JP5708443B2 - 生体刺激装置 - Google Patents

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本発明は、超短波帯の電磁波を刺激信号として利用することで、生体組織を局所的に加温する生体刺激装置に関する。
従来、生体組織への局所的な加温を目的としたものには、もぐさや電熱ヒーター,ハロゲンランプなどの赤外線を利用した装置が知られている。これらは何れも、熱源から経皮的に熱を加えるため火傷を起こし易く、生体深部へ必要な熱量を供給することは不可能であった。
また、生体深部への加熱を目的として、極超短波を利用したマイクロ波治療器が知られている。しかし、加温領域を小面積(例えば1cm以下)に限定することができず、目標治療部位を中心にその周辺部まで加温するような、所謂ツボ治療などを目的としたポイント治療ができなかった。
一方、上記赤外線や極超短波を利用した治療器に代わって、超短波を利用した超短波治療器も知られている。通常の超短波治療器は、生体患部を挟みこむように2個の電極を装着し、その間に流れる高周波電流で温めるもの(特許文献1を参照)や、1個の比較的大きなコイル型電極で誘導電流を流し温めるもの(特許文献2を参照)や、1個の小型治療電極と大きなアース電極の間に流れる高周波電流で、治療電極側のみを温めるものなどがある。
特開2007−520号公報 特開2006−333937号公報
しかし、一方の電極から他方の電極へ高周波電流を流すコンデンサ方式の超短波治療器では、生体患部を挟んで電極を2個必要とし、それぞれの電極を動かしながら広範囲に加温することも難しい。また、生体に誘導電流を流すコイル方式では、芯材に導線を螺旋状に巻回するので、電極の小型化が難しい。このように、従来の超短波治療器による生体刺激装置では、局所的部位から広範囲にわたり効果的に加温することが困難であり、施術者の意とする治療ができなかった。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、1個の電極だけで生体組織を局所的から広範囲に幅広く容易に加温できる生体刺激装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、発振信号を増幅して超短波帯の電磁波からなる刺激信号を出力する増幅手段と、前記刺激信号を生体に印加するコンデンサ型の電極と、前記増幅手段と前記電極とのインピーダンス整合を行なうマッチング手段とを備え、前記マッチング手段と前記電極との間を波長同調型給電線により接続し、この波長同調型給電線の一方の線路を前記電極に接続するとともに、他方の線路をアンテナとした生体刺激装置である。
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、前記刺激信号を伝送する線路の反射波を監視する監視手段と、操作手段と、をさらに備え、前記操作手段から前記刺激信号の出力開始を指示する操作信号を受け取ると、前記監視手段からの監視出力により、前記反射波が所定値よりも少なければ、予め設定した電力で前記刺激信号を出力するように、前記増幅手段を構成している。
請求項3の発明は、請求項2の発明に加えて、前記刺激信号の出力中に前記監視手段からの監視出力を常時取り込み、前記反射波が所定値以上になると、前記予め設定した電力よりも少ない電力で前記刺激信号を出力するように、前記増幅手段を構成している。
請求項1の発明では、増幅手段により増幅された刺激信号は、波長同調型給電線を通して電極に印加されるが、その電極から生体に達した刺激信号は、アンテナに戻る。そのため、生体患部に2個の電極をわざわざ挟みこまなくても、1個の電極だけで生体組織を局所的から広範囲に幅広く容易に加温できる。
請求項2の発明では、刺激信号の出力開始時に、予め設定した電力で無条件に刺激信号を出力するのではなく、監視手段からの監視出力を利用して、電極からの反射波が所定値よりも少なく、電極や生体を含めた負荷の状態に異常がないことを確認した場合に限り、予め設定した電力で刺激信号を出力することができる。そのため、電極に異常な電圧が発生しにくく、火花放電などによる無用な電撃や火傷を回避でき、生体刺激装置としての安全性を高めることができる。
