であるA/C操作C7が入力された場合には、第2圧縮機停止モードM3になる。
更に、エコモードの場合は、制御ブロックB2のように、第2圧縮機オートモードM4の状態からエコモード以外を指示するエコモード以外操作C8がエコモードスイッチ710の操作によりなされた場合は、第1圧縮機オートモードM2に復帰する。また、エコモードの場合は、制御ブロックB2のように、第2圧縮機停止モードM3の状態からエコモード以外を指示するエコモード以外操作C9がエコモードスイッチ710の操作によりなされた場合は、第1圧縮機停止モードM1に復帰する。
なお、図4のステップS2において、図7の第1圧縮機停止モードM1および第2圧縮機停止モードM3に圧縮機遷移モードが選択されているときは、圧縮機停止フラグを「1」にセットし、圧縮機停止状態を指示する。
エコモードのときに風量や吹出口をオート制御するためにオートスイッチ708を押しても圧縮機41が停止状態(オフ状態)を継続するので、省動力運転を継続できる。また、エコモード以外のときは、オートスイッチ705を押すことで、第1圧縮機オートモードM2となり、圧縮機41はオン状態となるので、従来通り快適な吹出温度の空調風および除湿能力が得られる。
以上のように、この第1実施形態においては、エコモード以外のときは、オートスイッチ708と共に、圧縮機41を自動制御する。しかし、エコモードのときで、かつ圧縮機41が停止状態のときは、オートスイッチ708が押されても圧縮機41の停止状態を継続する。これにより、エコモードのときに車室内に吹出す空調風の風量や吹出口のモードをオート制御するためにオートスイッチ708を操作しても圧縮機41が停止状態を継続するので、圧縮機41の停止による省動力運転を継続することができる。
次に、図4のステップS3では、各種センサからのセンサ信号を読込み、ステップS4に移る。なお、ステップS2、S3では、各種データがデータ処理用メモリに読み込みこまれる。センサ信号としては、例えば、内気温センサ71が検知する内気温度(車室内温度)Tr、外気温センサ72が検知する外気温度Tam、日射センサ73が検知する日射量Ts、蒸発器後温度センサが検知する蒸発器後温度Te、および冷却水温センサが検知するエンジン冷却水温Twがある。
ステップS4では、記憶している下記の数式1に入力データを代入して目標吹出温度TAOを演算し、ステップS5に移る。
(数式1)TAO=Kset×Tset−Kr×Tr−Kam×Tam−Ks×Ts+C
ここで、Tsetは、温度設定スイッチにて設定された設定温度、Trは内気温度、Tamは外気温度、Tsは日射量である。また、Kset、Kr、KamおよびKsは各ゲインであり、Cは全体にかかる補正用の定数である。そして、このTAOおよび上記各種センサからの信号により、エアミックスドア17のアクチュエータの制御値および電動ウォータポンプ32の回転数の制御値等を算出する。
ステップS5では、ブロワ電圧を決定する処理を実施する。ブロワ電圧は、ブロワモータ15に印可される電圧であり、ブロワ電圧に応じて吹出風量が変更される。ブロワ電圧決定処理の詳細については後述する。次に、ステップS6では、吸込口モード決定処理を実行し、目標吹出温度TAOに基づき、空調ケース10内に空気を取り込む吸込口を決定し、ステップS7に移る。吸込口モード決定処理の詳細については後述する。
ステップS7では、後述する吹出口モード決定処理を実施し、目標吹出温度TAOに基づき、車室内に空調風を吹き出す吹出口を決定し、ステップS8に移る。吹出口モードは、たとえばROMに記憶されたマップから目標吹出温度TAOに対応する吹出口モードを決定する。
ステップS8では、後述する圧縮機回転数決定処理を実施し、ステップS9に移る。ステップS9では、電気ヒータを構成するPTCヒータ(単にPTCともいう)の作動本数を決定する処理を行う。ステップS10では、要求水温決定処理を実施し、ステップS11に移る。要求水温決定処理は、エンジン冷却水を暖房および防曇等の熱源にするため、目標吹出温度TAO等に基づきエンジン冷却水の要求水温を決定する。要求水温決定処理の詳細については後述する。
