JP5707835B2 - 生態系調査装置、生態系調査方法及びプログラム - Google Patents

生態系調査装置、生態系調査方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、生態系調査装置、生態系調査方法及びプログラムに関する。
生物多様性の保全は早急な対策が必要な環境問題の1つである。外来種による既存生態系の破壊や気候変動による生息地域の変化といったこれらの課題への対策の第一歩は、対象となる生物種の生息情報(場所、数、季節)の「見える化」である。
生態系調査は基本的にフィールドワークの積み重ねといった地道な作業が中心であり、人手がかかる。また、生物を特定するノウハウが必要であり、「見える化」のためのマッピング作業には手作業が必要であった。
従来、例えば、調査者が端末により調査対象物の情報(音声、映像)、位置などをホスト側に送信し、送信された情報を照合して調査対象物を同定し、同定結果を調査者に返信するとともに、送信情報と同定結果をデータベースに登録する技術があった。
また、ユーザ参加型のフィールドワーク調査としては、携帯サイトでクマゼミの生息分布調査を行った事例が知られている。これはサイト登録者の投稿情報をもとに、生息分布マップを作製するもので、クマゼミを発見した地点や感想などを投稿してもらう、また実物や抜け殻の写真もサイトで募るといったものがある。
特開2002−73689号公報 特開2002−203242号公報
「クマゼミの生息分布を調査する「全国クマゼミ調査」開始」、[online]、2009年8月5日発行、株式会社ウェザーニューズ、[2010年5月28日検索]、インターネット<URL: http://weathernews.com/jp/c/press/2009/090805.html>
しかし、従来の技術では、調査者のモチベーションが学術目的、あるいはボランティア活動に依存しており人手の確保が困難であった。
発明の一観点によれば、ユーザから調査対象生物の調査結果情報を受信する通信部と、受信された前記調査結果情報と前記調査対象生物の登録情報とを照合して、受信された前記調査結果情報の価値に応じたポイントを算出するポイント算出部と、算出された前記ポイントを前記ユーザに付与するようにユーザ情報を更新するユーザ情報更新部と、を備えた生態系調査装置が提供される。
開示の生態系調査装置、生態系調査方法及びプログラムによれば、生態系調査の嗜好性が高まり、人手を確保することができる。
第1の実施の形態の生態系調査装置の一例を示す図である。 生態系調査装置の動作の流れの一例を示すフローチャートである。 生態系調査システムの一例を示す図である。 携帯端末装置の一例を示す図である。 ユーザが特定の生物を目撃した際のユーザによる携帯端末装置の操作と、それに伴う携帯端末装置の処理の一例を示すフローチャートである。 画像データに付加される情報の一例を示す図である。 生態系調査装置の処理の一例を示す図である。 画像データ照合処理の一例の流れを示すフローチャートである。 調査対象生物の一例を示す図である。 調査対象生物の登録情報の一例を示す図である。 ポイント算出の一例を示す図である。 ユーザ情報の一例を示す図である。 照合結果通知情報の表示画面の一例を示す図である。 累計獲得ポイントの確認画面の一例を示す図である。 マッピング情報の一例を示す図である。 生態系調査装置のハードウェアの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の生態系調査装置の一例を示す図である。
生態系調査装置1は、通信部2、ポイント算出部3、ユーザ情報更新部4、記憶部5を有している。
通信部2は、ユーザ10−1,10−2,…,10−nから調査対象生物の調査結果情報を受信する。具体的には、通信部2は、例えば、ユーザ10−1〜10−nが所持する携帯端末装置11−1,11−2,…,11−nから、ネットワーク12を介して、調査結果情報を受信する。調査結果情報には、例えば、調査対象生物の名前や画像、目撃場所、目撃時間、生態系調査装置1への送信時間、送信場所などが含まれる。
なお、目撃場所を取得する方法としては、例えば、携帯端末装置11−1〜11−nにおいて、ユーザが入力する方法、GPS(Global Positioning System)を用いて取得する方法などがある。
また、調査対象生物か否かが不明な場合には、携帯端末装置11−1〜11−nは、調査結果情報として目撃した生物の撮像画像データを送り、それを生態系調査装置1が照合するようにしてもよい。これについては、後述の第2の実施の形態で説明する。