請求項3の発明では、刺激信号の出力中は、増幅手段が監視手段からの監視出力を常時取り込んでおり、例えば負荷側で異常が発生したり、電極が生体から離れたりして、反射波が所定値以上になると、増幅手段が刺激信号の電力を瞬時に低減させることができる。そのため、さらに安全性の高い生体刺激装置を提供できる。
本発明における生体刺激装置の概要説明図である。 同上、電気的構成を示すブロック図である。 同上、装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明における生体刺激装置の好適な一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の概要をあらわす説明図である。同図において、ここで提案する生体刺激装置100は、内部で刺激信号を生成する装置本体1と、この装置本体1に接続する単独の給電線2と、給電線2の先端に接続する治療電極3と、により構成される。装置本体1の外郭をなす金属製遮蔽用の筐体5は、接地線6を介してグランドに接地され、給電線2は筐体5に対して電気的に非接触に絶縁される。また装置本体1は、発振信号を増幅して所定の高周波電流を生成出力する出力回路ユニット11と、この出力回路ユニット11と治療電極3を含むアンテナ部4とのインピーダンス整合を行なうマッチング回路ユニット12と、を内蔵する。
生体Sに接触可能な導子としての治療電極3は、形状が大きくなるコイル型ではなく、コンデンサ型のアース電極がない単独の小型電極として構成される。特に本実施形態では、関電極となる1個の治療電極3の他に、もう1個の不関電極が仮想的に対に動作するようなマッチング回路ユニット12を設けることで、出力回路ユニット11からの高周波電流が、マッチング回路ユニット12,給電線2及び治療電極3を順に通して、生体Sに刺激信号として効率的に印加されるようになっている。つまり、装置本体1から生体Sに超短波の刺激信号を放射するアンテナ部4は、ちょうどダイポールアンテナで、恰も一方のエレメントを給電線2と治療電極3とし、他方のエレメントを大地(アース)に仮想動作させたホイップアンテナのように構成される。
図2は、生体刺激装置100の電気的構成を示すブロック図である。同図において、前記出力回路ユニット11は、発振回路21,増幅回路22,SWR検出回路23,電力制御回路24,CPU25,操作部26及び表示部27により構成され、マッチング回路ユニット12は、平衡変換回路31及びマッチング回路32により構成される。その他、アンテナ部4を構成する給電線2は、波長同調型給電線42として構成される。
発振回路21は、所定の周波数の超短波発振信号を発生させる発振源に相当するものである。また増幅回路22は、発振回路21からの発振出力を所定の電力まで増幅して、超短波の高周波電流を出力するもので、発振出力をどの程度増幅させるのかは、後述する電力増幅回路24からの指示信号により決定される。
SWR(Standing Wave Ratio:定在波比)検出回路23は、増幅回路22からの高周波電流が、生体Sやアンテナ部4などの負荷でどの程度有効に使われているのかを監視する負荷監視部として設けられる。理論上、増幅回路22からの高周波電流は、増幅回路22のインピーダンスと治療電極3のインピーダンスがマッチングしていれば、100%の進行波となり生体Sへ無駄なく導かれるが、負荷端がオープンまたはショートされると、100%反射波となって増幅回路22に戻ってくる。そこでSWR検出回路23は、治療電極3のマッチング状態を、増幅回路22と治療電極3との間の伝送線路における定在波比として監視し、その監視出力となる検出信号をCPU25に出力する。
電力制御回路24とCPU25とは、増幅回路22から出力する電力を最適に調整するためのフィードバック部として設けられる。生体刺激装置100の各部を制御する制御部としてのCPU25は、SWR検出回路23からの検出信号に基づき、前記伝送線路における進行波と反射波の割合を算出して、増幅回路22からどの程度の電力を出力するのかを判定し、その判定結果に応じた制御信号を電力制御回路24に送出することで、増幅回路22からの出力電力を制御するものである。