ステップS11では、電動ウォータポンプ作動決定処理を実施し、ステップS12に移る。電動ウォータポンプ作動決定処理は、エンジン冷却水温Tw等に基づいて、電動ウォータポンプ32(図1)のオンオフを決定する処理である。電動ウォータポンプ作動決定処理の詳細については後述する。
ステップS12では、上記各ステップS5〜S11で算出または決定された各制御状態が得られるように、各種アクチュエータ等に対して制御信号を出力し、ステップS13に移る。また、ステップS12では、エコモードおよびオートモードの表示制御も行う。そしてステップS13において、所定時間Tの経過を待って、ステップS2に戻り、継続して各ステップが実行される。
次に、各ステップの詳細に関して説明する。まずブロワ電圧決定処理(ステップS5)に関して説明する。ステップS5は、具体的には、図8に従って実行される。図8は、図5のステップS5におけるブロワ電圧決定処理の詳細を示すフローチャートである。ブロワ電圧は、電池の電力により駆動されるブロワモータ15に印加される電圧である。図8に示すように、本制御がスタートすると、ステップS61にて風量設定がオート(自動)であるか否かを判断し、オートの場合は、ステップS62に移し、オートでない場合には、ステップS69に移る。
オートの場合、ステップS62にて、ベースとなる仮のブロワレベルf(TAO)をマップから演算する。エコモードの場合、エコモード以外のとき(非エコモードのとき)に比べて低いブロワレベルを出力するようにしている。これにより、ブロワ消費電力が抑制されると共に、冷房時は蒸発器7の温度上昇が遅くなる。また、暖房時はエンジン水温の低下が遅くなるので、車両用空調装置100の省動力運転が可能になる。
次に、ステップS63において、ヒータコア34の水温および電気ヒータ35のPTC作動本数に応じてウオームアップ風量f(Tw)を算出する。次に、ステップS64にて、吹出口がフットモードでの吹出口からの吹出し(FOOT)、バイレベルモードでの吹出口からの吹出し(B/L)、およびフットデフモードでの吹出口からの吹出し(F/D)のいずれかであるか否かを判定する。
上記吹出口のいずれかであり、YESと判定されたときは、ステップS65に進む。このステップS65では、上記f(TAO)の最小値、およびf(Tw)の値のいずれか大きい方を選択する。ステップS66では、ステップS65で選択されたブロワレベルをマップを用いてブロワ電圧に変換する。
ステップS64でNOと判定されたときは、つまり、例えばフェイス(FACE)吹出口のみから吹出されているような場合は、ステップS67に進み、ブロワレベルとして上記f(TAO)を選択する。次のステップS68では、選択されたブロワレベルf(TAO)をマップにてブロワ電圧に変換する。なお、ステップS61において、風量設定がオート(自動)でなくマニュアルの場合には、ステップS69において、それぞれマップにて指定された電圧(4ボルトから12ボルト)をブロワモータ15に印加する。
次に、吸込口モード決定処理(ステップS6)に関して説明する。ステップS6は、具体的には、図9にしたがって実行される。図9は、図4のステップS6における吸込口モード決定処理の詳細を示すフローチャートである。図9に示すように、ステップS71にて吸込口制御がオートか否かを判定する。オートの場合、ステップS73にて、目標吹出温度TAOに応じた内外気切替制御を行う。オートで無くマニュアルの場合、ステップS72において、マニュアル設定に応じた内外気切替制御を行う。つまり、内気モード(REC)のときは、外気導入率を0%とする。また、外気モード(FRS)のときは、外気導入率を100%に設定する。
次に、吹出口モード決定処理(ステップS7)に関して説明する。ステップS7は、具体的には、図10にしたがって実行する。図10は、図5のステップS7の吹出口モード決定処理を示す一部フローチャート(マップ)である。この図10のように、目標吹出温度TAOに応じて吹出口モードをフェイス(FACE)、バイレベル(B/L)、フット(FOOT)のいずれかに決定する。
次に、圧縮機回転数決定処理(ステップS8)に関して説明する。ステップS8は、具体的には、図11にしたがって実行する。図11は、図4のステップS8における圧縮機回転数決定処理の詳細を示すフローチャートである。図11に示すように、本制御がスタートすると、ステップS91にて、各種センサの検出信号を用いて算出した目標蒸発器後温度TEOから、実際の蒸発器後温度TEを差し引いた値である温度偏差Enを下記数式2に基づいて演算する。