ポイント算出部3は、受信された調査結果情報と、例えば、予め記憶部5に記憶された調査対象生物の登録情報とを照合して、受信された調査結果情報の価値に応じたポイントを算出する。例えば、ポイント算出部3は、受信された調査結果情報が、ある限定された区域における特定の調査対象生物についての最初の情報であった場合、価値が高いと判定し、最も高いポイントを算出する。また、受信された調査結果情報が、特定の調査対象生物に関する2番目以降の情報であった場合には、ポイント算出部3は、例えば、調査結果情報の価値が低いと判定し、最初の情報よりも低いポイントを算出する。詳細は後述する。
ユーザ情報更新部4は、算出されたポイントを、調査結果情報を送信してきたユーザに付与するように、記憶部5に記憶されたユーザ情報を更新する。
記憶部5は、例えば、調査対象生物の目撃日時、目撃場所、目撃者の情報などが含まれる登録情報や、ユーザ情報などを記憶する。
以下、生態系調査装置1の動作を説明する。
図2は、生態系調査装置の動作の流れの一例を示すフローチャートである。
通信部2はユーザ10−1〜10−nから調査対象生物の調査結果情報を受信する(ステップS1)。例えば、ユーザ10−1が、調査対象生物15を目撃した場合、ユーザ10−1は自身が所持する携帯端末装置11−1で、調査結果情報を生態系調査装置1に送信する。生態系調査装置1の通信部2はこの調査結果情報を受信する。
通信部2が調査結果情報を受信すると、ポイント算出部3は、受信された調査結果情報と、記憶部5に記憶された調査対象生物の登録情報とを照合し、調査結果情報の価値に応じたポイントを算出する(ステップS2)。例えば、ユーザ10−1が、ある限定された区域における特定の調査対象生物15を最初に目撃した場合には、ポイント算出部3は、ユーザ10−1から送られてきた調査結果情報を最も価値があると判定し、最も高いポイントを算出する。また、ポイント算出部3は、目撃された調査対象生物の重要度(希少性)などに応じて、調査結果情報の価値を判定して、ポイントを算出するようにしてもよい。
ポイントが算出されると、ユーザ情報更新部4は、算出されたポイントを、調査結果情報を送ってきたユーザに付与するようにユーザ情報を更新する(ステップS3)。ユーザ情報は、例えば、記憶部5に記憶されており、ユーザ情報更新部4は、調査結果情報を送ってきたユーザのユーザ情報を記憶部5から読み出して、算出されたポイントを用いて更新する。
なお、このとき通信部2は、算出されたポイントや、累積のポイント値をユーザに通知するようにしてもよい。
以上のように、ユーザから送られてきた調査結果情報の価値に応じて、ポイントをユーザに付与することで、ゲーム性が創出され、生態系調査の嗜好性が高まるので調査参加者のモチベーションが向上し、人手を確保しやすくなる。
なお、ユーザが獲得するポイントを付加価値のあるポイント(例えば、ネットショッピングで利用可能な各種ポイントなど)とすることで、ユーザの生態系調査への参加モチベーションを更に高めることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を説明する。
図3は、生態系調査システムの一例を示す図である。
生態系調査システムにおいて、生態系調査装置20は、例えば、Webサーバの機能を有し、WWW(World Wide Web)サーバ部21、画像照合部22、マッピング部23、ポイント算出部24、ユーザ情報管理部25、データベース26を有している。
WWWサーバ部21は、図1に示した通信部2の一例である。WWWサーバ部21は、WWWによりインターネットなどのネットワーク27を介して、例えば、ユーザが所持する携帯端末装置30−1,30−2,…,30−nと情報通信を行う。WWWサーバ部21は、携帯端末装置30−1〜30−nから、調査対象生物の調査結果情報を受信する。調査結果情報には、例えば、携帯端末装置30−1〜30−nの撮像機能で撮像した生物の画像データ、GPS機能で取得した目撃場所の情報などが含まれる。また、WWWサーバ部21は、携帯端末装置30−1〜30−nで起動されるWebブラウザなどのソフトウェアの要求に応じ、例えば、HTML(HyperText Markup Language)文書や画像などの情報を、携帯端末装置30−1〜30−nに送信する。
画像照合部22は、携帯端末装置30−1〜30−nから送信された生物の画像データと、データベース26に格納された調査対象生物の画像データとを照合し、送信された生物の画像データが、調査対象生物のものか判定する。
マッピング部23は、携帯端末装置30−1〜30−nから送信された生物の画像データが、調査対象生物のものである場合に、調査結果情報に含まれる目撃場所の情報をもとに、地図データ上に目撃された生物の情報を関連付ける。
ポイント算出部24は、図1に示したポイント算出部3の機能を有する。ポイント算出部24は、携帯端末装置30−1〜30−nから送信された生物の画像データが、調査対象生物のものである場合に、データベース26に格納された調査対象生物についての登録情報と、調査結果情報を照合して、調査結果情報の価値を判定する。そして、ポイント算出部24は、判定した価値に応じたポイントを算出する。