またCPU25は、SWR検出回路23や電力制御回路24の他に、複数の一乃至複数の操作キーからなる操作部26や、LCDやLEDなどの各種表示器からなる表示部27にも接続される。これにより、例えば刺激信号の出力開始を指示する操作信号が操作部26からCPU25に与えられると、前記電力制御回路24への制御信号の出力を開始させる一方、刺激信号の出力停止を指示する操作信号が操作部26からCPU25に与えられると、電力制御回路24への制御信号の出力を停止させるように、CPU25を構成することができる。また表示部27は、CPU25からの表示制御信号を受けて、生体刺激装置100の動作状態(例えば運転中であるか否か、治療電極3への出力電力など)を必要に応じて表示することができる。
電力制御回路24は、CPU25から所定の制御信号が出力されると、発振回路21からの発振出力をどの程度増幅させるのかを示す指示信号を、増幅回路22に送出するもので、その指示信号によって、前記反射波が少ないときには、操作部26で設定された最大の電力を出力し、反射波が多いときには、安全なレベルにまで電力を制限して出力するように、増幅回路22を制御する。これを受けて増幅回路22は、電力制御信号24から指示信号が出力される間、その指示信号に基づく電力の高周波信号を、SWR検出回路23を通して平衡変換回路31に送出する。
平衡変換回路31は、(電力)増幅回路22が0Vとグランドとを一緒にした不平衡回路である関係で、この不平衡回路を平衡回路に変換するために設けられる。増幅回路22と平衡変換回路31との間に接続する線路は、不平衡な高周波信号を伝送するのに適した同軸ケーブルが使用されるが、この同軸ケーブルも一方の線路である芯線が高周波信号の出力で、他方の線路である外側の網線が0V(グランド)の不平衡回路である。平衡変換回路31は、平衡変換回路31の出力線路をグランド側と絶縁できるようにして、上記2本の線路を信号出力と0V(グランド)の関係ではなく、バランスした信号出力にするためのものである。
マッチング回路32は、平衡変換回路31と給電線2(波長同調型給電線42)とをインピーダンス整合させるために設けられ、具体的には図示しないが、主にコイルとコンデンサとにより構成される。
波長同調型給電線42は、一方の線路が治療電極3に接続する芯線で、他方の線路がアースの作用をするアンテナとな、通常はもう一つの電極に接続しなければならない線をアンテナにして、生体Sからのリターン回路を形成する。したがって、増幅回路22からの高周波電流は、波長同調型給電線42の芯線から治療導子3を経て生体Sを通り、このアンテナに戻るように構成される。また、ここでの波長同調型給電線42は、電気的に治療電極3への刺激信号である高周波電流の波長λに同調した長さ(λ/4の整数倍)に規定される。
次に上記構成について、その作用を図3のフローチャートに基づき説明する。同図において、装置本体1に外部からの電源(図示せず)を投入すると、出力回路ユニット11やマッチング回路ユニット12の各部に動作電圧が供給される。但しステップS1において、施術者が操作部26に対して、刺激信号の出力開始を指示する特定の操作を行わない限り、CPU25から電力制御回路24へは制御信号が出力されず、電力制御回路24も増幅回路22には指示信号を何も出力しないので、増幅回路22から刺激信号は発生しない。
一方、前記ステップS1で、施術者が操作部26に対して、刺激信号の出力開始を指示する操作を行なうと、その出力開始を指示する操作信号が操作部26からCPU25に送出される。このときCPU25は、増幅回路22から治療電極3に向けて、人体Sに影響のない最低レベルの電力で刺激信号が出力されるように、電力制御回路24へ例えば最小限のパルス幅の制御信号を送出する(ステップS2)。
続くステップS3で、CPU25は増幅回路22から刺激信号が出力され続ける限り、SWR検出回路23からの検出信号を取り込んで、治療導子3や生体Sを含めた負荷状態が正常であるか否かを判断する。これは具体的には、SWR検出回路23で検出される定在波比(進行波と反射波の割合)から、進行波に対する反射波の割合が所定値よりも少ないか否かにより決定され、負荷状態が正常である場合には、反射波の割合が所定値よりも少なくなり、負荷状態が正常でない場合には、反射波の割合が所定値よりも多くなる。