次に、数式3を用いて偏差変化率EDOTを求め、更に、図9に一例を示したマップから圧縮機の回転数変化量Δfを求める。なお、En−1は、偏差Enの先回の値であり、nは自然数である。
(数式2)En=TEO−TE
(数式3)EDOT=En−En−1
ここで、Enは1秒に1回更新されるため、En−1は、Enに対して1秒前の値となる。
図11のステップS91には、上記偏差Enと、偏差変化率EDOTと、回転数変更分Δfとの関係を示すマップの一例(冷房運転時の例)が示されている。上記のように、EnとEDOTとを用いて、図3のエアコンECU60内の図示しないROMに記憶されたマップを用いて1秒前の圧縮機回転数fn−1に対して、増減する回転数変更分Δfを求める。
なお、この圧力偏差Enおよび偏差変化率EDOTにおける回転数変更分Δfは、ROMに記憶された所定のメンバーシップ関数、およびルールに基づいて、ファジー制御にて求めることも出来る。このようにして、圧縮機の1秒毎の回転数変化量Δfを演算する。
次に、ステップS92にて、図6のエコモードスイッチ710がオンされてエコモードになっているか否かを判定する。エコモード以外の場合は、ステップS93において、最大回転数を10000rpmとする。次にステップS95では、前回の圧縮機回転数+Δfrpmと、このときの最大回転数10000rpmの内、小さい方の値を求め、この小さい方の値を、今回の圧縮機回転数とする。次に、ステップS92において、エコモードの場合は、ステップS96において、最大回転数を7000rpmに設定する。
そして、ステップS95では、前回の圧縮機回転数に回転数変化量Δfを加えた値と、このときの最大回転数である7000rpmとの内、小さい方の値を求め、この小さい方の値を、今回の圧縮機回転数とする。なお、上記の場合、エコモードにおいては、最大回転数は、非エコモード時の10000rpmよりも低い7000rpmに設定されるから、エコモードにおいて最大回転数を低減することで、電動圧縮機41、42、43での消費電力を抑制できる。
次に、図4のステップS9のPTC作動本数決定ステップについて説明する。図12は、図4のステップS9のPTC作動本数決定処理を示すフローチャートである。この図12に示すように、ステップS101において、ブロワスイッチ705(図5)がオンになっているか否かを判定する。つまり、ブロワスイッチ705が投入され「オフ」以外の「風量AUTO」、「LO」、「ME」、「HI」に設定されているとき、ブロワスイッチがオンになっているとして、YESと判定する。ステップS102では、電気ヒータ35の作動本数をエンジン冷却水温(Tw)に基づいて算出する。
具体的には、図12の特性マップに示すように、エンジン冷却水温(Tw)<71のとき、電気ヒータ35の作動本数を3本とし、71<冷却水温(Tw)<74のとき、電気ヒータ35の作動本数を2本とし、74<エンジン冷却水温(Tw)<77のとき、電気ヒータ35の作動本数を1本とし、77<エンジン冷却水温(Tw)のとき、電気ヒータ35の作動本数を0本とする。
なお、図12のS101において、ブロワスイッチ705が、オフに設定されているとき、NOと判定して、ステップS103で電気ヒータ35をオフ、すなわち作動本数を0本とする。このようにして、電気ヒータ35の作動本数を決定すると、この決定本数に対応して、図2のスイッチ素子SW1、SW2、SW3のオン、オフを実行する。これにより、電気ヒータ35の作動本数に対応して、ヒータコア35の通過温風に付与する熱量が変わることになる。
次に、図4の要求水温決定処理(ステップS10)に関して説明する。ステップS10は、具体的には、図13のフローチャートにしたがって実行される。図13は、図4のステップS10における要求水温決定処理の詳細を示すフローチャートである。
図13に示すように、本制御がスタートすると、ステップS111にて、エンジン冷却水温度に基づくエンジンオン要求の要否判定に用いる判定しきい値であるエンジンオフ水温と、エンジンオン水温を算出する。エンジンオフ水温は、エンジン50を停止させるときの判定基準となるエンジン冷却水温度であり、エンジンオン水温は、エンジン50を作動させるときの判定基準となるエンジン冷却水温度である。