ユーザ情報管理部25は、生態系調査を行うユーザのID(Identification)、氏名、累計ポイントなどのユーザ情報を管理する。また、ユーザ情報管理部25は、図1に示したユーザ情報更新部4の機能を有し、ポイント算出部24で算出されたポイントを、調査対象情報を送信したユーザに付与するように、ユーザ情報を更新する。
データベース26は、生態系調査装置20で用いる各種データを記憶する。データベース26は、例えば、調査対象生物の画像データや登録情報、地図データ、ユーザ情報などを記憶する。
なお、生態系調査装置20は、ネットワークで接続された複数のコンピュータであってもよい。例えば、WWWサーバ部21をWebサーバ、画像照合部22、マッピング部23、ポイント算出部24及びユーザ情報管理部25をアプリケーションサーバ、データベース26をデータベースサーバ、としてもよい。
図4は、携帯端末装置の一例を示す図である。
ここでは、図3に示した携帯端末装置30−1の一例を示している。他の携帯端末装置30−2〜30−nについても同様である。
携帯端末装置30−1は、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型コンピュータ、通信機能を有する携帯音楽プレーヤまたは携帯型ゲーム機などである。携帯端末装置30−1は、CPU(Central Processing Unit)31、撮像素子32、GPS素子33、計時部34、記憶部35、表示部36、操作部37、通信部38を有している。
CPU31は、携帯端末装置30−1の全体を制御し、例えば、記憶部35に格納されたソフトウェアを実行することにより、撮像処理部31a、位置情報取得部31b、ヘッダ情報処理部31cとして機能する。
撮像処理部31aは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラなどの撮像素子32を用いて撮像処理を行い、被写体の画像データを取得する。
位置情報取得部31bは、GPS素子33を用いて位置情報を取得する。
ヘッダ情報処理部31cは、撮像処理部31aで取得した画像データを生態系調査装置20に送信する際、ヘッダ情報に、例えば、ユーザのIDや、目撃場所(撮影場所)、目撃時刻(撮影時刻)、送信場所、送信時刻などをタグ付けする。
計時部34は、例えば、RTC(Real-Time Clock)などであり、時刻を計測する。
記憶部35は、例えば、CPU31に実行させるOS(Operating System)のプログラムや、Webブラウザなどのアプリケーションプログラム、各種データを格納する。
表示部36は、CPU31の制御のもと処理された各種画像データを表示する。例えば、表示部36は、撮像素子32で撮像された被写体(例えば、調査対象生物)の画像データや、Webブラウザ画面などを表示する。
操作部37は、ユーザによる入力操作により、各種データを入力する。
通信部38は、ネットワーク27を介して、生態系調査装置20と通信を行う。
以下、ある特定外来生物種(植物、動物、鳥、昆虫など)の生息分布を調査する場合を例にして、図3に示したような生態系調査システムの動作を説明する。
例えば、Webコンテンツとして提供される生態系調査への参加希望者は、まず自身が所持する携帯端末装置30−1〜30−nを用いて生態系調査装置20と通信を行い、ユーザ登録を行う。
図5は、ユーザが特定の生物を目撃した際のユーザによる携帯端末装置の操作と、それに伴う携帯端末装置の処理の一例を示すフローチャートである。
例えば、携帯端末装置30−1を所持するユーザは調査フィールドを探索し、調査対象と思われる生物を目撃すると(ステップS10)、携帯端末装置30−1の操作部37を操作してその生物を撮影する(ステップS11)。
このとき、携帯端末装置30−1の撮像処理部31aは、撮像素子32を用いて撮像処理を行う(ステップS12)。これにより、被写体の生物の画像データが取得される。
このとき、位置情報取得部31bは、GPS素子33を用いて、撮影場所(生物の目撃場所)の情報を取得する。また、ヘッダ情報処理部31cは、計時部34から撮影時刻(生物の目撃時刻)を取得し、撮影場所の情報とともに、例えば、生物の画像データのヘッダ情報にタグ付けする(ステップS13)。
なお、このときヘッダ情報処理部31cは、取得した撮影時刻と撮影場所の情報を暗号化してヘッダ情報にタグ付けする。これにより、撮影時刻や撮影場所の改竄が防止される。また、ヘッダ情報処理部31cは、ヘッダ情報そのものを暗号化してもよい。撮影場所を画像データに関連付けることで、ある場所で既に目撃情報のある生物を再び撮像して、別の場所で目撃したとして偽装することを防止できる。
目撃した生物の撮影後、ユーザは、例えば、携帯端末装置30−1の表示部36に表示される撮像画像を確認して、その生物がうまく撮影されたか判断する(ステップS14)。ユーザは所望に撮影されていないと判断した場合、撮り直しをするか撮影を終了するか判断する(ステップS15)。撮り直しをする場合には、ステップS11からの処理が繰り返される。例えば、生物が移動してしまって撮影不可能などの状況となった場合には、ユーザは撮影を終了する。