そして、負荷状態が正常であるとCPU25が判断した場合、ステップS4に移行して、CPU25は予め設定したレベルの電力で刺激信号が出力されるように、電力制御回路24へ例えばその設定レベルに応じたパルス幅の制御信号を送出する。この予め設定したレベルは、書換え可能な記憶手段(図示せず)に記憶されており、例えば施術者が操作部26のレベル可変スイッチを操作することで、CPU25が予め設定したレベルを任意に変更できるようになっている。
これに対して、負荷状態が正常ではないとCPU25が判断した場合、ステップS5に移行して、CPU25は前述した最低レベルの電力で刺激信号が出力されるように、電力制御回路24へ制御信号を送出する。この最低レベルの電力は、予め設定したどのレベルの電力よりも低いものである。負荷状態が正常であるか否かの判断は、続くステップS6で、施術者が操作部26に対して、刺激信号の出力停止を指示する特定の操作を行なわない限り、繰り返し行われる。そしてステップS6で、施術者が操作部26に対して、刺激信号の出力停止を指示する操作を行なうと、その出力停止を指示する操作信号が操作部26からCPU25に送出される。これを受けてCPU25は、電力制御回路24への制御信号の出力を停止するので、増幅回路22から治療電極3へ向けての刺激信号の送出も停止する(ステップS7)。
上記ステップS1〜S7の各手順では、施術中に治療電極3を生体S表面に直接または衣服を介在して接触させることで、治療電極3に向かう進行波に対して、治療電極3から戻る反射波の割合が減少し、予め設定したレベルの電力で、治療電極3から生体S深部に高周波の刺激信号が放射される。そのため、生体S組織は局所的に加温され、肩こりや腰痛などの緩和,疼痛緩和,筋疲労緩和,血流改善,新陳代謝促進の各施術効果が得られる。
また、治療電極3からの高周波電流は、生体Sから前記アンテナを通ってマッチング回路ユニット12に戻るので、1個のコンデンサ型治療電極3を生体Sに近接させるだけで、局所的,限定的に衣服の上から生体S深部を簡単に温めることができる。また、生体Sの加温領域は、生体Sに放射される刺激信号の周波数や出力電力にもよるが、治療電極3が平板状のコンデンサ形電極であることに起因して、1cm2以下の局所用電極から10cm2程度の中領域用電極まで適用可能であり、治療電極3とほぼ同じ大きさの部位を深部まで加温できるため、効果的な治療を行うことができる。また、1個の治療電極3を生体S表面に沿って簡単に移動できるので、生体S深部を広範囲に温めることも容易に可能であり、従来のコンデンサ型電極を使用した生体刺激装置よりも、幅広い治療が容易に可能である。
CPU25は刺激信号の出力開始時に、負荷(生体Sやアンテナ部4)状態を確認して、負荷状態に異常がなく、治療電極3を正しく生体Sに近接させている場合に限り、予め設定したレベルの電力で治療電極3から生体Sに刺激信号を送出する。そのため、治療電極3に異常電圧が発生しにくく、火花放電などによる無用な電撃や火傷を避けた安全性の高い生体刺激装置100を提供できる。
また、増幅回路22からの刺激信号の出力中は、CPU25がSWR検出回路23からの検出信号を取り込んで、治療電極3への出力電力の進行波と反射波の割合を常時監視している。そのため、治療電極3側で異常が発生したり、治療電極3が生体Sから離れたりした場合などに、進行波に対する反射波の割合が増加するのをSWR検出回路23で検出して、CPU25が増幅回路22から出力する刺激信号の電力を瞬時に低減させることができ、さらに安全性の高い生体刺激装置100を提供できる。
このように、本実施形態の生体刺激装置100は、発振回路21からの発振信号を増幅して、高周波(超短波)の刺激信号を増幅回路22で生成出力する増幅手段としての出力回路ユニット11と、前記刺激信号を生体に印加するコンデンサ型の平板状電極(治療電極3)と、出力回路ユニット11と治療電極3との間でインピーダンス整合を行なうマッチング手段としてのマッチング回路ユニット12を備え、出力回路ユニット11と治療電極3との間に、生体Sから出力回路ユニット11に刺激信号を戻すリターン回路を構成している。