エンジンオフ水温は、数式5に示すように、数式4で算出された基準エンジン冷却水温度TwOと、70℃との小さい方に決定される。一方、エンジンオン水温は、頻繁にエンジン50がオン/オフするのを防止するため、エンジンオフ水温よりも所定温度(本例では5℃)低く設定される。
(数式4)TwO={(TAO−ΔTpct)−(TE×0.2)}/0.8
(数式5)エンジンオフ水温=MIN(TwO,70)
なお、基準エンジン冷却水温度TwOは、エアミックス前の温風温度が目標吹出温度TAOになるものと仮定したときに必要とされるエンジン冷却水温度である。TEは、蒸発後温度である。また、ΔTpctはPTCによる吹出温度の上昇分の推定値であり、電気ヒータ35の作動本数に応じてマップにて演算される。
次に、ステップS112では、エンジン冷却水温度に基づくエンジンオン要求の要否決定を行う。このステップS112では、仮のエンジンオン要求の要否を決定する。具体的には、実際のエンジン冷却水温度Twを、ステップS111で求めたエンジンオフ水温およびエンジンオン水温と比較する。そして、エンジン冷却水温度がエンジンオン水温より低ければ、f(Tw)=オンとしてエンジン50の稼動を仮決定し、エンジン冷却水温度がエンジンオフ水温より高ければ、f(Tw)=オフとしてエンジン50の停止を仮決定する。
次に、ステップS113にて、乗員のシートを温めるシートヒータ101(図3)がオンしているか否かを判定する。ステップS113にて、シートヒータ101がオフの場合、ステップS114にて、日射量に応じてf(日射量)を演算する。ステップS113にてシートヒータ101がオンしている場合は、ステップS115にて、ステップS114よりも低いf(日射量)の値を演算する。次に、ステップS116にて、ステップS114あるいはステップS115にて演算したf(日射量)の値に応じて、f(外気温)のオンまたはオフを選択する。ステップS116において制御当初は、f(外気温)オフを選択する。
次に、ステップS117にて、エアコンECU60からの最終のエンジンオン(エンジンON)要求の有無を演算する。エコモードであり、かつ目標吹出温度TAO=20℃以上で、かつf(Tw)=オン(ON)のとき、通常はエンジンオン(エンジン稼動)を許可するが、設定温度が28℃以上の場合を除き、f(外気温)=オフの場合には、エンジンオンを許可しない。
また、ステップS113で、シートヒータ101がオンのときは、乗員の温感が高くなるので、f(日射量)の値を小さくして、シートヒータオン時にエンジンオン要求を許可しにくくすることで、最低限の温感確保を達成しつつ、燃費を向上させることができる。更に、車両周辺の騒音である車外音が低減し、また、電池に充電した電力の有効利用が達成できる。また、日射量が多い程、乗員の温感は高くなるので、日射量が多い程、エンジンオン要求を許可しにくくすることで、最低限の温感確保と燃費向上・車外音低減・充電電力の有効利用ができる。
次に、電動ウォータポンプ作動決定処理(図4のステップS11)に関して説明する。ステップS11は、具体的には、図14に従って実行する。図14は、図4のステップS11における電動ウォータポンプ作動決定処理の詳細を示すフローチャートである。
図14に示すように、本制御がスタートすると、ステップS121にて、冷却水温センによって検出されるエンジン冷却水温度(水温)Twが蒸発器後温度TEより高いか否かを判定する。エンジン冷却水温度Twが、蒸発器後温度TE以下であると判定されると、ステップS122で電動ウォータポンプ32をオフする要求を決定し、本制御を終了する。
ステップS121にて、冷却水温度センサによって検出される冷却水温度Twが比較的低く、エンジン冷却水温Twが蒸発器後温度TE以下であると判定されると、エンジン冷却水をヒータコア34に流したとき、かえって吹出温度を低くしてしまうため、ステップS122で電動ウォータポンプ32をオフするのである。
ステップS121でエンジン冷却水温度Twが、蒸発器後温度TEよりも高いと判定すると、ステップS123で図1のブロワ16をオン(運転)した状態であるか否かを判定する。ブロワ16をオンしていない状態であれば、ステップS122に進み、電動ウォータポンプ32をオフする要求を決定し、本制御を終了する。ブロワ16をオンした状態であれば、ステップS124に進み、電動ウォータポンプ32をオンする要求を決定し、本制御を終了する。