一方、ユーザは、撮影によって所望の撮像画像が得られたと判断した場合、携帯端末装置30−1の操作部37を操作して、画像データを保存するように携帯端末装置30−1に指示する(ステップS16)。これにより、携帯端末装置30−1の記憶部35は、画像データを保存する(ステップS17)。
その後、ユーザは撮影を終了するか否かを判断する(ステップS18)。目撃した生物に対しての撮影を繰り返す場合には、ユーザはステップS11からの処理を繰り返す。後述する画像照合において認識率を高めるには、目撃した生物の複数箇所の画像データを取得することが望ましい。例えば、植物の場合には、葉、花、果実などをそれぞれ数枚撮影しておくことが望ましい。
ユーザは、撮影を終了すると判断した場合、携帯端末装置30−1の操作部37を操作して、調査結果情報の送信用のソフトウェアを起動するように指示する(ステップS19)。これにより、例えば、携帯端末装置30−1の記憶部35に記憶された、調査結果情報の送信用のソフトウェアがCPU31によって読み出されて起動される(ステップS20)。
ユーザは、携帯端末装置30−1の操作部37を操作して、記憶部35に保存された画像データのうちで、送信すべき生物の画像データを指定する(ステップS21)。
携帯端末装置30−1は、指定された画像データを含む送信データを作成する(ステップS22)。画像データの指定が終わると、ユーザは、携帯端末装置30−1の操作部37を操作して、生態系調査装置20にデータを送信するように、携帯端末装置30−1に指示する(ステップS23)。
指示を受けた携帯端末装置30−1において、位置情報取得部31bは、GPS素子33を用いて、送信場所として現在位置の情報を取得する(ステップS24)。さらに、ヘッダ情報処理部31cは、計時部34から、送信時刻として現在の時刻を取得し、ステップS24の処理で取得された送信場所の情報とともに、画像データのヘッダ情報にタグ付けすることで、送信データを更新する(ステップS25)。このとき、ヘッダ情報処理部31cは、送信場所や送信時刻の情報を暗号化するようにしてもよい。
以上の処理によって、画像データに付加される情報の一例を以下に示す。
図6は、画像データに付加される情報の一例を示す図である。
画像データに付加される情報としては、例えば、ユーザID、撮影場所(生物の目撃場所)、撮影時刻(生物の目撃時刻)、送信場所、送信時刻などがある。
送信データが更新されると、CPU31の制御のもと、通信部38は、更新された送信データを、生物の調査結果情報として、ネットワーク27を介して生態系調査装置20に送信する(ステップS26)。このとき表示部36は、CPU31の制御のもと、送信が成功したか否かを表示するようにしてもよい。
ユーザは、例えば、表示部36を参照して、調査結果情報の送信が成功したか否かを判断して(ステップS27)、成功していれば処理を終了し、送信ができなかった場合には、送信をやり直すか処理を終了するか判断する(ステップS28)。例えば、通信環境が悪いなどで送信ができなく、送信をやり直す場合には、例えば、ユーザは場所を移動して(ステップS29)、ステップS23からの処理を繰り返す。
以上のような処理により、ユーザが目撃した生物の調査結果情報が、生態系調査装置20に送信される。
次に、生態系調査装置20の動作を説明する。
図7は、生態系調査装置の処理の一例を示す図である。
生態系調査装置20のWWWサーバ部21は、携帯端末装置30−1〜30−nから、ネットワーク27を介して、ユーザが目撃した生物の画像データを含む調査結果情報を受信する(ステップS30)。画像照合部22は、WWWサーバ部21が受信した生物の画像データと、データベース26に格納された調査対象生物の画像データとの照合を行い(ステップS31)、生物の画像データが、調査対象生物のものか判定する(ステップS32)。
画像照合部22によって、画像データが調査対象生物のものと判定された場合に、その画像データを含む調査結果情報はデータベース26に登録される(ステップS33)。
続いて、ポイント算出部24は、登録された調査結果情報の価値に応じたポイントを算出する(ステップS34)。そして、ユーザ情報管理部25は、ポイント算出部24で算出されたポイントを、調査対象情報を送信したユーザに付与するように、データベース26に格納されたユーザ情報を更新する(ステップS35)。さらに、画像照合部22は、ユーザに対して、画像データが調査対象生物のものであったことを通知するための照合結果通知情報を作成する(ステップS36)。
一方、画像照合部22が画像データは調査対象生物のものではないと判定した場合、画像照合部22は、ユーザに対して、画像データが調査対象生物のものではなかったことを通知するための照合結果通知情報を作成する(ステップS37)。