このようにすると、出力回路ユニット11の増幅回路22により増幅された刺激信号は、マッチング回路ユニット12を通して治療電極3に印加されるが、その治療電極3から生体に達した刺激信号は、前記アンテナを通ってマッチング回路ユニット12に戻る。そのため、生体S患部に2個の電極をわざわざ挟みこまなくても、1個の治療電極3だけで生体S組織を局所的から広範囲に幅広く容易に加温できる。
また本実施形態では、刺激信号を伝送する線路の進行波に対する反射波の割合を監視する監視手段としてのSWR検出回路23と、操作手段である操作部26と、をさらに備え、操作部26から刺激信号の出力開始を指示する操作信号を受け取ると、SWR検出回路23からの監視出力である検出信号により、進行波に対する反射波の割合が所定値よりも少なければ、予め設定した電力で刺激信号を出力するように、出力回路ユニット11を構成している。
このようにすると、刺激信号の出力開始時に、出力回路ユニット11から予め設定した電力で無条件に刺激信号を出力するのではなく、SWR検出回路23からの監視出力を利用して、治療電極3からの反射波が所定値よりも少なく、治療電極3や生体Sを含めた負荷の状態に異常がないことを確認した場合に限り、予め設定した電力で刺激信号を出力することができる。そのため、治療電極3に異常な電圧が発生しにくく、火花放電などによる無用な電撃や火傷を回避でき、生体刺激装置100としての安全性を高めることができる。
また本実施形態では、刺激信号の出力中にSWR検出回路23からの監視出力を常時取り込み、進行波に対する反射波の割合が所定値以上になると、予め設定した電力よりも少ない電力で刺激信号を出力するように、出力回路ユニット11を構成している。
このようにすると、刺激信号の出力中は、出力回路ユニット11がSWR検出回路23からの監視出力を常時取り込んでおり、例えば治療電極3や生体Sを含めた負荷側で異常が発生したり、治療電極3が生体から離れたりして、進行波に対する反射波の割合が所定値以上になると、出力回路ユニット11が刺激信号の電力を瞬時に低減させることができる。そのため、さらに安全性の高い生体刺激装置100を提供できる。
なお本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、コンデンサ型の治療電極3の大きさや形状は、ある範囲内(最大の大きさは、刺激信号の周波数や出力に依存する)であれば限定されない。また発振信号21からの発振信号に依存した増幅回路22からの刺激信号の周波数は、超短波帯に限らず短波帯であってもよい。
3 治療電極(電極)
11 出力回路ユニット(増幅手段)
12 マッチング回路ユニット(マッチング手段)
23 SWR検出回路(監視手段)
26 操作部(操作手段)
42 波長同調型給電線

Claims (3)

  1. 発振信号を増幅して超短波帯の電磁波からなる刺激信号を出力する増幅手段と、
    前記刺激信号を生体に印加するコンデンサ型の電極と、
    前記増幅手段と前記電極とのインピーダンス整合を行なうマッチング手段とを備え、
    前記マッチング手段と前記電極との間を波長同調型給電線により接続し、この波長同調型給電線の一方の線路を前記電極に接続するとともに、他方の線路をアンテナとしたことを特徴とする生体刺激装置。
  2. 前記刺激信号を伝送する線路の反射波を監視する監視手段と、操作手段と、をさらに備え、
    前記操作手段から前記刺激信号の出力開始を指示する操作信号を受け取ると、前記監視手段からの監視出力により、前記反射波が所定値よりも少なければ、予め設定した電力で前記刺激信号を出力するように、前記増幅手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の生体刺激装置。
  3. 前記刺激信号の出力中に前記監視手段からの監視出力を常時取り込み、前記反射波が所定値以上になると、前記予め設定した電力よりも少ない電力で前記刺激信号を出力するように、前記増幅手段を構成したことを特徴とする請求項2記載の生体刺激装置。
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