つまり、エンジン冷却水温Twが比較的高いときにブロワ16がオフ(停止)のときは、省動力のため、電動ウォータポンプ32をオフする。一方、ブロワオンのときは、電動ウォータポンプ32のオン要求を行う。これにより、エンジンオフのときでも、エンジン冷却水が持っている熱量を空調に利用することができる。従って、吹出温度が上がり、吹出温度を目標吹出温度TAOに近づけることができるので、エンジンオフの状態でも室温が下がるのを緩和できる。
次に、図4のステップS12では、以上のようにして求めた制御信号を出力して、ブロワ16の制御、インバータ42の制御による圧縮機41の回転数制御、室外ファン4の回転数制御、内外気切替ドア13の制御、吹出口切替ドア21、22の制御、電動ウォータポンプ32の制御、電気ヒータ35となるヒータ線(PTC)351〜353の通電本数制御を行う。また、このステップS12では、エコモードスイッチ710およびオートスイッチ708の各表示部710a、708aに関わる表示動作の制御を行う。
なお、図4のステップS2において、図7の第1圧縮機停止モードM1および第2圧縮機停止モードM3に圧縮機41の遷移モードが選択されていて、圧縮機停止フラグが「1」にセットされているときは、図4のステップS12において、圧縮機41を駆動しないで停止状態とする。
前述したように、図5の操作パネル70には、オートスイッチ708が設けられている。そして、オートモードで制御されているときに、このオートスイッチ708内のオートモード表示部708aを構成する発光ダイオード(LED)が発光し、オートモードによる運転中であることを表示する(つまり、オートモード表示部708aをなすオートインジケータが点灯する)。
また、エコモードを選択するか否かを切り換える図6のエコモードスイッチ710が車室内に設けられている。乗員によりエコモードスイッチ710が操作されて、エコモードによる運転がなされると、エコモードスイッチ710内の発光ダイオードが点灯し、エコモードによる運転中であることを表示する(つまり、エコモード表示部710aをなすエコモードインジケータを点灯する)。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。図15において、多段選択手段B3をなす制御ブロックB3では、エコモードスイッチ710(図16)を押す毎に、エコモードオフの状態から弱モードの状態(厳密に言えば本発明にいうエコモードでは無いが便宜上エコモード弱の状態という)、次いでエコモード強(本発明に言うエコモード)の各状態に省動力の状態が段階的に切り替わる。なお、エコモード弱は、エコモード強よりも動力削減度合いの小さい弱モードであり、オート操作時に停止モードを継続する本発明に言うエコモードではない。
図15は、本発明の第2実施形態における操作スイッチと圧縮機の遷移モードとの関係を示す説明図である。図15において、イグニッションスイッチがオンされて、エアコンECU60に初めて直流電源が供給されると、予めメモリに記憶されている制御プログラムが実行される。イグニッションスイッチがオンされたときは、ユーザーの操作によって車両が駐車状態から走行可能な走行状態になったときである。
図4のステップS1ではエアコンECU内部のマイクロコンピュータに内蔵されたデータ処理用メモリの記憶内容等を初期化(イニシャライズ)し、ステップS2に移る。ステップS2では、エコモードスイッチ710を含む各種操作スイッチからのスイッチ信号を読み込む。また、圧縮機41の作動状態の遷移を表す遷移モードを、図15の説明図のように決定する。
図15において、エアコンECU60に初めて電源が入れられた初期化時に実行されるイニシャルセットでは、制御ブロックB4内の第1圧縮機停止モードM1に圧縮機41の遷移モードが設定される。この第1圧縮機停止モードM1の後、エコモード強以外のモード(エコモードオフの状態またはエコモード弱の状態)であれば、圧縮機41の運転を開始させるA/Cスイッチ(運転スイッチ)702(図5)のA/C操作C1、または、自動モードでの運転を開始させるオートスイッチ708のオン操作入力(オート入力C2)により、第1圧縮機オートモードM2に移行する。