そして、WWWサーバ部21は、ステップS36またはステップS37の処理で作成された照合結果通知情報を、ネットワーク27を介して、携帯端末装置30−1〜30−nのうちで調査結果情報を送ってきたものに対して送信する(ステップS38)。
以下、図7のステップS31,S32における、画像データ照合処理の詳細を説明する。
(画像データ照合処理)
図8は、画像データ照合処理の一例の流れを示すフローチャートである。
画像照合部22は、WWWサーバ部21で受信された生物の画像データに対して、照合対象の生物の画像を背景から分離するなどの加工を行う(ステップS40)。
そして、画像照合部22は、加工された生物のパターンを抽出する(ステップS41)。画像照合部22は、例えば、データベース26に格納されている複数の調査対象生物の標準パターン(テンプレート)を読み出す(ステップS42)。
そして、画像照合部22は受信された生物のパターンと一致する標準パターンがあるか判定する(ステップS43)。ここで、一致する標準パターンがあった場合、画像照合部22は、受信された生物は、調査対象生物の1つであることを認定する(ステップS44)。一致する標準パターンがない場合、画像照合部22は、受信された生物は、非調査対象生物であると認定する(ステップS45)。
また、画像データ照合処理において、画像照合部22は、構造識別法を用いてもよい。構造識別法を用いる場合、画像照合部22は、ユーザから送信された生物の画像データのエッジや特徴点を抽出して生物画像の構造をグラフ化し、テンプレートのグラフとの類似度をもとに照合を行う。構造識別法には、グラフの分岐点に注目して特徴の抽出を行う分岐点主導型と、グラフ内の複数の線分の隣接度に注目して特徴の抽出を行う線分主導型とがある。
図9は、調査対象生物の一例を示す図である。図9では、イチビという外来植物の例が示されている。イチビはアオイ科の一年草で、強害草として知られている。イチビは、飼料に混入すると牛乳の風味に影響を与える。また、イチビは表皮が丈夫なことから、作物に混入すると収穫の妨げになる。さらには、アレロパシー作用(他植物の生育阻害作用)などの害が知られている。
図9に示すイチビの葉は、全体の形態は心形であり、葉基部41は深い心形、縁42は不規則な鋸歯状、葉先43は鋭尖頭、という特徴を有している。
画像照合部22は、このような特徴をもとに、ユーザから送られてきた生物の画像が、調査対象生物の1つであるイチビか否かを判定する。
なお、植物に関する画像識別技術として開示されている特許文献2などの技術を用いてもよい。
次に、図7のステップS34における、ポイント算出処理の詳細を説明する。
(ポイント算出処理)
ポイント算出部24は、登録された調査結果情報の価値(有用性)に応じたポイントを算出する。
例えば、あるユーザが、ある限定された区域における特定の調査対象生物を最初に目撃した場合、ポイント算出部24は、そのユーザの携帯端末装置から送られてきた調査結果情報を最も価値があると判定し、最も高いポイントを算出する。
図10は、調査対象生物の登録情報の一例を示す図である。図10では、例えば、特定外来生物である植物Aの登録情報の一例が示されている。
登録情報には、受付番号、受付日時、植物Aの目撃者のユーザID、撮影場所(目撃場所)、植物Aが目撃された最も近い既知地点からの距離、地点種別、獲得ポイント、画像ファイル名などが含まれる。
植物Aが目撃された最も近い既知地点からの距離は、例えば、既に登録済みの撮影場所から求められる。地点種別は、最も近い既知地点からの距離をもとに設定される。マッピング部23は、例えば、既知地点からの距離が1000m以上離れている場合には、新規地点とし、100m以上1000m未満の場合には近接地点、0m〜100m未満の場合は、同一地点とする。
ポイント算出部24は、地点種別に基づいて、ユーザが獲得するポイントを算出する。例えば、ポイント算出部24は、図10に示すように、新規地点の場合は500ポイント、近接地点の場合は50ポイント、同一地点の場合は5ポイントと、ユーザの獲得ポイントを算出する。このように、調査対象生物の今回の目撃場所と既知の目撃場所との距離に応じてポイントを算出する方法は、調査対象生物が群生する植物の場合に、同じ群れの植物に対して、複数回のポイントが獲得されないようにすることができるため、特に有効である。
図11は、ポイント算出の一例を示す図である。図11では、ある区域において、特定の調査対象生物を目撃したユーザによる調査結果情報の登録時刻と、ユーザが獲得するポイントの一例が示されている。縦軸がポイント、横軸が時間である。
例えば、ある期間t1(例えば、3カ月、半年、1年など)内において、初めに調査対象生物を目撃したユーザAが時刻taに調査結果情報を登録した場合、ポイント算出部24は、ユーザAが獲得するポイントを、最大のポイントp1とする。
またポイント算出部24は、同一の期間t1内で、ユーザが獲得するポイントを、例えば、一定の規則に基づき(例えば、反比例グラフの双曲線など)、最大値から時間とともに減少するように設定する。ただし、ポイント算出部24は、ユーザが生態系調査のモチベーションをなくさないように、時間が経過してもいくらかのポイントが付与されるように設定する。図11に示すように、時刻taと同一の期間t1内の時刻tbに、ユーザBが同一種類の調査対象生物を登録した場合は、ポイント算出部24は、ユーザBが獲得するポイントを、ポイントp1よりも少ないポイントp2とする。
期間t1が経過すると、ポイント算出部24は、次の期間t2において、初めに調査対象生物を目撃したユーザCが時刻tcに調査結果情報を登録した場合、ポイント算出部24は、ユーザCが獲得するポイントを、最大のポイントp1に戻す。その後は、期間t2において、ポイント算出部24は、時間とともに減少するようにポイントを設定する。
その次の期間t3についても同様に、初めに調査対象生物を目撃したユーザDが時刻tdに調査結果情報を登録した場合、ポイント算出部24は、ユーザDが獲得するポイントを、最大のポイントp1に戻す。その後は、期間t3において、ポイント算出部24は、時間とともに減少するようにポイントを設定する。
このように、ポイント算出部24が一定期間ごとにポイントを元に戻す(リセットする)ように設定することで、ユーザのモチベーションを持続することができる。これにより、持続的な生態系調査が可能となり、生物分布の経年変化や季節変化などを分析するため有用な情報を収集することができる。
なお、ポイント算出部24は、必ずしも一定期間ごとにポイントを最大値に戻さなくてもよく、最大値よりは低い値に戻すようにしてもよいし、戻るときの値を一定期間経過ごとに減少するようにしてもよい。
また、生態系調査装置20への登録時刻に基づき、獲得ポイントを算出することによって、ユーザ側での撮影時刻(目撃時刻)の改竄による不正なポイント取得を防止することができる。
なお、ポイント算出部24は、撮影時刻が早いユーザに対してより高いポイントを付与するようにしてもよい。これにより、例えば、通信環境が悪い場所(携帯電話の圏外など)で調査対象生物が撮像された場合、撮影時刻と登録時刻にタイムラグが生じる可能性があるが、そのような場合にもユーザに配慮したポイント付与が可能になる。撮影時刻に関する情報が暗号化されている場合には、撮影時刻の改竄の可能性は低いので、上記のような運用が可能である。
また、ポイント算出部24は、登録情報を参照して、目撃された調査対象生物、撮影場所、撮影時間の希少性や重要性などに応じて、獲得できるポイントに差をつけるようにしてもよい。
また、ポイント算出部24は、同一ユーザにより同一場所と判定される場所から、一定期間内(例えば、1日、1週間など)に、同一種の調査対象生物に関する調査結果情報が送られてきた場合には、ポイントの算出を行わないようにしてもよい。これにより、ポイント獲得目当ての不正を防止することができる。
次に、図7のステップS35における、ユーザ情報更新処理の詳細を説明する。
(ユーザ情報更新処理)
ユーザ情報管理部25は、上記のようにポイント算出部24で算出されたポイントをもとに、データベース26に格納されたユーザ情報を更新する。
図12は、ユーザ情報の一例を示す図である。
ユーザ情報には、例えば、ユーザID、ユーザの氏名、住所、電話番号、メールアドレス、今まで獲得したポイントの累計(累計獲得ポイント)、ポイントの獲得履歴、などが含まれる。
ユーザ情報管理部25は、ユーザがあらたにポイントを獲得すると、累計獲得ポイントと、ポイント獲得履歴を更新する。ポイント獲得履歴には、例えば、ポイントを獲得した日付、目撃した調査対象生物の名前、獲得したポイント、第1目撃者か否か、登録情報のデータ番号(図10の受付番号)、などの情報が含まれる。
(照合結果情報作成、送信処理)
画像照合部22は、生物の照合結果に応じて、ユーザ情報を参照して照合結果通知情報を作成する。そして、WWWサーバ部21は、作成された照合結果通知情報を、ネットワーク27を介して、ユーザの携帯端末装置30−1〜30−nの何れかに、例えばメールで送信する。照合結果通知情報は、ユーザの携帯端末装置30−1〜30−nの表示部36に表示される。
図13は、照合結果通知情報の表示画面の一例を示す図である。
表示画面50に示されているように、照合結果通知情報には、例えば、図13に示すように、照合された調査対象生物の名前、獲得ポイント数及び累計獲得ポイントなどが含まれる。
なお、累計獲得ポイントは、ユーザが携帯端末装置30−1〜30−nにてネットワーク27を介して、生態系調査装置20にアクセスして確認できるようにしてもよい。その場合、携帯端末装置30−1〜30−nは、ネットワーク27を介して、生態系調査装置20に対して、ユーザIDを通知する。生態系調査装置20のWWWサーバ部21は、ユーザIDを受信すると、ユーザ情報管理部25にユーザIDを通知する。ユーザ情報管理部25は、ユーザIDをもとにデータベース26から、図12に示したようなユーザ情報を抽出し、累計獲得ポイントの通知情報を作成して携帯端末装置30−1〜30−nに通知する。累積獲得ポイントの通知情報は、通知された携帯端末装置30−1〜30−nの表示部36に表示される。