エコモードスイッチ710の操作によりエコモード強操作C10がなされた場合は、エコモード強になる前のモードが、第1圧縮機オートモードM2(圧縮機41の運転を許可する許可モード)であった場合も、第1圧縮機停止モードM1であった場合も共に、第2圧縮機停止モードM3になる。なお、このエコモードスイッチ710の操作がなされたときのエコモード強になる前のモードが、第1圧縮機オートモードM2であったのか、第1圧縮機停止モードM1であったのかはメモリに記憶される。
制御ブロックB5のエコモード強の最中において、第2圧縮機停止モードM3の状態から、A/Cスイッチ702の操作であるA/C操作C6が入力された場合には、第2圧縮機オートモードM4になる。同様に、制御ブロックB5のエコモード強の最中において、第2圧縮機オートモードM4の状態から、A/Cスイッチ702の操作であるA/C操作C7が入力された場合には、第2圧縮機停止モードM3になる。
更に、制御ブロックB5のようにエコモード強の場合に、エコモードスイッチ710の操作によりエコモード強以外を選択するエコモード強以外操作C11がなされた場合には、圧縮機41の作動を、エコモード強になる以前の上記メモリに記憶されたモードに復帰させる。
図16は第2実施形態における図4の吸込口モード決定処理(ステップS6)の詳細を示すフローチャートである。この図16において、ステップS161で図15の制御ブロックB5のエコモード強の場合であると判定されると、ステップS162に進み、このステップS162で、内外気切替モードはFRS(外気を車両室内に取り込んで空調風とする外気モード)に固定される。すなわち外気導入率が100%となる。これにより、車室内が、車両外部の空気である外気によって換気されるので、湿度の上昇が抑えられ、車両の窓ガラス49(図1)における防曇性が向上する。
図16のステップS161において、エコモード強以外からエコモード強になったときに、図15のように、圧縮機41が停止モード(第2圧縮機停止モードM3)に設定されると共に、内外気切替モードはFRS(外気を車両室内に取り込んで空調風とする外気モード)に固定される。従って、空調操作に詳しく無いユーザーであっても、窓曇りの可能性が低い省動力運転ができる。
また、ステップS161でNOと判定されエコモード強でないときは、図15では制御ブロックB4の制御となり、図16では、ステップS163でオートスイッチ708が操作されたか否かを判定する。オートスイッチ708の入力により第1圧縮機オートモードM2となって圧縮機41が許可モードになると、図16では、ステップS164に進むので、目標吹出温度TAOに応じて吹出口モードが外気モード、内外気モード、内気モードのいずれかに選択されて圧縮機41が回転し、従来通り快適な吹出温度の空調風および除湿能力が得られる。
ステップS163でオートスイッチ708が操作されていないときは、ステップS165に進み、外気導入率0%の内気モードまたは外気導入率100%の外気モードがマニュアル操作に基づいて選択される。このとき、図15では、第1圧縮機停止モードM1と第1圧縮機オートモードM2の選択がA/Cスイッチ702の操作であるA/C操作C1またはC3によって可能である。
なお、この第2実施形態において、図8のステップS62におけるTAOとf(TAO)との関係を示す特性は、破線のように複数段(例えば、エコモード弱とエコモード強)に設定される。また、図11のステップS92で、エコモード弱とエコモード強に応じて最大回転数を変えても良い。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の第1実施形態では、エアコンサイクル(クーラーサイクル)の車両用空調装置に本発明を適用したが、ヒートポンプサイクルの車両用空調装置に本発明を適用しても良い。更に、圧縮機は、電動圧縮機でなくとも良く、車両は、ハイブリッド車に限らず、EV(電気自動車)または通常の内燃機関で走行するガソリン車等であっても良い。
更に、エコモード強が設定されたときのみに、外気モードに固定する制御を第2実施形態に記載したが、エコモード強でなく、第1実施形態において、エコモードが選択されたときに、図16の外気モードに固定する制御を行っても良い。