図14は、累計獲得ポイントの確認画面の一例を示す図である。
累計獲得ポイントの確認画面51には、累計獲得ポイント数と、調査対象生物を目撃した履歴、などが表示される。
(マッピング処理)
図7に示した処理フローでは、マッピング部23によりマッピング処理は示していないが、生態系調査装置20のユーザ(管理者)の指示のもと、所定のタイミングで実行される。
マッピング処理を行う際、例えば、生態系調査装置20の管理者は、マッピング部23に対して、マッピングを行いたい調査対象生物を指定する。マッピング部23は、データベース26に格納されている図10に示したような登録情報と地図データを取得する。そして、マッピング部23は、取得した地図データ上に、指定された調査対象生物の目撃場所を関連付けたマッピング情報を生成し、生態系調査装置20の図示しない表示装置に表示する。
図15は、マッピング情報の一例を示す図である。
マッピング部23は、地図データ60上において、例えば、生態系調査装置20の管理者によって指定された調査対象生物の目撃場所をマーク61で表示装置に表示させる。
なお、マッピング部23は、携帯端末装置30−1〜30−nを所持するユーザの要求に応じて特定の調査対象生物に関するマッピング情報を生成し、そのマッピング情報をユーザに提供するようにしてもよい。
例えば、あるユーザが所持する携帯端末装置30−1にて、特定の調査対象生物に関するマッピング情報を要求する旨が生態系調査装置20に通知されると、マッピング部23は、通知された調査対象生物に対するマッピング情報を生成する。そして、WWWサーバ部21は、生成されたマッピング情報を携帯端末装置30−1に送信する。マッピング情報を受信した携帯端末装置30−1の表示部36は、図15に示したようなマッピング情報を表示する。
これにより、ユーザは、調査対象生物の分布が把握できるようになり、例えば、多くのポイントを獲得するために、まだその生物が目撃されていない場所を選択して捜索を行うことができるようになる。そのため、生態系調査装置20は、広範囲の地域において調査対象生物に関する調査結果情報が収集できる可能性があり、生態系調査にとって有益である。
以上のように、参加型Webシステムとして生態系調査システムを構築し、調査結果情報の価値によりポイントをユーザに付与することでゲーム性が創出され、ユーザのモチベーションが向上し、生態系調査の人手を確保することが可能である。またユーザが獲得するポイントを付加価値のあるポイント(例えば、ネットショッピングで利用可能な各種ポイントなど)とすることで、ユーザのモチベーションを更に高めることができる。
(生態系調査装置のハードウェア例)
図16は、生態系調査装置のハードウェアの一例を示す図である。
図1または図3で示した生態系調査装置1,20は、図16に示すようなコンピュータ100で実現される。コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。CPU101は、バス108に接続された各部と連携して、図3に示したWWWサーバ部21、画像照合部22、マッピング部23、ポイント算出部24、ユーザ情報管理部25などの機能を実現する。
RAM102は、コンピュータ100の主記憶装置として使用される。RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に用いる各種データが格納される。
バス108に接続されている周辺機器としては、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、光学ドライブ装置106、及び通信インタフェース107がある。
HDD103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込み及び読み出しを行う。HDD103は、コンピュータ100の二次記憶装置として使用される。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、及び各種データが格納される。HDD103は、例えば、図3に示した生態系調査装置20のデータベース26の機能を有し、地図データ、調査対象生物の登録情報、ユーザ情報などを格納する。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、例えば、図15に示したようなマッピング情報などの画像を、モニタ104aの画面に表示させる。モニタ104aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース105には、キーボード105aとマウス105bとが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード105aやマウス105bから送られてくる信号をCPU101に送信する。