13 内外気切替機構
41 圧縮機
60 制御手段(エアコンECU)
702 運転スイッチ(A/Cスイッチ)
708 オートスイッチ
710 エコモードスイッチ
B3 多段選択手段
M1 第1圧縮機停止モード
M2 第1圧縮機オートモード
M3 第2圧縮機停止モード
M4 第2圧縮機オートモード

Claims (2)

  1. 自動運転を選択するためのオートスイッチ(708)と、
    冷媒を圧縮する圧縮機(41)の動力を削減するエコモードと該エコモードではないエコモード以外とを選択するエコモードスイッチ(710)と、
    前記エコモード以外の場合で、かつ前記圧縮機(41)の第1圧縮機停止モード(M1)のときは、前記オートスイッチ(708)の操作により自動運転が選択されると前記圧縮機(41)の作動を許可する第1圧縮機オートモード(M2)で自動制御し、
    前記エコモードの場合で、前記オートスイッチ(708)で前記自動運転が選択されても前記圧縮機(41)が第2圧縮機停止モード(M3)であるときは前記第2圧縮機停止モード(M3)を継続する制御手段(60)とを備え、
    更に、車両室内に車両外部の空気を取り入れる外気モードと車両室内空気を循環させる内気モードとの切替えが可能な内外気切替機構(13)を備え、
    前記制御手段(60)は、
    前記エコモードスイッチ(710)の操作により、前記エコモードと該エコモード以外とが選択され、
    前記エコモード以外の場合において、前記圧縮機(41)の作動が前記第1圧縮機停止モード(M1)のとき、前記エコモードスイッチ(710)の操作により、前記エコモードが選択されたときに、前記圧縮機(41)の作動が前記エコモード以外から前記エコモードの状態になって前記第2圧縮機停止モード(M3)となり、かつ、内外気切替機構(13)を外気モードに固定し、
    前記エコモードが選択されているときに、前記エコモードスイッチ(710)の操作に応じて、エコモード以外への復帰が選択された場合には、前記圧縮機(41)の作動および前記内外気切替機構(13)の作動を、前記エコモード以前のモードに復帰させることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 自動運転を選択するためのオートスイッチ(708)と、
    冷媒を圧縮する圧縮機(41)の動力を削減するエコモードと該エコモードではないエコモード以外とを選択するエコモードスイッチ(710)と、
    前記エコモード以外の場合で、かつ前記圧縮機(41)の第1圧縮機停止モード(M1)のときは、前記オートスイッチ(708)の操作により自動運転が選択されると前記圧縮機(41)の作動を許可する第1圧縮機オートモード(M2)で自動制御し、
    前記エコモードの場合で、前記オートスイッチ(708)で前記自動運転が選択されても前記圧縮機(41)が第2圧縮機停止モード(M3)であるときは前記第2圧縮機停止モード(M3)を継続する制御手段(60)と、を備え、
    更に、車両室内に車両外部の空気を取り入れる外気モードと車両室内空気を循環させる内気モードとの切替えが可能な内外気切替機構(13)を備え、
    前記制御手段(60)は、
    前記エコモードスイッチ(710)の操作により、前記エコモードとなるエコモード強と該エコモード強以外とが選択され、
    前記エコモード強以外の場合において、前記エコモードスイッチ(710)の操作により、前記エコモード強が選択されたときに、前記圧縮機(41)の作動が前記エコモード以外から前記エコモード強の状態になって前記第2圧縮機停止モード(M3)となり、かつ、内外気切替機構(13)を外気モードに固定し、
    前記エコモード強が選択されているときに、前記エコモードスイッチ(710)の操作に応じて、エコモード強以外への復帰が選択された場合には、前記圧縮機(41)の作動および前記内外気切替機構(13)の作動を、前記エコモード強以前のモードに復帰させることを特徴とする車両用空調装置。
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