なお、マウス105bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置106は、レーザ光などを利用して、光ディスク106aに記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク106aは、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク106aには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
通信インタフェース107は、図3に示したようにネットワーク27に接続される。通信インタフェース107は、ネットワーク27を介して、携帯端末装置30−1〜30−nとの間でデータの送受信を行う。通信インタフェース107は、例えば、イーサネット(登録商標)トランシーバなどである。
上記のように本実施の形態の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、生態系調査装置1,20が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現することもできる。
以上、実施の形態に基づき、本発明の生態系調査装置、生態系調査方法及びプログラムの一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
1 生態系調査装置
2 通信部
3 ポイント算出部
4 ユーザ情報更新部
5 記憶部
10−1〜10−n ユーザ
11−1〜11−n 携帯端末装置
12 ネットワーク
15 調査対象生物

Claims (7)

  1. ユーザから調査対象生物の調査結果情報を受信する通信部と、
    受信された前記調査結果情報と前記調査対象生物の登録情報とを照合して、受信された前記調査結果情報で示される前記調査対象生物の希少性に応じて、前記調査結果情報の価値を判断して、前記価値及び前記調査対象生物の目撃場所と、前記調査対象生物に対する既知の前記目撃場所との距離に応じたポイントを算出するポイント算出部と、
    算出された前記ポイントを前記ユーザに付与するようにユーザ情報を更新するユーザ情報更新部と、
    を有することを特徴とする生態系調査装置。
  2. 前記ポイント算出部は、先に受信された前記調査結果情報と同一の前記調査対象生物に関する前記調査結果情報の受信時に、先の前記調査結果情報の受信時よりも低い前記ポイントを算出することを特徴とする請求項1に記載の生態系調査装置。
  3. 前記ポイント算出部は、前記調査結果情報の受信時に算出される前記ポイントを、時間とともに最大値から減少し、一定期間経つごとに前記ポイントを前記最大値に戻すことを特徴とする請求項1または2に記載の生態系調査装置。
  4. 前記ポイント算出部は、前記調査結果情報で示される前記調査対象生物を撮影した時刻が早いほど、高い前記ポイントを算出することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の生態系調査装置。
  5. 前記ポイント算出部は、前記ユーザから一定期間内に、同一の撮影場所及び同一の前記調査対象生物を示す前記調査結果情報を受信した場合には、前記ポイントの算出を行わないように制御することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の生態系調査装置。
  6. コンピュータが、
    ユーザから調査対象生物の調査結果情報を受信し、
    受信された前記調査結果情報と記憶部に記憶された前記調査対象生物の登録情報とを照合して、受信された前記調査結果情報で示される前記調査対象生物の希少性に応じて、前記調査結果情報の価値を判断して、前記価値及び前記調査対象生物の目撃場所と、前記調査対象生物に対する既知の前記目撃場所との距離に応じたポイントを算出し、
    算出された前記ポイントを前記ユーザに付与するようにユーザ情報を更新することを特徴とする生態系調査方法。
  7. コンピュータに、
    ユーザから調査対象生物の調査結果情報を受信し、
    受信された前記調査結果情報と記憶部に記憶された前記調査対象生物の登録情報とを照合して、受信された前記調査結果情報で示される前記調査対象生物の希少性に応じて、前記調査結果情報の価値を判断して、前記価値及び前記調査対象生物の目撃場所と、前記調査対象生物に対する既知の前記目撃場所との距離に応じたポイントを算出し、
    算出された前記ポイントを前記ユーザに付与するようにユーザ情報を更新する処理を実行させるプログラム。
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